JP2001239828A - 車両用除湿装置 - Google Patents

車両用除湿装置

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JP2001239828A
JP2001239828A JP2000056984A JP2000056984A JP2001239828A JP 2001239828 A JP2001239828 A JP 2001239828A JP 2000056984 A JP2000056984 A JP 2000056984A JP 2000056984 A JP2000056984 A JP 2000056984A JP 2001239828 A JP2001239828 A JP 2001239828A
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JP
Japan
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air
outside air
inside air
absolute humidity
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Application number
JP2000056984A
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English (en)
Inventor
Naoto Hayashi
直人 林
Shinichi Hara
慎一 原
Satoshi Tagawa
聡 田川
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除湿効率の高い除湿装置を提供する。 【解決手段】 外気通路31と内気通路32とを連通路
37によって連通させる。外気通路31内には、除湿ロ
ータ8を設ける。除湿ロータ8は、外気通路31と連通
路37の合流部と、外気通路31と内気通路36との合
流部との間に配置する。内気通路32と連通路37との
合流点には、開閉ドア6を設ける。外気の絶対湿度が内
気の絶対湿度より高いときには、開閉ドア6を位置イに
回動させ、内気通路32を開く一方、連通路37を閉じ
る。外気の絶対湿度が内気の絶対湿度より低い場合に
は、開閉ドア6を位置ロに回動させ、内気通路32を閉
じる一方、連通路37を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車内を除湿する
ための車両用除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用除湿装置は、導入通路内
に導入した空気を除湿ロータによって除湿した後、その
除湿した空気を吹出し口から車内に吹出させる。その一
方、車内の空気を排出通路を介して車外に排出する。こ
れによって、車内を除湿するようになっている。
【0003】ところで、除湿して車内に吹出させる空気
として、車内の空気、つまり内気を採用した場合には、
内気が排出通路から排出される分だけ車内が負圧にな
る。その結果、エンジンから排出された排気ガスが車両
の隙間から車内に吸い込まれるおそれがある。一方、車
外の空気、つまり外気を除湿して車内に吹出させるよう
にした場合には、外気と内気との温度差が大きいと温度
調節用の空調装置の熱負荷が増大するという問題があ
る。
【0004】そこで、この出願の発明者は、車内に吹出
させる空気として外気および内気の両者を採用し、それ
らを混合してから除湿し、その後車内に吹出させること
を考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内気お
よび外気を混合して除湿すると、除湿効率が低下する場
合があった。例えば、外気の絶対湿度が内気の絶対湿度
より高い場合には、混合された空気の絶対湿度が外気の
絶対湿度より低くなる。絶対湿度が低い空気は、除湿ロ
ータによる除湿効率が低い。したがって、絶対湿度の高
い外気だけを除湿する場合に比して除湿効率が低下し、
ひいては車内の除湿効率が低下してしまうという問題が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、内気導入口および外気導
入口から内部に導入された内気および外気を吹出し口か
ら車内に吹き出させる導入通路と、内気を排気口から車
外に排出するための排出通路と、一部を上記導入通路に
臨ませ、他の一部を上記排出通路に臨ませた状態で回転
する除湿ロータとを備えた車両用除湿装置において、外
気の絶対湿度を検出する外気湿度検出手段と、内気の絶
対湿度を検出する内気湿度検出手段と、上記二つの湿度
検出手段によって検出された湿度を比較し、内気と外気
とのうちの少なくとも絶対湿度が高い空気が上記除湿ロ
ータを通過するように、上記導入通路内の通風経路を変
更する経路変更手段とをさらに備えたことを特徴として
いる。
【0007】この場合、上記導入通路がその上流部に、
上流側端部に上記外気導入口が設けられ、内部に上記除
湿ロータが設置された外気通路と、上流側端部に上記内
気導入口が設けられ、下流側端部が上記除湿ロータより
下流側において上記外気通路に合流する内気通路と、こ
の内気通路と上記除湿ロータより上流側の上記外気通路
とを連通させる連通路とを有し、上記経路変更手段が、
上記内気通路と上記連通路とを排他的に切り換えて開閉
する開閉手段を有し、この開閉手段は、上記外気の絶対
湿度が上記内気の絶対湿度より高いときには、上記内気
通路を開くとともに、上記連通路を閉じ、上記外気の絶
対湿度が上記内気の絶対湿度より低いときには上記内気
通路を閉じるとともに、上記連通路を開くようにしても
よい。あるいは、上記導入通路がその上流部に、上流側
端部に上記内気導入口が設けられ、内部に上記除湿ロー
タが設置された内気通路と、上流側端部に上記外気導入
口が設けられ、下流側端部が上記除湿ロータより下流側
において上記内気通路に合流する外気通路と、この外気
通路と上記除湿ロータより上流側の上記内気通路とを連
通させる連通路とを有し、上記経路変更手段が、上記外
気通路と上記連通路とを排他的に切り換えて開閉する開
閉手段を有し、この開閉手段は、上記外気の絶対湿度が
上記内気の絶対湿度より高いときには、上記外気通路を
閉じるとともに、上記連通路を開き、上記外気の絶対湿
度が上記内気の絶対湿度より低いときには上記外気通路
を開くとともに、上記連通路を閉じるようにしてもよ
い。
【0008】また、上記導入通路がその上流部に、内部
に上記除湿ロータが設置された第1の通路と、上記除湿
ロータより下流側において上記第1の通路に合流する第
2の通路とを有し、上記経路変更手段が、上記内気導入
口を上記第1および第2の通路に対して排他的に切り換
えて連通、遮断する第1の切換手段と、上記外気導入口
を上記第1および第2の通路に対して排他的に切り換え
て連通、遮断する第2の切換手段とを有し、外気の絶対
湿度が内気の絶対湿度より高いときには、上記第1の切
換手段が上記外気導入口を上記第1の通路に連通させる
とともに、上記第2の通路に対して遮断し、上記第2の
切換手段が上記内気導入口を上記第1の通路に対して遮
断するとともに、上記第2の通路に連通させ、外気の絶
対湿度が内気の絶対湿度より低いときには、上記第1の
切換手段が上記外気導入口を上記第1の通路に対して遮
断するとともに、上記第2の通路に連通させ、上記第2
の切換手段が上記内気導入口を上記第1の通路に連通さ
せるとともに、上記第2の通路に対して遮断するように
してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図4を参照して説明する。図1は、この発明
を車両用除加湿装置(除湿装置)1に適用した一実施の
形態を示すものであり、除加湿装置1は、ダクト2を備
えている。このダクト2の内部には、導入通路3と排出
通路4が形成されている。
【0010】導入通路3は、その上流部に外気通路31
および内気通路32を有している。外気通路31の上流
側端部には、外気を導入するための外気導入口33が設
けられ、内気通路32の上流側端部には、内気を導入す
るための内気導入口34が設けられている。外気通路3
1および内気通路32の下流側端部は、互いに合流して
下流側通路35となり、吹出し口36に連なっている。
外気通路31と内気通路32との間には、それらを互い
に連通させる連通路37が形成されている。
【0011】上記下流側通路35には、送風ファン等の
送風手段5が設けられている。この送風手段5を起動す
ると、外気導入口33および内気導入口34から導入通
路3内に外気および内気が導入される。導入された外気
および内気は、混合した後、大部分が吹出し口36から
車内に吹出される。他の一部は、送風手段5を通過した
後、直ちに排気通路4に入り込み、排気口41から車外
に排出されるようになっている。このように、車内には
外気と内気とが導入されるので、車内が負圧になった
り、温度調節用の空調装置の熱負荷が増大したりするこ
とがない。
【0012】なお、導入通路3内に導入された空気(外
気と内気との混合空気)全体を吹出し口36から車内に
吹出させる一方、車内の空気を排出通路4から車外に排
出するようにしてもよい。ただし、そのようにした場合
には、導入通路3と排出通路4とにそれぞれ送風手段を
設置する必要がある。その点、この除湿装置1では、送
風手段5を空気の導入と排出とに共用することができる
ので、送風手段5を一つ設けるだけで事足りる。
【0013】上記内気通路32と連通路37との合流部
には、開閉ドア(開閉手段)6が設けられている。この
開閉ドア6は、アクチュエータ7により、図1において
実線で示す位置イと想像線で示す位置ロとの間を回動さ
せられる。そして、位置イまたはロに回動することによ
り、内気通路32と連通路37とを排他的に切り換えて
開閉する。すなわち、開閉ドア6は、位置イに回動した
ときには、内気通路32を開く一方、連通路37を閉じ
る。位置ロに回動したときには、内気通路32を閉じる
一方、連通路37を開く。開閉ドア6は、位置イ、ロ間
の中立位置に停止することも可能である。
【0014】上記ダクト2には、除湿ロータ8が回転可
能に設けられている。この除湿ロータ8は、その一部を
外気通路31に臨ませ、他の一部を排出通路4に臨ませ
ている。しかも、除湿ロータ8は、外気通路31と連通
路37との合流個所と、外気通路31と内気通路32と
の合流個所との中間に配置されている。したがって、開
閉ドア6を位置イに回動させると、外気だけが除湿ロー
タ8を通過することになり、内気が除湿ロータ8を通過
することはない。内気は除湿ロータより下流側において
外気と混合する。逆に、開閉ドア6を位置ロに回動させ
ると、外気と内気とが混合した後、除湿ロータ8を通過
する。なお、除湿ロータ8は、周知の構造を有している
のでその詳細な構成については説明を省略する。
【0015】外気通路31内には、加湿用の再生ヒータ
9が設置されている。この再生ヒータ9は、除湿ロータ
8の近傍でその上流側に配置されている。また、排出通
路4内には、除湿用再生ヒータ10が設置されている。
この再生ヒータ10は、除湿ロータ8の近傍でその上流
側に配置されている。車内を除湿する際には、再生ヒー
タ9がOFFされ、再生ヒータ10がONされる。車内
を加湿する際には、再生ヒータ9がONされ、再生ヒー
タ9がOFFされる。除加湿装置1が除湿のみに用いら
れる場合、つまり除加湿装置1に代えて除湿装置が用い
られる場合には、再生ヒータ9は設置されない。
【0016】上記アクチュエータ7は、マイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンと略称する。)11によって動
作させられるようになっている。マイコン11は、外気
温度センサ12、外気湿度センサ13、内気温度センサ
14および内気湿度センサ15からそれぞれ出力される
外気温度To、外気の相対湿度Ho、内気温度Tiおよ
び内気の相対湿度Hiに基づいて開閉ドア6の位置を演
算する。そして、アクチュエータ7を駆動して開閉ドア
6を演算した位置に回動させる。
【0017】上記構成の車両用除加湿装置1の作用を図
2に示すフローチャートに基づいて説明する。除加湿装
置1が起動されると、送風手段5が起動するとともに、
図2のフローチャートに基づくプログラムが所定の周期
毎に繰り返し実行される。プログラムのスタート後、ス
テップS1において、除加湿装置1が除湿と加湿とのい
ずれを行うべきであるかが判断される。この判断は、乗
員によってマニュアル操作される切換スイッチが、加湿
側に操作されているか、除湿側に操作されているかによ
って行われるようにしてもよく、あるいは車内の湿度に
基づき、車内の湿度が所定の閾値以上である場合には除
湿とし、それ以外では加湿とするようにしてもよい。
【0018】加湿の場合には、ステップS2において再
生ヒータ9がONされ、再生ヒータ10がOFFされ
る。そして、ステップS3において開閉ドア6がそれま
での回動位置に維持される。つまり、位置イ、ロのいず
れかの位置に維持される。開閉ドア6は、位置イ、ロの
中間位置に回動させてもよい。再生ヒータ9がON、再
生ヒータ10がOFFされる結果、外気通路31を流れ
る空気(外気または外気と内気との混合空気)が除湿ロ
ータ8を通過する際に加湿される。この加湿された空気
が吹出し口36から車内に吹出す。したがって、車内が
加湿される。加湿された空気の一部は、車内に吹出すこ
となく直ちに排出通路4内に入り込み、保有する水分が
除湿ロータ8によって回収された後、排気口41から車
外に排出される。
【0019】ステップS1において、除湿すべきである
と判断された場合には、ステップS4において、再生ヒ
ータ9がONされ、再生ヒータ10がOFFされる。ま
た、外気の絶対湿度Zoが外気の温度Toおよび相対湿
度Hiに基づいて演算されるとともに、内気の絶対温度
Ziが内気の温度Tiおよび相対湿度Hiに基づいて演
算される。これから明らかように、外気温度センサ1
2、外気湿度センサ13およびマイコン11により、外
気の絶対湿度を検出するための外気湿度検出手段が構成
され、内気温度センサ14、内気湿度センサ15および
マイコン11により、内気の絶対湿度を検出するための
内気湿度検出手段が構成されている。
【0020】次に、ステップS5において、外気の絶対
湿度Zoが内気の絶対湿度Ziより高いか否かが判断さ
れる。Zo>Ziである場合には、ステップS6におい
て開閉ドア6が位置イに回動させられる。その結果、外
気だけが除湿ロータ8によって除湿される。この場合、
外気の絶対湿度Zoが内気の絶対湿度Ziより高いの
で、除湿ロータ8による除湿効率は、外気と内気との混
合空気を除湿する場合に比して高くなる。除湿された外
気は、内気と混合する。混合した空気の大部分は、吹出
し口36から車内に吹出す。これによって、車内が除湿
される。混合した空気の一部は、排気通路4に入り込
み、再生ヒータ10によって加熱される。そして、除湿
ロータ8を乾燥させた後、排気口41から車外に排出さ
れる。
【0021】ステップS5において否定判断された場合
には、ステップS7において外気の絶対湿度Zoが内気
の絶対湿度より低いか否かが判断される。Zo<Ziが
成立する場合には、ステップS8において開閉ドア6が
位置ロに回動させられる。その結果、内気が除湿ロータ
8の上流側において外気と混合し、その混合空気が除湿
ロータ8によって除湿される。この場合、内気の絶対湿
度Ziが外気の絶対湿度Zoより高いので、除湿ロータ
8による除湿効率は、外気だけを除湿する場合に比して
高くなる。除湿された混合空気の大部分は、吹出し口3
6から車内に吹出す。これによって、車内が除湿され
る。混合空気の一部は、排気通路4に入り、排気口41
から車外に排出される。
【0022】ステップS7において否定判断された場
合、つまり外気の絶対湿度Zoと内気の絶対湿度Ziと
が等しい場合には、ステップS9において開閉ドア6が
それまでの位置に維持される。つまり、位置イ、ロまた
はそれらの間の位置に維持される。これは、外気と内気
の絶対湿度Zo,Ziが等しいので外気だけを除湿して
も、混合空気を除湿しても除湿効率が同一だからであ
る。
【0023】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の実施の形態については、上記の
実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、上記実施
の形態と同様な構成部分についてはその説明を省略す
る。
【0024】第2番目の実施の形態は、上記の除加湿装
置1の外気通路31を内気通路とし、内気通路32を外
気通路としたものである。その場合、開閉ドア6は、外
気の絶対湿度Zoが内気の絶対湿度Ziより低いときに
は位置イに回動し、絶対湿度の高い内気だけを除湿ロー
タ8によって除湿させる。逆に、外気の絶対湿度Zoが
内気の絶対湿度Ziより高いときには位置ロに回動し、
絶対湿度の高い外気を内気に混合させ、その混合空気を
除湿ロータ8によって除湿させるようにする。したがっ
て、絶対湿度が高い空気が除湿ロータ8によって除湿さ
れることになり、除湿効率を向上させることができる。
【0025】また、図3および図4に示す実施の形態の
除加湿装置1′は、導入通路3が第1の通路38と第2
の通路39とを有している。第1の通路38内には、上
記除湿ロータ8および加湿用再生ヒータ9が設けられて
いる。第2の通路39は、除湿ロータ8の設置個所より
下流側において第1の通路38と合流している。
【0026】第1の通路38と外気導入口33および内
気導入口34との間には、第1の切換ドア(第1の切換
手段)6Aが設けられている。この第1の切換ドア6A
は、第1の通路38を外気導入口33および内気導入口
34に対し排他的に切り換えて連通遮断するものであ
り、図3に示す位置イに回動しているときには、第1の
通路38を外気導入口33に連通させる一方、内気導入
口34に対して遮断する。逆に、図4に示す位置ロに回
動しているときには、第1の通路38を外気導入口33
に対して遮断する一方、内気通路34に連通させる。
【0027】第2の通路39と外気導入口33および内
気導入口34との間には、第2の通路39を外気導入口
33および内気導入口34に対し排他的に切り換えて連
通遮断する第2の切換ドア(第2の切換手段)6Bが設
けられている。この第2の切換ドア6Bは、図3に示す
位置イに回動しているときには、第2の通路39を外気
導入口33に対して遮断する一方、内気導入口34に連
通させる。逆に、図4に示す位置ロに回動しているとき
には、第2の通路39を外気導入口33に連通させる一
方、内気導入口34に対して遮断する。なお、切換ドア
6A,6Bは、位置イ、ロの中間に回動することも可能
であり、その場合には、第1、第2の通路38,39
が、外気通路33および内気通路34の両者とそれぞれ
同時に連通する。
【0028】上記構成の除加湿装置1′によって車内を
除湿する場合には、再生ヒータ9がOFFされ、再生ヒ
ータ10がONされる。そして、外気の絶対湿度Zoが
内気の絶対湿度Ziより高いときには、第1、第2の切
換ドア6A,6Bが位置イに回動する。この結果、絶対
湿度が高い外気だけが除湿ロータ8によって除湿され
る。よって、除湿ロータ8による除湿効率が向上し、ひ
いては車内の除湿効率が向上する。逆に、外気の絶対湿
度Zoが内気の絶対湿度Ziより低いときには、第1、
第2の切換ドア6A,6Bが位置ロに回動する。この結
果、絶対湿度が高い内気だけが除湿ロータ8によって除
湿される。したがって、この場合にも除湿効率を向上さ
せることができる。外気の絶対湿度Zoと内気の絶対湿
度Ziとが等しい場合には、第1、第2の切換ドア6
A,6Bがそれまでの位置に維持されるか、位置イ、ロ
の中間の位置に回動させられる。
【0029】除加湿装置1′によって加湿する場合に
は、再生ヒータ9がONされ、再生ヒータ10がOFF
される。切換ドア6A,6Bの位置は、それまでの位置
に維持される。つまり、位置イまたはロに維持される。
位置イ、ロの中間の位置に回動させてもよい。再生ヒー
タ9がONされる結果、第1通路38内を流れる外気、
内気またはその混合空気が除湿ロータ8によって加湿さ
れ、吹出し口36から車内に吹出される。
【0030】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、吹出し口36を車内に開口
させているが、吹出し口36を温度調節用の空調装置の
空気取り入れ口に接続してもよい。つまり、除加湿装置
(除湿装置)1,1′の後段に温度調節用の空調装置を
連結してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の除湿装
置によれば、車内が負圧になったり、温度調節用の空調
装置の熱負荷を増大させたりすることなく、除湿効率を
向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の概略構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示す実施の形態の作用を説明するための
フローチャートを示す図である。
【図3】この発明の他の実施の形態の概略構成を、二つ
の切換ドアを位置イに回動させた状態で示す図である。
【図4】同実施の形態の切換ドアを位置ロに回動させた
状態で示す図である。
【符号の説明】
1 除加湿装置(除湿装置) 1′ 除加湿装置(除湿装置) 3 導入通路 4 排出通路 6 開閉ドア(開閉手段) 6A 第1の切換ドア(第1の切換手段) 6B 第2の切換ドア(第2の切換手段) 8 除湿ロータ 11 マイクロコンピュータ 12 外気温度センサ 13 外気湿度センサ 14 内気温度センサ 15 内気湿度センサ 31 外気通路 32 内気通路 33 外気導入口 34 内気導入口 35 下流側通路 36 吹出し口 37 連通路 38 第1通路 39 第2通路 41 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 聡 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気導入口および外気導入口から内部に
    導入された内気および外気を吹出し口から車内に吹き出
    させる導入通路と、内気を排気口から車外に排出するた
    めの排出通路と、一部を上記導入通路に臨ませ、他の一
    部を上記排出通路に臨ませた状態で回転する除湿ロータ
    とを備えた車両用除湿装置において、 外気の絶対湿度を検出する外気湿度検出手段と、内気の
    絶対湿度を検出する内気湿度検出手段と、上記二つの湿
    度検出手段によって検出された湿度を比較し、内気と外
    気とのうちの少なくとも絶対湿度が高い空気が上記除湿
    ロータを通過するように、上記導入通路内の通風経路を
    変更する経路変更手段とをさらに備えたことを特徴とす
    る車両用除湿装置。
  2. 【請求項2】 上記導入通路がその上流部に、上流側端
    部に上記外気導入口が設けられ、内部に上記除湿ロータ
    が設置された外気通路と、上流側端部に上記内気導入口
    が設けられ、下流側端部が上記除湿ロータより下流側に
    おいて上記外気通路に合流する内気通路と、この内気通
    路と上記除湿ロータより上流側の上記外気通路とを連通
    させる連通路とを有し、上記経路変更手段が、上記内気
    通路と上記連通路とを排他的に切り換えて開閉する開閉
    手段を有し、この開閉手段は、上記外気の絶対湿度が上
    記内気の絶対湿度より高いときには、上記内気通路を開
    くとともに、上記連通路を閉じ、上記外気の絶対湿度が
    上記内気の絶対湿度より低いときには上記内気通路を閉
    じるとともに、上記連通路を開くことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用除湿装置。
  3. 【請求項3】 上記導入通路がその上流部に、上流側端
    部に上記内気導入口が設けられ、内部に上記除湿ロータ
    が設置された内気通路と、上流側端部に上記外気導入口
    が設けられ、下流側端部が上記除湿ロータより下流側に
    おいて上記内気通路に合流する外気通路と、この外気通
    路と上記除湿ロータより上流側の上記内気通路とを連通
    させる連通路とを有し、上記経路変更手段が、上記外気
    通路と上記連通路とを排他的に切り換えて開閉する開閉
    手段を有し、この開閉手段は、上記外気の絶対湿度が上
    記内気の絶対湿度より高いときには、上記外気通路を閉
    じるとともに、上記連通路を開き、上記外気の絶対湿度
    が上記内気の絶対湿度より低いときには上記外気通路を
    開くとともに、上記連通路を閉じることを特徴とする請
    求項1に記載の車両用除湿装置。
  4. 【請求項4】 上記導入通路がその上流部に、内部に上
    記除湿ロータが設置された第1の通路と、上記除湿ロー
    タより下流側において上記第1の通路に合流する第2の
    通路とを有し、上記経路変更手段が、上記内気導入口を
    上記第1および第2の通路に対して排他的に切り換えて
    連通、遮断する第1の切換手段と、上記外気導入口を上
    記第1および第2の通路に対して排他的に切り換えて連
    通、遮断する第2の切換手段とを有し、外気の絶対湿度
    が内気の絶対湿度より高いときには、上記第1の切換手
    段が上記外気導入口を上記第1の通路に連通させるとと
    もに、上記第2の通路に対して遮断し、上記第2の切換
    手段が上記内気導入口を上記第1の通路に対して遮断す
    るとともに、上記第2の通路に連通させ、外気の絶対湿
    度が内気の絶対湿度より低いときには、上記第1の切換
    手段が上記外気導入口を上記第1の通路に対して遮断す
    るとともに、上記第2の通路に連通させ、上記第2の切
    換手段が上記内気導入口を上記第1の通路に連通させる
    とともに、上記第2の通路に対して遮断することを特徴
    とする請求項1に記載の車両用除湿装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137421A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Denso Corp 車両用空調装置
KR101584112B1 (ko) * 2009-12-14 2016-01-12 한온시스템 주식회사 차량용 공기 청정기
JP7481920B2 (ja) 2020-06-23 2024-05-13 株式会社日立製作所 店舗環境管理システム

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