JP2001229449A - 缶洗浄装置及び自動販売機 - Google Patents

缶洗浄装置及び自動販売機

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JP2001229449A
JP2001229449A JP2000035306A JP2000035306A JP2001229449A JP 2001229449 A JP2001229449 A JP 2001229449A JP 2000035306 A JP2000035306 A JP 2000035306A JP 2000035306 A JP2000035306 A JP 2000035306A JP 2001229449 A JP2001229449 A JP 2001229449A
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cleaning
food
washing
drink
vending machine
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Yasutake Maehara
泰勇 前原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手による面倒且つ煩雑な拭い取り作業等を
行うことなく衛生面に優れた清浄な飲食物封入缶を最終
消費者等に供給できる缶洗浄装置及び自動販売機を提供
する。 【解決手段】 缶洗浄装置は、飲食物封入缶31の少なく
とも閉栓口周辺を洗浄する洗浄手段38を備える。また、
缶洗浄装置は、飲食物封入缶31の少なくとも閉栓口側部
分が挿脱可能な洗浄室6 と、該洗浄室6 に前記飲食物封
入缶31が挿入されている時に少なくともその閉栓口周辺
を洗浄する洗浄手段38とを備える。更に、販売商品の少
なくとも一部が飲食物封入缶31である自動販売機におい
て、飲食物封入缶31の少なくとも閉栓口周辺を洗浄する
洗浄手段38を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嗜好飲料物等の飲
食物が封入された飲食物封入缶に対する洗浄用として、
最終消費者等によって使用される缶洗浄装置及び自動販
売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばジュース類やアルコール類等のよ
うな嗜好飲料物は、軽量コンパクト化の要請に応じて、
搬送、取り扱い或いは保管等を容易にするため、アルミ
缶やスチール缶等の缶容器に封入して販売されている。
【0003】この種の嗜好飲料物等の飲食物が封入され
た飲食物封入缶の販売経路としては、店内等に保管して
いる飲食物封入缶を需要者に個々の商品単位で選択させ
て販売する経路と、自動販売機を通じて需要者に商品の
種類単位で選択させて販売する経路とがあり、後者の販
売経路が増加の一途を辿っている。
【0004】この場合、前者の販売経路によれば、飲食
物封入缶へのゴミや汚れの付着等に対しては、店内等で
十分な注意を払うことができるので、需要者は衛生面に
ついて比較的安心してこれらを購入することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
販売経路によれば、搬送時や保管作業時にゴミや汚れ等
が付着した飲食物封入缶をそのままの状態で自動販売機
の内部に保管する場合があるにも拘わらず、その内部に
これらを一旦保管した後は、何らゴミや汚れ等の除去作
業を行わずに、そのままの状態に放置しているのが通例
である。
【0006】また、自動販売機の取り出し口の内部は、
外気に通じているためにゴミや埃が浸入し易く、このた
め購入時に前記取り出し口の内部に落下した飲食物封入
缶は、その落下位置においてゴミや埃が付着した状態と
なる場合がある。
【0007】これらが原因となって、需要者が自動販売
機を通じて購入した飲食物封入缶には、その閉栓口(飲
み口)周辺にゴミや汚れ等が付着していることが多々あ
るが、それにも拘わらず、需要者はそのままの状態で或
いは手やハンカチで軽く拭い取っただけで嗜好飲料物等
を飲食しているのが通例である。
【0008】このため、飲食物封入缶の閉栓口周辺の込
み入った部位、例えば缶周縁の隅部や細幅の凹状溝等に
付着しているゴミや汚れ等を適切に除去するこができ
ず、閉栓口を開栓して嗜好飲料物等を飲食する場合に、
需要者の口にゴミ等が付着し、或いは嗜好飲料物等にゴ
ミ等が混入するという事態を招き、衛生面において好ま
しくないという問題が生じる。
【0009】なお、このような問題は、前者の販売経路
であっても、店内等で適切な保管がなされていない場合
には、同様にして生じ得るものである。
【0010】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、人手
による面倒且つ煩雑な拭い取り作業等を行うことなく衛
生面に優れた清浄な飲食物封入缶を最終消費者等に供給
できる缶洗浄装置及び自動販売機を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る缶洗浄装置
は、飲食物封入缶31の少なくとも閉栓口周辺を洗浄する
洗浄手段38を備えたものである。
【0012】また、本発明に係る缶洗浄装置は、飲食物
封入缶31の少なくとも閉栓口側部分が挿脱可能な洗浄室
6 と、該洗浄室6 に前記飲食物封入缶31が挿入されてい
る時に少なくともその閉栓口周辺を洗浄する洗浄手段38
とを備えたものである。
【0013】更に、本発明は、販売商品の少なくとも一
部が飲食物封入缶31である自動販売機において、飲食物
封入缶31の少なくとも閉栓口周辺を洗浄する洗浄手段38
を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図4は、本発明に係る缶洗浄
装置の第1の実施形態を例示する。この缶洗浄装置1
は、最終消費者によって使用されるものであって、図1
及び図2に示すように、嗜好飲料物等の飲食物を封入し
た飲食物封入缶(例えば缶ジュースや缶ビール等)を販
売する自動販売機2 の一側方に隣接して設置されてい
る。なお、この自動販売機2 の前面部には、各種商品見
本が並列状に配列された見本表示部2a、各種商品の選択
ボタンスイッチ2b、貨幣投入部2c、及び購入商品の取り
出し口2d等が配設されている。
【0015】前記缶洗浄装置1 のケーシング3 の前面部
には、その内部空間A の開口部を開閉自在に閉鎖する蓋
体4 が装着され、該蓋体4 の一側部には、把手5 と、ケ
ーシング3 に対する施錠を行う施錠手段とが取り付けら
れている。
【0016】前記ケーシング3 には、その内部空間A 側
に突出する洗浄室6 が付設され、この洗浄室6 は、ケー
シング3 に形成された開口部7 を介して外部空間に通じ
ている。そして、この開口部7 が、洗浄室6 に対して外
部空間から飲食物封入缶を挿入するための挿入口とさ
れ、この洗浄室6 内に、飲食物封入缶を配備させる洗浄
エリア39が設けられている。
【0017】詳述すれば、ケーシング3 の前面上端は、
傾斜角度が例えば略45°となるように前方が下降傾斜
する傾斜壁3aとされ、この傾斜壁3aの内部空間A 側に、
その軸心a が該傾斜壁3aと略直交する方向に延びるよう
に前記洗浄室6 が設けられ、この傾斜壁3aに前記挿入口
7 が形成されている。この挿入口7 には、可撓性及び弾
力性を有するゴムや樹脂等でなる可撓性蓋体8 が開閉自
在に装着され、この可撓性蓋体8 の中央部には、等角度
間隔で放射状に複数箇所に切り裂き目を入れて各蓋片8a
が形成されている。
【0018】この缶洗浄装置1 には、前記洗浄室6 に挿
入された飲食物封入缶の閉栓口(以下、飲み口という)
の周辺を洗浄する洗浄手段38が備えられ、前記ケーシン
グ3の内部空間A には、この洗浄手段38の構成要素であ
る流体給排手段38x が配備されている。
【0019】前記流体給排手段38x は、洗浄室6 に水を
導入する導入通路9 と、水道水を電磁弁等の電気制御開
閉弁10を介して前記導入通路9 に送給する水道水圧送通
路11と、前記洗浄室6 の不要な水を排水タンク12に排出
させる排出通路13と、給水タンク14に貯留されている水
を電動ポンプ15に吸入する吸入通路16と、該電動ポンプ
15から吐出された水を前記導入通路9 に送給する吐出通
路17とを備えている。なお、水道水を使用する場合に
は、前記給水タンク14、電動ポンプ15、及び吐出通路17
を設けなくても良く、また一方、水道水を使用しない場
合には、前記水道水圧送通路11及び電気制御開閉弁10を
設けなくても良い。
【0020】前記洗浄室6 は、図3及び図4に示すよう
に、ケーシング3 に固定された筒状部材6xの内部に形成
される室空間であって、その底部に、前記流体給排手段
38xの導入通路9 に供給された水を噴射する流体噴射手
段38a が配設されている。即ち、前記洗浄手段38は、飲
食物封入缶31の少なくとも飲み口周辺に対して洗浄用流
体を噴射する流体噴射手段38a を備えている。この流体
噴射手段38a は、先端部に水の噴射口9aが形成された流
体洗浄体22を備え、この流体洗浄体22の先端部は、飲み
口側を先頭にして洗浄室6 に挿入された飲食物封入缶31
の飲み口周辺と対向するように配置されている。
【0021】更に、この流体洗浄体22の先端部には、ブ
ラッシング手段38b の構成要素であるブラシ23が装着さ
れている。換言すれば、前記洗浄手段38は、飲食物封入
缶31の少なくとも飲み口周辺に対してブラシ23によるブ
ラッシングを施すブラッシング手段38b を備えている 前記筒状部材6xは、ケーシング3 の傾斜壁3aに固定され
た有底外筒体18と、該有底外筒体18の内周側に略同心状
に配設された内筒体20とから構成され、この両者の軸心
a は、前記洗浄室6 に倣って傾斜壁3aと略直交する方向
を指向している。前記有底外筒体18は、下端に底壁18b
を有し且つ上端が開口しており、その上端の開口部の外
周縁に一体形成されたフランジ部18a が、前記傾斜壁3a
にネジ19等により固定されている。また、前記内筒体20
は、上端及び下端が開口しており、その上端の開口部の
外周縁に一体形成されたフランジ部20a が、前記傾斜壁
3aにネジ19等により固定されている。前記有底外筒体18
の内周面と前記内筒体20の外周面との間には、所定の空
間が形成され、また前記有底外筒体18の底壁18b と前記
内筒体20の下端との間には、所定の隙間が設けられてい
る。そして、前記内筒体20の上端の内周側には、前記可
撓性蓋体8 の外周縁に一体形成された筒状部8bが嵌合固
定されている。
【0022】前記有底外筒体18の底壁18b の中心部に
は、その軸心a に沿って下方に突出する小径筒部18c が
一体形成されており、該小径筒部18c の内周側にシール
軸受体21を介して前記流体洗浄体22が回動自在に嵌合さ
れている。この流体洗浄体22は、図4に示すように、長
手方向寸法が前記内筒体20の内径よりも僅かに短い細長
状体であって、その中心部には、前記小径筒部18c の内
径よりも長い径の円柱部22a が一体形成されている。
【0023】前記流体洗浄体22の円柱部22a の上端面に
は、偏心した位置に前記導入通路9の開口部、即ち噴射
口9aが形成され、この噴射口9aを避けるようにして、前
記流体洗浄体22の上端面の長手方向略全長に亘って前記
ブラシ23が装着されている。また、この流体洗浄体22の
下方には、前記円柱部22a の外径よりも短い径の回転軸
部22b が一体形成されており、前記導入通路9 は、この
回転軸部22b の中心線上に沿って延び且つその先端部が
前記円柱部22a の内部で屈曲又は湾曲している。
【0024】前記回転軸部22b の外周面と前記小径筒部
18c の内周面との間には、前記シール軸受体21の筒部が
介設され、また前記円柱部22a の下面と前記底壁18b の
上面との間には、前記シール軸受体21のフランジ部が介
設されている。従って、このシール軸受体21は、流体洗
浄体22と有底外筒体18との間をシールする機能と、この
両者の間の軸受としての機能とを兼ね備えるものであ
る。なお、このようなシール軸受体21を使用することに
代えて、前記流体洗浄体22を有底外筒体18に回動自在に
支持するラジアル軸受及びスラスト軸受或いはアンギュ
ラ軸受等の軸受部材と、前記流体洗浄体22と有底外筒体
18との間を水密状にシールするシールリング等のシール
部材とを、別体として使用するようにしても良い。
【0025】一方、前記流体洗浄体22は、巻き掛け伝動
手段を備えた回転駆動装置24によって回転駆動されるよ
うになっている。この回転駆動装置24は、前記ケーシン
グ3の傾斜壁3aにブラケット25を介して固定設置された
電動モータ26と、該電動モータ26の駆動軸26a に固定さ
れた駆動輪としての駆動プーリ27と、前記流体洗浄体22
の回転軸部22b に固定された従動輪としての従動プーリ
28と、この両プーリ27,28 に亘って巻き掛けられた巻き
掛け伝動部材としての伝動ベルト29とを備えている。そ
して、前記従動プーリ28の上端面と、前記小径筒部18c
の下端面との間には、スラスト軸受又はこれと同等の作
用を行うスペーサ30が介設されている。
【0026】以上の構成に加えて、この缶洗浄装置1
は、洗浄エリア39に飲食物封入缶31が配備されたこと、
換言すれば洗浄室6 に飲食物封入缶31が挿入されたこと
を検知する検知手段32を備え、この検知手段32からの信
号に基づいて洗浄手段38が洗浄作業を開始するように構
成されている。
【0027】即ち、前記有底外筒体18の外周面には、前
記洗浄室6 に飲食物封入缶31が挿入されたことを検知す
る検知手段としての近接スイッチ32が装着され、この近
接スイッチ32からの信号は電気的制御部等を介して、前
記電気制御開閉弁10又は前記電動ポンプ15と、前記電動
モータ26とに送出されるようになっている。そして、前
記飲食物封入缶31が洗浄室6 に挿入されたことを前記近
接スイッチ32が検知した時点で、前記電気制御開閉弁10
が開弁し又は前記電動ポンプ15が作動すると共に、前記
電動モータ26の駆動軸26a が回転して、駆動プーリ27、
伝動ベルト29及び従動プーリ28を介してその回転が流体
洗浄体22に伝達され、この結果、洗浄手段38による洗浄
作業が開始されるようになっている。
【0028】前記近接スイッチ32が前記飲食物封入缶31
の挿入を検知した後は、その検知に伴って作動するタイ
マーの設定時間が経過して、例えばランプ表示或いはブ
ザー音による報知が行われた時点で、前記電気制御開閉
弁10が閉弁し又は前記電動ポンプ15が停止すると共に、
前記電動モータ26の駆動が停止し、この結果、洗浄手段
38による洗浄作業が終了するようになっている。この場
合、前記近接スイッチ32は、前記飲食物封入缶31が洗浄
室6 から抜け出たことを検知する機能をも所有している
ので、このことを前記検知スイッチ32が検知した時点
で、前記と同様にして、洗浄手段38による洗浄作業が終
了するように構成しても良い。なお、前記近接スイッチ
32としては、反射型や透過型のものが使用されるが、透
過型例えば光電型のもの等を使用する場合には、必要に
応じて、前記有底外筒体18の周壁及び内筒体20の周壁に
小径貫通孔を形成することが行われる。
【0029】前記流体洗浄体22の回転軸部22b の下端
は、前記導入通路9 を内部に有する導入パイプ33の上端
にロータリージョイント等の管継手34を介して回動自在
に連結されている。そして、前記回転軸部22b の内部の
導入通路9 と、前記導入パイプ33の内部の導入通路9 と
は、外部に対してシールされた状態で連通している。
【0030】前記有底外筒体18の周壁(又は底壁18b )
の最低部には、排出口35及びこれに通じて外方に突出す
る排出用管継手36が設けられ、この排出用管継手36に、
前記排出通路13を内部に有する排出パイプ37の上流端が
連結されている。そして、前記排出通路13は、前記排出
口35を介して前記洗浄室6 に連通している。
【0031】この第1の実施形態に係る缶洗浄装置1 を
使用する場合には、自動販売機2 を通じて購入した飲食
物封入缶31を、最終消費者が手で握持した状態で、その
飲み口が先頭になるようにして、挿入口7 から可撓性蓋
体8 の各蓋片8aを押し下げつつ洗浄室6 に挿入する。
【0032】この作業が行われた際には、飲食物封入缶
31が挿入されたことを近接スイッチ32が検知して、電気
制御開閉弁10が開弁し或いは電動ポンプ15が作動すると
共に、回転駆動装置24の電動モータ26が駆動する。これ
に伴って、水道水圧送通路11或いは吐出通路17から導入
通路9 に送給された水が流体洗浄体22の噴射口9aから噴
射すると共に、流体洗浄体22が回転する。
【0033】このような状態の下で、最終消費者が、図
3に示すように飲食物封入缶31の飲み口側端面をブラシ
23に押し付けることにより、その飲み口側端面は、所定
半径の円軌道に沿った水の噴射を受けながらブラシ23の
回転によってブラッシングされる。この時点では、飲食
物封入缶31の飲み口側の部分のみが洗浄室6 に挿入され
た状態にあり、従って飲食物封入缶31を握持している最
終消費者の手は、洗浄室6 の外部に位置している。
【0034】そして、この飲食物封入缶31の飲み口側端
面に対する水の噴射とブラシ23によるブラッシングとが
同時に行われることにより、その飲み口側端面に付着し
ているゴミや汚れ等が洗い流される。この洗い流しに使
用された水は、洗浄室6 の低部に落下した後、排出口35
を通じて排出パイプ37内の排出通路13を流下し、排水タ
ンク12に貯留される。
【0035】このような洗浄作業が行われることによ
り、飲食物封入缶31の飲み口、及び飲み口側端面に形成
されている細幅の凹状溝内や周縁隅部に付着しているゴ
ミや汚れ等が除去され、飲み口周辺が清浄になる。
【0036】この洗浄作業を行っている間に、タイマー
の設定時間が経過した場合には、電気制御開閉弁10が閉
弁し或いは電動ポンプ15が停止すると共に、回転駆動装
置24の電動モータ26が停止する。これに伴って、噴射口
9aからの水の噴射が停止すると共に、流体洗浄体22の回
転が停止する。この後、飲食物封入缶31を洗浄室6 から
抜き取った場合には、可撓性蓋体8 の各蓋片8aが弾性力
によって当初の状態に復帰し、これにより挿入口7 が略
閉鎖された状態になる。
【0037】そして、最終消費者は、このような洗浄作
業が施された飲食物封入缶31の飲み口を開栓し、この飲
み口に自己の口を着けて嗜好飲料物を飲むことにより、
衛生面に優れた状態を享受できる。
【0038】図5は、本発明に係る缶洗浄装置の第2の
実施形態を例示する。この缶洗浄装置40が前述の第1の
実施形態に係る缶洗浄装置1 と相違している点は、流体
洗浄体22に導入通路9 を形成せずに、有底外筒体18の底
壁18b の最低部に、導入口41及びこれに通じて外方に突
出する導入用管継手42を設け、この導入用管継手42に、
前記導入通路9 を内部に有する導入パイプ43の上流端を
連結して、前記導入通路9 を洗浄室6 に連通させた点で
ある。従って、前記洗浄室6 に水を供給する流体供給手
段44は、前記導入口41及び導入通路9 と、前記水道水圧
送通路11又は電動ポンプ15とから主として構成されてい
る。換言すれば、洗浄手段38は、飲食物封入缶31の少な
くとも飲み口周辺が洗浄用流体に浸漬されるように該洗
浄用流体を供給する流体供給手段44を備えている。
【0039】その他の構成要件については同一であるの
で、図5において、前述の第1の実施形態に係る缶洗浄
装置1 と共通の構成要件については、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0040】この第2の実施形態に係る缶洗浄装置40の
構成によれば、最終消費者が洗浄室6 に飲食物封入缶31
を挿入したことを近接スイッチ32が検知して、流体洗浄
体22が回転し始めると同時に、導入口41から水が洗浄室
6 内に流入し始める。この場合、導入口41からの水の導
入量と、排出口35からの水の排出量との相対関係を適切
に設定しておけば、洗浄室6 内には洗浄作業を行う上で
適度な量の水が溜まることになる。従って、飲食物封入
缶31は、その飲み口側端面の一部が水に浸漬された状態
で、その端面の全域に対してブラシ23によるブラッシン
グが施され、この結果、その端面の全域が清浄になる。
【0041】その他の構成からは、前述の第1の実施形
態に係る缶洗浄装置1 と同一の作用効果が得られる。
【0042】図6は、本発明に係る缶洗浄装置の第3の
実施形態を例示する。この缶洗浄装置45が前述の第1の
実施形態に係る缶洗浄装置1 と相違している点は、筒状
部材6xの内筒体20を廃止した点と、有底外筒体18の形状
を排出口35から水を排出させ易い形状、即ち有底外筒体
18の最低部を膨出させ且つ下方に延出させて排出口35が
鉛直下方を指向する形状にした点である。
【0043】その他の構成要件については同一であるの
で、図6において、前述の第1の実施形態に係る缶洗浄
装置1 と共通の構成要件については、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0044】この第3の実施形態に係る缶洗浄装置45の
構成によれば、洗浄作業に使用された不要な水が、有底
外筒体18の最低部に溜まることなく、即座に排出口35を
通じて排出通路13に排出されるので、汚れた水が洗浄用
の水に混入されるという事態を回避し、清浄な水による
洗浄作業を行うことができる。
【0045】その他の構成からは、前述の第1の実施形
態に係る缶洗浄装置1 と同様の作用効果が得られる。
【0046】図7は、本発明に係る缶洗浄装置の第4の
実施形態を例示する。この缶洗浄装置50が前述の各実施
形態に係る缶洗浄装置1,40,45 と相違している点は、ケ
ーシングを専用のものとせずに、おしぼり供給装置51の
ケーシング52及びその内部の空きスペース53を利用して
缶洗浄装置50を設置した点である。
【0047】具体的には、おしぼり供給装置51は、紙や
不織布でなるシート材54を回転軸55の廻りに巻回したロ
ール体56と、該ロール体56からシート材54の端部を引き
出して下降させる際にシート材54に対して水または所定
の液体を噴射する噴射手段57と、水又は液体の噴射後の
シート材54を所定の長さに切断するカッター58とを備え
ている。そして、このおしぼり供給装置51のケーシング
52、詳しくは、おしぼり取り出し口59の下方に存するケ
ーシング52の傾斜壁52a に、可撓性蓋体8 が装着された
挿入口7 を設け、この傾斜壁52a の内方に、前記挿入口
7 に通じる洗浄室6 を設けている。
【0048】この缶洗浄装置50の構成は、前記各実施形
態の何れかの缶洗浄装置1,40,45 と同一とされている。
なお、図7には、この缶洗浄装置50の構成の主要部のみ
を図示すると共に、前記各実施形態に係る缶洗浄装置1,
40,45 と共通の構成要件については同一の符号を付し、
その説明を省略する。また、その作用効果についても、
前記各実施形態の何れかの缶洗浄装置1,40,45 と同一で
あるので、その説明を省略する。
【0049】図8は、本発明に係る自動販売機の実施形
態を例示する。この自動販売機2 は、販売商品として飲
食物封入缶を含んでいれば良く、例えば販売商品の一部
に飲食物封入瓶等のような飲食物封入缶以外のものを含
んでいても良い。
【0050】この自動販売機2 には、そのケーシング2e
及びその内部スペースを利用して、前述の第1〜第3の
実施形態に係る缶洗浄装置1,40,45 の何れかと同一の構
成とされた缶洗浄装置60が組み込まれている。具体的に
は、ケーシング2eの前面壁の所要部位には、内方(後
方)に向かって窪む凹部61が形成され、この凹部61の下
底壁61a が、外方(前方)に向かって下降傾斜する傾斜
壁とされている。
【0051】従って、このケーシング2eの下底壁61a
が、前述の第1〜第3の実施形態に係る缶洗浄装置1,4
0,45 のケーシング3 の傾斜壁3aに相当し、この下底壁6
1a に、挿入口7 が設けられ、この下底壁61a の内方
に、挿入口7 に通じる洗浄室6 が設けられている。この
場合の洗浄手段38は、前述の第1〜第3の実施形態と同
様に、噴射孔9a及びブラシ23を備えた流体洗浄体22と、
回転駆動装置24と、流体給排手段38x とから主として構
成されている。
【0052】なお、ケーシング2eの前面壁の所要部位
に、外方(前方)に向かって突出する凸部を形成し、こ
の凸部の上面壁を、外方(前方)に向かって下降傾斜す
る傾斜壁とし、この上面壁に、前記と同様にして挿入口
7 を設けるようにしても良い。また、この自動販売機2
のケーシング2eに、凹部61を形成することなく、ケーシ
ング2eの前面壁に挿入口7 を設けるようにしても良い。
この場合の洗浄室6 の軸心a は、前述の第1〜第3の実
施形態に係る缶洗浄装置1,40,45,50と同様に傾斜してい
ても良く、また略水平方向に沿うようにしても良い。更
に、ケーシング2eの側壁の所要部位に前記と同様にして
傾斜壁を形成し、この傾斜壁に挿入口7 を設けるように
しても良く、またケーシング2eの側壁に傾斜壁を形成せ
ずに挿入口7 を設けるようにしても良い。
【0053】一方、この自動販売機2 には、複数台(図
例では2台)の缶洗浄装置60が組み込まれているが、こ
れらの缶洗浄装置60は例えば用途別に区分され、その一
例として、温かい飲食物封入缶の洗浄用と、冷たい飲食
物封入缶の洗浄用とに区分するため、一の缶洗浄装置60
は温水を噴射し、他の缶洗浄装置60は冷水を噴射するよ
うに構成される。また、他の例として、飲食物封入缶の
洗浄用と、洗浄後の飲料物封入缶の乾燥用とに区分する
ため、一の缶洗浄装置60は水を噴射し、他の缶洗浄装置
60はエアー等を噴射するように構成される。
【0054】なお、図8には、この缶洗浄装置60の外観
のみを図示すると共に、前記第1〜第3の実施形態の何
れかの缶洗浄装置1,40,45 と共通の構成要件、及び図1
に示す自動販売機の構成要件と共通のものについては同
一の符号を付し、その説明を省略する。また、その作用
効果についても、前記第1〜第3の実施形態の何れかの
缶洗浄装置1,40,45 と同一であるので、その説明を省略
する。
【0055】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものでは
なく、その他種々の態様で実施することができる。
【0056】例えば、前記各実施形態では、飲食物封入
缶31として、嗜好飲料物等の飲料物が封入されたもの例
示したが、飲料物以外の固形の嗜好物等の飲食物が封入
された飲食物封入缶31についても、同様にして本発明を
適用することができる。
【0057】前記各実施形態では、洗浄手段38として、
水を噴射又は供給する手段を採用したが、水以外の洗浄
用流体、例えば、洗浄液、薬液、水蒸気、空気、ガス、
殺菌剤等を噴射又は供給する手段を採用しても良く、更
にはレーザー光や紫外線等の洗浄用光を照射する手段を
採用しても良い。
【0058】また、前記各実施形態(第2の実施形態を
除く)では、洗浄手段38が、水(前記例示の他の洗浄用
流体を含む)を噴射する手段と、ブラシによるブラッシ
ングを施す手段との2つの手段を備えているが、この2
つの手段のうちの何れか1つの手段のみを備えたもので
あっても良い。
【0059】更に、前記各実施形態では、洗浄エリアを
有する洗浄室をケーシングの内方に設けたが、ケーシン
グの外方に突出するように同様の洗浄室を設けても良
く、また洗浄室のように閉鎖された空間を設けることに
代えて、ケーシングの外方に閉鎖されない空間でなる洗
浄エリアを設けるようにしても良い。
【0060】また、前記各実施形態では、洗浄手段によ
る洗浄作業の開始を、飲食物封入缶を洗浄室に対して挿
入したことを検知手段が検知することによって行わせる
ようにしたが、この洗浄手段による洗浄作業の開始を、
例えば最終消費者によるボタン操作或いはスイッチ操作
等によって行わせるようにしても良い。
【0061】更に、前記各実施形態では、缶洗浄装置が
最終消費者によって利用される場合のみを例示したが、
例えば商店の売り主等の最終販売者によって利用される
ものであっても良い。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る缶洗浄装置によれば、飲料
物封入缶31の少なくとも飲み口周辺を洗浄する洗浄手段
38を備えたので、最終消費者等は、購入した飲料物封入
缶31について前記洗浄手段38による洗浄作業を受けるこ
とができ、面倒且つ煩雑な拭い取り作業等を行うことな
く、飲み口周辺が清浄で衛生面に優れた飲料物封入缶31
を取得できることになる。
【0063】また、本発明に係る缶洗浄装置によれば、
飲料物封入缶31の少なくとも飲み口側部分が挿脱可能な
洗浄室6 と、該洗浄室6 に前記飲料物封入缶31を挿入し
た時に少なくともその飲み口周辺を洗浄する洗浄手段38
とを備えたので、飲み口周辺が清浄で衛生面に優れた飲
料物封入缶31を取得できることに加えて、洗浄作業時に
生じる洗浄液等の飛散が、前記洗浄室6 を画成している
壁面によって阻止され、洗浄液等の飛散による外部の汚
れ等を未然に回避できることになる。
【0064】そして、前記洗浄室6 に前記飲食物封入缶
31が挿入されたことを検知する検知手段32を備え、該検
知手段32からの信号に基づいて前記洗浄手段38が洗浄作
業を開始するように構成したので、最終消費者等が洗浄
室6 に飲食物封入缶31を挿入するだけで、洗浄手段38に
よる洗浄作業が自動的に行われることになり、作業の適
度な自動化が図られて、作業性の向上を図ることができ
る。
【0065】しかも、本発明によれば、販売商品の少な
くとも一部が飲料物封入缶31である自動販売機におい
て、飲料物封入缶31の少なくとも飲み口周辺を洗浄する
洗浄手段38を備えたので、最終消費者等は、自動販売機
を通じて購入した飲料物封入缶31を、その直後に且つそ
の場で洗浄手段38により洗浄でき、処理の迅速化及び利
便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る缶洗浄装置の外
観全体を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る缶洗浄装置の全
体構成を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る缶洗浄装置の要
部を示す拡大縦断側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に従って切断した断面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る缶洗浄装置の要
部を示す拡大縦断側面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る缶洗浄装置の要
部を示す拡大縦断側面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る缶洗浄装置の外
観全体を示す側面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る缶洗浄装置の外
観全体を示す正面図である。
【符号の説明】
1,40,45,50 缶洗浄装置 2 自動販売機 2e ケーシング 3 ケーシング 6 洗浄室 7 挿入口 9 導入通路 22 流体洗浄体 32 検知手段(近接スイッチ) 38 洗浄手段 38a 流体噴射手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲食物封入缶(31)の少なくとも閉栓口周
    辺を洗浄する洗浄手段(38)を備えたことを特徴とする缶
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 飲食物封入缶(31)の少なくとも閉栓口側
    部分が挿脱可能な洗浄室(6) と、該洗浄室(6) に前記飲
    食物封入缶(31)が挿入されている時に少なくともその閉
    栓口周辺を洗浄する洗浄手段(38)とを備えたことを特徴
    とする缶洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄室(6) に前記飲食物封入缶(31)
    が挿入されたことを検知する検知手段(32)を備え、該検
    知手段(32)からの信号に基づいて前記洗浄手段(38)が洗
    浄作業を開始するように構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の缶洗浄装置。
  4. 【請求項4】 販売商品の少なくとも一部が飲食物封入
    缶(31)である自動販売機において、飲食物封入缶(31)の
    少なくとも閉栓口周辺を洗浄する洗浄手段(38)を備えた
    ことを特徴とする自動販売機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130056030A1 (en) * 2011-09-06 2013-03-07 Peter Chapman Beverage can cleaning apparatus and method of use thereof
WO2016059270A1 (es) * 2014-10-15 2016-04-21 Garces Suarez Sergio Aparato para limpieza a vapor de latas de bebida

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