JP2005004427A - コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツ配信サービスへの入会手続きを一度完了したユーザに対し、同様の手続きを再度行わせることなく、コンテンツを継続して閲覧させる。
【解決手段】会員ID/PW生成部34は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをすると、ユーザの会員ID/PWを生成する。会員ID/PWが生成されると、携帯電話1の携帯端末IDは認証DB37に格納され、会員ID/PWは携帯端末IDと対応付けられて会員DB36に格納される。認証部35は、ユーザがPC2を介してコンテンツの配信要求をすると、会員ID/PWに対応付けられた携帯端末IDを会員DB36から取得し、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う。画面配信部32は、携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2へ配信する。
【選択図】 図1
【解決手段】会員ID/PW生成部34は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをすると、ユーザの会員ID/PWを生成する。会員ID/PWが生成されると、携帯電話1の携帯端末IDは認証DB37に格納され、会員ID/PWは携帯端末IDと対応付けられて会員DB36に格納される。認証部35は、ユーザがPC2を介してコンテンツの配信要求をすると、会員ID/PWに対応付けられた携帯端末IDを会員DB36から取得し、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う。画面配信部32は、携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2へ配信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの情報端末が世の中に溢れている。情報端末の中でも、PC(Personal Computer)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等は、インターネット等を経由して、様々なコンテンツを受信できるようになっている。これらコンテンツを受信する情報端末は、その機能によって、受信することができるコンテンツの種類が限定される。
【0003】
例えば、携帯電話は、PCと比較して、画面の大きさに制限があり、かつPCのような高性能なCPUも搭載されていないため、簡易な内容のコンテンツしか受信することができない。それにも関わらず、携帯電話向けのコンテンツ配信サービスを利用している人数は、かなり多くなっている。
【0004】
携帯電話向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が多い要因としては、次の3つの要因が挙げられる。
【0005】
▲1▼携帯電話の台数が多いこと。これは、携帯電話の出荷台数や普及率を見れば明らかである。
【0006】
▲2▼携帯電話には携帯性という特有の機能があること。そのため、ユーザは、街頭等でも、その場で携帯電話からコンテンツ配信サービスへ加入(入会)し、所望のコンテンツを閲覧することができる。この携帯性という機能は、一般的に卓上に固定して配置されるPCに備えさせるのは不可能な機能である。
【0007】
▲3▼携帯電話は、従来の電話料金を回収する方法と同様の方法で利用料金を回収できるため、料金回収(課金)を容易に実行できること。
【0008】
その一方で、PCは、携帯電話と比較して、大画面であり、かつ高性能なCPUが搭載されているため、通常のコンテンツよりも情報量が多いリッチコンテンツなるコンテンツを受信することができる。このような利点により、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数自体は増加傾向にあるが、その利用人数は携帯電話向けのコンテンツ配信サービスの利用人数と比較すると少ないというのが現状である。
【0009】
PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が少ない1つの要因として、上記の▲2▼に関連し、ユーザは、PCからでなければPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込みを行うことができないという要因が挙げられる。
【0010】
例えば、ユーザは、街頭等で展開しているキャンペーンに遭遇し、リッチコンテンツに感動を受ける場合があるが、いざ入会の段階になると、自宅のPCから入会手続きを行う必要があり、自宅に戻ってからでは、リッチコンテンツの感動や興味も冷めてしまうので、入会の機会の損失を招いている。あるいは、ユーザは、インターネットカフェ等のPCから入会手続きを行うこともできるが、この場合はセキュリティ面に問題がある。
【0011】
また、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が少ない他の要因として、上記の▲3▼に関連し、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスの課金を受ける手段を予め持ち合わせていなければ、当該サービスを利用することができないという要因が挙げられる。例えば、ユーザが課金を受ける手段として、クレジットカード、口座振替、またはプリペイドカード等が考えられる。このうち、クレジットカードについては、クレジット番号の流出や悪用のおそれがあることから、ユーザはクレジットカードを使用することに抵抗感があると考えられ、このことも、利用人数が増加しない要因の1つになっていると考えられる。
【0012】
したがって、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数を増加させるためには、その場で俊敏に入会手続きが完結し、かつサービス料金の課金を受けるための煩雑な準備を不必要とすることが非常に重要な課題となる。
【0013】
最近では、このような課題を解決するための技術として、例えば、特許文献1において、携帯電話を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みを受け付けるとともに、当該サービスの利用料金を携帯電話の課金システムを用いて課金を行う特定インターネット接続方法が開示されている。
【0014】
より詳細には、特許文献1に開示された特定インターネット接続方法においては、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会に際し、まず、携帯電話を介し、携帯電話サービスサーバを経由してアカウント発行サービス装置からアカウントを取得するとともに、携帯電話サービスサーバの課金システムを用いて対価を支払う。続いて、ユーザは、PCを介し、アカウントを用いてコンテンツサーバにアクセスする。その後、コンテンツサーバは、ユーザからのアカウントに基づき当該ユーザの認証を行った上でPCにコンテンツを配信する。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−358278号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された特定インターネット接続方法においては、アカウントに有効期間が設定されているため、アカウントの有効期間が切れた場合、ユーザは、再度、アカウントを取得する手続きをしなければコンテンツを閲覧することができないという問題点がある。
【0017】
そこで、本発明の目的は、コンテンツ配信サービスの入会手続きやサービス料金に関する課金の簡潔化を達成するだけでなく、ユーザがコンテンツ配信サービスへの入会手続きを一度完了すれば、同様の手続きを再度行わずとも、コンテンツを継続して閲覧することができるコンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0019】
より詳細には、本発明のコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザのユーザ識別子を生成するステップと、前記ユーザ識別子が生成された場合に前記第1の情報端末の端末識別子を第1の格納手段に格納するステップと、前記ユーザ識別子が生成された場合に当該ユーザ識別子を前記端末識別子に対応付けて第2の格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記ユーザ識別子に対応付けられた前記第1の情報端末の前記端末識別子を前記第2の格納手段から取得するとともに、取得した前記端末識別子が前記第1の格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0020】
ここで、第1の格納手段に格納された端末識別子は、入会時に書き込まれるものであり、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。
【0021】
したがって、ユーザがコンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することが可能となる。
【0022】
また、前記端末識別子の認証を行うステップでは、前記第1の情報端末の前記端末識別子を前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該端末識別子の認証を行うこととしても良い。
【0023】
したがって、第1の情報端末の端末識別子を前回認証してから一定時間内に、再度ユーザがコンテンツの配信要求した場合には、端末識別子の認証処理を省略することが可能となり、それにより、ネットワークの負荷を軽減する等の利点が得られる。なお、端末識別子を前回認証してから一定時間内にユーザが退会手続き等を行った場合、既に退会したユーザにコンテンツを配信してしまうという事象が発生することも考えられる。しかしながら、一定時間経過後には端末識別子の認証処理が必ず行われるため、上記の事象が発生する可能性は極めて低いと考えられる。
【0024】
上記目的を達成するために本発明の他の態様によるコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する識別情報を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する前記識別情報が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記識別情報の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。この構成とした場合にも、上記と同様の理由により、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することが可能となる。
【0025】
なお、本発明のコンテンツ配信方法は、第1の情報端末として携帯電話を用い、第2の情報端末としてパーソナルコンピュータを用いた場合に特に好適に適用される。
【0026】
上記目的を達成するために本発明のコンテンツ配信サーバは、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザの前記第1の情報端末の端末識別子を格納する格納手段と、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信する配信手段とを有することを特徴としている。
【0027】
上記目的を達成するために本発明のプログラムは、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するサーバに実行させるプログラムにおいて、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ当該ユーザが第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、コンテンツを第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバに適用されるものである。以下の説明では、第1の情報端末を携帯電話とし、第2の情報端末をPCとした場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されず、第1および第2の情報端末はいかなる組合せであっても良い。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムを示す図である。
【0030】
図1に示したコンテンツ配信システムは、携帯電話1と、PC2と、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ当該ユーザがPC2を介してコンテンツの配信要求をした場合に、コンテンツをPC2に配信するコンテンツ配信会社のコンテンツ配信サーバ3と、携帯電話1の通信に関する各種通信事業を運用するキャリア(通信事業者)のキャリアサーバ4とを有している。なお、コンテンツ配信サーバ3は、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用料金を、キャリアサーバ4内の携帯電話の課金システム(不図示)を用いて課金するものとする。また、携帯電話1、PC2、コンテンツ配信サーバ3、およびキャリアサーバ4は、インターネット等であるネットワーク(不図示)により相互に接続されているものとする。
【0031】
キャリアサーバ4は、端末PW(パスワード)チェック部41と、課金DB42とを有している。
【0032】
端末PWチェック部41は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、ユーザが入力した携帯端末PWをコンテンツ配信サーバ3から受信する。このとき、コンテンツ配信サーバ3は、アクセスを受けた携帯電話1の端末識別子としての携帯端末IDを自動的に認識しており、端末PWチェック部41は、携帯端末PWとともに携帯端末IDもコンテンツ配信サーバ3から受信する。そして、端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWと、ユーザに予め付与してある携帯端末PWとが合致しているかチェックする。なお、携帯端末IDは、キャリアとの携帯電話1の契約時に、携帯電話1を特定するためにキャリアから携帯電話1に対して自動的に割り振られるものである。この携帯端末IDは、携帯電話1に対して割り振られるだけではなく、キャリアと契約をしたユーザに対して割り振られる場合もある。一方、携帯端末PWは、キャリアとの携帯電話1の契約時にユーザが任意で決定し、契約後もユーザが任意で携帯電話1から変更することが可能なものである。
【0033】
端末PWチェック部41は、上記で携帯端末PWが合致していれば、コンテンツ配信サーバ3から受信した携帯電話1の携帯端末IDを課金DB42に書き込み格納する。なお、携帯電話1の課金システムは、課金DB42に格納されている携帯端末IDにより、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用料金の課金先が携帯電話1であることを特定する。
【0034】
また、端末PWチェック部41は、上記で携帯端末PWが合致していれば、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する。端末PWチェック部41は、認証DB37に格納された携帯端末PWを、ユーザが退会手続きを行う場合や、残高不足等でユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にする。言い換えれば、ユーザが入会手続きを完了すれば、退会手続き等をしない限り、端末PWチェック部41は、認証DB37に格納された携帯端末IDを消去または無効にしないことになる。
【0035】
さらに、端末PWチェック部41は、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する。
【0036】
コンテンツ配信サーバ3は、携帯電話向けの画面配信部31と、PC向けの画面配信部32と、メール送受信部33と、会員ID/PW生成部34と、認証部35と、会員DB36と、認証DB37とを有している。
【0037】
画面配信部31は、携帯電話向けのサイトを管理し、当該サイト上の各種の画面(例えば、携帯電話1の携帯端末PWを入力させる画面や、会員ID/PWを掲載した画面等)を携帯電話1に配信する。なお、携帯端末PW入力画面については、キャリアサーバ4から携帯電話1に配信することとしても良い。また、画面配信部31は、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会を促すために、上記画面以外にも、PC向けのコンテンツ(リッチコンテンツ)を紹介する画面を携帯電話1に配信することとしても良い。一方、画面配信部32は、PC向けのサイトを管理し、当該サイト上の各種の画面(例えば、ユーザの会員ID/PWを入力させる画面や、ユーザから要求されたコンテンツの画面等)をPC2に配信する。なお、図1においては、画面配信部31,32が分離した構成となっているが、画面配信部31,32は一体に構成されていても良い。
【0038】
メール送受信部33は、携帯電話1、PC2、およびキャリアサーバ4との間で、電子メールの送受信を行う。
【0039】
会員ID/PW生成部34は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41からの携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザ識別子としての会員IDを生成するとともに会員PWを生成し、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDに対応付けて会員DB36に書き込み格納する。会員ID/PW生成部34により生成された会員ID/PWは、メール送受信部33により電子メールで携帯電話1に送信されるか、または、画面配信部31により携帯電話1の画面に表示される。なお、メール送受信部33は、会員ID/PWを電子メールで携帯電話1に送信する際に、PC2にも会員ID/PWを電子メールで送信することとしても良い。この場合、ユーザは、PC2を介してPC向けのコンテンツの配信要求をする際に、携帯電話1上で会員ID/PWを確認する必要がなくなる等の利点がある。
【0040】
認証部35は、ユーザがPC2を介してPC向けのコンテンツの配信要求をした際に、ユーザがPC2に入力した会員ID/PWに対応付けられた携帯端末IDを会員DB36から取得し、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う。画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2に配信する。
【0041】
上述したように、ユーザが一度入会手続きを完了すれば、退会手続き等をしない限り、認証DB37に格納された携帯端末IDは消去または無効にされないものであるため、認証部35による携帯端末IDの認証結果は正当なものとなる。したがって、画面配信部32は、ユーザが退会手続き等をしない限り、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを必ず配信することになる。
【0042】
なお、認証部35は、ユーザがコンテンツの配信要求をする度に、認証DB37内の携帯端末IDの認証を行うこととしても良く、ユーザがコンテンツの配信要求をした際に、携帯端末IDを前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該携帯端末IDの認証を行うこととしても良い。後者の場合、携帯端末IDを前回認証してから一定時間内に、再度ユーザがコンテンツの配信要求をした時には、携帯端末IDの認証処理を省略することができ、それにより、ネットワークの負荷を軽減できる等の利点がある。
【0043】
以下、本実施形態のコンテンツ配信方法について説明する。
【0044】
最初に、本実施形態のコンテンツ配信方法の概要について、図1を参照して説明する。
【0045】
図1を参照すると、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みを行う場合、まず、携帯電話1を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスし、携帯端末PWの入力画面上で携帯電話1の携帯端末PWを入力する(ステップA1)。この携帯端末PWは、コンテンツ配信サーバ3にて自動的に認識した携帯電話1の携帯端末IDとともに、コンテンツ配信サーバ3からキャリアサーバ4内の端末PWチェック部41に送信される。
【0046】
次に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWをチェックした後、携帯電話1の携帯端末IDを、課金DB42に書き込み格納するとともに(ステップA2)、コンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する(ステップA3)。
【0047】
さらに、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する(ステップA4)。
【0048】
コンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34は、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41から携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザの会員ID/PWを生成し、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDと対応付けて会員DB36に書き込み格納する(ステップA5)。
【0049】
その後、会員ID/PW生成部34で生成された会員ID/PWは、画面配信部31により携帯電話1の画面に掲載されて表示されるか(ステップA6)、または、メール送受信部33により電子メールに記述されて携帯電話1に送信される(ステップA7)。
【0050】
ユーザは、上記の入会手続きが完了した後、PC向けのコンテンツの配信要求を行う場合、まず、PC2を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスし、会員ID/PWの入力画面上で会員ID/PWを入力する(ステップA8)。
【0051】
次に、コンテンツ配信サーバ3内の認証部35は、ユーザが入力した会員ID/PWに対応付けて格納されている携帯電話1の携帯端末IDを会員DB36から取得し(ステップA9)、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う(ステップA10)。
【0052】
その後、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当であれば、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2に配信する(ステップA11)。
【0053】
次に、本実施形態のコンテンツ配信方法の詳細について、図2〜図5を参照して説明する。
【0054】
最初に、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れについて、図2および図3を参照して説明する。
【0055】
図2は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れを説明するフローチャート、図3は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時に携帯電話1に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【0056】
図2を参照すると、ユーザは、まず、携帯電話1を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスする(ステップB1)。すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、最初に、トップページとなる画面301(図3参照)を携帯電話1に配信する。
【0057】
続いて、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザの操作に応じて、コンテンツ配信サービスの料金等を掲載した画面302(図3参照)を携帯電話1に配信し、さらに、携帯電話1の携帯端末PWを入力するための画面303(図3参照)を携帯電話1に配信する。そして、ユーザは、携帯電話1に表示された画面303上で携帯端末PWを入力する(ステップB2)。この携帯端末PWは、携帯電話1の携帯端末IDとともに、コンテンツ配信サーバ3からキャリアサーバ4内の端末PWチェック部41に送信される。
【0058】
次に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWが、キャリアからユーザに予め付与している携帯端末PWと合致しているかをチェックし(ステップB3)、合致していれば、携帯電話1の携帯端末IDを、課金DB42に書き込み格納するとともに(ステップB4)、コンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する(ステップB5)。
【0059】
さらに、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、課金DB42および認証DB37への書き込みがエラーなく正常に完了したかをチェックし(ステップB6)、正常に完了していれば、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する。
【0060】
コンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34は、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41から携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザの会員ID/PWを生成し(ステップB7)、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDと対応付けて会員DB36に書き込み格納する(ステップB8)。
【0061】
この時点で、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザ登録が完了した旨を示す画面304(図3参照)を携帯電話1に配信し、続いて、ユーザの操作に応じて、会員ページとなる画面305(図3参照)を携帯電話1に配信する。ここで、ユーザが携帯電話1に表示された画面305上で会員ID/PWの発行を指示入力すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが会員ID/PWの発行方法として、電子メールによる発行と画面表示による発行のどちらを希望しているか判断する(ステップB9)。
【0062】
コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが画面表示による発行を希望している場合、会員ID/PWを掲載した画面306(図3参照)を携帯電話1に配信する(ステップB10)。
【0063】
一方、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが電子メールによる発行を希望している場合、メールアドレスを入力するための画面307(図3参照)を携帯電話1に配信し、ユーザは、この画面307上でメールアドレスを入力する(ステップB11)。その後、メール送受信部33は、ユーザが入力したメールアドレスを宛先として、携帯電話1に対し、会員ID/PWを記述した電子メールを送信する(ステップB12)。この電子メールを受信した携帯電話1には、画面308(図3参照)のような画面が表示される。
【0064】
次に、PC向けのコンテンツの配信時の流れについて、図4および図5を参照して説明する。
【0065】
図4は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時の流れを説明するフローチャート、図5は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時にPC2に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【0066】
図4を参照すると、ユーザは、まず、PC2を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスする(ステップC1)。すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、最初に、トップページとなる画面(不図示)をPC2に配信し、続いて、ユーザの操作に応じて、ユーザの会員ID/PWを入力するための画面501(図5参照)をPC2に配信する。そして、ユーザは、PC2に表示された画面501上で会員ID/PWを入力する(ステップC2)。
【0067】
次に、コンテンツ配信サーバ3内の認証部35は、ユーザがPC2に入力した会員ID/PWが、会員DB36に格納されている会員ID/PWと合致しているかチェックし(ステップC3)、会員ID/PWが合致していれば、その会員ID/PWに対応付けて格納されている携帯電話1の携帯端末IDを、会員DB36から取得し(ステップC4)、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う(ステップC5)。
【0068】
コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当であれば、コンテンツを選択するための画面502(図5参照)をPC2に配信する。そして、ユーザは、PC2に表示された画面502上でコンテンツを選択する(ステップC6)。
【0069】
その後、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、ユーザが選択したコンテンツをPC2に配信する(ステップC7)。
【0070】
上述したように本実施形態においては、ユーザが携帯電話1を介してPC向けコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、携帯電話1の携帯端末IDを認証DB37に格納し、ユーザがPC2を介してPC向けコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの携帯電話1の携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行い、携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを配信する。
【0071】
ここで、認証DB37に格納された携帯端末IDは、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。
【0072】
したがって、ユーザが退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することができる。
【0073】
また、本実施形態においては、ユーザは、携帯電話1を介して簡単な手続きでPC向けコンテンツ配信サービスに加入することができるため、当該サービスをすぐに利用することができる。
【0074】
したがって、コンテンツ配信会社は、ユーザが街頭等でキャンペーンに遭遇し、リッチコンテンツに感動を受けた場合や、街頭等で携帯電話1上のリッチコンテンツの紹介ページを見てリッチコンテンツに興味を持った場合に、その場でユーザにPC向けコンテンツ配信サービスへの入会申込みを行わせることができる。したがって、PCから当該サービスへ入会させるための専用の設備を整えなくても良く、また、宣伝活動費の低減にもつながる。また、従来の手軽なコンテンツ配信からアップグレードなリッチコンテンツ配信へ容易に移行させることができる。
【0075】
また、本実施形態においては、携帯電話1の既存の課金システムを用いて、コンテンツ配信サービスの利用料金の課金を行うため、ユーザは、セキュリティ面に不安を感じることなく、コンテンツ配信サービスを安心して利用することができる。また、コンテンツ配信会社は、コンテンツ配信サービスの利用料金を徴収する手間を軽減することができる。
【0076】
なお、本発明においては、図1に示すように、認証DB37をコンテンツ配信サーバ3内に設けた構成だけでなく、図6に示すように、認証DB37をキャリアサーバ4内に設けた構成にも適用可能である。
【0077】
また、本発明においては、コンテンツ配信サーバ3およびキャリアサーバ4のサーバ内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムをサーバにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをサーバに読み込ませ、実行するものであっても良い。サーバにて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の移設可能な記録媒体の他、サーバに内蔵されたHDD等を指す。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、第1の情報端末の端末識別子を第1の格納手段に格納し、ユーザが第2の情報端末を介して第2の情報端末向けコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの第1の情報端末の端末識別子が第1の格納手段に格納されているかの認証を行い、端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを配信する。
【0079】
それにより、コンテンツ配信サービスの入会手続きやサービス料金に関する課金の簡潔化を達成することができる。
【0080】
ここで、第1の格納手段に格納された端末識別子は、入会時に書き込まれるものであり、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。したがって、ユーザがコンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、当該ユーザが退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。
【0081】
それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムの一例を示す図である。
【図2】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れを説明するフローチャートである。
【図3】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時に携帯電話に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【図4】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時の流れを説明するフローチャートである。
【図5】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時にPCに表示される画面の遷移状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 PC
3 コンテンツ配信サーバ
4 キャリアサーバ
31 画面配信部(携帯電話向け)
32 画面配信部(PC向け)
33 メール送受信部
34 会員ID/PW生成部
35 認証部
36 会員DB
37 認証DB
41 端末PWチェック部
42 課金DB
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの情報端末が世の中に溢れている。情報端末の中でも、PC(Personal Computer)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等は、インターネット等を経由して、様々なコンテンツを受信できるようになっている。これらコンテンツを受信する情報端末は、その機能によって、受信することができるコンテンツの種類が限定される。
【0003】
例えば、携帯電話は、PCと比較して、画面の大きさに制限があり、かつPCのような高性能なCPUも搭載されていないため、簡易な内容のコンテンツしか受信することができない。それにも関わらず、携帯電話向けのコンテンツ配信サービスを利用している人数は、かなり多くなっている。
【0004】
携帯電話向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が多い要因としては、次の3つの要因が挙げられる。
【0005】
▲1▼携帯電話の台数が多いこと。これは、携帯電話の出荷台数や普及率を見れば明らかである。
【0006】
▲2▼携帯電話には携帯性という特有の機能があること。そのため、ユーザは、街頭等でも、その場で携帯電話からコンテンツ配信サービスへ加入(入会)し、所望のコンテンツを閲覧することができる。この携帯性という機能は、一般的に卓上に固定して配置されるPCに備えさせるのは不可能な機能である。
【0007】
▲3▼携帯電話は、従来の電話料金を回収する方法と同様の方法で利用料金を回収できるため、料金回収(課金)を容易に実行できること。
【0008】
その一方で、PCは、携帯電話と比較して、大画面であり、かつ高性能なCPUが搭載されているため、通常のコンテンツよりも情報量が多いリッチコンテンツなるコンテンツを受信することができる。このような利点により、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数自体は増加傾向にあるが、その利用人数は携帯電話向けのコンテンツ配信サービスの利用人数と比較すると少ないというのが現状である。
【0009】
PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が少ない1つの要因として、上記の▲2▼に関連し、ユーザは、PCからでなければPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込みを行うことができないという要因が挙げられる。
【0010】
例えば、ユーザは、街頭等で展開しているキャンペーンに遭遇し、リッチコンテンツに感動を受ける場合があるが、いざ入会の段階になると、自宅のPCから入会手続きを行う必要があり、自宅に戻ってからでは、リッチコンテンツの感動や興味も冷めてしまうので、入会の機会の損失を招いている。あるいは、ユーザは、インターネットカフェ等のPCから入会手続きを行うこともできるが、この場合はセキュリティ面に問題がある。
【0011】
また、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数が少ない他の要因として、上記の▲3▼に関連し、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスの課金を受ける手段を予め持ち合わせていなければ、当該サービスを利用することができないという要因が挙げられる。例えば、ユーザが課金を受ける手段として、クレジットカード、口座振替、またはプリペイドカード等が考えられる。このうち、クレジットカードについては、クレジット番号の流出や悪用のおそれがあることから、ユーザはクレジットカードを使用することに抵抗感があると考えられ、このことも、利用人数が増加しない要因の1つになっていると考えられる。
【0012】
したがって、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用人数を増加させるためには、その場で俊敏に入会手続きが完結し、かつサービス料金の課金を受けるための煩雑な準備を不必要とすることが非常に重要な課題となる。
【0013】
最近では、このような課題を解決するための技術として、例えば、特許文献1において、携帯電話を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みを受け付けるとともに、当該サービスの利用料金を携帯電話の課金システムを用いて課金を行う特定インターネット接続方法が開示されている。
【0014】
より詳細には、特許文献1に開示された特定インターネット接続方法においては、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会に際し、まず、携帯電話を介し、携帯電話サービスサーバを経由してアカウント発行サービス装置からアカウントを取得するとともに、携帯電話サービスサーバの課金システムを用いて対価を支払う。続いて、ユーザは、PCを介し、アカウントを用いてコンテンツサーバにアクセスする。その後、コンテンツサーバは、ユーザからのアカウントに基づき当該ユーザの認証を行った上でPCにコンテンツを配信する。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−358278号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された特定インターネット接続方法においては、アカウントに有効期間が設定されているため、アカウントの有効期間が切れた場合、ユーザは、再度、アカウントを取得する手続きをしなければコンテンツを閲覧することができないという問題点がある。
【0017】
そこで、本発明の目的は、コンテンツ配信サービスの入会手続きやサービス料金に関する課金の簡潔化を達成するだけでなく、ユーザがコンテンツ配信サービスへの入会手続きを一度完了すれば、同様の手続きを再度行わずとも、コンテンツを継続して閲覧することができるコンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0019】
より詳細には、本発明のコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザのユーザ識別子を生成するステップと、前記ユーザ識別子が生成された場合に前記第1の情報端末の端末識別子を第1の格納手段に格納するステップと、前記ユーザ識別子が生成された場合に当該ユーザ識別子を前記端末識別子に対応付けて第2の格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記ユーザ識別子に対応付けられた前記第1の情報端末の前記端末識別子を前記第2の格納手段から取得するとともに、取得した前記端末識別子が前記第1の格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0020】
ここで、第1の格納手段に格納された端末識別子は、入会時に書き込まれるものであり、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。
【0021】
したがって、ユーザがコンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することが可能となる。
【0022】
また、前記端末識別子の認証を行うステップでは、前記第1の情報端末の前記端末識別子を前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該端末識別子の認証を行うこととしても良い。
【0023】
したがって、第1の情報端末の端末識別子を前回認証してから一定時間内に、再度ユーザがコンテンツの配信要求した場合には、端末識別子の認証処理を省略することが可能となり、それにより、ネットワークの負荷を軽減する等の利点が得られる。なお、端末識別子を前回認証してから一定時間内にユーザが退会手続き等を行った場合、既に退会したユーザにコンテンツを配信してしまうという事象が発生することも考えられる。しかしながら、一定時間経過後には端末識別子の認証処理が必ず行われるため、上記の事象が発生する可能性は極めて低いと考えられる。
【0024】
上記目的を達成するために本発明の他の態様によるコンテンツ配信方法は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する識別情報を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する前記識別情報が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記識別情報の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。この構成とした場合にも、上記と同様の理由により、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することが可能となる。
【0025】
なお、本発明のコンテンツ配信方法は、第1の情報端末として携帯電話を用い、第2の情報端末としてパーソナルコンピュータを用いた場合に特に好適に適用される。
【0026】
上記目的を達成するために本発明のコンテンツ配信サーバは、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザの前記第1の情報端末の端末識別子を格納する格納手段と、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信する配信手段とを有することを特徴としている。
【0027】
上記目的を達成するために本発明のプログラムは、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するサーバに実行させるプログラムにおいて、前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明は、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ当該ユーザが第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、コンテンツを第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法およびコンテンツ配信サーバに適用されるものである。以下の説明では、第1の情報端末を携帯電話とし、第2の情報端末をPCとした場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されず、第1および第2の情報端末はいかなる組合せであっても良い。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムを示す図である。
【0030】
図1に示したコンテンツ配信システムは、携帯電話1と、PC2と、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ当該ユーザがPC2を介してコンテンツの配信要求をした場合に、コンテンツをPC2に配信するコンテンツ配信会社のコンテンツ配信サーバ3と、携帯電話1の通信に関する各種通信事業を運用するキャリア(通信事業者)のキャリアサーバ4とを有している。なお、コンテンツ配信サーバ3は、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用料金を、キャリアサーバ4内の携帯電話の課金システム(不図示)を用いて課金するものとする。また、携帯電話1、PC2、コンテンツ配信サーバ3、およびキャリアサーバ4は、インターネット等であるネットワーク(不図示)により相互に接続されているものとする。
【0031】
キャリアサーバ4は、端末PW(パスワード)チェック部41と、課金DB42とを有している。
【0032】
端末PWチェック部41は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、ユーザが入力した携帯端末PWをコンテンツ配信サーバ3から受信する。このとき、コンテンツ配信サーバ3は、アクセスを受けた携帯電話1の端末識別子としての携帯端末IDを自動的に認識しており、端末PWチェック部41は、携帯端末PWとともに携帯端末IDもコンテンツ配信サーバ3から受信する。そして、端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWと、ユーザに予め付与してある携帯端末PWとが合致しているかチェックする。なお、携帯端末IDは、キャリアとの携帯電話1の契約時に、携帯電話1を特定するためにキャリアから携帯電話1に対して自動的に割り振られるものである。この携帯端末IDは、携帯電話1に対して割り振られるだけではなく、キャリアと契約をしたユーザに対して割り振られる場合もある。一方、携帯端末PWは、キャリアとの携帯電話1の契約時にユーザが任意で決定し、契約後もユーザが任意で携帯電話1から変更することが可能なものである。
【0033】
端末PWチェック部41は、上記で携帯端末PWが合致していれば、コンテンツ配信サーバ3から受信した携帯電話1の携帯端末IDを課金DB42に書き込み格納する。なお、携帯電話1の課金システムは、課金DB42に格納されている携帯端末IDにより、PC向けのコンテンツ配信サービスの利用料金の課金先が携帯電話1であることを特定する。
【0034】
また、端末PWチェック部41は、上記で携帯端末PWが合致していれば、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する。端末PWチェック部41は、認証DB37に格納された携帯端末PWを、ユーザが退会手続きを行う場合や、残高不足等でユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にする。言い換えれば、ユーザが入会手続きを完了すれば、退会手続き等をしない限り、端末PWチェック部41は、認証DB37に格納された携帯端末IDを消去または無効にしないことになる。
【0035】
さらに、端末PWチェック部41は、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する。
【0036】
コンテンツ配信サーバ3は、携帯電話向けの画面配信部31と、PC向けの画面配信部32と、メール送受信部33と、会員ID/PW生成部34と、認証部35と、会員DB36と、認証DB37とを有している。
【0037】
画面配信部31は、携帯電話向けのサイトを管理し、当該サイト上の各種の画面(例えば、携帯電話1の携帯端末PWを入力させる画面や、会員ID/PWを掲載した画面等)を携帯電話1に配信する。なお、携帯端末PW入力画面については、キャリアサーバ4から携帯電話1に配信することとしても良い。また、画面配信部31は、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会を促すために、上記画面以外にも、PC向けのコンテンツ(リッチコンテンツ)を紹介する画面を携帯電話1に配信することとしても良い。一方、画面配信部32は、PC向けのサイトを管理し、当該サイト上の各種の画面(例えば、ユーザの会員ID/PWを入力させる画面や、ユーザから要求されたコンテンツの画面等)をPC2に配信する。なお、図1においては、画面配信部31,32が分離した構成となっているが、画面配信部31,32は一体に構成されていても良い。
【0038】
メール送受信部33は、携帯電話1、PC2、およびキャリアサーバ4との間で、電子メールの送受信を行う。
【0039】
会員ID/PW生成部34は、ユーザが携帯電話1を介してPC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41からの携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザ識別子としての会員IDを生成するとともに会員PWを生成し、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDに対応付けて会員DB36に書き込み格納する。会員ID/PW生成部34により生成された会員ID/PWは、メール送受信部33により電子メールで携帯電話1に送信されるか、または、画面配信部31により携帯電話1の画面に表示される。なお、メール送受信部33は、会員ID/PWを電子メールで携帯電話1に送信する際に、PC2にも会員ID/PWを電子メールで送信することとしても良い。この場合、ユーザは、PC2を介してPC向けのコンテンツの配信要求をする際に、携帯電話1上で会員ID/PWを確認する必要がなくなる等の利点がある。
【0040】
認証部35は、ユーザがPC2を介してPC向けのコンテンツの配信要求をした際に、ユーザがPC2に入力した会員ID/PWに対応付けられた携帯端末IDを会員DB36から取得し、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う。画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2に配信する。
【0041】
上述したように、ユーザが一度入会手続きを完了すれば、退会手続き等をしない限り、認証DB37に格納された携帯端末IDは消去または無効にされないものであるため、認証部35による携帯端末IDの認証結果は正当なものとなる。したがって、画面配信部32は、ユーザが退会手続き等をしない限り、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを必ず配信することになる。
【0042】
なお、認証部35は、ユーザがコンテンツの配信要求をする度に、認証DB37内の携帯端末IDの認証を行うこととしても良く、ユーザがコンテンツの配信要求をした際に、携帯端末IDを前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該携帯端末IDの認証を行うこととしても良い。後者の場合、携帯端末IDを前回認証してから一定時間内に、再度ユーザがコンテンツの配信要求をした時には、携帯端末IDの認証処理を省略することができ、それにより、ネットワークの負荷を軽減できる等の利点がある。
【0043】
以下、本実施形態のコンテンツ配信方法について説明する。
【0044】
最初に、本実施形態のコンテンツ配信方法の概要について、図1を参照して説明する。
【0045】
図1を参照すると、ユーザは、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申込みを行う場合、まず、携帯電話1を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスし、携帯端末PWの入力画面上で携帯電話1の携帯端末PWを入力する(ステップA1)。この携帯端末PWは、コンテンツ配信サーバ3にて自動的に認識した携帯電話1の携帯端末IDとともに、コンテンツ配信サーバ3からキャリアサーバ4内の端末PWチェック部41に送信される。
【0046】
次に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWをチェックした後、携帯電話1の携帯端末IDを、課金DB42に書き込み格納するとともに(ステップA2)、コンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する(ステップA3)。
【0047】
さらに、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する(ステップA4)。
【0048】
コンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34は、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41から携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザの会員ID/PWを生成し、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDと対応付けて会員DB36に書き込み格納する(ステップA5)。
【0049】
その後、会員ID/PW生成部34で生成された会員ID/PWは、画面配信部31により携帯電話1の画面に掲載されて表示されるか(ステップA6)、または、メール送受信部33により電子メールに記述されて携帯電話1に送信される(ステップA7)。
【0050】
ユーザは、上記の入会手続きが完了した後、PC向けのコンテンツの配信要求を行う場合、まず、PC2を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスし、会員ID/PWの入力画面上で会員ID/PWを入力する(ステップA8)。
【0051】
次に、コンテンツ配信サーバ3内の認証部35は、ユーザが入力した会員ID/PWに対応付けて格納されている携帯電話1の携帯端末IDを会員DB36から取得し(ステップA9)、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う(ステップA10)。
【0052】
その後、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当であれば、ユーザから配信要求を受けたコンテンツをPC2に配信する(ステップA11)。
【0053】
次に、本実施形態のコンテンツ配信方法の詳細について、図2〜図5を参照して説明する。
【0054】
最初に、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れについて、図2および図3を参照して説明する。
【0055】
図2は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れを説明するフローチャート、図3は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時に携帯電話1に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【0056】
図2を参照すると、ユーザは、まず、携帯電話1を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスする(ステップB1)。すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、最初に、トップページとなる画面301(図3参照)を携帯電話1に配信する。
【0057】
続いて、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザの操作に応じて、コンテンツ配信サービスの料金等を掲載した画面302(図3参照)を携帯電話1に配信し、さらに、携帯電話1の携帯端末PWを入力するための画面303(図3参照)を携帯電話1に配信する。そして、ユーザは、携帯電話1に表示された画面303上で携帯端末PWを入力する(ステップB2)。この携帯端末PWは、携帯電話1の携帯端末IDとともに、コンテンツ配信サーバ3からキャリアサーバ4内の端末PWチェック部41に送信される。
【0058】
次に、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、ユーザが入力した携帯端末PWが、キャリアからユーザに予め付与している携帯端末PWと合致しているかをチェックし(ステップB3)、合致していれば、携帯電話1の携帯端末IDを、課金DB42に書き込み格納するとともに(ステップB4)、コンテンツ配信サーバ3内の認証DB37に書き込み格納する(ステップB5)。
【0059】
さらに、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41は、課金DB42および認証DB37への書き込みがエラーなく正常に完了したかをチェックし(ステップB6)、正常に完了していれば、携帯電話1の携帯端末IDをコンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34に送信する。
【0060】
コンテンツ配信サーバ3内の会員ID/PW生成部34は、キャリアサーバ4内の端末PWチェック部41から携帯電話1の携帯端末IDを受信すると、ユーザの会員ID/PWを生成し(ステップB7)、生成した会員ID/PWを、携帯電話1の携帯端末IDと対応付けて会員DB36に書き込み格納する(ステップB8)。
【0061】
この時点で、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザ登録が完了した旨を示す画面304(図3参照)を携帯電話1に配信し、続いて、ユーザの操作に応じて、会員ページとなる画面305(図3参照)を携帯電話1に配信する。ここで、ユーザが携帯電話1に表示された画面305上で会員ID/PWの発行を指示入力すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが会員ID/PWの発行方法として、電子メールによる発行と画面表示による発行のどちらを希望しているか判断する(ステップB9)。
【0062】
コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが画面表示による発行を希望している場合、会員ID/PWを掲載した画面306(図3参照)を携帯電話1に配信する(ステップB10)。
【0063】
一方、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部31は、ユーザが電子メールによる発行を希望している場合、メールアドレスを入力するための画面307(図3参照)を携帯電話1に配信し、ユーザは、この画面307上でメールアドレスを入力する(ステップB11)。その後、メール送受信部33は、ユーザが入力したメールアドレスを宛先として、携帯電話1に対し、会員ID/PWを記述した電子メールを送信する(ステップB12)。この電子メールを受信した携帯電話1には、画面308(図3参照)のような画面が表示される。
【0064】
次に、PC向けのコンテンツの配信時の流れについて、図4および図5を参照して説明する。
【0065】
図4は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時の流れを説明するフローチャート、図5は、本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時にPC2に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【0066】
図4を参照すると、ユーザは、まず、PC2を介してコンテンツ配信サーバ3にアクセスする(ステップC1)。すると、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、最初に、トップページとなる画面(不図示)をPC2に配信し、続いて、ユーザの操作に応じて、ユーザの会員ID/PWを入力するための画面501(図5参照)をPC2に配信する。そして、ユーザは、PC2に表示された画面501上で会員ID/PWを入力する(ステップC2)。
【0067】
次に、コンテンツ配信サーバ3内の認証部35は、ユーザがPC2に入力した会員ID/PWが、会員DB36に格納されている会員ID/PWと合致しているかチェックし(ステップC3)、会員ID/PWが合致していれば、その会員ID/PWに対応付けて格納されている携帯電話1の携帯端末IDを、会員DB36から取得し(ステップC4)、取得した携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行う(ステップC5)。
【0068】
コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、認証部35による携帯端末IDの認証結果が正当であれば、コンテンツを選択するための画面502(図5参照)をPC2に配信する。そして、ユーザは、PC2に表示された画面502上でコンテンツを選択する(ステップC6)。
【0069】
その後、コンテンツ配信サーバ3内の画面配信部32は、ユーザが選択したコンテンツをPC2に配信する(ステップC7)。
【0070】
上述したように本実施形態においては、ユーザが携帯電話1を介してPC向けコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、携帯電話1の携帯端末IDを認証DB37に格納し、ユーザがPC2を介してPC向けコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの携帯電話1の携帯端末IDが認証DB37に格納されているかの認証を行い、携帯端末IDの認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを配信する。
【0071】
ここで、認証DB37に格納された携帯端末IDは、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。
【0072】
したがって、ユーザが退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することができる。
【0073】
また、本実施形態においては、ユーザは、携帯電話1を介して簡単な手続きでPC向けコンテンツ配信サービスに加入することができるため、当該サービスをすぐに利用することができる。
【0074】
したがって、コンテンツ配信会社は、ユーザが街頭等でキャンペーンに遭遇し、リッチコンテンツに感動を受けた場合や、街頭等で携帯電話1上のリッチコンテンツの紹介ページを見てリッチコンテンツに興味を持った場合に、その場でユーザにPC向けコンテンツ配信サービスへの入会申込みを行わせることができる。したがって、PCから当該サービスへ入会させるための専用の設備を整えなくても良く、また、宣伝活動費の低減にもつながる。また、従来の手軽なコンテンツ配信からアップグレードなリッチコンテンツ配信へ容易に移行させることができる。
【0075】
また、本実施形態においては、携帯電話1の既存の課金システムを用いて、コンテンツ配信サービスの利用料金の課金を行うため、ユーザは、セキュリティ面に不安を感じることなく、コンテンツ配信サービスを安心して利用することができる。また、コンテンツ配信会社は、コンテンツ配信サービスの利用料金を徴収する手間を軽減することができる。
【0076】
なお、本発明においては、図1に示すように、認証DB37をコンテンツ配信サーバ3内に設けた構成だけでなく、図6に示すように、認証DB37をキャリアサーバ4内に設けた構成にも適用可能である。
【0077】
また、本発明においては、コンテンツ配信サーバ3およびキャリアサーバ4のサーバ内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムをサーバにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをサーバに読み込ませ、実行するものであっても良い。サーバにて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の移設可能な記録媒体の他、サーバに内蔵されたHDD等を指す。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けコンテンツ配信サービスへの入会の申込みをした際に、第1の情報端末の端末識別子を第1の格納手段に格納し、ユーザが第2の情報端末を介して第2の情報端末向けコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの第1の情報端末の端末識別子が第1の格納手段に格納されているかの認証を行い、端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、ユーザから配信要求を受けたコンテンツを配信する。
【0079】
それにより、コンテンツ配信サービスの入会手続きやサービス料金に関する課金の簡潔化を達成することができる。
【0080】
ここで、第1の格納手段に格納された端末識別子は、入会時に書き込まれるものであり、ユーザが退会手続き等を行った場合や、ユーザに課金できない状態となった場合にのみ消去または無効にされるものである。したがって、ユーザがコンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、当該ユーザが退会手続き等をしない限り、携帯端末IDの認証結果は正当なものとなるため、ユーザがコンテンツの配信要求をした場合にはそのコンテンツを必ず配信することになる。
【0081】
それにより、ユーザは、コンテンツ配信サービスへ一度入会すれば、退会手続き等をしない限り、コンテンツを継続して閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムの一例を示す図である。
【図2】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時の流れを説明するフローチャートである。
【図3】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツ配信サービスへの入会申込み時に携帯電話に表示される画面の遷移状態を示す図である。
【図4】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時の流れを説明するフローチャートである。
【図5】本実施形態のコンテンツ配信方法において、PC向けのコンテンツの配信時にPCに表示される画面の遷移状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態のコンテンツ配信方法に適用されるコンテンツ配信システムの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 PC
3 コンテンツ配信サーバ
4 キャリアサーバ
31 画面配信部(携帯電話向け)
32 画面配信部(PC向け)
33 メール送受信部
34 会員ID/PW生成部
35 認証部
36 会員DB
37 認証DB
41 端末PWチェック部
42 課金DB
Claims (11)
- ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザのユーザ識別子を生成するステップと、
前記ユーザ識別子が生成された場合に前記第1の情報端末の端末識別子を第1の格納手段に格納するステップと、
前記ユーザ識別子が生成された場合に当該ユーザ識別子を前記端末識別子に対応付けて第2の格納手段に格納するステップと、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記ユーザ識別子に対応付けられた前記第1の情報端末の前記端末識別子を前記第2の格納手段から取得するとともに、取得した前記端末識別子が前記第1の格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記端末識別子の認証を行うステップでは、前記第1の情報端末の前記端末識別子を前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該端末識別子の認証を行う、請求項1または2に記載のコンテンツ配信方法。
- ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信方法において、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する識別情報を格納手段に格納するステップと、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する前記識別情報が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、
前記識別情報の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - ユーザが携帯電話を介してパーソナルコンピュータ向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記パーソナルコンピュータを介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該パーソナルコンピュータに配信するコンテンツ配信方法において、
前記ユーザが前記携帯電話を介して前記パーソナルコンピュータ向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記携帯電話の端末識別子を格納手段に格納するステップと、
前記ユーザが前記パーソナルコンピュータを介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記携帯電話の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記パーソナルコンピュータへ配信するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザの前記第1の情報端末の端末識別子を格納する格納手段と、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信する配信手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記ユーザのユーザ識別子を生成するユーザ識別子生成手段と、
前記ユーザ識別子が生成された場合に前記第1の情報端末の端末識別子を格納する第1の格納手段と、
前記ユーザ識別子が生成された場合に当該ユーザ識別子を前記端末識別子に対応付けて格納する第2の格納手段と、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記ユーザ識別子に対応付けられた前記第1の情報端末の前記端末識別子を前記第2の格納手段から取得するとともに、取得した前記端末識別子が前記第1の格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信する配信手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - 前記認証手段は、前記第1の情報端末の前記端末識別子を前回認証してから一定時間が経過している場合にのみ、当該端末識別子の認証を行う、請求項6または7に記載のコンテンツ配信サーバ。
- ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するコンテンツ配信サーバにおいて、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する識別情報を格納する格納手段と、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザによる前記コンテンツ配信サービスの利用料金の課金先を特定する前記識別情報が前記格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、
前記識別情報の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信する配信手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - ユーザが携帯電話を介してパーソナルコンピュータ向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記パーソナルコンピュータを介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該パーソナルコンピュータに配信するコンテンツ配信サーバにおいて、
前記ユーザが前記携帯電話を介して前記パーソナルコンピュータ向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記携帯電話の端末識別子を格納する格納手段と、
前記ユーザが前記パーソナルコンピュータを介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記携帯電話の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行う認証手段と、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記パーソナルコンピュータへ配信する配信手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信サーバ。 - ユーザが第1の情報端末を介して第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをし、かつ前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした場合に、当該コンテンツを当該第2の情報端末に配信するサーバに実行させるプログラムにおいて、
前記ユーザが前記第1の情報端末を介して前記第2の情報端末向けのコンテンツ配信サービスへの入会の申し込みをした際に、前記第1の情報端末の端末識別子を格納手段に格納するステップと、
前記ユーザが前記第2の情報端末を介してコンテンツの配信要求をした際に、当該ユーザの前記第1の情報端末の前記端末識別子が前記格納手段に格納されているかの認証を行うステップと、
前記端末識別子の認証結果が正当である場合にのみ、前記ユーザから配信要求を受けたコンテンツを前記第2の情報端末へ配信するステップとを有することを特徴とするプログラム。
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