JP2001238797A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2001238797A JP2000050617A JP2000050617A JP2001238797A JP 2001238797 A JP2001238797 A JP 2001238797A JP 2000050617 A JP2000050617 A JP 2000050617A JP 2000050617 A JP2000050617 A JP 2000050617A JP 2001238797 A JP2001238797 A JP 2001238797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度設定値まで冷却する時間が長いことと省
エネ効果の相反する課題を解決し、速やかに選定した湯
温の湯を得ることができるとともに省エネを実現できる
電気湯沸かし器を提供することを目的とする。 【解決手段】 容器31内に隔離部材で形成したお椀を
伏せた形状のセパレーター32を備えて、セパレーター
32内の湯をセパレーター32外に循環させる循環機構
である遠心ポンプ13を備えて、セパレーター32内の
湯温を選択した値になるように循環と沸騰の組み合わせ
で実現する電気湯沸かし器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として一般家庭ま
たは事務所等で使用される電気湯沸かし器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気湯沸かし器は図9に示
すようであった。1は上方を開口し上端部の外方にフラ
ンジ2を設けて底部に加熱手段であるヒーター3を備え
た容器である。4は中央に円筒状の保持部5を設けて保
持部5にパッキン6を介して水密的に容器1を係止する
合成樹脂で形成された上枠であり、後部にヒンジ7が設
けてある。8は合成樹脂で形成されて容器1を収納する
本体である。9は容器1上部を覆う合成樹脂で形成され
た蓋であり、蓋9の一端に取り付けたピン10を上枠4
のヒンジ7に嵌着して回転する。蓋9には容器1上方に
連通する蒸気口11が設けられている。12は蓋9の外
周に備えられたシールパッキンであり、蓋9の閉塞で容
器1のフランジ2を気密的にシールする。13は容器1
底部に一端を連通し、他端を本体8外方に開口した透明
なガラス管で形成された導水管14に連通した送水装置
を構成する遠心ポンプである。
【0003】15は本体8の前面に位置して導水管14
が外方より見えるように設けられた窓部である。16は
上枠4の保持部5下部に位置して容器1外側面に巻き付
けられた厚さが約10mmのガラス繊維の不織布で形成
された断熱材である。断熱材16の下端は容器1底面と
同じ高さである。17は容器1下部に固定されたアルミ
鍍金鋼板等をプレス加工して形成された遮熱板である。
遠心ポンプ13はこの遮熱板17に固定されている。1
8は外部より電気を給電する接続部である。19は容器
1底部略中央に接触して備えられた温度検知素子であ
る。20は温度検知素子19からの信号でヒーター3へ
の通電を制御するとともに操作部21のライトタッチス
イッチで構成されたスイッチ22やLEDで構成された
ランプ23を制御する制御回路である。スイッチ22の
機能は再沸騰や保温温度の設定切り替えであり、例えば
インスタントコーヒー等に適した95℃と煎茶に適した
80℃のように使用目的により保温温度を設定できる。
【0004】以上のように構成された電気湯沸かし器に
おいて、動作を説明する。まず、容器1に水を給水す
る。ピン10を軸にして蓋9を閉じるとシールパッキン
12がフランジ2を水密的にシールする。容器1内に水
が満たされるとともに、容器1底部に連通した導水管1
4にも水が浸入しやがて容器1内と同じ水位になる。容
器1内の水量を確認するときは蓋9を開けずに窓部15
から導水管14を見る。
【0005】次に、接続部21から電気を給電する。温
度検知素子19は容器1底部を介して湯温を検知し、制
御回路20が温度検知素子19からの信号でヒーター3
へ通電して湯沸かしする。やがて容器1内全体の水温が
上昇し、容器1底部に位置するヒーター3で加熱された
容器1底部の水は温度が上昇して比重が小さくなり容器
1内を上昇する。自然対流により容器1内の水は撹拌さ
れてほぼ均等な温度分布となる。水温が上昇しやがて沸
騰すると、容器1内の水は激しく撹拌されて均一な温度
になるとともに温度上昇は約100℃で停止する。温度
検知素子19がこの温度を検知または温度上昇に変化が
なくなったことを検知して制御回路20がヒーター3へ
の通電を断電し、以降は温度検知素子19からの信号で
制御回路20はヒーター3への通電を制御して保温温度
(約95℃)を維持する。このときも容器1内の湯温は
容器内のすべての場所でほぼ均等に変化する。これは容
器1底部にヒーター3が位置し、自然対流で容器1内が
撹拌されるからである。
【0006】例えば保温中に沸騰した湯を所望の時は、
操作部21のスイッチ22を操作して制御回路20によ
りヒーター3へ通電し容器1内の湯全体を加熱する。容
器1内の湯は容器1底部のヒーター3により底部近傍か
ら加熱される。そして加熱されて比重が小さくなった湯
は容器1内を上昇し、容器1内全体が撹拌されながら均
等に温度上昇する。容器1内の湯全体が沸騰すると温度
検知素子19を介して制御回路20がヒーター3への通
電を停止する。
【0007】また、95℃で保温中に煎茶に適した80
℃の湯を給湯しようとすると、あらかじめスイッチ22
を操作して80℃保温に設定する。本体8の自然放熱に
より徐徐に容器1内の湯温は低下して数時間後には80
℃の湯になる。
【0008】逆に、80℃で保温中に沸騰した湯を所望
のときは、たとえ少量の湯しか必要なくてもスイッチ2
2を操作して容器1内の湯全体を沸騰させる。
【0009】湯を所望のときは操作部21のスイッチ2
2を操作して遠心ポンプ13を作動させ導水管14を介
して給湯する。湯が少なくなると容器1に給水する。温
度検知素子19からの信号で制御回路20はヒーター3
に通電し湯を沸かして再び所定の温度に保温する。この
ように湯沸かしと保温と給湯を繰り返して使用される。
【0010】このとき容器1内の水はそのすべてが均等
に加熱され保温されて容器1内の水温は容器1内の位置
に関係なくほぼ均一になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、保温は容器1内のすべての湯を
加熱しなければならず、使用する量が少量でも全体を保
温しなければならなかった。また、湯温を設定するとき
は設定温度になるまで自然に放熱するために湯温の低下
時間が長く設定温度に低下するまでの時間が数時間必要
であった。特に昨今は省エネ効果のために断熱材を使用
したり真空2重容器にしたりするために、湯温の低下は
さらにゆっくりとなり、設定した温度まで低下する時間
は益々長くなる傾向にある。設定温度まで早く湯温が低
下するようにするためには放熱を多くすれば良いが、一
方で保温時の消費電力が多くなり省エネ効果と設定温度
への速やかな温度降下とは相反するものであった。さら
に、ほんの少しの沸騰した湯を所望のときでも容器内の
すべての湯を再加熱しなければならず、保温電力や再加
熱時の消費電力の無駄が多いといった問題があった。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、異なる温度の液体を速やかに供給できる電気湯沸か
し器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一つの手段は、液体を収納する容器と、前
記容器を第1の収納部と第2の収納部とに分割する隔離
部材と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記
容器上部を閉塞する蓋と、前記第1の収納部と前記第2
の収納部を連通する容器外に設けた導水管と、前記導水
管の途中に設けた送水装置と、前記容器の温度を検知す
る温度検知素子と、前記送水装置を制御する制御回路
と、前記容器を収容する本体とで構成し、前記容器内で
前記第1の収納部と前記第2の収納部とを連通する通水
部を設けた構成としたものである。
【0014】これにより、温度の異なる第1の収納部内
の液体と第2の収納部内の液体とを速やかに入れ替える
ことで冷却時間の短い電気湯沸かし器を提供することが
出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、液体を収納する容器と、容器を第1の収納部と第2
の収納部とに分割する隔離部材と、前記容器内の液体を
加熱する加熱手段と、第1の収納部と前記第2の収納部
を連通する容器外に設けた導水管と、前記導水管の途中
に設けた送水装置と、前記容器内で前記第1の収納部と
前記第2の収納部とを連通する通水部を設けた構成とし
たものであり、第1と第2の収納部内の液体を速やかに
移動させることができるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、隔離部材で容器
を上下に分割し、上部を第1の収納部とし下部を第2の
収納部とし、加熱装置は前記第2の収納部を加熱する構
成としたものであり、第2の収納部内の液体のみを加熱
するので第1と第2の収納部内の液温に大きな差が発生
して選択できる温度の範囲を大きくすることができると
いう作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、加熱装置は容器
底部に位置し、隔離部材は前記加熱装置上部を概略覆う
構成とし隔離部材は容器から着脱可能な構成としたもの
であり、容器内が簡単に手入れできるという作用を有す
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、隔離部材に第2
の収納部から第1の収納部の方向に気体または液体が移
動できる逆止弁を設けた構成としたものであり、第2の
収納部内で沸騰現象が発生しても逆止弁を通って第1の
収納部に抜けるので内圧の上昇を防止でき十分に沸騰さ
せることができるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、導水管の途中を
分岐して一端を第1の収納部に開口し他端を外方に開口
する切り替え弁を設けた構成としたものであり、切り替
え弁を操作するだけで導水管を第2の収納部から第1の
収納部への液体の移動に使用することと第2の収納部の
液体を外方に導出するという二通りの作用を有する。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の第1の実施例に
ついて、図1を参照しながら説明する。フランジ2、加
熱手段を構成するヒーター3、上枠4、保持部5、パッ
キン6、ヒンジ7、本体8、蓋9、ピン10、蒸気口1
1、シールパッキン12、送水装置を構成する遠心ポン
プ13、窓部15、断熱材16、遮熱板17、接続部1
8、温度検知素子19は従来の実施例と同一の形状と機
能であり、同一の名称と番号を使用する。
【0021】31は容器であり、直径185mm深さ2
10mmのステンレス鋼板製の円筒状で底部にヒーター
3がとりつけてある。容器31の定格容量は3リットル
である。ヒーター3の定格消費電力は湯沸かし時は12
00Wで保温時は100Wである。32は隔離部材であ
るセパレータであり、概略上方に凸で下部を開口したお
椀を伏せた形状のものであり内部は中空でほぼ均等な距
離の空間を持つ2重構造となっていて容積は約500m
lである。外形直径180mmで高さ60mmであり、
セパレータ32下部にはセパレータ32固定用の係止部
33が設けてある。34はセパレータ32下端を幅10
mm深さ1mmに凹ませて設けた通水部であり容器31
内で形成されている。セパレータ32の材料はポリフェ
ニレンサルファイドなどの樹脂材料またはステンレス鋼
であり、セパレータ32全体の見かけ上の比重は1以上
である。
【0022】セパレータ32の上部中央には円形の蒸気
抜き穴35が設けてあり、セパレータ32内で沸騰した
場合に蒸気が抜けることとなる。蒸気抜き穴35の直径
は約30mmであり、逆止弁36が備えてある。逆止弁
36は直径45mmの円盤状で下部に4カ所の鈎爪37
が下方に伸設してあり、鈎爪37は蒸気抜き穴35に上
方から差し込まれていて5mmの遊びがあり、蒸気抜き
穴35内を上下に5mmの距離を自在に移動する。逆止
弁36は通常は蒸気抜き穴35を自重により閉塞してい
る。逆止弁36の自重は25グラムである。
【0023】容器31底部とセパレータ32で囲まれた
空間は第2の収納部38を形成し、容器31内で第2の
収納部38以外の空間は第1の収納部39を形成してい
る。セパレータ32内の第2の収納部38で発生した気
体はセパレータ32内部の上方に集中する。やがてその
浮力が逆止弁36の重力に勝って逆止弁36を持ち上げ
て隙間から第1の収納部39に放出される。
【0024】40は容器31の下部に内方向にプレス加
工等により凸に設けられた突起部であり、セパレータ3
2の係止部33を螺着してセパレータ32を容器31下
部に着脱自在に固定する。41は容器31側面下部に固
定された第2の温度検知素子であり、第1の収納部39
内の水温を検知する。
【0025】42は切り替え弁であり、流入口43と循
環口44と給湯口45とを弁46で切り替えている。弁
46は弁軸47に弁パッキン48を取り付けて下方から
弁ばね49で上方向に付勢し弁パッキン48は流入口4
3と循環口44を常時連通し流入口43と給湯口45は
常時閉塞している。
【0026】50は給湯スイッチであり、シールキャッ
プ51を介して弁軸47を上方から下方へ押して弁ばね
49の付勢力に抗して弁軸47を下方へ移動させる。弁
軸47の移動に伴い弁パッキン48も移動して流入口4
3と循環口44とを閉塞すると同時に流入口43と給湯
口45とを連通する。要するに、給湯スイッチ50を押
す前は流入口43は循環口44と連通し、給湯スイッチ
50を押すと流入口43は給湯口45と連通する。
【0027】循環口44は容器31上部の湯の満水水面
より上部に開口していて循環口44を通過した水は活性
炭52とミネラル材53を収納した浄水フィルター54
を通過して容器31内に還流される。浄水フィルター5
4は容器31上部の満水水位より上方に開口した循環口
44に着脱自在に係止されている。
【0028】55は遠心ポンプ13と切り替え弁42の
流入口43とを連通する容器31外に設けられた透明な
ガラス管で形成された導水管であり、遠心ポンプ13か
らの水を通過させるとともに常時は容器31内の水位と
同じ水位まで水が入っているので窓部15から見て容器
31内の水量を知ることができる。56は導水管55の
下部に取り付けられたフォトカプラー等で形成された水
位センサーであり、導水管55の水位が一定値以下にな
ったら水の有無による光の屈折の変化を利用して水の有
無を検知する。
【0029】57は操作部である。58は冷却スイッチ
であり押すと第2の収納部38内の湯を遠心ポンプ13
で導水管55を介して循環口44から浄水フィルター5
4を通って容器31上方である第1の収納部39に移動
する。遠心ポンプ13の駆動は約30秒連続する。59
は設定温度や現在の湯温をデジタル表示するLCD表示
部であり、60はロック解除スイッチでありロックを解
除してから給湯スイッチ50を押すと遠心ポンプ13が
作動して容器31内の第2の収納部38内の湯を給湯口
45から給湯する。
【0030】61は再沸騰スイッチであり、ヒーター3
への通電を開始する。第2の収納部38内の温度を温度
検知素子19が検知し沸騰を検知するとヒーター3への
通電は停止されることとなる。62は選択スイッチであ
り95℃と85℃と60℃の保温温度とクエン酸等を使
用して容器31内の湯あかを溶解洗浄する洗浄モードと
を選択する。選択温度と洗浄モードとは順送りに繰り返
し表示選択される。
【0031】63は給湯スイッチ50近傍で本体内に収
納固定されたマイクロスイッチであり、給湯スイッチ5
0から水平方向に伸設したアーム64で通常時は下方か
ら押された状態になっている。このときマイクロスイッ
チ63のB接点はオフ状態である。給湯スイッチ50を
下方に押して操作するとアーム64はマイクロスイッチ
63から離れてB接点をオンにする。このマイクロスイ
ッチ63のオンとオフで遠心ポンプ13の給湯動作を制
御する。
【0032】65は制御回路であり、ヒーター3と遠心
ポンプ13とマイクロスイッチ63とロック解除スイッ
チ60と再沸騰スイッチ61と選択スイッチ62と冷却
スイッチ58とLCD表示部59と温度検知素子19と
第2の温度検知素子41とを電気的に制御する。
【0033】以上のように構成された電気湯沸かし器に
ついてその動作を説明する。蓋9を開いて容器31内に
水をいれる。水は第1の収納部39に収納された後に通
水部34等を通過して第2の収納部38に浸入する。セ
パレータ32内には当初空気が存在するが、通水部34
から浸入する水に押されてセパレータ32上方の逆止弁
36を押し上げて蒸気抜き穴35から第1の収納部39
に抜け、容器31上部に放散される。やがて第2の収納
部38には水が満たされ、かつ第1の収納部39にも水
が満たされると給水を完了する。
【0034】接続部18から商用電力を供給して、ヒー
ター3に通電する。容器31内の第2の収納部38内の
水は容器31底部のヒーター3で加熱されて水温が上昇
する。加熱された水は比重がわずかに小さくなり第2の
収納部38内で上昇する。しかし、逆止弁36でセパレ
ータ32の蒸気抜き穴35は閉塞されているので、加熱
された水は第2の収納部38内の上部に溜まる。
【0035】第2の収納部38内の温度が40℃になる
と、温度検知素子19からの信号で制御回路65が遠心
ポンプ13を駆動する。遠心ポンプ13により第2の収
納部38内の湯は導水管55を通って切り替え弁42の
流入口43から流入する。切り替え弁42は常時は流入
口43と循環口44とが連通しているので、湯は循環口
44を通って浄水フィルター54内のミネラル材53と
活性炭52を通過して容器31上方に放出されて第1の
収納部39に溜まる。
【0036】第2の収納部38では流出した湯の分だけ
通水部34を通って第1の収納部39から水が供給され
る。供給された水は第2の収納部38内でヒーター3に
加熱されながらやがて遠心ポンプ13で導水管55を通
って浄水フィルター54を通過して第1の収納部39に
放出される。この繰り返しにより第2の収納部38内の
湯温と第1の収納部39内の湯温との差は約2℃程度を
維持しながら上昇する。また、湯は繰り返し浄水フィル
ター54を通過するために含有するカルキ分や遊離塩素
分やトリハロメタンの生成材料となる有機物等を徐徐に
吸収して湯を浄水する。やがて第2の収納部38内の湯
温が約90℃になると温度検知素子19からの信号で制
御回路65は遠心ポンプ13を停止する。
【0037】引き続きヒーター3で加熱された水は、循
環が停止しているので第2の収納部38内に溜まるため
に第2の収納部38内の水の温度のみが急激に上昇する
ので、循環停止からの通電は通電と断電を繰り返す。通
電時間を10秒とし断電時間を10秒として約600W
相当の消費電力とする。このとき第1収納部39内の湯
温は約90℃でほぼ一定であり変化しない。やがて第2
の収納部38内の水に含まれていた酸素や窒素等の気体
がセパレータ32近傍の逆止弁36近傍に集まり、その
浮力で逆止弁36を持ち上げて第2の収納部38から蒸
気抜き穴35を通って第1の収納部39に放出されやが
て容器31上部に放散される。
【0038】蒸気抜き穴35から抜けた気体の体積分
は、第1の収納部39のまだ十分に加熱されていない湯
が通水部34を通って第2の収納部38に浸入する。浸
入した湯もヒーター3により加熱されて、やがて第2の
収納部38内の湯は沸騰状態になる。沸騰にともない発
生する蒸気は蒸気抜き穴35から第1の収納部39に放
出されて第1の収納部39内の水と熱交換して水を加熱
して気体としての蒸気は消滅する。容器31水面には蒸
気は到達しない。従ってセパレータ32内は沸騰状態で
ありながら容器31上部へは蒸気が発生しないこととな
る。
【0039】温度検知素子19が第2の収納部38内の
沸騰を検知すると制御回路65によりヒーター3への通
電は停止される。以降は温度検知素子19の検知温度に
より制御回路65がヒーター3への通電を制御して第2
の収納部38内の湯温を約95℃に維持する。
【0040】セパレータ32はその二重の断熱構造によ
り第2の収納部38内の熱を第1の収納部39に伝え難
くヒーター3からの熱は第2の収納部38内だけを加熱
保温する。また第1の収納部39は第2の収納部38か
らの熱流入が少ないだけでなく側面と天面から放熱する
ために、第2の収納部38内で約95℃に維持された湯
に比べて、第1の収納部39内の湯温は約80℃と著し
く低い。結果として保温に必要な電気エネルギーは約5
00mlの容積を持ち断熱性能の高いセパレータ32で
囲まれた第2の収納部38内の湯温維持のみで第1の収
納部39内の湯温は約80℃と低いために合計約20ワ
ット程度で十分となる。
【0041】湯が所望のときは操作部57のロック解除
スイッチ60を押して給湯ロックを解除してから給湯ス
イッチ50を押す。これにともない給湯スイッチ50に
伸設されたアーム64はマイクロスイッチ63のB接点
をオンにして遠心ポンプ13を駆動する。第2の収納部
38内の湯は遠心ポンプ13で導水管55を送水されて
切り替え弁42に到達する。切り替え弁42は押された
状態であるので流入口43と給湯口45とが連通してい
て流入口43と循環口44とは遮断されている。切り替
え弁42に到達した湯は給湯口45に送られて外方に放
出される。
【0042】沸騰した湯が所望の場合について図6で説
明する。まず再沸騰スイッチ61を押す。制御回路65
はヒーター3へ通電して第2の収納部38内の湯を加熱
する。温度検知素子19により沸騰を検知すると制御回
路65はヒーター3への通電を停止する。このとき遠心
ポンプ13は停止したままなので第2の収納部38内の
湯のみが加熱される。約500mlの湯を再加熱するの
で再加熱に要する時間は約30秒程度である。
【0043】再沸騰が完了した後にロック解除スイッチ
60を押してから給湯スイッチ50を押すと前述のごと
く第2の収納部38内の湯が給湯口45から給湯され
る。給湯される湯は沸騰したばかりの第2の収納部38
内の湯でありほぼ100℃の湯が得られることとなる。
【0044】セパレータ32内の湯温が約95℃で保温
をしているときに85℃の湯を所望のときについて図7
で説明する。第2の収納部38内温度が約95℃であ
り、第1の収納部39内温度が約80℃である状態か
ら、まず冷却スイッチ58を押す。制御回路65は約2
0秒間遠心ポンプ13を駆動する。遠心ポンプ13の作
動により第2の収納部38内の湯は遠心ポンプ13を介
して導水管55へ送られる。切り替え弁42は常時流入
口43と循環口44とを連通しているので送られた湯は
流入口43から循環口44を通過し浄水フィルター54
を通って容器31上方に放出される。第2の収納部38
から送出した分の湯は第1の収納部39から約80℃の
湯が通水部34を通って補充される。第2の収納部38
では約90℃の湯は次々に送出されて約80℃の湯が次
々に流入してくるために、やがて20秒後には第2の収
納部38内の湯温は約80℃になっている。この約80
℃の湯を前述のように給湯スイッチ50で給湯すると外
方には約80℃の湯を給湯することとなる。
【0045】温度検知素子19が第2の収納部38内の
温度が80℃であることを検知し、これを受けて、給湯
操作の完了後に制御回路65はヒーター3へ通電して約
1分で第2の収納部38内の湯を約95℃に加熱してヒ
ーター3への通電を停止する。このようにして給湯から
約1分後には第2の収納部38内は約95℃の湯で満た
され、第1の収納部39内は約80℃の湯で満たされる
こととなり、以降も安定してこの状態が維持される。
【0046】以上のように第1の実施例によれば、再沸
騰の時間が短くてよくまた最小限の湯を再沸騰させるの
で必要な電気エネルギーも少なくて良い。また、保温温
度を95℃に設定していて急に80℃の湯が所望のとき
でも約20秒で急冷することができる。しかも95℃で
保温している最中の保温に必要な電気エネルギーは容器
31内全体を保温するよりも遙かに少なくて省エネの効
果がある。以上のように省エネと、容器31とヒーター
3がひとつでありながら給湯する湯の温度を選択できる
電気湯沸かし器を提供することが出来る。
【0047】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について、図8を参照しながら説明する。フランジ2、
ヒーター3、上枠4、保持部5、パッキン6、ヒンジ
7、本体8、蓋9、ピン10、蒸気口11、シールパッ
キン12、遠心ポンプ13、窓部15、断熱材16、遮
熱板17接続部18、温度検知素子19は従来の実施例
と同一の形状と機能であり、同一の名称と番号を使用す
る。また、係止部33、通水部34、蒸気抜き穴35、
逆止弁36、鈎爪37、第2の収納部38、第1の収納
部39、突起部40、第2の温度検知素子41、流入口
43、給湯スイッチ50活性炭52、ミネラル材53、
浄水フィルター54、水位センサー56、操作部57、
冷却スイッチ58、LCD表示部59、ロック解除スイ
ッチ60、再沸騰スイッチ61、選択スイッチ62、マ
イクロスイッチ63、アーム64は第1の実施例と同一
の形状と機能であり、同一の名称と番号を使用する。
【0048】71は容器であり定格容量は3リットルで
ある。容器71底部の製品前部側には流入口43が設け
てありさらに容器71底部後部には循環流入口72が容
器71底部から上方に約30mmの高さに伸設して開口
している。流入口43は送水装置である遠心ポンプ13
に連通している。73は昇水パイプであり一端を遠心ポ
ンプ13に連通し、他端を給湯スイッチ50と連動した
出湯操作部74を介して給湯口75に連結されている。
【0049】76は循環ポンプであり、一端を循環流入
口72に連通し、他端を循環パイプ77を介して容器7
1上部の満水水位より上方に開口する循環吐出口78に
連通している。循環吐出口78には浄水フィルター54
が着脱自在に係止されている。
【0050】79は断熱性の発砲樹脂で射出成形された
お椀を伏せた形状の隔離部材であるセパレータである。
外形は第1の実施例とほぼ同じである。セパレータ79
の内容量は約500mLである。循環流入口72はセパ
レータ79の内方上部に位置する。
【0051】80は制御回路であり、ヒーター3と温度
検知素子19と第2の温度検知素子41と水位センサー
56と冷却スイッチ58とLCD表示部59とロック解
除スイッチ60と再沸騰スイッチ61と選択スイッチ6
2とマイクロスイッチ63と循環ポンプ76とを電気的
に制御する。
【0052】以上のように構成された電気湯沸かし器に
おいて、基本的な湯沸かし操作と操作部57の操作は第
1の実施例と同じであり省略する。動作の異なる冷却と
給湯について説明する。まず、湯沸かし後第2の収納部
38内が約95℃に保温され第1の収納部39内が約8
0℃に保温された安定した状態において、冷却スイッチ
58を押すと制御回路80が循環ポンプ76を20秒駆
動する。第2の収納部38内の約95℃の湯は循環流入
口72から循環ポンプ76を介して循環パイプ77を通
り循環吐出口78に到達する。さらに循環吐出口78か
ら放出された湯は浄水フィルター54を通って湯を浄水
し第1の収納部39に流入する。第2の収納部38内は
約80℃の湯温になっている。次に、ロック解除スイッ
チ60を押してから給湯スイッチ50を押すと、給湯ス
イッチ50に連動して出湯操作部74が作動しさらにマ
イクロスイッチ63からの信号により制御回路80によ
り遠心ポンプ13が作動して第2の収納部38内の約8
0℃の湯が給湯口75から給湯されることとなる。
【0053】第2の収納部38内は約80℃の湯で満た
されているが、やがて温度検知素子19からの信号によ
り制御回路80がヒーター3に通電する。第2の収納部
38内の湯温のみが上昇して約1分後には95℃にな
る。温度検知素子19からの信号で制御回路80はヒー
ター3への通電を停止する。以上の動作については第1
の実施例の図7の動きと同じである。以降は制御回路8
0により第2の収納部38内の湯温を約95℃に維持す
る。
【0054】以上のように第2の実施例によれば、切り
替え弁42が必要なく簡単な構成の電気湯沸かし器を提
供することが出来る。
【0055】なお、第1の実施例では通水部34をセパ
レータ32下端部に切り欠きを設けて構成したが、容器
31とセパレータ32下端の隙間をもって構成してもよ
い。
【0056】また、第1の実施例ではヒーター3をひと
つとして扱っているが、湯沸かし時には約1200Wの
消費電力で保温時には約100Wのふたつのヒーターを
備えていても良い。
【0057】さらに、第1の実施例では第2の収納部内
の温度が約90℃になると循環を停止し、以降はヒータ
ーへの通電率を50%にしたが、通電時間と通電率の設
定は任意に選べるし、通電時間または通電率を徐徐に小
さくして沸騰時点では極小さな消費電力相当の湯沸かし
を行っても良い。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部分的な
保温と再沸騰による省エネ効果と温度の異なる湯を選び
分けて速やかに給湯することができる電気湯沸かし器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
断面図
【図2】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
操作部の平面図
【図3】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
部分断面図
【図4】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
部分断面図
【図5】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
湯沸かし時の湯温と通電状態を示すグラフ
【図6】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
再沸騰時の湯温と通電状態を示すグラフ
【図7】本発明の第1の実施例を示す電気湯沸かし器の
冷却時の湯温と通電状態を示すグラフ
【図8】本発明の第2の実施例を示す電気湯沸かし器の
断面図
【図9】従来の実施例を示す電気湯沸かし器の断面図
【符号の説明】
3 ヒーター(加熱手段) 8 本体 9 蓋 13 遠心ポンプ(送水装置) 19 温度検知素子 31 容器 32 セパレータ(隔離部材) 34 通水部 38 第2の収納部 39 第1の収納部 55 導水管 65 制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA35 BA07 BA22 BA25 BA27 BA34 BA38 BA43 BA55 CA10 CA13 CA24 CA69 CA73 CB07 CB08 CB17 CC28 CC30 CD12 CD16 CD43 CD46 CD52 CD57 DA02 DB01 GA05 GA13 GB05 GC02 GC06 GD03 GD05 GD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する容器と、前記容器を第1
    の収納部と第2の収納部とに分割する隔離部材と、前記
    容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容器上部を閉
    塞する蓋と、前記第1の収納部と前記第2の収納部を連
    通する前記容器外に設けた導水管と、前記導水管の途中
    に設けた送水装置と、前記容器の温度を検知する温度検
    知素子と、前記送水装置を制御する制御回路と、前記容
    器を収容する本体とで構成し、前記容器内で前記第1の
    収納部と前記第2の収納部とを連通する通水部を設けた
    電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 隔離部材は容器を上下に分割し、上部を
    第1の収納部とし下部を第2の収納部とし、加熱装置は
    前記第2の収納部を加熱する請求項1記載の電気湯沸か
    し器。
  3. 【請求項3】 加熱装置は容器底部に位置し、隔離部材
    は前記加熱装置上部を概略覆う構成とし、隔離部材は容
    器から着脱可能な構成とした請求項1記載の電気湯沸か
    し器。
  4. 【請求項4】 隔離部材に第2の収納部から第1の収納
    部の方向に気体または液体が移動できる逆止弁を設けた
    請求項2記載の電気湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 導水管の途中を分岐して一端を第1の収
    納部に開口し他端を外方に開口する切り替え弁を設けた
    請求項1記載の電気湯沸かし器。
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