JP2001227163A - 生コンクリートの混練状態表示装置 - Google Patents
生コンクリートの混練状態表示装置Info
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- JP2001227163A JP2001227163A JP2000034730A JP2000034730A JP2001227163A JP 2001227163 A JP2001227163 A JP 2001227163A JP 2000034730 A JP2000034730 A JP 2000034730A JP 2000034730 A JP2000034730 A JP 2000034730A JP 2001227163 A JP2001227163 A JP 2001227163A
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生コンクリートの混練状態を作業者にわかり
やすく表示して、混練が完了したか否かの判断を容易な
ものとする。 【解決手段】 生コンクリートの混練状態表示装置1
は、コンクリート構成材料を混練するミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応して点滅を
繰り返すように設定されており、かつその点灯時間が可
変である表示手段4を備えて構成される。
やすく表示して、混練が完了したか否かの判断を容易な
ものとする。 【解決手段】 生コンクリートの混練状態表示装置1
は、コンクリート構成材料を混練するミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応して点滅を
繰り返すように設定されており、かつその点灯時間が可
変である表示手段4を備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生コンクリートの混練
状態を表示する装置に関する。
状態を表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事等に使用される生コンクリート
は、生コンクリート製造装置のミキサに、セメント、
水、骨材(砂や砂利)、混和剤などのコンクリート構成
材料を投入し、所定時間混練することにより製造されて
いる。コンクリート構成材料を混練する場合、ミキサの
負荷電力値は、混練開始後一旦増加し、コンクリート構
成材料が練り混ぜられてある程度の流動性を有するよう
になっていくに従って低下していく。そして、生コンク
リートが練り上がると、ほぼ一定の値に収束して安定す
る傾向を示す。生コンクリートは、このようにミキサの
負荷電力値がほぼ一定の値に安定した時点で練り上がっ
たと判断される。
は、生コンクリート製造装置のミキサに、セメント、
水、骨材(砂や砂利)、混和剤などのコンクリート構成
材料を投入し、所定時間混練することにより製造されて
いる。コンクリート構成材料を混練する場合、ミキサの
負荷電力値は、混練開始後一旦増加し、コンクリート構
成材料が練り混ぜられてある程度の流動性を有するよう
になっていくに従って低下していく。そして、生コンク
リートが練り上がると、ほぼ一定の値に収束して安定す
る傾向を示す。生コンクリートは、このようにミキサの
負荷電力値がほぼ一定の値に安定した時点で練り上がっ
たと判断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、作業者がミキサの負荷電力値を表示するメータ(電
流計や電力計など)の針の振れ具合を目視することによ
り、生コンクリートの混練が完了したか否かを判断して
いた。このため、メータの針の動きが微妙な場合には、
混練が完了したか否かの判断が難しく、実際には混練が
完了していないにも拘わらず、作業者が誤って練り上が
ったと判断する誤判が生じ易かった。その結果、十分な
混練がなされなかったために練り上がり後の生コンクリ
ートが不均一なものとなってしまうという問題があっ
た。
は、作業者がミキサの負荷電力値を表示するメータ(電
流計や電力計など)の針の振れ具合を目視することによ
り、生コンクリートの混練が完了したか否かを判断して
いた。このため、メータの針の動きが微妙な場合には、
混練が完了したか否かの判断が難しく、実際には混練が
完了していないにも拘わらず、作業者が誤って練り上が
ったと判断する誤判が生じ易かった。その結果、十分な
混練がなされなかったために練り上がり後の生コンクリ
ートが不均一なものとなってしまうという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、生コンクリートの混練状態を作業者にわかりやすく
表示して、混練が完了したか否かの判断を容易なものと
する生コンクリートの混練状態表示装置を提供すること
を課題とする。
り、生コンクリートの混練状態を作業者にわかりやすく
表示して、混練が完了したか否かの判断を容易なものと
する生コンクリートの混練状態表示装置を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の生コンクリートの混練状態
表示装置は、コンクリート構成材料を混練するミキサの
負荷電力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応して
点滅を繰り返すように設定されており、かつその点灯時
間が可変である表示手段を有することを特徴とする。
め、請求項1記載の本発明の生コンクリートの混練状態
表示装置は、コンクリート構成材料を混練するミキサの
負荷電力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応して
点滅を繰り返すように設定されており、かつその点灯時
間が可変である表示手段を有することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の本発明の生コンクリートの
混練状態表示装置は、請求項1記載の生コンクリートの
混練状態表示装置であって、前記表示手段は、前記変動
値が混練時間の経過に伴って小さくなるに従って、その
点灯時間が長くなるように設定されていることを特徴と
する。
混練状態表示装置は、請求項1記載の生コンクリートの
混練状態表示装置であって、前記表示手段は、前記変動
値が混練時間の経過に伴って小さくなるに従って、その
点灯時間が長くなるように設定されていることを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の本発明の生コンクリートの
混練状態表示装置は、請求項1又は2記載の生コンクリ
ートの混練状態表示装置であって、前記表示手段は、交
互に点滅を繰り返す複数の点滅ランプから構成されてい
ることを特徴とする。
混練状態表示装置は、請求項1又は2記載の生コンクリ
ートの混練状態表示装置であって、前記表示手段は、交
互に点滅を繰り返す複数の点滅ランプから構成されてい
ることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の本発明の生コンクリートの
混練状態表示装置は、請求項1〜3のいずれか1に記載
の生コンクリートの混練状態表示装置であって、前記ミ
キサの負荷電力値を検出するための電力検出手段と、該
電力検出手段により検出された負荷電力値を所定時間ご
とに記憶するための記憶手段と、該記憶手段に前回書き
込まれた負荷電力値と今回書き込まれた負荷電力値とを
比較して前記変動値を算出し、該変動値から前記表示手
段の点灯時間を演算するための点灯時間演算手段と、該
点灯時間演算手段により算出された点灯時間に基づいて
前記表示手段の点滅動作を制御するための制御手段とを
有することを特徴とする。
混練状態表示装置は、請求項1〜3のいずれか1に記載
の生コンクリートの混練状態表示装置であって、前記ミ
キサの負荷電力値を検出するための電力検出手段と、該
電力検出手段により検出された負荷電力値を所定時間ご
とに記憶するための記憶手段と、該記憶手段に前回書き
込まれた負荷電力値と今回書き込まれた負荷電力値とを
比較して前記変動値を算出し、該変動値から前記表示手
段の点灯時間を演算するための点灯時間演算手段と、該
点灯時間演算手段により算出された点灯時間に基づいて
前記表示手段の点滅動作を制御するための制御手段とを
有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一の実施
の形態にかかる生コンクリートの混練状態表示装置(以
下、混練状態表示装置という。)を示す概略構成図であ
る。この図に示したように、この混練状態表示装置1
は、電力検出手段2、コントローラ3および表示手段4
を有して構成される。
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一の実施
の形態にかかる生コンクリートの混練状態表示装置(以
下、混練状態表示装置という。)を示す概略構成図であ
る。この図に示したように、この混練状態表示装置1
は、電力検出手段2、コントローラ3および表示手段4
を有して構成される。
【0010】電力検出手段2は、生コンクリート製造装
置を構成するミキサ6の駆動用モータ61に接続され、
コンクリート構成材料の混練過程における駆動用モータ
61の負荷電力値を検出する。この電力検出手段2は、
電力検出器からなり、ミキサ6の負荷電力値として検出
した駆動用モータ61の負荷電力値を次述するコントロ
ーラ3へ出力する。
置を構成するミキサ6の駆動用モータ61に接続され、
コンクリート構成材料の混練過程における駆動用モータ
61の負荷電力値を検出する。この電力検出手段2は、
電力検出器からなり、ミキサ6の負荷電力値として検出
した駆動用モータ61の負荷電力値を次述するコントロ
ーラ3へ出力する。
【0011】コントローラ3は、制御手段31、記憶手
段32および表示回路33を有して構成される。制御手
段31は、中央処理装置(CPU)からなり、後述する
表示手段4の点灯時間の演算処理や点滅動作の制御など
を行う。記憶手段32は、ランダムアクセス記憶装置
(RAM)321と読取り専用記憶装置(ROM)32
2を備えて構成されており、RAM321には、電力検
出手段2からミキサ6の負荷電力値として出力される信
号が制御手段31を介して所定時間ごとに書き込まれる
ように設定されている。ROM322には、点灯時間演
算手段としてのプログラムが格納されている。この点灯
時間演算手段としてのプログラムは、後述する表示手段
4の点灯時間を算出するためのものである。このプログ
ラムによる一連の処理については後述する。表示回路3
3は、次述する表示手段4を点滅動作させるための電気
回路であり、制御手段31に接続されている。
段32および表示回路33を有して構成される。制御手
段31は、中央処理装置(CPU)からなり、後述する
表示手段4の点灯時間の演算処理や点滅動作の制御など
を行う。記憶手段32は、ランダムアクセス記憶装置
(RAM)321と読取り専用記憶装置(ROM)32
2を備えて構成されており、RAM321には、電力検
出手段2からミキサ6の負荷電力値として出力される信
号が制御手段31を介して所定時間ごとに書き込まれる
ように設定されている。ROM322には、点灯時間演
算手段としてのプログラムが格納されている。この点灯
時間演算手段としてのプログラムは、後述する表示手段
4の点灯時間を算出するためのものである。このプログ
ラムによる一連の処理については後述する。表示回路3
3は、次述する表示手段4を点滅動作させるための電気
回路であり、制御手段31に接続されている。
【0012】表示手段4は、生コンクリートの混練状態
を光の点滅により表示する点滅ランプから構成されてい
る。図2は、この表示手段4を含んで構成される表示パ
ネル5の一例を示す。この図に示したように、本実施の
形態では、表示手段4として、交互に点滅を繰り返す2
つの点滅ランプ41,42が用いられている。各点滅ラ
ンプ41,42は、それぞれ、後述するように、ミキサ
6の負荷電力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応
して点灯時間が変化するようになっている。
を光の点滅により表示する点滅ランプから構成されてい
る。図2は、この表示手段4を含んで構成される表示パ
ネル5の一例を示す。この図に示したように、本実施の
形態では、表示手段4として、交互に点滅を繰り返す2
つの点滅ランプ41,42が用いられている。各点滅ラ
ンプ41,42は、それぞれ、後述するように、ミキサ
6の負荷電力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応
して点灯時間が変化するようになっている。
【0013】ここで、「点灯時間」とは、1の点滅ラン
プの点灯開始から消灯までの時間をいい、点灯開始から
消灯までの時間と、消灯開始から点灯までの時間とが必
ずしも一致している必要はない。但し、本実施の形態の
ように、複数の点滅ランプが交互に点滅を繰り返すよう
に設定する場合には、一方の点滅ランプが点灯している
間は、他方の点滅ランプが消灯している関係にあるた
め、各点滅ランプの点灯開始から消灯までの時間と、消
灯開始から点灯までの時間を一致させておく必要があ
る。
プの点灯開始から消灯までの時間をいい、点灯開始から
消灯までの時間と、消灯開始から点灯までの時間とが必
ずしも一致している必要はない。但し、本実施の形態の
ように、複数の点滅ランプが交互に点滅を繰り返すよう
に設定する場合には、一方の点滅ランプが点灯している
間は、他方の点滅ランプが消灯している関係にあるた
め、各点滅ランプの点灯開始から消灯までの時間と、消
灯開始から点灯までの時間を一致させておく必要があ
る。
【0014】なお、表示手段4を構成する点滅ランプ
は、少なくとも1以上あれば足りるが、本実施の形態の
ように交互に点滅を繰り返す複数の点滅ランプを設ける
ことにより、各点滅ランプが交互に点滅を繰り返すこと
で、視覚的に、発光する光が「右から左」「左から右」
へと移動するように捉えられ、その光の移動時間ないし
移動間隔によって、点滅動作の変化がわかりやすくなる
ため好ましい。
は、少なくとも1以上あれば足りるが、本実施の形態の
ように交互に点滅を繰り返す複数の点滅ランプを設ける
ことにより、各点滅ランプが交互に点滅を繰り返すこと
で、視覚的に、発光する光が「右から左」「左から右」
へと移動するように捉えられ、その光の移動時間ないし
移動間隔によって、点滅動作の変化がわかりやすくなる
ため好ましい。
【0015】このように表示手段4を備える表示パネル
5は、混練作業を行う作業者の見易い位置、例えば、生
コンクリート製造装置の操作盤などに配設される。ま
た、この表示パネル5には、ミキサ6の負荷電力値を検
出する電力検出手段2から出力され、コントローラ3に
より読み込まれた負荷電力値を数値で表示するデジタル
表示部51が備えられている。このように構成される表
示パネル5によれば、作業者は、生コンクリートの混練
状態を、表示手段4を構成する点滅ランプ41,42の
点灯時間の変化による点滅動作の変化により視覚的に把
握することができ、また、デジタル表示部51に表示さ
れる数値の変動を観察することによっても混練状態を知
ることができる。
5は、混練作業を行う作業者の見易い位置、例えば、生
コンクリート製造装置の操作盤などに配設される。ま
た、この表示パネル5には、ミキサ6の負荷電力値を検
出する電力検出手段2から出力され、コントローラ3に
より読み込まれた負荷電力値を数値で表示するデジタル
表示部51が備えられている。このように構成される表
示パネル5によれば、作業者は、生コンクリートの混練
状態を、表示手段4を構成する点滅ランプ41,42の
点灯時間の変化による点滅動作の変化により視覚的に把
握することができ、また、デジタル表示部51に表示さ
れる数値の変動を観察することによっても混練状態を知
ることができる。
【0016】次に、上記のように構成される混練状態表
示装置1の使用例を説明する。まず、ミキサ6によるコ
ンクリート構成材料の混練が開始されるのと同時に電力
検出手段2によるミキサ6の負荷電力値の検出が開始さ
れる。ここで、電力検出手段2によるミキサ6の負荷電
力値の検出は、上記したように、ミキサ6の駆動用モー
タ61の負荷電力値を検出することにより行われる。
示装置1の使用例を説明する。まず、ミキサ6によるコ
ンクリート構成材料の混練が開始されるのと同時に電力
検出手段2によるミキサ6の負荷電力値の検出が開始さ
れる。ここで、電力検出手段2によるミキサ6の負荷電
力値の検出は、上記したように、ミキサ6の駆動用モー
タ61の負荷電力値を検出することにより行われる。
【0017】ミキサ6による混練開始から所定時間経過
した後に、コントローラ3が電力検出手段2に対してア
クセスを開始する。これは、前述したように、ミキサ6
の負荷電力値は、混練開始後一旦増加し、コンクリート
構成材料が練り混ぜられてある程度の流動性を有するよ
うになっていくに従って低下していき、生コンクリート
が練り上がると、ほぼ一定の値に収束して安定する傾向
を示すことから(図3参照)、電力検出手段2により検
出されるミキサ6の負荷電力値のRAM321への書き
込みが、生コンクリートが練り上がり状態に近づいた段
階で開始されるようにするためである。
した後に、コントローラ3が電力検出手段2に対してア
クセスを開始する。これは、前述したように、ミキサ6
の負荷電力値は、混練開始後一旦増加し、コンクリート
構成材料が練り混ぜられてある程度の流動性を有するよ
うになっていくに従って低下していき、生コンクリート
が練り上がると、ほぼ一定の値に収束して安定する傾向
を示すことから(図3参照)、電力検出手段2により検
出されるミキサ6の負荷電力値のRAM321への書き
込みが、生コンクリートが練り上がり状態に近づいた段
階で開始されるようにするためである。
【0018】コントローラ3の電力検出手段2へのアク
セスが、例えば、図3に示したように、混練開始からT
1秒経過後に開始されると、そのT1時点において検出
したミキサ6の負荷電力値が電力検出手段2から出力さ
れ、コントローラ3に読み込まれる。コントローラ3に
読み込まれたミキサ6の負荷電力値は、制御手段31を
介して記憶手段32を構成するRAM321に書き込ま
れる。このコントローラ3による電力検出手段2に対す
るアクセスは、その開始後、一定の時間間隔をおいて繰
り返し行われるように設定されており、そのアクセスご
とに、上記と同様に、そのアクセス時点におけるミキサ
6の負荷電力値がRAM321に書き込まれるようにな
っている。図3に示したA点〜E点は、コントローラ3
の電力検出手段2に対するアクセス時点を示す。なお、
コントローラ3が電力検出手段2にアクセスする間隔
は、任意に設定することができる。また、上記したよう
に、本実施の形態では、ここでコントローラ3に読み込
まれたミキサ6の負荷電力値は、制御手段31を介し
て、さらに、表示パネル5のデジタル表示部51へも数
値表示されるようになっている。
セスが、例えば、図3に示したように、混練開始からT
1秒経過後に開始されると、そのT1時点において検出
したミキサ6の負荷電力値が電力検出手段2から出力さ
れ、コントローラ3に読み込まれる。コントローラ3に
読み込まれたミキサ6の負荷電力値は、制御手段31を
介して記憶手段32を構成するRAM321に書き込ま
れる。このコントローラ3による電力検出手段2に対す
るアクセスは、その開始後、一定の時間間隔をおいて繰
り返し行われるように設定されており、そのアクセスご
とに、上記と同様に、そのアクセス時点におけるミキサ
6の負荷電力値がRAM321に書き込まれるようにな
っている。図3に示したA点〜E点は、コントローラ3
の電力検出手段2に対するアクセス時点を示す。なお、
コントローラ3が電力検出手段2にアクセスする間隔
は、任意に設定することができる。また、上記したよう
に、本実施の形態では、ここでコントローラ3に読み込
まれたミキサ6の負荷電力値は、制御手段31を介し
て、さらに、表示パネル5のデジタル表示部51へも数
値表示されるようになっている。
【0019】その一方、上記のようにコントローラ3の
電力検出手段2へのアクセスが開始されるのと同時に、
記憶手段32を構成するROM322に格納された点灯
時間演算手段としてのプログラムが起動するようにセッ
トされており、このプログラムは、起動後、図4に示し
た一連の処理を行う。
電力検出手段2へのアクセスが開始されるのと同時に、
記憶手段32を構成するROM322に格納された点灯
時間演算手段としてのプログラムが起動するようにセッ
トされており、このプログラムは、起動後、図4に示し
た一連の処理を行う。
【0020】すなわち、このプログラムが起動すると、
まず、S1において、RAM321に二以上の負荷電力
値データが書き込まれているかどうかを確認する。RA
M321に二以上の負荷電力値データが書き込まれてい
れば、次に、S2において、RAM321に書き込まれ
ている負荷電力値データの中から、前回書き込まれた負
荷電力値データと今回書き込まれた負荷電力値データと
を読み出す。例えば、B時点においては、RAM321
に、A時点で書き込まれた負荷電力値データと、B時点
で書き込まれた負荷電力値データが存在しているので、
A時点の負荷電力値データを前回の負荷電力値データと
して、B時点の負荷電力値データを今回の負荷電力値デ
ータとして、それぞれ読み出す。
まず、S1において、RAM321に二以上の負荷電力
値データが書き込まれているかどうかを確認する。RA
M321に二以上の負荷電力値データが書き込まれてい
れば、次に、S2において、RAM321に書き込まれ
ている負荷電力値データの中から、前回書き込まれた負
荷電力値データと今回書き込まれた負荷電力値データと
を読み出す。例えば、B時点においては、RAM321
に、A時点で書き込まれた負荷電力値データと、B時点
で書き込まれた負荷電力値データが存在しているので、
A時点の負荷電力値データを前回の負荷電力値データと
して、B時点の負荷電力値データを今回の負荷電力値デ
ータとして、それぞれ読み出す。
【0021】次に、S3において、式、 Pdn=|Pn−Pn−1| により、ミキサ6の負荷電力値の単位時間あたりの変動
値(Pdn)を算出する。式中、Pnは、RAM321
に今回書き込まれた負荷電力値データであり、P n−1
は、RAM321に前回書き込まれた負荷電力値データ
である。
値(Pdn)を算出する。式中、Pnは、RAM321
に今回書き込まれた負荷電力値データであり、P n−1
は、RAM321に前回書き込まれた負荷電力値データ
である。
【0022】次に、S4において、上記式により算出さ
れた変動値(Pdn)から表示手段4の点灯時間
(Tf)を演算する。ここで、表示手段4の点灯時間
(Tf)は式、 Tf=K×1/Pdn により演算されるが、 Tf<Tmin (Tminは予め設定した最も短い点
灯時間) の場合には、Tf=Tminとし、 Tf>Tmax (Tmaxは予め設定した最も長い点
灯時間) の場合には、Tf=Tmaxとして、リミットを設けて
いる。なお、上記式中、Kは実験的に求めた定数であ
り、変更可能な値である。また、上記式によれば、表示
手段4の点灯時間(Tf)は、変動値(Pdn)が大き
いほど短くなり、変動値(Pdn)が小さいほど長くな
るように算出される。
れた変動値(Pdn)から表示手段4の点灯時間
(Tf)を演算する。ここで、表示手段4の点灯時間
(Tf)は式、 Tf=K×1/Pdn により演算されるが、 Tf<Tmin (Tminは予め設定した最も短い点
灯時間) の場合には、Tf=Tminとし、 Tf>Tmax (Tmaxは予め設定した最も長い点
灯時間) の場合には、Tf=Tmaxとして、リミットを設けて
いる。なお、上記式中、Kは実験的に求めた定数であ
り、変更可能な値である。また、上記式によれば、表示
手段4の点灯時間(Tf)は、変動値(Pdn)が大き
いほど短くなり、変動値(Pdn)が小さいほど長くな
るように算出される。
【0023】以上のようにAB間におけるミキサ6の負
荷電力値の単位時間あたりの変動値(Pdn)から表示
手段4の点灯時間(Tf)を演算し算出したならば、S
1に戻り、上記と同様の手順を繰り返し行うことによ
り、BC間、CD間、DE間におけるミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値(Pdn)を算出し、該
変動値(Pdn)から表示手段4の点灯時間(Tf)を
演算する。
荷電力値の単位時間あたりの変動値(Pdn)から表示
手段4の点灯時間(Tf)を演算し算出したならば、S
1に戻り、上記と同様の手順を繰り返し行うことによ
り、BC間、CD間、DE間におけるミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値(Pdn)を算出し、該
変動値(Pdn)から表示手段4の点灯時間(Tf)を
演算する。
【0024】上記した点灯時間演算手段としてのプログ
ラムにより表示手段4を構成する点滅ランプ41,42
の点灯時間が算出されると、制御手段31は、表示回路
33を介して、その算出された点灯時間に基づいて各点
滅ランプ41,42を交互に点滅動作させる。
ラムにより表示手段4を構成する点滅ランプ41,42
の点灯時間が算出されると、制御手段31は、表示回路
33を介して、その算出された点灯時間に基づいて各点
滅ランプ41,42を交互に点滅動作させる。
【0025】図3に示したように、ミキサ6の負荷電力
値は、生コンクリートが練り上がり状態に近づくにつれ
低下し、生コンクリートが練り上がるとほぼ一定値に収
束して安定した状態となることから、ミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値も、混練時間の経過に伴
ってAB間よりもBC間、BC間よりもCD間の変動値
の方が小さい値を示すようになる。その一方、表示手段
4を構成する点滅ランプ41,42は、この変動値に基
づいて点灯時間が決定され、該変動値が混練時間の経過
に伴って小さくなるに従ってその点灯時間が長くなるよ
うに設定されている。従って、本実施の形態にかかる混
練状態表示装置1によれば、作業者は、各点滅ランプ4
1,42が交互に点滅する動作を見れば、すなわち、各
点滅ランプ41,42の点灯時間が短ければ点滅動作が
速くなり、点灯時間が長ければ点滅動作が遅くなるの
で、その点滅動作の変化を見ることで、生コンクリート
の混練状態がどの程度進んでいるのかを見極めることが
できる。また、生コンクリートが練り上がった状態にあ
るE時点においては、DE間における変動値が非常に小
さいため、各点滅ランプ41,42の点滅動作も非常に
遅いものとなることから、ミキサ6の負荷電力値がほぼ
一定値に安定し、混練が完了したことを知ることができ
る。その結果、混練完了前に誤って練り上がったと判断
する作業者の誤判を防止することができる。
値は、生コンクリートが練り上がり状態に近づくにつれ
低下し、生コンクリートが練り上がるとほぼ一定値に収
束して安定した状態となることから、ミキサ6の負荷電
力値の単位時間あたりの変動値も、混練時間の経過に伴
ってAB間よりもBC間、BC間よりもCD間の変動値
の方が小さい値を示すようになる。その一方、表示手段
4を構成する点滅ランプ41,42は、この変動値に基
づいて点灯時間が決定され、該変動値が混練時間の経過
に伴って小さくなるに従ってその点灯時間が長くなるよ
うに設定されている。従って、本実施の形態にかかる混
練状態表示装置1によれば、作業者は、各点滅ランプ4
1,42が交互に点滅する動作を見れば、すなわち、各
点滅ランプ41,42の点灯時間が短ければ点滅動作が
速くなり、点灯時間が長ければ点滅動作が遅くなるの
で、その点滅動作の変化を見ることで、生コンクリート
の混練状態がどの程度進んでいるのかを見極めることが
できる。また、生コンクリートが練り上がった状態にあ
るE時点においては、DE間における変動値が非常に小
さいため、各点滅ランプ41,42の点滅動作も非常に
遅いものとなることから、ミキサ6の負荷電力値がほぼ
一定値に安定し、混練が完了したことを知ることができ
る。その結果、混練完了前に誤って練り上がったと判断
する作業者の誤判を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生コンク
リートの混練状態表示装置は、コンクリート構成材料を
混練するミキサの負荷電力値の単位時間あたりの変動値
の変化に対応して点滅を繰り返すように設定されてお
り、かつその点灯時間が可変である表示手段を有して構
成されている。これにより、生コンクリートの混練状態
を作業者にわかりやすく表示して、混練が完了したか否
かの判断を容易なものとすることができる。
リートの混練状態表示装置は、コンクリート構成材料を
混練するミキサの負荷電力値の単位時間あたりの変動値
の変化に対応して点滅を繰り返すように設定されてお
り、かつその点灯時間が可変である表示手段を有して構
成されている。これにより、生コンクリートの混練状態
を作業者にわかりやすく表示して、混練が完了したか否
かの判断を容易なものとすることができる。
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態にかかる生コ
ンクリートの混練状態表示装置を示す概略構成図であ
る。
ンクリートの混練状態表示装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】図2は、表示パネルの一例を示す図である。
【図3】図3は、混練時間の経過に伴うミキサの負荷電
力値の変化を示すグラフである。
力値の変化を示すグラフである。
【図4】図4は、点灯時間演算手段としてのプログラム
による一連の処理を示すフローチャートである。
による一連の処理を示すフローチャートである。
1 生コンクリートの混練状態表示装置 2 電力検出手段 3 コントローラ 31 制御手段 32 記憶手段 321 RAM 322 ROM 33 表示回路 4 表示手段 41,42 点滅ランプ 5 表示パネル 51 デジタル表示部 6 ミキサ 61 駆動用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 能詞 愛知県名古屋市天白区鴻の巣二丁目1701番 地 株式会社セフティックス内 (72)発明者 鬼頭 良一 愛知県名古屋市天白区鴻の巣二丁目1701番 地 株式会社セフティックス内 (72)発明者 日野 孝治 愛知県名古屋市天白区鴻の巣二丁目1701番 地 株式会社セフティックス内 Fターム(参考) 2E172 BA25 4G056 AA07 CD14 DA05 DA08
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート構成材料を混練するミキサ
の負荷電力値の単位時間あたりの変動値の変化に対応し
て点滅を繰り返すように設定されており、かつその点灯
時間が可変である表示手段を有することを特徴とする生
コンクリートの混練状態表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の生コンクリートの混練状
態表示装置であって、前記表示手段は、前記変動値が混
練時間の経過に伴って小さくなるに従って、その点灯時
間が長くなるように設定されていることを特徴とする生
コンクリートの混練状態表示装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の生コンクリートの
混練状態表示装置であって、前記表示手段は、交互に点
滅を繰り返す複数の点滅ランプから構成されていること
を特徴とする生コンクリートの混練状態表示装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載の生コ
ンクリートの混練状態表示装置であって、 前記ミキサの負荷電力値を検出するための電力検出手段
と、 該電力検出手段により検出された負荷電力値を所定時間
ごとに記憶するための記憶手段と、 該記憶手段に前回書き込まれた負荷電力値と今回書き込
まれた負荷電力値とを比較して前記変動値を算出し、該
変動値から前記表示手段の点灯時間を演算するための点
灯時間演算手段と、 該点灯時間演算手段により算出された点灯時間に基づい
て前記表示手段の点滅動作を制御するための制御手段と
を有することを特徴とする生コンクリートの混練状態表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034730A JP2001227163A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 生コンクリートの混練状態表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034730A JP2001227163A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 生コンクリートの混練状態表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227163A true JP2001227163A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18559028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000034730A Pending JP2001227163A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 生コンクリートの混練状態表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001227163A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103572968A (zh) * | 2013-11-18 | 2014-02-12 | 济南四建(集团)有限责任公司 | 新拌泵送混凝土不同强度等级的标示施工方法 |
JP2020144132A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-09-10 | 太平洋セメント株式会社 | 生コンクリートの品質予測方法 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000034730A patent/JP2001227163A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103572968A (zh) * | 2013-11-18 | 2014-02-12 | 济南四建(集团)有限责任公司 | 新拌泵送混凝土不同强度等级的标示施工方法 |
CN103572968B (zh) * | 2013-11-18 | 2015-09-16 | 济南四建(集团)有限责任公司 | 新拌泵送混凝土不同强度等级的标示施工方法 |
JP2020144132A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-09-10 | 太平洋セメント株式会社 | 生コンクリートの品質予測方法 |
JP2020144099A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-09-10 | 太平洋セメント株式会社 | 生コンクリートの品質予測方法 |
JP2020144133A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-09-10 | 太平洋セメント株式会社 | 生コンクリートの品質予測方法 |
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