JP2001224087A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JP2001224087A
JP2001224087A JP2000031994A JP2000031994A JP2001224087A JP 2001224087 A JP2001224087 A JP 2001224087A JP 2000031994 A JP2000031994 A JP 2000031994A JP 2000031994 A JP2000031994 A JP 2000031994A JP 2001224087 A JP2001224087 A JP 2001224087A
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speaker
hole
door panel
plate
speaker body
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JP2000031994A
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English (en)
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Yuichi Akata
祐一 赤田
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカ本体とリアドアの間に隙間が生じな
く、しかも位置合わせが容易でスピーカ本体を手で押さ
える必要が無いスピーカ装置を提供すること。 【解決手段】 板状部材30aに孔部31が形成され、
この孔部31にスピーカ本体11が位置して取り付けら
れることにより構成されるスピーカ装置10であって、
スピーカ本体11に設けられ、孔部31にスピーカ本体
11を位置させたときに孔部31の外周部分に突き当た
りスピーカ本体11の孔部31への挿通方向の位置を規
制する第1の規制部材22と、スピーカ本体11を孔部
31に位置させた場合に孔部31を通過し、その後スピ
ーカ本体11を回転させることで第1の規制部材22に
対して板状部材30aの反対側の面に位置し、この板状
部材30aを第1の規制部材22との間で挟み込む第2
の規制部材18と、を具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載型スピーカ装
置に係わり、特に車載型スピーカ装置の取り付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両のリアドアを加工してリア
ドアのドアパネルにスピーカ本体を取り付ける場合、ス
ピーカ本体をリアドアのドアパネルに埋め込んで取り付
けている。この場合、従来の車載型スピーカ装置1は、
図6に示すように、リアドアのドアパネル2の所定位置
に、スピーカ本体3に対応した大きさの孔部4を形成す
る。この孔部4には、円孔形状縁部から半径方向外周に
向かう方向に、スピーカ本体3のネジ孔に対応した穴が
形成されている。そして、これらの穴それぞれに、スピ
ードナット6が取り付けられる。
【0003】そして、スピーカ本体3を孔部4に嵌め込
んで、ドアパネル2へのスピーカ本体3の取り付けを行
う。ここで、スピーカ本体3には、例えばスピードナッ
ト6の位置に対応してフランジ部8が形成されている。
このため、スピーカ本体3の取り付けを行う場合、まず
フランジ部8とスピードナット6の位置合わせをしなが
ら孔部4にスピーカ本体3を嵌め込んで、この後にネジ
9でスピードナット6にスピーカ本体3を取付固定して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なスピーカ装置においては、スピードナット6を一つ一
つドアパネル2のネジ穴に位置合わせするので、スピー
カ本体3のフランジ部8をスピードナット6に位置合わ
せする必要がある。このため、位置合わせに手間を要す
るものとなっている。そして、位置合わせが終了した場
合でも、スピーカ本体3を手で押さえてドアパネル2か
らスピーカ本体3が脱落しないようにしながら、ネジ止
めを行っている。
【0005】また、スピードナット6はドアパネル2の
表面から所定の高さだけ突出している。このため、スピ
ーカ本体3をスピードナット6に取り付けた場合、スピ
ードナット6の高さ分、ドアパネル2からスピーカ本体
3が浮き上がってしまい、これらの間に隙間が生じてし
まう。そして、この隙間からエアー漏れが生じ、スピー
カ装置から出力される音が悪化してしまうといった問題
を有している。
【0006】本発明は、上記の事情に基づきなされたも
ので、その目的とするところは、スピーカ本体をドアパ
ネルに取り付ける際に、位置合わせが容易でスピーカ本
体を手で押さえる必要が無く、しかもスピーカ本体とド
アパネルの間に隙間が生じないスピーカ装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、板状部材に孔部が形成され、この孔部に
スピーカ本体が位置して取り付けられることにより構成
されるスピーカ装置において、スピーカ本体に設けら
れ、孔部にスピーカ本体を位置させたときに孔部の外周
部分に突き当たりスピーカ本体の孔部への挿通方向の位
置を規制する第1の規制部材と、スピーカ本体を孔部に
位置させて第1の規制部材を孔部の外周部分に突き当て
て、その後スピーカ本体を回転させることで第1の規制
部材に対して板状部材を介して対向する側に位置し、こ
の板状部材を第1の規制部材との間で挟み込む第2の規
制部材と、を具備するものである。
【0008】このため、従来のスピーカ装置のように、
スピーカ本体の取り付けを為すためにスピードナットを
用いる必要が無くなる。それによって、従来のスピーカ
装置で生じていた、スピードナットを孔部の所定位置に
位置合わせする手間を省くことが可能となる。よって、
スピーカ本体の取付時間の短縮を図ることが可能とな
る。また、スピードナットを用いない構成のため、スピ
ードナットの高さ分だけスピーカ本体が板状部材から浮
いてしまう、といった不具合を解消することが可能とな
る。
【0009】さらに、スピーカ本体に挿通方向の位置を
規制する第1の規制部材を設けたことにより、スピーカ
本体を板状部材にネジ止めなどにより固定する際、孔部
へのスピーカ本体の挿通が規制されて孔部の所定の深さ
にスピーカ本体が位置することになる。それによって、
スピーカ本体を板状部材に固定する際の位置決めを容易
に行え、さらにスピーカ本体が板状部材の反対側に落下
するといった不具合を防止可能となる。
【0010】また、他の発明は、上述の発明に加え、孔
部の外周部分には、第2の規制部材を第1の規制部材に
対して板状部材を介して対向する側の面に向かって挿通
させるための切欠部が設けられたものである。
【0011】このため、切欠部を孔部の一部として形成
でき、形成が容易となる。また、第2の規制部材を第1
の規制部材に対して板状部材を介して対向する側の面に
回り込ませる際の利便性が向上する。
【0012】さらに、他の発明は、上述の発明に加え、
さらに第1の規制部材、スピーカ本体と板状部材との間
の隙間、及び切欠部を覆う覆い部材を取り付けることと
している。
【0013】このため、これらの隙間を覆い部材で塞ぐ
ことで、スピーカ本体から音を生じさせた場合に、エア
ー漏れが生じるのを防ぐことができる。それによって、
音に悪影響を生じさせるのを防ぐことができる。
【0014】また、他の発明は、上述の各発明に加え、
さらに第2の規制部材に、前記板状部材の肉厚に対応し
た段差部を形成したものである。
【0015】このため、スピーカ本体を孔部に位置させ
た場合、スピーカ本体が板状部材からさほど突出しない
構成とすることができる。それによって、埋め込み型の
スピーカとして好ましいものとなる。また、孔部にスピ
ーカ本体が位置して埋め込み型となるため、板状部材の
取付面から浮いた構成とならず、それによって板状部材
とスピーカ本体との間に隙間が生じるのを防ぐことがで
きる。
【0016】さらに、他の発明は、段差部は、前記孔部
に前記スピーカ本体が位置したときにこの外側端部に向
かうにつれて前記板状部材に近づくテーパ形状に形成さ
れたものである。
【0017】このため、段差部が板状部材の反対側に回
り込んだ場合、外側端部が板状部材から付勢力を受けて
弾性変形する。それによって、第1の規制部材と第2の
規制部材とで、板状部材を挟持する構成となり、取付時
の利便性が向上するものとなる。
【0018】また、他の発明は、板状部材は車のドアの
ドアパネルであり、第2の規制部材はドアパネルへのス
ピーカ本体の取付位置を固定する取付位置固定手段とし
たものである。
【0019】このため、ドアパネルにスピーカ本体を取
り付ける場合の利便性が向上する。すなわち、スピーカ
本体がドアパネルの裏側に落下することがなくなり、安
心してスピーカ本体の取付作業を行うことが可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1から図5に基づいて説明する。
【0021】なお、以下の説明では、スピーカ装置10
の構成と共に、リアドア30のドアパネル30aにスピ
ーカ本体11を取り付ける、取り付け手順についても、
併せて説明する。
【0022】図1は本発明のスピーカ装置10の構成の
一部となるスピーカ本体11を示す図である。スピーカ
本体11は、この外周側に位置するフレーム体12を有
している。フレーム体12は、スピーカの機能を果たす
振動体13を保持し、またこの振動体13を動作させる
ために必要とされるマグネット14を保持している。
【0023】このフレーム体12は、スピーカ本体11
からの音の出力側である外側が大径のリング状体15と
なるように形成されており、またマグネット14が取り
付けられる内側が小径の受け部16となるように形成さ
れている。この受け部16によって、振動体13のため
の駆動部であるマグネット14を受け止めて固定する構
成である。これら大径のリング状体15及び小径の受け
部16の間には、複数本のリブ17が設けられている。
それにより、フレーム体12が構成されている。
【0024】リング状体15は、振動体13の外周側の
周囲を囲んで所定の強度を持たせるものである。このた
め、リング状体15が板状部材としてのリアドア30の
ドアパネル30aに取り付けられた場合に、ドアパネル
30aの表面から所定高さ分だけ突出した状態となる。
【0025】また、リング状体15の外周縁部には、所
定の間隔毎に(図1においては、略120度間隔)、第
2の規制部材となると共に取付位置固定手段としてのネ
ジ止め用ツメ18が設けられている。ネジ止め用ツメ1
8は、リング状体15の外周縁部から受け部16側に向
かって延出する延出部19を有している。この延出部1
9の延出長さLは、リング状体15のリング形状が為す
リング平面と略垂直を為すように設けられている。この
延出部19は、ドアパネル30aの厚みに対応した分の
長さに設けられている。
【0026】また、延出部19に続いて、ドアパネル3
0aの背面側に回り込んで当接する当接部20が設けら
れている。当接部20は、延出部19のうち最も受け部
16側に突出した部分から、徐々にリング状体15に向
かうように形成されている。すなわち、当接部20は、
リング状体15のリング平面に対して傾斜したテーパ形
状に設けられている。そのテーパ形状は、当接部20の
外側端部が、ドアパネル30aに近づくように形成され
ている。すなわち、図1(b)の拡大図である図2に示
すように、角度αが形成されている。なお、これら延出
部19及び当接部20により、リング状体15の上面に
対して段差を為す段差部が形成された状態になってい
る。
【0027】それによって、当接部20がドアパネル3
0aの背面側に回り込んだ場合、当接部20の先端部が
ドアパネル30aの背面と接触して押圧力を受ける。す
なわち、スピーカ本体11をネジ止めした場合、ネジ止
め用ツメ18が弾性変形してスピーカ本体11がドアパ
ネル30aに固定される。なお、当接部20には、スピ
ーカ本体11のネジ止めを可能にするため、ネジ切りさ
れたネジ孔21が形成されている。しかしながら、当接
部20はネジ切りしなくても良く、後述するネジ40や
ボルトに対応したナットを設ける構成としても良い。
【0028】リング状体15の外周縁部には、第1の規
制部材としての仮止め用ツメ22が2個以上設けられて
いる。仮止め用ツメ22は、その個数に応じてほぼ等間
隔に設けられている。図1においては、仮止め用ツメ2
2は、180度間隔を為して2個設けられている。この
仮止め用ツメ22は、ドアパネル30aの表面に当接す
るものである。そのため、リング状体15での仮止め用
ツメ22が設けられている位置は、ネジ止め用ツメ18
とでドアパネル30aを挟持可能な高さの位置となって
いる。
【0029】なお、上述のネジ止め用ツメ18及び仮止
め用ツメ22の材質は、ドアパネル30aを損傷させな
いものであれば如何なるものでも構わないが、通常は弾
性変形可能な樹脂や金属が用いられる。
【0030】図3に示すように、このようなスピーカ本
体11を取り付けるドアパネル30aには、スピーカ本
体11を埋め込むための孔部31が形成されている。孔
部31の円形部分は、リング状体15よりも大径となる
ように形成されているが、仮止め用ツメ22の突出端部
よりは径が小さくなるように設けられている。それによ
って、スピーカ本体11が孔部31の円形部に入り込み
かつネジ止め用ツメ18が後述する切欠部32に入り込
んだ場合でも、スピーカ本体11がドアパネル30aの
裏面側に落ちることがなくなる。
【0031】また、この孔部31の外周部分には、ネジ
止め用ツメ18を挿通させるための切欠部32が孔部3
1の円形部に連なって設けられている。孔部31の一部
を形成する切欠部32は、ネジ止め用ツメ18に対応し
た個数設けられており、また切欠部32同士の間隔も、
ネジ止め用ツメ18に対応して設けられている。
【0032】隣り合う切欠部32同士の周方向の間の位
置には、ネジ40を挿通させるネジ挿通孔33が形成さ
れている。ネジ挿通孔33は、スピーカ本体11を孔部
31に埋め込んでこれを回転させた場合、ネジ止め用ツ
メ18に形成されているネジ孔21に対応した位置に形
成されている。また、このネジ挿通孔33の個数も、ネ
ジ孔21に対応した個数分だけ形成されており、ネジ挿
通孔33の間隔もネジ孔21に対応して形成されてい
る。
【0033】上述のスピーカ本体11をドアパネル30
aに取り付ける場合には、スピーカ本体11を孔部31
に挿入して位置させる。この場合、ネジ止め用ツメ18
が切欠部32に位置するようにして挿入する。そして、
孔部31にスピーカ本体11を位置させた後に、切欠部
32に位置しているネジ止め用ツメ18の当接部20が
リアドア30の背面側に回り込むように、スピーカ本体
11を回転させる。この回転は、当接部20に形成され
ているネジ孔21とネジ挿通孔33とが連通する位置ま
で回転させる。
【0034】なお、スピーカ本体11を回転させるとき
でも、仮止め用ツメ22の外側端部が孔部31の径より
も大きいため、仮止め用ツメ22はドアパネル30aの
表面に当接した状態となっている。
【0035】ネジ孔21とネジ挿通孔33との位置合わ
せが終了した後に、スピーカ本体11が埋め込まれた部
分に、図4に示すような覆い部材としてのグリル体34
を被せる。グリル体34は、ゴム系材質からなるもので
あり、その平面図の形状はドーナツ状を為している。
【0036】また、グリル体34は、スピーカ本体11
と孔部31の縁との間に生じる周方向の隙間や切欠部3
2を塞ぐものであり、仮止め用ツメ22が外部から見え
ないようにするものである。このため、グリル体34
は、片側の断面形状が略コ字状を為して弾性変形可能に
設けられ、開き部分がリアドア30側に向くように取り
付けられている。すなわち、このコ字状の内部にドアパ
ネル30aの表面よりも突出した状態となるリング状体
15や、スピーカ本体11の最も外周側に位置する切欠
部32及び仮止め用ツメ22を位置させる。それによっ
て、これらリング状体15、仮止め用ツメ22及び切欠
部32を覆う構成である。
【0037】このグリル体34の平面部34aには、ネ
ジ40を挿通させるための挿通孔35が形成されてい
る。挿通孔35は、その径がネジ40の頭部40aより
も小径となるように形成されていて、頭部40aを受け
止め可能としている。なお、ワッシャ等を介してネジ止
め固定する場合は、挿通孔35の径はこれには限られ
ず、頭部40aよりも大径に形成しても構わない。この
挿通孔35も、ネジ挿通孔33に対応した位置及び個数
に形成されている。
【0038】そして、このグリル体34に形成された挿
通孔35とネジ挿通孔33の位置合わせをした後に、ネ
ジ40を挿通させてネジ止め固定することにより、スピ
ーカ本体11のドアパネル30aへの取付が終了して、
スピーカ装置10が完成する。
【0039】以上のような構成のスピーカ装置10によ
ると、従来のスピーカ装置のようにスピードナット6を
用いずに、ドアパネル30aへスピーカ本体11を取り
付ける構成である。このため、従来のスピーカ装置で生
じていた、スピードナット6を孔部31の外周部所定位
置に位置合わせして取り付ける必要が無く、手間を省く
ことができる。よって、スピーカ本体11の、ドアパネ
ル30aへの取付時間の短縮を図ることができる。
【0040】また、スピードナット6を用いずに済むた
め、スピードナット6の高さ分だけドアパネル30aの
表面からスピーカ本体11が浮いてしまう、といった不
具合を解消することが可能となる。それによって、従来
生じていた、ドアパネル30aとスピーカ本体11(特
に、リング状体15)との間に生じていた隙間を大幅に
低減することができる。
【0041】さらに、スピーカ本体11の外周縁部に、
仮止め用ツメ22を設けたことにより、スピーカ本体1
1をドアパネル30aにネジ40により固定する際、孔
部31へのスピーカ本体11への挿通が規制されると共
に仮固定ができる。それによって、スピーカ本体11を
ドアパネル30aに固定する際の位置決めを容易に行う
ことができ取付作業のスピードアップを図ることができ
る。
【0042】また、スピーカ本体11がドアパネル30
aを介して対向する側に落下するといった不具合を防止
することができる。さらに、仮止め用ツメ22を設けた
ことにより、ドアパネル30aに対してスピーカ本体1
1を押し付けるだけで、スピーカ本体11が所定の深さ
に位置する。それにより、スピーカ本体11の取り付け
の利便性が大幅に向上したものとなる。
【0043】また、切欠部32を孔部31の円形部分か
ら連なるように設けたことにより、ネジ止め用ツメ18
をドアパネル30aの裏面側に簡単に回り込ませること
ができる。それにより、スピーカ本体11のドアパネル
30aへの取付性が一層向上したものとなる。
【0044】さらに、リング状体15や切欠部32、及
び仮止め用ツメ22の全てを覆うグリル体34を設けた
ことにより、ドアパネル30aとスピーカ本体11の間
に生じる隙間を塞ぐことができる。このため、隙間から
音漏れが生じるのを防止でき、それによって音質が低下
するのを防止可能となる。
【0045】また、ネジ止め用ツメ18においても、延
出部19及び当接部20によってリング状体15と段差
を為す段差部が形成されるようにしたので、スピーカ本
体11を孔部31に位置させた場合でも、スピーカ本体
11がドアパネル30aからさほど突出しない構成とな
る。それによって、埋め込み型スピーカとして外観上及
び機能上もふさわしいものとなる。
【0046】さらに、当接部20は、孔部31にスピー
カ本体11が位置したときに、外側端部に向かうにつれ
てドアパネル30aに近づくテーパ形状に形成されてい
るので、当接部20がドアパネル30aの裏側に回り込
んだ場合、この当接部20の外側端部がドアパネル30
aから付勢力を受けて変形する。それにより、仮止め用
ツメ22とネジ止め用ツメ18とで、付勢力を持たせて
ドアパネル30aを挟持する構成となり、いわゆる仮止
めを行うことができる。このため、スピーカ本体11を
ドアパネル30aに取り付ける際の利便性が向上したも
のとなる。
【0047】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。以
下、それについて説明する。上述の実施の形態では、リ
アドア30のドアパネル30aにスピーカ本体11を取
り付ける場合について説明したが、本発明のスピーカ装
置10はスピーカ本体11がリアドア30のドアパネル
30aに取り付けられる場合に限られず、フロントドア
やリアダッシュボードパネル等、他の車内部に取り付け
る場合や車以外の他の装置への取り付けにも適用可能で
ある。
【0048】また、上述の実施の形態では、それぞれ3
個のネジ止め用ツメ18、切欠部32、ネジ孔21、ネ
ジ挿通孔33、挿通孔35を設け、また2つの仮止め用
ツメ22を設ける構成としたが、これらは取付固定に支
障のない2つ以上であれば、如何なる個数設けても構わ
ない。図5に、その一例として、ネジ止め用ツメ18及び
仮止め用ツメ22を、夫々4個ずつ設けた構成を示す。
【0049】また、仮止め用ツメ22の取付個数、取付
位置、及び形状を切欠部32に対応したものでかつその
切欠部32より若干大きく形成することで、孔部31に
スピーカ本体11を位置させてこれを回転させたとき
に、切欠部32をちょうど塞ぐようにすることも可能で
ある。この場合には、切欠部32を塞ぐことによって音
漏れを一層防止可能な構成となる。
【0050】また、仮止め用ツメ22をネジ止め用ツメ
18の形状とし、ネジ止め用ツメ18を仮止め用ツメ2
2の形状とし、切欠部32に仮止め用ツメ22を入れ込
んで回転させてスピーカ本体11をドアパネル30aに
取り付けるようにしても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明のスピーカ装置によれば、従来の
スピーカ装置のように、取り付けを為すためにスピード
ナットを用いる必要が無くなる。それによって、従来の
スピーカ装置で生じていた、スピードナットを孔部の所
定位置に位置合わせする手間を省くことが可能となる。
よって、スピーカ本体の取付時間の短縮を図ることが可
能となる。また、スピードナットを用いない構成のた
め、スピードナットの高さ分だけスピーカ本体がドアパ
ネル等の板状部材から浮いてしまう、といった不具合を
解消することが可能となる。
【0052】さらに、スピーカ本体に挿通方向の位置を
規制する第1の規制部材を設けたことにより、スピーカ
本体を板状部材にネジ止めなどにより固定する際、孔部
へのスピーカ本体の挿通が規制されて孔部の所定の深さ
にスピーカ本体が位置することになる。それによって、
スピーカ本体を板状部材に固定する際の位置決めを容易
に行え、さらにスピーカ本体が板状部材を介して対向す
る側に落下するといった不具合を防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わるスピーカ装置の
構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図
を示すものである。
【図2】図1のスピーカ装置でのネジ止め用ツメの構成
を示す図である。
【図3】図1のスピーカ装置の取り付け状態を示す分解
斜視図であり、孔部にスピーカ本体を位置させる様子を
示す図である。
【図4】図1のスピーカ装置の取り付け状態を示す分解
斜視図であり、ドアパネルに取り付けられたスピーカ本
体にグリル体を被せて取り付ける状態を示す図である。
【図5】本発明の変形例に係わるスピーカ本体の構成を
示す図である。
【図6】従来のスピーカ装置の取り付け状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…スピーカ装置 11…スピーカ本体 15…リング状体 18…ネジ止め用ツメ(第2の規制部材、取付位置固定
手段) 19…延出部(段差部の一部) 20…当接部(段差部の一部) 22…仮止め用ツメ(第1の規制部材) 30a…ドアパネル(板状部材) 31…孔部 32…切欠部(孔部の一部) 34…グリル体(覆い部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材に孔部が形成され、この孔部に
    スピーカ本体が位置して取り付けられることにより構成
    されるスピーカ装置において、 上記スピーカ本体に設けられ、上記孔部にスピーカ本体
    を位置させたときに上記孔部の外周部分に突き当たりス
    ピーカ本体の孔部への挿通方向の位置を規制する第1の
    規制部材と、 上記スピーカ本体を上記孔部に位置させて上記第1の規
    制部材を上記孔部の外周部分に突き当てて、その後スピ
    ーカ本体を回転させることで上記第1の規制部材に対し
    て上記板状部材を介して対向する側に位置し、この板状
    部材を上記第1の規制部材との間で挟み込む第2の規制
    部材と、 を具備することを特徴とするスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記孔部の外周部分には、前記第2の規
    制部材を前記第1の規制部材に対して前記板状部材を介
    して対向する側の面に向かって挿通させるための切欠部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスピ
    ーカ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の規制部材、前記スピーカ本体
    と前記板状部材との間の隙間、及び前記切欠部を覆う覆
    い部材が取り付けられることを特徴とする請求項2記載
    のスピーカ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の規制部材には、前記板状部材
    の肉厚に対応した段差部が形成されていることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか1項に記載のスピーカ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記段差部は、前記孔部に前記スピーカ
    本体が位置したときにこの外側端部に向かうにつれて前
    記板状部材に近づくテーパ形状に形成されていることを
    特徴とする請求項4記載のスピーカ装置。
  6. 【請求項6】 前記板状部材は、車両のドア内側のドア
    パネルであり、前記第2の規制部材は上記ドアパネルへ
    のスピーカ本体の取付位置を固定する取付位置固定手段
    としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項
    に記載のスピーカ装置。
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