JP2001223950A - 画像処理装置、その制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、その制御方法および記憶媒体

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JP2001223950A
JP2001223950A JP2000029292A JP2000029292A JP2001223950A JP 2001223950 A JP2001223950 A JP 2001223950A JP 2000029292 A JP2000029292 A JP 2000029292A JP 2000029292 A JP2000029292 A JP 2000029292A JP 2001223950 A JP2001223950 A JP 2001223950A
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Kazuhiko Nakashita
和彦 中下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダーク画像データを撮影した後に本撮影を行
う場合にはシャッターレリーズタイムラグを減少させ、
本撮影を行った後にダーク画像データを撮影する構成の
場合には、撮影可能間隔を減少させることが可能な画像
処理装置、その制御方法および記憶媒体を提供する。 【解決手段】 所定の各電荷蓄積時間によるダークデー
タが全て、メモリ上に格納されているかどうかを判断し
(ステップS13)、完了していない場合は、まだ取り
込まれていない電荷蓄積時間でのダークデータの取り込
みを行い(ステップS14)、所定の各電荷蓄積時間に
よるダークデータが全てメモリ上に格納されている場合
は、ダークデータ取り込みが完了したと判断されて、ス
テップS15へ進む。このダーク取り込み処理で取り込
んだダーク画像データを用いて補正演算処理を行うこと
により、撮像素子の発生する暗電流ノイズや撮像素子固
有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影し
た画像データを補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像や動画像
を撮像、記録、再生する画像処理装置、その制御方法お
よび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCD(charge coupled devic
e)等の固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記
録および再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市
販されている。
【0003】この従来の電子カメラでは、撮影モードを
選択することにより、シャッターボタンを押すたびに1
駒ずつ撮影を行う単写撮影と、シャッターボタンを押し
続けている間は連続して撮影を行う連写撮影とを切り替
えて行うことが可能である。
【0004】また、CCD等の固体撮像素子を用いて撮
像する場合、撮像素子を露光しない状態で本撮影と同様
に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク画像データ
と、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読
み出した本撮影画像データとを用いて演算処理すること
によりダークノイズ補正処理を行うことが可能である。
【0005】これにより、撮像素子が発生する暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少なキズによる画素欠損等の画
質劣化に関して、撮影した画像データを補正して高品位
な画像を撮影することができる。
【0006】特に、暗電流ノイズは、電荷蓄積時間およ
び撮像素子の温度上昇に応じて増大するため、長秒時の
露光や高温時の露光を行う場合に大きな画質改善効果を
得ることが可能となり、電子カメラの使用者にとってダ
ークノイズ補正処理は有益な機能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
子カメラ等の画像処理装置では、ダーク画像データを撮
影した後に本撮影を行う構成の場合には、撮影時にダー
ク画像撮影時間分だけシャッターレリーズタイムラグが
大きくなり、貴重なシャッターチャンスを逃すことがあ
るという問題があり、本撮影を行った後にダーク画像デ
ータを撮影する構成の場合には、本撮影後に行うダーク
データ取り込み中は次の本撮影が実行できないので、撮
影可能間隔が長くなってしまうという問題があった。
【0008】また、ダーク画像データは、本撮影時に行
う電荷蓄積時間に対応した電荷蓄積時間を用いて取得す
る必要があるが、本撮影時の露光時間が本撮影直前に決
定される構成の場合には、先に撮影したダーク画像が1
枚しかないと、そのダーク画像の電荷蓄積時間と、本撮
影時の電荷蓄積時間が対応せず、そのダーク画像を利用
できない場合が多かった。
【0009】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、ダーク画像データを撮影した後に本撮影を行う
場合にはシャッターレリーズタイムラグを減少させ、本
撮影を行った後にダーク画像データを撮影する構成の場
合には、撮影可能間隔を減少させることが可能な画像処
理装置、その制御方法および記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像処理装置は、静止画像または
動画像を撮像する撮像手段であって、その撮影時に蓄積
された電荷に応じて、当該静止画像または動画像に対応
する画像データを取得するものと、該取得された画像デ
ータを記憶する記憶手段と、第1の撮像モードと第2の
撮像モードとを備え、前記第1の撮像モードでは、露光
せずに電荷を蓄積することにより第1の画像データを取
得する一方、前記第2の撮像モードでは、露光して電荷
を蓄積することにより第2の画像データを取得するよう
に、前記撮像手段を制御する制御手段とを有し、前記制
御手段は、前記第1の画像データを複数、前記記憶手段
に記憶することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の画像処理装置は、請求項
1の画像処理装置において、前記第1の画像データは、
前記撮像手段の暗電流ノイズに関するデータであること
を特徴とする。
【0012】請求項3に記載の画像処理装置は、請求項
2の画像処理装置において、前記制御手段は、電荷を蓄
積する時間を変化させることにより、前記複数の第1の
画像データ内に、電荷蓄積時間の異なった画像データを
含ませることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の画像処理装置は、請求項
2の画像処理装置において、前記制御手段は、前記撮像
手段の温度が異なる状態で電荷を蓄積することにより、
前記複数の第1の画像データ内に、電荷蓄積時の温度の
異なった画像データを含ませることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の画像処理装置は、請求項
2の画像処理装置において、前記制御手段は、電荷を蓄
積する時間を変化させるとともに前記撮像手段の温度が
異なる状態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第
1の画像データ内に、電荷蓄積時間および前記撮像手段
の温度の異なった画像データを含ませることを特徴とす
る。
【0015】請求項6に記載の画像処理装置は、請求項
2の画像処理装置において、前記制御手段は、前記第2
の画像データを取得するときに、前記記憶された複数の
第1の画像データからいずれかを選択することを特徴と
する。
【0016】請求項7に記載の画像処理装置は、請求項
4の画像処理装置において、前記制御手段は、前記第2
の画像データを取得するときに、前記記憶された複数の
第1の画像データのうち、当該第2の画像データを取得
する際の電荷蓄積時間に対応するものを選択することを
特徴とする。
【0017】請求項8に記載の画像処理装置は、請求項
5の画像処理装置において、前記制御手段は、前記第2
の画像データを取得するときに、前記記憶された複数の
第1の画像データのうち、当該第2の画像データを取得
する際の前記撮像手段の温度に対応するものを選択する
ことを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の画像処理装置は、請求項
6の画像処理装置において、前記制御手段は、前記第2
の画像データを取得するときに、前記記憶された複数の
第1の画像データのうち、当該第2の画像データを取得
する際の電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度に対応
するものを選択することを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の画像処理装置は、請求
項6〜9の画像処理装置において、前記制御手段は、前
記複数の第1の画像データのうち、前記選択されたデー
タ以外のデータを無効にすることを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の画像処理装置は、請求
項6〜9の画像処理装置において、前記制御手段は、前
記複数の第1の画像データのうち、前記選択されたデー
タ以外のデータを無効にしないことを特徴とする。
【0021】また、上記目的を達成するため、請求項1
2に記載の画像処理装置は、静止画像または動画像を撮
像する撮像手段であって、その撮影時に蓄積された電荷
に応じて、当該静止画像または動画像に対応する画像デ
ータを取得するものと、該取得された画像データを記憶
する記憶手段と、第1の撮像モードと第2の撮像モード
とを備え、前記第1の撮像モードでは、露光せずに電荷
を蓄積することにより第1の画像データを取得する一
方、前記第2の撮像モードでは、露光して電荷を蓄積す
ることにより第2の画像データを取得するように、前記
撮像手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段
は、前記第2の画像データを取得するときに、該第2の
画像データに対応する前記第1の画像データが前記記憶
手段に記憶されていない場合には、当該第1の画像デー
タを取得して前記記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0022】請求項13に記載の画像処理装置は、請求
項12の画像処理装置において、前記第1の画像データ
は、前記撮像手段の暗電流ノイズに関するデータである
ことを特徴とする。
【0023】請求項14に記載の画像処理装置は、請求
項13の画像処理装置において、前記制御手段は、前記
第2の画像データを取得するときに、該第2の画像デー
タを取得する際の電荷蓄積時間に対応する前記第1の画
像データが前記記憶手段に記憶されていない場合には、
当該第1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶す
ることを特徴とする。
【0024】請求項15に記載の画像処理装置は、請求
項13の画像処理装置において、前記制御手段は、前記
第2の画像データを取得するときに、該第2の画像デー
タを取得する際の前記撮像手段の温度に対応する前記第
1の画像データが前記記憶手段に記憶されていない場合
には、当該第1の画像データを取得して前記記憶手段に
記憶することを特徴とする。
【0025】請求項16に記載の画像処理装置は、請求
項13の画像処理装置において、前記制御手段は、前記
第2の画像データを取得するときに、該第2の画像デー
タを取得する際の電荷蓄積時間および前記撮像手段の温
度に対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に記
憶されていない場合には、当該第1の画像データを取得
して前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項17に記
載の画像処理装置の制御方法は、静止画像または動画像
を撮像する撮像手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に
応じて、当該静止画像または動画像に対応する画像デー
タを取得するときに、第1の撮像モードでは、露光せず
に電荷を蓄積することにより第1の画像データを取得す
る一方、第2の撮像モードでは、露光して電荷を蓄積す
ることにより第2の画像データを取得し、前記第1の画
像データを複数、記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0027】請求項18に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項17の制御方法において、前記第1の画像
データは、前記撮像手段の暗電流ノイズに関するデータ
であることを特徴とする。
【0028】請求項19に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項18の制御方法において、前記撮像手段に
おける電荷を蓄積する時間を変化させることにより、前
記複数の第1の画像データ内に、電荷蓄積時間の異なっ
た画像データを含ませることを特徴とする。
【0029】請求項20に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項18の制御方法において、前記撮像手段の
温度が異なる状態で電荷を蓄積することにより、前記複
数の第1の画像データ内に、電荷蓄積時の温度の異なっ
た画像データを含ませることを特徴とする。
【0030】請求項21に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項18の制御方法において、前記撮像手段に
おける電荷を蓄積する時間を変化させるとともに前記撮
像手段の温度が異なる状態で電荷を蓄積することによ
り、前記複数の第1の画像データ内に、電荷蓄積時間お
よび前記撮像手段の温度の異なった画像データを含ませ
ることを特徴とする。
【0031】請求項22に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項18の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、前記記憶された複数の第1の
画像データからいずれかを選択することを特徴とする。
【0032】請求項23に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項20の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、前記記憶された複数の第1の
画像データのうち、当該第2の画像データを取得する際
の電荷蓄積時間に対応するものを選択することを特徴と
する。
【0033】請求項24に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項21の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、前記記憶された複数の第1の
画像データのうち、当該第2の画像データを取得する際
の前記撮像手段の温度に対応するものを選択することを
特徴とする。
【0034】請求項25に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項22の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、前記記憶された複数の第1の
画像データのうち、当該第2の画像データを取得する際
の電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度に対応するも
のを選択することを特徴とする。
【0035】請求項26に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項22〜25の制御方法において、前記複数
の第1の画像データのうち、前記選択されたデータ以外
のデータを無効にすることを特徴とする。
【0036】請求項27に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項22〜25の制御方法において、前記複数
の第1の画像データのうち、前記選択されたデータ以外
のデータを無効にしないことを特徴とする。
【0037】また、上記目的を達成するため、請求項2
8に記載の画像処理装置の制御方法は、静止画像または
動画像を撮像する撮像手段を用いた撮影時に蓄積された
電荷に応じて、当該静止画像または動画像に対応する画
像データを取得するときに、第1の撮像モードでは、露
光せずに電荷を蓄積することにより第1の画像データを
取得する一方、第2の撮像モードでは、露光して電荷を
蓄積することにより第2の画像データを取得し、前記第
2の画像データを取得するときに、該第2の画像データ
に対応する前記第1の画像データが記憶手段に記憶され
ていない場合には、当該第1の画像データを取得して前
記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0038】請求項29に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項28の制御方法において、前記第1の画像
データは、前記撮像手段の暗電流ノイズに関するデータ
であることを特徴とする。
【0039】請求項30に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項29の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、該第2の画像データを取得す
る際の電荷蓄積時間に対応する前記第1の画像データが
前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該第1の
画像データを取得して前記記憶手段に記憶することを特
徴とする。
【0040】請求項31に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項29の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、該第2の画像データを取得す
る際の前記撮像手段の温度に対応する前記第1の画像デ
ータが前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該
第1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶するこ
とを特徴とする。
【0041】請求項32に記載の画像処理装置の制御方
法は、請求項29の制御方法において、前記第2の画像
データを取得するときに、該第2の画像データを取得す
る際の電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度に対応す
る前記第1の画像データが前記記憶手段に記憶されてい
ない場合には、当該第1の画像データを取得して前記記
憶手段に記憶することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するため、請求項33に記
載の記憶媒体は、静止画像または動画像を撮像する撮像
手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、当該静
止画像または動画像に対応する画像データを取得すると
きに、第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積す
ることにより第1の画像データを取得する一方、第2の
撮像モードでは、露光して電荷を蓄積することにより第
2の画像データを取得し、前記第1の画像データを複
数、記憶手段に記憶することを特徴とする画像処理装置
の制御方法を含むことを特徴とする。
【0043】請求項34に記載の記憶媒体は、請求項3
3の記憶媒体において、前記第1の画像データは、前記
撮像手段の暗電流ノイズに関するデータであることを特
徴とする。
【0044】請求項35に記載の記憶媒体は、請求項3
4の記憶媒体において、前記撮像手段における電荷を蓄
積する時間を変化させることにより、前記複数の第1の
画像データ内に、電荷蓄積時間の異なった画像データを
含ませることを特徴とする。
【0045】請求項36に記載の記憶媒体は、請求項3
4の記憶媒体において、前記撮像手段の温度が異なる状
態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画像
データ内に、電荷蓄積時の温度の異なった画像データを
含ませることを特徴とする。
【0046】請求項37に記載の記憶媒体は、請求項3
4の記憶媒体において、前記撮像手段における電荷を蓄
積する時間を変化させるとともに前記撮像手段の温度が
異なる状態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第
1の画像データ内に、電荷蓄積時間および前記撮像手段
の温度の異なった画像データを含ませることを特徴とす
る。
【0047】請求項38に記載の記憶媒体は、請求項3
4の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、前記記憶された複数の第1の画像データから
いずれかを選択することを特徴とする。
【0048】請求項39に記載の記憶媒体は、請求項3
6の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、前記記憶された複数の第1の画像データのう
ち、当該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間
に対応するものを選択することを特徴とする。
【0049】請求項40に記載の記憶媒体は、請求項3
7の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、前記記憶された複数の第1の画像データのう
ち、当該第2の画像データを取得する際の前記撮像手段
の温度に対応するものを選択することを特徴とする。
【0050】請求項41に記載の記憶媒体は、請求項3
8の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、前記記憶された複数の第1の画像データのう
ち、当該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間
および前記撮像手段の温度に対応するものを選択するこ
とを特徴とする。
【0051】請求項42に記載の記憶媒体は、請求項3
8〜41の記憶媒体において、前記複数の第1の画像デ
ータのうち、前記選択されたデータ以外のデータを無効
にすることを特徴とする。
【0052】請求項43に記載の記憶媒体は、請求項3
8〜41の記憶媒体において、前記複数の第1の画像デ
ータのうち、前記選択されたデータ以外のデータを無効
にしないことを特徴とする。
【0053】また、上記目的を達成するため、請求項4
4に記載の記憶媒体は、静止画像または動画像を撮像す
る撮像手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、
当該静止画像または動画像に対応する画像データを取得
するときに、第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を
蓄積することにより第1の画像データを取得する一方、
第2の撮像モードでは、露光して電荷を蓄積することに
より第2の画像データを取得し、前記第2の画像データ
を取得するときに、該第2の画像データに対応する前記
第1の画像データが記憶手段に記憶されていない場合に
は、当該第1の画像データを取得して前記記憶手段に記
憶することを特徴とする画像処理装置の制御方法を含む
ことを特徴とする。
【0054】請求項45に記載の記憶媒体は、請求項4
4の記憶媒体において、前記第1の画像データは、前記
撮像手段の暗電流ノイズに関するデータであることを特
徴とする。
【0055】請求項46に記載の記憶媒体は、請求項4
5の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積
時間に対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に
記憶されていない場合には、当該第1の画像データを取
得して前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0056】請求項47に記載の記憶媒体は、請求項4
5の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、該第2の画像データを取得する際の前記撮像
手段の温度に対応する前記第1の画像データが前記記憶
手段に記憶されていない場合には、当該第1の画像デー
タを取得して前記記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0057】請求項48に記載の記憶媒体は、請求項4
5の記憶媒体において、前記第2の画像データを取得す
るときに、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積
時間および前記撮像手段の温度に対応する前記第1の画
像データが前記記憶手段に記憶されていない場合には、
当該第1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶す
ることを特徴とする。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0059】図1は、本発明の一実施の形態に係る画像
処理装置100の構成を示す図である。
【0060】同図において、シャッター12は、撮像素
子14への露光量を制御するためのものであり、撮像素
子14は、光学像を電気信号に変換するためのものであ
る。
【0061】レンズ310に入射した光線は、一眼レフ
方式によって、絞り312、レンズマウント306およ
び106、ミラー130、シャッター12を介して導か
れ、光学像として撮像素子14上に結像される。
【0062】A/D変換器16は、撮像素子14のアナ
ログ信号出力をディジタル信号に変換するためのもので
ある。
【0063】タイミング発生回路18は、撮像素子1
4、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信
号や制御信号を供給するためのものであり、メモリ制御
回路22およびシステム制御回路50により制御され
る。
【0064】画像処理回路20は、A/D変換器16か
らのデータまたはメモリ制御回路22からのデータに対
して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画
像処理回路20は、必要に応じて、撮像した画像データ
を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基
づいてシステム制御回路50がシャッター制御部40、
測距部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・
レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE
(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理を行う
ことができる。さらに、画像処理回路20は、撮像した
画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演
算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイト
バランス)処理も行っている。
【0065】なお、本実施の形態では、測距部42およ
び測光部46を専用に備える構成としたため、測距部4
2および測光部46を用いてAF(オートフォーカス)
処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)
処理の各処理を行い、上記画像処理回路20を用いたA
F(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、
EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わない構成と
してもよい。
【0066】または、測距部42および測光部46を用
いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)
処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、さ
らに、上記画像処理回路20を用いたAF(オートフォ
ーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシ
ュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよい。
【0067】メモリ制御回路22は、A/D変換器1
6、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像
表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮
・伸長回路32を制御する。
【0068】A/D変換器16からのデータは、画像処
理回路20およびメモリ制御回路22を介して、または
直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24
またはメモリ30に書き込まれる。
【0069】画像表示部28は、TFTやLCD等から
成り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像
データがD/A変換器26を介して表示される。
【0070】画像表示部28を用いて、撮像した画像デ
ータを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現する
ことが可能である。
【0071】また、画像表示部28は、システム制御回
路50の指示により任意に表示をオン/オフすることが
可能であり、表示をオフにした場合には画像処理装置1
00の電力消費を大幅に低減することができる。
【0072】メモリ30は、撮影した静止画像や動画像
を格納するためのものであり、所定枚数の静止画像や所
定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えてい
る。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する
連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画
像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能とな
る。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領
域としても使用することが可能である。
【0073】圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン
変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長するも
のであり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧
縮処理または伸長処理を行い、処理を終えたデータをメ
モリ30に書き込む。
【0074】シャッター制御部40は、測光部46から
の測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御
部340と連携しながら、シャッター12を制御する。
【0075】測距部42は、AF(オートフォーカス)
処理を行うための測距手段であり、レンズ310に入射
した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レン
ズマウント306および106、ミラー130、そして
不図示の測距用サブミラーを介して、測距部42に入射
させることにより、光学像として結像された画像の合焦
状態を測定する。
【0076】測光部46は、AE(自動露出)処理を行
うための測光手段であり、レンズ310に入射した光線
を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウン
ト306および106、ミラー130および132、そ
して不図示の測光用レンズを介して、測光部46に入射
させることにより、光学像として結像された画像の露出
状態を測定する。また、測光部46は、フラッシュ48
と連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能
も有する。
【0077】フラッシュ48は、AF補助光の投光機
能、フラッシュ調光機能も有する。
【0078】なお、撮像素子14によって撮像した画像
データを画像処理回路20によって演算した演算結果に
基づき、システム制御回路50がシャッター制御部4
0、絞り制御部340、測距部342に対して制御を行
う、ビデオTTL方式を用いて露出制御およびAF(オ
ートフォーカス)制御をすることも可能である。
【0079】さらに、測距部42による測定結果と、撮
像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路
20によって演算した演算結果とを共に用いてAF(オ
ートフォーカス)制御を行っても構わない。
【0080】そして、測光部46による測定結果と、撮
像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路
20によって演算した演算結果とを共に用いて露出制御
を行っても構わない。
【0081】システム制御回路50は、画像処理装置1
00全体を制御し、メモリ52は、システム制御回路5
0の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
【0082】表示部54は、システム制御回路50での
プログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用い
て動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、ス
ピーカ等からなり、画像処理装置100の操作部近辺の
視認し易い位置に単数または複数個所設置され、たとえ
ばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成
されている。また、表示部54は、その一部の機能が光
学ファインダー104内に設置されている。
【0083】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、たとえば、シングルショット/
連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録
画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャ
ッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラ
ッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設
定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表
示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200およ
び210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱
状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部
コンピュータとの接続状態を示す表示等がある。
【0084】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダー104内に表示するものとしては、たとえ
ば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタ
ースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体
書き込み動作表示等がある。
【0085】さらに、表示部54の表示内容のうち、L
ED等に表示するものとしては、たとえば、合焦表示、
撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表
示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表
示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示等
がある。
【0086】そして、表示部54の表示内容のうち、ラ
ンプ等に表示するものとしては、たとえば、セルフタイ
マー通知ランプ等がある。このセルフタイマー通知ラン
プは、AF補助光と共用して用いてもよい。
【0087】不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記
録可能なメモリであり、たとえばEEPROM等が用い
られる。
【0088】モードダイアル60、シャッタースイッチ
62および64、再生スイッチ66、単写/連写スイッ
チ68、および操作部70は、システム制御回路50の
各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイ
ッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポイン
ティング、音声認識装置等の単数または複数の組み合わ
せで構成される。
【0089】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。
【0090】モードダイアルスイッチ60は、自動撮影
モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮
影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モー
ド、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート
撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポー
ツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等
の各機能撮影モードを切り替え設定することができる。
【0091】シャッタースイッチ62は、第1シャッタ
ースイッチ(SW1)で、不図示のシャッターボタンの
操作途中でオンとなり、AF(オートフォーカス)処
理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバ
ランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理等の動作開
始を指示する。
【0092】シャッタースイッチ64は、第2シャッタ
ースイッチ(SW2)で、不図示のシャッターボタンの
操作完了でオンとなり、撮像素子12から読み出した信
号をA/D変換器16およびメモリ制御回路22を介し
てメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処
理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像
処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸
長回路32で圧縮を行い、記録媒体200または210
に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動
作開始を指示する。
【0093】再生スイッチ66は、撮影モード状態にお
いて撮影した画像を、メモリ30、または記録媒体20
0または210から読み出して画像表示部28によって
表示する再生動作の開始を指示する。
【0094】単写/連写スイッチ68は、第2シャッタ
ースイッチ64を押した場合に1駒の撮影を行って待機
状態とする単写モードと、第2シャッタースイッチ64
を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モード
とを設定することができる。
【0095】操作部70は、各種ボタンやタッチパネル
等からなり、メニューボタン、セットボタン、マクロボ
タン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定
ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、
メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マ
イナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再
生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露
出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード
等の撮影および再生を実行する際に各種機能の選択およ
び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマ
モード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の決
定および実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部
28のオン/オフを設定する画像表示オン/オフスイッ
チ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイ
ックレビュー機能を設定するクイックレビューオン/オ
フスイッチ、JPEG(Joint Photographic Experts G
roup)圧縮の圧縮率を選択するため、または撮像素子の
信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するC
CDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮
モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モ
ード、PC接続モード等の各機能モードを設定すること
ができる再生スイッチ、第1シャッタースイッチ62を
押したならばオートフォーカス動作を開始し、一旦合焦
したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAF
モードと、第1シャッタースイッチ62を押している間
は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモ
ードとを設定することができるAFモード設定スイッチ
等がある。
【0096】また、上記プラスボタンおよびマイナスボ
タンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることよ
って、より軽快に数値や機能を選択することが可能とな
る。
【0097】電源スイッチ72は、画像処理装置100
の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定するこ
とができる。また、画像処理装置100に接続されたレ
ンズユニット300、外部ストロボ(図示せず)、記録
媒体200および210等の各種付属装置の電源オン/
オフの設定も併せて切り替え設定することができる。
【0098】電源制御部80は、電池検出回路、DC−
DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッ
チ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電
池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果およびシス
テム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバー
タを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む
各部へ供給する。
【0099】電源86は、アルカリ電池やリチウム電池
等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池
等の二次電池、ACアダプタ等からなり、コネクタ82
および84を介して電源制御部80と接続されている。
【0100】インターフェース90および94は、メモ
リカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフ
ェースを取るためのものであり、コネクタ92および9
6は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体と接
続を行うためのものであり、記録媒体着脱検知部98
は、コネクタ92または96に記録媒体200または2
10が装着されているか否かを検知するものである。
【0101】なお、本実施の形態では、記録媒体を取り
付けるインターフェースおよびコネクタを2系統持つも
のとして説明しているが、もちろん、記録媒体を取り付
けるインターフェースおよびコネクタは、単数または複
数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。ま
た、異なる規格のインターフェースおよびコネクタを組
み合わせて備える構成としても構わない。
【0102】インターフェースおよびコネクタとして
は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card In
ternationl Association)カードやCF(コンパクトフ
ラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成
して構わない。
【0103】さらに、インターフェース90および9
4、そしてコネクタ92および96をPCMCIAカー
ドやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準
拠したものを用いて構成した場合、LAN(local area
network)カードやモデムカード、USB(Universal
Serial Bus)カード、IEEE1394カード、P12
84カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等
の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュ
ータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像
データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0104】光学ファインダ104は、レンズ310に
入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、
レンズマウント306および106、ミラー130およ
び132を介して導き、光学像として結像表示する。こ
れにより、画像表示部28による電子ファインダー機能
を使用することなしに、光学ファインダ104のみを用
いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファイン
ダー104内には、表示部54の一部の機能、たとえ
ば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、
シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示な
どが設置されている。
【0105】通信手段110は、RS232CやUS
B、IEEE1394、P1284、SCSI、モデ
ム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
【0106】コネクタ(またはアンテナ)112は、通
信部110により画像処理装置100を他の機器と接続
するコネクタ(無線通信の場合はアンテナ)である。
【0107】インターフェース120は、レンズマウン
ト106内において、画像処理装置100をレンズユニ
ット300と接続するためのものであり、コネクタ12
2は、画像処理装置100をレンズユニット300と接
続するためのものであり、レンズ着脱検知部124は、
レンズマウント106および/またはコネクタ122に
レンズユニット300が装着されているか否かを検知す
るためのものである。
【0108】コネクタ122は、画像処理装置100と
レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デ
ータ信号等を伝送すると共に、各種電圧の電流を供給す
る機能も備えている。また、コネクタ122は、電気通
信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成とし
てもよい。
【0109】ミラー130および132は、レンズ31
0に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファイ
ンダ104に導く。なお、ミラー132は、クイックリ
ターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成とし
ても、どちらでも構わない。
【0110】記録媒体200は、メモリカードやハード
ディスク等からなる。記録媒体200は、半導体メモリ
や磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処
理装置100とのインターフェース204、画像処理装
置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0111】記録媒体210は、メモリカードやハード
ディスク等からなる。記録媒体210は、半導体メモリ
や磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処
理装置100とのインターフェース214、画像処理装
置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0112】レンズユニット300は、交換レンズタイ
プのユニットである。
【0113】レンズマウント306は、レンズユニット
300を画像処理装置100と機械的に結合するための
ものである。レンズマウント306内には、レンズユニ
ット300を画像処理装置100と電気的に接続する各
種機能が含まれている。
【0114】インターフェース320は、レンズマウン
ト306内において、レンズユニット300を画像処理
装置100と接続するためのインターフェースであり、
コネクタ322は、レンズユニット300を画像処理装
置100と電気的に接続するコネクタである。コネクタ
322は、画像処理装置100とレンズユニット300
との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝送する
と共に、各種電圧の電流を供給される、または供給する
機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信の
みならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても
よい。
【0115】絞り制御部340は、測光部46からの測
光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッタ
ー制御部40と連携しながら、絞り312を制御する絞
り制御手段である。
【0116】測距制御部342は、撮影レンズ310の
フォーカシングを制御する測距制御手段であり、ズーム
制御部344は、撮影レンズ310のズーミングを制御
するズーム制御手段である。
【0117】レンズシステム制御回路350は、レンズ
ユニット300全体を制御する。レンズシステム制御回
路350は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶
するメモリやレンズユニット300固有の番号等の識別
情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等
の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮
発メモリの機能も備えている。
【0118】以上のように構成された画像処理装置が実
行する制御動作を、以下、図2〜図6を参照して説明す
る。
【0119】図2および図3は、画像処理装置100の
メインルーチンの手順を示すフローチャートである。
【0120】図2において、まず、電池交換等の電源投
入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等
を初期化し、画像処理装置100の各部において必要な
所定の初期設定を行う(ステップS1)。
【0121】次に、システム制御回路50は、電源スイ
ッチ66の設定位置を判断し、電源スイッチ66が電源
オフに設定されていたならば(ステップS2)、各表示
部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含
む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メ
モリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部2
8を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断す
る等の所定の終了処理を行った後(ステップS3)、ス
テップS2に戻る。
【0122】電源スイッチ66が電源オンに設定されて
いたならば(ステップS2)、システム制御回路50
は、電源制御部80により電池等により構成される電源
86の残容量や動作情況が画像処理装置100の動作に
問題があるか否かを判断し(ステップS4)、問題があ
るならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警
告表示を行った後に(ステップS5)、ステップS2に
戻る。
【0123】電源86に問題がないならば(ステップS
4)、システム制御回路50はモードダイアル60の設
定位置を判断し、モードダイアル60が撮影モードに設
定されていたならば(ステップS6)、ステップS8に
進む。
【0124】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(ステップS6)、システム制御回
路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステ
ップS7)、処理を終えたならばステップS2に戻る。
【0125】システム制御回路50は、記録媒体200
または210が装着されているかどうかの判断、記録媒
体200または210に記録された画像データの管理情
報の取得、そして、記録媒体200または210の動作
状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対す
る画像データの記録再生動作に問題があるか否かの判断
を行い(ステップS8)、問題があるならば表示部54
を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に
(ステップS5)、ステップS2に戻る。
【0126】記録媒体200または210が装着されて
いるかどうかの判断、記録媒体200または210に記
録された画像データの管理情報の取得、そして、記録媒
体200または210の動作状態が画像処理装置100
の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動
作に問題があるか否かの判断を行った結果(ステップS
8)、問題がないならば、ステップS9に進む。
【0127】システム制御回路50は、単写撮影/連写
撮影を設定する単写/連写スイッチ68の設定状態を調
べ(ステップS9)、単写撮影が選択されていたならば
単写/連写フラグを単写に設定し(ステップS10)、
連写撮影が選択されていたならば単写/連写フラグを連
写に設定し(ステップS11)、フラグの設定を終えた
ならばステップS12に進む。
【0128】単写/連写スイッチ68によれば、第2シ
ャッタースイッチ64を押した場合に1駒の撮影を行っ
て待機状態とする単写モードと、第2シャッタースイッ
チ64を押している間は連続して撮影を行い続ける連写
モードとを任意に切り替えて設定切り替えすることがで
きる。
【0129】なお、単写/連写フラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ(図示せず)またはメモリ
52に記憶する。
【0130】システム制御回路50は、表示部54を用
いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状
態の表示を行う(ステップS12)。なお、画像表示部
28の画像表示がオンであったならば、画像表示部28
も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設
定状態の表示を行う。
【0131】次に、ダークデータの取り込みを行う。所
定の各電荷蓄積時間によるダークデータが全て、メモリ
上に格納されているかどうかを判断し(図3のステップ
S13)、完了していない場合は、まだ取り込まれてい
ない電荷蓄積時間でのダークデータの取り込みを行う
(ステップS14)。所定の各電荷蓄積時間によるダー
クデータが全てメモリ上に格納されている場合は、ダー
クデータ取り込みが完了したと判断されて(ステップS
13)、ステップS15へ進む。このダーク取り込み処
理で取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理
を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノイ
ズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質劣
化に関して、撮影した画像データを補正することができ
る。このダーク取り込み処理の詳細は図6を用いて後述
する。
【0132】第1シャッタースイッチ62が押されたな
らば(ステップS15)、システム制御回路50は、測
距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わ
せ、測光処理を行って絞り値およびシャッター時間を決
定する、測距・測光処理を行い(ステップS16)、ス
テップS17に進む。測光処理では、必要であればフラ
ッシュの設定も行う。シャッター時間を決定すると、そ
の時間に対応する電荷蓄積時間で撮影されたダーク画像
データをメモリ上より一つ選択する(ステップS1
7)。この測距・測光処理の詳細は図4を用いて後述す
る。
【0133】なお、本実施の形態では、選択したダーク
画像データ以外のダーク画像データに対しては、積極的
に無効にしていないが、これに限らず、積極的に無効に
するようにしてもよい。
【0134】第2シャッタースイッチ64が押されてい
ないならば(ステップS18)、第1シャッタースイッ
チ62が放されるまで(ステップS19)、現在の処理
を繰り返す。
【0135】第1シャッタースイッチ62が放されたな
らば(ステップS19)、図2のステップS2に戻る。
【0136】第2シャッタースイッチ64が押されたな
らば(ステップS18)、システム制御回路50は、撮
影した画像データを記憶可能な画像記憶バッファ領域が
メモリ30にあるかどうかを判断し(ステップS2
0)、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画
像データを記憶可能な領域がないならば、表示部54を
用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に
(ステップS21)、ステップS2に戻る。たとえば、
メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な最大
枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読み出
して記憶媒体200または210に書き込むべき最初の
画像がまだ記録媒体200または210に未記録な状態
であり、まだ1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バ
ッファ領域上に確保できない状態である場合等が、この
状態の一例である。
【0137】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをステップ
S20において判断することになる。
【0138】メモリ30に撮影した画像データを記憶可
能な画像記憶バッファ領域があるならば(ステップS2
0)、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄積
した撮像信号を撮像素子12から読み出して、A/D変
換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介
して、またはA/D変換器から直接メモリ制御回路22
を介して、メモリ30の所定領域に撮影した画像データ
を書き込む撮影処理を実行する(ステップS22)。こ
の撮影処理に用いられる電荷蓄積時間は、あらかじめ取
り込んだダーク画像データのうちの一つに対応する長さ
となるよう、設定されているものとする。
【0139】ステップS22の撮影処理を終えたなら
ば、ステップS23に進む。
【0140】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回
路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要
なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプ
ティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシ
ステム制御回路50の内部メモリまたはメモリ52に記
憶する。
【0141】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22、そして必要に応じて画像処理回路20を
用いて、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像
データを読み出して、システム制御回路50の内部メモ
リまたはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AW
B(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、
色変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS2
3)。さらに、現像処理においては、ダーク取り込み処
理において取り込んだ、本画像撮影時の電荷蓄積時間に
対応する、ダーク画像データを用いて減算処理を行うこ
とにより、撮像素子14の暗電流ノイズ等を打ち消すダ
ーク補正演算処理も併せて行う。このダーク補正演算処
理には、前もってメモリ30上に取り込んだ(ステップ
S14)データから、本画像撮影時の電荷蓄積時間に対
応して選択(ステップS17)されたデータを用いる。
このように、必要なダーク画像データを前もって取得し
ておくことにより、実際の撮影時にダーク画像データを
取得する必要がなくなり、シャッターレリーズタイムラ
グを減少させることが可能となる。
【0142】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(ステップS24)、メモリ30の
画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連
の処理を終えた画像データの書き込みを行う。
【0143】一連の撮影の実行に伴い、システム制御回
路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶し
た画像データを読み出して、インターフェース90また
は94、コネクタ92または96を介して、メモリカー
ドやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200ま
たは210へ書き込みを行う記録処理を開始する(ステ
ップS25)。この記録開始処理は、メモリ30の画像
記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処
理を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度
に、その画像データに対して実行される。
【0144】なお、記録媒体200または210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において、たとえ
ばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を
行う。
【0145】システム制御回路50は、第1シャッター
スイッチ62が押されているかどうかを判断する(ステ
ップS26)。
【0146】第1シャッタースイッチ62が放された状
態であったならば(ステップS26)、ステップS2に
戻る一方、第1シャッタースイッチ62が押された状態
であったならば(ステップS20)、システム制御回路
50の内部メモリまたはメモリ52に記憶される単写/
連写フラグの状態を判断し(ステップS27)、単写が
設定されていたならば、ステップS26に戻り、第1シ
ャッタースイッチ62が放されるまで現在の処理を繰り
返す。
【0147】連写が設定されていたならば(ステップS
27)、連続して撮影を行うために、ステップS18に
戻り、次の撮影を行う。
【0148】図4は、図3のステップS16における測
距・測光処理の詳細な手順を示すフローチャートであ
る。なお、本測距・測光処理においては、システム制御
回路50と絞り制御部340または測距制御部342と
の間の各種信号のやり取りは、インターフェース12
0、コネクタ122、コネクタ322、インターフェー
ス320、レンズ制御部350を介して行われる。
【0149】同図において、まず、システム制御回路5
0は、撮像素子14、測距部42および測距制御部34
2を用いて、AF(オートフォーカス)処理を開始する
(ステップS31)。
【0150】次に、システム制御回路50は、レンズ3
10に入射した光線を、絞り312、レンズマウント3
06および106、ミラー130、不図示の測距用サブ
ミラーを介して、測距部42に入射させることにより、
光学像として結像された画像の合焦状態を判断し、測距
(AF)が合焦と判断されるまで(ステップS33)、
測距制御部342を用いてレンズ310を駆動しなが
ら、測距部42を用いて合焦状態を検出するAF制御を
実行する(ステップS32)。
【0151】測距(AF)が合焦と判断したならば(ス
テップS33)、システム制御回路50は、撮影画面内
の複数の測距点の中から合焦した測距点を決定し、決定
した測距点データと共に測距データおよび/または設定
パラメータをシステム制御回路50の内部メモリまたは
メモリ52に記憶し、ステップS35に進む。
【0152】続いて、システム制御回路50は、測光部
46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(ステ
ップS35)。
【0153】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306お
よび106、ミラー130および132、そして不図示
の測光用レンズを介して、測光部46に入射させること
により、光学像として結像された画像の露出状態を測定
し、露出(AF)が適正と判断されるまで(ステップS
37)、露光制御部40を用いて測光処理を行う(ステ
ップS36)。
【0154】露出(AE)が適正と判断したならば(ス
テップS37)、システム制御回路50は、測光データ
および/または設定パラメータをシステム制御回路50
の内部メモリまたはメモリ52に記憶し、ステップS3
8に進む。
【0155】なお、ステップS36の測光処理で検出し
た露出(AE)結果と、モードダイアル60によって設
定された撮影モードに応じて、システム制御回路50
は、絞り値(Av値)、シャッター速度(Tv値)を決
定する。
【0156】そして、ここで決定したシャッター速度
(Tv値)に応じて、システム制御回路50は、撮像素
子14の電荷蓄積時間を決定し、撮影処理を行う。
【0157】ステップS36の測光処理で得られた測定
データにより、システム制御回路50は、フラッシュが
必要か否かを判断し(ステップS38)、フラッシュが
必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ4
8の充電が完了するまで(ステップS40)、フラッシ
ュ48を充電する(ステップS39)。
【0158】フラッシュ48の充電が完了したならば
(ステップS40)、本測距・測光処理を終了する。
【0159】図5は、図3のステップS22における撮
影処理の詳細な手順を示すフローチャートである。な
お、本撮影処理においては、システム制御回路50と絞
り制御部340または測距制御部342との間の各種信
号のやり取りは、インターフェース120、コネクタ1
22、コネクタ322、インターフェース320、レン
ズ制御手段350を介して行われる。
【0160】同図において、まず、システム制御回路5
0は、ミラー130を不図示のミラー駆動手段によって
ミラーアップ位置に移動すると共に(ステップS5
1)、システム制御回路50の内部メモリまたはメモリ
52に記憶される測光データに従い、絞り制御手段34
0によって絞り312を所定の絞り値まで駆動する(ス
テップS52)。
【0161】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(ステップS53)、撮像
素子14の電荷蓄積を開始した後(ステップS54)、
シャッター制御部40によって、シャッター12を開き
(ステップS55)、撮像素子14の露光を開始する
(ステップS56)。
【0162】ここで、フラッシュ・フラグによりフラッ
シュ48が必要か否かを判断し(ステップS57)、必
要な場合はフラッシュを発光させる(ステップS5
8)。
【0163】システム制御回路50は、測光データに従
って撮像素子14の露光終了を待ち(ステップS5
9)、シャッター制御部40によって、シャッター12
を閉じ(ステップS60)、撮像素子14の露光を終了
する。
【0164】システム制御回路50は、絞り制御部34
0によって絞り312を開放の絞り値まで駆動すると共
に(ステップS61)、ミラー130を不図示のミラー
駆動手段によってミラーダウン位置に移動する(ステッ
プS62)。
【0165】設定した電荷蓄積時間が経過したならば
(ステップS63)、システム制御回路50は、撮像素
子14の電荷蓄積を終了した後(ステップS64)、撮
像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器1
6、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、
またはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を
介して、メモリ30の所定領域へ撮影画像データを書き
込む(ステップS65)。
【0166】図6は、図3のステップS14におけるダ
ーク取り込み処理の詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
【0167】同図において、まず、メモリ30上で記録
されたダークデータの各蓄積時間を考慮して、次に取り
込むダークデータの電荷蓄積時間を決定する(ステップ
S71)。
【0168】次に、システム制御回路50は、撮像素子
14の電荷クリア動作を行った後に(ステップS7
2)、シャッター12が閉じた状態で、撮像素子14の
電荷蓄積を開始する(ステップS73)。
【0169】ステップS71で設定した所定の電荷蓄積
時間が経過したならば(ステップS74)、システム制
御回路50は、撮像素子14の電荷蓄積を終了した後
(ステップS75)、撮像素子14から電荷信号を読み
出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制
御回路22を介して、またはA/D変換器16から直接
メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域へ
画像データ(ダーク画像データ)を書き込む(ステップ
S76)。このダーク取り込みデータを用いて現像処理
を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノイ
ズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質劣
化に関して、撮影した画像データを補正することができ
る。なお、このダーク画像データは、異なる電荷蓄積時
間で複数取り込まれ、メモリ30の所定領域に保持され
る。そして、このダーク画像データは、この後、本画像
撮影処理が実行されて、そこで、撮影した本画像データ
を撮像素子14より読み出して、現像処理を行う際に一
つを選択して用いられる。
【0170】一連の処理を終えたならば、本ダーク取り
込み処理ルーチンを終了する。
【0171】以上説明したように、本実施の形態では、
利用する可能性のあるダーク画像データをあらかじめメ
モリ上に格納しておくことにより、実際の撮影時にダー
ク画像データを取得する必要がなくなり、シャッターレ
リーズタイムラグを減少させることが可能となる。
【0172】次に、本実施の他の実施の形態に係る画像
処理装置を説明する。
【0173】前記実施の形態では、図3に示したよう
に、必要なダーク画像データを全て取り込んだ後に、第
1シャッタースイッチ62の状態を調べたのに対して、
本実施の形態では、ダーク画像を1枚取り込むごとに第
1シャッタースイッチ62の状態を調べるようにした点
が異なっている。したがって、ハードウェアの基本的構
成は、図1に示したものと同様であり、その説明を省略
する。また、本実施の形態の画像処理装置が実行するメ
インルーチンも、前記図2および図3のメインルーチン
と一部のみ、すなわち図3に示した部分の一部について
は異なるので、図2の部分については、図2に示したも
のをそのまま使用し、残りの部分については、図3に示
したものに代えて、図7に示すものを使用する。
【0174】図7において、第1シャッタースイッチ6
2が押されてなければ(ステップS15)、所定のダー
ク画像データの取り込みが全て完了しているかどうかを
調べ(ステップS81)、完了していなければ、ダーク
画像データの取り込みを行う(ステップS82)。この
ときの電荷蓄積時間は、すでにメモリ上に記録されてい
るダーク画像データの電荷蓄積時間とは異なる長さに設
定する。
【0175】第1シャッタースイッチ62が押されてい
れば(ステップS15)、前記実施の形態と同様の測距
・測光処理を行い(ステップS17)、その結果から決
定される、本画像撮影時の電荷蓄積時間に対応するダー
ク画像データがすでにメモリ30上に取り込まれている
かどうかを調べる(ステップS83)。対応するダーク
画像データがまだメモリ30上に取り込まれていない場
合は、対応する電荷蓄積時間でのダーク画像取り込みを
実行し(ステップS84)、本画像撮影時の電荷蓄積時
間に対応するダーク画像データが、メモリ30上にすで
に取り込みずみの場合は、メモリ30上にあるダーク画
像データの中から、本画像撮影時の電荷蓄積時間に対応
するダーク画像データを選択する(ステップS17)。
【0176】そして、第2シャッタースイッチ64が押
されているかどうかを調べる(ステップS18)。これ
以降は、前記実施の形態と同様であるので、その説明を
省略する。
【0177】このように、シャッター時に取り込んだダ
ーク画像データをメモリ上に保持しておくことにより、
次に同じダークデータを利用することができるので、最
初のレリーズ以外は、シャッターレリーズタイムラグを
減少させることが可能となる。
【0178】なお、上記実施の形態では、ダーク画像デ
ータのパラメータとして、撮像素子の電荷蓄積時間を中
心に説明したが、これに限らず、撮像素子の温度を採用
してよいし、撮像素子の電荷蓄積時間および温度の両方
を採用してもよい。
【0179】また、上記実施の形態では、単写/連写の
切り替えを単写/連写スイッチ68を用いて行うとして
説明したが、モードダイアル60での動作モード選択に
応じて単写/連写の切り替えを行う構成としても問題な
い。
【0180】また、上記実施の形態では、ステップS1
4のダーク取り込み処理動作の実行中は、撮影動作を行
うことができないため、表示部54および/または画像
表示部28によって、画像処理装置100がビジー状態
にあることを示す画像や音声の表示を行うようにしても
よい。
【0181】なお、上記実施の形態では、ミラー130
をミラーアップ位置、ミラーダウン位置に移動して撮影
動作を行うとして説明したが、ミラー130をハーフミ
ラーの構成として、移動せずに撮影動作を行うようにし
ても問題ない。
【0182】なお、記録媒体200および210は、P
CMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカ
ード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、
光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディス
ク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていて
ももちろん問題ない。
【0183】また、記録媒体200および210がメモ
リカードとハードディスク等が一体となった複合媒体で
あってももちろん問題ない。さらに、その複合媒体から
一部が着脱可能な構成としてももちろん問題ない。
【0184】そして、上記実施の形態では、記録媒体2
00および210は画像処理装置100と分離していて
任意に接続可能なものとして説明したが、いずれかまた
は全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したまま
となっていてももちろん問題ない。
【0185】また、画像処理装置100に記録媒体20
0または210が、単数または複数の任意の個数接続可
能な構成であっても構わない。
【0186】そして、画像処理装置100に記録媒体2
00および210が装着する構成として説明したが、記
録媒体は単数または複数のいずれの組み合わせの構成で
あっても、もちろん問題ない。
【0187】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体に格納されたプログラムコードを読出し実行すること
によっても、本発明の目的が達成されることは言うまで
もない。
【0188】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0189】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。また、通信ネットワーク
を介してサーバコンピュータからプログラムコードが供
給されるようにしてもよい。
【0190】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0191】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0192】
【発明の効果】本発明によれば、あらかじめメモリ上に
複数のダーク画像データを保持しておき、本画像撮影時
に選択して用いることにより、本画像撮影時にダーク画
像データを取り込む必要がなくなるので、ダーク画像デ
ータを撮影した後に本撮影を行う構成の場合には、シャ
ッターレリーズタイムラグが減少し、貴重なシャッター
チャンスを逃すことがなくなり、また、本撮影を行った
後に、ダーク画像データを撮影する構成の場合には、撮
影可能間隔を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の構
成を示す図である。
【図2】図1の画像処理装置が実行するメインルーチン
の手順を示すフローチャートである。
【図3】図2のメインルーチンの続きを示すフローチャ
ートである。
【図4】図3の測距・測光処理ルーチンの詳細な手順を
示すフローチャートである。
【図5】図3の撮影処理ルーチンの詳細な手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】図3のダーク取り込み処理ルーチンの詳細な手
順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る画像処理装置が
実行するメインルーチンの手順の一部を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
12 シャッター 14 撮像素子 16 A/D変換器 18 タイミング発生回路 20 画像処理回路 22 メモリ制御回路 24 画像表示メモリ 26 D/A変換器 28 画像表示部 30 メモリ 32 画像圧縮・伸長回路 40 シャッター制御部 42 測距部 46 測光部 48 フラッシュ 50 システム制御回路 52 メモリ 54 表示部 56 不揮発性メモリ 60 モードダイアルスイッチ 62 第1シャッタースイッチ(SW1) 64 第2シャッタースイッチ(SW2) 66 再生スイッチ 68 単写/連写スイッチ 70 操作部 72 電源スイッチ 80 電源制御部 82 コネクタ 84 コネクタ 86 電源 90 インターフェース 92 コネクタ 94 インターフェース 96 コネクタ 98 記録媒体着脱検知部 100 画像処理装置 104 光学ファインダ 106 レンズマウント 110 通信部 112 コネクタ(またはアンテナ) 120 インターフェース 122 コネクタ 130 ミラー 132 ミラー 200 記録媒体 202 記録部 204 インターフェース 206 コネクタ 210 記録媒体 212 記録部 214 インターフェース 216 コネクタ 300 レンズユニット 306 レンズマウント 310 撮影レンズ 312 絞り 320 インターフェース 322 コネクタ 340 絞り制御部 342 測距制御部 344 ズーム制御部 350 レンズシステム制御回路

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像または動画像を撮像する撮像手
    段であって、その撮影時に蓄積された電荷に応じて、当
    該静止画像または動画像に対応する画像データを取得す
    るものと、 該取得された画像データを記憶する記憶手段と、 第1の撮像モードと第2の撮像モードとを備え、前記第
    1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積することに
    より第1の画像データを取得する一方、前記第2の撮像
    モードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の
    画像データを取得するように、前記撮像手段を制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記第1の画像データを複数、前記記
    憶手段に記憶することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像データは、前記撮像手段
    の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、電荷を蓄積する時間を
    変化させることにより、前記複数の第1の画像データ内
    に、電荷蓄積時間の異なった画像データを含ませること
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記撮像手段の温度が
    異なる状態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第
    1の画像データ内に、電荷蓄積時の温度の異なった画像
    データを含ませることを特徴とする請求項2に記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、電荷を蓄積する時間を
    変化させるとともに前記撮像手段の温度が異なる状態で
    電荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画像デー
    タ内に、電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度の異な
    った画像データを含ませることを特徴とする請求項2に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第2の画像データ
    を取得するときに、前記記憶された複数の第1の画像デ
    ータからいずれかを選択することを特徴とする請求項2
    に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第2の画像データ
    を取得するときに、前記記憶された複数の第1の画像デ
    ータのうち、当該第2の画像データを取得する際の電荷
    蓄積時間に対応するものを選択することを特徴とする請
    求項4に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記第2の画像データ
    を取得するときに、前記記憶された複数の第1の画像デ
    ータのうち、当該第2の画像データを取得する際の前記
    撮像手段の温度に対応するものを選択することを特徴と
    する請求項5に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記第2の画像データ
    を取得するときに、前記記憶された複数の第1の画像デ
    ータのうち、当該第2の画像データを取得する際の電荷
    蓄積時間および前記撮像手段の温度に対応するものを選
    択することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記複数の第1の画
    像データのうち、前記選択されたデータ以外のデータを
    無効にすることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記複数の第1の画
    像データのうち、前記選択されたデータ以外のデータを
    無効にしないことを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 静止画像または動画像を撮像する撮像
    手段であって、その撮影時に蓄積された電荷に応じて、
    当該静止画像または動画像に対応する画像データを取得
    するものと、 該取得された画像データを記憶する記憶手段と、 第1の撮像モードと第2の撮像モードとを備え、前記第
    1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積することに
    より第1の画像データを取得する一方、前記第2の撮像
    モードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の
    画像データを取得するように、前記撮像手段を制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データに対応する前記第1の画像デー
    タが前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該第
    1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶すること
    を特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の画像データは、前記撮像手
    段の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とす
    る請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記第2の画像デー
    タを取得するときに、該第2の画像データを取得する際
    の電荷蓄積時間に対応する前記第1の画像データが前記
    記憶手段に記憶されていない場合には、当該第1の画像
    データを取得して前記記憶手段に記憶することを特徴と
    する請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記第2の画像デー
    タを取得するときに、該第2の画像データを取得する際
    の前記撮像手段の温度に対応する前記第1の画像データ
    が前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該第1
    の画像データを取得して前記記憶手段に記憶することを
    特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記第2の画像デー
    タを取得するときに、該第2の画像データを取得する際
    の電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度に対応する前
    記第1の画像データが前記記憶手段に記憶されていない
    場合には、当該第1の画像データを取得して前記記憶手
    段に記憶することを特徴とする請求項13に記載の画像
    処理装置。
  17. 【請求項17】 静止画像または動画像を撮像する撮像
    手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、当該静
    止画像または動画像に対応する画像データを取得すると
    きに、 第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積すること
    により第1の画像データを取得する一方、第2の撮像モ
    ードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の画
    像データを取得し、 前記第1の画像データを複数、記憶手段に記憶すること
    を特徴とする画像処理装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の画像データは、前記撮像手
    段の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とす
    る請求項17に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記撮像手段における電荷を蓄積する
    時間を変化させることにより、前記複数の第1の画像デ
    ータ内に、電荷蓄積時間の異なった画像データを含ませ
    ることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  20. 【請求項20】 前記撮像手段の温度が異なる状態で電
    荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画像データ
    内に、電荷蓄積時の温度の異なった画像データを含ませ
    ることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  21. 【請求項21】 前記撮像手段における電荷を蓄積する
    時間を変化させるとともに前記撮像手段の温度が異なる
    状態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画
    像データ内に、電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度
    の異なった画像データを含ませることを特徴とする請求
    項18に記載の画像処理装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データからいずれ
    かを選択することを特徴とする請求項18に記載の画像
    処理装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間に対応
    するものを選択することを特徴とする請求項20に記載
    の画像処理装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の前記撮像手段の温度
    に対応するものを選択することを特徴とする請求項21
    に記載の画像処理装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間および
    前記撮像手段の温度に対応するものを選択することを特
    徴とする請求項22に記載の画像処理装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記複数の第1の画像データのうち、
    前記選択されたデータ以外のデータを無効にすることを
    特徴とする請求項22〜25のいずれかに記載の画像処
    理装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記複数の第1の画像データのうち、
    前記選択されたデータ以外のデータを無効にしないこと
    を特徴とする請求項22〜25のいずれかに記載の画像
    処理装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 静止画像または動画像を撮像する撮像
    手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、当該静
    止画像または動画像に対応する画像データを取得すると
    きに、 第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積すること
    により第1の画像データを取得する一方、第2の撮像モ
    ードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の画
    像データを取得し、 前記第2の画像データを取得するときに、該第2の画像
    データに対応する前記第1の画像データが記憶手段に記
    憶されていない場合には、当該第1の画像データを取得
    して前記記憶手段に記憶することを特徴とする画像処理
    装置の制御方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の画像データは、前記撮像手
    段の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とす
    る請求項28に記載の画像処理装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間に
    対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に記憶さ
    れていない場合には、当該第1の画像データを取得して
    前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項29に
    記載の画像処理装置の制御方法。
  31. 【請求項31】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の前記撮像手段の
    温度に対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に
    記憶されていない場合には、当該第1の画像データを取
    得して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
    29に記載の画像処理装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間お
    よび前記撮像手段の温度に対応する前記第1の画像デー
    タが前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該第
    1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶すること
    を特徴とする請求項29に記載の画像処理装置の制御方
    法。
  33. 【請求項33】 静止画像または動画像を撮像する撮像
    手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、当該静
    止画像または動画像に対応する画像データを取得すると
    きに、 第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積すること
    により第1の画像データを取得する一方、第2の撮像モ
    ードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の画
    像データを取得し、 前記第1の画像データを複数、記憶手段に記憶すること
    を特徴とする画像処理装置の制御方法を含む、コンピュ
    ータが実現できるプログラムを格納した記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記第1の画像データは、前記撮像手
    段の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とす
    る請求項33に記載の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記撮像手段における電荷を蓄積する
    時間を変化させることにより、前記複数の第1の画像デ
    ータ内に、電荷蓄積時間の異なった画像データを含ませ
    ることを特徴とする請求項34に記載の記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記撮像手段の温度が異なる状態で電
    荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画像データ
    内に、電荷蓄積時の温度の異なった画像データを含ませ
    ることを特徴とする請求項34に記載の記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記撮像手段における電荷を蓄積する
    時間を変化させるとともに前記撮像手段の温度が異なる
    状態で電荷を蓄積することにより、前記複数の第1の画
    像データ内に、電荷蓄積時間および前記撮像手段の温度
    の異なった画像データを含ませることを特徴とする請求
    項34に記載の記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データからいずれ
    かを選択することを特徴とする請求項34に記載の記憶
    媒体。
  39. 【請求項39】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間に対応
    するものを選択することを特徴とする請求項36に記載
    の記憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の前記撮像手段の温度
    に対応するものを選択することを特徴とする請求項37
    に記載の記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、前記記憶された複数の第1の画像データのうち、当
    該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間および
    前記撮像手段の温度に対応するものを選択することを特
    徴とする請求項38に記載の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記複数の第1の画像データのうち、
    前記選択されたデータ以外のデータを無効にすることを
    特徴とする請求項38〜41のいずれかに記載の記憶媒
    体。
  43. 【請求項43】 前記複数の第1の画像データのうち、
    前記選択されたデータ以外のデータを無効にしないこと
    を特徴とする請求項38〜41のいずれかに記載の記憶
    媒体。
  44. 【請求項44】 静止画像または動画像を撮像する撮像
    手段を用いた撮影時に蓄積された電荷に応じて、当該静
    止画像または動画像に対応する画像データを取得すると
    きに、 第1の撮像モードでは、露光せずに電荷を蓄積すること
    により第1の画像データを取得する一方、第2の撮像モ
    ードでは、露光して電荷を蓄積することにより第2の画
    像データを取得し、 前記第2の画像データを取得するときに、該第2の画像
    データに対応する前記第1の画像データが記憶手段に記
    憶されていない場合には、当該第1の画像データを取得
    して前記記憶手段に記憶することを特徴とする画像処理
    装置の制御方法を含む、コンピュータが実現できるプロ
    グラムを格納した記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記第1の画像データは、前記撮像手
    段の暗電流ノイズに関するデータであることを特徴とす
    る請求項44に記載の記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間に
    対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に記憶さ
    れていない場合には、当該第1の画像データを取得して
    前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項45に
    記載の記憶媒体。
  47. 【請求項47】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の前記撮像手段の
    温度に対応する前記第1の画像データが前記記憶手段に
    記憶されていない場合には、当該第1の画像データを取
    得して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
    45に記載の記憶媒体。
  48. 【請求項48】 前記第2の画像データを取得するとき
    に、該第2の画像データを取得する際の電荷蓄積時間お
    よび前記撮像手段の温度に対応する前記第1の画像デー
    タが前記記憶手段に記憶されていない場合には、当該第
    1の画像データを取得して前記記憶手段に記憶すること
    を特徴とする請求項45に記載の記憶媒体。
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