JP2001240951A - 溶融亜鉛メッキ鋼板の製造設備およびその製造方法 - Google Patents

溶融亜鉛メッキ鋼板の製造設備およびその製造方法

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JP2001240951A JP2000056937A JP2000056937A JP2001240951A JP 2001240951 A JP2001240951 A JP 2001240951A JP 2000056937 A JP2000056937 A JP 2000056937A JP 2000056937 A JP2000056937 A JP 2000056937A JP 2001240951 A JP2001240951 A JP 2001240951A
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正弘 油井
Takeshi Ito
健 伊藤
Fusahiro Sekimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融亜鉛浴のアルミニウム濃度を変化するこ
となく通常の溶融亜鉛メッキ鋼板とその一種である合金
化溶融亜鉛メッキ鋼板の製造の切り替えを極めて簡単に
行うことのできる製造設備および製造方法を提供する。 【解決手段】 前処理設備により清浄化処理された鋼
板1を、0.05〜0.15%のアルミニウム濃度とし
た溶融亜鉛浴槽6に浸漬して溶融亜鉛メッキした後、イ
ンダクションヒーター8によりメッキ層の受ける熱量を
500〜15000KJの間で調整することにより通常
の溶融亜鉛メッキ鋼板とその一種である合金化溶融亜鉛
メッキ鋼板を造り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、溶融亜鉛メッキ
鋼板の製造設備およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する
には、鋼板の表面を無酸化炉において残留油脂を分解消
失させ、材料表面に均一な薄い酸化膜を形成させたうえ
水素還元炉にて酸化膜を還元、活性処理したまま溶融亜
鉛浴に浸漬して通過させ、溶融亜鉛浴から引き上げた後
にガス流等により溶融亜鉛の付着量を調整することによ
り溶融亜鉛メッキ鋼板とするのが通常である。この場
合、鋼板は溶融亜鉛浴中を数十〜百数十m/分の速度で
通過することによって鋼板表面にFe−Zn合金層を形
成する。このFe−Zn合金層は亜鉛と比べると硬くて
脆いものであり、メッキ層の密着性を劣化させるので、
これを防止するため一般的には0.20%程度のアルミ
ニウムが溶融亜鉛浴に添加される。このアルミニウムは
亜鉛より優先的に鉄と反応し、鉄表面に薄いFe−Al
−Zn合金層が形成されて、Fe−Zn合金層が成長す
るのを妨げる。これによって鋼板とメッキ層界面に薄い
Fe−Al−Zn合金層を有するη−Zn層主体のメッ
キ層が形成された通常の溶融亜鉛メッキ鋼板を得ること
ができる。
【0003】一方、自動車や家電用に使用される溶融亜
鉛メッキ鋼板の一種である合金化溶融亜鉛メッキ鋼板は
前記のような溶融亜鉛メッキされた鋼板をさらに合金化
炉で加熱する合金化処理によりη−Zn層をδ1 層主体
のメッキ層へと変化させたものである。この場合には、
合金化反応を促進させるために溶融亜鉛浴中のアルミニ
ウム濃度は0.10%程度の低めに設定される。このよ
うに通常の溶融亜鉛メッキ鋼板と溶融亜鉛メッキ鋼板の
一種である合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する際に
は、溶融亜鉛浴中のアルミニウム濃度を0.20%程度
から0.10%程度と大きく変化させる必要がある。
【0004】しかし、一つの溶融亜鉛浴槽を用いる溶融
亜鉛浴においてアルミニウム濃度を高くする場合には、
アルミニウムを添加するだけで、比較的容易にその濃度
を高くすることができるが、この場合、アルミニウムの
添加により溶融亜鉛浴の温度は低下するために温度調整
をする必要があり、一方、アルミニウム濃度を低くする
場合には、同じ一つの溶融亜鉛浴槽中の溶融亜鉛を所定
量汲み出したうえ新しく所定量の亜鉛を補給しての濃度
調整の必要を生じる。この場合、溶融亜鉛浴は450℃
程度の高温であるうえ一つの溶融亜鉛浴槽の容量は15
0〜250トンにもなる大きなものが一般的であって、
一回当りの汲み出し量が70トン程度にも及ぶことを考
えると、この作業は大きな労力、時間、費用を必要とす
るものである。また、低、高アルミニウム濃度の二つの
溶融亜鉛浴槽を準備して交互に入替を行うことにより溶
融亜鉛メッキ鋼板と合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の2種類
を造り分ける場合においては、その切替え時の待機中に
おいても溶融亜鉛浴を加熱して溶融状態に保持しておく
必要があり、エネルギーのロスに繋がるとともに切替え
のための作業時間を必要とし、無駄が多く、製造コスト
の上昇を招く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の溶融亜鉛メッキ鋼板の製造における問題点を解決し
て、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板とその一種である合金化
溶融亜鉛メッキ鋼板の2種類を造り分ける場合の切替え
を極めて簡便に行うことのできる溶融亜鉛メッキ鋼板の
製造設備およびその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであって、請求項1に記載の
発明は、前処理設備と溶融亜鉛浴槽のあとに、メッキ層
の受ける熱量を調整するインダクションヒーターを配設
したことを特徴とする溶融亜鉛メッキ鋼板の製造設備で
あり、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明
において、インダクションヒーターが、メッキ層の受け
る熱量を500〜15000KJの間で調整するもので
あり、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項
2に記載の発明において、溶融亜鉛浴が、0.05〜
0.15%のアルミニウム濃度であるものであり、請求
項4に記載の発明は、前処理設備により清浄化処理され
た鋼板を、0.05〜0.15%のアルミニウム濃度と
した溶融亜鉛浴に浸漬して溶融亜鉛メッキした後、イン
ダクションヒーターによりメッキ層の受ける熱量を50
0〜15000KJの間で調整することにより通常の溶
融亜鉛メッキ鋼板と溶融亜鉛メッキ鋼板の一種である合
金化溶融亜鉛メッキ鋼板を造り分けることを特徴とする
溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法であり、請求項5に記載
の発明は、請求項4に記載の発明において、インダクシ
ョンヒーターによりメッキ層の受ける熱量を500〜2
500KJの間で調整して溶融亜鉛メッキ鋼板を製造
し、さらにメッキ層の受ける熱量を2500超〜150
00KJの間で調整して合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製
造するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
に示す設備をもってした実施例につき詳細に説明する。
【実施例】図1において前処理設備は、無酸化炉2と還
元炉3と調整冷却帯4と鋼板1を溶融亜鉛浴に導入する
スナウト部5からなる。スナウト部5の後にアルミニウ
ム濃度が0.05〜0.15%に設定された溶融亜鉛浴
槽6が配設され、そのあとには亜鉛の付着量を制御する
ワイピングノズル7と、メッキ層の受ける熱量を500
〜15000KJの間で調整可能なインダクションヒー
ター8と、合金化炉9が配設されている。なお、合金化
炉9はインダクションヒーター8による加熱に際し必要
に応じ補助的に用いるものであって、本発明において必
ずしも必要とするものではない。
【0008】図1に示す設備を用いて通常の溶融亜鉛メ
ッキ鋼板および溶融亜鉛メッキ鋼板の一種である合金化
溶融亜鉛メッキ鋼板を製造するに当たっては、先ず鋼板
1を溶接機にて連続コイル状とし、無酸化炉2により残
留油脂を分解消失させる。次に水素ガス濃度約10%の
還元炉3により酸化膜を還元し表面を清浄にした後、調
整冷却帯4、スナウト部5を通過させて鋼板1をメッキ
に適した温度に調整しつつ鋼板1の再酸化を防止しなが
ら溶融亜鉛浴槽6に浸漬する。そして、溶融亜鉛浴槽6
のあとのワイピングノズル7からの気流により亜鉛の付
着量を制御した後に、インダクションヒーター8を操作
することによりメッキ層が受ける熱量を500〜150
00KJの間で調整すれば、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板
と溶融亜鉛メッキ鋼板の一種である合金化溶融亜鉛メッ
キ鋼板を極めて簡単に造り分けることができるものであ
る。なお、この場合、溶融亜鉛浴中のアルミニウム濃度
は、通板サイズ、鋼板の亜鉛付着量、通板速度、溶融亜
鉛浴に浸漬する際の鋼板の温度、および溶融亜鉛浴温度
等の条件によって異なるが、溶融亜鉛浴中のアルミニウ
ム濃度が0.05%未満では、Alが不足してインダク
ションヒーターによるメッキ層の受ける熱により密着性
のよいFe−Al−Zn合金層を得ることができない。
一方、溶融亜鉛浴中のアルミニウム濃度が0.15%を
超えると、溶融亜鉛浴中でFe−Al−Zn合金層が安
定的に形成されてFe−Znの合金化反応を抑制してし
まい、インダクションヒーターによる合金化処理により
η−Zn層をδ1 層を主体とするメッキ層へと変化させ
て合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することが困難にな
る。従って、溶融亜鉛メッキ浴中のアルミニウム濃度
は、0.05〜0.15%の間とすることが必要であ
る。なお、望ましくは溶融亜鉛メッキ浴中のアルミニウ
ム濃度は、0.08〜0.14%の間であり、この範囲
のアルミニウム濃度とすることにより、メッキ密着性の
優れた溶融亜鉛メッキ鋼板およびその一種である合金化
溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することができる。
【0009】かくて、本発明においては、特にFe−Z
n合金層の溶体化およびη−Zn層をδ1 層を主体とす
るメッキ層へと変化させる合金化処理において鋼板/メ
ッキ層界面にダイレクトに入熱可能で、且つ、低出力制
御が容易なインダクションヒーターを特に用いてメッキ
層の受ける熱量を500〜15000KJの間で調整す
ることにより通常の溶融亜鉛メッキ鋼板とその一種であ
る合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を容易に造り分けることが
できるものである。
【0010】また、本発明においては、インダクション
ヒーターによりメッキ層が受ける熱量を500〜250
0KJの間で調整して図2に示すような、鋼板10とη
−Zn層12の間に平滑なFe−Al−Zn合金層11
を有する溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することが可能であ
り、さらに2500超〜15000KJの間で調整して
図3に示すような、鋼板10側からΓ層(Fe3Zn10)1
3、δ1 相(FeZn7) 14、ζ相(FeZn13)15の順に合金
層を有する合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造することが
可能である。それぞれの層の生成速度は異なり、一般的
にはΓ層13、ζ層15は薄く、大部分はδ1 層14で
ある。なお、メッキ層が受ける熱量が500KJ未満で
は熱量が不足して溶体化処理反応が遅延してFe−Al
−Zn合金層が形成されにくく、メッキ層の密着性不良
を招く。一方、メッキ層が受ける熱量が2500KJを
超えると、メッキ層の合金化反応が進んで溶融亜鉛メッ
キ鋼板を製造することができない。従って、溶融亜鉛メ
ッキ鋼板を製造するには、メッキ層の受ける熱量を50
0〜2500KJの間とする必要がある。なお、望まし
くはその熱量を500〜2000KJの間とすることに
よって、より安定した合金層を有する溶融亜鉛メッキ鋼
板を製造することができる。
【0011】また、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造す
る場合には、メッキ層が受ける熱量が2500KJ以下
では、前述のごとく合金化反応が十分進行しないため、
合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を得ることができない。一
方、15000KJを超えるとメッキ層が熱量を受けす
ぎてメッキ層にFeが針状に食い込んだり、メッキ層表
面から突出したりして、メッキ密着性を低下させるとと
もに耐食性をも低下させることになる。従って、合金化
溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する場合には、メッキ層が受
ける熱量は2500超〜15000KJとする。なお、
望ましくはその熱量を3000〜12000KJの間と
することによって、より安定な合金層を有する合金化溶
融亜鉛メッキ鋼板を製造することができる。
【0012】以下に、本発明の試験結果について表1に
示す。表1はインダクションヒーターによりメッキ層の
受ける熱量を調整して通常の溶融亜鉛メッキ鋼板とその
一種である合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造した一例で
ある。この場合、試験条件としては、溶融亜鉛浴中のア
ルミニウム濃度は主として0.10%とし、その他0.
08%、0.14%のものについても試験を行った。亜
鉛の目付量に対しFe−Zn合金層の溶体化処理または
η−Zn層の合金化処理を行うために、インダクション
ヒーターによる熱量を変化させ、板厚2.0mm×板巾
1000mmの通常Alキルド鋼を用いて通板速度60
m/分にて溶融亜鉛メッキを行った。メッキ性の評価に
はボールインパクト試験を採用した。ボールインパクト
試験の条件は、直径12.7mmの球形ポンチと20φ
の受けダイスを使用し、2トンの衝撃荷重により加工を
施して、インパクト深さ6.0mmの加工面のクラック
部の剥離程度により次のように判定を行った。クラック
部および伸び部で剥離がないもの、およびメッキ層全体
に亀甲状に亀裂が入ってないものを○、クラック部の剥
離幅が片側0.5mm以上または伸び部の剥離幅が1.
0mm以上、またはメッキ層が亀甲状に剥離し剥離面積
が成形面積の1/4以上のものを×としてメッキ密着性
を判定した。また、表面外観については目視判定により
ムラ状欠陥が認められるものを×とした。
【0013】
【表1】
【0014】表1において、試験No.1〜9、および
試験No.14〜15はアルミニウム濃度が0.10%
の溶融亜鉛浴を使用して試験した例である。ここで、試
験No.1は、メッキままでインダクションヒーターに
よる加熱を施さなかったものであり、鋼板/メッキ層界
面に硬くて脆いFe−Zn合金が残留したままであって
メッキ密着性が不良なものであった。また、試験No.
2は本発明の範囲より低い熱量をメッキ層が受けたもの
であるが、やはり鋼板/メッキ層界面にFe−Zn合金
が残留したままであってメッキ密着性の不良なものであ
った。一方、試験No.9は、本発明の範囲より高い熱
量をメッキ層が受けたものであるが、合金化反応が進み
すぎてメッキ層にFeが針状に食い込んでメッキ層表面
から突出してしまいメッキ密着性が不良であるととも
に、ムラ状欠陥が認められて表面外観が不良なものであ
った。これに対し、メッキ層の受ける熱量が本発明の範
囲内であった試験No.3〜8においてはメッキ密着
性、外観ともに良好な通常の溶融亜鉛メッキ鋼板または
その一種である合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を得ることが
できた。また、アルミニウム濃度が0.08%の溶融亜
鉛浴を用いた試験No.10〜11、アルミニウム濃度
が0.14%の溶融亜鉛浴を用いた試験No.12〜1
3、インダクションヒーターによる加熱に加えて合金化
炉を補助的に使用した試験No.14〜15のいずれに
おいても、それぞれメッキ密着性、外観ともに良好な通
常の溶融亜鉛メッキ鋼板またはその一種である合金化溶
融亜鉛メッキ鋼板を得ることができた。なお、試験N
o.16〜17は、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板およびそ
の一種である合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造した従来
の試験例であり、いずれもメッキ密着性、外観ともに良
好なものを得ることができたが、溶融亜鉛浴のアルミニ
ウム濃度を試験No.16の0.20%からNo.17
の0.10%に低下させるのに2日間も必要とした。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によれ
ば、従来のように溶融亜鉛浴のアルミニウム濃度を調整
したり、低、高アルミニウム濃度の二つの溶融亜鉛浴槽
を準備して交互に入れ替えたりする問題点を解決するこ
とができるものであり、そして、アルミニウム濃度が
0.05〜0.15%の溶融亜鉛浴によりメッキを施し
たのち、特にインダクションヒーターを用いてメッキ層
の受ける熱量を500〜15000KJの間で調整する
ことによって、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板とその一種で
ある合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の切替えを極めて簡単に
行うことができるものであって、工業的価値極めて大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の溶融亜鉛メッキ鋼板の製造設備の一
例を示す図である。
【図2】 通常の溶融亜鉛メッキ鋼板のメッキ層の構成
を説明する図である。
【図3】 溶融亜鉛メッキ鋼板の一種である合金化溶融
亜鉛メッキ鋼板のメッキ層の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1、10 鋼板 2 無酸化炉 3 還元炉 4 調整冷却帯 5 スナウト部 6 溶融亜鉛浴槽 7 ワイピングノズル 8 インダクションヒーター 9 合金化炉 11 Fe−Al−Zn合金層 12 η−Zn層 13 Γ層 14 δ1 層 15 ζ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関本 総裕 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA05 AA22 AB07 AB28 AB42 AB44 AC02 AC12 AC32 AC52 AC73 AD02 AD25 AE03 AE22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前処理設備と溶融亜鉛浴槽のあとに、メ
    ッキ層の受ける熱量を調整するインダクションヒーター
    を配設したことを特徴とする溶融亜鉛メッキ鋼板の製造
    設備。
  2. 【請求項2】 インダクションヒーターが、メッキ層の
    受ける熱量を500〜15000KJの間で調整するも
    のである請求項1に記載の溶融亜鉛メッキ鋼板の製造設
    備。
  3. 【請求項3】 溶融亜鉛浴が、0.05〜0.15質量
    %(以下、質量%は%のみをもって示す)のアルミニウ
    ム濃度である請求項1または請求項2に記載の溶融亜鉛
    メッキ鋼板の製造設備。
  4. 【請求項4】 前処理設備により清浄化処理された鋼板
    を、0.05〜0.15%のアルミニウム濃度とした溶
    融亜鉛浴に浸漬して溶融亜鉛メッキした後、インダクシ
    ョンヒーターによりメッキ層の受ける熱量を500〜1
    5000KJの間で調整することにより通常の溶融亜鉛
    メッキ鋼板と溶融亜鉛メッキ鋼板の一種である合金化溶
    融亜鉛メッキ鋼板を造り分けることを特徴とする溶融亜
    鉛メッキ鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 インダクションヒーターによりメッキ層
    の受ける熱量を500〜2500KJの間で調整して溶
    融亜鉛メッキ鋼板を製造し、2500超〜15000K
    Jの間で調整して合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を製造する
    請求項4に記載の溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法。
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