JP2001228979A - ディスク装置のインターフェース制御装置 - Google Patents

ディスク装置のインターフェース制御装置

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JP2001228979A
JP2001228979A JP2000039742A JP2000039742A JP2001228979A JP 2001228979 A JP2001228979 A JP 2001228979A JP 2000039742 A JP2000039742 A JP 2000039742A JP 2000039742 A JP2000039742 A JP 2000039742A JP 2001228979 A JP2001228979 A JP 2001228979A
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JP2000039742A
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Hitoshi Ogawa
仁 小川
Tatsushi Kijima
達志 木島
Koji Takahashi
浩二 高橋
Takuji Nishitani
卓史 西谷
Katsumi Yamamoto
克己 山本
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の方式では、バッファメモリの領域管理を
1セクタ単位でのみ行っているため、転送データセクタ
長が512バイトを超える場合、バッファメモリの空き
領域の監視を含めたデータ転送制御をMPUにより行っ
ていたため、動作の高速化が困難であった。 【解決手段】転送データセクタ長によりバッファメモリ
の領域判定基準値を切り替え、バッファメモリステータ
ス信号の判定結果に従いデータ転送を行う。また、上記
ホストコンピュータより発行されたコマンドの種類に応
じて、バッファメモリへのデータ格納領域を切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置のホ
ストインターフェース回路に係り、特に、1セクタ当た
りの転送データ数が所定値を超える場合のバッファメモ
リ領域判定に有効なインターフェース制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータからライトコ
マンドが発行された場合におけるバッファメモリ空き領
域の判定方法は、特開平10−275111号公報に記
載のように、1ブロック単位で行うものが通常であっ
た。
【0003】つまり、バッファメモリの空き領域が、所
定数のデータにより構成されるデータブロック(通常は
1セクタ)を格納できる大きさであればホストコンピュ
ータからのデータ転送を開始する方式を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、ディスク装置に
おいては、所定のデータ数(例えば512バイト)毎に1
セクタとして媒体上に記録再生する構成が採用されてい
る。この場合、ホストコンピュータとの間におけるデー
タ転送も上記1セクタ毎のデータブロック単位を以って
行われる。ところが、例えばATA I/F規格では、
WRITE LONGコマンド、またはREAD LON
Gコマンドのように、ホストコンピュータとの間におい
て転送されるデータブロックのデータ長が、512バイ
トを超える場合がある。
【0005】上記従来の技術における方式では、バッフ
ァメモリの領域管理を1セクタ単位でのみ行っているた
め、上記コマンドのように転送データブロックのデータ
長が512バイトを超える場合、バッファメモリの空き
領域判定などの転送制御は、MPUにより行わざるを得
なかった。そのため、転送動作の高速化を図ることが困
難であり、その上、バッファメモリ上のセクタ境界アド
レスが初期の値からずれてしまうため、以降のメモリア
ドレスの管理が複雑になってしまうという問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のインターフェース制御方式では、ホストコ
ンピュータより発行されたコマンドが上記1セクタ当た
りの所定数(例えば512バイト)を超えるデータ長のデ
ータブロックを転送するものであるかを判別するコマン
ド判別手段、該コマンド判別手段の判別結果に応じてバ
ッファメモリの領域判定における基準値を切り替え選択
するブロックサイズ切換え手段、及び上記ブロックサイ
ズ切換え手段により選択された基準値とバッファメモリ
領域情報を示すバッファメモリステータス信号との比較
結果に従いデータ転送シーケンサの起動信号を生成する
メモリ空き領域判定手段とを設ける。
【0007】また、バッファメモリアドレス生成回路に
スタートアドレスセレクタを設け、上記ホストコンピュ
ータより発行されたコマンドが上記1セクタ当たりの所
定数(例えば512バイト)を超えるデータ長のデータブ
ロックを転送する場合、転送データブロックの内上記所
定数(512バイト)を超える部分を、バッファメモリ
の所定のアドレス領域に格納する、或いは該コマンドに
よるデータブロック全体をバッファメモリの所定のアド
レス領域に格納することによっても、同様に上記課題を
解決することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインターフェース
制御方式をATA I/F規格の磁気ディスク装置に適
用した場合の一例について、図1、図2、図3、図4及
び図5を用いて説明する。
【0009】図1は本発明によるインターフェース制御
回路の構成を示す図、図2はホストコンピュータから発
行されるコマンドの種類に応じてホストコンピュータと
の間で転送されるデータブロックの構成の例を示す図、
図3は従来のインターフェース制御方式においてデータ
転送を行った場合の、バッファメモリ内のデータ格納状
況の例を示す図、図4は本発明によるインターフェース
制御方式におけるデータ転送制御のフローチャートを示
す図、また図5は本発明によるインターフェース制御回
路においてデータ転送を行った場合の、バッファメモリ
内のデータ格納状況の例を示す図である。
【0010】図1において、1はホストコンピュータ、
2はホストインターフェース回路、3はバッファマネー
ジャ、4はホストコンピュータとの間のデータ転送を行
うホストデータバス、5はホストアドレスバス、6はホ
ストコンピュータからコマンドまたはデータをライトす
るためのライトストローブ信号、7はバッファメモリの
状態を示すバッファメモリステータス信号、8はコマン
ドレジスタ、9はコマンド判別回路、10はブロックサ
イズ切換え回路、11はバッファメモリ領域判定回路、
12はデータ転送シーケンサ起動信号、13はデータ転
送シーケンサ、14はデータ転送起動信号、15はデー
タ転送回路、16はホストインターフェース回路とバッ
ファマネージャとの間のデータ転送を行うバッファメモ
リデータバス、である。
【0011】ATA I/F規格の準拠したディスク装
置においては、ホストコンピュータ1との間でのデータ
転送は、図2に示すように512バイトを1セクタとし
て、これを基本単位としている。上記ホストコンピュー
タ1から転送された512バイトのデータに対し、エラ
ー訂正符号生成回路(図示せず)においてデータ読み出し
時にエラー訂正を行うための符号(例えば40バイト)を
付加し、ディスク媒体上へ記録する。従って、ディスク
媒体上での1セクタは、ホストコンピュータ1から転送
される512バイトにエラー訂正符号40バイトを加え
た552バイトとなる。
【0012】更に、ディスク装置としては、ホストコン
ピュータ1からのコマンドに対する応答を迅速にするた
め、バッファメモリ領域の状況に応じて自動的にホスト
コンピュータ1との間のデータ転送を行うモードをサポ
ートしている。
【0013】また、同図に示すように、ATA I/F
規格におけるデータ転送コマンドは、ホストコンピュー
タ1との間のデータ転送単位に応じて3種類に分類され
る。
【0014】WRITE SECTOR及びREAD S
ECTORコマンドは、1セクタ(512バイト)を1転
送ブロックとしてホストコンピュータとの間で転送を行
う。
【0015】WRITE MULTIPLE及びREA
D MULTIPLEコマンドは、複数のセクタをまと
めて1転送ブロックとして扱い、ホストコンピュータ1
との間で転送を行う。本実施例では、4セクタをまとめ
て1ブロックとする。但し、通常はいくつのセクタをま
とめて1ブロックとするかは、あらかじめホストコンピ
ュータ1からホストインターフェース回路のブロックサ
イズレジスタに設定される。
【0016】WRITE LONG及びREAD LON
Gコマンドは、上記40バイトのエラー訂正符号を含め
てホストコンピュータ1との間で転送を行うコマンドで
あり、1セクタ当たりのデータ数が上記の各コマンドの
場合と異なり552バイトとなる。
【0017】まず、従来のインターフェース制御方式に
おいてWRITE LONGコマンドが発行された場合
のバッファメモリ内のデータ格納状況について、図3に
より説明する。
【0018】通常、バッファマネージャ3はバッファメ
モリのアドレス空間を1セクタ(512バイト)毎の領域
に区切って管理している。ここで、同図に示すようにバ
ッファメモリの空き領域が1セクタ(512バイト)分し
かなく、その他の領域には全てデータが格納されている
状況で、ホストコンピュータ1からWRITE LON
Gコマンドが発行された場合を考える。従来の制御方式
では、バッファメモリの領域管理を512バイトのセク
タ単位でしか行っていないため、上記の条件でもホスト
コンピュータ1からのデータ転送を開始してしまう。こ
の結果、同図に示すように該WRITE LONGコマ
ンドによりホストコンピュータ1から転送された552
バイトのセクタデータの内、バッファメモリの空き領域
をオーバーする40バイトのデータは、既にデータが格
納されている領域に上書きされてしまい、メモリ内のデ
ータを一部破壊してしまう。これを防ぐためには、WR
ITE LONGコマンドが発行された場合は、上記バ
ッファメモリの空き領域が該転送データブロックを格納
するに充分であるか否かをMPUにより常に監視し、上
記バッファメモリの空き領域が該データブロックのデー
タ数以上となった時点で、MPUがデータ転送を起動す
る必要があった。以上のように、従来はWRITE L
ONGコマンドのように1セクタ当たりのデータ数が5
12バイトを超える場合は、MPUによる制御を行わざ
るを得なかったため、動作の高速化が困難であった。
【0019】次に、本発明のインターフェース制御方式
においてWRITE LONGコマンドが発行された場
合の動作について、図1、図4及び図5により説明す
る。
【0020】ホストコンピュータ1からホストデータバ
ス4、ホストアドレスバス5及びホストライトストロー
ブ信号6を介して発行されたコマンドは、ホストインタ
ーフェース回路2内のコマンドレジスタ8に格納され
る。コマンド判別回路9は、上記コマンドレジスタ8に
格納されたコマンドが、WRITE SECTORコマ
ンド、WRITE MULTIPLEコマンド、または
WRITE LONGコマンドのいずれであるかを判別
し、その判別結果を出力する。ここで、WRITEMU
LTIPLEコマンド時のブロックサイズは、コマンド
発行前にあらかじめホストコンピュータ1からブロック
サイズレジスタに設定されているものとする。ブロック
サイズ切換え回路10は、上記コマンド判別回路9の判
別結果に応じて、バッファメモリ領域判定の基準となる
転送ブロックサイズを選択する。即ち、図4のフローチ
ャートに示すように、該コマンドがWRITE SEC
TORコマンドの場合は、転送ブロックサイズを1セク
タに設定し、該コマンドがWRITE MULTIPL
Eコマンドの場合は、転送ブロックサイズを上記ブロッ
クサイズレジスタに設定されているセクタ数に切換え設
定する。更に該コマンドがWRITE LONGコマン
ドの場合、本実施例では転送データ数が552バイトで
あるので、上記1セクタ当たりのデータ数512バイト
を超え、なお且つ2セクタ分のデータ数以下であるた
め、転送ブロックサイズとして2セクタを設定する。次
に、メモリ領域判定回路11は、上記ブロックサイズ切
換え回路10により切換え設定された転送ブロックサイ
ズと、バッファマネージャ3より出力されるバッファメ
モリの空き領域状況を示すバッファメモリステータス信
号7との比較を行い、上記バッファメモリステータス信
号7が示す空き領域が上記転送ブロックサイズ以上であ
る場合に、データ転送シーケンサ起動許可信号12を出
力する。ここでは、WRITE LONGコマンドが発
行された場合、転送ブロックサイズが2セクタに設定さ
れているので、上記メモリ領域判定回路11は、バッフ
ァメモリ空き領域が2セクタ以上となった場合に、上記
データ転送シーケンサ起動許可信号12を出力する。デ
ータ転送シーケンサ13は、上記データ転送シーケンサ
起動許可信号12及び上記コマンド判別回路9の判別結
果により、WRITE SECTORコマンド及びWR
ITE MULTIPLEコマンドの場合は1セクタ当
たり512バイトのデータを転送し、また、WRITE
LONGコマンドの場合は、1セクタ当たり552バ
イトのデータを転送するようにデータ転送回路15の制
御を行う。上記データ転送回路15は、上記データ転送
シーケンサ13の制御により、ホストコンピュータ1か
らホストデータバス4を介して転送される所定数のデー
タ列を、バッファメモリデータバス16を介してバッフ
ァマネージャ3へ転送する。この結果、WRITE L
ONGコマンドによりホストコンピュータ1から転送さ
れたデータのバッファメモリへの格納状況は、図5に示
すようになる。同図に示すように、WRITE LON
Gコマンドにより転送されるデータ数が552バイトで
あるため、上記メモリ領域判定回路11はバッファメモ
リの空き領域が2セクタ以上でないとホストコンピュー
タ1からのデータ転送を行わない。従って、該WRIT
E LONGコマンド実行前のバッファメモリの空き領
域状況は、少なくとも2セクタの空き領域が確保されて
いることになる。ここで、552バイトのデータブロッ
クが転送された結果、同図に示すように、512バイト
を超える部分のデータ40バイトがバッファメモリの空
き領域の内の2セクタ目に格納され、既に格納されてい
たバッファメモリ内のデータを破壊することはない。
【0021】また、本発明のインターフェース制御方式
では、上記バッファメモリ空き領域の監視をすべてハー
ドウェアにより行うため、従来MPUにより制御を行っ
ていた場合に比して、動作の高速化が可能となる。
【0022】次に、本発明のインターフェース制御方式
を適用した他の実施例について、図6及び図7により説
明する。
【0023】図6は、本発明の制御方式によるバッファ
マネージャの構成の例を示す図、また図7は、図6のバ
ッファマネージャによるバッファメモリ内のデータ格納
状況を示す図である。
【0024】ここで、本実施例におけるバッファメモリ
は図7に示すように512バイト単位で8セクタ分の領
域を持ち、それぞれセクタ1からセクタ8と呼ぶことと
する。
【0025】図6において、101は転送されたデータ
数をカウントする転送ワードカウンタ、102はバッフ
ァメモリのアドレスを生成するアドレスカウンタ、10
3はバッファメモリ、104はセクタ1からセクタ7の
それぞれの領域の先頭アドレスを保持するスタートアド
レスレジスタ、105はセクタ8の領域の先頭アドレス
を保持するスタートアドレスレジスタ、106は上記二
つのスタートアドレスレジスタの値をセレクトするスタ
ートアドレスセレクタ、である。
【0026】本実施例においては、図7に示すようにバ
ッファメモリを8セクタ分の領域に分割し、そのうちの
セクタ1からセクタ7を通常動作時、即ちWRITE/
READ SECTORコマンド及びWRITE/RE
AD MULTIPLEコマンド時のデータ格納領域と
して使用し、セクタ8はWRITE/READ LON
Gコマンド実行用の領域として確保しているものとす
る。また、同図に示すように、セクタ1からセクタ7の
領域には既にデータが格納されており、セクタ5のみが
空き領域となっている。従って、上記アドレスカウンタ
102は、上記セクタ5の先頭アドレスを示している。
この状態においてホストコンピュータよりWRITE
LONGコマンドが発行された場合の動作について、以
下説明する。
【0027】なお、前記実施例の場合と同様に、WRI
TE LONGコマンドにおける1セクタ当たりのデー
タ数は552バイトであるとする。
【0028】上記ホストコンピュータ1からホストデー
タバス4、ホストアドレスバス5及びホストライトスト
ローブ6を介して発行されたWRITE LONGコマ
ンドは、上記ホストインターフェース回路2のコマンド
レジスタ8に格納される。上記コマンド判別回路9は、
上記コマンドレジスタ8に格納されたコマンドがWRI
TE LONGコマンドであることを判別し、コマンド
判別信号107を出力する。上記データ転送回路15
は、データ転送シーケンサ13より出力されるデータ転
送起動信号14により、ホストコンピュータ1から入力
される552バイトのデータ列をバッファメモリデータ
バス16を介してバッファマネージャ3へ転送する。
【0029】上記バッファメモリアドレスカウンタ10
2は、上記データ転送起動信号14によりバッファメモ
リのデータ格納アドレスを生成し、上記バッファメモリ
データバス16を介して転送されるデータ列をバッファ
メモリの各アドレス位置に順次格納する。ここでは、上
記アドレスカウンタの初期値がセクタ5の先頭アドレス
を示しているため、上記データ格納アドレスは該先頭ア
ドレスから順次カウントアップする。また、転送ワード
カウンタ101は、ホストインターフェース回路2より
バッファメモリデータバス16を介して転送されるデー
タを、上記データ転送起動信号によりカウントする。こ
こで、上記コマンド判別信号107がWRITE LO
NGコマンドであることを示している場合、転送ワード
カウンタ101はセクタ5の領域のデータ数512バイ
トをカウントした時点で、上記スタートアドレスセレク
タ106の切換え信号を制御し、上記セクタ8の先頭ア
ドレスを保持しているスタートアドレスレジスタを選択
し、該選択値を上記バッファメモリアドレスカウンタ1
02へ供給する。また、同時に上記バッファアドレスカ
ウンタ102に対してアドレスロード信号を出力し、該
信号により上記バッファメモリアドレスカウンタは上記
スタートアドレスレジスタ106により選択されたセク
タ8のスタートアドレスをロードし、該セクタ領域にお
けるアドレスを順次生成する。この結果、図7に示すよ
うに、WRITE LONGコマンドにより上記ホスト
コンピュータ1から転送される552バイトのデータ列
の内、512バイトのデータは上記バッファメモリのセ
クタ5の領域に格納され、513バイト目から最終の5
52バイト目までの40バイトのデータは、上記セクタ
8の領域に格納される。以上説明したように、バッファ
メモリの一部の領域をWRITE/READ LONG
コマンド時のデータ格納用として確保しておき、512
バイトを超える部分のデータを該領域に格納する構成と
することにより、1セクタ当たりの転送データ長が異な
る場合においてもバッファメモリ内に既に格納されてい
るデータを破壊することが無い。
【0030】本実施例においては、WRITE/REA
D LONGコマンド用のデータ格納領域として、1セ
クタ分の領域をバッファメモリ上に確保したが、この領
域の大きさは1セクタ分に限定されるものではなく、W
RITE/READ LONGコマンドにより転送され
る1セクタ当たりのデータ長に応じて、必要な領域を確
保することが可能であり、これにより本発明の本質が損
なわれるものではない。
【0031】次に、本発明のインターフェース制御方式
を適用した、更に他の実施例について図8及び図9を用
いて説明する。
【0032】図8は、本発明の制御方式によるバッファ
マネージャの構成の例を示す図、また図9は、図8のバ
ッファマネージャによる、バッファメモリ内のデータ格
納状況の例を示す図である。
【0033】本実施例においては、バッファメモリ10
3は図9に示すようにセクタ1からセクタ8の領域に分
割され、セクタ1からセクタ7はそれぞれ512バイト
の大きさを持ち、またセクタ8は1024バイト分の大
きさを持っているものとする。
【0034】更に、通常動作時、即ちWRITE/RE
AD SECTORコマンド及びWRITE/READ
MULTIPLEコマンド実行時には、データ格納領域
としてセクタ1からセクタ7を使用し、WRITE/R
EAD LONGコマンド時にはセクタ8を使用するも
のとする。
【0035】図9に示すように、セクタ1からセクタ7
までの各領域に既にデータが格納され、セクタ5のみが
あいている状態で、WRITE LONGコマンドがホ
ストコンピュータ1から発行された場合を考える。但
し、WRITE LONGコマンドによりホストコンピ
ュータから転送される1セクタのデータは、前記実施例
と同様に552バイトであるとする。
【0036】上記ホストインターフェース回路2のコマ
ンド判別回路9はホストコンピュータ1からホストデー
タバス4、ホストアドレスバス5及びホストライトスト
ローブ6により発行され、上記コマンドレジスタ8に格
納されたコマンドがWRITE LONGコマンドであ
ることを判別し、上記コマンド判別信号107を生成す
る。上記スタートアドレスセレクタ106は、上記コマ
ンド判別信号107によりバッファメモリアドレスカウ
ンタ102のスタートアドレス値を切り替える。
【0037】上記スタートアドレスセレクタ106は、
上記コマンド判別信号107がWRITE LONGコ
マンドを示す場合、セクタ8のスタートアドレスレジス
タが保持するアドレス値を選択し、上記バッファメモリ
アドレスカウンタ102へ供給する。上記バッファメモ
リアドレスカウンタ102は、データ転送シーケンサ1
3より出力されるデータ転送起動信号14により上記セ
クタ8のスタートアドレス値をロードし、該アドレス値
を初期値としてデータ転送に従い順次バッファメモリア
ドレスを生成する。従って、図9に示すようにWRIT
E LONGコマンドにより転送される552バイトの
データ列は、上記バッファメモリ103のセクタ8の領
域に格納される。
【0038】以上説明したように、バッファメモリ上に
WRITE/READ LONGコマンドによるデータ
を格納するための領域をあらかじめ確保しておき、WR
ITE/READ LONGコマンドが発行された場合
には、該コマンドにより転送されるデータ列を、上記バ
ッファメモリ上の領域に格納することで、既にバッファ
メモリ上の他の領域に格納されているデータを破壊する
ことが無い。
【0039】また、上記実施例にて説明したように、W
RITE/READ LONGコマンド用のデータ格納
領域として512バイトの整数倍の領域を設定すること
により、ホストコンピュータとの転送を行うデータ列の
先頭データのバッファメモリ内での格納アドレスが、常
に512バイトごとアドレス位置に固定されるため、メ
モリアドレス制御が容易になる。
【0040】なお、本実施例においては、WRITE/
READ LONGコマンド用のデータ格納領域とし
て、2セクタ分の領域をバッファメモリ上に確保した
が、この領域の大きさは2セクタ分に限定されるもので
はなく、WRITE/READLONGコマンドにより
転送される1セクタ当たりのデータ長に応じて、必要な
領域を確保することが可能であり、これにより本発明の
本質が損なわれるものではない。
【0041】また、上記実施例では、1セクタ当たりの
データ数を512バイト、WRITE/READ LO
NGコマンドによる1セクタ当たりのデータ数を552
バイトとしたが、これらは限定されるものではなく、そ
の場合においても本発明の本質を損なうものではない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ATA I/F規格の
WRITE/READ LONGコマンドのようにホス
トコンピュータとの間における転送データ数が1セクタ
当たりの所定数を超える場合でも、上記転送データ数を
格納可能なバッファメモリの有効領域の管理をハードウ
ェアにより行うことが出来、従来MPUにより制御を行
っていた場合に対し、動作の高速化が可能である。
【0043】更に、バッファメモリのデータ格納領域を
ホストコンピュータから発行されるコマンドの種類によ
りきりかえる、例えば上記ATA I/F規格のWRI
TE/READ LONGコマンドのようにホストコン
ピュータとの間における転送データ数が1セクタ当たり
の所定数を超える場合、該コマンドにより転送されるデ
ータブロックをメモリ上の所定のアドレス空間に格納す
る、またはデータブロックの内で1セクタの所定のデー
タ数を超える部分をメモリ上の所定のアドレス空間に格
納することにより、同様に転送データブロックのデータ
数によらずハードウェア制御によるデータ転送が可能で
あり、動作の高速化を図ることができる。
【0044】更に、バッファメモリ上のデータ格納領域
を512バイト毎に確保することにより、メモリアドレ
ス制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターフェース制御方式を適用し
た、インターフェース回路の構成を示す図である。
【図2】ホストから発行されるコマンドの種類により、
ホストコンピュータから転送される、データブロックの
構成の例を示す図である。
【図3】従来の制御方式によりデータ転送を行った場合
における、バッファメモリ内のデータ格納状況を示す図
である。
【図4】本発明におけるデータ転送制御のフローチャー
トである。
【図5】本発明のインターフェース制御方式によりデー
タ転送を行った場合における、バッファメモリ内のデー
タ格納状況を示す図である。
【図6】本発明におけるバッファマネージャの構成の一
例を示す図である。
【図7】本発明のバッファマネージャによる、バッファ
メモリ内のデータ格納状況の一例を示す図である。
【図8】本発明におけるバッファマネージャの他の構成
の例を示す図である。
【図9】本発明のバッファマネージャによる、バッファ
メモリ内のデータ格納状況の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…ホストインターフェース
回路、3…バッファマネージャ、4…ホストデータバ
ス、5…ホストアドレスバス、6…ホストライトストロ
ーブ、7…バッファメモリステータス信号、8…コマン
ドレジスタ、9…コマンド判別回路、10…ブロックサ
イズ切替回路、11…バッファメモリ領域判定回路、1
2…データ転送シーケンサ起動許可信号、13…データ
転送シーケンサ、14…データ転送起動信号、15…デ
ータ転送回路、16…バッファメモリデータバス、10
1…転送ワードカウンタ、102…バッファメモリアド
レスカウンタ、103…バッファメモリ、104…メモ
リセグメント1〜7のスタートアドレスレジスタ、10
5…メモリセグメント8のスタートアドレスレジスタ、
106…スタートアドレスセレクタ、107…コマン
ド判別信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木島 達志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 高橋 浩二 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 西谷 卓史 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 山本 克己 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA15 CE04 CE14 5D044 BC01 BC06 CC04 DE03 DE12 DE49 DE53 EF03 FG10 GK10 GK12 HL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータより発行されるコマ
    ンドを格納するコマンドレジスタ、データ転送回路、該
    データ転送回路を制御するデータ転送シーケンサ、及び
    上記ホストコンピュータとの間で転送するデータを格納
    するバッファメモリからなり、上記データを所定数
    (L)毎に1セクタとして上記バッファメモリに格納す
    るディスク装置において、コマンド判別手段、ブロック
    サイズ切替手段、及びバッファメモリ領域判定手段、と
    を設けたことを特徴とする、ディスク装置のインターフ
    ェース制御装置。
  2. 【請求項2】 上記コマンド判別手段は、上記ホストコ
    ンピュータより発行されるコマンドによる1セクタ当り
    の転送データ数(M)が、上記所定数(L)を超えるも
    のであることを判定することを特徴とする、請求項1に
    記載のディスク装置のインターフェース制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ブロックサイズ切替手段は、上記コ
    マンド判別手段の判別結果により1セクタ当たりの転送
    データ数(M)が上記所定数(L)を超える場合におい
    て、ブロックサイズをNセクタ(ただし、NはL×N≧
    Mを満たす最小の整数)に切替設定することを特徴とす
    る、請求項1及び2に記載のディスク装置のインターフ
    ェース制御装置。
  4. 【請求項4】 上記バッファメモリ領域判定手段は、上
    記ホストコンピュータより発行されたコマンドがデータ
    ライトコマンドの場合はバッファメモリの空き領域が、
    また該コマンドがデータリードコマンドの場合は上記バ
    ッファメモリに格納されたデータ量が、それぞれ少なく
    とも上記Nセクタ以上の場合、上記データ転送シーケン
    サを起動することを特徴とする、請求項1、2及び3に
    記載のディスク装置のインターフェース制御装置。
  5. 【請求項5】 上記バッファマネージャは、上記ホスト
    コンピュータより発行されたコマンドによる1セクタ当
    たりのデータ数(M)が上記所定数(L)を超える場
    合、該転送データの内で上記所定数(L)を超える部分
    のデータ列を、上記バッファメモリの所定の領域に格納
    することを特徴とする、請求項1に記載のディスク装置
    のインターフェース制御装置。
  6. 【請求項6】 上記バッファマネージャは、上記ホスト
    コンピュータより発行されたコマンドによる1セクタ当
    たりのデータ数(M)が上記所定数(L)を超える場
    合、該コマンドによる転送データを上記バッファメモリ
    の所定の領域に格納することを特徴とする、請求項1に
    記載のディスク装置のインターフェース制御装置。
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