JP2001221284A - 車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法 - Google Patents
車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2001221284A JP2001221284A JP2000346684A JP2000346684A JP2001221284A JP 2001221284 A JP2001221284 A JP 2001221284A JP 2000346684 A JP2000346684 A JP 2000346684A JP 2000346684 A JP2000346684 A JP 2000346684A JP 2001221284 A JP2001221284 A JP 2001221284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion hole
- canvas
- stabilizer
- vehicle
- stabilizer bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
- F16F1/3842—Method of assembly, production or treatment; Mounting thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G21/00—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
- B60G21/02—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
- B60G21/04—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
- B60G21/05—Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
- B60G21/055—Stabiliser bars
- B60G21/0551—Mounting means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/13—Torsion spring
- B60G2202/135—Stabiliser bar and/or tube
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/122—Mounting of torsion springs
- B60G2204/1222—Middle mounts of stabiliser on vehicle body or chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/41—Elastic mounts, e.g. bushings
- B60G2204/4104—Bushings having modified rigidity in particular directions
- B60G2204/41043—Bushings having modified rigidity in particular directions formed by a U-shaped external bracket
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿通孔内面とスタビライザーバーとの間での
滑りを防止し、挿通孔内面の摩耗を抑制し、耐久性を向
上させる。 【解決手段】 中心部にスタビライザーバー200を軸
方向に挿通する挿通孔2を備え、全体として筒状をなす
ゴム弾性体3から成り、車体側に対して挿通孔2が左右
方向向きとなる状態で取付ブラケット103により外周
面を取付ブラケット103と車体側とで上下に挟み込ま
れる状態に車体側に取り付けられて、スタビライザーバ
ー200の挿通孔2周りの回転及びねじりを許容しつつ
スタビライザーバー200と車体側との間で振動吸収す
る車両用スタビライザーブッシュ1において、挿通孔2
周りにキャンバス又はテフロン(登録商標)布4を添付
し、スタビライザーバー200からの繰り返し入力に対
してキャンバス又はテフロン布4がゴム弾性体3から剥
離しないように強固に結合しているものである。
滑りを防止し、挿通孔内面の摩耗を抑制し、耐久性を向
上させる。 【解決手段】 中心部にスタビライザーバー200を軸
方向に挿通する挿通孔2を備え、全体として筒状をなす
ゴム弾性体3から成り、車体側に対して挿通孔2が左右
方向向きとなる状態で取付ブラケット103により外周
面を取付ブラケット103と車体側とで上下に挟み込ま
れる状態に車体側に取り付けられて、スタビライザーバ
ー200の挿通孔2周りの回転及びねじりを許容しつつ
スタビライザーバー200と車体側との間で振動吸収す
る車両用スタビライザーブッシュ1において、挿通孔2
周りにキャンバス又はテフロン(登録商標)布4を添付
し、スタビライザーバー200からの繰り返し入力に対
してキャンバス又はテフロン布4がゴム弾性体3から剥
離しないように強固に結合しているものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用スタビラ
イザーブッシュに関する。
イザーブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両には、車体のロールを抑えて
乗員の乗り心地性能、操縦安定性を向上させるために、
ばね鋼の棒材からなるスタビライザーバーのねじり剛性
を利用した安定化装置としてのスタビライザーが装備さ
れる。そして、車両の左右方向に延びるトーション部と
その両端から車両の前後方向に延びる一対のアームとを
有し、全体としてU字状をなすスタビライザーバーのト
ーション部がブッシュを介して車体側に取付けてあり、
アームの各先端部はサスペンションアームを介して車輪
に連結されている。スタビライザーバーのトーション部
が取付けられるブッシュ100は、図4に示すように中
心部に軸方向の挿通孔101を有する筒状の弾性体10
2から成る。また、その挿通孔101にスタビライザー
バー200を挿通させた状態で、取付ブラケット103
が車体201側とともにスタビライザーブッシュ100
の外周面を上下方向に挟み込む状態で車体201側に取
付けられる。
乗員の乗り心地性能、操縦安定性を向上させるために、
ばね鋼の棒材からなるスタビライザーバーのねじり剛性
を利用した安定化装置としてのスタビライザーが装備さ
れる。そして、車両の左右方向に延びるトーション部と
その両端から車両の前後方向に延びる一対のアームとを
有し、全体としてU字状をなすスタビライザーバーのト
ーション部がブッシュを介して車体側に取付けてあり、
アームの各先端部はサスペンションアームを介して車輪
に連結されている。スタビライザーバーのトーション部
が取付けられるブッシュ100は、図4に示すように中
心部に軸方向の挿通孔101を有する筒状の弾性体10
2から成る。また、その挿通孔101にスタビライザー
バー200を挿通させた状態で、取付ブラケット103
が車体201側とともにスタビライザーブッシュ100
の外周面を上下方向に挟み込む状態で車体201側に取
付けられる。
【0003】上述したようなスタビライザーは、スタビ
ライザーバー200のトーション部200Aのねじり剛
性に基づいて左右の車輪の間で上下に相対的に大きな変
位が生ずるのを抑制し、車体のロールを抑えて乗り心地
性能、操縦安定性能を向上させるものである。そして、
ブッシュ100は、トーション部200Aの自由なねじ
り変形を許容しつつ、スタビライザーバー200から車
体201側に振動が伝達されるのを抑制するものであ
る。
ライザーバー200のトーション部200Aのねじり剛
性に基づいて左右の車輪の間で上下に相対的に大きな変
位が生ずるのを抑制し、車体のロールを抑えて乗り心地
性能、操縦安定性能を向上させるものである。そして、
ブッシュ100は、トーション部200Aの自由なねじ
り変形を許容しつつ、スタビライザーバー200から車
体201側に振動が伝達されるのを抑制するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のブッシュでは、
冬場等の寒冷期に弾性体が収縮し、スタビライザーバー
の回転ないしねじり変形に対して挿通孔の内面が良好に
追従できずに両者間で滑りを生じ、異音が発生するとい
う問題があった。また、このような滑りにより挿通孔内
面の摩耗が進み、ブッシュの耐久性を損うおそれもあっ
た。そこで、挿通孔に織布を加硫成形時に貼付すること
も試みられた。この織布は、弾性体をゴムで加硫成形す
るときに、ゴム材料を射出するときの圧力で織布が部分
的にゴム中に埋設され、いわば成形後の弾性体に織布が
物理的にからみつくように貼り付けられる。このよう
に、織布を添付して加硫したのみでは、織布とゴムとの
結合力が強くないため、スタビライザーバーがブッシュ
を押し付けつつ滑りを生じながら回転力及び捩れ力をブ
ッシュに繰り返し与えると、織布がはがれてゴムが露出
することとなってしまう。
冬場等の寒冷期に弾性体が収縮し、スタビライザーバー
の回転ないしねじり変形に対して挿通孔の内面が良好に
追従できずに両者間で滑りを生じ、異音が発生するとい
う問題があった。また、このような滑りにより挿通孔内
面の摩耗が進み、ブッシュの耐久性を損うおそれもあっ
た。そこで、挿通孔に織布を加硫成形時に貼付すること
も試みられた。この織布は、弾性体をゴムで加硫成形す
るときに、ゴム材料を射出するときの圧力で織布が部分
的にゴム中に埋設され、いわば成形後の弾性体に織布が
物理的にからみつくように貼り付けられる。このよう
に、織布を添付して加硫したのみでは、織布とゴムとの
結合力が強くないため、スタビライザーバーがブッシュ
を押し付けつつ滑りを生じながら回転力及び捩れ力をブ
ッシュに繰り返し与えると、織布がはがれてゴムが露出
することとなってしまう。
【0005】そこで、この発明は、挿通孔内面の摩耗を
抑制でき、耐久性も向上させた車両用スタビライザーブ
ッシュ及びその製造方法を提供することを目的とする。
抑制でき、耐久性も向上させた車両用スタビライザーブ
ッシュ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、中心部にスタビライザーバーを軸方向
に挿通する挿通孔を備え、全体として筒状をなすゴム弾
性体から成り、車体側に対して挿通孔が左右方向向きと
なる状態で取付ブラケットにより外周面を取付ブラケッ
トと車体側とで上下に挟み込まれる状態に車体側に取り
付けられて、スタビライザーバーの挿通孔周りの回転及
びねじりを許容しつつスタビライザーバーと車体側との
間で振動吸収する車両用スタビライザーブッシュにおい
て、挿通孔周りにキャンバス又はテフロン布を添付し、
スタビライザーバーからの繰り返し入力に対してキャン
バス又はテフロン布がゴム弾性体から剥離しないように
強固に結合しているものである。
め、この発明は、中心部にスタビライザーバーを軸方向
に挿通する挿通孔を備え、全体として筒状をなすゴム弾
性体から成り、車体側に対して挿通孔が左右方向向きと
なる状態で取付ブラケットにより外周面を取付ブラケッ
トと車体側とで上下に挟み込まれる状態に車体側に取り
付けられて、スタビライザーバーの挿通孔周りの回転及
びねじりを許容しつつスタビライザーバーと車体側との
間で振動吸収する車両用スタビライザーブッシュにおい
て、挿通孔周りにキャンバス又はテフロン布を添付し、
スタビライザーバーからの繰り返し入力に対してキャン
バス又はテフロン布がゴム弾性体から剥離しないように
強固に結合しているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0008】図1は、このブッシュ1の正面図を示し、
図4に示すようなスタビライザーバー200を挿通する
挿通孔2を備えた円筒状のゴム弾性体3から成り、この
ブッシュ1は車体に取付けられる。ゴム弾性体3の挿通
孔2の内周面には網目状に織り込まれた繊維質のキャン
バス(又はテフロン布その他類似物)4を貼り付けてあ
る。この網目状に織り込まれた繊維質のキャンバス4と
ゴム弾性体3とは接着剤で化学的に結合して貼り付けて
ある。また、スタビライザーバー200を挿通孔2に挿
通するために、側面に切割部5を形成してある。この切
割部5は軸方向全体にわたって形成してある。
図4に示すようなスタビライザーバー200を挿通する
挿通孔2を備えた円筒状のゴム弾性体3から成り、この
ブッシュ1は車体に取付けられる。ゴム弾性体3の挿通
孔2の内周面には網目状に織り込まれた繊維質のキャン
バス(又はテフロン布その他類似物)4を貼り付けてあ
る。この網目状に織り込まれた繊維質のキャンバス4と
ゴム弾性体3とは接着剤で化学的に結合して貼り付けて
ある。また、スタビライザーバー200を挿通孔2に挿
通するために、側面に切割部5を形成してある。この切
割部5は軸方向全体にわたって形成してある。
【0009】図2は図1のA−A線断面を示し、キャン
バス4の少なくとも外周面に接着剤を塗布しておき、こ
のキャンバス4の外周面にゴム材料を加硫成形してゴム
弾性体3を形成すると、ゴム弾性体3とキャンバス4と
が化学的に結合する。この実施例においても、従来例と
同様に、挿通孔2にスタビライザーバー200を挿通さ
せた状態で、取付ブラケット103が車体側とともにス
タビライザーブッシュ1の外周面を上下方向に挟み込む
状態で取付けてある。図2において符号6は前記取付ブ
ラケット103のブラケット装着面を示す。
バス4の少なくとも外周面に接着剤を塗布しておき、こ
のキャンバス4の外周面にゴム材料を加硫成形してゴム
弾性体3を形成すると、ゴム弾性体3とキャンバス4と
が化学的に結合する。この実施例においても、従来例と
同様に、挿通孔2にスタビライザーバー200を挿通さ
せた状態で、取付ブラケット103が車体側とともにス
タビライザーブッシュ1の外周面を上下方向に挟み込む
状態で取付けてある。図2において符号6は前記取付ブ
ラケット103のブラケット装着面を示す。
【0010】図1および図2に示すようなブッシュ1の
製造は、図3に示すような加硫成形金型10を用いる。
この金型10は第1金型10Aと第2金型10Bを有
し、第1金型10Aには筒状中子10Cを備えている。
第1金型10A,第2金型10B,筒状中子10Cで囲
まれた空間がキャビティ11を形成する。第1金型10
Aと第2金型10Bとを閉める前に、筒状中子10Cに
キャンバス4を巻き付けておき、このときキャンバス4
の外周面に接着剤を塗布しておく。キャンバス4を筒状
中子10Cに巻き付けたならば、第1金型10Aと第2
金型10Bとを閉じる。金型を閉じた状態においてキャ
ビティ11内にゴム材料を射出する。射出されたゴム材
料を加硫成形してゴム弾性体3を成形する。ゴム弾性体
3成形後にキャンバス4はゴム弾性体3と化学的に結合
する。
製造は、図3に示すような加硫成形金型10を用いる。
この金型10は第1金型10Aと第2金型10Bを有
し、第1金型10Aには筒状中子10Cを備えている。
第1金型10A,第2金型10B,筒状中子10Cで囲
まれた空間がキャビティ11を形成する。第1金型10
Aと第2金型10Bとを閉める前に、筒状中子10Cに
キャンバス4を巻き付けておき、このときキャンバス4
の外周面に接着剤を塗布しておく。キャンバス4を筒状
中子10Cに巻き付けたならば、第1金型10Aと第2
金型10Bとを閉じる。金型を閉じた状態においてキャ
ビティ11内にゴム材料を射出する。射出されたゴム材
料を加硫成形してゴム弾性体3を成形する。ゴム弾性体
3成形後にキャンバス4はゴム弾性体3と化学的に結合
する。
【0011】前記キャンバス4への接着剤の塗布は、外
周面のみならず内周面にも塗布することができる。キャ
ンバス4の両面に接着剤を塗布し、その後ゴム材料を加
硫成形したとき、ゴム材料の射出圧によってゴム材料が
キャンバス4の内面側へ出てくる不要ゴムの発生を抑制
することができ、このような不要ゴムの発生が抑制され
ることにより、異音防止対策ともなる。
周面のみならず内周面にも塗布することができる。キャ
ンバス4の両面に接着剤を塗布し、その後ゴム材料を加
硫成形したとき、ゴム材料の射出圧によってゴム材料が
キャンバス4の内面側へ出てくる不要ゴムの発生を抑制
することができ、このような不要ゴムの発生が抑制され
ることにより、異音防止対策ともなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、中心部にスタビライザーバーを軸方向に挿通する挿
通孔を備え、全体として筒状をなすゴム弾性体から成
り、車体側に対して挿通孔が左右方向向きとなる状態で
取付ブラケットにより外周面を取付ブラケットと車体側
とで上下に挟み込まれる状態に車体側に取り付けられ
て、スタビライザーバーの挿通孔周りの回転及びねじり
を許容しつつスタビライザーバーと車体側との間で振動
吸収する車両用スタビライザーブッシュにおいて、挿通
孔周りにキャンバス又はテフロン布を添付し、スタビラ
イザーバーからの繰り返し入力に対してキャンバス又は
テフロン布がゴム弾性体から剥離しないように強固に結
合しているので、キャンバス又はテフロン布とスタビラ
イザーバーとが接触し、バーが挿通孔内で滑りを生じて
もキャンバス又はテフロン布はゴムからはがれることは
なく、ゴムの耐久性も向上する。また、スタビライザー
バーとゴムとの直接接触による異音の発生も抑えられ
る。
ば、中心部にスタビライザーバーを軸方向に挿通する挿
通孔を備え、全体として筒状をなすゴム弾性体から成
り、車体側に対して挿通孔が左右方向向きとなる状態で
取付ブラケットにより外周面を取付ブラケットと車体側
とで上下に挟み込まれる状態に車体側に取り付けられ
て、スタビライザーバーの挿通孔周りの回転及びねじり
を許容しつつスタビライザーバーと車体側との間で振動
吸収する車両用スタビライザーブッシュにおいて、挿通
孔周りにキャンバス又はテフロン布を添付し、スタビラ
イザーバーからの繰り返し入力に対してキャンバス又は
テフロン布がゴム弾性体から剥離しないように強固に結
合しているので、キャンバス又はテフロン布とスタビラ
イザーバーとが接触し、バーが挿通孔内で滑りを生じて
もキャンバス又はテフロン布はゴムからはがれることは
なく、ゴムの耐久性も向上する。また、スタビライザー
バーとゴムとの直接接触による異音の発生も抑えられ
る。
【図1】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】この発明のブッシュを製造する金型の断面図。
【図4】従来例を示す断面図。
1 スタビライザーブッシュ 2 挿通孔 3 ゴム弾性体 4 キャンバス(テフロン布) 10 加硫成形金型 103 取付ブラケット 10C 筒状中子 200 スタビライザーバー 201 車体
Claims (7)
- 【請求項1】 中心部にスタビライザーバーを軸方向に
挿通する挿通孔を備え、全体として筒状をなすゴム弾性
体から成り、車体側に対して該挿通孔が左右方向向きと
なる状態で取付ブラケットにより外周面を該取付ブラケ
ットと該車体側とで上下に挟み込まれる状態に車体側に
取り付けられて、該スタビライザーバーの該挿通孔周り
の回転及びねじりを許容しつつ該スタビライザーバーと
車体側との間で振動吸収する車両用スタビライザーブッ
シュにおいて、 挿通孔周りにキャンバス又はテフロン布を添付し、スタ
ビライザーバーからの繰り返し入力に対してキャンバス
又はテフロン布がゴム弾性体から剥離しないように強固
に結合していることを特徴とする車両用スタビライザー
ブッシュ。 - 【請求項2】 上記挿通孔周りで、少なくともその一部
分において、接着剤が塗布されてゴム弾性体と化学的結
合する網目状に織り込まれた繊維質のキャンバス又はテ
フロン布が備えられたことを特徴とする請求項1に記載
の車両用スタビライザーブッシュ。 - 【請求項3】 キャンバス又はテフロン布への接着剤の
塗布がキャンバスのゴム弾性体に接触する側の面と及び
その反対の外側の面の両面に塗布される請求項1又は2
に記載の車両用スタビライザーブッシュ。 - 【請求項4】 挿通孔の全周面において接着剤が塗布さ
れる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ス
タビライザーブッシュ。 - 【請求項5】 前記ゴム弾性体の側面に軸方向全体にわ
たって切割部を形成したことを特徴とする請求項1ない
し4のいずれか1項に記載の車両用スタビライザーブッ
シュ。 - 【請求項6】 キャンバス又はテフロン布に接着剤を塗
布した後に当該キャンバス又はテフロン布をゴムに配置
し、その後に加硫処理を行う請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載の車両用スタビライザーブッシュの製造方
法。 - 【請求項7】 前記ゴム弾性体の側面に軸方向全体にわ
たって切割部を形成したことを特徴とする請求項6に記
載の車両用スタビライザーブッシュの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000346684A JP2001221284A (ja) | 1999-12-01 | 2000-11-14 | 車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法 |
US09/728,530 US20010033048A1 (en) | 1999-12-01 | 2000-12-01 | Stabilizer bar bushing for automotive vehicles, and manufacturing method for same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34226299 | 1999-12-01 | ||
JP11-342262 | 1999-12-01 | ||
JP2000346684A JP2001221284A (ja) | 1999-12-01 | 2000-11-14 | 車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001221284A true JP2001221284A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=26577205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000346684A Pending JP2001221284A (ja) | 1999-12-01 | 2000-11-14 | 車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20010033048A1 (ja) |
JP (1) | JP2001221284A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121530A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ブッシュ付きスタビライザバー及びその製造方法 |
JP2012240592A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 車両用スタビライザブッシュとその製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100454455C (zh) * | 2001-07-17 | 2009-01-21 | Smc株式会社 | 微机电传感器 |
CN104331578B (zh) * | 2014-11-19 | 2017-11-10 | 山东理工大学 | 外偏置非同轴式驾驶室稳定杆橡胶套长度的设计方法 |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000346684A patent/JP2001221284A/ja active Pending
- 2000-12-01 US US09/728,530 patent/US20010033048A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121530A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ブッシュ付きスタビライザバー及びその製造方法 |
JP2012240592A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 車両用スタビライザブッシュとその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010033048A1 (en) | 2001-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6243150Y2 (ja) | ||
JP4560376B2 (ja) | スタビライザブッシュ | |
GB1566632A (en) | Vibration control bush assembly and method of making the same | |
KR101312710B1 (ko) | 차량용 샤시 부품 연결용 단일축 댐핑 조인트 | |
KR101225742B1 (ko) | 자동차용 볼 조인트 어셈블리 | |
US20120223499A1 (en) | Vehicle stabilizer | |
JP2010101385A (ja) | ブッシュ | |
US11433725B2 (en) | Bushing and vehicle suspension device | |
EP0827849B1 (en) | Torsional bushing system | |
US11473646B2 (en) | Bushing and vehicle suspension device | |
JP2008095860A (ja) | リンク部材 | |
JPH10184792A (ja) | 車両用スタビライザーブッシュ | |
JP2001221284A (ja) | 車両用スタビライザーブッシュ及びその製造方法 | |
JP5057438B2 (ja) | サスペンション装置 | |
JP2008019928A (ja) | 防振ブッシュ、及び、この防振ブッシュを備えたマルチリンク式サスペンション装置 | |
JPS60208652A (ja) | 車両サスペンシヨン用ゴムブツシユ | |
JPH0228743B2 (ja) | ||
JPS633476Y2 (ja) | ||
JP3891095B2 (ja) | サスペンションブッシュ | |
JPS63270913A (ja) | ゴムブツシユ付き連結ロツド | |
JPH059927Y2 (ja) | ||
JPS6322352Y2 (ja) | ||
JP3474485B2 (ja) | 防振ブッシュ及びその製造方法 | |
JPH03149421A (ja) | Frpアームを備えた懸架装置 | |
JP2008019927A (ja) | 防振ブッシュ、及び、この防振ブッシュを備えたマルチリンク式サスペンション装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091016 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100303 |