JP2002063616A - 勤怠管理システム - Google Patents

勤怠管理システム

Info

Publication number
JP2002063616A
JP2002063616A JP2000251903A JP2000251903A JP2002063616A JP 2002063616 A JP2002063616 A JP 2002063616A JP 2000251903 A JP2000251903 A JP 2000251903A JP 2000251903 A JP2000251903 A JP 2000251903A JP 2002063616 A JP2002063616 A JP 2002063616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attendance
employee
status
leave
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000251903A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Kitagawa
勝彦 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000251903A priority Critical patent/JP2002063616A/ja
Publication of JP2002063616A publication Critical patent/JP2002063616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従業員の正確な休暇取得状況と勤怠状況を常
に把握できて、過去を含めそのデータを、従業員や企業
サイドが利用し易い勤怠管理システムを提供する。 【解決手段】 従業員が使用するユーザー端末と、その
上司が使用する上司端末と、全社端末と、それら各端末
から入力されたデータを格納するサーバーとがネットワ
ーク接続されている。サーバーは、勤怠管理システムを
動作させるためのアプリケーションソフト(中に照合手
段を有する)で動作する。部下から申請された休暇届や
勤怠状況は、所定の暗証番号を持つ上司のみが閲覧・承
認可能である。また、部下が定期的に勤怠状況を申請す
る際、承認を得た休暇取得日とその内容が食い違った場
合は、不一致の警告が出るため、部下はその内容を修正
した後、再度申請をすることができる。そのために、勤
怠状況や休暇取得状況を常に正確なデータとして残すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業等における従
業員の勤怠管理を行なうシステムである。中でもコンピ
ュータを用いて、従業員が休暇の取得申請や勤怠状況の
報告を行ない、それらを上司が承認するもので、それら
は整合がとれていて、またそれらのデータを第三者機関
が利用できる勤怠管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの従業員を擁する企業において、企
業は従業員の勤務状態(出勤・欠勤・遅刻・所定時間外
労働時間など)を把握し、従業員の給与を算定したり人
事考課をする際、一部それを利用している。一方、従業
員には行使できる様々な休暇が通常与えられている。休
暇に関しては、事前に本人から上司に申請があり、これ
を上司が承認する。また、勤務状況に関しては、通常事
後に遅滞なく本人から上司に報告がなされる。なお、こ
の報告は、場合によってはタイムカードであったり、本
人が所属する部門内の出勤簿に記入する方法がよく採ら
れる。
【0003】これら休暇や勤務状況は、部門内で確認さ
れた後、定期的(例えば毎月末)に企業の総務部に送ら
れ、上に述べたような、従業員の給与算定などに利用さ
れている。それと同時に、労働組合を有する企業であれ
ば、各部門の管理者が部門内の従業員に対して労使協定
外の労働を強いる場合、その管理者と企業サイド(総務
部)が労働組合に対し、その承認を依頼する労使折衝が
通常行なわれる。その場においては、前に述べた従業員
の休暇取得状況や勤務状況が大いに参考にされる。
【0004】これまでは、休暇や出勤簿の管理運用は概
ね以下のような方法がとられていた。休暇については、
各従業員が休暇票を持っていて、それに取得予定日を記
入して、事前にそれを上司に提出し承認を仰いだ。そし
て、その休暇票は各部門で保管管理されていた。出勤簿
に関しては、各従業員が翌日等事後に記帳し、それを部
門毎にとりまとめて、作業時間集計用のコンピュータに
インプットするとともに、毎月総務部に提出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような従来
の勤怠管理システムには、以下の課題があった。まず、
休暇票で申請承認された休暇の日数・月日が、出勤簿に
記帳されたものと、たまに食い違う場合があることであ
った。休暇は事前に申請する訳であるが、実行日のかな
り前に計画的に申請されるものもあれば、実行日直前に
申請されるものもあって、その申請日は様々であった。
中でも前者の場合、実行日直前になって仕事の込み具合
などで予定が変わり、実際には休暇が取得されないこと
があっても、休暇票の記載内容の修正を間々忘れること
があった。その場合、後日、休暇票の記載内容と出勤簿
の記載内容とが食い違ったまま放置されることとなっ
た。
【0006】また、休暇には本来従業員本人のプライバ
シーに関わる一面があり、それは、みだりに上司以外の
者に知らせる類のものではなかった。そのため、休暇票
と出勤簿の内容が一層遊離してしまう場合があった。
【0007】一方、昨今労働時間の短縮が叫ばれる中
で、従業員に対しては年間の有給休暇を消化するよう奨
励されている。それを最も後押しするのが、第三者機関
の労働組合である。従って、休暇票を基に、期の途中
で、従業員は休暇の取得計画を何度か立てる。ところ
が、この休暇票に記載された休暇実績が実態と異なって
いると、いささか問題が生じる。年間の休暇を消化取得
したつもりであっても、実際はそれに至らず、消化でき
ない結果となる場合があるからである。
【0008】総務部が窓口となって、労働組合に対し
て、従業員の休暇取得状況を報告するものであるが、上
述したように、常に正確な従業員の休暇取得状況を報告
していたとは言い難い状態であった。部門によっては、
仕事量が急に増えた場合、往々にして、該当する部下の
所定時間外労働を申請することがある。このとき、その
部門は、総務部とともに労働組合にもその旨を申請する
必要がある。ここで、該当する部下の休暇取得状況と勤
務状況とを報告し、申請・承認を受けることになる。と
ころが、このデータが正確でない場合、その場で承認さ
れ難くなって、増えた仕事を処理することができなくな
る。
【0009】次の課題は、上司が部下の休暇取得状況を
知り、それを利用して自部門の仕事をいかにうまく振り
分けていくか、ということに関するものである。職場が
生産工場の場合、所定の生産を継続するためには、各生
産工程に所定の人員を配置しなければならない。そこ
で、作業者が休暇を取得して或る生産工程に欠員ができ
たときには、上司はそこに補充要員を当てなければなら
ない。このために、事前の休暇取得申請を役立ている訳
だが、まとまった数の作業者が集中的に休暇を取得する
ような時には、これが一層重要になる。例えば、長期連
休の前後がこれに当たり、このときは通常より早い時期
から、上司はその数に見合った補充要員を手当てする必
要がある。
【0010】即ち、上司は、常に部下の休暇取得状況を
把握しておく必要があるとともに、未来の或る時期に部
下がとるであろう休暇の取得予測を得たい状況にある。
これまでは、各作業者の休暇票を基に、部門員の休暇取
得表を作り、それを利用していた。勿論、紙の帳票類を
整理・作成するために、それは手間のかかる作業であっ
たことは言うまでもない。それと同時に、先に述べたよ
うに、休暇票の記載内容にはたまに間違いもあったた
め、それは全面的に信用できるとは言いがたいものであ
った。また、過去の或る時期での部下の年休取得状況を
過去の年休表から拾い出して、未来の或る時期の状況を
予測する作業は、多くの手間がかかり、大変困難なもの
であった。
【0011】そこで、従業員のプライバシーを守りつ
つ、従業員は上司に対して休暇取得の申請をし、上司の
みがそれを承認できる勤怠管理システムが必要となっ
た。また、その勤怠管理システムにおいては、事前に行
なった休暇取得申請の内容と、事後に行なう勤務状況の
報告内容とが食い違わないことが要求された。そして、
上司は、部下の過去の正確な休暇取得状況をいつでも閲
覧することができ、それが未来の或る時期の生産計画に
役立つものであることを望んだ。更に、総務部において
は、従業員の正確な休暇取得状況と勤務状況を常に把握
しつつ、労働組合に対しては、その中から労働組合が所
望するデータのみを提出できる勤怠管理システムの開発
が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した問題点を解決するために提案された勤怠管理システ
ムである。まずこれは、コンピュータネットワークを利
用して、従業員の勤怠管理を行なうシステムである。そ
こでは、従業員が利用するユーザー端末と、その従業員
の上司が利用する上司端末と、総務部において全社の従
業員の勤怠状況を管理する全社端末と、それら各端末と
の間でデータの授受を行ない、各端末からのデータを蓄
積するサーバーとがネットワーク接続されている。従業
員はユーザー端末を使って従業員個人の勤怠状況を入力
・申請し、その情報は、認証権限のある上司のみが、上
司自身の暗証番号を入力して上司端末を用いて閲覧・承
認ができる。そして、その承認された従業員の勤怠状況
データがサーバーに格納されるという特徴を持ってい
る。
【0013】ここで、ユーザー端末には、休暇届け入力
手段と勤怠状況入力手段とがあって、それらを使って入
力された従業員の休暇届けと勤怠状況とは、一旦サーバ
ーに格納される。かつ、サーバーは、従業員の休暇届け
データと勤怠状況データとを照合する照合手段を有して
いる。そして、従業員が自身の勤怠状況を定期的に上司
に申請する際、その照合手段は従業員の休暇届けデータ
と勤怠状況データとを照合し、休暇届けデータと勤怠状
況データとが一致しない場合、不一致の警告を発する。
【0014】更に、上司端末では、指定した部下の或る
期間における休暇取得状況ならびに勤怠状況を閲覧可能
である。また、全社端末では、労働組合などの第三者機
関が所望する、全従業員を対象とした、休暇取得状況な
らびに勤怠状況が閲覧可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いながら、本発
明に係る勤怠管理システムについて詳説する。まず、本
発明の構成を説明する。図1は、ネットワーク全体の構
成を示すイメージ図である。ここでは、従業員が使用す
るユーザー端末(コンピュータ)が2つと、その上司が
使用する上司端末と、総務部の全社端末と、それら各端
末から入力されたデータを格納するサーバーとがネット
ワーク接続されている。また、当然このサーバーの中に
は、勤怠管理システムを動作させるためのアプリケーシ
ョンソフトがインストールされており、同時にそのソフ
トは後で述べる照合手段を併せ持っている。
【0016】引き続いて、本発明に使用されるユーザー
端末や上司端末の表示画面を示しながら、作業の手順を
説明する。図2は、各メニュー画面の関係を説明したも
のである。まずアプリケーションを立ち上げると、「メ
インメニュー」画面が表示される。その中の「伝票メニ
ュー」ボタンをマウスでクリックする(以下、単に「ク
リックする」という)。すると、「伝票メニュー」画面
が開く。そこで、その中の「勤怠関係」ボタンをクリッ
クして、「勤怠管理メニュー」画面を開ける。社員はそ
れぞれの端末から、自分の暗証番号(この場合は、社員
No.やパスワード)を入力して、このメニュー画面以
降を操作することができる。なお、後で述べるが、社員
によって、操作・閲覧可能な画面は制限されている。ま
た、この中の関係するボタンをクリックすることによ
り、所定の入力画面もしくは閲覧画面を開くことができ
る。ところで、図2の各メニュー画面には、勤怠管理以
外の機能ボタンも数多くレイアウトされている。例え
ば、「伝票メニュー」画面における、「出張関係」「諸
立替」ボタンがこれにあたる。これらのボタンについて
は、最後に少し言及しているが、この全体のシステム
は、単に勤怠管理に止まらず他の管理も担う包括的なも
のとなっている。ただ、これからは主に本発明に関係す
る勤怠管理システムに絞って説明を進める。
【0017】「勤怠管理メニュー」画面の中の、個人
入力用出勤簿登録ボタンと年休届ボタンとは、個人の
勤怠状況と年休申請の画面を開くためのボタンである。
年休届ボタンをクリックすると、図3に示す年休申請
画面が現れ、ここで年休届を行なう。この年休申請画面
は、上段部が社員名表示窓や各種ボタン類が配置される
機能ボタン部で、最下段行が入力フィールドで、中段部
は入力された年休申請日の表示部となっている。なお、
表示部の上部には、これまでの年休取得状況が表示され
ていて、年休取得申請の際これを参考にすることができ
る。いまこの画面では、8月21日と8月24日の両日
に、それぞれ年休と半休を申請しようと入力がなされた
ところである。なお、届出日は8月7日である。このよ
うに、事前に休暇届を作成し、遅滞なくその内容を上司
に申請する。これには、機能ボタン部の中の「申請」ボ
タンをクリックする。
【0018】また、休暇届とは別に、本人の過去の休暇
取得状況を見ることができる。それには、図3の年休申
請画面の機能ボタン部にある「休暇票」ボタンをクリッ
クする。すると、図4に示す休暇票一覧画面が現れる。
この下半分に、これまでに取得申請した休暇の一覧が表
示される。その内、左の表には年休が、また右の表には
半休の取得状況がそれぞれ表示される。このように、単
に過去の取得日数だけではなく、取得日を一覧表示する
ことができる。参考に述べると、この一覧表示の内容
は、従来手作業で作成していた休暇票の中身に相当す
る。
【0019】一方、勤怠状況入力に関しては、図2に戻
るが、個人入力用出勤簿登録ボタンをクリックする
と、図5に示す個人入力用出勤簿登録画面が現れる。こ
こでは、上段部に該当年月表示窓、社員名表示窓や各種
ボタン類が配置される機能ボタン部、中段には1行を日
付として各日付の勤怠状況を表示(画面の大きさの関係
で、半月分を一度に表示)する勤怠状況表示部があり、
下段部には勤怠状況を就業様態単位(例えば、勤務・就
業・早出など)で入力するための入力フィールドが配置
されている。なおこれは、社員No.が「47405
5」で氏名が「北川勝彦」である社員の、99年8月の
勤怠状況入力画面であり、1日〜6日までの入力状況が
表示されている。また、この入力作業は、事後に行なう
ものであって、入力日は通常3月7日以降となる。入力
該当日の行をクリックした後、入力フィールドを利用し
て該当日の各就業様態を入力することができる。
【0020】事後の勤怠状況を入力の後、機能ボタン部
の中の「確定」ボタンをクリックすると、これまでの情
報が確定されて、その内容は一旦サーバー内に格納され
る。このように、日々勤怠状況を入力していき、翌月月
初に前月の内容を上司に申請する。これには、機能ボタ
ン部の中の「申請」ボタンをクリックする。そのとき、
サーバーが有する照合手段は、入力された勤怠状況の中
の休暇取得日と、休暇届を申請し承認された休暇取得日
とを照合する。そこで、両者が不一致の場合、画面に不
一致の警告を表示する(図示省略)。このことで、従業
員は本人の休暇取得状況と勤怠状況とを再度確認して、
誤りを修正した後に、再度「申請」ボタンをクリックす
る。
【0021】後で詳しく述べるが、休暇届を事前に申請
しそれが承認されると、その結果は勤怠状況入力画面
に、例えば「年休」というように反映表示される。その
ため、予定どおりその申請日に休暇を取得した場合は、
事後に勤怠状況を入力する際、その内容を変更すること
はない。しかしながら、休暇取得予定日の直前になって
出勤する必要が生じ、急遽出勤をしなければならない場
合がある。この場合、事後には残業時間などを含め、出
勤した旨の内容を勤怠入力することになる。この時点
で、既に申請・承認された休暇取得日と、勤怠状況の内
容とが食い違うこととなる。また、急病などのため、事
前に休暇届ができずにいて、体調が回復して出勤した後
に勤怠状況入力や休暇届を行なう場合がある。これらを
同時に行なえば、両者の日付が食い違うことはまずない
が、間隔をおいてそれら2つの作業を行なうと、両者の
内容に食い違いが生じることが間々ある。
【0022】日常、休暇届ならびに勤怠状況入力を行な
う過程においては、このようなイレギュラーな入力が往
々にして起こり得る。ところが、この勤怠管理システム
であれば、勤怠状況を申請したときに、その内容と承認
された休暇取得日とを照合するので、両者が不一致のま
ま上司に勤怠状況を申請されることはない。
【0023】これまでは、部下が休暇届や勤怠状況を申
請する手順を説明したが、これからは、それらの内容を
上司が閲覧・承認する手順を説明する。図2に戻るが、
まず休暇届の閲覧・承認に関して、このメニュー画面を
用いて説明する。部下が上司に対して、ユーザー端末か
ら、休暇届の承認申請を行なうと、上司端末の「メイン
メニュー」画面の「伝票着信」ボタン内に、着信連絡が
表示される。図2では、1通の着信連絡が表示されてい
る。この「伝票着信」ボタンをクリックすると、部下が
申請中の年休届の画面が表示される。ここで、年休届に
関しては、事前に部下が申請するわけだが、その時期は
一般に不定期的である。
【0024】年休届の承認について説明をするが、「伝
票着信」ボタンをクリックすると、図示を省略するが、
前に図3で示したのと同等の年休申請画面が現れる。前
例に沿えば、社員No.が「474055」で氏名が
「北川勝彦」である部下が、8月21日と8月24日の
両日に、それぞれ年休と半休を申請している。ここで、
図3の年休申請画面は、部下が入力する場合、画面上部
の機能ボタン部の「承認」それに「差し戻し」ボタンが
白抜き表示(アクティブではない状態)となっていた
が、上司端末では、それらボタンが黒抜き表示(アクテ
ィブな状態)となっている。従って、申請内容に問題が
なければ、上司は「承認」ボタンをクリックして、内容
を承認することができる。すると、その内容は、申請し
た部下の勤怠状況入力画面に反映されて、「就業」欄の
該当日が年休あるいは半休と表示される(図5参照)。
一方、申請内容に問題があった場合は、上司は「差し戻
し」ボタンをクリックして、該当の部下に差し戻すこと
ができる。このときメッセージを添えて差し戻すことが
できる(図示省略)。すると、部下のユーザー端末のメ
インメニュー画面には、「伝票着信」ボタン内に着信連
絡が1通入る。従って、上司が行なったと同じようにし
て、部下も自身の年休申請画面を開いて、上司のメッセ
ージを参考にしながら申請内容を修正することができ
る。
【0025】続いて勤怠状況入力の承認について説明を
する。これには、上司は、上司端末の勤怠管理メニュー
画面(図2参照)内の、出勤簿承認ボタンをクリック
する。すると、部下全員の勤怠状況を表示する出勤簿一
括承認画面が現れる。図6にこれを示す。上段部が該当
年月表示窓、上司社員名表示窓や各種ボタン類が配置さ
れる機能ボタン部で、中段部は、1行を一人の部下とし
て該当月(この場合、2000年8月)の勤怠状況を表
示する、部下全員の勤怠状況表示部で、下段部は累計表
示部となっている。なお上司は、社員No.「3019
02」で氏名が「中村進」である。
【0026】いま画面には、部下4名の勤怠状況を表示
している。ここで、「メッセージ」欄は、全員申請未と
表示されている。これは、部下全員が前月の勤怠状況を
申請する前であることを意味する。画面を開いた日付は
8月9日であり、この時点では月末に達していないた
め、当然部下から8月分の勤怠状況の申請はなされてい
ない状態である。月初の或る決められた時期になって
も、前月の勤怠状況を未だ確定入力・申請していない部
下がいた場合には、上司はその部下に対して、その確定
入力・申請を促すこととなる。しかしその一方、部下の
勤怠状況を、申請前でもこのように閲覧することができ
るため、上司は部下の勤怠状況を定期的に監視しなが
ら、例えば月末近くになって、或る部下の残業時間がか
なり増えそうな状況にあれば、他の部下をその仕事の応
援にまわして、該当する部下の残業時間を調整すること
ができる。なお、この表示には、申請未の他に申請済あ
るいは差戻中がある。申請済は、部下が確定入力・申請
済みの状態であって、チェック後問題がなければ、上司
はその内容を承認することになる。一方、内容に不備が
あれば、その部下に対して差戻し処理を行ない、その結
果、この欄に差戻中と表示がなされる。
【0027】また、出勤簿一括承認画面の中の各部下に
対しては、個別にその内容を詳しく見ることができる。
該当する部下の行をダブルクリックすることで、それが
可能となる。その内容を示すものが、図7である。これ
は、氏名が北川勝彦である部下の出勤簿個別承認画面で
あり、前に図5で説明した個人入力用出勤簿登録画面と
よく似ている。主な相違点は、上段の機能ボタン部に
「承認」「差し戻し」ボタンが配置されている点であ
る。図7では、両ボタンは白抜きで、アクティブな状態
ではないが、これは部下から上司に申請がなされる前で
あるためであり、申請後であればアクティブな状態とな
る。このように、上司は、部下個別の詳細な勤怠状況を
確認した上で、その画面内で個別に「承認」「差し戻
し」ボタンをクリックして、承認あるいは差し戻しをす
ることができる。
【0028】一方、図6の出勤簿一括承認画面に戻る
が、部下全員に対して勤怠状況を承認するする場合は、
この画面上段の機能ボタン部にある「一括承認」ボタン
をクリックすればよい。これにより、申請済の部下全員
に対して、彼らの勤怠状況を一括承認することができ
る。これは、一括承認画面の内容だけで判断してもよい
し、また前述したように、出勤簿個別承認画面を開いて
個別の部下に関して詳細を確認した後でもよい。このよ
うに、休暇届や勤怠状況が部下から上司に申請され、そ
れを上司が承認あるいは差し戻しする訳である。
【0029】以上が、本発明の請求項1、2に関する説
明である。その作用効果をまとめると、以下の通りとな
る。 ・部下から申請された休暇は、上司に承認された後、今
後部下が入力していく勤怠状況入力画面内に反映され
る。 ・部下が勤怠状況を申請する際、その内容と上述した休
暇取得日とが食い違った場合は、不一致の警告が出る。
そこで、部下はその不一致を修正した後、再度申請をす
ることができる。そのために、勤怠状況や休暇取得状況
を常に正確なデータとして残すことができる。 ・部下が申請した休暇の内容あるいは勤務状況は、該当
する上司しかその内容を閲覧することができない。従っ
てその内容が他に漏れることはなく、従業員のプライバ
シーを守ることができる。 ・メインメニュー画面では、確認申請の通知が入ると直
ちに着信連絡を発してくれる。そのため、上司・部下を
問わず従業員は直ちにその内容を確認することができ、
サーバー内には常に最新の状態の勤怠状況を格納してお
くことができる。
【0030】次に、本発明の請求項3に関する説明を行
なう。これは、上司は、上司端末を用いて、指定した部
下の或る期間における休暇取得状況ならびに勤怠状況を
閲覧可能なことを特徴としている。これには、図2の
「勤怠管理メニュー画面」内の出勤状況一覧ボタンを
クリックする。すると、図8に示す出勤状況一覧画面が
表示される。ここでは、班コードが「50」の班員全員
(西本充利以下合計4名)の、2000年8月における
出勤状況を表示している。画面の大きさの制約から、日
付が1日〜11日までの状況を1画面内に一覧表示して
いるが、これは画面下部の水平スクロールバーを操作す
ることにより、1月分を表示させることができる。表の
中で「01」「10」などの数値は、就業様態毎に割り
付けられた就業コードである。それらは、以前に部下が
入力申請し、上司が承認した内容であり、詳しく知ろう
と思えば、画面上段の「就業コード一覧」ボタンをクリ
ックすると、画面に就業コード一覧ウィンドウが現れる
ので、そこでその内訳を知ることができる。
【0031】この出勤状況一覧画面には、各日付毎に出
勤率を表示しているし、他の表計算・グラフ作成ソフト
を用いて表中のデータを加工すれば、部下別の出勤率推
移、あるいは日付別の部門の出勤率推移をグラフ化する
こともできる。この作業は、就業コードが数値に割り付
けられているため、さほど困難なものではない。また、
画面上段の「Excel出力」ボタンをクリックすれ
ば、所定の表計算ソフトが立ち上がり、これを利用する
ことも可能である。このように、過去の或る期間におけ
る部門の出勤状況を、上司は容易に把握することができ
る。そこで、長期連休前後を期間限定して同様の状況を
知ることにより、それを近未来における部下に対する仕
事の振り分けや生産計画に役立てることができる。
【0032】次は、本発明の請求項4に関する説明であ
る。本発明の勤怠管理システムにおいては、これまで述
べたように、上司が閲覧・承認した従業員の正確な休暇
取得あるいは勤怠状況がサーバーに格納されることとな
る。それらのデータを閲覧しながら、企業の総務部は、
全社端末を用いて、従業員の給与算定や人事考課を行な
うことができる。勿論この場合、その閲覧は所定の暗証
番号を持った人事考課担当員に限られる。また、課題の
最後で述べたように、総務部は、労働組合と折衝該当部
門との間に入って、労使折衝を進める立場にある。本発
明では、先のデータの中から労働組合が所望するデータ
を抽出し、それを労使折衝の資料とすることができる
(詳細省略)。そのため、総務部はその資料をプリント
アウトして労働組合に配布すればよい。当然この資料の
内容は正確なもので、かつ労働組合が所望する内容のみ
が記載されているため、指標としての価値は高い。
【0033】最後に何点か補足をする。これまでは勤怠
管理システムについて説明をしたが、伝票メニューの中
には、「勤怠関係」ボタンだけではなく、「出張関係」
ボタンや「諸立替」ボタンがある(図2参照)。これら
は、従業員が出張や立替支払いをしたときの出張費清算
あるいは立替金清算システムである。これらも、部下が
上司に内容を報告しその清算を申請するものであり、申
請がなされると、メインメニュー画面の伝票着信ボタン
内に着信連絡が入るようになっている。その後、上司は
所定の画面を開いて申請内容を確認して、それを承認す
る。その結果がサーバーに格納されるとともに、総務部
がそれを確認することができ、その内容に問題がなけれ
ば、申請した該当従業員の預金口座に所定の金銭が払い
込まれるものである。従って、図1に示すネットワーク
上で、部下が申請・上司が承認・その結果を総務部が利
用という仕事が行なわれている。つまり、勤怠管理とい
うカテゴリーに捕われることなく、本発明の管理システ
ムは、同様の概念に基づいて、他にも広範囲に利用する
ことができる訳である。
【0034】また、これまで休暇届に関しては、説明内
容が煩雑にならないように、年休届(年休・半休)を代
用した。しかし実際には、この他に欠勤や種々の休暇届
がなされる訳であり、それらについても届け出が可能で
ある。つまり、図8の就業コードに沿った各届けをする
ことができる。届けの際は、図2に戻るが、図2中「勤
怠管理メニュー」画面内の欠勤・休暇届ボタンをクリ
ックすれば、欠勤・休暇届入力画面が現れるので、そこ
で所定の入力をすればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の勤怠管理
システムであれば、休暇届や勤怠状況入力の内容を、部
下と上司が常にキャッチボールをしながら、申請・承認
をするため、常に新鮮で正確な情報がサーバーに格納さ
れる。それとともに、承認された休暇届の内容は、部下
が今後入力する勤怠状況入力時に反映され、入力ミスが
起きないようにしている。
【0036】企業は、このように常に新鮮で正確な、従
業員の休暇取得状況や勤怠状況データを第三者機関であ
る労働組合との労使折衝の場を含め、あらゆる場で有効
に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の勤怠管理システムの全体構成を示す
イメージ図
【図2】 本発明でネットワークされた端末において表
示される、各メニュー画面を示す図
【図3】 同じく、年休申請画面を示す図
【図4】 同じく、休暇票一覧画面を示す図
【図5】 同じく、個人入力用出勤簿登録画面を示す図
【図6】 同じく、出勤簿一括承認画面を示す図
【図7】 同じく、出勤簿個別承認画面を示す図
【図8】 同じく、出勤状況一覧画面を示す図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータネットワークを利用して、企
    業等の従業員の勤怠管理を行なうシステムであって、 従業員が利用するユーザー端末と、その従業員の上司が
    利用する上司端末と、全社の従業員の勤怠状況を管理す
    る全社端末と、それら各端末との間でデータの授受を行
    ない、各端末からのデータを蓄積するサーバーとがネッ
    トワーク接続されており、 従業員が前記ユーザー端末で入力・申請した従業員個人
    の勤怠状況は、承認権限のある前記従業員の上司のみ
    が、上司自身の上司端末に暗証番号を入力することによ
    って閲覧・承認でき、 その承認された前記従業員の勤怠状況データが前記サー
    バーに格納されることを特徴とする勤怠管理システム。
  2. 【請求項2】前記ユーザー端末には、休暇届け入力手段
    と勤怠状況入力手段とを有し、 従業員が入力した休暇届けと勤怠状況とは、一旦前記サ
    ーバーに格納され、 前記サーバーは、従業員の休暇届けデータと勤怠状況デ
    ータとを照合する照合手段を有し、 従業員が自身の勤怠状況を定期的に上司に申請する際、
    前記照合手段は従業員の休暇届けデータと勤怠状況デー
    タとを照合し、休暇届けデータと勤怠状況データとが一
    致しない場合、不一致の警告を発することを特徴とする
    請求項1記載の勤怠管理システム。
  3. 【請求項3】前記上司端末では、指定した部下の或る期
    間における休暇取得状況ならびに勤怠状況を閲覧可能な
    ことを特徴とする請求項2記載の勤怠管理システム。
  4. 【請求項4】前記全社端末では、第三者機関が所望す
    る、全従業員を対象とした、休暇取得状況ならびに勤怠
    状況を閲覧可能なことを特徴とする請求項2記載の勤怠
    管理システム。
JP2000251903A 2000-08-23 2000-08-23 勤怠管理システム Pending JP2002063616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251903A JP2002063616A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 勤怠管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251903A JP2002063616A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 勤怠管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002063616A true JP2002063616A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18741240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251903A Pending JP2002063616A (ja) 2000-08-23 2000-08-23 勤怠管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002063616A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296526A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Ntt Docomo Inc 勤務時間管理方法、勤務時間管理システム、管理サーバ、プログラムおよび記録媒体
JP2004021361A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Fujitsu Ltd 就業情報申請の受付方法および媒体およびプログラム
JP2008234412A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 明細管理システム及び明細管理プログラム
JP2010140430A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Ricoh Co Ltd 勤怠管理システム、勤怠管理方法及び勤怠管理プログラム
JP2017120499A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 アマノ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2020042685A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 株式会社産業予防医業機構 感染症検査結果情報共有システム、感染症検査結果情報共有方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296526A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Ntt Docomo Inc 勤務時間管理方法、勤務時間管理システム、管理サーバ、プログラムおよび記録媒体
JP2004021361A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Fujitsu Ltd 就業情報申請の受付方法および媒体およびプログラム
JP2008234412A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 明細管理システム及び明細管理プログラム
JP2010140430A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Ricoh Co Ltd 勤怠管理システム、勤怠管理方法及び勤怠管理プログラム
JP2017120499A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 アマノ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2020042685A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 株式会社産業予防医業機構 感染症検査結果情報共有システム、感染症検査結果情報共有方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7640165B2 (en) Web based methods and systems for managing compliance assurance information
CA2332938C (en) Cross application time sheet
US8700505B2 (en) System and method for improved time reporting and billing
US11321645B2 (en) System and interfaces for managing temporary workers
US8712819B2 (en) System and method for internet based procurement of goods and services
US20070192157A1 (en) Interactive system for managing, tracking and reporting work and staff performance in a business environment
US20020077998A1 (en) Web based system and method for managing sales deals
US8068599B2 (en) Call center application data and interoperation architecture for a telecommunication service center
KR101635573B1 (ko) 인사 급여 통합 관리 시스템
US20060206490A1 (en) Computerized legal case management system incorporating reconciliation feature
US20090125368A1 (en) System and Method for Scheduling Work Orders
US20040024629A1 (en) Methods and apparatus for project management
JP5135556B2 (ja) 人材紹介管理システム
US20200118062A1 (en) Auditable Networked Enterprise Oversight System
WO2016100469A1 (en) User interactive on-site job management system and uses thereof
JP2002063616A (ja) 勤怠管理システム
EP0472786B1 (en) Computer system and method for work management
JP2002230241A (ja) 人事管理システム、人事管理方法、及び記録媒体
JP2002352044A (ja) 総務・人事・労務データ管理サーバーシステム
US20180301218A1 (en) Smart healthcare staffing system for hospitals
JP2001243338A (ja) 人事考課システム、人事考課方法、及び記録媒体
CN113889245A (zh) 一种针对临床试验项目和crc的管理方法及系统
JP2001195447A (ja) 統合基幹業務システムにおける通信管理装置
JP2016085750A (ja) 給与計算方法及び給与計算プログラム
WO2004003804A1 (ja) 監査業務管理システム