JP2001236263A - Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法 - Google Patents

Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法

Info

Publication number
JP2001236263A
JP2001236263A JP2000048141A JP2000048141A JP2001236263A JP 2001236263 A JP2001236263 A JP 2001236263A JP 2000048141 A JP2000048141 A JP 2000048141A JP 2000048141 A JP2000048141 A JP 2000048141A JP 2001236263 A JP2001236263 A JP 2001236263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eeprom
processing
control device
access
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000048141A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Imada
昭吾 今田
Nobuji Fukuoka
亘二 福岡
Yasuhiro Shirota
康弘 城田
Takeshi Takatori
剛 鷹取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2000048141A priority Critical patent/JP2001236263A/ja
Publication of JP2001236263A publication Critical patent/JP2001236263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御特性の悪化を抑え、また設計変更等を容
易に行える拡張性の高いEEPROMの制御装置を提供
すること。 【解決手段】 複数のアプリケーションプログラムで共
通のEEPROM6を使用する電子制御装置において、
複数の各アプリケーションプログラムには、EEPRO
M6に対するアクセス要求を共通の調停手段11に対し
て行う要求プログラムが含まれ、調停手段11に、アク
セス要求に対して、該当するEEPROM6に対するデ
ータの読み書き制御と該当するアプリケーションプログ
ラムに対するデータの供給制御を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアプリケー
ションプログラムで共通のEEPROMを使用する電子
制御装置におけるEEPROMの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、各種電子機器がマイクロコン
ピュータ(マイコン)により制御されるようになってき
ている。そして、マイコンの処理能力の向上に伴い、1
つのマイコンで複数の機器の制御を行うことが可能にな
ってきている。例えば、自動車のエンジン制御装置で
は、1つのマイコンで、空燃比制御装置(A/F制
御)、トランスミッション制御装置(ECT)、エンジ
ンキーに暗証番号を記憶させ、その照合によりエンジン
の始動を可能にした盗難防止装置(イモビライザー)を
制御するもの等が実用化されている。
【0003】一方、マイコンによる制御は高度化されて
きており、制御に用いる制御定数を制御中により適した
ものに更新していく、所謂学習制御等が多く採用される
ようになってきている。この学習制御等では更新した制
御定数やセンサで検出された検出値等を更新記憶し、か
つ非動作中もそれら値を記憶し続ける必要があるため、
一般的にはEEPROM(Electrically Erasable Prog
rammable Read Only Memory )が用いられる。また、イ
モビライザーでも、装置毎に異なった暗証番号を記憶す
る必要があるため、一般的にはEEPROMが用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マイコンの入出力ポー
ト数を抑えるため、またコストの上昇を避けるため、E
EPROMは各装置の制御に対して共通に用いられるこ
とが一般的である。しかしEEPROMを共通に用いる
場合、ある制御でEEPROMを使用している状態で
は、その間他の制御でのEEPROMの使用が禁止され
ているため、他の制御で早急にEEPROMに記憶され
たデータが必要な場合に、そのデータの取得が遅れ、制
御特性が悪化する場合を生じることがある。また、マイ
コンに新たな装置の制御を付け加える設計変更を行う場
合には、制御の優先順位等を考慮して、他の装置に対す
る制御も含めて全体に渡る設計変更が必要となり、非常
に設計効率の悪いものとなる。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、制御特性の悪化を抑え、また設計変更等を容易に
行える拡張性の高いEEPROMの制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するため、本発明に係るEEPROMの制御装置
(1)は、複数のプログラムで共通に使用されるEEP
ROMを制御するEEPROMの制御装置において、前
記EEPROMに対する前記複数のプログラムからのア
クセス要求の処理状況を記憶するステータスメモリと、
前記EEPROMに対する前記複数のプログラムからの
アクセス要求に応じて、前記EEPROMの該当するア
ドレスへの読み書き制御と、該当する前記プログラムへ
のデータ供給制御とを行う調停手段とを備え、前記調停
手段が、前記ステータスメモリに記憶されたアクセス要
求の処理状況に基づいて制御を行うものであることを特
徴としている。
【0007】上記したEEPROMの制御装置(1)に
よれば、前記調停手段が統合的にEEPROMに対する
データの読み書き制御と該当する前記プログラムに対す
るデータの供給制御とを行うので、全体の優先度を考慮
したEEPROMへのアクセスが可能となり、また設計
変更についても基本的には設計変更対象のプログラムと
前記調停手段の設計変更だけで対処可能となる。
【0008】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(2)は、上記EEPROMの制御装置(1)におい
て、前記ステータスメモリは、前記複数の各プログラム
が前記EEPROMに対するアクセス要求を行う時に、
前記複数の各プログラムにより前記EEPROMに対す
るアクセス処理待ちを示す処理待ちデータが書き込まれ
る処理待ち状態メモリ部を有し、前記調停手段は、前記
ステータスメモリに処理待ちデータが書き込まれている
場合に、前記EEPROMに対して該当するアクセス処
理を行わせるものであることを特徴としている。上記し
たEEPROMの制御装置(2)によれば、前記調停手
段に、前記複数の各プログラムとデータを直接やりとり
させることなく、前記ステータスメモリのデータ記憶状
態に基づいた処理を行わせることが可能になるので、前
記調停手段及び前記プログラムの構成が簡単となり、ま
た設計変更も容易となる。
【0009】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(3)は、上記EEPROMの制御装置(1)又は
(2)において、前記ステータスメモリは、前記複数の
プログラムからの前記EEPROMに対するアクセス要
求として、書き込み・読み込みの区別を示す区別データ
と、アクセスする前記EEPROMのアドレスと、書き
込みの場合の書き込みデータが書き込まれる要求内容メ
モリ部を有し、前記調停手段は、前記要求内容メモリに
書き込まれたデータに基づき、前記EEPROMに対し
て該当するアクセス処理を行わせるものであることを特
徴としている。上記したEEPROMの制御装置(3)
によれば、前記調停手段に、前記複数のプログラムとデ
ータを直接やりとりさせることなく、前記要求内容メモ
リのデータ記憶状態に基づいて前記EEPROMに対す
るアクセス処理を行わせることが可能になるので、前記
調停手段及び前記プログラムの構成が簡単となり、また
設計変更も容易となる。
【0010】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(4)は、上記EEPROMの制御装置(1)〜
(3)のいずれかにおいて、前記調停手段が、前記EE
PROMに対してアクセス処理を行わせる場合に、前記
ステータスメモリの該当アドレスに処理中を示す処理中
データを書き込むものであることを特徴としている。上
記したEEPROMの制御装置(4)によれば、プログ
ラム側では、直接前記調停手段とデータをやりとりする
ことなく、前記EEPROMに対するアクセス処理状態
を把握することが可能になるので、前記プログラム側に
おける状態把握を迅速なものとして、迅速で適切なシス
テム制御が可能となる。
【0011】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(5)は、上記EEPROMの装置(1)〜(4)の
いずれかにおいて、前記調停手段が、前記EEPROM
に対するアクセス処理が終わった場合に、前記ステータ
スメモリの該当アドレスに次の指令待ち状態を示すアイ
ドルデータを書き込むものであることを特徴としてい
る。上記したEEPROMの制御装置(5)によれば、
プログラム側では、直接前記調停手段とデータをやりと
りすることなく、前記EEPROMに対する次のアクセ
スが可能か否かを迅速に把握できるようになるので、前
記プログラム側で前記EEPROMに対する次のアクセ
ス指令を迅速に行うことができ、新しいデータによる適
切なシステム制御が可能となる。
【0012】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(6)は、上記EEPROMの制御装置(1)〜
(5)のいずれかにおいて、前記調停手段が、前記EE
PROMに対するアクセス処理を所定周期間隔で行うこ
とを特徴としている。上記したEEPROMの制御装置
(6)によれば、前記EEPROMに対するアクセス処
理が所定周期間隔で行われるので、安定した処理が行わ
れ、またアクセス処理タイミングが予測可能なためプロ
グラム側での対応も容易となる。
【0013】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(7)は、上記EEPROMの制御装置(6)におい
て、前記EEPROMが自動車用の電子制御装置に搭載
され、前記所定周期を、イグニッションスイッチの状態
変化があった場合に所定時間短縮するものであることを
特徴としている。上記したEEPROMの制御装置
(7)によれば、前記EEPROMへのアクセスが頻繁
に必要な期間、つまりイグニッションスイッチの状態変
化があった後の所定期間においては、前記EEPROM
へのアクセスが短周期で行われるので、迅速で適切なシ
ステム制御が可能となる。また、前記EEPROMへの
アクセスがあまり必要でないと推定される期間には、前
記EEPROMへのアクセスが長周期で行われるので、
前記EEPROMへの不要なアクセスに伴う処理速度の
低下を抑えることが可能となる。
【0014】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(8)は、上記EEPROMの制御装置(6)におい
て、前記所定周期を、前記EEPROMに対するアクセ
ス要求の発生頻度に基づき、発生頻度が高い程短くする
ものであることを特徴としている。上記したEEPRO
Mの制御装置(8)によれば、前記EEPROMへのア
クセスが頻繁に必要と推定される期間、つまり前記EE
PROMに対するアクセス要求の発生頻度が高い状態に
おいて、前記EEPROMへのアクセスが短周期で行わ
れるので、迅速で適切なシステム制御が可能となる。ま
た、前記EEPROMへのアクセスがあまり必要でない
と推定される期間には、前記EEPROMへのアクセス
が長周期で行われるので、前記EEPROMへの不要な
アクセスに伴う処理速度の低下を抑えることが可能とな
る。
【0015】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(9)は、上記EEPROMの制御装置(6)又は
(8)において、前記所定周期を、前記アクセス要求を
行ったプログラムに対応して変化させるものであること
を特徴としている。上記したEEPROMの制御装置
(9)によれば、各プログラムが必要とする前記EEP
ROMへのアクセス速度に応じた周期で前記EEPRO
Mへのアクセスが行われるので、無駄に頻繁でない、適
切な頻度での前記EEPROMへのアクセスが可能とな
る。
【0016】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(10)は、上記EEPROMの制御装置(8)又は
(9)において、前記所定周期の変化範囲に制限を加え
るものであることを特徴としている。上記したEEPR
OMの制御装置(10)によれば、前記EEPROMへ
のアクセス周期が、異常に短くなったり、あるいは長く
なったりすることが防止されるので、前記EEPROM
とのデータのやりとり遅延による制御の悪影響及び前記
EEPROMとのデータの不要な頻度でのやりとりによ
る処理速度の低下を抑えることが可能となる。
【0017】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(11)は、上記EEPROMの制御装置(1)〜
(10)のいずれかにおいて、前記調停手段が、複数の
アクセス要求があった場合、前記プログラムに対して設
定された優先順位に従って、該当する前記EEPROM
に対するデータの読み書き制御と該当する前記プログラ
ムに対するデータの供給制御を行うものであることを特
徴としている。上記したEEPROMの制御装置(1
1)によれば、前記各プログラムにおいて要求される優
先順位に従った前記EEPROMに対するアクセス制御
が可能となるので、前記各プログラムの制御特性を適切
なものとすることが可能となる。
【0018】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(12)は、上記EEPROMの制御装置(11)に
おいて、前記優先順位を、前記プログラムに対して固定
順位として設定することを特徴としている。上記したE
EPROMの制御装置(12)によれば、常に高速な前
記EEPROMとのアクセスが必要なプログラムが存在
する場合に、当該プログラムによる制御を常に適切なも
のとすることが可能となる。
【0019】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(13)は、上記EEPROMの制御装置(12)に
おいて、前記優先順位を、前記各プログラムの順番に上
位となるように変更するものであることを特徴としてい
る。上記したEEPROMの制御装置(13)によれ
ば、前記各プログラムにおける前記EEPROMとのア
クセス速度が均等化され、前記各プログラムの前記EE
PROMへのアクセス速度が同等な場合に、前記各プロ
グラムによる制御をバランスのとれたものとすることが
可能となる。
【0020】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(14)は、上記EEPROMの制御装置(7)にお
いて、前記調停手段が、前記各プログラムによる前記ア
クセス要求の有無検出処理と、アクセス要求が検出され
た場合の前記EEPROMに対するアクセス処理とを、
所定周期間隔で、かつ1周期当たり1プログラムについ
て、設定された所定の順番で行うものであることを特徴
としている。上記したEEPROMの制御装置(14)
によれば、前記各プログラムにおける前記EEPROM
とのアクセスを必要な頻度(速度)で行うことができ、
前記各プログラムによる制御を適切で、バランスのとれ
たものとすることが可能となる。
【0021】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(15)は、上記EEPROMの制御装置(3)〜
(14)のいずれかにおいて、前記調停手段が、前記ア
クセス要求によりアクセスする前記EEPROMのアド
レスを、前記各プログラムに応じて予め設定された上位
アドレスデータと、前記各プログラムで同一桁数の下位
アドレスデータとを合成して作成するものであることを
特徴としている。上記したEEPROMの制御装置(1
5)によれば、各プログラムでは、他のプログラムを考
慮して前記EEPROMの使用領域を完全な値として設
定する必要がなく、下位アドレスデータだけを設定すれ
ばよいので、各プログラムを容易に作成及び変更するこ
とができ、また新たなプログラムの追加や前記EEPR
OMの容量変更に対しても、原則的には各プログラムの
変更を必要とせず、前記調停手段だけの変更で対応でき
ることとなる。
【0022】また、本発明に係るEEPROMの制御装
置(16)は、上記したEEPROMの制御装置(5)
において、前記調停手段が、前記ステータスメモリの該
当アドレスにアイドルデータが書き込まれている場合に
のみ、前記アクセス要求を受け付けるものであることを
特徴としている。上記したEEPROMの制御装置(1
6)によれば、前記EEPROMへのアクセス指令が可
能な時にのみ、アクセス要求を受け付けるので、無駄な
処理の発生を抑え、処理速度を向上させることができ
る。
【0023】また、本発明に係る処理方法(1)は、上
記EEPROMの制御装置(5)ののEEPROMへの
アクセス要求方法であって、前記ステータスメモリの該
当アドレスにアイドルデータが書き込まれている場合に
のみ、前記EEPROMに対するアクセス要求を行うこ
とを特徴としている。上記したEEPROMへのアクセ
ス要求方法(1)によれば、前記EEPROMへのアク
セスが可能な時にのみ、アクセス要求を行うようになる
ので、無駄な処理の発生を抑え、処理速度を向上させる
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
EEPROMの制御装置を図面に基づいて説明する。図
1は実施の形態に係る自動車エンジン制御用の電子制御
ユニット(ECU)の構成を示すブロック図であり、メ
モリ4に記憶されたプログラムについては機能構成ブロ
ックとして示している。
【0025】エンジン制御ECU1は、自動車の各部に
設置された各種センサからの信号を演算処理して、エン
ジン関連の各種アクチュエータ、例えばインジェクタ、
点火装置、トランスミッション、イモビライザー等を制
御するもので、演算処理を行うマイコン2、マイコン2
等の各構成に定電圧電力を供給するレギュレータ7、エ
ンジン制御における学習値、イモビライザー用の暗証番
号を記憶する電気的消去可能で書き込み可能なEEPR
OM(E2 PROM)6等を含んで構成されている。ま
た、マイコン2は、中央演算処理装置(CPU)3、プ
ログラム、各種制御データ等が記憶されたROM、及び
演算処理時にデータの一時記憶の為に用いられるRAM
からなるメモリ4、またEEPROM6との間のデータ
通信のためのI/Oポート5等を含んで構成されてい
る。
【0026】メモリ4には、イモビライザー用のイモビ
プログラム、トランスミッション制御用のECTプログ
ラム、空燃比制御用のA/Fプログラム等のアプリケー
ションプログラム、各プログラムにおけるEEPROM
6に対するアクセスを制御するためのプログラムである
調停部11、I/Oポート5の動作制御を行いEEPR
OM6に対する書き込み・読み出し動作を行うプログラ
ムであるEEPROMドライバ12等が記憶されてい
る。そして、調停部11が、イモビプログラム8、EC
Tプログラム9、A/Fプログラム10からのEEPR
OMドライバ12へのアクセス要求に基づき、EEPR
OMドライバ12へのアクセス処理、つまりデータの書
き込み、読み込み処理を行い、必要に応じてアクセス要
求のあったプログラムに対して書き込み完了のデータ供
給、読み出したデータの供給等を行う。
【0027】図2は、EEPROMドライバ12に対す
るアクセスの状態の概念を示す説明図で、(1)は書き
込み処理、(2)は読み出し処理を示している。書き込
み処理では、先ず各アプリケーションプログラムから調
停部11に対して書き込み処理要求が出される。調停部
11は、これら各書き込み処理要求に対して優先度等を
判断し、優先順位の高い書き込み処理要求についてEE
PROM6にデータを書き込む様にEEPROMドライ
バ12に書込アドレス及び書込データを供給する。そし
て対応するアプリケーションプログラムに対してデータ
の書き込みが完了したことを示す完了通知を供給する。
【0028】読み出し処理では、先ず各アプリケーショ
ンプログラムから調停部11に対して読み出し処理要求
が出される。調停部11は、これら各読み出し処理要求
に対して優先度等を判断し、優先順位の高い読み出し処
理要求についてEEPROM6からデータを読み出す様
にEEPROMドライバ12に読出アドレスを供給す
る。そして、調停部11は、この読出アドレスに基づい
てEEPROMドライバ12が読み出したデータを対応
するアプリケーションプログラムに対して供給する。
【0029】つまり、調停部11は、各アプリケーショ
ンプログラムのEEPROM6に対するアクセスを総合
的に仲介する動作を行う。このため、各アプリケーショ
ンプログラムは、他のアプリケーションプログラムの動
作を気にすることなくEEPROM6へのアクセス要求
を行えば良いこととなるため、アプリケーションプログ
ラムの作成が容易になる。また、アプリケーションプロ
グラムを追加する場合でも、原理的には他のアプリケー
ションプログラムの変更は必要はなく、調停部11を若
干変更するだけで済むので、アプリケーションプログラ
ムの追加作業が容易になる。また、EEPROM6への
アクセスの優先度についても、調停部11の変更により
行えるので、装置の動作の最適化のための調整等に対し
ても対応がし易くなる。
【0030】図3は、各アプリケーションプログラムか
らのアクセス要求データを記憶するアクセス要求メモリ
の構成を示すメモリ構成図である。アクセス要求メモリ
には、各アプリケーションプログラムに対して付与され
る識別番号であるIDコードと、アクセス処理状態を示
す処理ステータスデータ、EEPROM6に対するアク
セスのためのアクセス条件データが、各アプリケーショ
ンプログラム毎に記憶できるようになっている。そし
て、処理ステータスデータとしては、アクセス指令可能
な空状態である「IDLE」、アクセス指令済でアクセ
ス処理を待っている状態である「処理待ち」、EEPR
OM6に対する書き込み・読み出し処理中である「処理
中」があり、またアクセス条件データとしては、EEP
ROM6におけるアクセス位置を示すアドレス、書き込
み・読み出しするデータ、書き込み・読み出しを区別す
るR/Wデータがある。そして、このアクセス要求メモ
リに、各アプリケーションプログラム及び調停部11
が、対応する位置(アドレス)に必要なデータを書き込
み、また対応する位置からデータを読み出すことによ
り、各アプリケーションプログラムがEEPROM6に
データを読み書きすることとなる。
【0031】図4は、マイコン2の行う処理を示すフロ
ーチャートで、(1)は調停部11の行うアクセス処
理、(2)は各アプリケーションプログラムの行うアク
セス処理を示している。
【0032】調停部11の行うアクセス処理は所定周期
毎に行われる。ステップS1では、アクセス要求メモリ
の記憶内容から、全てのIDコード(各アプリケーショ
ンプログラムに対応)に対する処理ステータスデータが
「IDLE」か否かを判断し、「IDLE」であれば処
理を終え、「IDLE」でなければステップS2に移
る。ステップS2では、処理ステータスデータが「処理
待ち」であるIDコードの中から優先順位に従い処理対
象とするIDコードを選択し、ステップS3に移る。ス
テップS3では、選択したIDコードに対応する処理ス
テータスデータを「処理待ち」から「処理中」に変更し
てステップS4に移る。ステップS4では、選択したI
Dコードに対応するアクセス条件データ、つまりEEP
ROM6におけるアクセス位置を示すアドレス、書き込
み・読み出しするデータ、書き込み・読み出しを区別す
るR/Wデータに基づいてEEPROM6に対してデー
タの書き込み、あるいは読み出しを行い、ステップS5
に移る。ステップS5では、選択したIDコードに対応
するアプリケーションプログラムに対してEEPROM
6へのアクセス処理が完了したことを通知し、ステップ
S6に移る。ステップS6では、選択したIDコードに
対応する処理ステータスデータを「処理中」から「ID
LE」に変更して処理を終える。
【0033】各アプリケーションプログラムの行うアク
セス処理は、EEPROM6へのアクセスが必要となっ
た時点で行われる。ステップS7では、アクセス要求メ
モリの記憶内容から、自己のIDコードに対する処理ス
テータスデータが「IDLE」か否かを判断し、「ID
LE」であれば、つまりアクセス可能(アクセス処理
空)状態であればステップS8に移り、「IDLE」で
なければ処理を終える。ステップS8では、アクセス処
理の要求値(アクセス条件データ)、つまりEEPRO
M6におけるアクセス位置を示すアドレス、書き込み・
読み出しするデータ、書き込み・読み出しを区別するR
/Wデータを、アクセス要求メモリの自己IDデータに
対応する部分に書き込み、ステップS9に移る。ステッ
プS9では、自己IDコードに対応する処理ステータス
データを「IDLE」から「処理待ち」に変更して処理
を終える。尚、各アプリケーションプログラムは、デー
タの読み込み要求をした場合においてアクセス処理が完
了したことが通知された時には、アクセス要求メモリに
おける自己IDデータに対応する部分から読み出しデー
タを読み取る処理を行う。
【0034】図5は、上述の処理を行った場合における
動作例を示すタイムチャートである。時刻T1でアプリ
ケーションプログラム1(ID1)からアクセス要求が
あると、ID1の処理ステータスデータは「IDLE」
から「処理待ち」となる。同様に、時刻T2でアプリケ
ーションプログラム0(ID0)からアクセス要求があ
ると、ID0の処理ステータスデータは「IDLE」か
ら「処理待ち」となる。時刻T3で調停部11の行うア
クセス処理開始タイミングになると、優先順位の高いI
D0のアクセス処理が開始され、ID0の処理ステータ
スデータは「処理待ち」から「処理中」となる。そし
て、アクセス処理が完了するとアプリケーションプログ
ラム0に対してアクセス処理完了通知がなされ、ID0
の処理ステータスデータは「処理中」から「IDLE」
となる。また時刻T4でアプリケーションプログラム2
(ID2)からアクセス要求があると、ID2の処理ス
テータスデータは「IDLE」から「処理待ち」とな
る。そして、時刻T5で調停部11の行うアクセス処理
開始タイミングとなると、時刻T3の時と同様、優先順
位の高いID1のアクセス処理が開始され、ID1の処
理ステータスデータは「処理待ち」から「処理中」とな
り、またアクセス処理が完了するとアプリケーションプ
ログラム1に対してアクセス処理完了通知がなされ、I
D1の処理ステータスデータは「処理中」から「IDL
E」となる。以後、同様の動作が繰り返されることとな
る。
【0035】次に、調停部11の行うアクセス処理の処
理周期の設定に関して説明する。図6は調停部11の行
うアクセス処理の処理周期の状態を示すタイムチャート
で、、図7はその動作を実現するためのフローチャート
である。この処理周期Tの設定方法の特徴は、EEPR
OM6に対するアクセス頻度が高くなる、イグニッショ
ンキー操作時(イグニッションキーON時は学習値や暗
証番号の読み出し等が必要で、イグニッションキーOF
F時は学習値の書き込み等が必要となる)に、所定時間
(t時間)だけ処理周期Tを短縮するものである。
【0036】この周期設定処理は所定時間毎に行われ
る。ステップS11では、イグニッションキー操作があ
ったか否かを、つまりイグニッションスイッチの状態変
化があったか否かを判断し、イグニッションキー操作が
あればステップS14に移り、なければステップS12
に移る。ステップS12ではONカウンタをリセット
(0)し、ステップS13に移る。ステップS13で
は、処理周期Tを短周期、例えば4msに設定して処理
を終える。ステップS14では、ONカウンタに1加算
し、ステップS15に移る。ステップS15では、オー
バーフロー処理、つまりONカウンタ値が最大値を越え
0になるような場合に、0にせずに最大値に保持する処
理を行い、ステップS16に移る。ステップS16で
は、ONカウンタが所定値(処理周期Tの短縮期間(t
時間)に対応)未満か否かを判断し、未満であると判断
すればステップS13に移り、以上であると判断すれば
ステップS17に移る。ステップS17では、処理周期
Tを長周期、例えば65msに設定して処理を終える。
【0037】図8、図9は、調停部11の行うアクセス
処理の処理周期の別の設定方法を示すフローチャート
で、図8の方法は、アクセス処理要求の頻度が高い程、
処理周期を短くする方法、また図9の方法は、アクセス
処理要求のあったアプリケーションプログラムに応じて
処理周期の短縮量を適切な値に設定する方法である。
【0038】先ず図8に示した処理について説明する。
尚、この処理は所定時間毎に行われる。ステップS21
では、処理ステータスデータからアクセス処理要求があ
ったか否かを(「処理待ち」があるか否かを)判断し、
有ればステップS24に移り、無ければステップS22
に移る。ステップS22では、処理周期Tを所定時間α
だけ延長し、ステップS23に移る。ステップS24で
は、処理周期Tを所定時間αだけ短縮し、ステップS2
3に移る。ステップS23では、処理周期Tが上限値
(Tmax)を越える場合、あるいは下限値(Tmi
n)を下回る場合に、上限値Tmax、あるいは下限値
Tminとするガード処理を行い処理を終える。このガ
ード処理により、処理周期Tが不必要に大きくなった
り、小さくなったりすることを防止できる。
【0039】次に図9に示した処理について説明する。
尚、この処理は所定時間毎に行われる。ステップS31
では、処理ステータスデータからアクセス処理要求があ
ったか否かを(「処理待ち」があるか否かを)判断し、
有ればステップS34に移り、無ければステップS32
に移る。ステップS32では、処理周期Tを所定時間α
だけ延長し、ステップS33に移る。ステップS34で
は、処理周期Tをアクセス処理要求があったアプリケー
ションプログラムに対応した値(例えば、イモビ:4m
s、ECT:8ms、A/F:4ms)とし、ステップ
S33に移る。ステップS33では、処理周期Tが上限
値(Tmax)を越える場合、あるいは下限値(Tmi
n)を下回る場合(本例の場合は原則的には発生せず不
要な処理であるが、ノイズ等によるデータ化けの対策と
して行う)に、上限値Tmax、あるいは下限値Tmi
nとするガード処理を行い処理を終える。このガード処
理により、処理周期Tが不必要に大きくなったり、小さ
くなったりすることを防止できる。
【0040】次に、アクセス処理における優先度(どの
アプリケーションプログラムのアクセス要求を先に処理
するか)について説明する。図10は優先度の設定方法
を示す説明図であり、3つの方法を示している。
【0041】パターンAの方法は、常にIDコードの小
さいものが優先順位上位となるようにする方法で、処理
ステータスにおける「処理待ち」であるIDコードを常
に小さいものから検索して、「処理待ち」を検出した時
点で対応するIDコードに対して処理を行うことにより
実現できる。この場合、EEPROM6へのアクセス待
ち時間を短くする必要のあるアプリケーションプログラ
ムに対して小さいIDコードを付与する必要がある。
【0042】パターンBの方法は、平等な優先順位とな
るようにする方法、つまり優先順位上位となるIDコー
ドを順次変更していく方法で、処理ステータスにおける
「処理待ち」であるIDコードを検索する検索開始位置
(IDコード)をアクセス処理毎に順次ずらしてゆき、
「処理待ち」を検出した時点で対応するIDコードに対
して処理を行うことにより実現できる。
【0043】パターンCの方法は、予めアクセス処理を
行うアプリケーションプログラムの順を決めておくもの
で、メモリにこのアクセス処理の順番データを記憶して
おくことにより実現できる。尚、本例の場合、1周期あ
たり1つのアプリケーションプログラムについてのみア
クセス処理を行うようにした例であるが、各周期毎に
「処理待ち」であるIDコードを検索する順を設定する
方法も可能である。
【0044】次に、EEPROM6におけるアクセス位
置を示すアドレスの設定方法について説明する。図11
は、アドレスの設定方法を説明するための説明図であ
る。各アプリケーションプログラムは、アドレスの下位
2桁(16進数)だけを指定する。調整部11は、各ア
プリケーションプログラム毎に上位(2)桁を予め設定
しておき(記憶しておく)、各アプリケーションプログ
ラムにより指定されたアドレスの下位2桁(16進数)
と、各アプリケーションプログラム毎に設定された上位
(2)桁とを合成し、完全なアドレス(4桁)を生成す
る。そして、EEPROM6におけるこの生成されたア
ドレスにアクセスする。
【0045】このようなアドレス設定方法により、各ア
プリケーションプログラムでは、他のアプリケーション
プログラムを考慮することなくEEPROM6アクセス
用のアドレスを決定できるので、各アプリケーションプ
ログラムの作成及び変更が容易となる。また、アプリケ
ーションプログラムを追加する場合にも、他のアプリケ
ーションプログラムに対してEEPROM6アクセス関
係の影響がでないので、基本的には調停部11のプログ
ラムの変更だけで対応することができ、アプリケーショ
ンプログラムの追加を容易にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動車エンジン制御
用のECUの構成を示すブロック図である。
【図2】書き込み、及び読み出し処理を示す説明図であ
る。
【図3】アクセス要求メモリの構成を示すメモリ構成図
である。
【図4】調停部及び各アプリケーションプログラムの行
う処理を示すフローチャートである。
【図5】動作を示すタイミングチャートである。
【図6】イグニッションスイッチ状態と調停処理周期設
定状態との関係を示すタイミングチャートである。
【図7】調停手段の行う調停処理周期設定処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】調停手段の行う調停処理周期変更処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】調停手段の行う調停処理周期変更処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】調停手段の行う優先処理状態を説明するため
の説明図である。
【図11】EEPROMのアクセス領域設定方法を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
1・・・エンジン制御ECU 2・・・マイクロコンピュータ 3・・・CPU 4・・・メモリ(ROM・RAM) 6・・・EEPROM 11・・調停手段 12・・EEPROMドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 376 F02D 45/00 376H G06F 9/46 340 G06F 9/46 340H (72)発明者 城田 康弘 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 鷹取 剛 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA00 BA13 BA15 BA16 BA32 CA03 DA04 DA05 DA13 EB02 EB03 EB04 EB05 EB06 EB07 EC01 FA00 FA35 5B060 CD01 CD04 5B098 GB05 GD03 GD15 9A001 BB03 BB05 DD07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプログラムで共通に使用されるE
    EPROMを制御するEEPROMの制御装置におい
    て、 前記EEPROMに対する前記複数のプログラムからの
    アクセス要求の処理状況を記憶するステータスメモリ
    と、 前記EEPROMに対する前記複数のプログラムからの
    アクセス要求に応じて、前記EEPROMの該当するア
    ドレスへの読み書き制御と、該当する前記プログラムへ
    のデータ供給制御とを行う調停手段とを備え、 前記調停手段が、前記ステータスメモリに記憶されたア
    クセス要求の処理状況に基づいて制御を行うものである
    ことを特徴とするEEPROMの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ステータスメモリは、前記複数の各
    プログラムが前記EEPROMに対するアクセス要求を
    行う時に、前記複数の各プログラムにより前記EEPR
    OMに対するアクセス処理待ちを示す処理待ちデータが
    書き込まれる処理待ち状態メモリ部を有し、 前記調停手段は、前記ステータスメモリに処理待ちデー
    タが書き込まれている場合に、前記EEPROMに対し
    て該当するアクセス処理を行わせるものであることを特
    徴とする請求項1記載のEEPROMの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ステータスメモリは、前記複数のプ
    ログラムからの前記EEPROMに対するアクセス要求
    として、書き込み・読み込みの区別を示す区別データ
    と、アクセスする前記EEPROMのアドレスと、書き
    込みの場合の書き込みデータが書き込まれる要求内容メ
    モリ部を有し、 前記調停手段は、前記要求内容メモリに書き込まれたデ
    ータに基づき、前記EEPROMに対して該当するアク
    セス処理を行わせるものであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のEEPROMの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記調停手段は、前記EEPROMに対
    してアクセス処理を行わせる場合に、前記ステータスメ
    モリの該当アドレスに処理中を示す処理中データを書き
    込むものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かの項に記載のEEPROMの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記調停手段は、前記EEPROMに対
    するアクセス処理が終わった場合に、前記ステータスメ
    モリの該当アドレスに次の指令待ち状態を示すアイドル
    データを書き込むものであることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかの項に記載のEEPROMの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記調停手段は、前記EEPROMに対
    するアクセス処理を所定周期間隔で行うものであること
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの項に記載
    のEEPROMの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記EEPROMが自動車用の電子制御
    装置に搭載され、 前記所定周期を、イグニッションスイッチの状態変化が
    あった場合に所定時間短縮するものであることを特徴と
    する請求項6記載のEEPROMの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記所定周期を、前記EEPROMに対
    するアクセス要求の発生頻度に基づき、発生頻度が高い
    程短くするものであることを特徴とする請求項6に記載
    のEEPROMの制御装置。
  9. 【請求項9】 前記所定周期を、前記アクセス要求を行
    ったプログラムに対応して変化させるものであることを
    特徴とする請求項6又は請求項8に記載のEEPROM
    の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記所定周期の変化範囲に制限を加え
    るものであることを特徴とする請求項8又は請求項9記
    載のEEPROMの制御装置。
  11. 【請求項11】 前記調停手段は、複数のアクセス要求
    があった場合、前記プログラムに対して設定された優先
    順位に従って、該当する前記EEPROMに対するデー
    タの読み書き制御と該当する前記プログラムに対するデ
    ータの供給制御を行うものであることを特徴とする請求
    項1〜請求項10のいずれかの項に記載のEEPROM
    の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記優先順位を、前記プログラムに対
    して固定順位として設定するものであることを特徴とす
    る請求項11記載のEEPROMの制御装置。
  13. 【請求項13】 前記優先順位を、前記各プログラムの
    順番に上位となるように変更するものであることを特徴
    とする請求項11記載のEEPROMの制御装置。
  14. 【請求項14】 前記調停手段は、前記各プログラムに
    よる前記アクセス要求の有無検出処理と、アクセス要求
    が検出された場合の前記EEPROMに対するアクセス
    処理とを、所定周期間隔で、かつ1周期当たり1プログ
    ラムについて、設定された所定の順番で行うものである
    ことを特徴とする請求項6記載のEEPROMの制御装
    置。
  15. 【請求項15】 前記調停手段が、前記アクセス要求に
    よりアクセスする前記EEPROMのアドレスを、前記
    各プログラムに応じて予め設定された上位アドレスデー
    タと、前記各プログラムで同一桁数の下位アドレスデー
    タとを合成して作成するものであることを特徴とする請
    求項3〜14のいずれかの項に記載のEEPROMの制
    御装置。
  16. 【請求項16】 前記調停手段が、前記ステータスメモ
    リの該当アドレスにアイドルデータが書き込まれている
    場合にのみ、前記アクセス要求を受け付けるものである
    ことを特徴とする請求項5記載のEEPROMの制御装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項5記載のEEPROM制御装置
    のEEPROMへのアクセス要求方法であって、前記ス
    テータスメモリの該当アドレスにアイドルデータが書き
    込まれている場合にのみ、前記EEPROMに対するア
    クセス要求を行うことを特徴とするEEPROMへのア
    クセス要求方法。
JP2000048141A 2000-02-24 2000-02-24 Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法 Pending JP2001236263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048141A JP2001236263A (ja) 2000-02-24 2000-02-24 Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048141A JP2001236263A (ja) 2000-02-24 2000-02-24 Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001236263A true JP2001236263A (ja) 2001-08-31

Family

ID=18570269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000048141A Pending JP2001236263A (ja) 2000-02-24 2000-02-24 Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001236263A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323617A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujitsu Ten Ltd メモリ管理方法及びメモリ管理装置
CN1300704C (zh) * 2004-01-09 2007-02-14 索尼株式会社 数据处理设备、以及与之一起使用的程序和方法
JP2008280863A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Denso Corp マイクロコンピュータ
JP2015035069A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 株式会社デンソー マイクロコンピュータ
CN112634964A (zh) * 2020-12-24 2021-04-09 潍柴动力股份有限公司 电子控制单元的数据写入方法、装置、设备及存储介质

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1300704C (zh) * 2004-01-09 2007-02-14 索尼株式会社 数据处理设备、以及与之一起使用的程序和方法
JP2006323617A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujitsu Ten Ltd メモリ管理方法及びメモリ管理装置
JP2008280863A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Denso Corp マイクロコンピュータ
JP2015035069A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 株式会社デンソー マイクロコンピュータ
CN112634964A (zh) * 2020-12-24 2021-04-09 潍柴动力股份有限公司 电子控制单元的数据写入方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1133733B1 (en) Host controller interface descriptor fetching unit
JPH0574864B2 (ja)
JP2001236263A (ja) Eepromの制御装置及びeepromへのアクセス要求方法
JP4642531B2 (ja) データ要求のアービトレーション
US6742089B1 (en) Access controller and access method for controlling access from a CPU to a memory based on use states of plural access ports
WO2022004324A1 (ja) 車両制御装置
JP4522799B2 (ja) 半導体回路装置及び暴走検出方法
JP2000003302A (ja) 共有メモリ排他アクセス制御方法
JP2003030042A (ja) 複数コア付マイクロコンピュータ装置
US6032173A (en) Synchronization of a computer system having a plurality of processors
US7222219B2 (en) Memory control method and memory control apparatus for pipeline processing
JP7349522B1 (ja) 演算装置およびプログラム
US20080098153A1 (en) Memory access controller
JPH05224707A (ja) プログラマブルコントローラのプログラム変更方法
JP4941103B2 (ja) マルチプロセッサシステム、排他制御方法、車両用電子制御ユニット
JP2504323B2 (ja) システムバス制御方法
JPS62168229A (ja) システム構成自動認識処理方法
JP2023009818A (ja) 車両用電子制御装置及び車両用電子制御装置による制御方法
JP2978008B2 (ja) メモリ管理方式
JPH08123725A (ja) ライトバック式キャッシュシステム
JP2000132452A (ja) データ処理装置
JPS584375B2 (ja) メモリ・アクセス制御方式
JP2710475B2 (ja) メモリ制御回路
JPH09245006A (ja) 密結合マルチプロセッサシステムにおけるジョブの実行装置および実行方法
JPH04302352A (ja) マルチプロセッサシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100914