JP3006603B1 - 撮像装置、その制御方法および記録媒体 - Google Patents

撮像装置、その制御方法および記録媒体

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JP3006603B1
JP3006603B1 JP10292591A JP29259198A JP3006603B1 JP 3006603 B1 JP3006603 B1 JP 3006603B1 JP 10292591 A JP10292591 A JP 10292591A JP 29259198 A JP29259198 A JP 29259198A JP 3006603 B1 JP3006603 B1 JP 3006603B1
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Abstract

【要約】 【課題】 撮像装置のRTCを現在日時に近い日時で常
にリセットできるようにすること。 【解決手段】 デジタルカメラ1では、RTC20が停
止した後、RTC20の駆動電圧が作動電圧に復帰する
と、入出力機能37によってメモリ21および10に記
録された最新の撮像データFから日時データφ2を抽出
する。リセット機能38はこの日時データφ2をRTC
20に初期設定する。この結果、RTC20に現在日時
に近い日時が設定され、ユーザはリセット後のRTC2
0の日時合わせを非常に容易に行うことができる。ま
た、メモリ21または10に予め記録されているデータ
φ2をリセット時のデータとして利用するので、画像デ
ータφ2が記録されている状態であれば、常に現在日時
に近い日時でRTC20をリセットできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景色等の画像を撮
像した画像データを不揮発性のメモリに蓄積可能な撮像
装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】景色等の画像をCCDを用いて撮像し、
デジタルデータとして得られた画像データを、内蔵のフ
ラッシュメモリに記憶保持可能なデジタルカメラ(撮像
装置)が知られている。ほとんどのデジタルカメラに
は、日時を計時できるリアルタイムクロック(RTC)
が組み込まれており、画像データに加えて、RTC(計
時装置)で計時された日時を示すデータもフラッシュメ
モリに記録されるようになっている。このため、画像を
撮像した日時が判り、また、画像中に日時を写し込める
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラに組み
込まれている計時装置は、継続して稼働するようになっ
ているが、計時装置に電力を供給している電源電圧が低
下したとき、さらには電池交換したときは停止する。従
って、電池交換が済んだ後に計時装置はリセットされ
る。このため、電池交換後は計時装置はゼロから計時を
開始したり、またはデフォルトとしてシステムに設定さ
れている所定の日時から計時を行うようになっている。
例えば、計時装置がリセットされると、いつでも工場出
荷日時に戻って最初から計時を行うようになっている。
このため、ユーザは、計時装置がリセットされた後にそ
の日時を現在の日時に合わせる必要がある。このとき、
計時を開始した日時と現在の日時との間に大きな隔たり
があると、その日時合わせに手間がかかる。例えば、電
池を交換する一瞬の間に、計時されていた現在の日時は
デフォルトの日時まで逆行してしまい、ユーザは現在の
時刻を参照しながら年、月、時分、さらに秒を一つ一つ
設定していく必要がある。
【0004】そこで、計時装置が停止する直前の日時を
フラッシュメモリ等の専用のメモリに記憶しておき、計
時装置をリセットするときにこの記録した日時を設定す
ることが考えられる。このようにすれば、計時装置が計
時を開始する日時と現在日時が近くなり、計時装置の日
時を容易に合わせることができる。しかしながら、計時
装置が停止するときに、計時している日時をメモリに退
避させようとしても、電源電圧が、計時装置が作動する
のに限界となっているので、動作を保証するほど電力に
余裕を持たせることができない。さらに、このようなシ
ステムを設けておいても、電池が瞬時に抜き取られた場
合は対応できない。
【0005】また、デジタルカメラをオンしたときの日
時を常にメモリに記録するようにすることが考えられ
る。しかし、この方法では、電池交換後にデジタルカメ
ラがオンされたときに、計時装置が停止して不安定なデ
ータとなっている計時装置のデータがメモリに記録され
てしまい、それまでメモリに記録していたデータを活か
せない。
【0006】逆に、デジタルカメラをオフしたときの日
時を常にメモリに退避させることが考えられる。しか
し、デジタルカメラをオフした後にメモリに退避する処
理が行われることになるので、スイッチをオフしても直
ぐに機能がオフされることにならない。従って、デジタ
ルカメラを取り扱ううえで好ましくない。また、電池交
換後、計時装置のリセットが完了する前にデジタルカメ
ラをオンオフされると、メモリには不安定な計時装置の
状態が記録され、前に記憶されていたデータを活かしき
れない。
【0007】さらに、このようにデジタルカメラをオン
またはオフする度にRTCの計時日時をメモリに退避さ
せると、メモリの書換え頻度が高くなり、メモリの寿命
を縮める要因になる。
【0008】このような点に鑑みて、本発明において
は、電池交換や電源電圧の低下によって計時装置がリセ
ットされたときに常にゼロクリアまたはデフォルトの日
時に戻るのではなく、リセットされた現在日時に近い日
時をセットすることができ、さらに、上述したような計
時装置の状態をかえって不安定にしてしまうことのない
撮像装置およびその制御方法を提供することを目的とし
ている。そして、メモリに対して計時装置の計時日時だ
けを常に書き込んで記憶する処理を発生させずに済み、
メモリをいたずらに消費したり寿命を縮めることなく、
リセット時に現在日時に近い日時を初期設定できる撮像
装置およびその制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の撮像
装置およびその制御方法では、撮像装置においては、画
像データと共に撮像した日時のデータ(日時データ)が
不揮発性のメモリに記録される点に着目して、不揮発性
のメモリに記録されている最新の日時データに基づき、
計時手段をリセットするようにしている。従って、計時
手段は、画像データが有るかぎり、常に現在日時により
近い日時が設定される。
【0010】すなわち、本発明の撮像装置は、画像を撮
像した画像データを生成可能な撮像手段と、日時を計時
可能な計時手段と、不揮発性のメモリに対し画像データ
に日時データを加えたデータを記録し、その画像データ
と共に記録された日時データを読み取り可能な入出力手
段と、不揮発性のメモリから読み取った最新の日時デー
タに基づき、計時手段をリセット可能なリセット手段と
を有することを特徴としている。また、本発明の撮像装
置の制御方法は、画像を撮像した画像データに、計時手
段で計時された日時データを加えて、不揮発性のメモリ
に記録する記録工程と、画像データと共に記録された最
新の日時データを読み取り、計時手段をリセットするリ
セット工程とを有することを特徴としている。
【0011】本発明の撮像装置および制御方法では、計
時手段がリセットされると、画像の撮像時に画像データ
と共に不揮発性のメモリに記録された最新の日時データ
に基づき、計時手段が初期設定される。従って、画像デ
ータがあれば、その画像の撮像日時のうち、最新の日
時、あるいはこの最新の日時に適当な時間を加えて補正
した日時に計時手段がリセットされる。このため、リセ
ット後に計時手段がゼロクリアされたり、工場出荷の時
の日時に常に戻されてしまうことがなく、現在日時に近
い日時にリセットされ、その後の日時合わせが非常に容
易になる。
【0012】そして、本発明の撮像装置および制御方法
においては、撮像装置の本来の機能である画像データと
共に記憶された日時データを、計時手段をリセットする
際に用いている。従って、日時データを退避させるメモ
リ、また、退避させるための処理も不要である。このた
め、上述したような退避させる処理または退避用のメモ
リに関する不具合がいっさい発生することはなく、計時
手段を現在日時に近い日時でリセットすることができ
る。
【0013】このように、本発明の撮像装置および制御
方法では、日時を退避させるためのメモリや、退避させ
る処理を行わずに、常に最新の日時に計時手段をリセッ
トできるので、マニュアルでリセットするときはもちろ
ん、作動電圧が得られなくなった、または電池交換とい
った不良状態が発生して計時手段がリセットされるとき
でも、現在日時またはそれに近い日時に自動的、かつ確
実に設定できる。
【0014】本発明においては、計時手段をリセット
後、計時手段に設定された日時がリセットされたことを
示す表示を行うことが望ましい。このような表示を行え
ば、計時手段に設定された日時がリセットされたもので
あることを視覚的に容易に識別でき、ユーザは日時合わ
せが必要であればそれを行うことができる。
【0015】本発明の撮像装置および制御方法におい
て、画像記録用の内蔵または着脱可能なフラッシュメモ
リが使われ、日時を記憶するための専用のメモリ、ある
いはメモリ領域は不要である。
【0016】なお、上述した制御方法は、撮像装置で読
み取り可能な記録媒体に記録して提供可能である。ま
た、ユーザ側のパソコンから撮像装置のROM等にイン
ストールして使用することができる。さらに、インター
ネット等のコンピュータネットワークを介してプログラ
ムをユーザ側のパソコンに取り込み、パソコンから撮像
装置の記録媒体に記録して使用することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した撮像装置を説明する。図1および図2は本例の撮
像装置(以下、デジタルカメラ)の外観図であり、図1
(A)、(B)および(C)は、それぞれ、デジタルカ
メラの正面図、右側面図および左側面図である。また、
図2(A)、(B)および(C)は、デジタルカメラ1
の平面図、背面図および底面図である。
【0018】本例のデジタルカメラ1は、ハウジング2
の表面側にレンズ3が設けられており、このレンズ3を
所望の方向に向けて、シャッターボタン4を操作するこ
とにより、景色等の画像を撮影でき、その撮影した画像
を画像記録用のメモリである内蔵のフラッシュメモリに
記録保持できるようになっている。
【0019】また、デジタルカメラ1には通常のカメラ
と同様に、フラッシュ5、ファインダ6が設けられてお
り、暗い場所での撮影や、ファインダ6を覗きながらの
撮影を行えるようになっている。さらに、デジタルカメ
ラ1において、ハウジング2の背面中央には液晶パネル
(LCD)8が配置され、撮影対象の画像をLCD8に
映し出すことができるようになっている。ユーザはファ
インダ6を覗く代わりに、LCD8に映し出された画像
を確認しながら所定の被写体を撮影することもできる。
なお、ハウジング2の背面や上面に設けられた各種のス
イッチ7a〜7kのうち、ダイヤルスイッチ7aおよび
スイッチ7bを操作することにより、メモリに記録保持
されている画像をLCD8に映し出すことも可能であ
る。
【0020】デジタルカメラ1の底面には蓋2aが設け
られている。この蓋2aを開くと、そこにコンパクトフ
ラッシュメモリカードを装着できる。このようにして、
デジタルカメラ1にコンパクトフラッシュメモリカード
を装着することにより、このフラッシュメモリカードを
画像記録用のメモリとして用いて、記録可能な撮影枚数
を気軽に増やすことができる。さらに、デジタルカメラ
1の側面にはパソコン、プリンタ、携帯電話等の機器と
の接続を確保するための赤外線インターフェース、また
はRS232Cケーブル、セントロニクスケーブルを接
続可能なインターフェース11が設けられている。この
インターフェース11を介して、パソコン等の各機器に
メモリに記録された画像を送出し、各機器において画像
を編集またはプリントアウトできるようになっている。
【0021】図3にはデジタルカメラ1の概略のシステ
ム構成をブロック図を用いて示してある。デジタルカメ
ラ1は、CPU15を中心に構成されており、CPU1
5に接続された内部バス16には、画像を撮像し、デジ
タルの画像データφ1を生成するCCDを備えた撮像部
17、ワーキング用の記憶領域として利用されるRAM
18、CPU15の各機能を実現する複数の制御プログ
ラムが格納されたROM19、日時を計時するリアルタ
イムクロック(RTC)20、および撮像部17で生成
された画像データφ1を記憶するための内蔵のフラッシ
ュメモリ21が接続されている。このフラッシュメモリ
21には、画像データφ1に、RTC20の計時結果に
基づきその画像データφ1に対応する画像の撮像日時を
示す日時データφ2を加えた撮像データFという形で写
真に対応する画像データが記憶される。
【0022】また、内部バス16には、ハウジング外部
に設けられた各種のスイッチ7a〜7kからなるスイッ
チ群22からの入力指示を制御してCPU15に伝える
スイッチ制御部23、装着されたコンパクトフラッシュ
メモリカード10に対するデータの入出力を制御するメ
モリ制御部24、LCD8に対するデータの入出力を制
御するLCD制御部25、インターフェース11のデー
タの入出力を制御するインターフェース制御部26が接
続されている。
【0023】本例のデジタルカメラ1では、シャッター
ボタン4が押されると、撮影レンズ3を通してCCD3
3に集光した光は、ここで電気信号に変換された後、撮
像部17で撮影対象の画像を示す画像データφ1に変換
される。また、本例のデジタルカメラ1では、シャッタ
ーボタン4が押されると、その撮像時の日時を示すデー
タ(日時データ)φ2がRTC20から取得され、画像
データφ1と共に撮像データFとして内蔵のフラッシュ
メモリ21、またはコンパクトフラッシュメモリカード
10の一方に記憶される。
【0024】図4にはデジタルカメラ1の概略の機能を
ブロック図を用いて示してある。本例のデジタルカメラ
1は、電源31、32または33からRTC20に駆動
電力Pを供給可能な電源装置30を有している。なお、
この電源装置30からの電力はデジタルカメラ1の全体
のシステムに供給されている。電源31はアルカリ電池
等の主電池であり、デジタルカメラ1がオンの時には、
この電源31からRTC20に駆動電力Pが供給され
る。また、電源32はデジタルカメラ1がオフの時のバ
ックアップ用の電池であり、電源33は、電池31およ
び32の双方の寿命が尽きた場合に、バックアップ用の
電池として働くスーパーキャパシタ33である。RTC
20はこれらの電源31、32、または33から駆動電
力Pが供給されることにより、日時の計時を継続して行
えるようになっている。
【0025】本例のデジタルカメラ1は、RTC20に
供給されている駆動電力Pの電圧を検出して、RTC2
0を作動するのに十分な電圧が確保されているか否かを
判断する作動電圧検出部35を有している。この作動電
圧検出部35は内部バス16に接続されており、この検
出結果は、CPU15の動作によって実現される制御部
36に入力される。そして、RTC20を正常動作可能
な電圧が得られなくなると、それ以降ではRTC20が
リセットされた後でなければ、日時データが得られない
ようになっている。
【0026】制御部36は、撮像部17で生成された画
像データφ1に、RTC20の計時結果に基づき生成さ
れた日時データφ2を加えた撮像データFをフラッシュ
メモリ21またはコンパクトフラッシュメモリカード1
0に記録し、記録したメモリ21または10から画像デ
ータφ1と共に記録された日時データφ2を読み取り可
能な入出力機能37と、メモリ21または10の撮像デ
ータFから抽出した最新の日時データφ2に基づいて、
RTC20をリセット可能なリセット機能38を有して
いる。
【0027】従って、本例のデジタルカメラ1では、入
出力機能37によって、レンズを通して撮像された画像
データφ1およびその時の日時データφ2が撮像データ
Fとしてフラッシュメモリ21またはコンパクトフラッ
シュメモリカード10に書き込まれ、記憶される。ま
た、作動電圧検知部35における検知結果に基づき電池
が消耗したり、電池が抜かれるなどの要因により、RT
C20の作動電圧が得られなくなった後はRTC20が
停止されるか、日時データが得られなくなる。
【0028】その後、作動電圧検出部35により、電池
が交換されたり、充電されるなどの要因により、再び作
動電圧が得られたことが判別されると、リセット機能3
8によって、RTC20がリセットされ、再び計時が開
始される。このとき、まず、フラッシュメモリ21また
はコンパクトフラッシュメモリカード10に記録された
複数の撮像データFのうち、最新の撮像データFに含ま
れる日時データ(最新の日時データ)φ2が入出力機能
37によって読み出される。リセット機能38は、この
最新の日時データφ2に基づき、RTC20の日時を初
期設定する。さらに、リセットが終了すると、RTC2
0に設定された日時がリセットされたものであることを
示す表示をLCD8に写し出す。
【0029】図5には、RTC20のリセット処理をフ
ローチャートを用いて示してある。本例のデジタルカメ
ラ1では、まず、ステップST1において、電池が消耗
したり、抜かれたりして電源装置30からの駆動電力P
が低下して、RTC20に加えられている駆動電圧が作
動電圧より低くなると、ステップST2でRTC20は
停止し、日時の計時が行われなくなる。この状態で、電
池が交換されたり、充電されたりして、ステップST3
で電源電圧がRTC20の作動電圧以上に復帰すると、
ステップST4でRTC20のリセット処理が開始され
る。
【0030】リセット処理では、まず、ステップST5
でフラッシュメモリ21またはコンパクトフラッシュメ
モリカード10に撮像データFが記録されているか否か
が判断される。このステップST5において、撮像デー
タFが記録されている場合は、ステップST6で最新の
撮像データFから日時データ(最新の日時データ)φ2
が抽出される。最新の日時データφ2が抽出されると、
ステップST7で、その日時データφ2がRTC20に
初期設定される。この際、日時データφ2に電池交換に
かかる時間などの適当な時間を加えた時間をRTC20
に初期セットすることも可能である。
【0031】RTC20の日時が初期設定されると、ス
テップST8で初期設定された日時からの計時が開始さ
れる。このステップST8に前後して、ステップST9
において、RTC20の日時がリセットされたものであ
ることを示す表示がLCD8に表示される。このときの
表示は、日時自体を適当な方法で表示しても良く、ま
た、メッセージにより表示しても良い。
【0032】一方、ステップST5でメモリ21および
10の双方に撮像データFが記録されていない場合、ス
テップST7において、RTC20には、工場出荷日時
等のシステムにデフォルトとして用意されている日時が
設定されて、その日時からの計時が開始される。
【0033】このように本例のデジタルカメラ1では、
撮像時に画像データφ1と共にメモリ21または10に
記録された日時データφ2を用い、さらに、それらのう
ちの最新のデータでRTC20をリセットしている。す
なわち、撮像データFがメモリ21または10に記録さ
れていれば、RTC20には、工場出荷日時等のデフォ
ルトの日時ではなく、最新の撮像日時が常に初期設定さ
れる。このため、リセット後に計時が開始される日時が
現在の日時に近い日時になるので、リセット後の日時合
わせが非常に容易になる。
【0034】このように本例のデジタルカメラ1では、
RTC20をリセットする際のデータとして、デジタル
カメラでは通常行われる撮像時の処理として画像データ
φ1と共に記録される日時データφ2を利用している。
このため、RTC20をリセットするために日時データ
を退避させるメモリや処理が全くいらない。すなわち、
先に説明したようなデジタルカメラ1のオンまたはオフ
に同期させて専用のメモリや記憶領域に退避させる処理
が不要である。従って、リセットしたときに不安定な日
時データが書き込まれ、日時データが意図しないものに
なったり、デジタルカメラをオフした後に所定の機能が
動作するとがない。さらに、日時データを定期的に退避
させる処理が要らないので、そのために消費される電力
あるいは時間を省くことができる。
【0035】また、本例のデジタルカメラ1では、予め
メモリ21または10に通常記録されている日時データ
φ2を利用するので、退避用のメモリ用意したり、計時
日時だけを常に書き込んでメモリをいたずらに消費した
り寿命を縮めることもない。
【0036】さらに、本例のデジタルカメラ1では、R
TC20をリセットした後には、RTC20に設定され
た日時がリセットされたものであることを示す表示がL
CD8に写し出される。このため、LCD8を一目見る
だけで、RTC20の計時日時がリセットされたもので
あることを容易に識別でき、ユーザにその旨を確実かつ
簡単に分かってもらうことができる。
【0037】なお、本例では、スーパーシャパシタ33
やバックアップ用の電源32が用意されているので、R
TC20をリセットする機会はそれほど多くならない。
しかしながら、スーパーキャパシタ33およびバックア
ップ用の電源32がない場合や、電源31および32し
か用意されていない場合は、電池交換するだけでRTC
20が停止してしまい、日時がリセットされてしまうこ
とが非常に多い。本例のデジタルカメラ1は、このよう
なシステムであっても、RTC20を電池交換直前に近
い日時にリセットし、計時を続けることができ、また、
電池交換するときに日時をセットしなおすという煩わし
い作業を軽減することができる。
【0038】また、図5に示した制御方法は、各ステッ
プに対応した処理を実行可能な命令を備えたプログラム
が記録された記録媒体、例えば、ROM19にインスト
ールして使用できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像装置
および制御方法では、画像データと共に不揮発性のメモ
リに記録されている撮像日時のうち、最新の日時に基づ
き、計時手段をリセットするようにしている。従って、
画像データが記録された状態であれば、リセット時に設
定される日時を、常に現在の日時に近い日時とすること
ができ、リセット後の計時手段の日時合わせが簡単にな
る。
【0040】また、本発明の撮像装置および制御方法で
は、不揮発性のメモリに予め画像データと共に記録され
ている最新の日時データを、リセット時の計時手段にセ
ットする日時のデータとして利用している。このため、
計時手段をリセットするために日時データを退避させる
メモリや処理が全くいらない。従って、リセットしたと
きに不安定な日時データが書き込まれ、日時データが意
図しないものになったり、デジタルカメラをオフした後
に所定の機能が動作するとがない。さらに、日時データ
を定期的に退避させる処理が不要なので、そのために消
費される電力あるいは時間を省くことができ、また、メ
モリをいたずらに消費したり寿命を縮めることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を適用したデジタルカメラの正
面図、(B)はその右側面図、(C)はその左側面図で
ある。
【図2】(A)は図1に示したデジタルカメラの平面
図、(B)はその背面図、(C)はその底面図である。
【図3】図1のデジタルカメラの概略のシステム構成を
示すブロック図である。
【図4】図1のデジタルカメラの概略の機能を示すブロ
ック図である。
【図5】図1のデジタルカメラにおけるRTCのリセッ
ト処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 8 LCD 10 コンパクトフラッシュメモリカード 15 CPU 17 撮像部 20 RTC 21 フラッシュメモリ 30 電源装置 35 作動電圧検知部 36 制御部 37 入出力機能 38 リセット機能 F 撮像データ φ1 画像データ φ2 日時データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/91

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮像して画像データを生成可能な
    撮像手段と、 日時を計時可能な計時手段と、 不揮発性のメモリに対し前記画像データに日時データを
    加えたデータを記録し、さらに該画像データと共に記録
    された日時データを読み取り可能な入出力手段と、 前記不揮発性のメモリから読み取った最新の日時データ
    に基づき、前記計時手段をリセット可能なリセット手段
    とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、電池から駆動電力を
    供給可能な電源装置を有し、前記リセット手段はこの電
    源装置の電圧低下または電池交換後、前記計時手段の作
    動電圧が得られたときに該計時手段をリセットすること
    を特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記リセット手段
    は、前記計時手段をリセット後、該計時手段に設定され
    た日時がリセットされたものであることを示す表示を行
    うことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記不揮発性のメモ
    リは、画像記録用の内蔵または着脱可能なフラッシュR
    OMであることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 画像を撮像した画像データに、計時手段
    で計時された日時データを加えて、不揮発性のメモリに
    記録する記録工程と、 前記画像データと共に記録された最新の日時データを読
    み取り、前記計時手段をリセットするリセット工程とを
    有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記リセット工程
    は、電池から駆動電力を供給可能な電源装置の電圧低下
    または電池交換後、前記計時手段の作動電圧が得られた
    ときに行われることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記リセット工程に
    つづき、前記計時手段に設定された日時がリセットされ
    たものであることを示す表示工程を有することを特徴と
    する撮像装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記不揮発性のメモ
    リは、画像記録用の内蔵または着脱可能なフラッシュメ
    モリであることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 画像を撮像した画像データに、計時手段
    で計時した日時データを加えて、不揮発性のメモリに記
    録する記録処理と、 前記画像データと共に記録された最新の日時データを読
    み取り、前記計時手段をリセットするリセット処理とを
    実行可能な命令を有する制御プログラムが記録されてい
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記リセット処理
    は、電池から駆動電力を供給可能な電源装置の電圧低下
    または電池交換後、前記計時手段の作動電圧が得られた
    ときに行われるようになっている前記制御プログラムが
    記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記リセット処理
    につづき、該計時手段に設定された日時がリセットされ
    たものであることを示す表示を行う処理を実行可能な命
    令を有する前記制御プログラムが記録されていることを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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