JP2001234796A - スワール制御弁の故障診断装置 - Google Patents
スワール制御弁の故障診断装置Info
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
断が行えるようにする。 【解決手段】スワール制御弁7を駆動するステッピング
モータ23と、スワール制御弁7の開度を検出するセン
サ24を備える。スワール制御弁7の目標開度と実際の
開度との偏差が所定範囲を超えているときに相関エラー
を判定し、相関エラーが判定されたときにステッピング
モータ23をイニシャライズして相関エラーを修正す
る。また、この相関エラーの修正回数が所定値以上のと
きにスワール制御弁の故障を判定する。
Description
ル制御弁の故障診断装置に関するものである。
ては、燃焼を安定させるために燃焼室内にガス流動を生
起し、燃料の微粒化や層状化を適切に制御することが広
く知られている。
け、リーン運転時にスワール制御弁を閉じて(絞り)燃
焼室内に強いスワールを生起し、ストイキ運転時などは
スワール制御弁を全開して吸入抵抗を減じて機関出力の
低下を防止する。
り駆動し、運転条件に応じて設定した目標開度となるよ
うにコントローラで制御している。
ると、スワール制御の実際の開度と目標開度とにズレが
生じることがある。このような異常を判断するために、
ステッピングモータに対する制御指令値とスワール制御
弁の開度を検出する開度センサの出力値の偏差を見て、
これが所定値以上になった場合には異常が発生している
ものとする故障診断装置が、例えば特開平11−190
218号などによって提案されている。
制御弁の開度に目標値からのズレが生じても、ステッピ
ングモータをイニシャライズすることにより、正規の状
態に復帰することもあり、一概に故障である判定するこ
とはできない。
えば、極低温時に長時間エンジンを停止した後に始動す
るときなど、スワール制御弁が氷結の可能性があるとき
に診断を行い、仮に異常があったとしても、その後に温
度上昇により氷結が解けて正常に復帰する場合には、診
断の結果につき必ずしも本来の故障などとの正確な区別
ができず、誤診断になる可能性もある。
ル制御弁の誤った診断を防ぎ、正確な診断が行えるよう
にすることを目的とする。
に設けたスワール制御弁と、このスワール制御弁を駆動
するステッピングモータと、スワール制御弁の開度を検
出する手段とを備えた内燃機関において、スワール制御
弁の目標開度と実際の開度との偏差が所定範囲を超えて
いるときに相関エラーを判定する手段と、相関エラーが
判定されたときにステッピングモータをイニシャライズ
して相関エラーを修正する手段と、この相関エラーの修
正回数が所定値以上のときに故障を判定する手段とを備
える。
スワール制御弁の目標開度はステッピングモータの目標
ステップ位置に基づいて決定される。
いて、前記相関エラー修正のためのステッピングモータ
のイニシャライズは、エンジン負荷が所定値以下のとき
に実行される。
て、前記相関エラーの判定は、スワール制御弁の氷結が
予測されるときには保留される。
スワール制御弁の氷結解除の判定はエンジン冷却水温が
所定値以上であり、かつエンジン負荷が所定値以下のと
きに行われる。
の目標開度と実際の開度にステッピングモータの脱調な
どによりズレが生じ、これが所定の範囲を超えたときに
は相関エラーが判定され、この相関エラーはステッピン
グモータのイニシャライズにより修正される。したがっ
てスワール制御弁は正規の状態に復帰するが、再び目標
開度と実際開度との間の相関エラーが生じたようなと
き、あるいはこれが何回か繰り返されるときは、スワー
ル制御弁の故障など異常状態にあると判定される。
のなどの取付誤差があっても、故障と判断することな
く、イニシャライズにより修正ができ、またエンジン停
止中にスワール制御弁のリンクなどに触れて相対関係が
ズレたときにも修正ができる。これに対して何回かイニ
シャライズによる修正をしたにもかかわらず、相関エラ
ーがでるときは故障と判断し、適切な修理などの対応を
促す。
のイニシャライズは、エンジン負荷が所定値以下のとき
にのみ行われるので、スワール制御弁により吸気がチョ
ークされることがなく、イニシャライズ時にスワール制
御弁を全開しても、吸入空気量の変動がなく、エンジン
回転数が急上昇するような問題が回避できる。
ているときは、氷結が解除されればスワール制御弁は正
常な状態に復帰する可能性が高く、このような状態で相
関エラーの判定を行うと、信頼性の高い判定結果が得ら
れないため、判定を保留し、混乱を回避する。
定を行うときは、エンジン負荷が小さい領域であること
を条件にすることで、その直後に相関エラーの判定、及
びその結果によるイニシャライズがなされても、エンジ
ンの回転数の急上昇などが起きず、制御の安定性が担保
される。
に基づいて説明する。
気管、3は排気管で、吸気管2には必要な燃料を噴射す
る燃料噴射弁4が設けられる。なお、燃料噴射弁4は燃
焼室内に直接的に燃料を噴射するものであってもよい。
5は吸入空気量を制御してエンジン出力を制御する吸気
絞弁、7は吸気絞弁5の下流に配置されたスワール制御
弁であり、リーン空燃比運転時などに開度を絞って燃焼
室内にスワールを生起する。6は排気管に設置した排気
中の有害成分を浄化する触媒(三元触媒)である。
運転条件に応じて設定される目標空燃比となるように制
御するためにコントローラ10が備えられる。
路(マイクロプロセッサ)、記憶回路、出力回路などか
ら構成され、コントローラ10には、エンジン回転数を
検出するクランク角センサ12、吸入空気量を検出する
エアフローメータ13、吸気絞弁開度を検出する絞弁開
度センサ14、エンジン冷却水温を検出する水温センサ
15、車速を検出する車速センサ16からの信号が入力
し、さらに触媒上流の排気空燃比を検出する広域空燃比
センサ11、下流の排気空燃比を検出する酸素センサ2
0からの信号も入力し、これらに基づいて運転条件に応
じて目標空燃比となるように燃料噴射量を演算し、エン
ジン回転に同期して燃料噴射弁4に燃料噴射信号を出力
する。
各気筒の吸気ポート21に設置され、その弁軸22には
ステッピングモータ23の回転が伝達される。スワール
制御弁7の開度を検出するために弁軸22に連結した開
度センサ24が設けられる。
の開度についても運転条件に基づいて目標開度となるよ
うに制御する。また、同時にコントローラ10はスワー
ル制御弁7の故障診断も行い、ステッピングモータ23
の脱調などによりズレが生じたときにはこれを修正し、
かつこの修正が繰り返されるときには異常の判定を行う
ようになっている。
10によるスワール制御弁7の故障診断について、図3
〜図9のフローチャートにしたがって説明する。
を判定するためのルーチンであり、ステップS1でスワ
ール制御弁(図ではSCVと略記)7の目標開度を読み
込む。スワール制御弁7の目標開度はステッピングモー
タ23の指令開度に基づいて決まる。
出力から実際のスワール制御弁7の開度を読み込む。そ
して、ステップS3でこれら目標開度と実測開度との偏
差を算出し、ステップS4でこれを所定のしきい値と比
較する。偏差が所定のしきい値以下の許容範囲にあると
きは正常と判断するが、所定のしきい値以上のときはス
テップS5に進んで、目標開度と実測開度との間に相関
エラーがあるものと診断する。
ル制御弁7の開度のイニシャライズを行うルーチンであ
り、ステップS11で相関エラーがあると判断されたと
きは、ステップS12においてエラー回数をカウントす
るエラーカウンタ(NGカウンタ)をインクリメント
し、ステップS13でステッピングモータ23と開度セ
ンサ24のイニシャライズを行う。
全開する開度までステッピングモータ23を回転させる
とともに、このときのスワール制御弁7の開度を検出す
る開度センサ24の出力を全開値に更正することにより
行う。
イズしたらステップS14に進み、前記エラーカウンタ
のカウントするエラー回数が所定値に達したかどうか判
定する。もしも所定値以下ならば、スワール制御弁7は
正常であると判断されるが、所定値(例えば2回)以上
のときはステップS15において故障であると判断され
る。
測開度との相関エラーが発生し、この修正が行われたに
もかかわらず、何度か相関エラーが繰り返し判定される
ときは、故障であると判断される。
であり、ステップS21において、スワール制御弁7に
故障があるものと判定されたときは、ステップS22に
おいてスワール制御弁7の駆動を禁止し、スワール制御
を中止する。
混乱するのを防ぐためで、この場合には駆動禁止と同時
に警告して、早期に修理や交換を促すようにしてもよ
い。
に作動しているかどうかを常に診断し、目標開度と実際
の開度との間にズレが生じたときには、これを修正する
ので運転条件に応じて要求されるスワール制御を正しく
実現できる。その一方で、スワール制御弁7の相関エラ
ーの修正が何度か繰り返されるときは、再びエラーが発
生する可能性が高く、制御の信頼性にも問題を生じる。
したがってこのようなときにはスワール制御弁7の故障
を判定してスワール制御弁7による制御を中止し、早期
の修理などを促す。
ラーの発生しやすい特殊な条件のときで、かつその条件
が回避されると正常に復帰する可能性の高いとき、例え
ば極低温時であってスワール制御弁7が氷結しても、温
度上昇によりスワール制御弁7が正常に復帰するときな
ど、相関エラーの判定が必ずしも実状に合致しない。
は、スワール制御弁7が氷結により動かなくなる可能性
の高い条件時に故障診断を保留し、不正確なエラー判定
を回避している。
定したときは、ステップS32に進んでエンジン冷却水
温が氷結判定水温によりも低いかどうか判断する。もし
も、氷結判定温度よりも低く、スワール制御弁7が氷結
しやすい条件にあるときは、ステップS33においてス
ワール制御弁7のイニシャライズを中止し、またステッ
プS34で故障判定を保留する。
定保留を解除するときのルーチンを示す。
たかどうか判断する。なお、この解除判定は、図8また
は図9に示すルーチンにより行われる。
定保留中かどうか判断し、保留中ならばステップS52
でエンジン冷却水温が氷結解除温度に達したかどうかの
判定を行う。エンジンの暖機が進み氷結解除温度に到達
したならば、ステップS53で吸気絞弁開度(TVO)
がステッピングモータ23のイニシャライズを許可する
小さな設定開度(例えば5゜)以下にあるかどうか判断
し、そうならばステップS54で氷結解除判定を行う。
を所定の小開度に設定するのは、スワール制御弁7によ
る吸気のチョーク(吸気系の最小開度部)があると、イ
ニシャライズによりいったんスワール制御弁7が全開し
たときにエンジン回転の吹き上がりが生じるので、絞弁
開度が小さく絞弁により吸気をチョークしているときに
のみ、スワール制御弁7の全開を可能として、回転数の
急上昇を回避するためである。
チャートで、このうちステップS61と62は上記ステ
ップS51、52と同じである。しかし、ステップS6
3において吸気絞弁開度を許可開度と比較するのではな
く、そのときの燃料噴射パルス幅TPと、燃料噴射パル
ス幅換算値としての吸入空気量との偏差、つまり実際の
流量と推定流量との偏差が、許可判定値よりも小さいと
きにのみ、ステップS64で氷結解除を判定するように
なっている。これによりスワール制御弁7の開度が正常
に近い状態に復帰していることが判断できる。
判定が行われたら、ステップS42に進み、スワール制
御弁7の駆動禁止を解除する。そして、ステップS43
でステッピングモータ23と開度センサ24のイニシャ
ライズを行い、相互の関係を対応させる。
の目標開度と実測開度との偏差を設定値と比較し、相関
エラーの判断を行う。エラーが判定されたときは、ステ
ップS45に進み、スワール制御弁7の氷結以外のNG
判定、つまり氷結以外の故障を判定する。
弁7の実際の開度が目標開度からズレてきたときには、
そのイニシャライズを行い、これらのズレを吸収する。
ただし、このようなズレの発生が何回か起きるようなと
きは、スワール制御弁7が故障であると判定し、早急な
修理を促すのである。
調などによるスワール制御弁7の相関エラーの発生時な
ど、本来の故障ではないときは、イニシャライズにより
自動的に正常状態に復帰させ、常に安定したスワール制
御を維持可能とする。
結にするおそれのあるときは、スワール制御弁7の故障
診断を行わずに、氷結が解除されてから診断するので、
誤った診断を避け、本来の故障判定のみを正確に行え
る。
ッピングモータ23のイニシャライズは、吸気絞弁の開
度が一定以下のときなどに行うことにより、エンジン回
転数の急激な上昇を回避し、修正動作の安定性を担保で
きる。
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
チャートである。
ローチャートである。
トである。
フローチャートである。
うフローチャートである。
ャートである。
ャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】吸気通路に設けたスワール制御弁と、この
スワール制御弁を駆動するステッピングモータと、スワ
ール制御弁の開度を検出する手段とを備えた内燃機関に
おいて、 スワール制御弁の目標開度と実際の開度との偏差が所定
範囲を超えているときに相関エラーを判定する手段と、 相関エラーが判定されたときにステッピングモータをイ
ニシャライズして相関エラーを修正する手段と、 この相関エラーの修正回数が所定値以上のときに故障を
判定する手段とを備えることを特徴とするスワール制御
弁の故障診断装置。 - 【請求項2】前記スワール制御弁の目標開度はステッピ
ングモータの目標ステップ位置に基づいて決定される請
求項1に記載のスワール制御弁の故障診断装置。 - 【請求項3】前記相関エラー修正のためのステッピング
モータのイニシャライズは、エンジン負荷が所定値以下
のときに実行される請求項1または2に記載のスワール
制御弁の故障診断装置。 - 【請求項4】前記相関エラーの判定は、スワール制御弁
の氷結が予測されるときには保留される請求項1〜3の
いずれか一つに記載のスワール制御弁の故障診断装置。 - 【請求項5】前記スワール制御弁の氷結解除の判定はエ
ンジン冷却水温が所定値以上であり、かつエンジン負荷
が所定値以下のときに行われる請求項4に記載のスワー
ル制御弁の故障診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046108A JP3911949B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スワール制御弁の故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046108A JP3911949B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スワール制御弁の故障診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234796A true JP2001234796A (ja) | 2001-08-31 |
JP3911949B2 JP3911949B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=18568585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000046108A Expired - Lifetime JP3911949B2 (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スワール制御弁の故障診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3911949B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7721707B2 (en) | 2006-11-13 | 2010-05-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for valve |
CN111890927A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-06 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种重型车辆驾驶性能限制方法 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000046108A patent/JP3911949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7721707B2 (en) | 2006-11-13 | 2010-05-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for valve |
CN111890927A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-06 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种重型车辆驾驶性能限制方法 |
CN111890927B (zh) * | 2020-08-07 | 2021-10-26 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种重型车辆驾驶性能限制方法 |
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---|---|
JP3911949B2 (ja) | 2007-05-09 |
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