JP2001236366A - 情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上でコンテント利用者に良質な
情報を効率よく提供する情報提供システムを提供するこ
と。 【解決手段】 コンテントメーカ３−１、３−２、３
−３、…は様々なコンテントを作成し、電子図書館５−
１、５−２、５−３、…等に提供する。電子図書館５−
１、５−２、５−３、…はネットワークを介して利用
者、即ちユーザに８−１、８−２、８−３、…にコンテ
ントデータ１５−１、１５−２、…を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターット等の
ネットワーク上で情報の提供および情報の利用を行う情
報提供システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、文字情報、画像、音声等のコンテ
ント（コンテンツ）がメーカにより作成され、ＣＤ−Ｒ
ＯＭ等の記録媒体に記録されて利用者に提供される。利
用者は所望のコンテントを記録したＣＤ−ＲＯＭを購入
し、利用する。また、コンテントメーカがネットワーク
上でコンテントを提供し、利用者がコンテントを利用す
ることも可能である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年大
変多くの種類のコンテントが発行されており、利用者が
その中から所望の情報を得るのはとても困難である。ま
た、ある分野の関連情報を集める場合に、利用者は多く
のＣＤ−ＲＯＭを購入したり、ネットワーク上を検索し
て多数のコンテントメーカが提供するコンテントにアク
セスするなどして情報を集めなければならないという問
題があった。

【０００４】本発明は、このような問題を鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、コンテント利用者
に良質な情報を効率よく提供する情報提供システムを提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、ネットワークで接続された電子図書館
とユーザと、コンテントを提供するコンテント提供者
と、から構成され、前記コンテント提供者から前記電子
図書館にコンテントが提供され、前記ユーザは前記電子
図書館にアクセスしてコンテントを利用することを特徴
とする情報提供システムである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図１は、本発明の実施の
形態に係る情報提供システム１の概略構成図である。

【０００７】情報提供システム１は複数のコンテントメ
ーカ３−１、３−２、３−３、…、電子図書館５−１、
５−２、５−３、…、及びクライアントコンピュータ７
−１、７−２、７−３、…等から構成される。

【０００８】コンテントメーカ３−１、３−２、３−
３、…は様々なコンテントを作成し、電子図書館５−
１、５−２、５−３、…等に提供する。コンテントはＣ
Ｄ−ＲＯＭ等の記録媒体に記録されて電子図書館５−
１、５−２、５−３、…に提供されてもよいし、ネット
ワークを介して提供されても良い。電子図書館５−１、
５−２、５−３、…はネットワークを介して利用者、即
ちユーザ８−１、８−２、８−３、…にコンテントを提
供する。

【０００９】電子図書館５−１はライセンス情報９−
１、９−２、…を保持するライセンスサーバ９−１、コ
ンテントデータ１５−１、１５−２、…を保持するデー
タサーバ１１−１を有する。その他の電子図書館５−
２、５−３も同様にライセンスサーバやデータサーバを
有する。

【００１０】ここで、電子図書館５−１は、「法律、裁
判」のコンテントを主として取り扱い、電子図書館５−
２は「科学技術」を主として取り扱う。また、電子図書
館５−１、５−２、…が夫々総合的な電子図書館であ
り、「法律」、「科学」、「文学」等のコンテントを全
て取り扱ってもよい。

【００１１】例えば、電子図書館５−１の扱う分野が
「法律、裁判」関連である場合、電子図書館５−１は複
数のコンテントを各コンテントメーカから購入する。即
ち、電子図書館５−１はコンテントメーカ３−１から
「法規集」のコンテントデータ１５−１を購入し、コン
テントメーカ３−２から「判例集」のコンテントデータ
１５−２を購入し、保持する。

【００１２】各電子図書館５−１、５−２、…のライセ
ンスサーバ、データサーバ及びクライアントコンピュー
タ７−１、７−２、７−３、…はネットワークに接続さ
れる。ユーザ８−１はクライアントコンピュータ７−１
を使用してネットワークに接続し、所定の認証操作を行
って電子図書館５−１のコンテントデータ１５−１等を
利用する。

【００１３】次に、情報提供システム１の動作について
説明する。図２は、コンテントメーカ３−１、電子図書
館５−１及びクライアントコンピュータ７−１間の処理
を示すブロック図である。

【００１４】コンテントメーカ３−１は電子図書館５−
１に対して、コンテントデータ１５−１及びコンテント
データ１５−１に対するライセンス情報１３−１を販売
する（ステップ２０１）。ここで、ライセンス情報１３
−１は、ネットワークを介して同時にコンテントを利用
できる契約ユーザ数といったネットワークライセンス情
報やユーザの認証情報等などである。尚、ユーザの認識
情報は、電子図書館5が発行してもよい。

【００１５】ここで、電子図書館５−１、５−２、…
は、ユーザにとって利用価値の高い良質なコンテントデ
ータを選択し、メーカより購入する。また、電子図書館
が取り扱う分野に関連する複数のコンテントを他のコン
テントメーカ３−２、３−３等から同様に購入する。

【００１６】逆に、コンテントメーカ３−１は契約ユー
ザ数に応じたコンテント利用料を電子図書館５−１から
徴収する（ステップ２０２）。こうして、コンテントメ
ーカ３−１はコンテントデータ１５−１の利用料を確実
に得ることができる。

【００１７】次に、ユーザ８−１がネットワークを介し
て電子図書館５−１が保持するコンテントデータを利用
する場合について説明する。ユーザ８−１は、クライア
ントコンピュータ７−１からユーザの識別番号（ＩＤ番
号）とパスワード等を入力するなどのユーザ認証操作を
行い（ステップ２０３）、コンテントデータ１５−１、
１５−２、…の利用を電子図書館５−１に要求する。

【００１８】ここで、ユーザのＩＤ番号やパスワード等
は、予めコンテントメーカ３−１から発行されることも
あるし、電子図書館５−１が発行しても良い。このよう
なＩＤ番号及びパスワード等の情報はユーザ認証情報と
してライセンス情報１３−１、１３−２、…に保持され
る。

【００１９】電子図書館５−１は、ライセンス情報１３
−１、１３−２、…を参照してユーザ８−１の認証を行
い、コンテントデータ１５−１に対するライセンス情報
が適用できるなら、ユーザ８−１にコンテントデータ１
５−１、１５−２、…の利用権を与える（ステップ２０
４）。

【００２０】利用権の付与に関して、ユーザ８−１がコ
ンテントデータ１５−１を利用する場合を例に説明す
る。例えば、コンテントデータ１５−１のネットワーク
ライセンス契約数が「１０」であり、ユーザ８−１が利
用を要求した時点での利用者数が「１０」であるとする
と、ユーザ８−１に対して利用権は与えられない。

【００２１】また、当然のことながら、ユーザ８−１の
情報がライセンス情報に登録されていない場合は利用権
は与えられない。このようにして、本情報提供システム
1では、コンテントの利用及び利用者を確実に管理する
ことができる。

【００２２】次に、利用権が与えられたユーザ８−１は
コンテントデータ１５−１、１５−２、…の内容表示、
検索等を行う（ステップ２０４）。例えば、ユーザ８−
１が「裁判」に関する情報を得たい場合、コンテントデ
ータ１５−２の「判例集」から関心のある「判例」を検
索し、さらに検索した「判例」に関連した法律をコンテ
ントデータ１５−１の「法規集」から取得できる。この
ように、ユーザ８−１は電子図書館１５−１に接続する
ことによって、所望する関連情報を効率的に取得するこ
とができる。

【００２３】ユーザ８−１はコンテントの利用料を電子
図書館５−１に使用する。こうして支払われた利用料
は、コンテントメーカ３−１へ支払う利用料や電子図書
館５−１の管理経費等に当てられる。

【００２４】尚、電子図書館５−１、５−２、…が公共
機関によって運営される場合、電子図書館５−１、５−
２、…はクライアントコンピュータ７−１、７−２、…
に無料でコンテントを提供し、電子図書館５−１、５−
２、…が民間企業によって運営される場合、電子図書館
５−１、５−２、…はクライアントコンピュータ７−
１、７−２、…に有料でコンテントを提供するようにし
てもよい。

【００２５】また、ユーザ８−１、８−２、…が学校な
どの公共機関である場合、電子図書館５−１、５−２、
…はクライアントコンピュータ７−１、７−２、…に無
料でコンテントを提供することもできる。上記のような
様々な利用条件は、ライセンス情報１３−１、１３−
２、…として登録することができ、電子図書館は様々な
運用形態で運用される。

【００２６】更に、本発明で扱うコンテントはテキスト
データだけでなく、電子図書館５−１、５−２、…等は
画像、音楽等をクライアントコンピュータ７−１、７−
２、…に提供することもできる。

【００２７】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ネットワーク上でコンテント利用者が良質な情報
を効率よく取得できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１の実施の形態に係る情報提供シ
ステム１の概略構成図

【図２】 コンテントメーカ、電子図書館及びクライア
ントコンピュータ間の処理を示すブロック図

【符号の説明】 １………情報提供システム ３………コンテントメーカ ５−１、５−２、５−３………電子図書館 ７−１、７−２、７−３………クライアントコンピュー
タ ８−１、８−２、８−３………ユーザ ９−１………ライセンスサーバ １１−１………データサーバ １３−１、１３−２………ライセンス情報 １５−１、１５−２………コンテントデータ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークで接続された電子図書館と
   ユーザと、 コンテントを提供するコンテント提供者と、 から構成され、 前記コンテント提供者から前記電子図書館にコンテント
   が提供され、 前記ユーザは前記電子図書館にアクセスしてコンテント
   を利用することを特徴とする情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記コンテントは、テキストデータ、画
   像データ、音楽データ、又はその他のデータであること
   を特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
3. 【請求項３】 前記電子図書館は、コンテントデータ
   と、このコンテントデータの利用を制限するライセンス
   情報と、を有することを特徴とする請求項1記載の情報
   提供システム。
4. 【請求項４】 前記電子図書館は、種々の分野のコンテ
   ントを扱う総合図書館であることを特徴とする請求項1
   記載の情報提供システム。
5. 【請求項５】 前記電子図書館は、専門分野のコンテン
   トを扱う専門図書館であることを特徴とする請求項1記
   載の情報提供システム。
6. 【請求項６】 前記電子図書館はユーザに有料でコンテ
   ントを提供することを特徴とする請求項1記載の情報提
   供システム。
7. 【請求項７】 前記電子図書館はユーザに無料でコンテ
   ントを提供することを特徴とする請求項1記載の情報提
   供システム。