JP2001221082A - エンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射制御装置

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JP2001221082A
JP2001221082A JP2000034085A JP2000034085A JP2001221082A JP 2001221082 A JP2001221082 A JP 2001221082A JP 2000034085 A JP2000034085 A JP 2000034085A JP 2000034085 A JP2000034085 A JP 2000034085A JP 2001221082 A JP2001221082 A JP 2001221082A
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JP
Japan
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parking brake
vehicle
engine
fuel injection
stopped
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JP2000034085A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamashita
裕辞 山下
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーキングブレーキの不完全操作や故障に対
し、強制的にエンジンを停止させて安全を確保する。 【解決手段】 変速レンジ位置が走行レンジにあるか否
かを調べ(S101)、走行レンジにある場合、パーキ
ングブレーキスイッチがOFFか否かを調べる(S10
2)。その結果、パーキングブレーキスイッチがONの
場合、車速が0Km/h以下で車両が停止しているか否
かを調べ(S105)、車速>0Km/hの場合、VS
カウンタに1を加算し(S106)、カウンタ数が10
に達しているか否かを調べる(S107)。そして、カ
ウンタ数が10に達すると、PB燃料カットフラグを1
にセットし(S108)、燃料カットを実行させてエン
ジンを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーキングブレー
キの不完全操作や故障に対して安全を確保するエンジン
の燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両におけるパーキ
ングブレーキは、例えば運転席に配設されたパーキング
ブレーキレバーを引くことで、レバーに連結されたブレ
ーキワイヤが引かれ、車両の前輪或いは後輪のブレーキ
をロックして車両を停止状態を保つ構造となっている。
【0003】このようなパーキングブレーキの構造にお
いては、パーキングブレーキレバーの戻しかたが不適切
でパーキングブレーキの解除が不完全である場合、ダッ
シュボード上のコンビネーションメータに配設されたイ
ンジケータランプが点灯し続けるものの、運転者がイン
ジケータランプの点灯に気づかずに走行をしてしまう
と、ブレーキをかけたままの引きずり走行となってしま
い、クラッチやブレーキシューの磨耗を促進して故障の
原因となる。
【0004】このため、特開平7−323837号公報
には、パーキングブレーキの使用によりスイッチがオン
状態をとりインジケータランプが点灯されるインジケー
タランプ回路に、一定速度又は一定距離以上の自動車の
走行を感知すると警報を発するスピードセンサを設置す
ることで、パーキングブレーキを使用したままの走行を
防止する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーキ
ングブレーキを使用したままの走行とは逆に、オートマ
チックトランスミッション搭載車では、シフトレバーを
走行レンジに入れた状態でパーキングブレーキを引き、
車両を一時的に停車させる場合が想定される。
【0006】この場合、パーキングブレーキレバーの引
き方が悪かったり、ブレーキワイヤが伸びて効きが甘く
なっていたりすると、車両が完全に停止せずに動き出す
可能性があり、特に、運転者がシフトレバーを走行レン
ジに入れたままパーキングブレーキレバーを引いて車両
を離れた場合には、警報のみでは車両を停止させること
はできない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、パーキングブレーキの不完全操作や故障に対し、強
制的にエンジンを停止させて安全を確保することのでき
るエンジンの燃料噴射制御装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、運転状態に応じて燃料噴射
量を制御するエンジンの燃料噴射制御装置において、パ
ーキングブレーキが操作されたことを検出する手段と、
車両の前進或いは後退を検出する手段と、パーキングブ
レーキの操作が検出され、且つ車両の前進或いは後退が
検出されたとき、エンジンへの燃料噴射を停止させる手
段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、車両の前進又は後退が設定時間以上継続し
て検出されたとき、燃料噴射を停止させることを特徴と
する。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明は、オート
マチックトランスミッション搭載車等で走行レンジにシ
フトしたままパーキングブレーキをかけた場合、このパ
ーキングブレーキの操作が検出され、且つ、車両の前進
或いは後退が検出されると、エンジンへの燃料噴射を停
止させてエンジンを停止させ、安全を確保する。
【0011】その際、請求項2記載の発明は、車両の前
進又は後退が設定時間以上継続したときに燃料噴射を停
止させ、燃料噴射停止までにディレイ時間を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態に係わり、図1はパーキングブレーキ監視ルーチン
のフローチャート、図2は燃料噴射制御系の概略構成図
である。
【0013】図2は、自動変速機を搭載する車両の燃料
噴射制御系を示し、図中の符号1はエンジンで、ピスト
ン2上部のシリンダヘッドに、吸気ポート3と排気ポー
ト4とが形成されている。吸気ポート2には、インジェ
クタ5が臨まされており、電子制御ユニット(ECU)
10からの駆動パルス信号に基づく燃料噴射時間(イン
ジェクタ5の開弁時間)に応じた燃料を噴射する。
【0014】ECU10は、マイクロコンピュータを中
心として構成され、各種センサ・スイッチ類からの入力
信号に基づいて各種アクチュエータ類を制御する各種エ
ンジン制御を行う。図に示すように、ECU10の出力
側に接続されるアクチュエータとしては上述のインジェ
クタ5があり、入力側に接続されるセンサ・スイッチ類
としては、車速センサ11、パーキングブレーキスイッ
チ12がある。尚、パーキングブレーキスイッチ12
は、車両の停車時、運転者の操作により図示しないパー
キングブレーキレバーが引かれたときにONするスイッ
チである。
【0015】ECU10によるエンジン制御において、
本発明のパーキングブレーキに係わる処理では、パーキ
ングブレーキの引きずり運転、運転者の操作ミスやパー
キングブレーキ系の故障による車両の不完全停止等に対
処して安全を確保するようにしており、具体的には、図
1に示すルーチンを実行して対処する。
【0016】以下、ECU10によるパーキングブレー
キの監視処理について、図1のフローチャートを用いて
説明する。
【0017】図1は、エンジン始動後、一定時間毎(例
えば、100msec毎)に実行されるパーキングブレ
ーキ監視ルーチンであり、先ず、ステップS101で、
変速レンジ位置がパーキングレンジ及びニュートラルレ
ンジを除く走行レンジにあるか否かを調べる。
【0018】そして、変速位置が走行レンジになく、パ
ーキングレンジ或いはニュートラルレンジの場合、その
ままルーチンを抜け、走行レンジにある場合、ステップ
S102へ進んでパーキングブレーキスイッチ12がO
FFか否か、すなわち、走行レンジにおいてパーキング
ブレーキが解除されているか否かを調べる。
【0019】その結果、ステップS102において、パ
ーキングブレーキスイッチ12がOFFの場合には、通
常の運転状況であるとして、ステップS103,S10
4で、それぞれ、後述するVSカウンタ、PB燃料カッ
トフラグをクリアしてルーチンを抜け、走行レンジでの
パーキングブレーキ操作に対する監視を続行する。
【0020】一方、ステップS102においてパーキン
グブレーキスイッチ12がONの場合、すなわち、走行
レンジのまま運転者がパーキングブレーキレバーを引い
た場合には、ステップS102からステップS105へ
分岐し、車速センサ11からの信号を読み込んで車速が
一定速度(本形態では0Km/h)以下で車両が停止し
ているか否かを調べる。
【0021】そして、車速≦0Km/hであり、パーキ
ングブレーキによって車両が停止している場合には、ス
テップS105から前述のステップS103,S104
を経てルーチンを抜け、走行レンジでのパーキングブレ
ーキ操作に対する監視を続行する。
【0022】一方、ステップS105において、車速>
0Km/hであり、車両が動いている場合には、ステッ
プS106へ進んでVSカウンタに1を加算する。VS
カウンタは、パーキングブレーキスイッチ12がONし
てから設定ディレイ時間後に燃料カットを実行させるこ
とで、例えば勾配の大きい坂道での発進等の一時的なパ
ーキングブレーキの使用等に対応して運転性の悪化を防
止するためのカウンタであり、本形態では、以下に説明
するように、カウンタ数=10すなわち略1sec後に
燃料カットを指示する。
【0023】すなわち、ステップS106でVSカウン
タをカウントアップした後、ステップS107へ進み、
カウンタ数が設定値(本形態では、10)に達したか否
かを調べる。そして、カウンタ数が10に達していない
場合にはルーチンを抜け、カウンタ数が10に達する
と、ステップS108でPB燃料カットフラグを1にセ
ットしてルーチンを抜ける。
【0024】PB燃料カットフラグは、減速運転や許容
回転数を越える高回転運転等の運転状態に対応して実行
される通常の燃料カットに対し、走行レンジにいれたま
まパーキングブレーキ操作を行った場合に車両の動きを
検出して燃料カットを指示するフラグであり、PB燃料
カットが1にセットされると、ECU10におけるイン
ジェクタ5の噴射時間を定める燃料噴射パルス幅Tiの
演算の際に、燃料カット係数が0に設定され、燃料噴射
が停止される。
【0025】例えば、以下の式に示すように、1行程当
たりの吸入空気量に基づく基本燃料噴射パルス幅Tpに
対し、各種補正係数COEF及び空燃比フィードバック
補正係数LAMBDAによる空燃比補正、燃料カット係
数KFC、電圧補正パルス幅Tsによるインジェクタ5
の無効噴射時間補正を加味して最終的な燃料噴射パルス
幅Tiを演算する場合、演算された燃料噴射パルス幅T
iが噴射タイマにセットされ、所定タイミングでインジ
ェクタ5に出力される。Ti←Tp×COEF×LAM
BDA×KBLRC×KFC+Ts
【0026】ここで、燃料カット係数KFCがKFC=
1.0である場合には、通常通りの燃料噴射パルス幅T
iの駆動パルス信号が出力されてインジェクタ5が駆動
され、燃料噴射パルス幅Tiに相応する量の燃料が噴射
されるが、一方、燃料カット係数KFCがKFC=0で
ある場合には、燃料噴射パルス幅TiがTi=Tsとな
って実質的にインジェクタ5の駆動が停止され、燃料カ
ットによりエンジン1への燃料供給が停止される。
【0027】そして、走行レンジでパーキングブレーキ
をかけたままの状態が継続する限り、ステップS101
からステップS102を経てステップS105,S10
6を経てVSカウンタのカウントアップが続き、一旦セ
ットされたPB燃料カットフラグがクリアされることな
くステップS107からルーチンを抜けてルーチンが繰
り返されることで、燃料カットにより強制的にエンジン
が停止される。
【0028】これにより、パーキングブレーキの解除が
不完全なまま走行しようとする場合には、強制的にエン
ジンを停止してブレーキの引きずり運転を未然に回避す
ることができ、逆に、走行レンジに入れた状態でパーキ
ングレバーを引いて車両を一時的に停止させ、万一、乗
員が車両を離れるようなことがあっても、パーキングブ
レーキレバーの引き方が悪かったり、ブレーキワイヤが
伸びて効きが甘くなっていたりして車両が完全に停止せ
ずに動き出す事態に対処して、直ちにエンジンを停止さ
せ、安全を確保することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ーキングブレーキの解除が不完全なままの走行や、パー
キングブレーキの不完全操作や故障により車両が完全に
停止せずに動き出す事態に対処して、強制的にエンジン
を停止させて安全を確保することができる等優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーキングブレーキ監視ルーチンのフローチャ
ート
【図2】燃料噴射制御系の概略構成図
【符号の説明】
1 …エンジン 5 …インジェクタ 10…ECU 11…車速センサ 12…パーキングブレーキスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状態に応じて燃料噴射量を制御する
    エンジンの燃料噴射制御装置において、 パーキングブレーキが操作されたことを検出する手段
    と、 車両の前進或いは後退を検出する手段と、 パーキングブレーキの操作が検出され、且つ車両の前進
    或いは後退が検出されたとき、エンジンへの燃料噴射を
    停止させる手段とを備えたことを特徴とするエンジンの
    燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の前進又は後退が設定時間以上継続
    して検出されたとき、燃料噴射を停止させることを特徴
    とする請求項1記載のエンジンの燃料噴射制御装置。
JP2000034085A 2000-02-10 2000-02-10 エンジンの燃料噴射制御装置 Pending JP2001221082A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090099748A1 (en) * 2007-10-10 2009-04-16 Takashi Watanabe Parking brake control system
JP2014024368A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Toyota Motor Corp 緊急退避支援装置

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