JP2001231706A - 簡易洗浄器 - Google Patents

簡易洗浄器

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JP2001231706A
JP2001231706A JP2000046027A JP2000046027A JP2001231706A JP 2001231706 A JP2001231706 A JP 2001231706A JP 2000046027 A JP2000046027 A JP 2000046027A JP 2000046027 A JP2000046027 A JP 2000046027A JP 2001231706 A JP2001231706 A JP 2001231706A
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JP
Japan
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water
discharge hose
drive pump
cleaning
container
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JP2000046027A
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English (en)
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Hajime Yamanaka
肇 山中
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水を予め貯湯することができて、洗浄不
足がなく迅速かつ軽快に使用することのできるようにす
る。 【解決手段】 電気保温容器Aは、吐出された洗浄水を
外部の離れた所定長さ位置まで導く吐出ホース8を有し
た吐出ホースユニットBと、この吐出ホース8の先端部
に設けられて吐出された洗浄水を噴射する洗浄ノズル9
を有した洗浄ノズルユニットCをそれぞれ備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】身体の所定部位の汚れを洗浄
水を噴射することにより洗浄するための簡易洗浄器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗浄器は、特開平9−4
72号公報に記載されているようなものが知られてい
る。この洗浄器は、給水ケース内に洗浄水を入れた温水
装置を備えているため、この給水ケース内の洗浄水を加
熱するのに乾電池を電源とすることが考えられるが、ヒ
ータへの通電による消費電力は大きいものであるため、
乾電池の寿命が短く、その使用時間に限度があり、ま
た、この乾電池寿命との関係で洗浄水を前もって加熱す
ることができず使用時に洗浄水を加熱することになる
が、温水になるまでの時間がかかり速やかな使用に適応
することができない不便がある。またAC電源を使用し
た場合でも、同様に使用時に洗浄水を加熱する必要があ
り、速やかな使用に適応することができないという不便
がある。
【0003】さらに、洗浄水を入れた給水ケースを備え
た温水装置とノズルが一体的に設けられているため、こ
の温水装置と共に片手に持って使用することになり、使
用に際しこの温水装置が重くかつ嵩張り軽快で自在な使
用に不便をきたし、それに伴い給水ケース内の洗浄水が
携帯できる範囲の量しか給水することができないため、
洗浄不足になる嫌いがあり、また、使用後においては、
その都度洗浄水を補給しなければならず手間を有すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を解決するものであり、電気保温容器と洗浄ノズル
をそれぞれ個別に分離して設けて、洗浄水を予め貯湯す
ることができて、洗浄不足がなく迅速かつ軽快に使用す
ることのでき、特に寝たきり老人や起き上がることがで
きない病人の室内または病室でのポータブルトイレ使用
後若しくは赤ちゃんを寝かしたままでのベットにおける
おむつ取り替え後の使用に際し簡便な簡易洗浄器を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の本発明の簡易洗浄器では、洗浄水を貯
溜する内容器と、この内容器内の洗浄水を加熱するヒー
タと、加熱された洗浄水の水温を検知するセンサと、こ
の水温を検知して任意の設定温度に保温する加熱制御手
段と、この保温された内容器内の洗浄水を吐出する駆動
ポンプとをそれぞれ有した電気保温容器を設け、この電
気保温容器は、吐出された洗浄水を外部の離れた所定長
さ位置まで導く吐出ホースを有した吐出ホースユニット
と、この吐出ホースの先端部に設けられて吐出された洗
浄水を噴射する洗浄ノズルを有した洗浄ノズルユニット
をそれぞれ備えたことを特徴としている。
【0006】このような構成では、電気保温容器は所定
温度で加熱された洗浄水を常時貯湯することができるの
で、この貯湯された洗浄水の使用により洗浄不足がなく
所定温度の洗浄水をその使用に際し迅速に使用すること
ができ、またこの電気保温容器とは個別に、洗浄水を所
定長さ有して外部の離れた位置まで導く吐出ホースを設
けているので、この電気保温容器を据え置いたままの状
態で、電源のない離れた位置の使用場所まで手軽に洗浄
ノズルを持ち運ぶことができ、それに伴いこの洗浄ノズ
ルの単体状態での使用ができるので軽快かつ自在に使用
することができる。
【0007】それによって寝たきり老人や起き上がるこ
とができない病人の室内または病室でのポータブルトイ
レ使用後若しくは赤ちゃんを寝かしたままでのベットに
おけるおむつ取り替え後の使用等に際し、これら使用場
所に吐出ホースを介して洗浄ノズルを持ち運ぶだけで簡
便かつ衛生的に洗浄することができるようになる。ま
た、請求項2記載の本発明の簡易洗浄器では、前記洗浄
ノズルユニットに、駆動ポンプの操作スイッチを設けた
ことを特徴としている。
【0008】このような構成では、洗浄ノズルユニット
に、駆動ポンプの操作スイッチを設けることで、洗浄水
の噴射を手元にて自在に噴射および止水操作することが
でき一層簡便な洗浄操作を行なうことができる。
【0009】また、請求項3記載の本発明の簡易洗浄器
では、前記吐出ホースユニットは、吐出ホースの基端部
に電気保温容器に取り外し自在に連結されるホースジョ
イントを設けたことを特徴としている。
【0010】このような構成では、吐出ホースユニット
は、電気保温容器から必要に応じて自在に取り外すこと
ができるので、その洗浄や収納に際して取り扱いが便利
なものとなる。
【0011】また、請求項4記載の本発明の簡易洗浄器
では、前記吐出ホースユニットのホースジョイントは、
内容器内に貯溜される洗浄水の満水位よりも上方に位置
させたことを特徴としている。
【0012】このような構成では、内容器内に洗浄水を
満水位まで貯湯しても、吐出ホースから自然流出するこ
とがなく、電気保温容器と共に据え置くことができる。
また、請求項5記載の本発明の簡易洗浄器では、前記吐
出ホースユニットのホースジョイントに、電気保温容器
側への逆流を防止する逆流防止弁を設けたことを特徴と
している。
【0013】このような構成では、吐出ホースユニット
のホースジョイントを電気保温容器から取り外したと
き、洗浄後に洗浄水が吐出ホースに残留していたとして
も、逆流防止弁により残留水の流出が防止される。
【0014】また、請求項6記載の本発明の簡易洗浄器
では、内容器内の加熱された洗浄水が設定温度以上であ
るとき、前記駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作によ
るも駆動ポンプが駆動されないように駆動制御する駆動
制御手段を設けたことを特徴としている。
【0015】このような構成では、洗浄水が設定温度以
上であるとき、駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作に
よるも駆動ポンプが駆動されることがないので、使用に
際しての安全性を高め快適な保温状態での使用を確保し
ている。
【0016】また、請求項7記載の本発明の簡易洗浄器
では、前記電気保温容器の蓋体が開放されているとき、
前記駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作によるも駆動
ポンプが駆動されないようにこの駆動ポンプと操作スイ
ッチとの接続を断つ接続手段を設けたことを特徴として
いる。
【0017】このような構成では、吐出ホースユニット
のホースジョイントが正常位置に設置されていない蓋体
が開放状態にあるとき、駆動ポンプの操作スイッチの出
湯操作によるも駆動ポンプが駆動されることがないの
で、このホースジョイントが正常位置に設置されていな
い場合の位置決め確認になり、また蓋体の開放状態のま
までの使用を防止して使用に際しての安全な使用状態を
確保することができる。
【0018】また、請求項8記載の本発明の簡易洗浄器
では、前記吐出ホースユニットが電気保温容器から取り
外されているとき、前記駆動ポンプの操作スイッチの出
湯操作によるも駆動ポンプが駆動されないように、この
駆動ポンプと操作スイッチとの接続を断つ接続手段を設
けたことを特徴としている。
【0019】このような構成では、吐出ホースユニット
が電気保温容器から取り外されているとき、駆動ポンプ
の操作スイッチの出湯操作によるも駆動ポンプが駆動さ
れることがないので、吐出ホースユニットが取り外され
た状態での使用を防止して使用に際し安全な使用状態を
確保することができる。
【0020】また、請求項9記載の本発明の簡易洗浄器
では、前記電気保温容器に、吐出ホースユニットの吐出
ホースを巻き取る巻き取部を設けたことを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項10記載の本発明の簡易洗浄
器では、前記電気保温容器に、洗浄ノズルユニットを取
り付ける取り付部を設けたことを特徴としている。
【0022】このようなそれぞれの構成では、その吐出
ホースユニットの吐出ホースまたは洗浄ノズルユニット
が電気保温容器と一体的に取り扱うことができ、そのた
め持ち運びや収納時に使用勝手の良好なものとなる。
【0023】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、以下
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるいくつかの
好適な実施の形態についてその実施例と共に図1〜図1
3を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0025】ただし、本発明は、以下の実施形態に限定
されず、また、以下の実施形態に記載されている構成部
分の材質形状は、特に限定的な記載がない限りは、本発
明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、
単なる説明例にすぎない。
【0026】(実施の形態1)本実施の形態1の図1に
おいては、洗浄水を加熱手段としてのヒータ4で加熱し
て貯湯し、この貯湯されている洗浄水を駆動ポンプ7を
使用して吐出路5を通じ外部に吐出するようにした電気
保温容器Aを備えた一例を示している。
【0027】この電気保温容器Aの場合では、器体1の
外装体をなす外装ケース2と、外装ケース2に断熱材2
3を介して収容された内容器3と、内容器3内の洗浄水
を加熱するヒータ4と、洗浄水を外部に案内する吐出路
5と、この吐出路5を通じて洗浄水を吐出させる駆動ポ
ンプ7と、内容器3の開口3aを閉じる蓋体6とを備え
ている。
【0028】内容器3は、1リットル以上の洗浄水を貯
湯し得る容量が望ましく、合成樹脂製の外装ケース2に
収容されて電気保温容器の器体1を構成している。な
お、外装ケース2は合成樹脂製で底と胴とが一体に形成
されているが、金属製でもよく、胴が金属製である場合
は、底、胴とも合成樹脂製で形成してもよい。この内容
器3内の洗浄水は、ヒータ4により加熱されて貯湯さ
れ、この貯湯されている洗浄水は駆動ポンプ7により吐
出路5を形成する吐出パイプ5aを通じ外部に吐出され
る。この吐出パイプ5aの内容器3の胴部に沿って外側
に立ち上がる立ち上がり部の一部を透明または半透明の
ガラスや樹脂などの材料で形成された洗浄水量表示パイ
プ5bとして外装ケース2の水量表示窓を通じ外部から
視認される構成としているが、洗浄水の水量を表示する
電子液量表示部により洗浄水量を視認するようにしても
よい。
【0029】内容器3は、ステンレス、チタン、アルミ
ニューム等の金属製にて形成された一重の内容器3とし
ているが、内体と外体とにより形成した真空二重構造の
内容器3として保温効率を向上させる構成としてもよ
い。
【0030】外装ケース2は、合成樹脂製で形成されて
いるが、金属製でもよく、その胴部が金属製である場合
は、構造や形状が複雑になりがちな底は合成樹脂製にす
るのが好適である。
【0031】器体1の肩部を形成する肩部材11は、蓋
体6が設けられて内容器3の開口3aを開閉するように
してある。
【0032】この開閉のために蓋体6は、上板と下板と
の間に断熱材28を内蔵し、肩部材11の後部に設けら
れた軸受部19に、ヒンジピン18によって枢支されて
いる。
【0033】蓋体6の前部には閉じ位置で肩部材11側
の係止部24に係合爪を有するスライダー25を介しバ
ネ26の付勢力にて係合して蓋体6を閉じ閉じ状態に保
持し、持上げるように孤回動することでスライダー25
をバネ26に抗して後退させ係止部24との係合を解く
ロックレバー27が設けられている。
【0034】この蓋体6は、その前部に突出する嘴状突
出部12の上面に操作パネル13を設けて、この操作パ
ネル13位置に底部からのリード線を外ケース2と内容
器3との間を通って軸受部19を介して導き、図6に示
す水勢モード50や湯温モード51設定などの操作部
や、この操作に対応する表示あるいは動作状態を示す表
示を行うようにしてある。操作パネル13の下には前記
操作および表示に対応する信号の授受および動作を行う
図示しない操作基盤が設けられている。
【0035】内容器3の底部の中央には温度検知手段と
しての温度センサ10が下方から内容器3の底部裏面に
当接し、洗浄水の時々の温度を検出して、この検出に基
づき洗浄水を保温加熱制御する。
【0036】吐出路5は内容器3と外装ケース2の間を
立ち上がって内容器3と同じ液位となる液量表示パイプ
5bを通り、器体1の上部における蓋体6の下方位置に
設けた吐出口17に至る吐出通路を形成している。
【0037】外装ケース2の底部に形成される開口には
下方から底板16を当てがいネジ止めや部分的な係合に
より取り付けている。
【0038】外装ケース2の底部2cの底板16と内容
器3の底部3cとの間の空間には、駆動ポンプ7ととも
に、ヒータ4や駆動ポンプ7の通電を制御するマイコン
制御基盤33を収容する基盤ボックス34やそれらを配
線する図示しないターミナル等が設置され、この外装ケ
ース2の底部2cにプラグを連結するプラグ受け20を
設けている。そしてヒータ4の加熱制御を温度センサ1
0からの入力に基づきこの基盤ボックス34に設けたマ
イコン制御基盤33により温度制御するようにしてあ
る。
【0039】駆動ポンプ7は、内容器3内の加熱された
洗浄水を吸引して内容器3の底面の排出口3bから吐出
路5に吐出する吸引ポンプよりなる。
【0040】この加熱手段としてのヒータ4は、所定温
度まで加熱する加熱ヒータと所定温度に保温する保温ヒ
ータのそれぞれを上板と下板との間で絶縁部材を介して
挟持したヒータユニット4aにより構成され、このヒー
タユニット4aの上板を内容器3の裏面に当接して固定
し、この湯沸しヒータ及び保温ヒータにより加熱して洗
浄水を加熱及び保温するようにしている。
【0041】この電気保温容器Aは、図2〜5に示すよ
うに、前記吐出路5の吐出口17から吐出される洗浄水
を外部の離れた所定長さ位置まで導く吐出ホース8を有
した吐出ホースユニットBと、この吐出ホース8の先端
部に設けられて吐出された洗浄水を噴射する洗浄ノズル
9を有した洗浄ノズルユニットCを備えている。
【0042】このような構成では、電気保温容器Aは所
定温度で加熱された洗浄水を常時貯湯することができる
ので、この貯湯された洗浄水の使用により洗浄不足がな
く所定温度の洗浄水をその使用に際し迅速に使用するこ
とができ、またこの電気保温容器Aとは個別に、洗浄水
を所定長さを有して外部の離れた位置まで導く吐出ホー
ス8を設けているので、この電気保温容器Aを据え置い
たままの状態で、電源のない離れた位置の使用場所まで
手軽に吐出ホース8を介して洗浄ノズルユニットCを持
ち運ぶことができ、それに伴いこの洗浄ノズルユニット
Cの単体状態での使用ができるので軽快かつ自在に使用
することができる。それによって寝たきり老人や起き上
がることができない病人の室内または病室でのポータブ
ルトイレ使用後若しくは赤ちゃんを寝かしたままでのベ
ットにおけるおむつ取り替え後の使用等に際しても、こ
れら使用場所に吐出ホース8を介して洗浄ノズル9を持
ち運ぶだけで簡便かつ衛生的に洗浄することができるよ
うになる。
【0043】この洗浄ノズルユニットCは、手で持って
洗浄操作するグリップ91と、このグリップ91に連結
管92を介して先端部に設けられた洗浄ノズル9とによ
り構成され、グリップ91に駆動ポンプ7の操作スイッ
チ94を設けて、洗浄水の噴射を手元にて自在に出湯お
よび止水操作することができるようにしてある。
【0044】操作スイッチ94は、グリップ91の片手
で握った親指位置に設けて洗浄操作とスイッチ操作が共
に操作することができるようにし、またグリップ91に
固着した防水のためのゴムカバー95によりカバーさ
れ、このゴムカバー95を介して操作するようにしてあ
る。
【0045】洗浄ノズル9は、連結管92の先端部に取
り外し自在に螺合され、この螺合度合いの調整により噴
出量とその角度を変えるようにして、身体の洗浄局部に
対応して噴射させるようにしている。
【0046】また、前記吐出ホースユニットBの吐出ホ
ース8は、内外2重のゴム管8a、8bにより形成さ
れ、この内管8aと外管8bとの間に前記操作スイッチ
94に接続されるリード線15を配線し、先端部81を
洗浄ノズルユニットCのグリップ91に形成されるノズ
ル通路97の後端部の結合口96に連結している。そし
て電気保温容器Aの前記吐出路5を形成する吐出パイプ
5aの上端の吐出口17に取り外し自在に連結されるホ
ースジョイント30を設け、このホースジョイント30
に形成された連結通路32の後端部に吐出ホース8の基
端部82を連結して、ノズルユニットBを電気保温容器
Aから必要に応じて自在に取り外すことができるように
し、その洗浄や収納に際して取り扱いを便利なものとし
ている。
【0047】器体2の肩部11には、その前部に突出し
て前記吐出路5を形成する吐出パイプ5aの上端の吐出
口17を下方よりカバーするパイプ下カバー14を一体
形成し、ホースジョイント30は、このパイプ下カバー
14内に設けた嵌め入れ部21に取り外し自在に嵌め入
れられて、蓋体6の閉塞により、この蓋体6前部に突出
する嘴状突出部12とパイプ下カバー14との間で挟持
された状態で設置され、その設置状態で、先端部を嘴状
突出部12から外部に臨出させている。ホースジョイン
ト30は、その連結通路32を下方に屈曲して、この連
結通路を形成する下端パイプ部33を、前記嵌め入れら
れた状態で、前記吐出パイプ5aの吐出口17に連結し
て、この吐出路5と吐出ホース8とを連通するようにし
ている。
【0048】また、ホースジョイント30は、前記パイ
プ下カバー14内で嵌め入れられ蓋体6との間で設置さ
れた状態で、内容器内に貯溜される洗浄水の満水位より
も上方に位置されるようにして、内容器3内の洗浄水を
満水位まで貯湯しても、吐出ホース8から自然流出する
ことがなく、電気保温容器Aと共に据え置くことができ
るようにしている。
【0049】それと共にホースジョイント30は、電気
保温容器A側への逆流を防止する逆流防止弁34を設け
て、洗浄ノズルユニットCをホースジョイント30から
取り外したとき、洗浄後の洗浄水が吐出ホース8に残留
していたとしても、この逆流防止弁34により残留水の
流出が防止されるようにしている。
【0050】この逆流防止弁34は、常時ホースジョイ
ント30の連結通路32を閉塞するバネ35に付勢さ
れ、吐出路5からの水勢により開放して連通するように
しているが、かかる構成に限定するものでなく止水ボー
ル等により逆流を防止する構成としてもよく、一時止水
のための止水装置を設ける構成とすることもできる。
【0051】また、図9に示すように、電気保温容器A
の前記吐出路5を形成する吐出パイプ5aの吐出口17
近傍の下方位置に、転倒時の自重により傾斜面44を移
動して吐出路5を閉塞する転倒止水弁39を設けて、洗
浄ノズルユニットCをホースジョイント30から取り外
した状態で、電気保温容器Aが転倒した場合でも、吐出
パイプ5aの吐出口17からの洗浄水の流出を防止する
ようにしている。
【0052】さらに、このホースジョイント30には、
上面部に前記操作スイッチ94からのリード線15のス
イッチ接点受け31を設け、蓋体6が閉塞されたとき、
この蓋体6前部に突出して上面に操作パネル13を有し
た嘴状突出部12とパイプ下カバー14との間で挟持さ
れた状態で、このスイッチ接点受け31を蓋体6内に設
けた蓋体6側のスイッチ接点22に接続して、操作スイ
ッチ94と駆動ポンプ7との接続手段としている。この
蓋体6側のスイッチ接点22は、バネ板により形成さ
れ、そのバネ弾性によりスイッチ接点受け31に弾接す
るようにして、蓋体6の閉じ状態での係合間隔の調整を
図っている。
【0053】この接続手段を設けたことにより、蓋体6
が開放されているとき、スイッチ接点受け31とスイッ
チ接点22が離間されて、前記駆動ポンプ7の操作スイ
ッチ94の出湯操作によるも駆動ポンプ7が駆動される
ことがないので、ホースジョイント30が正常位置に設
置されていない場合の位置決め確認とし、また蓋体6の
開放状態のままでの使用を防止して使用に際し安全な使
用状態を確保するようにしている。
【0054】それに伴い蓋体6の閉じ状態では、前記バ
ネ板よりなるスイッチ接点22によるバネ弾性により、
前記ホースジョイント30が嘴状突出部12とパイプ下
カバー14との間で弾性的に押し下げられ、この前記ホ
ースジョイント30の連結通路32を形成する下端部を
吐出パイプ5aの吐出口17に押し付けて連結状態をよ
り確保することができ、併せて前記スイッチ接点受け3
1も接続するようにしている。
【0055】また、それと相俟って、この構成によりノ
ズルユニットBの前記ホースジョイント30が電気保温
容器Aから必要に応じて取り外された場合でも、当然に
スイッチ接点受け31とスイッチ接点22が離間される
ことになって、前記駆動ポンプ7の操作スイッチ94の
誤った出湯操作によるも駆動ポンプ7が駆動されること
がなく、それによりノズルユニットBが取り外されてい
る状態での使用を防止して、上記蓋体6が開放されてい
るときと同様に、その使用の際の安全性を確保してい
る。
【0056】なお、この接続手段は、前記機械的接続手
段に限定されず、例えば蓋体6が開放されたことを蓋セ
ンサにより検知し、その検知によりマイコン制御基盤3
4からの出力で駆動ポンプ7を駆動制御する電気的接続
手段により構成とすることもできる。
【0057】駆動モータ7は、例えば図8に示される配
線図の如く器体1の底部に設けた電源からの接続コード
37のプラグ38に差し込まれるプラグ受け20に接続
されるマイコン制御基盤34に操作スイッチ94介して
接続されて、このマイコン制御基盤34からの出力に基
づき駆動制御される。このマイコン制御基盤34には、
温度センサ10、保護ヒューズ29を介してのヒータ
4、操作パネル13の操作基盤36をそれぞれ接続し
て、加熱制御並びに操作に対応する表示あるいは動作状
態を制御するようにしている。
【0058】なお、駆動モータ7は、AC電源により駆
動するようにしているが、プラグ38が外されたとき
は、駆動モータ7との接続がAC電源から乾電池または
充電式電池との接続に切り替わる構成とすることもで
き、この場合には、電源のない場所においても使用する
ことができるようになる。
【0059】また、洗浄ノズル9に連通する温風の噴き
出し装置を電気保温容器A内に併設し、洗浄ノズルユニ
ットC内に噴き出し空気を加熱するヒータを設ける構成
とすることもでき、この場合では、洗浄後において、温
風ボタンを操作することにより、噴き出し装置からの噴
き出し空気を洗浄ノズルユニットC内のヒータにより加
熱して、洗浄ノズル9から温風を噴き出すことで、洗浄
後の乾燥にいても洗浄ノズルユニットCにより兼用する
ことができる。
【0060】さらに、このマイコン制御基盤34に基づ
き、図6に示すように操作パネル13に設けた水勢ボタ
ン50の押圧操作に応じて洗浄ノズル9から噴出される
お湯の量を強、中、弱と3段階に水勢モードを調節でき
るようにし、また同様にこの水勢ボタン50に隣接して
設けた湯温ボタン押圧操作によりの38℃、40℃、95
℃と3段階に湯温モードを調節できるようにしている。
【0061】この場合、水勢ボタン50により38℃ま
たは40℃を設定(95℃に湯温を設定した場合を除
く)したときにおいて、内容器3内の加熱された洗浄水
が上記設定温度以上であると、この設定温度以上である
ことを温度センサ10により検知して、マイコン制御基
盤34から出力により、駆動ポンプ7の操作スイッチ9
4の出湯操作によるも駆動ポンプ7が駆動されないよう
に、駆動制御するようにして、使用に際しての安全性を
高め快適な保温状態での使用を確保している。
【0062】この場合、この安全性を確保するため、内
容器3内の加熱された洗浄水が設定温度以上であると
き、吐出路5に設けた形状記憶弁が吐出路5を上昇する
洗浄水の温度に作用して吐出路5を閉じるような構成と
してもよい。
【0063】なお、95℃の湯温に温度設定して使用す
る場合は、食器、刃物等を熱湯消毒による洗浄する場合
に有効であるが、誤って身体の洗浄に使用されないよう
に留意する必要がある。
【0064】この実施形態において、洗浄器として使用
する場合、まず内容器3内に洗浄水となる水を給水し、
蓋体6を閉じて、電源からの接続コード37のプラグ3
8をプラグ受け20に接続して通電される。この通電に
よりヒータ4が発熱されて洗浄水が加熱(加熱中は湯温
設定のランプ53が点滅)され、湯温ボタン51により
設定した湯温になると保温に切り替わりこの設定した温
度にて保温(保温中は湯温設定のランプ53が点灯)さ
れる。使用時には、表示パネル13の湯温ランプ53お
よび水勢ランプ52を確認して、電気保温容器Aをその
まま据え置いて吐出ホース8を延ばして使用位置まで洗
浄ノズルユニットCを持って行き、この使用位置で洗浄
ノズルユニットCの操作スイッチ94を押して出湯操作
することにより洗浄ノズル9から洗浄水を噴射させる。
そして洗浄後は、再度操作スイッチ94を押して止水操
作して洗浄ノズル93から噴射を停止させる。 (実施の形態2)図1に示す本実施形態1では、蓋体6
内にリード線を導きその上面に操作パネル13などの操
作手段を設けるようにしていたが、図10および図11
に示す本実施の形態2では、器体1の肩部材11の前部
に突出する操作突出部72を形成して、この操作吐出部
72の上面に操作パネル13を設けて、図6に示す水勢
モード50や湯温モード51設定などの操作部や、この
操作に対応する表示あるいは動作状態を示す表示を行う
ようにしてある。そして、この操作パネル13の下方で
あって操作突出部72と前記パイプ下カバー14との間
に形成される空間に、前記操作および表示に対応する信
号の授受および動作を行う操作基盤71を設けている。
【0065】これにより、器体1の底部からのリード線
を、ヒンジ部18を介して蓋体6内の操作手段に接続す
る構成を採る必要がなく、同器体6内の操作突出部72
と前記パイプ下カバー14との間に形成される空間に導
くだけで操作基盤71などに接続され、その配線構成を
簡略化することができ、それに伴い操作パネル13を操
作体1の肩部11の前部に設けているので、孤回動され
る蓋体6に設けた構成に比して操作状態が安定し、かつ
防水構成も容易なものとなる。
【0066】この構成において、前記操作突出部72と
前記パイプ下カバー14との間に接続パイプ70を設け
て、この接続パイプ70を内容器3内からの吐出路5を
形成する吐出パイプ5aの上端に接続している。この接
続パイプ70は、そのパイプ先端部63を外部前方に臨
出させて、このパイプ先端部63に吐出口17を形成す
ると共に、大径をなす基端部64の上方ボス部に端子差
込孔65を形成して、この端子差込孔65に蓋体6側の
スイッチ接点22を設けている。
【0067】他方ホースジョイント30は、先端部に前
記接続パイプ70のパイプ先端部63に水密に接続して
嵌入されるパイプ嵌入孔66を形成して、その上部に前
記端子挿入孔65に挿入する前記操作スイッチ94から
のリード線15の差込端子67を先端より突出させて設
けている。このホースジョイント30は、そのパイプ嵌
入孔66が接続パイプ70のパイプ先端部63に水密に
嵌入されることにより接続パイプ70と連通され、この
嵌入により差込端子67を端子差込孔65に差込んで蓋
体6側のスイッチ接点22に接続し、操作スイッチ94
と駆動ポンプ7との接続手段としている。この蓋体6側
のスイッチ接点22は、バネ板により形成され、そのバ
ネ弾性により差込端子67に弾接するようにして、差込
間隔の調整を図っている。
【0068】この接続手段を設けたことにより、ホース
ジョイント30が接続パイプ70より引き抜かれている
とき、差込端子67とスイッチ接点22が離間されて、
前記駆動ポンプ7の操作スイッチ94の誤った出湯操作
によるも駆動ポンプ7が駆動されることがなく、それに
よりノズルユニットBが取り外されている状態での使用
を防止して使用に際しての安全性を確保している。
【0069】この構成において、ホースジョイント30
のパイプ嵌入孔66が接続パイプ62のパイプ先端部6
3に水密に嵌入された嵌入正常位置で、差込端子67と
スイッチ接点22がはじめて接続されるようにスイッチ
接続位置を設定することで、ホースジョイント30の接
続不良を防止して使用に際し一層安全な使用状態を確保
するように構成としてもよい。
【0070】また、パイプ嵌入孔66は、接続パイプ7
0のパイプ先端部63に水密に嵌入された嵌入正常位置
で、パイプ先端部63に水密に弾接するパッキング68
を設けて、水密な接続状態を保持するようにし、またこ
の嵌入正常位置に位置決めされる位置決め手段をこのパ
イプ嵌入孔66またはパイプ先端部63に設ける構成と
してもよい。
【0071】他の構造および奏する作用効果は本実施形
態1の場合と特に変わるところはなく、重複する図示お
よび説明は省略する。 (実施の形態3)図12および図13に示す本実施の形
態3では、電気保温容器Aの肩部材11と底部2cの上
下それぞれに外装ケース2との間で挟持された、吐出ホ
ース8を巻き取る巻き取部40a,40bを設けてい
る。この巻き取部40a,40bは、外装ケース2の側
部位置に配置され、U字状(40bは逆U字状)の引っ
掛け溝41a,41bを形成し、このU字状に形成され
る引っ掛け溝41a,41b内にて巻き取るようにして
いる。
【0072】また、電気保温容器Aの肩部材11には、
外装ケース2との間で挟持される洗浄ノズルユニットC
を取り付ける取り付部42を設けている。この取り付部
42は、外装ケース2の洗浄水の水量窓60を形成した
正面側に配置され、下部に洗浄ノズルユニットCのグリ
ップ91の基部が嵌め込まれる袋状部43を形成してい
る。
【0073】このようなそれぞれの構成では、その吐出
ホース8または洗浄ノズルユニットCが電気保温容器と
一体的に取り扱うことができ持ち運びや収納時に使用勝
手の良好なものとなる。
【0074】この構成において、前記肩部材11に形成
される嘴状突出部12は、外装ケース2の正面から偏心
した位置の前記グリップ91が嵌め込まれる袋状部43
を避けて突出されている。この嘴状突出部12の上面に
操作パネル13を設けて、洗浄ノズルユニットCのグリ
ップ91が取り付けられた状態でも操作パネル13での
操作が容易に行なわれるようしている。また、外装ケー
ス2の正面には、前記袋状部43に隣接して前記水量表
示パイプ5bからの水量を表示する水量表示シート61
を水量表示窓60の開口縁に貼着してある。
【0075】また、この構成において、洗浄ノズルユニ
ットCの洗浄ノズル9を持ち手方向から角度を変えるよ
うにグリップ91の先端部を屈曲するように形成して、
片手操作で身体の局部に対して洗浄ノズルを対向し易く
して洗浄が容易に行なえる構成としている。
【0076】図3に示す構成においても、その仮想線で
示す如く、吐出ホースユニットBの吐出ホース8を屈曲
するように形成して、洗浄ノズル93の洗浄角度を変え
るようにして洗浄が容易に行なえる構成とすることがで
きる。
【0077】他の構造および奏する作用効果は本実施形
態1または2の場合と特に変わるところはなく、重複す
る図示および説明は省略する。 (実施形態4)図7に示す本実施形態4は、本実施形態
1〜3における洗浄器を電気ポットとして使用する場合
を示している。
【0078】この電気ポットとして使用する場合は、本
実施形態1および2における湯温設定において95℃に
設定して、電気ポットとして使用してもよく、また吐出
ホースユニットBのホースジョイント30を取り外し
て、図示しない電気ポットの外部への吐出口を有する吐
出口ジョイントに切り換えて、ホースジョイント30と
同様に、この吐出口ジョイントを嘴状突出部12内に設
けた嵌め入れ部21に取り外し自在に嵌め入れられ、こ
の嵌め入れられた状態で、前記吐出パイプ5aの吐出口
17に連結して、電気ポットの吐出口として使用するよ
うにしている。
【0079】この場合、通常の電気ポットとして使用で
きるように、吐出口ジョイントを切り換えて使用するよ
うにしているが、吐出ホースユニットBのホースジョイ
ント30に連結したままで、電気ポットとして使用して
もよい、この場合は噴射ノズル93から熱湯を吐出させ
ることになるが、水勢を弱めることにより、給湯位置ま
で持っていき自在に給湯することができる利便がある。
【0080】この構成では、図7に示すように、表示パ
ネル13に、給湯ボタン54、この給湯ボタン54のロ
ックを解除するロック解除ボタン55、水勢が水勢ボタ
ン50より操作される水勢の弱よりも弱くなるように洗
浄器との切り換えボタン等を配設している。
【0081】そして、電気ポットとして使用する場合
は、切り換えスイッチ56により電気ポットコースの方
に切り替わっていることを表示ランプ57の点灯により
確認し、ロック解除ボタン55により給湯ロックを解除
して、給湯ボタン54を押圧操作することによりお湯を
注湯する。湯沸し中は、湯温表示ランプ53(95℃)
が点滅し、湯沸しが終了して保温に切り替わると表示ラ
ンプ53が点灯に切り替わる。そして電気ポットの切り
替えボタン56を選択すると、洗浄ノズルユニットCの
操作スイッチ94を出湯操作しても駆動ポンプ7が駆動
されないように駆動制御して、安全性を高めている。
【0082】この構成において、洗浄器として使用する
場合は、切り換えボタン56の表示ランプ57が洗浄コ
ースに切り替わっていることを確認して、水勢ボタン5
0で水勢の強弱を調整し、湯温ボタン51により湯温を
選択する。加熱中は湯温ランプ53が点滅し、設定温度
になると点灯に切り替わり、洗浄ノズルユニットCの操
作スイッチ94を出湯操作することにより使用する。こ
の切り換えボタン56により洗浄コースとして設定され
た場合は、湯温ボタン54により湯温(38℃と40
℃)しか選択することができないようして、誤って熱湯
(湯温95℃)選択でのノズル噴射を防止するように設
定している。
【0083】なお、図に示す62はハンドル、63は内
容器3内からの蒸気を排出する蒸気孔である。
【0084】他の構造および奏する作用効果は本実施形
態1及び2の場合と特に変わるところはなく、重複する
図示および説明は省略する。
【0085】
【発明の効果】本発明の簡易洗浄器では、洗浄水を貯溜
する内容器と、この内容器内の洗浄水を加熱するヒータ
と、加熱された洗浄水の水温を検知するセンサと、この
水温を検知して任意の設定温度に保温する加熱制御手段
と、この保温された内容器内の洗浄水を吐出する駆動ポ
ンプとをそれぞれ有した電気保温容器を設け、この電気
保温容器は、吐出された洗浄水を外部の離れた所定長さ
位置まで導く吐出ホースを有した吐出ホースユニット
と、この吐出ホースの先端部に設けられて吐出された洗
浄水を噴射する洗浄ノズルを有した洗浄ノズルユニット
をそれぞれ備えたことにより、電気保温容器は所定温度
で加熱された洗浄水を常時貯湯することができるので、
この貯湯された洗浄水の使用により洗浄不足がなく所定
温度の洗浄水をその使用に際し迅速に使用することがで
き、またこの電気保温容器とは個別に、洗浄水を所定長
さ有して外部の離れた位置まで導く吐出ホースを設けて
いるので、この電気保温容器を据え置いたままの状態
で、電源のない離れた位置の使用場所まで手軽に洗浄ノ
ズルを持ち運ぶことができ、それに伴いこの洗浄ノズル
の単体状態での使用ができるので軽快かつ自在に使用す
ることができる。それによって寝たきり老人や起き上が
ることができない病人の室内または病室でのポータブル
トイレ使用後若しくは赤ちゃんを寝かしたままでのベッ
トにおけるおむつ取り替え後の使用等に際し、これら使
用場所に吐出ホースを介して洗浄ノズルを持ち運ぶだけ
で簡便かつ衛生的に洗浄することができるようになる。
【0086】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
洗浄ノズルユニットに、駆動ポンプの操作スイッチを設
けることで、洗浄水の噴射を手元にて自在に噴射および
止水操作することができ一層簡便な洗浄操作を行なうこ
とができる。
【0087】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
吐出ホースユニットは、吐出ホースの基端部に電気保温
容器に取り外し自在に連結されるホースジョイントを設
けたので、この吐出ホースユニットは、電気保温容器か
ら必要に応じて自在に取り外されて、その洗浄や収納に
際して取り扱いが便利なものとなる。
【0088】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
吐出ホースユニットのホースジョイントは、内容器内に
貯溜される洗浄水の満水位よりも上方に位置させたの
で、内容器内に洗浄水を満水位まで貯湯しても、吐出ホ
ースから自然流出することがなく、電気保温容器と共に
据え置くことができる。
【0089】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
吐出ホースユニットのホースジョイントに、電気保温容
器側への逆流を防止する逆流防止弁を設けたので、吐出
ホースユニットのホースジョイントを電気保温容器から
取り外したとき、洗浄後に洗浄水が吐出ホースに残留し
ていたとしても、逆流防止弁により残留水の流出が防止
される。
【0090】また、本発明の他の簡易洗浄器では、内容
器内の加熱された洗浄水が設定温度以上であるとき、前
記駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作によるも駆動ポ
ンプが駆動されないように駆動制御する駆動制御手段を
設けたので、洗浄水が設定温度以上であるとき、駆動ポ
ンプの操作スイッチの出湯操作によるも駆動ポンプが駆
動されることがないので、使用に際し安全性が高く快適
な保温状態で使用することができる。
【0091】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
電気保温容器の蓋体が開放されているとき、前記駆動ポ
ンプの操作スイッチの出湯操作によるも駆動ポンプが駆
動されないようにこの駆動ポンプと操作スイッチとの接
続を断つ接続手段を設けたので、吐出ホースユニットの
ホースジョイントが正常位置に設置されていない蓋体が
開放状態にあるとき、駆動ポンプの操作スイッチの出湯
操作によるも駆動ポンプが駆動されることがないので、
このホースジョイントが正常位置に設置されていない場
合の位置決め確認になり、また、蓋体の開放状態のまま
での使用を防止して、使用に際し安全な使用状態を確保
することができる。
【0092】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
吐出ホースユニットが電気保温容器から取り外されてい
るとき、前記駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作によ
るも駆動ポンプが駆動されないように、この駆動ポンプ
と操作スイッチとの接続を断つ接続手段を設けたので、
吐出ホースユニットが取り外された状態での使用を防止
して使用に際しての安全な使用状態を確保することがで
きる。
【0093】また、本発明の他の簡易洗浄器では、前記
電気保温容器に、吐出ホースユニットの吐出ホースを巻
き取る巻き取部を設けたこと若しくは洗浄ノズルユニッ
トを取り付ける取り付部を設けたことにより、その吐出
ホースユニットの吐出ホースまたは洗浄ノズルユニット
が電気保温容器と一体的に取り扱うことができ、そのた
め持ち運びや収納時に、使用勝手の良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の吐出
ホースユニットおよび洗浄ノズルユニットの断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の洗浄
ノズルユニットの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の吐出
ホースユニットの要部側面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の吐出
ホースユニットの要部斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の表示
パネルの平面図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る簡易洗浄器の表示
パネルの平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の配線
図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る簡易洗浄器の転倒
止水弁構造の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る簡易洗浄器の断
面図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る簡易洗浄器の吐
出ホースユニットおよび洗浄ノズルユニットの断面図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態3に係る簡易洗浄器の正
面図である。
【図13】図12における平面図である。
【符号の説明】
A 電気保温容器 B 吐出ホースユニット C 洗浄ノズルユニット 1 器体 2 外装ケース 3 内容器 4 ヒータ 5 注出路 6 蓋体 7 電動ポンプ 8 吐出ホース 9 洗浄ノズル 10 温度センサ 11 肩部材 12 嘴状吐出部 13 操作パネル 15 リード線 30 ホースジョイント 33 基盤ボックス 34 マイコン制御基盤 40 巻き取り部 41 取り付部 50 水勢ボタン 51 湯温ボタン 81 先端部 82 基端部 91 グリップ 92 連結管 94 操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A47J 27/21 101 A47J 27/21 101N 101F E03D 9/08 E03D 9/08 B Fターム(参考) 2D034 DB02 DB03 2D038 JA08 JB01 3B201 AA46 AB52 BB22 BB82 BB92 CB01 CC12 CD42 CD43 4B055 AA35 BA39 BA80 CA44 CA66 CA75 CB02 CB04 CB18 CB19 CC28 CD52 CD57 CD61 DA02 DB02 FA17 FB02 FB03 FB05 FC11 GA13 GA14 GB44 GB45 GC31 GC34 GC36 4C094 BC11 EE20 EE35 FF02 FF17 GG07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を貯溜する内容器と、この内容器
    内の洗浄水を加熱するヒータと、加熱された洗浄水の水
    温を検知するセンサと、この水温を検知して任意の設定
    温度に保温する加熱制御手段と、この保温された内容器
    内の洗浄水を吐出する駆動ポンプとをそれぞれ有した電
    気保温容器を設け、この電気保温容器は、吐出された洗
    浄水を外部の離れた所定長さ位置まで導く吐出ホースを
    有した吐出ホースユニットと、この吐出ホースの先端部
    に設けられて吐出された洗浄水を噴射する洗浄ノズルを
    有した洗浄ノズルユニットをそれぞれ備えたことを特徴
    とする簡易洗浄器。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ノズルユニットに、駆動ポンプ
    の操作スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の簡易洗浄器。
  3. 【請求項3】 前記吐出ホースユニットは、吐出ホース
    の基端部に電気保温容器に取り外し自在に連結されるホ
    ースジョイントを設けたことを特徴とする請求項1記載
    の簡易洗浄器。
  4. 【請求項4】 前記吐出ホースユニットのホースジョイ
    ントは、内容器内に貯溜される洗浄水の満水位よりも上
    方に位置させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の簡易洗浄器。
  5. 【請求項5】 前記吐出ホースユニットのホースジョイ
    ントに、電気保温容器側への逆流を防止する逆流防止弁
    を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の簡易洗浄器。
  6. 【請求項6】 内容器内の加熱された洗浄水が設定温度
    以上であるとき、前記駆動ポンプの操作スイッチの出湯
    操作によるも駆動ポンプが駆動されないように駆動制御
    する駆動制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2のいずれか1項に記載の簡易洗浄器。
  7. 【請求項7】 前記電気保温容器の蓋体が開放されてい
    るとき、前記駆動ポンプの操作スイッチの出湯操作によ
    るも駆動ポンプが駆動されないように、この駆動ポンプ
    と操作スイッチとの接続を断つ接続手段を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の簡易
    洗浄器。
  8. 【請求項8】 前記吐出ホースユニットが電気保温容器
    から取り外されているとき、前記駆動ポンプの操作スイ
    ッチの出湯操作によるも駆動ポンプが駆動されないよう
    に、この駆動ポンプと操作スイッチとの接続を断つ接続
    手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    か1項に記載の簡易洗浄器。
  9. 【請求項9】 前記電気保温容器に、吐出ホースユニッ
    トの吐出ホースを巻き取る巻き取部を設けたけたことを
    特徴とする請求項1記載の簡易洗浄器。
  10. 【請求項10】 前記電気保温容器に、洗浄ノズルユニ
    ットを取り付ける取り付部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の簡易洗浄器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213255A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 リョービ株式会社 洗浄機
KR101982798B1 (ko) * 2018-07-27 2019-05-28 케이티메드 주식회사 휴대용 고분자 용액 분무기

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