JP2001231121A - ケーブル通線工法及びそれに用いる先端治具 - Google Patents

ケーブル通線工法及びそれに用いる先端治具

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JP2001231121A
JP2001231121A JP2000040774A JP2000040774A JP2001231121A JP 2001231121 A JP2001231121 A JP 2001231121A JP 2000040774 A JP2000040774 A JP 2000040774A JP 2000040774 A JP2000040774 A JP 2000040774A JP 2001231121 A JP2001231121 A JP 2001231121A
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pipe
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Toshiichi Kajikawa
敏一 梶川
Yoshio Tsuchida
良夫 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気圧送工法の通線可能距離を超える長さの
管路に、一連続のケーブルを、ケーブルに過大な負担を
かけることなく通線する。管路の途中で空気圧送工法か
ら牽引工法への切替を簡単に行う。 【解決手段】 ケーブル10の先端に取り付けられたプー
リングアイ12の先端に空気圧送工法用の先端治具38を連
結する。管路30の入口から空気圧送工法による通線が可
能な途中のハンドホールまでは空気圧送工法によりケー
ブル10を通線する。前記途中のハンドホールにケーブル
先端が到達したところで、プーリングアイ12から先端治
具38を取り外して、プーリングアイ12に、前記途中のハ
ンドホールから先の管路に予め引き込まれているワイヤ
の後端を接続する。その後、前記途中のハンドホールま
での空気圧送工法を併用しながら、ワイヤによる牽引で
前記途中のハンドホールから先の管路にケーブル10を通
線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長距離の管路に一
連続のケーブルを通線するためのケーブル通線工法と、
それに用いる先端治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定のルートに布設された管路にケーブ
ル通線する場合、従来から一般に用いられているのは、
ケーブルの先端に、管路に通したワイヤ(ロープを含
む)の一端を接続し、ワイヤの他端側をウィンチや人力
で引っ張ってケーブルを引き込む牽引工法である。
【0003】これに対し近年では、管路の入口側にケー
ブルを押し込む押し込み機と加圧空気を送り込むコンプ
レッサとを設置し、機械的な押し込み力と加圧空気の流
れによる流体的な搬送力を併用する空気圧送工法(エア
ージェット工法)が利用されはじめている。この工法
は、ケーブルの負担を軽くして長距離を通線できる技術
として注目されている。
【0004】従来は以上の2種類の工法から、管路の種
類や布設線形などを考慮して、いずれか一方の工法を選
択して使用している。
【0005】牽引工法の場合は、ケーブルの先端に出荷
時にプーリングアイを取り付けておき、布設現場ではそ
のプーリングアイにワイヤを接続して牽引する。図6に
ケーブル10の先端にプーリングアイ12を取り付けた状態
を示す。プーリングアイ12はケーブル10の先端にかしめ
等により固定される筒部14と、その先端に設けられたア
イ部16とから構成されている。プーリングアイ12はこの
ような構造であるため、ケーブル10の先端に取り付けた
後はケーブルを切断しない限り取り外すことができず、
再使用ができない。
【0006】一方、空気圧送工法の場合は、ケーブルの
先端は切断したままの状態でも通線可能な場合もある
が、太い管路に細いケーブルを通線する場合や、単位長
あたりの重量が大きいケーブルを通線する場合など、条
件によって適度な牽引力を付与するために、図7(a)
に示すような先端治具18を使用することが多い。この先
端治具18は、胴部19の先端側に空気の圧力を受ける傘状
の受圧部20を設け、後端側にケーブル10の先端部が挿入
される筒部22を設けたものである。筒部22には周方向お
よび軸線方向に適当な間隔をあけてネジ穴24が形成され
ている。この先端治具18は、筒部22に図7(b)のよう
にケーブル10の先端部を挿入した後、ネジ穴24に止めネ
ジ26をねじ込み、ケーブル10に食い込ませることで、同
図(c)のようにケーブル10に取り付けられる。
【0007】図8は空気圧送工法の具体例を示す。図に
おいて、28A〜28Dはハンドホール(又はマンホー
ル)、30はハンドホール28Aから28Dまでの区間に布設
された管路(電線管)である。この例はハンドホール28
Aから28Dまでの管路30に一連続のケーブルを通線しよ
うとするものである。管路30は通常の場合、途中のハン
ドホール28B、28C内で端部が開口していて、不連続に
なっている。このような不連続な管路30に、空気圧送工
法により全長にわたって一連続のケーブルを通線するた
めには、途中のハンドホール28B、28C内で管路30の端
部間を中継管32によって接続しておく必要がある。また
管路30の入口側のハンドホール28Aの外にはケーブル押
し込み機34を設置し、ケーブル押し込み機34と管路30の
入口端の間はガイド管36によって接続する。なお押し込
み機34にはコンプレッサ(図示せず)が接続され、これ
によってケーブルの押し込みと同時に加圧空気の送り込
みができるようになっている。管路30に以上のような処
置を施し、ケーブル10に図7(c)のように先端治具18
を取り付けた状態で、空気圧送工法による通線が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】空気圧送工法は牽引工
法に比べ通線可能距離が各段に長いので、光ファイバケ
ーブル等の長尺ケーブルの通線に適している。しかし空
気圧送工法の通線可能距離にも限界がある。例えば管路
に曲がりがあれば通線抵抗が大きくなるので、通線可能
距離は直線の場合より当然短くなる。
【0009】また図8の第3のハンドホール28Cのよう
に上流側と下流側で管路30の軸線が大幅にずれている箇
所では、その間をつなぐ中継管32に曲率半径の小さい屈
曲部Kができるので、この部分の通線抵抗が極端に大き
くなり、それより先に通線ができなくなることがある。
このようなときは、第3番目のハンドホール28Cまで空
気圧送工法によりケーブル全線を通線し(ハンドホール
28C内の中継管32は撤去)、その後、残る前方の管路に
牽引工法による通線を行うことが考えられる。しかしこ
のような空気圧送工法から牽引工法への切替は、次のよ
うな理由できわめて面倒である。
【0010】すなわち、上記の工法では、途中のハンド
ホール28Cで、ケーブルのそれより先の管路に通線する
部分全長をハンドホール28Cの外に引き出した後、8の
字を描くように巻き重ね(8の字取り)、これを裏返し
てケーブル先端にワイヤを接続した後、牽引工法を実施
しなければならなかった。また、空気圧送工法の区間で
ケーブルの先端に図7のような先端治具18を取り付けて
通線を行った場合は、空気圧送工法から牽引工法へ切り
替えるために、先端治具18を取り外し、ケーブルの先端
に図6のようなプーリングアイ12を取り付けた上で、牽
引工法を行うことになる。このため手間と時間がかか
る。なお通常、プーリングアイはケーブル出荷時にケー
ブル先端に取り付けられているが、これを取り外して再
使用することは出来ないので、新たなプーリングアイを
用意する必要がある。またプーリングアイの取り付けに
は特殊な工具も必要になるため、空気圧送工法による通
線が途中でストップしたからといって工事現場で応急的
にプーリングアイを取り付けることはできない。
【0011】本発明の目的は、以上のような問題点な鑑
み、途中の作業容器で上流側の管路と下流側の管路の中
心軸線が大幅にずれている管路や、空気圧送工法の通線
可能距離を超える長さの管路に、効率よくケーブルを通
線できるケーブル通線工法と、管路の途中で空気圧送工
法から牽引工法への切替を容易に行うことができる先端
治具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、途中にハンドホール又はマンホール等の作業
容器が1つ以上設置されている管路に、1つ以上の作業
容器を通過して、ケーブルを一括通線する工法におい
て、管路の入口から空気圧送工法による通線が可能な途
中の作業容器までの管路には空気圧送工法によりケーブ
ルを通線し、前記途中の作業容器にケーブル先端が到達
したところで、ケーブルに、前記途中の作業容器から先
の管路に予め引き込まれているワイヤの後端を接続し、
その後、前記途中の作業容器までの管路には空気圧送工
法によりケーブルを通線しながら、ワイヤによる牽引で
前記途中の作業容器から先の管路にケーブルを通線す
る、ことを特徴とするものである。
【0013】この工法によれば、空気圧送工法と牽引工
法とを切り替える際に、牽引工法を適用する部分全長に
渡るケーブルを作業容器の外に引き出す必要がないの
で、通線作業の効率向上を図ることができる。
【0014】本発明をさらに具現化すると、途中にハン
ドホール又はマンホール等の作業容器が1つ以上設置さ
れている管路に、当該管路の全長にわたって一連続のケ
ーブルを一括通線する工法において、ケーブルの先端に
取り付けられたプーリングアイの先端に空気圧送工法用
の先端治具を連結し、管路の入口から空気圧送工法によ
る通線が可能な途中の作業容器までの管路には空気圧送
工法によりケーブルを通線し、前記途中の作業容器にケ
ーブル先端が到達したところで、プーリングアイから先
端治具を取り外して、プーリングアイに、前記途中の作
業容器から先の管路に予め引き込まれているワイヤの後
端を接続し、その後、前記途中の作業容器までの空気圧
送工法を併用しながら、ワイヤによる牽引で前記途中の
作業容器から先の管路にケーブルを通線する、ことを特
徴とするものである。
【0015】このようにすると、空気圧送工法から牽引
工法えの切替を行う途中の作業容器では、先端治具を取
り外してプーリングアイにワイヤを接続するだけでよ
く、きわめて簡単に切替が行えるようになり、工事を短
時間で効率よく行うことができる。またプーリングアイ
は例えば出荷時にケーブルに取り付けられているものを
そのまま使用することができ、かつ先端治具は繰り返し
使用できるので、経済的である。
【0016】また本発明は上記のケーブル通線工法に好
適な先端治具を提供するもので、その構成は、先端側
に、管路内に送り込まれる空気の圧力を受ける傘状の受
圧部を有し、後端側に、ケーブルの先端に取り付けられ
たプーリングアイとの着脱可能な連結部を有することを
特徴とするものである。この先端治具を使用すれば、ケ
ーブルの先端に取り付けたプーリングアイを取り外すこ
となく空気圧送工法を実施することができる。このため
後の牽引工法への切替も簡単である。
【0017】なお受圧部は、管路の内径と同じかそれよ
り大きい外径を有するものとすることが好ましい。これ
は、加圧空気の漏れを少なくし、空気圧力を有効に利用
するのに効果的である。またプーリングアイとの連結部
は、プーリングアイのアイ部に通すことのできるU字部
材を着脱可能に取り付ける構造とすることが好ましい。
またプーリングアイとの連結部は、プーリングアイのア
イ部を挟む溝を有する締め付け部材で構成することもで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1ないし図3は本発明の一実施形態を
示す。この実施形態は、図1に示すようにケーブル10の
先端に取り付けられたプーリングアイ12はそのまま使用
し、このプーリングアイ12の先端に特殊な先端治具38を
連結した状態で空気圧送による通線を行うものである。
【0019】ここで使用する先端治具38は、図2に示す
ように、胴部19の先端側に空気の圧力を受ける傘状の受
圧部20を一体に設け、胴部19の後端側に取付け金具40を
一体に設け、この取付け金具40にUボルト42を着脱可能
に取り付けたものである。
【0020】受圧部20は空気圧力を十分に受けられるよ
うに、管路の内径と同じかそれより大きい外径を有して
おり、弾性材料で形成されている。なお受圧部20には、
過剰な空気を前方に逃すために穴や溝などを形成してお
いてもよい。
【0021】取付け金具40は、先端側円板部44と後端側
円板部46が中間板部48によって一体化された形をしてお
り、中間板部48の両側が、Uボルト42の両端のネジ部52
とナット54を収納する凹部50となっている。後端側円板
部46にはUボルト42の両端が挿入される穴が形成されて
いる。Uボルト42は、その両端を後端側円板部46の穴に
挿入して、ナット54をねじ結合することにより、図2
(a)のように取付け金具40に取り付けられる。
【0022】先端治具38は以上のような構成であるの
で、Uボルト42を、図2(b)のように取り外し、図1
のようにプーリングアイ12のアイ部16に挿入した後、U
ボルト42の両端を後端側円板部46の穴に挿入してナット
54を締め付けるだけで、簡単にプーリングアイ12の先端
に連結することができる。またプーリングアイ12との連
結を解除するときは上記と逆の操作を行えばよいので、
連結の解除も簡単である。
【0023】図3は、上記のような先端治具38を用い
て、途中にハンドホール28B、28Cを有する管路30に、
全長にわたって一連続のケーブルを通線する方法を示
す。図3において、先に説明した図8と同一部分には同
一符号を付してある。図3の例は、第1のハンドホール
28Aから第3のハンドホール28Cまでの管路30には空気
圧送工法による通線が可能であるが、その先の第4のハ
ンドホール28Dまでは連続して空気圧送工法による通線
ができないため、第1のハンドホール28Aから第3のハ
ンドホール28Cまでの管路30には空気圧送工法による通
線を行い、第3のハンドホール28Cから先の管路30には
牽引工法による通線を行うケースである。
【0024】このため第2のハンドホール28B内では、
上流側と下流側の管路30を中継管32により接続してある
が、第3のハンドホール28C内では、上流側と下流側の
管路30を接続せずに、管端を開口したままの状態にして
ある。また第3のハンドホール28Cから先の管路30には
予め牽引用のワイヤ56を通線しておき、終端となる第4
のハンドホール28Dの近くにはワイヤ56を牽引するウィ
ンチ58を設置する。
【0025】一方、ケーブル側は、図1に示すようにケ
ーブル10の先端に取り付けられたプーリングアイ12に前
述のようにして先端治具38を連結する。この状態で管路
30内に押し込み機34によりケーブル10を押し込むと共
に、加圧空気を送り込んで、第1のハンドホール28Aか
ら第3のハンドホール28Cまでの管路30にケーブル10を
通線する。
【0026】ケーブル10の先端が第3のハンドホール28
Cに到達したら、プーリングアイ12から先端治具38を取
り外して、プーリングアイ12にワイヤ56の後端を接続す
る。この作業は簡単であるので短時間で済ますことがで
きる。この作業中も空気圧送工法を続行してもよい。空
気圧送工法による通線スピードは加圧空気の量や押し込
み機の速度で調節できる。第3のハンドホール28Cの所
に適当長のケーブル10の余長が蓄積されたら、ウィンチ
58によるワイヤ56の牽引を開始する。これにより、第3
のハンドホール28Cまでの空気圧送工法による通線と、
第3のハンドホール28Cから先の牽引工法による通線を
同時に行う。空気圧送工法区間の通線速度(押し込み機
34の押し込み速度)と牽引工法区間の通線速度(ウィン
チ58の引き取り速度)は、ほぼ同じになるように制御さ
れるが、両工法の通線速度に差が生じたときは、第3の
ハンドホール28Cの所のケーブル10の余長の増減により
吸収することができる。このようにしてケーブル10の先
端が第4のハンドホール28Dに到達すれば、全長にわた
る通線が完了する。
【0027】以上の通線工法によると、空気圧送工法の
通線可能距離を超える長さの管路に、一連続のケーブル
を、ケーブルに過大な負担をかけることなく通線するこ
とが可能となる。また空気圧送工法から牽引工法への切
替が行われる途中のハンドホールでの作業はきわめて簡
単であり、かつ切替後は空気圧送工法と牽引工法を同時
に行うため、工事を短時間で効率よく行うことができ
る。またプーリングアイは例えば出荷時にケーブルに取
り付けられているものをそのまま使用することができ、
かつ先端治具は繰り返し使用できるので、経済的であ
る。加えて、工法の切替が行われる途中のハンドホール
28Cで、それより下流に布設されるケーブル全長を引き
出す必要がないので、工事を効率よく行える利点もあ
る。
【0028】〔実施形態2〕図4は本発明の他の実施形
態を示す。この実施形態も、ケーブル10の先端に取り付
けられたプーリングアイ12はそのまま使用し、このプー
リングアイ12の先端に特殊な先端治具38を連結した状態
で空気圧送による通線を行うものである。
【0029】ここで使用する先端治具38は、胴部19の先
端側に傘状の受圧部20を一体に設けた点は実施形態1と
同じであるが、胴部19の後端側に、プーリングアイ12の
アイ部16を挟み付けるクランプ片60a、60bを設けた点
が実施形態1と異なっている。一方のクランプ片60aは
胴部19と一体に形成され、他方のクランプ片60bはボル
ト62とナット64により一方のクランプ片60aに締め付け
固定されるようになっている。
【0030】クランプ片60a、60bの内面(一方の内面
のみでもよい)には、図5に示すように、プーリングア
イ12のアイ部16が嵌め込まれる溝66が形成されている。
したがってこの先端治具38は、一方のクランプ片60aの
溝66に図4(a)のようにアイ部16を嵌め込み、その上
から同図(b)のように他方のクランプ片60bを被せ
て、ボルト62とナット64で締め付けるだけで、プーリン
グアイ12の先端に簡単に連結することができる。またプ
ーリングアイ12との連結を解除するときは上記と逆の操
作を行えばよいので、簡単である。
【0031】クランプ片60a、60bの内面に形成する溝
66の合計深さは、アイ部16の厚さより若干小さくしてお
くことが好ましい。このようにすると、クランプ片60
a、60b内でアイ部16のガタツキがなくなるため、プー
リングアイ12と先端治具38が一体化され、従来の先端治
具(図7参照)と同等の性能を得ることができる。
【0032】以上のような先端治具を使用しても、実施
形態1と同様に、空気圧送工法と牽引工法を併用したケ
ーブル通線工法を実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、途
中の作業容器で管路の中心軸線が大幅にずれている管路
や、空気圧送工法の通線可能距離を超える長さの管路
に、ケーブルに過大な負担をかけることなく効率よくケ
ーブルを通線することができると共に、空気圧送工法か
ら牽引工法への切替が行われる途中のハンドホールでの
作業がきわめて簡単に行えるため、工事を短時間で効率
よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のケーブル通線工法を実施する際のケ
ーブル先端部の一実施形態を示す平面図。
【図2】 図1の実施形態で使用した先端治具の、
(a)は平面図、(b)は分解した状態の平面図、
(c)は(b)のc−c線矢視断面図。
【図3】 本発明のケーブル通線工法の一実施形態を示
す説明図。
【図4】 本発明のケーブル通線工法を実施する際のケ
ーブル先端部の他の実施形態を示す、(a)は組立途中
の平面図、(b)は同じく側面図。
【図5】 図4の実施形態で使用した先端治具の、
(a)は本体側の平面図、(b)は同じく一部切開側面
図、(c)は同じく背面図、(d)は他方のクランプ片
の平面図、(e)は同じく断面図、(f)は同じく背面
図。
【図6】 従来の牽引工法に使用されるプーリングアイ
をケーブルに取り付けた状態を示す平面図。
【図7】 (a)〜(c)は従来の空気圧送工法に使用
される先端治具をケーブルに取り付ける過程を示す平面
図。
【図8】 従来の空気圧送工法の一例を示す説明図。
【符号の説明】
10:ケーブル 12:プーリングアイ 16:アイ部 20:受圧部 28A〜28D:ハンドホール 30:管路 32:中継管 34:ケーブル押し込み機 38:先端治具 40:取付け金具 42:Uボルト 56:ワイヤ 58:ウィンチ 60a、60b:クランプ片 66:溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】途中にハンドホール又はマンホール等の作
    業容器が1つ以上設置されている管路(30)に、1つ以
    上の作業容器を通過して、ケーブル(10)を一括通線す
    る工法において、 管路(30)の入口から空気圧送工法による通線が可能な
    途中の作業容器(28C)までの管路(30)には空気圧送
    工法によりケーブル(10)を通線し、 前記途中の作業容器(28C)にケーブル先端が到達した
    ところで、ケーブル(10)に、前記途中の作業容器(28
    C)から先の管路(30)に予め引き込まれているワイヤ
    (56)の後端を接続し、 その後、前記途中の作業容器(28C)までの管路(30)
    には空気圧送工法によりケーブル(10)を通線しなが
    ら、ワイヤ(56)による牽引で前記途中の作業容器(28
    C)から先の管路(30)にケーブル(10)を通線する、 ことを特徴とするケーブル通線工法。
  2. 【請求項2】先端側に、管路(30)内に送り込まれる空
    気の圧力を受ける傘状の受圧部(20)を有し、後端側
    に、ケーブル(10)の先端に取り付けられたプーリング
    アイ(12)との着脱可能な連結部(42)を有することを
    特徴とする、空気圧送工法と牽引工法を併用するケーブ
    ル通線工法用の先端治具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206258A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Airec Engineering Corp 点検用カメラ、配管点検装置、配管点検方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007206258A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Airec Engineering Corp 点検用カメラ、配管点検装置、配管点検方法

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