JP2001226125A - 光学素子の加熱装置 - Google Patents

光学素子の加熱装置

Info

Publication number
JP2001226125A
JP2001226125A JP2000043046A JP2000043046A JP2001226125A JP 2001226125 A JP2001226125 A JP 2001226125A JP 2000043046 A JP2000043046 A JP 2000043046A JP 2000043046 A JP2000043046 A JP 2000043046A JP 2001226125 A JP2001226125 A JP 2001226125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
optical element
heating
molding material
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000043046A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Iwazawa
広喜 岩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000043046A priority Critical patent/JP2001226125A/ja
Publication of JP2001226125A publication Critical patent/JP2001226125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B29/00Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins
    • C03B29/02Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a discontinuous way

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子成形素材の温度を計測し、制御する
ことにより、温度バラツキの小さい光学素子成形素材を
成形型間に供給することにより、ワレ不良を発生させる
ことなく、品質バラツキの少ない光学素子を得ることが
できる光学素子の加熱装置を提供する。 【解決手段】 ガラス素材16を一対の上下型7,8に
よって押圧成形する前に加熱する光学素子の加熱装置に
おいて、ガラス素材16を加熱する加熱炉3と、上記加
熱炉3の温度を設定する温度調節器14と、上記加熱炉
3によって加熱されたガラス素材16の温度を非接触で
計測する非接触式温度計11と、上記温度調節器14の
計測結果に基づいて上記温度調節器14を制御する制御
装置12とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子の成形装
置における光学素子の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開昭62−2418
32号公報に示されている光学素子加熱装置は、炉内に
熱電対と発熱体を設置し、熱電対の温度信号を温度コン
トローラにフィードバックすることにより発熱体を制御
し、炉内温度を制御するものである。
【0003】また、特開平10−36131号公報に示
されている光学素子の成形方法では、光学素子の成形後
に厚さを測定し、ガラス素材の変形量が最適になるよう
に、すなわち所望の光学素子を得るための最適な粘度と
なるようにガラス素材を加熱する加熱炉の設定温度を調
整して成形する成形方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
241832号公報に示された光学素子の加熱装置で
は、光学素子成形素材に対しては温度を計測することな
く、炉内の温度のみの制御を行っているために、光学素
子成形素材の温度、および温度バラツキが把握できな
い。また、機械温度の変化、周囲温度の変化などの外乱
が、光学素子成形素材の温度バラツキに大きく影響を与
え、経時的に温度が変化するという問題点がある。
【0005】また、特開平10−36131号公報に示
された成形方法では、光学素子を成形した後、十分に冷
却されてから光学素子の厚みを測定しなければならない
ため、その測定結果に基づいて加熱炉の温度を調整して
ガラス素材の温度変化を補正するまでに時間がかかって
しまう。その間、不適切な温度で数回の成形が行われて
しまうため、歩留まりが悪くなるという問題点がある。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、光学素子成形素材の温度を計測し、制
御することにより、温度バラツキの小さい光学素子成形
素材を成形型間に供給することにより、ワレ不良を発生
させることなく、品質バラツキの少ない光学素子を得る
ことができる光学素子の加熱装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明に係る光学素子の加熱装置は、光学素子
成形素材を一対の成形型によって押圧成形する前に加熱
する光学素子の加熱装置において、上記光学素子成形素
材を加熱する加熱手段と、上記加熱手段の温度を設定す
る温度設定手段と、上記加熱手段によって加熱された光
学素子成形素材の温度を非接触で計測する温度計測手段
と、上記温度計測手段の計測結果に基づいて上記温度設
定手段を制御する制御手段と、を具備することとした。
【0008】また、第2の発明に係る光学素子の加熱装
置は、第1の発明に係る光学素子の加熱装置において、
上記制御手段は、上記温度計測手段の出力を連続的に取
り込んで温度変化率を求め、上記光学素子成形素材の温
度が適正温度範囲から外れる前に、上記温度設定手段に
より加熱手段の温度を再設定することとした。
【0009】さらに、第3の発明に係る光学素子の加熱
装置は、第1または第2の発明に係る光学素子の加熱装
置において、上記加熱手段は、複数個接続して構成する
こととした。
【0010】すなわち、第1の発明に係る光学素子の加
熱装置においては、光学素子成形素材は加熱手段で加熱
され、この加熱手段の温度は温度設定手段により設定さ
れる。加熱手段により加熱される光学素子成形素材の温
度は、温度計測手段により非接触で計測され、その測定
結果は温度設定手段を制御する制御手段に取り込まれ、
加熱手段の温度が制御される。
【0011】また、第2の発明に係る光学素子の加熱装
置においては、制御手段は、光学素子成形素材の温度変
化率を求め、光学素子成形素材の温度が適正温度範囲か
ら外れる前に、光学素子成形素材を加熱する加熱手段の
温度を温度設定手段により再設定する。
【0012】さらに、第3の発明に係る光学素子の加熱
装置においては、周囲温度の変化などの外乱による光学
素子成形素材の温度バラツキを抑える。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1に基づいて説明する。図1は本実施の形態
の光学素子の加熱装置を備えた成形装置を示す断面図で
ある。
【0014】図1において、光学素子の加熱装置21を
有する成形装置22は、光学素子成形素材としての両凸
形状のガラス素材16を加熱する加熱手段としての加熱
炉3と、加熱炉3で加熱されたガラス素材16を成形す
る成形室6と、ガラス素材16を搬送する搬送手段とし
ての搬送アーム18と、を具備している。
【0015】加熱炉3は、円筒形状の断熱材5と、断熱
材5の内面に埋設された円筒形状の加熱ヒータ(本実施
の形態では赤外線照射ヒータを用いる)4とから構成さ
れている。この加熱炉3は、断熱材5の内径部である孔
が水平になるように配設されており、一方端側をガラス
素材16の搬入口1とし、もう一方の端部側をガラス素
材16の搬出口2としている。この搬入口1と搬出口2
は、搬送アーム18が挿通できる径に加工されている。
【0016】加熱炉3には隣接して成形室6が配設され
ており、加熱炉3の搬出口2と成形室6の内部とが連通
している。
【0017】成形室6内には、上型7と下型8がそれぞ
れの成形面を対向させて配設されている。上型7の基端
部は、成形室6の上面に固定されており、また、下型8
の基端部は、鉛直方向に移動可能なシリンダ(駆動手
段)9の主軸に固定されており、下型8は上型7に対し
て接近、離反自在となっている。ここで、上型7と下型
8間の位置を成形位置という。
【0018】上記加熱炉3内と成形室6内にガラス素材
16を搬送する搬送アーム18は、図示しないエアシリ
ンダ等のアーム駆動手段によって水平方向に移動できる
ようになっている。搬送アーム18の先端部はU字状に
切欠かれており、搬送ホルダ17が載置できる。
【0019】この搬送ホルダ17は、搬送アーム18の
U字状部に嵌合可能な外径を有し、且つガラス素材16
を上方から挿入可能な内径を有する略円筒形状である。
搬送ホルダ17の内周面には、ガラス素材16の外周部
が載置できるように、内方に向かって突起部が設けられ
ている。また、搬送ホルダ17の外周面上部には、搬送
アーム18の先端部に嵌合して載置できるように、外方
に向かってフランジ部が設けられている。
【0020】成形室6の上面の一部には、後述する温度
計測手段としての非接触式温度計11からの光が入るよ
うに、温度測定用孔10が穿設されている。この温度測
定用孔10は、具体的には、加熱炉3の搬出口2と上記
成形位置との間、すなわち搬送アーム18の軌道上で上
下型7,8の手前の位置から非接触式温度計11に向か
う線上に設けられている。
【0021】また、加熱炉3の断熱材5内には、加熱ヒ
ータ4の近傍にヒータ制御用熱電対15の先端が埋め込
まれており、この熱電対15により加熱ヒータ4の温度
測定が可能となっている。この熱電対15には、この熱
電対15の出力に基づいて加熱ヒータ4の温度を調節す
るための温度信号を出力する温度設定手段としての温度
調節計14が接続されている。
【0022】そして、温度調節計14には、この温度調
節計14から出力された温度信号に応じた電力を加熱ヒ
ータ4に供給する電力調節器13が接続されている。
【0023】また、温度調節計14は、制御装置(制御
手段)12を介して非接触式温度計11に接続されてい
る。この非接触式温度計11は、先端から照射された光
が成形室6の温度測定用孔10を通って搬送アーム18
に保持された搬送ホルダ17上のガラス素材16で反射
し、その反射光に基づいてガラス素材16の温度を測定
する。
【0024】上記非接触式温度計11で測定したガラス
素材16の温度データは、制御装置12に取り込まれ
る。制御装置12は、温度データに基づいてガラス素材
16の温度変化率を求め、ガラス素材16の温度が適正
温度範囲から外れる前に、上記温度調節計14に信号を
送る。これにより、温度調節計14は、電力調節器13
を介して加熱ヒータ4の温度を再設定する。
【0025】以下、上記光学素子の成形装置を用いて光
学素子の成形する際における光学素子の加熱装置の作用
を図1および図2を用いて説明する。
【0026】まず、加熱ヒータ4を作動させ、加熱炉3
の内部を加熱する。そして、加熱ヒータ4の温度を熱電
対15によって測定する。温度調節計14は、熱電対1
5の出力に基づいて電力調節器13を介して加熱ヒータ
4の温度を調節する。これにより、加熱炉3の温度を、
一定に制御する。
【0027】次に、ガラス素材16を図示せぬ供給装置
により搬送ホルダ17上に載置し、さらに、この搬送ホ
ルダ17を搬送アーム18に載置する。その後、図示せ
ぬアーム駆動手段により搬送アーム18を加熱炉3内に
搬入口1から挿入させ、ガラス素材16が加熱炉3の略
中心に位置するまで前進させる。そして、ガラス素材1
6が加熱炉3の略中心に位置した時点で、搬送アーム1
8を停止させる(図1参照)。
【0028】そして、加熱ヒータ4から照射された赤外
線は、搬送ホルダ17およびガラス素材16を効率よく
加熱する。ガラス素材16が所望時間加熱され成形可能
になった時点で、さらに、搬送アーム18を前進させ、
加熱炉3の搬出口2を介して成形室6に挿入させる。
【0029】そして、ガラス素材16が非接触式温度計
11の下方、すなわち測定軸上に位置した時点で、搬送
アーム18を停止させる(図2(a)参照)。非接触式
温度計11は、先端から照射された光が成形室6の温度
測定用孔10を通って搬送アーム18に保持された搬送
ホルダ17上のガラス素材16で反射し、その反射光に
基づいてガラス素材16の温度を測定する。この測定し
た温度データは、制御装置12に取り込まれる。
【0030】その後、搬送アーム18を前進させ、搬送
ホルダ17上のガラス素材16が成形位置に位置した時
点で停止させる。次に、駆動装置9を駆動して下型8を
上昇させて、下型8を搬送ホルダ17内に挿入させる。
さらに、下型8を上昇させることにより、搬送ホルダ1
7に載置されているガラス素材16を持ち上げる。そし
て、上型7と下型8によって、ガラス素材16をプレス
成形する(図2(b)参照)。
【0031】プレス成形された両凸形状の成形品(光学
素子)は、下型8を下降させることにより、再度、搬送
ホルダ17に載置され、搬送アーム18を後退させるこ
とによって外部へ排出される。
【0032】一方、制御装置12は、複数の温度データ
が取り込まれた時点で、温度データに基づいて温度変化
率を求め、ガラス素材16の温度が適正温度範囲から外
れる前に、温度調節計14に信号を送る。これにより、
温度調節計14は、電力調節器13を介して加熱ヒータ
4の温度を再設定する。
【0033】本実施の形態によれば、加熱ヒータ4の制
御と、ガラス素材16の温度制御を独立させ、ガラス素
材16の温度を非接触式温度計11で計測し、そのガラ
ス素材16の温度変化から、加熱ヒータ4の設定温度を
変更しガラス素材16を加熱することにより、ガラス素
材16の温度を適正温度範囲内に保持することができ
る。そして、適正温度範囲内のガラス素材を上下型7,
8間の成形位置に搬送し、プレス成形することで品質の
よい光学素子を得ることが可能になる。
【0034】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図3に基づいて説明する。図3は本実施の形態の光学素
子の加熱装置を備えた成形装置を示す断面図である。
【0035】本実施の形態では、実施の形態1において
成形室6の上面に設けた温度測定用孔10に代えて、加
熱炉3の上部に温度測定用孔20が設けられている。こ
の温度測定用孔20は、加熱炉3の略中央部に設けら
れ、赤外線透過ガラス19が取り付けられている。ま
た、温度測定用孔20は、搬送アーム18で搬送される
ガラス素材16の上方に位置するように配設されてお
り、温度測定用孔20の上方には、温度計測手段として
の非接触式温度計11が配設されている。すなわち、非
接触式温度計11の測定軸上にガラス素材16が位置す
るようになっている。その他の構成は、実施の形態1と
同様なので省略する。
【0036】次に、上記光学素子の加熱装置の作用を図
3および図4を用いて説明する。図示せぬ供給装置によ
り光学素子成形素材としてのガラス素材16が供給され
た搬送ホルダ17を載置した搬送アーム18は、実施の
形態1と同様に一定の温度に制御された加熱炉3内に搬
入口1側から挿入される。そして、搬送アーム18は、
保持したガラス素材16が温度測定用孔20の下方とな
る加熱炉3の略中心に位置するまで前進され、停止され
る。加熱炉3の略中央に位置したガラス素材16は、非
接触式温度計11の測定軸上に位置し、加熱ヒータ4に
より加熱されるとともに、加熱炉3上部に設けられた温
度測定用孔20を通して非接触式温度計11により温度
が測定される。そして、ガラス素材16が一定時間、加
熱された後、非接触式温度計11で測定したガラス素材
16の温度データは制御装置12に取り込まれる(図3
参照)。
【0037】次に、図示せぬ駆動装置により搬送アーム
18を前進させ、ガラス素材16が上下型7,8間の成
形位置に位置した時点で停止させる。そして、下型8を
駆動装置9により上昇させ、上型7との間でガラス素材
16をプレス成形する(図4参照)。その他の作用は実
施の形態1と同様なので省略する。
【0038】本実施の形態によれば、実施の形態1で得
られる効果の他に、加熱炉3内でガラス素材16の温度
を計測してその温度データを制御装置12に取り込み、
加熱位置から成形位置へ直接ガラス素材16を搬送でき
るので、タクトを短くすることができ、ガラス素材16
の温度低下を小さくできる利点を持つ。
【0039】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)光学素子成形素材を加熱し軟化させた後、成形型
間に搬送し加圧して光学素子を成形する成形装置におけ
る光学素子の加熱装置において、両端に搬入口と搬出口
を有し、加熱ヒータを複数具備した加熱炉と、上記加熱
ヒータの出力を制御可能な出力制御ユニットに接続され
上記出力制御ユニットを上記加熱ヒータ近傍に設置され
た温度センサからの温度信号により、フィードバック制
御可能な温度制御ユニットと、上記加熱炉内の搬送手段
と、上記搬出口付近に設置された光学素子成形素材の温
度計測手段と、上記温度計測手段からの温度信号を取り
込み可能で、上記温度制御手段と通信可能な演算装置
と、から構成されることを特徴とする光学素子の加熱装
置。
【0040】付記(1)の光学素子の加熱装置にあって
は、光学素子成形素材は、搬送手段によって、加熱炉の
搬入口から搬出口まで搬送される間に、加熱ヒータによ
って加熱される。この時、加熱ヒータは温度センサの出
力信号により、温度制御ユニットおよび出力調整ユニッ
トで制御されている。加熱された光学素子成形素材は連
続して搬出口付近で温度計測手段により温度計測され、
温度信号を演算装置に送られる。演算装置では、光学素
子成形素材の温度が適正温度範囲内かどうか判別し、温
度制御ユニットの温度設定値を変更することにより、光
学素子成形素材の温度を制御し、温度の安定した光学素
子を供給する作用がある。
【0041】(2)上記演算装置は、上記温度計測手段
からの光学素子成形素材の温度信号を連続的に読み込
み、連続した区間の温度変化率を演算し、光学素子成形
素材の温度が適正温度範囲から外れる前に温度制御ユニ
ットの制御温度の再設定を自動で行うことを特徴とする
付記(1)に記載の光学素子の加熱装置。
【0042】付記(2)の光学素子の加熱装置にあって
は、演算装置は、温度計測手段からの光学素子成形素材
の温度信号を連続的に読み込み、定期的に温度変化率と
温度制御ユニットの設定温度の補正値を算出し、温度制
御ユニットの温度設定値を再設定変更する。
【0043】(3)上記加熱装置を複数個接続したこと
を特徴とする付記(1)または(2)に記載の光学素子
の加熱装置。
【0044】(4)光学素子成形素材を一対の成形型に
よって押圧成形する前に加熱する光学素子の加熱装置に
おいて、上記光学素子成形素材を加熱する加熱手段と、
上記加熱手段の温度を設定する温度設定手段と、上記加
熱手段によって加熱された光学素子成形素材を一対の成
形型間に搬送する搬送手段と、上記光学素子成形素材を
一対の成形型間に搬送する前に、光学素子成形素材の温
度を非接触で計測する温度計測手段と、上記計測手段の
計測結果に基づいて上記温度設定手段を制御する制御手
段と、を具備することを特徴とする光学素子の加熱装
置。
【0045】(5)光学素子成形素材を一対の成形型に
よって押圧成形する前に加熱する光学素子の加熱装置に
おいて、上記光学素子成形素材を加熱する加熱手段と、
上記加熱手段の温度を設定する温度設定手段と、上記加
熱手段によって加熱された光学素子成形素材を一対の成
形型間に搬送する搬送手段と、上記加熱手段に取り付け
られており、加熱手段によって加熱されている光学素子
成形素材の温度を非接触で計測する温度計測手段と、上
記計測手段の計測結果に基づいて上記温度設定手段を制
御する制御手段と、を具備することを特徴とする光学素
子の加熱装置。
【0046】(6)上記制御手段は、上記温度計測手段
の出力を連続的に取り込んで温度変化率を求め、上記光
学素子成形素材の温度が適正温度範囲から外れる前に、
上記温度設定手段により加熱手段の温度を再設定するこ
とを特徴とする付記(4)または(5)に記載の光学素
子の加熱装置。
【0047】付記(1)の光学素子の加熱装置によれ
ば、光学素子成形素材の温度をフィードバックし、加熱
ヒータの設定温度を制御することによって、温度バラツ
キの小さい光学素子成形素材を供給し、成形することが
可能となり、ワレ不良を発生することなく、面精度の良
好な光学素子を得ることができる。
【0048】付記(2)の光学素子の加熱装置によれ
ば、光学素子成形素材を適正温度範囲内の状態に加熱維
持することができる。
【0049】付記(3)の光学素子の加熱装置によれ
ば、周囲温度の変化などの外乱による光学素子成形素材
の温度バラツキを抑えることができる。
【0050】付記(4)の光学素子の加熱装置によれ
ば、加熱手段で加熱する光学素子成形素材の温度を温度
計測手段で計測し、この計測結果に基づいて、制御手段
により温度設定手段を制御して加熱手段の温度を設定で
きるので、温度バラツキの小さい光学素子成形素材の加
熱を行うことができる。よって、上記光学素子成形素材
を搬送手段により一対の成形型間に供給して成形するこ
とが可能となり、ワレ不良を発生することなく、面精度
の良好な光学素子を得ることができる。
【0051】付記(5)の光学素子の加熱装置によれ
ば、加熱手段で加熱する光学素子成形素材の温度を温度
計測手段で計測し、この計測結果に基づいて、制御手段
により温度設定手段を制御して加熱手段の温度を設定で
きるので、温度バラツキの小さい光学素子成形素材の加
熱を行うことができる。また、温度計測手段は、光学素
子成形素材の温度の計測を加熱手段内で行えるので、加
熱位置から成形位置へ直接的に光学素子成形素材を搬送
手段により搬送することが可能となる。
【0052】付記(6)の光学素子の加熱装置によれ
ば、光学素子成形素材を適正温度範囲内の状態に加熱維
持することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る光学素子の加熱装置によれば、加熱手段で加熱す
る光学素子成形素材の温度を温度計測手段で計測し、こ
の計測結果に基づいて、制御手段により温度設定手段を
制御して加熱手段の温度を設定できるので、温度バラツ
キの小さい光学素子成形素材の加熱を行うことができ
る。よって、温度バラツキの小さい光学素子成形素材を
一対の成形型間に供給して成形することが可能となり、
ワレ不良を発生することなく、面精度の良好な光学素子
を得ることができる。
【0054】また、本発明の請求項2に係る光学素子の
加熱装置によれば、光学素子成形素材の温度変化率を求
め、光学素子成形素材の温度が適正温度範囲から外れな
いように加熱手段の温度を再設定できるので、光学素子
成形素材を適正温度範囲内の状態に加熱維持することが
できる。
【0055】さらに、本発明の請求項3の光学素子の加
熱装置によれば、周囲温度の変化などの外乱による光学
素子成形素材の温度バラツキを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光学素子の加熱装置を
備えた成形装置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の作用を説明するための
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の光学素子の加熱装置を
備えた成形装置を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の作用を説明するための
断面図である。
【符号の説明】
3 加熱炉 4 加熱ヒータ 7 上型 8 下型 10,20 温度測定用孔 11 非接触式温度計 12 制御装置 13 電力調節器 14 温度調節計 15 熱電対 16 ガラス素材 18 搬送アーム 21 光学素子の加熱装置 22 成形装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子成形素材を一対の成形型によっ
    て押圧成形する前に加熱する光学素子の加熱装置におい
    て、 上記光学素子成形素材を加熱する加熱手段と、 上記加熱手段の温度を設定する温度設定手段と、 上記加熱手段によって加熱された光学素子成形素材の温
    度を非接触で計測する温度計測手段と、 上記温度計測手段の計測結果に基づいて上記温度設定手
    段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする
    光学素子の加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記温度計測手段の出
    力を連続的に取り込んで温度変化率を求め、上記光学素
    子成形素材の温度が適正温度範囲から外れる前に、上記
    温度設定手段により加熱手段の温度を再設定することを
    特徴とする請求項1に記載の光学素子の加熱装置。
  3. 【請求項3】 上記加熱手段は、複数個接続されて構成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    光学素子の加熱装置。
JP2000043046A 2000-02-21 2000-02-21 光学素子の加熱装置 Withdrawn JP2001226125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000043046A JP2001226125A (ja) 2000-02-21 2000-02-21 光学素子の加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000043046A JP2001226125A (ja) 2000-02-21 2000-02-21 光学素子の加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001226125A true JP2001226125A (ja) 2001-08-21

Family

ID=18566027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000043046A Withdrawn JP2001226125A (ja) 2000-02-21 2000-02-21 光学素子の加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001226125A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107471516A (zh) * 2017-08-29 2017-12-15 重庆梦赛力士光电股份有限公司 一种望远镜棱镜热压一体化装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107471516A (zh) * 2017-08-29 2017-12-15 重庆梦赛力士光电股份有限公司 一种望远镜棱镜热压一体化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3718532B2 (ja) 板ガラスを曲げる方法及び装置
RU2427539C2 (ru) Система формования стеклянного листа и способ
KR101474046B1 (ko) 유리 벤딩 방법
KR20140105752A (ko) 텍스쳐 가공된 시트 유리의 정밀한 롤 성형
CN102310555A (zh) 预制件加热装置的温度控制和/或温度调节方法及装置
US5250099A (en) Glass molding process and molding apparatus for the same
JP2001226125A (ja) 光学素子の加熱装置
JP4227018B2 (ja) 溶融したガラス溶融塊を非接触に成形するための方法及び装置
JP2012116705A (ja) 光学素子の成形装置及び成形方法
JP2006282472A (ja) ガラスレンズ成形装置およびガラスレンズ成形方法
JP2621917B2 (ja) 光学素子の成形方法と装置
JP3964939B2 (ja) 光学素子成形装置
JP2000233934A (ja) ガラス製品のプレス成形方法及び装置
JP3768845B2 (ja) 光学素子の成形装置
JPH07133120A (ja) 結晶化ガラスの連続成形加工装置
CN1213951C (zh) 用于输送套覆玻璃流的设备及方法
JP3187902B2 (ja) ガラス光学素子の成形方法
JP3808906B2 (ja) ガラス成形装置のガラス素材搬送方法及び搬送装置
JP3568233B2 (ja) ガラスレンズ成形用プリフォームの成形装置
JP2836230B2 (ja) レンズ成形装置
JP4141983B2 (ja) モールドプレス成形方法及び光学素子の製造方法
JP3585260B2 (ja) 光学素子の製造装置および製造方法
JP2000239027A (ja) 光学素子の成形用加熱装置
KR20190093660A (ko) 유리판을 구부리는 방법 및 장치
JPH0483725A (ja) レンズ成型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501