JP2001226698A - 石鹸及び石鹸セット - Google Patents

石鹸及び石鹸セット

Info

Publication number
JP2001226698A
JP2001226698A JP2000040422A JP2000040422A JP2001226698A JP 2001226698 A JP2001226698 A JP 2001226698A JP 2000040422 A JP2000040422 A JP 2000040422A JP 2000040422 A JP2000040422 A JP 2000040422A JP 2001226698 A JP2001226698 A JP 2001226698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soap
solid soap
solid
weight
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000040422A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Shimozato
功 下里
Masanori Okada
正紀 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2000040422A priority Critical patent/JP2001226698A/ja
Publication of JP2001226698A publication Critical patent/JP2001226698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現代の状況に適合した、簡便な洗浄手段を提
供する。 【解決手段】 1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩
と2)高融点マイクロクリスタリンワックスとを含有す
ることを特徴とする、固形石鹸と1’)α―ヒドロキシ
酸及び/又はその塩と2’)トリ脂肪酸ポリオキシエチ
レングリセリンとを含有することを特徴とする、固形石
鹸とを組み合わせて固形石鹸セットとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、石鹸及び石鹸セッ
トに関する。更に詳細には、朝用の石鹸と夜用の石鹸及
びそれらを構成要件とする石鹸セットに関する。
【0002】
【従来の技術】石鹸は古くより、洗浄剤として使用され
てきており、洗浄剤の中では最も使用実績の長いもので
ある。これは、製造が容易いこと、原料が身近に存在す
ること、洗浄性に優れることがその原因としてあげられ
る。しかしながら、食習慣等の生活習慣やメークアップ
化粧料の技術革新などが原因となって、生体成分であっ
ても石鹸によって除去しにくいものや石鹸では落としに
くいメークアップ化粧料が出現し、角栓除去剤やクレン
ジングクリームなどと併用し、皮脂成分や毛穴の汚れ成
分を除去したり、ジェル状クレンジング料やクレンジン
グクリームと併用してメークアップ化粧料の除去に用い
ることが行われている。この様な場合に於いては、目的
にあわせて複数の化粧料を使用しなければならず、この
為手間がかかると同時に、複数の洗浄用化粧料の使用に
より生ずる組合せに由来する刺激発現にも気を使わなけ
ればならず、洗浄作業そのものが厄介なものになってし
まう欠点があった。この様な現代の状況に適合した簡便
な洗浄手段の開発が望まれていた。
【0003】一方、従来から存在していた固形石鹸の洗
浄性を高め、現代の状況に適合させる試みは為されてお
らず、1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩と2)高
融点マイクロクリスタリンワックスとを含有することを
特徴とする、固形石鹸も1)α―ヒドロキシ酸及び/又
はその塩と2)トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリ
ンとを含有することを特徴とする、固形石鹸も全く知ら
れていなかったし、前者を朝用の石鹸とし、後者を夜用
の石鹸として石鹸セットとし、朝と夜で使い分けること
により、現代の状況に適合した洗浄料セットとなること
も全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、現代の状況に適合した、簡便
な洗浄手段を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、現代の状況に適合した、簡便な洗浄手段を求めて、
鋭意研究努力を重ねた結果、1)α―ヒドロキシ酸及び
/又はその塩と2)高融点マイクロクリスタリンワック
スとを含有することを特徴とする、固形石鹸が皮脂や毛
穴の汚れの除去効果に優れ、1)α―ヒドロキシ酸及び
/又はその塩と2)トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリ
セリンとを含有することを特徴とする、固形石鹸がメー
クアップ化粧料の除去作用に優れ、前者を朝に使用し、
後者を夜に使用して洗顔することにより、皮脂、毛穴の
汚れ、メークアップ化粧料が残存することなく除去しう
ることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、
本発明は、以下に示す技術に関するものである。 (1)1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩と2)高
融点マイクロクリスタリンワックスとを含有することを
特徴とする、固形石鹸。 (2)毛穴の汚れ及び/又は皮脂除去を目的とすること
を特徴とする、(1)に記載の固形石鹸。 (3)朝用であることを特徴とする、(1)又は(2)
に記載の固形石鹸。 (4)1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩と2)ト
リ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリンとを含有するこ
とを特徴とする、固形石鹸。 (5)メークアップ化粧料除去を目的とすることを特徴
とする、(4)に記載の固形石鹸。 (6)夜用であることを特徴とする、(4)又は(5)
に記載の固形石鹸。 (7)1)(1)〜(3)何れか1項に記載の固形石鹸
と2)(4)〜(6)何れか1項に記載の固形石鹸とを
構成要件に含む石鹸セット。 (8)1)(1)〜(3)何れか1項に記載の固形石鹸
と2)(4)〜(6)何れか1項に記載の固形石鹸とが
互いに区別できる外観であることを特徴とする、(7)
に記載の石鹸セット。 以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明
を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の朝用に好適な固形
石鹸 本発明の朝用に好適な固形石鹸は、1)α―ヒドロキシ
酸及び/又はその塩と2)高融点マイクロクリスタリン
ワックスとを含有することを特徴とする。ここで、α―
ヒドロキシ酸としては、α位に水酸基を有するものであ
れば特段の限定は受けないが、乳酸或いはグリコール酸
が特に好適に例示でき、これらの塩としては、ナトリウ
ム或いはカリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム或
いはマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、トリエタノールアミン或いはトリエチルアミン
などの有機アミン塩、アルギニンやリジンなどの塩基性
アミノ酸塩などが好適に例示でき、中でもアルカリ金属
塩が特に好ましい。これらα−ヒドロキシ酸及び/又は
塩は唯一種含有させることも可能であるし、2種以上を
組み合わせて含有させることも可能である。本発明の朝
用に好適な固形石鹸に於けるかかるα−ヒドロキシ酸及
び/又はその塩の好ましい含有量は、総量で石鹸全量に
対して0.001〜1重量%であり、更に好ましくは
0.05〜0.5重量%である。これは、多すぎると刺
激発現などの好ましくない作用が発現することがあり、
少なすぎると、効果、後述するように古い角層を角栓或
いは皮脂とともに除去する作用を発現しない場合がある
からである。
【0007】又、もう一方の、朝用に好適な固形石鹸の
必須成分である、高融点マイクロクリスタリンワックス
としては、マイクロクリスタリンワックスの内、1気圧
下での融点が80〜95℃の高融点のものが好ましく例
示できる。この様な高融点マイクロクリスタリンワック
スは、適度の皮膚或いは角層への粘着性と皮脂吸着性が
ある為、α−ヒドロキシ酸及び/又は塩とともに固形石
鹸に含有させることにより、α−ヒドロキシ酸及び/又
は塩によって剥離しやすくなった角層が擦過により剥が
れるのを促進する作用を有する。この様な作用はポリエ
チレンなどにおいては粘着性が現れず、通常の融点のマ
イクロクリスタリンワックスにおいては擦過時につぶれ
たり、皮膚上に延展したりして好ましくない場合があ
り、高融点マイクロクリスタリンワックス特有の性質で
あると言える。本発明の固形石鹸に於けるかかる高融点
マイクロクリスタリンワックスの好ましい含有量は、
0.01〜5重量%であり、更に好ましくは0.05〜
1重量%である。これは少なすぎると擦過時の角層除去
効果を発現しない場合あり、多すぎると洗浄性を損なっ
たり、ベタツキなどの使用感の低下、粘着性に由来する
物理的刺激発現の等の原因になる場合があるからであ
る。
【0008】本発明の朝用に好適な固形石鹸は上記必須
成分以外に固形石鹸で使用される任意成分を含有するこ
とが出来る。かかる任意成分としては、脂肪酸石鹸はも
とより、脂肪酸、高級アルコールなどの過脂肪剤、スク
ワランや糖類などの透明化剤、ポリオキシエチレン脂肪
酸グリセリル等の皮脂除去剤、グリセリンや1,3−ブ
タンジオールなどの多価アルコール類、抗酸化剤、紫外
線吸収剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、アルコール類、
色剤などが例示できる。これらの内、特に好ましいもの
は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルであり、ポリ
オキシエチレンの平均付加モル数としては5〜10が好
ましく、構成脂肪酸としては、ヤシ油由来の脂肪酸が特
に好ましい。このものの好ましい含有量は、0.1〜5
重量%であり、更に好ましくは0.5〜3重量%であ
る。これらの必須成分と任意成分とを常法に従って処理
することにより、本発明の固形石鹸は製造することが出
来る。かくして得られた、本発明の朝用に好適な固形石
鹸は、朝使用することにより、夜に分泌蓄積された、皮
脂などの非水溶性生体分泌物や古い角層を除去し、これ
らの老廃物が経日的に蓄積するのを防ぐ作用を有する。
【0009】(2)本発明の夜用に好適な固形石鹸 本発明の夜用の好適な固形石鹸は、1)α―ヒドロキシ
酸及び/又はその塩と2)トリ脂肪酸ポリオキシエチレ
ングリセリンとを含有することを特徴とする。この内、
α−ヒドロキシ酸及び/又は塩としては、α位に水酸基
を有するものであれば特段の限定は受けないが、乳酸或
いはグリコール酸が特に好適に例示でき、これらの塩と
しては、ナトリウム或いはカリウムなどのアルカリ金属
塩、カルシウム或いはマグネシウムなどのアルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン或いは
トリエチルアミンなどの有機アミン塩、アルギニンやリ
ジンなどの塩基性アミノ酸塩などが好適に例示でき、中
でもアルカリ金属塩が特に好ましい。これらα−ヒドロ
キシ酸及び/又は塩は唯一種含有させることも可能であ
るし、2種以上を組み合わせて含有させることも可能で
ある。本発明の夜用に好適な固形石鹸に於けるかかるα
−ヒドロキシ酸及び/又はその塩の好ましい含有量は、
総量で石鹸全量に対して0.001〜1重量%であり、
更に好ましくは0.05〜0.5重量%である。これ
は、多すぎると刺激発現などの好ましくない作用が発現
することがあり、少なすぎると、効果、後述するように
メークアップ化粧料が付着した古い角層を除去する作用
を発現しない場合があるからである。
【0010】本発明の夜用に好適な固形石鹸のもう一つ
の必須成分である、トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリ
セリンとしては、構成脂肪酸としては、分岐のものが特
に好ましく、中でもイソステアリン酸が特に好ましい。
構成脂肪酸は同一分子内に異種の脂肪酸が存在すること
も出来るが、同一の脂肪酸とすることが物理化学的性質
をコントロールする意味において好ましい。ポリオキシ
エチレンの平均付加モル数としては、10〜30が好ま
しく、15〜25が特に好ましい。具体的には、トリイ
ソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリン
が特に好ましい。これはこの範囲に於いて、メークアッ
プ化粧料中の特に落としにくいワックス類を可溶化する
作用に優れるためである。本発明の夜用に好適な固形石
鹸に於いて、この様なトリ脂肪酸ポリオキシエチレング
リセリンの好ましい含有量は、0.1〜10重量%であ
り、更に好ましくは1〜7重量%である。これは少なす
ぎるとメークアップ化粧料を落とす効果が損なわれる場
合があり、多すぎると、石鹸の成形性に悪影響を及ぼす
場合があるからである。
【0011】本発明の夜用に好適な固形石鹸は上記必須
成分以外に固形石鹸で使用される任意成分を含有するこ
とが出来る。かかる任意成分としては、脂肪酸石鹸はも
とより、脂肪酸、高級アルコールなどの過脂肪剤、スク
ワランや糖類などの透明化剤、ポリオキシエチレン脂肪
酸グリセリル等の皮脂除去剤、グリセリンや1,3−ブ
タンジオールなどの多価アルコール類、抗酸化剤、紫外
線吸収剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、アルコール類、
色剤などが例示できる。本発明の夜用に好適な固形石鹸
は、この様な必須成分と任意成分とを常法に従って処理
することにより、製造することが出来る。かくして得ら
れた、本発明の夜用に好適な固形石鹸は、落としにくい
メークアップ化粧料を落とす効果に優れるため、クレン
ジング料無しでもメークアップ化粧料を落とすことが出
来る。この固形石鹸を夜使用することにより、メークア
ップ化粧料の化粧落とし残しを除去し、この様なものが
蓄積していくのを防ぐことが出来る。更に、この様な落
とし残しメークアップ化粧料は、夜完全に落とさないと
夜中に生合成されて分泌される皮脂成分とコンプレック
スを形成してしまうため、更に落ちにくい汚れとなるの
で、本発明の夜用に好適な固形石鹸を夜使用して洗顔す
ることにより、この様な現象は抑制することが出来るの
で、本発明の夜用に好適な固形石鹸は夜に使用されるこ
とが好ましい。
【0012】(3)本発明の固形石鹸セット 本発明の固形石鹸セットは上記2種の固形石鹸を構成要
素として含有することを特徴とする。本発明の固形石鹸
のセットとしては、これらに加え通常の固形石鹸を昼用
に好適な固形石鹸として加えることも出来るが、この様
な石鹸の効果は、前記2種の必須の構成要素の固形石鹸
の機能で代用できるの、特に必要性はなく、使用形態に
於ける無駄を考慮すれば、必須成分の2種ののみの組合
せにすることが好ましい。又、使用方法としては、夜用
に好適な固形石鹸を朝に、朝用に好適な固形石鹸を夜に
使用するような使用形態も、従来の技術に比べれば、洗
浄効果は向上するが、更なる洗浄効果を有することか
ら、朝用に好適な固形石鹸は朝に使用し、夜用に好適な
固形石鹸は夜に使用する形態が特に好ましい。更に、か
かる構成要素の異種の固形石鹸同士は区別できる形態に
しておくのが好ましく、例えば色分けなどしておくのが
特に好ましい。この場合、夜用の石鹸は寒色系の色を付
し、朝用の石鹸には暖色系の色を付すのがイメージと一
致し、誤用が避けられるので特に好ましい。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0014】<実施例1>下記に示す処方に従って、固
形石鹸を作成した。即ち、下記成分を混合、ロールが
け、ペレット化し、これを型打ち成形し、本発明の朝用
に好適な固形石鹸(黄色)とした。 黄色酸化鉄1%水分散液 0.1重量部 石鹸チップ1* 98.7重量部 高融点マイクロクリスタリンワックス粒 0.1重量部 (融点86〜90℃) POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル 1 重量部 乳酸 0.1重量部 (*石鹸チップ1) パルミチン酸ナトリウム 85重量部 パルミチン酸 5重量部 水 10重量部
【0015】<実施例2>実施例1の固形石鹸を用い
て、皮脂・角栓洗浄効果を確かめた。即ち、脂性の人1
群5名4群経20名を用い、1群には朝実施例1の固形
石鹸を用いて洗顔してもらい、1群には実施例1の固形
石鹸の高融点マイクロクリスタリンワックスを水に置換
したもの(比較例1)で洗顔してもらい、1群には、乳
酸を水に置換したもの(比較例2)で洗顔してもらい、
残りの1群には実施例1の固形石鹸の乳酸と高融点マイ
クロクリスタリンワックスを水に置換したもの(対照例
1)で洗顔してもらった。この様な使用を1週間しても
らった後、小鼻より、市販の角栓除去パッチにより蓄積
している角栓を除去してもらい、10×10倍の顕微鏡
下、付着した角栓の数を計数した。結果を表1に示す。
これより、本発明の朝用に好適な固形石鹸が皮脂、角栓
の除去に優れた効果を有することがわかる。
【0016】
【表1】
【0017】<実施例3>以下に示す処方に従って、本
発明の夜用に好適な固形石鹸を作成した。即ち、下記成
分を混合、ロールがけ、ペレット化し、これを型打ち成
形し、本発明の夜用に好適な固形石鹸(青)とした。 群青 0.1重量部 石鹸チップ1 95.8重量部 乳酸 0.1重量部 トリイソステアリン酸POE(20)グリセリン 4 重量部
【0018】<実施例4>実施例3の固形石鹸を用い
て、メークアップ化粧料の除去効果を調べた。即ち、上
腕内側部に2cm×4cmの部位を設け、ここに下記に
処方を示すリップカラーを塗布し、これを固形石鹸のみ
を用いて水洗し、水洗後皮膚との色差(ΔE)を測定し
た。固形石鹸としては、実施例1の石鹸、実施例3の石
鹸、実施例3の石鹸の乳酸を水に置換したもの(比較例
3)、実施例3の石鹸のトリイソステアリン酸POE
(20)グリセリンを水に置換したもの(比較例4)、
実施例3の石鹸の乳酸とトリイソステアリン酸POE
(20)グリセリンとを水に置換したもの(対照例2)
とを用いた。パネラーは5名を用いた。結果を表2に示
す。これより、本発明の夜用に好適な固形石鹸は、メー
クアップ化粧料の除去効果に優れることがわかる。 (試験に用いたリップカラーの処方) 顔料 15 重量部 ひまし油 20 重量部 スクワラン 10 重量部 ネオペンチルグリコールジオクタネート 20 重量部 ソルビッタンセスキオレエート 0.1重量部 マイクロクリスタリンワックス 10 重量部 カルナウバワックス 15 重量部 モクロウ 9.9重量部
【0019】
【表2】
【0020】<実施例5>実施例1の固形石鹸と実施例
3の固形石鹸とを組み合わせて、本発明の石鹸セットと
した。この石鹸セットを用いて、無作為に集めた1群1
0名、2群計20名のパネラーを用い、使用テストを行
った。1群には実施例1の固形石鹸を朝に洗顔料として
使用し、実施例3の石鹸を夜に洗顔料として使用し、昼
間はどちらでも好みの方を洗顔料として使用し、クレン
ジング料は使用しない様に指示し(第1群)、残る1群
には実施例3の固形石鹸を朝に洗顔料として使用し、実
施例1の石鹸を夜に洗顔料として使用し、昼間はどちら
でも好みの方を洗顔料として使用し、クレンジング料は
使用しない様に指示した。(第2群)この使用形態で1
週間使用してもらい、従来の洗顔方法に比べどの様であ
ったかを、「従来に比べて非常によい(++)、従来に
比べて良い(+)、従来に比べてやや良い(±)、従来
と変わらない(−)、従来より悪い(――)の基準で評
価してもらった。結果を出現例数として、表3に示す。
これより、本発明の固形石鹸セットは、従来のクレンジ
ングと水性洗顔を用いる洗顔方法と同等乃至はそれ以上
の洗顔効果を有することがわかる。これは、洗顔料の組
合せが少なくなるだけでも、簡便性が向上し、充分に産
業上有益であり、本発明の効果があることがわかる。更
に、使用形態としては、本発明の朝用に好適な固形石鹸
は朝に使用し、夜用に好適な固形石鹸は夜に使用する形
態が特に好ましいことがわかる。即ち、本発明の石鹸セ
ットを用いれば、化粧持ちの良いメークアップ化粧料や
食生活の変貌に起因する落としにくい皮脂、角栓の存在
する現代生活においても十分対応して洗顔する事が出
来、現代の状況に適合した、簡便な洗浄手段となること
がわかる。
【0021】
【表3】
【0022】<実施例6>下記に示す処方に従って、固
形石鹸を作成した。即ち、下記成分を混合、ロールが
け、ペレット化し、これを型打ち成形し、本発明の朝用
に好適な固形石鹸(黄色)とした。このものの実施例2
に示した評価方法による評価結果は、4個であった。こ
のものも優れた皮脂、角栓の除去効果に優れることがわ
かる。又。α−ヒドロキシ酸としては、グリコール酸も
使用可能であることがわかる。 黄色酸化鉄1%水分散液 0.1重量部 石鹸チップ1 98.7重量部 高融点マイクロクリスタリンワックス粒 0.1重量部 (融点86〜90℃) POE(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル 1 重量部 グリコール酸 0.1重量部
【0023】<実施例7>以下に示す処方に従って、本
発明の夜用に好適な固形石鹸を作成した。即ち、下記成
分を混合、ロールがけ、ペレット化し、これを型打ち成
形し、本発明の夜用に好適な固形石鹸(青)とした。こ
のものの実施例4の評価方法に於けるΔEは0.6であ
った。本発明の夜用に好適な固形石鹸は、メークアップ
化粧料の除去効果に優れることがわかる。 群青 0.1重量部 石鹸チップ1 95.8重量部 グリコール酸 0.1重量部 トリイソステアリン酸POE(20)グリセリン 4 重量部
【0024】<実施例8>実施例6と7の固形石鹸を組
み合わせて、本発明の固形石鹸セットとした。このセッ
トは、組合せしようにより、優れたクレンジング作用を
発揮した。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、現代の状況に適合し
た、簡便な洗浄手段を提供することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AB232 AB432 AC011 AC012 AC022 AC242 AC301 AC302 AC392 AC421 AC422 AC442 CC23 DD21 EE10 4H003 AB03 AC12 BA03 CA08 DA02 DB02 EA25 EB02 EB08 ED02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩
    と2)高融点マイクロクリスタリンワックスとを含有す
    ることを特徴とする、固形石鹸。
  2. 【請求項2】 毛穴の汚れ及び/又は皮脂除去を目的と
    することを特徴とする、請求項1に記載の固形石鹸。
  3. 【請求項3】 朝用であることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の固形石鹸。
  4. 【請求項4】 1)α―ヒドロキシ酸及び/又はその塩
    と2)トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリンとを含
    有することを特徴とする、固形石鹸。
  5. 【請求項5】 メークアップ化粧料除去を目的とするこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の固形石鹸。
  6. 【請求項6】 夜用であることを特徴とする、請求項4
    又は5に記載の固形石鹸。
  7. 【請求項7】 1)請求項1〜3何れか1項に記載の固
    形石鹸と2)請求項4〜6何れか1項に記載の固形石鹸
    とを構成要件に含む石鹸セット。
  8. 【請求項8】 1)請求項1〜3何れか1項に記載の固
    形石鹸と2)請求項4〜6何れか1項に記載の固形石鹸
    とが互いに区別できる外観であることを特徴とする、請
    求項7に記載の石鹸セット。
JP2000040422A 2000-02-18 2000-02-18 石鹸及び石鹸セット Pending JP2001226698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000040422A JP2001226698A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 石鹸及び石鹸セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000040422A JP2001226698A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 石鹸及び石鹸セット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001226698A true JP2001226698A (ja) 2001-08-21

Family

ID=18563797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000040422A Pending JP2001226698A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 石鹸及び石鹸セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001226698A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129192A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Japan Natural Laboratory Co Ltd 透明固形洗浄剤組成物の製造方法
JP2004075554A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Kanebo Ltd クレンジング化粧料
US8399944B2 (en) 2002-09-02 2013-03-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Light emitting diode and method for fabricating the same

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129192A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Japan Natural Laboratory Co Ltd 透明固形洗浄剤組成物の製造方法
JP2004075554A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Kanebo Ltd クレンジング化粧料
US8399944B2 (en) 2002-09-02 2013-03-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Light emitting diode and method for fabricating the same
US8536604B2 (en) 2002-09-02 2013-09-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Light emitting diode and method for fabricating the same
US8952389B2 (en) 2002-09-02 2015-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Light emitting diode and method for fabricating the same
US9887315B2 (en) 2002-09-02 2018-02-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Light emitting diode and method for fabricating the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001508396A (ja) 皮膚調整製剤
TWI481417B (zh) 角栓再生抑制劑、角栓再生抑制方法、及角栓再生抑制組套
CA2404561A1 (en) Skin cleanser containing anti-aging active
JP4285699B2 (ja) 角栓除去用組成物
JP2001226698A (ja) 石鹸及び石鹸セット
JP4771869B2 (ja) 消臭剤及び該消臭剤を含有する消臭用製品
JP2006347898A (ja) 血流促進剤並びに該血流促進剤を含有する外用剤、化粧料、浴用剤及び洗剤
JP2002212060A (ja) 洗浄組成物
JP2000247860A (ja) マッサージ化粧料
JP3859150B2 (ja) スクラブ剤及び該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤組成物
JP2002179528A (ja) ピーリング化粧剤およびピーリング石鹸
JP2001302454A (ja) 化粧料
JP2000219618A (ja) ゴマージュ化粧料
JP2002121131A (ja) 安定なパール感を有する洗浄料
JP2003089614A (ja) 洗浄剤組成物
JP4246980B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2001226226A (ja) 頭皮角栓除去剤
JP2001199876A (ja) 皮膚洗浄料
JP4550234B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP2000007554A (ja) 洗浄用の化粧料
JP2002241243A (ja) 毛髪用の化粧料
JP3425051B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3893114B2 (ja) 造粒物を含有する古い角質剥離促進用の洗浄料
JP6197234B2 (ja) ビタミンb1含有ニンニクエキス配合石けん
CA2163597C (en) Cold creams containing acyl lactylates