JP2001230704A - 無線送受信装置 - Google Patents

無線送受信装置

Info

Publication number
JP2001230704A
JP2001230704A JP2000036252A JP2000036252A JP2001230704A JP 2001230704 A JP2001230704 A JP 2001230704A JP 2000036252 A JP2000036252 A JP 2000036252A JP 2000036252 A JP2000036252 A JP 2000036252A JP 2001230704 A JP2001230704 A JP 2001230704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
reception
baseband
unit
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000036252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3607554B2 (ja
Inventor
Hiroaki Oba
弘明 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Saitama Ltd filed Critical NEC Saitama Ltd
Priority to JP2000036252A priority Critical patent/JP3607554B2/ja
Publication of JP2001230704A publication Critical patent/JP2001230704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3607554B2 publication Critical patent/JP3607554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来装置では、パイロット信号発生器を有し
ないので安価に構成できる反面、アンテナ共用器の漏洩
電力を入力源としているため、漏洩レベルの変動により
故障検出精度に欠けるという問題がある。 【解決手段】 現用系の無線送受信部8が動作している
現用系運用時において、ダミーデータ処理部4から出力
したダミーデータの送信ベースバンド信号は、ベースバ
ンドスイッチ7、予備系の無線送受信部11、無線スイ
ッチ16、周波数変換部17、無線スイッチ16を通し
て無線送受信部11に入力されて受信ベースバンド信号
に変換され、ベースバンドスイッチ7を通してダミーデ
ータ処理部4に入力される。送信ダミーデータと受信ダ
ミーデータとを比較することにより、故障の発生の有無
が監視される。現用系の運用時に予備系の無線送受信部
11の故障の発生の有無が常時監視されているので、予
備系の無線送受信部11の保守ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線送受信装置に係
り、特に現用系の無線送受信部と予備系の無線送受信部
を有する周波数分割複信(FDD)方式の無線送受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現用系の無線送受信部と予備系の無線送
受信部を有するFDD方式の無線送受信装置において、
現用系の無線送受信部の故障検出方法としては、送信部
の故障検出であれば、通常、無線送受信部の送信部の出
力側に分配器(HYB)等を設けて送信信号を分配し、
一方をダイオード検波等で検波して出力レベルを監視す
る方法がある。
【0003】また、従来、受信部の故障検出は、特許第
2503889号公報に記載されているように、パイロ
ット信号発生器からのパイロット信号を受信信号と合成
し、その合成信号を増幅してから送受信装置内の受信機
でパイロット信号を同調受信し、その同調受信したパイ
ロット信号の電界強度を検出し、この検出電界強度を予
め設定されている正常動作時の基準レベルと比較し、あ
る一定値以上の差があった場合に故障と判断する方法が
知られている。しかし、このパイロット信号発生器を本
来必要な送受信機以外に備えることは装置全体が高価に
なるので、特許第2503889号公報記載の発明で
は、アンテナ共用器において一定の規格値で受信回路側
に回り込む漏洩した送信信号を、受信部の故障検出の判
断に用いるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のダイ
オード検波等で検波して出力レベルを監視する従来装置
では、受信無線周波数を生成し、かつ、ディジタルフィ
ルタ等のディジタル回路の故障を検出するために変調器
を設けなくてはならず、装置が非常に高価になるという
問題がある。また、特許第2503889号公報記載の
従来装置では、パイロット信号発生器を有しないので安
価に構成できる反面、アンテナ共用器の漏洩電力を入力
源としているため、漏洩レベルの変動により故障検出精
度に欠けるという問題がある。
【0005】更に、従来の無線送受信装置では、現用系
の無線送受信部に故障が発生した場合は、予備系の無線
送受信部に切替え、故障発生した現用系の無線送受信部
を交換した後、再び現用系の無線送受信部に切り替える
構成であるため、交換した無線送受信部も故障している
場合は、システムダウンを引き起こしてしまうという問
題がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
安価な構成で検出精度良く故障を検出し得る無線送受信
装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、システムダウ
ンを引き起こすことがない無線送受信装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、送信ベースバンド信号を出力し、受信ベー
スバンド信号を入力として受けて処理すると共に、ダミ
ーデータをベースバンド信号に変換して送受信し、送信
したダミーデータと受信したダミーデータとを比較して
得た比較結果に基づいて、ダミーデータのベースバンド
信号の信号経路中にある無線送受信部の故障検出をする
ベースバンド信号処理部と、入力されたベースバンド信
号は送信無線周波数信号に変換し、入力された受信無線
周波数信号はベースバンド信号に変換する現用系の無線
送受信部及び予備系の無線送受信部と、入力された送信
無線周波数信号を無線送信する送信アンテナと、無線送
信信号を受信して受信無線周波数信号を出力する受信ア
ンテナと、入力された送信無線周波数信号を受信無線周
波数信号に変換して出力する周波数変換部と、現用系の
無線送受信部及び予備系の無線送受信部のうち、選択し
た一方の無線送受信部に対して、ベースバンド信号処理
部から出力される送信ベースバンド信号を入力すると共
に、該一方の無線送受信部からの受信ベースバンド信号
をベースバンド信号処理部に供給する第1のベースバン
ドスイッチ手段と、現用系の無線送受信部及び予備系の
無線送受信部のうち、第1のベースバンドスイッチ手段
により選択されていない他方の無線送受信部に対して、
ベースバンド信号処理部から出力されるダミーデータの
送信ベースバンド信号を入力すると共に、該他方の無線
送受信部からのダミーデータの受信ベースバンド信号を
ベースバンド信号処理部に供給する第2のベースバンド
スイッチ手段と、現用系の無線送受信部及び予備系の無
線送受信部のうち、送信ベースバンド信号が入力される
無線送受信部から出力された送信無線周波数信号を送信
アンテナへ入力する第1の無線スイッチと、現用系の無
線送受信部及び予備系の無線送受信部のうち、送信ベー
スバンド信号が入力される無線送受信部へ受信アンテナ
で受信して得た受信無線周波数信号を入力する第2の無
線スイッチと、第2のベースバンドスイッチ手段により
ダミーデータの送信ベースバンド信号が入力される無線
送受信部から出力された送信無線周波数信号を周波数変
換部へ供給し、該周波数変換部から出力された受信無線
周波数信号を該ダミーデータの送信ベースバンド信号が
入力される無線送受信部に供給する第3の無線スイッチ
とを有する構成としたものである。
【0009】この発明では、現用系の無線送受信部から
出力された送信無線周波数信号を第1の無線スイッチを
通して送信アンテナから送信し、受信アンテナで受信し
た受信無線周波数信号を第2の無線スイッチを通して現
用系の無線送受信部へ入力する現用系運用時には、第2
のベースバンドスイッチ手段によりダミーデータの送信
ベースバンド信号が予備系の無線送受信部に入力され、
更に第3の無線スイッチ、周波数変換部、第3の無線ス
イッチを通して予備系の無線送受信部に入力され、更に
第2のベースバンドスイッチ手段を通してダミーデータ
の受信ベースバンド信号がベースバンド信号処理部に入
力されるため、予備系の無線送受信部の故障検出がダミ
ーデータを用いて行える。
【0010】同様に、予備系の無線送受信部から出力さ
れた送信無線周波数信号を第1の無線スイッチを通して
送信アンテナから送信し、受信アンテナで受信した受信
無線周波数信号を第2の無線スイッチを通して予備系の
無線送受信部へ入力する予備系運用時には、現用系の無
線送受信部の故障検出がダミーデータを用いて行える。
【0011】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、周波数変換部は、ローカル信号を発生するローカル
信号発生器と、入力された送信無線周波数信号をローカ
ル信号で周波数変換を行って受信無線周波数信号に変換
するミキサとよりなり、ミキサより出力された受信無線
周波数信号中の不要輻射成分は、受信無線周波数信号が
入力される無線送受信部内のフィルタを利用して除去す
ることを特徴とする。この発明では、構成を簡略化でき
る。
【0012】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、M個(Mは2以上の整数)の送信ベースバンド信号
を出力し、M個の受信ベースバンド信号を入力として受
けて処理すると共に、ダミーデータをベースバンド信号
に変換して送受信し、送信したダミーデータと受信した
ダミーデータとを比較して得た比較結果に基づいて、ダ
ミーデータのベースバンド信号の信号経路中にある無線
送受信部の故障検出をするベースバンド信号処理部と、
入力されたベースバンド信号は送信無線周波数信号に変
換し、入力された受信無線周波数信号はベースバンド信
号に変換するM個の現用系の無線送受信部及び一つの予
備系の無線送受信部と、入力された送信無線周波数信号
を無線送信するM個の送信アンテナと、無線送信信号を
受信して受信無線周波数信号を出力するM個の受信アン
テナと、入力された送信無線周波数信号を受信無線周波
数信号に変換して出力する周波数変換部と、M個の現用
系の無線送受信部及び一つの予備系の無線送受信部のう
ち、選択したM個の無線送受信部に対して、ベースバン
ド信号処理部から出力されるM個の送信ベースバンド信
号を別々に入力すると共に、M個の無線送受信部からの
M個の受信ベースバンド信号をベースバンド信号処理部
に供給する第1のベースバンドスイッチ手段と、M個の
現用系の無線送受信部及び一つの予備系の無線送受信部
のうち、第1のベースバンドスイッチ手段により選択さ
れていない一つの無線送受信部に対して、ベースバンド
信号処理部から出力されるダミーデータの送信ベースバ
ンド信号を入力すると共に、一つの無線送受信部からの
ダミーデータの受信ベースバンド信号をベースバンド信
号処理部に供給する第2のベースバンドスイッチ手段
と、M個の現用系の無線送受信部及び一つの予備系の無
線送受信部のうち、M個の送信ベースバンド信号が別々
に入力されるM個の無線送受信部から出力された送信無
線周波数信号をM個の送信アンテナへ別々に入力する第
1の無線スイッチと、M個の現用系の無線送受信部及び
一つの予備系の無線送受信部のうち、M個の送信ベース
バンド信号が別々に入力されるM個の無線送受信部へM
個の受信アンテナで受信して得たM個の受信無線周波数
信号を別々に入力する第2の無線スイッチと、第2のベ
ースバンドスイッチ手段によりダミーデータの送信ベー
スバンド信号が入力される一つの無線送受信部から出力
された送信無線周波数信号を周波数変換部へ供給し、周
波数変換部から出力された受信無線周波数信号をダミー
データの送信ベースバンド信号が入力される一つの無線
送受信部に供給する第3の無線スイッチとを有する構成
としたものである。
【0013】この発明では、送信アンテナ及び受信アン
テナに接続されていない一つの無線送受信部に対して、
ダミーデータの送信ベースバンド信号が入力され、また
周波数変換部から出力された受信無線周波数信号が入力
されてダミーデータの受信ベースバンド信号に変換され
た後、ベースバンド信号処理部に入力されるため、上記
の一つの無線送受信部の故障検出ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になる無線送受
信装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示す
ように、この実施の形態は、ベースバンド信号処理部1
と、ベースバンドスイッチ5、6及び7と、無線送受信
部8及び11と、無線スイッチ14、15及び16と、
周波数変換部17と、アンテナ18及び19とより構成
される。
【0015】ベースバンド信号処理部1は、送信データ
処理部2、受信データ処理部3及びダミーデータ処理部
4から構成されている。送信データ処理部2は、送信ベ
ースバンド信号をベースバンドスイッチ5の端子101
に出力する。受信データ処理部3は、受信ベースバンド
信号がベースバンドスイッチ6の端子104から入力さ
れる。ダミーデータ処理部4は、ダミーデータの送信ベ
ースバンド信号をベースバンドスイッチ7の端子107
に出力する一方、ダミーデータの受信ベースバンド信号
がベースバンドスイッチ7の端子110から入力され
る。
【0016】ベースバンドスイッチ5は、1回路2接点
型であり、出力が2接点で、一方の出力端子100が無
線送受信部8の送信部9及びベースバンドスイッチ7の
端子106に接続され、他方の出力端子102が、無線
送受信部11の送信部12及びベースバンドスイッチ7
の端子108に接続されており、現用系運用時と現用系
故障時で、ベースバンド信号処理部1の送信データ処理
部2の、無線送受信部8の送信部9と無線送受信部11
の送信部12との接続を切り替える。
【0017】ベースバンドスイッチ6は、1回路2接点
型であり、入力が2接点で、一方の入力端子103が無
線送受信部8の受信部10及びベースバンドスイッチ7
の端子109に接続され、他方の入力端子105が、無
線送受信部11の受信部13及びベースバンドスイッチ
7の端子111に接続されており、現用系運用時と現用
系故障時とで、ベースバンド信号処理部1の受信データ
処理部3の、無線送受信部8の受信部10と無線送受信
部11の受信部13との接続を切り替える。
【0018】また、ベースバンドスイッチ7は、2回路
2接点型であり、ダミーデータ処理部4からの信号が端
子107に入力され、出力端子106及び108の一方
に選択出力し、また、受信部10から入力端子109に
入力された受信信号と、受信部13から入力端子111
に入力された受信信号の一方を出力端子110からダミ
ーデータ処理部4へ出力する構成とされている。
【0019】このベースバンドスイッチ7は、現用系運
用時と現用系故障時で、ベースバンド信号処理部1のダ
ミーデータ処理部4の、無線送受信部8と無線送受信部
11との接続を切り替えるスイッチである。これによ
り、ダミーデータ処理部4は、ベースバンドスイッチ7
で選択された無線送受信部8の送信部9又は無線送受信
部11の送信部12にダミーデータの送信ベースバンド
信号を出力する。
【0020】無線送受信部8は送信部9と受信部10か
らなり、そのうち、送信部9はベースバンドスイッチ5
の端子100又はベースバンドスイッチ7の端子106
から送信ベースバンド信号を入力として受け、これを送
信無線周波数信号に変換し、無線スイッチ14の端子1
12及び無線スイッチ16の端子118に出力する。ま
た、無線送受信部8の受信部10は、無線スイッチ15
の端子115又は無線スイッチ16の端子121から受
信無線周波数信号を入力として受け、受信ベースバンド
信号に変換し、ベースバンドスイッチ6の端子103及
びベースバンドスイッチ7の端子109に出力する。
【0021】無線送受信部11は送信部12と受信部1
3からなり、そのうち、送信部12はベースバンドスイ
ッチ5の端子102又はベースバンドスイッチ7の端子
108から送信ベースバンド信号を入力として受け、こ
れを送信無線周波数信号に変換し、無線スイッチ14の
端子114及び無線スイッチ16の端子120に出力す
る。また、無線送受信部11の受信部13は、無線スイ
ッチ15の端子117又は無線スイッチ16の端子12
3から受信無線周波数信号を入力として受け、これを受
信ベースバンド信号に変換し、ベースバンドスイッチ6
の端子105及びベースバンドスイッチ7の端子111
に出力する。
【0022】無線スイッチ14は、1回路2接点型であ
り、入力が2接点で、一方の入力端子112は、送信部
9及び無線スイッチ16の端子118に接続され、他方
の入力端子114は、送信部12及び無線スイッチ16
の端子120に接続されている。また、無線スイッチ1
4の出力端子115は、アンテナ18に接続されてお
り、送信無線周波数信号を出力する。これにより、無線
スイッチ14は、現用系運用時と現用系故障時とで、ア
ンテナ18の、無線送受信部8の送信部9と無線送受信
部11の送信部12との接続を切り替える。
【0023】無線スイッチ15は、1回路2接点型であ
り、端子116からアンテナ19より受信無線周波数信
号を入力し、出力が2接点で、一方の出力端子115
は、受信部10及び無線スイッチ16の端子121にそ
れぞれ接続され、他方の出力端子117は、受信部13
及び無線スイッチ16の端子123に接続されている。
これにより、無線スイッチ15は、現用系運用時と現用
系故障時とで、アンテナ19の、無線送受信部8の受信
部10と無線送受信部11の受信部13との接続を切り
替える。
【0024】また、無線スイッチ16は、2回路2接点
型であり、一方の回路は、入力が2接点で、一方の入力
端子118は無線スイッチ14の端子112と送信部9
にそれぞれ接続され、他方の入力端子120は無線スイ
ッチ14の端子114と送信部12にそれぞれ接続され
る。また、無線スイッチ16の出力端子119は周波数
変換部17に接続されており、送信無線周波数信号を出
力する。また、他方の回路は、無線スイッチ16の端子
122から周波数変換部17より受信無線周波数信号を
入力するが出力が2接点で、一方の出力端子121は、
無線スイッチ15の端子115と受信部10に接続さ
れ、他方の出力端子123は無線スイッチ15の端子1
17と受信部13に接続されており、受信無線周波数信
号を出力する。この無線スイッチ16は、現用系運用時
と現用系故障時とで、周波数変換部17の、無線送受信
部8と無線送受信部11との接続を切り替える。
【0025】周波数変換部17は、無線スイッチ16の
端子119より送信無線周波数信号を入力として受け、
受信無線周波数信号に変換し、無線スイッチ16の端子
122に送信無線周波数信号を出力する。また、アンテ
ナ18は送信無線周波数信号を無線スイッチ14より入
力されて外部に出力する。また、アンテナ19は受信無
線周波数信号を外部より入力として受け、無線スイッチ
15の端子116に出力する。
【0026】また、周波数変換部17は図6に示すよう
に、PLL回路40とミキサ41とからなり、ミキサ4
1において無線スイッチ16の端子119から入力され
る送信無線周波数信号と、PLL回路40から入力され
るローカル信号とにより、送信無線周波数を受信無線周
波数に変換し、無線スイッチ16の端子122へその受
信無線周波数信号を出力する。PLL回路40が生成す
る上記のローカル信号は、送信無線周波数と受信無線周
波数の差の周波数成分である。
【0027】図1に示すダミーデータ処理部4は、図7
のブロック図に示す構成とされている。図7において、
ダミーデータ生成部42はダミーデータを生成して変調
器43と遅延回路45にそれぞれ入力する。また、変調
器43は、ダミーデータに変調をかけ、送信ベースバン
ド信号としてベースバンドスイッチ7に出力する。ま
た、遅延回路45は、送信ベースバンド信号が受信ベー
スバンド信号として復調器44に戻る迄の伝搬時間分、
ダミーデータを遅延させ、比較回路46に入力する。
【0028】また、復調器44は、ベースバンドスイッ
チ7から出力された受信ベースバンド信号を入力として
受け、受信ベースバンド信号を復調し、比較回路46に
入力する。また、比較回路46は、送信したダミーデー
タと受信したダミーデータを比較し、データに誤りがな
いか比較する。これにより、ダミーデータ処理部4は、
ベースバンドスイッチ7で選択された無線送受信部8の
受信部10又は無線送受信部11の受信部13からの受
信ベースバンド信号と、ベースバンドスイッチ7出力し
た送信ベースバンド信号を比較回路46で比較し、その
比較結果に基づいて、無線送受信部8又は無線送受信部
11の故障検出を行う。
【0029】なお、図1に示す送信データ処理部2は、
送信データの誤り訂正符号化、フレーム化を施し、送信
ベースバンド信号を生成する部位であり、受信データ処
理部3は、受信ベースバンド信号のチップ同期、誤り訂
正復号化を施す部位である。
【0030】かかる構成の本実施の形態によれば、現用
系運用時に予備系の無線送受信部11の送信部12と受
信部13を、周波数変換部17を経由して接続するよう
にスイッチを切り替え制御することにより、予備系の無
線送受信部11とベースバンド信号処理部1のダミーデ
ータ処理部4の間でデータの送受信を行うことができる
ので、予備系の無線送受信部11を常時故障検出でき
る。また、現用系故障時に、現用系の無線送受信部8の
送信部9と受信部10を、周波数変換部17を経由して
接続するようにスイッチを切り替え接続することによ
り、現用系の無線送受信部8を交換した後に、現用系の
無線送受信部8とベースバンド信号処理部1のダミーデ
ータ処理部4の間でデータの送受信を行うことができる
ので、交換した現用系の無線送受信部8の故障検出がで
きる。
【0031】次に、図1の実施の形態の動作を、図2乃
至図7を使用して詳細に説明する。図2は、図1の無線
送受信装置において、現用系運用時のベースバンドスイ
ッチ5、ベースバンドスイッチ6、ベースバンドスイッ
チ7、無線スイッチ14、無線スイッチ15及び無線ス
イッチ16の接続状態を示し、また信号伝送経路を太線
で示す。
【0032】図2において、ベースバンド信号処理部1
の送信データ処理部2より生成された送信データは、ベ
ースバンド信号として、ベースバンドスイッチ5に入力
されるが、ベースバンドスイッチ5は、ベースバンド信
号処理部1の送信データ処理部2とベースバンドスイッ
チ7及び無線送受信部8の送信部9が接続されるように
選択されているために、一方はベースバンドスイッチ7
に入力され、他方は現用系の無線送受信部8の送信部9
に入力される。このとき一方のベースバンド信号は、ベ
ースバンドスイッチ7が、ベースバンドスイッチ5と他
の部が接続されないように選択されているためどこにも
出力されない。また、他方のベースバンド信号は、無線
送受信部8の送信部9に入力され、送信無線周波数信号
に変換される。
【0033】ここで、送信部9は送信部12と同一構成
であり、例えば図4のブロック図の構成とされている。
図4はダブルスーパーヘテロダイン方式の例である。送
信部9は、ベースバンド信号処理部1の送信データ処理
部2で生成された送信ベースバンド信号を、図4のディ
ジタルフィルタ20でフィルタリングし、D/A変換器
21でアナログ信号に変換した後、PLL回路22より
供給されるローカル信号によりミキサ23で周波数変換
する。更に、このミキサ23で周波数変換した送信信号
をフィルタ24によりミキサ23で発生した不要輻射を
除去し、アンプ25で増幅した後、PLL回路26より
供給されるローカル信号によりミキサ27でさらに周波
数変換し、システムにより定められた無線周波数まで周
波数変換し、更に、フィルタ28によりミキサ27で発
生した不要幅射を除去し、アンプ29で増幅して送信無
線周波数信号として出力する。
【0034】この送信無線周波数信号は、図2に示すよ
うに一方は無線スイッチ16に入力され、他方は無線ス
イッチ14に入力される。このとき一方の送信無線周波
数信号は、無線スイッチ16が無線送受信部8の送信部
9と他の部が接続されないように選択されているためど
こにも出力はされない。また、他方の送信無線周波数信
号は、無線スイッチ14が無線送受信部8の送信部9と
アンテナ18が接続されるように選択されているため
に、無線スイッチ14を通してアンテナ18に入力さ
れ、アンテナ18より外部に無線送信される。
【0035】一方、アンテナ19により受信された受信
無線周波数信号は、無線スイッチ15に入力されるが、
無線スイッチ15がアンテナ19と無線スイッチ16及
び無線送受信部8の受信部10が接続されるように制御
されているために、一方は無線スイッチ16に入力さ
れ、他方は無線送受信部8の受信部10に入力される。
このとき一方の受信無線周波数信号は、無線スイッチ1
6が無線スイッチ15と他の部が接続されないように選
択されているためどこにも出力されない。また、他方の
受信無線周波数信号は、無線送受信部8の受信部10に
入力され、受信ベースバンド信号に変換される。
【0036】ここで、受信部10は受信部13と同一構
成であり、例えば図5のブロック図の構成とされてい
る。図5はダブルスーパーヘテロダイン方式の例であ
る。図5に示す受信部10は、入力された受信無線周波
数信号を低雑音指数(NF)のアンプ30で増幅した
後、フィルタ31により外部より入力した不要輻射を除
去し、PLL回路32より供給されるローカル信号によ
りミキサ33で周波数変換し、更にフィルタ34によ
り、ミキサ33で発生した不要輻射を除去し、可変利得
アンプ35で以降の信号レベルが一定となるようにレベ
ル調整した後、PLL回路36より供給されるローカル
信号によりミキサ37でさらに周波数変換し、ディジタ
ル処理可能な周波数まで周波数変換する。受信部10
は、このミキサ37の出力信号をA/D変換部38でデ
ィジタル信号に変換し、ディジタルフィルタ39によ
り、ミキサ37で発生した不要幅射を除去した後、受信
ベースバンド信号として出力する。
【0037】この受信部10から出力された受信ベース
バンド信号は、図2に示すように一方はベースバンドス
イッチ7に入力され、他方はベースバンドスイッチ6に
入力される。このとき一方の受信ベースバンド信号は、
ベースバンドスイッチ7が無線送受信部8の受信部10
と他の部が接続されないように選択されているためどこ
にも出力されない。また、他方の受信ベースバンド信号
は、ベースバンドスイッチ6に入力される。このときベ
ースバンドスイッチ6が、無線送受信部8の受信部10
とベースバンド信号処理部1の受信データ処理部3が接
続されるように選択されているために、ベースバンドス
イッチ6を通してベースバンド信号処理部1の受信デー
タ処理部3に入力され、現用系の無線送受信部8が無線
送受信機能部として動作している。
【0038】また、現用系運用時、ベースバンド信号処
理部1のダミーデータ処理部4より生成されたダミー送
信データは、ベースバンド信号として、ベースバンドス
イッチ7に入力される。このときベースバンドスイッチ
7が、ベースバンド信号処理部1のダミーデータ処理部
4とベースバンドスイッチ5及び無線送受信部11の送
信部12が接続されるように選択されているために、ダ
ミー送信データは、ベースバンドスイッチ7を通して一
方はベースバンドスイッチ5に入力され、他方は予備系
の無線送受信部11の送信部12に入力される。
【0039】このとき一方のダミー送信データは、ベー
スバンドスイッチ5がベースバンドスイッチ7と他の部
が接続されないように選択されているためどこにも出力
はされない。また、他方のダミー送信データは、予備系
の無線送受信部11の送信部12に入力され、ここで送
信無線周波数信号に変換される。なお、送信部12の詳
細構成は、図4に示した通りである。送信部12から出
力された送信無線周波数信号は、一方は無線スイッチ1
4に入力され、他方は無線スイッチ16に入力される。
【0040】このとき一方の送信無線周波数信号は、無
線スイッチ14が無線送受信部11の送信部12と他の
部が接続されないように選択されているため、どこにも
出力はされない。また、他方の送信無線周波数信号は、
無線スイッチ16が無線送受信部11の送信部12と周
波数変換部17が接続されるように選択されているため
に、周波数変換部17に入力され、ここで受信無線周波
数信号に変換された後、無線スイッチ16に出力され
る。
【0041】周波数変換部17は、図6のブロック図に
示すように、ローカル信号を発生するPLL回路40
と、このローカル信号と入力送信無線周波数信号とを受
けて入力無線周波数信号を受信無線周波数信号に周波数
変換を行うミキサ41とから構成されている。例えば、
送信無線周波数が2120MHz、受信無線周波数が1
930MHzの場合、ミキサ41は無線スイッチ16か
ら送信無線周波数2120MHzが入力され、また、P
LL回路40からローカル信号190MHzが入力され
て、受信無線周波数1930(=2120−190)M
Hzを生成し、無線スイッチ16に出力する。なお、ミ
キサ41で発生した不要輻射は、受信部10又は受信部
13のフィルタ31で除去できるため問題ない。
【0042】次に、図2に示すように、周波数変換部1
7から出力された受信無線周波数信号は無線スイッチ1
6に供給される。ここで、無線スイッチ16は、周波数
変換部17と無線送受信部11の受信部13が接続され
るように制御されているために、上記の受信無線周波数
信号は無線スイッチ16を通して無線送受信部11の受
信部13に入力され、ここで、受信ベースバンド信号に
変換される。なお、受信部13の詳細構成は、図5に示
した通りである。
【0043】受信部13から出力された受信ベースバン
ド信号は、ベースバンドスイッチ6とベースバンドスイ
ッチ7に入力される。このときベースバンドスイッチ6
は、無線送受信部11の受信部13と他の部とが接続さ
れないように制御されているためどこにも出力はされな
い。また、ベースバンドスイッチ7は、無線送受信部1
1の受信部13がベースバンド信号処理部1のダミーデ
ータ処理部4と接続されるように選択されているため
に、受信部13から出力された受信ベースバンド信号
は、ベースバンドスイッチ7を通してベースバンド信号
処理部1のダミーデータ処理部4に入力される。
【0044】ベースバンド信号処理部1のダミーデータ
処理部4は、例えば図7に示すブロック図の構成とされ
ている。図7において、ダミーデータ生成部42は、本
来の呼処理とは無関係な無線送受信部の良否判定用の信
号として、ダミーデータを生成し、一方は変調器43に
入力し、他方は遅延回路45に入力する。変調器43
は、入力されたダミーデータに変調をかけ、送信ベース
バンド信号として図2のベースバンドスイッチ7に出力
する。
【0045】現用系運用時は、このベースバンドスイッ
チ7に出力された送信ベースバンド信号は、図2に太線
で示すように、ベースバンドスイッチ7を通して予備系
の無線送受信部11の送信部12に入力されて送信無線
周波数信号に変換された後、無線スイッチ16を通して
周波数変換部17に入力され、ここで前述したように、
受信無線周波数信号に周波数変換され、更に無線スイッ
チ16を通して予備系の無線送受信部11の受信部13
で受信ベースバンド信号に変換され、ベースバンドスイ
ッチ7を通して図7のダミーデータ処理部4の復調器4
4に供給され、ここで復調されてダミーデータとされ
る。
【0046】図7の比較回路46は、ダミーデータ生成
部42から出力されたダミーデータが変調器43から送
信ベースバンド信号として出力され、予備系の無線送受
信部11を通る上記の経路を経て受信ベースバンド信号
として復調器44に戻ってくるまでの伝搬時間分だけ、
ダミーデータ生成部42からのダミーデータを遅延させ
る時間合わせ用の遅延回路45からの送信ダミーデータ
と、上記の経路を経て戻ってきた受信ベースバンド信号
を復調する復調器44からの受信ダミーデータとを比較
し、その比較結果に基づいて予備系の無線送受信部11
の故障検出を行う。
【0047】例えば、比較回路46はビットエラーレー
トや入力レベル等、システムの良否判定をし得る最適な
パラメータをもって比較し、受信ダミーデータの方が送
信ダミーデータよりも所定値以上品質が劣化していると
きには、予備系の無線送受信部11が故障であると検出
する。このように、現用系の無線送受信部8が動作して
いる現用系運用時において、予備系の無線送受信部11
の故障の発生の有無が常時監視されているので、予備系
の無線送受信部11の保守ができ、現用系の無線送受信
部8に故障が発生して予備系に切り替えたときには、常
に故障の発生のない予備系の無線送受信部11に切り替
えることができる。また、故障検出には、ダミーデータ
を無線送受信装置内部で伝送して検出するようにしてい
るため、アンテナ共用器の漏洩電力レベルに基づいて故
障検出する従来装置に比べて高精度な故障検出ができ
る。
【0048】次に、現用系である無線送受信部8が故障
した場合の本実施の形態の動作について説明する。図3
は、図1の無線送受信装置において、現用系の無線送受
信部8が故障したために予備系を運用している時のベー
スバンドスイッチ5、ベースバンドスイッチ6、ベース
バンドスイッチ7、無線スイッチ14、無線スイッチ1
5及び無線スイッチ16の接続状態を示し、また信号伝
送経路を太線で示す。
【0049】現用系である無線送受信部8の故障を検出
した場合、ベースバンドスイッチ5、ベースバンドスイ
ッチ6、ベースバンドスイッチ7、無線スイッチ14、
無線スイッチ15及び無線スイッチ16がすべて図3に
示すように切り替わり、ベースバンド信号処理部1の送
信データ処理部2より生成された送信データは、ベース
バンド信号としてベースバンドスイッチ5に入力され
る。
【0050】このときベースバンドスイッチ5は、ベー
スバンド信号処理部1の送信データ処理部2とベースバ
ンドスイッチ7及び無線送受信部11の送信部12が接
続されるように制御されているために、一方はベースバ
ンドスイッチ7に入力され、他方は予備系の無線送受信
部11の送信部12に入力される。このとき一方のベー
スバンド信号は、ベースバンドスイッチ7がベースバン
ドスイッチ5と他の部が接続されないように選択されて
いるためどこにも出力されない。また、他方のベースバ
ンド信号は、無線送受信部11の送信部12に入力さ
れ、送信無線周波数信号に変換される。なお、送信部1
2の詳細構成は、図4に示した通りである。
【0051】送信部12から出力された送信無線周波数
信号は、一方は無線スイッチ16に入力され、他方は無
線スイッチ14に入力される。このとき一方の送信無線
周波数信号は、無線スイッチ16が無線送受信部11の
送信部12と他の部が接続されないように選択されてい
るためどこにも出力はされない。また、他方の送信無線
周波数信号は、無線スイッチ14が無線送受信部11の
送信部12とアンテナ18が接続されるように選択され
ているために、無線スイッチ14を通してアンテナ18
に入力され、アンテナ18より外部に無線送信される。
【0052】一方、アンテナ19により受信された受信
無線周波数信号は、無線スイッチ15に入力されるが、
無線スイッチ15がアンテナ19と無線スイッチ16及
び無線送受信部11の受信部13が接続されるように選
択されているために、一方は無線スイッチ16に入力さ
れ、他方は無線送受信部11の受信部13に入力され
る。このとき一方の受信無線周波数信号は、無線スイッ
チ16が無線スイッチ15と他の部が接続されないよう
に選択されているためどこにも出力されない。また、他
方の受信無線周波数信号は、無線送受信部11の受信部
13に入力され、受信ベースバンド信号に変換される。
なお、受信部13の詳細構成は、図5に示した通りであ
る。受信部13から出力された受信ベースバンド信号
は、一方はベースバンドスイッチ7に入力され、他方は
ベースバンドスイッチ6に入力される。
【0053】このとき一方のベースバンド信号は、ベー
スバンドスイッチ7が無線送受信部11の受信部13と
他の部が接続されないように制御されているためどこに
も出力されない。また、他方の受信ベースバンド信号
は、ベースバンドスイッチ6に入力される。このときベ
ースバンドスイッチ6が、無線送受信部11の受信部1
3とベースバンド信号処理部1の受信データ処理部3が
接続されるように制御されているために、受信部13か
ら出力された受信ベースバンド信号は、ベースバンド信
号処理部1の受信データ処理部3に入力される。すなわ
ち、予備系の無線送受信部11が無線送受信機能部とし
て動作している。
【0054】現用系である無線送受信部8が故障した場
合、ベースバンド信号処理部1のダミーデータ処理部4
より生成されたダミー送信データは、ベースバンド信号
として、ベースバンドスイッチ7に入力される。このと
きベースバンドスイッチ7が、ベースバンド信号処理部
1のダミーデータ処理部4とベースバンドスイッチ5及
び無線送受信部8の送信部9が接続されるように選択さ
れているために、ベースバンド信号は一方はベースバン
ドスイッチ5に入力され、他方は現用系の無線送受信部
8の送信部9に入力される。このとき一方のベースバン
ド信号は、ベースバンドスイッチ5がベースバンドスイ
ッチ7と他の部が接続されないように選択されているた
めどこにも出力はされない。また、他方のベースバンド
信号は、現用系の無線送受信部8の送信部9に入力さ
れ、送信無線周波数信号に変換される。なお、送信部9
の詳細構成は、図4に示した通りである。
【0055】送信部9から出力された送信無線周波数信
号は、一方は無線スイッチ14に入力され、他方は無線
スイッチ16に入力される。このとき一方の送信無線周
波数信号は、無線スイッチ14が無線送受信部8の送信
部9と他の部が接続されないように選択されているため
どこにも出力はされない。また、他方の送信無線周波数
信号は、無線スイッチ16が無線送受信部8の送信部9
と周波数変換部17が接続されるように選択されている
ために、周波数変換部17に入力され、送信無線周波数
信号を受信無線周波数信号に変換される。なお、周波数
変換部17の詳細構成は、図6に示した通りである。
【0056】周波数変換部17から出力された受信無線
周波数信号は、無線スイッチ16に入力されるが、無線
スイッチ16は、周波数変換部17と無線送受信部8の
受信部10及び無線スイッチ15が接続されるように制
御されているために、一方は無線スイッチ15に入力さ
れ、他方は無線送受信部8の受信部10に入力される。
このとき一方の受信無線周波数信号は、無線スイッチ1
5が無線スイッチ16と他の部が接続されないように制
御されているためどこにも出力はされない。また、他方
の無線周波数信号は、無線送受信部8の受信部10に入
力され、ここで受信ベースバンド信号に変換される。な
お、受信部10の詳細構成は、図5に示した通りであ
る。
【0057】受信部10から出力された受信ベースバン
ド信号は、ベースバンドスイッチ6とベースバンドスイ
ッチ7に入力される。このときベースバンドスイッチ6
は、無線送受信部8の受信部10と他の部とが接続され
ないように制御されているためどこにも出力はされな
い。一方、ベースバンドスイッチ7は、無線送受信部8
の受信部10がベースバンド信号処理部1のダミーデー
タ処理部4と接続されるように制御されているために、
受信部10から出力された受信ベースバンド信号は、ベ
ースバンドスイッチ7を通してベースバンド信号処理部
1のダミーデータ処理部4に入力される。
【0058】ダミーデータ処理部4は前述したように、
現用系運用時と同様の動作を行い、内部で生成して送信
されるダミーデータと、受信部10から出力された受信
ベースバンド信号を復調して得た受信ダミーデータとを
比較し、その比較結果に基づいて、現用系の無線送受信
部8の故障検出を行う。なお、ダミーデータ処理部4の
詳細構成は、図7に示した通りである。このように、こ
の実施の形態では、予備系運用時に現用系の無線送受信
部8の故障検出をしているため、故障した現用系の無線
送受信部8の故障発生部を交換した後、現用系の無線送
受信部8の良否判定ができ、再び現用系の無線送受信部
8に切り替わっても故障していることがない。
【0059】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図8及び図9はそれぞれ本発明になる無線送受
信装置の他の実施の形態の現用系運用時及び予備系運用
時のブロック図を示す。両図中、図1と同一構成部分に
は同一符号を付してある。ただし、図8及び図9では、
ベースバンドスイッチ5、ベースバンドスイッチ6、無
線スイッチ14及び無線スイッチ15が、1回路2接点
型から2回路2接点型へ変更され、ベースバンドスイッ
チ7及び無線スイッチ16が、2回路2接点型から2回
路3接点型へ変更されている。図8及び図9に示す実施
の形態は、現用系の無線送受信部が2つで、予備系の無
線送受信部が1つの場合の例である。
【0060】図8は、本発明装置の他の実施の形態の現
用系運用時のベースバンドスイッチ5、ベースバンドス
イッチ6、ベースバンドスイッチ7、無線スイッチ1
4、無線スイッチ15及び無線スイッチ16の接続状態
を示し、また信号伝送経路を太線で示す。現用系運用
時、ベースバンド信号処理部1の送信データ処理部2よ
り生成された一方の送信データは、第1のベースバンド
信号として、ベースバンドスイッチ5に入力される。こ
のときベースバンドスイッチ5が、ベースバンド信号処
理部1の送信データ処理部2と無線送受信部8の送信部
9が接続されるように制御されているために、第1のベ
ースバンド信号は現用系の無線送受信部8の送信部9に
入力され、第1の送信無線周波数信号に変換される。
【0061】また、他方の送信データは、第2のベース
バンド信号として、ベースバンドスイッチ5に入力され
る。このときベースバンドスイッチ5が、ベースバンド
信号処理部1と無線送受信部47の送信部48が接続さ
れるように制御されているために、第2のベースバンド
信号は現用系の無線送受信部47の送信部48に入力さ
れ、第2の送信無線周波数信号に変換される。
【0062】送信部9から出力された第1の送信無線周
波数信号は、無線スイッチ14に入力されるが、無線ス
イッチ14が、無線送受信部8の送信部9とアンテナ1
8が接続されるように制御されているために、無線スイ
ッチ14を通してアンテナ18に入力され、これより無
線送信される。また、送信部48から出力された第2の
送信無線周波数信号は、無線スイッチ14に入力される
が、無線スイッチ14が、無線送受信部47の送信部4
8とアンテナ50が接続されるように制御されているた
めに、無線スイッチ14を通してアンテナ50に入力さ
れ、これより無線送信される。
【0063】一方、アンテナ19により受信された第1
の受信無線周波数信号は、無線スイッチ15に入力され
るが、無線スイッチ15が、アンテナ19と無線送受信
部8の受信部10が接続されるように制御されているた
めに、無線送受信部8の受信部10に入力され、第1の
受信ベースバンド信号に変換された後、ベースバンドス
イッチ6に入力される。このとき、ベースバンドスイッ
チ6が、無線送受信部8の受信部10とベースバンド信
号処理部1の受信データ処理部3が接続されるように制
御されているため、受信部10からの第1の受信ベース
バンド信号は、ベースバンドスイッチ6を通してベース
バンド信号処理部1の受信データ処理部3に入力され、
現用系の無線送受信部8が第1の無線送受信機能部とし
て動作している。
【0064】また、これと同時にアンテナ51により受
信された第2の受信無線周波数信号は、無線スイッチ1
5に入力されるが、無線スイッチ15が、アンテナ51
と無線送受信部47の受信部49が接続されるように制
御されているために、無線送受信部47の受信部49に
入力され、第2の受信ベースバンド信号に変換された
後、ベースバンドスイッチ6に入力される。このとき、
ベースバンドスイッチ6が、無線送受信部47の受信部
49とベースバンド信号処理部1の受信データ処理部3
が接続されるように制御されているため、受信部49か
らの第2の受信ベースバンド信号は、ベースバンドスイ
ッチ6を通してベースバンド信号処理部1の受信データ
処理部3に入力され、現用系の無線送受信部47が第2
の無線送受信機能部として動作している。
【0065】また、ベースバンド信号処理部1のダミー
データ処理部4より出力されたダミーデータの送信ベー
スバンド信号は、前述したように、現用系運用時は、図
8に太線で示すように、ベースバンドスイッチ7を通し
て予備系の無線送受信部11の送信部12に入力されて
送信無線周波数信号に変換された後、無線スイッチ16
を通して周波数変換部17に入力されて受信無線周波数
信号に周波数変換され、更に無線スイッチ16を通して
予備系の無線送受信部11の受信部13で受信ベースバ
ンド信号に変換され、ベースバンドスイッチ7を通して
ダミーデータ処理部4に入力される。ダミーデータ処理
部4は送信するダミーデータと受信ベースバンド信号を
復調したダミーデータとを比較して無線送受信部11の
故障検出をする。
【0066】次に、本実施の形態の現用系の一つの無線
送受信部が故障したときの動作について説明する。図9
は、本発明装置の他の実施の形態の現用系である無線送
受信部8が故障した場合のベースバンドスイッチ5、ベ
ースバンドスイッチ6、ベースバンドスイッチ7、無線
スイッチ14、無線スイッチ15及び無線スイッチ16
の接続状態を示し、また信号伝送経路を太線で示す。
【0067】無線送受信部8が故障した場合は、ベース
バンドスイッチ5でベースバンド信号処理部1の送信デ
ータ処理部2と無線送受信部8の送信部9が接続され
ず、ベースバンド信号処理部1の送信データ処理部2と
予備系の無線送受信部11の送信部12が接続されるよ
うに切り替え、ベースバンドスイッチ6でベースバンド
信号処理部1の受信データ処理部3と無線送受信部8の
受信部10が接続されず、ベースバンド信号処理部1の
受信データ処理部3と予備系の無線送受信部11の受信
部13が接続されるように切り替え、ベースバンドスイ
ッチ7でベースバンド信号処理部1のダミーデータ処理
部4と無線送受信部11の送信部12及び受信部13が
接続されず、ベースバンド信号処理部1のダミーデータ
処理部4と無線送受信部8の送信部9及び受信部10が
接続されるように切り替える。
【0068】また、無線スイッチ14でアンテナ18と
無線送受信部8の送信部9が接続されず、アンテナ18
と無線送受信部11の送信部12が接続されるように切
り替え、無線スイッチ15でアンテナ19と無線送受信
部8の受信部10が接続されず、アンテナ19と無線送
受信部11の受信部13が接続されるように切り替え、
無線スイッチ16で周波数変換部17と無線送受信部1
1の送信部12及び受信部13が接続されず、周波数変
換部17と無線送受信部8の送信部9及び受信部10が
接続されるように切り替えることにより、無線送受信部
47は現用系運用時と変わらず、予備系の無線送受信部
11を無線送受信部8の代わりに無線送受信機能として
動作させることができ、かつ、無線送受信部8とダミー
データ処理部4を接続し無線送受信部8の故障検出がで
きる。
【0069】また、無線送受信部47が故障した場合
は、ベースバンドスイッチ5でベースバンド信号処理部
1の送信データ処理部2と無線送受信部47の送信部4
8が接続されず、ベースバンド信号処理部1の送信デー
タ処理部2と予備系の無線送受信部11の送信部12が
接続されるように切り替え、ベースバンドスイッチ6で
ベースバンド信号処理部1の受信データ処理部3と無線
送受信部47の受信部49が接続されず、ベースバンド
信号処理部1の受信データ処理部3と予備系の無線送受
信部11の受信部13が接続されるように切り替え、ベ
ースバンドスイッチ7でベースバンド信号処理部1のダ
ミーデータ処理部4と無線送受信部11の送信部12及
び受信部13が接続されず、ベースバンド信号処理部1
のダミーデータ処理部4と無線送受信部47の送信部4
8及び受信部49が接続されるように切り替える。
【0070】また、無線スイッチ14でアンテナ50と
無線送受信部47の送信部48が接続されず、アンテナ
50と無線送受信部11の送信部12が接続されるよう
に切り替え、無線スイッチ15でアンテナ51と無線送
受信部47の受信部49が接続されず、アンテナ51と
無線送受信部11の受信部13が接続されるように切り
替え、無線スイッチ16で周波数変換部17と無線送受
信部11の送信部12及び受信部13が接続されず、周
波数変換部17と無線送受信部47の送信部48及び受
信部49が接続されるように切り替えることにより、無
線送受信部8は現用系運用時と変わらず、予備系の無線
送受信部11を無線送受信部47の代わりに無線送受信
機能として動作させることができ、かつ、無線送受信部
47とダミーデータ処理部4を接続し無線送受信部47
の故障検出ができる。
【0071】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば現用系の無線送受信部が3以
上のN個であっても構成できる。この場合は、ハード変
更が無線送受信部がN個増加によるアンテナのN個増加
の他、ベースバンドスイッチ5、ベースバンドスイッチ
6、無線スイッチ14及び無線スイッチ15が、1回路
2接点型からN回路2接点型への変更と、ベースバンド
スイッチ7及び無線スイッチ16が、2回路2接点型か
ら2回路(N+1)接点型への変更が必要となる。
【0072】動作は現用系の無線送受信部が2個の場合
と同様に、故障した無線送受信部を、ベースバンドスイ
ッチ5、ベースバンドスイッチ6、無線スイッチ14及
び無線スイッチ15により、ベースバンド信号処理部1
の送信データ処理部2と受信データ処理部3とアンテナ
から切り離し、かつ、ベースバンドスイッチ7及び無線
スイッチ16により、ベースバンド信号処理部1のダミ
ーデータ処理部4及び周波数変換部17と接続させる。
また、予備系の無線送受信部11を、ベースバンドスイ
ッチ5、ベースバンドスイッチ6、無線スイッチ14及
び無線スイッチ15により、ベースバンド信号処理部1
の送信データ処理部2と受信データ処理部3とアンテナ
と接続させ、かつ、ベースバンドスイッチ7及び無線ス
イッチ16により、ベースバンド信号処理部1のダミー
データ処理部4及び周波数変換部17から切り離す。
【0073】これにより、現用系の無線送受信部が3以
上のN個であっても、正常な無線送受信部は現用系運用
時と変わらず、予備系の無線送受信部11を故障した無
線送受信部の代わりに無線送受信機能として動作させる
ことができ、かつ、交換した無線送受信部とダミーデー
タ処理部4を接続するため、交換した無線送受信部の故
障検出ができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現用系運用時に予備系の無線送受信部の送信部と受信部
を周波数変換部を経由して接続し、予備系の無線送受信
部とベースバンド信号処理部の間でダミーデータの送受
信を行い、ベースバンド信号処理部にて生成したダミー
データと受信した受信ベースバンド信号の復調ダミーデ
ータとを比較することにより、現用系運用時でも予備系
の無線送受信部の故障検出が従来に比べて簡単かつ安価
な構成で、しかも高精度で行え、予備系の保守ができ
る。よって、現用系の無線送受信部に故障が発生し、予
備系に切り替えた時の不具合を解消できる。
【0075】また、本発明によれば、故障検出した現用
系の無線送受信部の交換後に交換した現用系の無線送受
信部とベースバンド信号処理部の間でダミーデータの送
受信を行い、ベースバンド信号処理部にて生成したダミ
ーデータと受信した受信ベースバンド信号の復調ダミー
データとを比較することにより、交換した現用系の無線
送受信部の良否判定も行え、再び現用系の交換後の無線
送受信部に切り替わっても故障していることがないの
で、システムダウンを引き起こすことがく、無線送受信
装置の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線送受信装置の一実施の形態のブロ
ック図である。
【図2】図1の現用系運用時のスイッチの接続と信号の
流れを示す図である。
【図3】図1の現用系故障時のスイッチの接続と信号の
流れを示す図である。
【図4】図1中の送信部の一例のブロック図である。
【図5】図1中の受信部の一例のブロック図である。
【図6】図1中の周波数変換部の一例のブロック図であ
る。
【図7】図1中のダミーデータ処理部の一例のブロック
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の現用系運用時のスイ
ッチの接続と信号の流れを示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の現用系故障時のスイ
ッチの接続と信号の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 ベースバンド信号処理部 2 送信データ処理部 3 受信データ処理部 4 ダミーデータ処理部 5、6、7 ベースバンドスイッチ 8、11、47 無線送受信部 9、12、48 送信部 10、13、49 受信部 16 無線スイッチ 17 周波数変換部 18、19、50、51 アンテナ 20、39 ディジタルフィルタ 21 D/A変換器 22、26、32、36、40 PLL回路 23、27、33、37、41 ミキサ 24、28、31、34 フィルタ 25、29、30、35 アンプ 38 A/D変換器 42 ダミーデータ生成部 43 変調器 44 復調器 45 遅延回路 46 比較回路 100〜123 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K021 AA08 CC05 CC11 DD02 EE01 EE07 FF04 5K042 AA08 BA10 CA04 CA13 DA32 EA07 GA02 JA01 LA11 NA03 5K067 AA33 BB02 DD11 EE02 EE10 LL01 LL15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信ベースバンド信号を出力し、受信ベ
    ースバンド信号を入力として受けて処理すると共に、ダ
    ミーデータをベースバンド信号に変換して送受信し、送
    信したダミーデータと受信したダミーデータとを比較し
    て得た比較結果に基づいて、前記ダミーデータのベース
    バンド信号の信号経路中にある無線送受信部の故障検出
    をするベースバンド信号処理部と、 入力されたベースバンド信号は送信無線周波数信号に変
    換し、入力された受信無線周波数信号はベースバンド信
    号に変換する現用系の無線送受信部及び予備系の無線送
    受信部と、 入力された前記送信無線周波数信号を無線送信する送信
    アンテナと、 無線送信信号を受信して前記受信無線周波数信号を出力
    する受信アンテナと、 入力された前記送信無線周波数信号を前記受信無線周波
    数信号に変換して出力する周波数変換部と、 前記現用系の無線送受信部及び前記予備系の無線送受信
    部のうち、選択した一方の無線送受信部に対して、前記
    ベースバンド信号処理部から出力される前記送信ベース
    バンド信号を入力すると共に、該一方の無線送受信部か
    らの前記受信ベースバンド信号を前記ベースバンド信号
    処理部に供給する第1のベースバンドスイッチ手段と、 前記現用系の無線送受信部及び前記予備系の無線送受信
    部のうち、前記第1のベースバンドスイッチ手段により
    選択されていない他方の無線送受信部に対して、前記ベ
    ースバンド信号処理部から出力される前記ダミーデータ
    の送信ベースバンド信号を入力すると共に、該他方の無
    線送受信部からの前記ダミーデータの受信ベースバンド
    信号を前記ベースバンド信号処理部に供給する第2のベ
    ースバンドスイッチ手段と、 前記現用系の無線送受信部及び前記予備系の無線送受信
    部のうち、前記送信ベースバンド信号が入力される無線
    送受信部から出力された前記送信無線周波数信号を前記
    送信アンテナへ入力する第1の無線スイッチと、 前記現用系の無線送受信部及び前記予備系の無線送受信
    部のうち、前記送信ベースバンド信号が入力される無線
    送受信部へ前記受信アンテナで受信して得た前記受信無
    線周波数信号を入力する第2の無線スイッチと、 前記第2のベースバンドスイッチ手段により前記ダミー
    データの送信ベースバンド信号が入力される無線送受信
    部から出力された前記送信無線周波数信号を前記周波数
    変換部へ供給し、該周波数変換部から出力された前記受
    信無線周波数信号を該ダミーデータの送信ベースバンド
    信号が入力される無線送受信部に供給する第3の無線ス
    イッチとを有することを特徴とする無線送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のベースバンドスイッチ手段
    は、前記ベースバンド信号処理部から出力された前記送
    信ベースバンド信号を前記現用系の無線送受信部又は前
    記予備系の無線送受信部へ供給する第1のベースバンド
    スイッチと、前記現用系の無線送受信部又は前記予備系
    の無線送受信部から出力された前記受信ベースバンド信
    号を前記ベースバンド信号処理部へ供給する第2のベー
    スバンドスイッチとよりなることを特徴とする請求項1
    記載の無線送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記ベースバンド信号処理部は、前記第
    2のベースバンドスイッチ手段へ前記ダミーデータの送
    信ベースバンド信号を出力すると共に、該第2のベース
    バンドスイッチ手段からの前記ダミーデータの受信ベー
    スバンド信号を入力として受け、前記ダミーデータと受
    信ベースバンド信号を復調して得た受信ダミーデータと
    を比較して得た比較結果に基づいて、前記ダミーデータ
    のベースバンド信号の信号経路中にある無線送受信部の
    故障検出をするダミーデータ処理部を有することを特徴
    とする請求項1記載の無線送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記ダミーデータ処理部は、前記ダミー
    データを生成する生成部と、前記生成部から出力された
    前記ダミーデータを変調して前記ダミーデータの送信ベ
    ースバンド信号を出力する変調器と、前記第2のベース
    バンドスイッチ手段からの前記ダミーデータの受信ベー
    スバンド信号を復調して前記受信ダミーデータを出力す
    る復調器と、前記生成部から出力された前記ダミーデー
    タと前記受信ダミーデータとを比較して得た比較結果に
    基づいて、前記ダミーデータのベースバンド信号の信号
    経路中にある無線送受信部の故障検出をする比較手段と
    を有することを特徴とする請求項3記載の無線送受信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記周波数変換部は、ローカル信号を発
    生するローカル信号発生器と、入力された前記送信無線
    周波数信号を前記ローカル信号で周波数変換を行って前
    記受信無線周波数信号に変換するミキサとよりなり、前
    記ミキサより出力された前記受信無線周波数信号中の不
    要輻射成分は、該受信無線周波数信号が入力される無線
    送受信部内のフィルタを利用して除去することを特徴と
    する請求項1記載の無線送受信装置。
  6. 【請求項6】 M個(Mは2以上の整数)の送信ベース
    バンド信号を出力し、M個の受信ベースバンド信号を入
    力として受けて処理すると共に、ダミーデータをベース
    バンド信号に変換して送受信し、送信したダミーデータ
    と受信したダミーデータとを比較して得た比較結果に基
    づいて、前記ダミーデータのベースバンド信号の信号経
    路中にある無線送受信部の故障検出をするベースバンド
    信号処理部と、 入力されたベースバンド信号は送信無線周波数信号に変
    換し、入力された受信無線周波数信号はベースバンド信
    号に変換するM個の現用系の無線送受信部及び一つの予
    備系の無線送受信部と、 入力された前記送信無線周波数信号を無線送信するM個
    の送信アンテナと、 無線送信信号を受信して前記受信無線周波数信号を出力
    するM個の受信アンテナと、 入力された前記送信無線周波数信号を前記受信無線周波
    数信号に変換して出力する周波数変換部と、 前記M個の現用系の無線送受信部及び前記一つの予備系
    の無線送受信部のうち、選択したM個の無線送受信部に
    対して、前記ベースバンド信号処理部から出力される前
    記M個の送信ベースバンド信号を別々に入力すると共
    に、該M個の無線送受信部からの前記M個の受信ベース
    バンド信号を前記ベースバンド信号処理部に供給する第
    1のベースバンドスイッチ手段と、 前記M個の現用系の無線送受信部及び前記一つの予備系
    の無線送受信部のうち、前記第1のベースバンドスイッ
    チ手段により選択されていない一つの無線送受信部に対
    して、前記ベースバンド信号処理部から出力される前記
    ダミーデータの送信ベースバンド信号を入力すると共
    に、該一つの無線送受信部からの前記ダミーデータの受
    信ベースバンド信号を前記ベースバンド信号処理部に供
    給する第2のベースバンドスイッチ手段と、 前記M個の現用系の無線送受信部及び前記一つの予備系
    の無線送受信部のうち、前記M個の送信ベースバンド信
    号が別々に入力されるM個の無線送受信部から出力され
    た前記送信無線周波数信号を前記M個の送信アンテナへ
    別々に入力する第1の無線スイッチと、 前記M個の現用系の無線送受信部及び前記一つの予備系
    の無線送受信部のうち、前記M個の送信ベースバンド信
    号が別々に入力されるM個の無線送受信部へ前記M個の
    受信アンテナで受信して得たM個の前記受信無線周波数
    信号を別々に入力する第2の無線スイッチと、 前記第2のベースバンドスイッチ手段により前記ダミー
    データの送信ベースバンド信号が入力される一つの無線
    送受信部から出力された前記送信無線周波数信号を前記
    周波数変換部へ供給し、該周波数変換部から出力された
    前記受信無線周波数信号を該ダミーデータの送信ベース
    バンド信号が入力される一つの無線送受信部に供給する
    第3の無線スイッチとを有することを特徴とする無線送
    受信装置。
  7. 【請求項7】 現用系運用時は、前記第2のベースバン
    ドスイッチ手段により前記ダミーデータの送信ベースバ
    ンド信号が入力される一つの無線送受信部は前記予備系
    の無線送受信部であり、該予備系の無線送受信部の故障
    検出を行うことを特徴とする請求項6記載の無線送受信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記M個の現用系の無線送受信部の一つ
    に故障があったときは、故障検出された一つの前記現用
    系の無線送受信部に対して、前記第2のベースバンドス
    イッチ手段によりダミーデータの送信ベースバンド信号
    が入力されると共に、前記第3の無線スイッチにより前
    記周波数変換部からの受信無線周波数信号を前記故障検
    出された一つの現用系の無線送受信部に入力し、前記第
    1のベースバンドスイッチ手段により、前記ベースバン
    ド信号処理部から出力される前記M個の送信ベースバン
    ド信号のうちのM−1個を故障検出されていないM−1
    個の前記現用系の無線送受信部に入力すると共に、残り
    の一つの送信ベースバンド信号を前記予備系の無線送受
    信部に入力し、該M−1個の現用系の無線送受信部から
    の前記M−1個の受信ベースバンド信号と前記予備系の
    無線送受信部からの前記受信ベースバンド信号を前記ベ
    ースバンド信号処理部に供給し、前記故障検出された一
    つの前記現用系の無線送受信部の故障検出を行うことを
    特徴とする請求項6記載の無線送受信装置。
JP2000036252A 2000-02-15 2000-02-15 無線送受信装置 Expired - Fee Related JP3607554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036252A JP3607554B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 無線送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036252A JP3607554B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 無線送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001230704A true JP2001230704A (ja) 2001-08-24
JP3607554B2 JP3607554B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=18560320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000036252A Expired - Fee Related JP3607554B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 無線送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3607554B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201946A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Fujitsu Ltd プロセッサ間通信装置
JP2010278847A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信システム
JP2011061268A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 通信制御方法及び通信制御システム
JP2011182194A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Toshiba Corp 無線基地局装置
JP2014531148A (ja) * 2011-09-01 2014-11-20 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ワイヤレス技術の同時アグリゲーションのための再構成可能なマルチチップ処理プラットフォーム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201946A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Fujitsu Ltd プロセッサ間通信装置
JP2010278847A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信システム
JP2011061268A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 通信制御方法及び通信制御システム
JP2011182194A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Toshiba Corp 無線基地局装置
CN102195693A (zh) * 2010-03-01 2011-09-21 株式会社东芝 无线基站装置
CN102195693B (zh) * 2010-03-01 2014-06-18 株式会社东芝 无线基站装置
JP2014531148A (ja) * 2011-09-01 2014-11-20 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ワイヤレス技術の同時アグリゲーションのための再構成可能なマルチチップ処理プラットフォーム
US9119222B2 (en) 2011-09-01 2015-08-25 Qualcomm Incorporated Reconfigurable multi-chip processing platform for concurrent aggregation of wireless technologies

Also Published As

Publication number Publication date
JP3607554B2 (ja) 2005-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001522562A (ja) 無線周波数通信のための二次チャネル
US6714773B1 (en) Antenna switching in multiple radio terminal
US5450442A (en) Digital radio telephone apparatus having an equalizer selectively employed in the apparatus
JP2001230704A (ja) 無線送受信装置
JP2735511B2 (ja) ホットスタンバイ回線切替方式
JP3781543B2 (ja) 無線端末機、無線基地局装置及びそれを用いた無線システム
JP3607573B2 (ja) 無線装置及びそれを備えた無線システム
JP2560617B2 (ja) ホットスタンバイ送受信システム
JP3696026B2 (ja) ディジタル衛星通信装置
JPH11215013A (ja) ディジタルマイクロ波無線通信装置
JP2616473B2 (ja) 予備系切換システム
JP2011049727A (ja) 無線装置
JP3260718B2 (ja) 送信装置
JP2682514B2 (ja) 受信ホットスタンバイ方式
KR100407935B1 (ko) 기지국 시스템의 불량 검출 장치 및 불량 검출 방법
JP2616695B2 (ja) 回線切替装置
JP3139409B2 (ja) ホットスタンバイ送信監視方式
KR20000046232A (ko) 송수신 주파수가 다른 통신기의 자체점검을 위한 주파수 변환회로
JPH05199270A (ja) ディジタルマイクロ波無線装置
JP3705753B2 (ja) ディジタル無線伝送装置
JPH0865257A (ja) テレビ中継放送機の制御装置
JP2003051757A (ja) 無線回路
JP2000151511A (ja) 光伝送システム
JPH1075207A (ja) アンテナ故障検出回路
JPH11275084A (ja) 高速無線ローカルループシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees