JP2001225754A - 階段走行可能な運搬車 - Google Patents

階段走行可能な運搬車

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JP2001225754A
JP2001225754A JP2000036599A JP2000036599A JP2001225754A JP 2001225754 A JP2001225754 A JP 2001225754A JP 2000036599 A JP2000036599 A JP 2000036599A JP 2000036599 A JP2000036599 A JP 2000036599A JP 2001225754 A JP2001225754 A JP 2001225754A
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JP
Japan
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stairs
leg
legs
eccentric shaft
crankshaft
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JP2000036599A
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English (en)
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Toshifumi Anayama
敏文 穴山
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ANAYAMA CREATE KK
Original Assignee
ANAYAMA CREATE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平地走行車と階段走行車を一体化し、平地走
行は車椅子のように、階段走行は人が階段踏み面を歩く
ように移動でき、走行モードの切り替えが容易で、小型
軽量な階段走行可能な運搬車を提供する。 【解決手段】 フレームの側面2箇所の軸心上にフレー
ムに個々に軸支されたクランク軸の偏心軸12には主車
輪16と補助車輪28を有する外脚24aを入し、ク
ランク軸心の対称側でクランク軸受けの内側にある偏心
軸13には踵部17と補助足29を有する内脚25aを
入し、各クランク軸を同期して同方向に駆動する駆動
手段8を設ける。座席前方下部に自在車輪42を固着し
た座席40とフレームの上部の間にスライドガイド機構
43と駆動手段50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般の車椅子等では
通行困難な階段等の段差のある通路の走行を可能とする
運搬車に関するものである。
【0002】
【従来技術】これまで階段走行装置として種種考案され
ており、循環軌道式のものや、軸心の異なる2組のクラ
ンク軸の偏心軸に走行車輪を取り付けたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の循環軌道式のも
は階段走行時は階段の角部にクローラの凹凸が当たり階
段の角部を損傷し易く、接地部が直線的で階段の上り始
めと上りきったときの車体の角度変化時の安定性がわる
い。一般道では走行車輪が小さいため走行性がわるく、
装置全体が大掛りで小回り性にも劣り、自動車等への収
納も容易でなかった。後者の2組のクランク軸の偏心軸
に走行車輪を取り付けたものは車椅子を連結して持ち上
げて階段を走行するもので、階段を走行しない時は車椅
子といっしょに運搬を要する不便さがあった。そしてコ
ンパクトではあったが2輪車構造のため階段走行時に発
生する荷重の重心に対する接地点の移動による荷重変動
を常に介護者が支えておく必要があった。また両者に共
通する問題点として階段走行時被介護者が階段面から高
く持ち上げられるので被介護者に不安感を与えるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たもので、一つの運搬車で平地走行と階段走行ができ、
走行モード変換が容易にできるもとする。平地走行時は
車椅子に準じたもの、階段走行時は階段踏み面を人が歩
くように移動する装置を目標にした。各走行モードにお
いて、側面的に2点の接地部を設け、該接地部間に荷重
の重心を保ち走行時にハンドルに伝わる荷重変動を吸収
する。また平地走行車と階段走行車を一体にすることで
平地走行時に使用しない階段走行車を別に運搬すること
がなく、階段面から座席の間を小さくでき被介護者の不
安を少なくする。以上の走行装置を小型軽量にして、階
段踊り場等の狭い場所でも小回りでき自動車の荷室にも
収納できる階段走行可能な運搬車の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は階段走行の駆動機構としては、左右のフレー
ムに設けたクランク軸の偏心軸をクランク軸心に対称で
かつクランク軸受けの外側と内側に設け、外側の偏心軸
には外脚を、内側の偏心軸には内脚を勘入し、クランク
軸が回転してもフレームに対し各内外脚の向きが変わら
ないようにすると、内脚と外脚の相対運動は各偏心軸の
偏心量の和を半径とする円運動となる。
【0006】前記の円運動を階段昇降の動作に応用する
ため外側の偏心軸が下限のとき外脚に設けた主車輪の接
地部より内脚の踵部が昇降する段差の1,1倍程度高く
上がり、かつ車輪の半径の1/2程度階段の上り側とな
り、外側の偏心軸が上限のとき内脚の踵部の接地面から
外脚の主車輪下部が偏心軸の偏心量の1/4程度浮き上
がるように寸法設定する。主車輪は外脚に設けた方が安
定がよく、その直径は昇降する段差ないし少し大き目に
して平地走行時の走行性をよくする。内脚の接地部は車
輪でもよいが固定面の方が安定し、軽量で安価である。
【0007】階段上昇時には外脚を下限にして外脚の主
車輪で階段踏み面を上り側に移動して階段上り側立ち面
をセンサが検知するとクランク軸を階段上り側に1回転
させると1段上昇する。1段上昇した外脚の主車輪を次の
上り側立ち面に向け人力又は自走によって移動して上昇
動作を繰り返す。階段下降時は外脚の主車輪で階段踏み
面を下降側に移動してセンサが踏み面端から適当な位置
を検知すると主車輪にブレーキを働かせ、クランク軸を
下降方向に1回転させ、1段下降すると主車輪で階段踏
み面を移動し、次の段に向かう。
【0008】外脚及び内脚の接地点が側面的に1点の場
合は、階段の段差や踏み面幅が変化しても自由に走行で
き小回り性がよい反面、荷重の重心に対しクランク軸の
回転による接地点の位置の変化や駆動トルクによってフ
レームに回転力が生じるため、常にハンドルで支えてお
かねばならない。本発明では前記の接地点が側面的に1
点のものの他、外脚及び内脚を延長して階段の他の踏み
面にも接地点を設け、2つの接地点間に重心が入るもの
も実施した。接地点間を広くすることは安定性は増すが
大きさ・重量の増大のみでなく、階段踏み面の寸法変化
にも対応しにくくなるため階段踏み面幅程度にして、重
心を低くかつ前後に移動できるようにする。
【0009】1段の移動に外脚と内脚の異なる方向の移
動を合わせたものにすることで小さい偏心量で大きな動
作となる。偏心量が小さくできれば駆動トルクも小さく
でき、駆動部も軽量でコンパクトにでき設置場所の自由
度が大きくなる。
【0010】平地走行車と階段走行車が分離していては
平地走行時に階段走行車の別途移動を要する不便さがあ
るため、車椅子に相当する運搬車の後輪に前記駆動機構
を用いて平地走行時は、座席前方下部の自在車輪を前輪
とし、該駆動機構の外脚の主車輪を後輪として走行す
る。階段走行時は後輪側に荷重の重心位置を移動させる
必要があり駆動装置のフレームと座席の間にスライド機
構を設ける。また、段差の小さい階段や階段を上りきっ
たときは全体が後方の傾くのを防ぐため段差の差を吸収
するよう外脚及び内脚の上り側接地部の高さを調整式に
する。
【0011】階段上昇時の安全性を高めるため、外脚に
設けた主車輪が階段踏み面を移動するとき上昇側には自
由回転となり下降側にはロックする一方向クラッチを組
み込み、階段踏み面が下降側に傾斜していても後退しな
いようにする。また、主車輪が着地し、内脚が持ち上が
るとブレーキが働いたままでも上昇側に移動でき上昇の
動作が滑らかになる。前記の一方向クラッチやブレーキ
に代えて駆動モータを主車輪に組み込めば自走式にする
こともできる。
【0012】本階段走行可能な運搬車を自動車の荷室に
収納できるよう座席の背もたれ部を公知のリクライニン
グ式にして折り畳むことも可能である。また、駆動装置
の軽量化にはクランク軸を1組にして、外脚及び内脚の
フレームに対する角度を規制する角度制御手段を設ける
方法もある。自動車への収納において、非力な介護者に
は地面と荷室の床面間に折畳式又は脱着式の階段を仮設
して、本装置の階段走行機能を活用する方法もある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の階段走行可能な運搬車の
実施の形態を図に基ずいて説明する。図1は本発明の基
本機構を示し、図2は図1のA−A断面を示す。フレーム
10の左右の側板2箇所に同一軸心に個々に軸支された
クランク軸11a、11b、19a、19bにクランク
軸受けの外側に偏心軸12を、該偏心軸12とクランク
軸心に対し対称でクランク軸受けの内側に偏心軸13を
一体的に設ける。偏心軸12には外脚14a、14bを
勘入し、偏心軸13には内脚15a、15bを勘入す
る。外脚14a、14bには主車輪16を固着し、内脚15
a、15bには接地する踵部17を固着する。各クラン
ク軸11a、11bを同期して同方向に駆動するよう、
各クランク軸に同一歯数の歯車4を固着する。減速機付
きモータ1によって駆動される駆動軸2をクランク軸心
と平行にフレーム10で軸支する。該駆動軸2の左右に
前記歯車4と噛み合う歯車3を一体的に設ける。
【0014】前記の駆動装置において、図1は偏心軸1
2が下限の位置を示し、主車輪16の接地面より踵部1
7が上る段差より偏心軸の偏心量の1/4程度高くなる
ようにする。図3は階段昇降の動作を説明したモデル図
で、図4の外脚24を実線で、内脚25を2点鎖線で示
す。階段上昇時は矢印の方向にクランク軸11、19が
回転し、図3のaは踵部17,29が着地した状態を示
す。bは内脚25によって外脚24を持ち上げ中、cは
外脚24が上限の位置で踵部17より主車輪16が偏心軸
の偏心量の1/4程度持ち上がる高さとする。dは外脚
24が着地するところで、eは外脚24で内脚25を持ち
上げ中を示す。fは内脚25が上限に達し、この位置で
階段上り側に車輪で走行させ図4の状態にする。階段下
降時はクランク軸11、19の回転方向を前記と逆にし
て反対の動作を繰り返す。
【0015】図4の実施例は外脚24a、24bを延長
して主車輪16の接地する階段踏み面より1段上側の踏
み面に接地する補助車輪28を設け、内脚25a、25
bには踵部17が接地する階段踏み面より1段上側の踏
み面に接地する補助足29を設けて、側面的に接地点を2
点にしたものを示す。
【0016】座席40の前方下部に、外脚24a、24
bが下限時の主車輪16の走行レベルに合わせ自在車輪
42を固着し、座面41の後部上方に伸びる背もたれ
と、その上部から後方に伸びたハンドルを設ける。座面
41のフレームの左右には図5に示すようにガイドブロ
ック43bを固着し、中心部には螺子軸47を固着して
座席40を構成する。フレーム20の上部に前記ガイド
ブロック43bを前後方向にガイドするガイドレール4
3Aを固着する。図6は座席駆動手段50の断面図で、
フレーム20に固着したブラケット44に減速機付きモ
ータ45を固着し、該モータの回転軸に歯車48を固着
する。ブラケット48で回転自在に軸支されかつ軸方向
に規制された歯車49に、螺子軸47に系合した雌螺子
を設け、歯車48で駆動する。図4の座席40の実線は
階段走行時の、2点鎖線は平地走行時の位置を示し重心
の位置によって任意の位置に保持できるようにする。
【0017】図7の実施例は走行する階段の段差が小さ
い場合や階段を上りきったとき車体が後方に傾くの防ぐ
ため、上り側の接地部高さを調整可能にしたものであ
り、図8はD部の詳細断面を示す。各外脚34a、34
b及び内脚35a、35bの上り側接地部のハウジング
カバー36に固着した減速機付きモータ31の回転軸に
取り付けた歯車32と、各外脚34A、34B及び内脚3
5a、35bのハウジング部とハウジングカバー36に
回転自在に軸支されかつ軸方向に規制された歯車33を
設ける。歯車33に加工された雌螺子に螺子軸37を通
し、螺子軸の下端に接地部38,39を設ける。螺子軸
37には軸方向にキー溝を加工し、ハウジングカバーに
固着したキーで螺子軸37の回転を規制する。
【0018】段差の小さい階段を走行するときは、段差
に応じて予め外脚、内脚の上り側の接地部高さを調整し
て走行にかかる。階段を上りきった場合は、階段に対し
内脚の位置が図4に相当する位置で内脚の先端のセンサ
が段差を検知しないと内脚の接地部39を下限に移動
し、クランク軸を上り側に駆動して図7の状態で外脚の
接地部38を2点鎖線のように下限に移動させる。該位
置から更にクランク軸を駆動し、外脚が下限の位置で、
外脚の各車輪で矢印の方向に移動して自在車輪42が十
分接地した時点で座席40を前方にスライドさせ、接地
部38,39を上限まで上げて平地走行に移行する。
【0019】図9は主車輪に一方向クラッチとブレーキ
を組み込んだ例で、車輪ブラケット58に勘入した車軸
55に回転自在に軸支されたブレーキ軸53と一方向ク
ラッチの内輪52をキーで回り止めし、一方向クラッチ
の外輪51にはホイール57のハブ部をボルト締めす
る。ブレーキ軸の一端にはフランジを一体的に設け、該
フランジを締め付けるバンド54の一端は車輪ブラケッ
ト58で支持し、多端は(本図では省略した)フレキシ
ブルチュウブ内を通したワイヤに連結し、手動及び電動
によってブレーキの入れ切りをする。
【0020】図10の実施例は図1の例に比べ軽量で安
価なものとなるよう図1のクランク軸19a、19bを
やめ、外脚64a、64b及び内脚65a、65bのフ
レーム60に対する角度を規制するためフレーム60に
支持軸7を設け、外脚64a、64b及び内脚65a、
65bに個々に固着したガイドボス5に伸縮自在に勘入
したガイドピン6の一端を前記支持軸7に回転自在に勘
入し、角度制御手段とする。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、構成さ
れているので以下に記載されるような効果がある。
【0022】クランク軸の偏心軸をクランク軸心に対称
に配置した場合の両軸の相対運動を階段走行に応用した
もので、階段踏み面を人が歩くように外脚と内脚が作動
し階段を損傷することがなく安定して階段走行ができ
る。
【0023】外脚と内脚の接地部を側面的に2点にし
て、2点間に重心を移動できるようにしたものは、ハン
ドル部で荷重の変動を支える必要がなく安全で、少ない
労力となる。
【0024】平地走行車と階段走行車を一体化したこと
で平地走行時は車椅子のように走行でき、階段走行車を
別に運搬する必要がなく、また被介護者を階段面から高
く持ち上げないので被介護者の不安感を解消できる。更
に全体重量が軽く、安価で収納も容易である。
【0025】平地走行から階段を上り始めるときは、座
席を後方に移動して外脚の接地点間に重心を移す。階段
を上りきって平地走行に移行するときは、最上段で内脚
先端のセンサが段差を検知しないと内脚及び外脚の上り
側接地部の高さを下げて最上段の平坦部に移動後座席を
前方に移動させるので座席が大きく傾くことがなく安全
に省力で走行モードの切り替えができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】階段走行可能な運搬車の側面図
【図2】図1の断面A−A
【図3】階段昇降の動作説明図
【図4】階段走行可能な運搬車の側面図
【図5】図4の断面B−B
【図6】図5の断面C−C
【図7】階段走行可能な運搬車の側面図
【図8】図7のD部断面詳細
【図9】主車輪の断面図
【図10】階段走行可能な運搬車の側面図
【符号の説明】
1,31,45 減速機付きモータ 2 駆動軸 3,4,32,33、48,49 歯車 8 駆動手段 9 角度制御手段 10,20,60 フレーム 11a,11b,19a,19b クランク軸 12,13 偏心軸 14a,14b,24a,24b,34a,34b 外
脚 15a,15b,25a,25b,35a,35b 内
脚 16,56 主車輪 17,67 踵部 21,40 座席 28,38 補助車輪 29,39 補助足 36 ハウジングカバー 42 自在車輪 43 スライドガイド機構 37,47 螺子軸 50 駆動手段 51 一方向クラッチ 53 ブレーキ 57 ホイール 58 車輪ブラケット 64a,64b 外脚 65a,65b 内脚 70 階段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月3日(2000.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 階段走行可能な運搬車
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般の車椅子等では
通行困難な階段等の段差のある通路の走行を可能とする
運搬車に関するものである。
【0002】
【従来技術】これまで階段走行装置として種種考案され
ており、循環軌道式のものや、軸心の異なる2組のクラ
ンク軸の偏心軸に走行車輪を取り付けたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の循環軌道式のも
は階段走行時は階段の角部にクローラの凹凸が当たり階
段の角部を損傷し易く、接地部が直線的で階段の上り始
めと上りきったときの車体の角度変化時の安定性がわる
い。一般道では走行車輪が小さいため走行性がわるく、
装置全体が大掛りで小回り性にも劣り、自動車等への収
納も容易でなかった。後者の2組のクランク軸の偏心軸
に走行車輪を取り付けたものは車椅子を連結して持ち上
げて階段を走行するもので、階段を走行しない時は車椅
子といっしょに運搬を要する不便さがあった。そしてコ
ンパクトではあったが2輪車構造のため階段走行時に発
生する荷重の重心に対する接地点の移動による荷重変動
を常に介護者が支えておく必要があった。また両者に共
通する問題点として階段走行時被介護者が階段面から高
く持ち上げられるので被介護者に不安感を与えるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たもので、一つの運搬車で平地走行と階段走行ができ、
走行モード変換が容易にできるもとする。平地走行時は
車椅子に準じたもの、階段走行時は階段踏み面を人が歩
くように移動する装置を目標にした。各走行モードにお
いて、側面的に2点の接地部を設け、該接地部間に荷重
の重心を保ち走行時にハンドルに伝わる荷重変動を吸収
する。また平地走行車と階段走行車を一体にすることで
平地走行時に使用しない階段走行車を別に運搬すること
がなく、階段面から座席の間を小さくでき被介護者の不
安を少なくする。以上の走行装置を小型軽量にして、階
段踊り場等の狭い場所でも小回りでき自動車の荷室にも
収納できる階段走行可能な運搬車の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は階段走行の駆動機構としては、左右のフレー
ムに設けたクランク軸の偏心軸をクランク軸心に対称で
かつクランク軸受けの外側と内側に設け、外側の偏心軸
には外脚を、内側の偏心軸には内脚を入し、クランク
軸が回転してもフレームに対し各内外脚の向きが変わら
ないようにすると、内脚と外脚の相対運動は各偏心軸の
偏心量の和を半径とする円運動となる。
【0006】前記の円運動を階段昇降の動作に応用する
ため外側の偏心軸が下限のとき外脚に設けた主車輪の接
地部より内脚の踵部が昇降する段差の1,1倍程度高く
上がり、かつ車輪の半径の1/2程度階段の上り側とな
り、外側の偏心軸が上限のとき内脚の踵部の接地面から
外脚の主車輪下部が偏心軸の偏心量の1/4程度浮き上
がるように寸法設定する。主車輪は外脚に設けた方が安
定がよく、その直径は昇降する段差ないし段差より少し
大き目にして平地走行時の走行性をよくする。内脚の接
地部は車輪でもよいが固定面の方が安定し、軽量で安価
である。
【0007】階段上昇時には外脚を下限にして外脚の主
車輪で階段踏み面を上り側に移動して階段上り側立ち面
をセンサが検知するとクランク軸を階段上り側に1回転
させると1段上昇する。1段上昇した外脚の主車輪を次の
上り側立ち面に向け人力又は自走によって移動して上昇
動作を繰り返す。階段下降時は外脚の主車輪で階段踏み
面を下降側に移動してセンサが踏み面端から適当な位置
を検知すると主車輪にブレーキを働かせ、クランク軸を
下降方向に1回転させ、1段下降すると主車輪で階段踏
み面を移動し、次の段に向かう。
【0008】外脚及び内脚の接地点が側面的に1点の場
合は、階段の段差や踏み面幅が変化しても自由に走行で
き小回り性がよい反面、荷重の重心に対しクランク軸の
回転による接地点の位置の変化や駆動トルクによってフ
レームに回転力が生じるため、常にハンドルで支えてお
かねばならない。本発明では前記の接地点が側面的に1
点のものの他、外脚及び内脚を延長して階段の他の踏み
面にも接地点を設け、2つの接地点間に重心が入るもの
も実施した。接地点間を広くすることは安定性は増すが
大きさ・重量の増大のみでなく、階段踏み面の寸法変化
にも対応しにくくなるため階段踏み面幅程度にして、重
心を低くかつ前後に移動できるようにする。
【0009】1段の移動に外脚と内脚の異なる方向の移
動を合わせたものにすることで小さい偏心量で大きな動
作となる。偏心量が小さくできれば駆動トルクも小さく
でき、駆動部も軽量でコンパクトにでき設置場所の自由
度が大きくなる。
【0010】平地走行車と階段走行車が分離していては
平地走行時に階段走行車の別途移動を要する不便さがあ
るため、車椅子に相当する運搬車の後輪に前記駆動機構
を用いて平地走行時は、座席前方下部の自在車輪を前輪
とし、該駆動機構の外脚の主車輪を後輪として走行す
る。階段走行時は後輪側に荷重の重心位置を移動させる
必要があり駆動装置のフレームと座席の間にスライド機
構を設ける。また、段差の小さい階段や階段を上りきっ
たときは全体が後方傾くのを防ぐため段差の差を吸収
するよう外脚及び内脚の上り側接地部の高さを調整式に
する。
【0011】階段上昇時の安全性を高めるため、外脚に
設けた主車輪が階段踏み面を移動するとき上昇側には自
由回転となり下降側にはロックする一方向クラッチを組
み込み、階段踏み面が下降側に傾斜していても後退しな
いようにする。また、主車輪が着地し、内脚が持ち上が
るとブレーキが働いたままでも上昇側に移動でき上昇の
動作が滑らかになる。前記の一方向クラッチやブレーキ
に代えて駆動モータを主車輪に組み込めば自走式にする
こともできる。
【0012】本階段走行可能な運搬車を自動車の荷室に
収納できるよう座席の背もたれ部を公知のリクライニン
グ式にして折り畳むことも可能である。また、駆動装置
の軽量化にはクランク軸を1組にして、外脚及び内脚の
フレームに対する角度を規制する角度制御手段を設ける
方法もある。自動車への収納において、非力な介護者に
は地面と荷室の床面間に折畳式又は脱着式の階段を仮設
して、本装置の階段走行機能を活用する方法もある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の階段走行可能な運搬車の
実施の形態を図に基ずいて説明する。図1は本発明の基
本機構を示し、図2は図1のA−A断面を示す。フレーム
10の左右の側板2箇所に同一軸心に個々に軸支された
クランク軸11a、11b、19a、19bにクランク
軸受けの外側に偏心軸12を、該偏心軸12とクランク
軸心に対し対称でクランク軸受けの内側に偏心軸13を
一体的に設ける。偏心軸12には外脚14a、14bを
入し、偏心軸13には内脚15a、15bを入す
る。外脚14a、14bには主車輪16を固着し、内脚15
a、15bには接地する踵部17を固着する。各クラン
ク軸11a、11b、19a、19bを同期して同方向
に駆動するよう、各クランク軸に同一歯数の歯車4を固
着する。減速機付きモータ1によって駆動される駆動軸
2をクランク軸心と平行にフレーム10で軸支する。該
駆動軸2の左右に前記歯車4と噛み合う歯車3を一体的
に設ける。
【0014】前記の駆動装置において、図1は偏心軸1
2が下限の位置を示し、主車輪16の接地面より踵部1
7が上る段差より偏心軸の偏心量の1/4程度高くなる
ようにする。図3は階段昇降の動作説明図で、図4の外
脚24を実線で、内脚25を2点鎖線で示す。階段上昇
時は矢印の方向にクランク軸11、19が回転し、図3
のaは踵部17,29が着地した状態を示す。bは内脚
25によって外脚24を持ち上げ中、cは外脚24が上
限の位置で踵部17より主車輪16が偏心軸の偏心量の
1/4程度持ち上がる高さとする。dは外脚24が着地
するところで、eは外脚24で内脚25を持ち上げ中を
示す。fは内脚25が上限に達し、この位置で階段上り
側に車輪で走行させ図4の状態にする。階段下降時はク
ランク軸11、19の回転方向を前記と逆にして反対の
動作を繰り返す。
【0015】図4の実施例は外脚24a、24bを延長
して主車輪16の接地する階段踏み面より1段上側の踏
み面に接地する補助車輪28を設け、内脚25a、25
bには踵部17が接地する階段踏み面より1段上側の踏
み面に接地する補助足29を設けて、側面的に接地点を
2点にしたものを示す。
【0016】座席40の前方下部に、外脚24a、24
bが下限時の主車輪16の走行レベルに合わせ自在車輪
42を固着し、座面41の後部上方に伸びる背もたれ
と、その上部から後方に伸びたハンドルを設ける。座面
41のフレームの左右には図5に示すようにガイドブロ
ック43bを固着し、中心部には螺子軸47を固着して
座席40を構成する。フレーム20の上部に前記ガイド
ブロック43bを前後方向にガイドするガイドレール
3aを固着する。図6は座席駆動手段50の断面図で、
フレーム20に固着したブラケット44に減速機付きモ
ータ45を固着し、該モータの回転軸に歯車48を固着
する。ブラケット44で回転自在に軸支されかつ軸方向
に規制された歯車49に、螺子軸47に系合した雌螺子
を設け、歯車48で駆動する。図4の座席40の実線は
階段走行時の、2点鎖線は平地走行時の位置を示し重心
の位置によって任意の位置に保持できるようにする。
【0017】図7の実施例は走行する階段の段差が小さ
い場合や階段を上りきったとき車体が後方に傾くの防ぐ
ため、上り側の接地部高さを調整可能にしたものであ
り、図8はD部の詳細断面を示す。各外脚34a、34
b及び内脚35a、35bの上り側接地部のハウジング
カバー36に固着した減速機付きモータ31の回転軸に
取り付けた歯車32と、各外脚34a、34b及び内脚
35a、35bのハウジング部とハウジングカバー36
に回転自在に軸支されかつ軸方向に規制された歯車33
を設ける。歯車33に加工された雌螺子に螺子軸37を
通し、螺子軸の下端に接地部38,39を設ける。螺子
軸37には軸方向にキー溝を加工し、ハウジングカバー
に固着したキーで螺子軸37の回転を規制する。
【0018】段差の小さい階段を走行するときは、段差
に応じて予め外脚、内脚の上り側の接地部高さを調整し
て走行にかかる。階段を上りきった場合は、階段に対し
内脚の位置が図4に相当する位置で内脚の先端のセンサ
が段差を検知しないと内脚の接地部39を下限に移動
し、クランク軸を上り側に駆動して図7の状態で外脚の
接地部38を2点鎖線のように下限に移動させる。該位
置から更にクランク軸を駆動し、外脚が下限の位置で、
外脚の各車輪で矢印の方向に移動して自在車輪42が十
分接地した時点で座席40を前方にスライドさせ、接地
部38,39を上限まで上げて平地走行に移行する。
【0019】図9は主車輪に一方向クラッチとブレーキ
を組み込んだ例で、車輪ブラケット58に勘入した車軸
55に回転自在に軸支されたブレーキ軸53aと一方向
クラッチの内輪52bをキーで回り止めし、一方向クラ
ッチの外輪52aにはホイール57のハブ部をボルト締
めする。ブレーキ軸の一端にはフランジを一体的に設
け、該フランジを締め付けるバンド53bの一端は車輪
ブラケット58で支持し、多端は(本図では省略した)
フレキシブルチューブ内を通したワイヤに連結し、手動
及び電動によってブレーキの入れ切りをする。
【0020】図10の実施例は図1の例に比べ軽量で安
価なものとなるよう図1のクランク軸19a、19bを
やめ、外脚64a、64b及び内脚65a、65bのフ
レーム60に対する角度を規制するためフレーム60に
支持軸7を設け、外脚64a、64b及び内脚65a、
65bに個々に固着したガイドボス5に伸縮自在に
したガイドピン6の一端を前記支持軸7に回転自在に
入し、角度制御手段とする。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、構成さ
れているので以下に記載されるような効果がある。
【0022】クランク軸の偏心軸をクランク軸心に対称
に配置した場合の両軸の相対運動を階段走行に応用した
もので、階段踏み面を人が歩くように外脚と内脚が作動
し階段を損傷することがなく安定して階段走行ができ
る。
【0023】外脚と内脚の接地部を側面的に2点にし
て、2点間に重心を移動できるようにしたものは、ハン
ドル部で荷重の変動を支える必要がなく安全で、少ない
労力となる。
【0024】平地走行車と階段走行車を一体化したこと
で平地走行時は車椅子のように走行でき、階段走行車を
別に運搬する必要がなく、また被介護者を階段面から高
く持ち上げないので被介護者の不安感を解消できる。更
に全体重量が軽く、安価で収納も容易である。
【0025】平地走行から階段を上り始めるときは、座
席を後方に移動して外脚の接地点間に重心を移す。階段
を上りきって平地走行に移行するときは、最上段で内脚
先端のセンサが段差を検知しないと内脚及び外脚の上り
側接地部の高さを下げて最上段の平坦部に移動後座席を
前方に移動させるので座席が大きく傾くことがなく安全
に省力で走行モードの切り替えができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】階段走行可能な運搬車の側面図
【図2】図1の断面A−A
【図3】階段昇降の動作説明図
【図4】階段走行可能な運搬車の側面図
【図5】図4の断面B−B
【図6】図5の断面C−C
【図7】階段走行可能な運搬車の側面図
【図8】図7のD部断面詳細
【図9】主車輪の断面図
【図10】階段走行可能な運搬車の側面図
【符号の説明】 1,31,45 減速機付きモータ 2 駆動軸 3,4,32,33、48,49 歯車 8 駆動手段 9 角度制御手段 10,20,60 フレーム 11a,11b,19a,19b クランク軸 12,13 偏心軸 14a,14b,24a,24b,34a,34b 外
脚 15a,15b,25a,25b,35a,35b 内
脚 16,56 主車輪 17,67 踵部 21,40 座席 28,38 補助車輪 29,39 補助足 36 ハウジングカバー 42 自在車輪 43 スライドガイド機構 37,47 螺子軸 50 駆動手段 51 一方向クラッチ 53 ブレーキ 57 ホイール 58 車輪ブラケット 64a,64b 外脚 65a,65b 内脚 70 階段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(10、20)の側面2箇所の
    軸心上に左右のフレーム側板で個々に軸支された2組の
    クランク軸(11a、11b、19a、19b)にクラ
    ンク軸受けの外側に偏心軸(12)とクランク軸心に対
    し対称側でかつクランク軸受けの内側に偏心軸(13)
    を一体的に設け、偏心軸(12)には外脚(14a、1
    4b、24a、24b)を、偏心軸(13)には内脚
    (15a、15b、25a、25b)を回転自在に勘入
    し、外脚又は内脚の接地部に主車輪(16、56)を固
    着し、各クランク軸(11a、11b、19a、19
    b)を同期して同方向に駆動する駆動手段(8)を有す
    る走行装置を特徴とする階段走行可能な運搬車。
  2. 【請求項2】 外脚(24a、24b、34a、34
    b)及び内脚(25a、25b、35a、35b)の接
    地部を、1階段踏み面と他の階段踏み面の側面的に2箇
    所にした請求項1記載の階段走行可能な運搬車。
  3. 【請求項3】 外脚(34a、34b)及び内脚(35
    a、35b)の階段上り側の接地部に高さ調整手段を有
    する請求項2記載の階段走行可能な運搬車用外脚及び内
    脚。
  4. 【請求項4】 前方下部に自在車輪(42)を固着した
    座席(40)とフレーム(20)の上部の間にスライド
    ガイド機構(43)を設け、座席(40)を駆動手段
    (50)によって前後に移動できるようにした請求項2
    記載の階段走行可能な運搬車。
  5. 【請求項5】 主車輪(56)に一方向クラッチ(5
    1)とブレーキ機構(53)を組み込みホイール(56
    a)が階段上り側には自由回転、下り側にはブレーキ解
    放によって回転する請求項1、2、4又は6記載の階段
    走行可能な運搬車。
  6. 【請求項6】フレーム(60)の左右の側板に同一軸心
    に個々に軸支されたクランク軸(11a、11b)にク
    ランク軸受けの外側に偏心軸(12)とクランク軸心に
    対し対称側でかつクランク軸受けの内側に偏心軸(1
    3)を一体的に設け、偏心軸(12)には外脚(64
    a、64b)を、偏心軸(13)には内脚(65a、6
    5b)をそれぞれ回転自在に勘入し、フレーム(60)
    で支持した角度制御手段(9)に外脚(64a、64
    b)及び内脚(65a、65b)を連結し、外脚(64
    a、64b)の接地部に主車輪(16,56)を固着
    し、クランク軸(11a、11b)を同期して同方向に
    駆動する駆動手段(68)を有する走行装置を特徴とし
    た階段走行可能な運搬車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11148696B2 (en) 2018-12-27 2021-10-19 Toyota Research Institute, Inc. Assistive robots including assemblies for accommodating obstacles and methods for using the same
US11420338B2 (en) 2018-12-27 2022-08-23 Toyota Research Institute, Inc. Assistive robot systems for container tilting
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