JP2001238374A - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
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Abstract
減じることができる車両用交流発電機を得る。 【解決手段】 スロット35の数が、ステータコイル1
組、1相、1極当たり1であって、ステータコイルは2
組の三相コイル123a,123bが互いに位相差をも
って配置されているとともに、隣接するスロット35開
口部の周方向空隙中心の間隔が不均等に形成される車両
用交流発電機において、ロータ6の爪状磁極は、対向す
るステータ38のスロット35相互間に形成されたティ
ース34a,34bの少なくとも細いものが、ロータ6
の回転方向に隣接する極性の異なる2つの爪状磁極1
9,20に重なって位置するように形成されている。
Description
により駆動される交流発電機に関し、特に、乗用車、ト
ラック等の乗り物に搭載される車両用交流発電機の固定
子構造に関するものである。
図である。図9は図8のロータの斜視図である。図10
は従来の車両用交流発電機の固定子に適用されるステー
タコアの正面図である。図11は従来の車両用交流発電
機の回路図である。図に示された従来の発電機は、アル
ミニウム製のフロントブラケット1及びリヤブラケット
2から構成されたケース3と、このケース3内に回転自
在に設けられ一端部にプーリ4が固定されたシャフト5
と、このシャフト5に固定されたランドル型のロータ6
と、このロータ6の両側に固定されたファン7と、ケー
ス3の内壁面に固定されたステータ8と、シャフト5の
他端部に固定されロータ6に電流を供給するスリップリ
ング9と、スリップリング9に摺接するブラシ10と、
このブラシ10を収納したブラシホルダ11と、ステー
タ8と電気的に接続されステータ8で生じた交流を直流
に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着され
たヒートシンク13と、ヒートシンク13に接着されス
テータ8で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレ
ータ14とを備えている。
ロータコイル15と、このロータコイル15を覆い磁束
によって磁極が形成されるポールコア16を備えてい
る。ポールコア16は、一対の交互に噛み合った第1の
ポールコア体17及び第2のポールコア体18を備えて
いる。第1のポールコア体17及び第2のポールコア体
18は鉄製であり、かつ端部に爪状磁極19、20を有
している。隣り合う爪状磁極19、20間には、爪状磁
極19、20間で磁束が漏れないように、またロータコ
イル15を冷却するための冷却通路となる隙間が形成さ
れている。
ステータコア22に導線が電気角30度の位相差で巻回
された2組の三相ステータコイル23とを備えている
(図10及び図11参照)。ステータコア22は、薄板
鋼板を等間隔に凹凸形状に打ち抜いて巻き重ね、あるい
は積層した後、円環形状に形成されて構成されている。
ステータコア22の内周部には、軸線方向に延びたスロ
ット25及びティース24が形成されている。
イル23を有しており、ロータ6の磁極数が12極であ
り、1極につき2×三相分が対応し、スロット25及び
ティース24が72個形成されている。円環状のステー
タコア22は、機械角5度(360度/72)の等間隔
でスロット25が形成されている。このとき、12極に
均等に72スロットが対応するので、スロット25は電
気角で30度の均等間隔で形成されている。2組のY−
Y結線した三相ステータコイル23は、それぞれスロッ
ト25内に電気角で30度の位相差で設けられ、かつ整
流器12と電気的に接続されている。
バッテリ(図示せず)からブラシ10、スリップリング
9を通じて、ロータコイル15に電流が供給されて磁束
が発生し、第1のポールコア体17の爪状磁極19には
N極が着磁され、第2のポールコア体18にはS極が着
磁される。
れ、シャフト5とともにロータ6が回転する。このた
め、ステータコイル23には回転磁界が与えられ、起電
力が生じる。この交流の起電力は、整流器12を通って
直流に整流されるとともに、レギュレータ14によって
その大きさが調整されて、バッテリに充電される。
22のスロット25の数が、ステータコイル23の組
数、相数及びロータ6の磁極の数について、1組、1
相、及び1磁極当たり1であり、スロット25及びティ
ース24が72個形成されているのでティース24の周
方向の幅が狭く、ロータ6の隣り合う爪状磁極19、2
0間に形成される漏れ磁束が、同一のティース24を介
して漏れることが少ない。
爪状磁極19、20の位置関係を説明する図である。図
中、(a)は、ティース24が爪状磁極19のみと重な
っている場合、(b)は、ティース24が爪状磁極1
9、20と重なっている場合、(c)は、ティース24
が爪状磁極20のみと重なっている場合を示している。
このように、従来の車両用交流発電機においては、ティ
ース24の周方向の幅が狭くされ、ティース24に磁束
が漏れる時間が短い。従って、漏れ磁束によって生じる
ステータコイル23に対する有効磁束の減少量が少な
く、磁束の脈動が低減される。なお、上記車両用交流発
電機と同様の技術内容は、特開平4−26345号公報
に示されている。
の車両用交流発電機では、本願の発明者が電磁界解析し
て作成した図13(横軸のスロット開口部間隔は、30
度で電気角が等間隔であり、例えば24度では24度と
36度を繰り返す不等間隔を意味する。縦軸は基本波に
対するステータ起磁力高調波の割合を示す。)に示すよ
うに、スロット開口部の間隔が均等で電気角30度の場
合、磁束密度波形の空間第5次、7次高調波は現れな
い。しかしながら、ステータ8の起磁力高調波は、空間
11次及び13次高調波が大きく、ロータ6の起磁力高
調波に11次あるいは13次高調波があると、それぞれ
が干渉することによって磁束の脈動抑制は十分ではな
く、発生電圧の変動抑制が十分ではなく、またロータ6
の爪状磁極19、20とステータ8との間で磁気吸引力
が生じ、ステータ8やケース3等が共振することや、ロ
ータ6の爪状磁極19、20が振動することで、乗員に
とって不快な音が生じるという問題点があった。また、
スロットが等ピッチの場合、スロット数に対応した同期
的な脈動が顕著となり、より不快な音を生じさせてい
た。
を小さくできる場合、それに合わせてティース24を細
くすると、無効磁束を少なくすることができるが、主磁
束の低下も大きくなってしまうという問題点があった。
ためになされたもので、無効磁束を少なくするととも
に、不快な音が減じることができる車両用交流発電機を
得ることを目的とする。
流発電機においては、内周側に開口し軸線方向に延びる
複数のスロットが形成されたステータコア及びスロット
に組み込まれた2組以上のステータコイルを有するステ
ータと、ステータの内側に回転自在に設けられ電流を流
して磁束を発生するロータコイル、及びこのコイルを覆
い磁束によって複数の爪状磁極が形成されるポールコア
を有するロータとを備え、スロットの数が、ステータコ
イル1組、1相、1極当たり1であって、ステータコイ
ルは2組の三相コイルが互いに位相差をもって配置され
ているとともに、隣接するスロット開口部の周方向空隙
中心の間隔が不均等に形成される車両用交流発電機にお
いて、ロータの爪状磁極は、対向するステータのスロッ
ト相互間に形成されたティースの少なくとも細いもの
が、ロータの回転方向に隣接する極性の異なる2つの爪
状磁極に重なって位置するように形成されている。
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、α度は16度乃至29度の範囲に
ある。
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、α度は22度乃至24度の範囲に
ある。
するティースは、先端部分からすくなくとも周方向片側
に延出する鍔を有し、隣接するスロット開口部の周方向
空隙中心の間隔が鍔の延出長さにより不均等に調整され
ている。
隙中心の間隔は、ステータコアの各スロットを区画する
ティースの周方向幅により不均等に調整されている。
イルで、星型結線であり、星型結線された中性点は交流
出力を整流する整流器に電気的に接続されている。
実施の形態1による車両用交流発電機のステータ100
のステータコア32の説明図で、平坦化して図示してあ
る。図2はステータ100を示す斜視図である。図3は
この車両用交流発電機の電気回路図である。従来のもの
と同一または相当部分は同一符号を付して説明する。
は、1組、1相、及び1磁極当たり1である。つまり、
スロット35の数は72であるが、隣接したスロット3
5の開口部36の径方向に延びた中心線A間の間隔が不
均等であり、電気角度(32.5度−27.5度)×3
6個のスロット35が形成されている。第1の三相ステ
ータコイル123a、第2の三相ステータコイル123
b間では電気角の位相差は、従来の30度ではなく、2
7.5度である。
は、各々、長尺の素線30が、ステータコア32の両端
面側のスロット35外方で折り返されて所定スロット数
毎にスロット35内でスロット35の深さ方向に内層と
外層とを交互に採るように巻装された巻線を複数有して
いる。そして、ステータコア32の両端面側のスロット
35外方で折り返された素線のターン部30aは、周方
向に並んで成形されコイルエンド群を構成している。
のステータコイル123bは、星型結線であり、星型結
線された中性点Nは交流出力を整流する整流器12a、
12bに電気的に接続されている。
第1のステータコイル123aからの交流出力を整流す
る第1の整流器12bが電気的に接続され、第2のステ
ータコイル123bには第2のステータコイル123b
からの交流出力を整流する第2の整流器12bが電気的
に接続されている。そして、それぞれの出力は整流後に
合成されるようになっている。
の幅寸法、及び隣接したティース34間の寸法は図10
に示した従来のステータコア22と同一であるが、ティ
ース34の先端部の鍔34cの周方向の長さ寸法を調整
することで、隣接したスロット35の開口部36の径方
向に延びた中心線A間の寸法を不均等に構成している。
その結果として、幅小ティース34aと幅大ティース3
4bとが周方向に交互に形成されている。
形成する必要はなく、三相ステータコイル123a、1
23bをステータコア32に組み入れた後、ティース3
4の先端部を加工して形成してもよい。また、ステータ
コア32は薄板の巻き重ねで構成してもよいし、積層し
て構成してもよい。
ロット35と爪状磁極19、20の位置関係を説明する
図である。図中、(a)は、幅小ティース34aが爪状
磁極19のみと重なっている場合、(b)は、幅小ティ
ース34aが爪状磁極19、20と重なっている場合、
(c)は、幅小ティース34aが爪状磁極20のみと重
なっている場合、(d)は、幅大ティース34bが爪状
磁極19、20と重なっている場合を示している。この
ように、本実施の形態においては、ティース34aおよ
び34bの周方向の幅が従来と同じように狭くされ、テ
ィース34aおよび34bに磁束が漏れる時間が短い。
従って、従来と同様に漏れ磁束によって生じるステータ
コイル123a,123bに対する有効磁束の減少量が
少なく、磁束の脈動が低減される。
転子からみると、幅大、幅小のティース34a,34b
の先端が交互に、2つの異なる極性の爪状磁界相互間を
介して行くので、均一形状ティースが均一ピッチで介す
るものと比較すると、数が半分で形状が異なるティース
先端が交互に磁極間を介することとなり、全体の発生電
圧の変動が分散される。つまり無効磁束を低減し、か
つ、変動も抑えたものが得られる。
34aおよび34b空隙の中心間距離は、周方向の長さ
寸法が異なる鍔34cによって、電気角で32.5度と
27.5度に交互に形成されており、これに巻装される
2組の三相コイルは位相差が27.5度となる。この構
成のステータ38では、図13に示すように、従来の電
気角30度の場合と比較して、磁束密度波形であるステ
ータ38の起磁力高調波は、空間11次及び13次高調
波で小さくなり、ステータ38の5次、7次起磁力高調
波で大きくなる。そのため、不快な音を減じることがで
きるとともに、よって発電機発生磁束の波動が低減され
て電圧変動が低減される。
って不快な音を生じさせない為には、一般に13%程度
とされることが望ましい、そのため、スロット35開口
部の周方向空隙中心間隔は、16度と44度を繰り返す
不等間隔から、29度と31度を繰り返す不等間隔の範
囲であれば、概ね良好な結果を得ることができる。
同時に構成しても、また、三相ステータコイル123
a,123bの挿入後ティース先端を加工することによ
り構成してもよい。
タコイル123a,123bは、上述の説明のように、
長尺の素線30が、スロット35外方で折り返されて所
定スロット数毎にスロット35の深さ方向に内層と外層
とを交互に採るように巻装されたものであるが、これに
限定されるものではない。すなわち、図5に示すよう
な、複数の略U字状の短コイル片31をステータコア3
2の軸方向一端側から挿入し、ステータコア32軸端に
突出させたコイル片端31aを所定コイル片ごとに接続
して連続回路を構成するものでも良い。
返して所定スロット数毎にスロット35の深さ方向に内
層と外層とを交互に採るように巻装されたステータコイ
ル123a,123bは、略U字状の短コイル片31を
ステータコア32の軸方向一端側から挿入し、ステータ
コア32軸端に突出させたコイル片端31aを接続した
ものに対して、コイルの生産性が向上し、また、溶接箇
所がなくコイルの剛性が高いためステータ100の振動
を抑制することができる。
態2による車両用交流発電機のステータコア52の説明
図であり、この図では平坦化して図示してある。この実
施の形態では、複数のスロットを区画するティース54
a、54bの本体幅が不均等である点と2組の三相コイ
ルの位相差が24度である点が実施の形態1と異なり、
他の構成は同一である。この実施の形態では、幅小ティ
ース54aを通る磁束が増えると磁気飽和が促進される
が、隣接した幅大ティース54bでは逆に磁気飽和が緩
和されることになり、この結果発電機の出力が増大す
る。
心間隔を、22度と38度を繰り返す不等間隔から、2
4度と36度を繰り返す不等間隔の範囲とすれば、高調
波の上限値を8%程度とすることができ、すなわち、5
次、7次、11次及び13次の高調波をバランス良く低
減することができる。
態3による車両用交流発電機の電気回路図である。この
実施の形態では、三相ステータコイル123a、123
bの中性点Nは整流器12a、12bにそれぞれ電気的
に接続されている。そのため、発電機が高速回転してい
る場合、中線点電圧より出力を取り出すことができ、出
力を向上させることができる。
1の整流器12aが電気的に接続され、第2のステータ
コイル123bには第2の整流器12bが電気的に接続
されており、それぞれは整流後に合成されるようになっ
ているので、互いのステータコイル123a、123b
の出力に影響を与えることなく、安定して出力される。
なお、中性点からの出力電流によって脈動は増加するも
のの、不等ピッチとなっているため、上記実施の形態の
効果同様、不快音が抑制される。
数が72、爪状磁極の総数が12の場合の車両用交流発
電機について説明したが、この発明はスロットの総数が
96で爪状磁極の総数が16である場合、スロットの総
数が120で爪状磁極の総数が20である車両用交流発
電機にも適用することができるのは勿論である。また、
各実施の形態では、界磁コイルはロータ内に包含されて
いたが、界磁コイルをブラケットに固定し、エアギャッ
プを介してロータのポールコアに磁束を供給して磁極を
形成するタイプの交流発電機にも適用できる。また、こ
の発明は車両用交流発電機のみに限定されるものではな
い。
ては、内周側に開口し軸線方向に延びる複数のスロット
が形成されたステータコア及びスロットに組み込まれた
2組以上のステータコイルを有するステータと、ステー
タの内側に回転自在に設けられ電流を流して磁束を発生
するロータコイル、及びこのコイルを覆い磁束によって
複数の爪状磁極が形成されるポールコアを有するロータ
とを備え、スロットの数が、ステータコイル1組、1
相、1極当たり1であって、ステータコイルは2組の三
相コイルが互いに位相差をもって配置されているととも
に、隣接するスロット開口部の周方向空隙中心の間隔が
不均等に形成される車両用交流発電機において、ロータ
の爪状磁極は、対向するステータのスロット相互間に形
成されたティースの少なくとも細いものが、ロータの回
転方向に隣接する極性の異なる2つの爪状磁極に重なっ
て位置するように形成されている。そのため、周方向に
複数形成されたティースが、周方向幅を不均等に形成さ
れることで周方向に細い幅のティースを有しても、所定
のティースと、隣り合う爪状磁極とが重なる状態を有す
ることで、磁束密度を低下させることがなく、これに比
例する出力の効率を向上できる。また、回転子からみる
と、幅大、幅小のティースの先端が交互に、2つの異な
る極性の爪状磁界相互間を介して行くので、均一形状テ
ィースが均一ピッチで介するものと比較すると、数が半
分で形状が異なるティース先端が交互に磁極間を介する
こととなり、全体の発生電圧の変動が分散される。つま
り無効磁束を低減し、かつ、変動も抑えたものが得られ
る。
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、α度は16度乃至29度の範囲に
ある。そのため、2組の三相コイルが形成されるので、
それぞれの三相コイル内の相間位相差を変えることな
く、すなわち、出力を低下させないまま、互いには位相
差を持たせるようにスロット開口部の径方向に延びた中
心線間の間隔の電気角を不均等に出来き、電磁騒音の原
因となる空隙磁束高調波の次数成分を低減することが出
来る。
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、α度は22度乃至24度の範囲に
ある。そのため、5次、7次、11次及び13次の高調
波をバランス良く低減することができる。
するティースは、先端部分から少なくとも周方向片側に
延出する鍔を有し、隣接するスロット開口部の周方向空
隙中心の間隔が鍔の延出長さにより不均等に調整されて
いる。そのため、鍔の長さにより隣接したスロット開口
部の空隙中心の間隔を調整するので簡単に間隔を調整す
ることができる。
隙中心の間隔は、ステータコアの各スロットを区画する
ティースの周方向幅により不均等に調整されている。そ
のため、ティースの周方向幅が不均等であるので、幅小
のティースを通る磁束が増えると磁気飽和が促進される
が、隣接した幅大のティースでは逆に磁気飽和が緩和さ
れることになり、出力が増大する。
イルで、星型結線であり、星型結線された中性点は交流
出力を整流する整流器に電気的に接続されている。その
ため、発電機が高速回転している場合、中線点電圧より
出力を取り出すことができ、出力を向上させることがで
きる。
電機のステータコアの説明図である。
の位置関係を説明する図である。
電機のステータコアの説明図である。
電機の電気回路図である。
れるステータコアの正面図である。
磁極の位置関係を説明する図である。
る。
流器、15 ロータコイル、16 ポールコア、19,
20 爪状磁極、32 ステータコア、34a幅小ティ
ース、34b 幅大ティース、34c 鍔、35 スロ
ット、38ステータ、123a 第1のステータコイ
ル、123b 第2のステータコイル、N 中性点。
Claims (6)
- 【請求項1】 内周側に開口し軸線方向に延びる複数の
スロットが形成されたステータコア及び上記スロットに
組み込まれた2組以上のステータコイルを有するステー
タと、上記ステータの内側に回転自在に設けられ電流を
流して磁束を発生するロータコイル、及びこのコイルを
覆い上記磁束によって複数の爪状磁極が形成されるポー
ルコアを有するロータとを備え、 上記スロットの数が、ステータコイル1組、1相、1極
当たり1であって、ステータコイルは2組の三相コイル
が互いに位相差をもって配置されているとともに、隣接
するスロット開口部の周方向空隙中心の間隔が不均等に
形成される車両用交流発電機において、 上記ロータの上記爪状磁極は、対向する上記ステータの
上記スロット相互間に形成されたティースの少なくとも
細いものが、上記ロータの回転方向に隣接する極性の異
なる2つの上記爪状磁極に重なって位置するように形成
されていることを特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項2】 上記隣接するスロット開口部の周方向空
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、該α度は16度乃至29度の範囲
にあることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電
機。 - 【請求項3】 上記隣接するスロット開口部の周方向空
隙中心の間隔は、電気角で、α度と(60−α)度との
繰り返しに形成され、該α度は22度乃至24度の範囲
にあることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電
機。 - 【請求項4】 上記ステータコアの上記各スロット間を
区画するティースは、先端部分から少なくとも周方向片
側に延出する鍔を有し、上記隣接するスロット開口部の
周方向空隙中心の間隔が該鍔の延出長さにより不均等に
調整されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れか記載の車両用交流発電機。 - 【請求項5】 上記隣接するスロット開口部の周方向空
隙中心の間隔は、上記ステータコアの上記各スロットを
区画するティースの周方向幅により不均等に調整されて
いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の
車両用交流発電機。 - 【請求項6】 上記ステータコイルは、三相ステータコ
イルで、星型結線であり、星型結線された中性点は交流
出力を整流する整流器に電気的に接続されていることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の車両用交流
発電機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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