JP2001241159A - 手摺支柱部材及び手摺支持構造 - Google Patents

手摺支柱部材及び手摺支持構造

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JP2001241159A
JP2001241159A JP2000054865A JP2000054865A JP2001241159A JP 2001241159 A JP2001241159 A JP 2001241159A JP 2000054865 A JP2000054865 A JP 2000054865A JP 2000054865 A JP2000054865 A JP 2000054865A JP 2001241159 A JP2001241159 A JP 2001241159A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量産性を図りつつ連設配置される支柱の一本
一本に形状の変化を容易に持たせることができ、且つ美
観を損なうことなく容易に固定できる手摺支柱部材を提
供する。 【解決手段】 階段の段板14と手摺10との間に介在
して手摺10を下方から支持する手摺支柱部材12にお
いて、段板14に載置固定される有底筒状の根元部27
と、根元部27の内側中空部に挿入配置され、根元部2
7の底板18を貫通して段板14までねじ込まれること
により根元部27を固定する固定ビス19を下端部に有
する金属ロッド28と、金属ロッド28の上端部に下端
部のネジ部を螺合することにより固定され、上端部が手
摺10に接合される先端ロッド部23と、金属ロッド2
8と先端ロッド部23との螺合部25を覆って根元部2
7の上端から突出配置され、下端部外周面が根元部27
の内周面に密着接合される中間スリーブ部24とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段の段板や床板
等の支持面と手摺との間に介在して該手摺を下方から支
持する手摺支柱部材及び該手摺支柱部材が多数連設配置
されて手摺を支持する手摺支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
建物内部の階段や、吹き抜けに面するホール等に設けら
れる手摺は、多数の支柱によって支持されると共に、飾
り手摺としてその意匠性を高めるために、手摺や支柱に
各種の装飾が施される場合がある。
【0003】しかしながら、従来の飾り手摺は、支柱の
量産性等との関係から、同じ形状の支柱が多数連設配置
されて手摺を支持しており、一本一本の支柱の意匠性に
変化を持たせることは経済的に困難だった。また、従来
の飾り手摺によれば、階段の段板や床板等の支持面への
支柱の固定方法として、支持面の裏側から支柱の下面に
ビス等をねじ込んだり、支柱の根元部側面から支持面に
向かって斜めにビス等をねじ込む方法が採用されている
が、支持面の裏側からの作業には手間がかかると共に、
根元部側面からねじ込まれたビス等は、頭部が露出して
美観を損なうことになる。
【0004】また、支柱が上段の段板の段鼻に接して配
置される場合、支柱の根元を支持面に固定すると共に、
支柱の中間部をビス等を用いて段鼻に固定する方法が採
用されるが、この場合も、ビスやこれを覆う木ダボ等が
支柱の表面に現れて美観を損なうことになる。
【0005】本発明は、これらの従来の課題に着目して
なされたもので、量産性を図りつつ連設配置される支柱
の一本一本に形状の変化を容易に持たせることができ、
且つ美観を損なうことなく容易に固定作業を行うことの
できる手摺支柱部材及び該手摺支柱部材による手摺支持
構造を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、支柱が上段の段板の段鼻
に接して配置される際に、美観を損なうことなく支柱の
中間部を段鼻に固定することのできる手摺支柱部材を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、階段の段板や
床板等の支持面と手摺との間に介在して該手摺を下方か
ら支持する手摺支柱部材において、前記支持面に載置固
定される有底筒状の根元部と、該根元部の内側中空部に
挿入配置され、前記根元部の底板を貫通して前記支持面
までねじ込まれることにより前記根元部を固定する固定
ビスを下端部に、ネジ部を上端部に各々有する金属ロッ
ドと、該金属ロッドの上端部に下端部のネジ部を螺合す
ることにより固定され、上端部が手摺に接合される先端
ロッド部と、前記金属ロッドの上端部と前記先端ロッド
部の下端部との螺合部を覆って前記根元部の上端から突
出配置され、下端部外周面が前記根元部の内周面に密着
接合されて固定される中間スリーブ部とからなることを
特徴とする手摺支柱部材を提供することにより、上記目
的を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0008】また、本発明は、階段の段板と手摺との間
に介在して該手摺を下方から支持すると共に、上段の段
板の段鼻に接して配置される手摺支柱部材において、前
記段板に載置固定される有底筒状の根元部と、該根元部
の中空部に挿入配置され、前記根元部の底板を貫通して
前記段板までねじ込まれることにより前記根元部を固定
する固定ビスを下端部に、ネジ部を上端部に各々有する
金属ロッドと、該金属ロッドの上端部に下端部のネジ部
を螺合することにより固定され、上端部が手摺に接合さ
れる先端ロッド部と、前記金属ロッドの上端部と前記先
端ロッド部の下端部との螺合部を覆って前記根元部の上
端から突出配置され、下端外周面が前記根元部の内周面
に密着接合されて固定される中間スリーブ部とからな
り、且つ前記金属ロッドの周面には中間固定リングが装
着され、該中間固定リングは、前記根元部の前記段鼻側
の側面に開口形成された段鼻開口を経て、張り出し支持
部材を介して前記段鼻に支持固定されていることを特徴
とする手摺支柱部材を提供することにより、上記目的を
達成したものである(請求項2記載の発明)。
【0009】ここで、本発明の手摺支柱部材は、前記中
間スリーブ部の上端に、該上端における前記先端ロッド
部との隙間を覆うカバーリングを設けることが好ましい
(請求項3記載の発明)。
【0010】そして、本発明は、上記手摺支柱部材が多
数連設配置されて手摺を支持する手摺支持構造であっ
て、前記根元部に対する前記中間スリーブ部の突出長さ
に変化を持たせて前記手摺支柱部材を連設配置したこと
を特徴とする手摺支持構造を提供することにより、上記
目的を達成したものである(請求項4記載の発明)。
【0011】ここで、本発明の手摺支持構造は、前記各
手摺支柱部材を構成する中間スリーブ部の上端に、該上
端における前記先端ロッド部との隙間を覆うカバーリン
グを設けることが好ましい(請求項5記載の発明)。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態によれ
ば、図1及び図2に示すように、階段部から踊り場部に
かけて取り付けられる手摺10を下方から支持して、本
実施形態の第1手摺支柱部材11及び第2手摺支柱部材
12が多数連設配置され、全体として手摺支持構造13
を構成している。ここで、第1手摺支柱部材11は、階
段部の各段板14の中間部及び踊り場部の床板16に取
り付けられる手摺支柱部材であり、第2手摺支柱部材1
2は、階段部において、上段の段板14或いは踊り場部
の床板16の段鼻15に接して配置される手摺支柱部材
である。
【0013】手摺支持構造13を構成する第1手摺支柱
部材11は、図3(a)〜(d)及び図4にも示すよう
に、階段部の段板14或いは踊り場部の床板16に載置
固定される有底筒状の根元部17と、この根元部17の
内側中空部に挿入配置され、根元部17の底板18を貫
通して段板14或いは床板16までねじ込まれることに
より根元部17を固定する固定ビス19を下端部に有す
る金属ロッド20と、この金属ロッド20の上端部の雄
ネジ部21に下端部の雌ネジ部22を螺合することによ
り固定される先端ロッド部23と、金属ロッド20の雄
ネジ部21と先端ロッド部23の雌ネジ部22との螺合
部25を覆って根元部17の上端から突出して配置さ
れ、下端部外周面が根元部17の内周面に密着接合され
て固定される中間スリーブ部24とからなり、先端ロッ
ド部23の上端部が手摺10に接合されて当該手摺10
を下方から支持するものである。
【0014】根元部17は、例えば縦横40mm程度の
正方形断面を有する350mm程度の長さの例えば木製
部材であって、20mm程度の厚さの底部18を残し
て、内部が例えば直径25mm程度の円形断面で中空に
くり貫かれている。また、底部18には、その中央に直
径16mm程度の凹部が、5mm程度の深さで形成され
ており、この凹部26によって金属ロッド20の下端部
が位置決めされるようになっている。
【0015】金属ロッド20は、例えば直径が15mm
程度の円柱状のロッド部材であって、400mm程度の
長さを有し、下端部には木ネジ状の固定ビス19が、上
端部には雄ネジ部21が、各々突出して設けられてい
る。また、雄ネジ部21の上端面にはプラス又はマイナ
ス形状のドライバー溝が形成されていて、これにドライ
バーの先端を差し込んで、金属ロッド20を回転させる
ことができるようになっている。
【0016】先端ロッド部23は、例えば直径が15m
m程度の円柱状の木製ロッド部材であって、540mm
程度の長さを有し、その下端部には、雌ネジを切ること
により、或いは鬼目ナットを埋め込むことにより、雌ネ
ジ部22が形成されている。
【0017】中間スリーブ部24は、例えば木製のロッ
ド部材の中央をくり貫くことにより形成された、例えば
外形が20mm程度、内径が16mm程度の円形断面を
有する円筒状部材であって、350mm程度の長さを有
する。即ち、中間スリーブ部24は、その内側に金属ロ
ッド20や先端ロッド部23を挿通することができる大
きさの中空部を備え、また当該中間スリーブ部24を根
元部17の中空部に上下方向にスライド可能に挿通する
ことができる外側形状を備えている。
【0018】上述の構成を有する第1手摺支柱部材11
を階段部の段板14或いは踊り場部の床板16に取り付
けるには、まず根元部17を段板14や床板16の所定
の位置に配設し、上方からこれの中空部に金属ロッド2
0を差し込み、根元部17の底板18を貫通して固定ビ
ス19を床板16までねじ込むと共に、雄ネジ部21の
上端面のドライバー溝にドライバーの先端を差し込んで
金属ロッド20をさらに回転させることにより、根元部
17を金属ロッド20によって容易かつ強固に固定す
る。
【0019】次に、金属ロッド20の雄ネジ部21に先
端ロッド部23の雌ネジ部22を螺合して先端ロッド部
23を金属ロッド20に固定する。尚、これらの螺合量
を調整することにより、手摺10に接合される先端ロッ
ド部23の上端部の高さを調整することができる。
【0020】さらに、固定された先端ロッド部23の上
方から、中間スリーブ部24を差し込み、金属ロッド2
0の雄ネジ部21と先端ロッド部23の雌ネジ部22と
の螺合部25を覆いつつ、中間スリーブ部24の上部を
根元部17の上端から突出させて配設固定する。即ち、
中間スリーブ部24は、根元部17の中空部に上下方向
にスライド可能に挿入されるので、中間スリーブ部24
の根元部17からの突出量を任意に設定し、接着ボンド
(登録商標)等の接着剤を介して中間スリーブ部24の
下端部外周面を根元部17の内周面に密着接合して固定
することにより、中間スリーブ部24の突出量及び先端
ロッド部23の見付け寸法が各々異なる複数の第1手摺
支柱部材11を容易に得ることができる。
【0021】また、中間スリーブ部24の上端には、こ
の上端の小口における先端ロッド部23との隙間を覆う
カバーリング26を、先端ロッド部23の外周面に装着
して取り付ける。
【0022】そして、上記構成を有する第1手摺支柱部
材11によれば、根元部17、金属ロッド20、先端ロ
ッド部23、中間スリーブ部24の各部材の量産性を図
りつつ、中間スリーブ部24の根元部17に対する突出
量を調整して、各第1手摺支柱部材11に形状の変化を
容易に持たせることができ、且つ固定ビス19を根元部
17で覆い隠すと共に、螺合部25を中間スリーブ部2
4で覆って、美観を損なうことなく容易に固定作業を行
うことができる。
【0023】一方、上記第1手摺支柱部材11と共に本
実施形態の手摺支持構造13を構成する第2手摺支柱部
材12は、上段の段板14の段鼻15に接して配置固定
されるもので、根元部27の構成及び金属ロッド28を
段鼻15に固定する構成が上記第1手摺支柱部材11と
相違し、その他は上記第1手摺支柱部材11と同様の構
成を有するので、以下これらの相違点を中心に説明す
る。
【0024】第2手摺支柱部材12によれば、根元部2
7は、図5に示すように、例えば縦横40mm程度の正
方形断面を有する500mm程度の長さの木製部材であ
って、20mm程度の厚さの底部18を残して、内部が
例えば直径25mm程度の円形断面で中空にくり貫かれ
ていると共に、段鼻15側に配置される側面38には、
例えば縦23mm(段板14の厚さより小さい値)、横
25mm程度の大きさの矩形形状の段鼻開口29が開口
形成されている。なお、段鼻開口29は、根元部27の
下端部から180mm程度の高さ位置に形成されてお
り、これによって、根元部27を段板14上に設置した
際に、段鼻開口29が段鼻15に形成した納り用切欠き
30(図6参照)に臨んで配置されるようになってい
る。
【0025】金属ロッド28は、上記第1手摺支柱部材
11の金属ロッド20よりも長い、550mm程度の長
さを有すると共に、図6及び図7に示すように、下端部
から165mm程度の高さ位置における周面に中間固定
リング31が装着されている。この中間固定リング31
は、矩形形状の固定プレート32から突出して溶着固定
された張り出し支持ボルト33を介して固定プレート3
2によって支持され、この固定プレート32を、段板1
4の段鼻15に形成した納り用切欠き30の端面にビス
等を介して固定することにより、中間固定リング31は
段鼻15に支持固定される。したがって金属ロッド28
は、固定ビス19による根元部の固定と、中間固定リン
グ31を介した段鼻15への固定により、2点で固定さ
れることになり、ぐらつきのない安定した固定状態が得
られ、これによって第2手摺支柱部材12を強固に立設
固定することが可能になる。尚、中間固定リング31
は、その外周面に雌ネジ孔を有し、該雌ネジ孔を雄ネジ
を有する張り出し支持ボルト33に螺合することによ
り、固定プレート32と一体化される。また、中間固定
リング31を回転してその螺合量を調整することによ
り、段鼻15からの離れを容易に調整できるようになっ
ている。
【0026】上述の構成を有する第2手摺支柱部材12
を階段部の段板14に取り付けるには、まず上段の段板
14の納り用切欠き30の端面に固定プレート32を固
定して、中間固定リング31を取り付ける。また、中間
固定リング31の中心と金属ロッド28の中心とが合致
するように中間固定リング31の位置を調整する。
【0027】次に、段鼻開口29に中間固定リング31
を挿通させつつ、段鼻開口29が形成された側面28を
段板14の納り用切欠き30にはめ込むようにして、根
元部27を上段の段板14の段鼻15に接して配置す
る。
【0028】さらに、根元部27の上方からこれの中空
部に、金属ロッド28を中間固定リング31を通して挿
入し、固定ビス19により底部18を縫いつけるように
して根元部27を固定する。
【0029】さらにまた、金属ロッド28の上端に先端
ロッド部23をねじ込むと共に、手摺10に接合される
先端ロッド部23の上端部の高さを調整する。
【0030】そして、中間スリーブ部24を、先端ロッ
ド部23及び金属ロッド20を内部に挿通しつつ根元部
27の中空部に差し込み、任意の位置でボンド等の接着
剤を用いて根元部27の内周面に密着接合すると共に、
中間スリーブ部24の上端にカバーリング26を取り付
ける。
【0031】この第2手摺支柱部材12によれば、第1
手摺支柱部材11と同様に、各部材の量産性を図りつ
つ、各第2手摺支柱部材12に形状の変化を容易に持た
せることができると共に、固定ビス19や螺合部25を
覆って美観を損なうことなく容易に固定作業を行うこと
ができる。また、固定プレート32や中間固定リング3
1を根元部27で覆って美観を損なうことなく当該第2
手摺支柱部材12の中間部を上段の段板14の段鼻15
に固定することができる。
【0032】本実施形態の手摺支持構造13は、上記構
成の第1手摺支柱部材11及び第2手摺支柱部材12を
階段部から踊り場部にかけて多数連設配置することによ
り構成される。即ち、階段部においては、段板14の中
央部分に設置される第1手摺支柱部材11と、上段の段
板14の段鼻15に接して配置される第2手摺支柱部材
12とが、等ピッチで交互に配設されると共に、踊り場
部においては第1手摺支柱部材11が等ピッチで連設配
置される。また、各手摺支柱部材11,12は、その先
端ロッド部23の上端が所望の高さ(例えば床面から9
0cm程度)に位置調整され、この上端にボンド等の接
着剤を介して手摺10が接合固定される。
【0033】そして、本実施形態によれば、手摺支持構
造13を構成する第1手摺支柱部材11及び第2手摺支
柱部材12の根元部17,27に対する中間スリーブ部
24の突出量を各々変化させると共に、先端ロッド部2
3の見付寸法を変化させて、図1の破線で示すように、
中間スリーブ部24の先端が波型に連なる意匠性に優れ
た飾り手摺りを構成することになる。すなわち、本実施
形態によれば、中間スリーブ部24の固定位置を各手摺
支柱部材11,12ごとに変えることが可能なため、多
彩なデザインの飾り手摺りの演出が可能となる。
【0034】また、本実施形態によれば、階段部におけ
る手摺支持構造13は、2点で支持された第2手摺支柱
部材12を一つ置きに配設して構成されているので、斜
めに配設される階段部の手摺10を強固かつ安定して支
持固定することが可能となる。
【0035】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
手摺支持構造は、上端が波型に連なるように中間スリー
ブ部の位置を変化させる必要は必ずしもなく、他の趣の
飾り手摺となるようにその位置を調整することもでき
る。また、本発明の手摺支柱部材は、中間スリーブ部の
上端にカバーリングを別途取り付ける必要は必ずしも無
く、中間スリーブ部自体に上端開口から内側に張り出す
カバー部分を設けてもよい。さらに、手摺支柱部材を構
成する根元部、中間スリーブ部、先端ロッド部は、必ず
しも木製の部材である必要はなく、金属製のものや、樹
脂成型品等であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の手
摺支柱部材及び該手摺支柱部材による手摺支持構造によ
れば、量産性を図りつつ連設配置される支柱の一本一本
に形状の変化を容易に持たせることができ、且つ美観を
損なうことなく容易に固定作業を行うことができる。ま
た、本発明の手摺支柱部材によれば、支柱が上段の段板
の段鼻に接して配置される際に、美観を損なうことなく
支柱の中間部を段鼻に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る手摺支持構造を示す
側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る手摺支持構造を示す
拡大側面図である。
【図3】(a)は根元部の縦断面図及び横断面図、
(b)は金属ロッドの縦断面図及び横断面図、(c)は
中間スリーブ部の縦断面図及び横断面図、(d)は先端
ロッド部の縦断面図及び横断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る手摺支柱部材の構成
を説明する縦断面図である。
【図5】本発明の他の手摺支柱部材を構成する根元部の
縦断面図、横断面図、及び縦断面図を右側から視た側面
図である。
【図6】金属ロッドを段鼻に支持固定する構成を説明す
る略示斜視図である。
【図7】手摺支柱部材を上段の段板の段鼻に接して固定
する状況を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
10 手摺 11 第1手摺支柱部材 12 第2手摺支柱部材 13 手摺支持構造 14 段板 15 段鼻 16 床板 17,27 根元部 18 底板 19 固定ビス 20,28 金属ロッド 21 雄ネジ部 22 雌ネジ部 23 先端ロッド部 24 中間スリーブ部 25 螺合部 26 カバーリング 29 段鼻開口 30 納り用切欠き 31 中間固定リング 32 固定プレート 33 張り出し支持ボルト(張り出し支持部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の段板や床板等の支持面と手摺との
    間に介在して該手摺を下方から支持する手摺支柱部材に
    おいて、 前記支持面に載置固定される有底筒状の根元部と、該根
    元部の内側中空部に挿入配置され、前記根元部の底板を
    貫通して前記支持面までねじ込まれることにより前記根
    元部を固定する固定ビスを下端部に、ネジ部を上端部に
    各々有する金属ロッドと、該金属ロッドの上端部に下端
    部のネジ部を螺合することにより固定され、上端部が手
    摺に接合される先端ロッド部と、前記金属ロッドの上端
    部と前記先端ロッド部の下端部との螺合部を覆って前記
    根元部の上端から突出配置され、下端部外周面が前記根
    元部の内周面に密着接合されて固定される中間スリーブ
    部とからなることを特徴とする手摺支柱部材。
  2. 【請求項2】 階段の段板と手摺との間に介在して該手
    摺を下方から支持すると共に、上段の段板の段鼻に接し
    て配置される手摺支柱部材において、 前記段板に載置固定される有底筒状の根元部と、該根元
    部の中空部に挿入配置され、前記根元部の底板を貫通し
    て前記段板までねじ込まれることにより前記根元部を固
    定する固定ビスを下端部に、ネジ部を上端部に各々有す
    る金属ロッドと、該金属ロッドの上端部に下端部のネジ
    部を螺合することにより固定され、上端部が手摺に接合
    される先端ロッド部と、前記金属ロッドの上端部と前記
    先端ロッド部の下端部との螺合部を覆って前記根元部の
    上端から突出配置され、下端外周面が前記根元部の内周
    面に密着接合されて固定される中間スリーブ部とからな
    り、 且つ前記金属ロッドの周面には中間固定リングが装着さ
    れ、該中間固定リングは、前記根元部の前記段鼻側の側
    面に開口形成された段鼻開口を経て、張り出し支持部材
    を介して前記段鼻に支持固定されていることを特徴とす
    る手摺支柱部材。
  3. 【請求項3】 前記中間スリーブ部の上端には、該上端
    における前記先端ロッド部との隙間を覆うカバーリング
    が設けられている請求項1又は2に記載の手摺支柱部
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1及び/又は請求項2記載の手摺
    支柱部材が多数連設配置されて手摺を支持する手摺支持
    構造であって、 前記根元部に対する前記中間スリーブ部の突出長さに変
    化を持たせて前記手摺支柱部材を連設配置したことを特
    徴とする手摺支持構造。
  5. 【請求項5】 前記各手摺支柱部材を構成する中間スリ
    ーブ部の上端には、該上端における前記先端ロッド部と
    の隙間を覆うカバーリングが設けられている請求項4記
    載の手摺支持構造。
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