JP2001228272A - 電子装置および日時設定方法 - Google Patents
電子装置および日時設定方法Info
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- JP2001228272A JP2001228272A JP2000045100A JP2000045100A JP2001228272A JP 2001228272 A JP2001228272 A JP 2001228272A JP 2000045100 A JP2000045100 A JP 2000045100A JP 2000045100 A JP2000045100 A JP 2000045100A JP 2001228272 A JP2001228272 A JP 2001228272A
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Abstract
性良好な日時設定機能を有する電子装置および日時設定
方法を提供。 【解決手段】 ディジタルカメラ10に電池26が接続され
ると内部時計20の計時がその初期値から開始され、操作
部32の電源スイッチがオン状態に操作されると内部時計
20の計時値と、不揮発性メモリ34内の日時情報とが比較
され、前者の計時値の方が最近値である場合に、その計
時値が不揮発性メモリ34に書き込まれ、逆に後者の日時
情報の方が最近値であった場合には、受信電波による日
時修正自動処理に移行する。手動にて日時修正を行う場
合には、不揮発性メモリ34および外部記録媒体18に記録
されている日時情報の表す値を起点とする日時修正処理
が行われ、日時設定が完了すると、設定した日時情報を
不揮発性メモリ34に記憶させておく。
Description
部時計が備えられた電子装置や、内部時計に対する日時
設定を行う日時設定方法に係り、たとえば、電池により
駆動されて携行可能なディジタルカメラ等の電子装置お
よびその日時設定方法に関するものである。
駆動されるディジタルカメラや携帯情報端末等の電子装
置が普及してきている。このような電子装置では、各種
情報をメモリ等に格納する際の記録日時として使用され
る日時情報や、撮影した画像情報に関連する付属情報と
して使用される日時情報が装置内部にて生成され、生成
した日時情報は、ファイル記録の際のタイムスタンプや
撮影情報として、主情報とともに保存される。
は、たとえば、被写界を撮影して、その画像をメモリカ
ード等の情報記録媒体に記録するとき、撮影情報として
記録される。このようにして記録された日時情報は、記
録画像を再生した際に参照することができ、また、日時
情報をその画像ファイルのファイル名に置き換えた場合
に、写真画像データを時系列に並べ直すことが容易とな
り、撮影情報の把握や画像ファイルの整理分類に役立っ
ている。
能付き時計回路は、たとえば集積回路にて形成されてリ
アルタイム・クロック(RTC) ICと呼ばれ、通常は装置を
駆動するバッテリ等の主電源により電源供給される。ま
た、装置の主電源が供給されないとき、つまり、電源コ
ンセントへの接続が断となっていたり、バッテリパック
等の主電源が装置から取り外されているときなどには、
時計回路を常時駆動するためのバックアップ電池から電
源供給を受けて駆動するように、バッテリバックアップ
回路が時計回路の周辺に設けられる。
小型電子装置は、その装置を駆動するバッテリパックを
取り外したり、交換したりする必要が発生する。たとえ
ば、二次電池を内蔵するバッテリパックの場合、充電器
による充電が必要となって、このとき、電子装置からバ
ッテリパックを取り外さなければならない。また、ディ
ジタルカメラでは、常時、一日中連続して使用すること
は少なく、たとえば、数日おき〜数週間おき、さらには
数カ月おきに撮影に使用されることがある。長期の間、
カメラ等を使用せずに保管する場合にはバッテリパック
や乾電池を装置から取り外しておく方が望ましい。これ
はバッテリパックを装着したまま長期間保管すると、電
池の自己放電のみならず、時計駆動を含む微量な内部消
費電流によって、電池容量が低下し、そのまま放置する
と過放電となって、電池を痛めてしまうことがあるから
である。
型・軽量化をさらに推し進めることが要求されている。
小型化に伴って、各種設定および作動指示を与えるため
の操作ボタンや操作ダイヤルについても、その大きさが
小さくなったり、またそれらが狭い部分に配置されるよ
うになってくるため、操作性が悪化する。また、装置の
高機能化に伴って操作体系が複雑となり、操作ボタン等
に対する機能割り当てが増大し、その操作回数について
も増大してきている。したがって、たとえば、時計回路
に対する、カレンダ設定、時刻設定操作は、特に小さな
装置ではなおさら手間がかかり、面倒なものであるの
で、小さな操作ボタン等を何度も操作せずに、簡便に設
定することが求められる。
アップ電池を備えることが一般的に行われているが、実
装面積を低減して小型軽量化を図り、コストダウンする
ためには、部品点数が少ない方が望ましい。また、バッ
クアップ期間を長期間化するためにはバックアップ電池
の容量もそれに応じて大きなものが必要となり、バック
アップ電池のサイズが大きくなる。また、バックアップ
電池を回路に接続するためのコネクタおよびケーブルや
端子が必要になって、実装面積が必要となり、また、重
量もかさむ。そこで、装置を駆動するバッテリパックの
みによって時計回路を駆動し、時計回路に対するバッテ
リバックアップを行わないか、微量のバックアップのみ
を行うように装置を構成することが考えられる。しか
し、この場合、バッテリパックを装置から取り外すと、
時計回路に対する電源供給もついには途絶えて、その計
時動作が停止する。そして、日時不明な記録データが残
ってしまうと後の整理分類に支障を来すため、バッテリ
パックを装置に装着して使用する都度、操作ボタン等を
操作して現在日時を時計回路に最初から設定しなければ
ならない。これは電子装置が、たとえばカメラの場合、
時計の日時修正操作を行ってから撮影しなければなら
ず、日時の設定操作中にシャッターチャンスを逃してし
まう可能性が発生する。このような状況の下で日時修正
を行うのは、その操作の煩わしさに加えて、大変もどか
しいものであった。
し、日時修正の際の煩わしさを低減し、また操作性良好
な日時設定機能を有する電子装置および日時設定方法を
提供することを目的とし、時計回路に対する電源バック
アップ回路を省いた場合においても、また、時計回路に
対するバックアップ時間が短い場合であっても、マンマ
シーンインタフェースが良好で操作簡便な電子装置およ
び日時設定方法を提供する。
決するために、主電源により駆動される電子装置におい
て、この装置は、主電源を該装置に供給する電源手段
と、日時を計時する計時手段と、日時を表す日時情報を
読み出し可能に記憶する不揮発性の記憶手段と、計時手
段にて計時される計時値と、記憶手段に記憶された日時
情報とを比較する比較手段と、比較手段における比較結
果に応じて、計時手段に日時を設定する日時設定手段と
を含むことを特徴とする。
に、主電源により駆動される電子装置において、この装
置は、装置を駆動する主電源を供給する電源手段と、日
時を計時する計時手段と、日時を表す日時情報を読み出
し可能に記憶する不揮発性の記憶手段と、計時手段にて
計時される計時値と、記憶手段に記憶された日時情報と
を比較する比較手段と、比較手段における比較結果に応
じて、計時手段に日時を設定する日時設定手段と、音声
に応じた音声信号を入力して、音声信号が表す日時情報
を認識する音声認識手段とを含み、日時設定手段は、音
声認識手段にて認識した日時情報を計時手段に設定する
ことを特徴とする。
に、主電源により駆動される電子装置において、この装
置は、装置を駆動する主電源を供給する電源手段と、日
時を計時する計時手段と、日時を表す日時情報を読み出
し可能に記憶する不揮発性の記憶手段と、計時手段に対
する日時を設定する日時設定手段と、電子装置とホスト
装置とを接続し、ホスト装置から送出される日時情報を
受信する接続手段とを含み、日時設定手段は、ホスト装
置に日時情報を要求する要求信号を送出し、ホスト装置
から送られる日時情報に基づいて、計時手段に対する日
時設定を行うことを特徴とする。
に、被写界を撮像するためのレリーズ操作に応じた操作
情報を検出する検出手段と、日時を計時する時計手段に
対する時刻設定処理を前記操作情報に応動して実行する
日時設定手段とを含むことを特徴とする。
に、レリーズ操作に応動して被写界を撮像する撮像する
撮像手段を有する電子装置において、この装置は、撮像
により得られた画像情報を処理する処理手段と、時刻を
計時する時計手段と、アナログ情報を入力する入力手段
と、アナログ情報に基づいて、時計手段に対する日時設
定を行う日時設定手段とを含むことを特徴とする。
めに、主電源により駆動される電子装置に内蔵されて、
日時を計時する内部時計に所望の日時を設定する日時設
定方法において、この方法は、装置に接続された記憶手
段に記憶された日時情報と、内部時計の計時値とを比較
する比較工程と、比較工程の比較の結果、計時値の表す
日時が記憶手段の日時情報よりも最近値である場合に、
計時値に応じた日時情報を記憶手段に記憶させ、記憶手
段の日時情報が計時値の表す日時よりも最近値である場
合に内部時計に対する日時修正を行わせる判定工程と、
判定工程における判定結果に応じて内部時計に対する日
時修正を行う修正工程と、判定工程にて日時修正を行っ
た場合に、修正後の日時情報を記憶手段に記憶させる記
憶工程とを含むことを特徴とする。
よる電子装置および日時設定方法の実施例を詳細に説明
する。図1を参照すると、本実施例における電子装置と
して、ディジタルカメラの一構成例が示されている。こ
のディジタルカメラ10は、撮像部12にて撮像された被写
界の映像信号を演算処理部14にて処理し、処理された画
像信号を、記録再生部16に装着される外部記録媒体18に
蓄積する撮像装置である。なお、以下の説明において本
発明に直接関係のない部分は、図示およびその説明を省
略する。
日、曜日、時、分および秒などの日時情報を計時する内
部時計20を備え、この内部時計20に対し、自動的または
手動にて日時情報を設定する機能を有している。具体的
には伝搬される電磁波に応じて自動的に日時情報を設定
する。カメラ10はさらに簡便な手動操作にて時刻設定す
ることができるように、その操作性が簡略化されてい
る。また、このカメラ10は、その内部時計20に対するバ
ッテリバックアップ機能を備えず、バックアップ回路お
よびバックアップ電池を実装しない構成となっている。
カメラ10は、電源部22の端子24a,24b に着脱自在に装着
される充放電可能な二次電池が収容されたバッテリパッ
クまたは乾電池等の電池26により、装置全体の駆動電源
が供給され、内部時計20に対する電源供給もこの電池26
からの電力により行われる。なお、本明細書において、
用語”日時”は、年月日と、時刻とのいずれか一方を表
す情報でもよく、また少なくとも時刻を表す情報でもよ
いこととする。また、日時情報には、年月日に密接に関
連する曜日の他に、時期的なイベントに関連する事柄、
たとえば祝日や広く知られている”何々の日”といった
情報、さらには六曜や月齢に関する情報等も含まれてよ
い。
は、撮像レンズ、機械式シャッタ機構および絞り等を含
む光学系ブロックと、原色カラーフィルタが配列された
2次元固体撮像素子とを含み、撮像素子は、演算処理部
14から出力される制御信号に応動して駆動され、その撮
像面に結像された光学像に応じた点順次画像信号を生成
する。撮像部12にはさらにアナログ処理回路と、アナロ
グ処理された画像信号をディジタル値に変換するアナロ
グディジタル変換回路とが備えられ、アナログ処理回路
は、撮像素子にて生成された画像信号のレベルを制御
し、変換回路は、レベル制御された画像信号をディジタ
ル画像データに変換して演算処理部14に出力する。
御する制御機能を有する中央処理回路である。演算処理
部14は、マイクロコンピュータおよびその周辺回路にて
構成され、不図示の記憶回路に格納された制御プログラ
ムおよび各種パラメータに従って、各部の動作に必要な
制御信号を生成するとともに、撮像された画像信号を演
算処理してその処理結果を記録再生部16および表示部30
に出力する。この演算処理14は、画像データに対する色
補正処理、階調補正処理、およびYC変換処理などのデ
ィジタル画像処理機能を有する。
しくは再生された画像情報や日時情報を含む各種情報を
表示する表示部30と、操作釦、操作ダイヤルおよび電源
スイッチを含む操作部32とが接続されている。演算処理
部14には、さらに不揮発性メモリ34と受信部36とが接続
されており、不揮発性メモリ34は、日時情報と各種設定
情報とを記憶する記憶領域をそれぞれ有している。
とえば、バイト書換型EEPROMやブロック消去型EEPROMが
適用され、バッテリバックアップすることなしで情報を
記憶保持する書換可能な記憶回路である。不揮発性メモ
リ34は、本カメラ10の動作制御にて必要とされるパラメ
ータ等が蓄積される設定情報記憶領域と、日時情報が複
数格納される日時情報記憶領域とを含む。日時情報記憶
領域には、初期状態において、本カメラ10の製造時もし
くは出荷時近日の日時情報が記憶されており、また、カ
メラ10の動作に応じた日時情報が更新的に記憶される。
これら記憶保持された設定情報および日時情報は、演算
処理部14からの要求に応じて読み出される。
して説明する。同図はとくに、日時設定に関連する機能
部分を示す機能構成図である。
報を検出して、検出した操作情報を各機能部に通知す
る。図1に示す操作部32には、撮影および再生モード等
を設定するモード選択ダイヤルの他に、順送釦、逆送
釦、実行釦、メニュー切替釦、電源スイッチなどの操作
釦およびスイッチが配置され、操作検出部400 は、電源
スイッチがオン状態に操作されたことを示す操作情報を
電源オン検出部402 に出力する。また、操作検出部400
は、日時設定モードが設定されると、とくに手動設定時
に、釦操作による日時のインクリメント、デクリメン
ト、設定位置変更および秒合わせ操作の状態を検出し、
これらに応じた操作情報を修正処理部404 に通知する。
操作を表す操作情報に応じて各部を初期状態に設定する
とともに、比較処理部406 を起動する機能を有する。比
較処理部406 は、内部時計20の計時値と読出処理部408
から与えられる日時情報とを比較し、その比較結果を判
断部410 に通知する。
憶されている日時情報と、記録再生部16に接続される外
部記録媒体18に記憶されている日時情報とを読み出す機
能部である。読出処理部408 は読み出した日時情報のう
ち最新の日時情報を比較処理部406 に転送する。また、
読出処理部408 は正否判断部418 から異常情報が通知さ
れると、これら記憶された日時情報を読み出して、最新
の日時情報を保持部422 に転送する。これにより手動設
定する際の最近の日時情報を表示部30に表示させること
ができる。
較結果に応じて、内部時計20の計時値を修正する必要が
あるか否かを判断する機能部である。修正が必要な場
合、判断部410 は、受信処理部412 を起動し、修正が不
要な場合、書込処理部414 にその旨を通知して現在日時
を記憶保持させる。具体的には、判断部410 は、内部時
計20の計時値が、読出処理部408 からの日時情報の示す
日時よりも最近値であるという比較結果を受け取ると、
内部時計20の計時が正常に継続されていると判断し、書
込処理部414 に対し内部時計20の日時情報を不揮発性メ
モリ34に格納させるための書込指示を与える。逆に、判
断部410 は、読出処理部408 からの日時が最近値である
という比較結果を受け取ると、内部時計20の計時が停止
した等の異常があったと判断し、現在日時を自動設定す
るために受信処理部412 を起動する。
されると、日時情報を受信する受信要求を受信部36に出
力し、受信部36から出力される日時情報を判別処理部41
6 に通知し、また、経度緯度情報を入力して不図示の位
置認識部に通知するなど、受信部36にて受信された受信
情報を抽出して所望の機能部に転送する機能を有する。
られる日時情報に基づいて、本カメラ10の所在地に応じ
た適切な現在日時を認識する機能部である。本実施例で
は協定世界時(UTC) を日本標準時(JST) に変換する。認
識した日時情報がたとえば、1月1日からの通算日を示
す場合には、判別処理部416 は、各年月に応じたカレン
ダ情報に従って、その月、日を表す日時情報に変換する
機能を有するとよい。判別処理部416 は、変換した処理
結果を正否判断部418 に通知する。正否判断部418 は、
判別処理部416 から通知される日時情報の整合性を判定
する機能部である。判別処理部416 は、日時情報が正常
に受信されたか否かを判別し、正常であった場合にその
旨を設定処理部420 に通知するとともに、その日時情報
を保持部422 に一旦格納させる。逆に、日時情報に異常
があった場合には、判別処理部416 はその異常情報を読
出処理部408 に通知する。
時設定を行う機能部である。具体的には、設定処理部42
0 は、正否判断部418 から保持部422 に転送される日時
情報を内部時計20に設定するための書換命令を内部時計
20に出力する。また、設定処理部420 は、修正処理部40
4 から保持部422 に転送される日時情報を内部時計20に
設定するための書込命令を内部時計20に出力する。
る日時情報を操作情報に応じて修正し、設定完了を示す
操作情報に応動して、修正された日時情報を保持部422
から内部時計20に転送させるとともに、設定処理部420
にその設定指示を送る。
れる書込指示に応動して、設定処理部420 から、内部時
計20にて計時している計時値を読み出して、その日時情
報を不揮発性メモリ34の日時情報記憶領域に書き込む。
また、書込処理部414 は、内部時計20に対して、設定処
理部420 により日時設定が行われると、設定された最新
の日時情報を不揮発性メモリ34に書き込む機能を有す
る。
操作情報を検出すると、修正処理部404 に対し操作情報
を転送する。この手動設定の際、保持部422 は、内部時
計20から現在の計時値を読み出して、これを記憶保持
し、これを修正処理部404 に与えて、所望の値を修正さ
せる機能を有する。
408 から保持部422 に入力されて記憶保持した日時情報
を修正処理部404 が操作情報に応じて修正することによ
り、日時設定の負荷を低減する。この際、読出処理部40
8 は、不揮発性メモリ34および外部記録媒体18に格納さ
れている日時情報をそれぞれ読み出して、これら日時情
報のうち最新の情報を判断し、最近の日時情報を保持部
422 に記憶保持させる。保持部422 は、記憶される日時
情報を更新的に表示処理部424 に通知し、表示処理部42
4 はその日時情報に応じた日付および時刻を表示部30に
モニタ表示させる。修正処理部404 は、その表示されて
いる日時を見て操作された操作情報に応じて保持部422
の記憶値を変更し、保持部422 は、変更された日時情報
を表示処理部424 に通知する。修正処理部404 は、操作
完了を示す操作情報に応じて、その記憶値を内部時計20
に設定させる指示を設定処理部420 に通知するととも
に、保持部422 に修正されて記憶されている新たな日時
情報を内部時計20に転送させる。このような構成によ
り、不揮発性メモリ34や外部記録媒体18から読み出され
た日時情報の示す値からの修正変更を操作者が行うこと
ができる。
から保持部422 に送られた日時情報をそのまま内部時計
20に仮設定した後に、修正処理部404 はその設定日時を
内部時計20から保持部422 に読み出して記憶させ、その
記憶値を操作情報に応じて修正し、修正された日時情報
を内部時計20に正式設定するようにしてもよい。
するリアルタイムクロックである。本実施例における内
部時計20は、年月日および曜日を含む日時を計数するカ
レンダ機能付き時計回路である。詳しくは図2に示すよ
うに、発振回路200 は、基準周波数が32.768kHz の音叉
型水晶振動子を含み、水晶振動子の発振信号を安定して
生成する水晶発振回路である。発振回路200 の出力は分
周回路202 に接続されている。
15段分周(1/215) して、1Hzのクロック信号を出力す
る。分周回路202 の出力はタイムカウンタ204 に接続さ
れている。タイムカウンタ204 は、分周回路202 から供
給されるクロック信号に応動して、時刻およびカレンダ
情報の日時情報を更新するカウンタ回路である。タイム
カウンタは、年(YEAR)・月(MONTH) ・日(DAY) ・曜日(D
/W) ・時刻(時(HOUR)・分(MIN) ・秒(SEC) )の複数項
目の日時情報をそれぞれ桁上がり可能にカウントアップ
する。曜日については、カレンダ情報の年月日に対応す
る日曜日〜土曜日を1日ごとサイクリックに更新する。
タイムカウンタ204 における計数値の読出しおよびタイ
ムカウンタ204 への計数値の設定変更は、シフトレジス
タ206 を介して行われる。なお、タイムカウンタ204
は、たとえば電源投入時に、初期化回路208 から与えら
れる初期値PSの示す日時からその計数が開始されるよう
に構成されている。しかし、その後、演算処理部14から
与えられる日時情報に応じて内部時計20の計時値が修正
される。
4 に対するデータの入出力を行う読出しおよび書込み回
路であり、上述の日時情報が記憶保持される領域を有し
ている。日時の書込みおよび読出しの際に、日時情報を
一旦保持する。シフトレジスタ206 は、制御回路212 の
制御に応動して、保持値をタイムカウンタ204 または入
出力回路210 に出力する。
れる書込命令や読出命令を制御回路212 に転送するとと
もに、制御回路212 からの制御に応動して、日時情報を
シフトレジスタ206 および演算処理部14に転送する機能
部である。制御回路212 は、シフトレジスタ206 に対す
る記憶制御を行って、タイムカウンタ204 に対する制御
を行うとともに、シフトレジスタ206 と演算処理部14と
の間の日時情報の転送を制御する機能を有する。
供給される電源電圧Vcc を検出して、電圧Vcc を検出し
た際に初期化回路208 を起動する機能を有する。初期化
回路208 は、電源検出回路214 によって起動され、初期
値PSをタイムカウンタ204 に供給する。この初期値PS
は、電源投入直後の初期情報であり、現在よりも充分過
去に遡る、たとえば、西暦1980年1月1日零時零分零秒
を示す値である。しかし本実施例では、この初期値PSが
タイムカウンタ204 に設定された後に、演算処理部14等
により、不揮発性メモリ34または外部記憶媒体18に格納
されている日時情報や自動設定による日時情報に内部時
計20の計時値が自動的に更新される。
は、外部記録媒体18に画像記録する際の画像付属情報と
して、その画像ファイルのたとえばヘッダ領域に記録さ
れる。また、日時情報は、画像ファイル作成時のタイム
スタンプとしても使用される。さらに日時情報は、カメ
ラ10の動作時に所定のタイミングにて不揮発性メモリ34
に書込処理部414 によって書き込まれる。たとえば、起
動時、電源スイッチへのオフ操作の検出時など、もしく
は定期的に、不揮発性メモリ34に記憶された日時情報を
更新する。こうして記録媒体にこれら記録される日時情
報は、状況に応じてその最新値が、内部時計20の計時値
を設定する際に使用される。
部記録媒体18に、日時情報と画像データとを含む画像フ
ァイルや各種管理情報を書込み、また、外部記録媒体に
記録された情報を読み出して処理し、演算処理部14に出
力する機能を有する記録媒体アクセス回路である。本実
施例における記録再生部16は、演算処理部14から出力さ
れる画像データを圧縮処理して、外部記録媒体18に応じ
た記録形式にて形成した画像ファイルを出力するととも
に、外部記録媒体18に応じた書込および読出制御を行
う。外部記録媒体18としては、半導体記憶素子を有する
メモリカードや、光および磁気記録媒体などが適用され
る。本実施例では、外部記録媒体18は、カード状の筐体
内に配置される記憶素子として、バイト書換型もくはブ
ロック消去型のEEPROMと、一括消去型のフラッシュメモ
リとを含む記憶素子が有利に適用される。なお、外部記
録媒体18における記憶素子が揮発性のメモリである場合
には、そのメモリに対するバッテリバックアップ回路が
備えられてよい。
内に収容された電池26を、その正負端子24a,24b に接続
し、電池26からの電力を各回路に供給する電源回路であ
る。具体的には電源部22は、図3にその一構成例を示す
ように、保護回路300 と主電源制御回路302 と、電圧変
換回路304 とを含み、さらには、外部からの直流電源供
給を入力する外部入力端子24c を備える。
電を防止したり、電池26からの過電流が発生した際に電
流遮断することにより、電池26およびカメラ10を保護す
る安全回路である。保護回路300 の出力はそれぞれ電圧
変換回路304 と主電源制御回路302 に接続されていて、
電圧変換回路304 は、その入力に所定の直流電圧が印加
されると、その電圧を内部時計20の動作電圧に適する電
圧VDD に変換して、内部時計20に供給する回路である。
このように本実施例では、電源供給能力のある電池26が
端子24a,24b に接続されると、電池26からの電力が保護
回路300 と電圧変換回路を通して内部時計20に供給され
て、内部時計20が駆動されるように構成されている。
の各部にて必要とされる電圧をそれぞれ生成して、たと
えば電圧Vcc を装置内各部に供給する電源回路である。
この回路302 は、操作部32に配置されている電源スイッ
チが操作されると各部に電源供給を行って、その電源オ
ン中に電源スイッチがもう一度操作されると、カメラ10
の各部が終了動作が完了した後に各部への電源供給を停
止する。
をモニタ表示可能なカラー液晶表示パネルおよびその駆
動回路を備え、演算処理部14から供給される情報に応じ
た画像を表示する。表示部30には、撮像および再生画像
のみならず、各種設定操作の際に必要となる機能メニュ
ー表示やガイダンス表示、日時情報に応じた日付および
時刻、さらには測位機能により得られる位置情報および
デジタル地図画像等が表示される。
して復調することにより、現在の日時を表す情報を含む
信号を出力する受信回路である。本実施例における受信
部36は、地球を周回する複数の測位衛星からそれぞれ送
出される電波をアンテナにて受信し、その受信信号に応
じた位置情報および日時情報を出力するGPS 信号受信機
である。受信部36は、受信信号に含まれる航法メッセー
ジ(NAVDATA) を解析して、基準時刻とするGPS 時を認識
する。受信部36は、認識したGPS 時を協定世界時(UTC)
に変換し、変換された日時情報を演算処理部14の受信処
理部412 に供給する。なお、受信部36は、現在位置を測
位してその位置座標を示す経緯度情報を生成し、演算処
理部14は、この経緯度情報に応じて、本カメラ10の位置
を地図上に表示させたり、経路誘導等を行う機能を有す
るが、その精細説明については省略する。
信されて大気中を伝搬する電磁波を受信して、その受信
信号に含まれる日時情報を認識する具体例として、GPS
信号を採用しているが、本発明はこれに限らず、他の電
磁波、たとえば長波JJY や放送電波を受信部36にて受信
して復調することにより、送信されたタイムコード等に
よる日時情報を認識するように構成してもよい。放送電
波を使用する場合たとえば、映像信号の垂直帰線期間(V
BI) や音声部分を利用することができ、データ放送を受
信して、放送内容に含まれる日付および時刻等の日時情
報を取得することができる。また、本カメラ10に携帯電
話機能を含むか、もしくは携帯電話を接続可能に構成す
る場合には、電話回線を介して現在の日時を表す日時情
報を本カメラ10に取得してもよい。
て、本実施例におけるディジタルカメラ10の動作を説明
する。まず、不揮発性メモリ34の日時情報記憶領域に
は、工場出荷時近日の日時を表す日時情報が、たとえば
図8に示すように”1999.09.14火曜 13:15:00”を示す
値として格納され、更新日時を示す更新日時情報と、外
部記録媒体18内の記録画像およびその日時情報とは、未
だ格納されていない状態である。なお、設定情報記憶領
域には、たとえば、撮像モード、画像サイズ、補正値、
圧縮(画質)モードを規定する各種設定値が記憶されて
出荷され、本カメラ10は操作者の手に渡っている。ま
た、現在時刻を仮に”1999.09.23 木曜 09:55:00”と
する。
を有する電池26がカメラ10に装着されて端子24a および
24b に接続されると、内部時計20に電源が供給されて、
内部時計20がリセットされて初期値PSが設定され、同図
に示すように”1980.01.01火曜 00:00:00”からの計時
が内部時計20にて開始される(ステップ500 )。
電源スイッチがオン状態に操作されると、カメラ10各部
に動作用電源が供給されて、設定モードに応じた待機状
態となる。ここでステップ506 に進み、演算処理部14
は、内部時計20にて計時されている日時情報と、不揮発
性メモリ34に格納されている日時情報とを読み出して、
これら日時情報の表す日時の新旧が比較される。具体的
には、不揮発性メモリ34の日時情報が読出処理部408 に
読み出され、この日時情報と内部時計20の計時値とが比
較処理部406 にて比較される。ここでは、図8に示す出
荷時日時情報が採用されるが、本カメラ10の動作に応じ
て更新される更新日時情報がすでに不揮発性メモリに格
納されている場合には、更新された日時情報の方が最新
値であるため、これと計時値とが比較される。
6 における比較結果に従って、内部時計20の計時値が、
不揮発性メモリ34の日時情報よりも最近値であると判断
した場合にはステップ520 に進み、逆に不揮発性メモリ
34に記憶された日時情報の方が内部時計20の計時値より
も最近値であった場合には、ステップ510 に進んで受信
処理部412 が起動される。
信電波が受信部36にて受信されると、その復調された航
法メッセージに含まれる日時情報が受信処理部412 にて
解析され、判断処理部416 にて、この日時情報に応じた
現在の日時が認識される。次いでステップ512 では、認
識された日時が正常であるか否かが正否判断部418 にて
判断される。正常であった場合にはステップ514 に進
み、異常であった場合にはステップ516 に進む。
情報が正否判断部418 から保持部422 に転送されると、
設定処理部420 から内部時計20に対し書込命令が通知さ
れて、保持部422 に格納された日時情報が内部時計20に
設定される。
は、不揮発性メモリ34に記憶されている日時情報と、外
部記録媒体18に蓄積されている日時情報とが読出処理部
408 にそれぞれ読み出される。ここで、これら読み出し
た日時情報のうち、最新の日時を表す日時情報が選択さ
れて、読出処理部408 から保持部422 に転送されて記憶
される。この日時情報は、表示処理部424 にも転送され
て、日時情報に応じた表示が表示部30に表示されて、す
でに記憶された最新の日時情報が仮設定される。このと
き、不揮発性メモリ34内の更新日時の日時情報が記憶さ
れておらず、工場出荷時の日時情報が記憶されている場
合には、後者の日時情報が採用される。また、カメラ10
の動作に応じて記憶された日時情報が不揮発性メモリ34
に記憶されている場合には、市場に出荷後に記憶された
最新値であるので、この日時情報が採用される。
400 から通知される操作情報に応じて保持部422 の記憶
値が修正され、修正された日時が表示部30に表示され
る。これが操作者に確認されて、操作完了を表す操作情
報が操作検出部400 にて検出されるとステップ514 に進
む。
ている日時情報が設定処理部420 によって内部時計20に
設定される。次いでステップ518 に進んで、内部時計20
に設定される日時情報が、不揮発性メモリ34の日時情報
記憶領域に書き込まれる。
日時が自動設定され、また、受信失敗の場合であって
も、すでに記憶された最新値からの手動設定が行われ
る。したがって、日時設定のための手間が削減され、ま
た、カメラ10の動作に応じて不揮発性メモリ34に記憶さ
れたり、画像記録に応じて外部記録媒体18に記録された
日時情報の最新情報の示す値を変更操作して現在の日時
を設定することができる。
値の方が、不揮発性メモリ34から読み出された日時情報
の示す値よりも最新値であった場合のステップ520 にお
いて、内部時計20の計時値が読み出されて、内部時計20
が正常動作を継続していた一例を示す図9のように、こ
の日時情報が不揮発性メモリ34に書き込まれる。このと
き外部記録媒体18に現在の日時情報を記録してもよく、
この場合、ステップ506 では、外部記録媒体18に記録さ
れた日時情報と内部時計20の計時値とを比較し、現在の
計時値の方が進んでいる場合にステップ508 からステッ
プ520 における処理に移行する。
日時が正常になっている状態にて、ステップ522 に進
み、操作部32に対する設定操作に応じたカメラ10本体の
処理動作が行われる。たとえば、撮影モードが設定され
た状態にて、レリーズ釦が押下されると、撮像素子にて
光電変換された画像信号が処理されて、たとえば圧縮符
号化処理された画像データと日時情報等の撮影情報とが
含まれる画像ファイルが外部記録媒体18に書き込まれ
る。このとき、記録再生部16は、内部時計20の計時値に
応じた日時情報を参照して、その記録ファイルのタイム
スタンプとして外部記録媒体18のファイル管理領域に記
録する。また、不図示のインタフェース回路にコンピュ
ータ処理装置が接続された状態にて、外部記録媒体に記
録された情報を転送する転送モードが設定されると、本
カメラ10およびコンピュータ処理装置間のファイル転送
が行われる。
て、電源スイッチがオフされると(ステップ524 )、カ
メラ10の各部への電源供給が断となるが、内部時計20に
対する電源供給は継続されて、その計時動作は続けられ
る。次に電源スイッチがオン状態に操作されるとステッ
プ504 以降の動作が上述のようにして行われる。しか
し、ステップ524 の後に電池26が本体10から取り外され
ると、内部時計20に対する電源供給が断となって、その
計時動作が停止する。
れた日時情報が記憶されているカメラ10本体に電池26が
装着されて、25分が経過した"18:30:00"における様子を
示す。この場合、電源スイッチが操作されて、カメラ10
本体が起動すると、図5に示したステップ506 におい
て、内部時計20の計時値と、不揮発性メモリ34に記憶さ
れた日時情報とが比較判定される。この場合、計時値の
方が遅れた日時を示し、後者の日時情報の示す日時の方
が進んで最新であるので、日時設定が必要であると判断
される。そこで手動設定が行われる場合には、不揮発性
メモリ34および外部記録媒体18に記録された日時情報の
うち、最新の日時情報が内部時計20から保持部422 に読
み込まれ、この値に対する修正処理が行われる。したが
って図10に示す状態のときには、日付が変更されていな
いので、記録画像に付随する日時情報の"1999.10.11 月
16:26:22"のうち、時刻"16:26:22"の部分を、現在の時
刻"18:30:00"に修正する手操作を行って、修正された日
時を表す日時情報を内部時計20に設定する。
ると、図6に示すステップ600 において、内部時計20に
対する電源供給が発生すると、図2に示す電圧検出回路
214にてその電圧供給が検出され、初期化回路208 から
タイムカウンタ204 に初期値PSが供給される(ステップ
602 )。次いでステップ604 に進むと書込モードに移行
し、この書込モードでは、初期化回路208 から与えられ
る初期値PSがタイムカウンタ204 に設定されると、制御
回路212 の制御により、設定された初期値PSからの計時
が開始される。
テップ606 では、内部時計20に対する日時設定を行うセ
ットモードであるか否かが判定され、設定モードである
場合にはステップ608 における書込モードが内部時計20
にて設定される。この書込モードでは、図7に示すよう
に、ステップ700 においてシフトレジスタ206 が書込可
能状態に制御されると、ステップ702 に進み、入出力回
路210 に日時情報が演算処理部14を通して入力される。
入力された日時情報が全ビットシフトレジスタ206 に格
納されるとステップ704 からステップ706 に進む。ステ
ップ706 では、シフトレジスタ206 に格納された日時情
報がタイムカウンタ204 に転送されて設定されるととも
に、シフトレジスタ206 の書込可能状態が解除され、ホ
ールド状態に制御される。次いでステップ708 に進み、
タイムカウンタ204 に対し制御回路212 から開始命令が
入力されると、1Hz パルスに応動してタイムカウンタ20
4の計時値がカウントアップする計時動作が開始され
る。
値を読み出す際には、ステップ610において、その計時
値が、書込可能に制御されたシフトレジスタ206 に読み
出されて一旦格納される。ステップ612 にてこの保持値
の全ビットが入出力回路210に出力されると、ステップ6
14 からステップ616 に進んで、シフトレジスタ206はホ
ールド状態に制御される。続くステップ618 では、1Hz
パルスが供給されるとタイムカウンタ204 の計時値が1
秒分インクリメントされ、また、各桁の最終値の次には
桁上がりが発生する。このカウントアップの後、ステッ
プ610 に戻って、必要に応じてその計時値が演算処理部
14に上述のステップ610 〜ステップ618 と同様にして読
み出される。なお、シフトレジスタ206 に格納されてい
る保持値は、そのホールド状態を解除して入出力回路21
0 に読み出すことにより、任意に演算処理部14に読み出
すことができる。
対する電源供給が発生すると、内部時計20内の初期値情
報がタイムカウンタ204 に設定され、その計時が開始さ
れる。したがって、この初期値から計時が開始された計
時値と、不揮発性メモリ34または外部記録媒体18に格納
された日時情報とに基づいて、図5に示したステップ50
6 における日時情報の比較処理を行って、内部時計20に
対する計時値修正の要否を判断することができる。
時計20にて計数される計時値の表す日時情報と、カメラ
10にて記録された日時情報との比較結果に応じて、計時
情報の修正要否を判断し、計時値が正常であると判断し
た場合には、その計時値を記憶しておく。そして、計時
が異常であると判断した場合には、日時情報を自動設定
し、また、記憶された日時情報に基づく日時の修正処理
が行われる。したがって、自動設定の場合のみならず、
手動にて時刻設定を行う場合も、操作者による操作手順
が削減される。
源が各部に供給され、内部時計20にて初期値PSからの計
時が開始されたあと、正式な日時設定、つまり日時修正
を行う前に、被写界を撮影した画像データとそのときの
未確定な日時情報の計時値を外部記録媒体18に記録する
ことがある。たとえば、自動的に日時修正を行う場合、
正確な日時情報を取得するためには数秒ないし数分間の
時間が必要になる場合がある。また、手操作にて日時設
定を行う場合にて、その設定を、いつ、どのタイミング
で行うのかは、時計設定操作を強制して先に行う場合を
除いて操作者の任意でもある。この場合、計時が開始さ
れる初期値から撮影時または画像データ記録時までの期
間の計時値を日時情報とともに記憶しておき、後に設定
される日時情報の示す値からその期間の計時値を減算
し、その演算結果を、先に記録した画像データに付属す
る撮影情報における日時情報またはその記録日時を示す
ファイルスタンプとして、外部記録媒体18内の記録情報
を書き換えるとよい。したがって、日時情報を自動設定
する場合、その設定処理を行うまでの時間に自由度が生
まれる。つまり、自動および手動による日時設定処理
は、装置へ主電源が供給された直後に行うのみならず、
装置本来の通常の動作を行った後でも行うことができ、
このため装置本来の機能を優先して活用することが可能
である。
他の実施例を説明する。本実施例における電子装置のデ
ィジタルカメラ1100は、GPS 信号を受信する構成に代え
て、インタフェース回路1102に接続されるパーソナルコ
ンピュータ(PC)等のホスト装置から日時情報を受け取っ
て、内部時計20に対する日時設定を行う点で、図1に示
した第1の実施例とは異なり、そのほかの点ついては第
1の実施例にて説明した構成および動作でよいので同一
の参照符号を付すとともにその説明を省略する。本実施
例におけるディジタルカメラ1100は、インタフェース回
路1102と演算処理部1104とを備えている。
部14と同様に、カメラ全体を統括制御し、撮像部12にて
撮像された画像信号を処理するとともに、内部時計20に
対する設定処理および計時値の読出機能を有している。
本実施例における演算処理部1104は、とくに、インタフ
ェース回路1102を介して、ホスト装置との間で、画像情
報や日時情報の送受信を行う情報転送を制御する機能を
有し、ホスト装置から送出される日時情報に基づいて、
内部時計20に対する日時設定を自動的に行う。
ス回路1102は、接続ケーブル1106を介してホスト装置に
接続され、演算処理部1104の制御を受けて、ホスト装置
に導入された認識ソフトウエアによるカメラ認識用信号
を受信し、また、ホスト装置に対して日時情報をホスト
装置に要求する要求信号を出力する。このインタフェー
ス回路1102とホスト装置との間の情報の転送形式は、US
B やIEEE1394等を利用した導線によるシリアル転送方式
が適用されるが、他の形式、たとえば、パラレル形式に
て情報の送受信を行ったり、また、電気信号のみなら
ず、たとえば赤外線や超音波等を利用した伝送形態を採
用してもよい。また、近距離無線データ通信技術を使用
して画像情報の転送を行う機能に加えて、日時設定を行
うようにしてもよい。
ラ1100の動作を図12を参照して説明すると、まず、ホス
ト装置およびカメラ1100の電源がそれぞれオン状態にさ
れて、接続ケーブル1106によってそれぞれが接続される
(ステップ1200)。ここでステップ1202に進み、カメラ
1100を認識する認識ソフトウェアが自動もしくは操作に
応じて起動されると、ステップ1204にてホスト装置から
カメラ認識用信号が出力される。
がインタフェース回路1102に入力されると、カメラ1100
の演算処理部1104は、この信号によって、認識用ソフト
ウェアが起動されていることを確認する(ステップ120
6)。次いでステップ1208にて日時情報要求信号がイン
タフェース回路1102を介してホスト装置に出力される
と、ホスト装置にてこの信号が確認され(ステップ121
0)、これに応動して、ホスト装置内に備えられている
リアルタイムクロックの計時値に応じた日時信号が、カ
メラ1100に対して送出される(ステップ1212)。
日時信号を入力すると、日時信号に応じた日時情報を内
部時計20に自動設定する。この設定動作については前述
の実施例における動作と同様の動作でよい。なお、本実
施例においても、第1の実施例と同様にして、不揮発性
メモリ34および外部記録媒体18に記録した日時情報に基
づいて、時刻設定の際には、その日時情報を仮設定し、
仮設定された日時情報に対する修正操作を行って、修正
された日時情報を内部時計20に対する設定処理を行うこ
とができる。
を有するホスト装置との通信を行って、カメラ1100がホ
スト装置内にて計時されている情報を日時信号として受
信し、この転送された日時信号に基づいて、カメラ1100
内の内部時計20を自動設定することができる。
タをカメラ1100に接続する例を示したが、これに限ら
ず、たとえば、カレンダICを備えて計時機能を有する他
の装置に本カメラ1100を接続して、日時信号を取得する
ようにしてもよい。この場合、日時設定済みの他のディ
ジタルカメラや映像・音響機器等にカメラ1100を接続し
て、カメラ1100に日時信号を受信させることができる。
また、インターネット等のネットワークを介して相手先
のホスト装置に接続し、日時信号を取得するようにして
もよい。この場合、本カメラ1100に装着された外部記録
媒体18の画像情報をプリント注文する際などでは、その
注文ファイルをプリントサービスを行うシステムに送信
するときに、システム中の注文受付サーバから日時信号
をカメラ1100に送信することができる。この場合、その
日時信号は、注文受付情報の一部として正確に外部記録
媒体18に記録して利用することができるとともに、本カ
メラ1100の内部時計20の計時値をその日時に一致させる
ことができる。
た、さらに他の実施例を説明する。本実施例におけるデ
ィジタルカメラ1300は、図1に示したカメラ10における
演算処理部14の機能に加えて、画像データの表す画像が
示す情報を認識する画像認識処理機能を有している。図
13に示すようにこの第3の実施例におけるディジタルカ
メラ1300の演算処理部1302は、時刻設定モードにおい
て、被写界に配置された時計の文字板を撮像し、その画
像データに基づいて、時針(短針)および分針(長針)
等を有する文字板に示される時刻を認識し、認識結果に
応じた日時および時刻を表す日時情報を内部時計20に設
定する機能を有している。なお、この図において受信部
36はその記載を省略する。
この図において、GPS 信号に基づく日時認識処理に関連
する部分の図示を省略し、図1に示した構成と同様の構
成については同一の参照符号を付し、またその説明を省
略する。本実施例における演算処理部1302は、画像入力
部1304と認識処理部1306とを備える。
て、撮像部12にて撮像されて処理された画像データを、
判断部410 における判断結果または操作検出部400 にて
検出された操作情報に応じて入力し、認識処理に適合す
るデータ形式に変換する機能部である。この判断結果
は、前述したように、内部時計20の計時値を修正する必
要があるか否かを判断するものであり、修正が必要な場
合に画像入力部1304が起動される。
二値化してモノクロ画像を表すように変換し、さらに、
画像認識に不必要な部分を切り取って捨て去り、必要な
部分の画像を表す画像データを切り出して認識処理部13
06に出力する。
向および時針および分針の回転中心位置を認識する機能
と、文字板における時針および分針を抽出する機能を有
し、12時方向を基準とする時針および分針の回転角度を
測定する。認識処理部1306は、測定した回転角度から時
針の示す”時”を認識し、分針の示す”分”を認識す
る。認識処理部1306はその認識結果に応じた時刻情報を
作成して、正否判断部418 に出力する。
認識された時刻が、正常にあり得る時刻であるか否かを
判断し、正常時刻を示していると判断した場合には、そ
の時刻情報を保持部422 に転送するとともに、正常であ
る旨を設定処理部420 に通知する。これにより少なくと
も文字板に配置された時刻を内部時計20に設定すること
ができる。逆に認識処理部1306での認識結果が異常であ
ると判断された場合には、読出処理部408 に異常情報を
通知する。これにより第1の実施例と同様に、記憶され
た日時情報に基づく日時修正処理を行うことができる。
この場合、認識結果の異常さの程度に応じて、日時設定
に影響の少なく、容易に修正可能な認識誤りが発生した
場合には、不確定ながらも日時を仮設定し、この仮設定
値に対する時刻修正処理を手操作によって行うようにし
てもよい。つまり、認識誤りが発生した部分のみを修正
することが可能である。
計に対する時刻認識を行う場合を例として説明している
が、これに限らず、日時をディジタル表示するディジタ
ル時計の表示板等を撮像して、その画像データにて示さ
れる日時を、たとえばパターンマッチング等の手法によ
り認識して、認識結果に応じた日時を内部時計20に設定
することもできる。
ディジタルカメラ1300の動作を図15を参照して説明す
る。以下の説明は、撮像画像に基づく時刻設定処理を手
動操作に応動して開始する場合である。電池26がカメラ
1300に装着された状態にて、操作部30に配置された電源
スイッチがオン状態に操作されると(ステップ1500)、
カメラ1302の各部に主電源が供給される。なお、内部時
計20に対しては上記各実施例と同様に、電池26の装着後
からの計時が開始されている。
の時刻合わせ釦が押下されると、その操作情報が操作検
出部400 から表示処理部424 および画像入力部1304に通
知される。ステップ1504における表示処理部424 は、時
刻設定のための操作を促すメッセージを表示部30に表示
させる画像データを生成して表示部30に出力する。この
結果、本実施例では、「時刻設定のための時計を撮影す
るか、時刻を入力してください」というような文字が画
面表示される。
対する操作のうち、レリーズ操作が行われたか、または
数値入力のためのキーが押下されたか否かが判定され
る。ここでレリーズ操作が検出されると、撮像部12にて
撮像された画像信号が演算処理部1302に入力され、この
画像信号に対して所定の画像処理が行われる。この時刻
設定処理における撮像の際、本実施例では、撮像レンズ
を近距離撮影が可能なようにマクロモードに自動的に制
御し、また、アイリス絞りを採用する場合にはその開口
量を小さくして被写界深度を深くとるように制御する。
これにより小型の腕時計等をクローズアップして明瞭に
撮影することができる。さらに、撮影条件に応じて、文
字板と指針との輝度差が充分に撮れないような場合に
は、閃光装置を発光させて、たとえば、金属光沢を有す
るように指針または文字板が形成されている場合には、
その反射光により、文字板とのコントラストを充分に高
めて撮影を行うことができる。
画像データに対してさらに、たとえば中間輝度レベルを
閾値とする二値化処理が行われて、グレースケールの二
値画像データが作成される。この場合、文字板と指針と
のそれぞれの明るさに応じて、画像データに対して白黒
反転処理を行ってもよい。画像入力部1304ではさらに、
画像認識を行う部分に対する切り出し処理が行われて、
切り出された画像データは、認識処理部1306に転送され
る。
れると、その画像内の文字板における12時方向および時
針および分針の回転中心位置が認識され、さらに時針お
よび分針が抽出される。ついで、文字板上の12時方向を
基準とする時針および分針の回転角度が測定されて、測
定した回転角度から時針の示す”時”、および分針の示
す”分”が認識される。その認識結果は、時刻情報に変
換されて認識処理部1306から正否判断部418 に出力され
る。
たか否かが判定され、成功した場合にはステップ1514に
進んで、認識結果に応じた時刻が内部時計20に設定され
る。逆に認識が不成功であった場合には、ステップ1512
からステップ1516に進んで、「時刻を認識できませんで
した」旨のメッセージが表示部30にモニタ表示される。
その後、ステップ1504に戻って、操作を促すメッセージ
が表示され、以降の処理が行われる。
のキーが押下されたことが判定されると、ステップ1518
に進んで、カメラ1300または外部記録媒体18に記録され
た日時情報が、修正時刻の候補として表示部30に表示さ
れる。操作者は、この表示を見ながら数値等を入力して
修正操作し、ステップ1514に進んで、修正された日時情
報が内部時計20に設定される。
身近にある時計の文字板および針を撮影して、その撮像
画像が表している時刻を認識することができ、その認識
結果を内部時計20に設定することができる。
本カメラ1300にて撮像して得られた画像データに限ら
ず、他の画像によるものでもよい。たとえば、インター
ネット等のシステムから、現在の日時を表す画像情報が
提供されている場合には、本カメラ1300に所定のインタ
フェース回路を設けて画像情報を入力し、その入力画像
に応じた日時を認識して、その認識結果に応じた日時情
報を内部時計20に設定することが可能である。また、本
実施例では、認識対象の画像として時計を例にして説明
したが、数値および文字を所定形式にて表示するたとえ
ば、一次元もしくは二次元バーコード等を撮像して、対
応する数値情報を認識することもできる。
うものであったが、これに限らず、たとえば、音声等の
アナログ情報を入力して、その音声の表す日時を認識す
るように構成してもよい。この場合、日や時刻を表す音
声は、電話回線等を介してカメラ1300に入力させること
ができる。また、マイクロフォンにて検出された音声信
号を本カメラ1300に入力して、その音声信号を解析およ
び認識することにより、現在日時を内部時計20に設定す
ることもできる。この場合、操作者の声によって時刻設
定が迅速に行える。
の角度によって、現在の時刻と分とを認識する構成を示
したが、これに限らず、たとえば、各針間の角度と、少
なくとも一方の針の基準位置からの角度とに基づいて、
時刻を認識するようにしてもよい。また、各針が示す文
字板上の領域を検出して、これを時刻判定テーブル上の
領域と照合し、照合結果に応じた時刻情報を生成するこ
とも可能である。さらに、本実施例の特有な機能に追加
して、画像や音声に対する認識処理を行う構成に、画像
や音声に対応する文字コードを適用させる文字認識機能
を追加して、撮像画像に対するコメント等の文字を、そ
の画像データとともに外部記録媒体18に記録しておくこ
とができる。また、ディジタル化した音声情報を画像デ
ータとともに記録してもよい。
対するバッテリバックアップ回路を有さない構成にて説
明したが、短時間の電源断に対処するために、内部時計
20に対する電源供給を電気二重層コンデンサ等によって
維持することを妨げるものではない。このように構成す
る場合には、たとえば、数秒ないし数十秒で行われるバ
ッテリ交換の間には、コンデンサから供給される電力に
より内部時計20の計時動作が所定の時間維持される。
どの日時情報が自動的にカメラ等の電子装置に設定さ
れ、また、手動操作にて設定する場合においても、装置
に記憶された日時情報の示す値を起点として日時修正操
作が行えるので、操作工程が初期値PSから設定し直す場
合と比べて削減され、操作上の煩わしさが低減される。
また、日時設定を行うタイミングは、カメラ撮影および
画像記録の事後でも可能で、その撮影記録の日時情報を
後で修正可能であるから、電池装着を行ってから装置を
使用開始する際に、装置本来の機能を優先して先に使用
することが可能である。このように本発明は、とくに日
時情報をメモリ等の記録媒体に記録する装置、特にカメ
ラ等の携帯用電子装置に適用して特に有効であり、さら
に、内部時計20に対するバッテリバックアップ回路を削
減もしくは、その構成規模を小さくすることができ、小
型軽量化に貢献する。自動的に、または簡単に、日時設
定を行うことができるから、内部時計に対するバッテリ
バックアップ機構を削減することができる。
小型、軽量化およびコストダウンに貢献し、電子装置内
の時計に対する日時設定が自動的に行われ、また、手動
操作にて日時設定する場合においても、マンマシーンイ
ンタフェースが良好で操作簡便な電子装置および日時設
定方法が提供される。
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
トである。
る。
る。
図である。
る。
態を示す図である。
実施例を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
に他の実施例を示すブロック図である。
一構成例を示すブロック図である。
ートである。
Claims (30)
- 【請求項1】 主電源により駆動される電子装置におい
て、該装置は、 前記主電源を該装置に供給する電源手段と、 日時を計時する計時手段と、 日時を表す日時情報を読み出し可能に記憶する不揮発性
の記憶手段と、 前記計時手段にて計時される計時値と、前記記憶手段に
記憶された日時情報とを比較する比較手段と、 該比較手段における比較結果に応じて、前記計時手段に
日時を設定する日時設定手段とを含むことを特徴とする
電子装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子装置において、前
記記憶手段には、前記日時情報があらかじめ記憶されて
おり、前記電源手段から主電源が供給されると、前記計
時手段は計時を開始し、前記比較手段は、前記計時値と
前記日時情報とを比較することを特徴とする電子装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電子装置において、該
装置は、該装置の動作に応じて、前記計時手段における
計時値を前記日時情報として前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする電子装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の電子装置において、該
装置は、現在の日時を表す日時情報を受信する受信手段
を含み、 前記日時設定手段は、前記受信手段にて受信して認識し
た日時情報を前記計時手段に設定することを特徴とする
電子装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の電子装置において、該
装置は、 被写界を撮像して該被写界像に応じた画像信号を生成す
る撮像手段と、 前記画像信号を処理する処理手段と、 該処理手段にて処理された画像信号を記録媒体に出力す
る出力手段とを含み、 前記処理手段は、前記画像信号を出力する際に、前記計
時手段にて計時されている計時値に応じた日時信号を該
画像信号に対応して前記記録媒体に出力することを特徴
とする電子装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電子装置において、 前記比較手段は、前記記録媒体に記録された日時情報
と、前記計時手段にて計時している計時値とを比較し、 前記日時設定手段は、該比較手段における比較結果に応
じて、日時設定を行うことを特徴とする電子装置。 - 【請求項7】 請求項5に記載の電子装置において、前
記計時手段に対する日時設定を手操作に応じて設定する
際に、前記日時設定手段は、前記記録媒体に記憶された
日時情報を仮設定し、該仮設定した日時情報を前記手操
作に応じて修正し、該修正された日時情報を前記計時手
段に設定することを特徴とする電子装置。 - 【請求項8】 請求項5に記載の電子装置において、前
記処理手段は、前記画像信号の表す画像を認識する画像
認識手段を含み、該画像認識手段は、日時を表す画像を
撮像した際の画像信号に基づいて日時を認識し、 前記日時設定手段は、前記画像認識手段にて認識した日
時に応じた日時情報に基づいて前記計時手段に対する日
時設定を行うことを特徴とする電子装置。 - 【請求項9】 請求項1に記載の電子装置において、前
記計時手段に対する日時設定を手操作に応じて設定する
際に、前記日時設定手段は、前記記憶手段に記憶された
日時情報を仮設定し、該仮設定した日時情報を前記手操
作に応じて修正することを特徴とする電子装置。 - 【請求項10】 主電源により駆動される電子装置にお
いて、該装置は、 該装置を駆動する主電源を供給する電源手段と、 日時を計時する計時手段と、 日時を表す日時情報を読み出し可能に記憶する不揮発性
の記憶手段と、 前記計時手段にて計時される計時値と、前記記憶手段に
記憶された日時情報とを比較する比較手段と、 該比較手段における比較結果に応じて、前記計時手段に
日時を設定する日時設定手段と、 音声に応じた音声信号を入力して、該音声信号が表す日
時情報を認識する音声認識手段とを含み、 前記日時設定手段は、前記音声認識手段にて認識した日
時情報を前記計時手段に設定することを特徴とする電子
装置。 - 【請求項11】 主電源により駆動される電子装置にお
いて、該装置は、 該装置を駆動する主電源を供給する電源手段と、 日時を計時する計時手段と、 日時を表す日時情報を読み出し可能に記憶する不揮発性
の記憶手段と、 前記計時手段に対する日時を設定する日時設定手段と、 該電子装置とホスト装置とを接続し、該ホスト装置から
送出される日時情報を受信する接続手段とを含み、 前記日時設定手段は、前記ホスト装置に前記日時情報を
要求する要求信号を送出し、該ホスト装置から送られる
日時情報に基づいて、前記計時手段に対する日時設定を
行うことを特徴とする電子装置。 - 【請求項12】 請求項11に記載の電子装置におい
て、前記ホスト装置は、リアルタイムロックを有するコ
ンピュータシステムであって、該装置を認識して、前記
要求信号に応じた現在の計時値を送出する処理プログラ
ムが導入されたコンピュータシステムであり、 前記日時設定手段は、前記処理プログラムが起動されて
いることを認識してから前記要求信号を前記接続手段を
介して前記ホスト装置に出力することを特徴とする電子
装置。 - 【請求項13】 被写界を撮像するためのレリーズ操作
に応じた操作情報を検出する検出手段と、日時を計時す
る時計手段に対する時刻設定処理を前記操作情報に応動
して実行する日時設定手段とを含むことを特徴とする電
子装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の電子装置におい
て、該装置は、 レリーズ操作に応動して被写界を撮像する撮像する撮像
手段と、 該撮像により得られた画像情報を処理する処理手段と、 日時を計時する時計手段とを含み、 前記日時設定手段は、前記画像情報に基づいて、前記時
計手段に対する日時設定を行うことを特徴とする電子装
置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の電子装置におい
て、該装置は、前記撮像結果の画像情報から、時刻を認
識する認識手段を含み、該認識結果に応じて、前記時計
手段の日時を設定することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項16】 請求項14に記載の電子装置におい
て、該装置は、該装置にて記憶されている記憶情報に含
まれる日時情報と、前記時計手段の計時値とを比較する
比較手段を含み、前記日時設定手段は、前記計時値より
も前記日時情報の表す日時が進んでいる場合に前記時計
手段の計時値を修正することを特徴とする電子装置。 - 【請求項17】 レリーズ操作に応動して被写界を撮像
する撮像する撮像手段を有する電子装置において、該装
置は、 該撮像により得られた画像情報を処理する処理手段と、 時刻を計時する時計手段と、 アナログ情報を入力する入力手段と、 前記アナログ情報に基づいて、前記時計手段に対する日
時設定を行う日時設定手段とを含むことを特徴とする電
子装置。 - 【請求項18】 請求項17に記載の電子装置におい
て、前記日時設定手段は、該装置にて記憶されている記
憶情報に含まれる日時情報と、前記時計手段の計時値と
を比較し、該計時値よりも前記日時情報の表す日時が進
んでいる場合に該時計手段の計時値を修正することを特
徴とする電子装置。 - 【請求項19】 電池によって電源供給が行われること
により動作可能な電子装置において、該装置は、 外部から与えられる第1の日時情報を認識する認識手段
と、 第1の日時情報に基づいて、前記電源の供給断があった
か否かを判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に応じた更新処理を行う更新手段
とを含むことを特徴とする電子装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載の電子装置におい
て、前記供給断は、前記電池が該電子装置から取り外さ
れたことによるものであることを特徴とする電子装置。 - 【請求項21】 請求項19に記載の電子装置におい
て、前記供給断は、前記電池の電源容量の低下によるも
のであることを特徴とする電子装置。 - 【請求項22】 請求項19に記載の電子装置におい
て、前記電池は二次電池であることを特徴とする電子装
置。 - 【請求項23】 請求項19に記載の電子装置におい
て、該装置は、時刻を計時する時計回路を含み、前記判
定手段は、該装置にて記憶された第2の日時情報と、前
記時計回路の計時値とに基づいて前記供給断を判断する
ことを特徴とする電子装置。 - 【請求項24】 請求項19に記載の電子装置におい
て、前記更新手段は、前記供給断があったことが判定さ
れると、該装置にて記憶された第2の日時情報に基づい
て、前記時計回路の計時値を仮設定することを特徴とす
る電子装置。 - 【請求項25】 請求項24に記載の電子装置におい
て、該装置は、前記仮設定された計時値を、操作情報に
応じて修正する修正手段を含むことを特徴とする電子装
置。 - 【請求項26】 請求項19に記載の電子装置におい
て、前記時計回路は、前記電池からの電源供給によって
駆動され、該電池からの電源供給断が発生するとその動
作が停止することを特徴とする電子装置。 - 【請求項27】 主電源により駆動される電子装置に内
蔵されて、日時を計時する内部時計に所望の日時を設定
する日時設定方法において、該方法は、 前記装置に接続された記憶手段に記憶された日時情報
と、前記内部時計の計時値とを比較する比較工程と、 該比較工程の比較の結果、計時値の表す日時が前記記憶
手段の日時情報よりも最近値である場合に、該計時値に
応じた日時情報を前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手
段の日時情報が計時値の表す日時よりも最近値である場
合に前記内部時計に対する日時修正を行わせる判定工程
と、 前記判定工程における判定結果に応じて前記内部時計に
対する日時修正を行う修正工程と、 該判定工程にて日時修正を行った場合に、修正後の日時
情報を前記記憶手段に記憶させる記憶工程とを含むこと
を特徴とする日時設定方法。 - 【請求項28】 請求項27に記載の日時設定方法にお
いて、前記修正工程は、前記日時情報を含むようにして
送信された電磁波を受信して、該電磁波から前記日時情
報を判別し、判別した日時情報を前記内部時計に設定す
ることを特徴とする日時設定方法。 - 【請求項29】 請求項27に記載の日時設定方法にお
いて、該方法は、 アナログ情報にて表される日時情報を入力して、該日時
情報の表す日時を認識する認識工程と、 該認識工程にて認識した日時情報の正否を判断する判断
工程とを含み、 前記修正工程は、該判断工程の判断結果に応じて、前記
日時情報を前記内部時計に設定することを特徴とする日
時設定方法。 - 【請求項30】 請求項27に記載の日時設定方法にお
いて、前記修正工程は、前記記憶手段に記憶された日時
情報を仮設定し、仮設定された日時に対する修正処理
を、手操作に応動して行うことを特徴とする日時設定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000045100A JP2001228272A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 電子装置および日時設定方法 |
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---|---|
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- 2000-02-17 JP JP2000045100A patent/JP2001228272A/ja active Pending
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