JP2001242549A - 写真焼付装置およびこれに使用される光学ユニット用スタンド - Google Patents

写真焼付装置およびこれに使用される光学ユニット用スタンド

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JP2001242549A
JP2001242549A JP2000052826A JP2000052826A JP2001242549A JP 2001242549 A JP2001242549 A JP 2001242549A JP 2000052826 A JP2000052826 A JP 2000052826A JP 2000052826 A JP2000052826 A JP 2000052826A JP 2001242549 A JP2001242549 A JP 2001242549A
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stand
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JP2000052826A
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Takashi Nagashima
孝 長島
Yuichi Ishikawa
裕一 石川
Junji Sugano
純司 菅野
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真焼付装置において、光学ユニットを取り
外したとき、光学ユニットを載置する光学ユニット用ス
タンドを写真焼付装置に取付け、ゴミ、塵が光学ユニッ
トに付着しないように光学ユニットの開口部を覆い、且
つ写真焼付装置に対応付けして光学ユニットを保管す
る。 【解決手段】 写真焼付装置1の本体2に光学ユニット
用スタンド70が取付けられる。スタンド70は底部7
6とこの底部76から立設された保護板72を有し、保
護板72と本体2との間に形成された凹部内に、本体2
から取り外された光学ユニット6が載置される。光学ユ
ニット6の底部側の開口部52は保護板72により覆わ
れ、上部側の開口部は写真焼付装置1の本体2の壁面に
より覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真焼付装置および
それに使用される光学ユニット用スタンドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭63−257742号に
は、写真フィルムに記録されたフィルム画像と、CRT
に表示されたビデオ画像とを選択的に感光材料に焼き付
け可能な写真焼付装置が開示されている。
【0003】この写真焼付装置は、写真フィルムの下方
にフィルム画像焼付け用レンズと感光材料とを順次配置
するとともに、感光材料と並んで表示画面を上方に向け
たCRTを配置し、このCRTの上方に第1ミラー(サ
ブミラー)を、感光材料の上方に第2ミラー(メインミ
ラー)をそれぞれ配置し、これらミラー間にビデオ画像
焼付け用レンズを配置し、ビデオ画像焼付け時には、C
RTからの光を第1および第2ミラーを介して感光材料
に導き、フィルム画像焼付け時には第1および第2ミラ
ーを光路から抜き出すように構成されている。
【0004】近時、デジタルカメラ等の発達に伴って、
上述のような、フィルム画像(アナログ画像)と、CR
Tに表示されたビデオ画像(デジタル画像)とを感光材
料に選択的に焼き付けたり、アナログ画像とデジタル画
像とを合成したりすることを可能にした写真焼付装置が
要望されるようになってきた。
【0005】しかしながら、大多数の小規模な現像所が
現在保有している写真焼付装置はアナログ画像処理の専
用機であり、しかもアナログ画像とデジタル画像との双
方を処理可能な写真焼付装置は高価でもあることから、
アナログ画像露光系のみを有する従来の写真焼付装置に
対し、比較的簡単な改造により、かつ安価にデジタル画
像露光機能を付加することができる、いわゆるデジタル
キットが要望されるようになってきた。
【0006】従来から使用されている一般的な写真焼付
装置は、例えば図12に概略的に示すような構成を有し
ている。すなわち、写真焼付装置1の本体2の上部に
は、ネガキャリア部41にセットされたプリント対象コ
マを照明する光源部42が設けられ、プリント対象コマ
を透過した光は、フィルム画像焼付け用レンズ43によ
り感光材料(ペーパー)44上に結像される。ペーパー
44は、ロールペーパー45から引き出されてプリント
位置にセットされ、露光されたペーパ−44は、印字部
46を通って現像処理部47に送られて現像された後、
乾燥部48で乾燥され、ソーター部50に送られるよう
に構成されている。そして、フィルム画像焼付け用レン
ズ43と、その下方のペーパープリント位置との間には
空間51が存在するが、この空間51には、特殊プリン
トを行なうときのための光学ユニットが着脱可能に装着
されるようになっている。
【0007】また、ペーパー44に焼き付けるとき、画
像に文字入れ等を行いたいときは当該文字を露光するマ
スクプレートが、感光材料の上に配置されることが行わ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成を有するアナログ画像プリント専用の写真焼付装置
1に、ビデオ画像のようなデジタル画像のプリント機能
を付加するためには、上述の公開された特許出願に記載
された写真焼付装置と同様に、デジタル画像信号に基づ
く画像の表示手段としてのCRT(またはLCD)を含
むデジタル画像表示ユニットと、上記CRTに表示され
た画像をペーパー44上に露光するための光学ユニット
とを取り付けることが必要になる。
【0009】しかし、前述の如くマスクプレートを使用
して文字入れ等を行なう場合、即ちマスク露光を行なう
場合は、焼付面付近にマスクプレートを配置する必要が
ある。感光材料上に位置する光学ユニットはその作業の
邪魔になるため取り外される。この時、取り外された光
学ユニットは装置1の外部に一時的に保管されることに
なるが、その際、いくつかの解決しなければならない問
題がある。
【0010】第1に光学ユニットは画像を露光させるた
めの光を透過させる開口部を有し、この開口部内に光を
反射させるミラー、レンズ等の光学部品が配置されてい
るが、これら光学部品に塵、埃、或いはゴミ等が付着
し、光学ユニットの光学的性能に悪影響を及ぼす虞があ
る。またそれを防止するために開口部を覆う別体のシー
トのようなカバーをかけることが必要となる。
【0011】第2に光学ユニットは、比較的かさばるた
め置き場所としてスペースが確保されなければならない
という点である。特に、光学ユニットは精密な組立体で
あるため、他の部材、或いは作業者等が衝接しないよう
な安全な棚等の場所が確保されなければならない。
【0012】第3に光学ユニットは写真焼付装置1毎
に、極めて厳密に調整されており、対応する写真焼付装
置1に取付けられた時にその機能が最適に発揮されるよ
うになっている。換言すると光学ユニットは写真焼付装
置1に対し専用品として1対1の関係にあるものなの
で、例えば、複数の写真焼付装置1を有する現像所にお
いては、光学ユニットが取り違えられて他の写真焼付装
置1に使用された場合、所定の光学的性能が得られない
虞がある。
【0013】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、取り外した光学ユニットに塵、埃ゴミなどが
付着しない写真焼付装置及びこれを使用した光学ユニッ
ト用スタンドを提供することを目的とする。
【0014】本発明の他の目的は、取り外した光学ユニ
ットを設置するスペースを取らない写真焼付装置及びこ
れに使用される光学ユニットを提供することにある。
【0015】更に本発明の他の目的は、光学ユニットと
写真焼付装置が常に1対1の関係に維持でき、光学ユニ
ットが取り違えられる虞のない写真焼付装置及びこれに
使用される光学ユニット用スタンドを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の写真焼付装置
は、写真フィルム上の写真画像を装置内の感光材料に結
像させるための第1の光学系を有する本体を有し、この
本体には第1の光学系に代わってCRT上に表示された
ビデオ画像を開口部を介して前記感光材料に結像させる
ための第2の光学系を有する光学ユニットが脱着可能に
配される。写真焼付装置の本体には、この本体から取り
外された光学ユニットを収容可能なスタンドが装着され
る。このスタンドは、光学ユニットが収容された際、開
口部を覆う保護部を備えていることを特徴とする。
【0017】ここでいう開口部とは、感光材料に結像す
るための光路を確保するための開口を形成した部分の
他、構造上の開口、間隙等も含む。
【0018】また、本発明の写真焼付装置に使用される
光学ユニット用スタンドは、少なくとも光学ユニットを
載置する底部と、この底部の少なくとも写真焼付装置の
本体から遠い方の一側に立設された光学ユニットの開口
部を覆う保護部とからなるスタンド本体を有し、スタン
ド本体の一部には、スタンド本体を写真焼付装置に係止
させる係止部が設けられ、スタンド本体がこの係止部に
よって写真焼付装置に取付けられたときに、保護部が写
真焼付装置の本体と略並行になるように構成されてい
る。そして、保護部と写真焼付装置本体との間に形成さ
れた凹部に、写真焼付装置から取り外した光学ユニット
が収容可能とされている。
【0019】上記スタンドの保護部は、板状の部材から
なり、底部と一体に成形されることが好ましい。また、
スタンドに設けられた係止部は、写真焼付装置本体と凹
凸係合することにより、スタンドが写真焼付装置に容易
に脱着できるようにすることが好ましい。
【0020】スタンドの底部と保護部、及び/又は光学
ユニットには、光学ユニットをスタンドに載置したとき
互いに直接接触しないよう緩衝材を取付けてあることが
好ましい。
【0021】光学ユニットが全体として縦長の形状であ
る場合は、スタンドは光学ユニットを写真焼付装置の本
体の壁面と平行に縦に載置するものであることが好まし
い。
【0022】写真焼付装置と光学ユニットは、互いに1
対1の関係を保証するキーイング部を有することが好ま
しい。
【0023】キーイング部は突起と、この突起を受容す
る切欠きとの組合せであることが好ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明の写真焼付装置は、写真焼付装置
の本体にこの本体から取り外された光学ユニットを収容
可能な光学ユニット用スタンドが装着され、この光学ユ
ニット用スタンドはこの光学ユニットが収容された際、
開口部を覆う保護部を備えている。
【0025】また、本発明の写真焼付装置に使用される
光学ユニット用スタンドは、少なくとも光学ユニットを
載置する底部と、この底部の少なくとも写真焼付装置の
本体から遠い方の一側に立設された光学ユニットの開口
部を覆う保護部とからなるスタンド本体を有し、このス
タンド本体の一部には、スタンド本体を写真焼付装置に
係止させる係止部が設けられ、スタンド本体がこの係止
部によって写真焼付装置に取付けられたときに、保護部
が写真焼付装置の本体と略並行になるように構成されて
おり、保護部と写真焼付装置本体との間、或いは底部の
両側に立設された保護部の間に形成された凹部に光学ユ
ニットが収容可能とされるので次の効果を奏する。
【0026】取り外した光学ユニットの開口部は保護部
により保護され、塵、埃、或いはゴミ等が付着する虞が
なく、光学ユニットを脱着しても所定の光学的性能が常
に維持される。光学ユニットを載置する為の安全且つ省
スペースの場所が常に写真焼付装置に関連づけて確保さ
れる。また、その場所は写真焼付装置から離れた場所で
はなく、写真焼付装置と光学ユニットが常に1対1の関
係に位置づけられるので、光学ユニットを取り違えて他
の写真焼付装置に使用する虞がない。従って常に所定の
光学的性能が確保されて適切な焼付を行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0028】図1および図2は、図12に示したものと
ほぼ同様の構成を有する写真焼付装置に対し、デジタル
キットを取付けた状態の要部のみを透視的に示す概略的
正面図および側面図である。図3はデジタルキットの構
成を概略的に示す説明図である。
【0029】図1乃至図3において、デジタルキット3
は、表示画面4aを上方に向けたCRT4を含んで写真
焼付装置1の本体2の前面に固定的に付設されたデジタ
ル画像表示ユニット5と、本体2に固定された図示しな
いレールに沿って図12の空間51内に前方側から抜き
差し可能に装着される光学ユニット6とによって構成さ
れている。
【0030】この光学ユニット6は、3枚のカラーフィ
ルタ素子7R,7G,7Bを回転板上に備えたフィルタ
ターレット8と、このフィルタターレット8の3枚のカ
ラーフィルタ素子7R,7G,7Bのうちの一つを垂直
方向上方に透過した画像光を水平方向に反射させるサブ
ミラー9と、このサブミラー9で反射された画像光をペ
ーパー上に結像させるための水平な光軸を有するレンズ
10A、10Bと、レンズ10A,10Bのうちの一つ
を出た画像光をペーパーに向けて反射させるメインミラ
ー11とを備えている。
【0031】上記フィルタターレット8は、CRT4の
表示画面4aに3回に分けて順次表示されるモノクロ画
像からなる赤色成分画像と緑色成分画像と青色成分画像
とを、それぞれ赤色画像と緑色画像と青色画像にするた
めに設けられている。また、上記メインミラー11は、
フィルム画像プリントとデジタル画像プリントを切り換
えるために設けられ、フィルム画像プリント時には、メ
インミラー11がレール16にガイドされ水平光軸に沿
って図3の左方に退避して、図12のレンズ43を通っ
たフィルム画像光のペーパー44面への露光を許容する
ように構成されている。
【0032】上記2個のレンズ10A、10Bは、例え
ば標準レンズとオプションレンズとからなり、これら2
個のレンズ10A、10Bのうちの1個が目的に応じて
選択的に光路内に介入されるように構成されている。
【0033】なお、デジタル画像表示ユニット5には、
CRT4の上方に向けられた表示画面4aを保護するた
め、光学ユニット6の非装着時には表示画面4aを覆っ
ているシャッター12が設けられている。このシャッタ
ー12は、光学ユニット6の上記空間内への挿入に伴っ
て光学ユニット6の部材によって機械的に開かれて、表
示画面4aを露出させる。デジタル画像表示ユニット5
および光学ユニット6の動作は、制御部13によって制
御される。
【0034】図4は光学ユニット6の平面図である。メ
インミラー11は、ミラーホルダ14に固定され、この
ミラーホルダ14が、光学ユニット6の筐体15の長手
方向(図4の左右方向)に延びる両側壁に沿って互いに
平行にかつ水平に架橋された2本のパイプ状レール1
6、16上に摺動自在に支持されている。この場合、ミ
ラーホルダ14は、上記レール16、16をそれぞれ貫
通させた態様でレール16、16に支持されている支持
アーム14a、14bを両側に一体に備えているが、一
方の支持アーム14aはレール16に沿って長く延びて
おり、かつこの支持アーム14aにはその長手方向に沿
ってラック17が刻設されている。光学ユニット6の上
部はレール16の略全長に亘る長さを有し側壁によって
画成される開口部(光学的開口部)53が形成されてお
り、この中にミラーホルダ14、後述するレンズ駆動機
構が配置されているのが見える。
【0035】一方、筐体15には、上記ラック17に噛
合するピニオン18を回転軸に取り付けたミラー駆動用
モータ(DCモータ)19が固定され、このモータ19
によって、メインミラー11が、CRT4からのビデオ
画像をペーパー44上に露光させる露光位置(図4に示
す位置)と、ペーパー44上へのフィルム画像の露光を
許容する退避位置との間で移動し得るように構成されて
いる。
【0036】そして、メインミラー11を露光位置に停
止させるための光電センサ20と、メインミラー11を
退避位置に停止させるためのマイクロスイッチ21とが
筐体15に固定されている。
【0037】また、フィルタターレット8の近傍には、
フィルター駆動用モータ(パルスモータ)22と、フィ
ルター原点検出器23とが配設され、さらに、レンズ駆
動機構24が設けられている。
【0038】レンズ駆動機構24は、上記レール16、
16に直交する方向にかつ水平に架橋された互いに平行
な2本のパイプ状レール25、25上にレール25,2
5に沿って摺動可能に支持された移動ベース26を備
え、この移動ベース26上に2個のビデオ画像焼付け用
レンズ10A、10Bが固定されている。
【0039】図5は、図4に示す光学ユニット6の縦断
面を模式的に示す概略説明図である。図5において実線
によって示されたミラー11はビデオ画像を焼き付ける
ために光学ユニット6が機能する位置にある。即ち、C
RT4の表示画面4aからの光は、光学ユニット6の底
部の開口59(図6)を通ってサブミラー9に入射して
側方に反射され、レンズ10Aを経て更にミラー11に
よって開口部(光学的開口部)52を通過して下方のペ
ーパー44の方へ反射され、ペーパー44上に結像す
る。この開口59は、フィルタターレット8により塞が
れているので、内部のミラー9へは外部から塵、埃等が
侵入しないようになっている。
【0040】ミラー11は光源42から下方に到るアナ
ログ画像系の光路中に介在しているので、写真画像を焼
き付けたいときは、ミラー11は障害となる。しかし、
図4で説明したようにミラー11を右側に距離D1だけ
移動してミラー11aで示す位置に退避させることによ
ってアナログ露光系の通路を確保することができる。ミ
ラー11はアナログ露光系の光軸54に対し傾斜してい
るので、ミラー11aの上端58が同じ傾斜を有する光
束を画成する境界面56aの外側に出れば良い。左方へ
ミラー11aで示す位置へ移動する場合、ミラー11の
下端60が境界56bの外側に位置することが必要とな
り、距離D2は距離D1より長い距離になってしまうの
で、光学ユニット6の小型化のためにはミラー11は右
方へ移動することが望ましい。
【0041】このように、アナログ画像の露光の場合、
ミラー11が右方へ退避されて光源42からの光は、光
学ユニット6を上下の開口部53、52を貫通して通過
する。
【0042】次に図6、図7及び図8に、本発明の光学
ユニット用スタンドを取り付けた写真焼付装置1の図1
と同様な概略的正面図、透視的な概略的側面図及び光学
ユニット6をスタンド70に載置する途中の状態を示す
写真焼付装置1の概略斜視図を夫々示す。図6に示すよ
うに、写真焼付装置1の本体2の正面図において右側に
は、光学ユニット用スタンド(以下、単にスタンドとい
う)70が取付けられている。スタンド70は、底部7
6が床78に載置され、スタンド70の内側には光学ユ
ニット6が載置されている。この時、光学ユニット6は
その底部61が紙面の手前側を向いて配置され、底部6
1の開口部52がスタンド70の保護板(保護部)72
により覆われて保護されている。なお、本体2の正面に
はスタンド70の左方にデジタルキット3を収納する膨
出部74が形成されている。
【0043】図6、図7、図8に示すように、スタンド
70の一端が写真焼付装置1の本体2に取付けられ、そ
のとき、保護板72が本体2と平行になるように構成さ
れている。光学ユニット6を載置するときは、その把手
130(図4、図8)を持って、スタンド70の側方か
ら本体2と略並行に矢印Rで示す方向に移動させながら
スタンド70に滑り込ませるように侵入させて載置す
る。滑り込ませる時は、本体2の膨出部74を避けて本
体2に向かって右側から矢印Rで示す方向に移動させ
る。図8は、光学ユニット6がスタンド70に受容され
始めた状態を示し、図6、図7は光学ユニット6がスタ
ンド70に完全に載置された状態を示している。光学ユ
ニット6をスタンド70に載置するときは、光学ユニッ
ト6の上部57を本体2側に位置させる。これは上部5
7側の開口部53(図5)が大きいため本体2の広い壁
面で覆うようにした方が好都合なためである。このよう
に光学ユニット6を取り外した場合、常に写真焼付装置
1の近傍に確保された場所に保管することができ、光学
ユニット6と写真焼付装置1を1対1の関係に維持する
ことができる。
【0044】次に図9を参照して、スタンド70の構造
について説明する。図9は床78上に載置されたスタン
ド70を示し、(A)は側面図、(B)は正面図を夫々示
す。スタンド70は一枚の金属板を折り曲げ形成したも
のであり、底部76の一側、即ち本体2から遠い方に、
保護板72が本体2と平行になるよう一体に立設されて
いる。これらの底部76と保護板72によりスタンド本
体88が構成される。この実施形態では保護板72と底
部76の連結部分には傾斜部80が形成されている。底
部76の他側には保護板72と平行に立壁82が同様に
傾斜部84を介して立設されている。立壁86は高さが
低く、本体2側の略コ字状の構造材55の下向きの壁5
5aより僅かに高く形成されている。
【0045】この立壁86の先端近傍の内側には、上に
開放するフック90が形成され、これら立壁86とフッ
ク90とで係止部106が構成される。フック90は別
体の部材で形成され、立壁86に溶接、或いはねじ止め
等により固定されるベース90bと、壁55aを受容する
段部90cと、先端が外方に傾斜したガイド部90aを有
する。フック90はスタンド70の幅方向に適宜間隔で
複数個配置されるが、スタンド70の幅方向に亘り単一
の部材で構成されてもよい。スタンド70は、フック9
0と構造材55との引っ掛け係合、即ち凹凸係合により
本体2に取付けられる。本体2に取付けられるとスタン
ド70は、底部76が床78に載置され、保護板72と
本体2との間に凹部104が形成される。
【0046】保護板72及び底部76には、内面にポリ
ウレタン等の発泡樹脂により成形された緩衝材92,9
4が夫々接着されている。緩衝材92は断面矩形の枠状
であり、緩衝材94は底部76の幅方向に亘って底部7
6を覆うように形成されている。緩衝材94には、その
上面から下向きに溝94aが形成されている。この溝9
4aは、スタンド70の凹部104に光学ユニット6が
配置された際、光学ユニット6の端壁102に取付けら
れたコネクタ100(図5)の逃げとして、コネクタ1
00を受容するためのものである。溝94aはコネクタ
100に対応する箇所に部分的に設けてもよいし、緩衝
材94の全幅に亘って形成してもよい。
【0047】尚、図9(A)に示すように、写真焼付装
置1の本体2にも緩衝材106を張り付けてもよい。ま
た、スタンド70の代わりに光学ユニット6の側に緩衝
材を設けてもよい。
【0048】スタンド70の保護板72には、その上縁
119の所定位置から下向きに切欠き112が形成され
ている。他方、光学ユニット6の底部61には、キーイ
ング部材120がねじ止めにより着脱可能に取付けられ
ている。これらの切欠き112とキーイング部材120
でキーイング部125が構成される。
【0049】このキーイング部材120は、写真焼付装
置1の本体2に光学ユニット6を取り付ける際の本体2
と光学ユニット6のキーイングに使用されるものであ
る。即ち光学ユニット6は特定の写真焼付装置用として
厳密に調整されているので、他の光学ユニットが間違っ
て写真焼付装置1に装着できないようになっている。ス
タンド70と光学ユニット6間にもこのキーイング部材
120が使用され、光学ユニット6と写真焼付装置が常
に1対1の関係に維持されることが一層確実にされてい
る。
【0050】このキーイング部材120は、樹脂製のプ
レート116に突起114が一体に成形されたものであ
り、光学ユニット6をスタンドに載置したとき、突起1
14が切欠き112に受容される位置に取付けられてい
る。他の写真焼付装置がある場合、それに使用される光
学ユニットにも同様な他のキーイング部材が取付けられ
るが、この他のキーイング部材が取付けられた光学ユニ
ットは、キーイング部材の突起の位置が異なるので、ス
タンド70の上縁110と干渉してしまい、このスタン
ド70に載置することはできない。
【0051】このようにキーイング部材120を取付け
る光学ユニット6の取付位置は同じであるが、突起11
4の位置が異なるものがいくつか用意され、複数の同様
な写真焼付装置に使用され、夫々1対1の関係に維持さ
れる。
【0052】図9(B)に示す切欠き112は、保護板
72に直接形成されているが、図10に示すように切欠
き112を有する部分を別の部材として構成し、スタン
ドの保護板72に着脱可能に取り付けてもよい。
【0053】図10はこのキーイング部の変形例を示す
部分拡大図である。尚、図中光学ユニット6は省略して
ある。このキーイング部125aの場合、プレート11
6と同様のプレート116aは、複数、例えば図に示す
ように2個の突起114aを有する。この突起114a
は、連続して3個設けてもよいし、離隔して2個設けて
もよく、所望の配列に形成されることができる。保護板
72aの方には、受け部材113がねじにより保護板7
2aに着脱自在に取付けられている。受け部材113は
プレート116aと同様な部材であり、突起114aに対
応する位置には、切欠き112aが2個形成されてお
り、光学ユニット6(図示せず)をスタンド70aに装
着するとき、突起114aが受け部材113と干渉する
ことなく切欠き112aに受容される。このように、突
起114aを異なる位置に複数個設けたキーイング部材
120aと、それに対応して複数の切欠き112aを有す
る受け部材113を用意することにより、種々のキーイ
ングの組合せが可能となる。
【0054】次にスタンド70の脱着の態様について、
図11を参照して説明する。図11はスタンド70を脱
着する際の状態を示す図9(A)と同様の側面図であ
る。スタンド70を取り外すときは、フック90は構造
材55から外れるよう、手前に引き出しながらスタンド
本体88を写真焼付装置1の本体2側に倒すと、係止部
106が構造材55の壁55aから外れるので、そのま
ま引き出せばよい。また取付けるときは、逆の操作をす
ればよい。このようにしてスタンド70の脱着を容易に
行うことができるので、写真焼付装置1の保守、管理の
際、邪魔にならず、手際よく作業を行うことができる。
【0055】以上、本発明について詳細に説明したが、
他の実施形態として、前述の立壁86を高くし、光学ユ
ニット6の開口部53を覆う他の保護板(図示せず)と
してもよい。この場合、光学ユニット6はこの他の保護
板と前述の保護板72とにより形成される凹部に配置さ
れることとなり、また、係止部(図示せず)は他の保護
板の上部に設けられることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルキットを取り付けた写真焼付装置の要
部を示す透視した概略的正面図
【図2】図1に示す写真焼付装置の概略的側面図
【図3】デジタルキットの構成を概略的に示す説明図
【図4】光学ユニットの平面図
【図5】図4に示す光学ユニットの縦断面を模式的に示
す概略説明図
【図6】本発明による光学ユニット用スタンドを取り付
けた写真焼付装置の要部を示す図1と同様の概略的正面
【図7】図1の写真焼付装置の透視的な概略的側面図
【図8】光学ユニットをスタンドに載置する途中の状態
を示す写真焼付装置の概略斜視図
【図9】本発明の光学ユニット用スタンドを示し、
(A)は側面図(B)は正面図を夫々示す。
【図10】キーイング部の変形例を示す部分拡大図
【図11】図9の光学ユニット用スタンドを脱着する状
態を示す、図9(A)と同様な光学ユニット用スタンド
の側面図
【図12】従来の写真焼付装置の概略説明図
【符号の説明】
1 写真焼付装置 2 写真焼付装置の本体 4 CRT 6 光学ユニット 44 感光材料 52、53 開口部 70、70a 光学ユニット用スタンド 72、72a 保護部 76 スタンドの底部 88 スタンド本体 104 凹部 106 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 裕一 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 菅野 純司 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H106 AA12 AB04 BA91 BF38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルム上の写真画像を装置内の感
    光材料に結像させるための第1の光学系を有する本体
    と、該第1の光学系に代わってCRT上に表示されたビ
    デオ画像を開口部を介して前記感光材料に結像させるた
    めの第2の光学系を有する前記本体に脱着可能な光学ユ
    ニットとを備えた写真焼付装置において、 前記本体から取り外された前記光学ユニットを収容可能
    なスタンドが前記本体に装着され、該スタンドが、前記
    光学ユニットが収容された際、前記開口部を覆う保護部
    を備えていることを特徴とする写真焼付装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも光学ユニットを載置する底部
    と、該底部の少なくとも前記本体から遠い方の一側に立
    設された前記光学ユニットの開口部を覆う保護部とから
    なるスタンド本体、及び該スタンド本体の一部に設けら
    れた前記保護部が写真焼付装置の本体と略並行になるよ
    うに前記スタンド本体を前記写真焼付装置に係止させる
    係止部を備えてなり、前記保護部と前記本体との間に形
    成された凹部に前記光学ユニットを収容可能とすること
    を特徴とする、写真焼付装置に使用される光学ユニット
    用スタンド。
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