JP2001242008A - 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤 - Google Patents

温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤

Info

Publication number
JP2001242008A
JP2001242008A JP2000053797A JP2000053797A JP2001242008A JP 2001242008 A JP2001242008 A JP 2001242008A JP 2000053797 A JP2000053797 A JP 2000053797A JP 2000053797 A JP2000053797 A JP 2000053797A JP 2001242008 A JP2001242008 A JP 2001242008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
load
change
measured
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000053797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4426046B2 (ja
Inventor
Yuji Fukami
雄二 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&D Holon Holdings Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&D Co Ltd filed Critical A&D Co Ltd
Priority to JP2000053797A priority Critical patent/JP4426046B2/ja
Publication of JP2001242008A publication Critical patent/JP2001242008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426046B2 publication Critical patent/JP4426046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子秤におけるクリープ補正を温度補正手段
を用いて実施する。 【解決手段】 演算手段5から出力される計量値デジタ
ル信号WS2を、計量値変化手段11が時間をパラメー
タとする計量値の変化と判断し、この計量値の変化を等
価温度算出手段12において、温度変化に起因する計量
値の変化における温度(等価温度)に換算する。この等
価温度を用いて温度補正手段において実際にはクリープ
補正を行う。また温度センサ7により実際に測定された
温度データによって温度補正を行う必要がある場合には
等価温度と実測温度データとを加味した温度データによ
り温度補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁平衡式秤量装
置、起歪体を用いたロードセル式秤量装置等の電子秤に
係り、特に時間をパラメータとする装置の感度変化を温
度補正手段を用いて補正できるようにした電子秤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電磁平衡式秤量装置、或いは起歪体を用
いたロードセル式秤量装置等の所謂電子秤と称される高
感度の秤量装置においては、その高い感度故に外乱の影
響も大きい。特に温度は感度変化を起こす大きな要因と
なっている。
【0003】図4は電子秤のうちでも、特に高い分解能
を有している電磁平衡式秤量装置(電子天秤)を示す。
この電子天秤ではマグネット21、ポールピース22、
ヨーク23により磁気回路が形成され、秤量皿24に荷
重WNが負荷されると、この荷重WNは支点25を中心
としてビーム26を揺動変位させようとし、この変位は
位置センサ28により検出される。位置センサ28の変
位信号に対応して電流制御部29はフォースコイル27
に電流を流し、これにより前記ビーム26を平衡させ
る。こフォースコイル27に出力される電流はA/D変
換部31を経て演算手段33にデジタル出力され、演算
手段においてこの電気量から荷重WNの計量値が算出さ
れ、表示手段34に表示される。なお図中ロバーバル機
構等は省略されている。
【0004】この電子天秤において、前記マグネット2
1の磁界の強さの温度係数は−200〜−300ppm
/℃とかなり大きいため、秤量装置としての感度を保持
する必要上マグネット21近傍に温度センサ30を設け
て温度を計測し、この温度センサ30から出力された温
度データはA/D変換部32を介して演算手段33に出
力され、この温度データにより計量値を温度補正するよ
う構成されているものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】秤量皿に荷重を負荷し
計量値が安定したならばこれを読み取り、直ちに荷重を
除くといった使用方法の場合には正しい質量表示を行う
上記電子天秤も、試料を長時間負荷して、この試料の経
時的変化をみるような場合、試料により負荷された荷重
の計量値が、試料の経時的変化に起因する変化とは別な
変化を起こす場合がある。
【0006】図5は電子天秤おける経時的な計量値の変
化を示す。時間t1において荷重を負荷し、かつ時間t
2において荷重を除いた場合、この間の時間Δtにおけ
る荷重の計量値の変化を示している。線図L1、L2は
計量値の変化の例を、またL3は負荷された荷重の真値
それぞれ示している。図からも明らかなとおり時間をパ
ラメータとして計量値が変化するクリープ現象を生じて
いることがわかる。
【0007】従来は、フォースコイル27に電流を流す
ことによる発熱で、マグネット21が温度変化し、かつ
このマグネット21の温度変化によってマグネット21
によ磁界が変化すること、即ちマグネット21の温度の
みをパラメータとして温度補正することにより計量値を
補正しており、荷重負荷時にクリープが発生しないよう
温度センサ30の位置を調整していた。しかしこのよう
に調整された温度センサの位置は、電子秤の周囲の温度
変化を検出する点からは最適な位置ではなく、現実には
温度補正のみでは電子秤の精度の確保に限界があった。
また電子秤に負荷された荷重によって機構部分に加わる
ストレスにより、フォースコイルの発熱よりも速い成分
のクリープが発生することもあり、温度センサの位置を
調整するだけではクリープの発生を防止しきれない場合
も生じている。
【0008】このため、高分解能の秤量装置においてよ
り高い精度を得るには、特にクリープの補正に当たって
は、長期間の試験によりこの秤量装置のクリープ特性を
検出し、かつこの検出したデータにより温度補正とは別
な演算回路によりクリープ補正を行うようになってい
る。この結果、演算回路は複雑化しかつ装置全体は高価
なものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み構成したものであって、電磁平衡式秤量装置のように
荷重の負荷による電磁部の変位、或いはロードセル式秤
量装置のように起歪体の変形を電気量に変化して当該荷
重を計量し、かつ当該変位部或いは変形部の温度を計測
し、当該計測温度と当該変位部或いは変形部が有する温
度係数とによって計量荷重を補正するようにした温度補
正手段を有し、かつ当該変形或いは変位部に対する荷重
の継続的な負荷により計量値が時間をパラメータとして
変化する現象を有する電子秤であることを前提とし、時
間をパラメータとして変化した計量値の変化量と温度を
パラメータとしたときに変化する計量値の変化量とが等
価となる等価温度を算出する手段を有し、前記時間をパ
ラメータとした計量値の変化の補正を、当該算出した等
価温度を用いて温度をパラメータとした温度補正手段に
よって補正するよう構成したことを特徴とする電子秤で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】例えば電子天秤において、温度補
正用の温度センサが電磁部、特に電磁部のマグネットに
設けられている。電子秤の調整時において秤量物の荷重
が負荷されると、この荷重の負荷時間が計測され、時間
をパラメータとしてこの荷重の計量値の変化を計測す
る。
【0011】この計測の結果、荷重負荷後計量値が安定
した時の計量値を基準とし、経時的にこの計量値が変化
した場合にはクリープとして、この変化量を計測する。
この計量値の変化量は、この電子天秤が有している温度
特性、直接的には電子天秤電磁部のマグネットの温度係
数に基づいて、実際にマグネット温度が変化したときに
生じる計量値の変化量に対応する温度(以下「等価温
度」とする)に換算される。
【0012】前記等価温度が算出されれば、この等価温
度データを温度補正手段に出力し、温度補正として計量
値を補正する。またこの場合、マグネットの実際の計測
温度も変化している場合にはこの実際の計測温度と等価
温度を含めて温度補正手段により温度補正として計量値
を補正する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す電子天秤のブ
ロック図である。図において秤量物の荷重WNが負荷さ
れると、この荷重によるビームの変位は位置センサ1が
検知し、その変位信号に対応して電流制御手段2が電磁
部3のフォースコイルに電流を流し、これにより前記ビ
ームを平衡させる。この電流制御手段2から出力された
電流はA/D変換部4を経て温度補正手段9に対し重量
デジタル信号WS1として出力される。
【0014】一方電磁部3、特に電磁部3のマグネット
(図4も合わせて参照)には温度センサ7が配置されて
マグネットの温度を検知し、この温度データはA/D変
換部8を経て計測温度デジタル信号TS1として温度補
正手段9に至る。温度補正手段9においては、前記重量
デジタル信号WS1と計量温度デジタル信号TS1から
重量値の温度補正を行い、温度補正後の重量デジタル信
号AWを演算手段5に出力する。この演算手段5におい
て重量デジタル信号WS1から秤量物の計量値が算出さ
れ、かつ表示手段6に対し計量値デジタル信号WS2と
して出力され、当該表示手段6において計量値が表示さ
れる。
【0015】次に電子秤天秤の調整時において、符号1
0は時計手段であって、演算手段5から出力される計量
値デジタル信号WS2の出力時間を計測するものであ
る。11は計量値変化測定手段であって、電子天秤に対
する秤量物の荷重の負荷時間が一定時間以上となった場
合に、真値に対する計量値の変化を測定する。また12
は等価温度算出手段であって、時間をパラメータとして
変化した計量値の変化量と温度をパラメータとしたとき
に変化する計量値の変化量とが等価となるときの温度で
ある等価温度を算出する手段である。
【0016】図2は上述した構成の作動状態の一例を示
すフロー図であるが、その作動の状態は前記図1の構成
と併せて説明する。調整時においては、既に設定されて
いる等価温度の影響を受けないようにするため、先ず等
価温度デジタル信号TS2の出力を停止する(Sa
1)。この状態で前記温度センサ7が電磁部3のマグネ
ット温度を計測している状態で秤量物の荷重WNが負荷
される(Sa2)。荷重の負荷による重量デジタル信号
WS1は温度補正手段9及び演算手段5において秤量物
の荷重の計量値として算出され計量値デジタル信号WS
2が表示手段6に出力される。
【0017】前記秤量物WNの負荷(Sa2)の際に、
この計量値デジタル信号WS2は時計手段10によって
計測され(Sa3)、予め設定された一定時間の計測を
行い(Sa4)、計量値変化測定手段11に対して計量
値デジタル信号WS2が出力されると共に前記時計手段
10から時間データtSが出力され、時間をパラメータ
とする計量値の変化が測定される(Sa9)。これによ
り例えば図5の線図L1に示すような時間をパラメータ
とする計量値の変化のデータを得る。この場合秤量物の
荷重の真値に対する計量値の変化量を算出する。なお荷
重負荷後秤量物の計量値が安定した時点での計量値がこ
の真値にほぼ対応する。
【0018】測定されたクリープ量により、前述のとお
り時間をパラメータとして変化した計量値の変化量と温
度をパラメータとしたときに変化する計量値の変化量と
が等価となるときの温度である等価温度、つまり温度に
起因しないと考えられる計量値の変化を、実際の温度変
化による計量値の変化としてとらえた場合のダミー温度
を算出(Sa11)する。この等価温度から補正用温度
データを作成し(Sa12)、等価温度デジタル信号T
S2として前記温度補正手段9に出力し(Sa6)、実
際にはクリープ補正であるものを温度補正として補正
(Sa7)し、補正値を計量値として表示する(Sa
8)。
【0019】なお、上記の説明では、クリープ補正の内
容を明瞭にするために温度センサ7から出力される温度
データの変化がないこと、つまり実際に計測した温度の
データを使用する必要がない場合を例に説明した。実際
に計測された温度データである計測温度デジタル信号T
S1による温度補正も併せて行う必要がある場合につい
ては後述する具体例を用いて説明する。
【0020】次に、特定の数値を用いてフローをより具
体的に説明する。先ず電子天秤は秤量100g、最小表
示0.0001gのものとする。また説明を分かりやす
くするため、電磁部のマグネットの温度係数は−200
ppm/℃、荷重なしの場合にフォースコイルの電流が
ゼロ、即ち重量データWはゼロ、100g荷重負荷時の
重量データWは1,000,000とする。なお発明者
等による試験の結果、フォースコイルに電流を流すこと
により生じる磁界がマグネットの磁界に与える影響は、
このフォースコイルの電流値と負荷された荷重の重量値
とされる値との関係において2次関数、或いはこれに近
似した関係をもつものが多いが、この点も説明を簡便化
するため前記マグネットの磁界に与える影響を、電流値
に比例するものとして以下説明する。
【0021】電子天秤の調整時に100gの荷重を加え
て100.0000g(重量データWs=1,000,
000)を表示し、かつ最終的に100.0010g
(重量データWe=1,000,010)で収束したと
する。この時の温度データもTaとして記憶する。これ
らの計量値の変化からマグネットによる磁界は下記式の
とおり−10ppm減少したものと見なせる。 (Ws−We)/Ws=−10/1,000,000=−10ppm・・(1) ここで、マグネットの温度係数は−200ppm/℃で
あるので、上記−10ppmの温度変化は、下記式で示
される。 −10ppm/−200ppm/℃=0.05℃・・・・(2)
【0022】即ち、上記式(2)により、重量データW
が1,000,000の場合、この変化を温度が0.5
℃変化したものと見なすことができ、この温度データ
(等価温度)を用いて温度補正としてクリープ補正可能
であることを示している。よって温度補正における温度
データを修正する最大値Δtmax と重量データWとの関
係は次の式(3)のようになる。 Δtmax =0.05×W/1,000,000・・・・(3)
【0023】荷重の継続負荷時の変化量が温度に対して
影響を受ける場合には、上記式(3)に対して温度のパ
ラメータを加える。計量時の温度をtとし、かつ調整時
の温度は前述のとおりTaであるから、荷重継続負荷時
の変化量は、温度に対してリニアであるとして下記式
(4)により表される。ここでkは荷重継続負荷時の計
量値の変化量が温度に対して有している感度を決定する
定数を示す。 Δtmax =〔0.05+k×(t−Ta)〕×W/1,000,000 ・・・(4)
【0024】計量値は荷重が負荷された後時間の経過と
共に徐々に変化していくので、前記Δtmax に時間要素
加味して温度データを修正する。これは、回路的にはΔ
tmax を入力として、これをローパスフィルタを通過さ
せることにより実現可能であり、その変化の度合いはロ
ーパスフィルタの強さを調整することにより実施でき
る。ローパスフィルタとして機能させる単純な方法は移
動平均処理であり、平均化を行うデータ数を変更するこ
とによりローパスフィルタの強さの調整が可能である。
以上の例において、Δtmax に対して時間要素を加味し
たデータΔtを求め、温度補正手段においてこのデータ
Δtを温度データに対して加算或いは減算して荷重継続
負荷による変化を補正する。
【0025】図3は上記具体例と関連して図2に示すフ
ローのうち、特に等価温度の算出(Sa11)から表示
(Sa8)までを具体的に示すフロー図である。先ずA
/D変換部8を介して出力される計測温度デジタル信号
TS1として温度データtを採取し、記憶する(Sb
1)。また同様にA/D変換部4を介して出力される重
量デジタル信号WS1により重量データWを採取し,記
憶する(Sb2)。これら重量データW及び温度データ
tを変数とした計算式により、重量データWでかつ温度
データtのときの温度データ修正値の最大値Δtmax を
算出する(Sb3)。ステップSb3として示される式
のうち、a、Wb、k及びTaは電子天秤調整時のデー
タや、電子天秤の機種毎に設定される固有の定数を意味
する。なお、前述のように、試験の結果、ステップSb
3の式はWの二次式とする方が実際の変化に則するもの
が多いが、この場合は個々の試験に基づいた特定の二次
式がステップSb3に示されることになる。
【0026】次に前記Δtmax に対して時間要素を加味
するため、前述の如くローパスフィルタを通してその出
力信号TS2として等価温度Δtをえる(Sb4)。な
おローパスフィルタの強さは継続負荷されている荷重の
計量値の変化速度に合わせて、電子天秤の機種毎に調整
することになる。
【0027】続いて温度データtと温度データの修正値
Δtから温度補正で使用する温度データtc を求め(S
b5)、重量データWをこの温度データtc で 温度補
正してDtc を得る(Sb6)。このDtc は荷重の継
続負荷による誤差を補正した重量データとなり、この重
量データDtc を更にリニアリティーやキャリブレーシ
ョン等、必要とする各種補正を行って(Sb7)、最終
的な計量値Dを表示する(Sb8)。
【0028】上述のように温度データを用いたクリープ
補正は、継続的な荷重負荷がある場合に、その計量誤差
が生じない位置に温度センサを配置したことと等価であ
り、かつ実際の温度を検出する温度センサは予め温度計
測対象の温度を正確に計測できる位置に配置されている
ので、当然ながら温度補正そのものも正確に実行するこ
とができる。
【0029】以上本発明を主として電磁平行式秤量装置
である電子天秤を例に説明したが、例えば起歪体を用い
たロードセル式秤量装置においても起歪体固有のクリー
プ特性を有しており、温度補正を行っているロードセル
式秤量装置であれば当然本発明の実施が可能である。ま
た従来温度補正を行っていなくとも、ロードセル式秤量
装置の分解能の向上により、温度の影響が無視出来なく
なくなっている現状において、温度補正システムと平行
して、この温度補正システムにクリープ補正システムを
組み込んだ補正システムを搭載することは可能である。
【0030】
【発明の効果】以上本発明を各実施例により説明した如
く、本発明はクリープによる計量値の変化を、温度が変
化したときの計量値の変化に対応する等価温度として算
出し、この等価温度を用いて温度補正手段によりクリー
プ補正するよう構成したので、クリープ補正をするため
の特別の演算手段を必要とせず、従って演算回路が複雑
化することなくクリープ補正が可能となる。
【0031】また、温度データを用いてクリープ補正を
行うものであるため、荷重の継続的負荷による計量値の
変化に対しても、実際の温度の変化に対しても、温度デ
ータを変更するだけで簡単に対応することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すプロック図である。
【図2】本発明の作動状態の一例を示すフロー図であ
る。
【図3】図2に示すフローのうち特に補正用温度データ
の作成から表示までを具体的に示したフロー図である。
【図4】従来の温度補正システムを示す電磁平行式電子
秤の概念図である。
【図5】電磁平行式電子秤のクリープを示す線図であ
る。
【符号の説明】
3 電磁部 5 演算手段 6 表示手段 7 温度センサ 9 温度補正手段 10 時計手段 11 計量値変化測定手段 12 等価温度算出手段 AW 温度補正後デジタル信号 tS 時間信号 TS1 計測温度デジタル信号 TS2 等価温度デジタル信号 WN 荷重 WS1 重量デジタル信号 WS2 計量値デジタル信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重による変位或いは変形を電気量に変
    換して当該荷重を計量し、かつ当該変位部或いは変形部
    の温度を計測し、当該計測温度と当該変位部或いは変形
    部が有する温度係数とによって計量荷重を補正するよう
    にした温度補正手段を有し、かつ当該変形或いは変位部
    に対する荷重の継続的な負荷により計量値が時間をパラ
    メータとして変化する現象を有する電子秤において、時
    間をパラメータとして変化した計量値の変化量と温度を
    パラメータとしたときに変化する計量値の変化量とが等
    価となる等価温度を算出する手段を有し、前記時間をパ
    ラメータとした計量値の変化の補正を、当該算出した等
    価温度を用いて温度をパラメータとした温度補正手段に
    よって補正するよう構成したことを特徴とする温度補正
    手段を用いてクリープ補正をする電子秤。
  2. 【請求項2】 荷重による電磁部の変位を平衡させる電
    気量を出力して当該電気量から当該荷重を計量し、かつ
    当該電磁部温度を計測し、当該計測温度と当該電磁部が
    有する温度係数とによって計量値を補正するようにした
    温度補正手段を有し、かつ当該電磁部に対する荷重の継
    続的な負荷により計量値が時間をパラメータとして変化
    する現象を有する電磁平衡式の電子秤において、時間を
    パラメータとして変化した計量値の変化量と温度をパラ
    メータとしたときに変化する計量値の変化量とが等価と
    なる等価温度を算出する手段を有し、前記時間をパラメ
    ータとした変化量の補正を、当該算出した等価温度を用
    いて温度をパラメータとした温度補正手段によって補正
    するよう構成したことを特徴とする温度補正手段を用い
    てクリープ補正をする電子秤。
  3. 【請求項3】 電磁部温度を計測する手段のうち少なく
    とも一つは電磁部のマグネットに配置されていることを
    特徴とする請求項2記載の温度補正手段を用いてクリー
    プ補正をする電子秤。
  4. 【請求項4】 荷重により起歪体が変形し、この変形を
    電気量に変化して当該荷重を計量し、かつ変形部の温度
    を計測し、当該計測温度と当該変形部が有する温度係数
    とによって計量荷重を補正するようにした温度補正手段
    を有し、かつ当該変形部に対する荷重の継続的な負荷に
    より計量値が時間をパラメータとして変化する現象を有
    するロードセル式の電子秤において、時間をパラメータ
    として変化した計量値の変化量と温度をパラメータとし
    たときに変化する計量値の変化量とが等価となる等価温
    度を算出する手段を有し、前記時間をパラメータとした
    計量値の変化の補正を、当該算出した等価温度を用いて
    温度をパラメータとした温度補正手段によって補正する
    よう構成したことを特徴とする温度補正手段を用いてク
    リープ補正をする電子秤。
  5. 【請求項5】 秤量物の荷重の負荷時間を計測する手段
    と、時間をパラメータとする計量値の変化を測定する手
    段と、当該計量値の変化量に対応する等価温度を算出す
    る手段とを有し、電子秤の調整時において、秤量物の荷
    重の負荷時間を計測する手段により計測された荷重の負
    荷時間と、時間をパラメータとする計量値の変化を判定
    する手段とにより当該計量値の変化を測定し、かつ当該
    変化量に対応する等価温度を算出し、電子秤の通常使用
    時においては算出された等価温度により温度補正手段に
    おいて温度補正として当該時間をパラメータとする計量
    値の変化を補正することを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載の温度補正手段を用いてクリープ補正をす
    る電子秤。
  6. 【請求項6】 秤量物の荷重の負荷時間を計測する手段
    により当該負荷時間が予め設定された時間になったと判
    定されたときに、計量値データと時間データが計量値変
    化測定手段に出力されるよう構成したことを特徴とする
    請求項5記載の温度補正手段を用いてクリープ補正をす
    る電子秤。
JP2000053797A 2000-02-29 2000-02-29 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤 Expired - Fee Related JP4426046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053797A JP4426046B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053797A JP4426046B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001242008A true JP2001242008A (ja) 2001-09-07
JP4426046B2 JP4426046B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=18575128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000053797A Expired - Fee Related JP4426046B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4426046B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132235A1 (ja) * 2005-06-07 2006-12-14 Shimadzu Corporation ロードセル式電子天びん
KR101263481B1 (ko) * 2011-01-14 2013-05-13 주식회사 유비트로닉스 센서의 온도보상 방법 및 온도보상기능을 갖는 센서
JP7223911B1 (ja) * 2022-11-01 2023-02-16 株式会社エー・アンド・デイ 電子天びん

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132235A1 (ja) * 2005-06-07 2006-12-14 Shimadzu Corporation ロードセル式電子天びん
KR101263481B1 (ko) * 2011-01-14 2013-05-13 주식회사 유비트로닉스 센서의 온도보상 방법 및 온도보상기능을 갖는 센서
JP7223911B1 (ja) * 2022-11-01 2023-02-16 株式会社エー・アンド・デイ 電子天びん

Also Published As

Publication number Publication date
JP4426046B2 (ja) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140358317A1 (en) Output value correction method for physical quantity sensor apparatus, output correction method for physical quantity sensor, physical quantity sensor apparatus and output value correction apparatus for physical quantity sensor
JP2012533743A (ja) 力測定装置の温度補償方法及び力測定装置
JPWO2006132235A1 (ja) ロードセル式電子天びん
JPH08510549A (ja) 統合的な温度信号を出力する歪みゲージセンサ
US11022481B2 (en) Load cell having compensation of temperature differences
JP2001013001A (ja) 内蔵分銅を有する電子秤
US4914611A (en) Force measuring device
JP6332716B2 (ja) 電子秤
JP4426046B2 (ja) 温度補正手段を用いてクリープ補正をする電子秤
JPS63204103A (ja) ロ−ドセルの温度補償方法及びその装置
US7227089B2 (en) Electric balance with synthetic PID control signal
JPH11125555A (ja) ロードセル秤
JP3465946B2 (ja) ロードセルの温度補償方法及びその装置
EP3882581B1 (en) Load cell unit and weighing equipment
WO2006132234A1 (ja) 電子天びん
JP2006184192A (ja) 電子天びん
JP2001099699A (ja) 電子天びん
JPWO2007125602A1 (ja) 電子天びん
JP2001165601A (ja) 重量測定装置
JPH08114489A (ja) 電磁式天びん
JPH0313705Y2 (ja)
JP3464516B2 (ja) ロードセルの零点変化検出装置及びロードセルの零点変化補正装置
JPH10197320A (ja) 荷重測定の補正方法及び同方法を用いた電子天秤
JP2008058168A (ja) 力センサ用検出装置
JPH0814521B2 (ja) 半導体圧力センサの温度補償方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4426046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151218

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees