JP2001232107A - 濁水処理装置 - Google Patents

濁水処理装置

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JP2001232107A JP2000050828A JP2000050828A JP2001232107A JP 2001232107 A JP2001232107 A JP 2001232107A JP 2000050828 A JP2000050828 A JP 2000050828A JP 2000050828 A JP2000050828 A JP 2000050828A JP 2001232107 A JP2001232107 A JP 2001232107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水に無機凝集剤および有機高分子凝
集剤を添加、混合してなるフロック含有水を、その勢力
を低下させずに造粒槽の下部に供給してペレット化効率
を向上する。 【解決手段】 無機凝集剤が混合された原水および有
機高分子凝集剤を混合槽10に上から供給し、下降させ
ながら上記原水に有機高分子凝集剤を混合して原水中の
浮遊成分をフロック化し、得られたフロック含有水を造
粒槽23の下端に供給し上昇させながら攪拌しフロック
を圧密化によりペレット化し、得られたペレットPを上
澄み液Wと共に沈殿槽28に溢流させてペレットPを沈
降分離させるようにした濁水処理装置において、原水に
無機凝集剤および有機高分子凝集剤を混合して得られた
フロック含有水を造粒槽23の下端に水平に供給し、造
粒槽23の下端付近で水平に回転する攪拌翼25aに衝
突させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濁水処理装置に関す
るものであり、トンネル工事で排出される土砂混じりの
濁水やセメント系排水その他の濁水に無機凝集剤および
有機高分子凝集剤を添加することにより、コロイド粒子
をフロック化し、更に高含水不拡散粒子(以下、「ペレ
ット」という)化して沈降分離するために利用される。
【0002】
【従来の技術】土砂混じりその他の濁水を原水とし、こ
の原水に無機凝集剤および有機高分子凝集剤を順に添加
することにより、コロイド粒子を短時間でフロック化
し、得られたフロック群の上向流を攪拌し、上記フロッ
ク群に剪断と外圧を加えてフロック内部の水分を押出
し、圧密化してペレット状に造粒し、該ペレットを沈降
分離するようにした濁水処理装置が知られており、この
装置は上記ペレットの沈降速度が大きい点で多用されて
いる。
【0003】図6は上記公知の濁水処理装置の一例を示
し、上記の原水は、無機凝集剤と混合され、原水パイプ
1で混合槽2の上端に供給され、混合槽2を下降する間
に多段に並ぶ邪魔板2aに衝突を繰り返し、混合槽2の
上端で投入された有機高分子凝集剤と混合され、原水中
のコロイド粒子がフロック化される。得られた多量のフ
ロックを含むフロック含有水は、混合槽2の下端から給
液パイプ3で造粒槽4の下端に送られる。
【0004】造粒槽4に送られたフロック含有水は、モ
ータ5の駆動で回転する垂直軸5a下端の円錐形バケッ
ト5b内に突入し、その際の衝撃でフロックが圧密化に
よりペレット化し、造粒槽4内を上昇する間に上記垂直
軸5aに固定されている攪拌翼5cで攪拌され、上層の
上澄み液Wと下層のペレットPを多量に含む懸濁液とに
分離しながら隣の沈殿槽6に溢流する。そして、上澄み
液Wは、沈殿槽6および溢流樋7を順に溢流して取り出
され、ペレットPは、沈降に伴って濃縮され、モータ8
の駆動で回転する垂直軸8a下端の攪拌翼8bで固化を
抑制されながら、スラリーとして沈殿槽6の下端からポ
ンプ9で排出される。
【0005】しかしながら、上記の従来装置は、フロッ
ク含有水が造粒槽4の下端から重力に抗して上向きに供
給され、かつこの上向き水流が円錐形バケット5bに衝
突して反射するため、上記上向き水流の勢力が弱めら
れ、円錐形バケット5bの内面にフロックが衝突する際
の衝撃が低下し、上記フロックのペレット化効率が十分
でなかった。また、造粒槽内の懸濁液が上記の上向き水
流で攪乱されるため、上澄み液と懸濁液への分離が進み
難かった。また、あらかじめ無機凝集剤と混合された原
水が混合槽2を下降する際に有機高分子凝集剤が添加さ
れ、その下降流が混合槽2内の邪魔板2aと衝突するこ
とにより攪拌されるので、有機高分子凝集剤の混合が不
十分となり、かつ生じたフロックが邪魔板2aの基部上
面に溜まって造粒槽に送られない等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の第1の課題
は、原水に無機凝集剤および有機高分子凝集剤を添加、
混合してなるフロック含有水を、その勢力を低下させず
に造粒槽の下部に供給することを可能にしてペレット化
効率を向上させることである。また第2の課題は、造粒
槽内でフロック含有水のフロックをペレット化する工程
において、懸濁液が攪乱されるのを防いで懸濁液の分離
を促進し、装置の処理速度を一層向上することである。
更に第3の課題は、あらかじめ無機凝集剤と混合された
原水に対する有機高分子凝集剤の混合効率を高め、かつ
混合槽から造粒槽に向かう配管の閉塞を防止し、混合槽
で生じたフロックの全量を造粒槽に送って造粒効率を向
上することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上記第1の課題を解決するものであり、無機凝集剤が混
合された原水および有機高分子凝集剤を混合槽に上から
供給し、下降させながら上記原水に有機高分子凝集剤を
混合して原水中の浮遊成分をフロック化し、得られたフ
ロック含有水を造粒槽の下端に供給し上昇させながら攪
拌しフロックを圧密化により高含水不拡散粒子(以下、
「ペレット」という)化し、得られたペレットを上澄み
液と共に沈殿槽に溢流させて上記のペレットを沈降分離
させるようにした濁水処理装置において、上記の造粒槽
がモーター駆動で回転する鉛直軸の下端およびその上方
の複数箇所にそれぞれ放射状に攪拌翼を固定してなる攪
拌装置を備え、上記のフロック含有水を造粒槽に供給す
るための給液パイプが造粒槽の下端部側面の偏心位置に
接続され、造粒槽に供給されたフロック含有水が上記鉛
直軸下端の攪拌翼に衝突するようになっていることを特
徴とする。
【0008】上記の濁水処理装置において、造粒槽内の
攪拌翼はモーター駆動で一方向に回転する一方、造粒槽
の下端に供給されたフロック含有水は、造粒槽の下端部
側面の偏心位置に送り込まれ、上記攪拌装置下端の攪拌
翼に衝突して攪拌翼を回転させようとするが、このフロ
ック含有水の向きに対し、攪拌翼の回転方向は順方向ま
たは逆方向のいずれでもよい。ただし、その回転速度
は、攪拌翼にフロック含有水が衝突してフロック含有水
中のフロックの圧密化が行われる程度であることが必要
であり、好ましい回転速度は2〜6rpmであり、2r
pm未満では圧密化が不十分となり、反対に6rpmを
超えるとフロックの破壊が生じる。そして、上記の圧密
化によりフロックがペレットに造粒され、造粒槽の下部
にペレットを大量に含む懸濁部が形成され、上部に上澄
み液からなる清澄部が形成される。
【0009】攪拌翼に衝突したフロック含有水の一部
は、反射して散逸し、残りは衝突しなかったフロック含
有水と共に後方の攪拌翼に衝突して上記の圧密化が行わ
れ、以下その繰返しによりペレット化が進められる。そ
して、上記のフロック含有水は、造粒槽の側面に対し水
平に供給されるので、造粒槽の底面に上向きに供給され
る場合に比べ、重力による減速が無く、その分だけ圧密
化が効率的に行われる。また、水平に回転する攪拌翼に
フロック含有水が水平に衝突するので、円錐形バケット
に下から衝突させる場合に比べ、衝突して反対向きに戻
るフロック含有水による減速が小さく、その分だけ圧密
化が効率的に行われる。
【0010】請求項2に係る発明は、上記第1の課題に
加えて上記第2の課題を解決するものであり、上記請求
項1記載の濁水処理装置において、その造粒槽内の鉛直
軸の下端の攪拌翼よりも上の部分に該攪拌翼を被覆する
程度の円板に複数個の孔を貫通状に設けた堰板が固定さ
れる。この場合は、造粒槽の下端に供給されたフロック
含有水が堰板の周辺部と孔部とに別れて上昇するため、
部分的な急上昇が防止されてほぼ均一な上昇流が得ら
れ、上記攪拌装置の回転が緩やかであることとあいま
ち、造粒槽内に形成されつつある懸濁層が攪拌されずに
静かに拡大し、かつ水とフロックの比重差により水が比
較的速く、フロックが比較的遅く上昇し、そのため両者
の分離が促進され、装置の処理速度が一層向上する。
【0011】また、請求項3に記載された発明は、上記
の第1、第2の課題に加えて第3の課題を解決するもの
であり、上記請求項1記載の濁水処理装置における混合
槽が上下方向に長い円筒状に形成され、この混合槽に上
からモーター駆動の攪拌機が挿入された濁水処理装置で
ある。
【0012】この装置によれば、あらかじめ無機凝集剤
を混合して混合槽に供給された原水に対し有機高分子凝
集剤がモーター駆動の攪拌機で強制的に混合され、その
回転により渦が発生するため、充分な混合が可能になっ
て原水中の浮遊成分のフロック化効率が向上すると共
に、生じたフロックが攪拌翼上に堆積することがなく、
また混合槽から造粒槽に向かう配管の閉塞が防止され、
混合槽内で生じたフロックの全部が造粒槽に送られ、造
粒効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、10は混合槽であ
り、縦長の円筒状に形成され、その上方からモーター1
1の駆動で回転する攪拌軸12が挿入され、この攪拌軸
12の長さ方向複数箇所には攪拌翼12aが固定されて
いる。そして、上記混合槽10の側面上部に原水パイプ
13の一端が接続され、他端がポンプ(図示されていな
い)を介して原水槽に接続され、トンネル工事で排出さ
れた濁水から土砂を除去した後の原水が上記混合槽10
に供給される。
【0014】上記の原水パイプ13には上流側(原水槽
側)からバタフライ弁14、逆止弁15およびラインミ
キサー16が順に介設される。そして、上記バタフライ
弁14の上流側に無機凝集剤供給用のPACパイプ17
が開閉弁17aを介して接続され、上記逆止弁15とラ
インミキサー16との間に希硫酸供給用の希硫酸パイプ
18および炭酸ガス供給用の炭酸ガスパイプ19がそれ
ぞれ開閉弁18aおよび19aを介して接続され、原水
が原水パイプ13を流れて混合槽10に達する間に上記
の原水に無機凝集剤が、また必要に応じて中和用の希硫
酸または炭酸ガスが添加され、ラインミキサー16を通
過する間に混合される。
【0015】また、上記混合槽10の上端には有機高分
子凝集剤供給用のポリマーパイプ20が開閉弁20aを
介して接続され、反対の下部側面にはフロック含有水送
出し用の液送パイプ21が直交状に接続され、底面には
掃除用の排水パイプ22が開閉弁22aを介して接続さ
れる。したがって、混合槽10の上部に前記の原水パイ
プ13で原水および無機凝集剤の混合液、またはこれに
希硫酸もしくは炭酸ガスを加えた混合液を、またポリマ
ーパイプ20で有機高分子凝集剤をそれぞれ所定量ずつ
供給すると、上記の無機凝集剤等を含む混合液に有機高
分子凝集剤が添加され、攪拌翼12aの回転で混合され
て原水中のコロイド粒子がフロック化され、得られた多
量のフロックを含むフロック含有水が液送パイプ21か
ら送り出される。そして、必要に応じて排水パイプ22
の開閉弁22aを開くと、底に溜まったスラリーを排出
し、混合槽10を掃除することができる。
【0016】上記液送パイプ21の他端は、造粒槽23
の下端部側面に接続されている。この造粒槽23は、小
径の円筒形下部23a、上広がりのテーパを有する円錐
形中間部23bおよび大径の円筒形上部23cで構成さ
れ、円筒形下部23aの下端面は底板23dで閉じられ
ている。そして、この造粒槽23には、上方のモーター
24の駆動で回転する鉛直軸25が造粒槽23の中心に
沿って上から挿入され、その下端およびその上方の複数
箇所にそれぞれ放射状に攪拌翼25a、25bおよび2
5cが固定され、かつ最下段の攪拌翼25aの上に円板
形の堰板26が固定され、これらが攪拌装置を構成して
いる。
【0017】上記の液送パイプ21は、図3および図5
に示すように、造粒槽23の円筒形下部23aに対して
直角に、ただし該円筒形下部23aの中心線から外れた
位置に偏心して接続され、その接続部に開口端21aを
形成する。したがって、液送パイプ21から造粒槽23
に送られたフロック含有水は、図5の円筒形下部23a
において右回りの水流を形成する。一方、鉛直軸25の
下端には、長方形の板からなる6枚の攪拌翼25aが放
射状に、かつ板面を鉛直に向けて固定され、上記円筒形
下部23a内に収められている。
【0018】この実施形態では、最下段の攪拌翼25a
の取付け高さは、その下縁が液送パイプ21の中心線と
ほぼ一致する程度に設定されているが、液送パイプ21
から送られるフロック含有水が上記攪拌翼25aに衝突
可能な範囲で上下に移動させることができる。また、上
記鉛直軸25の回転方向は、左回りに設定されている
が、右回りでもよい。
【0019】上記の鉛直軸25には、最下段の攪拌翼2
5aの若干上の位置に堰板26が固定されている。この
堰板26は、図3および図4に示すように、円板に複数
個の孔26aを開けたものであり、造粒槽23の円筒形
下部23aに供給されたフロック含有水を堰板26の周
辺部および孔26aに分けて上昇させ、上記の円筒形下
部23aに続く円錐形中間部23bのテーパに沿って広
げながら、かつ急上昇させることなく緩やかに、ほぼ均
一に上昇させ、水とフロックの比重差を利用して両者の
分離を促進する。そして、上記堰板26の上方に円錐形
中間部23b用の攪拌翼25bおよび円筒形上部23c
用の攪拌翼25cがそれぞれ放射状に固定されている。
【0020】上記造粒槽23の上部(図1、図2参照)
には、樋状部27を介して沈殿槽28の上部が連結さ
れ、造粒槽23で得られたペレットPが上澄み液Wと共
に沈殿槽28に上から流入できるようになっている。こ
の沈殿槽28は、円筒形に形成され、上方のモーター2
9の駆動により2〜6rpmの速度で回転する鉛直軸3
0が沈殿槽28の中心に沿って上から挿入され、その下
端に攪拌翼30aが放射状に固定されている。そして、
沈殿槽28の上端部外面には沈殿槽28を半周する円弧
状の溢流樋31が固定される。
【0021】上記溢流樋31の下方には、沈殿槽28に
隣接して処理水槽32が設置され、溢流樋31から溢流
する処理水を受けるようになっている。そして、この処
理水槽32にはオーバーフロー配管34が設置され、上
澄み液を外部に排出するようになっている。
【0022】前記造粒槽23の底板23dには、スラリ
ー排出用の第1スラリーパイプ35が開閉弁35aを介
して接続され、この第1スラリーパイプ35にポンプ3
6および開閉弁36aが順に介設され、このポンプ36
の上流側が上記沈殿槽28の底板と第2スラリーパイプ
37および開閉弁37aで、また上記処理水槽32の底
板が第3スラリーパイプ38および開閉弁38aでそれ
ぞれ接続される。
【0023】上記の構造において、混合槽10で得られ
たフロック含有水が混合槽10の下部から液送パイプ2
1を経て造粒槽23の円筒状下部23aに供給される
と、このフロック含有水は、造粒槽23内に上向きの液
流を形成すると共に、円筒状下部23a内でゆっくり回
転する鉛直軸25の下端の攪拌翼25aに衝突し、その
ときの衝撃によりフロック含有水中のフロックが圧密化
されてペレットPとなり、造粒槽23の下部にペレット
Pを多量に含む懸濁層が、また上部に上澄み液Wの清澄
部がそれぞれ比重差によって形成される。この場合、最
下段の攪拌翼25aの上には、堰板26が設けられてい
るため、上記の懸濁層は、前記のとおり、下方からの上
向き流で攪拌されることなく静かに成長し、一定の限度
に達すると、ペレットPが上澄み液Wと共に樋状部27
を経て沈殿槽28に流入する。
【0024】沈殿槽28に上澄み液Wと共に流入したペ
レットPは、沈殿槽28内で沈殿し、ゆっくり回転する
攪拌翼30aによって固化を防止される。一方、上澄み
液Wで沈殿槽28が満たされると、この上澄み液Wは、
沈殿槽28から溢流樋31に溢流し、更にこの溢流樋3
1から処理水槽32に溢流して一層清澄な処理液Wa と
なり、オーバーフロー配管34によって取り出される。
なお、造粒槽23、沈殿槽28および処理水槽32に沈
殿したフレーク、ペレットP等は、それぞれ必要に応じ
て第1スラリーパイプ35、第2スラリーパイプ37お
よび第3スラリーパイプ38からスラリーとして排出さ
れる。
【0025】
【発明の効果】上記のとおり、この発明は、原水に無機
凝集剤および有機高分子凝集剤を混合して得られたフロ
ック含有水を造粒槽の下端に水平に供給し、造粒槽の下
端付近で水平に回転する攪拌翼に衝突させるものである
から、フロック含有水を上向きに供給する従来装置に比
べ、フロック含有水中のフロックの圧密によるペレット
化が能率的に行われ、造粒速度が向上する。特に、請求
項2に係る発明は、造粒槽に形成される懸濁層が攪乱さ
れるのを防いでその分離を促進し、装置の処理速度を一
層向上させる。また、請求項3に係る発明は、有機高分
子凝集剤の混合効率が向上し、かつ造粒槽側配管の閉塞
が防止され、混合槽で生じたフロックの全量が造粒槽に
送られるので、造粒槽における造粒効率が更に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】造粒槽下部の断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
10: 混合槽 11、24、29:モーター 12a、25a、25b、25c、30a:攪拌翼 13:原水パイプ 16:ラインミキサー 17:PACパイプ 18:希硫酸パイプ 19:炭酸ガスパイプ 20:ポリマーパイプ 21:液送パイプ 23:造粒槽 23a:円筒形下部 23b:円錐形中間部 23c:円筒形上部 25、30:鉛直軸 26:堰板 27:樋状部 28:沈殿槽 31:溢流樋 32:処理水槽 34:オーバーフロー配管 35、37、38:スラリーパイプ 36:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/52 ZAB C02F 1/52 ZABB 1/56 1/56 B // E21D 9/06 301 E21D 9/06 301U (72)発明者 宇治 友一 東京都千代田区岩本町1−5−13 株式会 社アクティオ本社内 (72)発明者 上田 良司 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内 (72)発明者 米澤 俊裕 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内 (72)発明者 赤松 晃 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内 (72)発明者 石田 真一郎 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式会 社日本技術センター内 Fターム(参考) 2D054 DA12 DA35 4D015 BA19 BA28 BB09 BB12 CA10 DA04 DB01 DC02 EA06 EA14 EA23 EA32 4D062 BA19 BA28 BB09 BB12 CA10 DA04 DB01 DC02 EA06 EA14 EA23 EA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機凝集剤が混合された原水および有機
    高分子凝集剤を混合槽に上から供給し、下降させながら
    上記原水に有機高分子凝集剤を混合して原水中の浮遊成
    分をフロック化し、得られたフロック含有水を造粒槽の
    下端に供給し上昇させながら攪拌しフロックを圧密化に
    より高含水不拡散粒子(以下、「ペレット」という)化
    し、得られたペレットを上澄み液と共に沈殿槽に溢流さ
    せて上記のペレットを沈降分離させるようにした濁水処
    理装置において、上記の造粒槽がモーター駆動で回転す
    る鉛直軸の下端およびその上方の複数箇所にそれぞれ放
    射状に攪拌翼を固定してなる攪拌装置を備え、上記のフ
    ロック含有水を造粒槽に供給するための給液パイプが造
    粒槽の下端部側面の偏心位置に接続され、造粒槽に供給
    されたフロック含有水が上記鉛直軸下端の攪拌翼に衝突
    するようになっていることを特徴とする濁水処理装置。
  2. 【請求項2】 造粒槽内の鉛直軸には、下端の攪拌翼よ
    りも上の部分に該攪拌翼を被覆する程度の円板に複数個
    の孔を貫通状に設けた堰板が固定されている請求項1記
    載の濁水処理装置。
  3. 【請求項3】 混合槽が上下方向に長い円筒状に形成さ
    れ、この混合槽に上からモーター駆動の攪拌機が挿入さ
    れた請求項1または2に記載の濁水処理装置。
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