JP2001228527A - Gpsを用いたカメラ - Google Patents

Gpsを用いたカメラ

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JP2001228527A
JP2001228527A JP2000040866A JP2000040866A JP2001228527A JP 2001228527 A JP2001228527 A JP 2001228527A JP 2000040866 A JP2000040866 A JP 2000040866A JP 2000040866 A JP2000040866 A JP 2000040866A JP 2001228527 A JP2001228527 A JP 2001228527A
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strap
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Hiroshi Sakurai
博史 櫻井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 GPS電波の受信効率の向上、G
PS受信装置から出力される測位信号を送信するための
送信ケーブルを外力から保護するGPS受信装置を提供
する。 【解決手段】 カメラ本体10の前面中央には撮
影レンズ11が設けられ、その上方には光学ファインダ
12が配置されている。カメラ本体10の上面にシャッ
タレリーズボタン13及びGPS受信機からの測位信号
をカメラ本体10に入力するための入力部15と、GP
S受信機で測定された緯度、経度等の位置情報を表示す
る液晶表示パネル16が設けられている。また、[T]
ボタン17が押されると、GPS受信機で得た測位デー
タをカメラ本体10に転送する。[S]ボタン18が押
されると、高度、時間等が順次LCD16に表示されメ
インスイッチ19は、カメラ本体の電源のON/OFF
に加えて、GPS受信機の電源のON/OFFも兼ねる
3ポジションのスイッチとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPSを用いるカ
メラ及びそのストラップに係り、特にGPS(Glob
al Positioning System)受信装
置を備え、GPS受信装置から出力された位置情報をフ
ィルムに記録するGPSを用いたカメラ及びそのストラ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】GPSとは、米国国防総省が開発した測
位、航法システムで、GPS用人工衛星を利用して測位
するものである。これらの人工衛星には、超高精度な原
子時計が搭載されており、その時の正確な時刻や人工衛
星の位置の情報を地球に向けて発信している。近年、こ
のGPSから緯度、経度、高度、時刻等のデータを得
て、これらのGPSデータを画像と共にフィルムに記録
するカメラが提案されている。
【0003】たとえば、特開平6−67291号公報、
特開平7−64169号公報に記載のカメラは、GPS
受信装置と地名が記憶されたROM(Read Onl
yMemory)をカメラ本体に内蔵し、GPS受信装
置で測定した位置情報を前記ROMから読み出した地名
に変換し、この地名をフィルムに記録するようにしてい
る。
【0004】また、特開平8−313991号公報に
は、カメラが収納されるカメラケースにGPS受信機を
内蔵し、GPS受信機からの位置情報をカメラ本体に転
送するようにしたカメラが記載されている。
【0005】また、特開平10−20387号公報に
は、カメラ本体に対して着脱可能な背蓋にGPS受信機
とフィルムに測位データを記録するためのデータ記録部
と制御部を備えたカメラが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】GPSからの測位デー
タをフィルムに記録するカメラは、以上のように特許出
願により種々提案されている。
【0007】しかしながら、従来のGPS利用カメラは
GPS受信装置やROMがカメラ本体に内蔵されている
ため、カメラ本体が大型で重量物となり、撮影時に撮影
者にかかる負担が大きいという欠点がある。
【0008】また、カメラ本体における着脱可能な背蓋
にGPS受信装置を内蔵されているタイプであっても、
GPS情報を使わないときはいいが、GPS情報を使う
場合には大型で重い背蓋を装着する必要があり、撮影時
に撮影者にかかる負担が大きいという欠点がある。
【0009】さらに、カメラ本体を収納するカメラケー
スにGPS受信装置等を内蔵されているため、カメラ本
体は小型・軽量となるが、GPS受信装置からの測位デ
ータを得るためにはカメラ本体をカメラケースにいちい
ち戻す必要があり面倒であるという欠点がある。
【0010】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、GPS受信装置を用いるカメラの軽量化及
び小型化、さらにはGPS電波の受信効率の向上を第1
の目的とする。
【0011】また、GPS受信装置から出力される測位
信号を送信するための送信ケーブルを外力から保護し、
送信ケーブルが撮影者に邪魔にならないようにすること
を第2の目的とする。
【0012】さらに、GPS受信装置から出力される測
位信号を送信するための送信ケーブルに加わる外力を吸
収することを第3の目的とする。
【0013】そして、GPS受信装置から出力される測
位信号を送信するための送信ケーブルのカメラ本体の接
続部に外力を与えないようにし、送信ケーブルが撮影者
に邪魔にならないようにすることを第4の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願の請求項1記載の発明は、GPS用人工衛星か
らの位置に関する測位信号を受信し、前記受信した位置
に関する測位信号の出力を行うGPS受信装置と、前記
GPS受信装置から得られた位置に関する情報をフィル
ムに記録可能なカメラにおいて、前記GPS受信装置
を、カメラ本体に取り付けられるストラップの肩当て部
に組み込むことを特徴とするGPSを用いたカメラであ
る。
【0015】この構成により、撮影者がカメラを持ち歩
く場合でも重量バランスが良く、カメラ本体のコンパク
ト化、軽量化を達成している。また、GPS受信装置を
ストラップの肩当て部に組み込んだ場合、カメラ本体に
内蔵した場合に比べて格段にGPS受信部を大きく出来
るため、GPS電波の受信効率が向上する。
【0016】また、請求項2記載の発明は、GPS用人
工衛星からの位置に関する測位信号を受信し、前記受信
した位置に関する測位信号の出力を行うGPS受信装置
と、前記GPS受信装置から得られた位置に関する情報
をフィルムに記録可能なカメラにおいて、前記GPS受
信装置を、カメラ本体に取り付けられるストラップの肩
当て部に組み込むと共に、前記GPS受信装置から出力
された測位信号を送信するための送信ケーブルを、前記
ストラップと一体的に構成したことを特徴とするGPS
を用いるカメラである。
【0017】この構成により、送信ケーブルを外力から
保護し、送信ケーブルが撮影者に邪魔にならないように
することを達成している。
【0018】さらに、請求項3記載の発明は、前記送信
ケーブルは、前記ストラップと一体的に構成すると共
に、ストラップからカメラ本体へ伝達する部分の送信ケ
ーブルは、伸縮自在の送信ケーブルであることを特徴と
する請求項2記載のGPSを用いるカメラである。
【0019】この構成により、送信ケーブルを外力から
保護することを達成している。
【0020】そして、請求項4記載の発明は、前記GP
S受信装置から出力された測位信号を送信するための送
信ケーブルをカメラ本体に伝達するための前記カメラ本
体側の入力部は、前記ストラップのカメラ本体への取付
部の近傍に設けたことを特徴とする請求項2または3記
載のGPSを用いるカメラである。
【0021】この構成により、ストラップを外力により
大きく動かしたとしてもストラップと送信ケーブルはほ
ぼ一体的に動くので、送信ケーブルに大きなストレスを
掛けることなく、送信ケーブルが撮影者の邪魔にならな
いようにすることを達成している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にしたがって、本
発明に係るGPSを用いるカメラ及びそのストラップの
一実施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態に係るGP
Sを用いるカメラ及びそのストラップの外観を示す斜視
図である。同図に示すカメラはGPSを用いるカメラで
あるカメラ本体10と、ストラップであるGPS受信機
内蔵ストラップ20とから構成される。
【0024】前記カメラ本体10の前面中央には撮影レ
ンズ11が設けられ、撮影レンズ11の上方には光学フ
ァインダ12が配置されている。また、シャッタレリー
ズボタン13がカメラ本体10の上面に配置されてい
る。ストラップ取付部14はカメラ本体10の両端部に
設けられており、後記するストラップの取付部を取り付
けるようになっている。
【0025】カメラ本体10の上面には、後述するGP
S受信機からの測位信号をカメラ本体10に入力するた
めの入力部15と、後述するGPS受信機で測定された
緯度、経度、高度、時間等の位置情報を表示するための
液晶表示パネル(以下「LCD」と呼ぶ)16が設けら
れている。
【0026】また、[T]ボタン17が押されると、G
PS受信機で得た測位データをカメラ本体10に転送す
る。[S]ボタン18が押されると、前記位置情報に対
応した地名、高度、時間等が順次LCD16に表示され
る。メインスイッチ19は、カメラ本体の電源のON/
OFFに加えて、GPS受信機の電源のON/OFFも
兼ねる3ポジションのスイッチとなっている。
【0027】ここで、メインスイッチ19のポジション
と[T]ボタン17、[S]ボタン18の関係について
説明する。メインスイッチ19がOFF位置19aの時
はカメラ本体10の電源がOFFであり、カメラが作動
しない状態であるためGPS受信機も作動しない状態に
なっている。ON位置19bの時はカメラ本体10の電
源がONであり、カメラは作動する状態であるが、GP
S受信機の電源はOFFの状態であり作動しない状態に
なっている。GPS−ON位置19cの時はカメラ本体
10の電源がONであり、カメラは作動する状態であ
り、GPS受信機の電源もONの状態であり、作動する
状態になっている。このメインスイッチ19がGPS−
ON位置19cの時、[T]ボタン17、[S]ボタン
18が有効になり、メインスイッチ19がOFF位置1
9a、ON位置19bの時、[T]ボタン17、[S]
ボタン18を押しても有効ではない。
【0028】前記GPS受信機内蔵ストラップ20はス
トラップ21、取付部22、肩当て部23、GPS受信
部30、測位信号伝達部33、測位信号出力ケーブル3
4等から構成される。ストラップ21の肩当て部23に
はGPS受信部30が埋め込まれており、図2に示すよ
うにGPS受信用アンテナ31とアンプ回路等を構成す
るGPS受信機32で構成されている。GPS受信部3
0側の測位信号出力ケーブル34はカメラ本体10側の
入力部15からカメラ本体10の制御部50に接続され
ている。これにより、GPS受信部30のGPS受信機
32とカメラ本体10の制御部50とが電気的に接続さ
れる。
【0029】また、カメラ本体10には制御部50に送
られてきたGPSからの測位信号を記憶する記憶部5
1、この記憶部51に記憶された測位信号に対応する地
名を呼び出すROM52、前記ROM52から呼び出し
た地名を表示する表示部16、フィルムへのデータ写し
込み装置である写し込み部53、露出演算等を行う露出
制御部54、フィルムの給送量を検出するフィルム給送
検知部55が内蔵されている。また、制御部50には、
メインスイッチ19のGPS−ON位置にすることによ
りONとなるGPSスイッチSW0、レリーズ釦が半押
しされることでONとなる測光・測距スイッチSW1、
レリーズ釦が押し込まれることでONとなるレリーズス
イッチSW2などのスイッチ情報が入力される。
【0030】前記ストラップ21及び取付部22は、ナ
イロン繊維等の化学繊維などによって形成されており、
引っ張りや曲げなどの外力に対して十分に強度の満たさ
れた材料で作られている。また、前記GPS受信部30
で受信したGPS人工衛星からの測位信号を出力するた
めの測位信号伝達部33はストラップ21を構成する材
料(ナイロン繊維等)と共に一体的に織り込まれてお
り、ストラップ21に外力が加わった場合でも、測位信
号伝達部33はストラップ21を構成する材料に保護さ
れて外力による衝撃を防いでいる。
【0031】また、測位信号出力ケーブル34はコイル
状にして伸縮自在としており、ストラップ21を外力に
より四方八方に動かしたり、ストラップ21の取付部2
2がカメラ本体10に対して突っ張った場合でも、測位
信号出力ケーブル34をコイル状にした部分で外力を吸
収するようにしている。また、測位信号出力ケーブル3
4のカメラ本体10への接続は、カメラ本体10の入力
部15と接続するようになっており、前記入力部15の
位置はストラップ21をカメラ本体10に取り付けるた
めのストラップ取付部14の近傍に設けられている。こ
れにより、測位信号出力ケーブル34はカメラ本体10
のストラップ取付部14の近傍に接続できるため、スト
ラップ21を外力により四方八方に動かしたとしても、
測位信号出力ケーブル34はストラップ21に対して略
同方向に動くようになり、ストラップ21をどのような
方向に動かしても測位信号出力ケーブル34に大きなス
トレスを掛けることも無く、測位信号出力ケーブル34
が撮影の邪魔になることもない。
【0032】これらのストラップ21の外力に対する測
位信号への影響を最小限にするような構成にすることに
より、GPSからの測位信号をカメラ本体10に転送し
ている途中にストラップ21に外力が加わった場合で
も、測位信号をカメラ本体10に安定して転送すること
ができるようになっている。
【0033】GPS受信用アンテナのタイプは従来良く
用いられていたロッドアンテナではなく、ストラップ2
1の肩当て部23の形状を考慮するとストリップアンテ
ナ等による平面型にすることが望ましい。また、GPS
受信用アンテナの指向性はGPS人工衛星からの電波を
受信する場合、違った方向の人工衛星を同時に受信する
ことや、移動中にも受信が必要となるので、無指向性の
アンテナが適している。
【0034】次に、前記のように構成されたGPSを用
いるカメラ及びGPS受信機内蔵ストラップについて説
明する。まず、カメラ本体10にGPS受信機内蔵スト
ラップ20を装着し、撮影時にGPS情報を使う場合に
はカメラ本体のメインスイッチ19をGPS−ON位置
19cにして、GPS受信部30に電源を供給しGPS
アンテナ31及びGPS受信機32で撮影地の位置を測
定する。このとき、GPSアンテナ31は、GPS用の
4台の人工衛星(図示せず)から発信された4つの電波
を同時にとらえて図2に示すGPS受信機32に出力す
る。
【0035】GPS受信機32は前記4つの電波を復調
すると共に、復調した信号に基いて現在の緯度、経度、
高度等を測定し、この位置を示す情報をカメラ本体10
のCPU等を内蔵した制御部50に出力する準備を行
う。そして、[T]ボタン17を押してカメラ本体10
の制御部50に情報を転送すると、制御部50は前記位
置情報に基づいて緯度、経度、高度、時間等の位置情報
に対応する地名を前記ROM52に記憶されている地名
から検索して記憶部51に情報を記憶する。ここで
[S]ボタン18を押して、フィルムに記録したい情報
(位置、地名、高度、時間)を選択する。この時の位
置、地名、高度、時間はLCD16に表示される。
【0036】次いで、カメラ本体10を被写体に向けて
シャッタ13を押すと、露出制御部54は、被写体輝度
の測定、露出演算、シャッタ、絞り制御等を行う。制御
部50は、GPS受信部30から測位信号を検出する
と、ROM52に記憶されているデータを参照しながら
前記測位信号に基づいて検索した地名データ、時刻デー
タ等を記憶部51に記憶する。制御部50はシャッタ1
3のレリーズと共にフィルム給送検知部55のフィルム
検知に同期して前記記憶部51に記憶された測位信号を
前記ROM52から読み出して、写し込み部53にてフ
ィルムに位置、地名、高度、時間等を記録する。
【0037】次に、上記構成による動作を図3を参照し
て説明する。図3は、地名データ、時刻データ等をフィ
ルムに写し込む処理手順を示すフローチャートである。
なお、以下の各ステップを「S」で示す。GPSスイッ
チSW0がONされると、GPS受信部30の電源がO
Nされ、カメラは衛星からの電波を受信可能な状態とな
る(S101,S102)。次に、GPS受信部30よ
り地名データ、時刻データ等を入力する処理を行う(S
103)。
【0038】このGPS入力処理について図4を用いて
説明する。図4は、GPS受信部30より地名データ、
時刻データ等を入力する処理手順を示すフローチャート
である。制御部50はGPS受信部30より測位信号を
入力する(S201)。測位信号が入力確認の結果、入
力されなかったときは(S202でNO)、S101に
戻る。
【0039】また、測位信号が入力されたときは(S2
02でYES)ROM52に記憶されているデータを参
照しながら前記測位信号に基づいて地名データ、時刻デ
ータ等を検索する(S203)。そして、検索した地名
データ、時刻データ等を記憶部51に記憶させる(S2
04)。つまり、GPSから地名データ、時刻データ等
を入力する毎に、前記データを記憶部51に記憶させ
る。そして、測光・測距スイッチSW1のON/OFF
を調べ(S205)、ONであればリターンする。S2
05で同スイッチSW1がOFFであれば、S101に
戻る。
【0040】図3に戻って、上記S103の処理の後
は、測光・測距スイッチSW1のON/OFFを判別す
る(S104)。同スイッチSW1がOFFであればS
101に戻り、ONであれば被写体輝度及び距離を測定
して(S105,S106)、上述したGPS受信部3
0より測位信号を入力する図4の処理を行う(S10
7)。
【0041】次に、レリーズスイッチSW2のON/O
FFをチェックする(S108)。同スイッチSW2が
ONであれば、露出演算の補正を行って後、露出を行い
(S109)、記憶部51から地名データ、時刻データ
等を読み出して写し込み部53に送り、フィルムに写し
込む(S110)。S108でレリーズスイッチSW2
がOFFであれば、測光・測距スイッチSW1のON/
OFFを判別し(S111)、同スイッチSW1がOF
FであればS101に戻り、ONであればS108に戻
る。
【0042】このように、本実施の形態では、GPS受
信機30をストラップ21の肩当て部23に内蔵し、撮
影者が通常カメラを持ち歩いているストラップを肩に掛
けた状態では、肩当て部は必ず上(空の方向)に向いて
いるため、GPSの電波を常に捕らえることができるよ
うにしている。また、GPS受信装置をストラップの肩
当て部に組み込んだ場合、カメラ本体に内蔵した場合に
比べて格段にGPS受信部を大きくできるため、GPS
電波の受信効率が向上する。また、GPS受信機30を
ストラップ21の肩当て部23に組み込んでいるため、
撮影者がストラップを肩に掛けた状態で持ち歩いても重
量バランスが非常に良く、重量感が軽減する。また、カ
メラ本体10がコンパクトになり、撮影者にかかる重量
負担が軽減する。また、ストラップの場合、1度カメラ
に装着すれば着脱を繰り返すものではないため、確実に
カメラに有効なGPS情報を伝達できる。撮影時にフィ
ルムに位置情報、地名情報を必要としない場合には、カ
メラ本体10側に設けられた図1に示すメインスイッチ
19を通常のON19bの位置に設定するか、[T]ボ
タン17を押さないようにして、位置情報をカメラ本体
側に転送しないようにする。
【0043】本実施の形態では、フィルムへのデータ記
録手段としての写し込み部には、具体的な構成は述べて
いないが、LED等による光学的な写し込みでも、フィ
ルムに磁気記録層が形成されている場合には、この磁気
記録層に磁気ヘッドによる磁気記録でもどちらでも良
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本願の各請求項記
載の発明に係るGPSを用いたカメラ及びそのストラッ
プによれば、GPS受信装置をストラップの肩当て部に
組み込んだので、カメラ本体の重量を軽くすることがで
き、ストラップは通常肩に掛けて持ち歩くため、重量バ
ランスが良く重量感が軽減する。また、GPS受信装置
をストラップの肩当て部に組み込んだ場合、カメラ本体
に内蔵した場合に比べて格段にGPS受信部を大きくで
きるため、GPS電波の受信効率が向上する。さらに、
ストラップは1度カメラに装着すれば着脱を繰り返すも
のではないので、カメラ本体とGPS受信装置が常に接
続した状態になっており、撮影者がGPS情報が欲しい
ときに、即、確実にGPS情報が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るGPSを用いるカ
メラ及びストラップの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態の測位信号をフィルムへ
の写し込みを示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態の測位信号をフィルムへ
の写し込みの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態のGPS受信装置からの
測位信号の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ本体 14 取付部 15 入力部 17 [T]ボタン 18 [S]ボタン 21 ストラップ 23 肩当て部 30 GPS受信部 31 GPSアンテナ 32 GPS受信機 50 制御部 51 記憶部 52 ROM 53 写し込み部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS用人工衛星からの位置に関する測
    位信号を受信し、前記受信した位置に関する測位信号の
    出力を行うGPS受信装置と、前記GPS受信装置から
    得られた位置に関する情報をフィルムに記録可能なカメ
    ラにおいて、前記GPS受信装置を、カメラ本体に取り
    付けられるストラップの肩当て部に組み込むことを特徴
    とするGPSを用いたカメラ。
  2. 【請求項2】 GPS用人工衛星からの位置に関する測
    位信号を受信し、前記受信した位置に関する測位信号の
    出力を行うGPS受信装置と、前記GPS受信装置から
    得られた位置に関する情報をフィルムに記録可能なカメ
    ラにおいて、前記GPS受信装置を、カメラ本体に取り
    付けられるストラップの肩当て部に組み込むと共に、前
    記GPS受信装置から出力された測位信号を送信するた
    めの送信ケーブルを、前記ストラップと一体的に構成し
    たことを特徴とするGPSを用いるカメラ。
  3. 【請求項3】 前記送信ケーブルは、前記ストラップと
    一体的に構成すると共に、ストラップからカメラ本体へ
    伝達する部分の送信ケーブルは、伸縮自在の送信ケーブ
    ルであることを特徴とする請求項2記載のGPSを用い
    るカメラ。
  4. 【請求項4】 前記GPS受信装置から出力された測位
    信号を送信するための送信ケーブルをカメラ本体に伝達
    するための前記カメラ本体側の入力部は、前記ストラッ
    プのカメラ本体への取付部の近傍に設けたことを特徴と
    する請求項2または3記載のGPSを用いるカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100933289B1 (ko) * 2003-07-30 2009-12-22 삼성전자주식회사 영상신호를 기록하는 동안에만 gps유닛에 전원을공급하는 촬영장치 및 그의 전원제어방법
TWI427393B (zh) * 2009-05-15 2014-02-21 Accton Technology Corp 具有定位與照相能力之手持裝置及其地理定位方法

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