JP2001234831A - 内燃機関の燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射弁

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JP2001234831A
JP2001234831A JP2000052314A JP2000052314A JP2001234831A JP 2001234831 A JP2001234831 A JP 2001234831A JP 2000052314 A JP2000052314 A JP 2000052314A JP 2000052314 A JP2000052314 A JP 2000052314A JP 2001234831 A JP2001234831 A JP 2001234831A
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guide
iron core
fuel injection
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JP2000052314A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Maekawa
典幸 前川
Yoshio Okamoto
良雄 岡本
Makoto Yamakado
山門  誠
Motoyuki Abe
元幸 安部
Yuzo Kadomukai
裕三 門向
Atsushi Sekine
篤 関根
Susumu Ishikawa
享 石川
Yoshiyuki Tanabe
好之 田辺
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動音を小さくし、外形寸法を大きくすること
なく、電磁吸引力の大きい燃料噴射弁を得る。 【解決手段】可動鉄心5の外周部に、可動鉄心5よりも
硬度の高い可動ガイド16を設け、外側固定鉄心9の内
周部に、外側固定鉄心よりも硬度の高い固定ガイド17
を設け、可動ガイド16は、固定ガイド17に対向して
案内されて摺動するようにして、可動鉄心5と外側固定
鉄心9との空隙の径方向長さを短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に搭載さ
れる燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁は、燃料噴射孔と、その近傍
に配設される弁座と、弁座と対向する位置に、弁体と、
弁体を弁座に押し付ける力を発生するスプリングと、弁
体の一部として、磁性材料からなる可動鉄心と、固定鉄
心とを備える。
【0003】スプリングによって、弁体が弁座に押し付
けられている状態(以下では閉弁状態と記す。)では、
燃料通路が閉じられるため、燃料噴射孔から燃料は噴射
されない。
【0004】コイルに電流を流すことにより、可動鉄心
と、固定鉄心とが磁気回路を構成し、可動鉄心が固定鉄
心に吸引される。これにより、弁体が弁座から離れた状
態(以下では開弁状態と記す。)となるため、燃料通路
が開かれ、燃料噴射孔から燃料が噴射される。
【0005】コイルへの通電を中止すると、可動鉄心に
働いていた電磁吸引力がなくなるため、スプリング力に
よって、弁体が弁座方向に移動し、再び閉弁状態に戻
る。
【0006】このように、燃料噴射弁では、閉弁状態と
開弁状態とを所定のタイミングで切り替えることによ
り、燃料供給量を制御している。
【0007】燃料供給量を精密に制御するためには、弁
体の位置を、開弁状態から閉弁状態へ切り替えるのに要
する時間(以下では閉弁時間と記す。)、また、閉弁状
態から開弁状態へ切り替えるのに要する時間(以下では
開弁時間と記す。)は短いほうが好ましい。このために
は、可動鉄心に働く電磁吸引力を大きくすることが必要
である。電磁吸引力を大きくすれば、開弁時間が短くな
るだけでなく、スプリング力も大きく設定することがで
きるようになるため、閉弁時間をも短縮することができ
るようになる。
【0008】また、特開平10−2203119号公報には、ニ
ードル弁および可動コアはそれぞれ異なる金属材料で形
成され、ニードル弁は、摺動部がノズルボディの内壁と
摺動することによりノズルボディの内壁に往復移動可能
に支持する構造が記載されている。
【0009】更に、従来の技術を示すものとして特開平
10−122080号公報および特開平10−122085号があげられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】燃料噴射弁には、狭い
空間に取り付けられることが要求されるため、外形寸法
を大きくすることなく、電磁吸引力を大きくすることが
必要である。
【0011】また、従来開弁動作時に電磁吸引力を増大
させると、これに伴って作動音が大きくなるという問題
があった。
【0012】更に、燃料噴射弁を内燃機関に組み込むと
きに燃料噴射弁に働く力あるいは作動中に働く力あるい
は摩耗によって可動鉄心とその外側にある鉄心との間隙
長さが影響されて磁気特性が影響を受けるという問題が
あった。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み外形寸法を大き
くすることなく、電磁吸引力を大きくしても作動音が小
さくなり、かつ外力あるいは摩耗によって可動鉄心とそ
の外側にある鉄心との間隙長さに与える影響の少ない燃
料噴射弁を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、燃
料噴射孔と、前記燃料噴射孔の近傍に配設される弁座
と、前記弁座との間で燃料通路の開閉を行う弁体と、前
記弁体内に設けられる可動鉄心と、前記可動鉄心ととも
に磁気回路を構成する固定鉄心と、前記弁体を摺動可能
に支持する固定ガイド部と、前記弁体の前記固定ガイド
に支持される部分である可動ガイド部とを備える燃料噴
射弁において、少なくとも一対の前記固定ガイド部と前
記可動ガイド部とは、前記可動鉄心の外周部の近傍に設
けられるようにする。
【0015】また、本発明では、前記可動鉄心の外周部
の近傍に設けられる可動ガイド部は、可動鉄心よりも硬
度を高くする。
【0016】また、本発明では、前記可動鉄心の近傍に
設けられる可動ガイド部は、可動鉄心の小径部の外周に
固定されるようにする。
【0017】また、本発明では、前記弁体は、可動鉄心
と、可動軸とを備え、前記可動鉄心の外周部の近傍に設
けられる可動ガイド部は、前記可動軸の外周部であるよ
うにする。
【0018】また、本発明では、前記可動鉄心の外周部
の近傍に設けられる可動ガイド部の外径寸法は、前記可
動鉄心の外形寸法よりも2.5 〜20マイクロメートル
大きくする。
【0019】また、本発明では、前記可動鉄心の外周部
の近傍に設けられる固定ガイド部は、前記固定鉄心より
も硬度を高くする。
【0020】また、本発明では、前記可動鉄心の外周部
の近傍に設けられる固定ガイド部の内径寸法は、前記固
定鉄心の内径寸法よりも、10〜40マイクロメートル
小さくする。
【0021】本発明は、具体的には次に掲げる装置を提
供する。すなわち、本発明は、ノズルに形成した燃料噴
射孔の開閉制御を可動鉄心とおよびこれに固着されて作
動される弁体を支持する可動軸とから成る駆動体によっ
て行い、可動鉄心と軸方向に対向して内側固定鉄心を設
け、内側固定鉄心と外側鉄心とで囲んでコイルを設けた
燃料噴射弁において、前記駆動体に固着されてこれを案
内し、可動鉄心とこれに対向する外側鉄心との間に位置
して耐摩耗性のある可動ガイドを設け、該可動ガイドと
の間に極小間隙を置いてこれを対向案内する耐摩耗性の
ある固定ガイドを外側鉄心に設けた内燃機関の燃料噴射
弁を提供する。
【0022】本発明は、ノズルに形成した燃料噴射孔の
開閉制御を可動鉄心とおよびこれに固着されて作動され
る弁体を支持する可動軸とによって行い、可動鉄心と軸
方向に対向して内側固定鉄心を設け、内側固定鉄心と外
側鉄心とで囲んでコイルを設けた燃料噴射弁において、
前記可動鉄心の外周面全面に亘って装着された表面処理
層を設け、該表面処理層との間に極小間隙を置いてこれ
を対向案内する耐摩耗性のある固定ガイドを外側鉄心に
設けた内燃機関の燃料噴射弁を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施例を図
面に基づいて説明する。
【0024】図1は、本発明の1実施例の縦断面図であ
り、図2は図1の一部詳細図である。
【0025】ノズル1にはその底部に燃料噴射孔2およ
び弁座3が形成される。弁体4は、可動鉄心5に結合さ
れた可動軸であるロッド6および該ロッドの底面部に円
弧状に形成されたボール収納面に設置され、固着される
弁閉鎖体であるボール7から成る。
【0026】内側固定鉄心8と外側固定鉄心9に囲まれ
た空間にはコイル10が設けられる。コイル10に通電
することによって、内側固定鉄心8,外側固定鉄心9お
よび可動鉄心5に、図に示すように、磁気回路20が形
成される。
【0027】内側鉄心の内部に形成された内筒状の空間
にはロッド6の上面に接してスプリング13およびスプ
リング押えと調整を行うスプリングアジャスタ12が設
けられる。燃料供給口11を介しスプリングアジャスタ
12の中心部に設けた穴21を介して燃料が供給され、
燃料噴射孔2に導かれる。燃料噴射孔2の上流には、固
定プレート14に固定されたスワラ15が設けられ、燃
料に軸回りの旋回力を与えている。
【0028】ノズル1と外側鉄心との間にはパッキング
21が設けられる。
【0029】ボール7はスワラ15の中央部に形成され
た貫通孔の内面に接触し、摺動する。これによって弁体
4は軸方向に案内され、移動可能となる。
【0030】可動鉄心5の下端部の外周面にはリング状
の切り欠きが形成され、ここにリング状の可動ガイド1
6が配設され、固着される。また、可動ガイド16に対
向する形で固定ガイド17が外側鉄心9に設けた切り欠
きに収納,固着されて設けられる。
【0031】ノズル1に形成された燃料噴射孔2の開閉
制御は可動鉄心5とこれに接合固着された可動軸である
ロッド6とからなされる。ここでは可動鉄心5および可
動軸を総称して駆動体30と呼ぶ。従って、前述した可
動鉄心5に可動ガイド16を設けた例は、駆動体30に
可動ガイド16を設けた1例を示すことになる。従って
ここでは、軸方向に駆動され、燃料噴射孔の開閉制御を
行う可動鉄心5および可動軸(ロッド6)のいずれかで
もよい場合またはその双方を指す場合に駆動体30を呼
び、可動鉄心5,可動軸のいずれかを指す場合にはその
旨表示することにする。
【0032】図2は図1の一部を拡大して詳細に示す。
【0033】本実施形態では、可動鉄心5の外周部に、
可動鉄心5よりも硬度の高い可動ガイド16を設けてい
る。可動ガイド16は、焼き入れが可能な鋼やステンレ
ス鋼とすることが望ましいが、これらに限定するもので
はない。可動ガイド16は、可動鉄心5の小径部の外周
に圧入や溶接,ろう付けなどの方法により固定すること
が望ましいが、これらの固定方法に限定するものではな
い。ここで、可動ガイド16の外径(直径)は、可動鉄
心5の外径(直径)よりも、5〜40マイクロメート
ル、好ましくは5〜20マイクロメートルだけ大きくす
る。可動ガイド16を、可動鉄心5に固定した後に、両
者の外径を仕上げ加工することにより、上記の直径差を
容易につくることができる。
【0034】なお、ロッド6と可動鉄心5とは、溶接な
どにより接合する。接合部が、可動ガイド16に隠れて
しまうと、接合作業が困難となる場合がある。しかし本
実施の形態では、可動ガイド16を、可動鉄心5の小径
部の外周に固定するようにしているため、ロッド6と可
動鉄心5の接合部が隠れないため、接合作業が行いやす
くなる。
【0035】さらに、本実施形態では、外側固定鉄心9
の内周部に、外側固定鉄心9よりも硬度の高い固定ガイ
ド17を設けている。固定ガイド17も、焼き入れが可
能な鋼やステンレス鋼とすることが望ましいが、これら
に限定するものではない。また、固定ガイド17の材料
は、可動ガイド16の材料とは異なるものを選択するこ
とが望ましい。固定ガイド17は、外側固定鉄心9の内
周に圧入や溶接,ろう付けなどの方法により固定するこ
とが望ましいが、これらに限定するものではない。外側
固定鉄心9の内径と固定ガイド17の内径は同一半径の
円筒面をなすようにすることが好ましい。このため、固
定ガイド17を外側固定鉄心9の内径に固定した後、両
者の内径を仕上げ加工することが望ましい。
【0036】このような構成とすることにより、可動ガ
イド16と、固定ガイドとの間の極小間隙26は小さく
一定に保たれ、可動鉄心5および外側固定鉄心9を接触
させることなく、図2中のd寸法を2.5〜20マイク
ロメートル、好ましくは2.5〜10マイクロメートル
とすることができ、空隙25の径方向長さであるG寸法
を10〜50マイクロメートル、好ましくは10〜20
マイクロメートルまで短縮することができるようにな
る。よって空隙Gの磁気抵抗を低減することができるた
め、外形寸法を大きくすることなく、すなわち、空隙2
5,極小間隙26の磁極の対向面積を大きくすることな
く、電磁吸引力を大きくすることができるようになる。
【0037】このように、駆動体30に固着されてこれ
を案内し、可動鉄心5とこれに対向する外側固定鉄心9
との間に位置して耐摩耗性のある可動ガイド16を設
け、該可動ガイド16との間に極小間隙26を置いてこ
れを対向案内する耐摩耗性のある固定ガイド17を外側
鉄心に設けた構造が提供される。可動ガイド16は、固
定ガイド17に案内されて、摺動移動することが可能に
なる。
【0038】可動体を構成する可動鉄心5,弁体4,ボ
ール7は、その下端部がスワラ15によって摺動案内さ
れ、上端部が可動ガイド16および固定ガイド17によ
って、両者間の間隙Gを小さく設定した状態で摺動案内
され、摩耗が少なく、可動鉄心5,弁体4の作動に伴う
作動音が低減される。
【0039】また、駆動体30あるいは可動鉄心5に可
動ガイド16が設けられる構成であるから燃料噴射弁を
内燃機関に組み込むときに可動ガイド16に働く力は小
さくて済み、また作動中に作用する力も小さくなること
から間隙Gに与える影響は小さく保たれて間隙Gを通る
磁気回路への影響は小さくて済む。また、これによって
作動音も小さいものとなる。
【0040】図1において、前述したように、内側固定
鉄心8内にはスプリングのばね力を調整するためのスプ
リングアジャスタ12が固定される。スプリングアジャ
スタ12の下端部を固定端として、スプリング13が圧
縮された状態で設けられる。スプリング力によって、弁
体4は弁座3に押し付けられ、閉弁状態に保持される。
この状態では、燃料通路が閉じられるため、燃料噴射孔
2からの燃料噴射は行われない。
【0041】コイル10に電流を流すと、内側固定鉄心
8,可動鉄心5,外側固定鉄心9が磁気回路を構成し、
可動鉄心5は内側固定鉄心8に電磁力によって吸引さ
れ、弁体4は弁座3から離れる方向に移動し、開弁状態
を保持される。この状態では、弁体4と弁座3の間に隙
間ができるため、燃料通路が開かれ、燃料噴射孔2から
燃料が噴射される。
【0042】コイル10への通電を中止すると、スプリ
ング力によって、弁体4は再び弁座3の方へ移動し、閉
弁状態で保持され、燃料噴射が停止する。
【0043】燃料噴射弁のはたらきは、上記のように、
弁体4の位置を、所定のタイミングで、切り替えること
によって、燃料供給量を制御することである。
【0044】燃料供給量を精密に制御するためには、弁
体4を閉弁状態から開弁状態へ移動させるのに要する開
弁時間や、弁体4を開弁状態から閉弁状態へ移動させる
のに要する閉弁時間を短縮することが望ましい。このた
めには、弁体4に働く電磁吸引力を大きくすることが必
要である。
【0045】電磁吸引力を大きくするには、コイル10
の周りに形成される磁気回路の磁気抵抗を低減する必要
がある。
【0046】第一には磁気回路を構成する部材の磁気抵
抗を低減することが必要である。このため、可動鉄心
5,内側固定鉄心8,外側固定鉄心9の材料としては、
同一の起磁力に対して、高い磁束密度が得られる材料と
する。たとえば、磁性ステンレス鋼,電磁軟鉄、などが
好適であるがこれに限定するものではない。
【0047】第二には、可動鉄心5と外側固定鉄心9と
の間にできる径方向の空隙25の磁気抵抗を低減するこ
とが必要である。このためには、空隙の径方向長さを極
小間隙16の形成によって実質的に短くすることにな
り、可動鉄心5の外周部が、外側固定鉄心9の内周部に
案内されるようになる。従来は、摺動案内を、可動鉄心
5の外周部以外の部分にあったが、本実施例によれば可
動鉄心5の外周部において摺動案内がなされることにな
る。このようにすると、ロッド6の外周部と可動鉄心5
の外周部との同軸誤差や、ノズル1の内周と外側固定鉄
心9の内周との同軸誤差、弁体4の案内すきまの範囲で
のたおれ等を考慮しても、可動鉄心5と外側固定鉄心9
とが接触しない構成とすることができ、前述したような
dおよびGについての寸法を有する構造とすることがで
きるようになる。
【0048】燃料噴射弁を内燃機関の一部22に組み込
む場合、あるいは作動中取り付け作用力23が図のよう
に働く。本実施例によればこの作用力が間隙Gに与える
影響が小さい。
【0049】また、この実施例の場合、磁気回路20に
可動ガイド16,固定ガイド17による構成が可動鉄心
5の下端部外方でなされているために磁気回路20は短
い状態とされ、磁気抵抗が増大することがない。加え
て、可動鉄心5と内側鉄心8との間隙24に与える影響
が少ないので、磁気抵抗に対する影響が少ない。
【0050】さらに、図3を用いて本発明の効果を説明
する。
【0051】可動鉄心5と内側固定鉄心8との隙間21
の軸方向長さをエアギャップと呼ぶことにする。
【0052】図3は、横軸にエアギャップをとり、縦軸
に可動鉄心5に働く電磁吸引力をとったグラフである。
【0053】可動鉄心と固定鉄心との間に形成される少
なくとも2つの空隙のうち、一方の空隙が軸方向に形成
され、他方の空隙が径方向に形成される構造の電磁石を
プランジャ型電磁石と呼ぶことにする。図1で示した電
磁石も、プランジャ型電磁石に分類される。
【0054】また、磁気回路中に存在する2つの空隙の
両方が、電磁吸引力に寄与する軸方向の空隙であるよう
な構成の電磁石を、平板型電磁石と呼ぶことにする。
【0055】本発明の改良されたプランジャ型電磁石で
は、可動鉄心5と外側固定鉄心9との間隙の径方向長さ
が短いため、磁気抵抗が小さい。よって、従来のプラン
ジャ型電磁石に比較して、電磁吸引力を大きくすること
ができる。また、空隙の軸方向の長さが短縮されても、
可動鉄心5と外側固定鉄心9との空隙の径方向長さは一
定であり、この空隙での磁気抵抗は一定に保たれる。よ
って、平板型電磁石のように、開弁動作時の空隙短縮に
ともない、急激に電磁吸引力が大きくなることがないた
め、作動音を大きくすることがない。
【0056】以上のように、本実施形態によれば、作動
音を小さくし、外形寸法を大きくすることなく、電磁吸
引力の大きい燃料噴射弁を得ることができるようにな
る。
【0057】尚、本実施例では、弁体4の先端形状は球
面状となっているものをとりあげたが、これに限定する
ものではない。たとえば、円錐状でもよいし、円錐と球
面を組み合わせた形状としても、本発明の効果が損なわ
れるものではない。
【0058】また、本実施例では、ボール7の外周と、
スワラ15の内周とで、一対の摺動案内を構成している
が、これに限定するものではない。たとえば、ロッド6
の外周と、ノズル1の内周とで、一対の摺動案内を構成
しても、本発明の効果が損なわれるものではない。
【0059】また、可動鉄心5,内側固定鉄心8,外側
固定鉄心9の材料は、それぞれ、互いに異なる材料を選
択してもよい。
【0060】また、外側固定鉄心9の材料として、耐摩
耗性に優れた材料を選択すれば、可動ガイド16を設
け、外側固定鉄心9の内周部を固定ガイドとして摺動案
内面とすることが可能になる。
【0061】また、可動鉄心5の材料として、耐摩耗性
に優れた材料を選択すれば、固定ガイド17を設け、可
動鉄心5の外周部を可動ガイドとして摺動面とすること
が可能になる。
【0062】可動ガイド16は、可動鉄心5の磁路を形
成する部分を残して表面の一部を処理したものでもよ
い。たとえば、可動ガイド16は、メッキ層,焼き入れ
層,塗装層,チッ化層等から構成される層のいずれかと
することができるが、これらに限定するものではなく、
摺動摩耗の少ない表面処理層であればよい。
【0063】同様に、固定ガイド17は、外側固定鉄心
9の表面の一部または全部を処理したものでもよい。た
とえば、固定ガイド17は、メッキ層,焼き入れ層,塗
装層,チッ化層等から構成される層のいずれかの層とす
ることもできるが、これらに限定するものではなく、摺
動摩耗を少なくできる表面処理層であればよい。
【0064】これによれば、可動ガイド16または固着
ガイド17をメッキ層,焼き入れ層,塗装層,チッ化層
で構成される表面層の内のいずれかである構造を有する
内燃機関の燃料噴射弁が提供される。
【0065】また、可動鉄心5の外径部を表面処理して
可動ガイド16を形成する場合、図2中のdで示した段
差を設ける必要がなくなることは言うまでもない。これ
によれば、可動鉄心5の外周面全面に亘って表面処理層
を可動ガイドとして設け、該表面処理層との間に極小間
隙を置いてこれを対向案内する耐摩耗性のある固定ガイ
ドを外側鉄心に設けた構造が提供される。典型的な例と
して、図4に示すように、可動鉄心5の外周面全面に亘
ってメッキ層を10〜30μmの厚さで設けることがで
きる。この場合、段差を設ける工程が不要となるため、
低コスト化を図ることができる図5を用いて、本発明の
他の実施形態について説明する。
【0066】図5は、図2と同様に、可動鉄心5付近を
とりだして拡大した図である。同一の構成には同一の数
字が付してあり、説明を繰り返さない。以下の実施例も
同じ。
【0067】図2と異なる部分のみを説明する。
【0068】本実施形態では、可動ガイド16の外周
と、可動鉄心5の外周とは、同一半径の円筒面とする。
このため、可動鉄心5の外周に、可動ガイド16を固定
した後、両者の外径を仕上げ加工することができる。
【0069】さらに、本実施形態では、固定ガイド17
の内径(直径)は、外側固定鉄心9の内径(直径)より
も、5〜40マイクロメートル、好ましくは5〜20マ
イクロメートルだけ小さくする。固定ガイド17を外側
固定鉄心9の内周に固定した後、両者の内径を仕上げ加
工することができる。
【0070】可動鉄心5と可動ガイドの外周を同一円筒
面とする方が容易な場合には、このような構成としても
よい。
【0071】このような構成とすることにより、可動鉄
心5および外側固定鉄心9を接触させることなく、図5
中のd2寸法を2.5 〜20マイクロメートル、好まし
くは、2.5 〜10マイクロメートルとすることがで
き、空隙の径方向長さであるG2寸法を10〜50マイ
クロメートル、好ましくは10〜20マイクロメートル
まで短縮することができるようになる。よって空隙の磁
気抵抗を低減することができるため、作動音を小さく
し、外形寸法を大きくすることなく、電磁吸引力を大き
くすることができるようになる。
【0072】尚、外側固定鉄心9の内周部全面を表面処
理して、固定ガイドを形成する場合には、図5中のd2
で示した段差を設ける必要がないことは言うまでもな
い。この場合、段差を設ける工程が不要となるため、低
コスト化を図ることができる。
【0073】図6を用いて、本発明の他の実施形態につ
いて説明する。
【0074】図6は、図2と同様に、可動鉄心5付近を
とりだして拡大した図である。
【0075】図2と異なる部分のみを説明する。
【0076】本実施形態では、可動ガイド16を、可動
鉄心5の外周部ではなく、ロッド6の外周部に、圧入
や、溶接,ろう付けなどの方法により固定する。
【0077】このような構成によれば、可動鉄心5に小
径部を設けるための加工が不要となり、低コスト化を図
ることができる。
【0078】図7を用いて、本発明の他の実施形態につ
いて説明する。
【0079】図1と異なる部分について説明する。
【0080】本実施形態では、開弁状態での弁体の位置
は、ストッパ18と、ロッド6に設けられたショルダー
部19とが接触する位置となる。可動鉄心5と内側固定
鉄心8との衝突摩耗が問題となるときには、このような
構成をとることがある。ロッド6は磁気回路を構成しな
いため、高硬度の材料を選択する。たとえば焼き入れが
可能な鋼やステンレス鋼などが好適であるが、これらに
限定するものではない。この構成ではロッド6にショル
ダー部19を設けるため、ロッド6の素材寸法として、
比較的に大きな直径の材料を用いる。よって、ロッド6
の一部として、可動ガイド16を形成することができる
ようになる。このような構成によれば、可動ガイド16
として、独立した部品を用意する必要がなくなるため、
部品点数を減らし、低コスト化を図ることができるよう
になる。
【0081】図8は、図1〜図6で説明した燃料噴射弁
のうちの何れかを用いて構成した内燃機関を示す。
【0082】内燃機関100は、ピストン101,シリ
ンダ102,吸気弁103,排気弁104,点火プラグ
105,燃料噴射弁106を備える。ピストン101の
往復動に合わせて、吸気弁103の開閉が行われ、シリ
ンダ102内に、空気が導入される。図示しないタン
ク,ポンプなどの燃料供給系111から、燃料噴射弁1
06に燃料が供給される。エンジンコントロールユニッ
ト112および燃料噴射弁駆動回路113の働きによ
り、燃料噴射弁106に電流が供給され、内燃機関の運
転状態に適合する燃料噴射が行われる。点火プラグ10
5により、混合気が着火・燃焼される。燃焼後の空気
は、排気弁104の開放により、排出される。このよう
に、図1〜図6で説明した燃料噴射弁のうちの何れかを
用いて内燃機関を構成すると、燃料供給量を精密に制御
することが可能となるため、燃費・出力・排気特性に優
れた内燃機関を得ることができるようになる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、可動鉄心の近傍で、弁
体を摺動案内することが可能となるため、電磁吸引に寄
与しない径方向の空隙長さを短縮することができ、しか
もこの空隙長さを一定に安定に保つことができるので、
作動音を小さくし、外形寸法を大きくすることなく電磁
吸引力の大きい燃料噴射弁を得ることができるようにな
る。したがって、燃料供給量の精密な制御が可能とな
る。また、排気特性に優れた内燃機関を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射弁の一実施形態を表す断面図
である。
【図2】本発明の燃料噴射弁の一実施形態を表す部分拡
大断面図である。
【図3】本発明の燃料噴射弁の一実施形態の効果を表す
グラフである。
【図4】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を表す部分
拡大断面図である。
【図5】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を表す部分
拡大断面図である。
【図6】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を表す部分
拡大断面図である。
【図7】本発明の燃料噴射弁の他の実施形態を表す断面
図である。
【図8】本発明の内燃機関の一実施形態をあらわす模式
図である。
【符号の説明】
1…ノズル、2…燃料噴射孔、3…弁座、4…弁体、5
…可動鉄心、6…ロッド(可動軸)、7…ボール、8…
内側固定鉄心、9…外側固定鉄心、10…コイル、11
…燃料供給口、12…スプリングアジャスタ、13…ス
プリング、14…固定プレート、15…スワラ、16…
可動ガイド、17…固定ガイド、25…空隙、26…極
小間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 良雄 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 山門 誠 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 安部 元幸 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 門向 裕三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 関根 篤 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 石川 享 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 田辺 好之 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA22 BA49 CC15 CC34 CD14 CD15 CD17 CD21 CD30 CE22 CE31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルに形成した燃料噴射孔の開閉制御を
    可動鉄心とおよびこれに固着される可動軸とから成る駆
    動体によって行い、可動鉄心と軸方向に対向して内側固
    定鉄心を設け、内側固定鉄心と外側鉄心とで囲んでコイ
    ルを設けた燃料噴射弁において、 前記駆動体に固着され、かつ可動鉄心とこれに対向する
    外側鉄心との間に位置して耐摩耗性のある可動ガイドを
    設け、該可動ガイドとの間に極小間隙を置いて前記可動
    ガイドを対向案内する耐摩耗性のある固定ガイドを外側
    鉄心に設けたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記可動ガイドを前記可動鉄心に設けた切欠部にリング
    を嵌めて固着形成したことを特徴とする内燃機関の燃料
    噴射弁。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記可動ガイドまたは固着ガイドをメッキ層,焼き入れ
    層,塗装層,チッ化層で構成される表面層の内のいずれ
    かであることを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記可動ガイドを可動鉄心の一部に設け、可動鉄心の外
    周よりも外側に突出させたことを特徴とする内燃機関の
    燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記可動ガイドを前記可動軸の一部に設け、可動鉄心の
    外周よりも外側に突出させたことを特徴とする内燃機関
    の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、 前記突出量を2.5 〜20μmに前記可動ガイドと固定
    ガイドとをこれらの間の間隙を10〜50μmに設定し
    て配設したことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記突出量を2.5 〜10μmに、そして可動ガイドと
    固定ガイドとの間隙を10〜20μmに設定したことを
    特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記固定ガイドを前記外側鉄心の一部に設け、外側鉄心
    の内周よりも内側に突出させたことを特徴とする内燃機
    関の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】ノズルに形成した燃料噴射孔の開閉制御を
    可動鉄心とおよびこれに固着される可動軸とによって行
    い、可動鉄心と軸方向に対向して内側固定鉄心を設け、
    内側固定鉄心と外側鉄心とで囲んでコイルを設けた燃料
    噴射弁において、前記可動鉄心の外周面全面に亘って表
    面処理層を設け、該表面処理層との間に極小間隙を置い
    てこれを対向案内する耐摩耗性のある固定ガイドを外側
    鉄心に設けたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記表面処理層と前記固定ガイドとをこれらの間の間隙
    を10〜20μmに設定して配設したことを特徴とする
    内燃機関の燃料噴射弁。
  11. 【請求項11】ノズルに形成した燃料噴射孔の開閉制御
    を可動鉄心とおよび該可動鉄心に固着される可動軸とに
    よって行い、可動鉄心と軸方向に対向して内側固定鉄心
    を設け、内側固定鉄心と外側鉄心とで囲んでコイルを設
    けた燃料噴射弁において、前記可動鉄心の外周面全面に
    亘ってメッキ処理層を10〜30μmの厚さで設け、該
    メッキ処理層との間に極小間隙を置いてこれを対向案内
    する耐摩耗性のある固定ガイドを外側鉄心に設けたこと
    を特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
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