JP2001232178A - マイクロカプセルの製造方法並びにそれにより得られるマイクロカプセル及びその製造装置 - Google Patents

マイクロカプセルの製造方法並びにそれにより得られるマイクロカプセル及びその製造装置

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JP2001232178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒径及び膜厚が制御され、芯物質の外部環境
への放出時期及び放出速度を調節できる等の優れた性能
を有するマイクロカプセルを高精度に製造する方法を提
供すること。 【解決手段】 本発明の製造方法は、マイクロカプセル
を構成する少なくとも一つの部材の材料の全部又は一部
を、インクジェット法により供給することを特徴とする
方法である。特に、前記部材の材料の全部又は一部を含
む液体を吐出物として用い、インクジェット式ヘッドか
ら該吐出物を被吐出液体に吐出供給する方法が好適に採
用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロカプセル
の製造方法並びにその方法により得られるマイクロカプ
セル及びその製造装置に関し、詳細には、DDS(ドラ
ッグデリバリーシステム)、香料等の薬品分野;液晶、
デジタルぺーパー、電気泳動等の表示デバイス分野;人
工細胞などの生体材料分野等に利用することができるマ
イクロカプセルの製造方法並びにその方法により得られ
るマイクロカプセル及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、主として天然及び合成高分子を壁材料とする壁膜
と、芯物質(核物質)と呼ばれる中身とからなり、径が
マイクロメートル領域(通常は径がミリメートル領域乃
至ナノメートル領域にあるものも含む)にある微小な容
器であるマイクロカプセルが開発されている。マイクロ
カプセルは、芯物質を外部環境から保護する機能や、芯
物質を外部に放出する速度を調節する機能を有すること
から、種々の分野で広く利用されている。特に、芯物質
を外部環境から保護する機能を利用したものには、感圧
型複写紙、圧力測定シート、感圧型接着剤、液晶表示材
料等があり、また、芯物質の外部環境への放出速度を調
節する機能を利用したものには、持続放出性医薬品、持
効性農薬等があり、更に、これら両方の機能を同時に利
用したものとして、人工細胞、人工臓器等がある。
【0003】そして、このようなマイクロカプセルの製
造方法としては、種々の製造方法が採用されている
〔「マイクロカプセル〜その機能と応用」(発行所:財
団法人日本規格協会、1991年3月20日発行)等参
照〕。具体的には、芯物質界面への壁材物質の沈積を
利用する界面沈積法〔例えば、相分離法、液中乾燥法、
溶解分散冷却法、スプレードライング法、パンコーティ
ング法、気中懸濁被覆法(Wurster法)、粉床法
等〕、及び界面での反応を利用して皮膜を形成させる
界面反応法〔例えば、界面重合法、in situ重合
法、液中硬化被覆法(オリフィス法)、界面反応法(無
機化学反応法)等〕が採用されている。
【0004】しかし、上記の従来の製造方法では、より
均一なものを製造するためにそれぞれの方法に応じたマ
イクロカプセルの構成材料しか適用できないという傾向
があり、構成材料の選択の余地が狭まるという問題があ
る。このため、マイクロカプセルの構成材料として、幅
広い材料を用いることができるマイクロカプセルの製造
方法が望まれていた。
【0005】また、得られるマイクロカプセルの性能
は、該カプセルの粒径及び膜厚(壁膜の直径及び厚さ)
のパラメータによって大きく左右する。従って、マイク
ロカプセルを一定の優れた性能に保つには、これら粒径
及び膜厚を適切な範囲に制御することが要求される。し
かし、これまでの技術では、分散、攪拌により芯物質の
塊を作る等によりマイクロカプセルを製造しており、攪
拌速度や材料濃度でマイクロカプセルの粒径及び膜厚を
コントロールしていたため、これらの何れもバラツキが
生じていた。このように、マイクロカプセルの粒径及び
膜厚を所望のレベルにし、更に均一化するなど高精度に
制御することは困難であった。
【0006】また、インクジェット記録ヘッドを使用し
たマイクロカプセルの製造方法についてはこれまでにな
かった。
【0007】従って、本発明の目的は、粒径及び膜厚を
高精度に制御できるとともに、その分散をも制御でき、
芯物質の外部環境への放出時期及び放出速度を調節でき
る等の優れた性能を有するマイクロカプセルの製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、マイクロカ
プセルの製造方法において、インクジェットプロセスを
適用することにより、上記目的を達成し得ることを知見
した。
【0009】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、マイクロカプセルを構成する少なくとも一つの部材
の材料の全部又は一部を、インクジェット法により供給
することを特徴とするマイクロカプセルの製造方法を提
供するものである。
【0010】また、本発明は、上記製造方法により製造
されたマイクロカプセルを提供するものである。
【0011】また、本発明は、マイクロカプセルを構成
する部材の材料の全部又は一部を含む吐出物と、該吐出
物が供給される被吐出液体と、該吐出物を該被吐出液体
に吐出供給するインクジェット式ヘッドとを具備するこ
とを特徴とするマイクロカプセルの製造装置を提供する
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】(マイクロカプセルの製造方法)
以下、本発明のマイクロカプセルの製造方法について詳
細に説明する。本発明の製造方法は、マイクロカプセル
を構成する少なくとも一つの部材の材料の全部又は一部
を、インクジェット法により供給することを特徴とす
る。本発明はこのような構成からなるため、インクジェ
ット法による吐出安定効果から、粒径及び膜厚が高精度
に制御され且つそれらが均一なマイクロカプセルを得る
ことができる。
【0013】本発明においては、例えば、図1に示すよ
うに、マイクロカプセルを構成する部材の材料の全部又
は一部を含む液体を吐出物3として用い、インクジェッ
ト式ヘッド1から該吐出物3を被吐出液体2に吐出供給
することにより実施することができる。
【0014】前記インクジェット式ヘッドと前記被吐出
液体との距離(図1における距離L)は、特に制限され
ることなく、後述するマイクロカプセルの調製形態に応
じて適宜設定されるが、該距離Lを0.1mm〜1c
m、特に1〜3mmとすることが、吐出物の直進性が阻
害されない点及び被吐出液体によるノズル表面への影響
が少ない点で好ましい。
【0015】本発明に使用されるインクジェット式ヘッ
ドは、インクジェット記録方式に採用される通常のもの
が用いられ、例えば、ピエゾ型、バブル型等のヘッドが
挙げられる。特に、ピエゾ型は、吐出物の温度が高くな
ることがなく、マイクロカプセルの主たる構成要素であ
る高分子の変質が起こらないため好ましい。
【0016】また、本発明においては、所望のマイクロ
カプセルを製造するために、後述するマイクロカプセル
の調製形態に応じて適宜条件が設定されるが、特に、下
記の条件を採用することが本発明の効果向上の点で好ま
しい。即ち、前記インクジェット式ヘッドの吐出量は、
1粒子当り0.1〜100ng、特に5〜50ngであ
ることが好ましい。また、前記インクジェット式ヘッド
の吐出温度は、−15〜40℃で吐出物及び被吐出液体
が凍らない範囲、特に10〜25℃であることが好まし
い。また、前記インクジェット式ヘッドの吐出速度は、
3〜9m/s、特に6〜8m/sであることが好まし
い。
【0017】本発明に使用されるマイクロカプセルを構
成する少なくとも一つの部材としては、壁膜及び/又は
芯物質等が挙げられる。また、本発明において「部材の
材料」とは、マイクロカプセルの構成要素(壁膜及び芯
物質等)それ自体(それ自体の材料)又は該構成要素を
形成する原料をいう。従って、前記部材の材料として
は、例えば、芯物質自体、芯物質を形成する原料、壁膜
となる高分子材料(壁膜を形成する溶液状の高分子、壁
膜となる硬化前の高分子等)、壁膜を形成する原料(壁
膜高分子を形成するモノマー等)等が挙げられ、その全
部又は一部がインクジェット法に用いられる。
【0018】また、本発明においては、通常のマイクロ
カプセル製造法において、前記インクジェット法を適用
することができ、特に、相分離法、液中乾燥法、界面重
合法、in situ重合法又は液中硬化被覆法に適用
することが好ましく、とりわけ界面重合法は粒径及び壁
膜の膜厚が吐出物の濃度により制御が容易な点で好適で
ある。具体的には、前記インクジェット法を、マイクロ
カプセルを構成する芯物質界面への壁膜物質の沈積に適
用するか、又は界面での反応を利用した壁膜の形成に適
用することが好ましい。
【0019】以下に、本発明の製造方法の好ましい実施
形態について述べる。本発明の製造方法の好ましい実施
形態は、本発明に係る前記インクジェット法を適用する
前記の相分離法、液中乾燥法、界面重合法、in si
tu重合法及び液中硬化被覆法のそれぞれの種類に応じ
た形態が挙げられる。
【0020】(1)第一実施形態(相分離法に適用する
形態) 第一実施形態は、マイクロカプセルを構成する芯物質を
含む液体を吐出物として用い、マイクロカプセルを構成
する壁膜となる高分子材料を含む液体を被吐出液体とし
て用い、インクジェット法によりインクジェット式ヘッ
ドから前記吐出物を前記被吐出液体に吐出供給する方法
である。
【0021】本実施形態は、インクジェット法を相分離
法に適用したものである。ここで、相分離法とは、マイ
クロカプセルを構成する壁膜となる高分子の溶液に、芯
物質及び相分離誘起剤を加えることにより、極めて濃厚
な分散相と希薄な連続相とに分離してコアセルベート
(濃厚液滴)を生成させ、これを芯物質の周りに集合
(吸着)させて壁膜を形成する方法である。
【0022】そして、本実施形態においては、前記相分
離法において、吐出物として、芯物質を用い、被吐出液
体として、高分子材料の溶液及び相分離誘起剤を用いる
ことにより好適に実施することができる。
【0023】ここで、芯物質の例としては、特に制限さ
れないが、テオフィリン、アルカリホスファターゼ等の
低コレステロール血症治療剤(clofibrat)、
アスピリン等の医薬品、スルファダイアジン、ヒドロフ
ルメタジイド等が挙げられる。
【0024】また、高分子材料の例としては、特に制限
されないが、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニル/セルロ
ースアセテートブチレート混合物、スチレン−マレイン
酸共重合体、ベンジルセルロース、エチルセルロース、
ポリエチレン、ポリスチレン、天然ゴム、ニトロセルロ
ース、ケトン樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリア
ミドレジン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、塩
化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、エポキシ樹
脂、ポリビニル−ホルマール等が挙げられる。
【0025】また、高分子材料の溶液を構成する溶媒の
例としては、特に制限されないが、メチルエチルケト
ン、クロロホルム、エタノール、トリクロロエチレン、
キシレン/エタノール混合物、トルエン/エタノール混
合物、キシレン/四塩化炭素混合物、トルエン、キシレ
ン、ベンゼン、ジオキサン、イソプロパノール、ニトロ
プロパン、シクロヘキサン等が挙げられる。
【0026】また、相分離誘起剤の例としては、特に制
限されないが、n−ヘキサン、イソプロピルエーテル、
イソプロパノール、酢酸エチル、プロパノール、ポリジ
メチルシロキサン、ポリブタジエン、石油エーテル、エ
タノール、シクロヘキサン、メタノール、n−アルキル
アセテート、水、メタクリル酸高分子、ポリ(p−クロ
ロスチレン)、ポリエチレン等が挙げられる。
【0027】上記溶媒及び相分離誘起剤は、用いる高分
子材料に応じてその最適な組み合わせが決定される。本
実施形態においては、特に、芯物質としてテオフィリン
を用い、高分子材料の溶液としてエチルセルロースのト
ルエン溶液を用い、相分離誘起剤として石油エーテルを
用いることが好ましい。
【0028】(2)第二実施形態(液中乾燥法に適用す
る形態) 第二実施形態は、マイクロカプセルを構成する壁膜とな
る高分子材料及びマイクロカプセルを構成する芯物質を
含む液体を吐出物として用い、インクジェット法により
インクジェット式ヘッドから前記吐出物を被吐出液体に
吐出供給する方法である。
【0029】本実施形態は、インクジェット法を液中乾
燥法に適用したものである。ここで、液中乾燥法とは、
マイクロカプセルを構成する壁膜となる高分子材料を溶
解させた溶媒中に、芯物質(芯となる溶液若しくは固
体)を分散させて分散液とし、これを更にその溶媒と混
じらない溶媒に分散させ、その後、最初の溶媒を徐々に
除去して高分子を芯物質の界面に析出させる方法であ
る。
【0030】そして、本実施形態においては、前記液中
乾燥法において、吐出物として、前記高分子材料を溶解
させた最初の溶媒中に芯物質を分散させた分散液を用
い、被吐出液体として、該分散液を分散させる、最初の
溶媒と混じらない溶媒を用いることにより、好適に実施
することができる。
【0031】ここで、前記吐出物に用いる高分子材料の
例としては、特に制限されないが、ポリスチレン、ポリ
−D,L乳酸、ゼラチン、エチルセルロース、ポリ酢酸
ビニル等が挙げられる。また、芯物質の例としては、特
に制限されないが、ハイドロコーチゾン、アスピリン等
の医薬品、二酸化チタン、ローダミン水溶液等の顔料等
が挙げられる。また、最初の溶媒の例としては、特に制
限されないが、ジクロロメタン、クロロホルム、トルエ
ン、キシレン等が挙げられる。また、最初の溶媒と混じ
らない溶媒の例としては、特に制限されないが、ミネラ
ルオイル、石油エーテル、水等が挙げられる。上記2種
の溶媒は、用いる高分子材料に応じてその最適な組合せ
が決定される。
【0032】本実施形態においては、特に、ポリスチレ
ンを溶解させたジクロロメタン溶液中に、芯物質として
のローダミン水溶液を分散させた分散液を吐出物とし、
Tween20(活性剤)の水溶液を被吐出液体とする
ことが好ましい。また、ポリ−D,L乳酸を溶解させた
ジクロロメタン溶液中に、芯物質としてのハイドロコー
チゾンを分散させた分散液を吐出物とし、ミネラルオイ
ルを被吐出液体とすることも好ましい。
【0033】(3)第三実施形態(界面重合法に適用す
る形態) 第三実施形態は、マイクロカプセルを構成する壁膜の材
料の一部を含む液体を吐出物として用い、該壁膜の材料
の他部を含む液体を被吐出液体として用い、インクジェ
ット法によりインクジェット式ヘッドから前記吐出物を
前記被吐出液体に吐出供給する方法である。
【0034】本実施形態は、インクジェット法を界面重
合法に適用したものである。ここで、界面重合法とは、
混じり合わない二つの溶媒中にモノマーを溶解し、両液
の界面において高分子を合成する界面重合反応を用いて
マイクロカプセルを調製する方法である。
【0035】そして、本実施形態においては、前記界面
重合法において、前記の混じり合わない二つの溶媒のう
ち、一方の溶媒に、マイクロカプセルを構成する壁膜の
形成材料の一部として水溶性モノマーを溶解し、また他
方の溶媒に、壁膜の形成材料の他部として、前記水溶性
モノマーと反応して壁膜を形成し得る油溶性モノマーを
溶解する。そして、得られた前記水溶性モノマーを含む
一方の溶液(水相)を吐出物として用い、前記油溶性モ
ノマーを含む他方の溶液(油相)を被吐出液体として用
いることにより、好適に実施することができる。
【0036】ここで、前記吐出物に用いる水溶性モノマ
ー及び前記被吐出液体に用いる油溶性モノマーの例とし
ては、特に制限されないが、以下に示す組み合わせによ
り特定の生成高分子としての壁膜を形成することが好ま
しい。尚、以下の例は、(水溶性モノマー)+(油溶性
モノマー)→(生成高分子)を示している。 (ポリアミン)+(多塩基酸ハライド)→(ポリアミ
ド)として、(1,6−ヘキサメチレンジアミン)+
(セバコイルクロライド)→(ナイロン6−10)、
(ピペラジン)+(テレフタロイルクロライド)→(ポ
リテレフタロイルアミド)、(L−リジン)+(テレフ
タロイルクロライド)→(ポリ(テレフタロイルL−リ
ジン))等;(ポリフェノール)+(多塩基酸ハライ
ド)→(ポリエステル)として、(2,2−ビス(4−
ハイドロキシフェニル)プロパン)+(セバコイルクロ
ライド)→(ポリフェニルエステル)等;(ポリアミ
ン)+(ビスクロロフォルメート)→(ポリウレタン)
として、(1,6−ヘキサメチレンジアミン)+(2,
2−ジクロロエーテル)→(ポリウレタン)等。
【0037】そして、ここで得られた壁膜に、芯物質を
注入することにより、本発明に係るマイクロカプセルを
得ることができる。芯物質の注入方法としては、特に制
限されないが、例えば、浸透圧による方法等により実施
される。また、芯物質の材料としては、特に制限されな
いが、例えば、ジスアゾイエローAAA等の有機顔料や
ヒマシ油等が挙げられる。
【0038】(4)第四実施形態(in situ重合
法に適用する形態) 第四実施形態は、マイクロカプセルを構成する芯物質の
材料及び被吐出液体中の壁膜の材料を壁膜化させるため
の触媒を含む液体を吐出物として用い、マイクロカプセ
ルを構成する壁膜の材料を含む液体を被吐出液体として
用い、インクジェット法によりインクジェット式ヘッド
から前記吐出物を前記被吐出液体に吐出供給する方法で
ある。
【0039】本実施形態は、インクジェット法をin
situ重合法に適用したものである。ここで、in
situ重合法とは、互いに混じり合わない二相の何れ
か一方の相にモノマーと触媒を溶解させておくとモノマ
ーは界面で重合反応を起こして、芯物質の表面に均一な
膜を形成することができるという性質を利用する方法で
ある。
【0040】そして、本実施形態においては、前記in
situ重合法において、芯物質の材料、及び被吐出
液体中の壁膜形成材料であるモノマー(高分子材料)を
壁膜化させるための触媒を含む液体を吐出物として用
い、モノマーを壁膜形成材料として含む液体を被吐出液
体として用いることにより、好適に実施することができ
る。
【0041】ここで、壁膜形成材料としてのモノマーの
例としては、特に制限されないが、熱硬化性樹脂形成性
プレポリマー〔例えば、メラミン、スチレン−ジビニル
ベンゼンモノマー、MMA(メチルメタクリレート)
等〕の水溶液(特に、尿素又はメラミン/ホルムアルデ
ヒド及びこれらのプレポリマーを用いたものが好まし
い)、光レドックス重合性物質溶液(アクリルアミド/
ビスアクリルアミド/リボフラビン/N,N,N’,
N’−テトラメチルエチレンジアミン)等が挙げられ、
また、マイクロカプセルを構成する芯物質の材料として
は、カーボンブラック、トルイジンレッド等の有機顔料
等が挙げられる。特に、壁膜の材料としてのメラミン樹
脂形成性プレポリマー水溶液〔好ましくは、メラミンと
ホルムアルデヒドをアルカリ性水溶液中(特にpH8〜
10)で加熱(特に50〜80℃)することによって反
応してモノメチロールメラミンからヘキサメトロールメ
ラミンまでの混合物のプレポリマー水溶液〕を被吐出液
体として用い、芯物質の材料としてのトルイジンレッド
を水に分散させた、弱酸性(好ましくはpH3〜6)O
/Wエマルションを吐出物として用いることが好まし
い。また、被吐出液体中の壁膜形成材料を壁膜化させる
ための触媒としては、例えば、過酸化ベンゾイルや過酸
化ラウロイル等の重合開始剤が用いられる。
【0042】(5)第五実施形態(液中硬化被覆法に適
用する形態) 第五実施形態は、マイクロカプセルを構成する芯物質を
含む液体を吐出物として用い、マイクロカプセルを構成
する壁膜の材料を含む液体を被吐出液体として用い、イ
ンクジェット法によりインクジェット式ヘッドから前記
吐出物を前記被吐出液体に吐出供給する方法である。
【0043】本実施形態は、インクジェット法を液中硬
化被覆法に適用する方法である。ここで、液中硬化被覆
法とは、マイクロカプセルを構成する壁膜の材料を予め
高分子溶液に分散しておいて、この溶液を希望する形に
整えて高分子を硬化することによって壁膜を形成する方
法である。
【0044】そして、本実施形態においては、芯物質の
材料を含む液体を吐出物として用い、前記液中硬化被覆
法において、壁膜の材料としての高分子(硬化前)の溶
液を被吐出液体として用いることにより、好適に実施す
ることができる。
【0045】マイクロカプセルを構成する壁膜の材料と
しての高分子の例としては、特に制限されないが、アル
ギン酸ナトリウム、ペクチン、コラーゲン等が挙げら
れ、また、マイクロカプセルを構成する芯物質の材料の
例としては、特に制限されないが、メントール油、シリ
コーン、ワックス、サラダ油等が挙げられる。特に、壁
膜の高分子としてのコラーゲンを被吐出液体に用い、芯
物質の材料としてのサラダ油を吐出物に用いることが好
ましい。
【0046】(マイクロカプセル)次に、本発明のマイ
クロカプセルについて説明する。本発明のマイクロカプ
セルは、前述した本発明の製造方法により製造されたこ
とを特徴とする。従って、本発明のマイクロカプセル
は、粒径及び膜厚が精度よく制御されており且つそれら
が均一であるため、カプセル内の芯物質の外部への放出
時期及び放出速度を正確に調節することができるもので
ある。
【0047】本発明のマイクロカプセルは、その粒径が
0.1〜100μm、特に10〜50μm程度の範囲で
制御可能である。また、本発明のマイクロカプセルは、
同様に、その膜厚が0.01〜10μm、特に1〜5μ
m程度の範囲で制御可能である。
【0048】本発明のマイクロカプセルを構成する壁膜
及び芯物質としては、前述の製造方法の好ましい各実施
形態において使用される壁膜及び芯物質の材料により形
成されるものが挙げられる。
【0049】本発明のマイクロカプセルは、前述の通
り、粒径及び膜厚が高精度に制御され且つそれらが均一
であり、カプセル内の芯物質の外部への放出時期及び放
出速度を正確に調節することができるという優れた機能
を有しているため、例えば、DDS(ドラッグデリバリ
ーシステム)、香料等の薬品分野;液晶、デジタルペー
パー、電気泳動等の表示デバイス分野;人工細胞などの
生体材料分野等に利用することができる。特に、薬品分
野に利用するには、マイクロカプセルの粒径の調整が非
常に重要であるため、本発明のマイクロカプセルが好適
に利用できる。
【0050】(マイクロカプセルの製造装置)次に、本
発明のマイクロカプセルの製造装置について説明する。
本発明の製造装置は、マイクロカプセルを構成する部材
の材料の全部又は一部を含む吐出物と、該吐出物が供給
される被吐出液体と、該吐出物を該被吐出液体に吐出供
給するインクジェット式ヘッドとを具備することを特徴
とする。
【0051】本発明の製造装置の好ましい実施形態とし
ては、前述した製造方法において用いた図1に示す装
置、即ち、マイクロカプセルを構成する部材の材料の全
部又は一部を含む液体からなる吐出物3と、該吐出物が
供給される被吐出液体2と、該吐出物を該被吐出液体に
吐出供給するインクジェット式ヘッド1とを具備する装
置が挙げられる。
【0052】本実施形態に係る製造装置の詳細は、前述
した製造方法において説明したことが適宜適用される。
【0053】本発明の製造装置は、本発明に係る前記構
成からなる限り、図1に示す装置に限定されず、その他
の変更形態とすることもできる。例えば、図1の装置に
おける被吐出液体2のように静止した液だめではなく、
流れのある被吐出液体に変更した装置等の形態とするこ
ともできる。
【0054】本発明の製造装置によれば、前述した製造
方法と同様に、粒径及び膜厚が精度よく制御され且つそ
れらが均一であるため、カプセル内の芯物質の外部への
放出時期及び放出速度を正確に調節することができると
いう優れた機能を有するマイクロカプセルを得ることが
できる。
【0055】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、粒径及び膜
厚が精度よく制御され且つそれらが均一なマイクロカプ
セルを提供することができる。そして、本発明により得
られたマイクロカプセルを使用すれば、カプセル内の芯
物質の外部への放出時期及び放出速度を正確に調節する
ことができる。また、本発明の製造装置によっても同様
に、粒径及び膜厚が精度よく制御され且つそれらが均一
なマイクロカプセルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の実施に使用する装置の一例
を示す概略図である。
【図2】図1の要部であるA部を拡大して示す図で、マ
イクロカプセルを形成していく過程を段階的に示す概略
図である。
【符号の説明】 1 インクジェット式ヘッド 2 被吐出液体 3 吐出物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA61 BB01 CC01 CC14 EE05H EE12H EE25H EE26H FF23 GG16 GG21 GG23 4G005 AA01 AB30 BA02 BA03 BA05 BA11 BB08 BB11 CA02 CA10 DA09W DA12X DB05Y DB06Z DB13Z DB22X DB22Y DB27X DC02W DC09Y DC15W DC22W DC32W DC42X DC42Y DC43Y DC58W DC61Y DD02Z DD07Z DD08Z DD12W DD12Z DD15Z DD23Z DD37Z DD58Z DD62Z DD75W DE00X DE00Z DE01X DE01Z EA03 EA04 EA05 EA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロカプセルを構成する少なくとも
    一つの部材の材料の全部又は一部を、インクジェット法
    により供給することを特徴とするマイクロカプセルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記部材の材料の全部又は一部を含む液
    体を吐出物として用い、インクジェット式ヘッドから該
    吐出物を被吐出液体に吐出供給する請求項1記載のマイ
    クロカプセルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記インクジェット式ヘッドと前記被吐
    出液体との距離を、0.1mm〜1cmとする請求項2
    に記載のマイクロカプセルの製造方法。
  4. 【請求項4】 インクジェット式ヘッドが、ピエゾ型で
    ある請求項2又は3記載のマイクロカプセルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記部材が、壁膜及び/又は芯物質であ
    る請求項1〜4の何れかに記載のマイクロカプセルの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 相分離法、液中乾燥法、界面重合法、i
    n situ重合法又は液中硬化被覆法において、前記
    インクジェット法を適用する請求項1〜5の何れかに記
    載のマイクロカプセルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット法を、芯物質界面へ
    の壁膜物質の沈積又は界面での反応を利用した壁膜の形
    成に適用する請求項1〜5の何れかに記載のマイクロカ
    プセルの製造方法。
  8. 【請求項8】 マイクロカプセルを構成する芯物質を含
    む液体を吐出物として用い、マイクロカプセルを構成す
    る壁膜となる高分子材料を含む液体を被吐出液体として
    用い、インクジェット法によりインクジェット式ヘッド
    から前記吐出物を前記被吐出液体に吐出供給することを
    特徴とするマイクロカプセルの製造方法。
  9. 【請求項9】 マイクロカプセルを構成する壁膜となる
    高分子材料及びマイクロカプセルを構成する芯物質を含
    む液体を吐出物として用い、インクジェット法によりイ
    ンクジェット式ヘッドから前記吐出物を被吐出液体に吐
    出供給することを特徴とするマイクロカプセルの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 マイクロカプセルを構成する壁膜の材
    料の一部を含む液体を吐出物として用い、該壁膜の材料
    の他部を含む液体を被吐出液体として用い、インクジェ
    ット法によりインクジェット式ヘッドから前記吐出物を
    前記被吐出液体に吐出供給することを特徴とするマイク
    ロカプセルの製造方法。
  11. 【請求項11】 マイクロカプセルを構成する芯物質の
    材料及び被吐出液体中の壁膜の材料を壁膜化させるため
    の触媒を含む液体を吐出物として用い、マイクロカプセ
    ルを構成する壁膜の材料を含む液体を被吐出液体として
    用い、インクジェット法によりインクジェット式ヘッド
    から前記吐出物を前記被吐出液体に吐出供給することを
    特徴とするマイクロカプセルの製造方法。
  12. 【請求項12】 マイクロカプセルを構成する芯物質を
    含む液体を吐出物として用い、マイクロカプセルを構成
    する壁膜の材料を含む液体を被吐出液体として用い、イ
    ンクジェット法によりインクジェット式ヘッドから前記
    吐出物を前記被吐出液体に吐出供給することを特徴とす
    るマイクロカプセルの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12の何れかに記載の製造
    方法により製造されたことを特徴とするマイクロカプセ
    ル。
  14. 【請求項14】 マイクロカプセルを構成する部材の材
    料の全部又は一部を含む吐出物と、該吐出物が供給され
    る被吐出液体と、該吐出物を該被吐出液体に吐出供給す
    るインクジェット式ヘッドとを具備することを特徴とす
    るマイクロカプセルの製造装置。
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