JP2001239048A - パチンコ機および記録媒体 - Google Patents

パチンコ機および記録媒体

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JP2001239048A
JP2001239048A JP2000052866A JP2000052866A JP2001239048A JP 2001239048 A JP2001239048 A JP 2001239048A JP 2000052866 A JP2000052866 A JP 2000052866A JP 2000052866 A JP2000052866 A JP 2000052866A JP 2001239048 A JP2001239048 A JP 2001239048A
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JP2000052866A
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Masahiro Mizuno
雅裕 水野
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終のラウンドになるまでに残っている実行
可能なラウンド数を遊技者に明確に知らせることができ
るパチンコ機、およびそのパチンコ機を機能させるため
のコンピュータプログラムが記録された記録媒体を実現
する。 【解決手段】 大当り時の遊技における各ラウンドごと
に、特別図柄表示装置32の特別図柄表示器32aにラ
ウンド数および残っているラウンド数を表示する。これ
により、遊技者は、残っている実行可能なラウンド数が
後どのくらいであるかを気にしないで遊技に集中でき
る。また、たとえば最大のラウンド数が16ラウンドで
あると思い込んで遊技しいている遊技者が、第13ラウ
ンドで終了した場合に、パンクしたと錯覚するおそれも
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機、および
そのパチンコ機を機能させるためのコンピュータプログ
ラムが記録された記録媒体に関し、たとえば遊技盤に設
けられた図柄表示装置によって変動表示された図柄が所
定の図柄で停止した場合に、大入賞口を所定回数開放可
能なパチンコ機、およびそのパチンコ機を機能させるた
めのコンピュータプログラムが記録された記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機として、たと
えば図13に示すものが知られている。図13は、その
パチンコ機の正面説明図である。パチンコ機500は、
遊技盤502に、第1種始動口504と、特別図柄表示
装置506と、大入賞口508とを備える。遊技球が第
1種始動口504に入賞すると、特別図柄表示装置50
6が、「0」〜「9」などの複数の図柄を3箇所に変動
表示し、その3箇所の停止図柄が「777」などの所定
の図柄(大当り図柄)に揃った場合に大当りが発生し、
大入賞口508を所定時間開放する。そして、大入賞口
508の予め設定された開放時間が経過するか、あるい
は大入賞口508に予め設定された所定数の遊技球が入
賞すると大入賞口508が閉口する。このとき、大入賞
口508の内部に設けられた特定領域を遊技球が通過す
ると、連続して大入賞口508が開放する。このよう
に、大入賞口508が開放してから閉口するまでを1ラ
ウンドと云い、予め設定された最大ラウンド数を終了す
ると大当りによる遊技を終了する。また、このようなパ
チンコ機では、各ラウンド毎にラウンド数を特別図柄表
示装置506に表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
従来のパチンコ機は、各ラウンド毎にラウンド数を特別
図柄表示装置506に表示するため、既に実行したラウ
ンド数を知ることはできるが、実行可能なラウンド数が
後どのくらい残っているかを知ることができないという
問題がある。特に、昨今のパチンコ機は、機種によって
最大ラウンド数が異なっている。たとえば、ある機種の
最大ラウンド数は16であり、その機種の兄弟機種では
15ラウンドあるいは13ラウンドであるという具合で
ある。また、同一機種のパチンコ機でも、大当り図柄の
種類によって最大ラウンド数が異なるものもある。した
がって、そのような状況下では、遊技者が各機種毎ある
いは大当り図柄毎に最大ラウンド数を総て把握するとい
うのは困難である。特に、機種の変遷が激しい昨今の状
況下ではなおさらである。このため、遊技者は、実行可
能なラウンドが後どのくらい残っているか、気がかりに
しながら遊技しなければならないため、遊技に集中し難
いという問題がある。また、たとえば、実行可能な最大
ラウンド数が16であるパチンコ機にて遊技をしていた
遊技者が、実行可能な最大ラウンド数が13であるパチ
ンコ機に移った場合、その機種の実行可能な最大ラウン
ド数が13であることを知らない遊技者は、前回の機種
と同じように最大16ラウンドまであると思い込んで遊
技を行うため、13ラウンドで遊技が終了してしまう
と、大当りが途中で終了する通常パンクといわれる状態
になってしまったと錯覚を起こすおそれがある。これに
より、遊技者は、そのパチンコ機に対して不満を持ち、
遊技をやめてしまったり、時としてホール側とトラブル
を起こることも懸念される。
【0004】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、最終のラウンドになるまでに
残っている実行可能なラウンド数を遊技者に明確に知ら
せることができるパチンコ機、およびそのパチンコ機を
機能させるためのコンピュータプログラムが記録された
記録媒体を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、大当りに基づく遊技を行う際に所定の条件が満た
されるまでに行う遊技を1ラウンドとした場合に、所定
数のラウンドを実行可能なパチンコ機において、最終の
ラウンドになるまでに残っている実行可能なラウンド数
を報知する報知手段を備えたという技術的手段を用い
る。
【0006】つまり、報知手段は、最終のラウンドにな
るまでに残っている実行可能なラウンド数を報知するこ
とができるため、遊技者は、実行可能なラウンド数が後
どのくらい残っているか、気がかりにしないで遊技に集
中できる。特に、パチンコ機の機種によって実行可能な
最大のラウンド数が異なる場合であっても、最終のラウ
ンドになるまでに残っている実行可能なラウンド数が報
知されるため、遊技者は安心して遊技することができ
る。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記報知手段は、最終のラウ
ンドになるまでに残っている実行可能なラウンド数を所
定のラウンドごとに報知するという技術的手段を用い
る。
【0008】つまり、最終のラウンドになるまでに残っ
ている実行可能なラウンド数を所定のラウンドごとに報
知するため、遊技者は、その報知のタイミングごとに、
残っている実行可能なラウンド数を知ることができる。
したがって、残っている実行可能なラウンド数を忘れて
しまっても、所定のラウンドごとに行われる上記報知に
より、残っている実行可能なラウンド数を思い出すこと
ができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、最終のラウンドになるまでに
残っている実行可能なラウンド数を各ラウンドごとに報
知するという技術的手段を用いる。
【0010】つまり、報知手段は、最終のラウンドにな
るまでに残っている実行可能なラウンド数を各ラウンド
ごとに報知するため、遊技者は、毎回のラウンドごと
に、残っている実行可能なラウンド数を知ることができ
る。したがって、毎回行われる上記報知により、残って
いる実行可能なラウンド数を常時把握することができ
る。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記報知手段は、最終のラウンドになるまでに残っ
ている実行可能なラウンド数と、そのラウンド数が残り
のラウンド数であることを知らせる情報とによって報知
するという技術的手段を用いる。
【0012】つまり、報知手段は、最終のラウンドにな
るまでに残っている実行可能なラウンド数と、そのラウ
ンド数が残りのラウンド数であることを知らせる情報と
によって報知するため、残っている実行可能なラウンド
数を数字のみで報知する場合よりも、報知する数字が残
っている実行可能なラウンド数であることを遊技者に明
確に知らせることができる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機におい
て、前記報知手段は、最終のラウンドになるまでに残っ
ている実行可能なラウンド数を音声で報知するという技
術的手段を用いる。
【0014】つまり、報知手段は、最終のラウンドにな
るまでに残っている実行可能なラウンド数を音声で報知
するため、遊技者は、残っている実行可能なラウンド数
を聴覚で知ることができる。したがって、たとえば遊技
者が遊技盤から目を離した場合であっても、確実に遊技
者に知らせることができる。また、言葉などによる表示
と共に音声による報知を行えば、より明確に遊技者に知
らせることができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、大当りに基づ
く遊技を行う際に所定の条件が満たされるまでに行う遊
技を1ラウンドとした場合に、所定数のラウンドを実行
可能なパチンコ機を機能させるためのコンピュータプロ
グラムが記録された記録媒体において、最終のラウンド
になるまでに残っている実行可能なラウンド数を報知す
るためのコンピュータプログラムが記録されたという技
術的手段を用いる。
【0016】つまり、コンピュータによって遊技を制御
するパチンコ機にあっては、たとえば、後述する発明の
実施の形態に記載するように、パチンコ機に設けられた
ROMに記録されたコンピュータプログラムをCPUが
実行することにより機能することから、上記制御プログ
ラムを記録したROMを使用することにより、請求項1
ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機を実
現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]この発明に係る
パチンコ機の第1実施形態について図を参照して説明す
る。 [全体の主要構成]まず、この第1実施形態に係るパチ
ンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図
1は、この第1実施形態に係るパチンコ機の外観を示す
斜視説明図である。パチンコ機10には、前枠11が開
閉可能に備えられており、その前枠11には、ガラス枠
13が開閉可能に取付けられている。前枠11の右側に
は、ガラス枠13開閉用の鍵を差し込む鍵穴12が設け
られている。ガラス枠13の内部には、遊技盤14が設
けられており、前枠11の右下には、遊技球を遊技盤1
4へ発射する発射モータ(図5に符号15eで示す)を
操作するための発射ハンドル15aが回動可能に取付け
られている。
【0018】ガラス枠13の下方には、賞球や貸球が供
給される賞球・貸球供給口20aが形成されており、こ
の賞球・貸球供給口20aの供給側には、その賞球・貸
球供給口20aから供給された賞球や貸球を溜めておく
ための上受け皿20が取り付けられている。上受け皿2
0の下方には、上受け皿20の収容可能数を超えて流下
した賞球や上受け皿球抜きレバー20bの操作により上
受け皿20から排出された遊技球などを排出する排出口
21aが形成されている。排出口21aの排出側には、
その排出口21aから排出された遊技球を収容しておく
ための下受け皿21が設けられている。また、下受け皿
21の左側には、灰皿17が設けられている。
【0019】[遊技盤14の主要構成]次に、遊技盤1
4の主要構成についてそれを示す図2を参照して説明す
る。遊技盤14の略中央には、センターケース30が備
えられている。センターケース30には、それを正面か
ら見た拡大説明図である図3に示すように、天入賞口3
1と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、
この普通図柄表示装置34の作動回数を表示する4個の
LEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、複数の
図柄、たとえば「0」〜「9」の特別図柄を液晶で変動
表示する特別図柄表示器32aを有する特別図柄表示装
置32と、この特別図柄表示装置32の始動回数を表示
する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36
とが備えられている。
【0020】図2に示すように、センターケース30の
左右には、普通図柄表示装置34を作動させるための普
通図柄作動ゲート26,26が設けられている。センタ
ーケース30の下方には、特別図柄表示装置32を作動
させる機能を有する第1種始動口27が設けられてお
り、この第1種始動口27の下方には普通図柄表示装置
34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放
する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放し
た普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別
図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えている。
普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置32の
停止図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞
装置40が設けられている。
【0021】この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に開放される扉形式の大入賞口41が、その下部両端
を回動軸にして前後に開閉可能に取り付けられており、
この大入賞口41の両側には、普通入賞口29,29が
それぞれ設けられている。また、大入賞口41の内部に
は、大入賞口41を連続して開放する機能を有する特定
領域42と、この特定領域42を通過した遊技球を検出
する特定領域スイッチ(図5に符号42aで示す)と、
大入賞口41に入賞した遊技球の数P1をカウントする
大入賞口スイッチ(図5に符号43aで示す)とが設け
られている。
【0022】その他、遊技盤14には、風車23,23
と、袖入賞口24,24と、コーナー飾りランプ18
a,18aと、サイド飾りランプ18b,18bと、入
賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口
45とが設けられている。また、遊技盤14には、多く
の釘47が打ち込まれており、遊技盤14に発射された
遊技球は、釘47間を乱舞しながら落下する。
【0023】[特別図柄表示装置32の機能]次に、特
別図柄表示装置32の機能について図3および図4を参
照して説明する。図3(A)は、大当りの開始時におけ
る特別図柄表示装置32の表示内容を示す説明図であ
り、図3(B)は、大当りによるラウンドの途中におけ
る特別図柄表示装置32の表示内容を示す説明図であ
る。図4(A)は、最終ラウンドの1つ前のラウンドに
おける特別図柄表示装置32の表示内容を示す説明図で
あり、図4(B)は、最終ラウンドにおける特別図柄表
示装置32の表示内容を示す説明図である。なお、この
第1実施形態では、パチンコ機10の実行可能な最大ラ
ウンド数は、13ラウンドであるとする。
【0024】特別図柄表示装置32は、大当りが発生し
たときに、大当りの発生を示す表示と、いるが最終のラ
ウンドであるかを示す表示とを行う。たとえば、図3
(A)に示すように、「大当り」という文字の下に「1
3ラウンドが最終回です」というメッセージを表示す
る。これにより、遊技者は、大当りが発生したことを知
ることができるとともに、自分が遊技しているパチンコ
機が実行可能な最終のラウンド、つまり最大のラウンド
数を事前に知ることができる。また、特別図柄表示装置
32は、1ラウンドから最終の13ラウンドまで、各ラ
ウンド毎に「ラウンド」という言葉の後にラウンド数を
付して表示するとともに、毎回のラウンドごとに、最終
ラウンドまでに残っている実行可能なラウンド数を表示
する。たとえば、図3(B)に示すように、「ラウンド
10」というメッセージの下に「残り3ラウンドです」
というメッセージを表示する。これにより、遊技者は、
最終ラウンドまでに残っている実行可能なラウンド数を
知ることができるため、後どのくらいラウンドを実行で
きるか心配することなく、遊技に集中することができ
る。
【0025】さらに、特別図柄表示装置32は、最終ラ
ウンドの1つ前のラウンドになったときに、次のラウン
ドが最終回であることを示すメッセージを表示する。た
とえば、図4(A)に示すように、「ラウンド12」と
いう表示の下に「次は最終回です」というメッセージを
表示する。これにより、遊技者は、次が最終ラウンドで
あることを知ることができるため、次は最終ラウンドで
あるという心構えをすることができる。またさらに、特
別図柄表示装置32は、最終ラウンドまで進んだ場合
に、最終ラウンドであることを示すメッセージを表示す
る。たとえば、図4(B)に示すように、「ラウンド1
3」という表示の下に「最終回」というメッセージを表
示する。これにより、遊技者は、現在のラウンドが最終
ラウンドであることを知ることができる。以上のよう
に、この実施形態に係る特別図柄表示装置32は、最終
のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウンド
数を毎回のラウンドごとに表示する機能を有するため、
遊技者は、実行可能なラウンドが後どのくらい残ってい
るかを気がかりにしないで遊技に集中できる。また、た
とえばパチンコ機10の最大ラウンド数は16であると
思い込んでいる遊技者が遊技した場合であっても、最終
のラウンドまでに残っている実行可能なラウンド数が表
示されるため、遊技者が大当りの途中でパンクしたなど
の錯覚を覚えることがない。これにより、遊技者は、パ
チンコ機10に対して不満を持ち、遊技をやめてしまっ
たり、時としてホール側とトラブルを起こすなどの懸念
も生じない。
【0026】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パ
チンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示
す図5を参照して説明する。パチンコ機10には、主基
板100が設けられており、この主基板100には、マ
イクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプ
ロセッサ110には、遊技の制御を実行するメインCP
U112と、このメインCPU112が各種制御を実行
するための各種制御プログラムや各種コマンドが記録さ
れたROM114と、メインCPU112が各種制御プ
ログラムを実行する際にROM114から読出された制
御プログラムや遊技中に発生する大当りに関するデータ
などの各種データを一時的に格納するRAM116とが
搭載されている。なお、ROM114が、この発明の請
求項7に係る記録媒体に対応する。
【0027】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しな
どを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置3
2、遊技盤14に設けられたランプやLEDを制御する
ランプ制御装置300、遊技中の効果音などを制御する
音声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を
検出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りな
どに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに
設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための
遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中
継基板53である。
【0028】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する賞球数などの各種データを一
時的に格納するRAM216とが搭載されている。ま
た、払出制御基盤200には、電源基板80、CR接続
基板56、発射モータ15eを駆動するための発射モー
タ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出
中継基板55が電気的に接続されている。
【0029】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が
賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ2
1bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されてい
る。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えら
れた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板
55と電気的に接続されている。賞球ユニット62は、
賞球払出センサ62a,62bおよび賞球払出モータ6
2cを備える。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効率
良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は賞
球払出モータ62cによって駆動される。また、賞球払
出センサ62aは一方の機構に設けられており、賞球払
出センサ62bは他方の機構に設けられている。賞球払
出センサ62a,62bによる検出信号は、センサ中継
基板54から遊技枠中継基板53を介して主基板100
へ送出されるとともに、払出中継基板55を介して払出
制御基板200へ送出される。そして払出制御基板20
0に搭載されたサブCPU212は、賞球払出センサ6
2a,62bから送出された検出信号を取込み、払い出
された賞球数をカウントする。たとえば、サブCPU2
12は、検出信号を取り込むごとに、15個の賞球払出
しを記憶するRAM216内のエリアの値から「1」を
減算する。
【0030】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ
62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的
に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通
電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普
通図柄作動ゲート26に設けられたゲートスイッチ26
a、大入賞口スイッチ43a、袖入賞口24への入賞を
検出する袖入賞口スイッチ24a、下入賞口29への入
賞を検出する下入賞口スイッチ29a、天入賞口31へ
の入賞を検出する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞
口中継基板50である。
【0031】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレ
ノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領
域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板
80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、
CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数
を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装
置などを備えるパチンコ機外装置部分22と電気的に接
続されている。電源基板80は、AC24V(50Hz
/60Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。な
お、この第1実施形態では、ゲートスイッチ26a、各
入賞口スイッチおよび賞球払出センサとして近接スイッ
チを用いる。
【0032】(特別図柄表示装置32の電気的構成)次
に、特別図柄表示装置32の主な電気的構成について、
それを示す図6を参照して説明する。特別図柄表示装置
32は、特別図柄表示器32a、液晶インバータ基板3
2b、液晶アナログ基板32cおよび特別図柄制御基板
32dを備える。主基板100は、特別図柄表示器32
bによって表示すべき内容を指示する画像制御コマンド
を特別図柄制御基板32dに搭載されたサブCPU32
eへ送出する。サブCPU32eは、主基板100から
ライン100aを介して送出された画像制御コマンドを
受信するとともに、その受信した画像制御コマンドの内
容をROM32fに記録されたコンピュータプログラム
に従って解析する。
【0033】続いてサブCPU32eは、その解析結果
をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32g
へ送出する。続いてVDP32gは、表示内容に対応し
た図柄やキャラクタなどが記録されたキャラクタROM
32iから上記解析結果に対応した図柄やキャラクタな
どを読出すとともに、その読出した図柄やキャラクタな
どのドットのアドレス、表示色、回転、拡大および縮小
などを上記解析結果に基づいて演算し、その演算結果を
内蔵のパレットRAM32hに一時的に格納する。続い
てVDP32gは、パレットRAM32hに格納されて
いる演算結果に基づいてRGB信号を液晶アナログ基板
32cへ送出する。続いて液晶アナログ基板32cは、
取込んだRGB信号の色補正および輝度調整を行い、そ
の信号を液晶インバータ基板32bへ送出する。液晶イ
ンバータ基板32bは、バックライト電源の役割を果た
し、取込んだ信号を昇圧(たとえば、12Vから600
V)し、特別図柄表示器32aへ送出する。そして特別
図柄表示器32aは、取込んだ信号に対応する液晶ドッ
トをスイッチングして表示する。これにより、特別図柄
の変動表示、停止図柄の表示、アニメーションの表示、
大当りの表示、ラウンド数の表示、前述の各種メッセー
ジの表示などを行うなお、この第1実施形態では、特別
図柄表示器32aを構成する液晶は、TFTを用いる。
【0034】[コマンドテーブルの構成]次に、メイン
CPU112が特別図柄表示装置32のサブCPU32
eへ送出する各種のコマンドが記録されたコマンドテー
ブルの構成について、それを示す図7を参照して説明す
る。コマンドテーブル114aは、ROM114に記録
されており、コマンド名称と、コマンドと、処理の内容
とを対応付けて構成される。コマンドは、大当りオープ
ニングコマンドと、最大ラウンド事前表示コマンドと、
開放1回目表示コマンド〜開放12回目表示コマンド
と、最終回表示コマンドと、最終回直前表示コマンド
と、特定領域通過表示コマンドと、大当りエンディング
コマンドとから構成される。なお、コマンドは、16進
表示である。
【0035】大当りオープニングコマンドは、大当り発
生時に使用するコマンドであり、E5H(8ビット)お
よび00H(8ビット)の計16ビットで構成されてお
り、特別図柄表示装置32に「大当り」の文字を表示さ
せる(図3(A))。最大ラウンド事前表示コマンド
は、大当りオープニングコマンドと同様に、大当り発生
時に使用するコマンドであり、E4H(8ビット)およ
び00H(8ビット)の計16ビットで構成されてお
り、特別図柄表示装置32に「13ラウンドが最終回で
す」というメッセージを表示させる(図3(A))。開
放1回目表示コマンド〜開放12回目表示コマンドは、
ラウンド1〜ラウンド12においてそれぞれ使用するコ
マンドであり、E5H(8ビット)と、01H〜0FH
(8ビット)とを組み合わせた計16ビットで構成され
ており、特別図柄表示装置32に「ラウンド1」〜「ラ
ウンド12」を実行されているラウンドに対応して表示
すると共に、そのラウンド表示の下に「残り○○ラウン
ドです」(○○には残りのラウンド数を示す)というメ
ッセージを表示する(図3(B))。最終回表示コマン
ドは、最終ラウンドにおいて使用するコマンドであり、
E5H(8ビット)および10H(8ビット)の計16
ビットで構成されており、特別図柄表示装置32に「最
終回」という文字を表示する(図4(B))。最終回直
前表示コマンドは、最終ラウンドの1つ前のラウンドに
おいて使用するコマンドであり、E5H(8ビット)お
よび11H(8ビット)の計16ビットで構成されてお
り、特別図柄表示装置32に「次は最終回です」という
文字を表示する(図4(A))。
【0036】特定領域通過表示コマンドは、遊技球が特
定領域42(図2)を通過したときに使用するコマンド
であり、E6H(8ビット)および00H(8ビット)
の計16ビットで構成されており、第1種始動口27
(図2)の近傍や特別図柄表示装置32に「V」という
文字を表示する。大当りエンディングコマンドは、大当
り終了時に使用するコマンドであり、E5H(8ビッ
ト)および14H(8ビット)の計16ビットで構成さ
れており、特別図柄表示装置32に「END」という文
字を表示する。
【0037】[メインCPU112が実行する主な制御
・処理]次に、メインCPU112が実行する主な制御
・処理について、それを示す図9のフローチャートを参
照して説明する。主電源70(図5)から主基板100
に電源が供給されると、メインCPU112は電源投入
時であると判定し(ステップ(以下、Sと略す)10:
Yes)、初期設定を行う(S12)。続いてメインC
PU112は、電源投入時ではないと判定し(S10:
No)、次に記載する処理を実行する。普通図柄表示
装置34を制御する普通図柄制御(S20)。普通電
動役物ソレノイド28aをON・OFFする普通電動役
物制御(S40)。第1種始動口スイッチ27aのO
Nした回数を記憶するなどの処理を行う第1種始動口処
理(S90)。特別図柄表示装置32を制御する特別
図柄制御(S110)。大入賞口41(図2)の開
閉、特別図柄表示装置32にラウンド数や最終ラウンド
である旨の表示などのラウンドの制御を行うラウンド制
御(S150)。各種入賞口スイッチからの信号に基
づいて払出制御基板200のサブCPU212へ賞球制
御コマンドを出力する賞球払出制御(S200)。音
声制御装置79へ音声制御コマンドを出力する音声制御
(S300)。ランプ制御装置300へランプ制御コ
マンドを出力するランプ制御(S400)。貸球ユニ
ット63を制御する貸球制御(S500)。
【0038】[第1種始動口処理]次に、メインCPU
112が図9のS90において実行する第1種始動口処
理の流れについて、それを示す図10のフローチャート
を参照して説明する。メインCPU112は、第1種始
動口スイッチ27aからのスイッチング信号を取込ん
で、遊技球が第1種始動口27を通過したことを検出す
ると(S92:Yes)、RAM116に格納されてい
る特別図柄始動記憶数U2が4未満であると判定した場
合は(S94:Yes)、特別図柄始動記憶数U2に
「1」を加算する(S96)。続いてメインCPU11
2は、ROM114に格納されている大当り特別乱数テ
ーブル(図示省略)から大当り特別乱数値を1つ選択し
(S98)、その選択した大当り特別乱数値をRAM1
16に一時的に格納する(S100)。大当り特別乱数
テーブルは、複数、たとえば0〜224の計225コマ
の大当り特別乱数値から構成される。
【0039】[特別図柄制御]次に、メインCPU11
2が図9のS110において実行する特別図柄制御の流
れについて、それを示す図11のフローチャートを参照
して説明する。メインCPU112は、特別図柄表示装
置32が特別図柄を変動中であるか否かを判定するが
(S112)、ここではまだ変動していないためS11
4へ進み(S112:No)、特別図柄始動記憶数U2
が「1」以上であるか否かを判定する。ここでは図10
のS96において特別図柄始動記憶数U2=1になって
いるためS116へ進み(S114:Yes)、特別図
柄始動記憶数U2から「1」を減算する。続いて、メイ
ンCPU112は、特別図柄が変動している時間である
変動固定時間をカウントする変動固定時間タイマをセッ
トし(S118)、特別図柄変動開始コマンドを特別図
柄表示装置34へ出力すると(S120)、特別図柄表
示装置34が特別図柄の変動表示を開始する。続いてメ
インCPU112は、図10のS100においてRAM
116に格納した大当り特別乱数値が、大当りの大当り
特別乱数値であるか否か、たとえば「7」であるか否か
(つまり大当たりであるか否か)を判定し(S12
2)、大当りである場合は(S122:Yes)、RO
M114に記録されている大当り特図乱数テーブル(図
示省略)の中から大当たり特図乱数値を1つ選択し、そ
の選択した大当たり特図乱数値をRAM116に格納す
る(S124)。
【0040】続いてメインCPU112は、ROM11
4に記憶されているリーチ乱数テーブル(図示省略)か
らリーチ乱数値を1つ抽出し(S126)、その抽出し
たリーチ乱数値に対応付けられているリーチパターンを
ROM114に記録されているリーチパターンテーブル
(図示省略)から読出し、その読出したリーチパターン
をRAM116にセットする(S128)。続いてメイ
ンCPU112は、大当たりの発生を示す大当たりフラ
グを立てる(S130)。一方、メインCPU112
は、S122において大当たりではないと判定した場合
は(S112:No)、ROM114に記録されている
ハズレ特図乱数テーブル(図示省略)から、3つの特別
図柄のそれぞれについて1つずつハズレ図柄を選択する
(S132)。続いてメインCPU112は、それら選
択した3つのハズレ図柄が大当たり図柄である場合は
(S134:Yes)、再度、ハズレ図柄の選択を行い
(S132)、その選択したハズレ図柄が大当たり図柄
でない場合は(S134:No)、ROM114に記憶
されているリーチ乱数テーブル(図示省略)からリーチ
乱数値を1つ抽出し(S136)、その抽出したリーチ
乱数値に対応付けられているリーチパターンをROM1
14に記録されているリーチパターンテーブル(図示省
略)から読出し、その読出したリーチパターンをRAM
116にセットする(S138)。
【0041】そしてメインCPU112は、S118に
おいてセットした変動固定時間がタイムアップしたと判
定すると(S140:Yes)、S124またはS13
2においてRAM116にセットした停止図柄と、S1
28またはS138においてRAM116にセットした
リーチパターンとに基づいて図柄停止処理を行い、特別
図柄表示装置34に停止図柄を表示する(S142)。
以降、メインCPU112は、S114において特別図
柄始動記憶数U2が「1」以上ではないと判定するま
で、S112〜S142を繰り返し、特別図柄表示装置
34により特別図柄の変動表示および停止を行う。
【0042】[ラウンド制御]次に、メインCPU11
2が図9のS150において実行するラウンド制御の流
れについて図8および図12を参照して説明する。図8
(A)は、大当り時の遊技が第13ラウンドまで進んだ
場合の大入賞口41の開閉タイミングを示すタイミング
チャートであり、図8(B)は、大当り時の遊技が第1
3ラウンドまで進まなかった場合の大入賞口41の開閉
タイミングを示すタイミングチャートである。図12
は、メインCPU112が実行するラウンド制御の流れ
を示すフローチャートである。
【0043】メインCPU112は、図11に示した特
別図柄制御のS130において大当たりフラグが立てら
れていると判定すると(S152:Yes)、大入賞口
41が閉口状態で停止している時間である停止時間T1
(図8)を計測し、その停止時間T1(たとえば3秒)
が経過したと判定すると(S154:Yes)、コマン
ドテーブル114a(図7)から大当たりオープニング
コマンドE5H00Hおよび最大ラウンド事前表示コマ
ンドE4H00Hを読出して特別図柄表示装置32のサ
ブCPU32eへ出力する(S156)。これにより、
特別図柄表示装置32の特別図柄表示器32a(図6)
は、「大当り」および「13ラウンドが最終回です」と
いうメッセージを表示する。また、メインCPU112
は、オープニングコマンドと共に大当り発生の演出をす
るための大当りデモ表示コマンド(図示省略)をROM
114から読出してサブCPU32eへ出力し、特別図
柄表示器32aは、大当りの演出(デモンストレーショ
ン)を表示する。
【0044】続いてメインCPU112は、停止時間T
1経過から大入賞口41が開放するまでの時間である判
定後インターバル時間T2を計測し、その判定後インタ
ーバル時間T2(たとえば10秒)が経過したと判定す
ると(S158:Yes)、RAM116に格納された
ラウンド数Rに「1」を加算する(S160)。続いて
メインCPU112は、RAM116に格納されたラウ
ンド数Rに対応する表示コマンドをコマンドテーブル1
14aから読出して特別図柄表示装置32のサブCPU
32eへ出力する(S162)。この段階では、第1ラ
ウンドであり、ラウンド数R=1であるから、コマンド
テーブル114aから開放1回目表示コマンドE5H0
1Hを読出して特別図柄表示装置32のサブCPU32
eへ出力する。これにより、特別図柄表示装置32の特
別図柄表示器32aは、「ラウンド1」という文字を表
示すると共に、その下に「残り12ラウンドです」とい
うメッセージを表示する。続いてメインCPU112
は、大入賞口41を開放するための開放コマンドを大入
賞口ソレノイド43bへ出力し、大入賞口ソレノイド4
3bをONして大入賞口41を開放する(S164)。
これにより、第1ラウンドが開始する。
【0045】続いてメインCPU112は、大入賞口4
1が開放可能な最大時間である大入賞口開放時間T3
(たとえば29.5秒)を計測する。続いてメインCP
U112は、大入賞口開放時間T3が経過したと判定す
ると(S166:Yes)、大入賞口41を閉口するた
めの閉口コマンドを大入賞口ソレノイド43bへ出力
し、大入賞口ソレノイド43bをOFFして大入賞口4
1を閉口する(S170)。またメインCPU112
は、大入賞口開放時間T3が経過するまでは(S16
6:No)、大入賞口スイッチ43a(図5)からのス
イッチング信号を取り込んで大入賞口41の入賞数P1
をカウントし、その入賞数P1が10以上になった場合
は(S168:Yes)、大入賞口開放時間T3が経過
する前でも大入賞口41を閉口する(S170)。
【0046】続いてメインCPU112は、RAM11
6を参照し、この大当りにおいて実行されたラウンド数
Rが13であるか否か、つまり実行可能な最大のラウン
ドである最終ラウンドを実行したかを判定するが(S1
72)、ここでは、まだ第1ラウンドが終了したのみで
あるから、次のS174へ進み(S172:No)、大
入賞口開放時間T3の経過後から役物連続作動有効時間
T4(たとえば1.996秒)を計測し、その役物連続
作動有効時間T4が経過したと判定すると(S174:
Yes)、特定領域スイッチ42aがONしたか否かを
判定する(S176)。つまり、遊技球が大入賞口41
に入賞してから特定領域42(図2)を通過するに至る
までに所定時間要するため、大入賞口41が閉口する直
前に遊技球が大入賞口41に入賞した場合のことを考
え、その所定時間内に特定領域42を通過した遊技球を
有効として処理する。
【0047】続いてメインCPU112は、特定領域ス
イッチ42aがONしたと判定すると(S176:Ye
s)、コマンドテーブル114aから特定領域通過表示
コマンドE6H00Hを読出して特別図柄表示装置32
のサブCPU32eへ出力する(S178)。これによ
り、特別図柄表示装置32の特別図柄表示器32aは、
「V」という文字を表示するため、遊技者は、次回も連
続して大入賞口41が開放することを知ることができ
る。続いてメインCPU112は、開放後インターバル
時間T5(たとえば3秒)を計測し、その開放後インタ
ーバル時間T5が経過したと判定すると(S180:Y
es)、S160〜S180を実行する。このとき、毎
回のラウンドごとにコマンドテーブル114aから表示
コマンドを読出して特別図柄表示装置32のサブCPU
32eへ出力し(S162)、特別図柄表示器32aに
「ラウンド○○」および「残り○○ラウンドです」(○
○はラウンド数を示す)というメッセージを表示する。
これにより、遊技者は、最終ラウンドになるまでに残っ
ている実行可能なラウンド数を知ることができる。たと
えば、第10ラウンドに突入した場合は、図3(B)に
示すように、「ラウンド10」「残り3ラウンドです」
と表示されるため、遊技者は、最終ラウンドになるまで
に残っている実行可能なラウンド数が3ラウンドあるこ
とを明確に知ることができる。したがって、遊技者は、
実行可能な残りのラウンド数が後いくつであるかを心配
することなく遊技に集中することができる。また、遊技
者は、パチンコ機の機種ごとに実行可能な最大ラウンド
数を覚えたり、同じ機種において大当り図柄毎に異なる
実行可能な最大ラウンド数を覚えたりする必要がない。
また、遊技者が自分が思い込んでいる実行可能な最大ラ
ウンド数と異なる最大ラウンド数が設定されている機種
により、最大ラウンド数を知らずに遊技した場合であっ
ても、「残り○○ラウンドです」の表示を行うことによ
り、遊技者がパチンコ機がパンクしたと錯覚するおそれ
もない。
【0048】そして、第12ラウンドに突入した場合
(S160においてR=12となった場合)は、コマン
ドテーブル114aから開放12回目表示コマンドE5
H0CHおよび最終回直前表示コマンドE5H11Hを
読出して特別図柄表示装置32のサブCPU32eへ出
力し(S162)、図4(A)に示すように、特別図柄
表示器32aに「ラウンド12」および「次は最終回で
す」というメッセージを表示する。これにより、遊技者
に次のラウンドが最終のラウンドであることを明確に知
らせることができる。なお、「ラウンド12」および
「次は最終回です」というメッセージを時間をずらして
個別に交互に表示するようにしても良いし、それら両画
像を重ね合わせて同時に表示するようにしても良い。そ
して、第13ラウンド(最終ラウンド)に突入した場合
(S160においてR=13となった場合)は、コマン
ドテーブル114aから開放13回目表示コマンドE5
H0DHおよび最終回表示コマンドE5H10Hを読出
して特別図柄表示装置32のサブCPU32eへ出力し
(S162)、図4(B)に示すように、特別図柄表示
器32aに「ラウンド13」および「最終回」というメ
ッセージを表示する。このように、最終のラウンドであ
ることを「最終回」という数以外のメッセージによって
明確に報知できるため、遊技者に最終ラウンドであるこ
とを確実に知らせることができる。
【0049】またメインCPU112は、S172にお
いて最終ラウンド13を実行したと判定した場合(S1
72:Yes)およびS176において特定領域スイッ
チ42aがONしていないと判定した場合(S176:
No)は、コマンドテーブル114aから大当りエンデ
ィングコマンドE5H14Hを読出して特別図柄表示装
置32のサブCPU32eへ出力し(S182)、特別
図柄表示器32aに「END」というメッセージを表示
する。これにより、遊技者は、大当りによる遊技が終了
したことを明確に知ることができる。そしてメインCP
U112は、RAM116に格納されているラウンド数
Rおよび入賞数P1を0リセットし(S184)、大当
りフラグを0リセットする(S186)。続いてメイン
CPU112は、開放後インターバル時間T5が経過し
たと判定し(S188:Yes)、大当り終了ディレー
時間T6(たとえば10秒)が経過したと判定すると
(S190:Yes)、S152へ戻り、次の大当りフ
ラグが立つまで待機する。
【0050】以上のように、上記第1実施形態に係るパ
チンコ機10を使用すれば、最終のラウンドになるまで
に残っている実行可能なラウンド数を遊技者に明確に知
らせることができるパチンコ機、およびそのパチンコ機
を機能させるためのコンピュータプログラムが記録され
た記録媒体を実現することができる。
【0051】[第2実施形態]第1実施形態では、図1
2に示したように、S162において残りのラウンド数
を表示したが、たとえばS176において次のラウンド
を実行することを決定した以降であって、大入賞口41
が開放する前の期間を利用して残りのラウンド数を表示
することもできる。
【0052】[第3実施形態]第1実施形態では、図7
および図12に示したように、毎回のラウンドごとに残
りのラウンド数を表示したが、たとえば1ラウンドお
き、あるいは複数ラウンドおきに残りのラウンド数を表
示することもできる。この場合、図7に示したコマンド
テーブル114aは、残りのラウンド数を表示するラウ
ンドに対応する処理のみが「ラウンド○○」「残り○○
ラウンドです」という内容になる。
【0053】[第4実施形態]上記実施形態では、ラウ
ンド中の各種メッセージを特別図柄表示器32aによっ
て表示する構成を説明したが、各種メッセージを音声で
報知することもできる。たとえば、各種メッセージに対
応する音声データとコマンドとを対応付けて音声制御装
置79(図5)に備えられた音声データROM(図示省
略)に記憶しておく。そしてメインCPU112が、所
定のメッセージの報知タイミングになった際に所定のコ
マンドを音声制御装置79に備えられたサブCPU(図
示省略)へ出力すると、そのサブCPUが上記音声デー
タROMからコマンドに対応する音声データを読出し、
その音声データに基づいて音声出力回路が音声信号を生
成し、その生成した音声信号をスピーカから出力する。
この構成を使用すれば、遊技者は、最終のラウンドにな
るまでに残っている実行可能なラウンド数、いつが最終
のラウンドであるか、あるいは最終のラウンドであるこ
となどを聴覚で知ることができる。したがって、たとえ
ば遊技者が遊技盤から目を離した場合であっても、確実
に遊技者に知らせることができる。また、言葉などによ
る表示と共に音声による報知を行えば、より明確に遊技
者に知らせることができる。なお、音声データをROM
114に記憶しておくこともできる。
【0054】なお、第1実施形態ないし第3実施形態の
いずれか1つ以上と、第4実施形態とを組み合わせるこ
ともできる。この構成によれば、視覚および聴覚の両方
で、最終のラウンドになるまでに残っている実行可能な
ラウンド数などを遊技者により明確に報知することがで
きる。また、各種メッセージの報知内容(たとえば表示
内容)、報知箇所(たとえば表示箇所)および報知タイ
ミング(たとえば表示タイミング)は、前述の各実施形
態に限定されるものではなく変更することができる。
【0055】[各請求項と実施形態との対応関係]特別
図柄表示装置32が報知手段に対応し、メインCPU1
12が実行する図12のラウンド制御(S152〜S1
90)が報知手段として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の斜視説
明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
14の主要構成を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、大当りの開始時における特別図
柄表示装置32の表示内容を示す説明図であり、図3
(B)は、大当りによるラウンドの途中における特別図
柄表示装置32の表示内容を示す説明図である。
【図4】図4(A)は、最終ラウンドの1つ前のラウン
ドにおける特別図柄表示装置32の表示内容を示す説明
図であり、図4(B)は、最終ラウンドにおける特別図
柄表示装置32の表示内容を示す説明図である。
【図5】パチンコ機10の電気的構成をブロックで示す
説明図である。
【図6】特別図柄表示装置32の主な電気的構成を示す
説明図である。
【図7】メインCPU112が特別図柄表示装置32の
サブCPU32eへ送出する各種のコマンドが記録され
たコマンドテーブルの構成を示す説明図である。
【図8】図8(A)は、大当り時の遊技が第13ラウン
ドまで進んだ場合の大入賞口41の開閉タイミングを示
すタイミングチャートであり、図8(B)は、大当り時
の遊技が第13ラウンドまで進まなかった場合の大入賞
口41の開閉タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図9】メインCPU112が実行する主な制御・処理
を示すフローチャートである。
【図10】メインCPU112が図9のS90において
実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャート
である。
【図11】メインCPU112が図9のS110におい
て実行する特別図柄制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図12】メインCPU112が実行するラウンド制御
の流れを示すフローチャートである。
【図13】従来のパチンコ機の正面説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 32 特別図柄表示装置(報知手段) 112 メインCPU 114 ROM(記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大当りに基づく遊技を行う際に所定の条
    件が満たされるまでに行う遊技を1ラウンドとした場合
    に、所定数のラウンドを実行可能なパチンコ機におい
    て、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数を報知する報知手段を備えたことを特徴とするパ
    チンコ機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数を所定のラウンドごとに報知することを特徴とす
    る請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数を各ラウンドごとに報知することを特徴とする請
    求項1に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数と、そのラウンド数が残りのラウンド数であるこ
    とを知らせる情報とによって報知することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチン
    コ機。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数を音声で報知することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 大当りに基づく遊技を行う際に所定の条
    件が満たされるまでに行う遊技を1ラウンドとした場合
    に、所定数のラウンドを実行可能なパチンコ機を機能さ
    せるためのコンピュータプログラムが記録された記録媒
    体において、 最終のラウンドになるまでに残っている実行可能なラウ
    ンド数を報知するためのコンピュータプログラムが記録
    されたことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019076159A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 京楽産業.株式会社 遊技機

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