JP2001227908A - 光学測定装置 - Google Patents
光学測定装置Info
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- JP2001227908A JP2001227908A JP2000041673A JP2000041673A JP2001227908A JP 2001227908 A JP2001227908 A JP 2001227908A JP 2000041673 A JP2000041673 A JP 2000041673A JP 2000041673 A JP2000041673 A JP 2000041673A JP 2001227908 A JP2001227908 A JP 2001227908A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】対向する2つのレンズ面の面形状を2つの光学
ヘッドを用いて同時に高速度に計測することができる光
学測定装置を得ること。 【解決手段】光学部材の面情報を干渉を利用して測定す
る光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つの
面に各々1つずつ設けた光学測定装置において、各光学
ヘッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材の各面
までに至る光路中に、互いに偏光方位を直交させた位相
板を配置し、一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学
ヘッドの光検出手段に入射しないようにしていること。
ヘッドを用いて同時に高速度に計測することができる光
学測定装置を得ること。 【解決手段】光学部材の面情報を干渉を利用して測定す
る光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つの
面に各々1つずつ設けた光学測定装置において、各光学
ヘッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材の各面
までに至る光路中に、互いに偏光方位を直交させた位相
板を配置し、一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学
ヘッドの光検出手段に入射しないようにしていること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を利用して、光学
面の面形状等を測定する光学測定装置に関し、例えばフ
ィルム用カメラ,ビデオカメラ,半導体製造装置等の光
学機器に用いられるレンズ,プリズム等の光学部材の面
形状を計測する際に好適なものである。
面の面形状等を測定する光学測定装置に関し、例えばフ
ィルム用カメラ,ビデオカメラ,半導体製造装置等の光
学機器に用いられるレンズ,プリズム等の光学部材の面
形状を計測する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、カメラや半導体機器等の高精
度の光学機器に用いられるミラーや、レンズの面形状を
計測・評価する手段としては光波干渉計が広く用いられ
ている。このうちレンズのように両面形状を測定する場
合、一般的には被測定レンズの第1面を測定した後、被
測定レンズを反転させて第2面を測定している。
度の光学機器に用いられるミラーや、レンズの面形状を
計測・評価する手段としては光波干渉計が広く用いられ
ている。このうちレンズのように両面形状を測定する場
合、一般的には被測定レンズの第1面を測定した後、被
測定レンズを反転させて第2面を測定している。
【0003】しかしながら、非常に高精度に製造された
レンズの場合、レンズの測定位置を反転させて保持し直
すとレンズの形状が変化する場合がある。
レンズの場合、レンズの測定位置を反転させて保持し直
すとレンズの形状が変化する場合がある。
【0004】特にレンズを水平に保持した場合には反転
することで重力方向が逆になるため、自重変形分が誤っ
て測定されてしまう場合がある。
することで重力方向が逆になるため、自重変形分が誤っ
て測定されてしまう場合がある。
【0005】これに対して本出願人は特開平11−51
624号公報において、2つの測定ヘッドを対向させて
配置し、レンズの保持状態を変えないで両面を測定する
面形状測定装置を提案している。
624号公報において、2つの測定ヘッドを対向させて
配置し、レンズの保持状態を変えないで両面を測定する
面形状測定装置を提案している。
【0006】具体的には、被測定物を対称軸回りに移動
可能な割り出しテーブルと被測定物の対称軸に直交する
方向に移動可能な直線スライダと、該直線スライダ上に
あって、該被測定物の対称軸と直線スライダの移動軸に
直交する軸廻りに回転可能な回転テーブルと、該回転テ
ーブル上にあって被測定物表面までの距離を光学的に測
定する測定ヘッドを有し、該被測定物の表面形態を該直
線スライダの位置と該回転テーブルの回転角と該測定ヘ
ッドからの測定距離、そして該割り出しテーブルの回転
角の4つの測定データから演算により求めている。
可能な割り出しテーブルと被測定物の対称軸に直交する
方向に移動可能な直線スライダと、該直線スライダ上に
あって、該被測定物の対称軸と直線スライダの移動軸に
直交する軸廻りに回転可能な回転テーブルと、該回転テ
ーブル上にあって被測定物表面までの距離を光学的に測
定する測定ヘッドを有し、該被測定物の表面形態を該直
線スライダの位置と該回転テーブルの回転角と該測定ヘ
ッドからの測定距離、そして該割り出しテーブルの回転
角の4つの測定データから演算により求めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が先に提案し
た、対向する2頭の測定ヘッドを用いた面形状測定装置
の構成において、両面を同時に測定する、または片面づ
つ測定する時でも被測定面側のデータを振動補正などに
用いる場合、互いに反対側の測定ヘッドからの透過光が
反射測定光に混入すると、測定不能もしくは著しい測定
誤差を引き起こす場合がある。
た、対向する2頭の測定ヘッドを用いた面形状測定装置
の構成において、両面を同時に測定する、または片面づ
つ測定する時でも被測定面側のデータを振動補正などに
用いる場合、互いに反対側の測定ヘッドからの透過光が
反射測定光に混入すると、測定不能もしくは著しい測定
誤差を引き起こす場合がある。
【0008】本発明は、レンズ,プリズム等の光学部材
の両面の面形状を同時に高精度に測定することができる
光学測定装置の提供を目的とする。
の両面の面形状を同時に高精度に測定することができる
光学測定装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光学測
定装置は、光学部材の面情報を干渉を利用して測定する
光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つの面
に各々1つずつ設けた光学測定装置において、各光学ヘ
ッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材の各面ま
でに至る光路中に、互いに偏光方位を直交させた位相板
を配置し、一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘ
ッドの光検出手段に入射しないようにしていることを特
徴としている。
定装置は、光学部材の面情報を干渉を利用して測定する
光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つの面
に各々1つずつ設けた光学測定装置において、各光学ヘ
ッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材の各面ま
でに至る光路中に、互いに偏光方位を直交させた位相板
を配置し、一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘ
ッドの光検出手段に入射しないようにしていることを特
徴としている。
【0010】請求項2の発明の光学測定装置は、光学部
材の面情報を干渉を利用して測定する光学ヘッドを該光
学部材の対向する少なくとも2つの面に各々1つずつ設
けた光学測定装置において、各光学ヘッドの光路中又は
各光学ヘッドから該光学部材の各面までに至る光路中
に、互いに分光特性の異なる光学フィルターを有し、一
方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘッドの光検出
手段に入射しないようにしていることを特徴としてい
る。
材の面情報を干渉を利用して測定する光学ヘッドを該光
学部材の対向する少なくとも2つの面に各々1つずつ設
けた光学測定装置において、各光学ヘッドの光路中又は
各光学ヘッドから該光学部材の各面までに至る光路中
に、互いに分光特性の異なる光学フィルターを有し、一
方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘッドの光検出
手段に入射しないようにしていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項3の発明の光学測定装置は、光学部
材の面情報を干渉を利用して測定する光学ヘッドを該光
学部材の対向する少なくとも2つの面に各々1つずつ設
けた光学測定装置において、各光学ヘッドは光路中に所
定のシフト周波数を与える直交2周波光を作り出す周波
数シフタと、測定信号処理系の一部に所定の周波数範囲
の信号を取り出す電気フィルタとを有していることを特
徴としている。
材の面情報を干渉を利用して測定する光学ヘッドを該光
学部材の対向する少なくとも2つの面に各々1つずつ設
けた光学測定装置において、各光学ヘッドは光路中に所
定のシフト周波数を与える直交2周波光を作り出す周波
数シフタと、測定信号処理系の一部に所定の周波数範囲
の信号を取り出す電気フィルタとを有していることを特
徴としている。
【0012】請求項4の発明の光学測定装置は、偏光を
利用して検出光の分岐方向を制御する制御手段を用い
て、同時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する光学
測定装置において、1つの物理量の検出光にその他の物
理量の検出光が混入するのを防止する為に、光路中に、
位相板をその高速軸方位が直交するように配置している
ことを特徴としている。
利用して検出光の分岐方向を制御する制御手段を用い
て、同時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する光学
測定装置において、1つの物理量の検出光にその他の物
理量の検出光が混入するのを防止する為に、光路中に、
位相板をその高速軸方位が直交するように配置している
ことを特徴としている。
【0013】請求項5の発明の光学測定装置は、光を利
用して同時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する光
学測定装置において、1つの物理量の検出光にその他の
物理量の検出光が混入するのを防止する為に、光路中に
互いに異なる分光特性の光学フィルタを設けたことを特
徴としている。
用して同時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する光
学測定装置において、1つの物理量の検出光にその他の
物理量の検出光が混入するのを防止する為に、光路中に
互いに異なる分光特性の光学フィルタを設けたことを特
徴としている。
【0014】請求項6の発明の光学測定装置は、ヘテロ
ダイン光を利用して、同時に光学部材の2つ以上の物理
量を測定する光学測定装置において、1つの物理量の検
出光にその他の物理量の検出光が混入するのを防止する
為に、使用するヘテロダイン光のシフト周波数を異なる
ものとすると共に、測定信号処理系に必要な情報を含む
周波数以外を通さない電気的フィルタを挿入することを
特徴としている。
ダイン光を利用して、同時に光学部材の2つ以上の物理
量を測定する光学測定装置において、1つの物理量の検
出光にその他の物理量の検出光が混入するのを防止する
為に、使用するヘテロダイン光のシフト周波数を異なる
ものとすると共に、測定信号処理系に必要な情報を含む
周波数以外を通さない電気的フィルタを挿入することを
特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の後述する各実施形態で
は、対向する2頭ヘッドから被測定物に照射される光の
偏光方位を直交させ、透過してきた不要光と、測定すべ
き反射光を分離することで、測定不能もしくは著しい測
定誤差の発生を回避している。
は、対向する2頭ヘッドから被測定物に照射される光の
偏光方位を直交させ、透過してきた不要光と、測定すべ
き反射光を分離することで、測定不能もしくは著しい測
定誤差の発生を回避している。
【0016】また、別の解決手段として対向する2頭ヘ
ッドから被測定物に照射される光の波長を変え、透過し
てきた不要光と、測定すべき反射光を光学フィルタ分離
することで、測定不能もしくは著しい測定誤差の発生を
回避している。
ッドから被測定物に照射される光の波長を変え、透過し
てきた不要光と、測定すべき反射光を光学フィルタ分離
することで、測定不能もしくは著しい測定誤差の発生を
回避している。
【0017】さらに別の解決手段として対向する2頭ヘ
ッドから被測定物に照射される光のビート周波数を変
え、透過してきた不要光と、測定すべき反射光を電気フ
ィルタ分離することで、測定不能もしくは著しい測定誤
差の発生を回避している。
ッドから被測定物に照射される光のビート周波数を変
え、透過してきた不要光と、測定すべき反射光を電気フ
ィルタ分離することで、測定不能もしくは著しい測定誤
差の発生を回避している。
【0018】次に本発明の各実施形態について説明す
る。
る。
【0019】[実施形態1]図1は本発明の実施形態1
の要部概略図である。同図では同一構成の光学ヘッド
(ヘッド)を2組(A1,B1)設けており、各部材を
添字a,bで示している。以下の説明では添字a,bを
省略している。
の要部概略図である。同図では同一構成の光学ヘッド
(ヘッド)を2組(A1,B1)設けており、各部材を
添字a,bで示している。以下の説明では添字a,bを
省略している。
【0020】同図において、101は光源であるところ
の直交2周波のゼーマンレーザ、102は光源101か
らの光の一部を取り出すハーフミラー、103は偏光
板、104は参照信号用のフォトセンサ、105はレー
ザビーム径を拡大するところのビームエキスパンダ、1
06は反射用のプリズム、107は偏光方位により光を
選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、108は参
照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、109は参
照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を変換する
λ/4位相板、111は対物レンズ、112は被測定レ
ンズ(被測定物)、113は直交する偏光ベクトル成分
から同一ベクトル成分を取り出して干渉させる偏光板、
114は集光レンズ、115は測定信号用のフォトセン
サ、116は被測定物112の光軸方向(紙面上下方
向)に移動可能なZステージ装置、117は被測定物1
12の半径方向(紙面左右方向)に移動可能なRステー
ジ装置、118は前記Zステージ装置116の位置を示
すためのZスケール、119はZスケール118から位
置信号を読み出すZスケールセンサ、120は前記Rス
テージ装置117の位置を示すためのRスケール、12
1はRスケール120から位置信号を読み出すRスケー
ルセンサ、122は被測定レンズ112を光軸まわりに
回転移動させるθステージ装置、123は参照信号と測
定信号との位相差を検出する位相測定装置である。
の直交2周波のゼーマンレーザ、102は光源101か
らの光の一部を取り出すハーフミラー、103は偏光
板、104は参照信号用のフォトセンサ、105はレー
ザビーム径を拡大するところのビームエキスパンダ、1
06は反射用のプリズム、107は偏光方位により光を
選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、108は参
照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、109は参
照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を変換する
λ/4位相板、111は対物レンズ、112は被測定レ
ンズ(被測定物)、113は直交する偏光ベクトル成分
から同一ベクトル成分を取り出して干渉させる偏光板、
114は集光レンズ、115は測定信号用のフォトセン
サ、116は被測定物112の光軸方向(紙面上下方
向)に移動可能なZステージ装置、117は被測定物1
12の半径方向(紙面左右方向)に移動可能なRステー
ジ装置、118は前記Zステージ装置116の位置を示
すためのZスケール、119はZスケール118から位
置信号を読み出すZスケールセンサ、120は前記Rス
テージ装置117の位置を示すためのRスケール、12
1はRスケール120から位置信号を読み出すRスケー
ルセンサ、122は被測定レンズ112を光軸まわりに
回転移動させるθステージ装置、123は参照信号と測
定信号との位相差を検出する位相測定装置である。
【0021】なお、光学測定装置A1,B1の各部材の
数字の後につけたa,bの英字符号は、それぞれ上側ヘ
ッド(測定装置)、下側ヘッド(測定装置)の構成部材
であることを示している。
数字の後につけたa,bの英字符号は、それぞれ上側ヘ
ッド(測定装置)、下側ヘッド(測定装置)の構成部材
であることを示している。
【0022】同図では被測定物112を挟んで、上下に
同じ構成の2つのヘッド(A1,B1)が配置されてい
る。
同じ構成の2つのヘッド(A1,B1)が配置されてい
る。
【0023】上側ヘッドA1において、ゼーマンレーザ
101aから射出した光は、偏光方位が直交した2つの
わずかに周波数の異なる光であり、P、S偏光それぞれ
の周波数をf1,f2とする。
101aから射出した光は、偏光方位が直交した2つの
わずかに周波数の異なる光であり、P、S偏光それぞれ
の周波数をf1,f2とする。
【0024】その光の一部がハーフミラー102aによ
り反射され、偏光板103aを介して干渉し、参照光用
のフォトセンサ104aにて差周波数f1−f2が参照
信号として検出される。
り反射され、偏光板103aを介して干渉し、参照光用
のフォトセンサ104aにて差周波数f1−f2が参照
信号として検出される。
【0025】ハーフミラー102aを透過した光は、ビ
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射し折り曲げ、偏光ビームスプリッ
タ107aに入射させる。
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射し折り曲げ、偏光ビームスプリッ
タ107aに入射させる。
【0026】偏光ビームスプリッタ107aは偏光方位
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f1の光は、透過して被測定物112に向かい、S
偏光であるところの周波数f2の光は、反射して参照面
109aに向かう。
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f1の光は、透過して被測定物112に向かい、S
偏光であるところの周波数f2の光は、反射して参照面
109aに向かう。
【0027】透過したP偏光は、λ/4位相板110a
により円偏光に変換され、対物レンズ111aにて集光
されて被測定レンズ112の上側表面でcat's-eye反射
して元の光路をたどり、対物レンズ111aで平行光に
戻り、λ/4位相板110aで直線偏光に戻るが、この
ときの偏光方位は往きと90度回転してS偏光になって
いるので、偏光ビームスプリッタ107aでは反射さ
れ、測定信号用のセンサ方向115aに進行する。
により円偏光に変換され、対物レンズ111aにて集光
されて被測定レンズ112の上側表面でcat's-eye反射
して元の光路をたどり、対物レンズ111aで平行光に
戻り、λ/4位相板110aで直線偏光に戻るが、この
ときの偏光方位は往きと90度回転してS偏光になって
いるので、偏光ビームスプリッタ107aでは反射さ
れ、測定信号用のセンサ方向115aに進行する。
【0028】同様に偏光ビームスプリッタ107aで反
射したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に
変換され、参照面109a表面で正反射して元の光路を
たどり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、こ
のときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になっ
ているので、偏光ビームスプリッタ107aを透過し
て、測定信号用のセンサ方向115a方向に進行する。
射したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に
変換され、参照面109a表面で正反射して元の光路を
たどり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、こ
のときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になっ
ているので、偏光ビームスプリッタ107aを透過し
て、測定信号用のセンサ方向115a方向に進行する。
【0029】これら二つの光は偏光板113aを通過し
て干渉し、やはり差周波数f1−f2nの測定信号とし
て、集光レンズ114aを介して、測定信号用のフォト
センサ115aにて検出される。
て干渉し、やはり差周波数f1−f2nの測定信号とし
て、集光レンズ114aを介して、測定信号用のフォト
センサ115aにて検出される。
【0030】レーザ射出直後にフォトセンサ104aで
得られた参照信号と、上記測定信号は位相測定装置12
3aにて高速に位相信号として取り出され、この位相信
号を一定に保つようなサーボをZステージ116aにか
ける。こうすることにより、上側ヘッドA1と被測定レ
ンズ112の上面の間隔は一定に保たれるため、Rステ
ージ117aを被測定レンズ112の中心から半径方向
に移動させながら、θステージ122を用いて被測定レ
ンズ112を光軸まわりに回転させれば、被測定表面を
スパイラル状に走査する事ができ、その時のZステージ
116aの位置をZスケール118a、Zスケールセン
サ119aで読み、Rステージ117aの位置をRスケ
ール120a,Rスケールセンサ121aで読み、θス
テージ122の回転角を不図示のエンコーダで読みとれ
ば、被測定レンズ112の上面形状がR−θ−Zの円筒
座標系で計測されることになる。
得られた参照信号と、上記測定信号は位相測定装置12
3aにて高速に位相信号として取り出され、この位相信
号を一定に保つようなサーボをZステージ116aにか
ける。こうすることにより、上側ヘッドA1と被測定レ
ンズ112の上面の間隔は一定に保たれるため、Rステ
ージ117aを被測定レンズ112の中心から半径方向
に移動させながら、θステージ122を用いて被測定レ
ンズ112を光軸まわりに回転させれば、被測定表面を
スパイラル状に走査する事ができ、その時のZステージ
116aの位置をZスケール118a、Zスケールセン
サ119aで読み、Rステージ117aの位置をRスケ
ール120a,Rスケールセンサ121aで読み、θス
テージ122の回転角を不図示のエンコーダで読みとれ
ば、被測定レンズ112の上面形状がR−θ−Zの円筒
座標系で計測されることになる。
【0031】下側ヘッドB1についても全く同様に被測
定レンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で
計測されることになる。
定レンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で
計測されることになる。
【0032】被測定レンズ112の上下面を同時測定す
る場合や、被測定物の上下面をシリアルに測定する時で
も被測定レンズ112の上下動を監視するために反対面
のヘッド信号を使用する場合、上ヘッドA1(または下
ヘッドB1)から被測定レンズ112を透過してくる光
が下ヘッドB1(または上ヘッドA1)に入り込み、本
来測定したい面からの反射光と混合(光混合)されて、
測定不能となったり著しい測定誤差を引き起こしたりし
てしまう場合がある。
る場合や、被測定物の上下面をシリアルに測定する時で
も被測定レンズ112の上下動を監視するために反対面
のヘッド信号を使用する場合、上ヘッドA1(または下
ヘッドB1)から被測定レンズ112を透過してくる光
が下ヘッドB1(または上ヘッドA1)に入り込み、本
来測定したい面からの反射光と混合(光混合)されて、
測定不能となったり著しい測定誤差を引き起こしたりし
てしまう場合がある。
【0033】そこで本実施形態では、測定に偏光を用い
ていることを利用して上下の光を分離することを実現し
ている。
ていることを利用して上下の光を分離することを実現し
ている。
【0034】次に図2,3にその構成の説明図を示す。
図2は従来の構成で先述の光混合問題を起こす例、図3
は本発明により光混合の問題を回避した例を示してい
る。
図2は従来の構成で先述の光混合問題を起こす例、図3
は本発明により光混合の問題を回避した例を示してい
る。
【0035】図2(a)は測定光の偏光状態を示してい
る。
る。
【0036】同図において偏光ビームスプリッタAに入
射した光のP偏光成分はビームスプリッタAを透過しλ
/4位相板Aを通る時、位相板Aの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCで
反射され、再び位相板Aを通りS偏光となって偏光ビー
ムスプリッタAに戻り、今度は反射されて出てゆく。
射した光のP偏光成分はビームスプリッタAを透過しλ
/4位相板Aを通る時、位相板Aの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCで
反射され、再び位相板Aを通りS偏光となって偏光ビー
ムスプリッタAに戻り、今度は反射されて出てゆく。
【0037】一方図2(b)は対向する光ヘッドからの
透過光の偏光状態を示している。
透過光の偏光状態を示している。
【0038】同図において偏光ビームスプリッタBに入
射した光のP偏光成分はビームスプリッタBを透過しλ
/4位相板Bを通る時、位相板Bの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て右回りの円偏光となって被測定レンズCを
透過し、右回りの円偏光のまま位相板Aを通りS偏光と
なって偏光ビームスプリッタAに入射し、反射されて出
てゆく。
射した光のP偏光成分はビームスプリッタBを透過しλ
/4位相板Bを通る時、位相板Bの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て右回りの円偏光となって被測定レンズCを
透過し、右回りの円偏光のまま位相板Aを通りS偏光と
なって偏光ビームスプリッタAに入射し、反射されて出
てゆく。
【0039】従って、測定光と対向ヘッドからの透過光
は同じ方向に出て行くため検出系で区別ができず、著し
い測定誤差原因となる。
は同じ方向に出て行くため検出系で区別ができず、著し
い測定誤差原因となる。
【0040】これに対し図3(a)は本発明の実施状態
1での測定光の偏光状態を示している。
1での測定光の偏光状態を示している。
【0041】同図において偏光ビームスプリッタAに入
射した光のP偏光成分はビームスプリッタAを透過しλ
/4位相板Aを通る時、位相板Aの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCで
反射され、再び位相板Aを通りS偏光となって偏光ビー
ムスプリッタAに戻り、今度は反射されて出てゆく。
射した光のP偏光成分はビームスプリッタAを透過しλ
/4位相板Aを通る時、位相板Aの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCで
反射され、再び位相板Aを通りS偏光となって偏光ビー
ムスプリッタAに戻り、今度は反射されて出てゆく。
【0042】一方図3(b)は本発明の実施状態1での
対向する光ヘッドからの透過光の偏光状態を示してい
る。
対向する光ヘッドからの透過光の偏光状態を示してい
る。
【0043】同図において偏光ビームスプリッタBに入
射した光のP偏光成分はビームスプリッタBを透過しλ
/4位相板Bを通る時、位相板Bの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCを
透過し、左回りの円偏光のまま位相板Aを通りP偏光と
なって偏光ビームスプリッタAに入射し、反射せず透過
して出てゆく。
射した光のP偏光成分はビームスプリッタBを透過しλ
/4位相板Bを通る時、位相板Bの高速軸は45°P偏
光に対して図のように回転させてあるので、光に向かう
方向から見て左回りの円偏光となって被測定レンズCを
透過し、左回りの円偏光のまま位相板Aを通りP偏光と
なって偏光ビームスプリッタAに入射し、反射せず透過
して出てゆく。
【0044】つまり、被測定レンズCを挟んで対向する
λ/4位相板の高速軸方位が同じであると混合が生じ、
高速軸を直交させると混合が生じないということにな
る。
λ/4位相板の高速軸方位が同じであると混合が生じ、
高速軸を直交させると混合が生じないということにな
る。
【0045】すなわち、本実施形態では偏光を利用して
検出光の分岐方向を制御する光学測定装置において、同
時に2つ以上の物理量を測定する際、1つの物理量検出
光にその他の物理量検出光が混入することで測定不能も
しくは著しい測定誤差を及ぼすという問題を、位相板
A,Bの高速軸方位を直交させて配置することで回避し
ている。
検出光の分岐方向を制御する光学測定装置において、同
時に2つ以上の物理量を測定する際、1つの物理量検出
光にその他の物理量検出光が混入することで測定不能も
しくは著しい測定誤差を及ぼすという問題を、位相板
A,Bの高速軸方位を直交させて配置することで回避し
ている。
【0046】[実施形態2]図4は本発明の実施形態2
の要部概略図であり、各部材については図1と同様に示
している。
の要部概略図であり、各部材については図1と同様に示
している。
【0047】同図において、201(201a,201
b)はそれぞれ波長λ1,λ2を発する光源であるとこ
ろの直交2周波のゼーマンレーザ、102は光源201
からの光の一部を取り出すハーフミラー、103は偏光
板、104は参照信号用のフォトセンサ、105はレー
ザビーム径を拡大するところのビームエキスパンダ、1
06は反射用のプリズム、107は偏光方位により光を
選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、108は参
照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、109は参
照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を変換する
λ/4位相板、202(202a,202b)はそれぞ
れ波長λ1,λ2の光を透過させる互いに分光特性の異
なる光学フィルタ、111は対物レンズ、112は被測
定レンズ、113は直交する偏光ベクトル成分から同一
ベクトル成分を取り出して干渉させる偏光板、114は
集光レンズ、115は測定信号用のフォトセンサ、11
6は被測定物112の光軸方向(紙面上下方向)に移動
可能なZステージ装置、117は被測定物112の半径
方向(紙面左右方向)に移動可能なRステージ装置、1
18は前記Zステージ装置116の位置を示すためのZ
スケール、119はZスケール118から位置信号を読
み出すZスケールセンサ、120は前記Rステージ装置
117の位置を示すためのRスケール、121はRスケ
ール120から位置信号を読み出すRスケールセンサ、
122は被測定レンズ112を光軸まわりに回転移動さ
せるθステージ装置、123は参照信号と測定信号との
位相差を検出する位相測定装置である。
b)はそれぞれ波長λ1,λ2を発する光源であるとこ
ろの直交2周波のゼーマンレーザ、102は光源201
からの光の一部を取り出すハーフミラー、103は偏光
板、104は参照信号用のフォトセンサ、105はレー
ザビーム径を拡大するところのビームエキスパンダ、1
06は反射用のプリズム、107は偏光方位により光を
選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、108は参
照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、109は参
照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を変換する
λ/4位相板、202(202a,202b)はそれぞ
れ波長λ1,λ2の光を透過させる互いに分光特性の異
なる光学フィルタ、111は対物レンズ、112は被測
定レンズ、113は直交する偏光ベクトル成分から同一
ベクトル成分を取り出して干渉させる偏光板、114は
集光レンズ、115は測定信号用のフォトセンサ、11
6は被測定物112の光軸方向(紙面上下方向)に移動
可能なZステージ装置、117は被測定物112の半径
方向(紙面左右方向)に移動可能なRステージ装置、1
18は前記Zステージ装置116の位置を示すためのZ
スケール、119はZスケール118から位置信号を読
み出すZスケールセンサ、120は前記Rステージ装置
117の位置を示すためのRスケール、121はRスケ
ール120から位置信号を読み出すRスケールセンサ、
122は被測定レンズ112を光軸まわりに回転移動さ
せるθステージ装置、123は参照信号と測定信号との
位相差を検出する位相測定装置である。
【0048】なお、数字の後につけたa,bの英字符号
は、図1と同様それぞれ上側ヘッドA1、下側ヘッドB
1の構成部材であることを示している。
は、図1と同様それぞれ上側ヘッドA1、下側ヘッドB
1の構成部材であることを示している。
【0049】同図では被測定物112を挟んで、上下に
同じ構成のヘッドA1,B1が配置されている。
同じ構成のヘッドA1,B1が配置されている。
【0050】上側ヘッドA1において、波長λ1のゼー
マンレーザ201aから射出した光は、偏光方位が直交
した2つのわずかに周波数の異なる光であり、P、S偏
光それぞれの周波数をf1,f2とする。その光の一部
がハーフミラー102aにより反射され、偏光板103
aを介して干渉し、参照光用のフォトセンサ104aに
て差周波数f1−f2が参照信号として検出される。
マンレーザ201aから射出した光は、偏光方位が直交
した2つのわずかに周波数の異なる光であり、P、S偏
光それぞれの周波数をf1,f2とする。その光の一部
がハーフミラー102aにより反射され、偏光板103
aを介して干渉し、参照光用のフォトセンサ104aに
て差周波数f1−f2が参照信号として検出される。
【0051】ハーフミラー102aを透過した光は、ビ
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射され折り曲げ、偏光ビームスプリ
ッタ107aに入射させる。
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射され折り曲げ、偏光ビームスプリ
ッタ107aに入射させる。
【0052】偏光ビームスプリッタ107aは偏光方位
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f1の光は、透過して被測定物112に向かい、S
偏光であるところの周波数f2の光は、反射して参照面
109に向かう。
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f1の光は、透過して被測定物112に向かい、S
偏光であるところの周波数f2の光は、反射して参照面
109に向かう。
【0053】透過したP偏光は、λ/4位相板110a
により円偏光に変換され、光学フィルタ202aを透過
して、対物レンズ111aにて集光されて被測定レンズ
112の上側表面でcat's-eye反射して元の光路をたど
り、対物レンズ111aで平行光に戻り、λ/4位相板
110aで直線偏光に戻るが、このときの偏光方位は往
きと90度回転してS偏光になっているので、偏光ビー
ムスプリッタ107aでは反射され、測定信号用センサ
115a方向に進行する。
により円偏光に変換され、光学フィルタ202aを透過
して、対物レンズ111aにて集光されて被測定レンズ
112の上側表面でcat's-eye反射して元の光路をたど
り、対物レンズ111aで平行光に戻り、λ/4位相板
110aで直線偏光に戻るが、このときの偏光方位は往
きと90度回転してS偏光になっているので、偏光ビー
ムスプリッタ107aでは反射され、測定信号用センサ
115a方向に進行する。
【0054】同様に偏光ビームスプリッタ107aで反
射したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に
変換され、参照面109a表面で正反射して元の光路を
たどり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、こ
のときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になっ
ているので、偏光ビームスプリッタ107aを透過し
て、測定信号用センサ115a方向に進行する。
射したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に
変換され、参照面109a表面で正反射して元の光路を
たどり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、こ
のときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になっ
ているので、偏光ビームスプリッタ107aを透過し
て、測定信号用センサ115a方向に進行する。
【0055】これら二つの光は偏光板113aを通過し
て干渉し、やはりf1−f2の測定信号として、集光レ
ンズ114aを介して、測定信号用のフォトセンサ11
5aにて検出される。
て干渉し、やはりf1−f2の測定信号として、集光レ
ンズ114aを介して、測定信号用のフォトセンサ11
5aにて検出される。
【0056】レーザ射出直後に得られた参照信号と、上
記測定信号は位相測定装置123aにて高速に位相信号
として取り出され、この位相信号を一定に保つようなサ
ーボをZステージ116aにかける。こうすることによ
り、上側ヘッドA1と被測定レンズ112の上面の間隔
は一定に保たれるため、Rステージ117aを被測定レ
ンズ112中心から半径方向に移動させながら、θステ
ージ122を用いて被測定レンズ112を光軸まわりに
回転させれば、被測定表面をスパイラル状に走査する事
ができ、その時のZステージ116aの位置をZスケー
ル118a、Zスケールセンサ119aで読み、Rステ
ージ117aの位置をRスケール120a,Rスケール
センサ121aで読み、θステージ122の回転角を不
図示のエンコーダで読みとれば、被測定レンズ112a
の上面形状がR−θ−Zの円筒座標系で計測されること
になる。
記測定信号は位相測定装置123aにて高速に位相信号
として取り出され、この位相信号を一定に保つようなサ
ーボをZステージ116aにかける。こうすることによ
り、上側ヘッドA1と被測定レンズ112の上面の間隔
は一定に保たれるため、Rステージ117aを被測定レ
ンズ112中心から半径方向に移動させながら、θステ
ージ122を用いて被測定レンズ112を光軸まわりに
回転させれば、被測定表面をスパイラル状に走査する事
ができ、その時のZステージ116aの位置をZスケー
ル118a、Zスケールセンサ119aで読み、Rステ
ージ117aの位置をRスケール120a,Rスケール
センサ121aで読み、θステージ122の回転角を不
図示のエンコーダで読みとれば、被測定レンズ112a
の上面形状がR−θ−Zの円筒座標系で計測されること
になる。
【0057】下側ヘッドB1についても全く同様に被測
定レンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で
計測されることになる。
定レンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で
計測されることになる。
【0058】すなわち、本実施形態2では光を利用して
同時に2つ以上の物理量を測定する光学測定装置におい
て、1つの物理量検出光にその他の物理量検出光が混入
することで測定不態もしくは著しい測定誤差を及ぼすと
いう問題を、光源波長を異なるものとし、適切な光学フ
ィルタを用いて分離することで回避している。
同時に2つ以上の物理量を測定する光学測定装置におい
て、1つの物理量検出光にその他の物理量検出光が混入
することで測定不態もしくは著しい測定誤差を及ぼすと
いう問題を、光源波長を異なるものとし、適切な光学フ
ィルタを用いて分離することで回避している。
【0059】前記光学フィルタの挿入位置は測定光路中
でなくてもよく、偏光ビームスプリッタ107から検出
系115までの光路中どこであっても同様の効果があ
る。
でなくてもよく、偏光ビームスプリッタ107から検出
系115までの光路中どこであっても同様の効果があ
る。
【0060】また、波長の違いで測定光と不要な透過光
を区別することが本発明の本質であるから、不要な光を
選択するための素子としては、前記光学フィルタ以外
に、プリズム、回折格子などを用いて空間的に分離する
ことも当然可能である。
を区別することが本発明の本質であるから、不要な光を
選択するための素子としては、前記光学フィルタ以外
に、プリズム、回折格子などを用いて空間的に分離する
ことも当然可能である。
【0061】[実施形態3]図5は本発明の実施形態3
の要部概略図であり、各部材については図1と同様に示
している。
の要部概略図であり、各部材については図1と同様に示
している。
【0062】同図において、301は光源であるところ
のレーザ、302はレーザ光に所定のシフト周波数を与
えて直交2周波光を作り出す周波数シフタ、102は光
源301からの光の一部を取り出すハーフミラー、10
3は偏光板、104は参照信号用のフォトセンサ、10
5はレーザビーム径を拡大するところのビームエキスパ
ンダ、106は反射用のプリズム、107は偏光方位に
より光を選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、1
08は参照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、1
09は参照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を
変換するλ/4位相板、202(202a,202b)
はそれぞれ波長λ1,λ2の光を透過させる光学フィル
タ、111は対物レンズ、112は被測定レンズ、11
3は直交する偏光ベクトル成分から同一ベクトル成分を
取り出して干渉させる偏光板、114は集光レンズ、1
15は測定信号用のフォトセンサ、116は被測定物1
12の光軸方向(紙面上下方向)に移動可能なZステー
ジ装置、117は被測定物112の半径方向(紙面左右
方向)に移動可能なRステージ装置、118は前記Zス
テージ装置116の位置を示すためのZスケール、11
9はZスケール118から位置信号を読み出すZスケー
ルセンサ、120は前記Rステージ装置116の位置を
示すためのRスケール、121はRスケール120から
位置信号を読み出すRスケールセンサ、122は被測定
レンズ112を光軸まわりに回転移動させるθステージ
装置、303はセンサからの信号より所定の周波数範囲
の信号を取り出す帯域フィルタ(電気フィルタ)、12
3は参照信号と測定信号との位相差を検出する位相測定
装置である。
のレーザ、302はレーザ光に所定のシフト周波数を与
えて直交2周波光を作り出す周波数シフタ、102は光
源301からの光の一部を取り出すハーフミラー、10
3は偏光板、104は参照信号用のフォトセンサ、10
5はレーザビーム径を拡大するところのビームエキスパ
ンダ、106は反射用のプリズム、107は偏光方位に
より光を選択的に分岐させる偏光ビームスプリッタ、1
08は参照面側の偏光状態を変換するλ/4位相板、1
09は参照平面ミラー、110は被測定側の偏光状態を
変換するλ/4位相板、202(202a,202b)
はそれぞれ波長λ1,λ2の光を透過させる光学フィル
タ、111は対物レンズ、112は被測定レンズ、11
3は直交する偏光ベクトル成分から同一ベクトル成分を
取り出して干渉させる偏光板、114は集光レンズ、1
15は測定信号用のフォトセンサ、116は被測定物1
12の光軸方向(紙面上下方向)に移動可能なZステー
ジ装置、117は被測定物112の半径方向(紙面左右
方向)に移動可能なRステージ装置、118は前記Zス
テージ装置116の位置を示すためのZスケール、11
9はZスケール118から位置信号を読み出すZスケー
ルセンサ、120は前記Rステージ装置116の位置を
示すためのRスケール、121はRスケール120から
位置信号を読み出すRスケールセンサ、122は被測定
レンズ112を光軸まわりに回転移動させるθステージ
装置、303はセンサからの信号より所定の周波数範囲
の信号を取り出す帯域フィルタ(電気フィルタ)、12
3は参照信号と測定信号との位相差を検出する位相測定
装置である。
【0063】なお、数字の後につけたa,bの英字符号
は、図1と同様それぞれ上側ヘッドA1、下側ヘッドB
1の構成部材であることを示している。
は、図1と同様それぞれ上側ヘッドA1、下側ヘッドB
1の構成部材であることを示している。
【0064】同図では被測定物112を挟んで、上下に
同じ構成のヘッドA1,B1が配置されている。
同じ構成のヘッドA1,B1が配置されている。
【0065】上側ヘッドA1において、レーザ301a
から射出した光は、周波数シフタ302aによりP偏光
にはf11、S偏光にはf12なる所定の周波数シフト
が与えられ、偏光方位が直交した2つのわずかに周波数
の異なる光に変換される。その光の一部がハーフミラー
102aにより反射され、偏光板103aを介して干渉
し、参照光用のフォトセンサ104aにて差周波数f1
1−f12が参照信号として検出される。
から射出した光は、周波数シフタ302aによりP偏光
にはf11、S偏光にはf12なる所定の周波数シフト
が与えられ、偏光方位が直交した2つのわずかに周波数
の異なる光に変換される。その光の一部がハーフミラー
102aにより反射され、偏光板103aを介して干渉
し、参照光用のフォトセンサ104aにて差周波数f1
1−f12が参照信号として検出される。
【0066】ハーフミラー102aを透過した光は、ビ
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射し折り曲げ、偏光ビームスプリッ
タ107aに入射させる。
ームエキスパンダ105aでビーム径を拡げ、プリズム
106aで90°反射し折り曲げ、偏光ビームスプリッ
タ107aに入射させる。
【0067】偏光ビームスプリッタ107aは偏光方位
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f11の光は、透過して被測定物112に向かい、
S偏光であるところの周波数f12の光は、反射して参
照面109に向かう。
によって光を分岐させるので、P偏光であるところの周
波数f11の光は、透過して被測定物112に向かい、
S偏光であるところの周波数f12の光は、反射して参
照面109に向かう。
【0068】透過したP偏光は、λ/4位相板110a
により円偏光に変換され、光学フィルタ202aを透過
して、対物レンズ111aにて集光されて被測定レンズ
112の上側表面でcat's-eye反射して元の光路をたど
り、対物レンズ111aで平行光に戻り、λ/4位相板
110aで直線偏光に戻るが、このときの偏光方位は往
きと90度回転してS偏光になっているので、偏光ビー
ムスプリッタ107aでは反射され、測定信号用のセン
サ115方向に進行する。
により円偏光に変換され、光学フィルタ202aを透過
して、対物レンズ111aにて集光されて被測定レンズ
112の上側表面でcat's-eye反射して元の光路をたど
り、対物レンズ111aで平行光に戻り、λ/4位相板
110aで直線偏光に戻るが、このときの偏光方位は往
きと90度回転してS偏光になっているので、偏光ビー
ムスプリッタ107aでは反射され、測定信号用のセン
サ115方向に進行する。
【0069】同様に偏光ビームスプリッタ107で反射
したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に変
換され、参照面109a表面で正反射して元の光路をた
どり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、この
ときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になって
いるので、偏光ビームスプリッタ107aを透過して、
測定信号用のセンサ115方向に進行する。
したS偏光は、λ/4位相板108aにより円偏光に変
換され、参照面109a表面で正反射して元の光路をた
どり、λ/4位相板108aで直線偏光に戻るが、この
ときの偏光方位は往きと90度回転してP偏光になって
いるので、偏光ビームスプリッタ107aを透過して、
測定信号用のセンサ115方向に進行する。
【0070】これら二つの光は偏光板113aを通過し
て干渉し、やはりf11−f12の測定信号として、集
光レンズ114aを介して、測定信号用のフォトセンサ
115aにて検出される。
て干渉し、やはりf11−f12の測定信号として、集
光レンズ114aを介して、測定信号用のフォトセンサ
115aにて検出される。
【0071】レーザ射出直後に得られた参照信号と、上
記測定信号はdf1=f11−f12なる周波数を通過
させる高域カット用のフィルタ303aにて濾波された
後、位相測定装置123aにて高速に位相信号として取
り出され、この位相信号を一定に保つようなサーボをZ
ステージ116aにかける。
記測定信号はdf1=f11−f12なる周波数を通過
させる高域カット用のフィルタ303aにて濾波された
後、位相測定装置123aにて高速に位相信号として取
り出され、この位相信号を一定に保つようなサーボをZ
ステージ116aにかける。
【0072】こうすることにより、上側ヘッドA1と被
測定レンズ112上面の間隔は一定に保たれるため、R
ステージ117aを被測定レンズ112の中心から半径
方向に移動させながら、θステージ122を用いて被測
定レンズ112を光軸まわりに回転させれば、被測定表
面をスパイラル状に走査する事ができ、その時のZステ
ージ116aの位置をZスケール118a、Zスケール
センサ119aで読み、Rステージ117aの位置をR
スケール120a,Rスケールセンサ121aで読み、
θステージ122の回転角を不図示のエンコーダで読み
とれば、被測定レンズ112の上面形状がR−θ−Zの
円筒座標系で計測されることになる。
測定レンズ112上面の間隔は一定に保たれるため、R
ステージ117aを被測定レンズ112の中心から半径
方向に移動させながら、θステージ122を用いて被測
定レンズ112を光軸まわりに回転させれば、被測定表
面をスパイラル状に走査する事ができ、その時のZステ
ージ116aの位置をZスケール118a、Zスケール
センサ119aで読み、Rステージ117aの位置をR
スケール120a,Rスケールセンサ121aで読み、
θステージ122の回転角を不図示のエンコーダで読み
とれば、被測定レンズ112の上面形状がR−θ−Zの
円筒座標系で計測されることになる。
【0073】下側ヘッドB1についても同様に被測定レ
ンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で計測
されることになるが、下側ヘッドB1の周波数シフタ3
02bはf21とf22という、上側ヘッドA1で与え
た周波数と異なるシフト周波数を与えるように設定して
あり、上側ヘッドA1での差周波数df1=f11−f
12と下側ヘッドB1から回り込んでくるf21にシフ
トされた光が上側のf11またはf12にシフトさせた
光と干渉して生じる差周波数df3=f21−f11ま
たはdf4=f21−f12が高域カットフィルタ30
3aで分離できる程度異なるようにしている。また下側
ヘッドB1の高域カット用のフィルタ303bは下側ヘ
ッドB1の差周波数df2=f21−f22を濾波し上
側ヘッドA1から回り込んでくる光によって生じる差周
波数df5=f21−f11またはdf6=f22−f
11は通過させないように設計してある。
ンズ112の下面形状がR−θ−Zの円筒座標系で計測
されることになるが、下側ヘッドB1の周波数シフタ3
02bはf21とf22という、上側ヘッドA1で与え
た周波数と異なるシフト周波数を与えるように設定して
あり、上側ヘッドA1での差周波数df1=f11−f
12と下側ヘッドB1から回り込んでくるf21にシフ
トされた光が上側のf11またはf12にシフトさせた
光と干渉して生じる差周波数df3=f21−f11ま
たはdf4=f21−f12が高域カットフィルタ30
3aで分離できる程度異なるようにしている。また下側
ヘッドB1の高域カット用のフィルタ303bは下側ヘ
ッドB1の差周波数df2=f21−f22を濾波し上
側ヘッドA1から回り込んでくる光によって生じる差周
波数df5=f21−f11またはdf6=f22−f
11は通過させないように設計してある。
【0074】例えば、f11=81MHz,f12=8
0MHz,f21=91MHz,f22=90MHzと
設定したとき、上側ヘッドA1で検出すべき信号はdf
1=f11−f12=81MHz−80MHz=1MH
zである。
0MHz,f21=91MHz,f22=90MHzと
設定したとき、上側ヘッドA1で検出すべき信号はdf
1=f11−f12=81MHz−80MHz=1MH
zである。
【0075】これに対し下側ヘッドB1から回り込んで
くるP波のシフト周波数はf21=94MHzであるか
らdf3=f21−f11=91MHz−81MHz=
10MHz,df4=f21−f12=91MHz−8
0MHz=9MHzであるから検出すべき周波数df1
と回り込みに起因する信号df3またはdf4とは大き
く隔たりがあるため、上側高域カットフィルタ303a
のカットオフ周波数を5MHz程度に設定しておけば、
下からの回り込みに起因する信号は除去できる。
くるP波のシフト周波数はf21=94MHzであるか
らdf3=f21−f11=91MHz−81MHz=
10MHz,df4=f21−f12=91MHz−8
0MHz=9MHzであるから検出すべき周波数df1
と回り込みに起因する信号df3またはdf4とは大き
く隔たりがあるため、上側高域カットフィルタ303a
のカットオフ周波数を5MHz程度に設定しておけば、
下からの回り込みに起因する信号は除去できる。
【0076】同様に下側ヘッドB1の高域カットフィル
タ303bは下側ヘッドB1の差周波数df2=f21
−f22=91MHz−90MHz=1MHzを通過さ
せ、上側ヘッドA1から回り込んでくるP波のシフト周
波数の差周波数df5=f21−f11=91MHz−
81MHz=10MHzまたはdf6=f22−f11
=90MHz−91MHz=9MHzは通過させないよ
うにカットオフ周波数を5MHz程度に設定しておけ
ば、上からの回り込みに起因する信号は除去できる。
タ303bは下側ヘッドB1の差周波数df2=f21
−f22=91MHz−90MHz=1MHzを通過さ
せ、上側ヘッドA1から回り込んでくるP波のシフト周
波数の差周波数df5=f21−f11=91MHz−
81MHz=10MHzまたはdf6=f22−f11
=90MHz−91MHz=9MHzは通過させないよ
うにカットオフ周波数を5MHz程度に設定しておけ
ば、上からの回り込みに起因する信号は除去できる。
【0077】すなわち、本実施形態ではヘテロダイン光
を利用して物理量を検出する光学測定装置において、同
時に2つ以上の物理量を測定する際、1つの物理量検出
光にその他の物理量検出光が混入することで測定不能も
しくは著しい測定誤差を及ぼすという問題を、使用する
ヘテロダイン光のシフト周波数を異なるものとすると共
に、測定信号処理系に必要な情報を含む周波数以外を通
さない電気的フィルタを挿入することで回避する例を示
している。
を利用して物理量を検出する光学測定装置において、同
時に2つ以上の物理量を測定する際、1つの物理量検出
光にその他の物理量検出光が混入することで測定不能も
しくは著しい測定誤差を及ぼすという問題を、使用する
ヘテロダイン光のシフト周波数を異なるものとすると共
に、測定信号処理系に必要な情報を含む周波数以外を通
さない電気的フィルタを挿入することで回避する例を示
している。
【0078】尚、本発明では光学部材の面形状の他に光
学部材の内部の材質の均一性等の物理量を双方(異なっ
た方向)から光束を入射させて測定する場合にも同様に
適用することができる。
学部材の内部の材質の均一性等の物理量を双方(異なっ
た方向)から光束を入射させて測定する場合にも同様に
適用することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、レンズ,プリズム等の
光学部材の両面の面形状を同時に高精度に測定すること
ができる光学測定装置を達成することができる。
光学部材の両面の面形状を同時に高精度に測定すること
ができる光学測定装置を達成することができる。
【0080】この他本発明の光学的測定装置において同
時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する際、一つの
物理量の検出光にそれ以外の物理量の検出光が混合する
ことで測定不能もしくは著しい測定誤差を及ぼすという
問題を、偏光または光波長またはシフト周波数を異なら
せるとともに、必要な物理量の検出光のみを通過させる
偏光素子または光学フィルタまたは電気フィルタを挿入
することで不要な物理量の検出光を分岐またはカットす
ることにより解決することができる。
時に光学部材の2つ以上の物理量を測定する際、一つの
物理量の検出光にそれ以外の物理量の検出光が混合する
ことで測定不能もしくは著しい測定誤差を及ぼすという
問題を、偏光または光波長またはシフト周波数を異なら
せるとともに、必要な物理量の検出光のみを通過させる
偏光素子または光学フィルタまたは電気フィルタを挿入
することで不要な物理量の検出光を分岐またはカットす
ることにより解決することができる。
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明の実施形態1の作用の説明補助図
【図3】本発明の実施形態1の作用の説明補助図
【図4】本発明の実施形態2の要部概略図
【図5】本発明の実施形態3の要部概略図
101:直交2周波ゼーマンレーザ 102:ハーフミラー 103:偏光板 104:参照信号用フォトセンサ 105:ビームエキスパンダ 106:プリズム 107:偏光ビームスプリッタ 108:λ/4位相板 109:参照平面ミラー 110:λ/4位相板 111:対物レンズ 112:被測定レンズ 113:偏光板 114:集光レンズ 115:測定信号用フォトセンサ 116:Zステージ装置 117:Rステージ装置 118:Zスケール 119:Zスケールセンサ 120:Rスケール 121:Rスケールセンサ 122:θステージ装置 123:位相測定装置 201:レーザ発振器 202:光学フィルタ 301:レーザ発振器 302:AOM光周波数シフタ 303:電気フィルタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA09 BB03 BB04 CC01 FF02 FF06 GG12 GG13 GG22 GG23 GG32 GG38 GG42 GG70 HH01 HH06 JJ00 JJ05 2F065 AA53 CC21 CC22 FF49 FF52 FF65 FF67 GG04 GG23 HH10 HH13 JJ01 JJ05 JJ09 JJ15 LL00 LL04 LL09 LL21 LL33 LL34 LL36 LL37 LL46 NN06 PP12 PP13 QQ00 QQ25 QQ33 2G086 EE08 FF03
Claims (6)
- 【請求項1】 光学部材の面情報を干渉を利用して測定
する光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つ
の面に各々1つずつ設けた光学測定装置において、 各光学ヘッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材
の各面までに至る光路中に、 互いに偏光方位を直交させた位相板を配置し、 一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘッドの光検
出手段に入射しないようにしていることを特徴とする光
学測定装置。 - 【請求項2】 光学部材の面情報を干渉を利用して測定
する光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つ
の面に各々1つずつ設けた光学測定装置において、 各光学ヘッドの光路中又は各光学ヘッドから該光学部材
の各面までに至る光路中に、 互いに分光特性の異なる光学フィルターを有し、 一方の光学ヘッドからの光束が他方の光学ヘッドの光検
出手段に入射しないようにしていることを特徴とする光
学測定装置。 - 【請求項3】 光学部材の面情報を干渉を利用して測定
する光学ヘッドを該光学部材の対向する少なくとも2つ
の面に各々1つずつ設けた光学測定装置において、 各光学ヘッドは光路中に所定のシフト周波数を与える直
交2周波光を作り出す周波数シフタと、 測定信号処理系の一部に所定の周波数範囲の信号を取り
出す電気フィルタとを有していることを特徴とする光学
測定装置。 - 【請求項4】 偏光を利用して検出光の分岐方向を制御
する制御手段を用いて、同時に光学部材の2つ以上の物
理量を測定する光学測定装置において、1つの物理量の
検出光にその他の物理量の検出光が混入するのを防止す
る為に、光路中に、位相板をその高速軸方位が直交する
ように配置していることを特徴とする光学測定装置。 - 【請求項5】 光を利用して同時に光学部材の2つ以上
の物理量を測定する光学測定装置において、1つの物理
量の検出光にその他の物理量の検出光が混入するのを防
止する為に、光路中に互いに異なる分光特性の光学フィ
ルタを設けたことを特徴とする光学測定装置。 - 【請求項6】 ヘテロダイン光を利用して、同時に光学
部材の2つ以上の物理量を測定する光学測定装置におい
て、1つの物理量の検出光にその他の物理量の検出光が
混入するのを防止する為に、使用するヘテロダイン光の
シフト周波数を異なるものとすると共に、測定信号処理
系に必要な情報を含む周波数以外を通さない電気的フィ
ルタを挿入することを特徴とする光学測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041673A JP2001227908A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 光学測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041673A JP2001227908A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 光学測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227908A true JP2001227908A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18564871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041673A Pending JP2001227908A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 光学測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001227908A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177846A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンズ偏芯量測定方法と装置 |
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WO2014177632A1 (de) * | 2013-05-02 | 2014-11-06 | Carl Zeiss Vision International Gmbh | Verfahren und system für das ermitteln der räumlichen struktur eines gegenstands |
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JP2016006388A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | コニカミノルタ株式会社 | 測定装置 |
DE102018201481A1 (de) | 2018-01-31 | 2019-08-01 | Carl Zeiss Vision Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung der dreidimensionalen Oberflächengeometrie von Objekten |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041673A patent/JP2001227908A/ja active Pending
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