JP2004110269A - 情報管理方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】各企業の顧客(ユーザ)の個人情報を一括管理してユーザの個人情報を常に最新状態に維持するとともに、ユーザの個人情報を最高のセキュリティで保護し、ユーザや企業のサポート要求に応じられる情報管理方法およびシステムを提供する。
【解決手段】複数企業の複数製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業側で管理し、各ユーザおよび企業は、前記ポータルサイトにアクセスすることにより前記個人情報を参照し、ユーザは前記ポータルサイトを経由して企業側で管理する製品情報を参照する情報管理方法および情報管理システム。
【選択図】 図1
【解決手段】複数企業の複数製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業側で管理し、各ユーザおよび企業は、前記ポータルサイトにアクセスすることにより前記個人情報を参照し、ユーザは前記ポータルサイトを経由して企業側で管理する製品情報を参照する情報管理方法および情報管理システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理方法およびシステムに関し、特に、ユーザの個人情報と該個人情報に関連する製品情報とを分離して、個人情報はインターネット上のポータルサイトで一括管理し、製品情報は各企業で管理することでユーザおよび企業の両者に対する利便性を向上させた情報管理方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に製品を提供する企業は、自社製品を所有するユーザに対してアフターケアを実施したり新製品の広告等を行うためにユーザをサポートするユーザサポートシステムを構築してユーザのサポートに努めている。
【0003】
ところで、ユーザサポートシステムで管理される情報を大別すると、個人情報と製品情報がある。
【0004】
ここで、個人情報はユーザ(顧客)の氏名や住所等のデータであり、製品情報は製品の仕様や価格等のデータである。
【0005】
これらの情報は、従来、企業独自に構築したユーザサポートシステムのデータベースに一括管理している。
【0006】
図16は、従来のユーザサポートシステムの概念図を示したものである。
図16に示すように、従来のユーザ・サポートシステム200では複数の製品を提供する複数の企業C1、C2、・・Cnが、独自にユーザ・サポートシステムS1、S2・・Snを構築して、自社製品を所有する複数のユーザU1、U2、・・Unのそれぞれの個人情報および自社製品の製品情報をデータベースに一括管理している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のユーザサポートシステムS1、S2・・Snでは、例えば、あるユーザU1が企業C1の製品と企業C2の製品を所有している場合、S1およびS2のそれぞれのユーザサポートシステムにユーザ登録(ユーザの個人情報の登録)する必要がる。
【0008】
しかし、例えば、ユーザU1がS1およびS2のそれぞれにユーザ登録した後、住所変更等の個人情報に関するデータの変更が生じた場合、ユーザU1はS1およびS2のそれぞれのユーザサポートシステムにアクセスして住所変更等の手続を行う必要がある。
【0009】
したがって、多くの企業の製品を所有しているユーザにとっては、多くのユーザサポートシステムにアクセスして住所変更手続(個人情報の変更手続)等を行う必要があり、大きな労力となる。
【0010】
また、ユーザサポートシステムS1、S2・・Snが各企業独自に構築されているため、これらシステムの操作性も各企業で異なり、ユーザにとっては操作がとても煩雑となる。
【0011】
この労力と煩雑さのゆえに、ユーザが住所変更等の個人情報の変更が生じた場合でも、ユーザの所有する製品の企業に対して住所変更等の個人情報の変更手続きを怠ったり、一部企業の変更手続が未処理である等の事態が発生している。
【0012】
ところで、企業にとっては、複数のユーザの個人情報を正確に管理し、自社の顧客(ユーザ)に対して確実なサポートを実施するためには、常にユーザの個人情報を正確に収集、確認する必要がある。
【0013】
また、ユーザの個人情報を常に最新状態に維持することはユーザにとっても企業にとっても多大の労力が必要となる。
【0014】
また、従来のユーザサポートシステムのセキュリティについては、各企業が独自にユーザサポートシステムを構築して、個人情報と製品情報を管理しているので、各企業のセキュリティレベルに依存することとなる。
【0015】
したがって、ユーザサポートシステムのセキュリティレベルは各企業によって異なり、セキュリティレベルの低い企業のユーザサポートシステムから重要なユーザの個人情報が漏洩するという危険度も高くなる。
【0016】
以上のように従来のユーザ・サポートシステムは、ユーザの個人情報と自社の製品情報が各企業独自のユーザ・サポートシステムにそれぞれ管理されているので、同一ユーザであっても企業間でユーザの個人情報が異なっていたり、情報のセキュリティも不均一である。
【0017】
企業にとってはユーザの個人情報を最新の状態に維持し、これらの情報を高いセキュリティで管理するためには、多大の資源と、費用と、人員の投資が必要である。
【0018】
ユーザにとっては、サポートを受けたい場合には各企業それぞれのユーザサポートシステムにアクセスする必要があり、操作の煩雑さと不便さを有している。
【0019】
そこで、この発明は各企業の顧客(ユーザ)の個人情報を一括管理してユーザの個人情報を常に最新状態に維持するとともに、ユーザの個人情報を最高のセキュリティで保護し、ユーザや企業のサポート要求に応じられる情報管理方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報管理方法の発明は、インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係るユーザの各個人情報とを管理する情報管理方法において、
前記製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業側で管理し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサイトにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサイトを経由して企業側で管理する製品情報を参照し、
企業は、前記ポータルサイトにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照することを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、複数の企業の製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記企業側では、前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理することを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理することを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析し、
該解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供すること
を特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に関するセキュリティ処理を該ポータルサイトで一括処理することを特徴とする。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づき企業の広告処理を企業に代わって代行処理することを特徴とする。
【0026】
請求項7記載の情報管理システムの発明は、インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理する情報管理システムにおいて、
前記インターネット上に設けられ、前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理するポータルサーバと、
前記企業に設けられ、前記ポータルサーバで管理する個人情報に関連する製品情報にリンクされた製品情報を管理する企業サーバと
を具備し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサーバにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサーバを経由して前記企業サーバにアクセスすることにより該企業の関連する製品情報を参照し、
前記企業は、前記ポータルサーバにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照する
ことを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
複数の企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括管理し、
企業サーバは各企業毎に設けられ、前記ポータルサーバに管理された個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理する
ことを特徴とする。
【0028】
請求項9記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理する個人情報代行処理手段
を具備することを特徴とする。
【0029】
請求項10記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供する提供手段と
を具備することを特徴とする。
【0030】
請求項11記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
前記個人情報に関するセキュリティ処理を一括して処理するセキュリティ処理手段
を具備することを特徴とする。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサイトサーバは、
前記個人情報に基づき企業の広告処理を該企業に代わって代行処理する広告代行処理手段
を具備することを特徴とする。
【0032】
請求項13記載のポータルサーバの発明は、インターネット上に設けられ、企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理するポータルサーバであって、 前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段と、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、企業からのアクセスに対応して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0033】
請求項14記載のプログラムの発明は、インターネット上に設けられ、企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段を有するポータルサーバで実行されるプログラムであって、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、
企業からのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する処理を実行することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0035】
図1は本発明に係る情報管理方法およびシステムを適用して構成したユーザサポートポータルシステムの概略を示したブロック図である。
尚、図1は本発明の実施形態の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0036】
このユーザサポート・ポータルシステム100(以下、「ポータルシステム100」という。)はユーザサポート・ポータルサーバ1(以下、「ポータルサーバ1」という。)と、複数の企業サーバ2a・・・2n(以下、「企業サーバ2」という。)と、認証局と、複数のユーザ端末4a・・・4n(以下、「ユーザ端末4」という。)から構成されている。
【0037】
ポータルサーバ1はポータルシステム100に登録されている複数のユーザや企業のサポート要求に応じて処理を行う。
【0038】
複数の企業サーバ2は自社製品に関する製品情報をデータベース化して管理するとともに、企業が自社の顧客(ユーザ)をサポートするために必要な処理やポータルサーバ1からの要求に応じて処理を行う。
【0039】
認証局3はポータルシステム100に登録する複数のユーザや企業に対して認証書および認証鍵を配布するとともに、ポータルシステム100にアクセスするユーザおよび企業の認証を行う。
【0040】
本実施形態では認証局3はポータルサーバ100の外部に設けられているが、ポータルサーバ1の内部に設けるようにしてもよい。
【0041】
ポータルサーバ1と各企業サーバ2間と、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間と、ポータルサーバ1と認証局3間は通信回線で接続されている。
【0042】
例えばポータルサーバ1と各企業サーバ2間は高いセキュリティを維持するために専用線、またはVPN(=Virtual Private Network)などの物理的、論理的に分離された回線を用いる。
【0043】
またポータルサーバ1と各ユーザ端末4間はインターネットを介して接続されている。
【0044】
以下の説明では、ポータルサーバ1と各企業サーバ2間、ポータルサーバ1と認証局3間の回線は専用線、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間の回線はインターネットとして説明する。
【0045】
図2は本発明に係る情報管理方法を用いたポータルシステム100において、ユーザ、企業およびポータルシステム管理者(以下、「ポータル事業者」という。)が行うことのできる処理操作について示した概略図である。
【0046】
図2に示すように本発明に係るポータルシステム100を用いることによりユーザ、企業およびポータル事業者は、例えば以下のような処理操作を行うことができる。
【0047】
ユーザは、
・ユーザの個人情報の登録、確認、修正
・ユーザの所有する製品データの登録、確認、修正
・所有する製品に関する問い合わせ
・ユーザ間の製品の譲渡
企業は、
・自社製品を有する顧客の個人情報の確認
・マーケティング情報の取得
ポータル事業者は、
・ユーザおよび企業への広告
・マーケティング情報の収集等
を行うことができる。
【0048】
本発明に係るポータルサーバ1は、図1に示すように個人情報データベース11と、広告データベース12と、リクエスト処理部13と、HTTPサーバ15と、HTTPおよびデータベース処理ソフト14を具備している。
【0049】
ポータルサーバ1と各企業サーバ2間と、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間およびポータルサーバ1と認証局3間とは図示しない通信インタフェースを介して接続されている。
【0050】
個人情報データベース11は、各企業の顧客の個人情報(例えば、図3(a)に示すような個人IDや氏名、住所および所有製品等のデータを有するデータリスト形式)が一括管理されている。
【0051】
広告データベース12は広告情報やマーケティング情報等のデータが図示しないデータリスト形式で一括管理されている。
【0052】
広告情報はポータル事業者が企業の依頼によりユーザの個人情報に基づいてユーザの趣向等の分析を行い、分析結果に基づいてユーザに最適な広告を行うための広告データである。
【0053】
この広告情報はユーザがポータルシステム100にアクセス中の適時にユーザ端末4に表示したり、DM(=Direct Mail)等でユーザへ広告される。
【0054】
マーケティング情報はポータル事業者がユーザの個人情報に基づいてマーケティング情報を収集して企業等に提供する情報である。
【0055】
例えば、ポータル事業者がユーザの個人情報に基づいて年齢や性別、職業別等の分類を行い、各分類による所有製品の傾向等のマーケティング分析を行い、各企業へマーケティング情報として提供する。
【0056】
リクエスト処理部13は本発明に係るポータルシステム100に登録されているユーザおよび企業からの要求に応じて処理を行う。
【0057】
例えば、図2に示すようにユーザから個人情報の修正要求等があれば要求したユーザに対して修正フォームを伝送し、ユーザの入力した修正データに基づいてユーザの個人情報を修正する。
【0058】
HTTPサーバは、インターネット等を介して行われる通信においてWWWサーバやWWWブラウザ等がファイルなどの情報を送受するプロトコル等を管理する。
【0059】
データベース処理ソフト14はXMLのような共通なデータベース処理ソフトを設定するか若しくはSQL等を設定して、ポータルサーバ1と各企業サーバ2間とのデータのやり取りが各企業毎に構築された製品情報データベース21のデータ形式が異なっている場合でも対応できるように各種データベース処理ソフト14がポータルサーバ1の図示しない記憶装置に格納されている。
【0060】
上述のユーザ、企業およびポータル事業者の行う処理操作を可能とするために、本発明はポータルサーバ1の図示しない記憶装置に各処理操作に応じた処理プログラムを記憶して実行するような構成となっている。
【0061】
本発明に係るポータルシステム100を用いることによりユーザ、企業およびポータル事業者は図2に示すような処理操作を行うことができる。
【0062】
以下に本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザおよび企業が行う処理操作の例に基づいてポータルサーバ1の動作(ユーザや企業からの要求に対する処理フロー)を以下に説明する。
【0063】
本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザが行う処理操作はユーザの個人情報の登録、確認、修正と、ユーザ所有製品の製品情報の登録、確認、修正および譲渡と、製品の問い合わせ等を行うことができる。
【0064】
これらの処理操作に基づいて本発明に係るポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0065】
まず、本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザがユーザ所有の製品に関するサポートを受けるためには、本発明のポータルシステム100にユーザ登録(個人情報の登録)する必要である。
【0066】
図4はユーザがポータルシステム100にユーザ登録する場合のポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0067】
図4を参照しながらユーザ登録する場合のポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0068】
ユーザはWeb等を介してポータルシステム100にアクセスしてユーザ登録を行う。
【0069】
ポータルサーバ1はユーザからユーザ端末4を介してポータルシステム100にユーザ登録の要求があると、ポータルサーバ1のリクエスト処理部13がユーザ登録フォームデータをユーザ端末4に送信する(ステップS400/YES、ステップS401)。
【0070】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない登録フォーム画面に従って入力した個人データは、ポータルシステム100へ伝送され、リクエスト処理部13によって個人情報データベース11に仮登録される(ステップS402/YES、ステップS403)。
【0071】
個人情報データベース11のデータ処理はデータベース処理ソフト14を用いて処理する。
【0072】
リクエスト処理部13は、ユーザの個人データを個人情報データベース11に登録した後、該ユーザの認証書および認証鍵の配布を認証局3に要求し、取得する(ステップS404)。
【0073】
該ユーザの認証書および認証鍵を取得したリクエスト処理部13は、取得した認証書および認証鍵とユーザ登録結果確認をユーザ端末4に送信する(ステップS405/YES、ステップS406)。
【0074】
ユーザは登録内容を確認し、受け取った認証書および認証鍵を入力してポータルサーバ1に送付することによって、個人情報データベースに仮登録された個人情報は正式に登録されユーザ登録(個人情報の登録)処理は終了する(ステップS407)。
【0075】
尚、ユーザ登録の済んでいるユーザがポータルシステム100にアクセスする場合は、IDやパスワードとともに登録時に配布された認証書および認証鍵を用いてログインしてユーザ支援トップページ画面50(図5(a)のユーザ支援トップページ画面を参照。)を表示した後、画面のガイダンスに従ってユーザの希望する処理操作を行う。
【0076】
図6(a)はユーザが認証書および認証鍵を用いてポータルシステム100にログインした後、ユーザ支援トップページ画面50がユーザ端末4に表示されるまでのポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0077】
図6(a)に示すようにポータルサーバ1のリクエスト処理部13はユーザが入力した認証書および認証鍵の認証要求を認証局3に対して行う。(ステップS600/YES、ステップS601)。
【0078】
認証局3からユーザの認証を取得したリクエスト処理部13は、ユーザ支援トップページ画面データをユーザ端末4に送信する(ステップS602/YES、ステップS603)。
【0079】
ユーザ端末4にはリクエスト処理部13から送信されたユーザ支援トップページ画面データによりユーザ支援トップページ画面50が表示される。
【0080】
このようにポータルシステム100はユーザがログインする毎にユーザの認証を行い、ユーザの不正アクセス等を防止する。
【0081】
また、ユーザに配布されたユーザの認証書はリクエスト処理部13がユーザを識別する手段として用いられる。
【0082】
以降のユーザが行う処理操作に対するポータルサーバ1の動作については、説明の便宜上、ユーザ支援トップページ画面50がユーザ端末4に表示されているものとして説明する。
【0083】
図7はユーザ支援トップページ画50および企業支援トップページ画面51のガイダンスに従ってユーザおよび企業が希望する処理を選択した場合のそれぞれの画面遷移を示したものである。
【0084】
例えば図7(a)に示すようにユーザ支援トップページ画面50の「個人情報」という項目を選択すると個人情報画面70が表示され、個人情報画面70のガイダンスに従ってユーザ個人情報の確認と修正を行うことができる。
図7に示したそれぞれの画面データはポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶され、ユーザおよび企業の選択結果に応じてリクエスト処理部13が該当する画面データを取り出しユーザ端末4および図示しない企業端末へ送信する。
【0085】
ユーザ端末4および企業端末はリクエスト処理部13から送信された画面データに基づいて該画面データの画面をユーザ端末4および企業端末に表示する。
【0086】
図8はユーザが自己の個人情報を確認、修正する場合のポータルサーバ1の動作について示した処理フローである。
【0087】
ユーザはユーザ支援トップページ画面50の中から「個人情報」という項目を選択してユーザの個人情報の確認と修正を行う。
【0088】
図8に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「個人情報」という項目を選択すると、選択結果がユーザ端末4からインターネットを介してポータルサーバ1に伝送される。
【0089】
ポータルサーバ1のリクエスト処理部13はユーザの入力した認証書等からユーザIDを識別してユーザIDに該当するユーザの個人情報をポータルサーバ1の個人情報データベース11から抽出してユーザ端末4に送信する(ステップS800/YES、ステップS801)。
【0090】
抽出された個人情報がユーザ端末4に送信されると、例えば図9(a)に示すような個人情報画面70に抽出された個人情報のデータがユーザ端末4に表示される。
【0091】
ユーザはユーザ端末4に表示された個人情報データの内容をチェックして確認することができる。
【0092】
ユーザが個人情報の確認を終了する場合は、個人情報画面70中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS802/YES)。
【0093】
個人情報画面70に表示されている個人情報データを修正したい場合は、個人情報画面70中の「修正」という項目を選択する。
【0094】
ユーザの個人情報修正という選択結果を取得したポータルサーバ1(リクエスト処理部13)は図示しない個人情報修正フォームデータをユーザ端末4に送信して個人情報の修正データの入力をユーザへ要求する(ステップS803/YES、ステップS804)。
【0095】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない個人情報修正フォームに従って入力した修正データは、ポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13が修正データに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11の中から該当ユーザの個人情報を修正し登録する(ステップS805/YES、ステップ806)。
【0096】
個人情報の修正、登録結果はポータルサーバ1(リクエスト処理部13)からユーザ端末4に送信されて個人情報の修正処理は完了する(ステップS807)。
【0097】
以上のように個人情報の登録、確認、修正処理はユーザの要求に応じてリクエスト処理部13がポータルサーバ1で一括管理している個人情報データベース11へユーザの個人情報データを登録したり、登録した個人情報データを抽出および修正するという処理を行う。
【0098】
ユーザがユーザ所有製品の企業に対して該製品の情報(例えば機種等)を該企業に登録する場合について説明する。
【0099】
ユーザがユーザ所有製品の企業に対して製品情報の登録を行うことにより、該企業はユーザが所有している機器等の情報を管理し、ユーザに対して的確な製品サポートを実施することができる。
【0100】
製品情報の登録はユーザが所有する製品の企業に対してユーザIDやユーザ所有の製品IDおよび製品機種等を登録する。
【0101】
例えばユーザ所有製品の企業サーバ2が有する製品情報データベース21に格納されている製品の製品情報データ(例えば図3(b)に示すように企業IDや機器の情報リストおよび所有機器情報リスト等のデータの製品情報データリスト形式)にユーザIDやユーザ所有の製品IDおよび製品機種等を登録する。
【0102】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50から「企業・製品」という項目を選択して企業製品一覧画面71を表示し、企業製品一覧画面71のガイダンスに従って登録したい製品および該製品を提供している企業を指定して製品情報の登録を行うことができる。
【0103】
図10はユーザがユーザ所有製品の企業に対して製品情報(例えば機種等)を該企業に登録する場合のポータルサーバ1の動作の処理フローを示したものである。
【0104】
図10に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「企業・製品」という項目を選択すると、ポータルシステム100で管理している企業、製品の一覧データをポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザ端末4に送信する(ステップS1000/YES、ステップS1001)。
【0105】
ポータルシステム100はポータルシステム100に登録されている企業および企業が提供している製品の一覧データを企業IDおよび機器IDデータとしてポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶し、ユーザの処理要求に応じてリクエスト処理部13が企業IDおよび機器IDデータを取り出してユーザ端末4へ送信する。
【0106】
企業IDおよび機器IDデータは、図3(a)、(b)に示すように個人情報の企業IDおよび機器IDと製品情報の個人IDおよび機器IDとがそれぞれ対応付けられているのでユーザの個人情報から該ユーザの所有している機器や機器の企業を特定したり、企業の製品情報から該企業の製品を有するユーザを特定することができる。
【0107】
ユーザ端末4には図9(b)に示すような企業および各企業の製品一覧画面71が表示される。
【0108】
ユーザがユーザ端末4に表示された企業製品一覧画面71中から企業および製品の行の選択の欄を指定して「登録」を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)が選択された企業に基づいて該企業サーバ2に対してログイン要求する(ステップS1003)。
【0109】
尚、ポータルサーバ1から企業サーバ2にログインする時は、予め各企業から取得してある各企業固有の企業用認証書を用いてログインする。
【0110】
各企業固有の企業用認証書はポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶されており、ユーザの指定した企業に応じて該企業用認証書がリクエスト処理部13により取り出される。
【0111】
ポータルサーバ1から企業用認証書とともにログイン要求を受けた企業サーバ2は各企業独自の認証手段により企業用認証書の認証を行い、認証結果に基づきログインの許可または不許可の処理および結果通知をポータルサーバ1へ送信する。
【0112】
このことにより、例えば企業サーバ2aがポータルサーバ1になりすまして他の企業サーバ2bへ不正アクセスすることを防止する。
【0113】
以降のポータルサーバ1の動作においては、ポータルサーバ1が企業サーバ2にログインする時は各企業固有の企業用認証書を用いてログインし、認証を受けたものとして説明する。
【0114】
該企業サーバ2へのログインが許可されると、リクエスト処理部13はユーザの選択した企業および製品データを該企業サーバ2へ送信するとともに、製品情報の登録要求を行う(ステップS1004/YES、ステップS1005)。
【0115】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の要求(例えば、製品登録要求の場合は製品登録に必要な登録項目データ等)に応じて必要なデータの応答がなされる。
【0116】
リクエスト処理部13は企業サーバ2から製品情報の登録に必要な登録項目データを取得してユーザ端末4に登録フォームデータとして送信する(ステップS1006、ステップS1007)。
【0117】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない登録フォーム画面に従って入力した製品の登録データ(製品情報)はポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して該企業サーバ2へ送信されるとともに、該企業サーバ2の製品情報データベース21へ製品情報登録を要求する(ステップS1008/YES、ステップ1009)。
【0118】
製品情報登録は製品情報データベース21の該当する製品情報のリスト(図3(b)参照。)の中に所有者のユーザID、機器ID等の個人情報を付加して登録する。
【0119】
製品情報が該企業の製品情報データベース21に登録されると、登録結果がポータルサーバ1に通知され、ポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して登録結果の通知がユーザ端末4に送信されて製品登録処理は終了する(ステップS1010、ステップS1011)。
【0120】
尚、製品情報の登録については、ユーザが該製品を最初に使用(起動)した時に自動的に該製品の製品情報の登録が行えるようにしてもよい。
【0121】
ユーザが製品情報登録済みの製品情報について確認、修正およびユーザ間で製品の譲渡を行う場合について以下に説明する。
【0122】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50から「所有機器」という項目を選択してユーザ所有製品一覧画面72を表示した後、登録製品情報の確認、修正およびユーザ間での製品の譲渡の処理操作を行うことができる。
【0123】
図11はユーザが既に製品情報の登録を行ってある製品に関して製品情報の確認と修正を行う場合のポータルサーバ1の動作の処理フローを示したものである。
【0124】
図11に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「所有機器」という項目を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザIDに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11から該ユーザ(ユーザID)の所有する製品および企業を抽出して、該ユーザの所有する製品一覧データをユーザ端末4に送信する(ステップS1100/YES、ステップ1101)。 ユーザ端末4に表示された図9(c)に示すようなユーザ所有製品一覧画面72のデータが正しければ、ユーザ所有製品一覧画面72中の「終了」という項目を選択して製品情報の確認を終了する(ステップS1102/YES)。
【0125】
製品情報を修正する場合はユーザ所有製品一覧画面72中から修正したい企業および製品の選択欄を指定し、「修正」という項目を選択する。
ユーザが選択した選択結果と企業および製品データはポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13がユーザの選択した企業サーバ2にログインして製品情報の修正要求を行う(ステップS1103/YES、ステップS1104/YES、ステップ1105、ステップS1106/YES、ステップS1107)。
【0126】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品情報の修正要求に対して該当製品の修正に必要な修正項目データが応答される。
【0127】
該企業サーバ2から製品情報の修正に必要な修正項目データを取得したリクエスト処理部13は製品情報の修正フォームデータをユーザ端末に送信する(ステップS1108、ステップS1109)。
【0128】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない修正フォーム画面に従って入力した修正データは、ポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して該企業サーバ2へ送信され、該企業サーバ2の製品情報データベース12中の該当する製品の製品情報が修正され登録される(ステップS1110/YES、ステップS1111)。
【0129】
該企業サーバ2の修正登録結果はポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信されて製品情報の修正処理は終了する(ステップS1112、ステップS1113)。
【0130】
図12はユーザが所有する製品をユーザ間で譲渡する場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0131】
尚、ユーザAおよびユーザBの双方ともポータルシステム100へのユーザ登録(ユーザの個人情報の登録)が済んでいるものとして説明する。
【0132】
ユーザAはユーザ所有製品一覧画面72(図9(c)参照。)の中から譲渡したい製品、企業を指定して「譲渡」を選択する。
【0133】
ユーザAがユーザ所有製品一覧画面72の中から譲渡したい製品、企業を指定して「譲渡」を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)はユーザが選択した企業に基づいて該企業サーバ2にログインし、製品譲渡の要求を行う(ステップS1200/YES、ステップ1201、ステップ1202、ステップS1203/YES、ステップ1204)。
【0134】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品譲渡の要求に対して製品譲渡に必要な譲渡入力項目データ(譲渡フォーム)が応答され、ポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信される(ステップS1205、ステップS1206)。
【0135】
ユーザAが図示しない譲渡フォーム画面に従って入力した譲渡データはポータルサーバ1を介して企業サーバ2へ送信され、譲渡データに基づいて該企業の製品情報データベース12中の該当する製品情報に譲渡登録される(ステップS1207/YES、ステップS1208)。
【0136】
譲渡フォームには譲渡先であるユーザBのユーザIDを入力する項目があり、譲渡先を特定することができる。
【0137】
製品情報の譲渡登録は該当製品情報に譲渡先であるユーザBのユーザID、製品ID等を付加して登録する。
【0138】
該企業サーバ2からの該製品の譲渡登録結果通知はポータルサーバ1を介してユーザAの端末4に送信され製品の譲渡処理は完了する。ステップS1209、ステップS1210)。
【0139】
但し、この時点ではユーザBにとっては仮の所有状態であり、ユーザBが正式な所有者となるためにはユーザBの承認を必要とする。
【0140】
ユーザBの承認は以下のように行われる。
【0141】
ユーザBがポータルシステム100にログインするとユーザAからユーザBへ譲渡された図示しない譲渡製品一覧画面が表示される。
【0142】
ユーザBが譲渡製品一覧画面の中から承認する製品を指定して「承認」を選択するとことにより、ユーザBへの製品の譲渡が承認される。
【0143】
ユーザがユーザの所有する製品に関して企業へ問い合わせを行う場合について説明する。
【0144】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ支援トップページ画面50から「お問い合わせ」という項目を選択してお問い合わせ画面73を表示し、問い合わせたい企業に対して問い合わせ内容を送付することができる。
【0145】
図13はユーザがユーザ所有の製品に関して該製品の企業へ問い合わせを行う場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0146】
図13に示すようにユーザ支援トップページ画面50の「お問い合わせ」という項目を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザIDに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11から該ユーザ(ユーザID)の所有する製品および企業を抽出して、該ユーザの所有する製品一覧データをユーザ端末4に送信する(ステップS1300/YES、ステップS1301)。
【0147】
ユーザ端末4に表示された図9(d)に示すようなお問い合わせ画面73の中から問い合わせをしたい製品および企業の選択欄を指定し、「問い合わせ」という項目を選択する。
【0148】
ユーザが選択した選択結果と企業および製品データはポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13がユーザの選択した企業サーバ2にログインしてユーザの選択した製品の問い合わせ要求を行う(ステップS1302/YES、ステップS1303、ステップS1304/YES、ステップS1305)。
【0149】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品に関する問い合わせ要求に対して該当製品の問い合わせに必要な問い合わせ入力データが応答される。
【0150】
該企業サーバ2から問い合わせデータを取得したリクエスト処理部13は、問い合わせフォームデータをユーザ端末4に送信する(ステップS1306、ステップS1307)。
【0151】
ユーザが図示しない問い合わせフォーム画面に従って入力した問い合わせデータはポータルサーバ1を介して該企業サーバ2へ送信されるとともに、問い合わせ情報として該企業サーバへ登録される(ステップS1309/YES、ステップS1309)。
【0152】
尚、問い合わせフォームは製品に関する問い合わせ内容や回答書の連絡方法等を入力する項目がある。
【0153】
問い合わせ情報の企業サーバ2への登録結果はポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信され問い合わせ処理は完了する(ステップS1310、ステップS1311)。
【0154】
以上のように、ユーザは本発明に係るポータルシステム100を用いることにより複数企業の複数製品を有している場合でも一つのユーザサポートシステムにアクセスするだけで必要な手続きおよびサポート処理を行うことができる。
【0155】
一方、企業はポータルシステム100を用いて自社製品を所有する顧客(ユーザ)の個人データを確認したり、ポータル事業者から提供されるマーケティング情報等を取得することができる。
【0156】
企業がポータルシステム100を用いて顧客の個人データを確認したり、マーケティング情報等を取得するためには、予め企業はポータルシステム100に企業登録する必要がある。
【0157】
企業登録することにより、企業はポータルシステム100へログインする際に必要な各企業固有の認証書および秘密鍵が認証局3を介してポータル事業者から配布される。
【0158】
以降のポータルサーバ1の動作については、企業は既にポータルシステム100への企業登録が済んでおり、ポータルシステム100へログインする際に必要な各企業固有の認証書および秘密鍵が配布されているものとして説明する。
【0159】
企業が本発明に係るポータルシステム100を用いて顧客の個人データを確認したり、マーケティング情報等を取得するためには、企業登録時に配布された各企業固有の認証書および秘密鍵を用いてポータルシステム100へログインして企業の認証を受ける必要がある。
【0160】
ログイン時に入力した企業の認証書が認証されると図示しない企業端末には図5(b)に示すような企業支援トップページ画面51が表示され、画面のガイダンスに従って企業の希望する処理操作を行う。
【0161】
図6(b)は企業が企業サーバ2を介して認証書および認証鍵を用いてポータルシステム100にログインした後、企業支援トップページ画面51が図示しない企業端末に表示されるまでのポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0162】
図6(b)に示すようにポータルサーバ1のリクエスト処理部13は企業が入力した認証書および認証鍵の認証要求を認証局3に対して行う(ステップS610/YES、ステップS611)。
【0163】
認証局3から企業の認証を取得したリクエスト処理部13は、企業支援トップページ画面データを企業端末に送信して企業支援トップページ画面51を表示する(ステップS612/YES、ステップS613)。
【0164】
このようにポータルシステム100は企業がログインする毎に企業の認証を行い、企業の不正アクセス等を防止する。
【0165】
また、各企業に配布された各企業固有の認証書は、リクエスト処理部13が企業を識別する手段として用いられる。
【0166】
以降の企業が行う処理操作に対するポータルサーバ1の動作については、説明の便宜上、企業支援トップページ画面51が図示しない企業端末に表示されているものとして説明する。
【0167】
図14は企業が顧客情報の確認やマーケティング情報を取得する場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0168】
図14を参照しながら顧客情報の確認とマーケティング情報の取得する場合のポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0169】
図14に示すように企業が企業支援トップページ画面51の「顧客情報」という項目を選択すると、リクエスト処理部13は企業の入力した認証書等から企業IDを識別して企業IDに該当するユーザの個人情報をポータルサーバ1の個人情報データベース11から抽出して企業端末に送信する(ステップS1400/YES、ステップS1401)。
【0170】
該企業IDは企業がポータルシステム100にログインする際に入力した企業用認証書から特定される。
【0171】
該企業の顧客情報はポータルサーバ1の個人情報データベースの中から該企業IDをキーとして該企業IDを有するユーザの個人情報を抽出する。
【0172】
例えば、企業は企業端末に表示された図15(a)に示すような顧客情報画面74の顧客を指定して「詳細」という項目を選択することにより指定した顧客の個人情報データの内容を確認することができる。
【0173】
企業が顧客情報の確認を終了する場合は、顧客情報画面74の中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS1402/YES)。
【0174】
企業がマーケティング情報を取得する場合は企業支援トップページ画面51の「マーケティング情報」という項目を選択する。
【0175】
企業が企業支援トップページ画面51の「マーケティング情報」という項目を選択すると、リクエスト処理部13はポータルサーバ1の広告情報データベース12からマーケティング情報を取り出し企業端末に送信する(ステップS1403/YES、ステップS1404)。
【0176】
企業は企業端末に表示された図15(b)に示すようなマーケティング情報画面75から各種のマーケティング情報を取得することができる。
【0177】
企業がマーケティング情報取得の処理操作を終了する場合は、顧客情報画面74の中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS1405/YES)。
【0178】
以上の動作は、ポータルサーバ1のリクエスト処理部13がポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶されている処理プログラムを適時に実行することにより行われる。
【0179】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、各企業独自に管理していたユーザの個人情報をポータルサーバで一括管理するので、ユーザ個人情報を常に最新の状態に維持することができるとともにセキュリティの高い情報管理を行うことができる。
【0180】
ユーザにとってはサポートおよびデータ変更等を一つのシステムにアクセスして処理することができるので、処理および操作性が容易となる。
【0181】
企業にとってはユーザ個人情報を維持、管理するための多大の資源と、費用と、人員の投資を削減することができる。
【0182】
ポータル事業者にとってはマーケティング情報を提供し、企業に代わって企業の広告等を行うことによりサポート費用等の収入を得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーザサポート・ポータルシステムの構成を示したブロック図。
【図2】本発明に係るユーザサポート・ポータルシステムで行う処理を説明するための概略図。
【図3】本発明に係る個人情報データベースおよび製品情報データベースのデータリスト形式の概略図。
【図4】個人情報登録処理フロー。
【図5】ユーザおよび企業トップページ画面の概略構成図。
【図6】ユーザおよび企業トップページ画面が表示されるまでの処理フロー。
【図7】ユーザおよび企業トップページ画面からの画面遷移図。
【図8】個人情報の確認および修正の処理フロー。
【図9】個人情報画面、企業製品一覧画面、ユーザ所有製品一覧画面およびお問い合わせ画面の概略構成図。
【図10】製品情報登録の処理フロー。
【図11】製品情報の確認および修正の処理フロー。
【図12】ユーザ間の製品譲渡の処理フロー。
【図13】製品に関する問い合わせの処理フロー。
【図14】顧客情報の確認およびマーケティング情報取得の処理フロー。
【図15】顧客情報画面およびマーケティング情報画面の構成概略図。
【図16】従来のユーザサポートシステムの構成概略図。
【符号の説明】
1 ユーザサポートポータルサーバ
2a〜2n 企業サーバ
21a〜21n 製品情報データベース
3 認証局
4a〜4n ユーザ端末
5 ポータル事業者端末
11 個人情報データベース
12 広告情報データベース
13 リクエスト処理部
14 データベース処理ソフト
15 HTTPサーバ
100 本発明のユーザサポートポータルシステム
200 従来のユーザサポートポータルシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理方法およびシステムに関し、特に、ユーザの個人情報と該個人情報に関連する製品情報とを分離して、個人情報はインターネット上のポータルサイトで一括管理し、製品情報は各企業で管理することでユーザおよび企業の両者に対する利便性を向上させた情報管理方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に製品を提供する企業は、自社製品を所有するユーザに対してアフターケアを実施したり新製品の広告等を行うためにユーザをサポートするユーザサポートシステムを構築してユーザのサポートに努めている。
【0003】
ところで、ユーザサポートシステムで管理される情報を大別すると、個人情報と製品情報がある。
【0004】
ここで、個人情報はユーザ(顧客)の氏名や住所等のデータであり、製品情報は製品の仕様や価格等のデータである。
【0005】
これらの情報は、従来、企業独自に構築したユーザサポートシステムのデータベースに一括管理している。
【0006】
図16は、従来のユーザサポートシステムの概念図を示したものである。
図16に示すように、従来のユーザ・サポートシステム200では複数の製品を提供する複数の企業C1、C2、・・Cnが、独自にユーザ・サポートシステムS1、S2・・Snを構築して、自社製品を所有する複数のユーザU1、U2、・・Unのそれぞれの個人情報および自社製品の製品情報をデータベースに一括管理している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のユーザサポートシステムS1、S2・・Snでは、例えば、あるユーザU1が企業C1の製品と企業C2の製品を所有している場合、S1およびS2のそれぞれのユーザサポートシステムにユーザ登録(ユーザの個人情報の登録)する必要がる。
【0008】
しかし、例えば、ユーザU1がS1およびS2のそれぞれにユーザ登録した後、住所変更等の個人情報に関するデータの変更が生じた場合、ユーザU1はS1およびS2のそれぞれのユーザサポートシステムにアクセスして住所変更等の手続を行う必要がある。
【0009】
したがって、多くの企業の製品を所有しているユーザにとっては、多くのユーザサポートシステムにアクセスして住所変更手続(個人情報の変更手続)等を行う必要があり、大きな労力となる。
【0010】
また、ユーザサポートシステムS1、S2・・Snが各企業独自に構築されているため、これらシステムの操作性も各企業で異なり、ユーザにとっては操作がとても煩雑となる。
【0011】
この労力と煩雑さのゆえに、ユーザが住所変更等の個人情報の変更が生じた場合でも、ユーザの所有する製品の企業に対して住所変更等の個人情報の変更手続きを怠ったり、一部企業の変更手続が未処理である等の事態が発生している。
【0012】
ところで、企業にとっては、複数のユーザの個人情報を正確に管理し、自社の顧客(ユーザ)に対して確実なサポートを実施するためには、常にユーザの個人情報を正確に収集、確認する必要がある。
【0013】
また、ユーザの個人情報を常に最新状態に維持することはユーザにとっても企業にとっても多大の労力が必要となる。
【0014】
また、従来のユーザサポートシステムのセキュリティについては、各企業が独自にユーザサポートシステムを構築して、個人情報と製品情報を管理しているので、各企業のセキュリティレベルに依存することとなる。
【0015】
したがって、ユーザサポートシステムのセキュリティレベルは各企業によって異なり、セキュリティレベルの低い企業のユーザサポートシステムから重要なユーザの個人情報が漏洩するという危険度も高くなる。
【0016】
以上のように従来のユーザ・サポートシステムは、ユーザの個人情報と自社の製品情報が各企業独自のユーザ・サポートシステムにそれぞれ管理されているので、同一ユーザであっても企業間でユーザの個人情報が異なっていたり、情報のセキュリティも不均一である。
【0017】
企業にとってはユーザの個人情報を最新の状態に維持し、これらの情報を高いセキュリティで管理するためには、多大の資源と、費用と、人員の投資が必要である。
【0018】
ユーザにとっては、サポートを受けたい場合には各企業それぞれのユーザサポートシステムにアクセスする必要があり、操作の煩雑さと不便さを有している。
【0019】
そこで、この発明は各企業の顧客(ユーザ)の個人情報を一括管理してユーザの個人情報を常に最新状態に維持するとともに、ユーザの個人情報を最高のセキュリティで保護し、ユーザや企業のサポート要求に応じられる情報管理方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報管理方法の発明は、インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係るユーザの各個人情報とを管理する情報管理方法において、
前記製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業側で管理し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサイトにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサイトを経由して企業側で管理する製品情報を参照し、
企業は、前記ポータルサイトにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照することを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、複数の企業の製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記企業側では、前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理することを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理することを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析し、
該解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供すること
を特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に関するセキュリティ処理を該ポータルサイトで一括処理することを特徴とする。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の情報管理方法において、前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づき企業の広告処理を企業に代わって代行処理することを特徴とする。
【0026】
請求項7記載の情報管理システムの発明は、インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理する情報管理システムにおいて、
前記インターネット上に設けられ、前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理するポータルサーバと、
前記企業に設けられ、前記ポータルサーバで管理する個人情報に関連する製品情報にリンクされた製品情報を管理する企業サーバと
を具備し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサーバにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサーバを経由して前記企業サーバにアクセスすることにより該企業の関連する製品情報を参照し、
前記企業は、前記ポータルサーバにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照する
ことを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
複数の企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括管理し、
企業サーバは各企業毎に設けられ、前記ポータルサーバに管理された個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理する
ことを特徴とする。
【0028】
請求項9記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理する個人情報代行処理手段
を具備することを特徴とする。
【0029】
請求項10記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供する提供手段と
を具備することを特徴とする。
【0030】
請求項11記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサーバは、
前記個人情報に関するセキュリティ処理を一括して処理するセキュリティ処理手段
を具備することを特徴とする。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項7記載の情報管理システムにおいて、前記ポータルサイトサーバは、
前記個人情報に基づき企業の広告処理を該企業に代わって代行処理する広告代行処理手段
を具備することを特徴とする。
【0032】
請求項13記載のポータルサーバの発明は、インターネット上に設けられ、企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理するポータルサーバであって、 前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段と、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、企業からのアクセスに対応して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0033】
請求項14記載のプログラムの発明は、インターネット上に設けられ、企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段を有するポータルサーバで実行されるプログラムであって、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、
企業からのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する処理を実行することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0035】
図1は本発明に係る情報管理方法およびシステムを適用して構成したユーザサポートポータルシステムの概略を示したブロック図である。
尚、図1は本発明の実施形態の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0036】
このユーザサポート・ポータルシステム100(以下、「ポータルシステム100」という。)はユーザサポート・ポータルサーバ1(以下、「ポータルサーバ1」という。)と、複数の企業サーバ2a・・・2n(以下、「企業サーバ2」という。)と、認証局と、複数のユーザ端末4a・・・4n(以下、「ユーザ端末4」という。)から構成されている。
【0037】
ポータルサーバ1はポータルシステム100に登録されている複数のユーザや企業のサポート要求に応じて処理を行う。
【0038】
複数の企業サーバ2は自社製品に関する製品情報をデータベース化して管理するとともに、企業が自社の顧客(ユーザ)をサポートするために必要な処理やポータルサーバ1からの要求に応じて処理を行う。
【0039】
認証局3はポータルシステム100に登録する複数のユーザや企業に対して認証書および認証鍵を配布するとともに、ポータルシステム100にアクセスするユーザおよび企業の認証を行う。
【0040】
本実施形態では認証局3はポータルサーバ100の外部に設けられているが、ポータルサーバ1の内部に設けるようにしてもよい。
【0041】
ポータルサーバ1と各企業サーバ2間と、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間と、ポータルサーバ1と認証局3間は通信回線で接続されている。
【0042】
例えばポータルサーバ1と各企業サーバ2間は高いセキュリティを維持するために専用線、またはVPN(=Virtual Private Network)などの物理的、論理的に分離された回線を用いる。
【0043】
またポータルサーバ1と各ユーザ端末4間はインターネットを介して接続されている。
【0044】
以下の説明では、ポータルサーバ1と各企業サーバ2間、ポータルサーバ1と認証局3間の回線は専用線、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間の回線はインターネットとして説明する。
【0045】
図2は本発明に係る情報管理方法を用いたポータルシステム100において、ユーザ、企業およびポータルシステム管理者(以下、「ポータル事業者」という。)が行うことのできる処理操作について示した概略図である。
【0046】
図2に示すように本発明に係るポータルシステム100を用いることによりユーザ、企業およびポータル事業者は、例えば以下のような処理操作を行うことができる。
【0047】
ユーザは、
・ユーザの個人情報の登録、確認、修正
・ユーザの所有する製品データの登録、確認、修正
・所有する製品に関する問い合わせ
・ユーザ間の製品の譲渡
企業は、
・自社製品を有する顧客の個人情報の確認
・マーケティング情報の取得
ポータル事業者は、
・ユーザおよび企業への広告
・マーケティング情報の収集等
を行うことができる。
【0048】
本発明に係るポータルサーバ1は、図1に示すように個人情報データベース11と、広告データベース12と、リクエスト処理部13と、HTTPサーバ15と、HTTPおよびデータベース処理ソフト14を具備している。
【0049】
ポータルサーバ1と各企業サーバ2間と、ポータルサーバ1と各ユーザ端末4間およびポータルサーバ1と認証局3間とは図示しない通信インタフェースを介して接続されている。
【0050】
個人情報データベース11は、各企業の顧客の個人情報(例えば、図3(a)に示すような個人IDや氏名、住所および所有製品等のデータを有するデータリスト形式)が一括管理されている。
【0051】
広告データベース12は広告情報やマーケティング情報等のデータが図示しないデータリスト形式で一括管理されている。
【0052】
広告情報はポータル事業者が企業の依頼によりユーザの個人情報に基づいてユーザの趣向等の分析を行い、分析結果に基づいてユーザに最適な広告を行うための広告データである。
【0053】
この広告情報はユーザがポータルシステム100にアクセス中の適時にユーザ端末4に表示したり、DM(=Direct Mail)等でユーザへ広告される。
【0054】
マーケティング情報はポータル事業者がユーザの個人情報に基づいてマーケティング情報を収集して企業等に提供する情報である。
【0055】
例えば、ポータル事業者がユーザの個人情報に基づいて年齢や性別、職業別等の分類を行い、各分類による所有製品の傾向等のマーケティング分析を行い、各企業へマーケティング情報として提供する。
【0056】
リクエスト処理部13は本発明に係るポータルシステム100に登録されているユーザおよび企業からの要求に応じて処理を行う。
【0057】
例えば、図2に示すようにユーザから個人情報の修正要求等があれば要求したユーザに対して修正フォームを伝送し、ユーザの入力した修正データに基づいてユーザの個人情報を修正する。
【0058】
HTTPサーバは、インターネット等を介して行われる通信においてWWWサーバやWWWブラウザ等がファイルなどの情報を送受するプロトコル等を管理する。
【0059】
データベース処理ソフト14はXMLのような共通なデータベース処理ソフトを設定するか若しくはSQL等を設定して、ポータルサーバ1と各企業サーバ2間とのデータのやり取りが各企業毎に構築された製品情報データベース21のデータ形式が異なっている場合でも対応できるように各種データベース処理ソフト14がポータルサーバ1の図示しない記憶装置に格納されている。
【0060】
上述のユーザ、企業およびポータル事業者の行う処理操作を可能とするために、本発明はポータルサーバ1の図示しない記憶装置に各処理操作に応じた処理プログラムを記憶して実行するような構成となっている。
【0061】
本発明に係るポータルシステム100を用いることによりユーザ、企業およびポータル事業者は図2に示すような処理操作を行うことができる。
【0062】
以下に本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザおよび企業が行う処理操作の例に基づいてポータルサーバ1の動作(ユーザや企業からの要求に対する処理フロー)を以下に説明する。
【0063】
本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザが行う処理操作はユーザの個人情報の登録、確認、修正と、ユーザ所有製品の製品情報の登録、確認、修正および譲渡と、製品の問い合わせ等を行うことができる。
【0064】
これらの処理操作に基づいて本発明に係るポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0065】
まず、本発明に係るポータルシステム100を用いてユーザがユーザ所有の製品に関するサポートを受けるためには、本発明のポータルシステム100にユーザ登録(個人情報の登録)する必要である。
【0066】
図4はユーザがポータルシステム100にユーザ登録する場合のポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0067】
図4を参照しながらユーザ登録する場合のポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0068】
ユーザはWeb等を介してポータルシステム100にアクセスしてユーザ登録を行う。
【0069】
ポータルサーバ1はユーザからユーザ端末4を介してポータルシステム100にユーザ登録の要求があると、ポータルサーバ1のリクエスト処理部13がユーザ登録フォームデータをユーザ端末4に送信する(ステップS400/YES、ステップS401)。
【0070】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない登録フォーム画面に従って入力した個人データは、ポータルシステム100へ伝送され、リクエスト処理部13によって個人情報データベース11に仮登録される(ステップS402/YES、ステップS403)。
【0071】
個人情報データベース11のデータ処理はデータベース処理ソフト14を用いて処理する。
【0072】
リクエスト処理部13は、ユーザの個人データを個人情報データベース11に登録した後、該ユーザの認証書および認証鍵の配布を認証局3に要求し、取得する(ステップS404)。
【0073】
該ユーザの認証書および認証鍵を取得したリクエスト処理部13は、取得した認証書および認証鍵とユーザ登録結果確認をユーザ端末4に送信する(ステップS405/YES、ステップS406)。
【0074】
ユーザは登録内容を確認し、受け取った認証書および認証鍵を入力してポータルサーバ1に送付することによって、個人情報データベースに仮登録された個人情報は正式に登録されユーザ登録(個人情報の登録)処理は終了する(ステップS407)。
【0075】
尚、ユーザ登録の済んでいるユーザがポータルシステム100にアクセスする場合は、IDやパスワードとともに登録時に配布された認証書および認証鍵を用いてログインしてユーザ支援トップページ画面50(図5(a)のユーザ支援トップページ画面を参照。)を表示した後、画面のガイダンスに従ってユーザの希望する処理操作を行う。
【0076】
図6(a)はユーザが認証書および認証鍵を用いてポータルシステム100にログインした後、ユーザ支援トップページ画面50がユーザ端末4に表示されるまでのポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0077】
図6(a)に示すようにポータルサーバ1のリクエスト処理部13はユーザが入力した認証書および認証鍵の認証要求を認証局3に対して行う。(ステップS600/YES、ステップS601)。
【0078】
認証局3からユーザの認証を取得したリクエスト処理部13は、ユーザ支援トップページ画面データをユーザ端末4に送信する(ステップS602/YES、ステップS603)。
【0079】
ユーザ端末4にはリクエスト処理部13から送信されたユーザ支援トップページ画面データによりユーザ支援トップページ画面50が表示される。
【0080】
このようにポータルシステム100はユーザがログインする毎にユーザの認証を行い、ユーザの不正アクセス等を防止する。
【0081】
また、ユーザに配布されたユーザの認証書はリクエスト処理部13がユーザを識別する手段として用いられる。
【0082】
以降のユーザが行う処理操作に対するポータルサーバ1の動作については、説明の便宜上、ユーザ支援トップページ画面50がユーザ端末4に表示されているものとして説明する。
【0083】
図7はユーザ支援トップページ画50および企業支援トップページ画面51のガイダンスに従ってユーザおよび企業が希望する処理を選択した場合のそれぞれの画面遷移を示したものである。
【0084】
例えば図7(a)に示すようにユーザ支援トップページ画面50の「個人情報」という項目を選択すると個人情報画面70が表示され、個人情報画面70のガイダンスに従ってユーザ個人情報の確認と修正を行うことができる。
図7に示したそれぞれの画面データはポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶され、ユーザおよび企業の選択結果に応じてリクエスト処理部13が該当する画面データを取り出しユーザ端末4および図示しない企業端末へ送信する。
【0085】
ユーザ端末4および企業端末はリクエスト処理部13から送信された画面データに基づいて該画面データの画面をユーザ端末4および企業端末に表示する。
【0086】
図8はユーザが自己の個人情報を確認、修正する場合のポータルサーバ1の動作について示した処理フローである。
【0087】
ユーザはユーザ支援トップページ画面50の中から「個人情報」という項目を選択してユーザの個人情報の確認と修正を行う。
【0088】
図8に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「個人情報」という項目を選択すると、選択結果がユーザ端末4からインターネットを介してポータルサーバ1に伝送される。
【0089】
ポータルサーバ1のリクエスト処理部13はユーザの入力した認証書等からユーザIDを識別してユーザIDに該当するユーザの個人情報をポータルサーバ1の個人情報データベース11から抽出してユーザ端末4に送信する(ステップS800/YES、ステップS801)。
【0090】
抽出された個人情報がユーザ端末4に送信されると、例えば図9(a)に示すような個人情報画面70に抽出された個人情報のデータがユーザ端末4に表示される。
【0091】
ユーザはユーザ端末4に表示された個人情報データの内容をチェックして確認することができる。
【0092】
ユーザが個人情報の確認を終了する場合は、個人情報画面70中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS802/YES)。
【0093】
個人情報画面70に表示されている個人情報データを修正したい場合は、個人情報画面70中の「修正」という項目を選択する。
【0094】
ユーザの個人情報修正という選択結果を取得したポータルサーバ1(リクエスト処理部13)は図示しない個人情報修正フォームデータをユーザ端末4に送信して個人情報の修正データの入力をユーザへ要求する(ステップS803/YES、ステップS804)。
【0095】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない個人情報修正フォームに従って入力した修正データは、ポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13が修正データに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11の中から該当ユーザの個人情報を修正し登録する(ステップS805/YES、ステップ806)。
【0096】
個人情報の修正、登録結果はポータルサーバ1(リクエスト処理部13)からユーザ端末4に送信されて個人情報の修正処理は完了する(ステップS807)。
【0097】
以上のように個人情報の登録、確認、修正処理はユーザの要求に応じてリクエスト処理部13がポータルサーバ1で一括管理している個人情報データベース11へユーザの個人情報データを登録したり、登録した個人情報データを抽出および修正するという処理を行う。
【0098】
ユーザがユーザ所有製品の企業に対して該製品の情報(例えば機種等)を該企業に登録する場合について説明する。
【0099】
ユーザがユーザ所有製品の企業に対して製品情報の登録を行うことにより、該企業はユーザが所有している機器等の情報を管理し、ユーザに対して的確な製品サポートを実施することができる。
【0100】
製品情報の登録はユーザが所有する製品の企業に対してユーザIDやユーザ所有の製品IDおよび製品機種等を登録する。
【0101】
例えばユーザ所有製品の企業サーバ2が有する製品情報データベース21に格納されている製品の製品情報データ(例えば図3(b)に示すように企業IDや機器の情報リストおよび所有機器情報リスト等のデータの製品情報データリスト形式)にユーザIDやユーザ所有の製品IDおよび製品機種等を登録する。
【0102】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50から「企業・製品」という項目を選択して企業製品一覧画面71を表示し、企業製品一覧画面71のガイダンスに従って登録したい製品および該製品を提供している企業を指定して製品情報の登録を行うことができる。
【0103】
図10はユーザがユーザ所有製品の企業に対して製品情報(例えば機種等)を該企業に登録する場合のポータルサーバ1の動作の処理フローを示したものである。
【0104】
図10に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「企業・製品」という項目を選択すると、ポータルシステム100で管理している企業、製品の一覧データをポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザ端末4に送信する(ステップS1000/YES、ステップS1001)。
【0105】
ポータルシステム100はポータルシステム100に登録されている企業および企業が提供している製品の一覧データを企業IDおよび機器IDデータとしてポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶し、ユーザの処理要求に応じてリクエスト処理部13が企業IDおよび機器IDデータを取り出してユーザ端末4へ送信する。
【0106】
企業IDおよび機器IDデータは、図3(a)、(b)に示すように個人情報の企業IDおよび機器IDと製品情報の個人IDおよび機器IDとがそれぞれ対応付けられているのでユーザの個人情報から該ユーザの所有している機器や機器の企業を特定したり、企業の製品情報から該企業の製品を有するユーザを特定することができる。
【0107】
ユーザ端末4には図9(b)に示すような企業および各企業の製品一覧画面71が表示される。
【0108】
ユーザがユーザ端末4に表示された企業製品一覧画面71中から企業および製品の行の選択の欄を指定して「登録」を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)が選択された企業に基づいて該企業サーバ2に対してログイン要求する(ステップS1003)。
【0109】
尚、ポータルサーバ1から企業サーバ2にログインする時は、予め各企業から取得してある各企業固有の企業用認証書を用いてログインする。
【0110】
各企業固有の企業用認証書はポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶されており、ユーザの指定した企業に応じて該企業用認証書がリクエスト処理部13により取り出される。
【0111】
ポータルサーバ1から企業用認証書とともにログイン要求を受けた企業サーバ2は各企業独自の認証手段により企業用認証書の認証を行い、認証結果に基づきログインの許可または不許可の処理および結果通知をポータルサーバ1へ送信する。
【0112】
このことにより、例えば企業サーバ2aがポータルサーバ1になりすまして他の企業サーバ2bへ不正アクセスすることを防止する。
【0113】
以降のポータルサーバ1の動作においては、ポータルサーバ1が企業サーバ2にログインする時は各企業固有の企業用認証書を用いてログインし、認証を受けたものとして説明する。
【0114】
該企業サーバ2へのログインが許可されると、リクエスト処理部13はユーザの選択した企業および製品データを該企業サーバ2へ送信するとともに、製品情報の登録要求を行う(ステップS1004/YES、ステップS1005)。
【0115】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の要求(例えば、製品登録要求の場合は製品登録に必要な登録項目データ等)に応じて必要なデータの応答がなされる。
【0116】
リクエスト処理部13は企業サーバ2から製品情報の登録に必要な登録項目データを取得してユーザ端末4に登録フォームデータとして送信する(ステップS1006、ステップS1007)。
【0117】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない登録フォーム画面に従って入力した製品の登録データ(製品情報)はポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して該企業サーバ2へ送信されるとともに、該企業サーバ2の製品情報データベース21へ製品情報登録を要求する(ステップS1008/YES、ステップ1009)。
【0118】
製品情報登録は製品情報データベース21の該当する製品情報のリスト(図3(b)参照。)の中に所有者のユーザID、機器ID等の個人情報を付加して登録する。
【0119】
製品情報が該企業の製品情報データベース21に登録されると、登録結果がポータルサーバ1に通知され、ポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して登録結果の通知がユーザ端末4に送信されて製品登録処理は終了する(ステップS1010、ステップS1011)。
【0120】
尚、製品情報の登録については、ユーザが該製品を最初に使用(起動)した時に自動的に該製品の製品情報の登録が行えるようにしてもよい。
【0121】
ユーザが製品情報登録済みの製品情報について確認、修正およびユーザ間で製品の譲渡を行う場合について以下に説明する。
【0122】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50から「所有機器」という項目を選択してユーザ所有製品一覧画面72を表示した後、登録製品情報の確認、修正およびユーザ間での製品の譲渡の処理操作を行うことができる。
【0123】
図11はユーザが既に製品情報の登録を行ってある製品に関して製品情報の確認と修正を行う場合のポータルサーバ1の動作の処理フローを示したものである。
【0124】
図11に示すようにユーザがユーザ端末4に表示されたユーザ支援トップページ画面50中の「所有機器」という項目を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザIDに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11から該ユーザ(ユーザID)の所有する製品および企業を抽出して、該ユーザの所有する製品一覧データをユーザ端末4に送信する(ステップS1100/YES、ステップ1101)。 ユーザ端末4に表示された図9(c)に示すようなユーザ所有製品一覧画面72のデータが正しければ、ユーザ所有製品一覧画面72中の「終了」という項目を選択して製品情報の確認を終了する(ステップS1102/YES)。
【0125】
製品情報を修正する場合はユーザ所有製品一覧画面72中から修正したい企業および製品の選択欄を指定し、「修正」という項目を選択する。
ユーザが選択した選択結果と企業および製品データはポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13がユーザの選択した企業サーバ2にログインして製品情報の修正要求を行う(ステップS1103/YES、ステップS1104/YES、ステップ1105、ステップS1106/YES、ステップS1107)。
【0126】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品情報の修正要求に対して該当製品の修正に必要な修正項目データが応答される。
【0127】
該企業サーバ2から製品情報の修正に必要な修正項目データを取得したリクエスト処理部13は製品情報の修正フォームデータをユーザ端末に送信する(ステップS1108、ステップS1109)。
【0128】
ユーザがユーザ端末4に表示された図示しない修正フォーム画面に従って入力した修正データは、ポータルサーバ1(リクエスト処理部13)を介して該企業サーバ2へ送信され、該企業サーバ2の製品情報データベース12中の該当する製品の製品情報が修正され登録される(ステップS1110/YES、ステップS1111)。
【0129】
該企業サーバ2の修正登録結果はポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信されて製品情報の修正処理は終了する(ステップS1112、ステップS1113)。
【0130】
図12はユーザが所有する製品をユーザ間で譲渡する場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0131】
尚、ユーザAおよびユーザBの双方ともポータルシステム100へのユーザ登録(ユーザの個人情報の登録)が済んでいるものとして説明する。
【0132】
ユーザAはユーザ所有製品一覧画面72(図9(c)参照。)の中から譲渡したい製品、企業を指定して「譲渡」を選択する。
【0133】
ユーザAがユーザ所有製品一覧画面72の中から譲渡したい製品、企業を指定して「譲渡」を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)はユーザが選択した企業に基づいて該企業サーバ2にログインし、製品譲渡の要求を行う(ステップS1200/YES、ステップ1201、ステップ1202、ステップS1203/YES、ステップ1204)。
【0134】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品譲渡の要求に対して製品譲渡に必要な譲渡入力項目データ(譲渡フォーム)が応答され、ポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信される(ステップS1205、ステップS1206)。
【0135】
ユーザAが図示しない譲渡フォーム画面に従って入力した譲渡データはポータルサーバ1を介して企業サーバ2へ送信され、譲渡データに基づいて該企業の製品情報データベース12中の該当する製品情報に譲渡登録される(ステップS1207/YES、ステップS1208)。
【0136】
譲渡フォームには譲渡先であるユーザBのユーザIDを入力する項目があり、譲渡先を特定することができる。
【0137】
製品情報の譲渡登録は該当製品情報に譲渡先であるユーザBのユーザID、製品ID等を付加して登録する。
【0138】
該企業サーバ2からの該製品の譲渡登録結果通知はポータルサーバ1を介してユーザAの端末4に送信され製品の譲渡処理は完了する。ステップS1209、ステップS1210)。
【0139】
但し、この時点ではユーザBにとっては仮の所有状態であり、ユーザBが正式な所有者となるためにはユーザBの承認を必要とする。
【0140】
ユーザBの承認は以下のように行われる。
【0141】
ユーザBがポータルシステム100にログインするとユーザAからユーザBへ譲渡された図示しない譲渡製品一覧画面が表示される。
【0142】
ユーザBが譲渡製品一覧画面の中から承認する製品を指定して「承認」を選択するとことにより、ユーザBへの製品の譲渡が承認される。
【0143】
ユーザがユーザの所有する製品に関して企業へ問い合わせを行う場合について説明する。
【0144】
図7(a)に示すようにユーザはユーザ支援トップページ画面50から「お問い合わせ」という項目を選択してお問い合わせ画面73を表示し、問い合わせたい企業に対して問い合わせ内容を送付することができる。
【0145】
図13はユーザがユーザ所有の製品に関して該製品の企業へ問い合わせを行う場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0146】
図13に示すようにユーザ支援トップページ画面50の「お問い合わせ」という項目を選択するとポータルサーバ1(リクエスト処理部13)がユーザIDに基づいてポータルサーバ1の個人情報データベース11から該ユーザ(ユーザID)の所有する製品および企業を抽出して、該ユーザの所有する製品一覧データをユーザ端末4に送信する(ステップS1300/YES、ステップS1301)。
【0147】
ユーザ端末4に表示された図9(d)に示すようなお問い合わせ画面73の中から問い合わせをしたい製品および企業の選択欄を指定し、「問い合わせ」という項目を選択する。
【0148】
ユーザが選択した選択結果と企業および製品データはポータルサーバ1へ送信され、リクエスト処理部13がユーザの選択した企業サーバ2にログインしてユーザの選択した製品の問い合わせ要求を行う(ステップS1302/YES、ステップS1303、ステップS1304/YES、ステップS1305)。
【0149】
該企業サーバ2からはポータルサーバ1の製品に関する問い合わせ要求に対して該当製品の問い合わせに必要な問い合わせ入力データが応答される。
【0150】
該企業サーバ2から問い合わせデータを取得したリクエスト処理部13は、問い合わせフォームデータをユーザ端末4に送信する(ステップS1306、ステップS1307)。
【0151】
ユーザが図示しない問い合わせフォーム画面に従って入力した問い合わせデータはポータルサーバ1を介して該企業サーバ2へ送信されるとともに、問い合わせ情報として該企業サーバへ登録される(ステップS1309/YES、ステップS1309)。
【0152】
尚、問い合わせフォームは製品に関する問い合わせ内容や回答書の連絡方法等を入力する項目がある。
【0153】
問い合わせ情報の企業サーバ2への登録結果はポータルサーバ1を介してユーザ端末4に送信され問い合わせ処理は完了する(ステップS1310、ステップS1311)。
【0154】
以上のように、ユーザは本発明に係るポータルシステム100を用いることにより複数企業の複数製品を有している場合でも一つのユーザサポートシステムにアクセスするだけで必要な手続きおよびサポート処理を行うことができる。
【0155】
一方、企業はポータルシステム100を用いて自社製品を所有する顧客(ユーザ)の個人データを確認したり、ポータル事業者から提供されるマーケティング情報等を取得することができる。
【0156】
企業がポータルシステム100を用いて顧客の個人データを確認したり、マーケティング情報等を取得するためには、予め企業はポータルシステム100に企業登録する必要がある。
【0157】
企業登録することにより、企業はポータルシステム100へログインする際に必要な各企業固有の認証書および秘密鍵が認証局3を介してポータル事業者から配布される。
【0158】
以降のポータルサーバ1の動作については、企業は既にポータルシステム100への企業登録が済んでおり、ポータルシステム100へログインする際に必要な各企業固有の認証書および秘密鍵が配布されているものとして説明する。
【0159】
企業が本発明に係るポータルシステム100を用いて顧客の個人データを確認したり、マーケティング情報等を取得するためには、企業登録時に配布された各企業固有の認証書および秘密鍵を用いてポータルシステム100へログインして企業の認証を受ける必要がある。
【0160】
ログイン時に入力した企業の認証書が認証されると図示しない企業端末には図5(b)に示すような企業支援トップページ画面51が表示され、画面のガイダンスに従って企業の希望する処理操作を行う。
【0161】
図6(b)は企業が企業サーバ2を介して認証書および認証鍵を用いてポータルシステム100にログインした後、企業支援トップページ画面51が図示しない企業端末に表示されるまでのポータルサーバ1の動作を示した処理フローである。
【0162】
図6(b)に示すようにポータルサーバ1のリクエスト処理部13は企業が入力した認証書および認証鍵の認証要求を認証局3に対して行う(ステップS610/YES、ステップS611)。
【0163】
認証局3から企業の認証を取得したリクエスト処理部13は、企業支援トップページ画面データを企業端末に送信して企業支援トップページ画面51を表示する(ステップS612/YES、ステップS613)。
【0164】
このようにポータルシステム100は企業がログインする毎に企業の認証を行い、企業の不正アクセス等を防止する。
【0165】
また、各企業に配布された各企業固有の認証書は、リクエスト処理部13が企業を識別する手段として用いられる。
【0166】
以降の企業が行う処理操作に対するポータルサーバ1の動作については、説明の便宜上、企業支援トップページ画面51が図示しない企業端末に表示されているものとして説明する。
【0167】
図14は企業が顧客情報の確認やマーケティング情報を取得する場合のポータルサーバ1の動作についての処理フローを示したものである。
【0168】
図14を参照しながら顧客情報の確認とマーケティング情報の取得する場合のポータルサーバ1の動作について以下に説明する。
【0169】
図14に示すように企業が企業支援トップページ画面51の「顧客情報」という項目を選択すると、リクエスト処理部13は企業の入力した認証書等から企業IDを識別して企業IDに該当するユーザの個人情報をポータルサーバ1の個人情報データベース11から抽出して企業端末に送信する(ステップS1400/YES、ステップS1401)。
【0170】
該企業IDは企業がポータルシステム100にログインする際に入力した企業用認証書から特定される。
【0171】
該企業の顧客情報はポータルサーバ1の個人情報データベースの中から該企業IDをキーとして該企業IDを有するユーザの個人情報を抽出する。
【0172】
例えば、企業は企業端末に表示された図15(a)に示すような顧客情報画面74の顧客を指定して「詳細」という項目を選択することにより指定した顧客の個人情報データの内容を確認することができる。
【0173】
企業が顧客情報の確認を終了する場合は、顧客情報画面74の中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS1402/YES)。
【0174】
企業がマーケティング情報を取得する場合は企業支援トップページ画面51の「マーケティング情報」という項目を選択する。
【0175】
企業が企業支援トップページ画面51の「マーケティング情報」という項目を選択すると、リクエスト処理部13はポータルサーバ1の広告情報データベース12からマーケティング情報を取り出し企業端末に送信する(ステップS1403/YES、ステップS1404)。
【0176】
企業は企業端末に表示された図15(b)に示すようなマーケティング情報画面75から各種のマーケティング情報を取得することができる。
【0177】
企業がマーケティング情報取得の処理操作を終了する場合は、顧客情報画面74の中の「終了」という項目を選択して終了する(ステップS1405/YES)。
【0178】
以上の動作は、ポータルサーバ1のリクエスト処理部13がポータルサーバ1の図示しない記憶装置に記憶されている処理プログラムを適時に実行することにより行われる。
【0179】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、各企業独自に管理していたユーザの個人情報をポータルサーバで一括管理するので、ユーザ個人情報を常に最新の状態に維持することができるとともにセキュリティの高い情報管理を行うことができる。
【0180】
ユーザにとってはサポートおよびデータ変更等を一つのシステムにアクセスして処理することができるので、処理および操作性が容易となる。
【0181】
企業にとってはユーザ個人情報を維持、管理するための多大の資源と、費用と、人員の投資を削減することができる。
【0182】
ポータル事業者にとってはマーケティング情報を提供し、企業に代わって企業の広告等を行うことによりサポート費用等の収入を得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーザサポート・ポータルシステムの構成を示したブロック図。
【図2】本発明に係るユーザサポート・ポータルシステムで行う処理を説明するための概略図。
【図3】本発明に係る個人情報データベースおよび製品情報データベースのデータリスト形式の概略図。
【図4】個人情報登録処理フロー。
【図5】ユーザおよび企業トップページ画面の概略構成図。
【図6】ユーザおよび企業トップページ画面が表示されるまでの処理フロー。
【図7】ユーザおよび企業トップページ画面からの画面遷移図。
【図8】個人情報の確認および修正の処理フロー。
【図9】個人情報画面、企業製品一覧画面、ユーザ所有製品一覧画面およびお問い合わせ画面の概略構成図。
【図10】製品情報登録の処理フロー。
【図11】製品情報の確認および修正の処理フロー。
【図12】ユーザ間の製品譲渡の処理フロー。
【図13】製品に関する問い合わせの処理フロー。
【図14】顧客情報の確認およびマーケティング情報取得の処理フロー。
【図15】顧客情報画面およびマーケティング情報画面の構成概略図。
【図16】従来のユーザサポートシステムの構成概略図。
【符号の説明】
1 ユーザサポートポータルサーバ
2a〜2n 企業サーバ
21a〜21n 製品情報データベース
3 認証局
4a〜4n ユーザ端末
5 ポータル事業者端末
11 個人情報データベース
12 広告情報データベース
13 リクエスト処理部
14 データベース処理ソフト
15 HTTPサーバ
100 本発明のユーザサポートポータルシステム
200 従来のユーザサポートポータルシステム
Claims (14)
- インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係るユーザの各個人情報とを管理する情報管理方法において、
前記製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業側で管理し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサイトにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサイトを経由して企業側で管理する製品情報を参照し、
企業は、前記ポータルサイトにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照する
ことを特徴とする情報管理方法。 - 前記ポータルサイトは、複数の企業の製品情報に係る個人情報をポータルサイトで一括管理し、
前記企業側では、前記ポータルサイトで管理する個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理する
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理方法。 - 前記ポータルサイトは、企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理する
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理方法。 - 前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析し、
該解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供する
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理方法。 - 前記ポータルサイトは、前記個人情報に関するセキュリティ処理を該ポータルサイトで一括処理する
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理方法。 - 前記ポータルサイトは、前記個人情報に基づき企業の広告処理を企業に代わって代行処理する
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理方法。 - インターネットを介して企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理する情報管理システムにおいて、
前記インターネット上に設けられ、前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理するポータルサーバと、
前記企業に設けられ、前記ポータルサーバで管理する個人情報に関連する製品情報にリンクされた製品情報を管理する企業サーバと
を具備し、
各ユーザは、インターネットを介して前記ポータルサーバにアクセスすることにより前記個人情報を参照するとともに前記ポータルサーバを経由して前記企業サーバにアクセスすることにより該企業の関連する製品情報を参照し、
前記企業は、前記ポータルサーバにアクセスすることにより該企業で管理する製品情報に関連する個人情報を参照する
ことを特徴とする情報管理システム。 - 前記ポータルサーバは、
複数の企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括管理し、
企業サーバは各企業毎に設けられ、前記ポータルサーバに管理された個人情報に関連する製品情報を各企業毎に管理する
ことを特徴とする請求項7記載の情報管理システム。 - 前記ポータルサーバは、
企業の製品情報に関連する個人情報の登録、サポート処理を該企業に代わって代行処理する個人情報代行処理手段
を具備することを特徴とする請求項7記載の情報管理システム。 - 前記ポータルサーバは、
前記個人情報に基づきユーザ全体の製品動向を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づき企業に対してマーケッティング情報を提供する提供手段と
を具備することを特徴とする請求項7記載の情報管理システム。 - 前記ポータルサーバは、
前記個人情報に関するセキュリティ処理を一括して処理するセキュリティ処理手段
を具備することを特徴とする請求項7記載の情報管理システム。 - 前記ポータルサイトサーバは、
前記個人情報に基づき企業の広告処理を該企業に代わって代行処理する広告代行処理手段
を具備することを特徴とする請求項7記載の情報管理システム。 - インターネット上に設けられ、企業の製品情報と該製品情報に係る各ユーザの個人情報とを管理するポータルサーバであって、
前記製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段と、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、企業からのアクセスに対応して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する制御手段と
を具備することを特徴とするポータルサーバ。 - インターネット上に設けられ、企業の製品情報に係る個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を一括して管理する情報管理手段を有するポータルサーバで実行されるプログラムであって、
ユーザからのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該個人情報の登録サポート処理を実行するとともに、
企業からのアクセスに対応して、前記情報管理手段で管理される個人情報および該個人情報に関連する製品情報に対するリンク情報を参照して該企業で管理する製品情報に関連する個人情報の参照を許可する処理を実行する
ことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270086A JP2004110269A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 情報管理方法およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002270086A JP2004110269A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 情報管理方法およびシステム |
Publications (1)
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Family
ID=32267829
Family Applications (1)
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JP2002270086A Withdrawn JP2004110269A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 情報管理方法およびシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018106585A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
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2002
- 2002-09-17 JP JP2002270086A patent/JP2004110269A/ja not_active Withdrawn
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