JP2001235597A - 使用済燃料収納装置 - Google Patents
使用済燃料収納装置Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
2内に、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニスタ4
を挿入配置して密封するようにしてある構成において、
キャニスタ4の外周壁面と金属キャスク3のキャスク胴
22の内周壁面との間に空間Sを形成する。キャニスタ
4の外周壁面の周方向等間隔位置となる4個所に、長手
方向に沿うように雄型ラグ33を空間Sに突出するよう
に一連に取り付ける。雄型ラグ33に係合する雌型ラグ
34を金属キャスク3のキャスク胴22の内周壁面に取
り付ける。雄型ラグ33と雌型ラグ34の係合部に、キ
ャニスタ4の半径方向の熱膨張を吸収するためのクリア
ランスCを形成する。
Description
用した後の使用済燃料を収納して輸送や貯蔵のために用
いる使用済燃料収納装置に関するものである。
料は、自然崩壊を繰り返して放射性レベルが基準値以下
に低下するまで、密封容器内に封じ込めて所要の貯蔵エ
リアにて長期間に亘り厳重に貯蔵する必要がある。
2にその一例を示す如く、原子力発電所の建屋1内にお
いて、キャスクピット2内に、上端の蓋を取り外した状
態で円筒状の金属キャスク3を立向き配置して、該金属
キャスク3のキャビティ内に、上端部の蓋や遮蔽プラグ
を取り外しておいた円筒状のキャニスタ4を、同様に立
向きに挿入するようにし、このキャニスタ4内に、使用
済燃料ピット5内に回収されている使用済燃料(集合
体)6を、燃料取替装置7により移し入れて、キャニス
タ4の上端部に遮蔽プラグを取り付けるようにし、次
に、かかる状態の金属キャスク3を、補助建屋クレーン
8を用いて洗浄ピット9へ搬送し、ここで、キャニスタ
4の上端部に蓋を溶接することにより、使用済燃料6を
キャニスタ4内に封じ込めるようにし、更に、キャニス
タ4の蓋溶接部の液体浸透探傷試験を行ってから、金属
キャスク3の上端部に蓋を取り付けて内部を密封するよ
うにして、キャニスタ4と金属キャスク3とからなる使
用済燃料収納装置10とするようにしてあり、しかる
後、該使用済燃料収納装置10を、建屋1の搬出口11
に待機させておいた輸送車12に横向きに搭載し、輸送
船13による海上輸送、あるいは、上記輸送車12によ
る直接の陸上輸送により貯蔵施設の受入エリア14に搬
入させるようにしてある。
装置15を用いて、金属キャスク3内のキャニスタ4
を、反転装置16上にセットされているコンクリートキ
ャスク17内に詰め替えて蓋18をした後、コンクリー
トキャスク17を、貯蔵エリア19まで搬送してエアパ
レット20上に立向きに移載させるようにし、更に、エ
アパレット20によりコンクリートキャスク17を所定
の貯蔵位置まで移動させて貯蔵させるようにするか、あ
るいは、キャニスタ4を、金属キャスク3からコンクリ
ートキャスク17へ詰め替えることなく、金属キャスク
3内に収納された状態のまま貯蔵させるようにしてあ
る。
属キャスク3は、図3に詳細を示す如く、下端を底板2
1で塞いだ円筒状のキャスク胴22と、該キャスク胴2
2の上端開口部にそれぞれボルト23により取り付ける
ようにした一次蓋24及び二次蓋25とを有し、且つ上
記キャスク胴22、底板21、二次蓋25の外側にそれ
ぞれ中性子遮蔽材26,27,28を配置すると共に、
これら中性子遮蔽材26,27,28の外側を、外筒2
9、カバー30、カバー31で覆うようにした構成とし
て、キャスク胴22内にキャニスタ4を挿入配置するよ
うにしてあり、この際、キャニスタ4の熱膨張を吸収で
きるように、キャニスタ4の外周壁面とキャスク胴22
の内周壁面との間に所要のクリアランスCoが形成され
るようにしてある。なお、32は補助建屋クレーン8で
金属キャスク3を吊るとき等に用いるトラニオンを示
す。
燃料収納装置10の場合、キャニスタ4の外周壁面と金
属キャスク3のキャスク胴22の内周壁面との間に、キ
ャニスタ4の熱膨張を吸収するためのクリアランスCo
が形成されているため、輸送時に振動が発生したり、貯
蔵時に地震が発生したりすると、金属キャスク3内でキ
ャニスタ4にがた付きが発生する可能性がある。
向上させることができるようにしようとするものであ
る。
決するために、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニ
スタを金属キャスクの円筒状のキャスク胴内に収納させ
て、金属キャスク内に使用済燃料を収納させて輸送又は
貯蔵させるようにしてある使用済燃料収納装置におい
て、上記キャニスタの外周壁面と金属キャスクのキャス
ク胴の内周壁面との間に所要の空間を形成して、該キャ
ニスタの外周壁面に、雄型ラグ又は雌型ラグを上記空間
に突出するよう周方向に等間隔に取り付けると共に、該
ラグ取付位置と対応する上記金属キャスクのキャスク胴
の内周壁面に、上記雄型ラグ又は雌型ラグに係合するよ
うに雌型ラグ又は雄型ラグを上記空間部に突出するよう
取り付け、且つ係合するキャニスタ側の雄型ラグ又は雌
型ラグとキャニスタ胴側の雌型ラグ又は雄型ラグとの間
に、キャニスタの半径方向の熱膨張変位を吸収するため
のクリアランスを形成してなる構成とする。
ニスタと金属キャスクのキャスク胴との間での雄型ラグ
と雌型ラグの係合によりキャニスタのがた付きが抑えら
れているので、キャニスタ及び金属キャスクの耐振動
性、耐震性が向上する。又、キャニスタの半径方向の熱
膨張変位は、雄型ラグと雌型ラグとの間のクリアランス
で吸収されることになる。
に長手方向に沿い一連に設けた構成とすることにより、
振動荷重が雄型ラグと雌型ラグの長手方向全長で安定し
て受けられるようになる。
を参照して説明する。
を示すもので、図3に示した使用済燃料収納装置10と
同様に、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニスタ4
を円筒状の金属キャスク3のキャスク胴22内に挿入配
置して、金属キャスク3内に使用済燃料を密封状態に収
納させて輸送又は貯蔵できるようにしてある構成におい
て、上記キャニスタ4の外周壁面と金属キャスク3にお
けるキャスク胴22の側壁部の内周壁面との間に、キャ
ニスタ4の熱膨張量よりも充分に大きい空間Sを形成
し、且つ上記キャニスタ4の外周壁面に、周方向に等間
隔位置となるように、たとえば、4つの雄型ラグ33
を、長手方向へ平行に配して空間S部に突出するよう一
連に取り付けると共に、上記キャスク胴22の内周壁面
に、上記各雄型ラグ33を両側から挟むようにして摺動
自在に係合させるようにした凹溝状の雌型ラグ34を、
周方向に等間隔で空間S部に突出するよう取り付けて、
雄型ラグ33の外端面と雌型ラグ34の凹溝部との間
に、キャニスタ4の熱膨張に伴う雄型ラグ33の半径方
向への変位を吸収するための所要のクリアランスCを形
成してなる構成の使用済燃料収納装置10´とし、金属
キャスク3とその内側のキャニスタ4との周方向のガタ
を雄雌のラグ33,34の係合でなくすようにする。
置10´は、横向き姿勢にして輸送する場合において、
たとえば、上下方向に振動が発生した場合には、図1
(ロ)における左右に位置する雄型ラグ33と雌型ラグ
34との係合によりその振動を受けることができ、又、
左右方向に振動が発生した場合には、上下に位置する雄
型ラグ33と雌型ラグ34との係合によりその振動を受
けることができる。したがって、キャニスタ4には、振
動に起因するがた付きが発生することはなく、耐振動性
を向上させることができる。
の間には、半径方向に所要のクリアランスCが形成され
ているため、キャニスタ4が熱膨張しても、それを吸収
することができる。したがって、キャニスタ4と金属キ
ャスク3との間には熱応力が発生することはない。
におけるコンクリートキャスク17の場合と同様に立向
きとして使用済燃料を貯蔵させるようにした状態におい
て、地震により水平方向の揺れが作用した場合には、上
述した横向き姿勢での輸送時の場合と同様に、各部の雄
型ラグ33と雌型ラグ34との係合により、キャニスタ
4のがた付きを抑えることができる。したがって、耐震
性を向上させることができる。
手方向にも作用するが、上記の各雄型ラグ33と雌型ラ
グ34との係合は長手方向の変位を拘束していないの
で、これまでの場合と同様にして長手方向変位を許容す
ることができる。又、雄型ラグ33及び雌型ラグ34の
取付位置は、前後左右で対称的な4個所としてあるの
で、金属キャスク3内にキャニスタ4を挿入するときの
位置合わせを容易に行うことができる。
及び雌型ラグ34を長手方向に一連に設けて、振動等に
よる荷重を長手方向全般で安定して受けられるようにし
た場合を示したが、長手方向の両端部及び中間部の如く
要所のみに設けるようにしてもよいこと、又、実施の形
態では、雄型ラグ33及び雌型ラグ34を、周方向等間
隔に4個所設けた場合を示したが、同様に6個所や8個
所としてもよいこと、更に、雄型ラグ33と雌型ラグ3
4の配置は半径方向の内外で逆向き、すなわち、キャニ
スタ4の外周壁面に雌型ラグ34を、又、キャスク胴2
2の内周壁面に雄型ラグ33を設置するようにしてもよ
いこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
納装置によれば、使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャ
ニスタを金属キャスクの円筒状のキャスク胴内に収納さ
せて、金属キャスク内に使用済燃料を収納させて輸送又
は貯蔵させるようにしてある使用済燃料収納装置におい
て、上記キャニスタの外周壁面と金属キャスクのキャス
ク胴の内周壁面との間に所要の空間を形成して、該キャ
ニスタの外周壁面に、雄型ラグ又は雌型ラグを上記空間
に突出するよう周方向に等間隔に取り付けると共に、該
ラグ取付位置と対応する上記金属キャスクのキャスク胴
の内周壁面に、上記雄型ラグ又は雌型ラグに係合するよ
うに雌型ラグ又は雄型ラグを上記空間部に突出するよう
取り付け、且つ係合するキャニスタ側の雄型ラグ又は雌
型ラグとキャニスタ胴側の雌型ラグ又は雄型ラグとの間
に、キャニスタの半径方向の熱膨張変位を吸収するため
のクリアランスを形成してなる構成としてあるので、輸
送時の振動や貯蔵時の地震による振動を、係合する各部
の雄型ラグと雌型ラグの係合によって受けることがで
き、これにより、キャニスタのがたの発生を抑えること
ができて、耐振動性及び耐震性を向上させることがで
き、しかも、雄型ラグと雌型ラグとの係合部はキャニス
タの径方向の熱膨張を吸収できることから、キャニスタ
と金属キャスクに熱応力が発生することはなく、又、係
合する雄型ラグと雌型ラグを、ともに長手方向に沿い一
連に設けた構成とすることにより、振動荷重を長手方向
で全体的に受けることができてより安定化を図ることが
できる、等の優れた効果を発揮する。
示すもので、(イ)は切断側面図、(ロ)は(イ)のA
−A方向矢視図である。
の一例を示す概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 使用済燃料を封じ込めた円筒状のキャニ
スタを金属キャスクの円筒状のキャスク胴内に収納させ
て、金属キャスク内に使用済燃料を収納させて輸送又は
貯蔵させるようにしてある使用済燃料収納装置におい
て、上記キャニスタの外周壁面と金属キャスクのキャス
ク胴の内周壁面との間に所要の空間を形成して、該キャ
ニスタの外周壁面に、雄型ラグ又は雌型ラグを上記空間
に突出するよう周方向に等間隔に取り付けると共に、該
ラグ取付位置と対応する上記金属キャスクのキャスク胴
の内周壁面に、上記雄型ラグ又は雌型ラグに係合するよ
うに雌型ラグ又は雄型ラグを上記空間部に突出するよう
取り付け、且つ係合するキャニスタ側の雄型ラグ又は雌
型ラグとキャスク胴側の雌型ラグ又は雄型ラグとの間
に、キャニスタの半径方向の熱膨張変位を吸収するため
のクリアランスを形成してなることを特徴とする使用済
燃料収納装置。 - 【請求項2】 係合する雄型ラグと雌型ラグを、ともに
長手方向に沿い一連に設けた請求項1記載の使用済燃料
収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046428A JP4172129B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 使用済燃料収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046428A JP4172129B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | 使用済燃料収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001235597A true JP2001235597A (ja) | 2001-08-31 |
JP4172129B2 JP4172129B2 (ja) | 2008-10-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009204515A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | キャスク搬入装置及びキャスク搬入方法 |
JP2009210412A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Ihi Corp | 発熱体貯蔵施設 |
JP2009244045A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Japan Atom Power Co Ltd:The | 使用済燃料格納容器 |
JP2014041097A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放射性物質収納容器 |
JP2018194447A (ja) * | 2017-05-18 | 2018-12-06 | 株式会社アトックス | 放射線源収容容器 |
CN110487311A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-11-22 | 中国石油大学(北京) | 一种用于水下细长杆件运动监测的密封装置 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000046428A patent/JP4172129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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