JP2001240531A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2001240531A JP2000364459A JP2000364459A JP2001240531A JP 2001240531 A JP2001240531 A JP 2001240531A JP 2000364459 A JP2000364459 A JP 2000364459A JP 2000364459 A JP2000364459 A JP 2000364459A JP 2001240531 A JP2001240531 A JP 2001240531A
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Yasunobu Ochiai
康宣 落合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時安定性に優れ、しかも抗菌作
用,抗酸化作用,美白作用,抗フケ作用,ニキビ症状改
善作用,角質剥離作用、及び発毛促進効果を発揮するこ
とができる皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 ヒノキチオールアセチル配糖体を
皮膚外用剤に配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒノキチオール
アセチル配糖体を含有して成る、抗菌作用,抗酸化作
用,美白作用,抗フケ作用,ニキビ症状改善作用,角質
剥離作用、及び発毛促進作用に優れた皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヒノキチオールは、ヒノキ科植物の精油
成分中に含有されている天然のトロポロン化合物であ
る。ヒノキチオールについては、抗菌作用,抗酸化作
用,美白作用,ニキビ症状改善作用,抗フケ作用,発毛
促進作用,角質剥離作用などがすでに知られている。
【0003】しかしながら、ヒノキチオールは、鉄イオ
ンの存在下で着色したり、光分解性を有するために、そ
の抗菌活性が維持されず、またその使用範囲が限定され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記のような問題点を解決し、経時安定性が良好で、しか
も優れた抗菌作用,抗酸化作用,美白作用,抗フケ作
用,ニキビ症状改善作用,角質剥離作用、及び発毛促進
作用を発揮することができる皮膚外用剤を提供すること
を目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために研究を行った結果、ヒノキチオールアセ
チル配糖体を皮膚外用剤に配合することにより、経時安
定性が高く、しかも抗菌作用,抗酸化作用,美白作用,
抗フケ作用,ニキビ症状改善作用,角質剥離作用、及び
発毛促進作用に優れることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0007】本発明で使用するヒノキチオールアセチル
配糖体は、下記一般式(1)若しくは一般式(2)で示
される化合物であり、これらから1種を単独で、若しく
は2種以上を混合して用いる。
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】(式中Gは、下記一般式(3)若しくは一
般式(4)で示される)
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】(式中R1〜R4は、H若しくはCOCH3
を示し、R1〜R4のいずれかはCOCH3である)
【0013】本発明で用いられるヒノキチオールアセチ
ル配糖体は、グルコースを下記一般式(3) CH3COX (3) (式中Xは、F,Cl,Br,CH3O,イミダゾリル
基から選択される基を示す)で示されるアセチル化試
薬,無水酢酸等を用いて修飾した後、脱水縮合など既知
の方法により製造される(例えば特開平7−1799
3,特開平7−82288)。また配糖体には、α結合
及びβ結合を有する異性体が存在するが、そのいずれを
用いてもよく、またそれらの混合物を用いることもで
き、通常は混合物を用いる。本発明では特に限定しない
限り、α結合,β結合の混合物を用いた。
【0014】本発明において、ヒノキチオールアセチル
配糖体の皮膚外用剤への配合量には特に限定はないが、
一般には0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜
5重量%配合する。
【0015】本発明の皮膚外用剤は、皮膚用及び毛髪用
組成物として提供することができる。なお本発明の皮膚
外用剤には、必要に応じて、通常医薬品,医薬部外品,
皮膚化粧料,毛髪用化粧料及び洗浄料に配合される、油
脂,保湿剤,粉体,色素,乳化剤,可溶化剤,洗浄剤,
紫外線吸収剤,増粘剤,薬剤,香料,樹脂,アルコール
類等を適宜配合することができる。また、本発明の皮膚
外用剤の剤型は任意であり、例えば化粧水などの可溶化
系,クリーム,乳液などの乳化系,カラミンローション
等の分散系として提供することもでき、また噴射剤と共
に充填したエアゾールの剤型をとってもよい。
【0016】
【実施例】さらに実施例により、本発明の特徴について
詳細に説明する。まず、本発明に係る皮膚外用剤に含有
させるヒノキチオールアセチル配糖体の調製例を示す。
【0017】[調製例1] ヒノキチオールアセチルグ
ルコシド D-グルコース55mmolの無水ピリジン溶液(50ml)に
無水酢酸25mlを加え、室温で8時間撹拌して反応させ
ることによりペンタアセチルグルコースを調製した。溶
媒を減圧濃縮し、残さをクロロホルム150mlに溶解
し、精製水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥する。減圧で溶媒
を留去し黄色粘稠物19.8g(92%)を得た。この
ようにして得られたペンタアセチルグルコース11g
(30mmol)の酢酸(50ml)溶液に、40%臭化水素
−酢酸溶液(50ml)を加え、室温で8時間撹拌して反
応させ、臭反応混合物をクロロホルムで抽出し、溶媒を
留去し、臭化テトラアセチルグルコース8.75g(収
率71%)を得た。ヒノキチオール2.5g(15mmo
l),臭化テトラアセチルグルコース6.2g(15mmo
l)、及び炭酸カリウム1g(7mmol)をエタノール1
5ml中で混合し、撹拌下、4〜5時間炭酸ガスの発生が
止まるまで、加熱煮沸することにより反応させた。反応
液を室温に冷却後、生じた塩化カリウムを濾別しエタノ
ールで洗浄し、ろ液を減圧下濃縮して、黄色固形残さに
0.5M水酸化ナトリウム水溶液200mlを加え30分
撹拌した。結晶を吸引ろ取し、水洗後エタノールから再
結晶して、ヒノキチオールアセチルグルコシド4.5g
(収率61%)を得た。
【0018】 [実施例1] トニックローション (1)エタノール 75.0(重量%) (2)精製水 23.0 (3)ヒノキチオールアセチルグルコシド 2.0 製法:(1)から(3)の成分を混合,均一化する。
【0019】実施例1に示したトニックローションの経
時安定性を示すため、無色透明なガラス瓶に充填したト
ニックローションを10日間太陽光下で露光させ、着色
の有無を目視で評価した。結果を表1に示す。なお、ヒ
ノキチオールアセチルグルコシドをヒノキチオールに代
替してトニックローションを調製し、比較例1として、
同時に評価した。その結果、ヒノキチオールアセチルグ
ルコシドを配合した本発明の実施例1においては、経時
での着色は認められなかったが、ヒノキチオールを配合
した比較例1においては、黄色の着色が明確に認められ
ていた。
【0020】
【表1】
【0021】実施例1に示したトニックローションの養
毛効果を示すため、30才代〜50才代の薄毛が気にな
る男性20名を一群として、トニックローションを1日
2回,40日間連続して使用させ、脱毛防止効果,発毛
促進効果,育毛効果についてアンケートを行った。同時
に、ヒノキチオールアセチルグルコシドを精製水に代替
したトニックローションを調製し、比較例2として実施
例1,比較例1とともに評価した。それぞれの項目に対
して、効果があったと回答したパネラーの数が、「15
名以上:○」,「9〜14名:△」,「9名以下:×」
として表し、その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】表2に示す結果より明らかなように、本発
明の実施例1に示したトニックローションを使用したパ
ネラー20名の内15名以上が脱毛防止,発毛促進,育
毛効果があったと回答しており、ヒノキチオールを配合
した比較例1を使用した場合と同程度の効果を示した。
それに対して、ヒノキチオールアセチルグルコシドを含
有していない比較例2のトニックローションには上記効
果は殆ど認められなかった。
【0024】次に、実施例1に示したトニックローショ
ンのフケ抑制効果を示すため、フケ症状を有する20才
代〜40才代の男性パネラー20名を一群として用い、
実施例1及び比較例1,比較例2のそれぞれをブライン
ドにて1日2回、4週間連続して使用させ、使用開始前
と使用終了後のフケの状態を観察した。結果は、頭皮の
フケ症状の改善状況について、「改善」,「やや改
善」,「変化なし」,「悪化」の4段階にて評価し、各
評価を得たパネラー数にて表3に示した。
【0025】
【表3】
【0026】表11より明らかなように、本発明の実施
例1及びヒノキチオールを配合した比較例1使用群では
全パネラーにおいてフケ症状の改善傾向が認められ、9
0%以上のパネラーにおいて明確な改善を認めていた。
これに対し、比較例2使用群では、症状の明確な改善が
認められたパネラーはおらず、逆に悪化したパネラーが
35%存在していた。
【0027】さらに、実施例1に示したトニックローシ
ョンのニキビ症状緩和効果を示すため、ニキビ症状を有
する10才代〜20才代の男女パネラー20名を一群と
して用い、実施例1及び比較例1,比較例2のそれぞれ
をブラインドにて、1日2回ニキビの発生している部位
に、1週間連続して使用させ、使用開始前と使用終了後
のニキビの状態を観察した。結果は、ニキビ症状の改善
状況について、「改善」,「やや改善」,「変化な
し」,「悪化」の4段階にて評価し、各評価を得たパネ
ラー数にて表4に示した。
【0028】
【表4】
【0029】表4より明らかなように、本発明の実施例
1及びヒノキチオールを配合した比較例1使用群では、
全パネラーにおいてニキビ症状の改善傾向が認められ、
70%以上のパネラーにおいて明確な改善を認めてい
た。これに対し、比較例2使用群では、症状の明確な改
善が認められたパネラーはおらず、逆に悪化したパネラ
ーが10%存在していた。
【0030】 [実施例2] 美容液 (1)1,3-ブチレングリコール 80.0(重量%) (2)精製水 19.5 (3)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.5 製法:(1)から(3)の成分を混合,均一化する。
【0031】実施例2、及びヒノキチオールアセチルグ
ルコシドを精製水及びヒノキチオールにそれぞれ代替し
た比較例3及び比較例4について、色素沈着症状の改善
効果,角化症状の改善効果,中波長紫外線(UVB)に
よる紅斑の抑制効果を評価した。
【0032】色素沈着症状の改善効果は、顕著なシミ,
ソバカス等の色素沈着症状を有する女性パネラー20名
を一群とし、各群に実施例2及び比較例3,比較例4を
それぞれブラインドにて1日2回ずつ1ヶ月間使用さ
せ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態を観察して使用前
と比較して評価した。色素沈着の状態は、表5に示す判
定基準に従って評価し、20名の平均値を算出して表6
に示した。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】表6において明らかなように、ヒノキチオ
ールアセチルグルコシドを配合した実施例2使用群で
は、使用試験終了後の色素沈着症状は軽度と評価される
程度にまで改善され、明確な色素沈着症状の改善が認め
られており、美白作用の知られているヒノキチオールを
配合した比較例4使用群と同程度の色素沈着症状の改善
効果が示されていた。これに対し、ヒノキチオールアセ
チルグルコシドを精製水に代替した比較例3使用群では
色素沈着症状の改善は認められなかった。
【0036】つぎに、角化亢進による皮膚症状を有する
パネラーを用いて使用試験を行った。まず、角化亢進に
よる皮膚のくすみの顕著な20才代〜50才代の男女パ
ネラー20名を一群として用い、実施例2及び比較例
3,比較例4のそれぞれをブラインドにて1日2回、1
週間連続して使用させ、使用開始前と使用終了後の皮膚
のくすみの状態を観察した。結果は、皮膚のくすみの改
善状況について「改善」,「やや改善」,「変化な
し」,「悪化」の4段階にて評価し、各評価を得たパネ
ラー数にて表7に示した。
【0037】
【表7】
【0038】表7に示したとおり、本発明の実施例2使
用群では、すべてのパネラーにてくすみ症状の改善が認
められており、ヒノキチオールを配合した比較例4使用
群と同程度の効果が認められていた。しかしながら、ヒ
ノキチオールアセチルグルコシドを精製水に代替した比
較例3においては、くすみ症状が明らかに改善したパネ
ラーは認められず、逆に悪化したパネラーが3名認めら
れた。
【0039】次に、角化亢進症状として皮膚に「タコ」
あるいは「ウオノメ」と呼ばれるベンチ症状を有する2
0才代〜50才代の男女パネラー20名を一群として用
い、実施例2及び比較例3,比較例4のそれぞれをブラ
インドにて1日2回、1週間連続して使用させ、使用開
始前と使用終了後の皮膚の状態を観察した。結果は、皮
膚のベンチ症状の改善状況について「改善」,「やや改
善」,「変化なし」,「悪化」の4段階にて評価し、各
評価を得たパネラー数にて表8に示した。
【0040】
【表8】
【0041】表8より明らかなように、本発明の実施例
2使用群では全パネラーにおいてベンチ症状の改善傾向
が認められ、65%のパネラーにおいて明確な改善を認
めており、ヒノキチオールを配合した比較例4を使用し
た場合と同程度の効果を示していた。これに対し、ヒノ
キチオールアセチルグルコシドを精製水に代替した比較
例3使用群では、ベンチ症状が明らかに改善したパネラ
ーは認められず、35%のパネラーで症状が悪化してい
た。
【0042】ヒノキチオールは活性酸素種を消去するこ
とにより、UVBによる皮膚の紅斑を抑制することが知
られている。そこで、本発明によるヒノキチオールアセ
チル配糖体のUVBによる紅斑の抑制効果について、次
の通り検討を行った。健常人5名の上腕内側に最小紅斑
量の1.5倍量のUVBを照射した。照射直後及び4時
間後と、以後毎日,一日一回実施例2及び比較例3,比
較例4をそれぞれ塗布した。4時間後及び6日後の皮膚
色を測色計を用いて測定し、紅斑抑制効果として皮膚色
の変化をa値の変化(4時間後のa値−6日後のa値)
で比較した。結果を表9に示した。
【0043】
【表9】
【0044】表9に示したとおり、本発明の実施例2
は、ヒノキチオールを配合した比較例4と同程度の高い
紅斑抑制効果を示し、活性酸素種を消去することにより
紫外線による皮膚の紅斑を抑制する効果に優れることが
示された。
【0045】なお、本発明の実施例1及び実施例2につ
いては、上記使用試験期間中において、含有成分の析
出,分離,凝集,変臭,変色といった製剤の状態変化は
全く見られなかった。また、各実施例使用群において、
皮膚刺激性反応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存
在しなかった。また、ヒノキチオールを配合した比較例
1及び比較例4においては、調製後3日で黄変が認めら
れたため、使用試験においては2日に1度新しいものを
調製して用いた。
【0046】続いて本発明の他の実施例の処方を示す。
【0047】 [実施例3]皮膚用ローション (1)エタノール 20.0(重量%) (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (3)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.5 (4)グリセリン 7.0 (5)グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.5 (6)精製水 71.0 製法:(1)〜(6)を混合し、均一とする。
【0048】 [実施例4]皮膚用ゲル剤 (1)精製水 84.1(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.3 (4)1,3-ブチレングリコール 15.0 (5)水酸化カリウム 0.1 製法:(1)に(2)を、(4)に(3)をそれぞれ均一に溶解
した後混合し、次いで(5)を加えて増粘させる。
【0049】 [実施例5]化粧水 (1)エタノール 10.0(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.0 (3)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.3 (4)グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 (5)香料 0.1 (6)精製水 79.1 製法:(1)〜(5)の成分を混合,溶解した後、(6)を添
加し均一に混合,溶解する。
【0050】 [実施例6]ハンドクリーム (1)セタノール 4.0(重量%) (2)ワセリン 2.0 (3)流動パラフィン 10.0 (4)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.5 (5)ポリオキシエチレン(60EO) グリセリルイソステアリン酸エステル 2.5 (6)酢酸トコフェロール 0.5 (7)1,3-ブチレングリコール 20.0 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.2 (10)精製水 59.2 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱する。一方、(7)〜(9)の成分を混合,均一に溶解
した後(10)と混合し、75℃に加熱し水相成分とする。
ついで、水相成分に油相成分を添加して予備乳化した
後、ホモミキサーにて均一に乳化する。
【0051】 [実施例7] ヘアーフォーム (原液処方) (1)シリコーン油 5.0(重量%) (2)パントテニルアルコール 0.5 (3)ポリオキシエチレン(50EO)硬化ヒマシ油 1.0 (4)ジプロピレングリコール 7.0 (5)メチルセルロース 2.5 (6)精製水 68.6 (7)エタノール 15.0 (8)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.3 (9)香料 0.1 (充填処方) 原液 90.0 液化石油ガス 10.0 製法:(1)〜(3)の混合物を(4)〜(6)の溶解物に添加
し、ホモミキサーで均一に乳化する。これに(7)〜(9)
を添加,混合し、均一とする。充填は缶に原液を充填
し、バルブ装着後,液化石油ガスを充填して行う。
【0052】 [実施例8]ヘアーシャンプー (1)精製水 54.35(重量%) (2)ポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリル硫酸 エステルナトリウム塩(30重量%水溶液) 30.00 (3)ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 (30重量%水溶液) 10.00 (4)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.00 (5)グリセリン 1.00 (6)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.05 (7)ヒノキチオールアセチルグルコシド 0.50 (8)香料 0.10 製法:(1)を70℃に加熱し、(2)〜(7)を添加し、均
一に溶解して冷却し、50℃にて(8)を添加,混合し、
均一に溶解する。
【0053】本発明の実施例1〜実施例8を用いて、抗
菌活性の評価を行った。抗菌活性の評価は、細菌では大
腸菌(Escherichia coli),黄色ブドウ球菌(Staphylo
coccus aureus),緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa
及びアクネ菌(Propionibacterium acnes)を、真菌で
はカンジダ(Candida albicans),黒色コウジ菌(Aspe
rgillus niger)及びフケ菌(Pityrosporum ovale)を
試験菌として用い、実施例の各試料1g当たり細菌は1
6個,真菌は105個を植菌し、37℃及び25℃でそ
れぞれ培養して、2週間後の生菌数を測定して行った。
結果は、細菌については生菌が認められなかった場合を
○、真菌については生菌が植菌数の1/1,000以下
に相当する100個以下となった場合を○として、表1
0に示した。
【0054】
【表10】
【0055】表10より明らかなように、本発明の実施
例においては、すべての試験菌に対して十分な抗菌活性
が認められていた。
【0056】本発明の実施例2〜実施例8の経時安定性
を示すために、無色透明のガラス瓶に充填し、10日間
太陽光下で露光させ、着色の有無を目視にて評価した。
なお、実施例7については、原液を用いて評価を行っ
た。その結果、すべての実施例において着色は認められ
ず、経時安定性に優れることが示された。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、経
時安定性が良好で、しかも抗菌作用,抗酸化作用,美白
作用,抗フケ作用,ニキビ症状改善作用,角質剥離作
用、及び発毛促進効果に優れた皮膚外用剤を得ることが
できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/04 A61P 31/04 39/06 39/06 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC422 AC432 AC482 AC522 AC642 AC782 AC792 AD042 AD092 AD152 AD262 AD282 AD391 AD392 AD532 AD551 AD552 AD662 CC04 CC05 CC37 CC38 DD08 DD41 EE12 EE14 EE16 EE22 EE23 4C086 AA01 AA02 EA04 MA01 MA04 MA63 NA03 NA15 ZA89 ZB35

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒノキチオールアセチル配糖体を含有す
    る皮膚外用剤。
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