JP2001235501A - 検査装置及びセンサ - Google Patents

検査装置及びセンサ

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JP2001235501A JP2000044705A JP2000044705A JP2001235501A JP 2001235501 A JP2001235501 A JP 2001235501A JP 2000044705 A JP2000044705 A JP 2000044705A JP 2000044705 A JP2000044705 A JP 2000044705A JP 2001235501 A JP2001235501 A JP 2001235501A
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達久 藤井
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聖悟 石岡
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秀嗣 山岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導体パターンの形状を精細に検査すること。 【解決手段】 センサ要素12aは、MOSFETを含
み、表面積が大きい方の拡散層が受動素子となり、導体
パターン101に対向している。この受動素子は、MO
SFETのソースと連続し、ゲートは縦選択部14に接
続され、ドレインは横選択部13に接続されている。タ
イミング生成部15により、センサ要素12aが選択さ
れると、縦選択部14からゲートへ信号が送出され、M
OSFETはONとなる。この時、プローブ22から検
査信号が出力されると、導体パターン101の電位が変
化し、これに伴い、ソースからドレインへ電流が流れ、
横選択部13を介して、信号処理部16へ送出される。
検出信号を出力したセンサ要素12aの位置を解析すれ
ば、回路基板100のどの位置に、導電パターン101
が存在するかがわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の導電パ
ターンの検査装置及びその検査装置用のセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】回路基板の製造においては、基板上に導
電パターンを施した後、その導電パターンに断線や、短
絡がないか否かを検査する必要がある。
【0003】従来から、導電パターンの検査手法として
は、導電パターンの両端にピンを接触させて一端側のピ
ンから導電パターンに電気信号を給電し、他端側のピン
からその電気信号を受電することにより、導電パターン
の導通テスト等を行う接触式の検査手法が知られてい
る。
【0004】しかし、近年では、導電パターンの高密度
化により、各導電パターンに、ピンを同時に配置し接触
させる十分な間隔がない状況となってきたため、ピンを
用いずに、導電パターンと接触することなく電気信号を
受信する非接触式の検査手法が提案されている(特開平
9−264919号)。
【0005】この非接触式の検査手法は、図15のよう
に、検査の対象となる導電パターンの回路配線の一端側
にピンを接触させると共に、他端側にて導電パターンに
非接触にセンサ導体を配置し、ピンに検査信号を供給す
ることによる導電パターンの電位変化を、センサ導体が
検出して導電パターンの断線等を検査するものである。
即ち、その等価回路で示せば図16のようになり、セン
サ導体側に発生した電流を増幅回路で増幅した後、その
電流の大きさから、導体パターンのセンサ導体と対向す
る位置の断線及び短絡を検知していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非接触検査手法では、通常のプリント基板上の複数
のパターン線を覆う程度の大きさの電極により、導電パ
ターンからの電磁波を受信していた。このため、50μ
mレベルの回路パターンを分解能高く検査することは不
可能であり、また、比較的大きな導電パターンであって
も、その欠けまでは検知することができなかった。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、導体パ
ターンの形状を精細に検査可能なセンサ並びに検査装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装置は、回路基板の導電パターンを検
査するために、該導電パターンに検査信号が供給される
ことによる電位変化を非接触で検出する検査装置であっ
て、前記導電パターン各部の電位変化を、複数のセンサ
要素を用いて検出する検出手段と、前記センサ要素を選
択するための選択信号を出力する選択手段と、を備え、
前記センサ要素は、半導体の単結晶上、または、平板上
に構成され、前記導電パターンに対し静電容量結合の対
向電極として動作し、前記導電パターンの電位変化を検
出する受動素子と、前記受動素子によって出力された検
出信号を、前記選択信号の入力に応じて出力するトラン
ジスタと、を含むことを特徴とする。
【0009】前記トランジスタは電流読出し用のMOS
FETであって、前記受動素子とソースとしての拡散層
が連続しており、前記選択信号をゲートに入力すること
によって、ドレインから検出信号を得ることを特徴とす
る。
【0010】前記トランジスタは電流読出し用の薄膜ト
ランジスタであって、前記受動素子と前記薄膜トランジ
スタのソースが接続されており、前記選択信号をゲート
に入力することによって、ドレインから検出信号を得る
ことを特徴とする。
【0011】前記トランジスタは、直列に配置された第
1、第2MOSFETであって、前記受動素子を前記第
1MOSFETのゲートに接続し、前記選択信号を前記
第2MOSFETのゲートに接続し、前記第1MOSF
ETのゲートに印加された前記受動素子の電位に応じて
変化する前記第1MOSFETのソース電位を前記第2
MOSFETのドレインで受けて、ソースから検出信号
として出力することを特徴とする。
【0012】前記トランジスタは、直列に配置された第
1、第2薄膜トランジスタであって、前記受動素子を前
記第1薄膜トランジスタのゲートに接続し、前記選択信
号を前記第2薄膜トランジスタのゲートに接続し、前記
第1薄膜トランジスタのゲートに印加された前記受動素
子の電位に応じて変化する前記第1薄膜トランジスタの
ソース電位を前記第2薄膜トランジスタのドレインで受
けて、ソースから検出信号として出力することを特徴と
する。
【0013】前記トランジスタはバイポーラトランジス
タであって、前記受動素子をエミッタに接続し、前記選
択信号をベースに入力することによって、コレクタから
検出信号を得ることを特徴とする。
【0014】前記トランジスタは電荷読出し用のMOS
FETであって、前記受動素子とソースとしての拡散層
が連続しており、前記選択信号をゲートに入力すること
によって、ゲートの下に形成した電位障壁を下げ、ソー
ス側にある信号電荷をドレイン側へ検出信号電荷として
転送し、ドレイン側に接続された電荷転送素子で検出信
号を転送することを特徴とする。
【0015】前記導体パターンの電位変化に対応して前
記受動素子に電荷を供給し、かつ導体パターンの電位変
化が終わる前に、供給した前記電荷が逆流しないように
電位障壁を形成する電荷供給MOSFETのドレイン
を、前記受動素子の拡散層と連続させて形成することを
特徴とする。
【0016】前記センサ要素は、センサチップ上にマト
リクス状に配置されていることを特徴とする。
【0017】前記検出手段におけるセンサ要素は、前記
受動素子の表面に接触する導体板を更に含むことを特徴
とする。
【0018】回路基板の導電パターンを検査する検査装
置であって、前記導電パターンに対して、時間的に変化
する検査信号を供給する供給手段と、前記検査信号に応
じた前記導電パターン各部の電位変化を、複数のセンサ
要素を用いて検出する検出手段と、前記センサ要素を選
択するための選択信号を出力する選択手段と、を備え、
前記センサ要素は、半導体の単結晶上に構成され、前記
導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として動作
し、前記導電パターンの電位変化を検出する受動素子
と、前記受動素子によって出力された検出信号を、前記
選択信号の入力に応じて出力するトランジスタと、を含
むことを特徴とする。
【0019】回路基板の導電パターンを検査する検査装
置であって、前記導電パターンに対して、時間的に変化
する検査信号を供給する供給手段と、前記検査信号が供
給されることによる前記導電パターン各部の電位変化
を、複数のセンサ要素を用いて検出し、該電位変化に応
じた検出信号を出力する検出手段と、前記センサ要素を
選択するための選択信号を出力する選択手段と、前記検
出信号に基づき、前記導電パターンの形状を描画するた
めの画像データを生成する画像データ生成手段と、を備
え、前記センサ要素は、半導体の単結晶上に構成され、
前記導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として
動作し、前記導電パターンの電位変化を検出する受動素
子と、前記受動素子によって検出された電位変化に応じ
た検出信号を、前記選択信号の入力に応じて出力するト
ランジスタと、を含むことを特徴とする。
【0020】更に、前記センサ要素の半導体に対する光
の照射を防ぐための遮光手段を有することを特徴とす
る。
【0021】また、本発明に係るセンサは、回路基板の
導電パターンを検査するために、該導電パターンに検査
信号が供給されることによる電位変化を非接触で検出す
る複数のセンサ要素を備えたセンサであって、前記セン
サ要素は、半導体の単結晶上に構成され、前記導電パタ
ーンに対し静電容量結合の対向電極として動作し、前記
導電パターンの電圧変化を検出する受動素子と、前記受
動素子によって出力された検出信号を、前記選択信号の
入力に応じて出力するトランジスタと、を含むことを特
徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0023】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態として、MOSFETをセンサ要素として用いた
検査装置1について説明する。
【0024】まず、検査装置1を利用した導電パターン
の検査システムの一例を示す。図2は、検査装置1を利
用した検査システム20の概略図である。
【0025】検査システム20は、回路基板100に施
された導電パターン101を検査するための装置であっ
て、検査装置1と、コンピュータ21と、導電パターン
101に検査信号を供給するためのプローブ22と、プ
ローブ22への検査信号の供給を切替えるセレクタ23
と、を備える。セレクタ23は、例えば、マルチプレク
サ、デプレクサ等から構成することができる。
【0026】コンピュータ21は、セレクタ23に対し
てはプローブ選択のための制御信号及び導体パターン1
01に与える検査信号を供給し、検査装置1に対して
は、セレクタ23に供給した制御信号に同期して検査装
置を動作させるための同期信号を供給する。また、コン
ピュータ21は、検査装置1からの検出信号を受信し
て、画像データを生成し、その画像データに基づいて、
導電パターン101の断線、短絡、欠け等を検出する。
更に、コンピュータ21は、各センサ要素12aからの
検出信号に基づいて、検査対象である導電パターンの画
像をディスプレイ21aに表示する機能を有する。
【0027】プローブ22は、その先端が、それぞれ回
路基板100上の導電パターン101の一端に接触して
おり、導電パターン101に対して検査信号を供給す
る。
【0028】セレクタ23は、検査信号を出力するプロ
ーブ22を切替える。回路基板100上の複数の独立し
た導電パターン101の一つずつに検査信号が供給され
るように、コンピュータから供給された制御信号に基づ
き制御する。
【0029】検査装置1は、回路基板100の導電パタ
ーン101に対向する位置に非接触に配置され、プロー
ブ22から供給された検査信号によって導電パターン1
01上に生じた電位変化を検出し、検出信号としてコン
ピュータ21へ出力する。検査装置1と導電パターンと
の間隔は、0.05mm以下が望ましいが、0.5mm
以下であれば可能である。
【0030】なお、図2の回路基板100では、片面側
にのみ導電パターン101が設けられている場合を想定
しているが、両面に導電パターン101が設けられてい
る回路基板についても検査可能であり、その場合は、検
査装置1を二つ用いて回路基板をサンドイッチするよう
に配置して検査する。
【0031】図3は、検査装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0032】検査装置1は、図3のような電気的構成を
持つセンサチップが不図示のパッケージに取付られた構
成となっている。
【0033】検査装置1は、制御部11と、複数のセン
サ要素12aからなるセンサ要素群12と、センサ要素
12aの行の選択をするための縦選択部14と、センサ
要素12aの列の選択及び信号の取りだしを行う横選択
部13と、各センサ要素12aを選択するための選択信
号を発生するタイミング生成部15と、横選択部13か
らの信号を処理する信号処理部16と、信号処理部16
からの信号をA/D変換するためのA/Dコンバータ1
7と、検査装置1を駆動するための電力を供給するため
の電源回路部18と、を備える。
【0034】制御部11は、コンピュータ21からの制
御信号に従って、検査装置1の動作を制御するためのも
のである。
【0035】センサ要素12aは、マトリックス状(縦
480×横640個)に配置され、プローブ22から導
体パターン101に供給された検査信号に応じた導体パ
ターン101上の電位変化を非接触で検出する。
【0036】タイミング生成部15は、コンピュータ2
1から垂直同期信号(Vsync)、水平同期信号(H
sync)及び基準信号(Dclk)を供給され、縦選
択部14及び横選択部13に、センサ要素12aを選択
するためのタイミング信号を供給する。
【0037】縦選択部14は、タイミング生成部15か
らのタイミング信号に従って、センサ要素群12の少な
くともいずれか一つの行を順次選択する。縦選択部14
により選択された行のセンサ要素12aからは、検出信
号が一度に出力され、横選択部13に入力される。横選
択部13は、640個の端子から出力されたアナログの
検出信号を増幅した後、一旦ホールドし、マルチプレク
サ等の選択回路により、タイミング生成部15からのタ
イミング信号に従って、順番に信号処理部16に出力す
る。
【0038】信号処理部16は、横選択部13からの信
号に対して、アナログ信号処理を行い、A/Dコンバー
タ17へ送出する。
【0039】A/Dコンバータ17は、信号処理部16
からアナログ形式で送出された各センサ要素12aの検
査信号を例えば8ビットのデジタル信号に変換し、出力
する。
【0040】なお、ここでは、検査装置1にA/Dコン
バータが内蔵されているが、信号処理部でアナログ処理
されたアナログ信号をそのままコンピュータ21に出力
してもよい。
【0041】次に、センサ要素12aの動作について説
明する。図1は、一つのセンサ要素12aの構成を説明
する図である。
【0042】センサ要素12aは、MOS型の半導体素
子(MOSFET)であり、拡散層の一方の表面積が他
方の表面積よりも大きくなるように生成されている。表
面積が大きい方の拡散層が受動素子となり、導体パター
ン101に対向している。この受動素子は、MOSFE
Tのソースと連続している。ゲートは縦選択部14に接
続されており、ドレインは横選択部13に接続されてい
る。
【0043】また、受動素子の拡散層には不要電荷を吐
き出すポテンシャル障壁が設けてある。
【0044】そして、タイミング生成部15により縦選
択部14を介して、センサ要素12aが選択されると、
縦選択部14からゲートへ信号が送出され、センサ要素
12aはON(検出信号出力可能状態)となる。
【0045】この時、プローブ22から検査信号が出力
されると、導体パターン101の電位が変化し、これに
伴い、ソースからドレインへ電流が流れる。これが検出
信号となって横選択部13を介して、信号処理部16へ
送出される。なお、センサ要素12aに対向する位置に
導体パターン101が存在しない場合には、電流は流れ
ない。このため、検出信号としての電流出力があったセ
ンサ要素12aの位置を解析すれば、回路基板100の
どの位置に、プローブ22と接触した電極から連続する
導電パターン101が存在するかがわかる。
【0046】ここで、ソースからドレインへ電流が流れ
る原理について、更に詳しく説明する。図4、図5は、
この原理を分かりやすく説明するためのモデル図であ
り、図4は、導体パターンの回路配線に電圧が印加され
ていない状態、図5は印加された状態を示す。これらの
図は共に、選択信号がゲートに入力され、ゲートがON
になっている状態を示している。
【0047】図4のように、回路配線に電圧が印加され
ていなければ、拡散層の余分な電荷が、OFFしている
ゲートの下の電位障壁のポテンシャルよりも低い吐き出
しポテンシャル障壁から溢れ出る。その場合、ソースの
電位は吐き出しのポテンシャルで確定する。
【0048】次に、図5のように、回路配線に電圧Vが
印加されると、回路配線が+に帯電する(電位Vとな
る)。ここで、回路配線と、ソース側拡散層とは、微小
距離だけ離間しているため、対向するソース側拡散層は
回路配線の電位変化の影響を受け、電位がVとなって電
荷が流れ込む。即ち、回路配線とソース側拡散層とが静
電容量結合しているように動作し、ソース側拡散層のポ
テンシャルが低くなって、電子が流れ込み、ソースから
ドレインに向かって電流が流れる。
【0049】回路配線が再びグランドに接続されると、
ソース側拡散層のポテンシャルは元に戻り、余剰の電子
は徐々に吐き出しポテンシャル障壁から逃がされる。
【0050】図6は、図1のようなMOSFETを用い
た場合の入出力タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【0051】図6に示すように、回路配線に電圧が印加
されると、出力電流が得られる。ただし、電流は、電圧
の印加と同時にピークを示し、その後指数関数的に減少
するため、横選択部13では、電圧印加のタイミングに
合わせて検出し、ホールドしている。
【0052】上述してきたように、センサ要素が、半導
体の単結晶上に構成され、導電パターンに対し静電容量
結合の対向電極として動作し、導電パターンの電位変化
を検出する受動素子と、この受動素子と連続し、受動素
子から出力された検出信号である出力電流を選択信号の
ゲート入力時に出力するMOS型トランジスタと、を備
えたので、センサ要素を極微細に製造することができ
る。
【0053】つまり、現在確立されているトランジスタ
製造技術をそのまま用いて、センサ要素群を製造できる
ため、センサ要素自体も、その間隔も超微細にすること
ができる。これにより、回路基板上にプリントされた導
電パターンの形状を高解像度に表現することができ、そ
の欠け等も的確に検知することができる。また、センサ
要素群を製造するのに、特別な製造装置を必要としない
ため、生産性が著しく向上するという効果を奏する。
【0054】なお、検査装置1では、回路基板100の
形状に合わせて、各センサ要素12aを平面的に配置し
ているが、立体的に配置してもよい。
【0055】各センサ要素12aの形状は、図3に示す
ように全て形状を統一することが望ましい。これは、導
電パターンへの検査信号の供給及び導電パターンに現れ
る信号の受信を、各センサ要素12aでムラ無く行うた
めである。
【0056】また、各センサ要素12aは、図3に示す
ように、行方向及び列方向にそれぞれ等間隔に配列され
たマトリックス状に構成することが望ましい。そうすれ
ば、導電パターンに面する単位面積あたりのセンサ要素
12aの数のムラを低減することができると共に、各セ
ンサ要素12a間の相対的な位置関係を明らかにし、検
出信号による導電パターンの形状の特定を容易化するこ
とができるからである。但し、検査する導電パターンの
形状等に応じて、単に1列分だけ配置するようにしても
よい。
【0057】検査装置1では、センサ要素12aは、4
80行640列の配列としているが、これは本実施形態
において便宜的に定めたものであり、現実には、例え
ば、5乃至5μm角に20万から200万個のセンサ要
素を配置することもできる。このようにセンサ要素12
aの大きさ、間隔等を設定するにあたっては、より正確
な検査を実現すべく、導電パターンの線幅に応じた大き
さ、間隔を設定することが望ましい。
【0058】ここでは、NチャネルMOSFETをセン
サ要素としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、PチャネルMOSFETを用いてもよい。
【0059】図1で、受動素子をn型拡散層としたが、
これに限定されるものではなく、比較的導電率の高い材
料であれば、非晶質半導体であってもよい。
【0060】更に、図7のように、受動素子としてのソ
ース側拡散層上に、導電板71をオーミックコンタクト
させてもよく、このようにすれば、受動素子表面の電気
伝導度を高く、すなわち、受動素子表面近傍に信号電荷
を集中させることができ、信号電荷密度を高くすること
ができるため、静電容量結合をより強くすることができ
る。
【0061】導電板71は、金属の薄膜であっても多結
晶半導体であってもよい。
【0062】(第2の実施の形態)次に図8乃至図12
を用いて、本発明の第2の実施の形態としての検査装置
について説明する。
【0063】本実施の形態の検査装置は、センサ要素と
して、半導体の拡散層を回路配線からの信号受信素子と
した電荷電圧変換回路を用いた点について、上記第1の
実施の形態と異なる。その他の点については、第1の実
施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略し、図
上では、同じ構成要素を同じ符号を付して示す。
【0064】図8は、本実施の形態に係るセンサ要素1
2aの構成を説明する図である。
【0065】本実施の形態に係るセンサ要素12aも、
上記第1の実施の形態に係るセンサ要素と同様に、受動
素子80として、比較的表面積の大きな拡散層を備えて
いる。受動素子80は、MOSFET81のゲート及
び、MOSFET82のソースに接続されている。ま
た、MOSFET81のドレインには電源回路部18か
ら電圧VDDが印加されており、MOSFET81のソ
ースは、MOSFET83のドレインに接続されてい
る。MOSFET82のゲートには、縦選択部14から
のリセット信号が入力され、MOSFET82のドレイ
ンには、電源回路部18から電圧VDDが印加されてい
る。MOSFET83のゲートには、縦選択部14から
選択信号が入力され、MOSFET83のソースからの
出力は、横選択部13に入力される。
【0066】ここで、受動素子80が検出した導体パタ
ーン101の電位変化が、MOSFET83のソースか
らの出力電圧に変換される原理について、更に詳しく説
明する。図9、図10は、この原理を分かりやすく説明
するためのモデル図であり、図9は、導体パターンの回
路配線に電圧が印加されていない状態、図10は印加さ
れた状態を示す。これらの図は共に、選択信号がMOS
FET83のゲートに入力され、ゲートがONになって
いる状態を示している。
【0067】図9のように、回路配線に電圧が印加され
ていなければ、受動素子80内の電子は、拡散層のポテ
ンシャルに閉じ込められており、MOSFET81のゲ
ートには、Loの電圧が印加される。従って、ソースフ
ォロワ動作するMOSFET81のソース側は、MOS
FETのしきい値電圧だけゲートより低い電位が出力さ
れる。
【0068】次に、図10のように、回路配線に電圧V
が印加されると、対向する受動素子80は、回路配線の
電位変化の影響を受け、その表面に電子が集まろうとす
るが、流入する電子が無いため、もともと存在した電子
が表面近くに密集し、表面ポテンシャルを下げる。つま
り電位が上昇する。MOSFET81のゲートは、受動
素子80の表面と接続されているため、Hiの電圧が印
加されることになり、ソースフォロワ動作するMOSF
ET81のソース側は、MOSFETのしきい値電圧だ
けゲートより低い電位が出力されるが、前述の回路配線
に電圧を印加しない場合よりも高い電圧が出力される。
【0069】回路配線が再びグランドに接続されると、
受動素子80内の電子は、再び分散し、MOSFET8
1のゲートの電位はLoとなる。
【0070】このように、回路配線に対する電圧のON
/OFFの切替えだけでは、理論上は、受動素子80内
の全電荷量は変化しない。しかし、実際には、受動素子
80の周囲から電子が侵入することがあり、これを放置
しておけば、回路配線に電圧が印加されていない状況で
の受動素子のポテンシャルが上昇し、電位が下がる。つ
まり、その雑音電子によって発生する雑音電位が、オフ
セット電位として受信信号に重なり経時変化する。そこ
で、図11のように、MOSFET82のゲートにリセ
ット信号を入力し、電源と、受動素子80とを導通させ
て、受動素子80内の余分な電子を逃がしてやり、電位
を一定に保っている。
【0071】図12は、図8のようなMOSFET回路
を用いた場合の入出力タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【0072】図12に示すように、選択信号をONにし
た後、リセット信号を一定時間ONにして、受動素子8
0の電位の経時変化を抑える。このとき、MOSFET
81のゲートの電位が上昇し、MOSFET83のドレ
インからの出力電圧も少し大きくなる。これをリセット
信号のカップリングノイズと呼ぶ。リセット信号をOF
Fにした後、今度は回路配線に電圧Vを印加する。回路
配線に電圧Vが印加されると、MOSFET83のドレ
インからの出力電圧はHiとなり、そのセンサ要素12
aに対向する位置に回路配線が存在することがわかる。
【0073】ただし、カップリングノイズを出力電圧と
誤って検出しないように、出力電圧の検出タイミングを
調整し、又は、ハイパスフィルタを通している。
【0074】このように、センサ要素に、図8のような
電荷電圧変換回路を用いたので、増幅した電圧の形で検
出信号を取り出すことができ、検出信号を明確に識別で
きるので、より正確な回路基板の検査を行なうことがで
きる。
【0075】なお、リセット信号の入力タイミングは、
図12に示したタイミングに限定されるわけではなく、
他のタイミングであってもよい。
【0076】また、図8で、受動素子80をn型拡散層
としたが、これに限定されるものではなく、比較的導電
率の高い材料であれば、金属の薄膜や、多結晶半導体で
あっても、非晶質半導体であってもよい。
【0077】(第3の実施の形態)次に図13を用い
て、本発明の第3の実施の形態としての検査装置につい
て説明する。
【0078】本実施の形態の検査装置は、センサ要素と
して、バイポーラトランジスタを用いた点について、上
記第1の実施の形態と異なる。その他の点については、
第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省
略し、図では、同じ構成要素を同じ符号を付して示す。
【0079】図13は、本実施の形態に係るセンサ要素
の構成を説明する図である。
【0080】導体パターンの電位変化を検出する受動素
子は、抵抗素子からなり、その抵抗素子と、バイポーラ
トランジスタのエミッタが接続されている。また、ベー
スには縦選択部14からの選択信号が入力され、コレク
タから出力される検出信号としての出力電流は横選択部
13を介して信号処理部16に入力される。
【0081】このセンサ要素12aの動作は、図4、図
5で説明したMOSFETの動作とほぼ同様である。ベ
ースに選択信号が印加されると、バイポーラトランジス
タのエミッタであるN+拡散層とコレクタであるN+拡
散層とが導通し、回路配線の電位が上昇して抵抗素子の
P拡散層に電子が集まることによって、コレクタから電
流が出力され、横選択部13で増幅された後、タイミン
グ生成部15で生成されたタイミング信号に合せて信号
処理部16に入力される。
【0082】このように、センサ要素にバイポーラトラ
ンジスタを用いれば、検出信号を出力を高速に、且つ正
確に行なうことができる。
【0083】尚、ここでは、npn型のバイポーラトラ
ンジスタを用いたが、pnp型であってもかまわない。
【0084】(第4の実施の形態)次に図14を用い
て、本発明の第4の実施の形態としての検査装置につい
て説明する。
【0085】本実施の形態の検査装置は、センサ要素と
して、TFT等の薄膜トランジスタを用いた点につい
て、上記第1の実施の形態と異なる。その他の点につい
ては、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説
明を省略し、図では、同じ構成要素を同じ符号を付して
示す。
【0086】図14は、本実施の形態に係るセンサ要素
の構成を説明する図である。
【0087】導体パターンの電位変化を検出する受動素
子80は、クロム等の電極であって、この電極と薄膜ト
ランジスタのソースとが連続している。また、ゲートに
は縦選択部14からの選択信号が入力され、ドレインか
ら出力される検出信号としての出力電流は横選択部13
を介して信号処理部16に入力される。ソースとドレイ
ンの下層には、アモルファスSi又は多結晶−Si等の
薄膜半導体層が存在する。
【0088】このセンサ要素12aの動作は、図4、図
5で説明したMOSFETの動作とほぼ同様である。ゲ
ートに選択信号が印加されると、ゲートの下の半導体層
にチャネルが発生し、薄膜トランジスタのソースとドレ
インとが導通する。そして、回路配線の電位が上昇して
受動素子80としての電極に電子が集まることによっ
て、ドレインから電流が出力され、横選択部13で増幅
された後、タイミング生成部15で生成されたタイミン
グ信号に合せて信号処理部16に入力される。
【0089】このようにセンサ要素に薄膜トランジスタ
を用いれば、センサ要素の生産性を向上し、また、セン
サアレイの面積をより大きくすることができる。
【0090】尚、上記第2の実施の形態に示した電荷電
圧変換回路において、MOSFETを全てこの薄膜トラ
ンジスタに置換えることもでき、その場合も同様の効果
を得ることができる。
【0091】(その他の実施の形態)上記第1、第3又
は第4の実施の形態に示したセンサ要素に、流れ込んだ
電子を保持する機能を持たせてもよい。
【0092】つまり、受動素子に、電子が溜まる構造に
すれば、溜まった電子は、リセットMOSで電源に吸い
上げられるまで保持される。このため、センサ要素を選
択して、回路配線に検査信号としての電圧を印加しはじ
めた直後から、そのセンサ要素をリセットするまでに、
検出信号である出力電流を検出すればよい。即ち、図6
を用いて説明したように、電圧の印加と出力電流の検出
のタイミングを合せる必要がない。
【0093】更に、溜まった電子を順番に隣のセンサ要
素に送るように電荷転送素子を用いてもよい。電荷転送
素子には例えばCCDが挙げられる。
【0094】この場合、トランジスタとして電荷読出し
用のMOSFETを用い、受動素子とソースとしての拡
散層を連続させ、選択信号をゲートに入力することによ
って、ゲートの下に形成した電位障壁を下げ、ソース側
にある信号電荷をドレイン側へ検出信号電荷として転送
し、ドレイン側に接続された電荷転送素子で検出信号を
転送すればよい。
【0095】更に、導体パターンの電位変化に対応して
受動素子に電荷を供給し、かつ導体パターンの電位変化
が終わる前に、供給した電荷が逆流しないように電位障
壁を形成する電荷供給MOSFETのドレインを、受動
素子の拡散層と連続させて形成すれば、安定した電荷転
送が可能となる。
【0096】また、電荷転送素子を用いれば、横選択部
で、マルチプレクサ等のスイッチング回路を用いる必要
はなくなる。
【0097】なお、上記実施の形態では、いずれも、導
体パターンの回路配線に、直流電圧を印加するかのよう
に表現したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、回路配線に交流電圧を印加してもよい。
【0098】また、上記実施の形態のセンサ要素は、い
ずれも半導体センサであるため、光の照射によって光電
変換が起こり、電子を発生することがある。これは、誤
動作の原因となるため、センサ要素の周りを遮光するこ
とが望ましい。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、導体パターンの形状を
精細に検査可能なセンサ並びに検査装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ要素の
構成を説明する図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る検査装置を利
用した検査システムの概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る検査装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ要素に
おいて、導体パターンの電位変化に応じて電流が発生す
る原理を説明するためのモデル図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ要素に
おいて、導体パターンの電位変化に応じて電流が発生す
る原理を説明するためのモデル図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ要素の
入出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ要素の
変形例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るセンサ要素の
構成を説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るセンサ要素に
おいて、導体パターンの電位変化に応じて電圧が出力さ
れる原理を説明するためのモデル図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るセンサ要素
において、導体パターンの電位変化に応じて電圧が出力
される原理を説明するためのモデル図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るセンサ要素
において、リセット信号入力時の動作を説明するための
モデル図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るセンサ要素
の入出力タイミングを示すタイミングチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係るセンサ要素
の構成を説明する図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るセンサ要素
の構成を説明する図である。
【図15】従来の回路基板検査装置を説明する図であ
る。
【図16】従来の回路基板検査装置を説明する図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 秀嗣 広島県深安郡神辺町西中条1118番地 オ ー・エイチ・ティー株式会社内 Fターム(参考) 2G011 AA01 AC33 AE01 2G014 AA02 AA03 AA13 AA25 AB59 AC10 AC15 2G032 AA00 AD01 AE07 AE09 AE12 AF02 AF07 AG07 4M106 AA20 AD06 BA14 BA20 CA16 DD04 DD30 DJ17 DJ23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板の導電パターンを検査するため
    に、該導電パターンに検査信号が供給されることによる
    電位変化を非接触で検出する検査装置であって、 前記導電パターン各部の電位変化を、複数のセンサ要素
    を用いて検出する検出手段と、 前記センサ要素を選択するための選択信号を出力する選
    択手段と、 を備え、 前記センサ要素は、 半導体の単結晶上、または、平板上に構成され、 前記導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として
    動作し、前記導電パターンの電位変化を検出する受動素
    子と、 前記受動素子によって出力された検出信号を、前記選択
    信号の入力に応じて出力するトランジスタと、 を含むことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】前記トランジスタは電流読出し用のMOS
    FETであって、前記受動素子とソースとしての拡散層
    が連続しており、前記選択信号をゲートに入力すること
    によって、ドレインから検出信号を得ることを特徴とす
    る請求項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】前記トランジスタは電流読出し用の薄膜ト
    ランジスタであって、前記受動素子と前記薄膜トランジ
    スタのソースが接続されており、前記選択信号をゲート
    に入力することによって、ドレインから検出信号を得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】前記トランジスタは、直列に配置された第
    1、第2MOSFETであって、前記受動素子を前記第
    1MOSFETのゲートに接続し、前記選択信号を前記
    第2MOSFETのゲートに接続し、前記第1MOSF
    ETのゲートに印加された前記受動素子の電位に応じて
    変化する前記第1MOSFETのソース電位を前記第2
    MOSFETのドレインで受けて、ソースから検出信号
    として出力することを特徴とする請求項1に記載の検査
    装置。
  5. 【請求項5】前記トランジスタは、直列に配置された第
    1、第2薄膜トランジスタであって、前記受動素子を前
    記第1薄膜トランジスタのゲートに接続し、前記選択信
    号を前記第2薄膜トランジスタのゲートに接続し、前記
    第1薄膜トランジスタのゲートに印加された前記受動素
    子の電位に応じて変化する前記第1薄膜トランジスタの
    ソース電位を前記第2薄膜トランジスタのドレインで受
    けて、ソースから検出信号として出力することを特徴と
    する請求項1に記載の検査装置。
  6. 【請求項6】前記トランジスタはバイポーラトランジス
    タであって、前記受動素子をエミッタに接続し、前記選
    択信号をベースに入力することによって、コレクタから
    検出信号を得ることを特徴とする請求項1に記載の検査
    装置。
  7. 【請求項7】前記トランジスタは電荷読出し用のMOS
    FETであって、前記受動素子とソースとしての拡散層
    が連続しており、前記選択信号をゲートに入力すること
    によって、ゲートの下に形成した電位障壁を下げ、ソー
    ス側にある信号電荷をドレイン側へ検出信号電荷として
    転送し、ドレイン側に接続された電荷転送素子で検出信
    号を転送することを特徴とする請求項1に記載の検査装
    置。
  8. 【請求項8】前記導体パターンの電位変化に対応して前
    記受動素子に電荷を供給し、かつ導体パターンの電位変
    化が終わる前に、供給した前記電荷が逆流しないように
    電位障壁を形成する電荷供給MOSFETのドレイン
    を、前記受動素子の拡散層と連続させて形成することを
    特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 【請求項9】前記センサ要素は、センサチップ上にマト
    リクス状に配置されていることを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれか一つに記載の検査装置。
  10. 【請求項10】前記検出手段におけるセンサ要素は、 前記受動素子の表面に接触する導体板を更に含むことを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の検査
    装置。
  11. 【請求項11】回路基板の導電パターンを検査する検査
    装置であって、 前記導電パターンに対して、時間的に変化する検査信号
    を供給する供給手段と、 前記検査信号に応じた前記導電パターン各部の電位変化
    を、複数のセンサ要素を用いて検出する検出手段と、 前記センサ要素を選択するための選択信号を出力する選
    択手段と、 を備え、 前記センサ要素は、 半導体の単結晶上に構成され、 前記導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として
    動作し、前記導電パターンの電位変化を検出する受動素
    子と、 前記受動素子によって出力された検出信号を、前記選択
    信号の入力に応じて出力するトランジスタと、 を含むことを特徴とする検査装置。
  12. 【請求項12】回路基板の導電パターンを検査する検査
    装置であって、 前記導電パターンに対して、時間的に変化する検査信号
    を供給する供給手段と、 前記検査信号が供給されることによる前記導電パターン
    各部の電位変化を、複数のセンサ要素を用いて検出し、
    該電位変化に応じた検出信号を出力する検出手段と、 前記センサ要素を選択するための選択信号を出力する選
    択手段と、 前記検出信号に基づき、前記導電パターンの形状を描画
    するための画像データを生成する画像データ生成手段
    と、 を備え、 前記センサ要素は、 半導体の単結晶上に構成され、 前記導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として
    動作し、前記導電パターンの電位変化を検出する受動素
    子と、 前記受動素子によって検出された電位変化に応じた検出
    信号を、前記選択信号の入力に応じて出力するトランジ
    スタと、 を含むことを特徴とする検査装置。
  13. 【請求項13】更に、前記センサ要素の半導体に対する
    光の照射を防ぐための遮光手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至12のいずれか一つに記載の検査装置。
  14. 【請求項14】回路基板の導電パターンを検査するため
    に、該導電パターンに検査信号が供給されることによる
    電位変化を非接触で検出する複数のセンサ要素を備えた
    センサであって、 前記センサ要素は、 半導体の単結晶上に構成され、 前記導電パターンに対し静電容量結合の対向電極として
    動作し、前記導電パターンの電圧変化を検出する受動素
    子と、 前記受動素子によって出力された検出信号を、前記選択
    信号の入力に応じて出力するトランジスタと、を含むこ
    とを特徴とするセンサ。
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