JP2001242770A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001242770A
JP2001242770A JP2000057938A JP2000057938A JP2001242770A JP 2001242770 A JP2001242770 A JP 2001242770A JP 2000057938 A JP2000057938 A JP 2000057938A JP 2000057938 A JP2000057938 A JP 2000057938A JP 2001242770 A JP2001242770 A JP 2001242770A
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temperature
image forming
forming apparatus
image
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Osamu Sato
佐藤  修
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明部からの露光量によらず、原稿載置台の
昇温を正確に所定値以下に抑え、冷却ファンの起動時間
を極力短縮し、また冷却ファンに要求される冷却能を最
小化した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置(複写機)1は、温度検出
手段41の検出する光学系の温度が所定の基準値以上で
あると認識すると、コピー間隔時間を長くして、原稿載
置台10の温度を70℃以下に保持する。また、感光体
ドラム24に画像を形成する回数が増えてくると、感光
層の膜の厚みが削れてきて、感光体ドラム24の感度が
低くなるため、画像形成回数を初期の状態からカウント
しておく。そして総カウント数が5万回を越えた場合、
照明部(露光ランプ12)からの露光量を増加させ、感
光体ドラム24の感度の劣化を補うことにより、良質な
画像が継続的に得られるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等、電子写
真プロセスを利用して記録材上に画像を形成する画像形
成装置に関し、特に、複数の記録材への画像形成動作を
連続して行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えばカールソンプロセスを用いた複写機が広く知られ
ており、以下のような一連の工程を繰り返すことによ
り、原稿の複写画像を記録紙等に形成するのが一般的で
ある。
【0003】すなわち、先ず所定の光源より原稿に光を
照射するとともに、原稿からの反射光を走査する。結像
レンズやミラーを介して、走査された反射光を予め帯電
させた感光体に露光することにより、感光体上に潜像を
形成する。この潜像にトナーを付着させることによりト
ナー像を形成し(現像工程)、このトナー像を記録紙等
に転写する(転写工程)。最後に、記録紙上に転写され
たトナー像を定着させ(定着工程)、複写画像の形成を
完了する。
【0004】このような装置では、熱転写式、電子写真
方式のプリンタで出力されたものが原稿として使われる
ことが多く、これらの原稿上のトナーは70℃〜80℃
程度で溶融する。従って、そのスキャナ部の原稿載置台
表面の温度を70℃以下に保つ必要がある。
【0005】しかしながら、この種の画像形成装置で光
源として通常使用されるハロゲンランプは、小型で高光
量を供する一方、その光電効率が良くないため発熱量も
多い。
【0006】このため、光源や結像レンズ、ミラー等か
ら構成される光学系には、光学系冷却用の冷却ファンが
設けられる。しかも冷却ファンの冷却能力は、最悪状態
を考慮して連続コピー時の原稿載置台表面の飽和温度が
70℃以下に抑えられるよう設計されているのが一般的
であるので、ユーザの実使用状況以上の冷却能力の持つ
冷却手段を設けている。そのため、製品のコストアップ
につながるばかりでなく、冷却ファンは、光学系に外気
を取り込んで光学系を冷却するため、機外の挨や汚れ等
を光学系内に取り込んでしまい、ミラーやレンズ等の光
学部品を汚す原因になってしまうことが知られている。
【0007】そこで、このような冷却ファンによる不具
合を低減させるために、光学系の温度を検出して、冷却
ファンの動作を制御したり、複写動作を休止させる冷却
モードを実施すること等が考えられている。
【0008】例えば、特開昭6−219967号公報記
載の「原稿載置台温度上昇制御装置」では、原稿載置台
の温度を検出する温度検出手段により、所定温度以上で
は連続複写サイクル中に露光ランプを休止させるサイク
ルを設けることとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光体
の感度の低下に応じて、照明部から感光体への露光量を
増加させる必要がある装置においては、原稿載置台の温
度が70℃を越える場合が生じる。
【0010】例えば、図6は、外気温25℃の環境下で
連続コピーを続けた時の温度検出手段の検出温度(T
s)及び原稿載置台の温度(Tg)の推移を示すタイム
チャートである。ここで、温度検出手段の検出温度(T
s)及び原稿載置台の温度(Tg)は、それぞれ実線
α、βで示される。
【0011】照明部の点灯電力は90Wで、当該電力に
より感光体の感光層の削れがほとんどない状態の感光体
に必要な露光量を得ることができる。
【0012】同図より、原稿載置台の温度が70℃(点
A)を越えないようにするためには、温度検出手段Ts
がTa(点a)以上と認識したら、原稿載置台の冷却を
実施することが必要となる。原稿載置台の冷却方法とし
ては、コピー間隔時間を長くするか、あるいは冷却ファ
ンを動作させる方法が採用されていて、これらの方法が
実施されると、原稿載置台の温度は、(β)線のように
時間と共に減少し70℃を越えない。
【0013】ところが、感光体の感度が低くなり照明部
の点灯電力を104Wに増加させた場合、Ts及びTg
の推移は破線のα’、β’になり、時刻tb以降は、T
s≧Ta(破線、点b)であってもTg≧70℃(破
線、点B)になる。このようにTgが70℃に到達して
しまうのは、照明部の点灯電力が104Wに増加したこ
とによって、Tg及びTs何れの温度上昇速度も90W
の場合に比して増加した一方で、Tsの温度上昇速度の
増加量はTgの温度上昇速度の増加量に満たず、結果と
してTsがTaに達するのが遅くなるからである。
【0014】温度検出手段は、照明部の可動範囲である
原稿画像読み取り範囲外に置かざるをえず、どうしても
外気に近いところに配置される。そのため、温度検出手
段が設けられる部分は放熱しやすく、受けた熱量分だけ
温度上昇に結びつかないのである。
【0015】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、照明部から
の露光量によらず、原稿載置台の昇温を正確に所定値以
下に抑え、冷却ファンの起動時間を極力短縮し、また冷
却ファンに要求される冷却能を最小化した画像形成装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、載置された原稿に光を照射する照明手段を
備えて、前記光を照射された原稿から反射した光を該原
稿を帯電された感光体に露光することにより、該感光体
上に潜像を形成する光学系と、前記感光体上に形成され
た潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記トナ
ー像を記録材に転写する転写手段とを備え、原稿上の画
像を複数の記録材上に連続して形成する画像形成装置で
あって、原稿を載置する原稿載置台と、前記感光体の感
度に応じて、前記照明手段が原稿に照射する光量を決定
する光量決定手段と、光学系の温度を検出する温度検出
手段と、前記検出される温度が所定の規定温度以上にな
った場合に前記原稿載置台表面の温度を低下させる温度
低下手段と、前記決定された光量に応じて、前記所定の
規定温度を設定する規定温度設定手段とを有してなるこ
とを要旨とする。
【0017】また、前記光量決定手段は、前記感光体の
感度が低くなるほど前記原稿に照射する光量を増大させ
るのがよい。
【0018】また、画像形成回数を計測し、該計測され
た画像形成回数により前記感光体の感度を推定するのが
よい。
【0019】また、前記温度低下手段は、前記記録材上
へ画像形成を行った後、次回の画像形成を開始するまで
の時間間隔を長くすることによって、前記原稿載置台表
面の温度を低下させるのがよい。
【0020】また、前記温度低下手段は、前記光学系に
向けて外気を取り込む冷却ファンを有してなるのがよ
い。
【0021】また、前記温度検出手段は、温度変化によ
って抵抗値の変化する温度検出素子を備え、該温度検出
素子の抵抗値に基づいて温度を検出するのがよい。
【0022】また、前記温度検出手段を、前記照明手段
の待機位置側の可動範囲外で、且つ該照明手段の長手方
向の中央に配するのがよい。
【0023】また、前記規定温度設定手段は、前記感光
体の感度について相互に異なる設定領域を複数適用し、
該感光体の感度が何れかの前記設定領域にある場合に
は、該設定領域に対応する規定温度を選択的に用いるの
がよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置を
複写機に適用した一実施の形態について、その主要内部
構造を概略的に示す側断面図である。
【0025】複写機1は、複写対象物すなわち原稿Dが
載置される原稿載置台10、及び、原稿載置台10に対
して開閉可能に形成され、原稿載置台10に載置された
原稿Dを原稿載置台10に密着させる原稿押さえ11を
有している。原稿載置台10の下方、すなわち複写機1
の内側には、原稿載置台10に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ12、露光ランプ12から発生される照
明光線を原稿Dに集光する反射板13、及び、原稿Dか
らの反射光線を折曲げる第1ミラー14などが一体に設
けられ、原稿Dからの反射光線を所定の方向に反射させ
る第一キャリッジ15が配置されている。第一キャリッ
ジ15は、原稿載置台10に対して平行に移動可能に配
置され、図示しないパルスモータによって、原稿載置台
10に沿って往復動される。本図に示した第一キャリッ
ジ15は、待機状態にある場合の位置である。
【0026】第1ミラー14により反射された反射光線
が案内される方向には、第1ミラー14を介して折曲げ
られた原稿Dからの反射光線を順に折曲げる第2ミラー
16および第3ミラー17が互いに直角に配置されてい
る。なお、第2ミラー16および第3ミラー17は、第
二キャリッジ18に固定されている。第二キャリッジ1
8は、第一キャリッジ15を駆動する図示しない歯付き
ベルトなどによって第一キャリッジ15に対して従動さ
れるとともに、第一キャリッジ15に対し、1/2の速
度で原稿載置台10と平行に移動される。
【0027】第一キャリッジ15の下方にあって、第二
キャリッジ18を介して折返された光線の光軸を含む面
内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成さ
れ、第二キャリッジ18からの反射光線に集束性を与え
るとともに、自身が移動することにより反射光線を所定
の倍率で結像させる結像レンズ19が配置されている。
この結像レンズ19は、4枚4群のレンズから構成され
ている。レンズ19により所定の倍率に対応する集束性
が与えられた上記反射光線の光路をさらに折り返すとと
もに、レンズ19が移動されたことによる光路長すなわ
ち原稿載置台10と後述する感光体ドラム24との間の
距離の変動を、自身が移動することにより補正する第4
ミラー20および第5ミラー21がミラー保持枠23に
配置されて保持されている。
【0028】第5ミラー21により反射された反射光線
が案内される方向には、反射光線を後述する感光体ドラ
ム24の所定の位置に集束させるための折返し(露光)
ミラー22などが配置されている。
【0029】複写機1の概ね中央には、折返し(露光)
ミラー22を介して伝達された光線により、原稿の画像
に対応する画像が形成される記録媒体すなわち感光体ド
ラム24が配置されている。この感光体ドラム24は、
図示しないモー夕により所定の速度で矢印の方向に回転
される。
【0030】感光体ドラム24の周囲には、感光体ドラ
ム24が回転される方向に沿って、感光体ドラム24に
形成された静電潜像にトナーを供給することで現像する
現像装置25、感光体ドラム24に形成されたトナー像
を用紙に転写させると共に、トナー像が転写される際に
感光体ドラム24に静電的に吸着された用紙をドラム2
4から分離させるための転写・剥離装置26、及びドラ
ム24の表面に残ったトナーをかき落とすとともに、同
ドラム24の表面に残った電荷を除去するクリーニング
除電装置27などが順次配置されている。
【0031】感光体ドラム24が回転される方向の上流
に対応する位置であって、この実施例では複写機1の右
方には、感光体ドラム24に形成された画像すなわちト
ナー像が転写されるための用紙を保持する用紙カセット
28が着脱可能に保持されている。
【0032】感光体ドラム24と給紙ローラ29との間
には、カセットから取出された用紙の傾きを補正すると
ともに、感光体ドラム24上のトナー像の先端と用紙の
先端とを整合させ、感光体ドラム24の外周面の移動速
度と同じ速度で用紙を給送するタイミングローラ30が
配置されている。感光体ドラム24が同転される方向に
沿って転写装置26の下流に対応する位置には、感光体
ドラム24上に形成されたトナー像が転写された用紙を
搬送する搬送装置31と、用紙に転写されたトナーを加
熱することで溶融させ、用紙に定着させる定着装置32
と、トナー像の定着された用紙を複写機1の外部へ排出
する一対の排出ローラ33とが設けられている。
【0033】なお、定着装置32の上方には、定着装置
32により発生される熱が感光体ドラム24に向かうこ
とを防止するための冷却ファン34が配置されている。
冷却ファン34は矢印の方向に回転し、空間36、37
の空気を吸気口35から吸気して排気口38から装置の
外に排気する。
【0034】また、原稿読取装置2と画像記録装置3と
の間を隔てている壁4には原稿読取装置2と画像記録装
置3を連通する穴39が設けられている。
【0035】図2は、複写機1の上視図である。穴39
は原稿読み取り開始側で、しかも複写機1の奥側にあ
る。
【0036】また、原稿載置台10の左一端を保持する
左ステー5の上には、温度変化によって抵抗値が変化す
る温度検出素子を備え、光学系の温度を検出する周知の
温度センサ(温度検出手段)41を配置している。この
手段がある所定値以上と認識したら、複写間隔の時間を
大きくして、原稿載置台10の連続複写時の異常昇温を
防止している。
【0037】複写機の連続動作後の原稿載置台表面の温
度分布を図2(a)、図2(b)に示す。
【0038】図2(a)は原稿読み取り方向の原稿載置
台表面の温度分布である。原稿載置台のほぼ中心部(X
=187mm)の温度が最大であることがわかる。ま
た、図2(b)は、X=187mmにおける原稿読み取
り方向と垂直な方向の原稿載置台表面の温度分布であ
る。この結果も、原稿載置台のほぼ中心部の温度が最大
でぁることを示している。露光ランプ12をもつ照明部
(照明手段)の可動範囲の外周囲は、外気への放熱量が
大きいが、外周囲からの距離が最も遠い中心部は、外気
への放熱がないため、温度が最も高くなっている。
【0039】原稿読み取り方向と垂直な方向の左ステー
5の温度分布も図2(b)と同様に中心部の温度が最も
大きくなっている。
【0040】温度検出手段41は、原稿載置台の過度の
昇温を防止するための手段であるから、原稿載置台の最
も温度の高い箇所に、温度検出手段を配置できればよい
が、実際には原稿画像を読み取る箇所に、温度検出手段
を配置することはできないので、照明部の可動範囲外に
配置することになる。照明部の待機位置からの移動量
は、複写倍率によって変化するため、温度検出手段の配
置場所は照明部の待機位置側が適切である。
【0041】このような理由から、温度検出手段41を
左上ステーの中心部に配置している。
【0042】また、原稿読取装置2の原稿読み取り開始
側の手前側には、原稿読取装置2内の冷却に使用する軸
流ファン40が設けられている。軸流ファン40からの
送風が原稿載置台10の中央部に向かうように軸流ファ
ン40は傾けて取り付けられている。軸流ファン40か
ら送られた風は原稿載置台10の中央部に当たり、送風
方向の両側に分かれて流れ、原稿読取装置2内の空気を
矢印のように撹拌して穴39から吸入されて、図1に示
した冷却ファン34で排気口38から装置外に排気され
る。
【0043】図4は外気温25℃の環境下で連続コピー
を続けた時の温度検出手段の検出温度(Ts)及び原稿
載置台の温度(Tg)の推移を示すタイムチャートであ
る。ここで、温度検出手段の検出温度(Ts)及び原稿
載置台の温度(Tg)は、それぞれ実線α、βで示され
ている。
【0044】照明部の点灯電力は90Wで、当該電力に
より感光層の削れがほとんどない状態の感光体ドラム2
4にとって必要な露光量を得ることができる。
【0045】同図より、原稿載置台の温度が70℃(点
A)を越えないようにするためには、温度検出手段Ts
がTa(点a)以上と認識したら、原稿載置台の冷却を
実施することが必要となる。原稿載置台の冷却方法とし
ては、コピー間隔時間を長くする方法が採用されてい
て、これらの方法が実施されると、原稿載置台の温度
は、(β)線のように時間と共に減少し70℃を越えな
い。
【0046】しかしながら、感光体ドラム24に画像を
形成する回数が増えてくると、感光体ドラム24の感光
層の膜の厚みが削れてきて、感光体ドラム24の感度が
低くなる。そこで、本機では画像形成回数を初期の状態
からカウントしておき、総カウント数が5万回を越えた
場合、照明部からの露光量を増加させて、感光体ドラム
24の感度の劣化を補い、画像形成回数によらず、良質
な画像が得られるように制御している。照明部からの露
光量を増加させると、ハロゲンランプの場合、ランプの
点灯電力が増加する。本機では、90Wから104Wに
増加することになる。この場合のTs及びTgの推移は
破線のα’、β’になる。この場合、Tgを70℃以下
に抑えるためには、温度検出手段TsがTb(点b)に
達したら、原稿載置台の冷却を実施するように設定する
必要がある。ちなみに、TbはTaより低い温度にな
る。
【0047】一方、画像形成回数が5万回以下の場合に
於いても、温度検出手段TsがTb(点b)に達した
ら、原稿載置台の冷却を実施する制御方法をとることも
可能であるが、その際には、実線α、βの点a’、A’
のように、冷却が実施されるまでの時間が短くなる。こ
のことは、冷却方法が軸流ファンの起動であるならば、
軸流ファンを回転させる総時間の増加を引き起こし、光
学系へのゴミの侵入を助長するという欠点をもつ。ま
た、冷却方法がコピー間隔時間の増加の場合は、コピー
の生産性の減少になるという欠点を有する。
【0048】以上説明した原稿載置台を過度昇湿させな
いための制御方法を、フローチャートを参照して説明す
る。
【0049】図5には、温度検出手段が検出した温度
(Ts)によってコピー動作を変化させる際の処理手順
を示す。
【0050】先ず、使用者が操作部のキーを操作するこ
とにより、コピー枚数Nが設定される(ステップS
1)。本実施の形態では、最大100枚までの連続コピ
ーが可能となっている。
【0051】設定された枚数NをSに代入する(ステッ
プS2)。
【0052】そして、コピースタートキーがオン(O
N)されると(ステップS3)、コピー動作が実行され
る(ステップS4)。
【0053】そして、コピー動作が終了すると、総画像
形成回数Kに1付加され改めてKとする(ステップS
5)。
【0054】Kが5万回より大か小かを判断し(ステッ
プS6)、その判断に応じて温度検出手段の検出温度
(Ts)のしきい値(Ta)を選択する(ステップS7
又はS8)。
【0055】さらに、光学系の温度を検出する温度検出
手段の検出温度(Ts)が所定の温度(Ta)より大か
小を識別する(ステップS9)。小ならば連続コピー時
のコピー間隔時間を1秒確保する(ステップS10)。
大ならば連続コピー時のコピー間隔時間を6秒確保する
(ステップS11)。
【0056】コピー間隔時間を確保した後、Sから1減
じた数を、改めてSとして(ステップS12)、Sが0
になっているか否かを識別する(ステップS13)。こ
の時、Yesならば全コピーが終了したとして装置を停
止させる(ステップS14)。また、Sが0になってい
なければ、ステップS4に戻って再度コピー実行を行
う。
【0057】このように、設定コピー枚数が終了するま
で、上記処理手順に従って、コピー動作を繰り返す。
【0058】以上の処理手順に従い、温度検出手段の検
出温度(Ts)を原稿載置第の温度を代表する代表値と
して採用してコピースピードを制御し、原稿載置台の過
度昇温を防止することができるようになる。
【0059】また、感光体ドラム24の感度の変化が大
きくて、照明部の露光量を大きく変化させる必要がある
場合には、異なる2つ以上の総画像形成回数Kに対し
て、温度検出手段の検出温度(Ts)の原稿載置台の冷
却所定温度(Ta)を、異なる値で2つ以上用意しても
よい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体の感度の低下の応じて照明部の露光量を増加させ
る必要がある画像形成装置においても、冷却手段の能力
を小さく抑えたり、冷却手段の稼動による光学系内への
ゴミ、塵の侵入を極力防ぎながら、原稿載置台表面の過
度の昇温を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を複写機に適用した一実
施の形態について、その主要内部構造を概略的に示す側
断面図。
【図2】同実施の形態における原稿載置台表面の原稿読
み取り方向、及び同方向に垂直な方向の温度分布を示す
温度分布図等。
【図3】同実施の形態にかかる原稿読取装置の上視図。
【図4】同実施の形態の複写機について、その連続複写
時における原稿載置台表面の温度及び温度検出手段によ
る検出温度の推移を示すタイムチャート。
【図5】同実施の形態の複写機について、その複写動作
における処理手順を示すフローチャート。
【図6】従来の画像形成装置について、その連続複写時
における原稿載置台表面の温度及び温度検出手段による
検出温度の推移を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 原稿読取装置 3 画像記録装置 4 壁 5 左上ステー 10 原稿載置台 11 原稿押さえ 12 露光ランプ 13 反射板 14 第1ミラー 15 第一キャリッジ 16 第2ミラー 17 第3ミラー 18 第二キャリッジ 19 結像レンズ 20 第4ミラー 21 第5ミラー 22 折返し(露光)ミラー 23 ミラー保持枠 24 感光体ドラム 25 現像装置 26 転写・剥離装置 27 クリーニング除電装置 28 用紙カセット 29 給紙ローラ 30 タイミングローラ 31 搬送装置 32 定着装置 33 排出ローラ 34 冷却ファン 35 吸気口 36,37 空間 38 排気口 39 穴 40 軸流ファン 41 温度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 101 G03G 15/04 120 9A001 107 Fターム(参考) 2H012 CA30 2H027 DA11 DA39 DA41 DE01 DE07 DE10 ED06 EE06 JA11 JB16 JC04 2H076 BA06 DA09 DA10 EA08 2H109 AA02 AA15 AA24 AB61 CA04 CA08 CA14 5C072 AA05 BA13 CA03 CA14 HA01 RA20 SA03 UA14 XA01 9A001 BB06 HH23 KK16 KK42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置された原稿に光を照射する照明手段
    を備えて、前記光を照射された原稿から反射した光を該
    原稿を帯電された感光体に露光することにより、該感光
    体上に潜像を形成する光学系と、前記感光体上に形成さ
    れた潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記ト
    ナー像を記録材に転写する転写手段とを備え、原稿上の
    画像を複数の記録材上に連続して形成する画像形成装置
    であって、 原稿を載置する原稿載置台と、 前記感光体の感度に応じて、前記照明手段が原稿に照射
    する光量を決定する光量決定手段と、 光学系の温度を検出する温度検出手段と、 前記検出される温度が所定の規定温度以上になった場合
    に前記原稿載置台表面の温度を低下させる温度低下手段
    と、 前記決定された光量に応じて、前記所定の規定温度を設
    定する規定温度設定手段とを有してなることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記光量決定手段は、前記感光体の感度が低くなるほど
    前記原稿に照射する光量を増大させることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、 画像形成回数を計測し、該計測された画像形成回数によ
    り前記感光体の感度を推定することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記温度低下手段は、前記記録材上へ画像形成を行った
    後、次回の画像形成を開始するまでの時間間隔を長くす
    ることによって、前記原稿載置台表面の温度を低下させ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記温度低下手段は、前記光学系に向けて外気を取り込
    む冷却ファンを有してなることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記温度検出手段は、温度変化によって抵抗値の変化す
    る温度検出素子を備え、該温度検出素子の抵抗値に基づ
    いて温度を検出することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記温度検出手段を、前記照明手段の待機位置側の可動
    範囲外で、且つ該照明手段の長手方向の中央に配するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうち何れか1項に記載の
    画像形成装置において、 前記規定温度設定手段は、前記感光体の感度について相
    互に異なる設定領域を複数適用し、該感光体の感度が何
    れかの前記設定領域にある場合には、該設定領域に対応
    する規定温度を選択的に用いることを特徴とする画像形
    成装置。
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