JP2001229704A - 道路照明器具 - Google Patents

道路照明器具

Info

Publication number
JP2001229704A
JP2001229704A JP2000038564A JP2000038564A JP2001229704A JP 2001229704 A JP2001229704 A JP 2001229704A JP 2000038564 A JP2000038564 A JP 2000038564A JP 2000038564 A JP2000038564 A JP 2000038564A JP 2001229704 A JP2001229704 A JP 2001229704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
pole
vibration
road lighting
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000038564A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawai
隆 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiwa Electric Mfg Co Ltd filed Critical Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP2000038564A priority Critical patent/JP2001229704A/ja
Publication of JP2001229704A publication Critical patent/JP2001229704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】車による連続振動や風圧振動による器具の接触
不良・ランプ不点などを防止する。 【解決手段】器具本体が直線形ポールPで支持される道
路照明器具において、器具本体1と直線形ポールPの先
端部との間に、道路照明器具に加わる振動を吸収する弾
性部材が組み込まれた耐震装置7を設ける。また、耐震
装置7を、直線形ポールPの中心軸に沿う縦方向の振動
を吸収するコイルばね72と、水平方向の振動を吸収す
るゴム材73、74を組み合わせた構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車道や歩道の照明に
用いられる道路照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】道路照明器具(道路灯)は、下面側に投
光開口部が設けられた器具本体と、この器具本体内に収
容されるランプと、ランプから発せられた光を下面側に
反射する反射板と、投光開口部を塞ぐ前面ガラスとを備
え、器具全体を、車道・歩道の路肩近傍に設置したポー
ル(支持柱)の上端部に略横向きに取り付けた状態で使
用される。
【0003】道路照明器具を支持するポールとしては、
先端部が道路側に円弧状に湾曲する長円形ポールや、道
路側に折れ曲がる折線形ポール等のアーム形ポールのほ
か、直線形ポールがある。直線形ポールは、道路側への
張り出し部分がなく、信号や標識を遮ることがないの
で、ドライバーに安全で開放的な景観を与えることがで
きる。また、メンテナンス・取付作業の際や保管時の省
スペース性、搬送の容易性、低コストなどのメリットが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、道路照明器
具は、常に車による連続振動や風圧振動を受けている。
特に、橋梁部での振動が大きいことから、接触不良・ラ
ンプ不点などの問題が起こる恐れがある。なお、道路照
明器具を直線形ポールで支持する場合、アーム形ポール
に比べて振動が伝わり易く、以上のような振動による悪
影響が及ぶ可能性が高い。
【0005】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、車による連続振動や風圧振動による接触不良・
ランプ不点を防止することが可能な構造の道路照明器具
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の道路照明器具
は、ランプを収容する器具本体と、ランプからの光を所
定方向に反射する反射板と、器具本体の投光開口部に設
けられた前面ガラスを備え、器具全体が直線形ポールで
支持される道路照明器具において、器具本体と直線形ポ
ールの先端部との間に、振動を吸収する弾性部材が組み
込まれた耐震装置を設けたことによって特徴づけられ
る。
【0007】本発明の道路照明器具によれば、風圧等に
より道路照明器具が振動しても、その振動が直線形ポー
ルに伝わることを軽減することができ、また、車の通行
等により直線形ポールが縦方向に振動しても、その振動
が道路照明器具に伝わることも軽減できる。
【0008】本発明の道路照明器具において、直線形ポ
ールの中心軸に沿う縦方向(Z方向)の振動を吸収する
コイルばねと、水平方向(X−Y方向)の振動を吸収す
るゴム材が組み込まれた耐震装置を用いれば、道路照明
器具に加わる各方向の振動のすべてを吸収(軽減)する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の実施形態の構造を示す斜視
図、図2はその実施形態の縦断面図である。
【0011】この例の道路照明器具は、上方開放型の器
具であって、器具本体1、ソケット3、反射板4及び前
面ガラス5などを主体として構成されており、器具本体
1内に配置されたソケット3にランプ2が装着される。
【0012】器具本体1は、例えばアルミニウムダイキ
ャスト製品で、上下に2分割された下部本体11と上部
本体12によって構成されている。下部本体11と上部
本体12とはそれぞれの後端部に設けられた2つのヒン
ジ13を介して連結されており、上部本体12が下部本
体11に対して開閉自在となっている。また、下部本体
11と上部本体12には、その各先端部にそれぞれラッ
チ11aと係止部12aが設けられており、上部本体1
2を閉鎖した状態で、下部本体11側のラッチ11aを
上部本体12の係止部12aに引っ掛けて止めることに
より、上部本体12を下部本体11に対して固定するこ
とができる。なお、下部本体11と上部本体12の合わ
せ面には防水パッキン(図示せず)が設けられている。
【0013】下部本体11の下面側には投光開口部1a
が開口されており、その投光開口部1aに前面ガラス
(例えば平面強化ガラス)5が水密を確保した状態で取
り付けられている。下部本体11には、ランプ2のソケ
ット3を支持する支持板6が設けられている。
【0014】上部本体12には反射板4が取り付けられ
ている。反射板4は、アルミニウム製品(表面アルマイ
ト処理品)であって、ランプ2からの光を目的とする方
向つまり車道・歩道に向けて効率良く反射するような形
状に加工されている。また、反射板4には、ランプ2の
ソケット3側の壁体にランプ挿通孔4aが設けられてお
り、このランプ挿通孔4aを通じてランプ2が反射板4
の内側に挿入配置される。
【0015】そして、この実施形態において注目すべき
点は、図3〜図5に示すように、器具本体1を直線形ポ
ールPに耐震装置7を介して支持する構造にある。
【0016】耐震装置7は、円筒形状で底板71aにポ
ール貫通用孔71bが形成された本体ケース71と、こ
の本体ケース71内に組み込まれるコイルばね72及び
2つのゴム製スリーブ73、74によって構成されてい
る。本体ケース71の上端部には取付フランジ71cが
一体形成されており、この取付フランジ71cを利用し
て耐震装置7の全体を器具本体1の後側の下部に固定す
ることができる。
【0017】コイルばね72は直線形ポールPを囲うよ
うに配置されており、このコイルばね72と直線形ポー
ルPの外周面との間にゴム製スリーブ73が挟み込まれ
ている。また、コイルばね72と本体ケース71の側壁
内面との間にはゴム製スリーブ74が挟み込まれてい
る。
【0018】コイルばね72の上端部72aは、直線形
ポールPに加工された孔Hに固定されている。また、コ
イルばね72の下端部72bは、本体ケース71の底板
71a内面に溶接により固定されており、このコイルば
ね72及び本体ケース71を介して器具本体1と直線形
ポールPとが相互に連結されている。
【0019】そして、以上の構造において、道路照明器
具に縦方向(Z方向)の振動が加わった場合、その振動
はコイルばね72の伸縮によって吸収され、また直線形
ポールPを中心として道路照明器具を水平方向に振るよ
うな力が加わった場合、その振れ力はコイルばね72の
捩じれ変形によって吸収される。さらに、道路照明器具
に水平方向(X−Y方向)の振動が加わった場合、その
振動は、コイルばね72の内側と外側に配した2つのゴ
ム製スリーブ73,74の変形によって吸収される。
【0020】このように、本実施形態では、道路照明器
具に加わる各方向(X−Y方向及びZ方向)の振動の全
てを吸収(軽減)することができる。これにより、風圧
等により道路照明器具が振動しても、その振動が直線形
ポールPに伝わることを軽減することができる。また、
車の通行等により直線形ポールPが縦方向に振動して
も、その振動が道路照明器具に伝わることも軽減できる
ので、接触不良・ランプ不点などが発生する可能性が少
なくなり、メンテナンス性が向上する。
【0021】また、以上の特徴をもつ耐震装置7は、器
具本体1の下部に取付られるので、外観上の違和感もな
い。
【0022】なお、以上の実施形態では、耐震装置7を
器具本体1の外部に取り付けているが、本発明はこれに
限られることなく、耐震装置7は器具本体1内に配置し
てもよい。
【0023】次に、本実施形態の他の特徴部分を以下に
説明する。
【0024】まず、本実施形態のような上方開放型の道
路照明器具においては、ランプ交換等のメンテナンス時
において作業を行いやすくするために、開放した上部本
体を固定するストッパが設けられている。
【0025】このようなストッパは、従来、図9に示す
ように、先端部が略L字形に加工された1本のステー2
02の係止爪202bを、上部本体12の係止口204
aに引っ掛けて、上部本体12を固定する構造となって
おり、このため、メンテナンス作業時において上部本体
12に風圧等の外力が加わった場合、ステー202が外
れて上部本体12が閉じてしまい、作業者の手を挟むな
どの事故が起こる可能性が残されている。
【0026】これを解消することを目的として、本実施
形態では以下の構造のストッパ101を設けている。
【0027】この例のストッパ101は、先の図1及び
図7(A)、(B)に示すように、ステー102と、下
部本体11側に設けられた支持台103と、上部本体1
2側に設けられた一対の係止部材104によって構成さ
れている。
【0028】ステー102は、鋼線材を折り曲げ加工し
た部材で、回転軸102cと、その両端から外方に向け
て僅かに開くように延びる2本の支持棒102aと、各
支持棒102aの先端から外方に折れ曲がる係止爪10
2bとが一体形成されており、その回転軸102cが下
部本体11側の支持台103に回転自在に取り付けられ
ている。
【0029】上部本体12側の一対の係止部材104に
は、それぞれ、ステー102の係止爪102bが嵌まり
込む係止孔104aが設けられている。また、一対の係
止部材104は、2本の支持棒102aの先端開口部の
間隔に対応する距離をあけて対向配置されている。
【0030】そして、以上の構造のストッパ101によ
り上部本体12を固定する際の操作は、図7及び図8に
示すように、上部本体12を上方に開放した後、ステー
102を上方に起こすとともに、2本の支持棒102a
を摘んでそれらを内側に撓ませた状態(図8)で、各支
持棒102a先端の係止爪102bを上部本体12側の
係止部材104の係止孔104aに合わせ、次いで各支
持棒102aを放すことにより、各支持棒102aのば
ね性を利用して各係止爪102bを係止孔104aに嵌
め込む、という要領にて行う。
【0031】以上の構造のストッパ101によれば、ス
テーの先端を単に引っ掛ける構造ではなく、ステー10
2を構成する2本の支持棒102aを一度撓ませ、その
ばね性を利用して係止孔104aに嵌め込む構造となっ
ているので、上部本体12に風圧等の外力が加わって
も、ステー102が上部本体12から外れることがな
く、上部本体12を確実に固定することができる。しか
も、2本の支持棒102aによって上部本体12を支え
ることができるので、外力に対する耐荷重も大きいとい
う利点がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の道路照明
器具によれば、器具本体と直線形ポールの先端部との間
に、振動を吸収する弾性部材が組み込まれた耐震装置を
設けているので、風圧等により道路照明器具が振動して
も、その振動が直線形ポールに伝わることを軽減するこ
とができる。また、車の通行等により直線形ポールが振
動しても、その振動が道路照明器具に伝わることも軽減
できるので、接触不良・ランプ不点などが発生する可能
性が少なくなる。その結果、メンテナンス性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態を使用状態で示す側面図であ
る。
【図4】本発明の実施形態を使用状態で示す背面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態に用いる耐震装置の構造を使
用状態で示す断面図である。
【図6】図5のD−D断面図である。
【図7】本発明の実施形態に用いるストッパの正面図
(A)及び側面図(B)である。
【図8】本発明の実施形態に用いるストッパの作用説明
図である。
【図9】ストッパの従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 器具本体 1a 投光開口部 11 下部本体 12 上部本体 13 ヒンジ 2 ランプ 3 ソケット 4 反射板 5 前面ガラス 6 支持板 7 耐震装置 71 本体ケース 71a 底板 71b ポール貫通用孔 71c フランジ 72 コイルばね 73 ゴム製スリーブ(内側) 74 ゴム製スリーブ(外側) 101 ストッパ 102 ステー 104 係止部材 104a 係止孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプを収容する器具本体と、ランプか
    らの光を所定方向に反射する反射板と、器具本体の投光
    開口部に設けられた前面ガラスを備え、器具全体が直線
    形ポールで支持される道路照明器具において、器具本体
    と直線形ポールの先端部との間に、振動を吸収する弾性
    部材が組み込まれた耐震装置を設けたことを特徴とする
    道路照明器具。
  2. 【請求項2】 耐震装置には、直線形ポールの中心軸に
    沿う縦方向の振動を吸収するコイルばねと、水平方向の
    振動を吸収するゴム材が組み込まれていることを特徴と
    する請求項1記載の道路照明器具。
JP2000038564A 2000-02-16 2000-02-16 道路照明器具 Pending JP2001229704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000038564A JP2001229704A (ja) 2000-02-16 2000-02-16 道路照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000038564A JP2001229704A (ja) 2000-02-16 2000-02-16 道路照明器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001229704A true JP2001229704A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18562279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000038564A Pending JP2001229704A (ja) 2000-02-16 2000-02-16 道路照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001229704A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100881785B1 (ko) 2007-02-09 2009-02-03 김재학 조명등용 방진소켓
JP2014165141A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Panasonic Corp 照明装置
CN104566006A (zh) * 2013-10-29 2015-04-29 深圳市海洋王照明工程有限公司 灯具的减振底座及采用该减振底座的投光灯
JP2020198171A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 積水樹脂株式会社 照明灯用のソーラーパネルユニット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100881785B1 (ko) 2007-02-09 2009-02-03 김재학 조명등용 방진소켓
JP2014165141A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Panasonic Corp 照明装置
CN104566006A (zh) * 2013-10-29 2015-04-29 深圳市海洋王照明工程有限公司 灯具的减振底座及采用该减振底座的投光灯
JP2020198171A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 積水樹脂株式会社 照明灯用のソーラーパネルユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3595344B2 (ja) 自動車のドア
US20130140845A1 (en) Supporting structure of door impact beam for vehicle
US20020008974A1 (en) Vehicle lamp assembly
JP2001229704A (ja) 道路照明器具
US6926845B2 (en) Roof opening and closing device
US6558033B1 (en) Shockabsorbed lamp and method for manufacturing of the shockabsorbed lamp
KR100866078B1 (ko) 형광램프를 이용한 고효율 터널등
CN110345432A (zh) 一种易清洁路灯
JP2002274252A (ja) 車両用ヘッドランプの取付構造
WO2011142220A1 (ja) 自動車用ルームランプ
US6705427B2 (en) Exhaust system support structure
US6241372B1 (en) One piece molded component high mounted stop lamp
JPS637554Y2 (ja)
CN206031186U (zh) 一种车灯模组总成及安装有该模组总成的汽车
KR200495579Y1 (ko) 가로등용 배너걸이 및 이를 포함하는 가로등
JPH043880Y2 (ja)
KR100208613B1 (ko) 자동차의 범퍼
KR200313651Y1 (ko) 택시 광고장치
KR970006395Y1 (ko) 차량용 실내등의 취부구조
KR100361826B1 (ko) 차량의 오일잭 취부구조
JP2724543B2 (ja) 内部照明型標識及びその外枠
JPH1012013A (ja) 照明装置
JP2632091B2 (ja) 自動二輪車用警告灯における取付構造
JP3008606U (ja) 照明器具
JP2002127812A (ja) 車両のヘッドランプ取付装置