JP2004164372A - 共有データ蓄積配信装置及び共有データ蓄積配信方法及びプログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定ユーザグループがネットワークを介して自己が作成あるいは取得したデータを蓄積してユーザ間で共有し、検索、配信を行う。
【解決手段】データ管理サーバ200において、利用要請識別部201はユーザグループ100所属の一般ユーザ101からのシステム利用要請種別を識別し要請に応じた処理を行う。ID番号認証部202は、管理ユーザ102からの利用登録を受け付け、ユーザグループ100に所属する特定ユーザを識別するID番号やパスワードを決定し、特定ユーザをID番号やパスワードにより認証する。データ蓄積処理部204は、認証された特定ユーザがデータ登録を依頼した場合、受信したデータをID番号やデータ情報に関連づけてデータ蓄積部206に蓄積する。データ検索処理部205は、認証された特定ユーザからのデータ検索依頼を受け、データ蓄積部206の蓄積データを検索し検索結果を返す。
【選択図】 図2
【解決手段】データ管理サーバ200において、利用要請識別部201はユーザグループ100所属の一般ユーザ101からのシステム利用要請種別を識別し要請に応じた処理を行う。ID番号認証部202は、管理ユーザ102からの利用登録を受け付け、ユーザグループ100に所属する特定ユーザを識別するID番号やパスワードを決定し、特定ユーザをID番号やパスワードにより認証する。データ蓄積処理部204は、認証された特定ユーザがデータ登録を依頼した場合、受信したデータをID番号やデータ情報に関連づけてデータ蓄積部206に蓄積する。データ検索処理部205は、認証された特定ユーザからのデータ検索依頼を受け、データ蓄積部206の蓄積データを検索し検索結果を返す。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ蓄積及びデータ共有システムに関し、特定ユーザグループがネットワークを介して、自己が作成あるいは取得したデータを蓄積してユーザ間で共有し、検索、配信を行うサービスを提供するデータ管理サーバを含む共有データ蓄積配信装置及び共有データ蓄積配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像や録音などにより、画像、映像、音声、テキスト及びその複合データをネットワーク上に蓄積し、不特定多数のユーザと共有するシステムにおいては、その内容に含まれる個人情報等に注意し、個人の権利を侵害しないよう十分に配慮することが求められる。従来、ある程度個人情報を有するデータを特定ユーザで共有しようとする際には、ウェブ上でアクセス制限を設けた領域を用意し、利用ユーザグループのメンバーに該領域を公開して、情報及びデータの共有を図る方法が用いられてきた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、特定ユーザグループでファイルの共有を行うサービスの提供も知られている(例えば、非特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−290985号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2000−330847号公報
【0005】
【非特許文献3】
yahoo! e−グループ、インターネット<URL:http://www.egroups.co.jp/info/features.html>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
データを共有するユーザ数、及びデータの種類、ファイル数が大きくなると、蓄積データの検索機能が必須となる。しかし、個人間でデータ蓄積共有を行うシステムを構築するには、データの蓄積から、管理、検索までの全てを、セキュリティ、ネットワークの技術及び知識を有する管理者が行わなければならないため、限定されたユーザによってのみ構築が可能であった。
【0007】
また、これらの管理、運営のためには、管理者の労力と時間を要するという問題があった。
【0008】
さらに、ユーザがシステムを利用する際、あるいは検索を行う際には、使用する情報をその都度入力しなければならず、ユーザの負担も大きかった。
【0009】
また、従来はデータを共有する際のデータ登録は、データ提供者の善意によるところが多く、個々のユーザの負担に不公平さが生じていた。
【0010】
本発明は、上記した諸問題を解決し、特定ユーザグループがネットワークを介して、自己が作成あるいは取得したデータを蓄積してユーザ間で共有し、検索、配信を行う共有データ蓄積配信装置及び共有データ蓄積配信方法を提供することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信装置であって、前記ユーザグループに所属するユーザからの利用要請を受信し、利用要請種別を識別して要請に応じた処理を行う利用要請識別手段と、前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するIDあるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理手段と、前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受け、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受け、前記蓄積データを提示するデータ提示手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受け、前記蓄積データを配信するデータ配信手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0012】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ蓄積手段は、データに関連する情報をデータ情報として決定する手段と、前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0013】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ蓄積手段における決定する手段は、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とするものであることを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0014】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ提示手段は、特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索手段と、前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0015】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、利用履歴記憶手段は、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とするものであることを特徴とする共有データ蓄積配信装置。
【0016】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ検索手段は、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加する機能を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0017】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、ID番号管理手段は、ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する手段と、前記利用時の利用料を管理する利用料管理手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0018】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、利用料を算出する手段は、データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する手段と、データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0019】
あるいは、特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信方法であって、前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理段階と、前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受けた場合には、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受けた場合には、前記蓄積データを提示するデータ提示段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受けた場合には、前記蓄積データを配信するデータ配信段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0020】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ蓄積段階は、データに関連する情報をデータ情報として決定する段階と、前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0021】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ蓄積段階における決定する段階では、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とすることを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0022】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ提示段階は、特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索段階と、前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶段階と、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0023】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、利用履歴記憶段階では、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とすることを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0024】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ検索段階では、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0025】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ配信段階の後に、ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する段階と、前記利用時の利用料を管理する利用料管理段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0026】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、利用料を算出する段階は、データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する段階と、データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0027】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとしたことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラムを、その解決の手段とする。
【0028】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録したことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラムを記録した記録媒体を、その解決の手段とする。
【0029】
本発明では、ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号とパスワードを決定し、発行しておき、そのユーザグループに所属するユーザからの利用要請を受けた際には、受信したID番号あるいはID番号とパスワードを認証し、認証された特定ユーザに対して利用要請種別を識別してその要請に応じて、データ登録依頼であれば、受信したデータをID番号やデータ情報に関連づけて蓄積し、データ提示依頼、具体的には検索依頼であれば、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行い、データ配信依頼であれば、蓄積データを配信することにより、セキュリティ、ネットワークの技術及び知識を有する限定された管理者ユーザがいなくとも、特定のユーザグループ内でデータを蓄積して共有し、検索、配信のサービスを受けることを可能とする。ユーザグループの管理者は、サービス利用に際しての利用登録要請と、必要に応じてデータ情報となるキーワードの登録を行うのみでよいため、ユーザヘのサービス提供のための労力と時間が軽減される。
【0030】
また、本発明では、特定ユーザによる当該利用履歴を記憶し、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用できるようにすることにより、利用する際に使用する情報は利用履歴として記憶されるようにし、次回以降には選択使用を可能とし、使用情報の入力の負担を軽減させる。
【0031】
また、テンプレート情報の例示によるデータの検索、配信時には、配信データの当該箇所を新たにテンプレートに追加登録することにより、常に最新の情報を用いることができるようにする。
【0032】
また、利用履歴情報及び検索手法に応じて利用料を設定し、支払われた利用料を、配信対象となったデータを登録したユーザにペイバックすることにより、データ登録時の負担による不公平さを軽減する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。なお、以下では、サーバ装置は単にサーバと、端末装置は単に端末と呼ぶ。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システム構成の概略を示す図である。ここで、ユーザグループ100はシステムを利用する特定のグループを指すものとし、グループの代表となる管理ユーザ101及び一般のユーザを含むものとする。また、一般のユーザ中の任意の1個人を一般ユーザ102と記すことにする。
【0035】
共有データ蓄積配信システムは、ユーザグループ100によって使用されるデジタルカメラや音声取得装置などに代表されるデータ取得装置300、コンピュータ等のユーザ端末400及び蓄積データ、キーワード等の蓄積データに関連するデータ情報の管理を行うデータ管理サーバ200、ユーザデータベース210、利用料データベース220、及びデータ管理サーバ200とユーザ端末400を接続するネットワーク500とで構成されている。
【0036】
データ取得装置300は、カメラで撮影した画像、ビデオカメラで撮影された映像、マイクで取得された音声、画像をスキャナで取り込んだもの、コンピュータ上で図形等を描画した画像やマイクや他のメディアから取得された音声、携帯電話で取得した画像、映像、音楽、音声等であるものとし、これらにより取得されたデータを、コンピュータや携帯電話、あるいはネットワーク配信機能付きの機器等のユーザ端末400を用いることにより、ネットワーク500を介してデータ管理サーバ200に蓄積するものとする。
【0037】
データ管理サーバ200では、ID番号の発行、認証及びデータの蓄積、検索を行う。ユーザデータベース210では、一般ユーザ102のシステム利用履歴の管理を行い、画像の検索、配信により生じる利用料は、利用料データベース220で算出、管理する。このため、利用料データベース220は、ID番号発行を受けたユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する手段と、この利用時の利用料を管理する利用料管理手段とを有する。ここで、利用料を算出する手段は、データ検索あるいはデータ配信を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する手段と、データ配信利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する手段とを有する。ただし、ここでの利用料は、口座振込みなどの通貨で行ってもよいし、このシステムで利用できるポイントとしてユーザデータベース210に貯蓄されるようにしてもよい。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバ200の処理構成を示すブロック図である。データ管理サーバ200は、利用要請識別部201、ID番号発行部202、ID番号認証部203、データ蓄積処理部204、データ検索処理部205、データ蓄積部206で構成される。
【0039】
利用要請識別部201では、ユーザからの利用要請を受け、利用要請の依頼種別に応じた処理モジュールを呼び出す。具体的には、ID番号未発行のユーザからのID番号発行依頼の場合には、ID番号発行部202を呼び出す。ID番号所有ユーザからのサービス利用依頼の場合は、ID番号認証部203を呼び出す。また、ID番号認証後、依頼内容がデータ蓄積であればデータ蓄積処理部204、データ検索であれば、データ検索処理部205を呼び出し、処理を行う。
【0040】
ID番号発行部202では、システムを使用するユーザグループ100にこれまで使用されていないユニークなID番号を決定し、発行する。
【0041】
ID番号認証部203では、一般ユーザ102により送信されたID番号からユーザグループ100の認識を行う。
【0042】
データ蓄積処理部204では、ID番号発行部202で発行されたID番号に蓄積データ及びデータ情報を対応づけてデータ蓄積部206に蓄積する。
【0043】
データ検索処理部205では、データ蓄積部206の蓄積データの検索を行い、検索結果としてサンプルデータをリストアップして一般ユーザ102のユーザ端末400で表示する手段と共に、配信希望データの配信を行う手段を有する。
【0044】
図3は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバ200及びユーザグループ100間の処理を示す図である。
【0045】
ユーザから利用要請があった場合、利用要請識別部201で、依頼種別を識別し、登録要請時にはID番号発行部202を、システム利用要請時にはID番号認証部203を呼び出す。
【0046】
ID番号発行部202は、ユーザ100を代表する管理ユーザ101からの利用登録要請を受け、ユーザグループ100に固有のID番号を決定し、発行する。なお、ID番号と共にユーザに固有のパスワードを決定し、発行しても良い。
【0047】
ID番号認証部203では、一般ユーザ102からのデータ登録依頼や、検索依頼受信に対して、ID番号を用いてそのユーザが所属するユーザグループ100の識別やユーザの認証を行う。
【0048】
データ蓄積処理部204では、一般ユーザ102により送信されてきたデータの蓄積を行う。その際、一般ユーザ102のID番号と一般ユーザや管理ユーザにより指定されたキーワード等のデータ情報、又は自動的に取得されたデータ情報(データの取得時刻、形態、取得場所等)の1つ以上をデータに関連付けてデータ蓄積部206に蓄積する。
【0049】
データ検索処理部205では、一般ユーザ102によるデータ検索依頼を受けた際、ID番号や検索のキーワード等から当該データの検索を行う。また、検索結果データのサンプルリストを作成し、一般ユーザ102のユーザ端末400に送信を行う。
【0050】
図4は、本共有データ蓄積配信システムにおける処理を示す図である。データ管理サーバ200では、次のような各処理を行う。
【0051】
ID番号発行の場合(図4(a))
ステップ1:ユーザID番号発行依頼を受信。
ステップ2:固有のID番号を発行。
【0052】
データ検索、配信の場合(図4(b))
ステップ1:システム利用依頼受信におけるユーザID番号を認証。
ステップ2:データ登録依頼であるか、検索依頼であるかの判別を行い、登録依頼の場合にはステップ3へ、検索依頼の場合にはステップ6へ進む。
ステップ3:データにデータ情報を関連付けて登録。
ステップ4:ユーザ102の利用履歴として、ステップ3を記憶。
ステップ5:データの登録依頼が引き続きあった場合にはステップ3へ、それ以外は終了。
ステップ6:ユーザ102の指定する検索方法によりデータを検索。
ステップ7:ユーザ102の利用履歴として、ステップ6を記憶。
ステップ8:ユーザ102の端末に検索結果を表示させる。
ステップ9:データ検索結果の配信依頼を受けた場合ステップ10へ、配信依頼がない場合にはステップ12へ進む。
ステップ10:ユーザ102に配信依頼を受けたデータを配信。
ステップ11:ユーザ102の利用履歴として、ステップ10を記憶。
ステップ12:データの検索依頼が引き続きあった場合にはステップ6へ、それ以外は終了。
【0053】
図5は、本共有データ蓄積配信システムにおけるデータ登録時、データ検索時にユーザ端末側で行われる処理の流れを示す図である。具体的なステップを以下に示す。
【0054】
データ登録時は、以下のステップである(図5(a))。
ステップ1:データ登録要請を送信。
ステップ2:データ取得時刻、場所、データの種類をデータ情報として選択入力。
ステップ3:キーワード登録がある場合はステップ4へ、それ以外はステップ5へ進む。
ステップ4:キーワードを選択入力。
ステップ5:データ及びデータ情報をデータ管理サーバ200へ送信。
ステップ6:データ登録を続ける場合にはステップ2へ、それ以外は終了。
【0055】
データ検索時は、以下のステップである(図5(b))。
ステップ1:データの検索要請を送信。
ステップ2:キーワード、データ情報等を入力。
ステップ3:テンプレート検索を行う場合にはステップ4、それ以外はステップ5に進む。
ステップ4:例示データを指定、あるいは入力。
ステップ5:データの検索手段、キーワード等の情報をデータ管理サーバ200に送信。
ステップ6:データの検索結果を受信。
ステップ7:検索結果の中に配信を希望するデータが存在する場合にはステップ8、それ以外はステップ9に進む。
ステップ8:配信を希望するデータを指定し、データ管理サーバ200へ配信依頼を行う。
ステップ9:データ検索を続ける場合にはステップ1へ、それ以外は終了。
【0056】
なお、検索においては、データ管理サーバ200はデータに関連付けされているデータ情報と、指定されたキーワードやデータ情報を照合し、一致するものを検索結果とする。例示データによる検索においては、蓄積データ中に例示データと類似するデータを検索し、例えば顔画像を例示画像とした場合、特開平7−302337号公報に示される技術等を用いて特定の人物検出を行い、類似する画像を候補順に挙げ、音声データの場合には、音声データを基に話者認識を行い、特開1994−95690号公報等を用いて特定の話者のデータの候補を挙げてもよい。
【0057】
図6は、画像データを例として、一般ユーザ102によるデータ蓄積時、及びデータ検索時の画面の一例を示す。
【0058】
画像送信時、図6(a)中の画面1において、登録する画像をID番号とキーワード番号等のデータ情報を付加して、データ管理サーバ200へ送信する。
【0059】
画像検索時、図6(b)中の画面2において、自己のID番号及び検索したい画像の属するキーワードを入力する。ここで、既定のキーワード、撮像情報、例示画像といった検索項目を1つ以上任意に選択し、送信することによって検索条件の指定を行うものとする。
【0060】
データ管理サーバ200のデータ検索処理部205より受信した検索結果のサムネイル画像を、図6(b)中の画面3のようにリスト表示して一般ユーザ102に提示する。さらに特定の画像が指定された場合には、同画面4のように個別の撮像情報と共に表示するものとする。また、配信希望の有無は、この提示結果を基にするものとする。
【0061】
図6(c)に、画像検索時のキーワード指定画面の例を示す。例えば、管理ユーザ101により、あらかじめキーワードが登録されている場合には、図6(c)中の画面5に示されるようなインターフェースを利用して、既定のキーワード番号を選択入力する。また、画像を取得した日時が既知の場合には、同画面6に示されるようなインターフェースを利用して、カレンダー等から日時指定入力を行う。画像の撮像手段が既知の場合にも、同画像7に示されるように選択指定する。さらに、特定の人や物が撮影されている画像が欲しい等、画像中の情報に着目して検索を行いたい場合には、既存の画像をテンプレート画像として例示することによって、検索を行う。図6(c)中の画面8は、ファイルのツリー表示の中からテンプレート画像となるファイルを選択している画面を示す。
【0062】
図7は、ユーザ端末におけるテンプレート検索利用時のテンプレート情報登録の流れを示す。具体的な流れは、以下のステップである。
ステップ1:既に登録されているデータを用いて検索を行う場合にはステップ3へ、新規にテンプレートを指定する場合にはステップ2へ進む。
ステップ2:新規に指定されたテンプレートを登録。
ステップ3:データ蓄積部206より、テンプレートを利用したデータ検索を行う。
ステップ4:データ検索処理部で生成された検索結果を、端末に表示。
ステップ5:データの配信を希望する場合にはステップ6へ、それ以外はステップ7へ進む。
ステップ6:配信データ中のテンプレートと相似する箇所をテンプレートとして再登録。
ステップ7:検索を続ける場合にはステップ1へ戻る。その際、前記のステップ6で登録されたデータを新たなテンプレートとして用いることも可能。それ以外は終了。
【0063】
例として、扱うデータが画像であった場合をあげる。特定の人物が映し出されている画像の検索に、その人物の顔画像を使用したとする。このとき、この特定人物の検索が初回であれば、顔画像の登録を行い、2回目以降であれば前回登録した顔画像を選択使用することができるようになる。また、検索結果の配信を希望した場合には、配信対象となった画像中の該当人物の部分を新たなテンプレートとして追加登録することができ、登録すれば次回以降の検索に使用可能となる。再登録を繰り返すことで、例えば経年変化を伴うような人物画像に対しても、検索の精度をあげることができる。
【0064】
図8(a),(b)は、本共有データ蓄積配信システム及びユーザ間の処理のダイアグラムを示す。
【0065】
管理ユーザ101からID番号の発行要請を受け、データ管理サーバ200より、そのユーザグループに固有のID番号を発行する。ここで、発行するID番号に付随するユーザ毎のパスワードを併せて発行する。管理ユーザ101により、あらかじめ検索項目に使用するデータ情報を登録する場合には、ID番号発行後、蓄積データの検索時に有効となるキーワード等のデータ情報をデータ管理サーバ200に登録する。
【0066】
管理ユーザ101は、登録が完了した時点で、一般ユーザ102へID番号やパスワード及び、キーワードの登録を行った場合にはそのキーワードを通知する(図8(a))。
【0067】
データ管理サーバ200にアクセスする際、一般ユーザ102は、ID番号やパスワードを送信する。データ管理サーバ200では、ID番号認証部203によりユーザ102の所属するグループの識別を行い、パスワード等によりユーザ認証を行った上で、システムの利用を許可する。
【0068】
データ蓄積時には、データをデータ管理サーバ200へ送信し、データ蓄積部206に登録する。また、管理ユーザ101によるキーワード登録がなされている場合には、データにキーワードを選択付与する。
【0069】
データ検索時には、検索したいデータの既定のキーワードや、データ取得時刻、形態、取得場所等のデータ情報、テンプレートとなるデータを任意に指定しデータ管理サーバ200ヘ送信する。データ検索処理部205では、検索を行い、検索結果はサンプル形式のリストとして、ユーザ端末400に送信する。ユーザ端末400では、検索結果に配信を希望するデータが存在した場合には、データを指定しての配信依頼をデータ管理サーバ200へ送信する。配信依頼を受信したデータ管理サーバ200は配信依頼を受けた蓄積データをユーザ端末400へ送信する(図8(b))。
【0070】
ただし、ID番号の発行及び蓄積データの検索、配信は有料で行うものとし、図8ではこれらシステム利用料の処理は省略している。
【0071】
図9は、本共有データ蓄積配信システムにおける利用料の処理を示す図である。データ管理サーバ200では、次のような各処理を行う。
【0072】
ID番号発行の場合(図9(a))
ステップ1:ユーザID番号発行依頼を受信。
ステップ2:固有のID番号を発行。
ステップ3:ID番号発行に伴う利用料を利用料データベース220に登録。
【0073】
データ検索、配信の場合(図9(b))
ステップ1:システム利用依頼受信におけるユーザID番号を認証。
ステップ2:データ登録依頼であるか、検索依頼であるかの判別を行い、登録依頼の場合にはステップ3へ、検索依頼の場合にはステップ7へ進む。
ステップ3:データにID番号、登録ユーザ102、データ情報等キーワードを関連付けて登録。
ステップ4:ユーザ102のデータ登録回数のカウントを1加算。
ステップ5:データの登録依頼が引き続きあった場合にはステップ3へ、それ以外は終了。
ステップ6:ユーザ102のデータ検索回数のカウントを1加算。
ステップ7:検索に使用された検索手法を記憶。
ステップ8:検索手法と、システム利用履歴から利用料の算出を行い、利用料データベース220登録。ただし、システム利用履歴は、ユーザ102と関連付けて登録されている、データ登録・検索・配信のデータ数等の情報であるとする。
ステップ9:データ検索結果の配信依頼を受けた場合ステップ10へ、配信依頼がない場合にはステップ11へ進む。
ステップ10:ユーザ102のデータ配信回数のカウントを1加算。
ステップ11:システム利用履歴から利用料の算出を行い、ユーザデータベース220に登録。
ステップ12:データの検索依頼が引き続きあった場合には、ステップ6へ、それ以外は終了。
【0074】
データ登録の場合(図9(c))
ステップ1:配信したデータの過去の配信回数を参照する。
ステップ2:データの過去の配信記録をもとにペイバック額の算出を行う。
ステップ3:データを登録したユーザヘのペイバックを、利用料データベース220に登録する。
【0075】
ただし、利用料及びペイバックは、利用料データベース220で算出されるものであり、その形式は口座振込みなどの通貨で行ってもよいし、データ管理サーバ200による次回以降のデータ検索、配信に使用できるポイントとして貯蓄されるようにしてもよい。
【0076】
図10は、本共有データ蓄積配信システムにおける利用料管理の一例を示す。
【0077】
データ管理サーバ200に支払われるデータの検索、配信に対する利用料は、データを登録したユーザヘのペイバックを含めてユーザ及びこのシステムを管理する事業者の項目で記録されるものとする(図10(a))。
【0078】
例えば、ユーザグループαに属するユーザAが検索条件Xの基にデータ検索を行い、ユーザBによって登録されたデータの配信を受けた場合、ユーザAは検索によって発生した利用料をシステムを管理する事業者に100ポイント支払うとする。このとき、事業者は配信したデータの過去の配信回数を参照し、それに応じたペイバック額を算出する。配信回数が多いほど、ペイバック額が高くなるようにし、受け取った100ポイントのうちからデータ登録者Bへのペイバック、ここでは50ポイントを支払うとする。このとき、ユーザAの所持ポイントはマイナス100、ユーザBは50、事業者は50ポイントとなる。また、配信されたデータの登録ユーザヘのペイバックを貯蓄する際には、利用料データベース220に、貯蓄を行う(図10(b))。
【0079】
ユーザAが複数のユーザグループ100に所属している場合、ユーザデータベース210では、ユーザAが全てのグループにおいて貯蓄、使用したポイントを合計し、所持ポイントとして管理する。前記の例のユーザAが、ユーザグループαの他に、ユーザグループβにも所属し、そこでのペイバックで400ポイントを獲得していたとすると、ユーザデータベース210で管理されるユーザAの所持ポイントは、ユーザグループαでのマイナス100ポイントに、ユーザグループβの400ポイントを加算し、合計で300ポイントとして保存される。
【0080】
なお、図2、及び図3で示したサーバ装置及び端末装置の各部の一部もしくは全部の処理機能を、各装置を構成しているコンピュータ等の演算処理手段や制御手段を用いて実現できること、あるいは、図4、図5、図7、図8、及び図9で説明した処理の手順やステップをサーバ装置及び端末装置のコンピュータ等に実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータ等でその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュータ等にその処理の手順やステップを実行させるためのプログラムを、そのコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスクや、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを通じて、該プログラムを提供したりすることが可能である。このようにして記録媒体や通信ネットワークにより提供されたプログラムを、サーバ装置や端末装置を構成しているコンピュータ等の演算処理手段や制御手段にインストールすることで、本発明が実施可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管理ユーザが煩雑な作業を行うことなく、特定のユーザグループ内で、データを共有することが可能になる。
【0082】
また、ユーザのシステム利用履歴情報を次回以降のシステム利用時に使用させるようにしたので、ユーザの情報入力負担を軽減することができる。
【0083】
また、データの検索、配信に対して利用料を課し、配信対象となるデータを登録したユーザに対してペイバックを行うようにしたので、ユーザ間のデータ登録負担等の不公平さを解決することができる。
【0084】
さらに、このペイバック額はデータ毎にカウントされる配信回数によって設定することで、登録データの質の向上、モチベーションの向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共有データ蓄積配信システムの全体構成の概略を示す図である。
【図2】本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるデータ管理サーバの構成を示す図である。
【図3】本発明による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバにおける処理を示す図である。
【図4】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システムの処理の概略を示す図である。
【図5】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるデータ蓄積時、データ検索時のユーザ側、サーバ側での処理の流れを示す図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおける蓄積データ送信時、及びデータ検索時の表示形式の一例を示す図である。
【図7】本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるテンプレート検索時の使用テンプレート情報登録の流れを示す図である。
【図8】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システム及びユーザ間の処理のダイアグラムを示す図である。
【図9】(a),(b),(c)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおける利用料設定処理を示す図である。
【図10】本発明による共有データ蓄積配信システムにおける利用料管理の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…ユーザグループ
101…管理ユーザ
102…一般ユーザ
200…データ管理サーバ
201…利用要請識別部
202…ID番号発行部
203…ID番号認証部
204…データ蓄積処理部
205…データ検索処理部
206…データ蓄積部
210…ユーザデータベース
220…利用料データベース
300…データベース取得装置
400…ユーザ端末
500…ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ蓄積及びデータ共有システムに関し、特定ユーザグループがネットワークを介して、自己が作成あるいは取得したデータを蓄積してユーザ間で共有し、検索、配信を行うサービスを提供するデータ管理サーバを含む共有データ蓄積配信装置及び共有データ蓄積配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像や録音などにより、画像、映像、音声、テキスト及びその複合データをネットワーク上に蓄積し、不特定多数のユーザと共有するシステムにおいては、その内容に含まれる個人情報等に注意し、個人の権利を侵害しないよう十分に配慮することが求められる。従来、ある程度個人情報を有するデータを特定ユーザで共有しようとする際には、ウェブ上でアクセス制限を設けた領域を用意し、利用ユーザグループのメンバーに該領域を公開して、情報及びデータの共有を図る方法が用いられてきた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、特定ユーザグループでファイルの共有を行うサービスの提供も知られている(例えば、非特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−290985号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2000−330847号公報
【0005】
【非特許文献3】
yahoo! e−グループ、インターネット<URL:http://www.egroups.co.jp/info/features.html>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
データを共有するユーザ数、及びデータの種類、ファイル数が大きくなると、蓄積データの検索機能が必須となる。しかし、個人間でデータ蓄積共有を行うシステムを構築するには、データの蓄積から、管理、検索までの全てを、セキュリティ、ネットワークの技術及び知識を有する管理者が行わなければならないため、限定されたユーザによってのみ構築が可能であった。
【0007】
また、これらの管理、運営のためには、管理者の労力と時間を要するという問題があった。
【0008】
さらに、ユーザがシステムを利用する際、あるいは検索を行う際には、使用する情報をその都度入力しなければならず、ユーザの負担も大きかった。
【0009】
また、従来はデータを共有する際のデータ登録は、データ提供者の善意によるところが多く、個々のユーザの負担に不公平さが生じていた。
【0010】
本発明は、上記した諸問題を解決し、特定ユーザグループがネットワークを介して、自己が作成あるいは取得したデータを蓄積してユーザ間で共有し、検索、配信を行う共有データ蓄積配信装置及び共有データ蓄積配信方法を提供することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信装置であって、前記ユーザグループに所属するユーザからの利用要請を受信し、利用要請種別を識別して要請に応じた処理を行う利用要請識別手段と、前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するIDあるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理手段と、前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受け、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受け、前記蓄積データを提示するデータ提示手段と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受け、前記蓄積データを配信するデータ配信手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0012】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ蓄積手段は、データに関連する情報をデータ情報として決定する手段と、前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0013】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ蓄積手段における決定する手段は、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とするものであることを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0014】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ提示手段は、特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索手段と、前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0015】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、利用履歴記憶手段は、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とするものであることを特徴とする共有データ蓄積配信装置。
【0016】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、データ検索手段は、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加する機能を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0017】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、ID番号管理手段は、ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する手段と、前記利用時の利用料を管理する利用料管理手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0018】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信装置であって、利用料を算出する手段は、データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する手段と、データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する手段と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信装置を、その解決の手段とする。
【0019】
あるいは、特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信方法であって、前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理段階と、前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受けた場合には、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受けた場合には、前記蓄積データを提示するデータ提示段階と、前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受けた場合には、前記蓄積データを配信するデータ配信段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0020】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ蓄積段階は、データに関連する情報をデータ情報として決定する段階と、前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0021】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ蓄積段階における決定する段階では、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とすることを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0022】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ提示段階は、特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索段階と、前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶段階と、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0023】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、利用履歴記憶段階では、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とすることを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0024】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ検索段階では、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0025】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、データ配信段階の後に、ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する段階と、前記利用時の利用料を管理する利用料管理段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0026】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法であって、利用料を算出する段階は、データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する段階と、データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する段階と、を有することを特徴とする共有データ蓄積配信方法を、その解決の手段とする。
【0027】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとしたことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラムを、その解決の手段とする。
【0028】
あるいは、上記の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録したことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラムを記録した記録媒体を、その解決の手段とする。
【0029】
本発明では、ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号とパスワードを決定し、発行しておき、そのユーザグループに所属するユーザからの利用要請を受けた際には、受信したID番号あるいはID番号とパスワードを認証し、認証された特定ユーザに対して利用要請種別を識別してその要請に応じて、データ登録依頼であれば、受信したデータをID番号やデータ情報に関連づけて蓄積し、データ提示依頼、具体的には検索依頼であれば、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行い、データ配信依頼であれば、蓄積データを配信することにより、セキュリティ、ネットワークの技術及び知識を有する限定された管理者ユーザがいなくとも、特定のユーザグループ内でデータを蓄積して共有し、検索、配信のサービスを受けることを可能とする。ユーザグループの管理者は、サービス利用に際しての利用登録要請と、必要に応じてデータ情報となるキーワードの登録を行うのみでよいため、ユーザヘのサービス提供のための労力と時間が軽減される。
【0030】
また、本発明では、特定ユーザによる当該利用履歴を記憶し、前記利用履歴を次回以降の利用時に使用できるようにすることにより、利用する際に使用する情報は利用履歴として記憶されるようにし、次回以降には選択使用を可能とし、使用情報の入力の負担を軽減させる。
【0031】
また、テンプレート情報の例示によるデータの検索、配信時には、配信データの当該箇所を新たにテンプレートに追加登録することにより、常に最新の情報を用いることができるようにする。
【0032】
また、利用履歴情報及び検索手法に応じて利用料を設定し、支払われた利用料を、配信対象となったデータを登録したユーザにペイバックすることにより、データ登録時の負担による不公平さを軽減する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。なお、以下では、サーバ装置は単にサーバと、端末装置は単に端末と呼ぶ。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システム構成の概略を示す図である。ここで、ユーザグループ100はシステムを利用する特定のグループを指すものとし、グループの代表となる管理ユーザ101及び一般のユーザを含むものとする。また、一般のユーザ中の任意の1個人を一般ユーザ102と記すことにする。
【0035】
共有データ蓄積配信システムは、ユーザグループ100によって使用されるデジタルカメラや音声取得装置などに代表されるデータ取得装置300、コンピュータ等のユーザ端末400及び蓄積データ、キーワード等の蓄積データに関連するデータ情報の管理を行うデータ管理サーバ200、ユーザデータベース210、利用料データベース220、及びデータ管理サーバ200とユーザ端末400を接続するネットワーク500とで構成されている。
【0036】
データ取得装置300は、カメラで撮影した画像、ビデオカメラで撮影された映像、マイクで取得された音声、画像をスキャナで取り込んだもの、コンピュータ上で図形等を描画した画像やマイクや他のメディアから取得された音声、携帯電話で取得した画像、映像、音楽、音声等であるものとし、これらにより取得されたデータを、コンピュータや携帯電話、あるいはネットワーク配信機能付きの機器等のユーザ端末400を用いることにより、ネットワーク500を介してデータ管理サーバ200に蓄積するものとする。
【0037】
データ管理サーバ200では、ID番号の発行、認証及びデータの蓄積、検索を行う。ユーザデータベース210では、一般ユーザ102のシステム利用履歴の管理を行い、画像の検索、配信により生じる利用料は、利用料データベース220で算出、管理する。このため、利用料データベース220は、ID番号発行を受けたユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する手段と、この利用時の利用料を管理する利用料管理手段とを有する。ここで、利用料を算出する手段は、データ検索あるいはデータ配信を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する手段と、データ配信利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する手段とを有する。ただし、ここでの利用料は、口座振込みなどの通貨で行ってもよいし、このシステムで利用できるポイントとしてユーザデータベース210に貯蓄されるようにしてもよい。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバ200の処理構成を示すブロック図である。データ管理サーバ200は、利用要請識別部201、ID番号発行部202、ID番号認証部203、データ蓄積処理部204、データ検索処理部205、データ蓄積部206で構成される。
【0039】
利用要請識別部201では、ユーザからの利用要請を受け、利用要請の依頼種別に応じた処理モジュールを呼び出す。具体的には、ID番号未発行のユーザからのID番号発行依頼の場合には、ID番号発行部202を呼び出す。ID番号所有ユーザからのサービス利用依頼の場合は、ID番号認証部203を呼び出す。また、ID番号認証後、依頼内容がデータ蓄積であればデータ蓄積処理部204、データ検索であれば、データ検索処理部205を呼び出し、処理を行う。
【0040】
ID番号発行部202では、システムを使用するユーザグループ100にこれまで使用されていないユニークなID番号を決定し、発行する。
【0041】
ID番号認証部203では、一般ユーザ102により送信されたID番号からユーザグループ100の認識を行う。
【0042】
データ蓄積処理部204では、ID番号発行部202で発行されたID番号に蓄積データ及びデータ情報を対応づけてデータ蓄積部206に蓄積する。
【0043】
データ検索処理部205では、データ蓄積部206の蓄積データの検索を行い、検索結果としてサンプルデータをリストアップして一般ユーザ102のユーザ端末400で表示する手段と共に、配信希望データの配信を行う手段を有する。
【0044】
図3は、本発明の一実施形態例による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバ200及びユーザグループ100間の処理を示す図である。
【0045】
ユーザから利用要請があった場合、利用要請識別部201で、依頼種別を識別し、登録要請時にはID番号発行部202を、システム利用要請時にはID番号認証部203を呼び出す。
【0046】
ID番号発行部202は、ユーザ100を代表する管理ユーザ101からの利用登録要請を受け、ユーザグループ100に固有のID番号を決定し、発行する。なお、ID番号と共にユーザに固有のパスワードを決定し、発行しても良い。
【0047】
ID番号認証部203では、一般ユーザ102からのデータ登録依頼や、検索依頼受信に対して、ID番号を用いてそのユーザが所属するユーザグループ100の識別やユーザの認証を行う。
【0048】
データ蓄積処理部204では、一般ユーザ102により送信されてきたデータの蓄積を行う。その際、一般ユーザ102のID番号と一般ユーザや管理ユーザにより指定されたキーワード等のデータ情報、又は自動的に取得されたデータ情報(データの取得時刻、形態、取得場所等)の1つ以上をデータに関連付けてデータ蓄積部206に蓄積する。
【0049】
データ検索処理部205では、一般ユーザ102によるデータ検索依頼を受けた際、ID番号や検索のキーワード等から当該データの検索を行う。また、検索結果データのサンプルリストを作成し、一般ユーザ102のユーザ端末400に送信を行う。
【0050】
図4は、本共有データ蓄積配信システムにおける処理を示す図である。データ管理サーバ200では、次のような各処理を行う。
【0051】
ID番号発行の場合(図4(a))
ステップ1:ユーザID番号発行依頼を受信。
ステップ2:固有のID番号を発行。
【0052】
データ検索、配信の場合(図4(b))
ステップ1:システム利用依頼受信におけるユーザID番号を認証。
ステップ2:データ登録依頼であるか、検索依頼であるかの判別を行い、登録依頼の場合にはステップ3へ、検索依頼の場合にはステップ6へ進む。
ステップ3:データにデータ情報を関連付けて登録。
ステップ4:ユーザ102の利用履歴として、ステップ3を記憶。
ステップ5:データの登録依頼が引き続きあった場合にはステップ3へ、それ以外は終了。
ステップ6:ユーザ102の指定する検索方法によりデータを検索。
ステップ7:ユーザ102の利用履歴として、ステップ6を記憶。
ステップ8:ユーザ102の端末に検索結果を表示させる。
ステップ9:データ検索結果の配信依頼を受けた場合ステップ10へ、配信依頼がない場合にはステップ12へ進む。
ステップ10:ユーザ102に配信依頼を受けたデータを配信。
ステップ11:ユーザ102の利用履歴として、ステップ10を記憶。
ステップ12:データの検索依頼が引き続きあった場合にはステップ6へ、それ以外は終了。
【0053】
図5は、本共有データ蓄積配信システムにおけるデータ登録時、データ検索時にユーザ端末側で行われる処理の流れを示す図である。具体的なステップを以下に示す。
【0054】
データ登録時は、以下のステップである(図5(a))。
ステップ1:データ登録要請を送信。
ステップ2:データ取得時刻、場所、データの種類をデータ情報として選択入力。
ステップ3:キーワード登録がある場合はステップ4へ、それ以外はステップ5へ進む。
ステップ4:キーワードを選択入力。
ステップ5:データ及びデータ情報をデータ管理サーバ200へ送信。
ステップ6:データ登録を続ける場合にはステップ2へ、それ以外は終了。
【0055】
データ検索時は、以下のステップである(図5(b))。
ステップ1:データの検索要請を送信。
ステップ2:キーワード、データ情報等を入力。
ステップ3:テンプレート検索を行う場合にはステップ4、それ以外はステップ5に進む。
ステップ4:例示データを指定、あるいは入力。
ステップ5:データの検索手段、キーワード等の情報をデータ管理サーバ200に送信。
ステップ6:データの検索結果を受信。
ステップ7:検索結果の中に配信を希望するデータが存在する場合にはステップ8、それ以外はステップ9に進む。
ステップ8:配信を希望するデータを指定し、データ管理サーバ200へ配信依頼を行う。
ステップ9:データ検索を続ける場合にはステップ1へ、それ以外は終了。
【0056】
なお、検索においては、データ管理サーバ200はデータに関連付けされているデータ情報と、指定されたキーワードやデータ情報を照合し、一致するものを検索結果とする。例示データによる検索においては、蓄積データ中に例示データと類似するデータを検索し、例えば顔画像を例示画像とした場合、特開平7−302337号公報に示される技術等を用いて特定の人物検出を行い、類似する画像を候補順に挙げ、音声データの場合には、音声データを基に話者認識を行い、特開1994−95690号公報等を用いて特定の話者のデータの候補を挙げてもよい。
【0057】
図6は、画像データを例として、一般ユーザ102によるデータ蓄積時、及びデータ検索時の画面の一例を示す。
【0058】
画像送信時、図6(a)中の画面1において、登録する画像をID番号とキーワード番号等のデータ情報を付加して、データ管理サーバ200へ送信する。
【0059】
画像検索時、図6(b)中の画面2において、自己のID番号及び検索したい画像の属するキーワードを入力する。ここで、既定のキーワード、撮像情報、例示画像といった検索項目を1つ以上任意に選択し、送信することによって検索条件の指定を行うものとする。
【0060】
データ管理サーバ200のデータ検索処理部205より受信した検索結果のサムネイル画像を、図6(b)中の画面3のようにリスト表示して一般ユーザ102に提示する。さらに特定の画像が指定された場合には、同画面4のように個別の撮像情報と共に表示するものとする。また、配信希望の有無は、この提示結果を基にするものとする。
【0061】
図6(c)に、画像検索時のキーワード指定画面の例を示す。例えば、管理ユーザ101により、あらかじめキーワードが登録されている場合には、図6(c)中の画面5に示されるようなインターフェースを利用して、既定のキーワード番号を選択入力する。また、画像を取得した日時が既知の場合には、同画面6に示されるようなインターフェースを利用して、カレンダー等から日時指定入力を行う。画像の撮像手段が既知の場合にも、同画像7に示されるように選択指定する。さらに、特定の人や物が撮影されている画像が欲しい等、画像中の情報に着目して検索を行いたい場合には、既存の画像をテンプレート画像として例示することによって、検索を行う。図6(c)中の画面8は、ファイルのツリー表示の中からテンプレート画像となるファイルを選択している画面を示す。
【0062】
図7は、ユーザ端末におけるテンプレート検索利用時のテンプレート情報登録の流れを示す。具体的な流れは、以下のステップである。
ステップ1:既に登録されているデータを用いて検索を行う場合にはステップ3へ、新規にテンプレートを指定する場合にはステップ2へ進む。
ステップ2:新規に指定されたテンプレートを登録。
ステップ3:データ蓄積部206より、テンプレートを利用したデータ検索を行う。
ステップ4:データ検索処理部で生成された検索結果を、端末に表示。
ステップ5:データの配信を希望する場合にはステップ6へ、それ以外はステップ7へ進む。
ステップ6:配信データ中のテンプレートと相似する箇所をテンプレートとして再登録。
ステップ7:検索を続ける場合にはステップ1へ戻る。その際、前記のステップ6で登録されたデータを新たなテンプレートとして用いることも可能。それ以外は終了。
【0063】
例として、扱うデータが画像であった場合をあげる。特定の人物が映し出されている画像の検索に、その人物の顔画像を使用したとする。このとき、この特定人物の検索が初回であれば、顔画像の登録を行い、2回目以降であれば前回登録した顔画像を選択使用することができるようになる。また、検索結果の配信を希望した場合には、配信対象となった画像中の該当人物の部分を新たなテンプレートとして追加登録することができ、登録すれば次回以降の検索に使用可能となる。再登録を繰り返すことで、例えば経年変化を伴うような人物画像に対しても、検索の精度をあげることができる。
【0064】
図8(a),(b)は、本共有データ蓄積配信システム及びユーザ間の処理のダイアグラムを示す。
【0065】
管理ユーザ101からID番号の発行要請を受け、データ管理サーバ200より、そのユーザグループに固有のID番号を発行する。ここで、発行するID番号に付随するユーザ毎のパスワードを併せて発行する。管理ユーザ101により、あらかじめ検索項目に使用するデータ情報を登録する場合には、ID番号発行後、蓄積データの検索時に有効となるキーワード等のデータ情報をデータ管理サーバ200に登録する。
【0066】
管理ユーザ101は、登録が完了した時点で、一般ユーザ102へID番号やパスワード及び、キーワードの登録を行った場合にはそのキーワードを通知する(図8(a))。
【0067】
データ管理サーバ200にアクセスする際、一般ユーザ102は、ID番号やパスワードを送信する。データ管理サーバ200では、ID番号認証部203によりユーザ102の所属するグループの識別を行い、パスワード等によりユーザ認証を行った上で、システムの利用を許可する。
【0068】
データ蓄積時には、データをデータ管理サーバ200へ送信し、データ蓄積部206に登録する。また、管理ユーザ101によるキーワード登録がなされている場合には、データにキーワードを選択付与する。
【0069】
データ検索時には、検索したいデータの既定のキーワードや、データ取得時刻、形態、取得場所等のデータ情報、テンプレートとなるデータを任意に指定しデータ管理サーバ200ヘ送信する。データ検索処理部205では、検索を行い、検索結果はサンプル形式のリストとして、ユーザ端末400に送信する。ユーザ端末400では、検索結果に配信を希望するデータが存在した場合には、データを指定しての配信依頼をデータ管理サーバ200へ送信する。配信依頼を受信したデータ管理サーバ200は配信依頼を受けた蓄積データをユーザ端末400へ送信する(図8(b))。
【0070】
ただし、ID番号の発行及び蓄積データの検索、配信は有料で行うものとし、図8ではこれらシステム利用料の処理は省略している。
【0071】
図9は、本共有データ蓄積配信システムにおける利用料の処理を示す図である。データ管理サーバ200では、次のような各処理を行う。
【0072】
ID番号発行の場合(図9(a))
ステップ1:ユーザID番号発行依頼を受信。
ステップ2:固有のID番号を発行。
ステップ3:ID番号発行に伴う利用料を利用料データベース220に登録。
【0073】
データ検索、配信の場合(図9(b))
ステップ1:システム利用依頼受信におけるユーザID番号を認証。
ステップ2:データ登録依頼であるか、検索依頼であるかの判別を行い、登録依頼の場合にはステップ3へ、検索依頼の場合にはステップ7へ進む。
ステップ3:データにID番号、登録ユーザ102、データ情報等キーワードを関連付けて登録。
ステップ4:ユーザ102のデータ登録回数のカウントを1加算。
ステップ5:データの登録依頼が引き続きあった場合にはステップ3へ、それ以外は終了。
ステップ6:ユーザ102のデータ検索回数のカウントを1加算。
ステップ7:検索に使用された検索手法を記憶。
ステップ8:検索手法と、システム利用履歴から利用料の算出を行い、利用料データベース220登録。ただし、システム利用履歴は、ユーザ102と関連付けて登録されている、データ登録・検索・配信のデータ数等の情報であるとする。
ステップ9:データ検索結果の配信依頼を受けた場合ステップ10へ、配信依頼がない場合にはステップ11へ進む。
ステップ10:ユーザ102のデータ配信回数のカウントを1加算。
ステップ11:システム利用履歴から利用料の算出を行い、ユーザデータベース220に登録。
ステップ12:データの検索依頼が引き続きあった場合には、ステップ6へ、それ以外は終了。
【0074】
データ登録の場合(図9(c))
ステップ1:配信したデータの過去の配信回数を参照する。
ステップ2:データの過去の配信記録をもとにペイバック額の算出を行う。
ステップ3:データを登録したユーザヘのペイバックを、利用料データベース220に登録する。
【0075】
ただし、利用料及びペイバックは、利用料データベース220で算出されるものであり、その形式は口座振込みなどの通貨で行ってもよいし、データ管理サーバ200による次回以降のデータ検索、配信に使用できるポイントとして貯蓄されるようにしてもよい。
【0076】
図10は、本共有データ蓄積配信システムにおける利用料管理の一例を示す。
【0077】
データ管理サーバ200に支払われるデータの検索、配信に対する利用料は、データを登録したユーザヘのペイバックを含めてユーザ及びこのシステムを管理する事業者の項目で記録されるものとする(図10(a))。
【0078】
例えば、ユーザグループαに属するユーザAが検索条件Xの基にデータ検索を行い、ユーザBによって登録されたデータの配信を受けた場合、ユーザAは検索によって発生した利用料をシステムを管理する事業者に100ポイント支払うとする。このとき、事業者は配信したデータの過去の配信回数を参照し、それに応じたペイバック額を算出する。配信回数が多いほど、ペイバック額が高くなるようにし、受け取った100ポイントのうちからデータ登録者Bへのペイバック、ここでは50ポイントを支払うとする。このとき、ユーザAの所持ポイントはマイナス100、ユーザBは50、事業者は50ポイントとなる。また、配信されたデータの登録ユーザヘのペイバックを貯蓄する際には、利用料データベース220に、貯蓄を行う(図10(b))。
【0079】
ユーザAが複数のユーザグループ100に所属している場合、ユーザデータベース210では、ユーザAが全てのグループにおいて貯蓄、使用したポイントを合計し、所持ポイントとして管理する。前記の例のユーザAが、ユーザグループαの他に、ユーザグループβにも所属し、そこでのペイバックで400ポイントを獲得していたとすると、ユーザデータベース210で管理されるユーザAの所持ポイントは、ユーザグループαでのマイナス100ポイントに、ユーザグループβの400ポイントを加算し、合計で300ポイントとして保存される。
【0080】
なお、図2、及び図3で示したサーバ装置及び端末装置の各部の一部もしくは全部の処理機能を、各装置を構成しているコンピュータ等の演算処理手段や制御手段を用いて実現できること、あるいは、図4、図5、図7、図8、及び図9で説明した処理の手順やステップをサーバ装置及び端末装置のコンピュータ等に実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータ等でその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいは、コンピュータ等にその処理の手順やステップを実行させるためのプログラムを、そのコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスクや、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを通じて、該プログラムを提供したりすることが可能である。このようにして記録媒体や通信ネットワークにより提供されたプログラムを、サーバ装置や端末装置を構成しているコンピュータ等の演算処理手段や制御手段にインストールすることで、本発明が実施可能となる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管理ユーザが煩雑な作業を行うことなく、特定のユーザグループ内で、データを共有することが可能になる。
【0082】
また、ユーザのシステム利用履歴情報を次回以降のシステム利用時に使用させるようにしたので、ユーザの情報入力負担を軽減することができる。
【0083】
また、データの検索、配信に対して利用料を課し、配信対象となるデータを登録したユーザに対してペイバックを行うようにしたので、ユーザ間のデータ登録負担等の不公平さを解決することができる。
【0084】
さらに、このペイバック額はデータ毎にカウントされる配信回数によって設定することで、登録データの質の向上、モチベーションの向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共有データ蓄積配信システムの全体構成の概略を示す図である。
【図2】本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるデータ管理サーバの構成を示す図である。
【図3】本発明による共有データ蓄積配信システムのデータ管理サーバにおける処理を示す図である。
【図4】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システムの処理の概略を示す図である。
【図5】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるデータ蓄積時、データ検索時のユーザ側、サーバ側での処理の流れを示す図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおける蓄積データ送信時、及びデータ検索時の表示形式の一例を示す図である。
【図7】本発明による共有データ蓄積配信システムにおけるテンプレート検索時の使用テンプレート情報登録の流れを示す図である。
【図8】(a),(b)は、本発明による共有データ蓄積配信システム及びユーザ間の処理のダイアグラムを示す図である。
【図9】(a),(b),(c)は、本発明による共有データ蓄積配信システムにおける利用料設定処理を示す図である。
【図10】本発明による共有データ蓄積配信システムにおける利用料管理の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…ユーザグループ
101…管理ユーザ
102…一般ユーザ
200…データ管理サーバ
201…利用要請識別部
202…ID番号発行部
203…ID番号認証部
204…データ蓄積処理部
205…データ検索処理部
206…データ蓄積部
210…ユーザデータベース
220…利用料データベース
300…データベース取得装置
400…ユーザ端末
500…ネットワーク
Claims (18)
- 特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信装置であって、
前記ユーザグループに所属するユーザからの利用要請を受信し、利用要請種別を識別して要請に応じた処理を行う利用要請識別手段と、
前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理手段と、
前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証手段と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受け、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積手段と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受け、前記蓄積データを提示するデータ提示手段と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受け、前記蓄積データを配信するデータ配信手段と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項1に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
データ蓄積手段は、
データに関連する情報をデータ情報として決定する手段と、
前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する手段と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項2に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
データ蓄積手段における決定する手段は、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とするものである
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに載の共有データ蓄積配信装置であって、
データ提示手段は、
特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索手段と、
前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段と、
前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる手段と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項4に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
利用履歴記憶手段は、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とするものである
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項4又は5に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
データ検索手段は、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加する機能を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項1乃至6に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
ID番号管理手段は、
ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザに対して利用時の利用料を算出する手段と、
前記利用時の利用料を管理する利用料管理手段と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 請求項7に記載の共有データ蓄積配信装置であって、
利用料を算出する手段は、
データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する手段と、
データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する手段と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信装置。 - 特定ユーザグループに所属するユーザによって登録されたデータを蓄積し、前記グループ内での共有を図るサービスを提供する共有データ蓄積配信方法であって、
前記ユーザグループにおいて、その管理者となるユーザからの利用登録を受け付け、前記ユーザグループに所属する特定ユーザを識別するID番号あるいはID番号及びパスワードを決定し、発行するID番号管理段階と、
前記ID番号あるいはID番号及びパスワードの発行を受け、特定ユーザから受信したID番号あるいはID番号及びパスワードを認証するID番号認証段階と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ登録依頼を受けた場合には、受信したデータをID番号に関連づけて蓄積するデータ蓄積段階と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ提示依頼を受けた場合には、前記蓄積データを提示するデータ提示段階と、
前記認証された特定ユーザからの利用要請としてデータ配信依頼を受けた場合には、前記蓄積データを配信するデータ配信段階と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項9に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
データ蓄積段階は、
データに関連する情報をデータ情報として決定する段階と、
前記ID番号及び前記データ情報を関連付けた画像、映像、音声、及びテキストの1つの又は2つ以上を複合した電子データを蓄積する段階と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項10に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
データ蓄積段階における決定する段階では、ユーザの指定するキーワード、管理ユーザによりあらかじめ登録されたキーワード、データ取得時に自動的に取得されるデータの取得時刻、形態、取得場所のいずれか1つ以上をデータ情報とする
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項9乃至11のいずれかに載の共有データ蓄積配信方法であって、
データ提示段階は、
特定ユーザからの利用要請としてデータ検索依頼を受け、ユーザが利用可能な蓄積データの中から検索を行うデータ検索段階と、
前記特定ユーザによる該利用履歴を記憶する利用履歴記憶段階と、
前記利用履歴を次回以降の利用時に使用させる段階と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項12に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
利用履歴記憶段階では、特定ユーザが利用時に使用するID番号と、蓄積データ、蓄積データ数、データ検索手法の種類、データ検索項目、配信データのいずれか1つ以上を含めて利用履歴情報とする
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項12又は13に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
データ検索段階では、検索手法として、データに関連付けられたデータ情報とテンプレート情報を検索項目として検索するものとし、利用した際の配信データを新たなテンプレートとして利用履歴に追加する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項9乃至14に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
データ配信段階の後に、
ID番号発行を受けた前記ユーザグループに所属するユーザ対して利用時の利用料を算出する段階と、
前記利用時の利用料を管理する利用料管理段階と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項15に記載の共有データ蓄積配信方法であって、
利用料を算出する段階は、
データ提示あるいはデータ配信機能を利用したユーザに対して利用履歴に応じた利用料を算出する段階と、
データ配信機能の利用時の配信データを登録したユーザに対してペイバック額を算出する段階と、を有する
ことを特徴とする共有データ蓄積配信方法。 - 請求項9乃至16のいずれかに記載の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとした
ことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラム。 - 請求項9乃至16のいずれかに記載の共有データ蓄積配信方法における段階を、コンピュータに実行させるためのプログラムとし、
該プログラムを、該コンピュータが読み取りできる記録媒体に記録した
ことを特徴とする共有データ蓄積配信プログラムを記録した記録媒体。
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