JP2001236748A - スライダとディスクの間隔変動測定装置 - Google Patents

スライダとディスクの間隔変動測定装置

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JP2001236748A
JP2001236748A JP2000040360A JP2000040360A JP2001236748A JP 2001236748 A JP2001236748 A JP 2001236748A JP 2000040360 A JP2000040360 A JP 2000040360A JP 2000040360 A JP2000040360 A JP 2000040360A JP 2001236748 A JP2001236748 A JP 2001236748A
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laser beam
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mirror
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JP2000040360A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ueno
善弘 上野
Koji Taniguchi
康二 谷口
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動するスライダとディスクとの間の浮上間
隔の変動量の測定誤差を抑制することができる間隔変動
測定装置を提供する。 【解決手段】 間隔変動測定装置100は、スライダ3
をディスク2上に所定の間隔を有して支持するスライダ
支持機構5と,スライダ支持機構5を回動中心軸62を
中心に回動させる回動手段6,8と,回動中心軸62と
実質的に同一の軸に沿って照射される少なくとも1つの
レーザビームを反射させる反射部材22,21とを備
え、反射部材22,21は、スライダ支持機構5上に配
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク装置(以下「HDD」ともいう。)等のディスク記
録再生装置における磁気ディスクとスライダ間の間隔変
動を測定するスライダとディスクの間隔変動測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】HDDでは、ヘッドはスライダと称する
セラミック材質等の支持体に搭載されている。スライダ
は,ディスクの回転により生じる空気粘性による力によ
りディスクのデータ記録面に対して、所定の間隔を以て
浮上した状態で支持される。スライダに搭載したヘッド
により記録媒体であるディスクに対して記録再生を行
う。
【0003】ハードディスク装置の記録密度を高める
に,スライダとディスクとの間の浮上間隔を出来る限り
微小化し,かつ安定に保つことが要望される。現在では
0.1μm以下の浮上間隔が要望される。
【0004】浮上間隔の微小化とともにスライダとディ
スクとの間の接触の可能性が以前にも増して増加する。
接触によるスライダの損傷あるいはディスクの損傷は,
HDD内のデータの欠落や記録再生の特性不良となり大
きな問題となる。
【0005】また,浮上間隔の変動は,ヘッドとディス
ク間でのデータの記録再生特性に影響を与えることが知
られている.したがって,近年,スライダとディスク間
の浮上間隔の変動量を測定する技術が以前にも増して望
まれている。
【0006】スライダとディスクの浮上間隔の変動量を
測定する従来の技術としては,特開平7−27524号
公報のようにレーザードップラー法を用いた方法が提案
されている。
【0007】この方法では,2つの光源からのレーザー
光の片方を測定光,もう片方を参照光として両者の反射
光をヘテロダイン検波することにより2振動物体の相対
運動を測定することが可能である。
【0008】また,特開昭62−287489号公報に
は,振動を外部から強制的に与えスライダとディスク間
の浮上間隔の変動量を測定する装置も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,HDD
では,スライダはスライダ支持機構の回動により,ディ
スク上の内周から外周まで移動する。このスライダの移
動はシークと呼ばれる。シークにおいては,スライダは
高速で移動する。3.5インチのディスクを使用してい
る一般的なHDDでは,内周から外周まで数msで移動
する。
【0010】近年,HDDの記録密度の向上とともにス
ライダとディスクとの間の間隔は狭まり,スライダとデ
ィスクとの間の間隔変動もより小さいことが要求されて
いる。
【0011】また,シーク速度も高速化し,シーク時の
スライダの振動が課題となってきている。前述した特開
平7−27524号記載の手法では,スライダが固定さ
れた状態での間隔変動は計測可能であるが,スライダが
移動する際の間隔変動の計測には,レーザーの光源もス
ライダに追随させ移動させる必要があるので,光源の振
動等の影響で間隔変動計測は,困難である。
【0012】また,前述した特開昭62−287489
記載の手法では,外部からの振動を直接ディスクに与え
るため、スライダとディスクとの位置関係が振動により
変化するという課題があった.本発明の目的は、移動す
るスライダとディスクとの間の浮上間隔の変動量の測定
誤差を抑制することができる間隔変動測定装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る間隔変動測
定装置は、スライダとディスクの間の間隔変動を測定す
る間隔変動測定装置であって、前記スライダを前記ディ
スク上に所定の間隔を有して支持するスライダ支持機構
と,前記スライダ支持機構を回動中心軸を中心に回動さ
せる回動手段と,前記回動中心軸と実質的に同一の軸に
沿って照射される少なくとも1つのレーザビームを反射
させる反射部材とを備え、前記反射部材は、前記スライ
ダ支持機構上に配置され、そのことにより上記目的が達
成される。
【0014】前記反射部材は、前記回動中心軸上に配置
される第1ミラーと、前記スライダに対応する位置に配
置される第2ミラーとを含んでもよい。
【0015】前記レーザビームは、前記スライダ上に照
射される第1レーザビームと前記ディスク上に照射され
る第2レーザビームとを含み、前記反射部材は、前記第
1レーザービームを反射する第1反射部材と,前記第2
レーザービームを反射する第2反射部材とを含んでもよ
い。
【0016】前記第1反射部材は、前記回動中心軸上に
配置される第1ミラーと、前記スライダに対応する位置
に配置される第2ミラーとを含み、前記第2反射部材
は、前記回動中心軸上に配置される第3ミラーと、前記
スライダに対応する位置に配置される第4ミラーとを含
んでもよい。
【0017】前記第1ミラーは、前記第1レーザビーム
を透過させ前記第2レーザビームを反射する偏光面を有
する前記偏光ビームスプリッタを含んでもよい。
【0018】前記間隔変動測定装置は,前記第1レーザ
ビームを生成して出力する第1光源と前記第2レーザビ
ームを生成して出力する第2光源とをさらに含んでもよ
い。
【0019】前記間隔変動測定装置は,前記第1および
第2レーザビームを前記反射部材へ導くビームスプリッ
タをさらに含んでもよい。
【0020】前記間隔変動測定装置は,前記レーザビー
ムを前記反射部材へ導くビームスプリッタをさらに含ん
でもよい。
【0021】前記間隔変動測定装置は,前記レーザビー
ムを生成して出力する光源をさらに含んでもよい。
【0022】前記間隔変動測定装置は,前記光源に接続
され前記スライダと前記ディスクとの間の間隔変動を測
定する間隔変動測定器をさらに含んでもよい。
【0023】前記光源は、前記スライダ支持機構の回動
によって生じる振動の影響を受けない位置に配置されて
もよい。
【0024】前記間隔変動測定装置は,前記スライダと
前記ディスクとを振動させる振動発生器をさらに含んで
もよい。
【0025】前記振動発生器は、空気の振動により前記
スライダと前記ディスクとを振動させてもよい。
【0026】前記振動発生器は、スピーカを含んでもよ
い。
【0027】本発明によれば、スライダがシーク動作中
であってもスライダ上の同一点にレーザビームが照射さ
れるので,シーク運動中のスライダとディスクと間の間
隔変動を性格に計測することができる。
【0028】さらに本発明によれば、測定誤差をさらに
抑制することができる。
【0029】さらに本発明によれば、空気振動によりス
ライダとディスクとを振動させるので,スライダとディ
スクの位置関係を変化させずにスライダとディスクの間
隔変動を測定することができ、ディスクに対するスライ
ダ浮上量の微小な領域での間隔変動を測定することがで
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
るスライダとディスクの間隔変動測定装置100の斜視
図である。
【0032】間隔変動測定装置100は、回動中心軸6
2を中心に回動するアクチュエータアーム5を備える。
アクチュエータアーム5は、ベース30上に設けられ
る。アクチュエータアーム5は、サスペンション4を含
む。サスペンション4は、スライダ3をディスク2上に
所定の間隔を有して支持する。
【0033】間隔変動測定装置100は、 回動中心軸
62と実質的に同一の軸に沿って照射されるレーザビー
ムを反射させるミラー22と、スライダ3に対応する位
置に配置されるミラー21とをさらに備える。ミラー2
2とミラー21とは、アクチュエータアーム5上に配置
される。
【0034】アクチュエータアーム5は、コイル7を含
む。間隔変動測定装置100は、アクチュエータアーム
5を回動中心軸62を中心に回動させる回動手段、即ち
マグネット6,8を備える。マグネット6,8は、ベー
ス30上に設けられる。
【0035】間隔変動測定装置100は,第1レーザビ
ームを生成して出力する光学ヘッド10と、第2レーザ
ビームを生成して出力する光学ヘッド11と、第1およ
び第2レーザビームを第1ミラー22へ導くビームスプ
リッタ23と、光学ヘッド11、12に接続されスライ
ダ3とディスク2との間の間隔変動を測定する間隔変動
測定器61とをさらに備える。
【0036】光学ヘッド11、12は、アクチュエータ
アーム5の回動によって生じる振動の影響を受けない位
置、例えばベース30上に配置される。
【0037】ディスク2は,モータ主軸15を中心とし
て回転する。スライダ3はサスペンション4の先端に取
り付けられており,ディスク2から空気潤滑効果により
揚力をうけディスク2からわずかな間隔を経て浮上して
いる。
【0038】マグネット6,8に所定の間隔を持って配
置されたコイル7は,アクチュエータアーム5に固着さ
れている。アクチュエータアーム5は,軸受け(図示せ
ず)を介してベース30に回動可能に支持されている。
アクチュエータアーム5、サスペンション4およびスラ
イダ3は,回動中心軸62を中心に回動する。
【0039】レーザードップラーの測定光である,光学
ヘッド10及び11で生成された第1および第2レーザ
ビームは、それぞれビームスプリッタ23を経由し,ミ
ラー22,ミラー21を経由しスライダ3あるいはディ
スク2上に照射される。
【0040】ビームスプリッタ23は、ビームスプリッ
タ23を経由する第1および第2レーザービームを近接
させる。
【0041】間隔変動測定装置100の動作を説明す
る。ディスク2はモータ(図示せず)によりモータ主軸
15を中心として回転する。コイル7に所定の電流を流
すと,マグネット6,8の磁力の影響で働く力により,
アクチュエータアーム5は回転中心62を中心として回
動する。スライダ3およびサスペンション4もアクチュ
エータアーム5と共に回転中心62を中心として回動す
る。このようにスライダ3はシーク動作を実行する。
【0042】測定光としての光学ヘッド10からの第1
レーザビームは、回転中心62に沿ってビームスプリッ
タ23を経由しミラー22、21を経由してスライダ3
に照射される。スライダ3に照射された第1レーザービ
ームは、照射された経路と同一の経路を逆に通り光学ヘ
ッド10に戻る。
【0043】ミラー22とミラー21とは、アクチュエ
ータアーム5と一体に配置されている。このため、アク
チュエータアーム5が回動しても,光学ヘッド10から
の第1レーザービームはミラー22、21を介して常に
スライダ3上の一定の点に照射される。
【0044】一方,参照光としての光学ヘッド11から
の第2レーザービームは,ビームスプリッタ23を経由
し,ミラー22、21を経由しディスク2上に照射され
る。ディスク2に照射された第2レーザービームは照射
された経路と同一の経路を逆に通り光学ヘッド11に戻
る。
【0045】間隔変動測定器61は、光学ヘッド10、
11に戻った第1および第2レーザービームをレーザー
ドップラー法により,ヘテロダイン検波することによ
り,スライダ3とディスク2との間の間隔変動を測定す
る。
【0046】光学ヘッド11からの第2レーザービーム
は,ビームスプリッタ23により,回転中心62に近接
して照射できるため,アクチュエータアーム5が回動し
ても、第2レーザービームのディスク2上の照射位置は
わずかしか変化しない。
【0047】ディスク2の表面は,平滑に出来ており,
半径方向の面ぶれも少ない。このため,アクチュエータ
アーム5の回動により発生する第2レーザービームの照
射位置はわずかしか変化しない。第2レーザービームの
照射位置の変化による参照光の誤差はわずかしか発生し
ない。
【0048】以上のように実施の形態1によれば,光学
ヘッド10,11は,回動するスライダ3あるいは,ア
クチュエータアーム5と分離して設けられる。このた
め,光学ヘッド10,11はアクチュエータアーム5の
回動による振動の影響を受けない。
【0049】従って、移動するスライダ3とディスク2
との間の浮上間隔の変動量の測定において、光学ヘッド
11、10の振動による測定誤差を抑制することができ
る。
【0050】実施の形態1によれば,シークするスライ
ダ3のディスクに対する振動,すなわちスライダ3とデ
ィスク2との間の間隔変動を測定することが可能とな
る。
【0051】本実施の形態1では,2つの光学ヘッド1
0,11を用いたが,本発明はこれに限定されない。1
つの光学ヘッド10のみを用いれば、スライダ3とディ
スク2との間の間隔変動の計測はできないが、スライダ
3の振動を測定することができる。
【0052】図2に実施の形態1に係る間隔変動測定装
置100が備える振動発生器110の説明図である。
【0053】間隔変動測定装置100は、空気の振動に
よりスライダ3とディスク2とを振動させる振動発生器
110をさらに含む。振動発生器110は、加振部50
と制御部51とを含む。加振部50は,マグネット72
と、マグネット72の周りに一定の間隔を持って配置さ
れたコイル71と,コイル71と一体的に運動する振動
子70と,振動子70からの振動を伝える増幅部72と
を含む。加振部50は空気を振動させる。このように振
動発生器110はスピーカ構造を有する。
【0054】ディスク2は高速で回転しスライダ3はデ
ィスク2から所定量浮上している。制御部51により,
コイル71に電流を流しコイル71とマグネット72と
の間に働く力により振動子70を振動させ,振動子70
からの振動を増幅部72で増幅し、増幅部72の振動に
より空気を振動させる。
【0055】空気の振動はスライダ3とディスク2とま
で伝播し、スライダ3とディスク2とを振動させる。な
お,一例としては,空気の振動の周波数は,20Hzか
ら10kHzとしている。
【0056】ディスク2あるいはスライダ3をインパク
トハンマー等で直接叩いて振動させると、ディスク2あ
るいはスライダ3をインパクトハンマー等で直接叩くの
で、スライダ3とディスク2との位置関係が変化してし
ます。
【0057】実施の形態1では、空気の振動によりスラ
イダ3とディスク2とを振動させるため,スライダ3と
ディスク2との位置関係が変化しない。
【0058】間隔変動測定装置100を用いた間隔変動
測定結果の一例を図4に示す。1msの矩形波で振動を
発生させたときのスライダ3とディスク2と間の間隔変
動を示している。図4に示すように,スライダ3とディ
スク2との間の間隔変動は,振動を与えると大きく発生
し減衰していく様子が測定できることが分かる。
【0059】このようにスライダ3とディスク2への振
動の励起を空気により行うことで,スライダ3とディス
ク2の位置関係を変化させずにスライダ3とディスク2
の間隔変動への振動の影響を測定することが可能とな
る。
【0060】(実施の形態2)図4は、実施の形態2に
係る間隔変動測定装置100Aの要部の斜視図である。
実施の形態1で説明した構成要素と同一の構成要素には
同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細
な説明は省略する。
【0061】実施の形態1と異なる点は、図4に示すよ
うに、間隔変動測定装置100Aが回動中心62上に配
置されるミラー24と,スライダ3に対応する位置に配
置されるミラー25をさらに備える点である。また,ア
クチュエータアーム5Aの形状も実施の形態1のアクチ
ュエータアーム5と異なる。他の構成要素は実施の形態
1と同じである。
【0062】アクチュエータアーム5A上の回転中心6
2上にはミラー22およびミラー24が取り付けられて
いる,また,アクチュエータアーム5の先端のスライダ
3の上方にはミラー21およびミラー25が取り付けら
れている。
【0063】測定光としての光学ヘッド10からの第1
レーザービームはビームスプリッタ23を経由し回転中
心62に沿ってミラー24に照射され,さらにミラー2
2と先端のミラー21を介してスライダ3に照射され
る。スライダ3に照射された第1レーザービームは照射
された経路と同一の経路を逆に通り光学ヘッド10に戻
る。
【0064】一方,参照光としての光学ヘッド11から
の第2レーザービームは,ビームスプリッタ23を経由
し,回転中心62に沿って照射され,ミラー24,ミラ
ー25およびミラー21を経由しディスク2上に照射さ
れる。ディスク2に照射された第2レーザービームは照
射された経路と同一の経路を逆に通り光学ヘッド11に
戻る。
【0065】ミラー24で分岐した第2レーザービーム
はミラー25で反射されミラー21を経由してディスク
2上に照射される。
【0066】ミラー24とミラー25とは、アクチュエ
ータアーム5と一体に配置されている。このため、アク
チュエータアーム5が回動しても,光学ヘッド11から
の第2レーザービームはミラー24、25を介して常に
ディスク2の一定の点に照射される。
【0067】実施の形態1と同様に、ミラー22とミラ
ー21とは、アクチュエータアーム5と一体に配置され
ているため、アクチュエータアーム5が回動しても,光
学ヘッド10からの第1レーザービームはミラー22、
21を介して常にスライダ3上の一定の点に照射される
ことはいうまでもない。
【0068】間隔変動測定器61は、光学ヘッド10、
11に戻った第1および第2レーザービームをレーザー
ドップラー法により,ヘテロダイン検波することによ
り,スライダ3とディスク2との間の間隔変動を測定す
る。
【0069】以上のように実施の形態2によれば,シー
クする時に照射されるレーザービームの位置をスライダ
3の特定の位置に固定できるばかりでなく,ディスク2
上へのレーザービームの照射位置も一定位置にすること
が可能となる。
【0070】このため,ディスク2上への第2レーザー
ビームの照射位置の変化による測定誤差をさらに抑制す
ることが可能となる。
【0071】なお,実施の形態2において光学ヘッド1
0と光学ヘッド11とから照射される第1および第2レ
ーザービームの偏光面を異ならせ、ミラー24を偏光ビ
ームスプリッタ24としてもよい。
【0072】偏光ビームスプリッタ24には,光学ヘッ
ド10からの第1レーザービームが通過する偏光面が設
けられている。偏光ビームスプリッタ24には,光学ヘ
ッド11からの第2レーザービームは90度反射する偏
光面が設けられている。偏光面の異なる第1および第2
レーザービームは以下の様に照射される。測定光として
の光学ヘッド10からの第1レーザービームは、ビーム
スプリッタ23を経由し,回転中心62に沿って偏光ビ
ームスプリッタ24に照射される。
【0073】偏光ビームスプリッタ24は,光学ヘッド
10からの第1レーザービームは通過するような偏光面
が設けられているため,偏光ビームスプリッタ24を経
由した第1レーザービームは,ミラー22と先端のミラ
ー21を介してスライダ3に照射される。スライダ3に
照射された第1レーザービームは照射された経路と同一
の経路を逆に通り光学ヘッド10に戻る。
【0074】一方,参照光としての光学ヘッド11から
の第2レーザービームは,ビームスプリッタ23を経由
し,回転中心62に沿って偏光ビームスプリッタ24に
照射される。偏光ビームスプリッタ24の偏光面は,光
学ヘッド11からの第2レーザービームを90度反射す
るように設定されているため,第2レーザービームは,
ミラー25を経由しディスク2上に照射される。ディス
ク2に照射された第2レーザービームは照射された経路
と同一の経路を逆に通り光学ヘッド11に戻る。
【0075】このように光学ヘッド10と光学ヘッド1
1のから照射される第1および第2レーザービームの偏
光面を異ならせ,ミラー24を偏光ビームスプリッタと
することにより,同一の回動中心62に沿って照射され
た第1および第2レーザービームの干渉を抑制でき,測
定精度の向上を図ることができる。
【0076】実施の形態1,2においてヘテロダイン干
渉を用いたが,光干渉を用いるものであればヘテロダイ
ン干渉に限るものではない。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動する
スライダとディスクとの間の浮上間隔の変動量の測定誤
差を抑制することができる間隔変動測定装置を提供する
ことができる。
【0078】また本発明によれば,光学ヘッドは,回動
運動するスライダあるいは,アクチュエータアームと分
離されているため,光学ヘッドをアクチュエータアーム
と一体に回動運動させる必要はなく,光学ヘッドは回動
運動の振動影響を受け難く,光学ヘッドの振動による測
定誤差を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るスライダとディスクの間隔
変動測定装置の斜視図。
【図2】実施の形態1に係るスライダとディスクの間隔
変動測定装置への振動発生器説明図。
【図3】実施の形態1に係るスライダとディスクの間隔
変動測定装置への振動供給時の間隔変動波形のグラフ。
【図4】実施の形態2に係るスライダとディスクの間隔
変動測定装置の要部の斜視図。
【符号の説明】
2 ディスク 3 スライダ 5 アクチュエータアーム 6 マグネット 7 コイル 8 マグネット 10,11 光学ヘッド 21,22 ミラー 23 ビームスプリッタ 62 回動中心軸

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダとディスクの間の間隔変動を測
    定する間隔変動測定装置であって、 前記スライダを前記ディスク上に所定の間隔を有して支
    持するスライダ支持機構と,前記スライダ支持機構を回
    動中心軸を中心に回動させる回動手段と,前記回動中心
    軸と実質的に同一の軸に沿って照射される少なくとも1
    つのレーザビームを反射させる反射部材とを備え、 前記反射部材は、前記スライダ支持機構上に配置される
    間隔変動測定装置。
  2. 【請求項2】 前記反射部材は、前記回動中心軸上に配
    置される第1ミラーと、 前記スライダに対応する位置に配置される第2ミラーと
    を含む、請求項1記載の間隔変動測定装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザビームは、前記スライダ上に
    照射される第1レーザビームと前記ディスク上に照射さ
    れる第2レーザビームとを含み、 前記反射部材は、前記第1レーザービームを反射する第
    1反射部材と,前記第2レーザービームを反射する第2
    反射部材とを含む、請求項1記載の間隔変動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1反射部材は、前記回動中心軸上
    に配置される第1ミラーと、 前記スライダに対応する位置に配置される第2ミラーと
    を含み、 前記第2反射部材は、前記回動中心軸上に配置される第
    3ミラーと、 前記スライダに対応する位置に配置される第4ミラーと
    を含む、請求項3記載の間隔変動測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ミラーは、前記第1レーザビー
    ムを透過させ前記第2レーザビームを反射する偏光面を
    有する前記偏光ビームスプリッタを含む、請求項4記載
    の間隔変動測定装置。
  6. 【請求項6】 前記間隔変動測定装置は,前記第1レー
    ザビームを生成して出力する第1光源と前記第2レーザ
    ビームを生成して出力する第2光源とをさらに含む、請
    求項3記載の間隔変動測定装置。
  7. 【請求項7】 前記間隔変動測定装置は,前記第1およ
    び第2レーザビームを前記反射部材へ導くビームスプリ
    ッタをさらに含む、請求項3記載の間隔変動測定装置。
  8. 【請求項8】 前記間隔変動測定装置は,前記レーザビ
    ームを前記反射部材へ導くビームスプリッタをさらに含
    む、請求項1記載の間隔変動測定装置。
  9. 【請求項9】 前記間隔変動測定装置は,前記レーザビ
    ームを生成して出力する光源をさらに含む、請求項1記
    載の間隔変動測定装置。
  10. 【請求項10】 前記間隔変動測定装置は,前記光源に
    接続され前記スライダと前記ディスクとの間の間隔変動
    を測定する間隔変動測定器をさらに含む、請求項9記載
    の間隔変動測定装置。
  11. 【請求項11】 前記光源は、前記スライダ支持機構の
    回動によって生じる振動の影響を受けない位置に配置さ
    れる、請求項9記載の間隔変動測定装置。
  12. 【請求項12】 前記間隔変動測定装置は,前記スライ
    ダと前記ディスクとを振動させる振動発生器をさらに含
    む、請求項1記載の間隔変動測定装置。
  13. 【請求項13】 前記振動発生器は、空気の振動により
    前記スライダと前記ディスクとを振動させる、請求項1
    2記載の間隔変動測定装置。
  14. 【請求項14】 前記振動発生器は、スピーカを含む、
    請求項13記載の間隔変動測定装置。
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