JP2001230277A - 電子部品のボンディング装置および調心機構 - Google Patents

電子部品のボンディング装置および調心機構

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JP2001230277A
JP2001230277A JP2000039573A JP2000039573A JP2001230277A JP 2001230277 A JP2001230277 A JP 2001230277A JP 2000039573 A JP2000039573 A JP 2000039573A JP 2000039573 A JP2000039573 A JP 2000039573A JP 2001230277 A JP2001230277 A JP 2001230277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ならい動作時に電子部品の片当たりが発生せ
ず、ボンディング品質を確保することができる電子部品
のボンディング装置、およびボンディング装置のチルト
機構における調心機構を提供することを目的とする。 【解決手段】 圧着ヘッド11により電子部品6を基板
5にボンディングするボンディング装置において、圧着
ヘッド11を、下面が円弧面23,43である固定ブロ
ック20,40と、上面がこの円弧面に当接して回動す
る可動ブロック41,42とよってチルト可能に構成す
る。円弧面23,43にはマグネット29A,29B、
および49A,49Bがそれぞれ相互に引磁力が作用す
るように埋設されており、円弧面23,43にエアが吐
出された状態では、可動ブロック41,42は固定ブロ
ック20,40に対して自動的に位置合わせされ、吸着
ツール65が正しい姿勢にある状態でならい動作を行わ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンプ付き電子部
品などの電子部品を基板にボンディングする電子部品の
ボンディング装置およびこのボンディング装置に用いら
れる調心機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バンプ付き電子部品は下面に多数のバン
プを有しており、これらのバンプのすべてが基板の回路
パターンの電極に均等に圧着されることにより、正しく
基板に実装される。しかし実際にはバンプの高さにはば
らつきがあり実装点ごとに基板表面の傾きがわずかに異
なっているため、吸着ツールの下面と各実装点における
基板の上面の平行度もばらついている。このため、吸着
ツールでバンプ付き電子部品を基板に押しつける際に、
一部のバンプに力が偏るなどして圧着むらが生じやす
い。
【0003】この圧着むらを少なくするために、チルト
機構を供えた圧着ヘッドを用い平行度のばらつきを吸収
する方法が用いられている。このチルト機構は、円弧面
状の回動面を介して当接する固定ブロックと可動ブロッ
クとで圧着ヘッドを構成し、可動ブロックに圧着ツール
を設けるものである。これにより、圧着ツールによって
電子部品を押圧する際の平行度にばらつきがあっても、
可動ブロックの固定ブロックに対する相対変位が許容さ
れることによりこのばらつきは吸収される。すなわち、
可動ブロックは基板の平行度に応じて変位するならい動
作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】チルト機構ではスムー
ズな回動を得るため、回動面にはエアが圧入される。こ
のエアにより、回動面にはエア膜が形成され2つの当接
面は直接接触せずに浮いた状態で相対運動をする。そし
てこの状態で圧着ヘッドに上述のならい動作を行わせ
る。ところが、ならい動作を行わせるために回動面にエ
アの圧入を開始した状態では、一般に可動ブロックの固
定ブロックに対する相対位置は一定しておらず、エア圧
入前に可動ブロックが固定ブロックに対して既に回動面
での位置ずれがある場合には、この位置ずれはエア圧入
後においてもそのまま保たれる。
【0005】このような状態からならい動作を開始して
圧着ツールに電子部品を吸着させ基板に押圧すると、電
子部品は傾いた状態で基板に対して当接する。このため
当接時に電子部品の端面が片当たりし、この端面付近の
バンプが先につぶされてしまうというボンディング品質
上の不具合が発生していた。
【0006】そこで本発明は、ならい動作時に電子部品
の片当たりが発生せず、ボンディング品質を確保するこ
とができる電子部品のボンディング装置、およびボンデ
ィング装置のチルト機構における調心機構を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
のボンディング装置は、圧着ヘッドにより電子部品を基
板に押圧してボンディングする電子部品のボンディング
装置であって、前記圧着ヘッドが、その下面が円弧面で
ある固定ブロックと、その上面がこの円弧面に当接して
この円弧面に沿って回動する可動ブロックと、この可動
ブロックの下方にあって電子部品に当接して押圧する圧
着ツールと、前記固定ブロックに対する可動ブロックの
回動を許容・禁止する回動制御手段と、前記回動が許容
された状態で可動ブロックの固定ブロックに対する相対
位置を設定位置に自動復帰させる位置復帰手段とを備え
た。
【0008】請求項2記載の電子部品のボンディング装
置は、請求項2記載の電子部品のボンディング装置であ
って、前記位置復帰手段は、前記固定ブロックおよびま
たは可動ブロックに設けられた磁性体である。
【0009】請求項3記載の調心機構は、電子部品のボ
ンディング装置におけるチルト機構に用いられる調心機
構であって、円弧面を有する固定ブロックと、この円弧
面に当接してこの円弧面に沿って回動する可動ブロック
と、前記固定ブロックに対する可動ブロックの回動を許
容・禁止する回動制御手段と、前記回動が許容された状
態で可動ブロックの固定ブロックに対する相対位置を設
定位置に自動復帰させる位置復帰手段とを備えた。
【0010】請求項4記載の調心機構は、請求項3記載
の調心機構であって、前記設定位置復帰手段は、前記固
定ブロックおよびまたは可動ブロックに設けられた磁性
体である。
【0011】本発明によれば、圧着ヘッドを構成する固
定ブロックと可動ブロックとの回動を許容・禁止する回
動制御手段と、回動が許容された状態で可動ブロックの
固定ブロックに対する相対位置を設定位置に自動復帰さ
せる位置復帰手段とを備えることにより、吸着ツールが
正しい姿勢にある状態でならい動作を開始させることが
でき、片当たりによるボンディング不良が発生しない。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態の電
子部品のボンディング装置の斜視図、図2は同電子部品
のボンディング装置の圧着ヘッドの部分正面図、図3は
同電子部品のボンディング装置の圧着ヘッドの部分側面
図、図4は同電子部品のボンディング装置のフラットニ
ングステージの断面図、図5は同電子部品のボンディン
グ装置のチルト機構に用いられた調心機構の動作説明
図、図6は同電子部品のボンディング装置の動作説明図
である。
【0013】まず、図1を参照して電子部品のボンディ
ング装置の全体構造を説明する。図1において、基台1
上には可動テーブル2が配設されている。可動テーブル
2はY軸モータ3aを備えたY軸テーブル3上にX軸モ
ータ4aを備えたX軸テーブル4を載置して構成されて
いる。X軸テーブル4上には基板5および電子部品6の
供給部7が配設されている。Y軸テーブル3上のX軸テ
ーブル4の手前側にはフラットニングステージ70が配
設されている。
【0014】基台1上には、フレーム8が立設されてい
る。フレーム8の上部には、モータ10を備えたヘッド
昇降テーブル9が装着されている。ヘッド昇降テーブル
9の下端部には圧着ヘッド11が装着されている。モー
タ10が駆動することにより圧着ヘッド11は上下動
し、圧着ヘッド11の先端部に装着された吸着ツールに
よりバンプ付きの電子部品6を真空吸着する。圧着ヘッ
ド11の上下動と、可動テーブル2の水平移動を組み合
わせることにより、圧着ヘッド11は供給部7より電子
部品6を真空吸着してピックアップし、電子部品6のバ
ンプ6aを基板5の電極5a上に圧着する(図2、図3
参照)。この圧着動作に先だって、必要に応じ圧着ヘッ
ド11に保持した電子部品6をフラットニングステージ
70に対して押圧し、バンプ6aの高さを均一にするフ
ラットニング動作が行われる。
【0015】図1において、フレーム8の側面には、認
識装置12が設けられている。認識装置12は水平方向
にスライド可能なスライドアーム13を備えており、ス
ライドアーム13の先端部にはカメラ14が装着されて
いる。カメラ14は上下両方向が認識可能となってお
り、スライドアーム13が前進して圧着ヘッド11の直
下に位置することにより、圧着ヘッド11に保持された
電子部品6の下面および基板5のパターン面を認識す
る。
【0016】次に、図2、図3を参照して、圧着ヘッド
11の構造を説明する。図2において、ヘッド昇降テー
ブル9の下端部には、第1の固定ブロック20が結合さ
れている。第1の固定ブロック20の下面はX方向に上
凹状に湾曲するX円弧面23となっている。第1の固定
ブロック20のX円弧面23には、第1の可動ブロック
21の円弧状の上凸面が当接しており、第1の可動ブロ
ック21はX円弧面23に沿って第1の固定ブロック2
0に対して回動する(図2の矢印aを参照)。
【0017】第1の固定ブロック20のX円弧面23の
中心位置には、磁性体であるマグネット29Aが埋設さ
れており、第1の可動ブロック21の上凸面の中心位置
には、同じく磁性体であるマグネット29Bが埋設され
ている。マグネット29Aとマグネット29Bは同一幅
を有する形状で設けられており、これらのマグネット2
9A,29Bは相異なる極がX円弧面23上で対向する
ように(図5参照)、すなわち相互に引磁力が作用する
ように配置されている。この引磁力により、第1の可動
ブロック21は第1の固定ブロック22に保持される。
【0018】図3において、第1の可動ブロック21の
下部には、第2の固定ブロック40が固定されている。
第2の固定ブロック40の下面は、Y方向に上凹状に湾
曲するY円弧面43になっている。Y円弧面43には、
第2の可動ブロック41の円弧状の上凸面が当接してお
り、第2の可動ブロック41はY円弧面43に沿って第
2の固定ブロック40に対して回動する(図3の矢印b
を参照)。
【0019】第2の固定ブロック40の下面のY円弧面
43の中心位置には、マグネット49Aが、また第2の
可動ブロック41の上凸面の中心位置にはそれぞれマグ
ネット49Bが埋設されている。これらのマグネット4
9A,49Bは、マグネット29A,29Bと同様に相
互に引磁力が作用するように配置されており、第2の可
動ブロック41は第2の固定ブロック40に保持され
る。
【0020】第2の可動ブロック41の下面には、ブロ
ック60が固定されている。ブロック60の下面には、
電子部品6を真空吸着する吸着ツール65が装着されて
いる。6aは電子部品6のバンプである。吸着ツール6
5に真空吸着された電子部品6がX円弧面23およびY
円弧面43の中心01(図2参照)、02(図3参
照)、に位置するように、X円弧面23とY円弧面43
の曲率は決定される。これにより、a方向やb方向のチ
ルト動作を行っても、電子部品6の位置が変動しないよ
うにして、電子部品6を基板5の正しい位置に圧着でき
るようにしている。
【0021】ここで、第1の可動ブロック21はY案内
板22によって第1の固定ブロック20に対してY方向
にずれないように規制され、第2の可動ブロック41は
X案内板42によって第2の固定ブロック40に対して
X方向にずれないように規制される。したがって第1の
可動ブロック21はXZ平面に沿って回動し、第2の可
動ブロック41はYZ平面に沿って回動する。これによ
りチルト動作のときに第1の可動ブロック21および第
2の可動ブロック41が不要にX,Y方向にずれること
を防止し、チルト動作によるバンプ付き電子部品6の位
置ずれが発生しないようにしている。
【0022】図2において、第1の固定ブロック20に
は管路24が、また第1の可動ブロック21には管路2
5が設けられている。管路24はX円弧面23と連通し
ており、管路25は第2の固定ブロック40に設けられ
た管路25aを介してY円弧面43と連通している。管
路24,25は配管26により第1のバルブ27に接続
されており、第1のバルブ27はエア供給路28に接続
されている。
【0023】ここで配管26から供給される圧縮空気が
X円弧面23とY円弧面43に吐出されると、X円弧面
23とY円弧面43にわずかな隙間が形成される。これ
により、第1の可動ブロック21は第1の固定ブロック
20に対して矢印の方向のチルト(回動)が許容され、
第2の可動ブロック41は第2の固定ブロック40に対
して矢印b方向のチルトが許容される。
【0024】これに対し、圧縮空気の吐出を停止した状
態では、X円弧面23、Y円弧面43では、それぞれ円
弧当接面が密接状態となり、上述の2方向のチルトが禁
止される。したがって、X円弧面23、Y円弧面43に
圧縮空気を吐出を制御する第1のバルブ27はチルトの
禁止・許容を切り替える回動制御手段となっている。
【0025】次に図4を参照して、フラットニングステ
ージ70について説明する。フラットニングステージ7
0は上面が高平面度に仕上げられた球面ステージ71を
備えている。図4に示すように、可動ブロックとしての
球面ステージ71は、球面73を介して凹球面が設けら
れた固定ブロックとしての基部72に当接している。球
面73には管路74が連通しており、管路74はレギュ
レータ75、制御バルブ76を介して配管によってエア
供給路77と接続されている。管路74から球面73に
圧縮空気を吐出することにより、球面73にはわずかな
隙間が生じ、この状態では球面ステージ71の基部72
に対するX方向、Y方向のチルトが許容される。
【0026】球面ステージ71及び基部72には、球面
73に面してそれぞれの中心位置にマグネット79A,
79Bが埋設されている。これらのマグネット79A,
79Bは、マグネット29A,29Bと同様に相互に引
磁力が作用するように配置されており、球面ステージ7
1は基部72に対して引磁力によって保持されている。
【0027】ここで、図5を参照してこのボンディング
装置に用いられている上述のチルト機構の調心動作につ
いて、X円弧面23を回動面とする第1の固定ブロック
20に対する第1の可動ブロック21のチルト動作を例
にして説明する。図5(a)では、X円弧面23には圧
縮空気が吐出されておらずこの面での回動が禁止され、
かつ第1の可動ブロック21が第1の固定ブロック20
に対して位置ずれを生じた状態でマグネット29A,2
9B相互の引磁力によって保持されている。
【0028】図5(b)は、上記状態からX円弧面23
に圧縮空気を吐出し、この面での回動を許容した状態を
示している。回動が許容されたことから、マグネット2
9A,29Bの相互の引磁力の回動方向成分Fcによっ
て、第1の可動ブロック21は第1の固定ブロック20
に対して回動する。そして、第1の可動ブロック21お
よび第1の固定ブロック20それぞれの中心位置が一致
する状態で第1の可動ブロック21は停止する。
【0029】すなわち回動が禁止された状態で、第1の
可動ブロック21が第1の固定ブロック20に対して回
動方向に相対的に位置がずれていても、圧縮空気をX円
弧面23に吐出して回動を許容することにより、図5
(c)に示すように第1の可動ブロック21は設計上の
設定位置、すなわち第1の可動ブロック21および第1
の固定ブロック20相互の中心位置が合致した状態に復
帰する。したがって、マグネット29A,29Bは第1
の可動ブロック20の第1の固定ブロック21に対する
相対位置を設定位置に自動復帰させる位置復帰手段とな
っている。この調心動作の後には、第1の可動ブロック
21は水平方向の姿勢が正しく保たれた状態となる。
【0030】従来のボンディング装置においては、この
位置復帰にはスプリングなどを用いた弾性力による調心
機構が一般的であった、本実施の形態に示す方法によれ
ば、マグネットを埋設するのみで他には機構部品を必要
としないことから機構が簡便であり、しかもスプリング
などの弾性力を用いる場合と比較してより信頼性に優れ
た調心機構となっている。
【0031】同様に、Y円弧面43におけるマグネット
49A,49Bは第2の可動ブロック40の第2の固定
ブロック41に対する相対位置を設定位置に自動復帰さ
せる位置復帰手段となっている。さらに、フラットニン
グステージ70におけるマグネット79A,79Bは、
球面ステージ71の基部72に対する相対位置を設定位
置に動復帰させる位置復帰手段となっている。なお、マ
グネット79A,79Bは圧着ヘッド11におけるマグ
ネット29A,29Bなどとは異なり、下方に配置され
た部材の重量を重力に抗して保持する役割は有しておら
ず、上記の位置復帰手段としてのみ機能している。
【0032】なお本実施の形態では、上記位置復帰手段
としてそれぞれ磁性体としての2つのマグネットを相異
なる極を対向させて配置して用いた例を示しているが、
磁性体の配置例としてはこれに限定されず、例えば可動
ブロックまたは固定ブロックのいずれかのみにマグネッ
トを埋設するようにしてもよい。この場合には、相手側
のブロックの本体をアルミなどの非磁性体とし、本実施
の形態においてマグネットが埋設された部位に、鋼など
マグネットによる引磁力が作用するような材質の引磁体
を埋設する。
【0033】この電子部品のボンディング装置は上記の
様に構成されており、以下動作について説明する。まず
図1において、可動テーブル2を駆動して電子部品供給
部7を圧着ヘッド11の下方に位置させる。このとき、
圧着ヘッド11のX円弧面23、Y円弧面43にエアを
吐出してチルトを許容し、マグネット29A,29B、
マグネット49A,49Bによって第1の可動ブロック
21、第2の可動ブロック41の中心位置を第1の固定
ブロック20、第2の固定ブロック40の中心位置に合
わせる調心動作を行わせる。これにより、圧着ツール6
5の下面はほぼ水平状態となる。そしてこの状態で、圧
着ヘッド11を下降させて電子部品供給部7から電子部
品6を吸着してピックアップする。
【0034】次いで可動テーブル2を駆動して、フラッ
トニングステージ70を圧着ヘッド11の下方に位置さ
せる。ここでも、球面73には予めエアが吐出され、球
面ステージ71の中心位置を基部72に合わせる調心動
作を行わせている。これにより、球面ステージ71の上
面は正しく水平が保たれている。この後、圧着ヘッド1
1をフラットニングステージ70に対して下降させ、圧
着ツール65に吸着して保持した電子部品6を正しく水
平が保たれた球面ステージ71の上面に当接させ押圧す
る。そして所定荷重で所定高さ位置まで押圧することに
より、電子部品6のバンプ6aは球面ステージ71に押
圧され、当初バンプ6aに高さのばらつきがある場合に
おいても、押圧によりすべてのバンプ6aについて均一
なバンプ高さが得られる。
【0035】このフラットニング処理において、図6
(a)に示すように何らかの原因により圧着ヘッド11
に傾きが生じた状態においても、電子部品6を押圧する
際に球面ステージ71はマグネット79A,79B相互
の引磁力に抗して電子部品6の傾きにならって回動す
る。そして電子部品6をさらに強く押圧することによ
り、押圧力が球面73内のエア圧力にうち勝って球面ス
テージ71は基部72に密接し、この状態でバンプ6a
のフラットニングが行われる。すなわち、本実施の形態
に示す調心機構を用いたフラットニングステージ70に
よれば、従来必要とされたフラットニング面と圧着ヘッ
ド11との高精度の面合わせ作業を行うことなくバンプ
のフラットニングを行うことができる。
【0036】このようにして、バンプ6aのフラットニ
ングを行った電子部品6は、基板5を圧着ヘッド11の
下方に位置させ次いで圧着ヘッド11を下降させること
により基板5に搭載され押圧される。このとき圧着ヘッ
ド11には予め調心動作を行わせているため、吸着ツー
ル65に保持された状態の電子部品6の姿勢に水平面に
対する傾きが生じることがない。したがって、電子部品
6のボンディング時にバンプ6aが基板5の表面に片当
たりすることがなく、良好なボンディングを行うことが
できる。
【0037】また、電子部品6のボンディング時に、図
6(b)に示すように基板5が水平面に対して傾いた状
態にあっても、圧着ヘッド11による押圧動作時に上述
のチルト機構により電子部品6aは基板5の傾きになら
うため、同様にバンプ6aの片当たりが生じることがな
い。
【0038】なお、本実施の形態では、圧着ヘッド11
とフラットニングステージ70の双方にマグネットの引
磁力による調心機構を用いた例を示しているが、圧着ヘ
ッド11又はフラットニングステージ70のいずれか一
方のみにこの調心機構を用いるようにしてもよい。これ
によっても、電子部品のフラットニング時、ボンディン
グ時のそれぞれについて調心による効果を得ることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、圧着ヘッドを構成する
固定ブロックと可動ブロックとの回動を許容・禁止する
回動制御手段と、回動が許容された状態で可動ブロック
の固定ブロックに対する相対位置を設定位置に自動復帰
させる位置復帰手段とを備えることにより、吸着ツール
が正しい姿勢にある状態でならい動作を開始させること
ができ、バンプの片当たりによるボンディング不良が発
生しない。また、同様の調心機構をフラットニングステ
ージに応用するようにすれば、フラットニング面と圧着
ヘッドとの平行度を合わせる面合わせ作業を行うことな
く高精度のフラットニングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置の圧着ヘッドの部分正面図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置の圧着ヘッドの部分側面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置のフラットニングステージの断面図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置のチルト機構に用いられた調心機構の動作説明図
【図6】本発明の一実施の形態の電子部品のボンディン
グ装置の動作説明図
【符号の説明】
1 基台 2 可動テーブル 5 基板 6 電子部品 6a バンプ 11 圧着ヘッド 20 第1の固定ブロック 21 第1の可動ブロック 23 X円弧面 40 第2の固定ブロック 41 第2の可動ブロック 43 Y円弧面 65 吸着ツール 70 フラットニングステージ 71 球面ステージ 72 基部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧着ヘッドにより電子部品を基板に押圧し
    てボンディングする電子部品のボンディング装置であっ
    て、前記圧着ヘッドが、その下面が円弧面である固定ブ
    ロックと、その上面がこの円弧面に当接してこの円弧面
    に沿って回動する可動ブロックと、この可動ブロックの
    下方にあって電子部品に当接して押圧する圧着ツール
    と、前記固定ブロックに対する可動ブロックの回動を許
    容・禁止する回動制御手段と、前記回動が許容された状
    態で可動ブロックの固定ブロックに対する相対位置を設
    定位置に自動復帰させる位置復帰手段とを備えたことを
    特徴とする電子部品のボンディング装置。
  2. 【請求項2】前記位置復帰手段は、前記固定ブロックお
    よびまたは可動ブロックに設けられた磁性体であること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品のボンディング装
    置。
  3. 【請求項3】電子部品のボンディング装置におけるチル
    ト機構に用いられる調心機構であって、円弧面を有する
    固定ブロックと、この円弧面に当接してこの円弧面に沿
    って回動する可動ブロックと、前記固定ブロックに対す
    る可動ブロックの回動を許容・禁止する回動制御手段
    と、前記回動が許容された状態で可動ブロックの固定ブ
    ロックに対する相対位置を設定位置に自動復帰させる位
    置復帰手段とを備えたことを特徴とする調心機構。
  4. 【請求項4】前記位置復帰手段は、前記固定ブロックお
    よびまたは可動ブロックに設けられた磁性体であること
    を特徴とする請求項3記載の調心機構。
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