JP2001229666A - メモリ装置及びそのデータ読出し方法 - Google Patents

メモリ装置及びそのデータ読出し方法

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JP2001229666A
JP2001229666A JP2000373420A JP2000373420A JP2001229666A JP 2001229666 A JP2001229666 A JP 2001229666A JP 2000373420 A JP2000373420 A JP 2000373420A JP 2000373420 A JP2000373420 A JP 2000373420A JP 2001229666 A JP2001229666 A JP 2001229666A
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Yoichi Imamura
陽一 今村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッシブアドレッシング方式の単純マトリク
ス型メモリ素子からデータを読出しするときに、クロス
トークを防止することで、電極配設ピッチをより狭くす
ること、すなわち、メモリの大容量化を可能にする。 【解決手段】 パッシブアドレッシング方式の単純マト
リクス型メモリ素子を成す複数のメモリセルの中から所
望のメモリセルを選択する手段(3〜5、8)と、選択
されたメモリセルの記憶データを破壊読出しする手段
(6)と、選択メモリセルから記憶データが読み出され
ている間は、その選択メモリに少なくとも隣接したメモ
リセルの記憶データの破壊読出しを禁止する手段(8、
5)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ装置及びそ
のデータ読出し方法に関し、特に、データの読出し/書
込みのためのメモリ素子としてパッシブアドレッシング
方式でメモリセルを選択する単純マトリクス型メモリ素
子を用いたメモリ装置及びそのデータ読出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、メモリ装置は、データを記憶す
るためのメモリ素子と、このメモリ素子へのデータの書
込み及びメモリ素子からのデータの読出しを行う、いゆ
わる周辺回路とを備える。メモリ素子は、記憶単位を成
すメモリセルを基板上にマトリクス状に形成したメモリ
層の形態を採り、メモリ層の周りには周辺回路が配置さ
れる。このような形態を採るメモリ素子として、従来で
は、半導体メモリがその主流を占めていた。
【0003】このような中で、近年、高速性、低消費電
力、高集積性、耐書換え性などの特徴を有する不揮発性
メモリとして、強誘電体メモリと呼ばれるメモリ素子が
注目を集めている(例えば、論文"「強誘電体メモリの
読出し応答解析」 電子情報通信学会論文誌 C−II
Vol.J81−C−II No.6 pp.534
−5411998年6月"参照)。
【0004】強誘電体メモリは、強誘電体材料として例
えばPZT(Pb(Zr,Ti)O3)系を用い、この
強誘電体材料から成る有機薄膜の表裏面にストライプ電
極を縦方向及び横方向に配し(例えば、裏面では横方向
且つ表面では縦方向)、これにより、マトリクス状の電
極構造をもって形成される。したがって、電極の交点で
は強誘電体キャパシタが形成される。この強誘電体キャ
パシタの場合、強誘電体の誘電分極状態に拠る2つの異
なる電荷量を"1"又は"0"に対応させ、これによりメモ
リセルを構成している(例えば、国際公開第WO99/
12170号、国際公開第WO99/14762号、及
び国際公開第WO99/14763号参照)。
【0005】このように、メモリセルのみを単純にマト
リクス状に形成した構造のメモリ素子は、単純マトリク
ス型メモリ素子とも呼ばれている。勿論、上述した誘電
分極特性を利用した強誘電体メモリは、この単純マトリ
クス型メモリ素子の一例であって、その他の記憶機能に
拠るメモリセルもある。
【0006】例えば、国際公開WO98/58383号
公報で提案されているように、Cu−TCNQを有機薄
膜として成膜し、この有機薄膜を挟んで、その表裏面に
X,Yストライプ電極を上述した如くマトリクス状に配
設することでメモリセルが構成される。この場合、X,
Yストライプ電極間に印加される電界強度が一定のしき
い値を超えると、インピーダンス(電圧対電流特性)が
変化し、且つ、印加電界を零に戻してもインピーダンス
が変化しないという特性が得られる。このため、ハイイ
ンピーダンス状態及びローインピーダンス状態を夫
々、"0"及び"1"に割り当てて不揮発性メモリを構成す
るものである。また、ダイオード素子をマトリクス状に
形成して単純マトリクス型メモリ素子を構成する例も知
られている。
【0007】このような単純マトリクス型メモリ素子を
駆動するには、パッシブアドレッシング方式と呼ばれる
駆動方式が採用される。この方式は、メモリセルを選択
するための行方向及び列方向のライン(電極)選択を担
うスイッチング素子を周辺回路の一部に設けたものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した単純マトリク
ス型メモリ素子の場合において、メモリ容量を上げる1
つの方法は、ストライプ状の電極の配設ピッチを狭くす
ればよい。
【0009】しかしながら、電極ピッチをあまり狭くす
ると、データ読出し時にクロストークが発生するという
問題がある。とくに、強誘電体メモリの場合、そのデー
タ読出しは、誘電分極により蓄積されていた電荷を、ビ
ットラインを流れる電流として取り出す、破壊読出しで
行なわれるため、これが電極間のクロストークの原因に
なっていた。
【0010】また、データ読出し側のビットラインを形
成する列方向のストライプ電極に繋がる周辺回路には、
出力信号を増幅するセンスアンプが入る。このため、周
辺回路を形成するゲート量が非常に多く、したがって、
ストライプ電極の列ピッチも比較的大きなものになって
いた。
【0011】このような2つの観点から、従来の単純マ
トリクス型メモリ素子における列方向のストライプ電極
間のピッチは一定限度以上に狭くすることはできず、し
たがって、メモリの大容量化にも限界があった。
【0012】本発明は、単純マトリクス型メモリ素子か
らデータを読み出すときのクロストークを防止し、これ
によりメモリの大容量化を可能にすることを、その第1
の目的とする。
【0013】また本発明の他の目的は、単純マトリクス
型メモリ素子からデータを読み出すときのクロストーク
を防止し、かつ読出し時の出力をセンスするセンス回路
のゲート量を削減し、これによりメモリの大容量化を可
能にすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のメモリ装置によれば、マトリクス状に配列
された複数のメモリセルから成り、且つパッシブアドレ
ッシング方式に基づき当該メモリセルの記憶データの読
出しを行う単純マトリクス型メモリ素子を備えたメモリ
装置において、前記複数のメモリセルの中で所望のメモ
リセルを選択する選択手段と、この選択手段により選択
されたメモリセルの記憶データを読出しするデータ読出
し手段と、このデータ読出し手段によって選択メモリセ
ルから記憶データが読み出されている間は、その選択メ
モリに少なくとも隣接したメモリセルの記憶データの読
出しを禁止する読出し禁止手段とを備えたことを特徴と
する。
【0015】好適な一例としては、前記読出し禁止手段
は、一方の端子が前記メモリ素子の複数の列電極に各々
接続され且つもう一方の端子が複数個毎に電気的に束ね
られて成るオン・オフ動作可能な複数個のスイッチング
素子を有するマルチプレクサと、前記スイッチング手段
のオン・オフ動作を制御する制御手段とを備える。
【0016】また、前記読出し禁止手段は、前記メモリ
素子を成す複数のメモリセルの中で、選択されたメモリ
セル以外のメモリセルには読出しの電圧に満たないバイ
アス電圧を印加するバイアス電圧印加手段を備えていて
もよい。
【0017】例えば、前記単純マトリクス型メモリ素子
の複数のメモリセルは、強誘電性を有する有機材料から
成る薄膜層をキャパシタとしたメモリセルである。
【0018】一方、本発明に係るメモリ装置のデータ読
出し方法によれば、マトリクス状に配列された複数のメ
モリセルから成り、且つパッシブアドレッシング方式に
基づき当該メモリセルの記憶データの読出しを行う単純
マトリクス型メモリ素子を備えたメモリ装置のデータ読
出し方法であり、前記複数のメモリセルの中から選択さ
れたメモリセルの記憶データを読出しされている間は、
その選択メモリに少なくとも隣接したメモリセルの記憶
データの読出しを禁止することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施形態を
図面に基づき説明する。
【0020】(第1の実施形態)第1の実施形態を図1〜
2に基づき説明する。本実施形態に係るメモリ装置は、
図1に示す如く、単純マトリクス型メモリ素子として形
成された強誘電体メモリ1と、この強誘電体メモリ1の
周辺回路として形成された制御回路2、行デコーダ3、
行ドライバ4、列デコーダ5、列ドライバ&センスアン
プ6、入出力バッファ7、及び列方向のライン切換え用
の列マルチプレクサ8とを備える。列マルチプレクサ8
は、強誘電体メモリ1と列ドライバ&センスアンプ6と
の間に介挿されている。
【0021】この内、強誘電体メモリ1は、矩形状のメ
モリセル領域を成すように図示しない基板上に成膜され
た強誘電体薄膜21と、この強誘電体薄膜21を挟んで
その表裏面それぞれに配設されたストライプ状のXスト
ライプ電極221〜22n及びYストライプ電極231
〜23nとを備える。Xストライプ電極221〜22n
は行方向(X方向)に直交する方向に沿って複数本、延
設され、それらの一端が図示しないコンタクトホールを
介して行ドライバ4のワード線に夫々電気的に接続され
ている。一方、Yストライプ電極231〜23nは列方
向(Y方向)に直交する方向に沿って複数本、延設さ
れ、それらの一端がコンタクトホールを介してマルチプ
レクサ8のマトリクス側端に夫々電気的に接続されてい
る。
【0022】強誘電体薄膜21は、強誘電性を有する有
機材料を用いて形成される。この有機材料は自発分極を
有し、Xストライプ電極及びYストライプ電極間に印加
される電界に応じて分極軸が反転し、且つ、印加電界を
0にしても分極状態が変化しない特性を有している。
【0023】従って、この薄膜21の分極状態に対応し
てそれぞれ"0"或いは"1"を割り当てて不揮発性メモリ
が形成される。したがって、この強誘電体薄膜21で
は、互いに直交するXストライプ電極とYストライプ電
極の各交点において1つのメモリセル(単位メモリセ
ル)が形成される。
【0024】この強誘電体薄膜21は、例えば国際公開
WO99/12170号公報に開示されているビニリデ
ンフルオライド(vinylidene fluoride)とトリフルオ
ロエチレン(trifluoroethylene)の共重合体を用いて
作ることができる。この薄膜21を成膜するには上記の
有機材料をPGMEA、シクロヘキサン、カルビトール
アセテート等の溶媒に溶かし、これをメモリセル領域に
スピンコートして熱処理すればよい。この熱処理により
膜中の溶媒成分が蒸発し、膜が固化する。また、上記溶
媒に湿潤剤又はバインダとして、グリセリン、ジエチレ
ングリコール、エチレングリコール等を必要に応じて加
えても良い。
【0025】また、n本のXストライプ電極221〜2
2n及びn本のYストライプ電極231〜23nは、例
えば、Al、RuO、Pt、IrO、YBaCu
、OsO、MoO、ReO、WO、A
u、Ag、In、In−Ga合金、Gaなどの導電性材
料の微粒子を適当な溶媒に溶かして導電性材料液(電極
材料液)を調整し、インクジェット式記録ヘッド(流動
体吐出ヘッド)を用いてストライプ状にパターニング塗
布することで形成される。溶媒として、ブチルカルビト
ールアセテート、3−ジメチル−2−イミタゾリジン、
BMA等を用いることができる。インクジェット式記録
ヘッドとしては、圧電体素子の体積変化により所望の流
動体を吐出させるピエゾジェット方式であっても、熱の
印加により急激に蒸気が発生することにより流動体を吐
出させるバブルジェット(登録商標)方式であってもよ
い。続いて、塗布された電極材料液を熱処理し、溶媒成
分を蒸発させればストライプ電極が形成される。
【0026】一方、行デコーダ3及び列デコーダ5は、
与えられたアドレス信号をデコーティングして強誘電体
メモリ1のワードライン及びビットラインを駆動すべ
く、デコーティング結果に応じた行ドライバ4及び列マ
ルチプレクサ8にドライブ信号を送る。
【0027】行ドライバ4は、強誘電体メモリ1のワー
ドラインを成すXストライプ電極221〜22nにそれ
ぞれ接続された複数のドライブ回路を有し、行デコーダ
3から送られてくるドライブ信号に応じてワードライン
を駆動する。これにより、指定アドレスに応じて選択さ
れるワード線のみをアクティブ(選択)状態にすること
ができる。
【0028】列マルチプレクサ8は、一方のマトリクス
側端を強誘電体メモリ1のビットラインを成すYストラ
イプ電極231〜23nにそれぞれ接続された経路を有
し、この複数の回路に、例えばTFT(薄膜トランジス
タ)などから成る電子スイッチ8A〜8Nが個別に且つ
直列に介挿されている。この電子スイッチ8A〜8Nの
センスアンプ側端の経路については、3本の隣接するY
ストライプ電極に繋がる経路同士を1本の経路に結合し
(束ね)、この結合(束ね)端をそれぞれ、列ドライバ
&センスアンプ6に接続している。これにより、電子ス
イッチ8A〜8Nは3個ずつのスイッチ群M1〜Miに
グループ分けされる。
【0029】電子スイッチ8A〜8Nは、各々、列デコ
ーダ5から送られてくるドライブ信号に応じてオン・オ
フする。このオン・オフのタイミングは、スイッチ群M
1(〜Mi)毎に3段階に分けて制御される。例えばデ
ータ読出し・再書込みのときには、最初のタイミングで
は、各スイッチ群(〜Mi)の1番目のスイッチ8A
(8D、〜)がオンに且つ残りのスイッチがオフに制御
される。次のタイミングでは、、各スイッチ群(〜M
i)の2番目のスイッチ8B(8E〜)がオンに且つ残
りのスイッチがオフに制御される。
【0030】さらに次のタイミングでは、、各スイッチ
群(〜Mi)の3番目のスイッチ8C(8F〜)がオン
に且つ残りのスイッチがオフに制御される。このよう
に、列デコーダ5から送られてくるドライブ信号によ
り、各スイッチ群毎に3段階に分けてオン状態に置かれ
る。
【0031】一方、メモリセルにデータを書き込むだけ
の場合には、スイッチ群M1〜Miの1番目(〜3番
目)の電子スイッチであっても、独立してオン又はオフ
に制御される。
【0032】なお、この列マルチプレクサ8は、そのセ
ンスアンプ側端において、列方向における隣接する複数
本の経路毎にそれらを1本に束ねる構成であればよく、
必ずしも3本毎に束ねる構成に限定されることなく、例
えば隣接する2本同士を1本に束ねる構成であってもよ
い。この2本ずつの束ね構成の場合、上述した電子スイ
ッチのオン・オフは、各スイッチ群に属する2個のスイ
ッチが交互に2段階でオン状態に置かれる。束ねられる
複数の経路には、図1に示す如く、夫々、電子スイッチ
が直列に介挿される。
【0033】列ドライブ&センスアンプ8は、データ書
込み時には強誘電体メモリ1のYストライプ電極231
〜23nに書込み用の分極電圧を印加可能なバイアス回
路を備えるとともに、データ読出し時には読出しを行う
ための分極反転電圧を印加して、出力されてきた読出し
に拠る電流を増幅する電流センスアンプとを備える。こ
れらのバイアス回路及び電流センスアンプの形成数は、
列マルチプレクサ8におけるセンスアンプ側の経路を3
本毎の束ねているので、従来のn本のYストライプ電極
231〜23n(ビットライン)に比べ、n/3個で済
んでいる。
【0034】また、入出力バッファ7は、ビットライン
数分のメモリ容量の一時記憶メモリで成り、データ読出
し時に、各ビットラインからの読出しデータが各々一時
記憶される。また、この入出力バッファ7では、制御回
路2からのタイミング制御の元で、全部のビットライン
からの読出しデータが揃うまで各ビットラインの読出し
データが保持される。ビットライン全部の読出しデータ
が揃うと、入出力バッファ7から所定ビット数のデータ
として読み出される。
【0035】さらに、制御回路2は、行デコーダ3、行
ドライバ4、列デコーダ5、列ドライバ&センスアンプ
6、及び入出力バッファ7の動作タイミングを制御す
る。
【0036】これら制御回路2、行デコーダ3、行ドラ
イバ4、列デコーダ5、列ドライバ&センスアンプ6、
入出力バッファ7、及び列マルチプレクサ8は、例え
ば、予め所望の半導体プロセスで形成しておき、いわゆ
るSUFTLA法に拠り、強誘電体メモリ1を形成した
基板に転写成形することで形成される。なお、これらの
回路は、シリコン基板上に通常の半導体プロセスを用い
て作り込んでもよいことは勿論である。
【0037】次いで、本実施形態のメモリ装置の作用効
果を説明する。
【0038】行デコーダ3及び列デコーダ5はアドレス
信号を受けると、このアドレス信号が行方向及び列方向
それぞれに関してデコーティングされる。この結果、行
ドライバ4からのドライブによって、強誘電体メモリ1
における行方向のワードラインの内、所望のワードライ
ンが選択され、それ以外のワードラインは非選択状態と
なる。例えば図1の例において、Xストライプ電極22
mに相当するワードラインが選択されているとする。
【0039】一方、列デコーダ5は、データ読出し・再
書込みのときには、列マトリクス8の電子スイッチ8A
〜8Nにオン・オフのドライブ信号を3段階で順次送
る。つまり、このドライブ信号によって、列マルチプレ
クサ8において束ねられている経路のスイッチ群M1〜
Miそれぞれの中で、列方向の一方の端に位置する電子
スイッチ8A、8C、…から順次、オン状態に制御され
る。
【0040】すなわち、最初のタイミングで第1のスイ
ッチ群M1の1番目の電子スイッチ8A、第2のスイッ
チ群M2の1番目の電子スイッチ8D、…がスイッチオ
ンとなり、その他の電子スイッチ、すなわちオン状態に
する電子スイッチに隣接する、又は、距離的に近い電子
スイッチはオフ状態にされる。同様に次のタイミング
で、第1のスイッチ群M1の2番目の電子スイッチ8
B、第2のスイッチ群M2の2番目の電子スイッチ8
E、…がスイッチオンとなり、その他の電子スイッチは
オフ状態にされる。さらに、次のタイミングで、第1の
スイッチ群M1の3番目の電子スイッチ8C、第2のス
イッチ群M2の2番目の電子スイッチ8F、…がスイッ
チオンとなり、その他の電子スイッチはオフ状態にされ
る。以下、この3段階の切替サイクルが繰り返される。
【0041】この結果、最初のタイミングでは、例えば
図1に示す如く、Xストライプ電極22mのワードライ
ンと、1番目、4番目、…のYストライプ電極231、
234、…に相当するビットラインとの交点のメモリセ
ルが選択される(図1中の黒丸の位置参照)。次のタイ
ミングでは、Xストライプ電極22mのワードライン
と、2番目、5番目、…のYストライプ電極232、2
35、…に相当するビットラインとの交点のメモリセル
(図1における黒丸の右隣のセル)が選択される。さら
に、次のタイミングでは、Xストライプ電極22mのワ
ードラインと、3番目、6番目、…のYストライプ電極
233、236、…に相当するビットラインとの交点の
メモリセル(図1における黒丸の右側2つ目のメモリセ
ル)が選択される。この3段階のメモリセル選択によっ
て、Xストライプ電極22mによるワードライン上の全
メモリセルの選択が完了する。
【0042】各メモリセルが選択されると、列ドライバ
&センスアンプ6によって分極反転電圧がメモリセルに
印加されて、蓄積電荷が電流として読出しされた後、再
び、分極電圧が当該メモリセルに印加されて再書込みが
行なわれる。読出しされた電流出力はセンスアンプによ
り増幅され、入出力バッファ7に一時格納される。上述
したように、マルチプレクサ8の電子スイッチ8A〜8
Nに対する3段階の切換えが一巡した時点で、1ワード
ライン全部のメモリセルのデータが入出力バッファ7に
揃う。この揃ったデータは全ビットの読出しデータとし
て、入出力バッファ7から読み出され、出力される。
【0043】このように強誘電体メモリ1の中の選択し
たメモリセル(すなわち選択した列の電極)からデータ
読出しを行うとき、そのメモリセルに隣接するメモリセ
ル(電極)から同時にはデータ読出しが行なわれない。
すなわち、隣接するメモリ同士(本実施形態では2つ先
のメモリセルまでを)のデータ読出しのタイミングはマ
ルチプレクサ8によってシフトされる。
【0044】このため、電流として蓄積データが読出し
されるときに、隣接する列ストライプ電極同士、又は、
近隣の列ストライプ電極同士の間でクロストークが生じ
る心配も殆ど解消される(理由1)。
【0045】同時に、マルチプレクサ8の電子スイッチ
8A〜8Nは3個毎に束ねて列ドライバ&センスアンプ
6に接続され、3段階で一巡するスイッチ切換え制御の
元に置かれるため、列ドライバ&センスアンプ6に備え
るドライブ回路及び電流センスアンプが、列毎にそれら
を備える場合に比べて、その数を1/3に減らすことが
できる。つまり、強誘電体メモリ1の列方向に備える周
辺回路のゲート量が大幅に少なくなる(理由2)。
【0046】この2つの理由に因って、まず、強誘電体
メモリ1の列方向に並ぶYストライプ電極231〜23
nの配設ピッチPy(図2参照)を従来に比べて大幅に
小さくすることができる。これはとりもなおさず、行方
向に並ぶXストライプ電極221〜22nの配設ピッチ
Px(図2参照)をも小さくするも可能にするので、同
一サイズのセル領域に形成するメモリセルの密度を大幅
に上げることができ、結局、メモリ容量を大幅に増大さ
せることができる。
【0047】(第2の実施形態)本発明に係る第2の実
施形態を図3〜図5に基づき説明する。なお、本実施形
態において、第1の実施形態のメモリ装置におけるのと
同一又は同等のコンポーネントには同一符号を付して、
その説明を省略又は簡略化する。
【0048】本実施形態に係るメモリ装置は、上述の第
1の実施形態と同様に、パッシブアドレッシング方式に
基づいて動作する単純マトリクス型メモリ素子として強
誘電体メモリを用い、選択したメモリセル(電極)から
データを読み出す期間には、少なくともそれに隣接した
メモリセル(電極)からデータを読み出すことを禁止す
ることを特徴とする。ただし、本実施形態では、前述し
た第1の実施形態のものとは異なり、行方向及び列方向
に並んでいる電極に印加する分極反転電圧の制御によ
り、かかる禁止処理を実現するようにしている。
【0049】この実施形態におけるメモリ装置の全体
は、図3に示す如く、第1の実施形態のそれに比して、
マルチプレクサを外し、列デコーダ5のドライブ信号で
列ドライバ&センスアンプ6を制御するようにしてい
る。
【0050】また、行ドライバ4は、図5に示す如く、
行(ワードライン)を選択するか非選択とするかを表す
選択・非選択(ドライブ)信号によりオン・オフする第
1のスイッチング素子4A(4A、4A、…)と、
この選択・非選択信号を反転させるインバータ4B(4
、4B、…)と、このインバータ4Bの出力信号
によりオン・オフする第2のスイッチング素子4C(4
、4C、…)とを、各行毎に備える。第1のスイ
ッチング素子4Aの一端は0ボルト電位に接続され、も
う一端はそれぞれのXストライプ電極221(〜22
n)に接続されている。また、第2のスイッチング素子
4Cの一端はE/2(ボルト)の電圧源に接続され、も
う一端は第1のスイッチング素子4Aと電極との接続経
路に並列に接続されている。
【0051】ここで、Eは、強誘電体メモリ1のメモリ
セルから読出しによりデータ(蓄積電荷に応じた電流)
を取り出すために印加する分極反転電圧である。
【0052】このため、行ドライバ4において、選択・
非選択信号=論理値1となると、第1のスイッチング素
子4A=オン、第2のスイッチング信号4C=オフとな
るので、Xストライプ電極221(〜22n)のバイア
ス電圧=0となる。反対に、選択・非選択信号=論理値
0となると、第1のスイッチング素子4A=オフ、第2
のスイッチング信号4C=オンとなるので、Xストライ
プ電極221(〜22n)のバイアス電圧=E/2とな
る。
【0053】一方、列ドライバ&センスアンプ6は、図
4に示す如く、列(ビットライン)を選択するか非選択
とするかを表す選択・非選択(ドライブ)信号によりオ
ン・オフする第1のスイッチング素子6A(6A、6
、…)と、この選択・非選択信号を反転させるイン
バータ6B(6B、6B、…)と、このインバータ
6Bの出力信号によりオン・オフする第2のスイッチン
グ素子6C(6C、6C、…)と、分極反転電圧E
の電圧源と第1のスイッチング素子6Aの一端との間に
介挿された電流センスアンプ6D(6D、6D
…)とを、各列毎に備える。第1のスイッチング素子6
Aのもう一端はそれぞれのYストライプ電極231(〜
23n)に接続されている。また、第2のスイッチング
素子6Cの一端はE/2(ボルト)の電圧源に接続さ
れ、もう一端は第1のスイッチング素子6Aと電極との
接続経路に並列に接続されている。
【0054】このため、列ドライバ&センスアンプ6に
おいて、選択・非選択信号=論理値1となると、第1の
スイッチング素子6A=オン、第2のスイッチング信号
4C=オフとなるので、Yストライプ電極231(〜2
3n)のバイアス電圧=E(分極反転電圧)となる。反
対に、選択・非選択信号=論理値0となると、第1のス
イッチング素子6A=オフ、第2のスイッチング信号6
C=オンとなるので、Yストライプ電極231(〜23
n)のバイアス電圧=E/2となる。
【0055】したがって、図4、5に示すバイアス電圧
の制御法によれば、 選択した行電極に対するバイアス電位=0(ボルト) 選択した列電極に対するバイアス電位=E(ボルト) 非選択の行電極に対するバイアス電位=E/2(ボル
ト) 非選択の列電極に対するバイアス電位=E/2(ボル
ト) となる。これにより、選択されたメモリセルには分極反
転電圧Eが印加されるが、非選択のメモリセルには分極
反転電圧Eが印加されず、その印加電圧は、0もしくは
E/2となる。したがって、選択されたメモリセルの蓄
積電荷は分極反転により読出しに付されて、そのデータ
が電流として取り出されるが、非選択のメモリセルの蓄
積電荷は分極反転されず、ほぼそのままの分極状態が維
持される。これは、誘電分極ヒステリシス特性が角型特
性を示すほど、維持され易いことに因る。また、列デコ
ーダ5は上述した列電極と列ドライバを選択的に接続さ
せる制御を行うので、選択したメモリセル以外のメモリ
セルには分極反転電圧Eは印加されない。あるメモリセ
ルが選択された場合、そのメモリセルに隣接した列電極
には、分極電圧が印加されず、またセンスアンプへ接続
されないので、読み出しは行われない。これにより、デ
ータ読み出し時に読み出し電流による列電極間のクロス
トークが発生する状態を確実に排除できる。
【0056】なお、この第2の実施形態において、図4
に示したバイアス電圧は一例であり、非選択電圧が分極
反転を起こさない他のバイアス電圧値でも可能である。
【0057】なお、本発明は上述した実施形態記載のも
のに限定されることなく、さらに、種々の形態に変更す
ることができる。また、本発明は、有機強誘電体のみで
はなく、セラミック系のSBT(SrBi2Ta2O9)、PZT(P
bZrxTi-xO3)にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメモリ装
置及びそのデータ読出し方法によれば、パッシブアドレ
ッシング方式の単純マトリクス型メモリ素子を成す複数
のメモリセルの中から選択されたメモリセルの記憶デー
タを読出している間は、その選択メモリに少なくとも隣
接したメモリセルの記憶データの読出しは禁止されるの
で、データ読出し時のクロストークを防止し、これによ
り、メモリ素子の電極配設ピッチをより狭くすることが
でき、メモリの大容量化が可能になる。
【0059】また、かかる禁止処理をバイアス電圧の制
御を介して行うことで、データ読出し時のクロストーク
を防止し、かつ読出し時の出力をセンスするセンス回路
のゲート量を削減でき、これによりメモリの大容量化が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るメモリ装置の概
要を示すブロック図である。
【図2】パッシブアドレッシング方式に拠る単純マトリ
クス型メモリ素子としての誘電体メモリの概要を示す斜
視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るメモリ装置の概
要を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態における行ドライバの回路構成
を示す部分回路図である。
【図5】第2の実施形態における列ドライバ&センスア
ンプの回路構成を示す部分回路図である。
【符号の説明】
1 誘電体メモリ 2 制御回路 3 行デコーダ 4 行ドライバ 4A,4C スイッチング素子 4B インバータ 5 列デコーダ 6 列ドライバ&センスアンプ 6A,6C スイッチング素子 6B インバータ 6D 電流センスアンプ 7 入出力バッファ 8 マルチプレクサ 8A〜8N 電子スイッチ 21 強誘電性を有する有機薄膜 221〜22n Xストライプ電極 231〜23n Yストライプ電極
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月21日(2001.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】強誘電体メモリは、強誘電体材料として例
えばPZT(Pb(Zr,Ti)O 系を用い、この
強誘電体材料から成る有機薄膜の表裏面にストライプ電
極を縦方向及び横方向に配し(例えば、裏面では横方向
且つ表面では縦方向)、これにより、マトリクス状の電
極構造をもって形成される。したがって、電極の交点で
は強誘電体キャパシタが形成される。この強誘電体キャ
パシタの場合、強誘電体の誘電分極状態に拠る2つの異
なる電荷量を"1"又は"0"に対応させ、これによりメモ
リセルを構成している(例えば、国際公開第WO99/
12170号、国際公開第WO99/14762号、及
び国際公開第WO99/14763号参照)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この内、強誘電体メモリ1は、矩形状のメ
モリセル領域を成すように図示しない基板上に成膜され
た強誘電体薄膜21と、この強誘電体薄膜21を挟んで
その表裏面それぞれに配設されたストライプ状のXスト
ライプ電極221〜22n及びYストライプ電極231
〜23nとを備える。Xストライプ電極221〜22n
は行方向(X方向)に直交する方向に沿って複数本延設
され、それらの一端が図示しないコンタクトホールを介
して行ドライバ4のワード線に夫々電気的に接続されて
いる。一方、Yストライプ電極231〜23nは列方向
(Y方向)に直交する方向に沿って複数本延設され、そ
れらの一端がコンタクトホールを介してマルチプレクサ
8のマトリクス側端に夫々電気的に接続されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】電子スイッチ8A〜8Nは、各々、列デコ
ーダ5から送られてくるドライブ信号に応じてオン・オ
フする。このオン・オフのタイミングは、スイッチ群M
1(〜Mi)毎に3段階に分けて制御される。例えばデ
ータ読出し・再書込みのときには、最初のタイミングで
は、各スイッチ群(〜Mi)の1番目のスイッチ8A
(8D、〜)がオンし且つ残りのスイッチがオフに制御
される。次のタイミングでは、、各スイッチ群(〜M
i)の2番目のスイッチ8B(8E〜)がオンに且つ残
りのスイッチがオフに制御される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】さらに次のタイミングでは、、各スイッチ
群(〜Mi)の3番目のスイッチ8C(8F〜)がオン
且つ残りのスイッチがオフに制御される。このよう
に、列デコーダ5から送られてくるドライブ信号によ
り、各スイッチ群毎に3段階に分けてオン状態に置かれ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、行ドライバ4は、図4に示す如く、
行(ワードライン)を選択するか非選択とするかを表す
選択・非選択(ドライブ)信号によりオン・オフする第
1のスイッチング素子4A(4A、4A、…)と、
この選択・非選択信号を反転させるインバータ4B(4
、4B、…)と、このインバータ4Bの出力信号
によりオン・オフする第2のスイッチング素子4C(4
、4C、…)とを、各行毎に備える。第1のスイ
ッチング素子4Aの一端は0ボルト電位に接続され、も
う一端はそれぞれのXストライプ電極22(〜2
に接続されている。また、第2のスイッチング素
子4Cの一端はE/2(ボルト)の電圧源に接続され、
もう一端は第1のスイッチング素子4Aと電極との接続
経路に並列に接続されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】このため、行ドライバ4において、選択・
非選択信号=論理値1となると、第1のスイッチング素
子4A=オン、第2のスイッチング信号4C=オフとな
るので、Xストライプ電極22(〜22のバイア
ス電圧=0となる。反対に、選択・非選択信号=論理値
0となると、第1のスイッチング素子4A=オフ、第2
のスイッチング信号4C=オンとなるので、Xストライ
プ電極22(〜22 のバイアス電圧=E/2とな
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】一方、列ドライバ&センスアンプ6は、
に示す如く、列(ビットライン)を選択するか非選択
とするかを表す選択・非選択(ドライブ)信号によりオ
ン・オフする第1のスイッチング素子6A(6A、6
、…)と、この選択・非選択信号を反転させるイン
バータ6B(6B、6B、…)と、このインバータ
6Bの出力信号によりオン・オフする第2のスイッチン
グ素子6C(6C、6C、…)と、分極反転電圧E
の電圧源と第1のスイッチング素子6Aの一端との間に
介挿された電流センスアンプ6D(6D、6D
…)とを、各列毎に備える。第1のスイッチング素子6
Aのもう一端はそれぞれのYストライプ電極23(〜
23に接続されている。また、第2のスイッチング
素子6Cの一端はE/2(ボルト)の電圧源に接続さ
れ、もう一端は第1のスイッチング素子6Aと電極との
接続経路に並列に接続されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】このため、列ドライバ&センスアンプ6に
おいて、選択・非選択信号=論理値1となると、第1の
スイッチング素子6A=オン、第2のスイッチング信号
4C=オフとなるので、Yストライプ電極23(〜2
のバイアス電圧=E(分極反転電圧)となる。反
対に、選択・非選択信号=論理値0となると、第1のス
イッチング素子6A=オフ、第2のスイッチング信号6
C=オンとなるので、Yストライプ電極23(〜23
のバイアス電圧=E/2となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】なお、この第2の実施形態において、
4、図5に示したバイアス電圧は一例であり、非選択電
圧が分極反転を起こさない他のバイアス電圧値でも可能
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数のメモリ
    セルから成り、且つパッシブアドレッシング方式に基づ
    き当該メモリセルの記憶データの読出しを行う単純マト
    リクス型メモリ素子を備えたメモリ装置において、 前記複数のメモリセルの中で所望のメモリセルを選択す
    る選択手段と、この選択手段により選択されたメモリセ
    ルの記憶データを読出しするデータ読出し手段と、この
    データ読出し手段によって選択メモリセルから記憶デー
    タが読み出されている間は、その選択メモリに少なくと
    も隣接したメモリセルの記憶データの読出しを禁止する
    読出し禁止手段とを備えたことを特徴とするメモリ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記読出し禁止手段は、一方の端子が前
    記メモリ素子の複数の列電極に各々接続され且つもう一
    方の端子が複数個毎に電気的に束ねられて成るオン・オ
    フ動作可能な複数個のスイッチング素子を有するマルチ
    プレクサと、前記スイッチング手段のオン・オフ動作を
    制御する制御手段とを備える請求項1記載のメモリ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記読出し禁止手段は、前記メモリ素子
    を成す複数のメモリセルの中で、選択されたメモリセル
    以外のメモリセルには読出しの電圧に満たないバイアス
    電圧を印加するバイアス電圧印加手段を備える請求項1
    記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載のメ
    モリ装置において、前記単純マトリクス型メモリ素子の
    複数のメモリセルは、強誘電性を有する有機材料から成
    る薄膜層をキャパシタとしたメモリセルであるメモリ装
    置。
  5. 【請求項5】 マトリクス状に配列された複数のメモリ
    セルから成り、且つパッシブアドレッシング方式に基づ
    き当該メモリセルの記憶データの読み出しを行う単純マ
    トリクス型メモリ素子を備えたメモリ装置のデータ読出
    し方法において、前記複数のメモリセルの中から選択さ
    れたメモリセルの記憶データを読出している間は、その
    選択メモリに少なくとも隣接したメモリセルの記憶デー
    タの読出しを禁止することを特徴としたメモリ装置のデ
    ータ読出し方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013033588A (ja) * 2001-11-30 2013-02-14 Thin Film Electronics Asa 受動マトリクス・アドレス指定可能素子の読み取り方法並びにその方法を実施するための素子

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