JP2001243261A - 3次元形状処理方法およびその形状処理方法を実施するためのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

3次元形状処理方法およびその形状処理方法を実施するためのプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001243261A JP2000050105A JP2000050105A JP2001243261A JP 2001243261 A JP2001243261 A JP 2001243261A JP 2000050105 A JP2000050105 A JP 2000050105A JP 2000050105 A JP2000050105 A JP 2000050105A JP 2001243261 A JP2001243261 A JP 2001243261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉じたトリム回転面の形状データにおいて連
続した一つの外部境界曲線として扱われていながら、実
際には不連続な複数の外部境界曲線であっても処理でき
る3次元形状処理方法を提供する。 【解決手段】 一つの外部境界曲線として与えられてい
るその外部境界曲線が連続か否かを調べ(S2)、連続
でないならば、境界曲線の形状データを不連続箇所で分
割し、それぞれを独立した境界曲線とし(S3)、その
境界曲線が離れているか否か判定し(S4)、離れてい
るならば、離れている箇所で隣接している両側の境界曲
線の幾何情報が共通か否かを確認し、共通であればその
幾何情報を用いて接続し(S5)、閉じた境界曲線の集
合の形状データが得られると、回転面を周方向に2分割
して境界曲線を表現し(S6)、外部境界曲線が連続で
ある場合には連続した外部境界曲線を用い、回転面分割
処理を実行する(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、専用の3次元形状
処理装置やパーソナルコンピュータなど情報処理装置な
どで実施される、トリムされている閉じた回転面の曲面
処理方法に係わり、特に、他の3次元形状処理システム
から得たトリムされている閉じた回転面の3次元形状デ
ータを扱えるようにした曲面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィクス表示装置とコンピュータと
を用いたCAD/CAMシステムなど3次元形状処理シ
ステムでは、従来より、3次元形状を生成したり、生成
されている3次元形状を変形させたり、他の3次元形状
処理装置などから取得した3次元形状データを用いて3
次元形状を生成した際に欠落した形状要素を生成したり
している。なお、3次元形状(3次元立体)とは、例え
ば境界表現形式のソリッドモデルデータとして生成され
た形状を指し、その境界表現形式のソリッドモデルと
は、稜線や頂点や面というような要素により3次元空間
上に閉じた領域を定義し、中身の詰まった立体を表現し
たものである。近年、このような3次元形状処理システ
ムにおいては、設計業務などの協業化や分業化の進展と
共に、他の3次元形状処理システムから得た3次元形状
データを処理するということが広く行われている。とこ
ろが、3次元形状処理システムのなかには、図22に示し
た3次元形状の周面のような閉じた回転面を扱えないも
のがある。閉じた回転面の縫い目J(回転面の合わさり
目,実際に縫い目や合わさり目があるわけではない)の
位置における3次元空間上の各点は、図23に示したよう
なパラメータ空間では(図23において括弧内に示したよ
うに、曲面上のすべての位置を2次元座標的なu,v二
つのパラメータ、例えば、共に0から1までの値で表現
している)図24に示すように二つの位置を持つことにな
るので(図24のパラメータ値は一例である)、実空間
(3次元空間)座標値とパラメータ空間の値との対応を
とる計算の際に特別な取り扱いが必要になるからであ
る。このように、計算において特別の扱いが必要である
ということは計算コストがかかるということであり、そ
のため、3次元形状処理システムによっては、閉じた回
転面、特にトリムされた回転面には対応せず、自システ
ム内で3次元形状データを生成する場合にはそのような
回転面を発生させないようにしている。しかし、IGE
S(Initial Graphics Exchange Specification)形式な
ど標準フォーマットを用いたインタフェースにより他の
3次元形状処理システムから3次元形状データを取り込
む場合はトリムされた閉じた回転面が入力されてしま
い、問題が発生してしまう。そのため、3次元形状デー
タを受け取る側の3次元形状処理システムがトリムされ
た閉じた回転面を扱えない場合は、標準フォーマットを
介して3次元形状データを受け取ることができないとい
うことになる。また、従来の技術においては、3次元形
状システム間で受け渡しされる外部境界曲線は連続であ
り且つ閉じていることとIGESが規定しているとおり
に、受け渡しされる形状データでは連続した一つの外部
境界曲線として扱っていても、図25に示すようなトリム
された回転面の外部境界曲線であったりすると、実際の
幾何情報は図26に示すような不連続な複数の外部境界曲
線から構成されているという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
技術においては、3次元形状データを受け取る側の3次
元形状処理システムがトリムされた閉じた回転面を扱え
ない場合、標準フォーマットを介して3次元形状データ
を受け取ることができないという問題があった。また、
受け渡しされる形状データでは連続した一つの外部境界
曲線として扱っていても、実際の幾何情報は不連続な複
数の外部境界曲線から構成されていて処理することがで
きないという問題があった。本発明の目的は、このよう
な従来技術の問題を解決し、トリムされている閉じた回
転面の3次元形状データを受け取っても容易に処理でき
るし、その際、連続した一つの外部境界曲線として扱っ
ていても、実際には不連続な複数の外部境界曲線である
場合でも処理できるようにした3次元形状処理方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、回転面を処理すること
ができる3次元形状処理方法において、連続した一つの
外部境界曲線として与えられたトリムされた回転面の形
状データが幾何的に連続しているか否かを調べる方法に
した。また、請求項2記載の方法では、請求項1記載の
発明において、幾何的に連続していないと判定されたな
らば、連続した一つの外部境界曲線として与えられた境
界曲線の形状データを独立した複数の境界曲線としての
形状データに変換する方法にした。また、請求項3記載
の方法では、請求項1または請求項2記載の発明におい
て、与えられた回転面の形状データ中の幾何的には不連
続な隣接する境界曲線が共通の幾何情報を有している場
合、その幾何情報を用いて前記隣接する境界曲線をつな
いだ後に複数の独立した境界曲線を表す形状データに変
換する方法にした。また、請求項4記載の発明では、請
求項1、請求項2、または請求項3記載の発明におい
て、変換された複数の境界曲線によってトリムされてい
る回転面を平面で分割し、その分割により分割された境
界曲線をそれぞれ閉じたループに構成して前記回転面を
表現する方法にした。また、請求項5記載の発明は、コ
ンピュータ等の機械により読み取り可能な記憶媒体に関
するものであり、請求項1乃至請求項4のいずれか1項
記載の3次元形状処理方法を実施するためのプログラム
を記憶したことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記のような手段にしたので、請求項1記載の
発明では、連続した一つの外部境界曲線として与えられ
たトリムされた回転面の形状データについて、幾何的に
連続しているか否かが調べられる。請求項2記載の方法
では、請求項1記載の発明において、幾何的に連続して
いないと判定されたならば、連続した一つの外部境界曲
線として与えられた境界曲線の形状データが独立した複
数の境界曲線としての形状データに変換される。請求項
3記載の方法では、請求項1または請求項2記載の発明
において、与えられた回転面の形状データ中の幾何的に
は不連続な隣接する境界曲線が共通の幾何情報を有して
いる場合、その幾何情報を用いて前記隣接する境界曲線
がつながれ、その後、複数の独立した境界曲線を表す形
状データに変換される。請求項4記載の発明では、請求
項1、請求項2、または請求項3記載の発明において、
変換された複数の境界曲線によってトリムされている回
転面が平面で分割され、それにより分割された境界曲線
がそれぞれ閉じたループに構成されて、前記回転面が表
現される。請求項5記載の発明では、記憶媒体に含まれ
るプログラムをコンピュータなどに読み込ませることで
請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の3次元形状
処理方法を実施できる。記憶媒体によってこれをソフト
ウエア商品として容易に配布、販売することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態を例
示する3次元形状処理装置の構成ブロック図である。図
示するように、この実施の形態の3次元形状処理装置
は、プログラムを記憶するメモリ(例えばRAM)およ
びそのプログラムに従って動作するCPUを有して、3
次元形状モデルを生成したり、本発明に係わるデータ処
理を行ったりするデータ処理部1、マウスやキーボード
を有して、必要な指示や情報などを入力する入力装置
2、3次元形状モデルなどを表示する表示装置3、3次
元形状モデルなどを用紙上に出力するプロッタ4、各種
データを一時的に記憶するメモリ(例えばRAM)5、
複数の3次元形状モデルデータ(以下、3次元形状デー
タと略す)やプログラムなどを記憶する外部記憶装置
(例えばハードディスク装置)6、着脱可能な記憶媒体
を駆動する記憶媒体駆動装置7などを備えている。な
お、前記3次元形状データは、点・曲線・曲面などの幾
何形状データと、この幾何形状データの相関関係を示す
位相データとから成っている。また、記憶媒体駆動装置
7は他の3次元形状処理装置などにおいて生成された3
次元形状データを入力するためのものであるが、記憶媒
体駆動装置7の代わりにデータ通信手段を備え、データ
通信手段を介して3次元形状データ(以下、形状データ
と略す)を入力してもよい。
【0007】図2にこの実施の形態の動作フローを示
す。以下、図2に従って、この実施例の動作を説明す
る。まず、他の3次元形状処理装置などで生成された形
状データを記憶媒体駆動装置7により入力し、データ処
理部1がその形状データを外部記憶装置6に格納する
(S1)。なお、この形状データ中にはトリムされてい
る閉じた回転面のデータが含まれているものとする。ま
た、回転面は図23に示したようなu,v二つのパラメー
タで表現されているものとする(これをパラメータ空間
表現と呼ぶ。なお、図23に示したパラメータ値は一例で
ある)。その後、データ処理部1は利用者の指示に応じ
て処理対象の前記形状データを外部記憶装置6から読み
出し、読み出した形状データを調べることにより一つの
外部境界曲線として与えられているその外部境界曲線が
連続か否かを判定する(S2)。なお、外部境界曲線と
は、他の境界曲線によって外側を囲まれていない境界曲
線であり、一つの外部境界曲線とは、一つの識別符号を
与えられた境界曲線で、一つまたは複数の曲線(直線を
含む)から成る。そのデータ構成を図3に示す。図3の
例では、一つの外部境界曲線を示す識別符号(図示して
いない)に続いて、4本の曲線の形状データ(A,B,
C,Dが各形状データを示している)が接続順に並んで
いる。例えばスプライン曲線であれば、二つの端点の座
標と複数の制御点の座標などが1本の曲線の形状データ
として与えられるわけである。したがって、外部境界曲
線が連続か否かを判定するには、図3に示したような構
成のデータを先頭から順に辿って、各曲線の終点の座標
値と次の曲線の始点の座標値とが一致するか否かを判定
するのである。その結果、例えば外部境界曲線が図4に
示すように不連続な複数の曲線から成っていてそれらが
つながれていなかったならば、外部境界曲線は連続でな
いと判定される(S2でNo)。そうすると、データ処理
部1は一つの外部境界曲線として与えられた境界曲線の
形状データを不連続箇所で分割し、それぞれを独立した
境界曲線とする(S3)。それぞれに異なった識別符号
を付与するのである。図5に、これを概念的に示したデ
ータ構成図を示す。
【0008】次に、データ処理部1は分割したそれぞれ
の境界曲線が閉じているか否かを判定する(S4)。そ
れぞれの境界曲線の始点の座標値と終点の座標値とが一
致するか否かを判定するのである。その結果、例えば図
4に示した境界曲線A,Cは閉じていないと判定され
(S4でNo)、このような場合には、離れている箇所で
隣接している両側の境界曲線の幾何情報が共通か否かを
確認し、共通であればその幾何情報を用いて閉じた曲線
になるように接続する(S5)。例えば境界曲線A,C
が円弧であり、その中心座標および半径が同じであれ
ば、その中心座標および半径の円弧で接続するのであ
り、この処理により独立させた二つの境界曲線の形状デ
ータは一つにまとめられる(図6参照)。こうして、処
理対象の回転面の形状データとして閉じた境界曲線の集
合の形状データが得られると、データ処理部1は回転面
を周方向に2分割することにより、360度に亘るような
トリムがあっても回転面を構成する個々の曲面が360度
に亘らないようにして、その個々の曲面をパラメータ座
標系で表現したとき、一つの実座標(3次元空間におけ
る座標)が二つの値を持つことがないようにする(S
6)。
【0009】一方、ステップS2において外部境界曲線
が連続であると判定された場合には連続した外部境界曲
線を用い、前記と同様の理由から回転面分割処理2を実
行する(S7)。以下、図7に示す動作フローに従って
回転面分割処理1(S6)の動作を説明する。まず、デ
ータ処理部1が回転面を2分割する平面を求める(S1
1)。なお、求める平面は、回転面の母線の中間の点と
回転面の軸とが乗る平面とする(図8参照)。母線全体
が平面上に乗るとは限らないので、母線の中間の点とい
うように限定している。但し、母線の中間の点が回転面
の軸上にある場合には中間の点の代わりに別の所定の
点、例えば母線の始点または終点を用いる。続いて、デ
ータ処理部1は前記母線を得られた平面上に射影する
(S12)。つまり、前記母線上のすべての点から平面に
垂直に下ろした直線が平面と交わる点を結んだ曲線を求
めるのである。それには、例えば母線の各制御点から平
面に垂直に下ろした線が平面と交わる点である平面上の
制御点を求め、その制御点によって決まる曲線を求めれ
ばよい。なお、制御点とは、図21に示した例で言えばV1
〜V4のことであり、これらの制御点によって決まる曲線
(図21に太線示した曲線)上の各座標値はその曲線上の
位置によってそれぞれの制御点の座標値の重みを変える
ための係数をそれぞれの制御点の座標値に乗じた値を加
算して求められる。次に、射影された曲線が得られた平
面上の母線として採用可能かどうかを複数のサンプル点
について真の値(射影前の母線上のサンプル点を回転面
の軸を中心に回転させたときに平面と交わる点の座標
値)との誤差を求めることにより検査する。そのため、
射影前の母線上のいくつかの点をサンプル点とし、それ
ぞれについて次の処理を行う。まず、サンプル点と回転
面の軸との距離、およびそのサンプル点を軸上に射影し
た点の位置を求める(図9参照)。さらに、平面P上で
サンプル点と同じ軸上射影点を持ち、同じ軸との距離を
持つ点を求め(図10参照)、その点と射影された曲線と
の距離、つまり誤差を求める。そして、すべてのサンプ
ル点についてこの誤差が許容値以内か否かを判定し、許
容値以内であれば射影された曲線を得られた平面上の母
線として採用する(S12)。それに対して、誤差が許容
値を超えていれば射影前の母線を回転面の軸を中心に回
転させ、その回転面と前記平面との交線を求め(図11参
照)、その交線を平面に射影した母線として採用する
(S12)。得られた平面P上に射影された母線を曲線G1
とし、続いて、曲線G1を回転面の軸を中心に180度回転
させた曲線G2を求める(図12参照)(S13)。このよう
にして求められた曲線G2は曲線G1と共に平面Pと回転面
とが交わる交線になる。図13に、回転面上の境界曲線と
平面Pとが交わって、平面Pにより境界曲線の集合が分
割される状態を示す。図13において、黒丸の点は境界曲
線と平面Pとが交わっている交点を示している。図14
に、分割されたそれぞれの側の境界曲線を示す。平面P
と境界曲線との交点は分割前の元の境界曲線が閉じてい
るので偶数個になる(図14参照)。但し、平面Pに境界
曲線が接している場合、その接点を交点とはみなさな
い。さらに、母曲面も平面Pで分割する(図15参照)。
【0010】次に、平面Pにより分割された一方の回転
面側の境界曲線について以下の処理を行う。なお、この
境界曲線のなかには、平面Pとの交点を持たない境界曲
線が閉じた状態のままで含まれる。まず、データ処理部
1は平面Pと境界曲線の交点を曲線G1のパラメータ値
(例えば曲線G1の始点がパラメータ値0、終点が1.0)順
に整列させ、各交点に整列順に番号を付与する(図16参
照)。交点が曲線G1上にあるので、このような整列が可
能なのである。続いて、交点に番号1が付与された境界
曲線と番号2が付与された境界曲線、番号3が付与され
た境界曲線と番号4が付与された境界曲線というように
奇数番号が付与された境界曲線とそれに続く偶数番号が
付与された境界曲線とを曲線G1の一部分を用いてつな
ぎ、1本の曲線として形状データを入れ替える。例えば
番号1と番号2とをつなぎ、番号5と番号6とをつなぐ
ことによってつながった曲線E,F,Gはつなぐために
用いた曲線(G1の一部)を併せて1本の境界曲線として
扱うのである(図17参照)。なお、曲線Hはこの時点で
閉じた境界曲線となる。このように、つなぐ曲線に曲線
G1の一部を用いるので、曲線G1をそのパラメータ値で分
割することにより、つなぐ曲線の形状データは容易に得
られる。また、ループのうち、曲線G1との交点を持たな
いものを内部境界、その他を外部境界とする。外部境界
が複数存在して、且つ内部境界が存在する場合には、そ
の内部境界がどの外部境界の内部にあるかを幾何学的に
判断する。また、ある外部境界の内部にある内部境界は
その外部境界に属する内部境界とする。G1側の処理が終
わると、G2側も同様に番号を付け、同様に処理すると、
境界曲線はすべて閉じたループになる(図18参照)(S
14)。トリム曲面の形状データは、このようにして生成
された境界曲線情報と母曲面の情報であるので、それら
の組み合わせを作ると、それが分割された一方の曲面の
形状データとなる(図19参照)。さらに、平面Pにより
分割された他方の回転面についても同様の処理を行い
(S15)、回転面の必要な形状データが揃う(図20参
照)。このようにして得られたトリム曲面の和集合はト
リム曲面の元の形状データが表していたものと同一とな
り、全く同じ3次元形状モデルを表していることにな
る。
【0011】また、図2に示した、ステップS7の回転
面分割処理2では、例えば回転面の縫い目に沿った曲線
で境界曲線がつながれている形状データを他の3次元形
状処理システムから与えられる。そこで、この実施例で
は、平面Pと回転面との二つの交線G1,G2のうち、例え
ば交線G2が縫い目の位置に位置付けられるように平面P
を求めることにより、境界曲線をつないでループ状にす
る際、G2側をつながなくてもよいようにする。つまり、
曲線G2側では境界曲線が閉じているとみなされるのであ
る。回転面分割処理2のその他の処理内容は前記した回
転面分割処理1(ステップS6の処理)と同じである。
なお、前記の説明では、連続した一つの外部境界曲線と
して与えられたトリムされた回転面の形状データが幾何
的に連続していないと判定されたならば、連続した一つ
の外部境界曲線として与えられた境界曲線の形状データ
を独立した複数の境界曲線としての形状データに変換す
るようにしたが、このような変換を行うことなく、その
後の処理を行うことも可能である。しかし、独立の複数
の境界曲線に変換する方法では、他の3次元形状処理シ
ステムへの受け渡しを伴わない内部用に用意した、独立
の複数の境界曲線を有する、トリムされた閉じた回転面
の形状データを生成する手段を共通に用いることができ
る。また、以上の説明は図1に示した3次元形状処理装
置を用いた場合で行ったが、本発明によった3次元形状
処理方法に従ってプログラミングしたプログラムを例え
ば着脱可能な記憶媒体に記憶させ、その記憶媒体をそれ
まで本発明によった3次元形状処理を行えなかったパー
ソナルコンピュータなど情報処理装置に装着することに
より、そのような情報処理装置においても本発明によっ
た3次元形状処理を実現することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、連続した一つの外部境界曲線
として与えられたトリムされた回転面の形状データにつ
いて、幾何的に連続しているか否かが調べられるので、
実際には連続していなかった場合、それに対する対応が
可能になり、したがって、トリムされている閉じた回転
面の3次元形状データを受け取っても容易に処理できる
ようにする対応が可能になる。また、請求項2記載の方
法では、請求項1記載の発明において、幾何的に連続し
ていないと判定されたならば、連続した一つの外部境界
曲線として与えられた境界曲線の形状データが独立した
複数の境界曲線としての形状データに変換されるので、
他の3次元形状処理システムへの受け渡しを伴わない内
部用に用意した、独立の複数の境界曲線を有する、トリ
ムされた閉じた回転面の形状データを生成する手段を共
通に用いることができる。また、請求項3記載の方法で
は、請求項1または請求項2記載の発明において、与え
られた回転面の形状データ中の幾何的には不連続な隣接
する境界曲線が共通の幾何情報を有している場合、その
幾何情報を用いて前記隣接する境界曲線がつながれ、そ
の後、複数の独立した境界曲線を表す形状データに変換
されるので、共通の幾何情報を有している不連続な境界
曲線を誤って独立した境界曲線とみなさないで済む。ま
た、請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2、ま
たは請求項3記載の発明において、変換された複数の境
界曲線によってトリムされている回転面が平面で分割さ
れ、それにより分割された境界曲線がそれぞれ閉じたル
ープに構成されて、前記回転面が表現されるので、トリ
ムされている閉じた回転面の3次元形状データを受け取
っても容易に処理できる。また、請求項5記載の発明で
は、請求項1乃至請求項4記載の3次元形状処理方法に
従ってプログラミングしたプログラムを例えば着脱可能
な記憶媒体に記憶することができるので、その記憶媒体
をそれまで請求項1乃至請求項4記載の発明によった曲
面処理を行えなかったパーソナルコンピュータなど情報
処理装置に装着することにより、そのような情報処理装
置においても請求項1乃至請求項4記載の発明の効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理装置
の構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の動作フロー図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる3次元形状処理方
法の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の他の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の他の動作フロー図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の他の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方法
の他の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図12】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図14】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図16】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図17】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図18】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図19】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図20】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図21】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図22】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図23】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図24】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図25】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【図26】本発明の実施の形態を示す3次元形状処理方
法の他の説明図である。
【符号の説明】
1 データ処理部 2 入力装置 3 表示装置 4 プロッタ 5 メモリ 6 外部記憶装置 7 記憶媒体駆動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転面を処理することができる3次元形
    状処理方法において、連続した一つの外部境界曲線とし
    て与えられたトリムされた回転面の形状データが幾何的
    に連続しているか否かを調べることを特徴とする3次元
    形状処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の3次元形状処理方法にお
    いて、幾何的に連続していないと判定されたならば、連
    続した一つの外部境界曲線として与えられた境界曲線の
    形状データを独立した複数の境界曲線としての形状デー
    タに変換することを特徴とする3次元形状処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の3次元形
    状処理方法において、与えられた回転面の形状データ中
    の幾何的には不連続な隣接する境界曲線が共通の幾何情
    報を有している場合、その幾何情報を用いて前記隣接す
    る境界曲線をつないだ後に複数の独立した境界曲線を表
    す形状データに変換することを特徴とする3次元形状処
    理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3記
    載の3次元形状処理方法において、変換された複数の境
    界曲線によってトリムされている回転面を平面で分割
    し、その分割により分割された境界曲線をそれぞれ閉じ
    たループに構成して前記回転面を表現することを特徴と
    する3次元形状処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の3次元形状処理方法を実施するためのプログラムを
    記憶したことを特徴とする機械読み取り可能な記憶媒
    体。
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