JP2001221384A - 可撓管 - Google Patents

可撓管

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JP2001221384A JP2000029404A JP2000029404A JP2001221384A JP 2001221384 A JP2001221384 A JP 2001221384A JP 2000029404 A JP2000029404 A JP 2000029404A JP 2000029404 A JP2000029404 A JP 2000029404A JP 2001221384 A JP2001221384 A JP 2001221384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管作業が容易にできる可撓管を提供する。 【解決手段】 断面S字状の条帯32を螺旋状に巻回し隣
接する側縁同士を係合した硬質な外層31を、円筒状の軟
質な内層21の外周に取り付ける。螺旋状の凹部42を外層
31の外表面に形成する。内層21の湾曲を規制する湾曲規
制体41を外層31の外表面側の一側面38に切り離し可能に
突設する。湾曲規制体41は凹部42に取り外し可能に嵌挿
した状態で、凹部32の底部43と他側面44とに当接する。
湾曲規制体41の一部を凹部42から取り外した後、取り外
した湾曲規制体41の一部の両端を切断して外層31から切
り離す。湾曲規制体41を切り離した部分が湾曲可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋状に巻回した
硬質な外層を有する可撓管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、螺旋状に巻回した硬質な外層を有
する可撓管としては、例えば、特開平8−303652
号公報に記載の構成が知られている。
【0003】この特開平8−303652号公報に記載
の可撓管は、軟質材料で略円筒状に成形された内層の外
周に、硬質材料で成形された断面略S字状の条帯を螺旋
状に巻回した状態で、隣接する条帯の側縁同士が係合さ
れた外層が取り付けられて形成されている。そして、こ
の外層の外表面には、螺旋状の凹部が形成されている。
また、この凹部の外層の軸方向に沿った各箇所には、複
数の突起部を有する略細長板状の湾曲規制片の各突起部
が嵌装されて、内層および外層の湾曲を規制している。
【0004】ところが、この特開平8−303652号
公報に記載の可撓管では、一本を適宜に湾曲させて配管
する際に複数の湾曲規制片が必要であるため、配管作業
に手間が掛かり、さらには、外層の凹部間の距離が異な
る場合には、この凹部間の距離に対応した湾曲規制片を
設ける必要があるため、在庫管理に手間が掛かる。
【0005】そこで、外層の凹部に湾曲規制体を嵌挿し
た可撓管として、例えば、特開平9−229246号公
報に記載の構成が知られている。
【0006】この特開平9−229246号公報に記載
の可撓管は、軟質合成樹脂で略円筒状に成形された内層
の外周に、硬質合成樹脂で成形された断面略S字状の条
帯を螺旋状に巻回した状態で、隣接する条帯の側縁同士
が係合されて外層が取り付けられて形成されている。そ
して、この外層の外表面には、螺旋状の凹部が形成され
ている。また、この凹部には、螺旋状のコイルが取り外
し可能に嵌合されて、外層および内層の湾曲を規制して
いる。そして、外層および内層を湾曲させる際には、湾
曲させたい部分の凹部に嵌合しているコイルの両端を切
断した後に、凹部からコイルを取り外し、その後、外層
および内層を湾曲させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−229246号公報に記載の可撓管では、外層
の凹部にコイルを単純に嵌挿させただけの構成であるた
め、この外層および内層を湾曲させる際に、湾曲させた
い外層の凹部に嵌合しているコイルの両端を切断する作
業、および、切断後のコイルを凹部から取り外す作業に
手間が掛かり、配管作業が容易ではないという問題を有
している。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、配管作業が容易にできる可撓管を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の可撓管
は、略円筒状の可撓性を有する内層と、この内層の外周
に取り付けられ、断面略S字状に成形された条帯を螺旋
状に巻回した状態で隣接する前記条帯の側縁同士が係合
された硬質な外層と、この外層の外表面側に位置する一
側面に切り離し可能に突設され、かつ前記外層の外表面
に形成された螺旋状の凹部の底部および前記一側面と対
向する他側面に当接した状態でこの凹部に取り外し可能
に嵌挿され、前記内層の湾曲を規制する螺旋状の湾曲規
制体とを具備しているものである。
【0010】そして、この構成では、湾曲させたい部分
の外層の凹部に嵌挿している湾曲規制体をこの凹部から
取り外した後に、この湾曲規制体の両端を切断し、この
湾曲規制体を外層から切り離すことにより、この湾曲規
制体が凹部から取り外せる。このとき、凹部から湾曲規
制体を取り外した部分の隣接する条帯の側縁同士が摺動
可能となるので、この部分の外層が湾曲可能となる。よ
って、外層の凹部から湾曲規制体を取り外す作業が明確
になるとともに容易になるので、配管作業が容易にな
る。
【0011】請求項2記載の可撓管は、請求項1記載の
可撓管において、湾曲規制体は、この湾曲規制体の外層
から切り離し可能な部分としての基端部に形成された幅
細な縊部を備えているものである。
【0012】そして、この構成では、湾曲規制体の外層
から切り離し可能な部分である基端部に幅細な縊部を形
成したことにより、湾曲させたい部分の凹部に嵌挿して
いる湾曲規制体を凹部から取り外す際の抵抗力が少なく
なり、さらには、この縊部で外層から湾曲規制体を容易
に切り離せるので、凹部に対する湾曲規制体の取り外し
作業、および外層に対する湾曲規制体の切り離し作業が
容易になる。
【0013】請求項3記載の可撓管は、請求項1または
2記載の可撓管において、湾曲規制体は、外層の外表面
側に位置する前記湾曲規制体上に設けられた略V溝状の
引掛部を備えているものである。
【0014】そして、この構成では、外層の外表面側に
位置する湾曲規制体上に、外層の一側面に向かう略V溝
状の引掛部を形成したため、例えばマイナスドライバな
どの先端を引掛部に挿入した状態で、このマイナスドラ
イバを外層の外表面側に向けて倒すだけで、凹部から湾
曲規制体が容易に取り外せる。このため、凹部に対する
湾曲規制体の取り外し作業がより容易になる。
【0015】請求項4記載の可撓管は、請求項1ないし
3いずれかに記載の可撓管において、湾曲規制体は、こ
の湾曲規制体の凹部の他側面に当接する部分と前記凹部
の底部に当接する部分との間に設けられた周面状の傾斜
部を備えているものである。
【0016】そして、この構成では、湾曲規制体の凹部
の他側面に当接する部分と凹部の底部に当接する部分と
の間に周面状の傾斜部を形成したことにより、凹部から
湾曲規制体を取り外す際の凹部に対する湾曲規制体によ
る押圧力が少なくなる。このため、凹部から湾曲規制体
を取り外す際の抵抗力が少なくなるので、凹部から湾曲
規制体を取り外す作業がより容易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可撓管の一実施の
形態の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
【0018】図1ないし図3において、11は可撓管で、
この可撓管11は、例えば、軟質な塩化ビニル樹脂などで
円筒状に成形された内層21を備えており、この内層21
は、可撓性を有し、内周および外周が平滑に形成されて
いる。
【0019】また、この内層21の外周には、蛇腹状に成
形された外層31の内周が溶着されており、この外層31
は、例えば、硬質な塩化ビニル樹脂などで成形されてい
る。また、この外層31は、断面略S字状に成形された条
帯32を、内層21の軸中心から等間隔離間した位置で螺旋
状に巻回した状態で、隣接する条帯32の側縁同士が係合
されて、略円筒状に成形されている。
【0020】そして、この条帯32は、細長矩形平板状に
成形された条帯本体33を備えており、この条帯本体33の
底面は、内層21の外周に溶着されている。また、この条
帯本体33の長手方向の一側端には、この条帯本体33を内
層21に溶着した状態で、条帯本体33の長手方向に沿って
内層21の径方向に向けて突出した支持片34が形成されて
いる。
【0021】また、この支持片34の長手方向の一側端に
は、内層21の外周と略平行であるとともに、この内層21
の外周から略等間隔離間した位置に、この内層21の軸方
向に向けて支持片34の長手方向に沿って突出した条帯片
35が形成されている。
【0022】さらに、この条帯片35の長手方向の一側端
には、内層21の軸中心方向に向けてこの条帯片35の長手
方向に沿って突出した係合片36aが形成されており、こ
の係合片36aの先端の内方側には、内層21の軸方向に向
けてこの係合片36aの長手方向に沿って突出する係合部3
7aが形成されている。
【0023】また、条帯本体33の長手方向の他側端に
は、内層21の径方向に向けてこの条帯本体33の長手方向
に沿って突出した係合片36bが形成されており、この係
合片36bの先端の内方側には、内層21の軸方向に向けて
この係合片36bの長手方向に沿って突出した係合部37bが
形成されている。
【0024】また、これら係合部37a,37bは、条帯32を
内層21の外周に螺旋状に巻回した状態で、外層31を湾曲
した際に互いに係合するように形成されている。このた
め、これら係合部37a,37bは、外層31が湾曲した際に、
条帯32の側縁間の離脱を防止している。
【0025】そして、条帯32を螺旋状に巻回した状態
で、外層31の外表面側に位置する一側面38、すなわち係
合片36aの外側面には、図2に示すように、この条帯32
の長手方向に沿って外方、すなわち外層31を内層21に溶
着した状態でこの内層21の軸方向に向けて突出した湾曲
規制体41が切り離し可能に一体的に取り付けられてい
る。
【0026】この湾曲規制体41は、条帯32を螺旋状に巻
回した状態で、螺旋状に形成されている。また、この湾
曲規制体41は、条帯32を螺旋状に巻回した状態で、条帯
本体33と支持片34とこの条帯本体33から突出した係合片
36bの係合部37bに隣接する係合部37aを有する係合片36a
とにより形成された凹溝状の凹部42に取り外し可能に嵌
挿されている。ここで、この凹部42は、条帯32の長手方
向に沿って、かつ外層31の外表面に螺旋状に形成されて
いる。
【0027】さらに、この湾曲規制体41は、凹部42内に
嵌挿された状態で、この凹部42の底部43、すなわち条帯
本体33の外表面、および湾曲規制体41が突設された外層
31の一側面38に対向する凹部42の他側面44、すなわち支
持片34の外側面に当接している。
【0028】このため、湾曲規制体41は、外層31の湾曲
を規制することにより、内層21の湾曲を規制している。
さらに、この湾曲規制体41は、湾曲させたい部分の凹部
42に嵌挿された湾曲規制体41の端部を切断して、この湾
曲規制体42を凹部42から切り離すことにより、この部分
で外層31および内層21が湾曲可能となる。
【0029】さらに、湾曲規制体41の条帯32から切り離
し可能な部分、すなわち湾曲規制体41の基端部には、係
合片36aに向かうに連れて徐々に細くなる幅細の縊部51
が形成されている。この縊部51は、条帯32の係合片36a
の外側面すなわち一側面38の上方側に位置しており、条
帯32の長手方向に沿って形成されている。また、この縊
部51は、湾曲規制体41の端部を把持して引っ張ることに
より、この湾曲規制体41が外層31から引き千切れる肉厚
に形成されている。さらに、この縊部51は、湾曲規制体
41を係合片36aから切り離す作業を容易にしている。
【0030】また、外層31の外表面側に位置する湾曲規
制体41の外表面上には、外層31の一側面38、すなわち係
合片36aの外側面に向けて略V溝状に切り欠かれた引掛
部61が形成されている。この引掛部61は、条帯32の長手
方向に沿って形成されており、例えば、図示しないマイ
ナスドライバの先端をこの引掛部61内に挿入した状態
で、このマイナスドライバの把持部を外層31の外表面側
に向けて倒すことにより、湾曲規制体41が凹部42から容
易に取り外せる。
【0031】さらに、湾曲規制体41の凹部42の他側面4
4、すなわち支持片34の外側面に当接する部分と、この
湾曲規制体41の凹部42の底部43、すなわち条帯本体33の
表面に当接する部分との間には、周面状の傾斜部71が形
成されている。この傾斜部71は、湾曲規制体41の縊部51
を中心とした円弧状に条帯32の長手方向に沿って形成さ
れている。また、この傾斜部71は、図3に示すように、
湾曲規制体41を凹部42から取り外す際のこの凹部42の他
側面44、すなわち支持片34の外側面に対する押圧力を少
なくしている。これにより、この傾斜部71は、凹部42に
対する湾曲規制体41の取り外し作業を容易にしている。
【0032】また、凹部42に湾曲規制体41を嵌挿した状
態で、この凹部42の底部43、すなわち条帯本体33の外表
面に当接する湾曲規制体41の部分と、この湾曲規制体41
の縊部51との間には、引掛部61に向けて略V溝状に切り
欠かれ、かつ条帯32の長手方向に沿った切欠部81が形成
されている。この切欠部81は、肉盗みのために形成され
ているとともに、凹部42から湾曲規制体41を取り外す際
に、この湾曲規制体41の傾斜部71が弾性変形で湾曲し、
凹部42の他側面44、すなわち支持片34の外側面に対する
押圧力が少なくしている。これにより、この切欠部81
は、凹部42から湾曲規制体41を取り外す際の抵抗力を少
なくし、凹部42に対する湾曲規制体41の取り外し作業を
容易にしている。
【0033】次に、上記一実施の形態の作用を説明す
る。
【0034】まず、可撓管11の湾曲させたい部分の凹部
42に嵌挿している湾曲規制体41の引掛部61に、マイナス
ドライバの先端を挿入する。この状態で、マイナスドラ
イバの把持部を外層31の外表面側に向けて倒し、湾曲さ
せたい部分の凹部42に嵌挿している湾曲規制体41をこの
凹部42から取り外す。
【0035】その後、湾曲させたい部分の凹部42に嵌挿
している湾曲規制体41の両端を、例えば、ニッパーなど
を用いて切断する。
【0036】そして、この湾曲させたい部分の凹部42に
嵌挿している湾曲規制体41の端部を把持し、この湾曲規
制体41を引き千切り、凹部42からこの湾曲規制体41を切
り離す。
【0037】このとき、湾曲規制体41を切り離した部分
の条帯32の係合片36a,36b間、すなわち凹部42が摺動可
能となる。このため、外層31から湾曲規制体41を切り離
した部分が湾曲可能となる。
【0038】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、湾曲させたい部分の外層31の凹部42に嵌挿している
湾曲規制体41を、凹部42から取り外した後に、この湾曲
規制体41の端部を切断し、さらに、この湾曲規制体41を
外層31から引き千切ることにより、凹部42から湾曲規制
体41を切り離した部分の隣接する条帯32の係合片36a,3
6b間を摺動できる。
【0039】この結果、可撓管11の湾曲規制体41を切り
離した部分だけを湾曲できる。このため、外層31から湾
曲規制体41を切り離す作業を明確かつ容易にできる。
【0040】また、湾曲規制体41の基端部に幅細な縊部
51を形成したことにより、湾曲させたい部分の凹部42に
嵌挿している湾曲規制体41をこの凹部42から取り外す際
に、この縊部51が必然的に屈曲する。このため、湾曲規
制体41を凹部42から取り外す際の抵抗力を少なくでき
る。よって、凹部42から湾曲規制体41を取り外す作業を
容易にできる。
【0041】さらに、縊部51を幅細に形成したため、湾
曲規制体41の端部を把持して、この湾曲規制体41を引き
千切ることにより、湾曲規制体41を外層31から容易に切
り離すことができる。このため、外層31から湾曲規制体
41を切り離す作業を容易にできる。
【0042】また、湾曲規制体41上に略V溝状の引掛部
61を形成したため、この引掛部61にマイナスドライバな
どの先端を挿入した後に、このマイナスドライバを外層
31の外表面側に向けて倒すだけで、凹部42から湾曲規制
体41を取り外すことができる。このため、凹部42から湾
曲規制体41を取り外す作業をより容易にできる。
【0043】さらに、湾曲規制体41に周面状の傾斜部71
を形成したことにより、湾曲規制体41を凹部42から取り
外す際のこの凹部42の他側面44に対する押圧力が少なく
なる。このため、凹部42から湾曲規制体41を取り外す際
の抵抗力を少なくできるので、凹部42に対する湾曲規制
体41の取り外し作業をより容易にできる。
【0044】そして、条帯32の各係合片36a,36bの先端
に係合部37a,37bをそれぞれ形成したことにより、外層
31から湾曲規制体41を切り離した部分を湾曲させた際に
係合部37a,37b同士が係合する。このため、外層31を湾
曲させた際の条帯32の係合片36a,36b間の係合を安定で
きる。よって、外層31を湾曲させた際の条帯32の係合片
36a,36b間の離脱を防止できる。
【0045】また、湾曲規制体41に略V溝状の切欠部81
を形成したことにより、この切欠部81が肉盗みとなるの
で、材料面からの可撓管11の製造コストを削減できる。
【0046】さらに、この切欠部81は、凹部42から湾曲
規制体41を取り外す際に、この湾曲規制体41の傾斜部71
を弾性変形させて湾曲させる。このため、凹部42から湾
曲規制体41を取り外す際の凹部42に対する傾斜部71によ
る押圧力を少なくできる。よって、凹部42から湾曲規制
体41を取り外す際の抵抗力を少なくできるので、凹部42
から湾曲規制体41を取り外す作業を容易にできる。
【0047】なお、上記一実施の形態では、条帯32の係
合片36a,36bそれぞれの先端に係合部37a,37bをそれぞ
れ形成し、さらに、湾曲規制体41に略V溝状の切欠部81
を形成した構成について説明したが、このような構成に
限定されることはなく、必要のない場合には係合部37
a,37bおよび切欠部81を設けなくてもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の可撓管によれば、湾曲規
制体を凹部から取り外した後に、この湾曲規制体の両端
を切断し、この湾曲規制体を切り離すことにより、湾曲
規制体を切り離した部分が摺動でき、この部分の外層を
湾曲できるので、湾曲規制体を取り外す作業を明確かつ
容易にでき、配管作業を容易にできる。
【0049】請求項2記載の可撓管によれば、請求項1
記載の可撓管の効果に加え、湾曲規制体に幅細な縊部を
形成したことにより、湾曲規制体を凹部から取り外す際
の抵抗力を少なくでき、この縊部で外層から湾曲規制体
を容易に切り離すことができるので、凹部に対する湾曲
規制体の取り外し作業、および外層に対する湾曲規制体
の切り離し作業を容易にできる。
【0050】請求項3記載の可撓管によれば、請求項1
または2記載の可撓管の効果に加え、湾曲規制体に引掛
部を形成したため、例えばマイナスドライバなどの先端
を引掛部に挿入した状態で、このマイナスドライバを外
層の外表面側に向けて倒すだけで、凹部から湾曲規制体
を取り外すことができるので、凹部から湾曲規制体を取
り外す作業をより容易にできる。
【0051】請求項4記載の可撓管によれば、請求項1
ないし3いずれかに記載の可撓管の効果に加え、湾曲規
制体に周面状の傾斜部を形成したことにより、凹部から
湾曲規制体を取り外す際の凹部に対する湾曲規制体によ
る押圧力が少なくなるので、凹部から湾曲規制体を取り
外す際の抵抗力を少なくでき、凹部から湾曲規制体を取
り外す作業をより容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可撓管の一実施の形態を示す一部を切
り欠いた側面図である。
【図2】同上可撓管の一部を拡大した断面図である。
【図3】同上可撓管の一部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
11 可撓管 21 内層 31 外層 32 条帯 41 湾曲規制体 42 凹部 51 縊部 61 引掛部 71 傾斜部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の可撓性を有する内層と、 この内層の外周に取り付けられ、断面略S字状に成形さ
    れた条帯を螺旋状に巻回した状態で隣接する前記条帯の
    側縁同士が係合された硬質な外層と、 この外層の外表面側に位置する一側面に切り離し可能に
    突設され、かつ前記外層の外表面に形成された螺旋状の
    凹部の底部および前記一側面と対向する他側面に当接し
    た状態でこの凹部に取り外し可能に嵌挿され、前記内層
    の湾曲を規制する螺旋状の湾曲規制体とを具備している
    ことを特徴とした可撓管。
  2. 【請求項2】 湾曲規制体は、この湾曲規制体の外層か
    ら切り離し可能な部分としての基端部に形成された幅細
    な縊部を備えていることを特徴とした請求項1記載の可
    撓管。
  3. 【請求項3】 湾曲規制体は、外層の外表面側に位置す
    る前記湾曲規制体上に設けられた略V溝状の引掛部を備
    えていることを特徴とした請求項1または2記載の可撓
    管。
  4. 【請求項4】 湾曲規制体は、この湾曲規制体の凹部の
    他側面に当接する部分と前記凹部の底部に当接する部分
    との間に設けられた周面状の傾斜部を備えていることを
    特徴とした請求項1ないし3いずれかに記載の可撓管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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