JP2001224028A - 情報処理装置および方法 - Google Patents
情報処理装置および方法Info
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Abstract
する。 【解決手段】 符号化回路15により符号化されたデー
タは、パケット化回路17によりパケット化される。そ
の際、符号化回路15は、データのシャフリング(入れ
替え)がバイト単位で行われる。データの中にはビット
単位のデータもあり、そのようなビット単位のデータ
は、ブランクを挿入することによりバイト単位に変換し
てシャフリングを行う。また、パケット化回路17によ
りパケット化は、1パケットに格納される各データが、
8の倍数になる(バイト単位となる)ように設定されて
いる。
Description
方法に関し、特に、入力データの選択、計数、およびメ
モリアドレシング先の計数カウンタ値に、アドレスビッ
トの組み合わせが1対1で対応するメモリマップを用い
る情報処理装置および方法に関する。
は、圧縮比を向上させるため、エントロピー符号化に代
表される可変長符号化が用いられている。このエントロ
ピー符号化の特徴は、圧縮の対象となるデータの内容に
応じて符号語の長さを変えることで圧縮を実現すること
である。例えば、発生頻度の高いデータには、短い符号
語が割り当てられ、発生頻度の低いデータには長い符号
語が割り当てられる。その結果、伝送するデータ全体の
情報量が削減される。
受信された場合、データの内容に応じて、符号語の長さ
が常に変化するため、復号の誤りは、伝送されるデータ
の基準となるポイントまで続くことになり、この現象
は、一般に「エラー伝搬」と称される。
p)に代表される動画像の圧縮方式は、離散コサイン変換
により、空間的冗長度を減らすと共に、フレーム間の差
分のみを伝送するなどして、時間的冗長度を減らすこと
により、データ量を削減する。
像のデータは、受信側で伸張されるが、通信エラーによ
り伝送した動画像のデータが欠落した場合、そのデータ
の欠落は、空間的および時間的に伸張され、圧縮比が高
いほどその影響が顕著に現れる。
または有線と比較して劣悪で、「パケットロス」と称さ
れるバースト状のデータの欠落が比較的頻繁に発生す
る。そこで、このようなモバイル環境での、圧縮を利用
する動画像の通信では、データを伝送する前に、連続す
るデータ間でシャフリングを行い、データを分散させる
ことにより、パケットが欠落した場合においても、受信
側においては、欠落したパケットのデータを受信された
パケットのデータにより補間できるようにされている。
oding)方式で符号化されたデータをシャフリングした
後パケット化して伝送する場合、図1に示すようなパケ
ット構成が提案されている。図1は、ADRC方式のデータ
の2フレーム分をATM(Asynchronous Transfer Mode)
方式のパケットサイズに分割して伝送する際のパケット
構成を示している。1パケットは、ダイナミックレンジ
(DR)、モーションフラグ(MF)、画素値の最小値(MI
N)、量子化テーブルのインデックス(TI)、およびコ
ードQから構成されている。以下、適宜、DR,MF,MI
N、およびTIをFLデータと称し、コードQをVLデータと
称する。
データはBビットから、MFのデータはCビットから、TI
のデータはDビットから、それぞれ構成されている。1
パケットのデータ領域のサイズは47バイトと設定され
ており、上述した4つのデータDR、MF、MIN、TIのデー
タ量を47バイトから除いた残りのビット数が、コード
Qのデータサイズとなる。
計7タイプのパケット構成が存在しており、それぞれ、
パケット番号に応じて使い分けられる。パケットは、パ
ケットタイプ毎に、含まれるデータDR、MF、MIN、TIの
個数が異なっており、それに応じて、コードQのビット
数も異なっている。このように、異なるパケットタイプ
を使い分けることにより、パケットロスが発生した場合
でも、その影響を抑えるようにされている。
タにシャフリングを施してから伝送する場合、シャフリ
ングをするために、一旦、RAM(Random Access Memor
y)などの記憶装置に記憶させておく必要がある。RAMな
どは、通常、バイト単位でデータを取り扱う。そこで、
上述したように、複数のパケットタイプを用いる場合、
パケット内のデータをバイト単位で扱ったとき、各デー
タのビット割り当ては、バイト単位とずれることが多
く、また、パケット内の各データの位置は、パケットタ
イプ毎に異なるため、ビット割り当ての状態を監視し、
演算によりシフト量を決定することにより行う、また
は、パケットタイプ毎のビット割り当ての組み合わせを
記述したテーブルを用いて行う必要がある。
グ演算には、乗算または乗算の組み合わせを予測した係
数テーブルを用いる方式が考えられる。アドレシングに
乗算を用いる場合、演算時間がかかり、ハードウェアの
構成規模が大きくなる可能性があった。乗算の組み合わ
せを予測した係数を用いる場合、上述したような複数の
異なるデータを扱う時は、それらの値の組み合わせが厖
大となり、その係数を記憶しておくメモリ量が大きくな
るといった課題があった。
ものであり、データをバイト単位として扱い、入力デー
タの選択、計数、およびメモリアドレシング先の計数カ
ウンタ値に、アドレスビットの組み合わせが1対1で対
応するメモリマップを用いることにより、乗算のための
ハードウェアの規模を小さくし、係数テーブルを記憶す
るメモリ量を小さくすることを目的とする。
理装置は、ビット単位のデータをバイト単位のデータと
して扱うために集成する集成手段と、集成手段により集
成されたデータを他のバイト単位のデータ間に挿入し、
パケットを生成する生成手段と、生成手段により生成さ
れたパケットを伝送する際、伝送レートに合ったデータ
量になるように、パケットを所定数多重化して伝送する
伝送手段とを含むことを特徴とする。
単位のデータをバイト単位のデータとして扱うために集
成する集成ステップと、集成ステップで集成されたデー
タを他のバイト単位のデータ間に挿入し、パケットを生
成する生成ステップと、生成ステップで生成されたパケ
ットを伝送する際、伝送レートに合ったデータ量になる
ように、パケットを所定数多重化して伝送する伝送ステ
ップとを含むことを特徴とする。
に記載の情報処理方法においては、ビット単位のデータ
がバイト単位のデータとして扱うために集成され、集成
されたデータを他のバイト単位のデータ間に挿入し、パ
ケットが生成され、生成されたパケットを伝送する際、
伝送レートに合ったデータ量になるように、パケットが
所定数多重化されて伝送される。
信する画像伝送システムを説明する図である。送信装置
1は、入力されたビデオ信号を、本発明に係る方式で圧
縮し、符号化し、パケットの形式に変換し、伝送路を介
して、受信装置2に送信する。受信装置2は、伝送路を
介して送信されたパケットを受信し、パケットに含まれ
るデータを本発明に係る方式で復号して、伸張し、ビデ
オ信号として出力する。伝送路において、パケットに含
まれるデータは、輻輳などにより、欠落することがあ
る。また、伝送路を構成するATM交換機(図示せず)
の処理能力を超えたような場合、パケットそのものが、
失われることがある。
の形態の構成を示すブロック図である。Y/C分離クロ
マデコーダ11は、アナログコンポジットビデオ信号、
または輝度信号Yとクロマ信号Cのようなアナログコン
ポーネント信号(Y/C信号)のいずれか1つの信号が
入力されると、その信号を、輝度信号Y、色信号U,V
のようなコンポーネント信号(Y/U/V信号)に変換
し、セレクタ12に供給する。セレクタ12は、Y/C
分離クロマデコーダ11から供給されたY/U/V信
号、または初めからY/U/V信号のフォーマットで入
力された信号の一方を選択し、間引き部13に供給す
る。このY/U/V信号は、例えば、スタンダードデン
シティ(SD)、4:2:2、フィールド周波数60H
z、およびインターレースフォーマット形式の信号であ
る。
れたY信号、U信号、およびV信号を、それぞれ後述す
る方式で間引きして、フォーマット変換回路14に供給
する。間引き部13は、前置フィルタ41、A/D変換
回路42、間引きフィルタ43、外部メモリ44、UV
垂直1/2回路45、および外部メモリ46で構成され
る。
U信号、およびV信号の、それぞれ所定の周波数帯域の
みを出力するローパスフィルタである。前置フィルタ4
1の出力は、A/D変換回路42に供給される。
号、U信号、およびV信号をサンプリングし、それぞれ
を、例えば、8ビットのデータとする。A/D変換回路
42に入力されたアナログY信号は、サンプリングされ
ることにより、水平方向に528画素および垂直方向に
480画素を含むYデータとして、間引きフィルタ43
に出力される。
U信号は、サンプリングされることにより、水平方向に
176画素および垂直方向に480画素を含むUデータ
として間引きフィルタ43に出力される。A/D変換回
路42に入力されたアナログV信号は、サンプリングさ
れることにより、水平方向に176画素および垂直方向
に480画素を含むVデータとして間引きフィルタ43
に出力される。
3:1:1のフォーマットの信号となっている。
タ、Uデータ、およびVデータを一時的に外部メモリ4
4に記憶させ、一時的に記憶させたYデータ、Uデー
タ、およびVデータを、それぞれ水平方向に1/2およ
び垂直方向に1/2に間引きし、UV垂直1/2回路4
5に供給する。
タ43から供給されたYデータ、Uデータ、およびVデ
ータを一時的に外部メモリ46に記憶させ、一時的に記
憶させたUデータおよびVデータを、それぞれ垂直方向
に1/2に間引きし、Yデータ、Uデータ、およびVデ
ータをフォーマット変換回路14に出力する。
は、3:0.5:0.5の信号となる。
3から供給されたYデータ、Uデータ、およびVデータ
を、後述する方式で並び替えて、ブロック構造として、
符号化回路15に供給する。
14から供給されたYデータ、Uデータ、およびVデー
タを一時的に外部メモリ16に記憶させ、外部メモリ1
6にに記憶されたYデータ、Uデータ、およびVデータ
を、記憶と読み出しのアドレスを変えることでシャフリ
ングして、ADRC(Adaptive Dynamic Range Codin
g)方式で符号化し、シャフリングして、パケット化回
路17に出力する。
のダイナミックレンジ(DR)に適応した可変長の符号
を出力する可変長符号化方式である。画像のデータは、
複数の画素からなるブロック(後述するADRCブロッ
ク)に分割され、各ブロックに含まれる画素値の最大値
および最小値の差であるダイナミックレンジが検出され
る。ブロックのダイナミックレンジを基に、各画素値を
元の量子化ビット数(例えば、8ビット)よりも少ない
ビット数で、再量子化する。ダイナミックレンジが小さ
いほど、少ないビット数で再量子化することができ、量
子化ひずみの増大を抑えつつ、画素の画素値の冗長度の
みを除去して、更にデータ量を少なくすることが可能で
ある。
きさに関連して量子化ビット数を選択するものである。
ダイナミックレンジの大小関係を判断するために、動き
などに対応した閾値が使用される。再量子化のためのビ
ット数として、例えば、2ビット、3ビット、または4
ビットのいずれか1つを割り当てるとき、動きまたはダ
イナミックレンジ毎の量子化テーブルに記憶された閾値
T1およびT2(但し、T1<T2)が使用される。受
信側でも、同じ量子化テーブルが使用される。
あるブロックでは、画素値に対するコードに、2ビット
が割り当てられる。ダイナミックレンジがT1以上で
(T2−1)以下であるブロックでは、画素値に対する
コードに、3ビットが割り当てられる。ダイナミックレ
ンジがT2以上であるブロックでは、画素値に対するコ
ードに、4ビットが割り当てられる。画素値に対するコ
ードに割り当てられたビット数をqとする。
される、88個のADRCブロックを単位(この単位を
バッファと称する)として実行される。1つのバッファ
に対して生成されるコードが、ここでは、16,104ビット
以下になるように、閾値T1およびT2を記憶した量子
化テーブルは、1つのバッファに対して1つ選択され
る。選択された量子化テーブルは、TIで示されるテー
ブルインデックスで指定される。1つのバッファに対し
て生成されるコードが、16,104ビット以下になるように
することで、符号化された画像のデータの情報を、8Mbp
sとすることができる。
とき、画素値に対するコードQは、[(L−MIN+
0.5)×2q/DR]で算出される。[]は、小数点
以下の切り捨てを表す。Lは、画素値を表し、MIN
は、ブロック内の画素の画素値の最小値を表す。DR
は、ブロックのダイナミックレンジを表す。ダイナミッ
クレンジが2のq乗以下のとき、画素値に対するコード
Qは、L−MINで算出される。
して、量子化テーブルを指定するテーブルインデックス
TI、ダイナミックレンジDR、ブロック内の画素の画
素値の最小値MIN、動きを示す動きフラグMF、およ
び画素値に対応するコードQを出力する。テーブルイン
デックスTI、ダイナミックレンジDR、ブロック内の
画素の画素値の最小値MIN、および動きを示す動きフ
ラグMFの長さ(ビット数)は、8ビットで固定であ
る。一方、画素値に対するコードQの長さは、変化す
る。
ら供給された、符号化データを、一時的に外部メモリ1
8に記憶させ、一時的に記憶された符号化データを、
1.6Kビット毎に分割し、ヘッダ等を付加してパケッ
ト化し、送信回路19に供給する。送信回路19は、パ
ケット化回路17から供給されたパケットを所定の伝送
方式で変調して、伝送路を介して送信する。
号を生成し、コントロール回路21に基準信号を供給す
る。コントロール回路21は、間引き部13、フォーマ
ット変換回路14、符号化回路15、外部メモリ16、
パケット化回路17、外部メモリ18、および送信回路
19に、PLL回路20から供給された基準信号に基づ
く、コントロール信号を供給し、送信装置1全体の動作
を制御する。
画像信号が圧縮される過程を説明する。60Hzのフィ
ールド周波数を有する、インターレース方式のY信号
は、A/D変換回路42により、1フィールド当たり水
平方向に528画素および垂直方向に480画素のYデ
ータに変換される。60Hzのフィールド周波数を有す
る、インターレース方式のU信号およびV信号は、水平
方向に176画素および垂直方向に480画素のUデー
タおよびVデータにそれぞれ変換される。A/D変換回
路42に入力される画像の信号の情報は166Mbpsに相当
し、A/D変換回路42から出力される画像のデータの
情報は104Mbpsとなり、62%の情報量に圧縮される。
ンターレース方式の1フレーム当たり水平方向に528
画素および垂直方向に480画素を含むYデータは、間
引きフィルタ43により、30Hzのフレーム周波数を
有する、プログレッシブ方式の1フレーム当たり水平方
向に264画素および垂直方向に240画素を含むデー
タに圧縮される。60Hzのフィールド周波数を有す
る、インターレース方式の1フレーム当たり水平方向に
176画素および垂直方向に480画素を含むUデータ
およびVデータは、間引きフィルタ43により、30H
zのフレーム周波数を有する、プログレッシブ方式の1
フレーム当たり水平方向に88画素および垂直方向に2
40画素を含むデータにそれぞれ圧縮される。
び垂直方向に240画素を含むUデータおよびVデータ
は、UV垂直1/2回路45により、水平方向に88画
素および垂直方向に120画素を含むデータにそれぞれ
圧縮される。UV垂直1/2回路45から出力される画
像のデータの情報は、21Mbpsとなり、送信装置1に入力
される信号の情報と比較し、13%の情報量に圧縮され
る。
行うことで、後段の各回路の構成を簡略化し、伝送路に
おけるビットレートを、実用的な充分小さい値に設定す
ることができる。
グレッシブ方式の1フレーム当たりそれぞれ水平方向に
88画素および垂直方向に120画素を含むUデータお
よびVデータは、フォーマット変換回路14により、8
8画素×120画素のデータを2つ合わせたデータに変
換される。
よび垂直方向に240画素を有するYデータ並びに88
画素×120画素×2のUデータおよびVデータが符号
化回路15により符号化される。符号化された画像のデ
ータの情報は、8Mbpsとなり、送信装置1に入力される
アナログ信号の情報と比較し、5%の情報量に圧縮され
る。
圧縮して符号化する。
ブロック図である。インターレース方式のYデータは、
水平方向のラインに沿って、水平1/2回路61に供給
される。水平1/2回路61は、遅延回路(レジスタ)
71−1乃至71−N、乗算回路72−1乃至72−
N、および加算回路73で構成されている。
路61に順次入力されたYデータは、遅延回路71−1
乃至71−Nにより、それぞれ水平方向の1画素分だけ
遅延され、順次後段に出力される。乗算回路72−1乃
至72−Nは、入力されたYデータ(画素)に1/Nを
乗じて、加算回路73に出力する。加算回路73は、乗
算回路72−1乃至72−Nから供給されたデータを加
算し、垂直1/2回路62に出力する。
路62は、ラッチ回路81、フィールドFIFO(Fast
In Fast Out)82、加算回路83、およびラッチ回路
84から構成されている。水平1/2回路61から出力
されたデータは、ラッチ回路81に供給される。ラッチ
回路81は、クロック信号が入力されたとき、入力され
たデータをラッチし、ラッチしたデータを出力する。
て説明する。フレームの水平方向に順次入力された、Y
データ(図6に白い丸印で示す画素)は、遅延回路71
−1乃至71−Nにより保持され、乗算回路72−1乃
至72−Nによりそれぞれ係数が乗算される。乗算回路
72−1乃至72−Nの出力は、加算回路73で加算さ
れた後、ラッチ回路81に出力される。ラッチ回路81
には、図6の黒い4角形に対応するタイミングで、ラッ
チを指示するクロック信号が入力される。図6の例で
は、水平方向に、2画素のデータが転送される度に1つ
のクロックがラッチ回路81に入力されるので、例え
ば、N=2で、各係数の値が1/2の場合、隣接する2
個の画素の平均値が、図6の黒い4角形で示すタイミン
グでラッチ回路81にラッチされる。このように、ラッ
チ回路81がラッチする画素の数は、間引きフィルタ4
3に入力されたデータの画素の数の1/2となる。
フィールドFIFO82および加算回路83に供給され
る。フィールドFIFO82は、ラッチ回路81から供
給された水平方向に1/2に間引かれた第1フィールド
の画素のデータを記憶して、1フィールド分遅延させ、
加算回路83に出力する。加算回路83は、ラッチ回路
81およびフィールドFIFO82から供給されたデー
タを加算して、ラッチ回路84に供給する。ラッチ回路
84は、イネーブル信号が入力されたとき、入力された
データをラッチする。
て説明する。第1フィールドの任意の画素(図7に示す
第1フィールド上の黒い4角形の画素)のYデータ、お
よび第1フィールドの画素と画面の水平方向に同一の位
置で、1つ下のラインの第2フィールドの画素(図7に
示す、第1フィールド上の黒い4角形の画素の右下に位
置する第2フィールド上の黒い4角形の画素)のデータ
が、加算回路83により加算された後、ラッチ回路84
に出力される。従って、ラッチ回路84には、第1フィ
ールドと第2フィールドの画素の平均値(図7に白い4
角形で示す画素に相当する)がラッチされる。
ッチ回路81から出力された画素のデータに対して、第
1フィールドおよび第2フィールドの間で、1/2に間
引きされ、次に、第3フィールドおよび第4フィールド
の間で、1/2に間引きされ、30Hzのフレーム周波
数を有する、プログレッシブ方式のYデータとなる。
向と垂直方向に1/2に間引きされ、30Hzのフレー
ム周波数を有する、プログレッシブ方式のフォーマット
のデータとなる。
力される画像のYデータ、Uデータ、およびVデータ
は、それぞれ間引きされた30Hzのフレーム周波数を
有する、プログレッシブ方式のフォーマットのデータと
なる。
明する。図8は、UV垂直1/2回路45の構成を示す
ブロック図である。UV垂直1/2回路45には、間引
きフィルタ43より、間引きされた30Hzのフレーム
周波数を有する、プログレッシブ方式のUデータおよび
Vデータが入力される。入力されたデータは、ラインF
IFO91−1乃至91−6により、1ライン分ずつ、
順次遅延され、後段に供給される。乗算回路92−1
は、入力されたデータに係数を乗じて、加算回路93に
出力する。乗算回路92−2乃至92−7は、それぞれ
ラインFIFO91−2乃至91−6より入力されたデ
ータに、係数を乗算して加算回路93に出力する。
2−7から供給されたデータを加算して、ラッチ回路9
4に供給する。ラッチ回路94は、クロック信号が入力
されたとき、入力されたデータをラッチする。
照して説明する。連続する7本のライン上の、画面の水
平方向に同一の位置の画素(図9に白い4角形で示す画
素)のデータが乗算回路92−1乃至92−7に入力さ
れる。乗算回路92−1乃至92−7は、入力されたデ
ータに、それぞれ係数を乗算する。加算回路93は乗算
回路92−1乃至92−7の出力を加算して、出力す
る。ラッチ回路94には、2ラインに1回のタイミング
(図9に黒い丸印で示すタイミング)で、ラッチ信号が
入力される。このように、UV垂直1/2回路45は、
入力されたUデータおよびVデータのラインの本数を1
/2に間引いて、出力する。
タを通過させる。
図10は、符号化回路15の構成を示すブロック図であ
る。コントロール回路21から供給されるコントロール
信号は、タイミング信号生成回路101に入力される。
タイミング信号生成回路101は、入力されたコントロ
ール信号を基に、タイミング信号を生成し、ブロックシ
ャフル回路102、ADRC符号化回路103、および
セグメント間シャフル回路104に供給する。
れたYデータ、Uデータ、およびVデータは、ブロック
シャフル回路102に入力される。ブロックシャフル回
路102は、供給されたYデータ、Uデータ、およびV
データを外部メモリ16の所定の位置に一時的に記憶さ
せる。ブロックシャフル回路102は、外部メモリ16
に記憶させたYデータ、Uデータ、およびVデータを、
後述するADRCブロックの形式に並び換え、後述する
セグメントの範囲で、かつADRCブロック単位でシャ
フルし、ADRC符号化回路103に供給する。
ャフル回路102から供給されたYデータ、Uデータ、
およびVデータを、ADRC方式に基づき符号化し、セ
グメント間シャフル回路104に供給する。セグメント
間シャフル回路104は、供給されたADRCで符号化
されたデータを外部メモリ22の所定の位置に、一時的
に記憶させる。
メモリ22に記憶させたADRCデータを、記憶と読み
出しのアドレスを変えることで、シャフルする。セグメ
ント間シャフル回路104におけるシャフルは、伝送路
におけるデータの欠落が発生しても、受信装置2が、ダ
イナミックレンジDR、最小値MIN、および動きフラ
グMFいずれかを受信できる可能性を高め、また、伝送
路におけるデータの欠落が発生しても、受信装置2が、
各コードQを分けて抽出しやすくすることを目的とす
る。
パケット化回路17の処理の単位を説明する。あるフレ
ーム0と次のフレーム1から、後述する方式により、そ
れぞれ画素を選択して、1320個の偶数セグメントの
ADRCブロック(4×16画素から成る)と1320
個の奇数セグメントのADRCブロック(4×16画素
から成る)が生成される。生成されたADRCブロック
から、ブロックシャフル回路102により、88個ずつ
のADRCブロックが選択される。ADRCブロック
は、選択された88個を単位として、ADRC符号化回
路103により、ADRCで、固定長のデータ(FL)
である、ダイナミックレンジDR、最小値MIN、動き
フラグMF、およびテーブルインデックスTI並びに可
変長のデータ(VL)であるコードQに符号化される。
88個のADRCブロックに対応する符号化されたデー
タ(以下、バッファと称する)は、セグメント間シャフ
ル回路104により、5個ずつにまとめられる(以下、
セグメントと称する)。偶数セグメントに対応する3個
のセグメント(図中、セグメント0、セグメント2、お
よびセグメント4と示す)は、セグメント間シャフル回
路104により、セグメント間でシャフルされる。奇数
セグメントに対応する3個のセグメント(図中、セグメ
ント1、セグメント3、およびセグメント5と示す)
は、セグメント間シャフル回路104により、セグメン
ト間でシャフルされる。
は、セグメント0、セグメント1、セグメント2、セグ
メント3、セグメント4、およびセグメント5の順に並
べられる。
グメント1、セグメント2、セグメント3、セグメント
4、およびセグメント5の順に並べられたセグメントに
格納されている符号化されたデータを、8個のADRC
ブロックに対応するデータ(ダイナミックレンジDR、
最小値MIN、動きフラグMF、テーブルインデックス
TI、およびコードQ)毎にパケットに格納する。
ャフル回路102の動作を説明する。図12は、ADR
Cブロックを説明する図である。各フレームから水平8
画素×垂直8画素の隣り合う64画素のブロックを選び
出し、ブロックの中で最も左で且つ最も上に位置する画
素(図中に0−1または1−1と示された画素)、およ
びこれを基準とし、その画素から水平に2画素だけ移動
した位置にある画素(図中に0−3または1−3と示さ
れた画素)、その画素から垂直に2画素だけ移動した位
置にある画素(図中に0−17または1−17と示され
た画素)、またはその画素から水平に1画素かつ垂直に
1画素だけ移動した位置にある画素(図中に0−10ま
たは1−10と示された画素)を偶数画素と称する。さ
らに、これらの画素を基準として、同様の選択を繰り返
し、選択された画素を、偶数画素とする。
素とする。
ーム0)の8×8画素のブロックi2含まれる偶数画素
(4×8画素)と、奇数フレーム(フレーム1)の8×
8画素のブロックに含まれる偶数画素(4×8画素)を
集めたものが、偶数セグメントのADRCブロックとさ
れる。同時に、偶数フレーム(フレーム0)の8×8画
素のブロックに含まれる奇数画素(4×8画素)と、奇
数フレーム(フレーム1)の8×8画素のブロックに含
まれる奇数画素(4×8画素)を集めたものが、奇数セ
グメントのADRCブロックとされる。ADRCブロッ
クは、2つのフレームの、もとのフレーム上で1つおき
の画素から構成される。偶数セグメントのADRCブロ
ックの画素の、もとのフレーム上で隣に位置する画素
は、対応する奇数セグメントのADRCブロックを構成
する。
ADRCブロックとの関係を示す図である。図13に示
すように、フレーム0の画素は、水平8画素×垂直8画
素の64画素のブロック毎に分割される。同様に、図1
4に示すように、フレーム1(フレーム0の次のフレー
ム)の画素は、水平8画素×垂直8画素の64画素のブ
ロック毎に分割される。フレーム0のブロックの中で最
も左で且つ最も上に位置する64画素のブロック(図1
3においてA1と表示された64画素のブロック)およ
び、フレーム1のブロックの中で最も左で且つ最も上に
位置する64画素のブロック(図14においてA1と表
示された64画素のブロック)の偶数画素により、構成
された偶数セグメントのADRCブロックは、図15に
示すように、セグメント0として、最も左、且つ最も上
に配置される。
ック、および図14のA1と表示された64画素のブロ
ックの奇数画素により構成された奇数セグメントのAD
RCブロックは、図15に示すように、セグメント3と
して、セグメント0の偶数セグメントのADRCブロッ
クの図中右隣に配置される。
ック、および図14のA2と表示された64画素のブロ
ックの偶数画素より構成された偶数セグメントのADR
Cブロックは、図15に示すようにセグメント0とし
て、図13のA1と表示された64画素のブロックおよ
び図14のA1と表示された64画素のブロックの奇数
画素により構成された、セグメント3のADRCブロッ
クの図中右隣に配置される。図13のA2と表示された
64画素のブロックおよび図14のA2と表示された6
4画素のブロックの奇数画素により構成された奇数セグ
メントのADRCブロックは、図15に示すように、セ
グメント3として、図13のA2と表示された64画素
のブロックおよび図14のA2と表示された64画素の
ブロックの偶数画素により構成された、セグメント0の
ADRCブロックの図中右隣に配置される。
ックおよび図14のB1と表示された64画素のブロッ
クの偶数画素により構成された偶数セグメントのADR
Cブロックは、図15に示すように、セグメント4とし
て、図13のA1と表示された64画素のブロックおよ
び図14のA1と表示された64画素のブロックの偶数
画素により構成された、セグメント0のADRCブロッ
クの図中下側に配置される。図13のB1と表示された
64画素のブロックおよび図14のB1と表示された6
4画素のブロックの奇数画素により構成された奇数セグ
メントのADRCブロックは、図15に示すように、セ
グメント1として、図13のA1と表示された64画素
のブロックおよび図14のA1と表示された64画素の
ブロックの奇数画素により構成された、セグメント3の
ADRCブロックの図中下側(セグメント4のADRC
ブロックの右隣)に配置される。
ックおよび図14のB2と表示された64画素のブロッ
クの偶数画素により構成された偶数セグメントのADR
Cブロックは、図14に示すようにセグメント4とし
て、図13のB1と表示された64画素のブロックおよ
び図14のB1と表示された64画素のブロックの奇数
画素により構成された、セグメント1のADRCブロッ
クの図中右隣に配置される。図13のB2と表示された
64画素のブロックおよび図14のB2と表示された6
4画素のブロックの奇数画素により構成された奇数セグ
メントのADRCブロックは、図14に示すようにセグ
メント1として、図13のB2と表示された64画素の
ブロックおよび図14のB2と表示された64画素のブ
ロックの偶数画素により構成された偶数セグメントのA
DRCブロックの図中右隣に配置される。
ックおよび図14のC1と表示された64画素のブロッ
クの偶数画素により構成された偶数セグメントのADR
Cブロックは、図15に示すようにセグメント2とし
て、図13のB1と表示された64画素のブロックおよ
び図14のB1と表示された64画素のブロックの偶数
画素により構成された、セグメント4のADRCブロッ
クの図中下側に配置される。図13のC1と表示された
64画素のブロックおよび図14のC1と表示された6
4画素のブロックの奇数画素により構成された奇数セグ
メントのADRCブロックは、図15に示すようにセグ
メント5として、図13のB1と表示された64画素の
ブロックおよび図14のB1と表示された64画素のブ
ロックの奇数画素により構成された、セグメント1のA
DRCブロックの図中下側(セグメント2のADRCブ
ロックの右隣)に配置される。
ックおよび図14のC2と表示された64画素のブロッ
クの偶数画素により構成された偶数セグメントのADR
Cブロックは、図15に示すようにセグメント2とし
て、図13のC1と表示された64画素のブロックおよ
び図14のC1と表示された64画素のブロックの奇数
画素により構成された、セグメント5のADRCブロッ
クの図中右隣に配置される。図13のC2と表示された
64画素のブロックおよび図14のC2と表示された6
4画素のブロックの奇数画素により構成された奇数セグ
メントのADRCブロックは、図15に示すようにセグ
メント5として、図13のC2と表示された64画素の
ブロックおよび図14のC2と表示された64画素のブ
ロックの偶数画素により構成された偶数セグメントのA
DRCブロックの図中の右隣に配置される。
3×10個の各ブロック(264×240画素)につい
て繰り返すことにより、2つのフレームのYデータか
ら、図16(A)に示すように、水平方向に66個、垂
直方向に30個並べられたADRCブロックの集合が生
成される。図16(B)に示すように、Yデータから生
成されたADRCブロックは、シャフルされて、セグメ
ントを構成する。
タについても同様の処理を行うことにより、図17
(A)に示すように、水平方向に22個、垂直方向に1
5個並べられたADRCブロックの集合が生成される。
Yデータの場合と同様に、図17(B)に示すように、
UデータおよびVデータから生成されたADRCブロッ
クは、ブロックシャフルされて、セグメントを構成す
る。
奇数フレームの画面上で同一位置にある画素同士(例え
ば、図12中の0−1と示された画素と1−1と示され
た画素等)で画素値の差分の絶対値をとり、その差分の
絶対値のうち最大値が閾値Th1に満たない場合は、その
ADRCブロックは静止画とみなされる。
(Th1<Th2)を越えた場合には、そのADRCブロック
は動画とみなされる。
ームと奇数フレームの画面上で同一位置にある画素同士
の画素値の平均をとり、その32個の平均値を新たにA
DRCブロックとして置き代え、そのADRCブロック
に付される動きフラグMFを0とする。
ムと奇数フレームから集めた64画素をそのままADR
Cブロックとして、そのADRCブロックに付される動
きフラグMFを1とする。
単位で行われるシャフルについて説明する。0の番号が
付されたYデータのADRCブロックから構成されるセ
グメントにおいて、そのADRCブロックに通し番号を
付すると、図18(A)に示すように、y0乃至y32
9の番号が、ADRCブロックに付される。ADRCブ
ロックをシャフルすると、YデータのADRCブロック
が、図18(B)に示されるように配置される。
DRCブロックから構成されるセグメントにおいて、そ
のADRCブロックに通し番号を付すると、図18
(C)に示すように、u0乃至u54の番号が、ADR
Cブロックに付される。UデータのADRCブロック
は、図18(D)に示されるように、通し番号の逆の順
に並び替えられる。
ロックから構成されるセグメントにおいて、そのADR
Cブロックに通し番号を付すると、図18(E)に示す
ように、v0乃至v54の番号が、ADRCブロックに
付される。VデータのADRCブロックは、図18
(F)に示されるように、通し番号の逆の順に並び替え
られる。
のADRCブロック、UデータのADRCブロック、お
よびVデータのADRCブロックが、シャフルされる。
3つのYデータのADRCブロックの後ろに、1つのU
データのADRCブロックが配置され、その後ろに、ま
た、3つのYデータのADRCブロックが配置され、そ
の後ろに、1つのVデータのADRCブロックが配置さ
れる。この配置が繰り返される。例えば、セグメント0
には、y0の通し番号が付されたADRCブロック、y
221の通し番号が付されたADRCブロック、y11
2の通し番号が付されたADRCブロック、u54の通
し番号が付されたADRCブロック、y3の通し番号が
付されたADRCブロック、y224の通し番号が付さ
れたADRCブロック、y115の通し番号が付された
ADRCブロック、v54の通し番号が付されたADR
Cブロック、およびy6の通し番号が付されたADRC
ブロックなどの順にADRCブロックが配置される。
も、同様に、ADRCブロックがシャフルされる。
シャフル回路102により、ADRCブロック毎にシャ
フルされ、シャフルされたADRCブロックを基に、A
DRC符号化回路103で符号化される。ADRCブロ
ックが適切にシャフルされることにより、通信エラーに
より欠落した画素が分散され、再生される画像において
欠落した画素を認識しにくくすることができる。
回路103の構成を説明する。ブロックシャフル回路1
02によりシャフルされた画像は、ADRCブロックと
して、遅延回路161、動き特徴量算出回路162、D
R算出回路163、および遅延回路166に供給され
る。
(4×16画素から成るADRCブロック)を動き特徴
量算出回路162の処理時間に対応する時間だけ遅延さ
せて、情報量制御回路164に出力する。動き特徴量算
出回路162は、ADRCブロック毎に、フレーム間差
分の絶対値の最大値である動き特徴量を算出して、情報
量制御回路164に供給する。DR算出回路163は、
ADRCブロック毎に、静止画とみなされた場合のダイ
ナミックレンジDRおよび動画とみなされた場合のダイ
ナミックレンジDRを算出して、情報量制御回路164
に供給する。
から供給された2フレームブロック、動き特徴量算出回
路162から供給された動き特徴量、DR算出回路16
3から供給された静止画とみなされた場合のダイナミッ
クレンジDRおよび動画とみなされた場合のダイナミッ
クレンジDR、並びに閾値テーブル165から供給され
た閾値Th1およびTh2並びに閾値T1およびT2のセットを基
に、閾値Th1およびTh2から成るMF選択閾値を選択し
て、静動判定回路169に出力する。
ック、動き特徴量、静止画とみなされた場合のダイナミ
ックレンジDRおよび動画とみなされた場合のダイナミ
ックレンジDR、並びに閾値テーブル165から供給さ
れた閾値Th1およびTh2並びに閾値T1およびT2のセットを
基に、Qビット選択閾値を選択して、ADRCエンコー
ダ171に出力する。
された場合のダイナミックレンジDRが14で、動画と
みなされた場合のダイナミックレンジDRが15である
場合、テーブルインデックスが0の閾値T1が6で、閾値
T2が12で、閾値Th1が3で、閾値Th2が3で、テーブル
インデックスが1の閾値T1が13で、閾値T2が40で、
閾値Th1が5で、閾値Th2が5であるときについて説明す
る。
ックスが0の閾値のセットに対して、動き特徴量が閾値
Th2より大きいので、動画と判定する。動画とみなされ
た場合のダイナミックレンジDRが閾値T2より大きいの
で、このADRCブロックのqは4となり、情報量制御
回路164は、コードQが(16*4)*4より256
ビットであることを求める。
ルインデックスが1の閾値のセットに対して、動き特徴
量が閾値Th1より小さいので、静止画と判定する。静止
画とみなされた場合のダイナミックレンジDRが閾値T1
より大きく、閾値T2より小さいので、このADRCブロ
ックのqは3となり、情報量制御回路164は、コード
Qが(8*4)*3より96ビットであることを求め
る。
インデックスが大きくなると、情報量が減少するように
それぞれの閾値が設定されている。情報量制御回路16
4は、1つのバッファに対して生成されるコードQが、
16,104ビット以下で、最も大きい情報量のテーブルイン
デックスをテーブルインデックスTIとして選択して、
遅延回路173に出力する。
ックスに対応するコードQのビット数を並列演算して
も、テーブルインデックスの大きい(または小さい)側
から逐次演算するようにしてもよい。
御回路164の構成の例を説明する。図21は、情報量
制御回路164の前段部の構成を示す図であり、図22
は、情報量制御回路164の後段部の構成を示す図であ
る。
4の前段部には、ダイナミックレンジDRの閾値の数に
対応した数分の比較回路181−1および181−2
と、加算器182−1および182−2と、レジスタ1
83−1および183−2とが設けられている。比較回
路181−1および181−2のそれぞれの一方の入力
端子に(0乃至255)までの数値を取りうるダイナミ
ックレンジDRが供給される。
5から、例えば、閾値T1および閾値T2が読み出さ
れ、比較回路181−1および181−2の他方の入力
端子のそれぞれに供給される。具体的には、比較回路1
81−1の他方の入力端子に閾値T1が供給され、比較
回路181−2の他方の入力端子には閾値T2が供給さ
れる。
れぞれには、入力端子5からのダイナミックレンジDR
が各閾値以上の場合に、「1」の出力を発生する。比較
回路181−1および181−2の比較出力がそれぞれ
に接続された加算器182−1または182−2のいず
れかの一方の入力端子に供給される。加算器182−1
または182−2の他方の入力端子には、レジスタ18
3−1および183−2を介して自らの加算出力が供給
されるように構成されている。
≦DR≦255)の度数の積算値が算出され、得られた
データがレジスタ183−1に保持される。また、加算
器182−2によって(T2≦DR≦255)の度数の
積算値が算出され、得られたデータがレジスタ183−
2に保持される。
れぞれに保持されている発生度数データのそれぞれが取
り出され、図22に示すように、加算器191に供給さ
れる。更に、加算器191には、予め情報量制御回路1
64に記憶されている度数データが供給される。加算器
191において、(T1≦DR≦255)の発生度数デ
ータと、(T2≦DR≦255)の発生度数データと、
予め記憶されている度数データが加算され、総量が算出
される。
(S3)とし、(T2≦DR≦255)の発生度数値を
(S4)とする。(T2≦DR≦255)の発生度数値
は、(S4+S3+S2)(qが4ビットであるコード
Qに対応する)となり、(T1≦DR≦255)の発生
度数値は、(S3+S2)(qが3ビットであるコード
Qに対応する)となる。(S2)(qが2ビットである
コードQに対応する)は、全てのADRCブロックに対
応して発生するので、予め、情報量制御回路164に記
憶しておくことができる。これらを加算器191によっ
て加算すると、(S3+2*S3+3*S2)の出力が
得られる。この出力は、割り当てビットを乗算して全加
算した場合と等しい総量である。
ジスタ192を介して比較回路193の一方の入力端子
に供給される。比較回路193の他方の入力端子12に
は、バッファ最大値が供給されており、総量がバッファ
最大値と比較される。比較回路193の比較出力を基
に、総量がバッファ最大値以下となるような閾値が決定
される。つまり、閾値テーブル165には、予め発生デ
ータの総量が単純増加もしくは単純減少するように複数
組の閾値が格納されており、総量が目標以内に収まるよ
うに閾値が選定される。
の比較出力を基に、MF選択閾値、Qビット選択閾値、
およびテーブルインデックスTIを選択して、出力す
る。
ームブロック(4×16画素から成るADRCブロッ
ク)を遅延回路161および情報量制御回路164の処
理時間に対応する時間だけ遅延させて、静止ブロック生
成回路167、遅延回路168および静動判定回路16
9に出力する。静止ブロック生成回路167は、2フレ
ームブロック(4×16画素から成るADRCブロッ
ク)から、偶数フレームと奇数フレームの画面上で同一
位置にある画素同士の画素値の平均をとり、その32個
の平均値を新たにADRCブロックとして置き代え、1
フレームブロック(4×8画素から成るADRCブロッ
ク)として選択回路170に供給する。
(4×16画素から成るADRCブロック)を静止ブロ
ック生成回路167の処理時間に対応する時間だけ遅延
させて、選択回路170に供給する。
ク(4×16画素から成るADRCブロック)並びに閾
値Th1およびTh2から成るMF選択閾値を基に、そのAD
RCブロックに付される動きフラグMFを生成して、選
択回路170および遅延回路172に供給する。
とき、すなわち、ADRCブロックが動画に対応すると
き、遅延回路168から供給された2フレームブロック
をADRCエンコーダ171に供給し、動きフラグMF
が0のとき、すなわち、ADRCブロックが静止画に対
応するとき、静止ブロック生成回路167から供給され
た1フレームブロックをADRCエンコーダ171に供
給する。
回路164から供給されたQビット選択閾値を基に、選
択回路170から供給された2フレームブロックまたは
1フレームブロックを符号化して、ダイナミックレンジ
DR、最小値MIN、q、およびコードQを出力する。
時間およびADRCエンコーダ171の処理時間に対応
させて、静動判定回路169から供給された動きフラグ
MFを遅延して、出力する。
時間、選択回路170の処理時間、およびADRCエン
コーダ171の処理時間に対応させて、情報量制御回路
164から供給されたテーブルインデックスTIを遅延
して、出力する。
は、ADRCブロック毎に、ダイナミックレンジDR、
画素値の最小値MIN、動きフラグMF、およびコード
Qを生成し、量子化テーブルのインデックスTIと共
に、セグメント間シャフル回路104に供給する。
4のシャフルの仕方を説明する図である。図23に示す
ように、シャフルの仕方にはシャフル0乃至2の3通り
存在し、シャフル0は、シャフルを行わないシャフルで
ある。シャフル1は、セグメント0(セグメント1)の
データをセグメント4(セグメント5)に、セグメント
2(セグメント3)のデータをセグメント0(セグメン
ト1)に、セグメント4(セグメント5)のデータをセ
グメント2(セグメント3)に、それぞれシャフル(入
れ替え)する。
グメント1)のデータをセグメント2(セグメント3)
に、セグメント2(セグメント3)のデータをセグメン
ト4(セグメント5)に、セグメント4(セグメント
5)のデータをセグメント0(セグメント1)に、それ
ぞれシャフルする。
およびセグメント5において行われるダイナミックレン
ジDRのシャフルについて説明する図である。1セグメ
ントは、5バッファから構成され、1バッファは88個
のADRCブロックを含むため、1セグメントには、4
40個のDRが含まれる。各セグメント内に存在するD
Rに番号1乃至440を順次付し、図24では、例え
ば、セグメント1の番号1のDRは、DR1−1という
ように記述してある。
シャフル0が用いられ(すなわち、入れ替えはされな
い)、番号2のDRに対しては、シャフル1が用いら
れ、番号3のDRに対しては、シャフル2が用いられ、
番号4のDRに対しては、シャフル0が用いられるとい
うように、シャフル0、シャフル1、シャフル2の順で
シャフルが行われる。
われる。また、画素値の最小値であるMINに対して
は、図25に示したように、シャフル1、シャフル2、
シャフル0の順で行われシャフルが行われる。さらに、
動きフラグであるMFに対しては、図26に示すよう
に、シャフル2、シャフル0、シャフル1の順で行われ
る。
のシャフルについて説明する。セグメント0に格納され
ているTIは、セグメント3にも格納され、セグメント
3に格納されているTIは、セグメント0にも格納され
る。すなわち、セグメント0とセグメント3は、自己の
TIと対となっている相手のTIとの両方を格納する。
同様に、セグメント1とセグメント4、セグメント3と
セグメント5は、それぞれ自己のTIと対となっている
相手のTIとの両方を格納する。
素値の最小値MIN、および動きフラグMFがシャフル
されることにより、通信エラーが発生して、いずれかの
データを含んだパケットが欠落しても、受信装置2は、
所定のADRCブロックを復号するとき、受信すること
ができた他のデータを基に、欠落したデータをリカバリ
することができる。また、コードQがシャフルされるこ
とにより、通信エラーが発生して、コードQを含んだパ
ケットが欠落しても、欠落したコードQに対応する画素
が分散され、受信装置2は、コードQの切り出しがしや
すくなり、また、所定のADRCブロックを復号すると
き、復号できた画素値を基に、欠落した画素値の創造が
容易になる。
ャフルすることにより、通信装置2は、データのリカバ
リ、および欠落画素の創造が容易になり、伝送路におい
てパケットが欠落しても、再生する画像の質を維持する
ことができる。
路104から出力されたデータは、パケット化回路17
に入力され、パケットにされる。図27に、パケットの
構成を示す。図27に示したパケット構成は、201バ
イトで構成され、その内、DRがA×8Mビット、MI
NがB×8Mビット、MFがC×8Mビット、TIがD
×(8M/D)ビット、およびコードQ(VL-Data)が
8×Nビットで構成されている。このサイズの単位のパ
ケットを複数用いてデータを格納する。
素値の最小値MIN、動きフラグMF、テーブルインデ
ックスTI、およびコードQが8の倍数となるように構
成することにより、上述したシャフリングを行うとき
に、各々のデータのビット数サイズによらず、統一のア
ーキテクチャで、かつ、バイト単位で扱うのに適する。
上述した説明、および後述する説明においては、図27
に示したパケット構成を用いた場合である。
ント間シャフル回路104の構成を図28に示す。ADRC
符号化回路103から出力されたデータは、セグメント
間シャフル回路104のデータ選択部211に入力され
る。データ選択部211は、FLデータの各要素毎に、3
個(ブロック)ずつパラレルに入力され、FLデータと交
互するタイミングでVLデータが入力される。データ選択
部211は、入力されたデータをシリアルデータに変換
し、所定のデータを入出力コントローラ213に出力す
る。入出力コントローラ213は、アドレス発生部21
4が発生したアドレスに基づいて、入力されたデータを
記憶部215に記憶させる。記憶部215に記憶された
データは、出力データカウンタ部216から供給される
データに従って、アドレス発生部214が発生したアド
レスに基づいて、読み出され、パケット化回路17(図
3)に出力される。
択部211に入力されたデータの種類の識別の為の情
報、記憶部215に記憶する際のアドレシングやシャフ
リングする方向などを示すカウンタ群から構成されてい
る。そのカウンタ群の一例を図29に示す。カウンタ群
にはアドレシング用とシャフリング用とがある。アドレ
シング用のFLデータ用のカウンタとしては、1バッファ
内におけるFLデータのブロック数をカウントする(パケ
ット内のFLデータのアドレスを決定する)カウンタ(fl
blk)、1セグメント内におけるflデータのパケットの
数をカウントする(セグメント内のパケット番号を決定
する)カウンタ(flpkt)、および1バンク内におけるf
lデータのトータルのパケット数をカウントする(バン
ク内のパケットのアドレスを決定する)カウンタ(fltt
lpkt)から構成されている。
としては、1バッファ内におけるVLデータのパケット数
をカウントする(バッファ内のパケット番号を決定す
る)カウンタ(vlpkt)、1バンク内のVLデータのトー
タルのパケット数をカウントする(バンク内のパケット
のアドレスを決定する)カウンタ(vlttlpkt)、1セグ
メント内のVLデータのバッファ数をカウントする(セグ
メント内のバッファ番号を決定する)カウンタ(vlbu
f)、および任意の順番のVLデータをパケット当たりのV
Lデータのバイト数Nで除算したときの余りをカウント
する(パケット内のVLデータの記憶部215(図28)
の記憶位置を決定する)カウンタ(vlmodN)から構成
されている。
として、1バンク内におけるFLデータのセグメント数を
カウントする(FLデータのセグメント番号を決定する)
カウンタ(flseg)、1セグメント内におけるFLデータ
のシャフリング方向を決定するカウンタ(flshf)、VL
データ用として、1バンク内におけるVLデータのセグメ
ント数をカウントする(バンク内のセグメント番号を決
定する)カウンタ(vlseg)、1セグメント内におけるV
Lデータのシャフリング方向を決定するカウンタ(vlsh
f)とから構成されている。
図30に示すような、アドレシング用のカウンタ群から
構成されている。FLデータのアドレシング用のカウンタ
として、1パケットサイズのデータセルにおけるTIデー
タをカウントする(TIデータをバイト単位にデータに集
成するための)カウンタ(ticnt)、1パケットサイズ
のデータセルにおけるMFデータ数をカウントする(MFデ
ータをバイト単位のデータに集成するための)カウンタ
(mfcnt)、1パケットサイズのデータセルにおけるDR
データとMINデータの数をカウントする(パケット内のD
RデータとMINデータの番号を決定する)カウンタ(dmcn
t)、ビットサイズのTIデータやMFデータをバイトサイ
ズのデータとして扱うために挿入されるブランクの数を
カウントするカウンタ(tmcnt)、1パケット内におけ
るパケット内のVLデータの番号を決定するカウンタ(vl
cntN)、および1バッファ内におけるパケット数をカ
ウントする(バッファ内のパケット番号を決定する)カ
ウンタ(pktcnt)から構成されている。
力されたデータは、上述した入力データカウンタ部21
2のカウンタ群に従って、アドレス発生部214が発生
したアドレスに基づいて、記憶部215に記憶される。
例えば、2フレーム単位の画像データのうちの最初のDR
データが入力された場合、そのDRデータのアドレス用の
カウンタ番号として、flblkによりブロック番号が0、f
lttlpktとflpktによりパケット番号が0と、それぞれ決
定され、アドレス発生部214に出力される。また、シ
ャフル用のカウンタ番号として、flsegによりセグメン
ト番号が0、flmodにより0と、それぞれ決定され、ア
ドレス発生部214に出力される。
ンタ番号のうち、flshfのカウンタ番号によりシャフル
0(図23)と決定し、セグメント番号(flsegのカウ
ンタ番号)を0と決定することにより、入力されたDRデ
ータのシャフリング先(いまの場合、シャフル0なの
で、シャフルされず、シャフリング先としてはセグメン
ト0)を決定する。
ち、I番目のVLデータが入力された場合、そのVLデータ
のアドレス用のカウンタ番号として、vlmodNによりパ
ケット内のVLデータの番号がI/Nの剰余−1(番号は
0から付されるため)、vlttlpktによりトータルのパケ
ット数を表す値がI/Nの商−1、vlpktによりパケッ
ト番号が(I/N)/(バッファ内のパケット数)−
1、およびvlbufによりバッファ番号が、それぞれ決定
され、アドレス発生部214に出力される。また、シャ
フル用のカウンタ番号として、vlsegによりセグメント
番号と、vlshfよりシャフリング方向が、それぞれ決定
され、アドレス発生部214に出力される。
ンタ番号のうち、vlshfのカウンタ番号よりシャフル方
向とセグメント番号を決定することにより、シャフリン
グ先のセグメント番号を決定する。このようにして決定
されたシャフリング先のデータとアドレス用のカウンタ
値に基づいて、アドレスが決定される。
発生するアドレスに従って、記憶部215に記憶された
データは、出力データカウンタ部216のカウンタ群に
従って、アドレス発生部214が発生するアドレスに基
づいて読み出される。その読み出しについて説明する。
読み出しのためのパルスが所定のタイミングでセグメン
ト間シャフル回路104に入力されると、TIデータとMF
データをバイト単位に集結する処理が行われる。その集
結処理が終了されると、パケット内のデータ出力順に従
って、いまの場合、図27に示したパケット内のデータ
の配列に従って、記憶部215から読み出され、パケッ
ト化回路17に出力される。
1パケット分)繰り返し行われ、順次、パケット化回路
17に出力される。パケット化回路17は、必要に応
じ、符号化回路15から入力されたデータを外部メモリ
18に一時的に記憶させ、必要に応じ読み出すことによ
り、パケットを構成する。
31のフローチャートを参照して説明する。ステップS
11において、間引き部13のA/D変換回路42は、
入力された60Hzのフィールド周波数を有するインタ
ーレース方式の画像信号を、所定のサンプリングレート
でサンプリングして、所定のデータレートのYデータ、
Uデータ、およびVデータとして出力する。ステップS
12において、間引きフィルタ43は、Yデータ、Uデ
ータ、およびVデータをそれぞれ、水平方向と垂直方向
に1/2に間引き、30Hzのフレーム周波数を有する
プログレッシブ方式のデータに変換する。
回路45は、Uデータ、およびVデータを、垂直方向に
1/2に間引く。ステップS14において、フォーマッ
ト変換回路14は、Yデータ、Uデータ、およびVデー
タを符号化回路15に供給できる形式に変換する。
は、フォーマット変換回路14から供給されたYデー
タ、Uデータ、およびVデータをシャフルして、符号化
し、更にシャフルして、パケット化回路17に出力す
る。ステップS16において、パケット化回路17は、
符号化回路15から供給されたデータを、パケット化
し、送信回路19に出力する。ステップS19におい
て、送信回路19は、パケット化回路17から供給され
たパケットを所定の方式で送信し、処理は終了する。
画像の信号を圧縮して、パケットとして出力する。
2は、受信装置2の構成を示すブロック図である。受信
回路301が受信したパケットは、パケット解体回路3
02に供給される。受信回路301は、受信したパケッ
トに欠落が生じたとき、欠落パケットのデータの各ビッ
ト単位で、欠落フラグをセットする。パケット解体回路
302は、供給されたパケットを一時的に外部メモリ3
03に記憶させ、外部メモリ303に一時的に記憶され
たパケットを解体して、パケットに含まれるデータを取
り出し、欠落フラグと共に復号回路304に供給する。
コードQに、8ビット単位で欠落フラグを付け、ダイナ
ミックレンジDR、画素値の最小値MIN、および動き
フラグMF毎に欠落フラグを付けるようにしても良い。
2から供給されたデータを一時的に外部メモリ305に
記憶させ、外部メモリ305に一時的に記憶されたAD
RC方式で符号化されているデータを復号し、フォーマ
ット変換回路306に供給する。復号回路304は、復
号に必要なダイナミックレンジDRまたは最小値MIN
などのデータが欠落している場合、欠落しているデータ
をリカバリして、復号し、復号に成功したとき、対応す
る欠落フラグをリセットする。
304から供給されたデータを一時的に外部メモリ30
7に記憶させ、外部メモリ307に一時的に記憶された
データに対し、フォーマット変換回路14の処理とは逆
の処理を実行して、欠落画素創造回路308に供給す
る。
変換回路306から供給されたデータを基に、クラス分
類適応処理により、伝送中に欠落した画素のデータを、
欠落した画素の周辺の画素の画素値から作り出し、その
データをフォーマット変換回路310に供給する。イニ
シャライズ回路309は、受信装置2の起動時などにお
いて、欠落画素創造回路308に、係数セットなどを供
給する。
創造回路308から供給されたデータを一時的に外部メ
モリ311に記憶させ、外部メモリ311に一時的に記
憶されたデータを4倍密解像度創造回路312が処理で
きる、30Hzのフレーム周波数を有する、プログレッ
シブ方式の3:0.5:0.5の画像データに変換し、
変換したデータを4倍密解像度創造回路312に供給す
る。
ット変換回路310から供給された画像データを基に、
供給された画像の4倍の密度の画像データを創造し、補
間部314に供給する。イニシャライズ回路313は、
4倍密解像度創造回路312に、係数セットなどを供給
する。
31、外部メモリ332、UV垂直2倍回路333、外
部メモリ334、D/A変換回路335、および後置フ
ィルタ336で構成されている。
像度創造回路312から供給されたデータを入力し、一
時的に外部メモリ332に記憶させ、外部メモリ332
に一時的に記憶されたデータをUV垂直2倍回路333
が処理できる、30Hzのフレーム周波数を有する、プ
ログレッシブ方式の3:0.5:0.5の画像データに
変換し、変換されたデータをUV垂直2倍回路333に
出力する。
変換回路331から供給されたデータを一時的に外部メ
モリ334に記憶させ、外部メモリ334に一時的に記
憶されたデータのUデータおよびVデータを、それぞれ
垂直方向に2倍に補間し、Yデータ、Uデータ、および
VデータをD/A変換回路335に供給する。
路333から供給されたYデータ、Uデータ、およびV
データを、アナログのY信号、U信号、およびV信号に
変換し、後置フィルタ336に出力する。後置フィルタ
336は、D/A変換回路335から出力されたアナロ
グのY信号、U信号、およびV信号のうち、有効な成分
のみを通過させるフィルタ(いわゆる、sinX/Xフ
ィルタ)である。後置フィルタ336を通過したY信
号、U信号、およびV信号は、NTSCエンコーダ31
5に供給され、あるいは、そのまま受信装置2の出力と
して出力される。
Y信号、U信号、およびV信号を基に、コンポーネント
信号(Y/C信号)およびコンポジットビデオ信号を生
成し、出力する。
となる基準信号を生成し、コントロール回路317に供
給する。コントロール回路317は、パケット解体回路
302、復号回路304、フォーマット変換回路30
6、欠落画素創造回路308、フォーマット変換回路3
10、4倍密解像度創造回路312、補間部314、お
よびNTSCエンコーダ315に、生成したコントロー
ル信号を供給し、受信装置2全体の動作を制御する。
信号が出力される場合の受信装置2で受信された画像の
データが伸張される過程を説明する。復号回路304で
復号された画像のデータは、フォーマット変換回路30
6で、30Hzのフレーム周波数を有する、プログレッ
シブ方式の1フレーム当たり水平方向に264画素およ
び垂直方向に240画素を有するYデータ、並びに88
画素×120画素×2のUデータおよびVデータに変換
される。
た1フレームを構成するYデータ、Uデータ、およびV
データは、欠落画素創造回路308で欠落画素が創造さ
れた後、4倍密解像度創造回路312により、60Hz
のフィールド周波数を有する、インターレース方式の第
1フィールドおよび第2フィールドに変換される。この
とき、Yデータは、1つのフィールド当たり、水平方向
に528画素および垂直方向に240画素を含むデータ
となる。UデータおよびVデータは、それぞれ1つのフ
ィールド当たり、水平方向に176画素および垂直方向
に120画素を含むデータとなる。
たYデータ、Uデータ、およびVデータは、フォーマッ
ト変換回路331により、Yデータが、1つのフレーム
当たり、水平方向に528画素および垂直方向に480
画素を含むデータに変換され、UデータおよびVデータ
は、それぞれ1つのフレーム当たり、水平方向に176
画素および垂直方向に240画素を含むデータに変換さ
れる。
直2倍回路333により、1つのフレーム当たり、水平
方向に176画素および垂直方向に480画素を含むデ
ータに変換される。D/A変換回路335は、デジタル
アナログ変換を行い、YデータをアナログY信号に変換
し、UデータおよびVデータをアナログU信号およびア
ナログV信号にそれぞれ変換する。
3に対応する処理を行うことで、実用的な値にまで低減
されたビットレートで伝送されてきたデータから、充分
な画質を有する元の画像を再現することができる。
像のデータを伸張して、インターレース方式のY信号、
U信号、およびV信号として出力する。受信装置2が出
力する画像の信号の情報は、163Mbpsに相当し、送信装
置1に入力された画像の信号の情報と比較すると、98
%の情報量に相当する。
図34は、復号回路304の構成を示すブロック図であ
る。コントロール回路317から供給されたコントロー
ル信号は、タイミング信号生成回路351に入力され
る。タイミング信号生成回路351は、コントロール信
号を基に、タイミング信号を生成し、セグメント間デシ
ャフル回路352、qビットMFリカバリ回路353、
DRMINリカバリ回路354、ADRC復号回路35
5、ブロックデシャフル回路356、およびリカバリエ
ラー判定回路357に供給する。
ータは、セグメント間デシャフル回路352に入力され
る。セグメント間デシャフル回路352は、図10に示
す送信装置1のセグメント間シャフル回路104と逆の
動作を行い、シャフルされたデータを元の並びに戻す。
デシャフルされたデータに欠落がないとき、セグメント
間デシャフル回路352は、デシャフルされたデータを
ADRC復号回路355に供給する。デシャフルされた
データに欠落があるとき、セグメント間デシャフル回路
352は、デシャフルされたデータをqビットMFリカ
バリ回路353、およびDRMINリカバリ回路354
に供給する。また、セグメント間に跨る複数のブロック
のデータにエラーがあるとき、セグメント間デシャフル
回路352は、連続エラー信号をブロックデシャフル回
路356に出力する。
する画素の相関が圧縮されたコードQに残っていること
を利用し、連続する3つのADRCブロックの画素の画
素値の相関を基に、その相関が最大となる、qおよび動
きフラグMFの値の組み合わせを求め、qおよび動きフ
ラグMFの正しい値として、DRMINリカバリ回路3
54に出力する。qビットMFリカバリ回路353は、
動きフラグMFが正しいか否かを判定するためのemi
n1およびemin2(隣接画素差分の最小値と2番目
に小さい値)をリカバリエラー判定回路357に送信す
る。
3の構成を示すブロック図である。セグメントデシャフ
ル回路352から供給されたデシャフルされたデータ
は、qビットMF取り出し回路371に供給される。
されたデータから、qおよび動きフラグMFを取り出
し、3ブロック評価値算出回路372−1乃至372−
6のそれぞれに供給する。エラーでqおよび動きフラグ
MFが失われた場合、qビットMF取り出し回路371
は、qおよび動きフラグMFとして可能性のある組み合
わせを、3ブロック評価値算出回路372−1乃至37
2−6のそれぞれに供給する。
0”が設定された動きフラグMFは、3ブロック評価値
算出回路372−1に供給され、”3”が設定されたq
および”0”が設定された動きフラグMFは、3ブロッ
ク評価値算出回路372−2に供給され、”4”が設定
されたqおよび”0”が設定された動きフラグMFは、
3ブロック評価値算出回路372−3に供給される。ま
た、例えば、”2”が設定されたqおよび”1”が設定
された動きフラグMFは、3ブロック評価値算出回路3
72−4に供給され、”3”が設定されたqおよび”
1”が設定された動きフラグMFは、3ブロック評価値
算出回路372−5に供給され、”4”が設定されたq
および”1”が設定された動きフラグMFは、3ブロッ
ク評価値算出回路372−6に供給される。
372−6は、qおよび動きフラグMFを基に、切り出
されたコードQより復号される画素値から、互いに隣接
する画素の画素値の差分を基にした評価値(LE:Linear
Error)を算出し、qおよび動きフラグMFと共に評価
値をセレクタ373に供給する。以下、3ブロック評価
値算出回路372−1乃至372−6を、個々に区別す
る必要がないときは、単に3ブロック評価値算出回路3
72と称する。
は、小さいほど画素の相関が高い。
まれる欠落していないコードQを示す。Q’i,jは、Q
i,jが含まれるADRCブロックを構成する画素を含む
図13および図14に示す64画素のブロックの画素で
構成される他のADRCブロックに含まれるコードQを
示す。例えば、Qi,jが図16の番号”0”の偶数セグ
メントのADRCブロックに含まれるとき、Q’
i,jは、番号”3”の奇数セグメントのADRCブロッ
クに含まれる。Qi,jが図16の番号”4”の偶数セグ
メントのADRCブロックに含まれるとき、Q’
i,jは、番号”1”の奇数セグメントのADRCブロッ
クに含まれる。qi,jは、Qi,jを切り出すqを示す。
q’i,jは、Q’i,jを切り出すqを示す。Njは、ADR
Cブロック内欠落していないコードQの数を示す。j
は、評価値が算出される3つのADRCブロックを識別
する番号である。
の間のダイナミックレンジ、qの違いを吸収し、より正
確な評価値を算出するために用いられ、式(2)、式
(3)、および式(4)で算出される。 オフセットj=(Xj×24-qj-Yj×24-q'j)/128 (2)
回路372−1乃至372−6のそれぞれから供給され
た評価値から、最小値を有する評価値、および最小値の
次に大きい値を有する評価値を選択し、それぞれemi
n1およびemin2として、リカバリエラー判定回路
357に供給する。
回路372−1乃至372−6のうち、最小値を有する
評価値を出力したものが出力するqおよび動きフラグM
Fを選択して、qビットMFリカバリ回路353の出力
として、DRMINリカバリ回路354に供給する。
トMFリカバリ回路353から供給されたqの正しい値
および動きフラグMFの正しい値とセグメント間デシャ
フル回路352からの図12で示した対応するADRC
ブロックとを基に、ADRCブロック毎のダイナミック
レンジDRの正しい値およびADRCブロック毎の画素
値の最小値MINを求め、ADRC復号回路355に出
力する。
リカバリ回路354のダイナミックレンジDRまたは画
素値の最小値MINのリカバリの処理を説明する。画素
値Lは、ADRCの方式により、コードQから式(5)
の処理により復号される。 L=DR/(2Q)*q+MIN (5)
係は、傾きをDR/(2Q)とし、接片を画素値の最小
値MINとする直線で表される。
り、式(5)のDR/(2Q)および画素値の最小値M
INを統計的に求める。図37に示す、(q,L)の回
帰直線を、式(5)の直線に等しいとする。
式(6)で算出される。 a=(B-nb)/A (6)
(7)で算出される。 b=(B-Aa)/n (7)
り、Aは、Σxであり、Bは、Σyである。
出される。 DR=(ΣL'-N*MIN)/(Σq)*2Q =(((DR'/2Q')*Y)+N*MIN'-N*MIN)/X*2Q =(N*(MIN'-MIN)*2Q'+DR'*Y)*2Q/(X*2Q') (8) 図38(A)に示すように、ダイナミックレンジDRま
たは画素値の最小値MINをリカバリしようとするブロ
ックが隣接する欠落のないのブロックの数を、niとし
たとき、Nは、Σniである。図38において、斜線が
示された四角は、ダイナミックレンジDRまたは画素値
の最小値MINをリカバリしようとするブロックを示
す。図38において、斜線のない四角は、欠落のないの
ブロックを示す。ダイナミックレンジDRまたは画素値
の最小値MINをリカバリしようとするブロックのqが
欠落している時、図38(B)に示す様に、niは0で
ある。
が隣接する、欠落のないのブロックのダイナミックレン
ジを示す。MIN’は、リカバリしようとするブロック
が隣接する、欠落のないのブロックの画素値の最小値を
示す。Q’は、リカバリしようとするブロックが隣接す
る、欠落のないのブロックのコードQを示す。
出される。 MIN=(ΣL'-Σq*(DR/2Q)) =((DR'/2Q')*Y+N*MIN'-(DR/2Q)*X)/N =(N*MIN'*2Q'+Q+DR'*Y*2Q-DR*X*2Q')/(N*2Q'+Q) (11)
れたデータに欠落がないとき、セグメント間デシャフル
回路352から供給されたデータを基に、コードQを復
号し、復号の結果得られたYデータ、Uデータ、および
Vデータをブロックデシャフル回路356に供給する。
フラグMFに欠落があり、かつqビットMFリカバリ回
路353がqの正しい値および動きフラグMFの正しい
値を求めることができたとき、DRMINリカバリ回路
354を介して供給されたqの正しい値、動きフラグM
Fの正しい値、ダイナミックレンジDR、およびブロッ
ク毎の画素値の最小値MINを基に、DRMINリカバ
リ回路354から供給されたコードQを復号し、復号の
結果得られたYデータ、Uデータ、およびVデータを、
Yデータ、Uデータ、およびVデータに対応する、”
0”を設定したエラーフラグと共に、ブロックデシャフ
ル回路356に供給する。
フラグMFに欠落があり、かつqビットMFリカバリ回
路353がqの正しい値および動きフラグMFの正しい
値を求めることができないとき、コードQに対応するY
データ、Uデータ、およびVデータのエラーフラグに”
1”を設定して、ブロックデシャフル回路356に供給
する。
レンジDR、または画素値の最小値MINに欠落があ
り、かつDRMINリカバリ回路354がダイナミック
レンジDRの正しい値および画素値の最小値MINの正
しい値を求めることができたとき、DRMINリカバリ
回路354を介して供給されたq、動きフラグMF、ダ
イナミックレンジDRの正しい値、および画素値の最小
値MINの正しい値を基に、DRMINリカバリ回路3
54から供給されたコードQを復号し、復号の結果得ら
れたYデータ、Uデータ、およびVデータを、Yデー
タ、Uデータ、およびVデータに対応する、”0”を設
定したエラーフラグと共に、ブロックデシャフル回路3
56に供給する。
レンジDR、または画素値の最小値MINに欠落があ
り、かつかつDRMINリカバリ回路354がダイナミ
ックレンジDRの正しい値および画素値の最小値MIN
の正しい値を求めることができないとき、コードQに対
応するYデータ、Uデータ、およびVデータのエラーフ
ラグに”1”を設定して、ブロックデシャフル回路35
6に供給する。
トMFリカバリ回路353から供給されたemin1お
よびemin2を基に、リカバリエラー判定フラグFd
をブロックデシャフル回路356に出力し、外部メモリ
305が記憶している前のフレームの対応する画素のY
データ、Uデータ、およびVデータの更新を停止させ
る。
C復号回路355から”0”を設定したエラーフラグと
共に、Yデータ、Uデータ、およびVデータが供給され
たとき、エラーフラグ、並びにYデータ、Uデータ、お
よびVデータを記憶する。ブロックデシャフル回路35
6は、ADRC復号回路355から”1”を設定したエ
ラーフラグと共に、Yデータ、Uデータ、およびVデー
タが供給されたとき、エラーフラグを記憶し、Yデー
タ、Uデータ、およびVデータを記憶しない。また、ブ
ロックデシャフル回路356は、リカバリエラー判定回
路357またはセグメント間デシャフル回路352から
連続エラー信号が供給された場合も、外部メモリ305
が記憶している前のフレームの対応する画素のYデー
タ、Uデータ、およびVデータの更新を停止させる。
タ、Uデータ、およびVデータを、図10に示す送信装
置1のブロックシャフル回路102と逆の動作で、元の
並びに戻し、元の並びに変換されたYデータ、Uデー
タ、およびVデータを出力する。
必要なデータであるq、動きフラグMF、ダイナミック
レンジDR、または画素値の最小値MINが失われて
も、qビットMFリカバリ回路353およびDRMIN
リカバリ回路354が失われたデータをリカバリするの
で、復号を実行することができる。
リ305に記憶されている画素値を上書きしないで、4
フレーム前の画素値を出力するので、動きが無いとき、
違和感のない画素値を出力できる。
を図39および図40のタイミングチャートを参照して
説明する。図39は、セグメント間デシャフル回路35
2から出力されるデータに欠落がない場合の、復号回路
304の処理のタイミングの例を示す。セグメント間デ
シャフル回路352は、デシャフルの処理を行い、所定
の時間経過後(図39の例では、入力開始から362ク
ロック後)、ADRC復号回路355にデシャフルされ
たデータを出力する。ADRC復号回路355は、セグ
メント間デシャフル回路352から供給されたデータを
復号して出力する。
52から出力されるデータに欠落がある場合の、復号回
路304の処理のタイミングの例を示す。セグメント間
デシャフル回路352は、デシャフルの処理を行い、デ
ータに欠落がない場合に、ADRC復号回路355にデ
ータを供給するタイミングより早く(図40の例では、
入力開始から123クロック後)、qビットMFリカバ
リ回路353にデシャフルされたデータを出力する。q
ビットMFリカバリ回路353は、所定のタイミング
で、qおよび動きフラグMFを、DRMINリカバリ回
路354に供給する。
に欠落がない場合にセグメント間デシャフル回路352
がADRC復号回路355にデータを供給するタイミン
グと同じタイミングで、ダイナミックレンジおよび画素
の最小値を、ADRC復号回路355に供給する。
グMF、ダイナミックレンジDR、および画素の最小値
MINをリカバリしても、セグメント間デシャフル回路
352から出力されるデータに欠落がない場合と同じタ
イミングで、データを復号し、出力することができる。
必要な所定のデータが失われても、qビットMFリカバ
リ回路353およびDRMINリカバリ回路354が失
われたデータをリカバリするので、復号を実行すること
ができる。なお、復号回路304にエラー処理を行わな
いモード(ユーザセレクタブルなモード)を選択する信
号が入力されているとき、qビットMFリカバリ回路3
53およびDRMINリカバリ回路354は、リカバリ
を実行しない。
デシャフル回路356のデータの出力のタイミングにつ
いて説明する。
リを2個設けて、図41(A)に示すように、一方のメ
モリにデータを書き込んでいるとき、他のメモリからデ
ータを読み出して出力し、2フレームの画像について処
理が終了したとき、図41(B)に示すように、他方の
メモリにデータを書き込んで、一方のメモリからデータ
を読み出して、出力していた。
ぞれ2フレームの画像を記憶するバンクを2つ設けて
(図中のバンク1およびバンク2)、ブロックデシャフ
ル回路356は、図42(A)に示すように、3個のA
DRCに対応する画像データがADRC復号回路355
から供給されたとき、バンク1に書き込み、図42
(B)に示すように、ADRC復号回路355から画像
データが供給されていないとき(例えば、図40に示
す、入力開始から364クロックまでの間)、アドレス
を指定することにより、バンク2からブロックデシャフ
ルされたデータを読み出す。次の2フレームにおいて
は、ブロックデシャフル回路356は、3個のADRC
に対応する画像データがADRC復号回路355から供
給されたとき、バンク2に書き込み、ADRC復号回路
355から画像データが供給されていないとき、バンク
1からブロックデシャフルされたデータを読み出す。
ル回路356に対し、1個の外部メモリ305で、画像
データをブロックデシャフルして、出力することができ
る。
の構成を示すブロック図である。qビットMFリカバリ
回路353から供給される最小値を有する評価値emi
n1、および2番目に小さい値を有する評価値emin
2は、差分算出回路431に供給される。差分算出回路
431は、入力されたemin1とemin2との差を
算出し、遅延回路432に出力する。遅延回路432
は、差分算出回路431から供給されたデータを所定の
時間遅延し、加算器435および遅延回路433に出力
する。
給されたデータを所定の時間遅延し、加算器435およ
び遅延回路434に出力する。
給されたデータを所定の時間遅延し、加算器435およ
び判定回路437に出力する。
供給されたデータ、遅延回路433からから供給された
データ、および遅延回路434からから供給されたデー
タを加算して、判定回路436に供給する。
されたデータが予め定めた閾値Te1以下であるか否か
を判定し、加算器435から供給されたデータが閾値T
e1以下であると判定された場合、”1”をAND回路
438に出力し、加算器435から供給されたデータが
閾値Te1を越えると判定された場合、”0”をAND
回路438に出力する。
給されたデータが予め定めた閾値Te2以下であるか否
かを判定し、遅延回路434から供給されたデータが閾
値Te2以下であると判定された場合、”1”をAND
回路438に出力し、遅延回路434から供給されたデ
ータが閾値Te2を越えると判定された場合、”0”を
AND回路438に出力する。
供給されたデータが”1”、かつ、判定回路437から
供給されたデータが”1”のとき、”1”をホールド回
路439に出力する。AND回路438は、判定回路4
36から供給されたデータが”0”、または、判定回路
437から供給されたデータが”0”のとき、”0”を
ホールド回路439に出力する。
をリセット信号が入力されるまで保持し、遅延回路44
0に出力する。遅延回路440は、ホールド回路439
から出力されたデータを所定の時間遅延し、ホールド回
路439に供給するとともに、リカバリ判定フラグFd
としてブロックデシャフル回路356に出力する。
7は、3個のADRCブロックに対する、評価値emi
n1と評価値emin2の差の積算値が閾値Te1以下
であり、かつ、そのADRCブロックに対する評価値e
min1と評価値emin2の差が閾値Te2以下であ
るとき、すなわち、評価値emin1と評価値emin
2の差が少なく、リカバリされたqまたは動きフラグM
Fが正しくない可能性が高いとき、リカバリ判定フラグ
Fdに1をセットする。
たデータが一時的にブロックデシャフル回路356に記
憶され、読み出される処理を説明する。セグメント間デ
シャフル回路352は、パケット解体回路302から供
給されたデータに欠落があるとき、欠落するデータに対
応するエラーフラグに”1”を設定し、データに欠落が
ないとき、データに対応するエラーフラグに”0”を設
定し、ADRCブロック単位のコードQおよびエラーフ
ラグをADRC復号回路355に出力する。ADRC復
号回路355は、コードQを復号し、Yデータ、Uデー
タ、およびVデータ、並びにエラーフラグをブロックデ
シャフル回路356に出力する。
るエラーフラグが”0”の場合、Yデータ、Uデータ、
およびVデータ、並びにエラーフラグを外部メモリ30
5に記憶し、対応するエラーフラグが”1”である場
合、エラーフラグを外部メモリ305に記憶し、Yデー
タ、Uデータ、およびVデータを外部メモリ305に記
憶しない。
し、1つのバンクに2つのフレームのYデータ、Uデー
タ、およびVデータ、並びにエラーフラグを記憶する。
外部メモリ305のバンクは、2つのフレーム毎に切り
替えられる。従って、対応するエラーフラグが”1”で
ある場合、外部メモリ305は、4フレーム前のYデー
タ、Uデータ、およびVデータを記憶している。
が、”1”が設定されたリカバリ判定フラグFdを出力
した場合の、ブロックデシャフル回路356の処理を説
明する図である。qビットMFリカバリ回路353から
供給される最小値を有する評価値emin1、および2
番目に小さい値を有する評価値emin2の差が所定の
値以下であり、かつ、そのADRCブロックを含めた連
続する3つのADRCブロックのemin1、およびe
min2の差の和が所定の値以下であるとき、qビット
MFリカバリ回路353は、qのリカバリに失敗したと
判定し、このため、データの切り出しも失敗したと判定
する。このとき、リカバリエラー判定回路357は、”
1”が設定されたリカバリ判定フラグFdを出力する。
が設定されたリカバリ判定フラグFdを出力したとき、
ブロックデシャフル回路356は、それ以降のバッファ
(88個のADRCブロック)からのデータの切り出し
に失敗したとみなし、それ以降に供給されるエラーフラ
グに”1”を設定し、そのエラーフラグを外部メモリ3
05に記憶する。ユーザセレクタブルなエスケープモー
ドの場合には、データは外部メモリ305に記憶され
る。
53が、連続エラー信号を出力した場合の、ブロックデ
シャフル回路356の処理を説明する図である。セグメ
ント間デシャフル回路353は、対応する偶数ADRC
ブロックおよび奇数ADRCブロックの両方の欠落を検
出したとき、連続エラー信号を出力する。qビットMF
リカバリ回路353のqおよび動きフラグMFのリカバ
リの処理は、隣接する画素の画素値の相関を利用してい
るので、対応する偶数ADRCブロックおよび奇数AD
RCブロックの両方が欠落しているとき、qビットMF
リカバリ回路353は、リカバリの処理を実行すること
ができない。連続エラー信号が供給されたとき、ブロッ
クデシャフル回路356は、それ以降のバッファ(88
個のADRCブロック)からのデータの切り出しに失敗
したとみなし、それ以降に供給されるエラーフラグに”
1”を設定し、そのエラーフラグを外部メモリ305に
記憶し、それ以降に供給される復号されたデータを外部
メモリ305に記憶しない。
ードの場合のブロックデシャフル回路356の処理を説
明する図である。グレイモードの場合、ブロックデシャ
フル回路356は、対応するエラーフラグが”1”であ
るデータに、グレイ(Y,U,V全てを128にするのではな
く、対応するデータのみ128にする)を設定して出力す
る。
ル回路356のユーザセレクタブルなリカバリオフ入力
(ユーザが図示せぬ所定のスイッチを操作したときに入
力される信号)に対応した処理を説明する図である。”
1”が設定されたリカバリオフ入力が供給された場合、
ブロックデシャフル回路356は、外部メモリ305
に、図47に示すように、qビットMFリカバリ回路3
53を経由しないで、ADRC復号回路355でYデー
タ、Uデータ、およびVデータが復号されたとき、復号
されたYデータ、Uデータ、およびVデータを記憶させ
る。図48に示すように、qビットMFリカバリ回路3
53でqおよび動きフラグがリカバリされたとき、ブロ
ックデシャフル回路356は、外部メモリ305に、復
号されたYデータ、Uデータ、およびVデータをメモリ
に記憶させず、対応するすべてのエラーフラグを”1”
に設定する。リカバリオフ入力を変化させることで、q
ビットMFリカバリ回路353等のリカバリの効果が簡
単に確認できる。
のエスケープ信号(ユーザが図示せぬ所定のスイッチを
操作したときに入力される信号)に対応した処理を説明
する図である。所定のエスケープ信号が供給された場
合、ブロックデシャフル回路356は、図49に示すよ
うに、リカバリ判定フラグFdが”1”に設定されて
も、それ以降に供給されるエラーフラグに強制的に”
1”を設定しないでエラーフラグをメモリに記憶し、そ
れ以降に供給される復号されたYデータ、Uデータ、お
よびVデータをメモリに記憶する。エスケープ信号を変
化させることで、ブロックデシャフル回路356のコン
シールの処理の効果が簡単に確認できる。
ル回路356の復号したデータを出力する処理を説明す
るフローチャートである。ステップS31において、セ
グメント間デシャフル回路352は、受信回路301が
生成したエラーフラグを受信し、ADRC復号回路35
5に供給する。ADRC復号回路355は、セグメント
間デシャフル回路352から供給されたエラーフラグを
ブロックデシャフル回路356に出力し、ブロックデシ
ャフル回路356は、そのエラーフラグを受信する。
フル回路356は、ADRC復号回路355から供給さ
れた、バッファ(所定の88個のADRCブロック)に
対応する、最初のエラーフラグを選択する。ステップS
33において、ブロックデシャフル回路356は、セグ
メント間デシャフル回路352から供給されている連続
エラー信号が”0”であるか否かを判定し、連続エラー
信号が”0”であると判定された場合、ステップS34
に進み、リカバリエラー判定回路357から供給されて
いるリカバリ判定フラグFdが”0”であるか否かを判
定する。ステップS34において、リカバリ判定フラグ
Fdが”0”であると判定された場合、ステップS35
に進み、ブロックデシャフル回路356は、外部メモリ
305にエラーフラグを記憶させる。
が”1”であると判定された場合、およびステップS3
4において、リカバリ判定フラグFdが”1”であると
判定された場合、データの切り出しに失敗したので、ス
テップS47に進み、ブロックデシャフル回路356
は、エスケープ信号がオフであるか否かを判定し、エス
ケープ信号がオフであると判定された場合、ステップS
48に進み、ステップS32で選択されたエラーフラグ
に”1”を設定し、ステップS35に進み、ブロックデ
シャフル回路356は、外部メモリ305にエラーフラ
グを記憶させる。
がオンであると判定された場合、エラーフラグの設定を
行わないので、手続きは、ステップS48をスキップ
し、ステップS35に進み、ブロックデシャフル回路3
56は、外部メモリ305にエラーフラグを記憶させ
る。
フル回路356は、バッファに対応する、すべてのエラ
ーフラグを処理したか否かを判定し、すべてのエラーフ
ラグを処理したと判定された場合、ステップS37に進
み、ブロックデシャフル回路356は、ADRC復号回
路355から復号されたYデータ、Uデータ、およびV
データを受信する。
のエラーフラグをまだ処理していないと判定された場
合、ステップS49に進み、ブロックデシャフル回路3
56は、次のエラーフラグを選択し、ステップS33に
戻り、エラーフラグの設定の処理を繰り返す。
フル回路356は、ADRC復号回路355から供給さ
れた、バッファの最初の復号されたデータを選択する。
フル回路356は、セグメント間デシャフル回路352
から供給されている連続エラー信号が”0”であるか否
かを判定し、連続エラー信号が”0”であると判定され
た場合、ステップS40に進み、選択されている復号さ
れたデータに対応するエラーフラグが”0”であるか否
かを判定する。選択されている復号されたデータに対応
するエラーフラグが”0”であると判定された場合、ス
テップS41に進み、ブロックデシャフル回路356
は、選択されている復号されたYデータ、Uデータ、お
よびVデータを外部メモリ305に記憶させる。手続き
は、ステップS42に進む。
が”1”であると判定された場合、および、ステップS
40において、選択されている復号されたデータに対応
するエラーフラグが”1”であると判定された場合、デ
ータは欠落しているので、ステップS41をスキップし
て、ステップS42に進む。
フル回路356は、バッファの全ての復号されたデータ
を処理したか否かを判定し、バッファの全ての復号され
たデータを処理したと判定された場合、ステップS43
に進む。
個のADRCブロック)の全ての復号されたデータをま
だ処理していないと判定された場合、ステップS50に
進み、ブロックデシャフル回路356は、次のデータを
選択し、ステップS39に戻り、復号したデータを記憶
する処理を繰り返す。
フル回路356は、外部メモリ305に記憶されている
最初のデータを選択する。ステップS44において、ブ
ロックデシャフル回路356は、エラーフラグが”1”
で、かつ、グレイモードであるか否かを判定し、エラー
フラグが”0”、または、グレイモードでないと判定さ
れた場合、ステップS45に進み、選択されているデー
タをフォーマット変換回路306に出力する。
が”1”で、かつ、グレイモードであると判定された場
合、ステップS51に進み、ブロックデシャフル回路3
56は、グレーデータをフォーマット変換回路306に
出力し、ステップS46に進む。
フル回路356は、外部メモリ305のバンクに記憶さ
れている全てのデータを処理したか否かを判定し、外部
メモリ305に記憶されている全てのデータを処理した
と判定された場合、処理は終了する。
5に記憶されている全てのデータを処理していないと判
定された場合、ステップS52に進み、ブロックデシャ
フル回路356は、外部メモリ305のバンクに記憶さ
れている次のデータを選択し、ステップS44に戻り、
データを出力する処理を繰り返す。
6は、コードQが欠落していても、もっとも違和感の少
ないデータを出力することができる。
バリオフスイッチが”0”である場合のブロックデシャ
フル回路356のデータを出力する処理を図52のフロ
ーチャートを参照して説明する。ステップS71におい
て、セグメント間デシャフル回路352は、受信回路3
01が生成したエラーフラグを受信し、ADRC復号回
路355に供給する。ADRC復号回路355は、セグ
メント間デシャフル回路352から供給されたエラーフ
ラグをブロックデシャフル回路356に出力し、ブロッ
クデシャフル回路356は、そのエラーフラグを受信す
る。
フル回路356は、qおよび動きフラグ等がqビットM
Fリカバリ回路353等において、リカバリされたか否
かを判定し、qおよび動きフラグMF等がリカバリされ
ていないと判定された場合、ステップS73に進み、外
部メモリ305にエラーフラグを記憶させる。
ラグ等がリカバリされていると判定された場合、ステッ
プS78に進み、ブロックデシャフル回路356は、受
信したエラーフラグを全て”1”に設定し、ステップS
73に進む。
フル回路356は、ADRC復号回路355から復号さ
れたYデータ、Uデータ、およびVデータを受信する。
フル回路356は、qおよび動きフラグ等がqビットM
Fリカバリ回路353等において、リカバリされたか否
かを判定し、qおよび動きフラグMF等がリカバリされ
ていないと判定された場合、ステップS76に進み、ス
テップS74で受信したYデータ、Uデータ、およびV
データを記憶する。
MF等がリカバリされていると判定された場合、ステッ
プS76をスキップし、Yデータ、Uデータ、およびV
データを記憶させないで、ステップS77に進む。
フル回路356は、外部メモリ305に記憶させたYデ
ータ、Uデータ、およびVデータおよびエラーフラグを
フォーマット変換回路306に出力し、処理を終了す
る。
ある場合、ブロックデシャフル回路356は、リカバリ
されたデータを出力しない。
必要な所定のデータが失われても、qビットMFリカバ
リ回路353およびDRMINリカバリ回路354が失
われたデータをリカバリするので、復号を実行すること
ができる。また、復号回路304は、復号ができなくて
も、もっとも違和感の少ないデータを出力することがで
きる。また、リカバリオフ入力を”1”にすることで、
リカバリの効果を簡単に確認することができる。
明する。欠落画素創造回路308は、プログレッシブ方
式の画像を再生するとき、クラス分類適応処理により、
図53(A)に示すように、創造の対象となる画素の同
一のフレーム(フレームt)にある周辺の画素の画素
値、並びにこれらの画素と水平方向および垂直方向に同
一の位置の1つ前のフレーム(フレームt−1)にある
画素の画素値を基に、欠落した画素の画素値などを創造
する。また、欠落画素創造回路308は、クラス分類適
応処理により、図53(B)に示すように、創造の対象
となる画素の同一のフィールド(フィールドt)にある
周辺の画素の画素値、これらの画素と水平方向および垂
直方向に同一の位置の1つ前のフィールド(フィールド
t−1)、並びに創造の対象となる画素の周辺の画素と
水平方向および垂直方向に同一の位置の2つ前のフィー
ルド(フィールドt−2)にある画素の画素値を基に、
欠落した画素の画素値などを創造する。
を示すブロック図である。欠落画素創造回路308に入
力されたデータである画素値および画素の欠落を示すエ
ラーフラグは、前処理回路501およびタップ構築回路
502−1に供給される。
よび画素の欠落を示すエラーフラグを基に、欠落してい
る画素の値を線形補間フィルタで生成し、欠落している
画素にその値を設定し、タップ構築回路502−2乃至
502−5に供給する。なお、画素値は、タップデータ
とも称する。
チャートを参照して説明する。ステップS131におい
て、前処理回路501は、エラーフラグを基に、対象と
なる画素が欠落しているか否かを判定し、対象となる画
素が欠落していないと判定された場合、ステップS13
2に進み、対象となる画素の画素値を、対象となる画素
に設定し、処理は終了する。
素が欠落していると判定された場合、ステップS133
に進み、前処理回路501は、エラーフラグを基に、対
象となる画素の水平に隣接している画素のいずれかが欠
落しているか否かを判定する。ステップS133におい
て、対象となる画素の水平に隣接している画素のいずれ
も欠落していないと判定された場合、ステップS134
に進み、前処理回路501は、対象となる画素の水平に
隣接している2つの画素の画素値の平均値を対象となる
画素の画素値に設定し、処理は終了する。
素の水平に隣接している画素のいずれかが欠落している
と判定された場合、ステップS135に進み、前処理回
路501は、対象となる画素の水平に隣接している画素
のいずれも欠落しているか否かを判定する。ステップS
135において、対象となる画素の水平に隣接している
画素のいずれかが欠落していないと判定された場合、ス
テップS136に進み、前処理回路501は、対象とな
る画素の水平に隣接している、欠落していない画素の画
素値を対象となる画素の画素値に設定し、処理は終了す
る。
素の水平に隣接している画素のいずれも欠落していると
判定された場合、ステップS137に進み、前処理回路
501は、エラーフラグを基に、対象となる画素の垂直
に隣接している画素のいずれかが欠落しているか否かを
判定する。ステップS137において、対象となる画素
の垂直に隣接している画素のいずれも欠落していないと
判定された場合、ステップS138に進み、前処理回路
501は、対象となる画素の垂直に隣接している2つの
画素の画素値の平均値を対象となる画素の画素値に設定
し、処理は終了する。
素の垂直に隣接している画素のいずれかが欠落している
と判定された場合、ステップS139に進み、前処理回
路501は、エラーフラグを基に、対象となる画素に隣
接している全ての画素が欠落しているか否かを判定す
る。ステップS139において、対象となる画素に隣接
しているいずれかの画素が欠落していないと判定された
場合、ステップS140に進み、前処理回路501は、
対象となる画素に隣接している、欠落していない画素の
画素値を対象となる画素の画素値に設定し、処理は終了
する。
素に隣接している全ての画素が欠落していると判定され
た場合、ステップS141に進み、前処理回路501
は、対象となる画素と同じ位置の過去のフレームの画素
の画素値を、対象となる画素の画素値に設定し、処理は
終了する。
となる画素の画素値を周辺の画素の画素値から線形に補
間する。前処理回路501による補間処理により、これ
に続く処理で使用できるタップの範囲を広げることがで
きる。
は、それぞれ、タップデータ等を、所定のタイミング
で、動きクラス生成回路503、DRクラス生成回路5
04、空間クラス生成回路505、および欠落クラス生
成回路506に供給する。
イズ回路309から供給されたパラメータ、並びにタッ
プ構築回路502−1から供給されたエラーフラグおよ
び選択されたタップを基に、動きクラスコードおよび静
動フラグを生成し、タップ構築回路502−2乃至20
5−5およびクラス合成回路507に出力する。動きク
ラスコードは、動きの量を示す2ビットの情報を有し、
静動フラグは、動きの有り無しを1ビットで示す。
3による時間アクティビティの算出に使用される、創造
の対象となる画素を中心とした3×3の画素の例を示す
図である。図56(A)において、”エラー”は、欠落
した画素を示す。図56(B)は、図56(A)に示さ
れた画素に対応する、1つ前のフレームの3×3の画素
の例を示す図である。図56(A)および図56(B)
に示されるL1乃至L3は、それぞれラインを示し、ラ
インの同一の番号は、垂直方向に同一の位置であること
を示す。図56(A)および図56(B)に示されるH
1乃至H3は、それぞれ画素の水平方向の位置を示し、
その同一の番号は、水平方向に同一の位置であることを
示す。
る場合において、時間アクティビティは、式(12)で
算出される。 時間アクティビティ=|(q2)−(p2)|+|(q3)−(p3)|+ |(q4)−(p4)|+|(q6)−(p6)|+ |(q7)−(p7)|+|(q9)−(p9)| (12) 式(12)において、()は、画素の画素値を表し、|
|は、絶対値を求める関数を表す。
となる画素を中心とした3×3の画素の最大値と最小値
との差に1を加算した空間アクティビティを算出する。
る空間アクティビティの算出に使用される、創造の対象
となる欠落した画素を中心とした3×3の画素の例を示
す図である。このとき、空間アクティビティは、式(1
3)で算出される。空間アクティビティ=Max(q
i)−Min(qi)+1 (13)式(13)に
おいて、Max(qi)は、q1乃至q9の画素値の最
大値を示す。Min(qi)は、q1乃至q9の画素値
の最小値を示す。
ィビティを基に、それぞれ異なる値を有する閾値を選択
する。動きクラス生成回路503は、動き判定の閾値、
および時間アクティビティを基に、動きクラスコードを
設定する。
ある。動き判定の閾値は、空間アクティビティの値によ
って、異なる値が使用される。空間アクティビティが大
きくなれば、大きな値の閾値が使用される。これは、空
間アクティビティが大きい場合、動きが少なくとも、時
間アクティビティが、大きな値となることを考慮したも
のである。
対する処理においては、空間アクティビティとは無関係
に固定された閾値を使用して動きクラスコードが設定さ
れる。
ラスコードを設定する処理を、図59のフローチャート
を参照して説明する。ステップS151において、動き
クラス生成回路503は、時間アクティビティが、閾値
1以下であるか否かを判定し、時間アクティビティが閾
値1以下であると判定された場合、ステップS152に
進み、動きクラスコードを0に設定し、処理は終了す
る。
ビティが閾値1を越えると判定された場合、ステップS
153に進み、動きクラス生成回路503は、時間アク
ティビティが、閾値2以下であるか否かを判定し、時間
アクティビティが閾値2以下であると判定された場合、
ステップS154に進み、動きクラスコードを1に設定
し、処理は終了する。
ビティが閾値2を越えると判定された場合、ステップS
155に進み、動きクラス生成回路503は、時間アク
ティビティが閾値3以下であるか否かを判定し、時間ア
クティビティが閾値3以下であると判定された場合、ス
テップS156に進み、動きクラスコードを2に設定
し、処理は終了する。
ビティが閾値3を越えると判定された場合、ステップS
157に進み、動きクラス生成回路503は、動きクラ
スコードを3に設定し、処理は終了する。
は、閾値および時間アクティビティを基に、動きクラス
コードを設定する。
の動きクラスコードを基に、再度、動きフラグを設定す
る。例えば、図60に示すように、創造の対象となる画
素の周辺の画素の動きクラスコードを基に、動きクラス
生成回路503は、対象となる画素の動きクラスコード
を設定する。
ードを設定する処理を図61のフローチャートを参照し
て説明する。ステップS171において、動きクラス生
成回路503は、7つの画素の動きクラスコードのう
ち、3の値が設定されている動きクラスコードの数が、
閾値3より大きいか否かを判定し、3の値が設定されて
いる動きクラスコードの数が、閾値3より大きいと判定
された場合、ステップS172に進み、動きクラスコー
ドに3を設定し、処理は終了する。
されている動きクラスコードの数が、閾値3以下である
と判定された場合、ステップS173に進み、動きクラ
ス生成回路503は、3の値が設定されている動きクラ
スコードの数と2の値が設定されている動きクラスコー
ドの数を加えた値が、閾値2より大きいか否かを判定
し、3の値が設定されている動きクラスコードの数と2
の値が設定されている動きクラスコードの数を加えた値
が、閾値2より大きいと判定された場合、ステップS1
74に進み、動きクラスコードに2を設定し、処理は終
了する。
されている動きクラスコードの数と2の値が設定されて
いる動きクラスコードの数を加えた値が、閾値2以下で
あると判定された場合、ステップS175に進み、動き
クラス生成回路503は、3の値が設定されている動き
クラスコードの数、2の値が設定されている動きクラス
コードの数、および1の値が設定されている動きクラス
コードの数を加えた値が、閾値1より大きいか否かを判
定し、3の値が設定されている動きクラスコードの数、
2の値が設定されている動きクラスコードの数、および
1の値が設定されている動きクラスコードの数を加えた
値が、閾値1より大きいと判定された場合、ステップS
176に進み、動きクラスコードに1を設定し、処理は
終了する。
されている動きクラスコードの数、2の値が設定されて
いる動きクラスコードの数、および1の値が設定されて
いる動きクラスコードの数を加えた値が、閾値1以下で
あると判定された場合、ステップS177に進み、動き
クラス生成回路503は、動きクラスコードに0を設定
し、処理は終了する。
は、複数の画素の動きクラスコード、並びに予め記憶し
ている閾値を基に、最終的な、動きクラスコードを設定
する。
は、複数の画素の画素値から動きクラスコードを設定
し、出力する。動きクラス生成回路503は、動きクラ
スコードを基に、静動フラグを設定し、出力する。例え
ば、動きクラスコードが0または1のとき、静動フラグ
は、0に設定され、動きクラスコードが2または3のと
き、静動フラグは、1に設定される。
生成回路503から供給された動きクラスコードおよび
静動フラグ、並びに欠落画素の位置を基に、全てのクラ
ス構造を網羅した予測タップを選択して、可変タップ選
択回路508に供給する。
生成回路503から供給された動きクラスコードおよび
静動フラグを基に、タップおよびクラスタップを選択し
て、エラーフラグとともに、DRクラス生成回路504
に供給する。DRクラス生成回路504は、タップ構築
回路502−3から供給されたタップ、クラスタップ、
エラーフラグを基に、DRクラスコードを生成して、ク
ラス合成回路507に出力する。
生成回路503から供給された動きクラスコードおよび
静動フラグを基に、タップおよびクラスタップを選択し
て、エラーフラグとともに、空間クラス生成回路505
に供給する。空間クラス生成回路505は、タップ構築
回路502−4から供給されたタップ、クラスタップ、
エラーフラグを基に、空間クラスコードを生成して、ク
ラス合成回路507に出力する。
生成回路503から供給された動きクラスコードおよび
静動フラグを基に、タップを選択して、エラーフラグと
ともに、欠落クラス生成回路506に供給する。欠落ク
ラス生成回路506は、タップ構築回路502−5から
供給されたタップ、エラーフラグを基に、欠落クラスコ
ードを生成して、クラス合成回路507に出力する。
ド、静動フラグ、DRクラスコード、空間クラスコー
ド、および欠落クラスコードを基に、クラスコードを統
合し、最終的なクラスコードを形成して、係数保持クラ
スコード選択回路509に出力する。
イニシャライズ回路309から供給された係数セット、
および予測構造、並びにクラス合成回路507から供給
されたクラスコードを基に、可変タップ選択回路508
に、可変タップを選択させるとともに、予測係数列を推
定予測演算回路510に出力する。
回路508が選択する予測タップデータ列を説明する。
タップ構築回路502−2が可変タップ選択回路508
に出力する予測タップ可変選択範囲と、可変タップ選択
回路508が選択する予測タップデータ列の例を示す図
である。図62において、実線で囲んだタップは、タッ
プ構築回路502−2が出力する予測タップ可変選択範
囲を示し、点線で囲んだタップは、可変タップ選択回路
508が選択する予測タップデータ列を示す。可変タッ
プ選択回路508が選択する予測タップデータ列は、タ
ップ構築回路502−2が出力する予測タップ可変選択
範囲に含まれるタップから構成される。
ップ構築回路502−2は、隣接するタップを選択す
る。例えば、動きクラスコードが0のとき、可変タップ
選択回路508は、隣接するタップを選択する。
タップ構築回路502−2が出力する予測タップ可変選
択範囲と、可変タップ選択回路508が選択する予測タ
ップデータ列を示す図である。図63において、実線で
囲んだタップは、タップ構築回路502−2が出力する
予測タップ可変選択範囲を示し、点線で囲んだタップ
は、可変タップ選択回路508が選択する予測タップデ
ータ列を示す。可変タップ選択回路508が選択する予
測タップデータ列は、タップ構築回路502−2が出力
する予測タップ可変選択範囲に含まれるタップから構成
される。
ップ構築回路502−2は、隣接するタップと、その隣
接するタップとは隣接しないタップを選択する。例え
ば、動きクラスコードが0のとき、可変タップ選択回路
508は、隣接する5個のタップと、その隣接する5個
のタップとは離れた隣接する5個のタップを選択する。
ラスコードが0のとき、タップ構築回路502−2が出
力する予測タップ可変選択範囲と、可変タップ選択回路
508が選択する予測タップデータ列を示す図である。
図中の黒丸は、欠落タップを示す。図64において、実
線で囲んだタップは、タップ構築回路502−2が出力
する予測タップ可変選択範囲を示し、点線で囲んだタッ
プは、可変タップ選択回路508が選択する予測タップ
データ列を示す。可変タップ選択回路508が選択する
予測タップデータ列は、タップ構築回路502−2が出
力する予測タップ可変選択範囲に含まれるタップから構
成される。
スコードが0のとき、タップ構築回路502−2は、隣
接するタップを選択する。例えば、欠落タップが存在し
て、動きクラスコードが0のとき、可変タップ選択回路
508は、欠落タップが存在しないときと同じ数の、隣
接するタップ(例えば、欠落タップの隣のタップまたは
欠落タップと同じ並びのタップ)を選択する。
ラスコードが1のとき、タップ構築回路502−2が出
力する予測タップ可変選択範囲と、可変タップ選択回路
508が選択する予測タップデータ列を示す図である。
図中の黒丸は、欠落タップを示す。図64において、実
線で囲んだタップは、タップ構築回路502−2が出力
する予測タップ可変選択範囲を示し、点線で囲んだタッ
プは、可変タップ選択回路508が選択する予測タップ
データ列を示す。可変タップ選択回路508が選択する
予測タップデータ列は、タップ構築回路502−2が出
力する予測タップ可変選択範囲に含まれるタップから構
成される。
スコードが1のとき、タップ構築回路502−2は、隣
接するタップと、その隣接するタップとは隣接しないタ
ップを選択する。例えば、欠落タップが存在して、動き
クラスコードが0のとき、可変タップ選択回路508
は、欠落タップが存在しないときと同じ数の、隣接する
タップ(例えば、欠落タップの隣のタップまたは欠落タ
ップと同じ並びのタップ)と、その隣接するタップとは
離れた、欠落タップが存在しないときと同じ数の、隣接
するタップを選択する。
ズ回路309から設定された出力モードを基に、可変タ
ップ選択回路508から供給された予測タップデータ
列、および係数保持クラスコード選択回路509から供
給された予測係数列を基に、線形推定式を用いて、欠落
した画素の画素値を算出する。
ダイナミックレンジ、動き、欠落、および画素値の変化
などによるクラス分類により、欠落した画素の周辺の画
素値を基に、欠落した画素値を算出する。
れた画像の画質をアップさせる(階調の増加(Yデー
タ、Uデータ、およびVデータのビット数の増加)、ノ
イズの除去、量子化歪みの除去(時間方向の歪みの除去
を含む)、4倍密度の解像度の創造など)ことができ
る。
て説明する。4倍密解像度創造回路312は、インター
レース方式の画像を出力するとき、図66(A)および
図66(B)に示すように、クラス分類適応処理を利用
し、2つのフィールドの所定の数の画素の画素値を基
に、入力された2つのフィールドの間に2つの画素を創
造する。
ッシブ方式の画像を出力するとき、図66(C)および
図66(D)に示すように、クラス分類適応処理を利用
し、図66に示すように、2つのフレームの所定の数の
画素の画素値を基に、入力された2つのフレームの間に
2つの画素を創造する。
構成を示すブロック図である。フォーマット変換回路3
10から供給されるYデータ、Uデータ、およびVデー
タは、タップ選択回路601、タップ選択回路602、
およびタップ選択回路603に供給される。タップ選択
回路601は、レジスタ609に格納されているタップ
の位置情報に従って、密度を4倍にするために創造する
画素の画素値を算出するのに使用する画素を選択する。
タップ選択回路601により選択された画素は、推定予
測演算回路607に供給される。
に格納されているタップの位置情報に従って、創造する
画素の近傍の画素の画素値のうち、空間クラス分類に使
用する画素を選択する。タップ選択回路602により選
択された画素は、空間クラス検出回路604に供給され
る。空間クラス検出回路604は、空間クラスを検出す
る。検出された空間クラスは、クラス合成回路606に
供給される。
に格納されているタップの位置情報に従って、創造する
画素の近傍の画素に基づいて動きに対応するクラス分類
に使用する画素を選択するものである。タップ選択回路
603により選択された画素は、動きクラス検出回路6
05に供給される。動きクラス検出回路605は、動き
クラスを検出する。検出された動きクラスは、クラス合
成回路606およびレジスタ610に供給される。レジ
スタ610のタップの位置情報は、動きクラス検出回路
605から供給された動きクラスによって切り換えられ
る。
び動きクラスを統合し、最終的なクラスコードを形成す
る。
して、アドレスとして供給され、係数メモリ612から
クラスコードに対応する係数セットが読み出される。係
数セットは、推定予測演算回路607に供給される。推
定予測演算回路607は、タップ選択回路601から供
給された画素の画素値、および係数メモリ612から供
給された係数セットを基に、線形推定式を用いて、創造
する画素の画素値を算出する。推定予測演算回路607
からの出力は、ラインデータL1およびラインデータL
2として、線順次変換回路613に供給される。
フィールド当たり、水平方向に528画素および垂直方
向に240画素を含むYデータ、それぞれ1つのフィー
ルド当たり、水平方向に176画素および垂直方向に1
20画素を含むUデータおよびVデータを用いて、クラ
ス毎の係数セットが予め生成されて、イニシャライズ回
路313に記憶されている。
有し、推定予測演算回路607から出力されるラインデ
ータL1およびラインデータL2をレジスタ608に格
納されている出力タイミングのデータに基づき、線順次
で出力する。線順次変換回路613から、供給された画
像の4倍の密度の画像のデータが出力される。
タ610、レジスタ611、および係数メモリ612
は、イニシャライズ回路313に初期化信号が供給され
たとき、イニシャライズ回路313から供給された係数
セット等を格納する。
インターレース方式で4倍密解像度の画素を生成、出力
する場合における、4倍密解像度創造回路312に入力
される画素(図中、大きい円で示す)の位置、および4
倍密解像度創造回路312が出力する画素(図中、小さ
い円で示す)の位置を示す図である。4倍密解像度創造
回路312に入力されるフレームは、30Hzの周波数
を有し、4倍密解像度創造回路312が出力するフィー
ルドは、60Hzの周波数を有する。出力される第1の
フィールドの画素は、入力された画素から、垂直方向に
出力される画面のラインの1ライン分だけ上にずれて出
力され、1ライン当たりの画素の数は、2倍になってい
る。出力される第2のフィールドの画素は、入力された
画素から、垂直方向に出力される画面のラインの1ライ
ン分だけ下にずれて出力され、1ライン当たりの画素の
数は、2倍になっている。
プログレッシブ方式で4倍密解像度の画素を生成して、
出力するときの、4倍密解像度創造回路312に入力さ
れる画素(図中、大きい円で示す)の位置、および4倍
密解像度創造回路312が出力する画素(図中、小さい
円で示す)の位置を示す図である。4倍密解像度創造回
路312に入力されるフレームは、30Hzの周波数を
有し、4倍密解像度創造回路312が出力するフレーム
は、60Hzの周波数を有する。出力されるフレームの
画素は、入力された画素と同じライン上に出力され、1
ライン当たりの画素の数は、2倍になっている。
2は、入力された画像を基に、2倍のフレーム周波数ま
た2倍のフィールド周波数で、1ライン当たり2倍の画
素の数を有する画像を創造して出力する。
明する。図70は、UV垂直2倍回路333の構成を示
すブロック図である。UV垂直2倍回路333には、4
倍密解像度創造回路312により、画素の数が増やされ
たUデータおよびVデータが入力される。入力されたデ
ータは、ラインFIFO701−1乃至701−6によ
り、1ライン分ずつ遅延され、順次後段に出力される。
に係数を乗じて、加算回路703に出力する。
れぞれラインFIFO701−1乃至701−6より、
入力されたデータに係数を乗じて、加算回路703に出
力する。
至702−7から供給されたデータを加算し、ラッチ回
路704に供給する。ラッチ回路704は、クロック信
号が入力されたとき、入力されたデータをラッチする。
参照して説明する。ラインFIFO701−1乃至70
1−6は、入力されたラインに連続する6本のライン上
の、画面の水平方向に同一の位置の画素(図71に丸印
で示す画素)のデータを出力する。乗算回路702−1
乃至702−7は、入力されたデータに、それぞれ係数
を乗じて、加算回路703に出力する。加算回路703
は、出力されたデータを加算し、ラッチ回路704に出
力する。ラッチ回路704には、ラインの本数が2倍と
なるタイミング(図71に黒い3角形で示すタイミン
グ)で、クロック信号が入力される。従って、UV垂直
2倍回路333は、入力されたUデータおよびVデータ
のラインの本数を2倍に補間して、出力する。
フローチャートを参照して説明する。ステップS201
において、パケット解体回路302は、受信回路301
が受信したパケットを解体し、復号回路304に供給す
る。ステップS202において、復号回路304は、パ
ケット解体回路302から入力されたデータを、ADR
C方式で復号する。伝送中にデータが欠落したとき、復
号回路304の復号において、q、動きフラグMF、ダ
イナミックレンジDR、または画素値の最小値MINが
リカバリされ、Yデータ、Uデータ、およびVデータが
復号される。
変換回路306は、復号回路304から供給されたYデ
ータ、Uデータ、およびVデータを、欠落画素創造回路
308が処理できる所定のフォーマットに変換する。ス
テップS204において、欠落画素創造回路308は、
欠落した画素のうち、復号回路304で復号できなかっ
た画素を、クラス適応処理により、創造する。
変換回路310は、欠落画素創造回路308から供給さ
れたYデータ、Uデータ、およびVデータを、4倍密解
像度創造回路312が処理できる所定のフォーマットに
変換する。ステップS206において、4倍密解像度創
造回路312は、入力されたYデータ、Uデータ、およ
びVデータを基に、クラス適応処理により画素を創造
し、画素の密度を4倍にして、補間部314に出力す
る。
変換回路331は、4倍密解像度創造回路312から供
給されたYデータ、Uデータ、およびVデータを、所定
の補間の処理ができるように、データ形式を変更する。
ステップS208において、UV垂直2倍回路333
は、UデータおよびVデータを垂直方向に画素を補間し
て、ライン数が2倍になるようにする。ステップS20
9において、D/A変換回路335は、所定のクロック
レートでデジタルアナログ変換し、アナログY信号、ア
ナログU信号、およびアナログV信号を出力し、処理は
終了する。
ータが欠落しても、復号することができ、また、欠落し
た画素を創造して、欠落した画素の影響をほとんど受け
ずに伸張し、画像の信号を出力することができる。
するとして説明したが、画像に限らず、音声などのデー
タを伝送するようにしてもよい。
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイ
ンストールされる。
例を説明する図である。CPU(Central Processing Uni
t)811は、各種アプリケーションプログラムや、OS
(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read-onl
y Memory)812は、一般的には、CPU811が使用す
るプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固
定のデータを格納する。RAM(Random-Access Memory)
813は、CPU811の実行において使用するプログラ
ムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納
する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス
814により相互に接続されている。
して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interf
ace)バスなどの外部バス816に接続されている。
指令を入力するとき、使用者により操作される。マウス
819は、ディスプレイ820の画面上のポイントの指
示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディス
プレイ820は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray
Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージ
で表示する。HDD(Hard Disk Drive)821は、ハード
ディスクを駆動し、それらにCPU811によって実行す
るプログラムや情報を記録または再生させる。
ィスク841、光ディスク842、光磁気ディスク84
3、または半導体メモリ844に記録されているデータ
またはプログラムを読み出して、そのデータまたはプロ
グラムを、インターフェース817、外部バス816、
ブリッジ815、およびホストバス814を介して接続
されているRAM813に供給する。
22は、インターフェース817に接続されており、イ
ンターフェース817は、外部バス816、ブリッジ8
15、およびホストバス814を介してCPU811に接
続されている。
ュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために
配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク
841(フロッピディスクを含む)、光ディスク842
(CD-ROM(Compact Disc-ReadOnly Memory)、DVD(Dig
ital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク843
(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導体メモリ8
44などよりなるパッケージメディアにより構成される
だけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユ
ーザに提供される、プログラムが記録されているROM8
12や、HDD821などで構成される。
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
置と請求項3に記載の情報処理方法によれば、ビット単
位のデータがバイト単位のデータとして扱うために集成
し、集成されたデータを他のバイト単位のデータ間に挿
入し、パケットを生成し、生成されたパケットを伝送す
る際、伝送レートに合ったデータ量になるように、パケ
ットが所定数多重化して伝送するようにしたので、乗算
のためのハードウェアの規模を小さくし、係数テーブル
を記憶するメモリ量を小さくすることができる。
である。
を示すブロック図である。
過程を説明する図である。
ある。
図である。
る。
を示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
トを説明する図である。
およびセグメントを説明する図である。
説明する図である。
図である。
ある。
ある。
の仕方を説明する図である。
の仕方を説明する図である。
の仕方を説明する図である。
の仕方を説明する図である。
すブロック図である。
ついて説明する図である。
ついて説明する図である。
である。
すブロック図である。
値MINのリカバリの処理を説明する図である。
値MINのリカバリの処理を説明する図である。
値MINのリカバリの処理を説明する図である。
されるデータに欠落がない場合の、復号回路304の処
理のタイミングの例を示す図である。
されるデータに欠落がある場合の、復号回路304の処
理のタイミングの例を示す図である。
力のタイミングを説明する図である。
ブロック図である。
設定されたリカバリ判定フラグFdを出力するときの、
ブロックデシャフル回路356の処理を説明する図であ
る。
エラー信号を出力するときの、ブロックデシャフル回路
356の処理を説明する図である。
路356の処理を説明する図である。
フ入力に対応した処理を説明する図である
フ入力に対応した処理を説明する図である
信号に対応した処理を説明する図である。
ータを出力する処理を説明するフローチャートである。
ータを出力する処理を説明するフローチャートである。
ックデシャフル回路356のデータを出力する処理を説
明するフローチャートである。
画素を説明する図である。
ク図である。
ャートである。
の例を示す図である。
の例を示す図である。
定する処理を説明するフローチャートである。
画素の例を示す図である。
ドを設定する処理を説明するフローチャートである。
ップデータ列を説明する図である。
ップデータ列を説明する図である。
ップデータ列を説明する図である。
ップデータ列を説明する図である。
れる画素の位置を説明する図である。
ロック図である。
ス方式で出力する場合の4倍密解像度創造回路312に
入力される画素の位置および4倍密解像度創造回路31
2が出力する画素の位置を示す図である。
ブ方式で出力する場合の4倍密解像度創造回路312に
入力される画素の位置および4倍密解像度創造回路31
2が出力する画素の位置を示す図である。
ク図である。
る。
ャートである。
図である。
15 符号化回路,17 パケット化回路, 42 A
/D変換回路, 43 間引きフィルタ,45 UV垂
直1/2回路, 102 ブロックシャフル回路, 1
03 ADRC符号化回路, 104 セグメント間シ
ャフル回路, 164 情報量制御回路, 171 A
DRCエンコーダ, 104 セグメント間シャフル回
路,111 データ選択部, 212 入力データカウ
ンタ部、 213 入出力コントローラ, 214 ア
ドレス発生部, 215 記憶部, 216 出力デー
タカウンタ部, 302 パケット解体回路, 304
復号回路, 305 外部メモリ, 308 欠落画
素創造回路, 312 4倍密解像度創造回路, 33
3 UV垂直2倍回路, 335 D/A変換回路,
352 セグメント間デシャフル回路, 353 qビ
ットMFリカバリ回路, 354 DRMINリカバリ
回路, 355 ADRC復号回路, 356 ブロッ
クデシャフル回路, 357 リカバリエラー判定回
路, 501 前処理回路, 502−1乃至502−
5 タップ構築回路, 503 動きクラス生成回路,
504 DRクラス生成回路, 505 空間クラス生
成回路, 506 欠落クラス生成回路, 507 ク
ラス合成回路, 508 可変タップ選択回路,509
係数保持クラスコード選択回路, 510 推定予測
演算回路
Claims (3)
- 【請求項1】 データをシャフリングして出力する情報
処理装置において、 ビット単位のデータをバイト単位のデータとして扱うた
めに集成する集成手段と、 前記集成手段により集成されたデータを他のバイト単位
のデータ間に挿入し、パケットを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成されたパケットを伝送する際、
伝送レートに合ったデータ量になるように、前記パケッ
トを所定数多重化して伝送する伝送手段とを含むことを
特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 前記データは、ダイナミックレンジ、画
素値の最小値、動きフラグ、量子化テーブルのインデッ
クス、または、コードQであることを特徴とする請求項
1に記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 データをシャフリングして出力する情報
処理方法において、 ビット単位のデータをバイト単位のデータとして扱うた
めに集成する集成ステップと、 前記集成ステップで集成されたデータを他のバイト単位
のデータ間に挿入し、パケットを生成する生成ステップ
と、 前記生成ステップで生成されたパケットを伝送する際、
伝送レートに合ったデータ量になるように、前記パケッ
トを所定数多重化して伝送する伝送ステップとを含むこ
とを特徴とする情報処理方法。
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