JP2001229873A - ウェハの角度及びファラデーのアラインメント検査機構を有するイオン注入装置 - Google Patents

ウェハの角度及びファラデーのアラインメント検査機構を有するイオン注入装置

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JP2001229873A JP2000312406A JP2000312406A JP2001229873A JP 2001229873 A JP2001229873 A JP 2001229873A JP 2000312406 A JP2000312406 A JP 2000312406A JP 2000312406 A JP2000312406 A JP 2000312406A JP 2001229873 A JP2001229873 A JP 2001229873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入に先立って、イオンビームを調整
するために用いられる、ホルダ上のイオン注入されるウ
ェハの角度と、注入室内の移動ファラデーのアラインメ
ントとを検査するための装置を提供する。 【解決手段】 ビーム/ウェハアラインメント装置は、
走査マグネットに取付けられているレーザとセンサとを
有する。走査マグネットに対するウェハ19の直接アラ
インメントを、ウェハホルダ20上の鏡面状の表面でビ
ームが反射してセンサに戻ることにより判定する。ウェ
ハ移動方向の正しいアラインメントについても、ウェハ
ホルダ20を上下に移動させる際の、センサ上の反射光
スポットのいずれかの動きにより確認する。移動ファラ
デー24の位置を検査するために、ビームストップ23
に更にセンサを取付けて、コリメータマグネットに対す
る処理室のいずれのミスアラインメントについても監視
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入装置に
関し、特に、イオン注入に先立ってイオンビームを調整
するために用いられる、ホルダ上のイオン注入されるウ
ェハの角度と注入室内の移動ファラデーのアラインメン
トとを検査するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、長年にわたり、半導
体ウェハの処理に使用されてきた。典型的には、必要と
するイオン種のビームを生成して、ウェハもしくは他の
半導体基板に向けることで、イオンがウェハの表面下に
注入される。概して、イオン注入は、ウェハ内に必要と
するドーパントイオンを注入することにより、半導体ウ
ェハ内に変性した導電率を有する状態の領域を生成する
ために用いられる。
【0003】周知のイオン注入装置には、バッチ式の注
入装置と枚葉式の注入装置とがある。枚葉式の注入装置
では、通常、イオンビームを比較的速い速度で、ある垂
直方向に横切るように走査して、そして、注入される一
枚のウェハを、基本的に第二の垂直方向にイオンビーム
の横方向に往復して、機械的に移動する。イオンビーム
は、静電的に又は電磁的に走査することができ、スキャ
ンビームを平行にすることは通例のことであるので、走
査中は、ウェハに衝突するビームが所望のビーム方向に
対して平行のままである。
【0004】イオン注入工程の間に、イオンビームがウ
ェハに衝突する角度は重要である。多くのイオン注入
は、イオンビームがウェハ表面に対して正確に垂直な状
態で、即ち、イオンビームが、ウェハ表面の法線に対し
て零度の角度で行われる。例えば、イオンがウェハの結
晶構造を透過する際のチャネリング作用を最小限にした
い、その他には、トレンチ壁面又は前の工程で用意され
たウェハ表面上の他の物理的構造にイオン注入したい、
あるいは、これらの構造によるシャドウイングを回避し
たい、と所望するというような他の工程においては、ウ
ェハ表面の法線がイオンビームに対して所定の角度で、
イオン注入が行われることもある。
【0005】イオン注入の角度を綿密に制御すること
は、大抵の場合重要で、特に、特定の工程で、零度のイ
オン注入角度を確保するために重要である。
【0006】イオン注入角度を調整するために、ホルダ
上のウェハ平面に平行な軸線周囲で調整可能なウェハホ
ルダが、枚葉式イオン注入装置において周知である。例
えば、WO 99/13488には、枚葉式イオン注入
装置用の注入室が開示されており、この注入室では、ウ
ェハをホルダに取付けて、ホルダを、注入室に入射する
走査イオンビームの平面を通って往復して移動させるこ
とができる。イオンビームに対するウェハの角度を調整
するだけでなく、ウェハが機械的に往復移動する方向に
ついても変更するように、走査機構自体をウェハ平面を
基本的に通る軸線周囲で回転させることができるので、
ウェハホルダがウェハ平面上で常に往復することにな
る。
【0007】また、上述で引用の国際特許出願には、移
動ファラデーについても開示されている。この装置は、
ビーム走査範囲に渡って、別々の地点でドーズ注入量を
調べるために、ビームを走査する方向の別の位置に移動
させることができる。
【0008】ビームの平行性と走査の均一性とを確認す
るために、ビームの方向の手前に設けられた別の移動フ
ァラデーと共に、上述の国際特許出願の移動ファラデー
も用いられている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、イオン
注入が正しい注入角度で行われるように、ウェハホルダ
上のウェハのビームに対する角度を正確に確認するため
の、イオン注入装置における装置を提供することであ
る。本発明のもう一つの目的は、注入室内で使用される
移動ファラデーのアラインメントを確認するための装置
を提供することで、これにより、移動ファラデーで測定
する際に、注入室内での基準アラインメントを正しく基
準とすることができる。
【0010】従って、一態様において本発明は、排気可
能な注入室と、イオン注入の間、半導体ウェハを選択さ
れたウェハ角度で保持するための注入室内部に配置され
ているホルダであって、前記ウェハの角度を変更するた
めに、ホルダ上のウェハ平面に対して平行な、少なくと
も一つの軸線の周囲で調整可能である前記ホルダと、前
記注入室に向けて取付けられて、前記ホルダ上に保持さ
れているウェハ表面で反射させる又は前記ホルダに保持
された時のウェハの平面に対して平行か、もしくは既知
の角度であるホルダ表面上で反射させるために前記放射
を向けるように構成されている集束電磁放射源と、前記
注入室に向けて取付けられて、ウェハ表面又は前記ホル
ダ表面により鏡面反射された前記放射源からの放射を受
容するセンサであって、反射した放射に応答して、所定
のウェハの角度を表示する信号を供給する前記センサと
を有するイオン注入装置を提供する。上述で開示の装置
は、センサからの信号を監視することにより、ウェハの
角度を所定の角度に設定することができる。
【0011】好ましくは、前記電磁放射源と前記センサ
とを注入室の外側に取付けて、注入室が前記放射を透過
する窓を少なくとも一つ有し、窓を介して前記放射源か
らの集束した放射を注入室に向けて、反射した放射が注
入室を離れて前記センサで受容される。次に、注入室内
にある別の感知装置を回避する。これは、イオン注入工
程中のコンタミネーションを最小限にするために重要
で、角度感知装置の有用性に対しても重要である。
【0012】好適な実施形態においては、前記反射した
放射の照射スポットを前記センサ上に生成するように、
放射源を構成する。典型的には、この放射源は、前記放
射の実質的に平行なビームを供給するために構成された
レーザである。
【0013】このセンサは、感知領域を有することもで
き、この感知領域が、少なくともウェハホルダの調整可
能な軸線に対して垂直な方向に、前記領域上の照射スポ
ットの位置を表示する信号を与える。このように、セン
サは、ウェハの所望の所定角度に対応する所望の基準値
で、制御装置により比較される値の範囲を有する出力信
号を供給することができる。
【0014】好適な実施形態の一つにおいては、イオン
注入装置は、前記軸線の周囲でホルダの回転位置を調整
する駆動ユニットと、前記センサからの信号に応答し
て、前記駆動装置を制御して、前記ホルダの位置を調整
して、所定のウェハ角度に対応して前記照射スポットを
センサの感知領域上の所望の位置にする制御装置とを含
む。
【0015】概して、イオン注入装置は、注入されるイ
オン源と、前記ホルダ上のウェハにイオン注入を行うた
めに、前記注入室内で前記イオンの平行な走査ビームを
生成する走査装置とコリメータとの組み合わせ装置とを
有している。そして好ましくは、前記走査装置とコリメ
ータとの組み合わせ装置が、前記平行な走査ビーム用の
理想のビーム方向を形成する。走査装置とコリメータと
の組み合わせ装置により形成された前記理想のビーム方
向を基準とするように、前記放射源と前記センサとを取
付け、それにより、前記所定のウェハ角度が、前記理想
のビーム方向を基準にする。
【0016】一実施形態においては、前記走査装置とコ
リメータとの組み合わせ装置が、ビーム走査平面上のビ
ーム方向に対して垂直な走査方向に、ビームを走査す
る。イオン注入装置はさらに、前記走査方向を含み、且
つ、ビーム走査平面の垂線に対して移動角度を有する移
動平面上のビーム走査平面を通ってウェハホルダを移動
するためのアクチュエータと、前記移動角度を調整し
て、前記ウェハ角度を対応するように調整を行う第一の
回転駆動ユニットと、前記走査方向に対して平行な軸線
周囲でアクチュエータに対してウェハホルダの角度を変
更して、前記移動角度に対してホルダ上のウェハの角度
を調整する第二の回転駆動ユニットと、前記センサから
の信号に応答して、前記第一の回転駆動ユニットを制御
して、前記移動角度と前記ウェハ角度とを調整して、所
定のウェハ角度に対応して前記照射スポットをセンサの
感知領域上の所望の位置にして、且つ、前記アクチュエ
ータがウェハを移動して、ウェハ表面への前記放射の反
射地点を動かす場合には、前記第二の回転駆動ユニット
を制御して、移動角度に対してウェハ角度を調整して、
前記センサ上での前記スポットのいずれの動きも最小限
にする制御装置とを含む。
【0017】また、本発明は、排気可能な注入室と、注
入されるイオン源と、半導体ウェハにイオン注入を行う
ために、前記注入室内で前記イオンの平行な走査ビーム
を生成する走査装置とコリメータとの組み合わせ装置
と、前記ビームの走査方向に平行な線に沿って前記注入
室内で移動可能で、且つ、走査ビームのアラインメント
の検査に使用できる移動ビーム検出装置と、前記注入室
に向けて取付けられている電磁放射の点源と、前記注入
室に向けて取付けられて、移動ビーム検出装置の前記移
動線を横断する伝送線に沿って受容した、前記点源から
の放射に応答するインラインセンサとを有し、移動ビー
ム検出装置が、センサで受容した前記放射を少なくとも
部分的に遮る構造を有する移動ビーム検出装置であっ
て、これにより、前記インラインセンサが、移動ビーム
検出装置の所定の位置を少なくとも一つ表示する信号を
与えることを特徴とするイオン注入装置についても提供
する。係る装置により、ビーム走査方向への移動線上に
ある移動ビーム検出装置(ファラデーであっても良い)
の基準位置を少なくとも一つ、正確に確認することがで
きるので、ビームのアラインメントを検査するために移
動ビーム検出装置を続いて使用する際に、既知の基準位
置を基準とすることができる。
【0018】好ましくは、ウェハ角度を確認するため
に、前述の装置と組み合わせて、移動ビーム検出装置の
基準点を検査するための上述の装置を用いることができ
る。次に、上述の電磁放射の点源を、同様にウェハ角度
のチェックに用いることができる集束放射源により構成
することもできる。イオン注入装置にはさらに、ウェハ
ホルダを走査ビーム平面を横切って移動させるためのア
クチュエータを含むべきである。このように、点源から
の電磁放射と交差するようにウェハホルダを配置して、
この放射を反射して、ウェハ角度の確認に使用すること
ができるし、また、点源からの放射を避けるように移動
させることもできるので、放射を上述の伝送線に沿って
伝送して、移動ビーム検出装置の位置を確認するために
用いることができる。
【0019】ある好適な実施形態においては、前記走査
装置とコリメータとの組み合わせ装置が、注入室内に前
記平行な走査イオンビームの理想中心線を形成する。そ
して、前記放射点源が、前記伝送線に沿って前記放射ビ
ームを向けるが、これは、前記理想のビーム中心線を基
準とするように取付けられているので、前記伝送線と移
動ビーム検出装置の前記所定の位置とが、前記理想のビ
ーム中心線を基準とする。次に、イオン注入装置は好ま
しくは、走査ビームを受容するビームストップを含み、
前記ビームストップが、ビームストップの固定ビーム検
出装置を走査するイオンビームのタイミングを表示する
タイミング信号を供給する固定ビーム検出装置を少なく
とも一つ含み、前記放射点源が、前記インラインセンサ
上に放射の照射スポットを供給し、前記インラインセン
サが、前記ビームストップと前記固定ビーム検出装置の
位置とを基準にするように取付けられていて、前記イン
ラインセンサが、少なくとも前記ビーム走査方向に平行
な方向に前記領域上の前記照射スポットの位置を示す信
号を与える感知領域を有し、それにより、伝送線を基準
とする前記固定ビーム検出装置の位置を判定することが
できる。
【0020】好ましくは、前記伝送線が、移動ビーム検
出装置の前記移動線に対して基本的にに垂直である。前
記伝送線は、前記理想中心線を含み、且つ、前記移動線
に対して垂直な平面上にあっても良い。
【0021】好ましくは、移動ビームストップの前記構
造はフラッグであって、前記移動ビームセンサが、ビー
ムが検出装置を走査する際にビームイオンを受容するた
めの前記ビーム走査方向に対して垂直に位置合わせされ
ているスリット開口部を有し、前記フラッグは、前記ス
リット開口部を含むビーム方向に対して垂直な平面上に
ある。
【0022】好ましくは、前記インラインセンサも、注
入室外部に取付けられている。注入室がさらに窓を有
し、この窓を介して、前記放射が前記伝送線に沿って注
入室を離れることができる。
【0023】本発明はまた、排気可能な注入室と、注入
されるイオン源と、半導体ウェハにイオン注入するため
に、前記注入室内で前記イオンの平行な走査ビームを生
成する走査装置とコリメータとの組み合わせ装置であっ
て、注入室内に前記平行な走査イオンビームの理想中心
線を形成する前記走査装置とコリメータとの組み合わせ
装置と、伝送線に沿って前記放射ビームを向ける電磁放
射源であって、前記理想のビーム中心線を基準とするよ
うに取付けられているので前記伝送線が前記理想中心線
を基準とする電磁放射源と、走査ビームを受容するビー
ムストップであって、ビームストップの固定ビーム検出
装置を走査するイオンビームのタイミングを表示するタ
イミング信号を供給する固定ビーム検出装置を少なくと
も一つ含む前記ビームストップと、前記ビームストップ
と前記固定ビーム検出装置の位置とを基準にするように
前記伝送線上に取付けられているインラインセンサとを
有し、前記放射ビーム源が、前記インラインセンサ上に
放射の照射スポットを供給し、前記インラインセンサ
が、少なくとも前記ビーム走査方向に平行な方向に感知
領域上の前記照射スポットの位置を示す信号を供給する
感知領域を有し、これにより、前記固定ビーム検出装置
の位置を、前記伝送線と前記理想中心線を基準として判
定することができるイオン注入装置についても提供す
る。
【0024】以下、本発明の好適な実施形態について、
例示により説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、イオン源10
により注入用のイオンビームを生成する。イオン源から
のイオンは、分析マグネット11を通過するので、所望
の質量/エネルギー割合のイオンのみが、分析マグネッ
ト11の出口にある質量選択スリット12を通過する。
次に、所望の質量/エネルギー割合のイオンのビーム1
3が、ビーム走査装置14に入射して、ビーム経路を横
切る方向に図1の用紙の平面上を往復して、ビームを偏
向する。典型的には100乃至200Hzといった、比
較的速い繰り返し速度で、このビームをビーム走査装置
14で走査することもできる。
【0026】ビーム走査装置14から出射した走査ビー
ム15は次に、コリメータ16に入射する。コリメータ
は、ビームの走査位置に応じて異なる分量で被走査ビー
ム15を屈曲するよう構成されているので、コリメータ
16から出射した走査ビーム17は、ビームを往復して
走査する際に、所望のビーム経路に対して基本的に平行
のままである。
【0027】コリメータ16から出射した平行な走査ビ
ーム17は、処理室18に入射して、ウェハホルダ20
に取付けられているウェハ19にビームが衝突すること
になる。ビーム走査装置14及びコリメータ16は、走
査ビーム17がホルダ20上のウェハ19の幅を丁度横
切るように拡がって、ビームを往復して走査する際に、
ウェハを横切るストライプを有効に引き出すように設計
されている。
【0028】ウェハホルダ20自体は、アクチュエータ
22により保持されている往復走査アーム21に取付け
られていて、アクチュエータ22が、ウェハホルダ20
とその上のウェハ19とに走査ビーム17の平面を通る
往復運動をさせるので、ウェハのすべての部分にビーム
のイオンを注入することができる。概して、ウェハホル
ダ20の往復走査運動は、典型的には1Hzというオー
ダーの、比較的遅い繰り返し速度で行われる。
【0029】これまで説明したイオン注入装置の構成要
素を、周知のイオン注入装置のように構成することもで
きる。特に、一度に一枚のウェハにイオン注入するため
のイオン注入装置であって、ハイブリッド走査システム
を用いるイオン注入装置では、イオンビームをある方向
に横切るように走査して、同時に、ウェハを垂直方向に
機械的に往復させる。前述のように、この形式のイオン
注入装置については、WO 99/13488に記載さ
れている。図1に図示されている、本発明の例示の、イ
オン源、質量分析、走査及びコリメート用の装置につい
ては、同業者に周知の種類とすることもできる。例え
ば、ビーム走査装置14が、電磁走査もしくは静電走査
のいずれかを用いても良いし、同様に、コリメータ16
が、磁場又は静電場を用いても良い。
【0030】上述の先行技術の明細書には、処理室18
内でウェハホルダ20の往復運動を行うための特定の機
械的システムが開示されているが、適した機械的装置な
らばいずれものでも代替として用いることができる。し
かしながら、明らかに重要なことは、機械的な走査シス
テムが、ホルダ20上のウェハ19の平面に対して平行
な軸線26等の、回転軸線周囲でウェハホルダ20を調
整することができる。ウェハ角度を軸線26周囲で回転
して調節できることは、矢印27により、図1に示され
ている。軸線26は、ウェハ19に平行であるばかりで
なく、イオンビームの走査平面に対しても平行である。
即ち、図1の用紙平面に対して平行である。
【0031】処理室18においては、ビームストップ2
3が、ウェハ19の後ろに配置されていて、ウェハホル
ダ20がビームと交差しない位置にある場合に、走査ビ
ームを受容する。また、移動ファラデー24が、ウェハ
ホルダ20のすぐ後ろに設けられている。移動ファラデ
ーは、移動ファラデーを走査するイオンビームに応答し
て、電流パルスを与えるように設計されている。移動フ
ァラデー24を、イオンビーム走査全体の各種地点のイ
オンビームにより与えられるイオンドーズ量率の測定値
を得るために用いることもできる。この目的のために、
走査ビームの走査範囲に渡る様々な地点に対して、矢印
25の方向に、移動ファラデー24をイオンビームの方
向を横切って移動させることができる。
【0032】ホルダ20上のウェハ19にイオン注入す
る間、イオン注入の間のイオンビームのドーズ注入量率
を表示する信号を与えるように、ウェハホルダ20の端
をわずかによけて、移動ファラデー24を、イオンビー
ムの走査範囲の一方の端部近くに配置することもでき
る。
【0033】これまで、この応用について説明してきた
が、走査ファラデー24は、上述の先行技術明細書WO
99/13488に記載されているイオン注入装置に
開示されているファラデーと同じ機能を提供するもので
ある。
【0034】これから図2を参照すると、注入室内のウ
ェハホルダを往復させるための機械的装置の詳細がより
詳しく図示されている。ウェハ32を保持して、走査ア
ーム33の内側端部に取付けられているウェハホルダ3
1を示すために、注入室30は、角部分を破断して図示
されている。走査イオンビーム34は、開口部35を通
って注入室30に入射する。完全なイオン注入装置内
で、開口部35が、例えば、図1に図示されているよう
なコリメータ16等の、注入室30手前の別の排気室と
連通することが理解されるであろう。
【0035】走査アーム33は、全体が36として示さ
れている走査装置により、注入室30内部に取付けられ
ている。走査装置は、図2では直接図示されていない側
壁を貫通する円形アパーチャを閉鎖するために、回転真
空シール38により注入室30の側壁に取付けられてい
る回転ディスク37を備えている。
【0036】回転ディスク37は、39として点線で示
されている長いアパーチャを有しており、アパーチャ自
体は摺動プレート40により覆われる。摺動プレート4
0は、回転ディスク37の長いアパーチャ39を通って
延長している走査アーム33を保持している。線形真空
シールが、摺動プレート40と回転ディスク37の間に
設けられていて、注入室30の内部を閉鎖する。
【0037】走査ビーム34を通るウェハホルダ30の
往復運動は、アクチュエータ41により行われる。アク
チュエータ41は、摺動プレート40を矢印42の方向
に往復駆動させ、走査アーム33のこの運動は、回転デ
ィスク37を貫通する長い開口部39内で行われる。ア
クチュエータ41自体は、マウント43により回転ディ
スク37に取付けられている。
【0038】図2に図示されている走査機構の動作で
は、矢印44の方向に回転ディスク37の回転位置を調
整することにより、ホルダ31上のウェハ32をイオン
ビーム34に向ける角度を調整する。ウェハとイオンビ
ームとの間の角度を調整するとともに、回転ディスク3
7の回転を調整することによっても、摺動プレート40
が走査アーム33に加える往復運動の方向を調整するの
で、往復運動は常に、ホルダ31に保持されたウェハ3
2の平面上にある。
【0039】また、ここではウェハホルダ31の一方の
側に配置されている移動ファラデー50についても図2
に図示されているが、走査ビーム34の走査範囲内に存
在する。ホルダ31上のウェハ32にイオン注入する
間、走査ビームは、ビームの走査毎に移動ファラデー5
0をさっと通るので、ビーム34が各々通過する間に走
査ファラデー50が受容した電荷が、ビームの走査毎の
ウェハに対するドーパントイオンの注入量率の表示す
る。走査ファラデー50からの電流信号を、積分器52
へのライン51に供給し、積分器52が、各ビーム走査
毎のファラデーに移送された電荷量を示す信号を生成し
て、ライン53及び走査制御装置54に供給する。注入
されるウェハ32の表面全体に必要なドーズ量のドーパ
ントイオンを均一に注入するように、走査制御装置54
を用いて、ファラデー50からの測定されたドーズ率に
応答して、イオンビームを介して、ウェハホルダ31の
機械的走査速度を制御する。
【0040】イオン注入中に、ドーズ量に関連して走査
機構36及びファラデー50を走査制御に利用すること
については、上述で引用した国際特許出願に、より詳細
に記載されている。
【0041】移動ファラデー50はまた、走査ビーム3
4の走査範囲全体に渡るビーム電流の均一性を調べるた
めにも用いられる。この目的のために、走査範囲の選択
された地点の走査ビームと交差するように、ファラデー
50を、ビームの方向に垂直で且つ走査ビームの平面に
平行な方向55に移動することができる。図2に図示さ
れている装置で走査ファラデー50を走査ビームを横切
るように移動させるためには、アクチュエータ40を操
作して走査アーム33を一番上又は一番下の位置に動か
すことにより、まずウェハホルダ31をビームの進路か
ら外れるように移動させることが必要である。しかしな
がら、走査ファラデー50は実際のところ、ウェハホル
ダ31の平面とは若干異なる平面上に配置することもで
きることが理解されるであろう。例えば、図1に図示さ
れているように、ウェハホルダ31のわずかに後ろに配
置することもできる。そして、ウェハホルダ31を妨げ
ることなく、移動ファラデー50を走査ビーム全体に移
動することもできる。
【0042】ビームの走査範囲に渡るビーム電流の均一
性を監視するために移動ファラデー50を用いることに
ついても、上述で引用の国際特許出願に、より詳細に記
載されている。
【0043】しかしながら、移動ファラデー50でビー
ムの均一性を監視するためには、走査ファラデー50の
位置を知ることが必要であることを理解されたい。
【0044】走査ファラデー50を用いて、走査ビーム
のアラインメント、特に、走査ビームの平行性について
検査することもできる。即ち、走査範囲全体に渡って、
意図するビーム方向に対してビームが正確に平行である
か、検査することもできる。本願では、移動ファラデー
の位置を正確に知ることが必要である。
【0045】上述で引用の国際特許出願においては、ビ
ームアラインメントとビームの平行性とを監視する目的
で、更にビームの手前にある追加の移動ファラデーと共
に、移動ファラデー50を用いる。しかしながら、我々
の、1999年10月12日付英国特許庁出願の同時係
属出願第___号には、特別に設計されたビームストッ
プを組み合わせた単一移動ファラデーを用いて、ビーム
アラインメントとビームの平行性とを検査するための別
の装置が開示されている。
【0046】再び図1を参照すると、60として図2に
部分的に図示されているビームストップ23は、走査ビ
ーム34全体を収容するのに十分な開口部を有してい
る。ビームストップ23は、走査ビームを受容する水冷
式ビームストッププレート28を含む。ビームストップ
プレート28の前面には、3本のスリット29が設けら
れていて、スリット29は、ビームの走査平面を横切る
ように延長していて、スリット29とそろえられている
プレート28内の孔45と連通している。各孔45に
は、各々、それ自体がビームストッププレート28から
絶縁されている集電ロッド46が収容されている。いつ
ビームが各スリット29を走査するかを示すタイミング
信号として、ビームストッププレート28内のこれらの
集電ロッド46の電流信号を用いることができる。走査
ビームを横切る対応する位置にある移動ファラデー50
からの電流信号のタイミングと組み合わせて、これらの
タイミング信号を用いることにより、ビームアラインメ
ントとビームの平行性とを検査して、確認することがで
きる。
【0047】この技術についてのより詳細な説明は、上
述の同時継続出願を参照されたい。
【0048】上述のように、半導体ウェハにイオン注入
する間、注入角度を整えること、即ち、ウェハの法線と
イオンビームとの間の角度を正確に制御することは、重
要である。
【0049】これから図3及び図4を参照すると、図示
されている装置では、注入室内のウェハホルダに取付け
られているウェハの角度を、所望の所定角度に対して正
確に設定することができるので、注入角度を実質的に正
確に制御できる。
【0050】図2、図3及び図4では、対応する部品に
同じ参照番号が付けられている。従って、図3のウェハ
ホルダ31は、アパーチャ35を通って注入室30に入
射する走査イオンビーム34よりも完全に上の位置でウ
ェハ32を保持している状態で、図示されている。
【0051】アクチュエータ41(図2)を操作して、
摺動部材40をこのストロークの上部端に駆動すること
により、図3のウェハホルダ31を、ビームの上のこの
位置に移動させることができる。摺動部材40の往復運
動が、ウェハホルダ31を図3の矢印61の方向に上下
に動かす。回転ディスク37(図2)の回転位置を調整
することにより、ウェハホルダ31の直線運動の角度を
調整する。即ち、矢印62で示されているような新しく
角度付された方向に調整することができる。回転ディス
ク37を設定して、ウェハホルダ31を矢印62の方向
へ移動する場合、ウェハホルダ31上のウェハ32自体
が、イオンビーム34の方向に対してもはや垂直ではな
い、対応する角度に保持される。図3においては、図示
のように、ホルダがその往復動程の最上端に位置する時
にウェハホルダ31上のウェハ32に衝突するように、
注入室30の外側に取付けられているレーザ源63が、
レーザビーム64を窓65を介して注入室30内に向け
る。ウェハホルダ31がウェハ32を保持している間
は、ウェハの法線は、注入室30の基準ビーム方向に対
して正確に平行であるので、レーザからの光線を、窓6
5を介してライン66に沿ってウェハ表面から反射して
戻し、レーザ源63に隣接しているセンサ67を照射す
る。
【0052】レーザビーム64がセンサ67に鏡面反射
されるように、この角度チェックに用いられるウェハ3
2を研磨しなければならないことが理解されるであろ
う。
【0053】センサ67は、好ましくは、軸線が垂直な
一次元位置感応検出器である。この軸線は、注入室を通
る公称ビーム方向に対して垂直であって、且つ、ウェハ
ホルダ31の回転調整軸線に対しても垂直である。
【0054】ウェハ32の反射に続いて、小さな光のス
ポットをセンサ67の表面に投げかけるように、レーザ
源63を構成する。次に、注入室30内の公称ビーム方
向に対して所定の角度であるウェハホルダ31上のウェ
ハ32の法線に対応して、センサ上の光のスポットがセ
ンサ上の位置にあるか、センサ67からの信号を用いて
確認する。ここで説明の実施形態においては、この所定
の角度はゼロなので、レーザ源63とセンサ67とを備
えるシステムを用いて、ゼロ角度注入を行うように注入
室を設定することができ、そして、ウェハホルダ31を
回転調整する駆動装置がこの所定の角度を基準とするこ
とができる。ウェハホルダ31が零度以外の注入角度を
とるように、レーザ源63とセンサ67とを設定するこ
とができることが理解されるであろう。一旦、回転ディ
スク37の駆動ユニットが、既知の基準角度を取ったな
らば、他のいずれの角度に対しても、機械的走査装置3
6の回転ディスク37を正確に駆動できると仮定するこ
ともできる。
【0055】図1を参照すると、図面の70の位置に、
センサ67が概略で図示されている。センサ70からの
信号を、ライン71を介して制御装置72に供給する。
ウェハホルダ20の回転位置を調整するための駆動ユニ
ットは、図1の22に示されていて、制御装置72から
のライン73の駆動信号により制御される。従って、制
御装置72をプログラムして、センサ70からのライン
71の信号に自動的に応答して、駆動ユニット22を駆
動して、センサ70からの信号が、ウェハが所定の基準
角度であることを表示するまで、ウェハホルダ20を回
転させることができる。駆動装置22は、制御装置72
に位置するフィードバックをするレゾルバを有する。セ
ンサ71の信号により表示されるような、ウェハのゼロ
角度注入位置に対応するレゾルバの読出しを記録するよ
うに、制御装置を構成する。次に、ウェハホルダ20が
零度以外の角度でイオン注入されるよう回転する時に、
このゼロ角度レゾルバ読出しを、基準位置読出しとして
用いる。
【0056】他の実施形態においては、レーザ源63
を、別の電磁放射源と置換することもできる。例えば、
ウェハ32で反射する時に、センサ67を照射する小さ
なスポットに光を集束するよう構成した、集束光源を用
いることもできる。
【0057】一つの一次元位置センサをセンサ67に用
いる場合には、センサからの出力を、センサ上の光のス
ポットの位置を表す大きさを有する信号に変換する。次
に、センサ67からの位置信号が所定の大きさを有する
まで、制御装置72がウェハの角度を調整する。センサ
67としての使用に適した位置感応検出器(PSD:P
osition Sensitive Detecto
r)の形式は、浜松ホトニクス株式会社のS3979/
S3931/S3932である。
【0058】位置感応検出器の代わりに、センサ67は
単純な光センサであっても良く、この場合、反射光ビー
ム66が直接センサ上にある時に、センサ67からの信
号の大きさが最大となる。
【0059】選択された周波数で光ビーム64を調光す
るようにレーザ源63を構成すると、制御装置72は、
センサ67からの信号の対応する周波数変動の振幅に応
答する。この装置により、周辺光の影響を低減する。
【0060】再び図3及び図4を参照すると、走査ビー
ム34の走査方向にファラデーを様々な位置に移動させ
ることができる伸縮自在アーム80に取付けられてい
る、移動ファラデー50が図示されている。
【0061】図3に点線で示されている81の位置に、
ウェハホルダ31を直線駆動装置41により移動する場
合には、ウェハ32がレーザビーム64を妨げず、レー
ザビームが伝送線82に沿って続いて、注入室の後部壁
84にあるもう一つの窓83を通って注入室30から出
射する。窓83を通過するレーザビームにより照射され
るように、追加の光センサ85を注入室の外側に取付け
る。
【0062】図4に図示されているように、注入室の中
心線に沿って、注入室の基準ビーム方向に平行な方向
に、レーザビーム64を向ける。
【0063】ファラデー50は、ファラデーから後ろの
方向に延長していて、後部端にフラグ87を保持してい
るアーム86を有している。正確に注入室の中心線上に
なるように、伸縮自在アーム80により、ファラデー5
0を配置する時に、フラグ87が、伝送線82に沿って
センサ85へ進むレーザビームを受容する。好ましく
は、フラグ87は、フラッグ87に衝突するレーザビー
ムの集束スポットの直径と同じ寸法の細いスリット又は
小さな孔を含む。従って、ファラデー50が中心線に近
い時には、レーザビームのスポットが孔又はスリットを
照射して、レーザー光がスリット又は孔を通過して、セ
ンサ85を照射する。光センサからの信号が最大の時
に、ファラデー50の正確なアラインメントを判定す
る。
【0064】再び図1を参照すると、センサ85が、ビ
ームストップ23の後ろに概略で図示されている。セン
サ85からの信号を、ライン89に沿って制御装置72
に供給する。ライン89からアクチュエータ90、そし
て移動ファラデーの伸縮自在アーム80に送られる制御
信号により、制御装置72が、移動ファラデー24の位
置の調整を制御する。
【0065】アクチュエータ88はまた、制御装置72
に位置フィードバック信号を供給し、この位置フィード
バック信号は、この後で移動ファラデーの基準位置とし
て用いるために、制御装置72により記録される。この
ように、移動ファラデーの次の位置決めを正確に行うこ
とができる。前述で説明したように、イオンビームのア
ラインメントを設定するためと、ビームの平行性を検査
して確認するためとに、この例ではビームストップから
のタイミング信号と共に移動ファラデーを用いることも
できる。上述の例においては、ウェハホルダ31のウェ
ハの角度を検査するために同じレーザ源63を用い、移
動ファラデー50の基準位置を検査するためにもこの同
じレーザ源63を用いる。別の装置においては、移動フ
ァラデーを検査するために、独立した光源を用いること
もできる。また、移動ファラデー用の光源が集束した光
源である必要はないが、センサ85上のフラグ87の正
確な影を包含する、点光源の形状を取ることもできる。
【0066】図3及び図4に図示されている装置によ
り、移動ファラデーの基準位置を注入室の中心線に合わ
せることができるし、別の基準位置が注入室内で正確に
判っているならば、別の基準位置を選択することもでき
る。
【0067】本発明の別の実施形態においては、ファラ
デーの入射スリットと同じ平面上になるように、フラグ
87を直接ファラデー50に取付ける。これにより、フ
ラグ87とファラデー50とのミスアラインメントによ
るエラー、即ち、フラグ87のスロットとファラデー5
0の入射スリットとが、注入室の基準中心線に対して正
確に平行に位置合わせされていないというようなエラー
が発生する、いずれの可能性も回避する。
【0068】更に別の実施形態においては、光源63に
比較して、センサ85を走査ビーム34の平面の反対側
に配置するので、図3のページの上から下まで、光源が
斜めに横切る。次に、イオンビーム方向に対して垂直以
外のウェハホルダ31の基準ウェハ角度を設定するため
に、レーザ源63からのビーム64を用いることもでき
る。例えば、ウェハ法線の基準角度を、ビーム方向に対
して20°に設定することもできる。ゼロ注入角度を含
む、ウェハホルダ31の必要な注入角度を確立する制御
装置72により、この基準角度を、ある基準として更に
用いることができる。
【0069】図3及び図4においては、レーザビーム6
4を、ウェハホルダ31上のウェハ32の中心で基本的
に反射する。矢印61の方向にウェハホルダ31を移動
させることにより、ウェハ32の反射点を、ウェハを横
切って走査することができる。また、ウェハホルダ自体
が、走査アーム33上でウェハ32の法線周囲を回転で
きるように、即ち、図2に図示されている矢印90の方
向に回転できるようにすることもできる。走査アーム3
3上でウェハホルダ31の回転位置を変更することによ
り、そして、走査アームの移動位置についても変更する
ことにより、ウェハ32上にある地点すべての角度を検
査することができる。従って、ウェハホルダ31の平面
からのいずれの偏りについても検査するために、本シス
テムを用いることもでき、本システムではウェハ32の
反射表面の平坦性の対応する偏りを記録する。
【0070】図5及び図6を参照して、本発明のもう一
つの実施形態について、これから詳細に説明する。図5
では、図3に図示されている構成要素と本質的に同じ構
成要素には、同じ参照番号が付けられている。
【0071】図5を参照すると、図3の装置と比較し
て、レーザ源63が、走査イオンビーム34のラインに
近い位置で、注入室30の外側に取付けられている。そ
れにもかかわらず、図3で図示のように、ウェハホルダ
31上のきれいな未処理のウェハで反射して戻るよう
に、レーザ源63からのビーム64を向ける。ウェハホ
ルダ31が所定の角度になっている時、反射したビーム
66がセンサ67を照射する。ウェハホルダ31の回転
調整軸線に対して垂直の、図5中で縦になっている一次
元位置感応検出器であるセンサ67を監視することによ
り、ウェハホルダ31上のウェハの正しい角度を判定す
る。窓91を注入室30の正面壁に設けて、レーザビー
ム64と反射ビーム66とが注入室に入射して出射する
ようにさせる。
【0072】図5の例では、レーザ源63からのレーザ
ビーム64を、イオンビーム34の平面に対して平行
に、基本的に水平に向ける。その結果、反射ビーム66
に基準位置のセンサ67を照射させるウェハホルダ31
の所定の角度は、イオンビームに対してもはや垂直では
なく、垂直(ゼロ注入角度)位置に対して約1°といっ
た小さな角度である。前述のように、この設定角度が正
確に判っているならば、センサ67からの信号に応答し
て、制御装置は、この値に対してホルダの回転調整を行
うために、エンコーダ読出しを参照する。これにより、
制御装置は、他のいずれの所望の角度でも、ウェハホル
ダ31の角度位置を正確に制御できる。
【0073】レーザビーム64から外れるようにウェハ
ホルダ31を移動させる時に、このビームが、注入室3
0の後部壁84の外側に取付けられているインラインセ
ンサ85を照射する。小型の窓92を設けて、レーザビ
ームが後部壁を通過してセンサ85を照射するようにす
る。
【0074】図3及び図4の装置により、この構成で、
移動ファラデー50の基準位置を設定するためにレーザ
ビーム64を用いる。図5に図示されているように、移
動ファラデーが基準位置にある場合以外では、レーザビ
ーム64の障害物となるフラグ93を、移動ファラデー
50に取付ける。この実施形態においては、フラグ93
は、移動ファラデーの入射スリットと基本的に平行に並
べらていて、入射スリットに対するフラグのミスアライ
ンメントに起因するエラーを最小限にする。
【0075】図5に図示されている例で重要なことは、
レーザ源63と反射センサ67とを、どちらもブラケッ
ト94により取付ける。ブラケット94自体は、(図1
の14及び16に概略で図示されている)走査装置とコ
リメータとの組み合わせ装置のコリメータ部分のハウジ
ング95に直接取付けられている。また、インラインセ
ンサ85自体が、ビームストップ60のケーシング97
のフランジ96に堅固に取付けられている。
【0076】コリメータ部95から出射する平行な走査
ビームの理想中心線とビーム方向とを形成するように、
走査装置とコリメータとの組み合わせ装置を設計するこ
とが、イオンビームの静電又は電磁走査及びコリメート
技術の当業者ならば理解されるであろう。実際面では、
走査装置とコリメータとの組み合わせ装置が設計された
ように、コリメータから出射する走査ビームが実際に、
理想中心線に中心を合わせて位置合わせされるように走
査装置とコリメータとの組み合わせ装置の各種の制御可
能なパラメータが調整されている時だけ、走査装置とコ
リメータとの組み合わせ装置がその仕様に従って作動す
る。
【0077】従って、コリメータのハウジング95から
直接レーザ源63と反射センサ67とを監視することに
より、レーザ源と反射ソースとを、コリメータに対して
正確に幾何学的に基準とすることができ、よって、コリ
メータにより形成された理想のビームと方向とを基準と
することができる。このように、レーザ源63と反射セ
ンサ67とを用いて注入室30内のウェハ角度を設定す
る。この角度はまた、理想のビーム中心線を正しく基準
とするようになる。
【0078】ウェハホルダ31は、イオンビームに対し
て基本的に垂直で、且つ、走査ビームの平面に対して平
行である軸線の周囲のみを回転調整するようになってい
ることに留意されたい。良好な注入性能にとって、ホル
ダ31が、ビームの平面に対して垂直な軸線周囲のビー
ムの理想中心線に対してウェハを正確に予測可能な角度
で維持するようにすることも、望ましいことである。こ
れを達成するためには、コリメータのハウジング95を
基準として、レーザ源63と反射センサ67とを、まず
正確に位置決めする。次に、イオン注入装置の構成中
に、注入室30を組み立てて、コリメータと結合させる
時に、ホルダ31に取付けられている未処理のウェハか
らの反射ビーム66が、センサ67に正確に反射して戻
るまで、ビーム走査平面に対して基本的に垂直な軸線周
囲を回転させて、注入室30全体を調整することもでき
る。この手順の間、反射ビーム66をセンサ67上で垂
直方向に保つように、即ち、図5の用紙平面上に保つよ
うに、走査平面に対して平行な調整軸線周囲でウェハホ
ルダ31の回転位置を維持するようにすることは、当然
必要なことである。しかしながら、水平平面上で、用紙
の平面に対して垂直に、反射ビーム66がセンサ67に
衝突するようにするために、注入室30全体を正しい位
置に調整する。組立工程中にシム等を挿入することによ
り、この調整を得ることができる。コリメータハウジン
グ95の出射面とウェハホルダ31のウェハ支持表面と
の間にある各種の部品の構成における許容差が蓄積する
ことで、結果的にウェハホルダ上のウェハがビームの走
査平面上でイオンビームに対して若干鋭角になってしま
うこともあるので、この調整には、垂直軸線周囲でウェ
ハホルダ31の正確な方向づけを確実に行うことが必要
である。
【0079】注入室30が(走査平面に対して垂直な軸
線周囲で)正しい位置に調整されたならば、イオンビー
ムの理想中心線はもはや、注入室自体の公称中心線と一
致してはいない。このことについては、注入室の平面図
である図4を参照にすることにより、良く理解されるで
あろう。上述のように、レーザ源63がコリメータハウ
ジングを基準とするので、レーザビーム64は、イオン
ビームの理想中心線と位置合わせされて続いていなけれ
ばならない。しかしながら、走査平面に対して平行な平
面上にあるウェハホルダ上のウェハに対してレーザビー
ム64が垂直であるように、一旦、注入室30が(図4
の用紙に対して垂直な軸線周囲に)調整されたならば、
レーザビーム64はもはや、ビームストップ60の中心
と正確に一致してはいない。
【0080】上述のように、ビームストップ60は、ビ
ームストッププレート28のスリットの後ろに取付けら
れている集電ロッド46を備える固定ビーム検出装置を
少なくとも一つ含む。ビームストップ60を構成するに
あたっては、ビームストッププレートのスリットを、注
入室の公称中心線上になるように、ビームストップの中
央に配置する。このように、ビームストップのビーム検
出器から得られるタイミングパルスは、走査ビームがビ
ームストップの中央を通過する時間を表示しなければな
らない。上述のように、ウェハホルダ31を正しく方向
づけるように、注入室30を正しい位置に調整する場合
には、ビームストップの中央、そして、中央のタイミン
グスリットの位置はもはや、正確には走査ビームの理想
中央線上にはない。前に説明したように、そして、上述
の同時継続出願にも記載されているように、走査ビーム
の理想中心線からのビームストップの中央のタイミング
スリットの距離が判っている限りにおいては、このエラ
ーは、問題ではない。
【0081】上述のように、正しい位置でビームストッ
プ自体を基準とするように、インラインセンサ85を取
付ける。従って、走査ビームの理想中心線と、注入室の
公称中心線とビームストップとの間のミスアラインメン
トのいずれもが、中心からずれた位置のセンサ85に衝
突するレーザビーム64からのスポットの原因となる。
センサ85は、軸線が基本的に水平になっている、即
ち、走査平面に対して平行に構成されている、一次元位
置感応検出器である。このように、ビームストップの公
称中心線からのイオンビーム64の偏り、そして、走査
ビームの理想中心線の偏りを、センサ85の出力から直
接測定でき、ビームストップのスリット又はスリット群
からのタイミング信号を修正するために、この数字を用
いることができる。
【0082】好適な実施形態においては、(図5の用紙
の平面上の)縦方向に調整できるように、インラインセ
ンサ85をビームストップ60に取付ける。次に、まず
注入室を設定する時に、レーザビーム64が位置センサ
に衝突するようにセンサ85の位置をこの縦方向に調整
することができるので、ビームストップの公称中心線か
らの、ビームストップの理想中心線の水平方向の偏りを
測定することができる。重要なことは、このようにセン
サ85を縦方向に調整しても、ビームストップを基準と
する水平位置にいずれの変更も加えないことである。
【0083】インラインセンサ85は、移動ファラデー
50の中央基準位置を示す信号を供給することができ、
これにより、さらに走査ビームの理想中心線を正しく基
準とすることに留意されたい。移動ファラデー50のフ
ラグ93が、レーザビームの直径と基本的に同じか、わ
ずかに小さい縦方向のスリットを有している場合には、
センサ85からの信号が最大の大きさのセンサ上のレー
ザー照射を表す時に、移動ファラデーの正しい基準位置
を表示する。
【0084】これまでの説明において、ウェハホルダ3
1が軸線56周囲についてのみ回転位置が調整可能であ
ると説明してきた。軸線56は、ウェハホルダの直線移
動機構を調整する軸線であって、ウェハ角度だけでな
く、走査ビームの平面を通る移動角度についても調整す
るための軸線である。概して、ウェハの平面に平行な移
動平面上に常に存在する走査ビームの平面を通って、実
際にウェハを移動させるようにすることは、非常に望ま
しいことである。しかしながら、基本的に支持アーム自
体の軸線周囲で、ウェハホルダ31を保持する支持アー
ム(図3)を移動機構に対して回転可能にすることもま
た、有益である。この自由度は、図2の矢印98により
表されており、そして、摺動プレート40の回転真空ベ
アリングに支持アーム33を取付けることと、適した電
気モータ駆動機構(明快にするために図2に図示せず)
を設けることとにより、この自由度が与えられる。基本
的にウェハの中心を通る軸線周囲でのウェハホルダ31
が有する回転調節性について、矢印99とウェハホルダ
100の点線像により、図5に図示する。比較として、
移動機構の回転調節性について、矢印101により、図
5に示す。例えば、その機械的移動が最も上にある時
に、ローディング及びアンローディングをするために、
ウェハホルダ31をその軸線周囲で回転させる能力によ
り、ウェハホルダ31を水平にすることができる。
【0085】前述のように、走査イオンビームの平面を
通るウェハホルダの移動走査により、ウェハの平面を、
イオン注入角度すべての移動方向に対して正確に平行に
保つようにするために、この形式のハイブリッド走査イ
オン注入装置は望ましいものと考えられる。理想のビー
ム中心線及びビーム方向に対するウェハの基準角度を設
定するための上述の装置はまた、ウェハホルダをホルダ
自体の(矢印99で表される)軸線周囲で回転させる回
転駆動を調整するようにするためにも用いることができ
るので、ウェハは移動方向に対して平行である。
【0086】図6を参照すると、理想のビーム中心線
が、110に概略で図示されている。注入室内の移動機
構の回転軸線が、111に図示されている。注入ホルダ
を完璧に設定するために、レーザ源113からのビーム
112を、ウェハホルダ上のウェハ114から正確に反
射させるので、反射ビーム115が、位置感応検出器1
16の中央に衝突する。お分かりのように、ウェハ11
4は、移動機構を調整する軸線111を通過する平面上
にあるので、ウェハの平面は、移動方向に対して平行で
ある。
【0087】比較すると、ウェハ117が、移動方向1
19に対して角度118である場合には、移動角度12
0のみを調整することにより行われる初期設定により、
反射ビーム121を検出器116の中心点に戻してしま
うという結果になるであろう。反射レーザビームをセン
サ116の中央に戻すために、ライン114に示される
向きと比べて、ウェハ117の向きがわずかに異なって
いなければならないことが理解できるであろう。しかし
ながら、次にウェハホルダ31をライン119に沿って
移動機構により移動させる場合には、レーザビーム11
2の反射点がウェハ表面を上下に移動するので、矢印1
22に示されているように、この反射点も、レーザビー
ム伝送線に沿って往復して移動するが理解できるであろ
う。検出器の感知長に沿った反射点が対応して移動する
ことにより、位置感応検出器116で、この移動を検出
することができる。
【0088】従って、矢印99の方向に回転させるウェ
ハアームの駆動ユニットが、ウェハが移動方向に対して
正確に平行になる位置に設定されるようするためにも、
図5に開示されている装置を用いることもできる。操作
においては、図1に図示されている制御装置が追加とし
て、ウェハ支持アームの回転位置をその軸線周囲で調整
する駆動装置を制御するようにすることもできる。次
に、設定サイクルの間、移動機構がウェハを移動方向に
往復駆動する際に、反射スポットが位置感応検出器11
6の中央で静止するまで、支持アームの駆動装置と、移
動機構の回転位置を制御する駆動ユニットとの両方を共
に制御する。
【0089】本発明の他の実施形態においては、ビーム
ストップ23は、全ビーム電流を測定するためのファラ
デーではないことに留意されたい。ビームストップの代
わりに、ウェハをバイパスするイオンビームのエネルギ
ーを単に吸収しても良い。また、移動ファラデー24
が、他のいずれの形式の移動ビーム検出器であっても良
いし、正確な線量測定用に設計される必要はない。
【0090】ウェハ角度を確認するための上述の装置に
おいては、レーザビームが、ウェハホルダ上のウェハ表
面で反射されるように説明されている。ホルダに保持さ
れた場合にウェハ表面に対して平行であると判っている
ホルダ自体の表面でビームを反射させることにより、ホ
ルダ角度、つまり、ウェハ角度についても確認すること
ができる。例えば、ホルダのウェハ支持表面を用いるこ
ともできる。別の装置においては、ホルダに保持された
場合に、ウェハに対する角度が判っているホルダの表面
を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の態様を実施するイオン注入装置を示す
概略平面図である。
【図2】本発明の実施形態に用いられる、好適な注入室
を示す概略図である。
【図3】本発明を実施する注入室を示す立面断面図であ
る。
【図4】上部を除いて内部の特徴を示している図3の注
入室を示す平面図である。
【図5】本発明のもう一つの実施形態を示す立面断面図
である。
【図6】本発明の一実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 イオン源 54 走査制御装置 11 分析マグネット 60 ビームストッ
プ 12 質量選択スリット 61 矢印 13 ビーム 62 矢印 14 ビーム走査装置 66 ライン 15 走査ビーム 67 センサ 16 コリメータ 80 伸縮自在アー
ム 17 走査ビーム 82 伝送線 18 処理室 83 窓 19 ウェハホルダ 84 後部壁 20 ウェハ 85 インラインセ
ンサ 21 往復走査アーム21 86 アーム 22 アクチュエータ 87 フラグ 23 ビームストップ 88 アクチュエー
タ 24 移動ファラデー 89 ライン 25 矢印 90 アクチュエー
タ 26 軸線 91 窓 27 矢印 92 小型の窓 28 水冷式ビームストッププレー 93 フラグト 29 スリット 94 ブラケット 30 注入室 95 ハウジング 31 ウェハホルダ 96 フランジ 32 ウェハ 97 ケーシング 33 走査アーム 98 矢印 34 走査イオンビーム 99 矢印 35 開口部 100 ウェハホル
ダ 36 走査機構 101 矢印 37 回転ディスク 110 理想のビー
ム中心線 38 回転真空シール 111 移動機構の
回転軸線 39 アパーチャ 112 ビーム 40 摺動プレート 113 レーザ源 41 アクチュエータ 114 ウェハ 42 矢印 115 反射ビーム 43 マウント 116 位置感応検
出器 44 矢印 117 ウェハ 45 孔 118 角度 46 集電ロッド 119 移動方向 50 移動ファラデー 120 移動角度 51 ライン 121 反射ビーム 52 積分器 122 矢印 53 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジョン クリフォード ミッチ ェル イギリス, ウエスト サセックス アー ルエイチ20 2イーイー, プルボラフ, ウエスト チルティングトン ロード, サウスウッド (番地なし)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン注入装置であって、 排気可能な注入室と、 イオン注入の間、半導体ウェハを選択されたウェハ角度
    で保持するための注入室内に配置されているホルダであ
    って、前記ウェハ角度を変更するためにホルダ上のウェ
    ハの平面に対して平行な少なくとも一つの軸線の周囲で
    調整可能な前記ホルダと、 前記注入室に向けて取付けられて、前記ホルダ上に保持
    されているウェハ表面で反射させる又は前記ホルダに保
    持された時のウェハの平面に対して平行か、もしくは既
    知の角度であるホルダ表面上で反射させるために前記放
    射を向けるように構成されている集束電磁放射源と、 前記注入室に向けて取付けられて、ウェハ表面又は前記
    ホルダ表面により鏡面反射された前記放射源からの放射
    を受容するセンサであって、反射した放射に応答して、
    所定のウェハ角度を表示する信号を供給する前記センサ
    とを備えるイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁放射源と前記センサとが、前記
    注入室の外側に取付けられて、前記注入室が、前記放射
    を透過する窓を少なくとも一つ有し、この窓を介して前
    記放射源からの集束した放射を注入室に向けて、反射し
    た放射が注入室を離れて前記センサに受容される、請求
    項1に記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】 前記放射源と前記センサとが、ウェハホ
    ルダを調節する前記軸線に対して平行な平面の対向する
    側に、互いに隣接して取付けられる、請求項1又は2に
    記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】 前記放射源が、前記センサ上に前記反射
    した放射の照射スポットを生成するように構成される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のイオン注入装置。
  5. 【請求項5】 前記放射源が、基本的に平行な前記放射
    ビームを供給するように構成されたレーザである、請求
    項4に記載のイオン注入装置。
  6. 【請求項6】 前記センサが、少なくともホルダを調節
    する前記軸線に対して垂直な方向に、感知領域上の前記
    照射スポットの位置を表示する信号を供給する感知領域
    を有する、請求項4又は5に記載のイオン注入装置。
  7. 【請求項7】 ホルダの回転位置を前記軸線周囲で調節
    する駆動ユニットと、前記センサからの信号に応答して
    前記駆動ユニットを制御し前記ホルダの位置を調整し
    て、所定のウェハ角度に対応して前記照射スポットをセ
    ンサの感知領域上の所望の位置にする制御装置とを更に
    含む、請求項6に記載のイオン注入装置。
  8. 【請求項8】 注入されるイオン源と、前記ホルダ上の
    ウェハにイオン注入するために前記注入室内に前記イオ
    ンの平行な走査ビームを生成する走査装置とコリメータ
    との組み合わせ装置とを有する、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のイオン注入装置。
  9. 【請求項9】 前記走査装置とコリメータとの組み合わ
    せ装置が、前記平行な走査ビームの理想のビーム方向を
    形成し、前記放射源と前記センサとが、走査装置とコリ
    メータとの組み合わせ装置により形成される前記理想の
    ビーム方向を基準とするように取付けられ、これによ
    り、前記所定のウェハ角度が前記理想のビーム方向を基
    準とする、請求項8に記載のイオン注入装置。
  10. 【請求項10】 注入されるイオン源と、前記ホルダ上
    のウェハにイオン注入するために前記注入室内に前記イ
    オンの平行な走査ビームを生成する走査装置とコリメー
    タとの組み合わせ装置とを更に含み、前記走査装置とコ
    リメータとの組み合わせ装置が、ビーム走査平面上のビ
    ーム方向に対して垂直な走査方向にビームを走査し、前
    記走査方向を含み、且つ、ビーム走査平面の垂線に対し
    て移動角度を有する移動平面上のビーム走査平面を通っ
    てウェハホルダを移動するためのアクチュエータと、前
    記移動角度を調整して、前記ウェハ角度を対応するよう
    に調整を行う第一の回転駆動ユニットと、前記走査方向
    に対して平行な軸線周囲でアクチュエータに対してウェ
    ハホルダの角度を変更して、前記移動角度に対してホル
    ダ上のウェハの角度を調整する第二の回転駆動ユニット
    と、前記センサからの信号に応答して、前記第一の回転
    駆動ユニットを制御して、前記移動角度と前記ウェハ角
    度とを調整して、所定のウェハ角度に対応して前記照射
    スポットをセンサの感知領域上の所望の位置にして、且
    つ、前記アクチュエータがウェハを移動して、ウェハ表
    面への前記放射の反射地点を動かす場合には、前記第二
    の回転駆動ユニットを制御して、移動角度に対してウェ
    ハ角度を調整し、前記センサ上での前記スポットのいず
    れの動きも最小限にする制御装置とを更に含む、請求項
    6に記載のイオン注入装置。
  11. 【請求項11】 前記ビームの走査方向に平行な線に沿
    って前記注入室内で移動可能で、且つ、走査ビームのア
    ラインメントの検査に使用できる移動ビーム検出装置
    と、 前記注入室に向けて取付けられている電磁放射の点源
    と、 前記注入室に向けて取付けられて、移動ビーム検出装置
    の前記移動線を横断する伝送線に沿って受容した、前記
    点源からの放射に応答するインラインセンサとを更に備
    え、移動ビーム検出装置が、センサで受容した前記放射
    を少なくとも部分的に遮る構造を有する移動ビーム検出
    装置であって、これにより、前記インラインセンサが、
    移動ビーム検出装置の所定の位置を少なくとも一つ表示
    する信号を与える、請求項8〜10のいずれか1項に記
    載のイオン注入装置。
  12. 【請求項12】 前記点源が、前記集束した放射の源に
    より構成され、注入室が更に、走査ビームの平面を横切
    ってウェハホルダを移動させるためのアクチュエータを
    含む、請求項11に記載のイオン注入装置。
  13. 【請求項13】 イオン注入装置であって、 排気可能な注入室と、 注入されるイオン源と、 半導体ウェハにイオン注入するために、前記注入室内で
    前記イオンの平行な走査ビームを生成する走査装置とコ
    リメータとの組み合わせ装置と、前記ビームの走査方向
    に平行な線に沿って前記注入室内で移動可能で、且つ、
    走査ビームのアラインメントの検査に使用できる移動ビ
    ーム検出装置と、 前記注入室に向けて取付けられている電磁放射の点源
    と、 前記注入室に向けて取付けられて、移動ビーム検出装置
    の前記移動線を横断する伝送線に沿って受容した、前記
    点源からの放射に応答するインラインセンサとを備え、
    前記移動ビーム検出装置が、センサで受容した前記放射
    を少なくとも部分的に遮る構造を有する移動ビーム検出
    装置であって、これにより、前記インラインセンサが、
    移動ビーム検出装置の所定の位置を少なくとも一つ表示
    する信号を与える、イオン注入装置。
  14. 【請求項14】 前記走査装置とコリメータとの組み合
    わせ装置が、注入室内に前記平行な走査イオンビームの
    理想中心線を形成し、前記放射点源が、前記放射のビー
    ムを前記伝送線に沿って向けて、前記放射点源が前記理
    想ビーム中心線を基準とするように取付けられているの
    で、前記伝送線、そして、移動ビーム検出装置の前記所
    定の位置が前記理想のビーム中心線を基準とする、請求
    項11〜13のいずれか1項に記載のイオン注入装置。
  15. 【請求項15】 走査ビームを受容するビームストップ
    を更に含み、前記ビームストップが、ビームストップの
    固定ビーム検出装置を走査するイオンビームのタイミン
    グを表示するタイミング信号を供給する固定ビーム検出
    装置を少なくとも一つ含み、前記放射の点源が、前記イ
    ンラインセンサ上に放射の照射スポットを与えて、前記
    インラインセンサが、前記ビームストップと前記固定ビ
    ーム検出装置の位置とを基準にするように取付けられて
    いて、前記インラインセンサが、少なくとも前記ビーム
    走査方向に平行な方向に感知領域上の前記照射スポット
    の位置を示す信号を供給する感知領域を有し、これによ
    り、伝送線に対する前記固定ビーム検出装置の位置を判
    定することができる、請求項14に記載のイオン注入装
    置。
  16. 【請求項16】 前記インラインセンサが、前記センサ
    が位置信号を供給する前記方向に対して垂直な方向にビ
    ームストップに対して正しい位置で調整できるように取
    付けられていて、前記伝送線に対して横方向である、請
    求項15に記載のイオン注入装置。
  17. 【請求項17】 前記伝送線が、移動ビーム検出装置の
    前記移動線に対して基本的に垂直である、請求項11〜
    16のいずれか1項に記載のイオン注入装置。
  18. 【請求項18】 前記伝送線が、前記理想の中心線を含
    み、且つ、前記移動線に対して垂直な平面上にある、請
    求項14〜16のいずれか1項に記載のイオン注入装
    置。
  19. 【請求項19】 移動ビームストップの前記構造が、フ
    ラグである、請求項11〜18のいずれか1項に記載の
    イオン注入装置。
  20. 【請求項20】 前記フラグが、前記移動線に対して垂
    直に延長するスロットを有し、移動ビームストップが前
    記所定の位置にある時に前記放射にセンサを照射させる
    ようにする、請求項19に記載のイオン注入装置。
  21. 【請求項21】 前記移動ビームセンサが、ビームが検
    出装置を走査する際に、ビームのイオンを受容するため
    の前記ビーム走査方向に対して垂直に位置合わせされて
    いるスリット開口部を有し、前記フラグが、前記スリッ
    ト開口部を含むビーム方向に対して垂直な平面上にあ
    る、請求項19又は20に記載のイオン注入装置。
  22. 【請求項22】 前記点源が、注入室の外側に取付けら
    れて、注入室が、前記放射を透過する窓を有し、窓を介
    して源からの放射が前記伝送線に沿って注入室に入射で
    きる、請求項11〜21のいずれか1項に記載のイオン
    注入装置。
  23. 【請求項23】 前記インラインセンサが、注入室の外
    側に取付けられて、注入室が窓を有し、窓を介して前記
    放射が前記伝送線に沿って注入室を離れることができ
    る、請求項11〜22のいずれか1項に記載のイオン注
    入装置。
  24. 【請求項24】 イオン注入装置であって、 排気可能な注入室と、 注入されるイオン源と、 半導体ウェハにイオン注入するために、前記注入室内で
    前記イオンの平行な走査ビームを生成する走査装置とコ
    リメータとの組み合わせ装置であって、注入室内に前記
    平行な走査イオンビームの理想中心線を形成する前記走
    査装置とコリメータとの組み合わせ装置と、 伝送線に沿って前記放射ビームを向ける電磁放射源であ
    って、前記理想のビーム中心線を基準とするように取付
    けられているので前記伝送線が前記理想のビーム中心線
    を基準とする電磁放射源と、 走査ビームを受容するビームストップであって、ビーム
    ストップの固定ビーム検出装置を走査するイオンビーム
    のタイミングを表示するタイミング信号を供給する固定
    ビーム検出装置を少なくとも一つ含む前記ビームストッ
    プと、 前記ビームストップと前記固定ビーム検出装置の位置と
    を基準にするように前記伝送線上に取付けられているイ
    ンラインセンサとを備え、前記放射ビーム源が、前記イ
    ンラインセンサ上に放射の照射スポットを供給し、前記
    インラインセンサが、少なくとも前記ビーム走査方向に
    平行な方向に感知領域上の前記照射スポットの位置を示
    す信号を供給する感知領域を有し、これにより、前記固
    定ビーム検出装置の位置を、前記伝送線と前記理想中心
    線を基準として判定することができる、イオン注入装
    置。
  25. 【請求項25】 走査ビーム形式のイオン注入装置にお
    いて移動ビーム検出装置の位置をイオンビームに対して
    基準とする方法であって、 イオン注入装置のビーム線を基準とする基準ビーム中心
    線を判定する工程と、 前記基準中心線を基準として、移動ビーム検出装置の移
    動経路を横切って放射ビームを向ける工程と、 ビームがその移動経路に沿って移動する際に、移動ビー
    ム検出装置により放射ビームの傍受を判定して、前記ビ
    ームにする移動ビーム検出装置の位置を確認する工程と
    を含む方法。
  26. 【請求項26】 イオン注入装置内でウェハホルダをイ
    オンビームに対して位置合わせする方法であって、 イオン注入装置のビーム線を基準とする基準ビーム方向
    を判定する工程と、前記基準ビーム方向を基準とする方
    向に沿ってウェハホルダに向けて放射ビームを向ける工
    程と、ホルダに保持されたウェハ表面又はホルダに保持
    された時のウェハ表面に対して平行か、もしくは既知の
    角度のホルダ表面で反射した放射を監視して、放射ビー
    ムに対するウェハホルダのアラインメントを判定する工
    程とを含む方法。
  27. 【請求項27】 走査ビーム形式のイオン注入装置にお
    いて固定ビーム検出装置の位置をイオンビームに対して
    基準とする方法であって、 イオン注入装置のビーム線を基準とする基準ビーム中心
    線を判定する工程と、 前記基準ビーム中心線を基準として、前記固定ビーム検
    出装置に向けて放射ビームを向ける工程と前記固定ビー
    ム検出装置のところの前記放射ビームの位置を監視し
    て、前記基準ビーム中心線に対する前記固定ビーム検出
    装置の位置を判定する工程とを含む方法。
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