JP2001230589A - 部品供給部一括交換用カート、並びに部品供給部の位置決め機構と位置決め方法 - Google Patents

部品供給部一括交換用カート、並びに部品供給部の位置決め機構と位置決め方法

Info

Publication number
JP2001230589A
JP2001230589A JP2000098356A JP2000098356A JP2001230589A JP 2001230589 A JP2001230589 A JP 2001230589A JP 2000098356 A JP2000098356 A JP 2000098356A JP 2000098356 A JP2000098356 A JP 2000098356A JP 2001230589 A JP2001230589 A JP 2001230589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component supply
supply unit
component
unit
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000098356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4429465B2 (ja
Inventor
Tadashi Endo
忠士 遠藤
Takao Kashiwazaki
孝男 柏崎
Akira Kabeshita
朗 壁下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000098356A priority Critical patent/JP4429465B2/ja
Priority to US10/149,064 priority patent/US7066704B2/en
Priority to PCT/JP2000/008640 priority patent/WO2001043522A1/ja
Priority to CNB008167265A priority patent/CN1239062C/zh
Priority to EP00979955A priority patent/EP1251725A4/en
Publication of JP2001230589A publication Critical patent/JP2001230589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429465B2 publication Critical patent/JP4429465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20558Variable output force
    • Y10T74/2057Variable input leverage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易で安全な段取り替えと高精度な位置決め
が可能な、小スペースの昇降機構を備えた部品実装装置
の部品供給部一括交換用カートを提供する。 【解決手段】 移動自在のフレーム部40と、昇降動力
源としての油圧ジャッキ56の動作ストロークを拡大し
て上下動を伝達させる昇降駆動部55と、昇降駆動部5
5の上下動により同期して昇降される一対の昇降ロッド
53と、各昇降ロッド53をガイドローラ52の作用で
昇降可能に支持する一対の固定フレーム51と、昇降ロ
ッド53に固定された部品供給部を昇降させる搭載部8
0とからなり、前記昇降駆動部55と一対の昇降ロッド
53と搭載部80との間に有効活用可能なスペースを配
置する。部品供給部2側のV字状溝35に取り付け部4
側の位置決めピン29が嵌る構造を含んだ位置決め手段
により、1方向の押し付け力で部品供給部2の2方向の
位置決めを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板など
の回路形成体に、電子部品などの部品を実装する部品実
装装置に関するもので、より詳しくは、部品を所定位置
に供給する部品供給装置を複数搭載する一括交換用の部
品供給部を、部品実装装置の本体側の所定位置に着脱さ
せる機能を持つ部品実装装置の部品供給部一括交換用カ
ート、並びに前記部品供給部を部品実装装置の本体側に
搭載する際の部品供給部の位置決め機構、及び位置決め
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路基板等の回路形成体の生
産においては、生産設備の稼動タクト向上と共に、機種
切替に伴う段取り替えを短時間で完了させ、稼働率を向
上させることが強く望まれている。部品実装装置の段取
り替えにおいては、部品実装装置へ供給される部品を、
いかに精度良く所定位置にセットするかが重要である。
特に、昨今の電子機器の小型・軽量化に対応するため、
回路形成体への部品実装の密度が高まり、部品そのもの
が更に小さくなる傾向にあることから、前記段取り替え
における位置精度の向上が一段と求められるようになっ
ている。
【0003】段取り替え時間の短縮の手法として、従来
から部品供給部の一括交換方法が知られている。1つの
回路形成体の生産を終えた後、次の回路形成体の生産に
移る際には、部品実装装置へ部品を供給するためのパー
ツカセットなどの部品供給装置を、次の生産に必要な部
品に合わせて交換する必要がある。通常、1つの回路形
成体の生産には多種類の部品が実装されることから、多
種類のパーツカセットを全て交換するには多くの時間を
必要とする。前記部品供給部の一括交換方法は、この手
間のかかる多種類のパーツカセットの交換を、事前に部
品実装装置の外で終えておき、前の回路形成体の生産終
了と同時に、複数のパーツカセットを前記部品供給部に
より一括して交換し、生産切換えに伴う段取り替えを効
率的に行なうものである。この一括交換方法による段取
り替えを円滑に行なうために、前記部品供給部を搭載し
て移動可能な部品供給部一括交換用カートが使用されて
いる。
【0004】また、この部品供給装置を搭載する一括交
換用の部品供給部と部品供給部一括交換用カートには、
精度、コスト、安全性、操作性等を満たすことが要求さ
れる。特に、前述の部品の小型化、部品実装の高密度化
が進む中で、一括交換の繰返し操作における位置決めに
は、ますますの高精度化が求められている。
【0005】以下、従来技術による部品実装装置の一例
について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明
においては、回路形成体としては基板を用いているが、
昨今では電子回路基板の他にも、例えば部品の上に更に
部品を実装する例も見られる。図17は、従来技術によ
る部品実装装置の全体概要を示すものである。図におい
て、搬送部101は、基板102を搬入・搬出すると共
に、部品103が実装される間、当該基板102を所定
位置に規正して保持する。作業ヘッド108が部品供給
部106(トレイ式)もしくは107(パーツカセット
式)から部品103を吸着し、当該部品103を基板1
02に実装する一連の動作を行なう間、ロボット104
は、作業ヘッド108を所定位置にそれぞれ搬送して位
置決めする。部品認識カメラ109は、作業ヘッド10
8で吸着保持された部品103の吸着姿勢を撮像して認
識する。
【0006】次に、上記のように構成された部品実装装
置の動作について説明する。基板102が、搬送部10
1により実装位置に搬入され、規正して保持される。ロ
ボット104は、作業ヘッド108を部品供給部107
上に移動させ、作業ヘッド108の各ノズルが所定の部
品103を吸着する。各ノズルに吸着された部品103
の吸着姿勢は部品認識力メラ109にて撮像され、この
撮像結果による部品認識情報を基に、実装に必要な作業
ヘッド108の位置、角度補正がされ、その後作業ヘッ
ド108は基板102上に部品103を実装する。
【0007】次に、複数のパーツカセット112がセッ
トされた部品供給部107、及び複数のパーツカセット
112を一括交換するための部品供給部一括交換用カー
ト(以下、「カート」という。)120について説明す
る。部品供給部107に複数のパーツカセット112が
セットされた後、部品供給部107が部品実装装置本体
側の取り付け部113上に設けられた2つの規正ピン1
14と係合して位置決めされる。図18は、部品供給部
107を部品実装装置本体に取り付ける際に使用される
カート120を示す斜視図である。図において、カート
120は、大きく、フレーム部121、昇降部122、
搭載部123、操作部124とから構成されている。フ
レーム部121は、自在キャスター2輪を含む合計4輪
を備えた移動・旋回自在な台車から構成されている。フ
レーム部121に取り付けられた昇降用ペダル126
は、昇降部122内にある油圧ジャッキを作動させ、搭
載部123を昇降させる。
【0008】搭載部123は、昇降部122に支持さ
れ、U字形状に形成されたその中央部分に部品供給部1
07が搭載される。搭載部123の両側部には、それぞ
れ1対の棒状突出部である上下方向の位置決めバー12
7が設けられている。カート120を前進させて部品実
装装置本体に部品供給部107を取り付ける際に、この
上下方向位置決めバー127が、部品実装装置本体側の
対応する位置にあるガイドに嵌り込むよう、その先端部
にはそれぞれ傾斜部が設けられている。操作部124
は、一対の操作バーから構成され、上述のように構成さ
れたカート120全体を、オペレータが移動、旋回させ
る際に利用する。
【0009】1つの機種の基板の生産が終了し、次の機
種の基板の生産に移行する際の部品供給部107の段取
り替え動作について説明する。図17に戻って、生産が
終了した部品を含むパーツカセット112は、生産が終
了した段階では部品供給部107にセットされて部品実
装装置の取り付け部113に取り付けられた状態にあ
る。空のカート120を取り付け部113に対向させ、
前進させる。その後、カート120の昇降用ペダル12
6を操作して搭載部123を上昇させることにより、部
品実装装置本体側にこれまで取り付けられていた部品供
給部107を持ち上げる。部品供給部107を持ち上げ
て保持したまま、カート120が後退することにより、
部品供給部107にセットされた全てのパーツカセット
112を、一括で取り外すことができる。
【0010】次に、新しく生産するために予め準備した
複数のパーツカセット112をセットした別の部品供給
部107が搭載部123に搭載されたカート120を、
部品実装装置の取り付け部113に対向させる。ここ
で、カート120の昇降用ペダル126を操作すること
で搭載部123と共に部品供給部107を持ち上げ、更
に前進し、後述する部品供給部107に設けられたU字
状の溝ガイドと取り付け部113にある規正ピン114
とが係合していることを確認した上で昇降用ペダル12
6を操作して部品供給部107を降ろすことにより、部
品供給部107を取り付け部113にセットする。その
後、カート120を後退させ、部品実装による基板の生
産を再開する。
【0011】図19は、部品供給部107を下面側から
見たもので、部品供給部107を部品実装装置本体へ取
り付ける際の位置決め方法を示している。部品供給部1
07を部品実装装置に取り付ける際には、図示のY軸上
側の2点鎖線A−Aに示す実装装置本体側の基準面に向
けて部品供給部107が押し込まれる。図において、部
品供給部107の下面は、基準水平板116からなり、
この基準水平板116は、実装装置本体に取り付けられ
た際には水平方向の位置決めの基準面としての役割を果
たす。
【0012】基準水平板116は、図のX軸方向両端部
近傍に、U字状溝119をそれぞれ備える凸部117、
及び118が形成され、この両凸部117、118が2
点鎖線A−Aで示す実装装置本体の基準面に向けて押し
込まれることにより、実装装置本体に対向する図示のY
軸上向きの位置決めがされる。そして、実装装置本体に
設けられた前述の規正ピン114が凸部117、118
の各U字状溝119に嵌ることにより、図示のX軸左右
方向の位置決めがされる。この位置決めの後に、図示し
ないクランプが閉じられて部品供給部107は部品実装
装置本体側に固定され、部品の実装作業が可能となる。
【0013】なお、図19においては、両凸部117、
118にそれぞれU字状溝119が設けられているが、
これをいずれか一方の凸部のみに設けるものとし、他方
の凸部は平坦な面のままとし、その面が実装装置本体の
基準面に突き当たるように構成したものも知られてい
る。いずれにせよ、この規制ピン114とU字状溝11
9との間は、位置決めのために密着した嵌合状態となる
ことから、規制ピン114がU字状溝119に嵌り込む
ように部品供給部107を搭載したままのカート120
を前進させるには慎重な操作を必要としている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記部品
供給部の構造のものでは、高い位置精度での一括交換が
技術的に難しく、また、作業性も悪い。設備稼働率向上
の要求から、近年はテーピング供給される部品の量が増
加し、大リールが好まれて使われる傾向にある。このた
め、パーツカセット1本あたりの質量は3kg〜5kg
あり、一方で、交換される部品供給部107に搭載可能
なパーツカセット112は、20個から30個にのぼ
る。従って、これを一括交換するための部品供給部10
7は、その荷重に耐えるために高剛性化と質量増大を招
き、合計が50kgから200kgにおよぶ場合もあ
る。その結果、これを搭載するカート120を構成する
各部材の高剛性化設計も必要となり、カート全体の大型
化とコストアップを招いている。一方、このような重量
物を正確に位置決めすることは作業としても細心の注意
を払う必要があり、作業性が必ずしも良くないのが現実
である。
【0015】また、従来のカート120の昇降部122
は、前記のような重量物を昇降させることから、直線摺
動用のベアリングやレールなどを使用しているためコス
トが高く、又スペースを大きく取っている。前記昇降部
122は、昇降駆動源である油圧ジャッキが搭載部12
3の真下に位置するため、例えばパーツカセット112
で供給される部品をテープ状に巻き取ったリール部の格
納スペースや、部品が供給された後の収納テープと被覆
テープの回収スペースなどはカート120の外に設ける
必要があり、そのためのスペースを余分に必要とするな
どの問題があった。
【0016】上述のように、多種の基板を生産する時に
必要となる部品実装装置の段取り替えの時間短縮が求め
られる中、パーツカセット112を搭載する従来技術に
よる一括交換用の部品供給部107と、これを着脱する
カート120には、一括交換の繰返し操作における精度
維持の問題、昇降部のコスト高、スペース大等の問題が
あった。
【0017】したがって、本発明は、上記の問題を解消
し、多種の基板を生産する時に必要となるスムーズな段
取り替えを行うことができ、高精度な位置決め機能と、
安価で小スペースな昇降機構を備え、更に安全性、操作
性の高い部品供給部一括交換用カート、並びに部品供給
部の位置決め機構及び位置決め方法を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の部品供給装置が搭載可能な一括交換用の部品
供給部を、着脱可能に保持して部品実装装置の取り付け
部に接離し、前記部品供給部を昇降させて前記部品供給
部を前記取り付け部に取り付け、もしくは前記取り付け
部から前記部品供給部を取り外す部品供給部一括交換用
カートであって、前記部品供給部を保持する搭載部と、
前記搭載部を支持して昇降させる一対の昇降部と、前記
一対の昇降部を同期して昇降させる昇降駆動部とを備
え、前記搭載部と前記一対の昇降部と前記昇降駆動部と
により囲まれた空間に、多用途に利用可能なスペースを
備えていることを特徴とする部品供給部一括交換用カー
トに関する。昇降部を一括交換用カートの中央部分から
取り除き、その中央部分のスペースを有効活用できるよ
うにするものである。
【0019】請求項2に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記スペースに、前記部品供給
装置の部品収納テープを巻き取ったリールが収納可能な
リールホルダと、前記部品収納テープもしくは部品収納
テープを覆う被覆テープを回収する回収ボックスとのい
ずれか一方もしくは双方を備えていることを特徴として
いる。
【0020】請求項3に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記昇降駆動部が、油圧ジャッ
キと、前記油圧ジャッキの伸縮動作を前記一対の昇降部
に同期して伝達するレバー機構とを備えていることを特
徴としている。昇降部を一括交換カートの中央部分から
取り除き、レバー機構を利用して部品供給部一括交換カ
ートの両側部に昇降部を設けるものである。
【0021】請求項4に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記レバー機構が、前記油圧ジ
ャッキの伸縮のストークを前記一対の昇降部に拡大して
伝達することを特徴としている。油圧ジャッキを小型化
し、一括交換用カートのフレーム部に収納するものであ
る。
【0022】請求項5に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記レバー機構が、前記油圧ジ
ャッキの伸縮を揺動に変換する第1のレバーと、前記第
1のレバーを軸支する回転自在なシャフトと、一端が前
記シャフトに軸支され、他端が前記昇降部を昇降させ
る、前記シャフトの軸方向両端末近傍に固定された一対
の第2のレバーとから構成されていることを特徴として
いる。
【0023】請求項6に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記一対の昇降部の各々が、前
記昇降駆動部の駆動により昇降する昇降ロッドと、前記
昇降ロッドを昇降可能に支持する摺動軸受を備えた固定
フレームとから構成され、前記昇降ロッドが、前記昇降
する方向の長手方向に沿った外周部に、一対の第1の係
合部を有し、前記摺動軸受が、前記各固定フレームに回
転自在に固定された少なくとも3つのガイドローラから
なり、前記少なくとも3つのガイドローラは、前記昇降
ロッドの一対の第1の係合部のいずれかに係合可能な第
2の係合部を各ガイドローラの軸に沿った断面にそれぞ
れ有し、前記少なくとも3つのガイドローラが、前記昇
降ロッドの昇降方向に対して両側に互い違いに配設され
て前記第2の係合部を前記昇降ロッドの一対の第1の係
合部のいずれかに係合させることにより、前記昇降ロッ
ドを両側から挟持して規制すると共に昇降を案内するこ
とを特徴としている。簡単な構造で重量物である部品供
給部を昇降させる機構を提供するものである。
【0024】請求項7に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記昇降ロッドの軸に垂直な断
面における前記一対の第1の係合部の形状と、前記ガイ
ドローラの軸に沿った断面における前記第2の係合部の
形状との内、いずれか一方が凸状に、いずれか他方が凹
状に形成されていることを特徴としている。
【0025】請求項8に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記昇降駆動部の昇降動作が、
前記部品供給部を前記部品実装装置の取り付け部に接離
する際の前記部品供給部と前記部品実装装置との間の接
近距離に応じて規制される安全機構が設けられているこ
とを特徴としている。部品供給部の急激な下降による落
下の危険性、及び油圧による部品実装装置の破壊を回避
する危険性を防止する手段を提供するものである。
【0026】請求項9に記載の本発明にかかる部品供給
部一括交換用カートは、前記安全機構は、当該一括交換
用カートが部品実装装置と離れた距離にあるときには、
部品供給部の下降動作を規制し、前記取り付け部に前記
部品供給部が取り付けられた状態にあるときには、前記
部品供給部の上昇動作を規制するものであることを特徴
としている。部品実装装置と部品供給部との位置関係に
応じて、必要な部品供給部の昇降動作の制御を可能にす
るものである。
【0027】請求項10に記載の本発明にかかる部品供
給部一括交換用カートは、前記安全機構が、前記部品供
給部と前記部品実装装置との接近距離に応じて動作する
可動機構からなり、前記可動機構が、前記部品供給部の
上昇動作及び下降動作の駆動源である油圧ジャッキの油
圧を解除する油圧解除レバーの動きを、部品実装装置か
ら離れた位置において油圧を解除する方向への動作を規
制する第1の状態と、前記部品実装装置に所定距離接近
した位置において自由な動作を許容する第2の状態と、
そして、前記部品実装装置に最接近した位置において油
圧を解除する方向のままで規制する第3の状態とのいず
れか一の状態に保つことにより、前記部品供給部の上昇
動作、もしくは下降動作が規制されることを特徴として
いる。前記危険防止の安全機構を簡単な構造により実現
するものである。
【0028】請求項11に記載の本発明にかかる部品供
給部一括交換用カートは、前記油圧解除レバーを油圧解
除する方向へ動作させるための油圧解除用のワイヤの一
部に、油圧解除する方向への前記油圧解除レバーの動作
が規制された状態で前記油圧解除ワイヤが操作された際
には、その操作力を吸収する弾性体が取り付けられてい
ることを特徴としている。油圧解除レバーの無理な操作
による油圧解除機構の破損を防ぐものである。
【0029】請求項12に記載の本発明にかかる部品供
給部一括交換用カートは、前記搭載部が、前記部品供給
部の当該搭載部からの脱落を防止し、かつ前記部品供給
部を前記取り付け部に位置決めする際には、前記部品供
給部と前記搭載部との分離を許容する緩衝式固定機構を
備えていることを特徴としている。部品供給部を一括交
換用カートに確実に搭載し、かつ、部品供給部一括交換
用カートが部品供給部の位置決めの障害とならないよう
にするための機構である。
【0030】請求項13に記載の本発明にかかる部品供
給部一括交換用カートは、前記緩衝式固定機構が、前記
搭載部で部品供給部を搭載して保持する保持アームを貫
通して前記部品供給部下面に締結されるボルトと、前記
ボルトのボルトヘッドと前記保持アームとの間に挟持さ
れるスプリングとにより構成され、前記スプリングの付
勢力により、前記ボルト締結部において前記部品供給部
に下向きの力を加えて保持するものであることを特徴と
している。本発明にかかる緩衝式固定機構を簡単な構造
で実現するものである。
【0031】請求項14に記載の本発明にかかる部品供
給部一括交換用カートは、前記部品供給部を前記部品実
装装置の取り付け部に取り付けた後、当該部品供給部か
ら分離され、部品実装装置から着脱可能としたことを特
徴としている。部品供給部一括交換用カートを分離可能
とし、これを有効活用できるようにするものである。
【0032】請求項15に記載の本発明は、複数の部品
供給装置が搭載可能な部品供給部を、部品実装装置の取
り付け部に取り付ける際に、当該部品供給部を前記取り
付け部に位置決めする部品供給部の位置決め機構であっ
て、前記部品供給部を前記取り付け部に載置することに
より、前記部品供給部を略水平である第1の面に位置決
めをする第1の位置決め手段と、前記第1の面に位置決
めされた状態で、前記第1の面に直交する略鉛直面とな
る第2の面にある前記取り付け部に前記部品供給部を押
し当てることにより前記部品供給部を前記第2の面に位
置決めする第2の位置決め手段とを備え、前記第2の位
置決め手段が更に、前記第1の面と前記第2の面とが交
わる線に平行な方向の前記部品供給部の移動を規制する
第3の位置決め手段を備えていることを特徴とする部品
供給部の位置決め機構に関する。簡単な構造で確実な部
品供給部の位置決めを可能とするものである。
【0033】請求項16に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第1の位置決め手段が、略
矩形状である前記部品保持部の下面で対向する一対の辺
の縁近傍の各平坦部と、前記各平坦部を載置して支持す
る前記取り付け部に設けられた一対の水平ガイド面とに
より構成されていることを特徴としている。
【0034】請求項17に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第2の位置決め手段が、前
記部品供給部と前記取り付け部との間で接触する少なく
とも2つの接触部により構成され、前記少なくとも2つ
の接触部の内のいずれか一方が、前記接触部に前記部品
供給部を押し付けた際に、前記押し付け力に対応する分
力が前記押し付け力に対して角度を設けて広がる方向に
発生し、この押し付け力に対する分力が、前記第1の面
と前記第2の面とが交わる線に平行な方向の前記部品供
給部の移動を規制する前記第3の位置決め手段となるこ
とを特徴としている。1方向への押しこみにより、2方
向の位置決めを可能とするものである。
【0035】請求項18に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第3の位置決め手段を備え
る方の前記第2の位置決め手段の接触部において接触す
る前記部品供給部と前記取り付け部とのいずれか一方に
は、V字状溝もしくは円弧状突出部が設けられ、いずれ
か他方には、前記いずれか一方のV字状溝と係合する円
弧状突出部、もしくは前記いずれか一方の円弧状突出部
と係合するV字状溝が設けられていることを特徴として
いる。
【0036】請求項19に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第3の位置決め手段を備え
ていない方の前記第2の位置決め手段の接触部において
接触する前記部品供給部と前記取り付け部とのいずれか
一方は、面又は凸状部が形成され、いずれか他方は、前
記いずれか一方の面又は凸状部と接触する面又は凸状部
が形成されていることを特徴としている。
【0037】請求項20に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第1の位置決め手段による
部品供給部の位置決めに際し、前記部品供給部を前記第
2の面に向けて前進させ、所定位置において前記部品供
給部の前進を規制する第1のガイド機構と、前記所定位
置まで前進した部品供給部を下降させて前記取り付け部
の支持部に載置するよう案内する第2のガイド機構と、
前記取り付け部の支持部に載置された前記部品供給部を
再度前記第2の面に向けて前進するよう案内する第3の
ガイド機構と、前記部品供給部を前記取り付け部から取
り外す際に、前記部品供給部の後退する動きを所定位置
で規制する第4のガイド機構と、を備えていることを特
徴としている。部品供給部の安全かつ確実な取り付けと
位置決めを実現するものである。
【0038】請求項21に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め機構は、前記第1の位置決め手段が、前
記部品供給部の下面を前記取り付け部の支持部に載置す
る代わりに、前記部品供給部の上面を前記取り付け部の
下方に向けて設けられた支持部に押し付けることによ
り、前記部品供給部を略水平である第1の面に位置決め
をするものであることを特徴としている。水平方向の位
置決めを略鉛直方向上向きの操作により行なうものであ
る。
【0039】請求項22に記載の本発明は、部品供給部
を部品実装装置の取り付け部に取り付ける際の部品供給
部の位置決め方法であって、前記部品供給部を前記取り
付け部に向けて前進させ、所定位置まで前進した後その
前進を規制し、その後、前記部品供給部を前記部品取り
付け部に向けて下降させて載置することにより、部品供
給部を略水平である第1の面に位置決めする第1の位置
決めステップと、前記取り付け部に載置されて前記第1
の面に位置決めされた前記部品供給部を再度前記前進方
向に前進させた後、所定位置でその前進を規制すること
により、前記第1の面に直交する略鉛直の第2の面に位
置決めする第2の位置決めステップとなからなり、前記
第2の位置決めステップにおいて部品供給部の前進を規
制する際に、前記第1の面と前記第2の面とが交わる線
に平行な方向の前記部品供給部の動きを同時に規制する
ことを特徴とする部品供給部の位置決め方法に関する。
簡単で確実な部品供給部の取り付け、及び位置決めを行
なう方法を提供するものである。
【0040】請求項23に記載の本発明にかかる部品供
給部の位置決め方法は、前記第1の位置決めステップに
おける前進が規制される直前までは部品供給部を下降さ
せる動きを規制し、前記第2の位置決めステップにおけ
る前進が規制された以降は前記部品供給部を上昇させる
動きを規制することを特徴としている。部品供給部の取
り付けにおける安全を図るものである。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明に係る部品実装装置の第1
の実施の形態につき、図面を参照して説明する。図1
は、部品実装装置本体(以下、「実装装置本体」とい
う。)1と、本実施の形態にかかる一括交換用の部品供
給部2と、部品供給部2を搭載する本実施の形態にかか
る部品供給部一括交換用カート(以下、「カート」とい
う。)3を示したものである。図において、実装装置本
体1には、部品供給部2の取り付け部4が2つ設けられ
ており、その内、図示のX軸の左側の取り付け部には、
カート3aを使用して部品供給部2aが取り付けられた
状態を示している。図示のX軸右側にあたる取り付け部
4には、カート3に搭載された別の部品供給部2が、取
り付け可能な状態で対向している。クランプスイッチ6
は、部品供給部2を実装装置本体1に固定するためのク
ランプ機構を操作するスイッチである。その他の実装装
置本体1の構成は、先に従来技術で説明した部品実装装
置と同じである。
【0042】図1において、部品供給部2には部品供給
装置であるパーツカセット7が複数装着され、本実施の
形態にかかるカート3に搭載されて実装装置本体1に取
り付け可能な状態にある。なお、図示のパーツカセット
7は、部品供給用の収納テープを巻き取ったリール部8
が下方に曲がってカート3のリールホルダ9に収められ
るよう改善したもので、実装装置本体1に取り付けられ
た状態でのパーツカセット7の突出量を抑え、又重心を
下げることで取扱いの容易化を図っている。同じくカー
ト3の中央部分に設けられた回収ボックス10は、部品
供給用の収納テープ、もしくは同収納テープに収まった
部品を保護する被覆テープの使用後の回収などに使用が
可能である。
【0043】図1において、実装装置本体1に取り付け
られた状態にある部品供給部2aには、カート3aが固
定されたままの状態で示されている。これは、本実施の
形態にかかるカート3が、上述のように、リールホルダ
8や回収ボックス10を設置できるようにしたため、こ
れらを有効活用しているものである。但し、本カート3
を実装装置本体1に固定されたままとせず、着脱可能式
として利用することも可能であり、これについては後述
する。
【0044】図2は、本実施の形態にかかる部品供給部
2を示している。図において、部品供給部2は、基準水
平板11と、基準水平板11の上に固定された交換プレ
ート12、及び交換プレート12に垂直に取り付けられ
たガイドプレート13から主として構成されている。基
準水平板11の図示のX軸方向の両側面となる垂直面1
4には、それぞれ部品供給部2を実装装置本体1側に取
り付ける際のガイドとなるストッパボルト16が取り付
けられている。交換プレート12には、パーツカセット
取り付け用の複数のあり溝状のスロット17が設けられ
ており、パーツカセット7が各スロット17に差し込ま
れて取り付けられる。破線で示しているのは、前記の取
り付け用の溝の1つであるスロット17aに差し込まれ
たパーツカセット7aで、全てのスロット17には同様
にパーツカセット7を差し込んで取り付けることができ
る。ガイドプレート13には、取り付けられたパーツカ
セット7を位置決めする複数の位置決め溝18がその頂
部に設けられ、又、その下方には各パーツカセット7に
空気を供給するエアジョイント19が設けられている。
【0045】図3は、パーツカセット7の一例を示した
もので、図のY軸右側が実装装置本体1に対向する。パ
ーツカセット7は、本体部45と、リール取り付け部4
6と、駆動部47とから主として構成される。リール取
り付け部46には、多数の部品を収納したテープを巻き
取ったリール部8が取り付けられ、駆動部47によって
リール部8に巻き取られたテープが間欠的に送り出さ
れ、本体部45の部品取り出し位置75において、前記
テープから順次部品が実装装置本体1側に取り出され
る。パーツカセット7の本体部45の下面には、凸形状
をした固定ピン76が複数取り付けられており、パーツ
カセット7を部品供給部2にセットする際には、この固
定ピン76を、上述の部品供給部2の交換プレート12
に設けられたスロット17の1つに差しこむ。本体部4
5のY軸右側端面には、位置決めピン77が取り付けら
れており、この位置決めピン77が、パーツカセット7
を交換プレート12にセットする際に上述の位置決め溝
18に嵌り、パーツカセット7を部品供給部2に位置決
めする。本体部45のY軸右側端面には更に、コネクタ
78とエアジョイント79とが設けられており、コネク
タ78は、後述の実装装置本体1側のコネクタと接続さ
れて前記の駆動部47を駆動するための電気信号の授受
を行ない、又、エアジョイント79は、上述の部品供給
部2のガイドプレート13に設けられたエアジョイント
19に接続され、部品取り出し位置75に送り込まれた
テープをカバーするシャッタなどを駆動するためのエア
を供給する。
【0046】図4は、上述のように構成された部品供給
部2と、実装装置本体1側で当該部品供給部2を取り付
ける取り付け部4とを示している。この内、取り付け部
4は、エンドプレート21と、エンドプレート21に対
して図示のX軸方向両側にあるアームプレート22とに
より、概略コの字型に形成されている。エンドプレート
21には、部品供給部2へエアを供給するための凹エア
ジョイント23が設けられ、後述の部品供給部2側に設
けられている凸エアジョイントに接続される。同じくエ
ンドプレート21には、電気信号授受用のコネクタ33
が設けられており、上述のパーツカセット7のコネクタ
78(図3参照)に接続される。
【0047】両アームプレート22は、部品供給部2が
実装装置本体1に取り付けられる際に、部品供給部2を
所定位置に位置決めする。この位置決めのために、各ア
ームプレート22は、まず、図示のZ軸に沿った上下方
向の位置決めおよびガイドをする水平ガイド面24及び
水平ストッパ26と、図示のY軸に沿った前後方向の位
置決め及びガイドをする垂直ストッパ28及び位置決め
ピン29と、そして、図示のX軸に沿った左右方向のガ
イドをする垂直ガイド面31及びガイドローラ32とを
それぞれ備えている。この内、水平ガイド面24と位置
決めピン29とは、部品供給部2が取り付け部4に取り
付けられている間、これを所定位置に位置決めをするも
ので、残りの水平ストッパ26、垂直ストッパ28、垂
直ガイド面31、ガイドローラ32は、いずれも部品供
給部2の取り付け及び取り外しの際のガイドとして使用
されるものである。なお、本実施の形態における位置決
めピン29は、後述のように、図示のY軸方向の位置決
めと共に、X軸方向の位置決めをする。両アームプレー
ト22に設けられた4箇所の固定穴27は、必要に応じ
て部品供給部2を取りつけ台にボルト固定して使用する
際に、部品供給部2側の固定穴37を貫通したボルトが
締め付けられる穴である。
【0048】図5は、図4に示す一括交換用の部品供給
部2を下から見た図である。基準水平板11の図示のX
軸方向の両側にある垂直面14には、それぞれストッパ
ボルト16が取り付けられている。図示のY軸方向上側
に示す一点鎖線A−Aは、実装装置本体1側の取り付け
面を示しており、その取り付け面に対向する部品供給部
2のX軸方向の両端部近傍には、一方にV字状溝35、
他方にコの字溝36がそれぞれ設けられている。この両
溝35、36は、部品供給部2を取り付け部4へ取り付
ける際に、上述した取り付け部4側の位置決めピン29
との間で、部品供給部2の位置決めを行なう。4箇所の
位置決め穴38は、後述するように部品供給部2をカー
ト3に搭載する際の部品供給部2の位置決めを行なう。
部品供給部凸エアジョイント39は、部品供給部2が実
装装置本体1に取り付けられた際に、上述の取り付け部
4側にある凹エアジョイント23に接続され、部品供給
部2にエアを供給する。ここから導入されたエアは、上
述のエアジョイント19(図2参照)に導かれ、各パー
ツカセット7に供給される。
【0049】図5の2点鎖線で示された一対の保持アー
ム81は、部品供給部2をカート3に搭載する際に、部
品供給部2を保持するカート3側の構成要素である。保
持アーム81には、先端部に案内ガイド82が設けられ
ており、部品供給部2を実装装置本体1に取り付けるた
め、図示のY軸方向に前進する際、上述の取り付け部4
のガイドローラ32との間で、X軸方向の動きを規制す
る。なお、4箇所の固定用穴37は、上述したように部
品供給部2を取り付け部4にボルト固定する際に利用さ
れる。この部品供給部2のボルト固定は、段取り替え時
に部品供給部2を取り替えることなく、部品供給部2を
実装装置本体1に取り付けたままパーツカセット7の交
換のみで部品の取り替えを行なう場合などに利用され
る。
【0050】次に、カート3の構成を、図面を参照して
説明する。図6から図12は、カート3の詳細を示した
もので、この内、図6はカート3の側面図を示す。図に
おいて、カート3は、大きくフレーム部40、昇降部5
0、搭載部80、操作部90とから構成され、搭載部80
には、2点鎖線で示すパーツカセット7が取り付けられ
た部品供給部2が搭載されている。フレーム部40は、
2個の自在キャスター41を含む合計4輪を備えて自在
に移動可能な台車から構成される。フレーム部40に取
り付けられたリフトアップ用のペダル42は、昇降部5
0を操作するためのものである。
【0051】昇降部50は、フレーム部40に取り付け
られた一対の固定フレーム51(図6に示す側面図で
は、この一対が重なる。)と、図示のZ軸に沿った上下
方向に移動可能な一対の昇降ロッド53と、昇降ロッド
53が昇降する上下方向の両側に互い違いに配置されて
昇降ロッド53を上下方向へ移動可能に支持する、各固
定フレーム51に回転自在に固定された少なくとも3個
のガイドローラ52と、そして、フレーム部40の内部
に取り付けられた破線で示す後述の昇降駆動部55とか
ら構成されている。
【0052】図6において、搭載部80は、昇降部50
の昇降ロッド53に固定されており、一対の昇降ロッド
53を結合する連結バー89と、連結バー89に固定さ
れ、図示のY軸方向に沿って略水平に延びる一対の保持
アーム81とから構成される。この各保持アーム81の
上面には、それぞれ2個の位置決めピン83が取り付け
られ、この位置決めピン83が部品供給部2の基準水平
板11下面にある位置決め穴38に嵌ることにより、部
品供給部2を所定の位置に位置決めしている。部品供給
部2に取り付けられるパーツカセット7は、従来型のリ
ール部8aを有するものと、本実施の形態にかかるカー
ト3に設けられた2点鎖線で示すリールホルダ9に収納
可能なリール部8を有するものとの、いずれの形式のも
のであってもよい。このリール部8、8aは、上述のよ
うに多数の部品を収納する収納テープを巻き取った重量
物でもあり、図面からも明らかなようにリールホルダ9
に収納できる形式のリール部8とする方が、図示のY軸
左側への突出量も減り、重心位置が下降して安定するた
め、取扱いが容易となる。
【0053】操作部90は、上述のように構成されたカ
ート3全体をオペレータが移動させたり、昇降部50を
操作するために設けられており、両固定フレーム51に
固定された一対のハンドルフレーム91(図6に示す側
面図では、この一対が重なる。)と、その先端部にある
折畳ハンドル92とを備えている。ハンドフレーム91
に固定された油圧解除グリップ93は、油圧解除ワイヤ
94を操作して後述の油圧ジャッキの油圧を解除し、搭
載された部品供給部2を下降させる際に使用される。2
点鎖線で示す回収ボックス10には、使用後の部品収納
テープなどを回収することができる。
【0054】図7は、フレーム部40に取り付けられた
上述の昇降駆動部55と昇降ロッド53との関係を側面
から見た部分詳細図である。昇降駆動部55は、フレー
ム部40に固定された油圧ジャッキ56と、油圧ジャッ
キ56の図示のZ軸に沿った上下方向の伸縮動作を揺動
に変換するジャッキ側レバー57と、ジャッキ側レバー
57を軸支する回転自在なシャフト58と、同じくシャ
フト58に軸支されて前記のジャッキ側レバー57の揺
動を上下運動として昇降ロッド53に伝えるロッド側レ
バー60とから構成されている。図示のように、ロッド
側レバー60のシャフト58からのアーム長をジャッキ
側レバー57のアーム長よりも長くすることにより、油
圧ジャッキ56の伸張動作を拡大して昇降ロッド53に
伝達することができ、その分、油圧ジャッキ56のスト
ロークを小さくしてコンパクトにし、フレーム部40内
に収納することができる。但し、使用条件によっては、
このような油圧ジャッキ56の伸張動作を拡大すること
不要な場合もあり、両レバー57、60のアーム長は、
必要に応じて任意に選ぶことができる。ロッド側レバー
60の先端には昇降操作ピン61が取り付けられ、この
昇降操作ピン61が前記昇降ロッド53の下端に当接し
ている。
【0055】図8は、図7に示す状況から油圧ジャッキ
56ほかの昇降駆動部55が、油圧操作によって駆動さ
れ、ロッド側ピン61が昇降ロッド53をリフトアップ
した状態を示している。従来技術によるカートにおいて
は、昇降部を油圧ジャッキにより直接昇降させていたた
め、昇降のストロークを稼ぐ必要から油圧ジャッキが大
型化し、かつ昇降部50をカート3の中心で支持してい
ることもあって、昇降駆動部55全体がカート3の中央
部付近のほとんどのスペースを占めていた(図18参
照)。本実施の形態にかかるカート3の昇降駆動部55
では、前記のショートストロークの油圧ジャッキ56を
使用してこれをフレーム部40内に収納し、油圧ジャッ
キ56の伸縮を、シャフト58を介してシャフト58の
軸方向両端にあるロッド側レバー60に伝え、これによ
ってカート3の縁付近に設けられた一対の昇降ロッド5
3を上下動させる方式としたため、カート3の中央部分
に、十分なスペースが確保でき、これを有効利用するこ
とが可能になった。
【0056】図9は、上述の状況がより明確に理解でき
るカート3の平面図で、図示のY軸方向の上側が実装装
置本体1に対向する側である。図のほぼ中央に見えるの
が油圧ジャッキ56で、図示の平面図においては図面に
垂直な方向に伸縮する。従来技術におけるカートでは、
この位置で収縮する油圧ジャッキの上下動を直接部品供
給部2の昇降に利用していたため、カートの中央部分の
ほとんどをこの油圧ジャッキほかの昇降駆動部が占める
ものとなっていた。本実施の形態にかかるカート3にお
いては、この油圧ジャッキ56の伸縮動作をまずジャッ
キ側レバー57の揺動に変換し、これをシャフト58を
介して図示のX軸方向両縁側にあるロッド側レバー60
に拡大して伝達し、この動きにより、ロッド側レバー6
0に設けられた昇降操作ピン61を介して一対の昇降ロ
ッド53を同期して昇降させるている。油圧ジャッキ5
6が小型化してシャフト58及び両レバー57、60共
にそのほとんどがフレーム部40に収納され、部品供給
部2を昇降させる昇降ロッド53がカート3の両縁部に
移動したことから、本実施の形態にかかるカート3にお
いては、図9に見られるフレーム部40の上面のほぼ全
体をフリースペースとして利用することが可能となって
いる。なお、シャフト58の軸方向両端付近には、シャ
フト58を回転可能に支持する一対の軸受59が設けら
れている。
【0057】図9において、油圧ジャッキ56の操作系
として、これを伸張させる側にはリフトアップレバー6
2が設けられており、その一端はリフトアップワイヤ6
3を介してフレーム部40に取り付けられたペダル42
に結ばれ、他端はペダル42操作の戻し力を提供するリ
ターンスプリング64に結ばれている。
【0058】油圧ジャッキ56を収縮させる側では、油
圧ジャッキ56内部で油圧を解除するバルブを操作する
シャフト68に、油圧解除レバー66が取り付けられて
いる。この油圧解除レバー66は、油圧ロックスプリン
グ67により、油圧を解除するためのバルブを閉じて油
圧ジャッキ56内の油圧を維持する方向に常時付勢され
ている。油圧解除レバー66には更に、油圧解除ワイヤ
94の一端が取り付けられており、この油圧解除ワイヤ
94の他端は、上述のハンドルフレーム91に取り付け
られた油圧解除グリップ93に結ばれてオペレータによ
る油圧ジャッキ56の油圧解除操作を可能にしている。
油圧ジャッキ56内の油圧を解除する側には、制御レバ
ー69が更に設けられており、この制御レバー69の移
動位置によっては、前記油圧解除グリップ93の操作に
よる油圧解除が阻止される。前記油圧解除ワイヤ94の
油圧解除レバー66に近い方の端末部には緩衝スプリン
グ70が設けられており、前記の油圧解除が阻止された
場合に、前記グリップの操作力をこの緩衝スプリング7
0の伸びにより吸収している。これについては後述す
る。
【0059】制御レバー69の動きは、実装装置本体1
に対向する図示のY軸上側にあたるフレーム部40に取
り付けられた制御シャフト71によって操作される。す
なわち、カート3が図示のY軸上方にある実装装置本体
1に接近した際に、この制御シャフト71の一端が実装
装置本体1側に設けられた制御ブラケット72に突き当
って押し込まれ、これによって、制御シャフト71の他
端に接触している制御レバー69が操作される。カート
3が実装装置本体1から離れたときには、制御スプリン
グ73が制御シャフト71を元の位置に戻し、リターン
スプリング74は、同じく制御レバー69を定位置に戻
す。これらの動作の詳細は後述する。
【0060】図10は、カート3の正面図で、フレーム
部40と、フレーム部40の図示X軸方向の両縁部に設
けられた一対の昇降部50と、両昇降部50をつないで
固定された搭載部80と、同じく両昇降部50に固定さ
れた一対の操作部90とをそれぞれ示している。この
内、搭載部80は、一対の昇降ロッド53をつなぐ連結
バー89と、連結バー89に固定され、部品供給部2を
搭載する一対の保持アーム81とから構成される。搭載
部80に搭載される部品供給部2と、部品供給部2に搭
載されるパーツカセット7のリール部8、及びこのリー
ル部8を収納するリールホルダ9とが、図の2点鎖線で
示されている。
【0061】上述のように構成された部品供給部2を搭
載するカート3の動作を、各関連図面を再度参照して説
明する。図9において、オペレータがペダル42を踏む
ことによってリフトアップワイヤ63を介してリフトア
ップレバー62が回転し、これにより油圧が発生して油
圧ジャッキ56が伸張方向に操作される。レバー62は
リターンスプリング64によって戻されるため、ペダル
42を複数回操作することによって油圧ジャッキ56を
順次所定高さまで押し上げることができる。油圧ジャッ
キ56の伸張は、ジャッキ側レバー57を介してシャフ
ト58に伝えられ、そのシャフト58の回転が一対のロ
ッド側レバー60によってより大きな上方の動きに変換
され、その動きがロッド側レバー60の先端に取り付け
られた昇降操作ピン61を介して図のX軸方向両縁部に
ある一対の昇降ロッド53に伝達される。
【0062】昇降ロッド53は、本実施の形態ではその
長手方向の軸に垂直な断面が長円形状をした変形パイプ
材からなり、固定フレーム51に取り付けられた少なく
とも各3個のガイドローラ52によって支持されてい
る。この詳細を示すのが図11で、図においてガイドロ
ーラ52は、その軸心に沿った断面で見た場合に凹状と
なる外周部が形成されており、この凹状の外周部に昇降
ロッド53の前記長円形状の端末部が嵌り込むことによ
って、昇降ロッド53の図11に示すX軸方向の動きを
規制し、そしてガイドローラ52が昇降ロッド53を両
側から互い違いに挟持することからY軸方向の動きを規
制し、かつガイドローラ52の回転により昇降ロッド5
3の上下移動(図面に垂直方向の移動)を可能とするよ
うに支持している。
【0063】なお、昇降ロッド53の軸に垂直な断面
は、図11に示すような長円形に限らず、楕円もしくは
円であっても良く、ガイドローラ52の外周部にある凹
部が、昇降ロッド53の前記外周面に嵌ってガイドロー
ラ52のローラ軸方向の動きを規制するものであれば良
い。更には、逆に昇降ロッド53の軸に垂直な断面の一
部に凹部を設け、軸に沿ったローラ外周部の断面が凸形
状をしたガイドローラ52のその凸形状部を昇降ロッド
53の凹部に嵌め、これによって昇降ロッド53のロー
ラ軸方向の動きを規制するものであってもよい。すなわ
ち、一般に、前記昇降ロッド53の外周部には第1係合
部が、ガイドローラ52の外周部には第2係合部がそれ
ぞれ設けられ、第1係合部と第2係合部とを係合させつ
つガイドローラ52が昇降ロッド53を両側から挟持す
ることにより、図11に示すX軸、Y軸方向の昇降ロッ
ド53の動きを規制すると共に、その上下動(Z軸方向
の動き)を案内するものであればよい。
【0064】図9に戻って、オペレータによるペダル4
2の操作に始まる前記の一連の動作により、昇降駆動部
55が昇降部50の昇降ロッド53を上昇させ、そして
昇降ロッド53に固定された搭載部80、更にはその上
に搭載された部品供給部2を上昇させる。なお、カート
3全体の前後方向の移動、並びに旋回は、カート3のフレ
ーム部40に自在キャスター41を含む車輪が取り付け
られていることから、オペレータが図6に示す折畳ハン
ドル92を掴んで自在に操作することができる
【0065】次に、前記のようにリフトアップされた状
態の昇降部50を下降させる動作は、まず、オペレータ
がハンドルフレーム91に取り付けられた油圧解除グリ
ップ93を握って操作することにより、油圧解除ワイヤ
94を介して図9に示す油圧ジャッキ56の油圧解除レ
バー66が動作する。これによって油圧を解除する弁に
結合されたシャフト68が回転し、油圧が解除されて伸
張していた油圧ジャッキ56が収縮する。この油圧ジャ
ッキ56の収縮により、昇降ロッド53を上昇位置に支
持していたロッド側レバー60の昇降操作ピン61の支
持力がなくなり、搭載部80及びその上に搭載された部
品供給部2が自重により下降する。
【0066】ここで、油圧解除レバー66の動きを規制
する制御レバー69に関連する一連の部品の動作につい
て、図面を参照して説明する。図9において、制御レバ
ー69は、前述のようにカート3側に取り付けられた制
御シャフト71が、これと対向する実装装置本体1に設
けられた制御ブラケット72に突き当たってカート3の
内側に押し込まれることにより、前記制御レバー69を
移動させてこれを3段階に操作する。この各3段階を側
面から見た状況を示したのが図12(a)から図12
(c)である。各図は、油圧ジャッキ56に取りつけら
れた油圧解除レバー66を正面から見た状態を示してい
る。油圧解除レバー66は、油圧ジャッキ56内の油圧
解除バルブを操作するシャフト68に固定され、図の時
計、及び反時計の方向に回転可能である。油圧解除レバ
ー66は、図の右側に示す油圧ロックスプリング67に
より、通常時には油圧解除バルブの閉鎖状態を維持して
油圧が解除されない方向(時計回り方向)に付勢されて
いる。これに対して、オペレータによって操作される油
圧解除ワイヤ94は、同じく油圧解除レバー66に結合
され、油圧ロックスプリング67の付勢力に抗して油圧
解除レバー66を油圧解除する方向(反時計回り方向)
に操作することができる。また、油圧解除レバー66の
一端は、油圧解除レバー66の動きを規制する制御レバ
ー69と係合している。
【0067】図12(a)は、カート3が実装装置本体
1から完全に分離している状態、すなわち図9に示す制
御シャフト71が制御スプリング73の作用で完全に延
びきった状態を示している。このとき、制御レバー69
は、図示のように油圧ジャッキ56の油圧解除レバー6
6を、油圧解除バルブが閉鎖した位置にロックしてい
る。すなわち、制御レバー69に設けられた溝部の一方
の先端部となる第1の係合部69aが、油圧解除レバー
66の一部に当接し、油圧解除レバー66の反時計方向
の動作を規制している。この状態では、油圧解除ワイヤ
94がオペレータの操作により図の左方向に引かれて
も、前記ロックのために油圧解除レバー66が操作され
ることはない。このときのオペレータの油圧解除ワイヤ
94を引く力は、緩衝スプリング70の伸びによって吸
収される。これは、カート3を実装装置本体1から放し
て操作する場合、部品供給部2を搭載してリフトアップ
した状態において、誤って油圧ジャッキ56の油圧を解
除し、前記部品供給部2が急激に下降することを防ぐた
めの危険防止機構である。緩衝スプリング70を設ける
ことにより、ロック状態にある油圧解除レバー66を無
理に操作しようとした場合の万一の破損を防いでいる。
【0068】次に、図12(b)は、カート3が実装装
置本体1に接近することにより、図9で説明した制御シ
ャフト71が実装装置本体1側の制御ブラケット72に
突き当たり、一段階押し込まれた状態を示している。こ
の突き当りにより、制御シャフト71が一段階押し込ま
れる結果、制御レバー69が図面上で一段階右側に移動
し、この結果前記のバルブ閉鎖状態のロックが解除され
る。すなわち、上述した制御レバー69の第1の係合部
69aと油圧解除レバー66との当接が解除され、油圧
解除レバー66の反時計方向の動作を可能とする。これ
により、オペレータによって油圧解除ワイヤ94が図の
左方向に引かれた場合には、前記油圧解除レバー66が
反時計回りに操作され、油圧ジャッキ56の油圧が解除
されて昇降ロッド53の下降が可能となる。これは、後
述する部品供給部2を実装装置本体1の取り付け部4に
取り付けるための動作を可能とするものである。
【0069】次に、図12(c)は、カート3が実装装
置本体1に完全に押し込まれ、前記制御シャフト71が
実装装置本体1側の制御ブラケット72により、最終段
階まで押し込まれた状態を示している。制御シャフト7
1が最大に押し込まれる結果、制御レバー69は図面上
で更に右側に移動し、このため油圧解除レバー66は、
油圧ロックスプリング67の付勢力に抗して強制的に反
時計回りに動作され、その位置でロックされる。すなわ
ち、制御レバー69の溝部に設けられたもう一方の先端
部に当たる第2の係合部69bと油圧解除レバー66と
が当接し、油圧解除レバー66の時計方向の動作を規制
する。この結果、油圧ジャッキ56の油圧は常時解除さ
れた状態となり、昇降部50の昇降ロッド53が下降し
た位置で固定されるため、オペレータが油圧ジャッキ5
6を操作するペダル42を踏んでも、昇降ロッド53が
リフトアップすることはない。これは、部品供給部2が
実装装置本体1の取り付け部4に取り付けられた状態で
誤ってリフトアップされ、例えば部品吸着ノズルなどの
実装装置本体1側の機構に損傷を与えることがないよう
にするための危険防止の機構である。なお、本実施の形
態では、上述の油圧解除レバー66の動作の規制を、簡
単な構造の制御シャフト71の押し込みにより制御して
いるが、これを例えば接近センサを利用したり、あるい
は実装装置本体1とカート3との間に設けられたラチェ
ット機構を利用したりするものとしてもよい。
【0070】次に、以上のように構成されたカート3に
搭載される部品供給部2を、実装装置本体1の取り付け
部4へ取り付ける際の動作について、図面を参照して説
明する。部品供給部2は、カート3の搭載部80に搭載
され、オペレータによるカート3の操作により、図4の
Y軸奥側に示す取り付け部4に向けて矢印30に示す方
向に前進する。本明細書においては、矢印30に示す実
装装置本体1側に向かう方向の移動を前進と呼ぶものと
する。この搭載部80に搭載された部品供給部2の状況
は、図6に示すように、部品供給部2が搭載部80の保
持アーム81の上に搭載され、保持アーム81にある4
箇所に設けられた位置決めピン83が、部品供給部2の
位置決め穴38(図5参照)に嵌った状態にある。
【0071】この状態で油圧ジャッキ56の操作により
カート3の昇降ロッド53がリフトアップされ、部品供
給部2が所定高さに保たれてカート3ごと実装装置本体
1に向けて前進する。この前進により、図5のY軸方向
上側に位置する保持アーム81の案内ガイド82が、図
4に示す取り付け部4の両アームプレート22に設けら
れたガイドローラ32に当たり、X軸の左右方向をガイ
ドローラ32に規制される。この規制を受けたままで前
進を続けると、部品供給部2の基準水平板11の両垂直
面14に取り付けられたストッパボルト16が、取り付
け部4の両アームプレート22に設けられた垂直ストッ
パ28に突き当たって一旦停止させられる。図13は、
このときのストッパボルト16と、取り付け部4のアー
ムプレート22側に設けられた各ストッパとの関係を示
している。図13a)のように取り付け部4側のアーム
プレート22に接近した部品供給部2のストッパボルト
16が、図のY軸方向右側、すなわち取り付け部4に向
かう方向に前進し、b)に至って垂直ストッパ28に突
き当たる。
【0072】この段階で、上述の制御シャフト71が一
段階押しこまれる結果、油圧ジャッキ56の油圧解除を
規制するロック状態が解除され、部品供給部2の下降が
可能となる。オペレータによるこの部品供給部2の下降
操作で、図13のc)に示すように部品供給部2のスト
ッパボルト16が下降し、取り付け部4の両アームプレ
ート22に設けられた水平ストッパ26のY軸方向右側
にある溝部20に嵌り込む。このときの部品供給部2の
下降により、部品供給部2の下面にある基準水平板11
が、両アームプレート22に設けられた水平ガイド面2
4に載置され、これによって部品供給部2の水平方向の
位置決めがされる。
【0073】次に、この状態から部品供給部2がもう一
段押し込まれると、図13d)に示すように、ストッパ
ボルト16は、垂直ストッパ28の下側にある溝部20
内を図示のY軸方向右側へ前進する。この部品供給部2
の第2段階の前進によって、取り付け部4のエンドプレ
ート21側に設けられた一対の位置決めピン29(図4
参照)が、部品供給部2の基準水平板11に設けられた
V字状溝35、コの字溝36(図5参照)にそれぞれ嵌
って突き当たり、これによって部品供給部2の位置決め
が完了する。
【0074】この時、図5に示すように、一方の位置決
めピン29とV字状溝35とによって、図5に示すY軸
前後方向の位置、及びX軸左右横方向の位置とが規制さ
れ、同時に他方の位置決めピン29とコの字溝36とに
よって、Y軸前後方向の位置が規制される。このような
位置決め構成とすることにより、従来技術による1つも
しくは2つのU字溝による位置決めに比較してはるかに
位置決め精度を高めることができ、しかもその精度を容
易な取り付け操作で実現することができる。この状態で
実装装置本体1のクランプスイッチ6(図1参照)を操
作することにより、部品供給部2が実装装置本体1側に
クランプされ、部品供給装置であるパーツカセット7の
一括交換が完了する。
【0075】図14は、そのときの部品供給部2を実装
装置本体1にクランプする状況を示したものである。図
14(a)は、部品供給部2が、実装装置本体1の取り
付け部4に設けられたクランプ用のエアシリンダ97と
エアシリンダ97に取り付けられたクランプレバー98
との上を通過して、所定位置に位置決めされた状態を示
している。その後、実装装置本体1にあるクランプスイ
ッチ6が操作されることにより、図14(b)に示すよ
うに前記エアシリンダ97が伸張し、これによってクラ
ンプレバー98が動作して部品供給部2を実装装置本体
1に押し付け、クランプが完了する。
【0076】なお、部品供給部2がクランプされた前記
の状態において、上述の油圧ジャッキ56の油圧の開閉
を制御する制御シャフト71が最大限押し込まれる結
果、油圧ジャッキ56の油圧が常時解除状態になるよう
ロックされるため、誤って部品供給部2をリフトアップ
して実装装置本体1側に損傷を与えることはない。又、
同じくこのクランプ状態で、図4に示す取り付け部4側
の凹エアジョイント23が部品供給部2側の凸エアジョ
イント39に接続され、又、同じく図4に示す電気信号
授受のコネクタ33には、パーツカセット7の先端部に
設けられた接点78が接続し、これによって実装装置本
体1から部品供給部2へのエアと電気信号との導通が可
能となる。
【0077】次に、実装装置本体1に取り付けられた部
品供給部2を取り外す場合の動作について説明する。こ
の動作は基本的に前記取り付け時の動作の逆となる。す
なわち、取り付け状態にある実装装置本体1のクランプ
スイッチ6を操作して部品供給部2のクランプ状態を解
除し、図13(e)に示すように、部品供給部2のスト
ッパボルト16が取り付け部4の水平ストッパ26に突
き当たるまで、図示のY軸左方向に一段階引き出され
る。ここで油圧ジャッキ56の油圧解除維持のロック状
態が解除されるため、リフトアップペダル42の操作に
よる油圧ジャッキ56の伸張が可能となり、ペダル42
を操作して、図13(f)に示すようにストッパボルト
16が水平ストッパ26の高さをクリアするところまで
部品供給部2をリフトアップする。次にカート3を実装
装置本体1から引き離す図示のY軸左方向に移動させる
ことで、図13(a)に示すように元の状態に戻って取
り外しが完了する。
【0078】ここで、部品供給部2を実装装置本体1に
取り付けた場合の位置決めに関し、前記の例では、部品
供給部2側にV字状溝35とコの字溝36とを、実装装
置本体1側に各位置決めピン29をそれぞれ設けるもの
としているが、本発明がこれに限定されるものではな
い。例えば前記取り付け関係を逆にし、部品供給部2側
に位置決めピン29を、実装装置本体1側に各溝35、
36を設けるようにしても良い。あるいは、前記V字状
溝に関しては、図15(a)に示すように、例えばV字
状溝35の代わりに入口部に円弧形状を持つコの字溝3
5aとし、取り付け部4側からV字状の突起部29aを
嵌め込むことでも、あるいは図15(b)に示すよう
に、部品供給部2側にV字状の突起部35bを設け、取
り付け部4側の2本のピン29bで前記突起を挟んで位
置決めする方式としても良い。
【0079】前記のV字状とは、V字の両傾斜部が必ず
しも直線である必要はなく、相手側部材との間で好まし
くは点接触もしくは線接触の接触部が形成されるもので
あれば、円弧状の傾斜面であってもよい。又、前記の位
置決めピン29は、必ずしも真円の円筒状でなくても、
楕円柱状や、球状、その他の円弧形状を組み合わせたも
のであっても、前記のV字状形状との間で好ましくは点
接触もしくは線接触の接触部が形成されるものであれば
良い。
【0080】一般に、本位置決め部における部品供給部
2と取り付け部4側との接触部の関係は、図15(c)
に示すように、例えばV字状溝35を持つ部品供給部2
を、例えば位置決めピン29を持つ実装装置本体1側に
向けて押し込み力zで押し込んだときに、好ましくは点
接触もしくは線接触の2つの接点43、44が形成さ
れ、その両接点43、44における前記押し込み力zに
対応する分力x、yが、前記実装装置本体1に向かう押
し込み力zに対して実装装置本体1に向かって図示のX
軸両横方向に角度を設けて広がる分力として形成される
ようなものであれば良い。この際、押し込み力zと分力
x,yとのなす角度θは、それぞれ約45°以上とする
ことが位置決めを確実にする上に好ましい。この左右両
横方向に広がる分力x,yの作用により、部品供給部2
を実装装置本体1に向けて押し込んだ際における図示の
X軸左右方向のずれを同時に規制し、位置決めを行う。
図15(c)では、前記押し込み力z及びその分力x、
yは、説明を容易にするためその反力方向に描かれてい
る。なお、図15(d)に示すように、部品供給部2
側、取り付け部4側のいずれかに突起部29d、他方に
これに嵌るV字状溝35dを設け、面接触による横方向
の分力を得て位置決めをすることも可能であり、ここで
言う「2つの接点」には、この図に示すような2つの面
接触の場合をも含めている。
【0081】もう一方の位置決め部であるコの字溝36
(図5参照)は、例えば溝を設けず、平面で相手側の位
置決めピン29、もしくは相手側の平面に当てるもので
あっても、あるいは円弧状部、もしくは凸状部を設け
て、それを相手側のピン29、もしくは平面、もしくは
凸状部に当てるものとしても良い。前記のV字状溝35
の側では、Y軸の前進方向とX軸の左右方向との両方向
の位置決めがされるため、コの字溝36側においては、
部品供給部2を実装装置本体1に押し付けるY軸方向で
ある前進方向の動きを規制できるものであれば良い。コ
の字状溝36側においても、1つの点接触もしくは1つ
の線接触とすることが、位置決めを確実にするために好
ましい。
【0082】なお、本実施の形態においては、部品供給
部2の下面にある基準水平板11を利用して水平方向の
傾きを規制する場合を示しているが、部品供給部2の上
面側を基準とする場合においても、同様に実施すること
ができる。例えば、基準水平板11の上面を、取り付け
部4に設けられた下向きの水平ガイド面に下方から押し
当てることにより水平方向の位置決めをすることであっ
てもよい。
【0083】次に、本発明にかかる第2の実施の形態の
部品供給部一括交換用のカートにつき、図面を参照して
説明する。本実施の形態にかかるカート3は、カート3
に搭載された部品供給部2が、カート3から脱落しない
ように部品供給部2をカート3の搭載部80に固定され
た状態に保つと共に、部品供給部2が実装装置本体1側
に取り付けられた際には、前記のように固定された状態
のカート3が、部品供給部2の位置決めする際の障害と
ならないような緩衝式固定機構を設けるものである。
【0084】上述のように、パーツカセット7を搭載し
た部品供給部2は、質量が50kgから200kgにも
達し、万一脱落したら危険であり、また高価な部品を損
失することになる。本実施の形態にかかるカート3は、
図6を参照して説明したように、リール部8と8aとの
異なる2種類のパーツカセット7を取り付け可能であ
る。この内、図6のリール部8aを備えるパーツカセッ
トを取り付けた場合には、重心位置が図示のY軸の後方
側に移動し、この部品供給部2を単にカート3に載置す
るだけでは脱落の虞が生ずる。本実施の形態ではそれを
防止するための安全機構を提供するものでもある。
【0085】図16は、搭載部80で部品供給部2を支
持する保持アーム81に設けられた前記の緩衝式固定機
構を拡大して示すもので、図のY軸右側が実装装置本体
1に対向する側となる。図において、部品供給部2は、
カート3の保持アーム81に搭載されており、この状態
で部品供給部2の下面の基準水平板11が保持アーム8
1の上面に密着している。本実施の形態にかかる基準水
平板11の位置決め穴38aには雌ねじが設けられてお
り、その位置決め穴38aに、例えば箱型に形成された
保持アーム81の大径貫通孔84と小径貫通孔85とを
それぞれ貫通させた段付きボルト86が締め付けられて
いる。
【0086】大径貫通孔84は、段付きボルト86を貫
通させた後、当該段付きボルト86を締め付けるに必要
なスペースを設けた径を備え、一方、小径貫通孔85の
方は、段付きボルト86の大径部を貫通させて当該大径
部を位置決めするに適切な径を備えると共に、小径貫通
孔85の孔部周囲においては、段付きボルト86のボル
トヘッド87との間でスプリング88を圧縮状態で保持
するための座を形成している。圧縮状態にあるスプリン
グ88は、段付きボルト86を図示のZ軸下方へ付勢
し、これによって段付きボルト86の締め付けられた基
準水平板11を保持アーム81に向けて引張る力を加
え、部品供給部2をその位置に留めてその脱落を防止し
ている。
【0087】なお、図16において、実装装置本体1か
ら離れた側(図の左側)にある位置決め穴38に対して
は、本図では単に位置決めピン83に嵌り込む構造とし
ているが、こちらの方も上述と同様な段付きボルト8
6、スプリング88を用いた緩衝式固定機構とすること
であってもよい。
【0088】前記構成にかかる部品供給部2の緩衝式固
定機構の動作は、部品供給部2に、例えば図16で反時
計回り方向の倒れる力が加わった場合、それが僅かの力
であれば前記スプリング88の付勢力が支えて倒れを防
止し、大きな力が加わった場合にもスプリング88の弾
力でその力を吸収して部品供給部2を元の位置に戻す作
用をする。更なる大きな倒れ力が加わった場合には、ス
プリング88の圧縮限界でスプリング88、段付きボル
ト86のボルトヘッド87、及び保持アーム81が一体
となることから、保持アーム81全体でその倒れ力を支
えるものとなる。
【0089】本構成にかかる緩衝式固定機構を備えた部
品供給部2を実装装置本体1に取り付ける場合の動作
は、部品供給部2が所定位置まで進んでオペレータによ
りカート3の油圧解除グリップ93(図6参照)が操作
され、保持アーム81と共に部品供給部2が下降するこ
とで、部品供給部2の下面にある基準水平板11が部品
実装装置本体1側の取り付け部4の水平ガイド面24
(図4参照)に載置され、これによって部品供給部2の
水平方向の位置決めがされる。この際に、上述の緩衝式
固定機構を備えず、例えば通常のボルトを用いて部品供
給部2を保持アーム81に固定してしまっている場合に
は、部品供給部2の基準水平板11の水平位置が保持ア
ーム81によって規制されていることから、例えばカー
ト3が水平方向に対して傾斜し、カート3に固定された
保持アーム81も傾斜している場合などには、基準水平
板11が水平ガイド面24に密着せず、したがって実装
装置本体1における部品供給部2の水平方向の位置決め
ができないこととなる。
【0090】本実施の形態による緩衝式固定機構によれ
ば、スプリング88の緩衝作用によって基準水平板11
が水平ガイド24に載置された後、保持アーム81は、
スプリング88を圧縮しつつ更に下降可能となるため、
基準水平板11と保持アーム81との間が分離し、これ
によって、例えばカート3が傾斜している場合であって
も基準水平板11が確実に水平ガイド面24に密着す
る。すなわち、本緩衝式固定機構を保持アーム81に設
けることにより、カート3もしくは保持アーム81が、
部品供給部2の位置決め動作に支障を及ぼすことがなく
なる。
【0091】なお、上述の緩衝式固定機構では、段付き
ボルト86を使用するものとしているが、これは部品供
給部2を位置決めし、かつ保持する機構を同ボルト86
が兼ねる構造としているためである。例えば他の少なく
とも2つの位置決めピン83を使用するなどにより、保
持アーム81上での部品供給部2の位置決めが別途なさ
れておれば、部品供給部2を保持アーム81上に押し付
ける力を別途付与してやることで、同様な緩衝機能を果
たすことが可能となる。例えば、部品供給部2とカート
3とを、直接スプリングなどの弾性体で結んで引張り合
う簡単な構成とすることもできる。
【0092】次に、本発明にかかる部品実装装置の第3
の実施の形態につき、図面を参照して説明する。本実施
の形態では、部品供給部2が実装装置本体1にクランプ
された後、カート3を部品供給部2から分離して実装装
置本体1から取り外し可能とし、当該カート3を、例え
ば同じ実装装置本体1のもう一方の取り付け部4に別の
部品供給部2を取り付けるために使用するなど、カート
3の有効利用を可能にするものである。
【0093】図1において、実装装置本体1に取り付け
状態にある部品供給部2aには、カート3aが固定され
たままの状態で示されている。これは、上述のように、
本発明にかかるカート3では、中央部分の空いたスペー
スを利用して、部品供給用の収納テープやその被覆テー
プ等を回収する回収ボックス9や、パーツカセット7の
リール部8を収納するリールホルダ8を設けることがで
きるようにしたため、これらを有効利用しているためで
ある。これらの回収ボックス9やリールホルダ8を設け
ることなく、カート3を着脱可能式とした方が、上述の
ようにカート3をより有効に使用できる場合もある。
【0094】本実施の形態にかかるカート3は、このよ
うな目的に沿ってカート3を実装装置本体1側から着脱
可能とするもので、このためには、カート3を実装装置
本体1から引き離す際に、部品供給部2とともに実装装
置本体1側に固定される構成要素と緩衝することになる
障害物を撤去し、これによってカート3のみの引き出し
を可能にしなければならない。前記のような障害物とな
る要素は、リールホルダ9と回収ボックス10のほかに
は、図10に示すカート3の正面図において、両昇降ロ
ッド53に固定された連結バー89と、連結バー89に
固定された一対の保持アーム81とからなる搭載部80
がある。
【0095】保持アーム81は、昇降ロッド53に直接
固定することにより障害要素から除くことができ、ま
た、これによって連結バー89も不要となるため、これ
らの撤去は可能である。但し、この際には、固定フレー
ム51と昇降ロッド53がフレーム部40のみによって
固定されるものとなるため、強度不足を補う対応が必要
であるが、例えば固定フレーム51のフレーム部40と
の取り付け部の強化や、昇降ロッド53の剛性アップを
図るなど、その対応は比較的容易である。その他の機
構、構成は、先の第1の実施の形態と同様のままでよ
く、前記のような対応により、部品供給部2を実装装置
本体1に取り付けた後のカート3を撤去し、これを他に
有効利用することが可能となる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる部
品実装装置の部品供給部一括交換用カートの実施によ
り、昇降駆動部を低床に収め、カートの両縁部に一対の
昇降部を設けたことから、カートの中央部分に十分なス
ペースを設けることができ、このスペースを利用して、
部品収納テープを巻いたパーツカセットのリール部を収
納するリールホルダや、部品収納テープや同テープの部
品収納部をカバーする剥離可能な被覆テープなどを使用
後に回収可能な回収ボックスなどを設けることができ、
部品実装装置全体の敷地面積を減らすことが可能にな
る。前記効果を、昇降部に直線摺動用のベアリングやレ
ール等の高価な機構を用いることなく実現することがで
きる。
【0097】更に、部品供給部一括交換用カートに搭載
された部品供給部の昇降動作において、実装装置本体か
ら分離している時にはその下降動作を規制し、実装装置
本体に取り付けられているときにはその上昇動作を規制
することで、部品供給部の急激な降下や、不用意な上昇
による実装装置本体の損傷などが排除でき、安全な操作
が確保される。
【0098】更に、本発明にかかる部品供給部の位置決
め機構の実施により、部品供給部を実装装置本体側の取
り付け部に押し付ける一方向のクランプ力だけで所定位
置への繰返しの高度な位置決めを容易に実施することが
できる。
【0099】更に、本発明にかかる部品供給部を部品供
給部一括交換用カートに分離可能に固定する緩衝式固定
機構の実施により、部品供給部の脱落を防ぎ、部品供給
部の水平方向の位置決めに障害を及ぼすことがない。こ
の機能を有する事によって、部品供給部への部品供給装
置の搭載台数と共に前後に変動する重心バランスに左右
されることなく、常にカート上での部品供給部の安定し
た状態を保つことを可能とする。
【0100】そして、本発明にかかる部品供給部一括交
換用カートを部品供給部から切り離し、実装装置本体か
ら分離可能とすることにより、部品供給部が実装装置本
体に取り付けられている間、当該カートを有効利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる実施形態の部品供給部一括交
換用カートを適用した部品実装装置本体の斜視図であ
る。
【図2】 本発明にかかる実施の形態の一括交換用の部
品供給部を示す斜視図である。
【図3】 本発明にかかる実施の形態の一括交換用の部
品供給部に取り付けられるパーツカセットの一例を示す
側面図である。
【図4】 本発明にかかる実施の形態の一括交換用の部
品供給部と部品供給部の取付け台とを示す斜視図であ
る。
【図5】 図2に示す一括交換用の部品供給部の下面図
である
【図6】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部一括
交換用カートを示す側面図である。
【図7】 図6に示す部品供給部一括交換用カートの部
分拡大断面図である。
【図8】 図6に示す部品供給部一括交換用カートの部
分拡大断面図である。
【図9】 図6に示す部品供給部一括交換用カートの部
分断面を含む平面図である。
【図10】 図6、図9に示す部品供給部一括交換用カ
ートの正面図である。
【図11】 図9に示す部品供給部一括交換用カートの
部分拡大図である。
【図12】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部一
括交換用カートに使用される油圧ジャッキの油圧解除制
御機構を示す説明図である。
【図13】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部を
部品実装装置本体に取付る際の動作を示す説明図であ
る。
【図14】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部を
部品実装装置本体にクランプする状態を示す説明図であ
る。
【図15】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部の
位置決め機構を示す説明図である。
【図16】 本発明にかかる実施の形態の部品供給部一
括交換用カートに備えられる部品供給部を固定する緩衝
式固定機構を示す部分断面図である。
【図17】 従来技術にかかる部品供給部一括交換用カ
ートを適用した部品実装装置本体の斜視図ある。
【図18】 従来技術にかかる部品供給部一括交換用カ
ートの斜視図である。
【図19】 従来技術にかかる部品供給部の下面図であ
る。
【符号の説明】
1.部品実装装置本体、 2.部品供給部、 3.部品
供給部一括交換用カート、 4.取り付け台、 7.パ
ーツカセット、 8.リール部、 9.リールホルダ、
10.回収ボックス、 11.基準水平板、 12.
交換プレート、13.ガイドプレート、 16.ストッ
パボルト、 21.エンドプレート、22.アームプレ
ート、 24.水平ガイド面、 26.水平ストッパ、
28.垂直ストッパ、 29.位置決めピン、 3
5.V字状溝、 36.コの字溝、 38.位置決め
穴、 40.フレーム部、 42.ペダル、 50.昇
降部、 51.固定フレーム、 52.ガイドローラ
ー、 53.昇降ロッド、55.昇降駆動部、 56.
油圧ジャッキ、 57.ジャッキ側レバー、 58.シ
ャフト、 60.ロッド側レバー、 62.リフトアッ
プレバー、 66.油圧解除レバー、 69.制御レバ
ー、 70.緩衝スプリング、 71.制御シャフト、
72.制御ブラケット、 80.搭載部、 81.保
持アーム、83.位置決めピン、 86.段付きボル
ト、 87.ボルトヘッド、 88.スプリング、 8
9.連結バー、 90.操作部、 91.ハンドルフレ
ーム、93.油圧解除グリップ、 94.油圧解除ワイ
ヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壁下 朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 AA18 AA21 CC02 CC07 DD01 DD02 DD14 DD21 DD32 DD34 DD35 DD50 EE24 EE35 FF01 FG02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品供給装置が搭載可能な一括交
    換用の部品供給部を、着脱可能に保持して部品実装装置
    の取り付け部に接離し、前記部品供給部を昇降させて前
    記部品供給部を前記取り付け部に取り付け、もしくは前
    記取り付け部から前記部品供給部を取り外す部品供給部
    一括交換用カートにおいて、 前記部品供給部を保持する搭載部と、 前記搭載部を支持して昇降させる一対の昇降部と、 前記一対の昇降部を同期して昇降させる昇降駆動部とを
    備え、 前記搭載部と、前記一対の昇降部と、前記昇降駆動部と
    の間に、多用途に利用可能なスペースを備えていること
    を特徴とする部品供給部一括交換用カート。
  2. 【請求項2】 前記スペースに、前記部品供給装置の部
    品収納テープを巻き取ったリールが収納可能なリールホ
    ルダと、前記部品収納テープもしくは部品収納テープを
    覆う被覆テープを回収する回収ボックスとのいずれか一
    方もしくは双方を備えていることを特徴とする、請求項
    1に記載の部品供給部一括交換用カート。
  3. 【請求項3】 前記昇降駆動部が、油圧ジャッキと、前
    記油圧ジャッキの伸縮動作を前記一対の昇降部に同期し
    て伝達するレバー機構とを備えていることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の部品供給部一括交換
    用カート。
  4. 【請求項4】 前記レバー機構が、前記油圧ジャッキの
    伸縮のストークを前記一対の昇降部に拡大して伝達する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の部品供給部一括交
    換用カート。
  5. 【請求項5】 前記レバー機構が、前記油圧ジャッキの
    伸縮を揺動に変換する第1のレバーと、前記第1のレバ
    ーを軸支する回転自在なシャフトと、一端が前記シャフ
    トに軸支され、他端が前記昇降部を昇降させる、前記シ
    ャフトの軸方向両端末近傍に固定された一対の第2のレ
    バーとから構成されていることを特徴とする、請求項3
    又は請求項4に記載の部品供給部一括交換用カート。
  6. 【請求項6】 前記一対の昇降部の各々が、 前記昇降駆動部の駆動により昇降する昇降ロッドと、 前記昇降ロッドを昇降可能に支持する摺動軸受を備えた
    固定フレームとから構成され、 前記昇降ロッドが、前記昇降する方向の長手方向に沿っ
    た外周部に、一対の第1の係合部を有し、 前記摺動軸受が、前記各固定フレームに回転自在に固定
    された少なくとも3つのガイドローラからなり、 前記少なくとも3つのガイドローラは、前記昇降ロッド
    の一対の第1の係合部のいずれかに係合可能な第2の係
    合部を各ガイドローラの軸に沿った断面にそれぞれ有
    し、 前記少なくとも3つのガイドローラが、前記昇降ロッド
    の昇降方向に対して両側に互い違いに配設されて前記第
    2の係合部を前記昇降ロッドの一対の第1の係合部のい
    ずれかに係合させることにより、前記昇降ロッドを両側
    から挟持して規制すると共に昇降を案内することを特徴
    とする、請求項1から請求項5のいずれか一に記載の部
    品供給部一括交換用カート。
  7. 【請求項7】 前記昇降ロッドの軸に垂直な断面におけ
    る前記一対の第1の係合部の形状と、前記ガイドローラ
    の軸に沿った断面における前記第2の係合部の形状との
    内、いずれか一方が凸状に、いずれか他方が凹状に形成
    されていることを特徴とする、請求項6に記載の部品供
    給部一括交換用カート。
  8. 【請求項8】 前記昇降駆動部の昇降動作が、前記部品
    供給部を前記部品実装装置の取り付け部に接離する際の
    前記部品供給部と前記部品実装装置との間の接近距離に
    応じて規制される安全機構が設けられていることを特徴
    とする、請求項1から請求項7のいずれか一に記載の部
    品供給部一括交換用カート。
  9. 【請求項9】 前記安全機構は、当該一括交換用カート
    が部品実装装置と離れた距離にあるときには、部品供給
    部の下降動作を規制し、前記取り付け部に前記部品供給
    部が取り付けられた状態にあるときには、前記部品供給
    部の上昇動作を規制するものであることを特徴とする、
    請求項8に記載の部品供給部一括交換用カート。
  10. 【請求項10】 前記安全機構が、前記部品供給部と前
    記部品実装装置との接近距離に応じて動作する可動機構
    からなり、 前記可動機構が、前記部品供給部の上昇動作及び下降動
    作の駆動源である油圧ジャッキの油圧を解除する油圧解
    除レバーの動きを、 前記部品実装装置から離れた位置において油圧を解除す
    る方向への動作を規制する第1の状態と、 前記部品実装装置に所定距離接近した位置において自由
    な動作を許容する第2の状態と、 前記部品実装装置に最接近した位置において油圧を解除
    する方向のままで規制する第3の状態とのいずれかの状
    態に保つことにより、前記部品供給部の上昇動作、もし
    くは下降動作が規制されることを特徴とする、請求項8
    又は請求項9に記載の部品供給部一括交換用カート。
  11. 【請求項11】 前記油圧解除レバーを油圧解除する方
    向へ動作させるための油圧解除用のワイヤの一部に、油
    圧解除する方向への前記油圧解除レバーの動作が規制さ
    れた状態で前記油圧解除ワイヤが操作された際には、そ
    の操作力を吸収する弾性体が取り付けられていることを
    特徴とする、請求項10に記載の部品供給部一括交換用
    カート。
  12. 【請求項12】 前記搭載部が、前記部品供給部の当該
    搭載部からの脱落を防止し、かつ前記部品供給部を前記
    取り付け部に位置決めする際には、前記部品供給部と前
    記搭載部との分離を許容する緩衝式固定機構を備えてい
    ることを特徴とする、請求項1から請求項11に記載の
    部品供給部一括交換用カート。
  13. 【請求項13】 前記緩衝式固定機構が、前記搭載部で
    部品供給部を搭載して保持する保持アームを貫通して前
    記部品供給部下面に締結されるボルトと、前記ボルトの
    ボルトヘッドと前記保持アームとの間に挟持されるスプ
    リングとにより構成され、前記スプリングの付勢力によ
    り、前記ボルト締結部において前記部品供給部に下向き
    の力を加えて保持するものであることを特徴とする、請
    求項12に記載の部品供給部一括交換用カート。
  14. 【請求項14】 前記部品供給部を前記部品実装装置の
    取り付け部に取り付けた後、当該部品供給部から分離さ
    れ、部品実装装置から着脱可能としたことを特徴とす
    る、請求項1から請求項13のいずれか一に記載の部品
    供給部一括交換用カート。
  15. 【請求項15】 複数の部品供給装置が搭載可能な部品
    供給部を、部品実装装置の取り付け部に取り付ける際
    に、当該部品供給部を前記取り付け部に位置決めする部
    品供給部の位置決め機構であって、 前記部品供給部を前記取り付け部に載置することによ
    り、前記部品供給部を略水平である第1の面に位置決め
    をする第1の位置決め手段と、 前記第1の面に位置決めされた状態で、前記第1の面に
    直交する略鉛直面となる第2の面にある前記取り付け部
    に前記部品供給部を押し当てることにより、前記部品供
    給部を前記第2の面に位置決めする第2の位置決め手段
    とを備え、 前記第2の位置決め手段が更に、前記第1の面と前記第
    2の面とが交わる線に平行な方向の前記部品供給部の移
    動を規制する第3の位置決め手段を備えていることを特
    徴とする部品供給部の位置決め機構。
  16. 【請求項16】 前記第1の位置決め手段が、略矩形状
    である前記部品保持部の下面で対向する一対の辺の縁近
    傍の各平坦部と、前記各平坦部を載置して支持する前記
    取り付け部に設けられた一対の水平ガイド面とにより構
    成されていることを特徴とする、請求項15に記載の部
    品供給部の位置決め機構。
  17. 【請求項17】 前記第2の位置決め手段が、前記部品
    供給部と前記取り付け部との間で接触する少なくとも2
    つの接触部により構成され、前記少なくとも2つの接触
    部の内のいずれか一方が、前記接触部に前記部品供給部
    を押し付けた際に、前記押し付け力に対応する分力が前
    記押し付け力に対して角度を設けて広がる方向に発生
    し、この押し付け力に対する分力が、前記第1の面と前
    記第2の面とが交わる線に平行な方向の前記部品供給部
    の移動を規制する前記第3の位置決め手段となることを
    特徴とする、請求項15に記載の部品供給部の位置決め
    機構。
  18. 【請求項18】 前記第3の位置決め手段を備える方の
    前記第2の位置決め手段の接触部において接触する前記
    部品供給部と前記取り付け部とのいずれか一方には、V
    字状溝もしくは円弧状突出部が設けられ、いずれか他方
    には、前記いずれか一方のV字状溝と係合する円弧状突
    出部、もしくは前記いずれか一方の円弧状突出部と係合
    するV字状溝が設けられていることを特徴とする、請求
    項17に記載の部品供給部の位置決め機構。
  19. 【請求項19】 前記第3の位置決め手段を備えていな
    い方の前記第2の位置決め手段の接触部において接触す
    る前記部品供給部と前記取り付け部とのいずれか一方
    は、面又は凸状部が形成され、いずれか他方は、前記い
    ずれか一方の面又は凸状部と接触する面又は凸状部が形
    成されていることを特徴とする、請求項17又は請求項
    18に記載の部品供給部の位置決め機構。
  20. 【請求項20】 前記第1の位置決め手段による部品供
    給部の位置決めに際し、前記部品供給部を前記第2の面
    に向けて前進させ、所定位置において前記部品供給部の
    前進を規制する第1のガイド機構と、 前記所定位置まで前進した部品供給部を下降させて前記
    取り付け部の支持部に載置するよう案内する第2のガイ
    ド機構と、 前記取り付け部の支持部に載置された前記部品供給部
    を、再度前記第2の面に向けて前進するよう案内する第
    3のガイド機構と、 前記部品供給部を前記取り付け部から取り外す際に、前
    記部品供給部の後退する動きを所定位置で規制する第4
    のガイド機構と、を備えていることを特徴とする、請求
    項15から請求項19のいずれか一に記載の部品供給部
    の位置決め機構。
  21. 【請求項21】 前記第1の位置決め手段が、前記部品
    供給部の下面を前記取り付け部の支持部に載置する代わ
    りに、前記部品供給部の上面を前記取り付け部の下方に
    向けて設けられた支持部に押し付けることにより、前記
    部品供給部を略水平である第1の面に位置決めをするも
    のであることを特徴とする、請求項15に記載の部品供
    給部の位置決め機構。
  22. 【請求項22】 部品供給部を部品実装装置の取り付け
    部に取り付ける際の部品供給部の位置決め方法であっ
    て、 前記部品供給部を前記取り付け部に向けて前進させ、所
    定位置まで前進した後その前進を規制し、その後、前記
    部品供給部を前記部品取り付け部に向けて下降させて載
    置することにより、部品供給部を略水平である第1の面
    に位置決めする第1の位置決めステップと、 前記取り付け部に載置されて前記第1の面に位置決めさ
    れた前記部品供給部を再度前記前進方向に前進させた
    後、所定位置でその前進を規制することにより、前記第
    1の面に直交する略鉛直の第2の面に位置決めする第2
    の位置決めステップとなからなり、 前記第2の位置決めステップにおいて部品供給部の前進
    を規制する際に、前記第1の面と前記第2の面とが交わ
    る線に平行な方向の前記部品供給部の動きを同時に規制
    することを特徴とする部品供給部の位置決め方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の位置決めステップにおける
    前進が規制される直前までは、部品供給部を下降させる
    動きを規制し、 前記第2の位置決めステップにおける前進が規制された
    以降は、前記部品供給部を上昇させる動きを規制するこ
    とを特徴とする、請求項22に記載の部品供給部の位置
    決め方法。
JP2000098356A 1999-12-07 2000-03-31 部品供給部一括交換用カート Expired - Fee Related JP4429465B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000098356A JP4429465B2 (ja) 1999-12-07 2000-03-31 部品供給部一括交換用カート
US10/149,064 US7066704B2 (en) 1999-12-07 2000-12-07 Component feeder exchange cart, and mechanism and method for positioning component feeder
PCT/JP2000/008640 WO2001043522A1 (fr) 1999-12-07 2000-12-07 Chariot echangeur d'alimentation de composant, mecanisme et procede de positionnement de dispositif d'alimentation de composant
CNB008167265A CN1239062C (zh) 1999-12-07 2000-12-07 部件供给部交换用小车
EP00979955A EP1251725A4 (en) 1999-12-07 2000-12-07 COMPONENT FEED EXCHANGER TROLLEY, MECHANISM AND METHOD FOR POSITIONING COMPONENT FEEDING DEVICE

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34758399 1999-12-07
JP11-347583 1999-12-07
JP2000098356A JP4429465B2 (ja) 1999-12-07 2000-03-31 部品供給部一括交換用カート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001230589A true JP2001230589A (ja) 2001-08-24
JP4429465B2 JP4429465B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=26578550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000098356A Expired - Fee Related JP4429465B2 (ja) 1999-12-07 2000-03-31 部品供給部一括交換用カート

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7066704B2 (ja)
EP (1) EP1251725A4 (ja)
JP (1) JP4429465B2 (ja)
CN (1) CN1239062C (ja)
WO (1) WO2001043522A1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512206A (ja) * 2003-11-20 2007-05-17 フィーコ ビー.ブイ. 電子部品を載せた担体を処理するための装置の製品関連調整を行うデバイスおよび方法
JP2007335644A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Yamaha Motor Co Ltd 部品供給装置の取付構造
JP2007335645A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Yamaha Motor Co Ltd 部品供給装置の取付構造
WO2008038784A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-03 Yamaha Motor Co., Ltd. Structure de maintien d'un appareil de distribution de composant, et appareil de montage en surface
JP2009071029A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Panasonic Corp 部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車
JP2009071030A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Panasonic Corp 部品実装用装置の台車位置決め機構
JP2009238821A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2009302146A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品供給装置
JP2010153439A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 I-Pulse Co Ltd 表面実装機
JP2012099689A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Panasonic Corp 部品供給装置および部品実装装置
JP2012119550A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Panasonic Corp パーツフィーダ交換用台車
WO2015166538A1 (ja) * 2014-04-28 2015-11-05 富士機械製造株式会社 管理装置
JP2020165793A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社ケーヒン 位置検出装置
WO2024069860A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 株式会社Fuji 部品供給ユニット及び部品実装機
JP7496545B2 (ja) 2020-05-20 2024-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動体、搬送装置、及び部品実装システム

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3552810B2 (ja) * 1995-09-27 2004-08-11 松下電器産業株式会社 部品供給部の部品一括交換方法と装置
TWI289418B (en) * 2002-12-10 2007-11-01 Assembleon Nv A feeder cart used to integrate feeder mechanisms and surface mount machines of varying types
JP4533049B2 (ja) * 2004-09-02 2010-08-25 キヤノン株式会社 画像読取装置
CN1993035B (zh) * 2005-12-28 2011-04-13 富士机械制造株式会社 托盘式元件供给装置以及元件安装系统
JP4818860B2 (ja) * 2006-09-19 2011-11-16 Juki株式会社 部品実装機のパーツフィーダ位置決め装置
CN103734664B (zh) * 2011-12-31 2015-10-28 肇庆市京欧机械制造有限公司 曲料吸取机构
EP2827692B1 (en) * 2012-03-13 2018-07-18 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Component mounting device feeder management system
CN103894872B (zh) * 2014-03-28 2016-05-04 燕山大学 大工件180度翻转变位机
JP6432036B2 (ja) * 2014-10-27 2018-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置
CN107006141B (zh) * 2014-12-03 2019-07-23 株式会社富士 带式供料器
CN104494662A (zh) * 2015-01-26 2015-04-08 南通双弘纺织有限公司 一种纺织工具车
US9902415B2 (en) * 2016-02-15 2018-02-27 Lam Research Corporation Universal service cart for semiconductor system maintenance
US10356970B2 (en) * 2016-02-23 2019-07-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Feeder exchanging carriage
JP6561317B2 (ja) * 2016-06-01 2019-08-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システム
TWI694753B (zh) 2016-07-21 2020-05-21 創新服務股份有限公司 精密組裝機
CN107665834B (zh) * 2016-07-29 2023-01-06 创新服务股份有限公司 精密组装机
CN108381270A (zh) * 2018-05-16 2018-08-10 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种柔性精确料架
WO2019229824A1 (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社Fuji テープフィーダ
DE102019130028B4 (de) * 2019-11-07 2021-09-16 Asm Assembly Systems Gmbh & Co. Kg Handhabung von Förderer-Handwagen

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2604216B2 (ja) * 1988-11-14 1997-04-30 三洋電機株式会社 部品供給装置の段取り替え方法及び電子部品自動装着装置
US4969794A (en) * 1989-09-29 1990-11-13 Larsen Kurt K Portable pallet truck
US5144369A (en) * 1991-09-10 1992-09-01 Xerox Corporation Developer unit alignment, removal and interchange system
JPH05299887A (ja) * 1992-04-23 1993-11-12 Toshiba Corp 部品実装装置
JP3162213B2 (ja) * 1992-12-04 2001-04-25 松下電器産業株式会社 実装機の部品交換装置
DE4306493A1 (de) * 1993-03-03 1994-09-08 Genkinger Hebe Foerdertech Verfahren und Vorrichtung zum Parallelrichten eines Transportwagens
JP3236729B2 (ja) * 1994-02-09 2001-12-10 ヤマハ発動機株式会社 実装機のテープ回収装置
JP3552810B2 (ja) * 1995-09-27 2004-08-11 松下電器産業株式会社 部品供給部の部品一括交換方法と装置
US6068104A (en) * 1997-11-26 2000-05-30 Jenoptik Aktiengesellschaft Device for securing a moving object at a destination
US6454512B1 (en) * 1999-03-18 2002-09-24 Pri Automation, Inc. Person-guided vehicle

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512206A (ja) * 2003-11-20 2007-05-17 フィーコ ビー.ブイ. 電子部品を載せた担体を処理するための装置の製品関連調整を行うデバイスおよび方法
JP2007335644A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Yamaha Motor Co Ltd 部品供給装置の取付構造
JP2007335645A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Yamaha Motor Co Ltd 部品供給装置の取付構造
WO2008038784A1 (fr) * 2006-09-29 2008-04-03 Yamaha Motor Co., Ltd. Structure de maintien d'un appareil de distribution de composant, et appareil de montage en surface
JP2009071029A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Panasonic Corp 部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車
JP2009071030A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Panasonic Corp 部品実装用装置の台車位置決め機構
JP2009238821A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置
JP2009302146A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品供給装置
JP2010153439A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 I-Pulse Co Ltd 表面実装機
JP2012099689A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Panasonic Corp 部品供給装置および部品実装装置
JP2012119550A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Panasonic Corp パーツフィーダ交換用台車
WO2015166538A1 (ja) * 2014-04-28 2015-11-05 富士機械製造株式会社 管理装置
JP2020165793A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社ケーヒン 位置検出装置
JP7311997B2 (ja) 2019-03-29 2023-07-20 日立Astemo株式会社 位置検出装置
JP7496545B2 (ja) 2020-05-20 2024-06-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動体、搬送装置、及び部品実装システム
WO2024069860A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 株式会社Fuji 部品供給ユニット及び部品実装機

Also Published As

Publication number Publication date
CN1239062C (zh) 2006-01-25
US7066704B2 (en) 2006-06-27
CN1408198A (zh) 2003-04-02
WO2001043522A1 (fr) 2001-06-14
EP1251725A4 (en) 2004-08-25
US20030116934A1 (en) 2003-06-26
EP1251725A1 (en) 2002-10-23
JP4429465B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001230589A (ja) 部品供給部一括交換用カート、並びに部品供給部の位置決め機構と位置決め方法
JP4670787B2 (ja) 電子部品実装装置及びパーツフィーダ交換用台車
JPWO2005081611A1 (ja) 支持ピン把持装置および基板支持装置
US11765876B2 (en) Exchange device
CN115488466B (zh) 一种电源适配器电容排列焊接机
JP2009071029A (ja) 部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車
JP4316325B2 (ja) 部品実装機用架台及び部品実装機
JP2003179387A (ja) 部品供給部一括交換用カート
JP4478586B2 (ja) 部品供給装置の移動装置
EP3809809B1 (en) Exchange device
JP4306577B2 (ja) 電子部品供給装置
JPH0419979A (ja) 接続器
JP4831029B2 (ja) 部品実装用装置の台車位置決め機構
WO2024069860A1 (ja) 部品供給ユニット及び部品実装機
CN216470144U (zh) 提手组件及具有其的防护装置
JP6263865B2 (ja) 着脱装置およびロボット
JP3848872B2 (ja) 電子部品装着装置
CN206005034U (zh) Pcb上板装置以及pcb镀金手指设备
JP4216086B2 (ja) 電子部品搭載装置用カセット支持装置
JP2861786B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP2006054368A (ja) 実装装置
JP2005015070A (ja) 部品供給部交換用カート、及び部品実装装置
JP3522131B2 (ja) 産業ロボット装置
CN115255885A (zh) 发动机组装用上料产线及上料方法
CN115570801A (zh) 机壳与加强筋柔性组装生产线

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees