JP2001225183A - レーザ加工光学装置 - Google Patents

レーザ加工光学装置

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JP2001225183A
JP2001225183A JP2000035711A JP2000035711A JP2001225183A JP 2001225183 A JP2001225183 A JP 2001225183A JP 2000035711 A JP2000035711 A JP 2000035711A JP 2000035711 A JP2000035711 A JP 2000035711A JP 2001225183 A JP2001225183 A JP 2001225183A
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laser beam
axis
optical device
scanning means
processing optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低価格で、装置調整時間の短い、高加工精度な
レーザ加工光学装置。 【解決手段】平行平板120を可動してレーザビーム1
0をY軸方向に変位し、fθレンズの瞳位置に厳密に配
置されたガルバノミラー202でレーザビーム10をX
軸方向に変位し,Y軸方向とX軸方向に変位したレーザ
ビーム10を、fθレンズにより、等速でY軸方向に移
動するリニアステージ400に搭載されている被加工物
500上に集光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工光学装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガルバノメータを用いてレーザビームを
スキャンするレーザ加工光学装置は,XYステージで駆
動する方法と比較すると,高速に,しかも高精度でレー
ザビームをスキャンすることができるために,レーザ加
工装置に広く採用されている。この従来のレーザ加工光
学装置は、ガルバノメータで駆動されるスキャンミラー
と、スキャンミラーによる振れ角θに対応してリニアに
集光スポットを動かすことができるfθレンズとを組み
合わせて,2次元スキャナーとしてレーザトリマやレー
ザ穴あけ加工機,レーザマーカーで使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工光学
装置は、fθレンズの設計上の瞳位置にX軸とY軸の両
軸のスキャナーミラーを配置できないために,10mm
程度設計上の瞳位置からずらしたポイントにそれぞれX
軸とY軸のスキャナーミラーを配置して使用する。この
結果として,設計上の瞳から外れた分の歪みがfθレン
ズのfθ特性を悪化させる。特に、振れ角θを大きくし
たときに、この歪みは多くなり,50μmを越える歪み
量になる場合がある。現在,レーザ加工において要求さ
れる加工精度は,5μm以下であり、現状では、この歪
みを防ぐために、ガルバノメータのドライバーのアンプ
特性に補正関数を掛けて得られる出力でガルバノメータ
を駆動している。また、メッシュ補正と呼ばれるfθレ
ンズのスキャンエリアを適当なメッシュに分割して,各
メッシュに相当する位置で発生する補正しきれなかった
歪み量を実際の加工結果から実測して,この分をソフト
的な補正によってより良い精度保証を実現している。こ
のため、従来のレーザ加工光学装置では,制御系が複雑
になり、コストを増大させるだけでなく,装置調整にも
多大な時間が必要になるという課題を有する。また,加
工精度もせいぜい15〜20μmを実現するのが限界で
あるという課題を有する。
【0004】本発明の目的は、従来のこの様な課題を解
決し、低価格で、装置調整時間を短縮し、しかも加工精
度を向上することのできるレーザ加工光学装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ加工光学
装置は、入射したレーザビームを第1軸の方向に変位す
る第1スキャン手段と、前記第1スキャン手段により前
記第1軸の方向に変位した前記レーザビームを反射して
第2軸の方向に変位するガルバノミラーと前記ガルバノ
ミラーを回転駆動する第2ガルバノメータとを有す第2
スキャン手段と、被加工物を搭載して前記第1軸の方向
に移動するリニアステージと、前記ガルバノミラーを瞳
に配置し、前記ガルバノミラーからの前記レーザビーム
を前記被加工物の表面に集光するfθレンズと、前記第
1スキャン手段と前記ガルバノメータと前記リニアステ
ージとを動作制御するスキャン制御部とを有することを
特徴とする。
【0006】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記fθレンズが、一次元fθレンズであることを特徴と
する。
【0007】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記fθレンズが、二次元fθレンズであることを特徴
とする。
【0008】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記スキャン制御部が、前記リニアステージを等速で前記
第1軸の方向に移動するよう制御することを特徴とす
る。
【0009】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で回転駆動する第1ガルバノメータと、前記第1ガル
バノメータにより回転し、前記レーザビームを前記第1
軸の方向へ変位する平行平板とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記平行平板が、前記レーザビームを透過する材料で構成
され、前記レーザビームが入射する面と出射する面は互
いに平行であり、前記入射する面と前記出射する面に
は、前記レーザビームのレーザ波長に対して反射を防止
する無反射膜を有して構成されることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で回転駆動する第1ガルバノメータと、前記第1ガル
バノメータにより回転し、前記レーザビームを前記第1
軸の方向へ変位するウエッジ板とを有することを特徴と
する。
【0012】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記ウエッジ板が、前記レーザビームを透過する材料で
構成され、前記レーザビームが入射する面に対して、前
記レーザビームが出射する面はウエッジ角だけ平行から
ずれて構成され、前記入射する面と前記出射する面に
は、前記レーザビームのレーザ波長に対して反射を防止
する無反射膜を有して構成されることを特徴とする。
【0013】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制御
で回転駆動する第1ガルバノメータと、前記第1ガルバ
ノメータにより回転し、前記レーザビームを前記第1軸
の方向へ変位するプリズムとを有することを特徴とす
る。
【0014】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で直進駆動するリニアトランスレータと、前記リニア
トランスレータにより前記第1軸の方向ヘ並進移動し、
前記レーザビームを前記第1軸の方向へ変位するプリズ
ムとを有することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で直進駆動するリニアトランスレータと、前記リニア
トランスレータにより前記第1軸の方向ヘ並進移動し、
前記レーザビームを前記第1軸の方向へ変位する前記ウ
エッジ板とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制御
で直進駆動するリニアトランスレータと、前記リニアト
ランスレータにより前記第1軸の方向ヘ並進移動し前記
レーザビームを前記第1軸の方向へ変位する可動プリズ
ムと前記レーザビームが前記fθレンズに垂直に入射す
るように前記可動プリズムにより変位した前記レーザビ
ームの方路を変える固定プリズムとを有すプリズムペア
と、を有することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で直進駆動するリニアトランスレータと、前記リニア
トランスレータにより前記第1軸の方向ヘ並進移動し前
記レーザビームを前記第1軸の方向へ変位する可動ウエ
ッジ板と前記レーザビームが前記fθレンズに垂直に入
射するように前記可動ウエッジ板により変位した前記レ
ーザビームの方路を変える固定ウエッジ板とを有すウエ
ッジペアと、を有することを特徴とする。
【0018】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制御
で回転駆動する第1ガルバノメータと、前記レーザビー
ムの光軸に平行な回転軸を有し、前記第1ガルバノメー
タにより前記回転軸を中心として1回転することで、前
記レーザビームで円パターンを生成するプリズムとを有
することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記スキャン制御部からの制
御で回転駆動する第1ガルバノメータと、前記レーザビ
ームの光軸に平行な回転軸を有し、前記第1ガルバノメ
ータにより前記回転軸を中心として1回転することで、
前記レーザビームで円パターンを生成するウエッジ板と
を有することを特徴とする。
【0020】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記第1スキャン手段が、前記プリズムの回転軸と前記レ
ーザビームの光軸との距離を可変する軸間距離可変手段
を有することを特徴とする。
【0021】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段が、前記ウエッジ板の回転軸と前
記レーザビームの光軸との距離を可変する軸間距離可変
手段を有することを特徴とする。
【0022】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記スキャン制御部が、前記第1ガルバノメータを等速で
回転制御することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記スキャン制御部が、生成された前記円パターンの位
置を決めるように前記ガルバノミラーを制御することを
特徴とする。
【0024】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記第1スキャン手段が、前記レーザビームを前記第1軸
の方向へ変位する超音波光変調器を有することを特徴と
する。
【0025】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記第1スキャン手段は、前記レーザビームを前記第1
軸の方向へ変位する超音波光変調器を有し、前記スキャ
ン制御部は、前記リニアステージを前記第1軸の方向へ
等速で移動するよう制御すると共に、前記リニアステー
ジの等速な移動に同期して、前記レーザビームを前記第
1軸の+方向のスキャン最大範囲になる直前まで変位し
次に前記第1軸の−方向のスキャン最大範囲になる直前
まで変位するスキャン動作を反復するよう前記超音波光
変調器を制御することを特徴とする。
【0026】また、本発明のレーザ加工光学装置は、前
記リニアトランスレータが、ボイスコイルにより駆動す
るリニアモータを有して構成されることを特徴とする。
【0027】またさらに、本発明のレーザ加工光学装置
は、前記リニアトランスレータが、ガルバノメータによ
り駆動するリニアステージを有して構成されることを特
徴とする。
【0028】さらに、本発明のレーザ加工光学装置は、
前記リニアトランスレータが、ボールネジの回転で駆動
するリニアステージを有して構成されることを特徴とす
る。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の第1実施形態の構成図
で、図2は、Y方向微小スキャン手段を構成する平行平
板を説明する図である。
【0031】図1を参照して、本発明の第1実施形態
は、レーザビーム10をY軸方向へ微小量だけ変位する
Y方向微小スキャン手段100と、回転駆動するガルバ
ノメータ200により,Y方向微小スキャン手段100
からのレーザビーム10を反射してX軸方向に変位する
ガルバノミラー202と、Y方向微小スキャン手段10
0とガルバノミラー202により変位されたレーザビー
ム10を被加工物500上に集光する一次元fθレンズ
304と、被加工物500を搭載しY軸方向に移動する
リニアステージ400と、リニアステージ400とY方
向微小スキャン手段100とガルバノメータ200との
移動制御を行うスキャン制御装置600を有する。
【0032】Y方向微小スキャン手段100は、回転駆
動するガルバノメータ110と、ガルバノメータ110
により回転し、レーザビーム10をY軸方向へ微小だけ
変位する平行平板120とを有して構成される。
【0033】平行平板120は、図2に示すように、レ
ーザビーム10を透過する材料、例えばガラス、から構
成され、レーザビーム10が入射する面と出射する面は
互いに平行であり、入射する面と出射する面には、レー
ザビーム10のレーザ波長に対して反射を防止する無反
射膜(ARコート)を有して構成される。
【0034】ガルバノミラー202は、一次元fθレン
ズ304の瞳に配置され、レーザビーム10をX軸方向
へ変位する。
【0035】一次元fθレンズ304は、X軸方向のみ
にfθ特性を有し、X軸方向に変位するレーザビーム1
0を、常にX軸方向で結像するレンズである。
【0036】一次元fθレンズ304の瞳にガルバノミ
ラー202を配置することで、一次元fθレンズ304
の設計上の歪み量に近いfθ特性を実現できる。
【0037】リニアステージ400は、ボールネジとボ
ールネジの回転で直進運動するリニアガイドとを有して
構成されるのが好ましい。また、リニアステージ400
は、リニアモータとリニアモータにより直進運動するリ
ニアガイドとを有して構成されてもよい。
【0038】スキャン制御装置600は、リニアステー
ジ制御部602とY方向微小スキャン制御部604とX
方向スキャン制御部606とを有して構成される。
【0039】リニアステージ制御部602は、リニアス
テージ400をY軸方向に等速で移動するよう制御す
る。
【0040】Y方向微小スキャン制御部604は、リニ
アステージ400の移動に同期してガルバノメータ11
0を駆動して平行平板110を回転制御する。
【0041】X方向スキャン制御部606は、ガルバノ
メータ200を駆動してガルバノミラー202を回転制
御する。
【0042】次に、本発明の第1実施形態の動作につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0043】図1と図2とを参照して、Y方向微小スキ
ャン制御部604からの制御によりガルバノメータ11
0が平行平板120を回転角θg だけ回転すると、平行
平板120に入射したレーザビーム10は、微小変位量
ΔyだけY軸方向へ変位され平行平板120から出射す
る。例えば、厚さd=5mmで、屈折率n=1.5(ガラ
ス)を有する平行平板120が、回転角θg =20゜だ
け回転すると、微小変位量Δyは、1.397mmとな
る。
【0044】したがって、平行平板120が回転角θg
=20゜だけ回転すると、レーザビーム10は、ガルバ
ノミラー202上で微小変位量Δy=1.397mmだ
け変位することになる。
【0045】微小変位量Δy=1.397mmだけY軸
方向へ変位したレーザビーム10は、ガルバノミラー2
02により反射されX軸方向へ変位される。
【0046】Y軸方向に微小変位量Δy=1.397m
mだけ変位しかつX軸方向へ変位したレーザビーム10
は、一次元fθレンズ304に入射し、等速度でY軸方
向に移動するリニアステージ400に搭載されている被
加工物500上に集光される。
【0047】この集光により、微小径の穴をあけること
ができる。
【0048】尚,このときの穴あけの周速度を一定にす
るために、Y方向微小スキャン制御部604は、ガルバ
ノメータ110の回転制御を行い,X方向スキャン制御
部606は、ガルバノメータ200の回転制御を行うこ
とで,sin(t)、ここではtは時間、の関数での制
御が行われる。したがって、非常に高速動作が可能にな
り,高速回転で穴あけ加工ができる。
【0049】次に、第2実施形態を説明する。
【0050】図3は、本発明の第2実施形態の構成図
で、図4は、Y方向微小スキャン手段を構成するウエッ
ジ板を説明する図で,図5は、ウエッジ板の出射角特性
図である。
【0051】第2実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100aを除いて第1実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100aのみを説明する。
【0052】図3を参照して、Y方向微小スキャン手段
100aは、回転駆動するガルバノメータ110と、ガ
ルバノメータ110により回転し、レーザビーム10を
Y軸方向へ微小だけ変位するウエッジ板124とを有し
て構成される。
【0053】ウエッジ板124は、図4に示すように、
レーザビーム10を透過する材料、例えばガラス、から
構成され、レーザビーム10が入射する面に対してレー
ザビーム10が出射する面はウエッジ角φだけ傾斜して
おり、これらの入射する面と出射する面には、レーザビ
ーム10のレーザ波長に対して反射を防止する無反射膜
(ARコート)を有して構成される。
【0054】Y方向微小スキャン制御部604からの制
御によりガルバノメータ110がウエッジ板124を回
転角θinだけ回転すると、ウエッジ板124に入射した
レーザビーム10は、出射角θout だけ変位してウエッ
ジ板124から出射する。例えば、ウエッジ角φ=3゜
で、屈折率n=1.5(ガラス)を有するウエッジ板1
24が、回転角θinを−10゜から+10゜まで回転す
ると、図5に示すように、出射角θout の変化角度は、
約20°となる。
【0055】したがって、ガルバノメータ110がウエ
ッジ板124を±10°振ることにより、一次元fθレ
ンズ304に入射する角度が約20°変化することにな
る。一次元fθレンズ304の画角を、50mmの変位
で10°と仮定すれば,Y軸方向の変位量は約100m
mとなる。この結果から、Y軸方向へのスキャンをより
大きくできる。
【0056】次に、第3実施形態を説明する。
【0057】図6は、本発明の第3実施形態の構成図で
ある。
【0058】第3実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100bを除いて第2実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100bのみを説明する。
【0059】Y方向微小スキャン手段100bは、Y方
向微小スキャン手段100aにおけるウエッジ板124
の代わりにプリズム126を有して構成される。プリズ
ム126は、ガルバノメータ110により回転し、レー
ザビーム10をY軸方向へ微小だけ変位する。
【0060】次に、第4実施形態を説明する。
【0061】図7は、本発明の第4実施形態の構成図で
ある。
【0062】第4実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100cを除いて第1実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100cのみを説明する。
【0063】Y方向微小スキャン手段100cは、並進
駆動するリニアトランスレータ112と、リニアトラン
スレータ112によりY軸方向へ並進し、レーザビーム
10をY軸方向へ微小だけ変位するプリズム126とを
有して構成される。
【0064】プリズム126は、Y軸方向に並進移動し
て、プリズム126へ入射したレーザビーム10をY軸
方向に変位する。
【0065】リニアトランスレータ112は、ボイスコ
イルにより駆動して並進運動をプリズム126に与える
ボイスコイルドライブ方式のリニアモータを有して構成
されるのが好ましい。
【0066】また、リニアトランスレータ112は、ガ
ルバノメータにより駆動して並進運動をプリズム126
に与えるガルバノメータドライブのリニアトランスレー
タでもよい。
【0067】また、リニアトランスレータ112は、ボ
ールネジを使用したリニアステージでもよい。
【0068】レーザビーム10は、リニアトランスレー
タ112によりプリズム126がY軸方向へ並進する
と、プリズム126の厚みに応じてY軸方向に変位す
る。
【0069】リニアトランスレータ112を用いること
で、レーザビーム10はY軸方向により大きく変位され
るので、一次元fθレンズ304に入力する変位量が大
きく、焦点面への入射角が大きく採れる。
【0070】次に、第5実施形態を説明する。
【0071】図8は、本発明の第5実施形態の構成図で
ある。
【0072】第5実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100dを除いて第4実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100dのみを説明する。
【0073】Y方向微小スキャン手段100dは、Y方
向微小スキャン手段100cにおけるプリズム126の
代わりにウエッジ板124を有して構成される。ウエッ
ジ板124は、リニアトランスレータ112によりY軸
方向へ並進し、レーザビーム10をY軸方向へ微小だけ
変位する。
【0074】次に、第6実施形態を説明する。
【0075】図9は、本発明の第6実施形態の構成図で
ある。
【0076】第6実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100eを除いて第4実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100eのみを説明する。
【0077】Y方向微小スキャン手段100eは、Y方
向微小スキャン手段100cにおけるプリズム126の
代わりにプリズムペア130を有して構成される。
【0078】プリズムペア130は、Y軸方向ヘ並進移
動する可動プリズム132と固定されている固定プリズ
ム134を有して構成される。可動プリズム132は、
リニアトランスレータ112によりY軸方向へ並進し、
レーザビーム10をY軸方向へ微小だけ変位する。固定
プリズム134は、可動プリズム132から出射され
た、Y軸方向へ微小だけ変位したレーザビーム10の方
向を変えて、レーザビーム10が一次元fθレンズ30
4へ垂直に入射できるようにする。
【0079】プリズムペア130を使用することで、レ
ーザビーム10が一次元fθレンズ304へ垂直に入射
できるので、装置調整が容易になり装置調整に必要な時
間が短縮できる。
【0080】次に、第7実施形態を説明する。
【0081】図10は、本発明の第7実施形態の構成図
である。
【0082】第7実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100fを除いて第6実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100fのみを説明する。
【0083】Y方向微小スキャン手段100fは、Y方
向微小スキャン手段100eにおけるプリズムペア13
0の代わりにウエッジペア140を有して構成される。
【0084】ウエッジペア140は、Y軸方向ヘ並進移
動する可動ウエッジ板142と固定されている固定ウエ
ッジ板134を有して構成される。
【0085】可動ウエッジ板142は、リニアトランス
レータ112によりY軸方向へ並進し、レーザビーム1
0をY軸方向へ微小だけ変位する。
【0086】固定ウエッジ板144は、Y軸方向へ微小
だけ変位したレーザビーム10が一次元fθレンズ30
4へ垂直に入射できるように、可動ウエッジ板142か
ら出射されたレーザビーム10の方向を変える。
【0087】次に、第8実施形態を説明する。
【0088】図11は、本発明の第8実施形態の構成図
である。
【0089】第8実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100gを除いて第1実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100gのみを説明する。
【0090】図11を参照して、Y方向微小スキャン手
段100gは、回転駆動するガルバノメータ110と、
ガルバノメータ110により回転し、レーザビーム10
をY軸方向へ微小だけ変位する回転プリズム150とを
有して構成される。
【0091】回転プリズム150は、レーザビーム10
の光軸と平行な回転軸を有する。
【0092】Y方向微小スキャン制御部604は、ガル
バノメータ110を制御して、回転プリズム150を、
この回転軸を中心にして等速で360度回転する。
【0093】回転プリズム150が等速で360度回転
すると、回転プリズム150に入射したレーザビーム1
0は、ある角度で振られ、回転プリズム150から出射
し、この角度に応じた半径の円パターンを形成する。レ
ーザビーム10により形成された円パターンは、ガルバ
ノミラー202に入射される。X方向スキャン制御部6
06は、ガルバノミラー202をX軸方向に移動し、所
定の位置で止めることで、ガルバノミラー202へ入射
された円パターンを、被加工物500上のX軸方向の所
定位置に照射して穴502を加工する。
【0094】さらに、このままでは決められた半径の穴
加工しかできないので,回転プリズム150の回転軸と
レーザビーム10の光軸間の距離を可変することで、回
転プリズム150は、半径の異なる円パターンを生成す
る。これにより、加工半径を可変できる。
【0095】回転プリズム150の回転を等速にするこ
とによって安定した穴加工ができる。
【0096】次に、第9実施形態を説明する。
【0097】図12は、本発明の第9実施形態の構成図
である。
【0098】第9実施形態は、Y方向微小スキャン手段
100hを除いて第8実施形態と同構成であるので、Y
方向微小スキャン手段100hのみを説明する。
【0099】図12を参照して、Y方向微小スキャン手
段100hは、Y方向微小スキャン手段100gにおけ
る回転プリズム150の代わりに回転ウエッジ板152
を有して構成される。
【0100】第8実施形態と同様に、回転ウエッジ板1
52が等速で360度回転すると、回転ウエッジ板15
2に入射したレーザビーム10は、ある角度で振られ、
回転ウエッジ板152から出射し、この角度に応じた半
径での円を被加工物500に照射して穴502を加工す
る。
【0101】さらに、このままでは決められた半径の穴
加工しかできないので,回転ウェッジ板152の回転軸
とレーザビーム10の光軸間の距離を可変することで、
回転ウェッジ板152は、半径の異なる円パターンを生
成する。これにより、加工半径を可変できる。
【0102】回転ウェッジ板152の回転を等速にする
ことによって安定した穴加工ができる。
【0103】次に、第10実施形態を説明する。
【0104】図13は、本発明の第10実施形態の構成
図である。
【0105】第10実施形態は、Y方向微小スキャン手
段100iを除いて第1実施形態と同構成であるので、
Y方向微小スキャン手段100iのみを説明する。
【0106】図13を参照して、Y方向微小スキャン手
段100iは、Y方向微小スキャン制御部604からの
指示によりマイクロ波を発生するマイクロ波ドライバ1
62と、マイクロ波ドライバ162からのマイクロ波に
より回折角度を変えてレーザビーム10をY軸方向へ偏
向する超音波光変調器(AOM:AcousticOp
tical Modulator)160と,超音波光
変調器160から高次の回折角度で出射する光を除去す
るスリット164とを有して構成される。
【0107】レーザビーム10は、超音波光変調器16
0によりY軸方向へ回折され、回折されたレーザビーム
10は、スリット164により、0次回折光のみが選択
され、ガルバノミラー202ヘ入射される。
【0108】リニアステージ制御部602はリニアステ
ージ400をY軸方向に等速で移動するよう制御すると
共に、Y方向微小スキャン制御部604は、リニアステ
ージ400の等速移動に同期して、レーザビーム10
を、Y軸の+方向のスキャン最大範囲になる直前まで偏
向し、次にY軸の−方向のスキャン最大範囲になる直前
まで偏向するというスキャン動作を反復するようマイク
ロ波ドライバ162を制御することにより,レーザビー
ム10をY軸方向に高速でスキャンすることができる。
これにより、加工速度を理論上の最大近くまで上げるこ
とが可能になる。
【0109】Y軸方向への偏向角をさらに大にするに
は、超音波光変調器160を多段にカスケード接続して
Y方向微小スキャン手段100iを構成すればよい。
【0110】次に、第14実施形態を説明する。
【0111】図14は、本発明の第11実施形態の構成
図である。
【0112】図14を参照して、第11実施形態は、第
1実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成され、二次元fθレンズ
302を除いて第1実施形態と同構成であるので、二次
元fθレンズ302に関することのみを説明する。
【0113】二次元fθレンズ302は、X軸方向とY
軸方向に変位するレーザビーム10の結像面を平面化す
るfθ特性を有するレンズである。
【0114】ガルバノミラー202は、二次元fθレン
ズ302の瞳に配置され、レーザビーム10をX軸方向
へ変位する。
【0115】レーザビーム10が、Y方向微小スキャン
手段100の平行平板120に入射されると、レーザビ
ーム10はY軸方向へ微小量だけ変位されて平行平板1
20から出射される。平行平板120から出射されたレ
ーザビーム10は、ガルバノミラー202により反射し
X軸方向へ変位されてガルバノミラー202から出射さ
れる。ガルバノミラー202から出射されれたレーザビ
ーム10は二次元fθレンズ302に入射され、二次元
fθレンズ302により、Y軸方向に等速で移動するリ
ニアステージ400に搭載されている被加工物500上
に集光される。
【0116】次に、第12実施形態を説明する。
【0117】図15は、本発明の第12実施形態の構成
図である。
【0118】図15を参照して、第12実施形態は、第
2実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0119】次に、第13実施形態を説明する。
【0120】図16は、本発明の第13実施形態の構成
図である。
【0121】図16を参照して、第13実施形態は、第
3実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0122】次に、第14実施形態を説明する。
【0123】図17は、本発明の第14実施形態の構成
図である。
【0124】図17を参照して、第14実施形態は、第
4実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0125】次に、第15実施形態を説明する。
【0126】図18は、本発明の第15実施形態の構成
図である。
【0127】図18を参照して、第15実施形態は、第
5実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0128】次に、第16実施形態を説明する。
【0129】図19は、本発明の第16実施形態の構成
図である。
【0130】図19を参照して、第16実施形態は、第
6実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0131】次に、第17実施形態を説明する。
【0132】図20は、本発明の第17実施形態の構成
図である。
【0133】図20を参照して、第17実施形態は、第
7実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0134】次に、第18実施形態を説明する。
【0135】図21は、本発明の第18実施形態の構成
図である。
【0136】図21を参照して、第18実施形態は、第
8実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0137】次に、第19実施形態を説明する。
【0138】図22は、本発明の第19実施形態の構成
図である。
【0139】図22を参照して、第19実施形態は、第
9実施形態における一次元fθレンズ304の代わりに
二次元fθレンズ302で構成される。
【0140】次に、第20実施形態を説明する。
【0141】図23は、本発明の第20実施形態の構成
図である。
【0142】図23を参照して、第20実施形態は、第
10実施形態における一次元fθレンズ304の代わり
に二次元fθレンズ302で構成される。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、平行平
板あるいはウエッジ板あるいはプリズムを可動してレー
ザビームをY軸方向に変位し、fθレンズの瞳位置に厳
密に配置されたガルバノミラーでレーザビームをX軸方
向に変位し,Y軸方向とX軸方向に変位したレーザビー
ムを、fθレンズにより、等速でY軸方向に移動するリ
ニアステージに搭載されている被加工物上に集光する構
成であるので、高精度でしかも高速動作の加工をするこ
とができる。
【0144】また本発明は,超音波光変調器を用いてレ
ーザビームをY軸方向に変位しているので、さらなる高
速で加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】Y方向微小スキャン手段を構成する平行平板を
説明する図である。
【図3】本発明の第2実施形態の構成図である。
【図4】Y方向微小スキャン手段を構成するウエッジ板
を説明する図である。
【図5】ウエッジ板の出射角特性図である。
【図6】本発明の第3実施形態の構成図である。
【図7】本発明の第4実施形態の構成図である。
【図8】本発明の第5実施形態の構成図である。
【図9】本発明の第6実施形態の構成図である。
【図10】本発明の第7実施形態の構成図である。
【図11】本発明の第8実施形態の構成図である。
【図12】本発明の第9実施形態の構成図である。
【図13】本発明の第10実施形態の構成図である。
【図14】本発明の第11実施形態の構成図である。
【図15】本発明の第12実施形態の構成図である。
【図16】本発明の第13実施形態の構成図である。
【図17】本発明の第14実施形態の構成図である。
【図18】本発明の第15実施形態の構成図である。
【図19】本発明の第16実施形態の構成図である。
【図20】本発明の第17実施形態の構成図である。
【図21】本発明の第18実施形態の構成図である。
【図22】本発明の第19実施形態の構成図である。
【図23】本発明の第20実施形態の構成図である。
【符号の説明】
10 レーザビーム 100 Y方向微小スキャン手段 110,200 ガルバノメータ 112 リニアトランスレータ 120 平行平板 124 ウエッジ板 126 プリズム 130 プリズムペア 140 ウエッジペア 150 回転プリズム 152 回転ウエッジ板 160 超音波光変調器 202 ガルバノミラー 302 二次元fθレンズ 304 一次元fθレンズ 400 リニアステージ 500 被加工物 600 スキャン制御装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射したレーザビームを第1軸の方向に
    変位する第1スキャン手段と、前記第1スキャン手段に
    より前記第1軸の方向に変位した前記レーザビームを反
    射して第2軸の方向に変位するガルバノミラーと前記ガ
    ルバノミラーを回転駆動する第2ガルバノメータとを有
    す第2スキャン手段と、被加工物を搭載して前記第1軸
    の方向に移動するリニアステージと、前記ガルバノミラ
    ーを瞳に配置し、前記ガルバノミラーからの前記レーザ
    ビームを前記被加工物の表面に集光するfθレンズと、
    前記第1スキャン手段と前記ガルバノメータと前記リニ
    アステージとを動作制御するスキャン制御部とを有する
    ことを特徴とするレーザ加工光学装置。
  2. 【請求項2】 前記fθレンズは、一次元fθレンズで
    あることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装
    置。
  3. 【請求項3】 前記fθレンズは、二次元fθレンズで
    あることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スキャン制御部は、前記リニアステ
    ージを等速で前記第1軸の方向に移動するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装置。
  5. 【請求項5】 前記第1スキャン手段は、前記スキャン
    制御部からの制御で回転駆動する第1ガルバノメータ
    と、前記第1ガルバノメータにより回転し、前記レーザ
    ビームを前記第1軸の方向へ変位する平行平板とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装
    置。
  6. 【請求項6】 前記平行平板は、前記レーザビームを透
    過する材料で構成され、前記レーザビームが入射する面
    と出射する面は互いに平行であり、前記入射する面と前
    記出射する面には、前記レーザビームのレーザ波長に対
    して反射を防止する無反射膜を有して構成されることを
    特徴とする請求項5記載のレーザ加工光学装置。
  7. 【請求項7】 前記第1スキャン手段は、前記スキャン
    制御部からの制御で回転駆動する第1ガルバノメータ
    と、前記第1ガルバノメータにより回転し、前記レーザ
    ビームを前記第1軸の方向へ変位するウエッジ板とを有
    することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ウエッジ板は、前記レーザビームを
    透過する材料で構成され、前記レーザビームが入射する
    面に対して、前記レーザビームが出射する面はウエッジ
    角だけ平行からずれて構成され、前記入射する面と前記
    出射する面には、前記レーザビームのレーザ波長に対し
    て反射を防止する無反射膜を有して構成されることを特
    徴とする請求項7記載のレーザ加工光学装置。
  9. 【請求項9】 前記第1スキャン手段は、前記スキャン
    制御部からの制御で回転駆動する第1ガルバノメータ
    と、前記第1ガルバノメータにより回転し、前記レーザ
    ビームを前記第1軸の方向へ変位するプリズムとを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で直進駆動するリニアトランスレー
    タと、前記リニアトランスレータにより前記第1軸の方
    向ヘ並進移動し、前記レーザビームを前記第1軸の方向
    へ変位するプリズムとを有することを特徴とする請求項
    1記載のレーザ加工光学装置。
  11. 【請求項11】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で直進駆動するリニアトランスレー
    タと、前記リニアトランスレータにより前記第1軸の方
    向ヘ並進移動し、前記レーザビームを前記第1軸の方向
    へ変位する前記ウエッジ板とを有することを特徴とする
    請求項1と8記載のレーザ加工光学装置。
  12. 【請求項12】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で直進駆動するリニアトランスレー
    タと、前記リニアトランスレータにより前記第1軸の方
    向ヘ並進移動し前記レーザビームを前記第1軸の方向へ
    変位する可動プリズムと前記レーザビームが前記fθレ
    ンズに垂直に入射するように前記可動プリズムにより変
    位した前記レーザビームの方路を変える固定プリズムと
    を有すプリズムペアと、を有することを特徴とする請求
    項1記載のレーザ加工光学装置。
  13. 【請求項13】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で直進駆動するリニアトランスレー
    タと、前記リニアトランスレータにより前記第1軸の方
    向ヘ並進移動し前記レーザビームを前記第1軸の方向へ
    変位する可動ウエッジ板と前記レーザビームが前記fθ
    レンズに垂直に入射するように前記可動ウエッジ板によ
    り変位した前記レーザビームの方路を変える固定ウエッ
    ジ板とを有すウエッジペアと、を有することを特徴とす
    る請求項1記載のレーザ加工光学装置。
  14. 【請求項14】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で回転駆動する第1ガルバノメータ
    と、前記レーザビームの光軸に平行な回転軸を有し、前
    記第1ガルバノメータにより前記回転軸を中心として1
    回転することで、前記レーザビームで円パターンを生成
    するプリズムとを有することを特徴とする請求項1記載
    のレーザ加工光学装置。
  15. 【請求項15】 前記第1スキャン手段は、前記スキャ
    ン制御部からの制御で回転駆動する第1ガルバノメータ
    と、前記レーザビームの光軸に平行な回転軸を有し、前
    記第1ガルバノメータにより前記回転軸を中心として1
    回転することで、前記レーザビームで円パターンを生成
    するウエッジ板とを有することを特徴とする請求項1記
    載のレーザ加工光学装置。
  16. 【請求項16】 前記第1スキャン手段は、前記プリズ
    ムの回転軸と前記レーザビームの光軸との距離を可変す
    る軸間距離可変手段を有することを特徴とする請求項1
    4記載のレーザ加工光学装置。
  17. 【請求項17】 前記第1スキャン手段は、前記ウエッ
    ジ板の回転軸と前記レーザビームの光軸との距離を可変
    する軸間距離可変手段を有することを特徴とする請求項
    15記載のレーザ加工光学装置。
  18. 【請求項18】 前記スキャン制御部は、前記第1ガル
    バノメータを等速で回転制御することを特徴とする請求
    項1と14と15記載のレーザ加工光学装置。
  19. 【請求項19】 前記スキャン制御部は、生成された前
    記円パターンの位置を決めるように前記ガルバノミラー
    を制御することを特徴とする請求項1と14と15記載
    のレーザ加工光学装置。
  20. 【請求項20】 前記第1スキャン手段は、前記レーザ
    ビームを前記第1軸の方向へ変位する超音波光変調器を
    有することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工光学
    装置。
  21. 【請求項21】 前記第1スキャン手段は、前記レーザ
    ビームを前記第1軸の方向へ変位する超音波光変調器を
    有し、前記スキャン制御部は、前記リニアステージを前
    記第1軸の方向へ等速で移動するよう制御すると共に、
    前記リニアステージの等速な移動に同期して、前記レー
    ザビームを前記第1軸の+方向のスキャン最大範囲にな
    る直前まで変位し次に前記第1軸の−方向のスキャン最
    大範囲になる直前まで変位するスキャン動作を反復する
    よう前記超音波光変調器を制御することを特徴とする請
    求項1記載のレーザ加工光学装置。
  22. 【請求項22】 前記リニアトランスレータは、ボイス
    コイルにより駆動するリニアモータを有して構成される
    ことを特徴とする請求項10と11と12と13記載の
    レーザ加工光学装置。
  23. 【請求項23】 前記リニアトランスレータは、ガルバ
    ノメータにより駆動するリニアステージを有して構成さ
    れることを特徴とする請求項10と11と12と13記
    載のレーザ加工光学装置。
  24. 【請求項24】 前記リニアトランスレータは、ボール
    ネジの回転で駆動するリニアステージを有して構成され
    ることを特徴とする請求項10と11と12と13記載
    のレーザ加工光学装置。
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