JP2001241971A - モータの回転パルス生成装置 - Google Patents

モータの回転パルス生成装置

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JP2001241971A JP2000053514A JP2000053514A JP2001241971A JP 2001241971 A JP2001241971 A JP 2001241971A JP 2000053514 A JP2000053514 A JP 2000053514A JP 2000053514 A JP2000053514 A JP 2000053514A JP 2001241971 A JP2001241971 A JP 2001241971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの回転状態の変化に追従しフィルタ遮
断周波数を変化させて正確なパルス信号を生成し、しか
もパルス信号生成前のモータ起動初期でも正確にパルス
信号を生成する。 【解決手段】 回転パルス生成回路2は、直流モータ1
からモータ回転数に比例する周波数のリップルの乗った
信号を入力してリップルパルスを生成する。フィルタ3
はPLL回路6からのクロック信号を基に遮断周波数が
可変である。VCO10の発振周波数は、リップルパル
スと、回路12〜16を介して入力されるモータ回転状
態信号を基に決まる。マイコン20はモータ起動時にV
CO10を作動してクロック信号を予備発振させ、その
クロック信号を基に発振周波数を測定し、フィルタ3の
初期遮断周波数が適正であるか否かを判定する。初期遮
断周波数が適正でなければ、スイッチ回路17を切替制
御してアッテネータ16の減衰度を変更することにより
初期遮断周波数を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直流モータ
のブラシ等に起因してモータ回転数(回転速度)に比例
する周波数のリップルが乗った信号をモータから取得
し、モータの回転数に比例した周波数のパルス信号(リ
ップルパルス)を生成するモータの回転パルス生成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の回路は、直流モータを用いてモ
ータの位置制御またはモータにより駆動される部材の位
置制御を行う様々な分野に用いられる。例えば車両にお
いてはモータの回転によって駆動されるシート状態(シ
ートクッション、シートバック、ヘッドレスト等の状
態)を着座者の体型に合わせ、その位置をメモリに記憶
させた後、再度記憶させた位置を読み出してシートの位
置調整を容易とするメモリシートや、パワーウィンドや
サンルーフ等で採用される挟み込み検知装置等に応用が
ある。
【0003】例えばメモリシートはモータの回転状態を
常に記憶している必要があり、シートを動かすモータの
回転状態を検出するために位置センサ等を用いる方法が
採用されている。例えばモータ回転軸(アマーチャー
軸)上に設けた磁石の回転状態をホール素子等のセンサ
で検出し、センサから出力されるパルス信号を基に制御
装置(コントローラ)がモータやモータにより駆動され
る部材の位置制御を行う。このようにモータに取付けら
れたホール素子からの回転パルス信号をコントローラに
より読み込み位置制御を行っていることから、そのパル
スを基にシートの位置制御が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構成は、
ホール素子および磁石が必要であり、部品点数の増加、
構造複雑化、組立効率低下、製品コスト上昇などの問題
を招くことになっていた。このため、ホール素子等のセ
ンサを用いず、モータ電流やモータ電圧などモータから
直接得ることができる検出信号(アナログ信号)を電気
回路により処理し、モータ回転数に比例する周波数のパ
ルス信号を生成する方法が望まれる。
【0005】例えば直流モータではブラシの存在によっ
てモータ電流にモータ回転数に比例する周波数のリップ
ルが乗るため、モータ電流信号(アナログ信号)を電気
回路を使って処理することでモータ回転数に比例する周
波数のリップルパルスを生成することが可能と考えられ
る。
【0006】この方法でリップルパルスを生成する場
合、モータ電流信号に乗るリップル以外のノイズをフィ
ルタを通して除去する必要があるが、リップルの周波数
がモータ回転数に比例することから、フィルタの遮断周
波数をモータ回転数に応じて変更可能に電気回路を構成
する必要がある。例えば生成されたリップルパルスをフ
ィードバックしてフィルタの遮断周波数をモータ回転数
に応じて変更する回路構成が考えられる。しかし、モー
タ起動時においてリップルパルスが生成される前はリッ
プルパルスのフィードバックがなされずフィルタの遮断
周波数が適正である保証がないので、フィルタを通ると
きに誤ってリップルが除去されてパルスが無くなったり
残ったノイズによりパルスが増えるパルスエラーが心配
される。ここで、モータ回転数はモータ電流やモータ電
圧などの情報から間接的に予測できるため、モータ起動
時においてモータ電流やモータ電圧などの信号を基にフ
ィルタの遮断周波数を決める制御も可能ではある。しか
し、電気回路は設計値に対し製品個々のばらつきもをも
つため、この種のハード上のばらつきが原因でフィルタ
の遮断周波数が適正値(適正許容範囲)から外れる場合
があり、この場合もパルスエラーが発生する。また回路
はハード上のばらつきにより製品固有の温度特性をもつ
ため、温度変化もフィルタの遮断周波数を左右しパルス
エラーの原因となる。よって、センサを使うことなくモ
ータから直接取出した信号を基に位置制御などのための
パルス信号を生成するパルス生成装置を実現するために
は、上記各種問題を解決する必要があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものでその目的は、モータの回転状態の変化に追従し
フィルタの遮断周波数が変化して正確なパルス信号を生
成でき、しかもパルス信号生成前の段階であるモータ起
動初期であっても正確なパルス信号を生成できるモータ
の回転パルス生成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、モータからモータ回転数
に応じた周波数のリップルを有する信号を入力し、該入
力信号のノイズを除去するとともに外部からの信号によ
り遮断周波数が可変となるフィルタ手段と、前記フィル
タ手段の出力信号を前記モータ回転数に応じた周波数の
パルス信号に変換するパルス形成手段と、前記パルス信
号と前記モータの回転状態信号を基にクロック信号を生
成し、該クロック信号を前記フィルタ手段に与え前記フ
ィルタ手段の遮断周波数を可変するクロック発生手段
と、前記モータの起動前に前記クロック発生手段に前記
クロック信号を予備発振させ、予備発振されたクロック
信号を基に初期遮断周波数が適正か否かを判定し、適正
でない場合に適正な初期遮断周波数となるよう補正をす
る補正手段とを備える。
【0009】この発明によれば、パルス信号とモータの
回転状態信号を基に生成したクロック信号をフィルタ手
段に与え、フィルタ手段の遮断周波数を可変するように
したので、モータの回転状態が変化(モータの負荷、回
転、モータ駆動電圧および環境による回転状態等が変
化)しても、それに追従して正確なリップルパルスを生
成することが可能となる。また、モータ起動前において
クロック発生手段にクロック信号を予備発振させ、その
クロック信号を基に初期遮断周波数が適正であるか否か
が判定される。そして、適正でない場合には適正となる
よう初期遮断周波数が補正される。このため、回転パル
ス生成装置が製品個々のばらつきをもつものの、モータ
起動時には適正な初期遮断周波数が設定される。この結
果、モータ起動初期でクロック発生手段にパルス信号が
入力される前の段階(時期)であっても、回転状態信号
を基に設定される遮断周波数が適正なものとなる。よっ
て、モータ起動初期にも正確なパルス信号が生成され
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1の発
明において、前記回転状態信号はモータ回転信号および
モータ駆動電圧信号に基づく信号であり、前記補正手段
は、前記初期遮断周波数の適正値をモータ駆動電圧に応
じて複数記憶しており、前記判定時には外部から入力し
たモータ駆動電圧信号を基にモータ駆動電圧に応じて適
正値を求め、予備発振された初期遮断周波数と前記適正
値とを比較して初期遮断周波数が適正であるか否かを判
定することを要旨とする。なお、適正値は幅をもっても
よい。
【0011】この発明によれば、判定時にはモータ駆動
電圧に応じた適正値が求められ、予備発振されたクロッ
ク信号を基に得た遮断周波数と適正値との比較から初期
遮断周波数が適正であるか否かが判定される。このた
め、モータ駆動電圧が考慮された適切な初期遮断周波数
が設定される。例えばバッテリをモータ電源とするなど
モータ駆動電圧が変化する状況下で使用される場合で
も、正確なパルス信号が生成される。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2の発
明において、前記補正手段は、前記クロック発生手段の
入力側前段に前記回転状態信号の減衰度を変更可能に設
けられたアッテネータと、前記アッテネータの減衰度を
切替制御する制御手段とを備える。
【0013】この発明によれば、初期遮断周波数が適正
でないと判定された場合、クロック発生手段の入力側前
段に設けられたアッテネータが切替制御され、回転状態
信号の減衰度が変更されることで初期遮断周波数が補正
される。減衰度を切替可能なアッテネータを使用する比
較的簡単な回路構成で実現可能である。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか一項の発明において、前記補正手段は、前記
モータの起動の度に前記判定処理を毎回実行することを
要旨とする。
【0015】この発明によれば、モータの起動の度に補
正手段による判定が毎回実行されるので、モータ起動時
には常に適正な初期遮断周波数が設定される。例えば温
度変化(回転パルス生成装置(回路)の温度特性変化や
バッテリ電圧の温度依存性を含む)の影響が考慮された
初期遮断周波数が設定され、一層正確なパルス信号の生
成が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。図1は、モータと
しての直流モータ1の回転数に応じてパルス(リップル
パルス)出力を行う回転パルス生成回路2の接続構成を
示している。この回路2は、外部からの信号(ここで
は、クロック信号)によりフィルタ定数が変化すること
によりフィルタ遮断周波数が変化するフィルタ手段とし
てのフィルタ(ここでは、スイッチド・キャパシタ・フ
ィルタSCF)3、フィルタ3からの信号に基づきリッ
プルパルスを生成するパルス形成手段としてのリップル
パルス成形回路4、リップルパルス成形回路4から出力
されるリップルパルスおよびモータ回転状態(モータ回
転信号、モータ駆動電圧Vb)を基にしてフィルタ3の
遮断周波数を可変するクロック信号(周波数:fCLK)
を出力するクロック発生手段としてのクロック発生回路
5を備えている。回路2に入力されるモータ回転信号
は、直流モータ1とシャント抵抗Rsとの接続点(a
点)の電位を取り出した信号で、直流モータ1を流れる
モータ電流の値に比例した電圧値Viを有する。モータ
回転信号には直流モータ1のブラシの存在によりモータ
回転数に比例する周波数のリップルが乗っている。
【0017】クロック発生回路5は、PLL(フェーズ
・ロックド・ループ)回路6と、PLL回路6の発振周
波数をモータ回転状態信号に応じて補正するための信号
を生成する周波数補正回路7とを備える。PLL回路6
は、入力した2信号の位相を比較して比較結果に応じた
値の信号を出力する位相比較回路8、位相比較回路8か
らの信号を平滑化するLPF(ローパスフィルタ)9、
周波数補正回路7からのモータ回転状態信号とLPF9
の出力との差分電圧に応じた発振周波数でクロック信号
(周波数:fCLK)を出力する発振回路(VCO)10
を備えている。PLL回路6にはVCO10からの発振
周波数(ここでは、リップル周波数をfとした場合、1
00fとする)を基に、その信号を分周して周波数fを
出力する分周回路11が接続され、分周回路11の出力
はPLL回路6の位相比較回路8に入力される。
【0018】周波数補正回路7は、モータ1からのモー
タ電流に比例した信号を増幅する増幅回路12、モータ
駆動電圧VbをモニタするVbモニタ回路13を介して
入力されるモータ駆動電圧信号を増幅する増幅回路1
4、並びに両増幅回路12,14の出力値を加算する加
算回路15、加算回路15からの出力信号を所定減衰度
で減衰させるアッテネータ16から構成される。アッテ
ネータ16から出力されたモータ回転状態信号がVCO
10に入力される。アッテネータ16は減衰度を複数段
階に切替可能な回路構成で、アッテネータ16に接続さ
れたスイッチ回路17が切替えられることによりアッテ
ネータ16の減衰度が切替えられるようになっている。
スイッチ回路17はマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと称す)20により切替制御される。
【0019】マイコン20には直流モータ1の駆動を指
令するモータ駆動指令信号が入力されるようになってお
り、マイコン20はモータ駆動指令信号を入力するとV
CO10を作動させてクロック信号を予備発振させ、V
CO10から入力されるクロック信号の周波数をみるこ
とでフィルタ3の初期遮断周波数が適正(適正許容範囲
内)であるか否かをモータ起動前に判定する。そして、
初期遮断周波数が適正でないと判定すればスイッチ回路
17を切替制御してアッテネータ16の減衰度を切替
え、フィルタ3の初期遮断周波数を補正するようになっ
ている。この補正方法の詳細については後述する。な
お、アッテネータ16、スイッチ回路17およびマイコ
ン20により補正手段が構成され、このうちスイッチ回
路17およびマイコン20により制御手段が構成され
る。また、回転パルス生成装置は、回路2およびマイコ
ン20等から構成される。
【0020】ここで、初期遮断周波数の補正が必要にな
るのは、回路2は設計値に対し製品個々に固有のばらつ
きをもち、実際の初期遮断周波数が設計値からずれる誤
差が生じるからである。モータ起動時のパルスエラーの
原因の一つに、直流モータ1の製品ばらつきに起因する
リップル周波数のばらつきと、回路2の製品ばらつきに
起因する遮断周波数のばらつきが挙げられる。両者のば
らつき幅によって、全製品のうちパルスエラーを発生す
る製品不良率が決まるため、この不良率を生産上許容で
きるレベル(0%に極めて近いレベル)に下げるため、
この実施形態では、回路2のハード上のばらつきを考慮
して初期遮断周波数を補正する構成を採用している。
【0021】次に各回路ブロックについて詳細に説明す
る。スイッチド・キャパシタ・フィルタ(SCF)3
は、基本的には図2(a)の右上側に示されるように2
個のアナログスイッチS1,S2とコンデンサC1で構
成された回路(スイッチド・キャパシタ回路)をフィル
タに応用したものである。スイッチド・キャパシタ回路
は、図2(a)の動作説明図に示すようにスイッチS
1,S2を周期Tで交互にオン/オフすることで電流が
i=V/(1/fC)(但し、f=1/T)で流れるこ
とから、抵抗Rと等価回路であるとみなせる。
【0022】スイッチド・キャパシタ・フィルタ(SC
F)3は、これを応用した抵抗とコンデンサよりなる図
2(b)に示すCRフィルタより構成されている。この
回路の遮断周波数fcは2つのスイッチS1,S2をオ
ン/オフする周波数により可変となり、遮断周波数fc
は図2(b)に示された式で表される。スイッチド・キ
ャパシタ・フィルタ3は、スイッチS1,S2のオン/
オフ周波数をクロック入力周波数に基づき制御する回路
である。なお、本例ではノイズを除去するスイッチド・
キャパシタ・フィルタには市販のIC(MF6−50)
を使用しており、このICの遮断周波数fcはfc=f
CLK/N(但し、fCLKはクロック入力周波数、Nは定数
(例えば100))で表されることから、fCLK=10
0fとすれば、遮断周波数fcをfにできる。
【0023】リップルパルス成形回路4は、図3に示さ
れる回路構成から成り立っている。この回路は内部にロ
ーパスフィルタLPF、第1および第2微分回路DC
1,DC2、増幅器AP、比較器(電圧比較器)CMを
備えている。
【0024】ローパスフィルタLPFは高周波アクティ
ブフィルタであって、例えば抵抗R3,R4、コンデン
サC2,C3、オペアンプOP1が図のように接続され
て構成されている。このフィルタLPFは高周波成分の
除去を行うもので、例えばモータの最高回転数(例えば
6000rpm)以上の高周波数のノイズ成分として除
去し、直流モータ1の電流信号に乗るリップル以外のノ
イズを除去する。
【0025】第1微分回路DC1は、ローパスフィルタ
LPFの出力(b)に接続されており、入力信号を微分
して直流成分の減衰を行うものである。第1微分回路D
C1は、例えばオペアンプOP2、抵抗R5,R6,R
7、バイパスコンデンサC4、カップリングコンデンサ
C5、コンデンサC6が図のように接続されて構成され
ている。
【0026】増幅器APは、第1微分回路DC1の出力
(c)を増幅するものである。増幅器APは例えばオペ
アンプOP3、抵抗R9,R10,R11,R12、コ
ンデンサC7,C8,C9が図のように接続されて構成
されている。
【0027】第2微分回路DC2は、増幅器AP1の出
力(d)を微分して位相を90゜シフトさせるものであ
り、例えばオペアンプOP4、抵抗R13,R14,R
15、コンデンサC10,C11,C12が図のように
接続されて構成されている。
【0028】比較器CMは、第2微分回路DC2の出力
(e)と増幅器AP1の出力(d)を比較するものであ
り、例えばオペアンプOP5、抵抗R16,R17,R
18が図のように接続されて構成されている。オペアン
プOP5の非反転入力端子には抵抗R16を介して第2
微分回路DC2の出力(e)が接続されており、比較器
CMからはリップル周波数に合致した矩形状のパルス
(リップルパルス)が出力される。
【0029】回転パルス生成回路2の各部における出力
波形を示すと、図4のようになる。直流モータ1を流れ
るモータ電流に比例する電圧値のモータ回転信号には直
流モータ特有のリップルがノイズと共に乗っている(A
波形)。リップルは直流モータ1を用いた場合に発生す
るもので、その原因は整流子の複数あるセグメントがブ
ラシを通過する際に接続されるコイルの数が回転に伴い
変化するため、並列に繋がるコイルの数が変化し、モー
タ回転時の抵抗値の変化によってコイルに流れる電流が
変化することで発生する。
【0030】このリップルが乗ったモータ回転信号をフ
ィルタ(SCF)3に通すことによりノイズは除去され
るが、フィルタ3のクロック入力(クロック周波数fCL
K)に乗るノイズが出力に現れる。その後、リップルパ
ルス成形回路4内のローパスフィルタLPFを通すこと
によりノイズ成分が除去され、ローパスフィルタLPF
からはB波形の信号が出力される。次に、ローパスフィ
ルタLPFを通過した信号(B波形)を第1微分回路D
C1に通すと、信号は微分されて直流成分が減衰しリプ
ル成分のみのC波形になる。さらにC波形の信号が増幅
器APを通ると、C波形の振幅が増幅されてD波形にな
り、D波形の信号が第2微分回路DC2を通ると、D波
形に対して位相が90゜遅れたE波形となる。次に、増
幅器APの出力(D波形)と、第2微分回路DC2の出
力(E波形)を比較器CMで比較することによって、リ
ップルパルス(F波形)が得られる。
【0031】次にクロック発生回路について説明する。
クロック発生回路5は、このリップルパルスを基にリッ
プルパルスの周波数fを整数倍で周波数変換してフィル
タ(SCF)3のクロック入力に与えるクロック信号を
発生させるものである。本実施形態ではリップルパルス
をモータ回転状態信号と合わせてPLL回路6にフィー
ドバックし、フィルタ3の遮断周波数fcがリップルパ
ルスの周波数f(モータ回転状態)に追従するようにし
ている。つまり、PLL回路6に入力されるリップルパ
ルス(F波形)の周波数fに対し、フィルタ3の遮断周
波数fcを決める関係式fc=fCLK/Nの定数N(=
100)倍の周波数(fの100倍の周波数:100
f)を有するクロック信号をPLL回路6のVCO10
は出力する。PLL回路6は分周回路11をフィードバ
ックループに用いることにより、PLL回路6から分周
回路11への入力信号(周波数:100f)を分周回路
11は100分周し、PLL回路6の位相比較回路8の
2入力のうちの一方に対して信号(周波数:f)を出力
する。PLL回路6ではもう一方の入力にリップルパル
スが入力されている。そして、PLL回路6への2つの
入力信号の位相が常に周波数fに一致するよう、VCO
10で発振周波数が制御されることにより発振がなさ
れ、クロック信号の出力を定常域で安定化させている。
なお、分周回路11の分周比を変えることにより、遮断
周波数fcをfc=fCLK/N×K(N:整数,K:定
数)としてもよい。
【0032】また、モータ起動時にVCO回路10から
の発振を安定化させるために、VCO10にはモータ回
転状態信号(モータ電流に比例した信号およびモータ駆
動電圧に基づく信号)が入力されている。リップルパル
ス成形回路4でリップルパルスの1パルス目が生成され
る前(リップルパルスのフィードバック前)であって
も、VCO回路10の発振周波数がモータ回転状態信号
を基に適正に決まるようになっている。
【0033】図5は、直流モータの特性を示すグラフで
ある。モータ電流(A)とモータ回転数(Hz)との関
係は、所定の傾きをもつ特性ラインLで示される。この
特性ラインLはモータ駆動電圧(バッテリ電圧)Vbを
パラメータとして平行シフトする。この図では一例とし
てモータ駆動電圧Vbが9〜16Vまでの特性を示し、
モータ駆動電圧が高くなるほどモータ電流およびモータ
回転数が高側に平行シフトする。この特性からモータ回
転数はモータ駆動電圧とモータ電流を基に予測でき、例
えばモータ駆動電圧Vbが9Vの場合、その電圧(9
V)に応じて決まる特性ライン(傾き)を基にモータ電
流がixであれば、その時のモータ回転数がfxとして
予測できる。周波数補正回路7はこの特性を利用して回
路設計されており、モータ回転信号とモータ駆動電圧信
号との2入力を基に、両信号値から予測されるモータ回
転数に応じたリップル周波数fの定数倍の周波数(例え
ば100f)のクロック信号をVCO10が発振し得る
ようなモータ回転状態信号を出力可能に設計されてい
る。モータ起動時は、モータ回転信号とモータ駆動電圧
信号に基づくクロック信号fCLKがVCO10から出力
されることで遮断周波数fcが可変され、直流モータ1
の回転状態に基づくリップルパルスが生成される。
【0034】その後、モータ電流が安定し、リップルパ
ルス成形回路4からリップルパルスが生成され始めると
フィードバック制御が働き、リップルパルス(周波数:
f)と分周回路11から出力される信号の位相が一致す
るようにPLL回路6によりクロック信号の位相制御が
なされ、フィルタ3に発振が安定したクロック信号が入
力される。よって、フィルタ3の遮断周波数fcはモー
タ起動後においても直流モータ1の回転状態に基づいて
遮断周波数fcが可変された状態の基でリップルパルス
が生成され、遮断周波数fcはリニアに変化するものと
なる。
【0035】クロック発生回路5において、図1におけ
る各位置(a点,g点,h点,f点)でのモータ起動時
の信号波形は図6のようになる。この図ではモータ電流
に比例したモータ回転信号(A波形)、位相比較回路8
の出力(G波形)、分周回路11の出力(H波形)、リ
ップルパルス(F波形)のタイミングチャートを示して
いる。この図の最下段に示した波形(I波形)が、マイ
コン20に入力されるモータ駆動指令信号である。
【0036】マイコン20は駆動指令信号がHレベルに
なると、VCO10を作動させ、モータ起動開始前の所
定時間(例えば50〜300ミリ秒)の間、モータ停止
状態でVCO10にクロック信号を予備発振させる。マ
イコン20はVCO10から予備発振されたクロック信
号をモニタし、クロック信号のパルス時間間隔を計時す
ることによりクロック信号の発振周波数fclkを測定す
る。マイコン20が予備発振時に測定したクロック信号
の発振周波数fclkは、図5の特性グラフから分かるよ
うに、モータ電流が「0A」にある時のモータ回転数、
つまり最高回転数(例えば6000rpm)で直流モー
タ1が回転する際に設定されるべき遮断周波数を設定す
るための発振周波数に相当する。マイコン20は、この
測定周波数fclkから決まるフィルタ3の遮断周波数f
cが、その時のモータ駆動電圧Vbから定まるモータ最
高回転数に応じたリップル周波数fmaxにとって適正値
であるか否かを判定する。この判定処理をするためにマ
イコン20は図7に示すマップをメモリに記憶してい
る。
【0037】図7はマイコンが判定処理に使用するマッ
プであり、判定処理により発振周波数の測定値(観測
値)が不適切であると判断したときは、マップがアッテ
ネータ16の減衰度を決めるためにも使用される。図5
のグラフにおいて、モータ電流が「0A」のときの切片
の値は、直流モータ1が最高回転数で回転する時の最大
周波数fmax(Hz)を示し、この最大周波数fmaxはモ
ータ駆動電圧Vbから決まる。リップルパルスのノイズ
を効果的に除去するには、最大周波数fmaxより高い周
波成分を除去し、かつ高調波を取り除くために2fmax
より低い周波成分を除去できるよう遮断周波数fcを設
定する必要がある。このため、遮断周波数fcの適正範
囲を、1.0fmax<fc<2.0fmaxの範囲(設定範
囲)(図7のハッチング領域)に設定している。回路2
は上記範囲の中心値である1.5fmaxを初期遮断周波
数(モータ電流0Aのときの遮断周波数)とするよう設
計(本例ではアッテネータ16のSW1のときの減衰度
において初期遮断周波数が1.5fmaxになるよう設計
(図1参照)されている。そして1.2fmax<fc<
1.8fmaxの範囲を、アッテネータ16の減衰度をそ
のまま維持してよい許容範囲(図7では破線で挟まれた
範囲)として定め、測定周波数fclkを遮断周波数に換
算した観測遮断周波数fcobs(例えば100fclk)が
許容範囲内にあるか否かをマイコン20が判定する。マ
イコン20は観測遮断周波数fcobsが許容範囲から外
れる場合は、スイッチ回路17を切替え、アッテネータ
16の減衰度を切り替えるようにしている。なお、図7
のマップは、モータ駆動電圧(図5を参照)ごとに設定
されている。また図7には横軸(モータ電流)を参考ま
でに示しているが、メモリに記憶されるマップ情報は縦
軸(fc初期値)の成分のみの情報である。
【0038】図1に示すアッテネータ16は減衰度をn
段階に変更可能な回路構成で、スイッチ回路17にはア
ッテネータ16の減衰度を変更するn段階に切替可能な
スイッチSW1〜SWnが内蔵されている。本例では、
アッテネータ16の減衰度は3段階で、スイッチ回路1
7には3段階に切替可能なスイッチSW1〜SW3が内
蔵されている。アッテネータ16に設定された3段階の
減衰度は、SW1の選択下でfc初期値が1.5fmax
となるよう「0.75」に、SW2の選択下でfc初期
値が1.2fmaxとなるよう「0.50」に、SW3の
選択下でfc初期値が1.8fmaxとなるよう「0.8
9」に設定されている。なお、これらの設定値はあくま
で一例であって、他の設定値を適宜設定することができ
る。
【0039】SW1が選択された状態(減衰度「0.7
5」)が初期設定状態であり、マイコン20は減衰度
「0.75」の下でVCO10を予備発振させ、VCO
10から入力するクロック信号の発振周波数fclkから
決まる観測遮断周波数fcobsが、1.2fmax<fcob
s<1.8fmaxの許容範囲に入るか否かを判断する判定
処理をする。そして、この判定処理結果からfcobs値
が許容範囲内にあることが確認された場合はSW1が選
択されたままとし、fcobs値が許容範囲から外れる場
合は、スイッチ回路17をSW1から他のスイッチへ切
り替え、アッテネータ16の減衰度を変更するようにし
ている。例えば観測遮断周波数fcobsが図7に示すf
y値をとり許容範囲を高周波数側に外れた場合は、SW
1からSW2へ切替え、アッテネータ16の減衰度を
「0.75」から「0.50」へ小側に変更する。ま
た、観測遮断周波数fcobsが図7に示すfz値をとり
許容範囲を低周波数側に外れた場合は、SW1からSW
3へ切替え、アッテネータ16の減衰度を「0.75」
から「0.89」へ大側に変更する。
【0040】このため、回転パルス生成回路2の製品個
々のばらつきにより、SW1の選択下で観測遮断周波数
fcobsがfc初期値の許容範囲から外れると、アッテ
ネータ16の減衰度を変更することで、fcの設定範囲
(fmax<fc<2fmax)内に遮断周波数fcが定まる
ようになる。つまり、回転パルス生成回路2の製品個々
のばらつきによる設計値からの誤差が補正され、適正な
fc初期値を設定できる。このため、初期設定(減衰度
「0.75」)のままでは初期遮断周波数fcが設定範
囲から外れることになる製品も、減衰度の変更が行われ
ることにより、初期遮断周波数fcが設定範囲内に入る
ことになる。この結果、例えば初期遮断周波数fcが設
定範囲内に定まる製品を合格品と仮定すると、合格品の
分布範囲が図7で鎖線で挟まれた範囲に実質的に広がる
ことになる。
【0041】また、観測遮断周波数fcobsが設定範囲
内にあるものの許容範囲から外れる場合にも、アッテネ
ータ16の減衰度が変更されるため、設定範囲のなるべ
く中心値(=1.5fmax)寄りに初期遮断周波数fc
が設定される。このため、直流モータ1の製品個々のば
らつきが原因でリップル周波数fが設計値に対しばらつ
く場合でも、回路2側の遮断周波数のばらつきを実質的
に狭くできることから、ほとんどの製品において正確に
リップルパルスが生成される。
【0042】マイコン20は直流モータ1が起動される
度に判定処理を毎回実行する。例えば回転パルス生成回
路2の製品個々のばらつきにより製品固有の温度特性を
もっても、直流モータ1が起動される際の回路温度に応
じて固有の温度特性が考慮された初期遮断周波数fcが
設定される。もちろん、この初期遮断周波数fcにはモ
ータ駆動電圧Vbのバッテリ温度依存性も考慮される。
このため、直流モータ1の起動の際はその時々の環境な
どに応じた適正な初期遮断周波数fcが設定され、モー
タ起動時のパルスエラーの発生が一層確実に回避され
る。なお、直流モータ1の駆動中にモータロック等が生
じてモータ回転が抑制された場合においても、遮断周波
数fcをモータ回転信号およびモータ駆動電圧から決め
ているため、遮断周波数fcを常にモータ回転変化に追
従させることができ、直流モータ1の回転状態に応じた
正確なパルス生成が行える。
【0043】以上詳述したように本実施形態によれば以
下の効果を得ることができる。 (1)モータ起動前にPLL回路6を予備発振させ、予
備発振されたクロック信号の発振周波数から決まる遮断
周波数fcobsが許容範囲内にあるか否かを判定し、そ
の遮断周波数fcobsが許容範囲から外れるときには、
アッテネータ16の減衰度を変更して初期遮断周波数f
cが設定範囲内に設定されるようにした。よって回転パ
ルス生成回路2が製品固有のばらつきをもっても初期遮
断周波数fcが製品固有値を考慮して補正されるので、
直流モータ1の起動初期でモータ回転状態信号を基に遮
断周波数fcを決めるリップルパルス生成前の段階でも
パルスエラーが起こらない。従って、リップルパルスの
パルス数をカウントしてモータにより駆動される可動部
材の位置を正確に把握できるので、可動部材を一層正確
に位置制御することができる。また遮断周波数を適正範
囲に収めるために直流モータや回転パルス生成回路の製
品ばらつきを狭くするため部品や組立精度を厳格に管理
する対策を採らずに済むため、そのような製造管理上の
対策を採ることによる生産性の低下を避けることができ
る。
【0044】(2)初期遮断周波数fcが適正であるか
否かの判定の際にモータ駆動電圧(バッテリ電圧)Vb
が考慮されるので、バッテリ電源を使用する車載用の直
流モータ1においてもパルスエラーが発生しない。
【0045】(3)減衰度の変更が可能なアッテネータ
16を採用し、アッテネータ16の減衰度を切替えるこ
とで初期遮断周波数fcを補正する構成なので、回転パ
ルス生成回路2の回路構成が比較的簡単で済む。
【0046】(4)直流モータ1を起動させる度にマイ
コン20による判定処理を毎回実行するので、温度変化
などの環境変化を考慮し、回路の温度特性やモータ駆動
電圧Vbの温度依存性が考慮された適切な初期遮断周波
数fcをその都度設定でき、モータ起動時のパルスエラ
ーを一層確実に回避できる。
【0047】(5)マイコン20はモータ駆動指令信号
の入力を基に予備発振および判定処理を実行するので、
モータ起動時である必要時にのみ処理を実行すればよ
く、マイコン20の処理能力を無駄なく有効活用でき
る。
【0048】なお、実施形態は、上記の構成に限定され
ず次の態様でも実施できる。 ・ モータは直流モータに限定されない。要するにモー
タ回転数(Hz)に比例する周波数のリップルをもつ信
号を取出すことができるモータであれば足りる。例えば
交流モータに適用してもよい。
【0049】・ fcの設計値は設定範囲の中心値に限
定されない。例えば製品のばらつき分布に応じて設定範
囲の中心値からどちらか片側に外れた値を設定すること
ができる。また、判定処理に使用する許容範囲もfcの
設計値が中心となる範囲に限定されず、適宜な範囲を設
定できる。また、設定範囲と許容範囲の関係は適宜設定
でき、例えば両者が同範囲であってもよい。
【0050】・ スイッチ回路17のSW1が選択され
た状態をモータ起動時の初期状態としたが、前回起動時
に設定されたスイッチ回路17のスイッチ状態を初期状
態とすることもできる。例えばSW2の選択下で初期遮
断周波数が適正でないと判定された場合、SW1に戻す
切替をする。この場合、許容範囲や設定範囲は、各減衰
度毎に異なる範囲を設定する。
【0051】・ 異なる二種類以上のSW1,…,SW
m(m≧2)についてそれぞれの選択下で各発振周波数
を測定し、初期遮断周波数fobzがfcの設計値により
近い値をとるものを採用する方法とすることもできる。
この場合、用意された複数の減衰度のうち常に最適な減
衰度を採用できる。
【0052】・ アッテネータ16は加算回路15とV
CO10との間に設けることに限定されない。例えばア
ッテネータ16を増幅回路12,14と加算回路15と
の間に設けてもよい。要するにモータ回転状態信号の減
衰度を複数段階に変更可能であれば足りる。
【0053】・ アッテネータ16の減衰度の切替数は
適宜設定できる。例えば減衰度の切替数を2段階、4段
階以上としてもよい。 ・ 判定処理はモータ起動時の度に毎回実行することに
限定されない。前回と今回のモータ起動時刻が近い場合
は、判定処理を省くことができる。例えば前回のモータ
起動時から所定時間(例えば10分〜100分の範囲内
の値)経過後、最初のモータ起動時に判定処理を実行す
るようにすればよい。
【0054】・ 予備発振およびこれに伴う判定処理
は、モータ駆動指令信号の入力時に実行することに限定
されない。モータが停止状態にある状態であればいつも
でよい。例えばモータ起動時期に関係なく所定時間間隔
で予備発振および判定処理を実行してアッテネータ16
の減衰度を必要に応じて適宜切替え、モータ駆動指令信
号入力時には予備発振および判定処理を実行しない構成
でもよい。この場合、モータ駆動指令信号の入力と共に
直ちにモータを起動させることができ、判定処理のため
の遅れを伴わないので、モータ起動の応答性を高めるこ
とができる。
【0055】・ 初期遮断周波数を補正するための構成
は、アッテネータを用いる構成に限定されない。要する
に初期遮断周波数を段階的または連続的に変更可能な構
成であれば足りる。例えばマイコンがモータ回転信号
(モータ電流信号)およびモータ駆動電圧信号を入力
し、マイコンが両信号値に基づき計算した出力値をVC
Oに対し出力してVCOの発信周波数を制御する構成と
し、アッテネータを使用しない構成とすることもでき
る。例えばマイコンにより制御されるスイッチング素子
のみでも構成できる。
【0056】前記実施形態から把握される請求項以外の
技術的思想を以下に記載する。請求項1において、前記
補正手段は、モータ駆動指令信号の入力に基づき前記ク
ロック発生手段にクロック信号を予備発振させて前記判
定処理を実行する。この場合、モータ起動の度に予備発
振を伴う判定をするので、パルスエラーが起き難く、し
かも無断な処理を省ける。
【0057】
【発明の効果】請求項1〜4に記載の発明によれば、モ
ータの回転状態の変化に追従し遮断周波数が変化して正
確なパルス信号を生成でき、しかも前もって初期遮断周
波数が適正であるか否かを判定して適正でないときには
初期遮断周波数を補正するので、製品個々のばらつき等
があっても、パルス信号生成前のモータ起動初期におい
て正確なパルス信号を生成できる。
【0058】請求項2〜4に記載の発明によれば、上記
効果に加え、モータ駆動電圧が考慮された適正な初期遮
断周波数が設定されるので、バッテリをモータ電源とす
るなどモータ駆動電圧の変化を伴う使用でも、正確なパ
ルス信号を生成できる。
【0059】請求項3、4に記載の発明によれば、上記
効果に加え、初期遮断周波数の補正にアッテネータを使
用するので、装置が比較的簡単な回路構成で済む。請求
項4に記載の発明によれば、上記効果に加え、モータの
起動の度に補正手段が毎回判定を実行するので、モータ
起動時には常に適正な初期遮断周波数を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態におけるパルス生成回路を示す電気
回路図。
【図2】スイッチド・キャパシタ・フィルタの説明図。
【図3】リップルパルス形成回路の電気回路図。
【図4】信号波形図
【図5】特性マップ図。
【図6】信号波形図。
【図7】マイコンのメモリに記憶されたマップ図。
【符号の説明】
1…モータとしての直流モータ、2…回転パルス生成装
置を構成する回転パルス生成回路、3…フィルタ手段と
してのスイッチド・キャパシタ・フィルタ、4…パルス
形成手段としてのリップルパルス成形回路、5…クロッ
ク発生手段としてのクロック発生回路、16…補正手段
を構成するアッテネータ、17…補正手段及び制御手段
を構成するスイッチ回路、20…回転パルス生成装置、
補正手段及び制御手段を構成するマイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟹江 英之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 石川 仁司 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA43 CC02 TT00 TT65 5H571 BB07 CC01 GG01 JJ02 JJ03 JJ15 JJ25 JJ26 LL14 LL23 LL32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータからモータ回転数に応じた周波数
    のリップルを有する信号を入力し、該入力信号のノイズ
    を除去するとともに外部からの信号により遮断周波数が
    可変となるフィルタ手段と、 前記フィルタ手段の出力信号を前記モータ回転数に応じ
    た周波数のパルス信号に変換するパルス形成手段と、 前記パルス信号と前記モータの回転状態信号を基にクロ
    ック信号を生成し、該クロック信号を前記フィルタ手段
    に与え前記フィルタ手段の遮断周波数を可変するクロッ
    ク発生手段と、 前記モータの起動前に前記クロック発生手段に前記クロ
    ック信号を予備発振させ、予備発振されたクロック信号
    を基に初期遮断周波数が適正か否かを判定し、適正でな
    い場合に適正な初期遮断周波数となるよう補正をする補
    正手段とを備えるモータの回転パルス生成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転状態信号はモータ回転信号およ
    びモータ駆動電圧信号に基づく信号であり、 前記補正手段は、前記初期遮断周波数の適正値をモータ
    駆動電圧に応じて複数記憶しており、前記判定時には外
    部から入力したモータ駆動電圧信号を基にモータ駆動電
    圧に応じて適正値を求め、予備発振された初期遮断周波
    数と前記適正値とを比較して初期遮断周波数が適正であ
    るか否かを判定する請求項1に記載のモータの回転パル
    ス生成装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記クロック発生手段
    の入力側前段に前記回転状態信号の減衰度を変更可能に
    設けられたアッテネータと、前記アッテネータの減衰度
    を切替制御する制御手段とを備える請求項2に記載のモ
    ータの回転パルス生成装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記モータの起動の度
    に前記判定処理を毎回実行する請求項1〜3のいずれか
    一項に記載のモータの回転パルス生成装置。
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